JP5294324B2 - ネットワークシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワーク中継装置、メディアコンバータなどのネットワーク装置においてリンク切断が発生した際、対向装置にリンク切断の発生を通知するリンクロスフォワーディング技術に関する。
ネットワーク中継装置やメディアコンバータなどのネットワーク装置においてリンク切断が発生した際、対向装置に対してリンク切断の発生を通知し、対向装置とその後続装置との間のリンクを強制的に切断するということが行われている(例えば、特許文献1参照)。このような制御は、リンクロスフォワーディングと呼ばれている。リンクロスフォワーディングを実施する理由は、後続装置にリンク切断の発生を認識させ、廃棄されることになる無駄なデータ転送を停止させたり、迂回経路を介してデータを転送させるためである。
ところで、リンクロスフォワーディングを実施する場合、デッドロックの発生が問題となる。例えば、図12に示すように、ネットワーク中継装置100とL2SW(レイヤ2スイッチ)101との間でリンク切断aが発生した場合、ネットワーク中継装置100は、対向装置であるネットワーク中継装置200に対してリンク切断aの発生を通知する。この通知を受けたネットワーク中継装置200は、L2SW201との間において、強制的にリンク切断bを発生させる。更に、ネットワーク中継装置200は、対向装置であるネットワーク中継装置100に対してリンク切断bの発生を通知する。この通知により、ネットワーク中継装置100では、対向装置側にリンク切断bが発生していると認識することになるので、元々の障害であるリンク切断aが復旧しても、強制的にリンク切断aを発生させてしまう。従って、ネットワーク中継装置100,200が相手装置側のリンク復旧を待ち合わせるデッドロック状態に陥ってしまう。
このような、デッドロック状態の発生を防止するため、特許文献1では、ネットワーク中継装置200がリンク切断bを強制的に発生させた後、対向装置であるネットワーク中継装置100に対して、L2SW101との間での強制的なリンク切断の禁止を指示するリンク断転送開始フレームを送信するようにしている。このようにすることにより、リンク切断aが復旧した際、ネットワーク中継装置100が強制的にリンク切断を発生させることがなくなるので、デッドロック状態の発生を防止することができる。
特開2005−33665号公報
ところで、図12に示すようなネットワークシステムにおいて、ネットワーク中継装置100とネットワーク中継装置200とを接続する装置間インタフェースが低容量回線で構成されている場合、フレームが破棄される場合がある。このような事態の発生を防ぐため、例えば、図13に示すように、対向配置したネットワーク中継装置を多段接続することが考えられる。
図13に示したネットワーク装置では、第1段目に対向配置されているネットワーク中継装置300,400は、それぞれL2SW303,403から入力されるフレームの一部を、装置間インタフェース500を介して対向装置へ送り、残りを回線304,404を介して第2段目のネットワーク中継装置301,401へ送る。第2段目のネットワーク中継装置301,401は、それぞれ回線304,404を介して送られてきたフレームの一部を、装置間インタフェース501を介して対向装置へ送り、残りを回線305,405を介して第3段目のネットワーク中継装置302,402へ送る。第3段目のネットワーク中継装置302,402は、それぞれ回線305,405を介して送られてきたフレームを、装置間インタフェース502を介して対向装置へ送る。このように、ネットワーク中継装置を多段接続し、装置間インタフェースを冗長化することにより、負荷を各装置間インタフェースに分散できるので、装置間インタフェースの容量不足によりフレームが破棄される危険性を減らすことができる。
ところで、図13に示すようなネットワークシステムにおいても、リンクロスフォワーディングを実施する際、デッドロックの発生が問題になる。例えば、図13に示したネットワークシステムの回線405においてリンク切断cが発生したとすると、ネットワーク中継装置401,402は、それぞれ対向装置であるネットワーク中継装置301,302に対してリンク切断cが発生したことを通知する。この通知を受けたネットワーク中継装置301,302は、それぞれ強制的にリンク切断dを発生させ、更に、対向装置401,402に対してリンク切断dの発生を通知する。従って、ネットワーク中継装置401,402は、それぞれリンク切断dが発生していると認識することになるので、元々の障害であるリンク切断cが復旧しても、強制的にリンク切断cを発生させるので、デッドロック状態が発生してしまう。なお、特許文献1に記載されている技術は、分岐接続のないネットワークシステムを対象にしてリンクロスフォワーディングに伴うデッドロックの発生を防止するものであるので、ネットワーク中継装置などのネットワーク装置を多段接続し、装置間インタフェースを冗長化したネットワークシステムには適用することができない。
[発明の目的]
そこで、本発明の目的は、対向配置したネットワーク装置を多段接続し、対向装置間を接続する装置間インタフェースを冗長化したネットワークシステムにおいて、デッドロックを発生させずに、リンクロスフォワーディングを実施できるようにすることにある。
本発明にかかる第1のネットワークシステムは、
複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えた第1及び第2の装置を対向配置し、該対向配置した第1及び第2の装置の装置間回線終端部同士を装置間インタフェースで接続することにより構成した装置対を多段に配置し、且つ、隣接した段の上位側に配置されている第1の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第1の装置の回線終端部の1つとを回線で接続すると共に、隣接した段の上位側に配置されている第2の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第2の装置の回線終端部の1つとを回線で接続したネットワークシステムにおいて、
前記各装置は、
自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を対向装置に対して通知し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自装置の回線終端部を強制閉塞し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自装置の下段回線終端部の強制閉塞を行わないリンク制御機能部を備える。
本発明にかかるネットワーク装置は、
複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えたネットワーク装置であって、
自ネットワーク装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自ネットワーク装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を、前記装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースを介して対向ネットワーク装置に対して通知し、前記対向ネットワーク装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自ネットワーク装置の回線終端部を強制閉塞し、前記対向ネットワーク装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自ネットワーク装置の下段回線終端部の強制閉塞を行わないリンク制御機能部を備える。
本発明にかかる第1のリンクロスフォワーディング方法は、
複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えた第1及び第2の装置を対向配置し、該対向配置した第1及び第2の装置の装置間回線終端部同士を装置間インタフェースで接続することにより構成した装置対を多段に配置し、且つ、隣接した段の上位側に配置されている第1の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第1の装置の回線終端部の1つとを回線で接続すると共に、隣接した段の上位側に配置されている第2の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第2の装置の回線終端部の1つとを回線で接続したネットワークシステムにおけるリンクロスフォワーディング方法であって、
前記各装置は、
自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を対向装置に対して通知し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自装置の回線終端部を強制閉塞し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自装置の下段回線終端部の強制閉塞を行わない。
本発明にかかる第1のプログラムは、
複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えたコンピュータをネットワーク装置として機能させるためのプログラムであって、
前記コンピュータを、自コンピュータの回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自コンピュータの回線終端部の強制閉塞ではない回線を、前記装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースを介して対向コンピュータに対して通知し、前記対向コンピュータから通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自コンピュータの回線終端部を強制閉塞し、前記対向コンピュータから通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自コンピュータの下段回線終端部の強制閉塞を行わないリンク制御機能部として機能させる。
本発明によれば、対向配置したネットワーク装置を多段接続し、対向装置間を接続する装置間インタフェースを冗長化したネットワークシステムにおいて、デッドロックを発生させずに、リンクロスフォワーディングを実施することが可能となる。
本発明の第1の実施の形態の基本構成(1段分の構成)を示したブロック図である。 装置間でやり取りされるイーサネット(登録商標)フレームの一例を示す図である。 第1の実施の形態の基本構成の動作を説明するための図である。 第1の動作モードを説明するための図である。 第2の動作モードを説明するための図である。 第3の動作モードを説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態の構成例を示す図である。 装置を多段接続する回線においてリンク切断、リンク復旧が発生した際の動作を説明するための図である。 装置を多段接続する回線および装置間インタフェースにリンク切断が発生した場合の動作を説明するための図である。 装置を多段接続する回線および装置間インタフェースにリンク復旧が発生した際の動作を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 リンクロスフォワーディングを実施した際の問題点を説明するための図である。 ネットワーク中継装置対を多段接続したネットワークシステムにおいて、リンクロスフォワーディングを実施した際の問題点を説明するための図である。
[本発明の第1の実施の形態]
本実施の形態にかかるネットワークシステムは、図1に示すような対向配置された装置対を多段接続することにより構成されるものである。先ず、図1を参照して、基本となる1段分の構成について説明する。
対向配置されている装置2,3は、ネットワーク中継装置などのネットワーク装置であり、装置間インタフェースL8を介して接続されている。また、装置2,3には、それぞれL2SWなどの装置1,4が接続されている。
装置2は、装置1との間の回線2-a〜2-dを終端する回線終端部2-A〜2-Dと、下段回線終端部2-Eと、装置間インタフェースL8を終端する装置間回線終端部21と、スイッチ部(SW部)22とを備えている。下段回線終端部2-Eは、多段構成にした際、下段装置と接続される通信ポートとなる。
スイッチ部22は、イーサネットフレーム(単にフレームという場合もある)をスイッチングする機能を持つスイッチコア23と、リンク制御機能部24と、ロードバランス機能部25とを含んでいる。
リンク制御機能部24は、次のような機能を有する。なお、ここでは、リンク制御機能部24は、後述する第1〜第3の動作モードの内の、第1の動作モードで動作しているとする。
・自装置2で終端している各回線(回線終端部、下段回線終端部および装置間回線終端部で終端している回線)のリンク状態を示すリンク情報を、図2に示すように、対向装置3に向けて送出するイーサネットフレームのヘッダ部に拡張ヘッダ情報として設定する。なお、装置2は、回線終端部2-A〜2-Dを介してイーサネットフレームが入力されていない場合も、装置間インタフェースL8を介してデータ部が空で、ヘッダ部に拡張ヘッダ情報の設定されたイーサネットフレームを送出している。また、本実施の形態では、リンク情報としては、リンクアップ、リンクダウンといった最小限の情報を設定する。
・対向装置3から送られてきたイーサネットフレームのヘッダ部に設定されている拡張ヘッダ情報に基づいて、対向装置3の回線終端部3-A〜3-Dで終端されている回線3-a〜3-dにおいてリンク切断(リンク断と記す場合もある)が発生したと判断した場合は、自装置2内の対応する回線終端部を強制閉塞する。なお、強制閉塞した回線終端部で終端されている回線については、拡張ヘッダ情報に設定するリンク情報をリンクアップとすることにより、回線3-a〜3-dのリンク復旧時のデッドロック発生を回避する。
・対向装置3から送られてきたイーサネットフレームのヘッダ部に設定されている拡張ヘッダ情報に基づいて、対向装置3の下段回線終端部3-Eで終端されている回線においてリンク切断が発生したと判断した場合は、下段回線終端部2-Eの強制閉塞は行わない。
・対向装置3から送られてきたイーサネットフレームのヘッダ部に設定されている拡張ヘッダ情報に基づいて、対向装置3の回線終端部3-A〜3-Dあるいは下段回線終端部3-Eに収容されている回線においてリンク復旧が発生したと判断した場合は、自装置2内の対応する回線終端部あるいは下段回線終端部をリンクアップする。
ロードバランス機能部25は、次のような機能を有する。
・装置間インタフェースL8および下段回線終端部2-Eで終端されている回線の状態が共にリンクアップである場合は、予め定められている比率に従って、回線終端部2-A〜2-Dを介して入力されるイーサネットフレームの一部を装置間インタフェースL8へ出力し、残りを下段回線終端部2-Eへ出力する。
・装置間インタフェースL8においてリンク切断が発生した際、下段回線終端部2-Eで終端されている回線の状態がリンクアップであれば、回線終端部2-A〜2-Dを介して入力されるイーサネットフレームを全て下段回線終端部2-Eへ出力し、リンクダウンであれば、回線終端部2-A〜2-Dを強制閉塞する。
・下段回線終端部2-Eで終端されている回線においてリンク切断が発生した際、装置間インタフェースL8の状態がリンクアップであれば、回線終端部2-A〜2-Dを介して入力されるイーサネットフレームを全て装置間インタフェースL8へ出力し、リンクダウンであれば、回線終端部2-A〜2-Dを強制閉塞する。
・対向装置3から送られてきたイーサネットフレームのヘッダ部に設定されている拡張ヘッダ情報に基づいて、対向装置3の下段回線終端部3-Eで終端されている回線にリンク断が発生したと判定した場合は、回線終端部2-A〜2-Dを介して入力されるイーサネットフレームを全て装置間インタフェースL8へ出力する。
・対向装置3から送られてきたイーサネットフレームのヘッダ部に設定されている拡張ヘッダ情報に基づいて、対向装置3の下段回線終端部3-Eで終端されている回線にリンク復旧が発生したと判定した場合は、回線終端部2-A〜2-Dを介して入力されるイーサネットフレームの一部を装置間インタフェースL8へ出力し、残りを下段回線終端装置2-Eへ出力する。
なお、装置2と対向する装置3も、装置2と同様の構成、機能を有する。また、リンク制御機能部24およびロードバランス機能部25は、CPU(中央処理装置)によって実現可能である。この場合は、CPUをリンク制御機能部24およびロードバランス機能部25として機能させるためのプログラムを記録したディスク、半導体メモリなどの記録媒体を用意し、CPUに上記プログラムを読み取らせる。CPUは、読み取ったプログラムに従って自身の動作を制御することにより、自CPU上にリンク制御機能部24及びロードバランス機能部25を実現する。
次に、図3を参照して図1に示した基本構成の動作について説明する。なお、図3(A)は、図1における各装置1〜4の接続関係を示し、同図(B)は、上から下方向に時間軸を取り、リンクロスフォワーディング実施時の動作シーケンスを示している。以下では、装置1,2間の回線2-aにおいてリンク断が発生し、その後、リンク復旧した場合を例に挙げて動作を説明する。
装置2のリンク制御機能部24は、回線終端部2-Aが回線2-aにおいてリンク断が発生したことを検出すると、装置3との間で接続されている装置間インタフェースL8上の拡張ヘッダ情報に、回線1-aのリンク情報をリンクダウンとして設定し、装置3へ伝達する。即ち、装置3に対して送信するイーサネットフレームのヘッダ部に、回線1-aのリンク情報をリンクダウンとした拡張ヘッダ情報を設定し、装置3へ送信する。
装置3のリンク制御機能部34は、装置2から伝達された拡張ヘッダ情報から回線2-aのリンクダウンを認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は、回線終端部3-Aの強制閉塞を行い、装置4との間で接続されている回線3-aをリンク切断する。装置3のリンク制御機能部34は、拡張ヘッダ情報に回線3-aのリンク情報を設定する際に、強制閉塞であるため、リンクアップとして設定し、装置2へ伝達する。これにより、回線2-aのリンク復旧時にデッドロックの発生を回避することができる。
回線2-aにおいてリンク復旧が発生した場合には、装置2のリンク制御機能部24は、拡張ヘッダ情報に、回線2-aのリンク情報をリンクアップとして設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、伝達された拡張ヘッダ情報から回線2-aのリンクアップ情報を得る。そのため、装置3のリンク制御機能部34は、回線終端3-Aをリンクアップし、装置4との間で接続されている回線3-aをリンクアップする。
次に、装置2,3間を接続している装置間インタフェースL8でリンク切断が発生した場合の動作について説明する。装置2,3のロードバランス機能部25,35は、装置間インタフェースL8でリンク切断が発生したことを検出すると、下段回線終端部2-E,3-Eの状態に応じた処理を行う。
下段回線終端部2-E,3-Eがリンクダウンしている場合は、ロードバランスできないので、全ての回線終端部2-A〜2-D,3-A〜3-Dを強制閉塞する。その後、装置間インタフェースL8が復旧した場合には、全ての回線終端部2-A〜2-D,3-A〜3-Dをリンクアップする。これに対して、下段回線終端部2-E,3-Eがリンクアップしている場合には、回線終端部2-A〜2-D,3-A〜3-Dを介して入力されるイーサネットフレームを全て下段回線終端部2-E,3-Eに入力する。その後、装置間インタフェースL8が復旧した場合には、イーサネットフレームを装置間インタフェースL8と下段回線終端部2-E,3-Eとに分散して出力する。
次に、第1〜第3の動作モードについて説明する。
(1)第1の動作モード
第1の動作モードは、個々の回線毎にリンク情報の設定とリンク制御を行うモードである。より具体的には、第1の動作モードは、拡張ヘッダ情報へのリンク情報(リンクアップ、リンクダウン)の設定は、回線毎に行い、対向装置から拡張ヘッダ情報を受け取った際のリンク制御(リンクアップ、強制閉塞)は、自装置の各回線終端部毎に、その回線終端部に対して予め設定されている(対応付けられている)対向装置の回線のリンク情報に従って行うモードである。以下に図1の構成で、装置2を自装置、装置3を対向装置とした場合の自装置側の設定例を説明する。
例1)回線終端部2-Aに対応する対向装置3のリンク情報を回線3-aに設定した場合、回線3-aのリンク情報を元に回線終端部2-Aのリンク制御を行う。このような設定は、対向装置3の特定の1つの回線との間だけでイーサネットフレームを送受信する回線終端部に対して行う。
例2)回線終端部2-Aに対応する対向装置3のリンク情報を回線3-dに設定した場合、回線3-dのリンク情報を元に回線終端部2-Aのリンク制御を行う。
例3)回線終端部2-Aに対応する対向装置3の回線リンク情報を「回線3-aと回線3-b」に設定した場合、回線3-aと回線3-bのリンク情報の論理積を元に回線終端部2-Aのリンク制御を行う。このような設定は、対向装置3の特定の複数の回線の何れかとイーサネットフレームを送受信できればよい回線終端部に対して行う。
例4)回線終端部2-Aに対応する対向装置3のリンク情報を「回線3-aまたは回線3-b」に設定した場合、回線3-aと回線3-bのリンク情報の論理和を元に回線終端部2-Aのリンク制御を行う。このような設定は、対向装置3の特定の複数の回線の全てとイーサネットフレームの送受信を行うことが必要になる回線終端部に対して行う。
上記した例3と例4では、自装置の回線終端部に対して設定する対向装置の回線数を2回線としたが、これに限られるものではなく、回線数は自由に設定できる。ただし、拡張ヘッダ情報で伝送される回線数が上限となる。
(2)第2の動作モード
第2の動作モードは、1つの回線のリンク状態で、全ての回線のリンク情報の設定とリンク制御を行うモードである。より具体的には、第2の動作モードでは、拡張ヘッダ情報へのリンク情報の設定は、自装置2にリンク切断状態の回線が1つでもある場合には、全ての回線をリンクダウンとして設定する。また、対向装置3から拡張ヘッダ情報を受け取った際に、対向装置3のリンク状態に1つでもリンク切断状態がある場合には、自装置2の全ての回線終端部を強制閉塞し、全回線がリンクアップ状態の場合にのみ自装置2の全ての回線終端部をリンクアップする。第2の動作モードを利用することにより、対向装置の各回線終端部から入力されたイーサネットフレームが、自装置のどの回線終端部から出力されるのかが決まっていないネットワークシステムであっても、リンクロスフォワーディングを実施することが可能になる。
(3)第3の動作モード
第3の動作モードは、全ての回線のリンク状態で、全ての回線のリンク情報の設定とリンク制御を行うモードである。より具体的には、第3の動作モードでは、拡張ヘッダ情報へのリンク情報の設定は、自装置2の全ての回線がリンク切断状態になった場合にのみ、全ての回線をリンクダウンとして設定する。また、対向装置3から拡張ヘッダ情報を受け取った際にも、対向装置3のリンク状態が全てリンク切断状態の場合にのみ、自装置2の全ての回線終端部を強制閉塞する。対向装置3から1つでもリンクアップ状態の情報を受取った場合には、自装置2の全回線終端部をリンクアップする。第3の動作モードを利用することにより、対向装置から送られてきたイーサネットフレームが、自装置のどの回線終端部から出力されても良いようなネットワークシステムであっても、リンクロスフォワーディングを実施することが可能になる。
図4〜図6を参照して、第1〜第3の動作モード毎のリンクロスフォワーディング動作について説明する。
図4は、動作モードを第1の動作モードとした際に、装置2,3において行われるリンクロスフォワーディング動作を説明するための図である。
装置2の回線2-aにおいてリンク切断が発生した場合に、装置2のリンク制御機能部24は、回線2-aのリンク切断を検出し、拡張ヘッダ情報に回線2-aをリンクダウンとしてリンク情報8を設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、拡張ヘッダ情報から回線2-aのリンクダウンを認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は、予め定められている対応関係に従って、例えば、回線終端部3-Aのみを強制閉塞し、装置4との間の回線3-aをリンク切断する。なお、回線3-aのリンク切断は、回線終端部3-Aの強制閉塞に起因するものであるので、デッドロックの発生を防止するため、対向装置2へ通知する回線3-aのリンク情報はリンクアップとする。
回線2-aがリンク復旧した場合、装置2のリンク制御機能部24は拡張ヘッダ情報へ回線2-aのリンク情報をリンクアップとして設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、回線2-aのリンクアップを認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は、回線終端部3-Aをリンクアップし、装置4との間の回線3-aをリンクアップする。
図5は、動作モードを第2の動作モードとした際に、装置2,3において行われるリンクロスフォワーディング動作を説明するための図である。
回線2-aにおいてリンク切断が発生した場合に、装置2のリンク制御機能部24は回線2-aのリンク切断を検出し、拡張ヘッダ情報に全ての回線2-a〜2-dをリンクダウンとしてリンク情報8を設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、拡張ヘッダ情報から1つ以上の回線のリンクダウンを認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は、回線終端部3-A〜3-Dを強制閉塞し、装置4との間の全回線3-a〜3-dをリンク切断する。
回線2-aがリンク復旧した場合、装置2のリンク制御機能部24は拡張ヘッダ情報へ全ての回線2-a〜2-dのリンク情報をリンクアップとして設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、全ての回線のリンクアップを認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は、回線終端部3-A〜3-Dをリンクアップし、装置4との間の全ての回線3-a〜3-dをリンクアップする。
図6は、動作モードを第3の動作モードとした際に、装置2,3において行われるリンクロスフォワーディング動作を説明するための図である。
装置2のリンク制御機能部24は、全ての回線がリンクダウンした場合のみ拡張ヘッダ情報へ全回線のリンクダウンを設定する。同じように、装置3のリンク制御機能部34においても、全ての回線がリンクダウンした場合のみ拡張ヘッダ情報へ全回線のリンクダウンを設定する。
図6において、回線2-a〜2-dでリンク切断が発生した場合に、装置2のリンク制御機能部24は全回線のリンクダウンを検出し、拡張ヘッダ情報に全ての回線をリンクダウンとしてリンク情報8を設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、拡張ヘッダ情報から全ての回線のリンクダウンを認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は回線終端部3-a〜3-dを強制閉塞し、装置4との間の全ての回線3-a〜3-dをリンク切断する。
回線2-a〜2-dで1つでもリンクが復旧した場合、装置2のリンク制御機能部24は、拡張ヘッダ情報へ全ての回線のリンク情報をリンクアップとして設定し、装置3へ伝達する。装置3のリンク制御機能部34は、リンクアップ状態のリンク情報が1つ以上ある事を認識する。これにより、装置3のリンク制御機能部34は、全ての回線終端部3-A〜3-Dをリンクアップし、装置4との間の全ての回線3-a〜3-dをリンクアップする。
上記の方式により、装置間インタフェースの拡張ヘッダ情報という少ない情報量で回線のリンク状態を伝達し、個々の装置で設定されたモード毎の動作をする事で、装置間で独立してリンクロスフォワーディングを実現することができる。
基本構成でのリンクロスフォワーディングは前述までの通りであるが、基本構成を多段接続した場合のリンクロスフォワーディングについて図7を参照して説明する。以後、各装置のリンク制御機能部、ロードバランス機能部が行う動作を、各装置の動作として説明する場合がある。
図7において、装置2、装置5、装置7は、多段接続されている。また装置3、装置6、装置8も、同じように多段接続されている。回線L3は、装置2の下段回線終端部2-Eと下段装置となる装置5の回線終端部5-Aとを接続する回線である。回線L4は、下段装置である装置5の下段回線終端部5-Eと、さらに下段装置となる装置7の回線終端部7-Aを接続する回線である。回線L5、回線L6は、同様に装置3、装置6、装置8を多段接続する回線である。回線L8は、装置2と装置3を接続する装置間インタフェースである。回線L9は、装置5と装置6を接続する装置間インタフェースである。回線L10は、装置7と装置8を接続する装置間インタフェースである。
図7のように基本構成を多段接続するのは、回線L8の装置間インタフェースが低容量回線であっても、フレームの破棄が発生しないようにするためである。装置2は装置1から受信したフレームを回線L8と回線L3へロードバランスし負荷分散をする。下段回線終端部は、下段へ接続される装置へロードバランスするために使用される通信ポートである。下段の装置5においても装置2から受信したフレームを同じように回線L9と回線L4へロードバランスし負荷分散をする。さらに下段の装置7では下段回線終端部7-Eに回線が接続されていないため、装置5から受信した全てのフレームを回線L10へ送信する。装置8は、装置7から受信したフレームを上段装置6へ送信し、装置6は装置5と装置8とから受信したフレームを上段装置3へ送信する。装置3は、装置2と装置6からの受信フレームを装置4へ送信する。装置4から装置3へ反対方向に送信されるフレームのロードバランスについても同様である。
図7の多段構成において、回線L4がリンク切断した場合とリンク復旧した場合のリンクロスフォワーディング動作について、図8のシーケンス図を参照して説明する。図8は、多段構成における各装置のリンクロスフォワーディング動作と拡張ヘッダ情報の伝達について、上から下に時間軸を取り表したシーケンスである。P1、P2、P3は、各時間軸の状態におけるフレーム転送の流れを表している。
回線L4がリンク切断すると、装置7のリンク制御機能部は、拡張ヘッダ情報へ回線L4のリンクダウンを設定し、装置8へ伝達する。装置8のリンク制御機能部は、対向装置7の回線L4のリンクダウンを認識し、回線終端部8-Aを強制閉塞させ、回線L6をリンク切断する。これにより、最下段の装置7、装置8が多段構成から切離される。この際、装置5のリンク制御機能部でも回線L4のリンク切断により、下段回線終端部5-Eのリンク情報をリンクダウンとして設定し、装置6へ伝達する。これにより、装置6のリンク制御機能部は、対向装置5の回線L4のダウンを認識するが、自装置6内の下段回線終端部6-Eを強制閉塞しない。一方、装置5,6のロードバランス機能部は、それぞれ下段装置7,8が無くなるためロードバランスの経路を変更し、上段装置(装置2、装置3)からのフレームを下段装置(装置7、8)には送信せず、受信した全てのフレームを装置間インタフェース(回線L9)で対向装置へ送信する。なお、回線L6がリンク切断された後、装置6は対向装置5に対して、回線L6のリンク情報をリンクダウンとした拡張ヘッダ情報を含んだイーサネットフレームを送信するが、対向装置5において下段回線終端部5-eが強制閉塞されることはない。上記したように、下段回線終端部5-E,6-Eを強制閉塞しないようにすることにより、回線L4のリンク復旧時に、デッドロックの発生を回避することができる。
回線L4がリンク復旧した場合、装置7のリンク制御機能部は、拡張ヘッダ情報へ回線L4のリンク情報をリンクアップとして設定し、装置8へ伝達する。装置8のリンク制御機能部は回線L4のリンクアップを認識し、回線終端部8-Aをリンクアップさせ、回線L6をリンクアップする。この際、装置5のリンク制御機能部でも回線L4のリンク復旧により、下段回線終端部5-Eのリンク情報をリンクアップとして設定し、装置6へ伝達する。装置6のロードバランス機能部は、対向装置5の下段回線終端部のリンクアップを認識する。これにより装置7、装置8が多段構成に組込まれる。装置5,6はそれぞれ下段装置7,8が存在するため、ロードバランスを変更し、下段装置へフレームを送信する。
図9は、図7の多段構成において回線L9がリンク切断した場合と、さらに回線L4が切断した場合のリンクロスフォワーディング動作について表したシーケンス図である。P4、P5、P6は、各時間軸の状態におけるフレーム転送の流れを表している。
回線L9の装置間インタフェースがリンク切断した際、装置5,6のロードバランス機能部は、下段回線終端部5-E,6-Eがリンクアップしている場合、回線終端部の全閉塞は行わない。装置5のロードバランス機能部は、下段回線終端部5-Eがリンクアップしているため、回線終端部5-Aの強制閉塞を行わずに、ロードバランスの送信ポートのみを変更する。具体的には、装置間インタフェース(回線L9)への送信を停止し、装置2から受信したフレームを全て装置7へ転送する。装置5の対向装置6においても同様である。
ここで、さらに回線L4がリンク切断した場合には、前述した図8の説明と同じように、装置7で回線L4のリンクダウンを検出し、装置5は下段回線終端部5-Eのリンクダウンを検出する。装置7の対向装置8は、拡張ヘッダ情報から回線L4のリンクダウンを認識し、回線終端部8-Aを強制閉塞させ、回線L6をリンク切断する。装置6は回線L6がリンク切断された事で、下段回線終端部6-Eのリンクダウンを検出する。装置5と装置6は、下段回線終端部5-E,6-Eがリンクダウンしているので、装置7と装置8を多段構成から切離す。その結果、装置5と装置6は共に装置間インタフェース(回線L9)と下段回線終端部5-E,6-Eがリンクダウンとなり、装置5は回線終端部5-Aを、装置6は回線終端部6-Aを強制閉塞する。装置2は、回線L3がリンク切断した事を検出し、下段回線終端部2-Eのリンク情報をリンクダウンとして拡張ヘッダ情報で装置3へ伝達し、ロードバランスを変更する。装置3は、拡張ヘッダ情報から対向装置の下段回線終端部がリンクダウンした事を認識し、ロードバランスを変更する。これにより装置5と装置6を多段構成から切離す。このロードバランスの変更により、装置2と装置3は下段装置へフレームの送信をせず、受信した全てのフレームを装置間インタフェース(回線L8)で対向装置へ送信する。
次に図10を参照し、図7の多段構成において図9のシーケンス後に、回線L4がリンク復旧した場合と、さらに回線L9が復旧した場合のリンクロスフォワーディング動作について説明する。P7、P8は、各時間軸の状態におけるフレーム転送の流れを表している。
回線L4が復旧した場合、装置7は拡張ヘッダ情報へ回線L4のリンク情報をリンクアップとして設定し、装置8へ伝達する。装置8は拡張ヘッダ情報から回線L4のリンクアップを認識する。装置8は、回線終端部8-Aを強制閉塞からリンクアップし、回線L6をリンクアップする。装置5と装置6はそれぞれ、下段装置へ接続される下段回線終端部5-E,6-Eがリンクアップした事で、回線終端部5-A,6-Aを強制閉塞からリンクアップし、回線L3と回線L5とをリンクアップする。装置2は、回線L3のリンクアップを検出し、下段回線終端部2-eをリンクアップとして拡張ヘッダ情報に設定し、装置3へ伝達する。装置3は、拡張ヘッダ情報から対向装置2の下段回線終端のリンクアップを認識し、ロードバランスの変更をする。これにより装置5〜8は多段構成に組込まれ、回線L8,L10を使うロードバランスが出来るようになる。
この状態から回線L9の装置間インタフェースがリンク復旧した場合は、装置5と装置6が回線L9のリンクアップを検出すると、ロードバランスの経路を変更し、回線L9へもフレームを送信する。
このように本実施の形態では、多段接続の構成で、どの回線に障害が出てもリンクロスフォワーディングによりロードバランスできる。複数障害が発生した場合でも、装置間インタフェースと下段回線終端のリンク状態によって、ロードバランス先の存在を判断し多段構成からの切離しと組込みを実現している。
尚、本実施の形態では3段構成を例としているが、段数制限はなく拡張可能である。また、本実施の形態では回線終端を4回線としているが、装置間インタフェースの空き帯域によるため、回線数に制限はなく拡張可能である。
[第1の実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、対向配置したネットワーク装置を多段接続し、対向装置間を接続する装置間インタフェースを冗長化したネットワークシステムにおいて、デッドロックを発生させずに、リンクロスフォワーディングを実施することが可能となる。その理由は、次の通りである。自装置2の回線終端部2-A〜2-Dあるいは下段回線終端部2-Eで終端している回線L3の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部2-A〜2-Dの強制閉塞ではない回線を対向装置3に対して通知し、リンク切断が発生している回線であっても、自装置2の回線終端部2-A〜2-Dの強制閉塞に起因するものは対向装置3に通知しないようにしているので、自装置2と後続装置1との間の回線にリンク復旧が発生しても、デッドロックが発生することはない。また、対向装置3から通知されたリンク切断の発生した回線が、対向装置3の下段回線部3-Eで終端されている回線L5である場合は、自装置2の下段回線終端部の強制閉塞を行わないので、装置2,5間の回線L3にリンク復旧が発生しても、デッドロックが発生することはない。
また、本実施の形態は、自装置5の下段回線終端部5-Eと装置間インタフェースL9の状態に応じて上位装置2からのイーサネットフレームのロードバランス先を決めるロードバランス機能部を備えているので、障害が発生しても通信を継続することができる。
また、本実施の形態では、リンクロスフォワーディングを実施するために必要となる、自装置2の回線終端部2-A〜2-Dで終端されている各回線2-a〜2-dのリンク情報を、対向装置3へ送出するイーサネットフレームのヘッダ部に設定し、対向装置3へ送るようにしているので、帯域を有効利用することが可能になる。
更に、本実施の形態では、自装置2の回線終端部2-A〜2-Dで終端されている回線2-a〜2-dの中に1つでもリンク切断が発生している回線が存在する場合は、イーサネットフレーム8のヘッダ部に設定する、自装置2の回線終端部2-A〜2-Dで終端している各回線2-a〜2-dのリンク情報をリンクダウンとし、対向装置3から送られてきたイーサネットフレームに設定されている、対向装置3の回線終端部3-A〜3-Dで終端されている各回線3-a〜3-dのリンク情報が全てリンクダウンである場合に限り、自装置2の全ての回線終端部2-A〜2-Dを強制閉塞するようにしているので、対向装置3の各回線終端部3-A〜3-Dから入力されたイーサネットフレームが、自装置のどの回線終端部から出力されるのかが決まっていないネットワークシステムであっても、リンクロスフォワーディングを実施することが可能になる。
また、本実施の形態では、自装置2の回線終端部2-A〜2-Dで終端している全ての回線2-a〜2-dにおいてリンク切断が発生した場合に限り、イーサネットフレーム8のヘッダ部に設定する、自装置2の回線終端部2-A〜2-Dで終端している各回線2-a〜2-dのリンク情報をリンクダウンとし、対向装置3から送られてきたイーサネットフレームに設定されている、対向装置3の回線終端部3-A〜3-Eで終端されている各回線3-a〜3-dのリンク情報がリンクダウンである場合に限り、自装置2の全ての回線終端部2-a〜2-dを強制閉塞するようにしているので、対向装置3から送られてきたイーサネットフレームが、自装置2のどの回線終端部から出力されても良いようなネットワークシステムであっても、リンクロスフォワーディングを実施することが可能になる。
[本発明の第2の実施の形態]
図11を参照すると、本発明の第2の実施の形態は、複数の回線終端部501〜503,601〜603と下段回線終端部504,604と装置間回線終端部505,605とを備えた第1及び第2の装置500,600を対向配置し、対向配置した第1及び第2の装置500,600の装置間回線終端部505,605同士を装置間インタフェース507で接続することにより構成した装置対を多段に配置している。そして、隣接した段の上位側に配置されている第1の装置500の下段回線終端部504と下位側に配置されている第1の装置500の回線終端部の1つ(回線終端部501)とを回線L500で接続すると共に、隣接した段の上位側に配置されている第2の装置600の下段回線終端部604と下位側に配置されている第2の装置600の回線終端部の1つ(回線終端部601)とを回線L600で接続している。装置500のリンク制御機能部506は、自装置500の回線終端部501〜503あるいは下段回線終端部504で終端している回線508〜510,L500の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置500の回線終端部の強制閉塞ではない回線を対向装置600に対して通知する。また、リンク制御機能部506は、対向装置600から通知されたリンク切断の発生した回線が、対向装置600の下段回線終端部604で終端されている回線L600以外の回線608〜610であった場合は、上記リンク切断が発生した回線に対応する自装置の回線終端部を強制閉塞し、対向装置600から通知されたリンク切断の発生した回線が、対向装置600の下段回線終端部604で終端されている回線である場合は、自装置500の下段回線終端部504の強制閉塞を行わない。
[第2の実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、対向配置したネットワーク装置を多段接続し、対向装置間を接続する装置間インタフェースを冗長化したネットワークシステムにおいて、デッドロックを発生させずに、リンクロスフォワーディングを実施することが可能となる。その理由は、次の通りである。自装置500の回線終端部501〜503あるいは下段回線終端部504で終端している回線608〜610、L3の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部601〜603の強制閉塞ではない回線を対向装置600に対して通知し、リンク切断が発生している回線であっても、自装置500の回線終端部601〜603の強制閉塞に起因するものは対向装置600に通知しないようにしているので、自装置500と後続装置との間の回線608〜610にリンク復旧が発生しても、デッドロックが発生することはない。また、対向装置600から通知されたリンク切断の発生した回線が、対向装置600の下段回線部604で終端されている回線L600である場合は、自装置500の下段回線終端部504の強制閉塞を行わないので、装置500,600間の回線507にリンク復旧が発生しても、デッドロックが発生することはない。
本発明は、ネットワークの終端や中継点に設置されるL2SW装置、ブリッジ、L3SW、ルータ、ゲートウェイ、無線中継装置、光中継装置などに適用可能である。
1〜8・・・装置
2-A〜2-D,3-A〜3-D,5-A〜5-D,6-A〜6-D.7-A〜7-D・・・回線終端部
21,31,2-E,3-E,5-E〜6-E・・・下段回線終端部
2-a〜2-d,3-a〜3-d,5-a〜5-d,6-a〜6-d.7-a〜7-d・・・回線
22,32・・・スイッチ部
23,33・・・スイッチコア
24,34・・・リンク制御機能部
25,35・・・ロードバランス機能部

Claims (19)

  1. 複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えた第1及び第2の装置を対向配置し、該対向配置した第1及び第2の装置の装置間回線終端部同士を装置間インタフェースで接続することにより構成した装置対を多段に配置し、且つ、隣接した段の上位側に配置されている第1の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第1の装置の回線終端部の1つとを回線で接続すると共に、隣接した段の上位側に配置されている第2の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第2の装置の回線終端部の1つとを回線で接続したネットワークシステムにおいて、
    前記各装置は、
    自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を対向装置に対して通知し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自装置の回線終端部を強制閉塞し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自装置の下段回線終端部の強制閉塞を行わないリンク制御機能部を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 請求項1記載のネットワークシステムにおいて、
    前記リンク制御機能部は、
    自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク復旧の発生した回線を対向装置に対して通知し、対向装置からリンク復旧の発生した回線が通知された場合、前記リンク復旧が発生した回線に対応する自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部をリンクアップすることを特徴とするネットワークシステム。
  3. 請求項1または2に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記各装置は、
    自装置の下段回線終端部で終端されている回線と自装置の装置間回線終端部で終端している装置間インタフェースが両方とも正常である場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームを所定の比率で自装置の装置間回線終端部と自装置の下段回線終端部とへ分散して出力し、自装置の下段回線終端部で終端されている回線においてリンク切断が発生した場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自装置の装置間回線終端部へ出力し、自装置の装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースにおいてリンク切断が発生した場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自装置の下段回線終端部へ出力し、対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自装置の装置間回線終端部へ出力するロードバランス機能部を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 請求項3に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記ロードバランス機能部は、対向装置からリンク復旧が発生した回線として対向装置の下段回線終端部で終端されている回線が通知された場合、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームを所定に比率で自装置の装置間回線終端部と自装置の下段回線終端部とへ分散して出力することを特徴とするネットワークシステム。
  5. 請求項1乃至4の何れか1項に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記リンク制御機能部は、対向装置へ送信するフレームのヘッダ部に、自装置の回線終端部で終端している各回線の状態を示すリンク情報と、自装置の下段回線終端部で終端している回線の状態を示すリンク情報を設定することにより、自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を対向装置に対して通知することを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項5に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記リンク制御機能部は、自装置の回線終端部で終端されている回線の中に1つでもリンク切断が発生している回線が存在する場合は、前記フレームのヘッダ部に設定する、自装置の回線終端部で終端している各回線のリンク情報をリンクダウンとし、対向装置から送られてきたフレームに設定されている、対向装置の回線終端部で終端されている各回線のリンク情報が全てリンクダウンである場合に限り、自装置の全ての回線終端部を強制閉塞することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項5に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記リンク制御機能部は、自装置の回線終端部で終端している全ての回線においてリンク切断が発生した場合に限り、前記フレームのヘッダ部に設定する、自装置の回線終端部で終端している各回線のリンク情報をリンクダウンとし、対向装置から送られてきたフレームに設定されている、対向装置の回線終端部で終端されている各回線のリンク情報がリンクダウンである場合に限り、自装置の全ての回線終端部を強制閉塞することを特徴とするネットワークシステム。
  8. 複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えたネットワーク装置であって、
    自ネットワーク装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自ネットワーク装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を、前記装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースを介して対向ネットワーク装置に対して通知し、前記対向ネットワーク装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自ネットワーク装置の回線終端部を強制閉塞し、前記対向ネットワーク装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自ネットワーク装置の下段回線終端部の強制閉塞を行わないリンク制御機能部を備えたことを特徴とするネットワーク装置。
  9. 請求項8記載のネットワーク装置において、
    前記リンク制御機能部は、
    自ネットワーク装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク復旧の発生した回線を対向ネットワーク装置に対して通知し、対向ネットワーク装置からリンク復旧の発生した回線が通知された場合、前記リンク復旧が発生した回線に対応する自ネットワーク装置の回線終端部あるいは下段回線終端部をリンクアップすることを特徴とするネットワーク装置。
  10. 請求項8または9に記載のネットワーク装置において、
    自ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線と自ネットワーク装置の装置間回線終端部で終端している装置間インタフェースが両方とも正常である場合は、自ネットワーク装置の回線終端部を介して入力されるフレームを所定の比率で自ネットワーク装置の装置間回線終端部と自ネットワーク装置の下段回線終端部とへ分散して出力し、自ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線においてリンク切断が発生した場合は、自ネットワーク装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自ネットワーク装置の装置間回線終端部へ出力し、自ネットワーク装置の装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースにおいてリンク切断が発生した場合は、自ネットワーク装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自ネットワーク装置の下段回線終端部へ出力し、対向ネットワーク装置から通知されたリンク切断の発生した回線が前記対向ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自ネットワーク装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自ネットワーク装置の装置間回線終端部へ出力するロードバランス機能部を備えたことを特徴とするネットワーク装置。
  11. 請求項10に記載のネットワーク装置において、
    前記ロードバランス機能部は、対向ネットワーク装置からリンク復旧が発生した回線として対向ネットワーク装置の下段回線終端部で終端されている回線が通知された場合、自ネットワーク装置の回線終端部を介して入力されるフレームを所定に比率で自ネットワーク装置の装置間回線終端部と自ネットワーク装置の下段回線終端部とへ分散して出力することを特徴とするネットワーク装置。
  12. 複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えた第1及び第2の装置を対向配置し、該対向配置した第1及び第2の装置の装置間回線終端部同士を装置間インタフェースで接続することにより構成した装置対を多段に配置し、且つ、隣接した段の上位側に配置されている第1の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第1の装置の回線終端部の1つとを回線で接続すると共に、隣接した段の上位側に配置されている第2の装置の下段回線終端部と下位側に配置されている第2の装置の回線終端部の1つとを回線で接続したネットワークシステムにおけるリンクロスフォワーディング方法であって、
    前記各装置は、
    自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自装置の回線終端部の強制閉塞ではない回線を対向装置に対して通知し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自装置の回線終端部を強制閉塞し、前記対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自装置の下段回線終端部の強制閉塞を行わないことを特徴とするリンクロスフォワーディング方法。
  13. 請求項12記載のリンクロスフォワーディング方法において、
    前記各装置は、
    自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク復旧の発生した回線を対向装置に対して通知し、対向装置からリンク復旧の発生した回線が通知された場合、前記リンク復旧が発生した回線に対応する自装置の回線終端部あるいは下段回線終端部をリンクアップすることを特徴とするリンクロスフォワーディング方法。
  14. 請求項12または13に記載のリンクロスフォワーディング方法において、
    前記各装置は、
    自装置の下段回線終端部で終端されている回線と自装置の装置間回線終端部で終端している装置間インタフェースが両方とも正常である場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームを所定の比率で自装置の装置間回線終端部と自装置の下段回線終端部とへ分散して出力し、自装置の下段回線終端部で終端されている回線においてリンク切断が発生した場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自装置の装置間回線終端部へ出力し、自装置の装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースにおいてリンク切断が発生した場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自装置の下段回線終端部へ出力し、対向装置から通知されたリンク切断の発生した回線が前記対向装置の下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自装置の装置間回線終端部へ出力することを特徴とするリンクロスフォワーディング方法。
  15. 請求項14に記載のリンクロスフォワーディング方法において、
    前記各装置は、対向装置からリンク復旧が発生した回線として対向装置の下段回線終端部で終端されている回線が通知された場合、自装置の回線終端部を介して入力されるフレームを所定に比率で自装置の装置間回線終端部と自装置の下段回線終端部とへ分散して出力することを特徴とするリンクロスフォワーディング方法。
  16. 複数の回線終端部と下段回線終端部と装置間回線終端部とを備えたコンピュータをネットワーク装置として機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、自コンピュータの回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク切断の発生した回線であって、リンク切断の発生原因が自コンピュータの回線終端部の強制閉塞ではない回線を、前記装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースを介して対向コンピュータに対して通知し、前記対向コンピュータから通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線以外の回線であった場合は、前記リンク切断が発生した回線に対応する自コンピュータの回線終端部を強制閉塞し、前記対向コンピュータから通知されたリンク切断の発生した回線が、前記対向コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自コンピュータの下段回線終端部の強制閉塞を行わないリンク制御機能部として機能させるためのプログラム。
  17. 請求項16記載のプログラムにおいて、
    前記リンク制御機能部は、
    自コンピュータの回線終端部あるいは下段回線終端部で終端している回線の内のリンク復旧の発生した回線を対向コンピュータに対して通知し、対向コンピュータからリンク復旧の発生した回線が通知された場合、前記リンク復旧が発生した回線に対応する自コンピュータの回線終端部あるいは下段回線終端部をリンクアップすることを特徴とするプログラム。
  18. 請求項16または17に記載のプログラムにおいて、
    前記コンピュータを、自コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線と自コンピュータの装置間回線終端部で終端している装置間インタフェースが両方とも正常である場合は、自コンピュータの回線終端部を介して入力されるフレームを所定の比率で自コンピュータの装置間回線終端部と自コンピュータの下段回線終端部とへ分散して出力し、自コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線においてリンク切断が発生した場合は、自コンピュータの回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自コンピュータの装置間回線終端部へ出力し、自コンピュータの装置間回線終端部で終端されている装置間インタフェースにおいてリンク切断が発生した場合は、自コンピュータの回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自コンピュータの下段回線終端部へ出力し、対向コンピュータから通知されたリンク切断の発生した回線が前記対向コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線である場合は、自コンピュータの回線終端部を介して入力されるフレームの全てを自コンピュータの装置間回線終端部へ出力するロードバランス機能部として機能させるためのプログラム。
  19. 請求項18に記載のプログラムにおいて、
    前記ロードバランス機能部は、対向コンピュータからリンク復旧が発生した回線として対向コンピュータの下段回線終端部で終端されている回線が通知された場合、自コンピュータの回線終端部を介して入力されるフレームを所定に比率で自コンピュータの装置間回線終端部と自ネットワーク装置の下段回線終端部とへ分散して出力することを特徴とするプログラム。
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