JP5293509B2 - 電子部品モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を搭載する電子部品モジュールに関する。
従来、携帯電話をはじめとする携帯端末装置は、高機能化が求められており、様々な機能のモジュール化が進められている。また、携帯端末装置は、小型軽量化も求められており、これを実現するために、モジュールの構造に対する工夫が行われている。
図13は、単一の基板の片面に複数の電子部品を搭載した電子部品モジュールの一例を示す図である。同図に示すように、電子部品モジュール500は、ガラスエポキシ基板(以下、「ガラエポ基板」と呼ぶ)等の剛性を有する基板510上に、LSI(Large Scale Integration)520やFIL(Filter、フィルター)530等の複数の電子部品を搭載する。
また、基板の片面だけでなく両面に電子部品を搭載した電子部品モジュールも知られている。図14は、単一の基板の両面に電子部品を搭載した電子部品モジュールの一例を示す図である。同図に示すように、電子部品モジュール700は、基板710の上面にLSI720と、FIL730aとを搭載し、下面にFIL730bとチップコンデンサ740a〜740dとを搭載する。また、電子部品モジュール700は、装置基板との間に電子部品の搭載スペースを形成するためのキャビティ足760a,760bを有する。
なお、電子部品モジュール500,700は、基板510,710上に搭載された電子部品を覆う金属製のシールドケースを有する。シールドケースは、無線通信用の高周波部品の無線特性を確保する電磁波遮断部材である。
さらに近年では、電子部品の更なる高密度実装化を目的として、複数の基板を積層した電子部品モジュールも開発されている。複数の基板を積層した電子部品モジュールは、各基板に搭載された電子部品同士を接続するために、基板同士が電気的に接続される。
ここで、電子部品モジュールに積層された基板同士を電気的に接続する方法として、例えば、装置基板から突出させた導電ピンに各基板を挿通させ、各基板と導電ピンとを半田付けすることによって、基板同士を電気的に接続する技術が知られている。
特開平5−259648号公報
しかしながら、上記従来技術は、基板同士を電気的に接続するために、導電ピンを介在させねばならず、また、各基板ごとに導電ピンとの半田付けを行わなければならないため、基板同士の電気的な接続を効率的に行うものではなかった。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、積層される複数の基板間の接続を効率良く行うことのできる電子部品モジュールを提供することを目的とする。
本願の開示する電子部品モジュールは、一つの態様において、周縁部に所定間隔で複数の端子部が形成された下部基板と、前記複数の端子部のうち任意の2つの端子部間に挟み込まれるように配置されるとともに前記2つの端子部のうち一方の端子部と半田付けにより接続された端子部を有する上部基板とを備える。
本願の開示する電子部品モジュールの一つの態様によれば、積層される複数の基板間の接続を効率良く行うことができる。
という効果を奏する。
図1は、実施例1に係る電子モジュールを搭載した携帯電話機の外観を示す図である。 図2は、実施例1に係る電子モジュールの外観を示す図である。 図3−1は、上側フレキ基板の斜視図である。 図3−2は、上側フレキ基板の平面図である。 図4−1は、下側フレキ基板の斜視図である。 図4−2は、下側フレキ基板の平面図である。 図5は、上側フレキ基板と下側フレキ基板とを重ね合わせる様子を示す図である。 図6は、図5に示した領域Aの拡大図である。 図7は、実施例1に係る電子モジュールの側断面図である。 図8は、電子部品を搭載した上側フレキ基板の展開図である。 図9は、電子部品を搭載した下側フレキ基板の展開図である。 図10は、実施例2に係る電子モジュールの側断面図である。 図11は、実施例2に係る上段フレキ基板と中段フレキ基板と下段フレキ基板とを重ね合わせる様子を示す図である。 図12は、実施例3に係る上側フレキ基板と下側フレキ基板とを重ね合わせる様子を示す図である。 図13は、単一の基板の片面に複数の電子部品を搭載した電子部品モジュールの構成の一例を示す図である。 図14は、単一の基板の両面に複数の電子部品を搭載した電子部品モジュールの構成の一例を示す図である。
以下に、本願の開示する電子部品モジュールの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。以下の各実施例では、本願の開示する電子部品モジュールの一例として、携帯電話機に搭載される電子部品モジュール(以下、「電子モジュール」と呼ぶ)について説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る電子モジュールを搭載した携帯電話機の外観を示す図である。同図に示すように、実施例1に係る電子モジュール1は、携帯電話機Hの内部に設けられた装置基板Bに搭載される。
実施例1に係る電子モジュール1は、LSIやFIL、チップコンデンサ等の電子部品を搭載した2枚のフレキシブル基板を張り合わせて形成される。フレキシブル基板は、ポリイミドやポリエステル等の樹脂フィルムにより形成される絶縁層と、銅箔等の金属箔により形成される配線層とを有する薄くて柔軟性のある基板である。
図2は、実施例1に係る電子モジュール1の外観を示す図である。同図に示すように、電子モジュール1は、上側フレキ基板10と、下側フレキ基板11とを有する。具体的には、電子モジュール1は、装置基板B上に設置された平板状の下側フレキ基板11に箱型に形成された上側フレキ基板10を張り合わせて形成される。
上側フレキ基板10には、周縁部に複数の端子部101が櫛歯状に形成されている。端子部101は、上側フレキ基板10と他の基板とを電気的及び物理的に接続するための接続部である。同様に、下側フレキ基板11にも、周縁部に複数の端子部111が櫛歯状に形成されている。なお、下側フレキ基板11は、複数の端子部111のみが露出した状態となっている。
実施例1に係る電子モジュール1は、平面視において、上側フレキ基板10の端子部101と下側フレキ基板11の端子部111とが互いに重ならないように交互に配置されている。そして、電子モジュール1は、上側フレキ基板10の任意の端子部101と、この端子部101に隣り合う下側フレキ基板11の端子部111とが半田400によって接続されている。これにより電子モジュール1は、上側フレキ基板10と下側フレキ基板とが電気的及び物理的に接続された状態となっている。
また、電子モジュール1は、上側フレキ基板10の任意の端子部101と装置基板Bとが半田400によって接続されている。これにより、上側フレキ基板10は、装置基板Bと電気的及び物理的に接続される。同様に、電子モジュール1は、下側フレキ基板11の任意の端子部111と装置基板Bとが半田400によって接続されている。これにより、下側フレキ基板は、装置基板Bと電気的及び物理的に接続される。
次に、実施例1に係る上側フレキ基板10及び下側フレキ基板11の構成について説明する。まず、上側フレキ基板10の構成について説明する。図3−1は、上側フレキ基板10の斜視図であり、図3−2は、上側フレキ基板10の平面図である。
図3−1及び図3−2に示すように、上側フレキ基板10は、基板本体100と、複数の端子部101とを有するフレキシブル基板である。基板本体100は、下側フレキ基板11に搭載された電子部品を覆う形状に形成された基板である。具体的には、基板本体100は、平面視において矩形状に形成された箱型の基板である。このように、電子モジュール1は、柔軟性があり変形が容易なフレキシブル基板を上側フレキ基板10として用いることによって、上側フレキ基板10を箱型に形成することが可能となる。
端子部101は、基板本体100の周縁部から外方に向かって突出している。具体的には、端子部101は、基板本体100の底部、すなわち、基板本体100における下側フレキ基板11との当接位置から、下側フレキ基板11の基板面に対して水平に突出する。また、端子部101は、基板本体100の周縁部に所定間隔を開けて複数形成されている。具体的には、端子部101は、基板本体100の各辺にそれぞれ4つずつ形成されている。
ここで、上側フレキ基板10は、裏面側に配線層が形成されている。すなわち、上側フレキ基板10は、基板本体100の裏面に複数の電子部品を搭載する。さらに、上側フレキ基板10は、表面側に形成された絶縁層の全面が銅箔で覆われている。これにより、実施例1に係る上側フレキ基板10は、電子モジュール1に搭載された電子部品に対する電磁波の影響を遮断する電磁シールドとしても機能する。かかる点については、後述する。なお、上側フレキ基板10の絶縁層を覆う部材は、必ずしも銅箔である必要はなく、ニッケル箔などの他の金属箔であってもよい。
また、下側フレキ基板11の構成について説明する。図4−1は、下側フレキ基板11の斜視図であり、図4−2は、下側フレキ基板11の平面図である。図4−1及び図4−2に示すように、下側フレキ基板11は、平板状のフレキシブル基板であり、周縁部に所定間隔で複数の端子部111が形成されている。
端子部111は、上側フレキ基板10の端子部101と同様に、下側フレキ基板11と他の基板と電気的に接続する接続部である。具体的には、端子部111は、下側フレキ基板11の各辺に所定の間隔を開けて3つずつ形成されている。また、下側フレキ基板11は、端子部111を除いた領域110に複数の電子部品を搭載する。以下では、この領域を部品搭載領域110と呼ぶ。
次に、上側フレキ基板10と下側フレキ基板11とを重ね合わせる様子について説明する。図5は、上側フレキ基板10と下側フレキ基板11とを重ね合わせる様子を示す図である。同図に示すように、電子モジュール1は、下側フレキ基板11の上部に上側フレキ基板10を重ね合わせることにより形成される。
ここで、下側フレキ基板11に上側フレキ基板10を重ね合わせると、下側フレキ基板11の部品搭載領域110は、上側フレキ基板10の基板本体100によって覆われた状態となる。一方、下側フレキ基板11の端子部111は、基板本体100により覆われることなく、外部に露出した状態となる。
また、上側フレキ基板10の複数の端子部101は、基板本体100の周縁部に櫛歯状に形成されている。同様に、下側フレキ基板11の複数の端子部111は、部品搭載領域110の周縁部に櫛歯状に形成されている。そして、上側フレキ基板10の端子部101と下側フレキ基板11の端子部111とは、上側フレキ基板10と下側フレキ基板11とを重ね合わせた状態では、重なり合うことなく互い違いに配置された状態となる。すなわち、上側フレキ基板10の端子部101は、下側フレキ基板11の2つの端子部111に挟み込まれるように配置される。
そして、上側フレキ基板10の任意の端子部101は、隣り合う下側フレキ基板11の端子部111のうち一方の端子部111と半田付けにより接続される。ここで、上側フレキ基板10の端子部101と下側フレキ基板11の端子部111とが半田付けされた様子について説明する。図6は、図5に示した領域Aの拡大図である。
図6に示すように、上側フレキ基板10の端子部101a〜101cには、それぞれ電極102a〜102cが形成されている。具体的には、電極102a〜102cは、端子部101a〜101c上の銅箔及び絶縁層を除去して露出させた配線層によって形成される。同様に、下側フレキ基板11の端子部111a,111bにも、それぞれ電極112a,112bが形成されている。
端子部101aに形成された電極102aは、パターン403aを介してビア404aと接続した装置基板B上の電極402aと半田405aにより接続される。これにより、パターン103aを介して電極102aと接続された電子部品は、装置基板Bと電気的に接続される。また、電極102aと電極402aとが半田付けされることにより、上側フレキ基板10は、装置基板Bと物理的に接続される。すなわち、上側フレキ基板10は、電極102aと電極402aとが半田付けされることで、装置基板B上に固定される。
同様に、端子部111bに形成された電極112bは、パターン403bを介してビア404bと接続した装置基板B上の電極402bと半田405cにより接続される。これにより、パターン113bを介して電極112bと接続された電子部品は、装置基板Bと電気的に接続される。また、電極112bと電極402bとが半田付けされることにより、下側フレキ基板11は、装置基板Bと物理的に接続される。すなわち、上側フレキ基板10は、電極102aと電極402aとが半田付けされることにより、装置基板B上に固定される。
同様に、端子部101cに形成された電極102cは、パターン403cを介してビア404cと接続した装置基板B上の電極402cと半田405dにより接続される。これにより、パターン103cを介して電極102cと接続された電子部品は、装置基板Bと電気的に接続される。
また、端子部111aに形成された電極112aは、端子部101bに形成された電極102bと半田405bにより接続される。これにより、パターン113aを介して電極112aと接続する下側フレキ基板11の電子部品は、パターン103bを介して電極102bと接続する上側フレキ基板10の電子部品と電気的に接続される。また、電極112aと電極102bとが半田付けされることにより、上側フレキ基板10と下側フレキ基板11とは、物理的に接続される。
このように、実施例1に係る電子モジュール1は、上側フレキ基板10の端子部101が下側フレキ基板11の各端子部111の間に挟み込まれるように配置される。この結果、実施例1に係る電子モジュール1は、上側フレキ基板10の任意の端子部101と、この端子部101と隣り合う端子部111とを導電ピン等を用いることなく直接半田付けすることが可能となる。このため、実施例1に係る電子モジュール1は、上側フレキ基板10と下側フレキ基板11との接続を効率良く行うことができる。
次に、上側フレキ基板10及び下側フレキ基板11に電子部品が搭載された状態を説明する。図7は、実施例1に係る電子モジュール1の側断面図である。
図7に示すように、電子モジュール1は、下側フレキ基板11の部品搭載領域110と上側フレキ基板10の基板本体100とにより形成される搭載スペースS内に、LSI50aと、チップコンデンサ60a〜60cと、FIL70a,70bとを搭載する。具体的には、電子モジュール1は、上側フレキ基板10にLSI50a及びチップコンデンサ60a,60bを実装し、下側フレキ基板11にFIL70a,70b及びチップコンデンサ60cを搭載する。
このように、実施例1に係る電子モジュール1は、2枚のフレキ基板10,11を積層するとともに、各フレキ基板10,11に電子部品を搭載する。このため、実施例1に係る電子モジュール1は、図13に示した電子部品モジュール500のように、単一の基板の片面に電子部品を搭載する従来の電子モジュールと比較して、単位面積当りに搭載可能な電子部品の数を増やすことができる。
また、図13に示した電子部品モジュール500や図14に示した電子部品モジュール700に使用されるガラエポ基板の厚さは、薄いものでも0.4mm程度である。一方、実施例1の電子モジュール1に使用されるフレキシブル基板の厚さは、0.05〜0.1mm程度と非常に薄い。したがって、実施例1に係る電子モジュール1は、フレキシブル基板を用いることにより、ガラエポ基板等の剛性のある基板を使用した場合と比較して、厚さを薄くすることができる。
また、図14に示した従来の電子部品モジュール700は、基板710の表面に搭載された電子部品とシールドケースとの隙間と、基板710の裏面に搭載された電子部品と装置基板との隙間とによって余分な厚さが生じる。一方、実施例1に係る電子モジュール1は、上側フレキ基板10に搭載された電子部品と下側フレキ基板11に搭載された電子部品との間にのみ隙間が存在する。したがって、実施例1に係る電子モジュール1は、単一の基板の両面に電子部品を搭載する従来の電子モジュールと比較して厚さを薄くすることができる。
さらに、実施例1に係る電子モジュール1は、下側フレキ基板11と上側フレキ基板10とで電子部品を覆う構造としている。これにより、電子モジュール1は、上側フレキ基板10に配線層として設けられた金属箔を電磁シールドとして用いることができる。すなわち、実施例1に係る電子モジュール1は、シールドケースを用いることなく、電子部品への電磁波の影響を遮断することができる。しかも、実施例1に係る上側フレキ基板10は、上述したように、絶縁層の全面がさらに銅箔で覆われているため、電子部品への電磁波の影響をより確実に遮断することができる。
次に、電子部品を搭載した状態の上側フレキ基板10及び下側フレキ基板11を示す。図8は、電子部品を搭載した上側フレキ基板10の展開図である。同図に示すように、上側フレキ基板10は、基板本体100の裏面に形成された配線層に、LSI50aと、チップコンデンサ60a,60bとを搭載する。LSI50a及びチップコンデンサ60aは、それぞれパターン103を介して、任意の端子部101に形成された電極102と接続する。また、チップコンデンサ60bは、パターン103を介してLSI50aと接続する。
また、図9は、電子部品を搭載した下側フレキ基板11の展開図である。同図に示すように、下側フレキ基板11は、部品搭載領域110の表面に、FIL70a,70bとチップコンデンサ60cとを搭載している。FIL70a,70b及びチップコンデンサ60cは、それぞれパターン113を介して、任意の端子部111に形成された電極112と接続する。
上述してきたように、実施例1に係る電子モジュール1は、上側フレキ基板10の端子部101と下側フレキ基板11の端子部111とが重なることなく交互に配置される。さに、実施例1に係る電子モジュール1は、上側フレキ基板10の任意の端子部101と、この端子部101に隣り合う下側フレキ基板11の端子部111とが半田付けにより直接接続される。このため、実施例1に係る電子モジュール1によれば、上側フレキ基板10と下側フレキ基板11との電気的接続を効率的に行うことができる。
実施例1では、上側フレキ基板10及び下側フレキ基板11の2枚のフレキシブル基板を積層した電子モジュールについて説明したが、積層されるフレキシブル基板は3枚以上であってもよい。そこで、実施例3では、本願の開示する電子モジュールの他の一例として、3枚のフレキシブル基板を積層した電子モジュールについて説明する。図10は、実施例2に係る電子モジュールの側断面図である。なお、既に説明した構成と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10に示すように、実施例2に係る電子モジュール2は、上段フレキ基板20と、中段フレキ基板21と、下段フレキ基板22の3枚のフレキシブル基板を有する。上段フレキ基板20及び中段フレキ基板21は、実施例1に係る上側フレキ基板10と同様の形状を有する。
具体的には、上段フレキ基板20は、箱型の基板本体200と、基板本体200の底部に連設した複数の端子部201とを有する。中段フレキ基板21は、上段フレキ基板20よりも一回り小さい箱型の基板本体210と、基板本体210の底部に連設する複数の端子部211とを有する。また、中段フレキ基板21は、絶縁層の両面に配線層が形成されている。
下段フレキ基板22は、実施例1に係る下側フレキ基板11と同様の形状を有する。具体的には、下段フレキ基板22は、周縁部に複数の端子部221を有し、端子部221を除いた領域を部品搭載領域220とする平板上のフレキシブル基板である。
電子モジュール2は、下段フレキ基板22の部品搭載領域220と中段フレキ基板21の基板本体210とで覆われた空間に複数の電子部品を搭載する。具体的には、電子モジュール2は、部品搭載領域220と基板本体210とで覆われた空間に、LSI50c、チップコンデンサ60g〜60i及びFIL70d,70eを搭載する。さらに具体的には、電子モジュール2は、下段フレキ基板22の部品搭載領域220に、FIL70d,70e及びチップコンデンサ60iを搭載し、中段フレキ基板21の基板本体210の裏面にLSI50c及びチップコンデンサ60g、60fを搭載する。
また、電子モジュール2は、中段フレキ基板21の基板本体210と上段フレキ基板20の基板本体200とで覆われた空間にも複数の電子部品を搭載する。具体的には、電子モジュール2は、基板本体210と基板本体200とで覆われた空間に、LSI50b、FIL70c及びチップコンデンサ60d〜60fを搭載する。さらに具体的には、電子モジュール2は、中段フレキ基板21の基板本体210の表面にチップコンデンサ60d〜60fを搭載し、上段フレキ基板20の基板本体200の裏面にLSI50b及びFIL70cを搭載する。このように、実施例2に係る中段フレキ基板21は、基板本体210の両面に電子部品を搭載する。
次に、上段フレキ基板20と中段フレキ基板21と下段フレキ基板22とを重ね合わせる様子について説明する。図11は、実施例2に係る上段フレキ基板と中段フレキ基板と下段フレキ基板とを重ね合わせる様子を示す図である。
下段フレキ基板22に形成された複数の端子部221は、平面視において櫛歯状に配置されている。具体的には、下段フレキ基板22の端子部221は、基板本体200の各辺に所定間隔を開けて3つずつ形成されている。
同様に、中段フレキ基板21に形成された複数の端子部211は、平面視において櫛歯状に配置されている。具体的には、中段フレキ基板21の端子部211は、基板本体210の各辺に所定間隔を開けて2つずつ形成されている。より具体的には、中段フレキ基板21の端子部211は、下段フレキ基板22と重ね合わせた場合に、下段フレキ基板22の端子部221と重ならない位置に形成される。
同様に、上段フレキ基板20に形成された複数の端子部201は、平面視において櫛歯状に配置されている。具体的には、上段フレキ基板20の端子部201は、基板本体200の各辺に所定間隔を開けて3つずつ形成されている。より具体的には、上段フレキ基板20の端子部201は、下段フレキ基板22及び中段フレキ基板21と重ね合わせた場合に、下段フレキ基板22の端子部221及び中段フレキ基板21の端子部211と重ならない位置に形成される。
したがって、実施例2に係る電子モジュール2は、下段フレキ基板22と中段フレキ基板21と上段フレキ基板20とを重ね合わせた状態では、各基板20〜22の端子部201〜203が、重なり合うことなく交互に並んだ状態となる。このように、実施例2に係る電子モジュール2は、下段フレキ基板22の端子部221と中段フレキ基板21の端子部211と上段フレキ基板20の端子部201とを交互にずらして互いに重ならないように配置する。
そして、下段フレキ基板22の任意の端子部221は、隣接する中段フレキ基板21の端子部211と半田400で接続されている。これにより、下段フレキ基板22は、中段フレキ基板21と電気的及び物理的に接続される。
同様に、下段フレキ基板22の任意の端子部221は、隣接する上段フレキ基板20の端子部201と半田400で接続される。これにより、下段フレキ基板22は、上段フレキ基板20と電気的及び物理的に接続される。同様に、中段フレキ基板21の任意の端子部211は、隣接する上段フレキ基板20の端子部201と半田400で接続される。これにより、中段フレキ基板21は、上段フレキ基板20と電気的および物理的に接続される。
また、下段フレキ基板22の任意の端子部221は、装置基板Bと半田400により接続される。同様に、中段フレキ基板21の任意の端子部211は、装置基板Bと半田400により接続される。同様に、上段フレキ基板20の任意の端子部201は、装置基板Bと半田400により接続される。これにより、各基板20〜22は、装置基板Bと電気的及び物理的に接続される。
上述してきたように、本実施例2によれば、3枚以上のフレキ基板を積層する場合にであっても、2枚のフレキ基板を積層する場合と同様に、各フレキ基板同士の接続を効率的に行うことができる。
実施例1では、下側フレキ基板11の複数の端子部111を櫛歯状に形成することとしたが、下側フレキ基板11の複数の端子部111は、櫛歯状に形成されなくともよい。そこで、実施例3では、本願の開示する電子モジュールの一例として、矩形状に形成された下側フレキ基板に、櫛歯状に形成された複数の端子部を有する上側フレキ基板を張り合わせた電子モジュールについて説明する。なお、既に説明した構成と同じものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12は、実施例3に係る上側フレキ基板と下側フレキ基板とを重ね合わせる様子を示す図である。同図に示すように、実施例3に係る電子モジュール3は、平面視において正方形に形成された下側フレキ基板30の上部に実施例1に係る上側フレキ基板10を張り合わせて形成される。
実施例3に係る下側フレキ基板30は、周縁部に所定間隔で複数の端子部301が形成されている。具体的には、複数の端子部301は、下側フレキ基板30の各辺にそれぞれ3つずつ形成されている。より具体的には、各端子部301は、上側フレキ基板10を張り合わせた場合に、上側フレキ基板10の端子部101と重ならない位置に形成される。
そして、実施例3に係る電子モジュール3は、下側フレキ基板30と上側フレキ基板10とを重ね合わせた状態では、下側フレキ基板30の端子部301と上側フレキ基板10の端子部101が、重なり合うことなく交互に並んだ状態となる。
さらに、下側フレキ基板30の任意の端子部301は、隣接する上側フレキ基板10の端子部101のうちの一方と半田400により接続される。これにより、下側フレキ基板30と上側フレキ基板10とは、電気的及び物理的に接続される。
また、下側フレキ基板30の任意の端子部301は、装置基板Bと半田400により接続される。同様に、上側フレキ基板10の任意の端子部101は、装置基板Bと半田400により接続される。これにより、下側フレキ基板30及び上側フレキ基板10は、装置基板Bと電気的及び物理的に接続される。
上述してきたように、実施例3では、装置基板B上に設置される下側フレキ基板30の端子部301を櫛歯状に形成しなくとも、実施例1と同様に、上側フレキ基板10と下側フレキ基板30との電気的な接続を容易に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
例えば、上記各実施例では、電子モジュールに積層される基板として、フレキシブル基板を用いて説明したが、これに限ったものではない。例えば、電子モジュール1は、下側フレキ基板11として、ガラエポ基板のように剛性のある基板を用いても良い。また、電子モジュール1は、上側フレキ基板10及び下側フレキ基板11として、リジッドフレキシブル基板を用いることもできる。
B 装置基板
H 携帯電話機
1,2,3 電子モジュール
10 上側フレキ基板
100 基板本体
101 端子部
102 電極
11,30 下側フレキ基板
110 部品搭載領域
111,301 端子部
112 電極
20 上段フレキ基板
200 基板本体
201 端子部
21 中段フレキ基板
210 基板本体
211 端子部
22 下段フレキ基板
220 部品搭載領域
221 端子部

Claims (3)

  1. 周縁部に所定間隔で複数の端子部が形成された下部基板と、
    前記複数の端子部のうち任意の2つの端子部間に挟み込まれるように配置されるとともに前記2つの端子部のうち一方の端子部と半田付けにより接続された端子部を有する上部基板と
    を備えたことを特徴とする電子部品モジュール。
  2. 前記上部基板は、前記端子部を連設する基板本体を有し、
    前記基板本体は、前記下部基板に搭載された電子部品を覆う形状に形成された
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品モジュール。
  3. 前記上部基板は、前記基板本体と前記下部基板とにより形成された空間側に電子部品を搭載することを特徴とする請求項2に記載の電子部品モジュール。
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