JP5291451B2 - 塗料組成物、塗装品、塗装方法 - Google Patents
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Si(OR)4…(1)
で表されるアルコキシドの加水分解物及び/又は部分加水分解物である。式(1)においてRは、同一又は異種の置換若しくは非置換の炭素数1〜8の1価炭化水素基が好適であり、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等のアルキル基を例示することができる。アルコキシ基中に含有されるアルキル基のうち、炭素数が3以上のものについては、n−プロピル基、n−ブチル基等のように直鎖状のものであってもよいし、イソプロピル基、イソブチル基、t−ブチル基等のように分岐を有するものであってもよい。
(A)成分となるテトラエトキシシラン(TES)4部にイソプロピルアルコール18部を加え、更に(B)成分の微粒子シリカを下記のように配合し、これをディスパーを用いてよく混合した。そして2時間重合反応させた後に、全固形分が5%になるように(C)成分の水で希釈し、さらに(D)成分のレベリング剤(デグサ社製「BYK−346」)を全量に対して0.3%加えることによって、塗料組成物を調製した。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で99.0:1.0となるように組み合わせて用いるようにした。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で95.0:5.0となるように組み合わせて用いるようにした。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で92.0:8.0となるように組み合わせて用いるようにした。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で90.0:10.0となるように組み合わせて用いるようにした。
実施例1において、(C)成分としてイソプロピルアルコール(IPA)を用いて全固形分が5%になるように希釈した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で99.0:1.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で95.0:5.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で92.0:8.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で90.0:10.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例1において、(C)成分として水とIPA=1:1(質量比)の混合溶媒を用いて、全固形分が5%になるように希釈した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で99.0:1.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で95.0:5.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で92.0:8.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で90.0:10.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
窯業系基材の表面に実施例1と同じ無機コーティング剤を塗布し、100℃で1分間加熱することによって、塗膜を半硬化させた。そしてこの撥水性の下地塗膜が半硬化状態のときに、実施例5で調製した塗料組成物をエアースプレーして塗布し、150℃で30分間焼成することによって、平均膜厚1.0μmの親水性塗膜を表層に形成した防汚建材を得た。
実施例10で調製した塗料組成物を用いるようにした他は、実施例16と同様にして、防汚建材を得た。
実施例15で調製した塗料組成物を用いるようにした他は、実施例16と同様にして、防汚建材を得た。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカとして、粒子径が小さい(B1)成分のみ用いるようにし、その他は実施例1と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカとして、粒子径が小さい(B1)成分のみ用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカとして、粒子径が小さい(B1)成分のみ用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカとして、粒子径が大きい(B2)成分のみ用いるようにし、その他は実施例1と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカとして、粒子径が大きい(B2)成分のみ用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカとして、粒子径が大きい(B2)成分のみ用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例1において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で75.0:25.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例1と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例6において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で75.0:25.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例6と同様にして塗料組成物を調製した。
実施例11において、(B)成分の微粒子シリカを、(B1)成分:(B2)成分の比率が固形分質量比で75.0:25.0となるように組み合わせて用いるようにし、その他は実施例11と同様にして塗料組成物を調製した。
Claims (7)
- テトラエトキシシランの加水分解物及び/又は部分加水分解物(A)と、微粒子シリカ(B)と、希釈溶媒(C)と、表面張力調整剤(D)とを含有し、(B)成分が、平均粒子径が4nm以上〜20nm未満のもの(B1)と、平均粒子径が20nm以上〜150nm以下のもの(B2)の2種類以上の微粒子シリカの組合せからなり、(B1)と(B2)の比率が固形分換算した質量比で(B1):(B2)=99.9:0.1〜90:10の範囲であることを特徴とする塗料組成物。
- (B)成分の含有量は、(A)成分と(B)成分の合計質量に対し、固形分換算した質量比で0.5〜0.95の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の塗料組成物。
- (B)成分の微粒子シリカは親水性であることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗料組成物。
- (C)成分の希釈溶媒は、有機溶剤及び水から選ばれるものであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の塗料組成物。
- 被塗装物に表層として、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塗料組成物の塗膜が形成されていることを特徴とする塗装品。
- 水の接触角が60°以上である下地塗膜が形成された被塗装物の表面に、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塗料組成物を塗布して塗膜を形成することを特徴とする塗装方法。
- 被塗装物に形成された下地塗膜の上に請求項1乃至4のいずれか1項に記載の塗料組成物を塗布して塗膜を形成するにあたって、下地塗膜が半硬化状態のときに、上記塗料組成物を下地塗膜の上に塗布することを特徴とする塗装方法。
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