JP5289751B2 - ガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート - Google Patents

ガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート

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Description

本発明は、ブラケットと、ヘッドレストサポート及び/又はヘッドレストステー(ステーとする)等のヘッドレスト装置全体のガタ防止機構であって、特に、ブラケットと、ヘッドレストサポート、並びにステーとによるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートに関する。
ヘッドレストサポートのガタ防止機構は、車輌内の静寂化が要望されるときに、必要となる構造であり、これまで幾多の発明及び/又は考案が提案されており、その一部は実用に供されている。その一例を説明すると、本出願人が提案する発明及び/又は製品が、業界のパイオニアであり、その製品に至っては、現状、業界の標準品となっている。
前述した現状を踏まえて、その優れた構造と、仕組み等の概要を説明すると、文献(1)として挙げる特開平11−89665の「ヘッドレストサポート」と、同文献(2)として挙げる特開2006−198226の「ヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに組付けられるロック部材」とがある。そして、市場の製品は、主として、文献(1)の実施品である。
この文献(1)は、ヘッドレストサポートを、頭部と首部と胴部とで一体的に樹脂形成し、この胴部に、ヘッドレストのステーを内方に向かって弾性的に保持するステー押圧部を形成し、これにより、ステーを弾性的に支持する構造とし、先ず、ブラケットと、ヘッドレストサポート、並びにステーとの間における嵌合状態及び/又は組付け状態のガタ防止と、この組付け後のガタ防止を図ることを目的とする。そして、この構造を採用することで、例えば、走行時の静寂性の向上を図り、また製作面におけるブラケットと、ヘッドレストサポート、並びにステーとの間における公差の問題解消と、さらには温度変化に対する公差のばらつきに影響されることなく、このヘッドレストサポートとステーとの間のガタ防止を図ることを意図する。
また文献(2)は、文献(1)の構造の一層のガタ防止を意図した構成であり、首部の軸方向の下側に、このヘッドレストサポートの壁を介して貫通孔の軸芯方向に向かって膨出形成した、第二、第三のステー弾性押圧部を介して、このヘッドレストサポートと、ステーとのガタ防止を図ることを意図する。
特開平11−89665 特開2006−198226
前記文献(1)、(2)は、ブラケッと、ヘッドレストサポート、並びにステーとのガタ防止を図る構成であるが、ヘッドレストサポートの胴部と首部に設けた、ガタ防止手段(弾性体、ステー弾性押圧部)を介して、ガタ防止を図る構造である。従って、このヘッドレストステーを弾性的に支持する支持部とヘッドレストとで保つ、軸方向の距離(軸方向の長さ)と、このヘッドレストの重量との積算で形成されるモーメントにおいて、このヘッドレストと、その全体構造を支持する機構である。従って、ヘッドレストステーと、ヘッドレストサポート、並びに前記ブラケットとの間のガタ防止を図るには、可能であるとしても、ヘッドレストの重量の増加、又はヘッドレストを最大限に引伸ばした状態を考えた場合には、パワー不足と、このパワー不足に基くガタの発生が考えられる。
従って、如何なる使用状態でも、確実にガタ防止及び公差によるガタ防止(静寂性の確保)を図ること、又は強度の向上を図るには、更なる改良が要望される。
上記に、鑑み本発明は、前記文献(1)、(2)の改良を図りつつ、部品の組付け後に発生するガタ防止及び/又は公差等に起因するガタ防止を、略皆無とすることを意図する。そして、また、当該文献(1)、(2)で提案された構造を有効利用し、かつ量産に適した構造の提案を図ること、又は組付け・製造の簡易性と、利便性が図れるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートを提案すること等を意図する。
請求項1・2の発明は、シートの躯体に設けたブラケットと、このブラケットに設けたヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに設けたステーの組付け後に発生するガタ防止及び/又はこれらの公差等に起因するガタ防止を、略皆無とすることを意図する。そして、請求項1の発明は、先行文献(1)、(2)で提案された構造を有効利用し、かつ量産に適した構造の提案を図ること、又は組付け・製造の簡易性と、利便性が図れるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートを提案すること等を意図する。
請求項1は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
前記頭部の前記貫通孔の周面に向かって設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れ、かつ前記貫通孔の周面に向かって形成した切欠き部の受入室でなる上方のガタ防止機構と、
なるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項2は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
前記受入室は、貫通孔の周面に形成した切欠き部とし、前記弾性体は、この切欠き部に対応する位置に、この周面から、壁を介して貫通孔に向かって突出した弾性体舌片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項〜請求項10の発明は、請求項1の目的を達成すること、この目的を達成するに、最適な受入室と、弾性体との構造を提供することを意図する。
請求項3は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
前記受入室は、貫通孔の周面に向かって形成した段部付き切欠き部とし、前記弾性体は、この段部付き切欠き部に対応する位置に、この周面に向かって突出した弾性体舌片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項4は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
前記受入室は、貫通孔の周面に形成した切欠き部とし、前記弾性体は、この切欠き部に対応する位置に、この貫通孔の周面であって、かつその下方から上方に向って膨出形成した弾性体突片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項は、請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
前記弾性体突片の先端部を、肉薄形状とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項6は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
前記受入室は、貫通孔に壁を介して形成した空洞部とし、前記弾性体は、この空洞部に対応する位置に、この貫通孔の周面から、その軸芯方向に向って膨出形成した弾性体膨出片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項は、請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
前記弾性体膨出片の先端部を、内面から離間する構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項は、請求項1に記載のヘッドレストサポートであって、
前記弾性体は、前記貫通孔の周面から、壁を介して貫通孔の軸芯方向に向かって突出した弾性体膨出片と、この弾性体膨出片を形成する前記首部に設けた空洞孔とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項は、請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
前記弾性体膨出片の先端部を、内面から離間する構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項10は、請求項1に記載のヘッドレストサポートであって、
前記受入室と、前記弾性体を、複数個設ける構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項1の発明は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
ヘッドレストサポートは、頭部と、頭部の下方に設けられた、頭部より小径の首部と、首部の下方に設けられた、首部より小径の胴部とで構成されており、
頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、また胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又はブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
頭部の貫通孔の周面に向かって設けたステー押圧用の弾性体と、弾性体を受入れ、かつ貫通孔の周面に向かって形成した切欠き部の受入室でなる上方のガタ防止機構と、
なるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項2の発明は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
ヘッドレストサポートは、頭部と、頭部の下方に設けられた、頭部より小径の首部と、首部の下方に設けられた、首部より小径の胴部とで構成されており、
頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、また胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又はブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
受入室は、貫通孔の周面に形成した切欠き部とし、弾性体は、切欠き部に対応する位置に、周面から、壁を介して貫通孔に向かって突出した弾性体舌片とする
構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
従って、請求項1・2は、シートの躯体に設けたブラケットと、このブラケットに設けたヘッドレストサポートと、このヘッドレストサポートに設けたステーの組付け後に発生するガタ防止及び/又はこれらの公差等に起因するガタ防止を、略皆無にできる特徴がある。そして、請求項1は、先行文献(1)、(2)で提案された構造を有効利用し、かつ量産に適した構造の提案を図ること、又は組付け・製造の簡易性と、利便性が図れるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートを提案できること等の実益を有する。
請求項3の発明は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
ヘッドレストサポートは、頭部と、頭部の下方に設けられた、頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、首部より小径の胴部とで構成されており、
頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、また胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又はブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
受入室は、貫通孔の周面に向かって形成した段部付き切欠き部とし、弾性体は、段部付き切欠き部に対応する位置に、周面に向かって突出した弾性体舌片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項4の発明は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
ヘッドレストサポートは、頭部と、頭部の下方に設けられた、頭部より小径の首部と、首部の下方に設けられた、首部より小径の胴部とで構成されており、
頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、また胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又はブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
受入室は、貫通孔の周面に形成した切欠き部とし、弾性体は、切欠き部に対応する位置に、貫通孔の周面であって、かつ下方から上方に向って膨出形成した弾性体突片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項の発明は、請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
弾性体突片の先端部を、肉薄形状とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項6の発明は、シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
ヘッドレストサポートは、頭部と、頭部の下方に設けられた、頭部より小径の首部と、首部の下方に設けられた、首部より小径の胴部とで構成されており、
頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、また胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又はブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
受入室は、貫通孔に壁を介して形成した空洞部とし、弾性体は、空洞部に対応する位置に、貫通孔の周面から、軸芯方向に向って膨出形成した弾性体膨出片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項の発明は、請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
弾性体膨出片の先端部を、内面から離間する構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項の発明は、請求項1に記載のヘッドレストサポートであって、
弾性体は、貫通孔の周面から、壁を介して貫通孔の軸芯方向に向かって突出した弾性体膨出片と、弾性体膨出片を形成する首部に設けた空洞孔とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項の発明は、請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
弾性体膨出片の先端部を、内面から離間する構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
請求項10の発明は、請求項1に記載のヘッドレストサポートであって、
受入室と、弾性体を、複数個設ける構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートである。
従って、請求項〜請求項10の発明は、請求項1の目的を達成できること、この目的を達成するに、最適な受入室と、弾性体との構造を提供できること等の特徴を有する。
本発明の一例を説明する。
先ず、図面の説明をすると、図1は車輌とヘッドレスト装置との関係を分解して示した縮尺斜視図、図2はヘッドレスト装置の要部(ブラケット、ステーを除いた)の拡大斜視図、図3は本発明の特性を示した模式図であり、文献1に示したヘッドレストサポートと、本発明のヘッドレストサポートによるガタ防止機構のモーメント特性を示した図表である。
そして、図4及び図4−1〜図4−6は、請求項で説明した第一実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図4は第一実施例のヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図、図4−1は第一実施例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図4−2は図4−1の貫通孔と弾性体舌片との関係を拡大して示した平面図、図4−3は図4−1のA−A断面図、図4−4は図4−1のB−B断面図、図4−5は図4−1の弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図4−6は図4−1のA−A断面図の別の一例を示した断面図である。
次に、図5及び5−1〜図5−7は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図5は第二実施例のヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図、図5−1は第二実施例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔を平面図、図5−2は図5−1の貫通孔と弾性体舌片との関係を拡大して示した平面図、図5−3は図5−1のA−A断面図、図5−4は図5−1のB−B断面図、図5−5は図5−1の弾性体舌片の動きを示した平面図、図5−6は図5−4の弾性体舌片がさらに動いた状態を示したものであり、ステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図5−7は図5−1のA−A断面図の別の一例を示した断面図である。
続いて、図6及び図6−1〜図6−6は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図6は第三実施例の第一例であるヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図、図6−1は第三実施例の第一例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図6−2は図6−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図、図6−3は図6−1のA−A断面図、図6−4は図6−1のB−B断面図、図6−5は図6−4の弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図6−6は図6−4のB−B断面図の別の一例を示した断面図である。
続いて、図7及び図7−1〜図7−6は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図7は第三実施例の第二例であるヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図、図7−1は第三実施例の第二例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図7−2は図7−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図、図7−3は図7−1のA−A断面図、図7−4は図7−1のB−B断面図、図7−5は図7−4の弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図7−6は図7−4のB−B断面図の別の一例を示した断面図である。
さらに、図8−1〜図8−9は、請求項で説明した第四実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図8−1は第四実施例の第一例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図8−2は図8−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図、図8−3は図8−2のA−A端面図、図8−4は図8−3のB−B断面図、図8−5は図8−3のC−C断面図、図8−6は弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図8−7は図8−2のA−A端面図の別の一例を示した断面図、図8−8は図8−3のC−C断面図のさらに別の一例を示した断面図、図8−9は図8−3のC−C断面図のさらに他の一例を示した断面図である。
そして、図9−1〜図9−7は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図9−1は第四実施例の第二例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図9−2は図9−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図、図9−3は図9−2のA−A端面図、図9−4は図9−3のB−B断面図、図9−5は図9−3のC−C断面図、図9−6は弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図9−7は図9−2のA−A端面図の別の一例を示した断面図である。
そして、図10−1〜図10−6は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例である上方のガタ防止機構を示しており、図10−1は第四実施例の第三例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図10−2は図10−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図、図10−3は図10−2のA−A端面図、図10−4は図10−3のB−B断面図、図10−5は弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図、そして、図10−6は図10−2のA−A端面図の別の一例を示した断面図である。
そして、また、図11−1〜図11−5は、請求項10で説明した第四実施例の第四例である上方のガタ防止機構を示しており、図11−1は第四実施例の第四例のヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図、図11−2は図11−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図、図11−3は図11−2のA−A端面図、図11−4は図11−3のB−B断面図、そして、図11−5は図11−3のB−B断面図の別の一例を示した断面図である。
また、図12−1〜図12−8は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図である。
以下、本発明の好ましい、一例を説明する。
本発明のヘッドレストサポート1は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂で一体的に成型加工され、内部にヘッドレストステー(ステー2とする)を挿入するための貫通孔3を、軸方向の上下にわたって貫通した構造とし、このヘッドレストサポート1は図1〜図3等に示すように、軸方向の上部より、下部に向かって、略方形状の頭部100と、この頭部100の底面より延設され、かつ頭部100より小径であって、かつ前記貫通孔3との間に肉厚部を設けた略方形状の首部101、また首部101の底面より延設され、かつ首部101より小径であって、かつ前記貫通孔3との間に肉厚部(頭部100の肉厚部より薄い肉厚部)を設けた筒形状の胴部102で構成される。そして、この貫通孔3は、頭部100から胴部102と同じ内径を呈する。
前記ヘッドレストサポート1の頭部100は、その4辺の外周面を、丸みをおびた形状とする。そして、このヘッドレストサポート1の首部101の全体と、胴部102の一部は、図1に示す如く、シートバックCのフレームC1に対で設けた略方形状を呈するブラケット5(受け部材)に嵌入保持される。そして、頭部100の頭本体部100cの下面100c1がブラケット5の上面5aに衝止される。また首部101の切欠き片(後述する)が、このブラケット5の内周面5bに弾圧される(弾性的に圧嵌される)。
そして、この頭部100の筒部100a(貫通孔3)の周面100b(周辺)には、ステー押圧用の上方のガタ防止機構「X」が設けられている。この上方のガタ防止機構「X」は、周面100bに切欠き設けた受入室6(受入手段)と、この受入室6に撓込み可能(貫入、撓み、空気の吸排等)な弾性体7とで構成されており、この受入室6と弾性体7の各実施例を、第一実施例〜第四実施例について、下記に説明する。
[イ] 図4−1〜図4−6は、請求項で説明した第一実施例の一例であり、この受入室6は、周面100bであって、その円周方向「あ」に、かつ軸方向「い」に切欠き形成された切欠き部600である。また弾性体7は、周面100bより軸芯方向「う」の中心部に向かって、かつ円周方向「あ」に延設した平面視して舌状の弾性体舌片700である。そして、この弾性体舌片700は、先端部700aは細く鰭形状であり、中央部700bは肉厚で曲面形状を呈し、さらに基端部700c(連設部)はさらに肉厚(中央部700bは肉厚に対して)で、その内側(貫通孔3の円周方向「あ」)がR面700dで、外側(貫通孔3の軸芯方向「う」)が反R面700eを呈する。従って、この弾性体舌片700が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、先端部700aが伸張、かつ周面100bに向かって接近する。そして、基端部700cのR面700dが狭まり、かつ反R面700eが撓む構造であり、最終的には(弾性体舌片が動いた状態であり)、中央部700bの内面側700b1と、内面100bが環状となって、この弾性体舌片700が弾圧される。従って、ステー2は、この頭部100の筒部100aと、弾性体舌片700による反撥(弾圧に対する反撥、又は弾性)を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する状態が、図4−5に示してある(上方のガタ防止機構「X」が作用する。以下同じ、省略する)。また図4−3の如く、弾性体舌片700の円周方向「あ」の上方の自由端700fを肉薄に形成し、この肉薄形状を介して、ステー2の挿入の容易化と、この弾性体舌片700の折損、割れ防止等に役立てる。尚、前記R面700dと反R面700eとの曲り角度は、R面700d<反R面700eとして、この弾性体舌片700の可撓性(撓みと、戻り等)をスムーズにし、また耐久性の向上等を図る(他の各実施例も同じ)。そして、また、この弾性体舌片700に、図示しないスプリングを内蔵する構造とし、その可撓性・弾性・耐久性等の向上を図ることもできる(他の各実施例も同じ)。尚、図4−6は、この弾性体舌片700の下側が、周面100bの軸方向「い」に連設された別の一例を示している。その他は、この第一実施例の一例に準ずる。
[ロ] 図5−1〜図5−7は、請求項で説明した第二実施例の一例であり、この受入室6は、周面100bであって、その円周方向「あ」に、かつ軸方向「い」に切欠き形成された切欠き部600であり、この切欠き部600に段部600aを形成する。また弾性体7は、周面100bより軸芯方向「う」の中心部に向かって、かつ円周方向「あ」に延設した平面視して舌状の弾性体舌片700である。そして、この弾性体舌片700は、先端部700aは細く鰭形状であり、中央部700bは肉厚で曲面形状を呈し、さらに基端部700c(連設部)はさらに肉厚(中央部700bは肉厚に対して)で、その内側がR面700dで、外側が反R面700eを呈する。従って、この弾性体舌片700が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、先端部700aが伸張、かつ周面100bに向かって接近する。そして、この先端部700aが、段部600aに衝止する。その後、この中央部700bが、ステー2で押圧されることで、この先端部700aが、段部600aを移動するとともに、基端部700cのR面700dが狭まり、かつ反R面700eが撓む状態であり、図5−5に示している。そして、最終的には(弾性体舌片がさらに動いた状態であり)、中央部700bの内面側700b1と、周面100bが環状となって、この弾性体舌片700が弾圧される。従って、ステー2は、この頭部100の筒部100aと、弾性体舌片700による反撥(弾圧に対する反撥、又は弾性)を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する状態が、図5−6に示している。その他は、前述の第一実施例に準ずる。尚、図4−7は、この弾性体舌片700の下側が、周面100bの軸方向「い」に連設された別の一例を示している。その他は、この第二実施例の一例に準ずる。
[ハ] 図6−1〜図6−6は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例であり、この受入室6は、周面100bであって、その円周方向「あ」に、かつ軸方向「い」に切欠き形成された切欠き部600である。また弾性体7は、周面100bより軸方向「い」の下方(首部101方向)より、上方開放に向かって、かつ円周方向「あ」において隣設した平面視して板状の弾性体突片700−1である。そして、この弾性体突片700−1は、先端部700−1aは細く鰭形状であり、中央部700−2bは肉厚で曲面形状を呈し、さらに基端部700−1c(連設部)はさらに肉厚(中央部700−2bは肉厚に対して)で、その内側がR面700cで、外側が反R面700eを呈する。従って、この弾性体突片700−1が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700−2bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、先端部700−1aが伸張、かつ周面100bに向かって接近する。そして、基端部700−1cのR面700−1dが狭まり、かつ反R面700−1eが撓む構造であり、最終的には(弾性体突片が動いた状態であり)、中央部700−2bの内周面700−2b1と、周面100bが環状となって、この弾性体突片700−1が弾圧される。従って、ステー2は、この頭部100の筒部100aと、弾性体突片700−1による反撥(弾圧に対する反撥、又は弾性)を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する状態が、図6−5に示してある。また図6−3の如く、弾性体突片700−1の軸方向「い」の上方の自由端700−1fを肉薄に形成し、この肉薄形状を介して、ステー2の挿入の容易化と、この弾性体突片700−1の折損、割れ防止等に役立てる。尚、前記R面700−1dと反R面700−1eとの曲り角度は、R面700−1d<反R面700−1eとして、この弾性体突片700−1の可撓性をスムーズにし、また耐久性の向上等を図る。尚、図6−6は、この弾性体突片700−1の側端が、周面100bの円周方向「あ」に連設された別の一例を示している。その他は、この第三実施例の第一例に準ずる。
[ニ] 図7−1〜図7−6は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例であり、この受入室6は、周面100bであって、その円周方向「あ」に、かつ軸方向「い」に切欠き形成され切欠き部600である。また弾性体7は、周面100bより軸方向「い」の下方(首部101方向)より、上方開放に向かって、かつ円周方向「あ」において隣設した平面視して板状の弾性体突片700−1である。そして、この弾性体突片700−1は、先端部700−1aは細く鰭形状であり、中央部700−2bは肉厚で曲面形状を呈し、さらに基端部700−1c(連設部)はさらに肉厚(中央部700−2bは肉厚に対して)で、その内側がR面700cで、外側が反R面700eを呈する。尚、この第二例では、図7−3の如く、弾性体突片700−1の軸方向「い」の上方の自由端700−1fを幾分肉薄(第三実施例の第一例に対して)に形成し、ステー2の挿入の容易化と、この弾性体突片700−1の折損、割れ防止拡充等に役立てる。その他の前述の第二実施例の第一例に準ずる。尚、図7−6は、この弾性体突片700−1の側端が、内面100bの周面方向「あ」に連設された別の一例を示している。その他は、前述の第三実施例の第一例に準ずる。
[ホ] 図8−1〜図8−9は、請求項5・6で説明した第四実施例の第一例であり、この受入室6は、周面100bであって、その円周方向「あ」に、かつ軸方向「い」に形成した空洞部600−2である。また弾性体7は、周面100bより、壁700hを介して、軸芯方向「う」の中心部に向かって膨出し、かつ円周方向「あ」に向って、所定の円周長さに亙って設けた平面視しては半截筒状の弾性体膨出片700−2である。そして、この弾性体膨出片700−2は、原則として、中央部700−2bから基端部700−2cにおいて、同じ肉厚状態で膨出する構造が望ましい(別の例もあり得るので、後述する)。この例では、この弾性体膨出片700−2が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700−2bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、空洞部600−2内に押込まれて撓む構造であり、最終的には(弾性体膨出片が動いた状態であり)、中央部700−2bの内周面700−2b1と、内面100bが環状となって、この弾性体膨出片700−2が弾圧される。従って、ステー2は、この頭部100の筒部100aと、弾性体膨出片700−2による反撥(弾圧に対する反撥、又は弾性)を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する状態が、図8−5に示してある。そして、この例では、図8−3の如く、この弾性体膨出片700−2は、同じ肉厚状態で膨出する構造が望ましいが、例えば、その軸方向「い」の接続箇所となる基端部700−2cを肉薄形状とすることも可能であり、この肉薄形状を介して、ステー2の挿入の容易化と、この弾性体膨出片700−2の折損、割れ防止等に役立てる(尚、他の例としては、基端部700−2cの全集に全周面に設ける構造も可能である)。尚、図8−7〜図8−9は、この弾性体膨出片700−2の壁700hが、内面100bの放射方向「か」に曲折された前述の第四実施例の別の第一例を示している。その他は、この一例に準ずる。
[ヘ] 図9−1〜図9−7は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例であり、この受入室6は、周面100bであって、その円周方向「あ」に、かつ軸方向「い」に形成した空洞部600−2である。また弾性体7は、周面100bより、壁700hを介して、軸芯方向「う」の中心部に向かって膨出し、かつ円周方向「あ」に向って、所定の円周長さに亙って設けた平面視して半截筒状の弾性体膨出片700−2であり、その基端側700−2cの円周方向「あ」において、切欠き溝700−2gを対で形成する。この例では、この弾性体膨出片700−2が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700−2bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、空洞部600−2内に押込まれて撓む構造であり、最終的には(弾性体膨出片が動いた状態であり)、中央部700−2bの内周面700−2b1と、周面100bが環状となって、この弾性体膨出片700−2が弾圧される。従って、ステー2は、この頭部100の筒部100aと、弾性体膨出片700−2による反撥(弾圧に対する反撥、又は弾性)を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する状態が、図9−6に示してある。その他の前述の第四実施例の第一例に準ずる。尚、図9−7は、この弾性体突片700−1の切欠き溝700−2gを、基端部700−2cの一方に形成した第四実施例の別の第二例を示している。その他は、前述の第四実施例の第一例等に準ずる。
[ト] 図10−1〜図10−6は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例であり、この受入室6は、頭部100の頭本体部100cの下面100c1より、軸方向「い」の上方に向って、かつ軸芯方向「う」に向って形成した(かつ、望ましくは、円周方向「あ」に)空洞部600−2である。また弾性体7は、周面100bより、壁700hを介して、軸芯方向「う」の中心部に向かって膨出し、かつ円周方向「あ」に向って、所定の円周長さに亙って設けた平面視して半截筒状の弾性体膨出片700−2である。この例では、この弾性体膨出片700−2が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700−2bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、空洞部600−2内に押込まれて撓む構造であり、最終的には(弾性体膨出片が動いた状態であり)、中央部700−2bの内周面700−2b1と、周面100bが環状となって、頭部100の筒部100a及び/又は弾性体膨出片700−2による弾性を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する状態が、図10−5に示してある。その他の前述の第四実施例の第二例に準ずる。尚、図10−6は、この弾性体膨出片700−2の壁700hが、周面100bの放射方向「か」に曲折された第四実施例の別の第三例もあり得る。その他は、前述の第四実施例の第二例等に準ずる。
[チ] 図11−1〜図11−5は、請求項10で説明した第四実施例の第四例であり、この受入室6は、頭部100の頭本体部100cの下面100c1より、軸方向「い」の上方に向って、かつ軸芯方向「う」に向って形成した(かつ、望ましくは、円周方向「あ」に)空洞部600−2である。また弾性体7は、周面100bより、壁700hを介して、軸芯方向「う」の中心部に向かって膨出し、かつ円周方向「あ」に向って、所定の円周長さに亙って設けた平面視して半截筒状の弾性体膨出片700−2であり、その基端部700−2cの円周方向「あ」において、切欠き溝700−2gを対で形成する。この例では、この弾性体膨出片700−2が、ステー2で押圧されると、図示しないが、最初の中央部700−2bが押圧され、周面100bに向かって接近するとともに、空洞部600−2内に押込まれて撓む構造であり、最終的には(弾性体膨出片700−2が動いた状態であり)、中央部700−2bの内周面700−2b1と、内面100bが環状となって、この弾性体膨出片700−2が弾圧され、この頭部100の筒部100aと、弾性体膨出片700−2による反撥(弾圧に対する反撥、又は弾性)を利用し、このステー2の略全体を弾性的に抱持する。その他の前述の第四実施例の第二例及び/又は第三例に準ずる。尚、図11−5は、この弾性体突片700−1の切欠き溝700−2gを、基端部700−2cの一方に形成した第四実施例の別の第四例を示している。その他は、前述の第四実施例の第三例等に準ずる。
以上で説明した上部のガタ防止機構「X」により、ステー2を弾性的に支持する構造とする。このように弾性的に支持することで、このステー2とヘッドレストサポート1の頭部100とで発生するガタ防止を図る構造である。即ち、弾性体7と受入室6を備えた貫通孔3に、ステー2を挿入すると、このステー2で弾性帯片12を拡開し、順次挿入される。この挿入後、ステー2は、弾性復帰した弾性体7を介して弾性的に支持される。この弾性的な支持を介して、ステー2と頭部100との間に発生するガタ音をなくす。そして、また、この弾性的な支持は、公差の場合も同様であり、もってガタ音発生の解消となる。またステー2の引抜は、何ら問題とならない。そして、後述する首部101及び/又は胴部102のガタ防止の構造との相乗効果で、この種のガタ音は一気に解消される。
次に、下側のガタ防止機構「Y」を説明すると、この下側のガタ防止機構「Y」は、首部101に設けた切欠き片10、及び/又は、胴部102に設けた切欠き部11と、この切欠き部11に並設した弾性帯片12とであり、その一例を説明する。
最初に、首部101に関する下側のガタ防止機構「Y」は、首部101の方形状の外周壁101aより、その壁面に沿って延設した切欠き片10(首部101より離間するか、又は肉薄突片等)を設け、この切欠き片10の弾性力を介して、ブラケット5の内周面5bに弾性的に保持される構造であり、この下側のガタ防止機構「Y」を構成するとともに、当該部位でのガタ防止を図る構造である。
次に、胴部102に関する下側のガタ防止機構「Y」は、この胴部102の略中央部で、その外周壁102aには、その軸方向「い」に向った切欠き条部11を介して、同じ方向に向って弾性帯片12が設けられており、この切欠き条部11を介して弾性帯片12は、対峙方向「お」において、対で設けられている。従って、この弾性帯片12は、対の湾曲部12aと、この湾曲部12aの嶺部の数箇所に設けた山部12bを有しており、この湾曲部12aはステー2を弾圧し、また山部12bはブラケット5を弾圧する。そして、この弾圧は、相互に弾圧されることで、ステー2と、ヘッドレストサポート1と、ブラケット5との相互の間を補完するので、その一例を説明すると、ブラケット5に設けた、ヘッドレストサポート1にステー2を挿入すると、ステー2が湾曲部12aを押圧し、この湾曲部12a及び山部12bが、放射方向「か」に撓むことから、この山部12bの撓みが、ブラケット5を弾圧する。そして、山部12bには、このブラケット5から反力が伝播される。この伝播された反力が、湾曲部12aに伝播し、この伝播した反力と、この湾曲部12a自身が持っている弾圧とを介して、ステー2を弾圧する構造であって、この三者間のガタ防止に役立つ構造である。このガタ防止効果は、人、シート及び/又は室内に対する制振効果にも波及することが可能となり、有益である。
そして、ヘッドレストサポート1の頭部100の空室部103には、操作ボタン20と、スプリング21が設けられ、このスプリング21の付勢力により、操作ボタン20を常時、空室部103の開放側「え」押圧する構造である。尚、操作ボタン20の開放側「え」の抜け防止は、装置されている。図中104は空室部103の開放側「え」に設けた庇形状の板部を示す。また、このヘッドレストサポート1の他の構造は、前記文献(1)と、文献(2)の構造に準ずる。
そして、例えば、図12−1〜図12−8に示した如く、弾性体7の数は、任意であり、車輌、ヘッドレスト22の重量、ガタの防止程度、好み等を考慮して、変更される。
図1は車輌とヘッドレスト装置との関係を分解して示した縮尺斜視図 図2はヘッドレスト装置の要部(ブラケット、ステーを除いた)の拡大斜視図 図3は、本発明の特性を示した模式図であり、文献1に示したヘッドレストサポートと、本発明のヘッドレストサポートによるガタ防止機構のモーメント特性を示した図表 図4は第一実施例のヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図 図4−1は、請求項で説明した第一実施例の上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図4−2は、請求項で説明した第一実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図4−1の貫通孔と弾性体舌片との関係を拡大して示した平面図、 図4−3は、請求項で説明した第一実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図4−1のA−A端面図 図4−4は、請求項で説明した第一実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図4−1のB−B断面図 図4−5は、請求項で説明した第一実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図4−1の弾性体舌片の動きを示したものであって、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図 図4−6は図4−1のA−A断面図の別の一例を示した断面図 図5は第二実施例のヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図 図5−1は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔を平面図 図5−2は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、貫通孔と弾性体舌片との関係を拡大して示した平面図 図5−3は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図5−1のA−A端面図 図5−4は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図5−1のB−B断面図 図5−5は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図5−1の弾性体舌片の動きを示した平面図 図5−6は、請求項で説明した第二実施例の上方のガタ防止機構を示しており、図5−4の弾性体舌片がさらに動いた状態を示したものであり、ステーを押圧する状態を示した平面図 図5−7は図5−1のA−A断面図の別の一例を示した断面図 図6は第三実施例の第一例のヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図 図6−1は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図6−2は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図6−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図 図6−3は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図6−1のA−A端面図 図6−4は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図6−1のB−B断面図 図6−5は、請求項3・4で説明した第三実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図6−4の弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図 図6−6は図6−4のB−B断面図の別の一例を示した断面図 図7は第三実施例の第二例のヘッドレスト装置の要部(ブラケットを除いた)の断面図 図7−1は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図7−2は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図7−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図 図7−3は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図7−1のA−A端面図 図7−4は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図7−1のB−B断面図 図7−5は、請求項3・4で説明した第三実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図7−4の弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図 図7−6は図7−4のB−B断面図の別の一例を示した断面図 図8−1は、請求項で説明した第四実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図8−2は、請求項で説明した第四実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図 図8−3は、請求項説明した第四実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図8−2のA−A端面図 図8−4は、請求項で説明した第四実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図8−3のB−B断面図 図8−5は、請求項で説明した第四実施例の第一例である上方のガタ防止機構を示しており、図8−3のC−C断面図 図8−6は、弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図 図8−7は図8−2のA−A端面図の別の一例を示した断面図 図8−8は図8−3のC−C断面図のさらに別の一例を示した断面図 図8−9は図8−3のC−C断面図のさらに他の一例を示した断面図 図9−1は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図9−1は、請求項6・7説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図9−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図 図9−3は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図9−2のA−A端面図 図9−4は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図9−3のB−B断面図 図9−5は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、図9−3のC−C断面図 図9−6は、請求項6・7で説明した第四実施例の第二例である上方のガタ防止機構を示しており、弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図 図9−7は図9−2のA−A端面図の別の一例を示した断面図 図10−1は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例である上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図10−2は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例である上方のガタ防止機構を示しており、図10−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図 図10−3は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例である上方のガタ防止機構を示しており、図10−2のA−A端面図 図10−4は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例である上方のガタ防止機構を示しており、図10−3のB−B断面図 図10−5は、請求項8・9で説明した第四実施例の第三例である上方のガタ防止機構を示しており、弾性体舌片の動きを示したものであり、この弾性体舌片でステーを押圧する状態を示した平面図 図10−6は図10−2のA−A端面図の別の一例を示した断面図 図11−1は、請求項10で説明した第四実施例の第四例である上方のガタ防止機構を示しており、ヘッドレストサポートの頭部の貫通孔の平面図 図11−2は、請求項10で説明した第四実施例の第四例である上方のガタ防止機構を示しており、図11−1の貫通孔と弾性体突片との関係を拡大して示した平面図 図11−3は、請求項10で説明した第四実施例の第四例である上方のガタ防止機構を示しており、図11−2のA−A端面図 図11−4は、請求項10で説明した第四実施例の第四例である上方のガタ防止機構を示しており、図11−3のB−B断面図 図11−5は図11−3のB−B断面図の別の一例を示した断面図 図12−1は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−2は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−3は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−4は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−5は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−6は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−7は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図 図12−8は前述した各実施例の弾性体を、複数個設けた各例を示した拡大平面図
1 ヘッドレストサポート
100 頭部
100a 筒部
100a1 下面
100b 周面
100c 頭本体部
100c1 下面
101 首部
101a 外周壁
102 胴部
102a 外周壁
103 空室部
104 板部
2 ステー
3 貫通孔
5 ブラケット
5a 上面
5b 内周面
6 受入室(受入手段)
600 切欠き部
600a 段部
600−2 空洞部
7 弾性体
700 弾性体舌片
700a 先端部
700b 中央部
700b1 内面側
700c 基端部
700d R面
700e 反R面
700f 自由端
700h 壁
700−1 弾性体突片
700−1a 先端部
700−1b 中央部
700−1b1 内面側
700−1c 基端部
700−1d R面
700−1e 反R面
700−1f 自由端
700−2 弾性体膨出片
700−2c 基端部
700−2b 中央部
700−2b1 内周面
700−2c 基端部
700−2g 切欠き溝
10 切欠き片
11 切欠き条部
12 弾性帯片
12a 湾曲部
12b 山部
20 操作ボタン
21 スプリング
22 ヘッドレスト
「あ」 円周方向
「い」 軸方向
「う」 軸芯方向
「え」 開放側
「お」 対峙方向
「か」 放射方向
C シートバック
C1 フレーム
「X」 上方のガタ防止機構
「Y」 下方のガタ防止機構

Claims (10)

  1. シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
    このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
    この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
    前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
    前記頭部の前記貫通孔の周面に向かって設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れ、かつ前記貫通孔の周面に向かって形成した切欠き部の受入室でなる上方のガタ防止機構と、
    なるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  2. シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
    このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
    この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
    前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
    前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
    でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
    前記受入室は、貫通孔の周面に形成した切欠き部とし、前記弾性体は、この切欠き部に対応する位置に、この周面から、壁を介して貫通孔に向かって突出した弾性体舌片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  3. シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
    このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
    この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
    前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
    前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
    でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
    前記受入室は、貫通孔の周面に向かって形成した段部付き切欠き部とし、前記弾性体は、この段部付き切欠き部に対応する位置に、この周面に向かって突出した弾性体舌片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  4. シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
    このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
    この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
    前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
    前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
    でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
    前記受入室は、貫通孔の周面に形成した切欠き部とし、前記弾性体は、この切欠き部に対応する位置に、この貫通孔の周面であって、かつその下方から上方に向って膨出形成した弾性体突片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  5. 請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
    前記弾性体突片の先端部を、肉薄形状とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  6. シートバックの上方に配置されるヘッドレストを設けたヘッドレストステーを嵌入保持し、座席に配設された受け部材に支持可能に形成されるヘッドレストサポートであって、
    このヘッドレストサポートは、頭部と、この頭部の下方に設けられた、この頭部より小径の首部と、この首部の下方に設けられた、この首部より小径の胴部とで構成されており、
    この頭部から、首部、並びに胴体に亙って貫設されたステー挿入用の貫通孔と、
    前記首部に形成したブラケット押圧用の切欠き片と、またこの胴部の長手方向に、対で設けたステー及び/又は前記ブラケット押圧用の弾性帯片とでなる下方のガタ防止機構と、
    前記頭部の貫通孔の周面に設けたステー押圧用の弾性体と、この弾性体を受入れる受入室とでなる上方のガタ防止機構と、
    でなるガタ防止機構を備えたヘッドレストサポートにおいて、
    前記受入室は、貫通孔に壁を介して形成した空洞部とし、前記弾性体は、この空洞部に対応する位置に、この貫通孔の周面から、その軸芯方向に向って膨出形成した弾性体膨出片とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  7. 請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
    前記弾性体膨出片の先端部を、内面から離間する構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  8. 請求項1に記載のヘッドレストサポートであって、
    前記弾性体は、前記貫通孔の周面から、壁を介して貫通孔の軸芯方向に向かって突出した弾性体膨出片と、この弾性体膨出片を形成する前記首部に設けた空洞孔とする構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  9. 請求項に記載のヘッドレストサポートであって、
    前記弾性体膨出片の先端部を、内面から離間する構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
  10. 請求項1に記載のヘッドレストサポートであって、
    前記受入室と、前記弾性体を、複数個設ける構成としたガタ防止機構を備えたヘッドレストサポート。
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