JP5292253B2 - 塗布具 - Google Patents

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Description

本発明は、塗布液を被塗布面に塗布して被塗布面に塗布液の硬化薄膜を形成するための塗布具に関するものである。
従来より、壁面やガラス面などを保護するために、各種の液体状のコーティング剤(塗布液)を壁面やガラス面などの被塗布面に塗布し、被塗布面で塗布液を硬化させることで被塗布面に薄膜を形成するようにしている。
この塗布液の被塗布面への塗布作業においては、スポンジや布などの塗布具を用いて塗布液を被塗布面で略均一な膜厚となるように塗布するようにしている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−164793号公報
ところが、従来のスポンジや布などの塗布具では、熟練者であっても被塗布面に塗布液を均一な厚みに塗布することが困難であり、被塗布面に不均一な膜厚の薄膜が形成されることによって表面で光が乱反射してしまい、外観上の美観を損ねていた。
特に、酸化チタン粒子を含有するコーティング剤や銀イオン粒子を含有するコーティング剤などのように所定の機能を有する粒子を含有する塗布液の場合には、薄膜の膜厚が不均一になるばかりではなく、機能性粒子も被塗布面に不均一に付着することになってしまい、所定の機能を十分に発揮できなくなるおそれもあった。
そこで、請求項1に係る本発明では、塗布液を被塗布面に塗布して被塗布面に塗布液の硬化薄膜を形成するための塗布具において、把持体の表面に塗布液の透過を妨げる不透水層を形成するとともに、不透水層の表面に塗布液の硬化薄膜の厚みよりも高い凸部を散在させ、前記把持体及び不透水層を弾性素材で形成して被塗布面の凹凸に柔軟に追従できるようにすることにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記凸部を被塗布面の表面硬度よりも軟らかくすることにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記凸部を表面に形成した不透水層を交換可能とすることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、塗布液を被塗布面に塗布して被塗布面に塗布液の硬化薄膜を形成するための塗布具において、把持体の表面に塗布液の透過を妨げる不透水層を形成するとともに、不透水層の表面に塗布液の硬化薄膜の厚みよりも高い凸部を散在させることにしているために、塗布時に被塗布面と不透水層との間に凸部の高さ分の間隙が形成され、その間隙に塗布液が介在することで被塗布面に塗布液を均一に塗布することができ、被塗布面に均一な厚みの薄膜を容易に形成することができる。
特に、把持体を弾性素材で形成した場合には、被塗布面の凹凸に柔軟に追従することができるので、凹凸の有る被塗布面であっても良好に均一な膜厚の薄膜を形成することができる。
また、凸部を表面に形成した不透水層を交換可能とした場合には、被塗布面に形成する薄膜の膜厚に応じた高さの凸部を有する不透水層に交換することで、異なる膜厚の薄膜を容易に形成することができる。
本発明に係る塗布具を示す斜視図。 同断面図。 同部分拡大断面図。
以下に、本発明に係る塗布具の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、塗布具1は、作業者が把持する矩形板状の把持体2の表面にシート状の不透水層3を形成するとともに、不透水層3の表面に多数の凸部4を不均一に形成している。
把持体2は、作業者が把持するのに適した形状であればよく、プラスチックや木などの剛性素材で形成したものでもよいが、スポンジなどの弾性素材で形成して、被塗布面5の凹凸に柔軟に追従できるようにしたほうが好ましい。
不透水層3は、塗布液6の透過を妨げる層であればよく、ビニールなどのように塗布液6を全く透過させない素材で形成してもよく、紙や布などのように塗布液6が浸み込むことで塗布液6の透過を妨げる素材で形成してもよい。
この不透水層3も、剛性素材で形成してもよいが、把持体2と同様にスポンジなどの弾性素材で形成して、被塗布面5の凹凸に柔軟に追従できるようにしたほうが好ましい。
また、不透水層3は、把持体2の表面に接着や溶着して固定してもよく、把持体2の表面に粘着剤を介して交換可能に貼着してもよい。
凸部4は、鉱物や金属などの粒子を不透水層3の表面に接着や溶着などにより固定して形成したものであり、被塗布面5に最終的に形成する塗布液6の硬化薄膜の厚み(設計値)よりも高い粒子としている。
そして、上記塗布具1を用いて被塗布面5に塗布液6を塗布して硬化薄膜を形成するには、予め被塗布面5の表面に塗布液6を付着させた後に、塗布具1の表面の凸部4を被塗布面5に接触させた状態で被塗布面5の表面に沿って塗布具1を滑動させていく。
このときに、被塗布面5と不透水層3との間に凸部4の高さに応じた間隙7が形成され、その間隙7に塗布液6が充填されることになる。
そして、塗布具1を被塗布面5の表面に沿って滑動させていくと、その直後には凸部4の影響によって被塗布面5に塗布液6が付着していない部分が筋状に形成されてしまうが、直ぐに塗布液6の粘性によって筋状部分に塗布液6が滲むように広がり、その結果、被塗布面5に塗布液6を均一な厚みに塗布することができ、その後、塗布液6を硬化させることによって均一な膜厚の薄膜を形成することができる。
なお、凸部4の高さは、塗布液6が塗布後に筋状部分に広がるために、被塗布面5に最終的に形成する塗布液6の硬化薄膜の厚み(設計値)よりも高くし、塗布直後では塗布液6が硬化薄膜の厚みよりも厚く塗布されるようにしている。
また、凸部4の硬さは、被塗布面5の表面を傷付けることのないようにするために、被塗布面5の表面硬度よりも軟らかくしてもよいが、被塗布面5よりも硬いものであっても、塗布時に塗布液6が凸部4と被塗布面5との間に介在することで塗布液6が潤滑剤としても機能するために、被塗布面5を傷付けてしまうことはない。
以上に説明したように、上記塗布具1は、塗布液6を被塗布面5に塗布して被塗布面5に塗布液6の硬化薄膜を形成するものであり、把持体2の表面に不透水層3を形成するとともに、不透水層3の表面に塗布液6の硬化薄膜の厚みよりも高く被塗布面5よりも軟らかい凸部4を散在させた構成となっている。
そのため、上記構成の塗布具1では、塗布時に被塗布面5と不透水層3との間に凸部4の高さ分の間隙7が形成され、その間隙7に塗布液6が介在することで被塗布面5に塗布液6を均一に塗布することができ、被塗布面5に均一な厚みの薄膜を容易に形成することができる。
しかも、把持体2を弾性素材で形成することによって、被塗布面5の凹凸に柔軟に追従することができるようになり、凹凸の有る被塗布面5であっても良好に均一な膜厚の薄膜を形成することができる。
また、凸部4を表面に形成した不透水層3を交換可能とすることによって、被塗布面5に形成する薄膜の膜厚に応じた高さの凸部4を有する不透水層3に交換することで、異なる膜厚の薄膜を容易に形成することができる。
1 塗布具
2 把持体
3 不透水層
4 凸部
5 被塗布面
6 塗布液
7 間隙

Claims (3)

  1. 塗布液を被塗布面に塗布して被塗布面に塗布液の硬化薄膜を形成するための塗布具において、
    把持体の表面に塗布液の透過を妨げる不透水層を形成するとともに、不透水層の表面に塗布液の硬化薄膜の厚みよりも高い凸部を散在させ、前記把持体及び不透水層を弾性素材で形成して被塗布面の凹凸に柔軟に追従できるようにしたことを特徴とする塗布具。
  2. 前記凸部を被塗布面の表面硬度よりも軟らかくしたことを特徴とする請求項1に記載の塗布具。
  3. 前記凸部を表面に形成した不透水層を交換可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布具。
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