JP5288942B2 - 可変引き残し機構を有する引き戸 - Google Patents

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Description

本発明は、可変引き残し機構を有する引き戸に関する。詳しくは、引き戸の戸板の引き残し状態と引き込み状態を選択できる可変の引き残し機構を有する引き戸に関する。
戸袋に戸板が引き込まれてしまう引き戸では、戸板すべてを引き出すときに不便であるため、戸板がすべて引き込まれない引き残し状態となるものや、引き残し状態で一旦ブレーキがかかった後、再度戸板を戸袋側へ押し込むことで戸板を完全に引き込むものなどが提案されている。
戸袋に戸板が完全に引き込まれた場合、戸袋から戸板を引き出すには例えば図4に示すような戸板引き出し用の持ち手を戸板に設けておき、戸板を引き出すときに戸板引き出し用の持ち手を引き出して利用するなどの操作が必要であった。
特開2006−233497号公報
しかし、引き戸の戸板を戸袋から引き出すための持ち手は、健常者を対象とした高さ位置に固定で取り付けられており、幼児や車椅子使用者にとってそのような持ち手は使いづらい。また、機構そのものも複雑で誰もが使いやすいものとはいえない。また、引き戸を取り付ける際に引き残し可能か引き込み可能かの選択する必要があり、使用状況に応じて適宜選択することができない。
本発明は以上のような問題点に鑑み、使用状況に応じて、戸板の引き残し状態も引き込み状態も選択することができ、いずれの場合であっても容易に誰でも戸板の開閉をすることができる引き戸を提供することを課題とする。
上記の課題は、引き戸の戸板の開口側の端部に引き手が備えられ、
該引き手は、戸板の引き残し切替手段を有し、
戸板の引き残し切替手段の支持部が戸袋に突設し、戸板が戸袋に完全に収納されない引き残し状態と、
該支持部が側方に進出し戸板が戸袋に収納される引き込み状態とに切替可能である可変引き残し機構を有する引き戸
により解決される。
この可変引き残し機構を有する引き戸では、戸板の引き残し手段を有する引き手が備えられているので、引き残し手段を引き残し状態もしくは引き込み状態のどちらかに切り替えることで、戸板を引き残し可能な引き戸としても利用できるし、戸板を引き込み可能な引き戸としても利用できる。
上記の可変引き残し機構を有する引き戸において、引き手が長手方向に伸びる長尺物からなり、戸板の開口側の側部の上端部から下端部まで連続して設けられているとよい。
引き手が長手方向に伸びる長尺物からなり、戸板の開口側の側部の上端部から下端部まで連続して設けられているので、引き戸を操作する人は戸板の開口側の側部の上端部から下端部までのどこを持って操作してもよく、大人であっても子供であっても車椅子に乗っている人でも誰でも容易に操作し、引き戸の開閉を行うことができる。
可変引き残し機構を有する引き戸の戸板の引き込み状態において、支持部が引き手の手がかりとして機能するとよい。
支持部が手がかりとして機能することで、戸板が戸袋内に収納され戸袋から戸板を引き出すことがやっかいな引き込み状態であっても、戸板の引き出し操作を手がかりとして機能する支持部を使って容易に行うことができる。
また、戸板の引き残し機構が戸板に取り外し可能であるとよい。
既存の引き戸の戸板にも後付けで取り付けることが可能であり既存の引き戸の戸板に後付けで戸板の引き残し機構を取り付けることで、引き残し機能を持たない引き戸や戸袋に完全に収納してしまった場合に戸板を引き出すことが困難な引き戸を、戸板を引き残し可能な引き戸や戸板を容易に引き出せる引き込み可能な引き戸としても利用できるように改良することができる。
本発明は以上のとおりであるから、使用状況に応じて、引き戸の戸板の引き残し状態も引き込み状態も選択することができ、いずれの場合であっても容易に誰でも戸板の開閉をすることができる引き戸を提供することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す可変引き残し機構を有する引き戸1において、2は引き手、3は戸板、4は戸袋である。引き手2は、握り部5、固定部6、ベース部7、切替手段8で構成される。
戸板3の開口側の端部に引き手2が固定される。引き手2の一方の端部は断面視コの字形の固定部6からなり、戸板3の開口側の端部をコの字形の固定部6が挟み込むように取り付けられ、ビスなどの固定手段により固定される。また、引き手2は長手方向に伸びる長尺物からなり、戸板の開口側の側部の上端部から下端部まで連続して設けられている
引き手2の固定部6と反対側の端部は握り部5からなり、握り部5と固定部6はベース部7で接続されている。握り部5の戸板の表裏方向の一方の側5aは、閉じられた面で形成されており、もう一方の側5bは戸板3の開口側に沿って形成された側枠からなり、握り部5のベース部7側には切替手段8が取り付けられる空間部5cが形成されている。切替手段8は係合部12と第1支持部9と第2支持部10とからなる。切替手段8は、引き手2に対して回転可能に取り付けられ、図1(ロ)に示すように、握り部5のベース部7側の空間部5cにヒンジ11により回転可能に取り付けられている。
切替手段8は、戸板の引き残し状態において図1(ロ)に示すように、固定部6およびベース部7に沿い、第2支持部10の一方の端部は係合部12と連続し、もう一方の端部は第1支持部9と連続する。第1支持部9の長さは戸板の端部より、引き残し幅に必要な長さに設定されている。第1支持部9の端部には第1緩衝材13が貼付されている。第2支持部10のベース部7側には第2緩衝材14は貼付されており、ベース部7と切替手段8とが摩擦により異音が発生するのを防止する。
図2(イ)に示すように戸板の引き残し状態において、切替手段8は係合部12が図示しないロック機構により回動不能に固定される。図2(ロ)に示すように第1支持部9の端部が戸板4の側面に突設することで、引き戸3が戸板4内に収納されるのが防止され、戸板が引き残し状態になる。第1支持部9の端部には第1緩衝材13が貼付され、戸板3の開閉時に第1支持部9が戸袋4に突設しても衝撃を和らげ音鳴りの発生を防止する。また、引き手2は長手方向に伸びる長尺物からなり、戸板の開口側の側部の上端部から下端部まで連続して設けられているため、引き戸を操作する人は戸板の開口側の側部の上端部から下端部までのどこも持って操作してもよく、大人であっても子供であっても車椅子に乗っている人でも誰でも容易に操作し、引き戸の開閉を行うことができる。
一方、戸板の引き残し状態から引き込み状態へは次のようにして変更する。図3(イ)、(ロ)に示すように、切替手段8の図示しないロック機構を解除し、切替手段をヒンジ11を中心に90度回転させる。切替手段は係合部12が図示しないロック機構により回動不能に固定される。
戸板の引き込み状態では、図3(ハ)に示すように第1支持部9が引き戸の表裏面方向に進出するとともに、第2支持部10が戸板3の開口側の端部と相対し、戸板3は戸袋4の端部に第2支持部10が第2緩衝材14を介して当接するまで引き込まれ、戸板3が戸袋4内に引き込まれることを妨げられない。第2支持部10の側面に貼付された第2緩衝材14が戸袋4の端部と接触することで、戸板3が戸袋4に収納された場合の衝撃や音鳴りの発生を防止する。また、第1支持部9が引き戸の表裏面方向に進出しているため、戸板3を戸袋4から引き出す際の持ち手として機能し、誰でも容易に引き込み状態の引き戸を引き出すことができる。
戸板の引き込み状態から引き残し状態へは次のようにして変更する。図3(ニ)、(ホ)に示すように、切替手段8の図示しないロック機構を解除し、切替手段をヒンジ11を中心に90度回転させる。切替手段は係合部12が図示しないロック機構により引き残し状態で回動不能に固定される。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、切替手段を戸板の一方の側に設けた場合について示したが、戸板の両方に設けてもよい。また、戸板の形状、切替手段の形状についても特に限定はなく、上記のように切替手段をヒンジにより回動可能としてもよいし、切替手段を一旦取り外してから、固定し直す形式でもよい。また、切替手段の固定も嵌合により引き手と固定してもよいし、ボルトなどの締結部材を用いて固定してもよい。
また上記の実施例では、可変引き残し機構が戸板に最初から取り付けられている場合について示したが、可変引き残し機構が取り外し可能であり既存の引き戸に後付けで取り付けてもよい。
本発明の可変引き残し機構を有する引き戸であって、図(イ)は断面平面図、図(ロ)は一部拡大断面平面図、図(ハ)は斜視図である。 図(イ)、(ロ)は可変引き残し機構を有する戸板の引き残し状態を示す断面平面図である。 図(イ)〜(ハ)は戸板の引き残し状態から引き込み状態への変更を順次示す断面平面図、図(ニ)〜(ホ)は戸板の引き込み状態から引き残し状態への変更を順次示す断面平面図である。 従来の戸板引き出し用の持ち手を有する引き戸を示す斜視図である。
符号の説明
1・・・可変引き残し機構を有する引き戸
2・・・引き手
3・・・戸板
4・・・戸袋
5・・・握り部
6・・・固定部
7・・・ベース部
8・・・切替手段
9・・・第1支持部
10・・・第2支持部

Claims (2)

  1. 引き戸の戸板の開口側の側部に上端部から下端部まで連続して設けられる長尺物からなる引き手が備えられ、
    該引き手は、戸板の引き残し切替手段を有し、
    戸板の引き残し切替手段の支持部が戸袋に突設し、戸板が戸袋に完全に収納されない引き残し状態と、
    該支持部が側方に進出し戸板が戸袋に収納される引き込み状態とに切替可能であり、
    引き込み状態において、側方に進出した支持部が引き戸の手がかりとして機能する可変引き残し機構を有する引き戸。
  2. 戸板の引き残し機構が戸板に取り外し可能である請求項に記載の可変引き残し機構を有する引き戸。
JP2008212806A 2008-08-21 2008-08-21 可変引き残し機構を有する引き戸 Expired - Fee Related JP5288942B2 (ja)

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