JP5288064B1 - モータ - Google Patents

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Abstract

樹脂モールド体の外周面に形成された軸方向に延びる凹部と凸部のうち凹部を巻線から外周方向に伸延した部分に配設する。さらに、樹脂モールド体における軸方向端面に形成された径方向に延びる凹部と凸部のうち凹部を巻線から軸方向に伸延した部分に配設する。

Description

本発明は洗濯機などに用いられるモータに関する。
従来、鉛直方向に回転の軸心を有し、モータの動力をベルト、プーリー、ギアを介して洗濯兼脱水槽や攪拌翼に伝達する形態の洗濯機においては、ステータを樹脂モールド体にてモールド成形したモータが使用される場合が多い(例えば、特許文献1参照)。
図7は、従来の洗濯機の概略構造を示す断面図である。図7に示すように、従来の洗濯機40は、洗濯兼脱水槽41と、洗濯兼脱水槽41の底面に配設された攪拌翼42と、洗濯兼脱水槽41および攪拌翼42外側に配設された水槽43とを有している。水槽43の底面には、クラッチ装置44が取り付けられている。モータ45とクラッチ装置44とをベルト46によって連結することで、モータ45の回転力をクラッチ装置44を介して攪拌翼42や洗濯兼脱水槽41に伝達する。ここで、クラッチ装置44は、モータ45の回転力を、洗濯時には攪拌翼42に伝達し、脱水時には洗濯兼脱水槽41に伝達するように切り替える。
次に図8を用いて、上記従来の洗濯機40に使用されるモータ45の構造について説明する。
図8は、従来の洗濯機に使用されるモータの概略外観形状を示す斜視図である。モータ45の外殻は樹脂モールド体54で形成され、図7に示した水槽43の底面へは、樹脂モールド体54と一体成形された固定部55を介して固定される。また、樹脂モールド体54には、モータ45に給電するための電源端子56が配設され、電源端子56に給電されることでモータ回転軸64が回転する。通常、モータ回転軸64へは、プーリー(図示せず)を取り付け、図7に示したベルト46を介してクラッチ装置44へ回転力が伝達される。
この種のモータにおいては、モータの温度上昇値の低減、効率の向上、コストの低減が求められる。上記従来のモータ45において、温度上昇値の低減、効率の向上といった性能向上を行う場合、放熱性能の向上が有効である。このため、モータ45の軸方向長さの増加、径方向寸法の増加によりモータ効率の向上と共に放熱面積の向上を図っていた。
また、モータの寸法増加を抑制しながらモータの放熱性能を向上し、性能向上を図る構造が開示されている(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
しかしながら、軸方向長さの増加、径方向寸法の増加によって、放熱性能向上を図る場合、モータ45の体積が増加することから、コストは増加する。更には、図7に示した洗濯機40の底面における寸法の制約及びクラッチ装置44と水槽41による寸法の制約の範囲内でのみモータ45の寸法が変更可能となるため、モータ45の性能向上に限界があった。
一方、特許文献2及び特許文献3に開示されている構造を用いた場合は、前述のモータ軸方向長さ及び径方向寸法の増加のみを行う場合に比べてコストの増加、寸法の制約が少ない。しかしながら、軸方向端面のみに樹脂モールド体の凹凸形状を設けただけの構造であるため、更なる性能の向上を図るためには、凸部の高さを増加させてさらに放熱面積を大きくしなければならない。従って、前述の寸法制約の範囲内では、放熱性能向上に限界がある。
特開2004−320991号公報 特開2008−194264号公報 特許第4339900号公報
本発明のモータは、略環状のヨークとヨークから内周側へ径方向に延びるティースとからなるステータコアのヨークに絶縁物を介して径方向に巻線を巻回し、ステータコア、絶縁物、巻線を樹脂モールド体によってモールド成形したステータと、ステータの内周側に空隙を介して回転自在に保持されたロータコアと、ロータコアの中央に挿入されたモータ回転軸とを具備したロータと、を有する。モータの外殻を形成する樹脂モールド体における外周面に、径方向に突出する凸部を軸方向に延ばして外周面凸部とするとともに外周面を凹部として外周面凹部とし、かつ、外周面凹部と外周面凸部とを交互に形成し、巻線から外周方向に伸延した部分の樹脂モールド体の外周面に外周面凹部を配設し、回転軸の軸心に対して、ティースと同一角度位置に外周面凸部を有した。
これによって、モータの寸法を軸方向に増大させることなく、またステータコアの変更無しで、樹脂モールド体の形状のみを変更することによって、放熱面積を増大させつつ、発熱源である巻線からの放熱性を十分に確保することができ、放熱性能を向上することが可能となる。
図1は本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの概略外観形状を示す斜視図である。 図2は本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの概略構造を示す断面図である。 図3は本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの巻線形態を示す図である。 図4は本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの樹脂モールド体の凹部と巻線との位置関係を示す図である。 図5は本発明の実施の形態2における洗濯機用モータの概略外観形状を示す斜視図である。 図6は本発明の実施の形態2における洗濯機用モータの樹脂モールド体の凹部と巻線との位置関係を示す図である。 図7は従来の洗濯機の概略構造を示す断面図である。 図8は従来の洗濯機用モータの概略外観形状を示す斜視図である。
以下、本発明のモータに係る実施の形態について、図面に基づき説明する。なお、下記に開示される実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、実施の形態で開示された内容ではなく、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれると解されるべきである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの概略外観形状を示す斜視図である。尚、洗濯機の構造や、モータの洗濯機への固定構造、回転力の伝達方法は図7に示した従来の洗濯機と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図1において、モータ100の外殻は樹脂モールド体14で形成され、洗濯機へモータ100を固定するための固定部15と一体成形されている。また、樹脂モールド体14には、モータ100に給電するための電源端子16が配設され、電源端子16に給電することでモータ回転軸24が回転する。通常、モータ回転軸24へは、プーリー(図示せず)が取り付けられ、図7に示したベルト46を介してクラッチ装置44へ回転力が伝達される。樹脂モールド体14の外周面には、放熱性能を向上させるために、軸方向に延びる外周面凹部14aと外周面凸部14bとが交互に形成されている。この外周面凹部14aと外周面凸部14bは、樹脂モールド体14の全周に亘って形成することも可能だが、図1に示すように、モータ100に対する寸法の制約や、固定部15、電源端子16の位置や形状によって、配設する個数を調整することができる。
図2は、本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの概略構造を示す断面図である。図2において、モータ100は、ステータ10と、ステータ10に対して回転自在に保持されたロータ20とから成る。ステータ10は、薄い鉄板を積層したステータコア11と、ステータコア11に径方向に巻回された巻線13と、ステータコア11と巻線13とを電気的に絶縁する絶縁物12と、これらステータコア11、絶縁物12、巻線13を樹脂にて封止している樹脂モールド体14とから成る。また、図1にも示した通り、樹脂モールド体14は、洗濯機にモータ100を固定するための固定部15を有している。
ロータ20は、薄い鉄板を積層したロータコア21と、二次導体22を有する。ロータコア21はステータ10の内周側に空隙を介して回転自在に保持されている。ロータコア21に軸方向に貫通するロータスロット内にアルミニウム等の金属導体がダイキャスト等によって挿入されている。二次導体22は、ロータコア21の両端面で電気的に接続されている。また、ロータコア21の中央には、モータ回転軸24が挿入され、モータ回転軸24には軸受23が取り付けられている。
樹脂モールド体14には、軸受ハウジング31、32が固定されている。この軸受ハウジング31、32に軸受23を挿入、固定することによって、ロータ20は、ステータ10に対して回転自在に保持される。そして、巻線13に給電することによって、モータ回転軸24が回転する。
次に図3及び図4を用いて、巻線13と樹脂モールド体14の外周面凹部14a及び外周面凸部14bとの位置関係について詳しく説明する。
図3は、本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの巻線形態を示す図である。図3は、図2のステータコア11に、絶縁物12を介して巻線13を巻回した状態を示している。図3に示すように、ステータコア11は、略円環状のヨーク17と、ヨーク17から内周側へ径方向に延びるティース18とから成る。図3に示すモータ100の巻線形態は、一般的にトロイダル巻線方式と呼ばれる巻線形態であり、ステータコア11の略円環状の部分であるヨーク17に径方向に巻線13が巻回されている。この種の巻線形態のモータは、一般的に分布巻と呼ばれる巻線形態のモータに比べてコイルエンド13aを小さくすることができるという特徴を有している。一方、コイルエンド13aは、モータ回転力を発生しない。同様に、巻線13のステータコア11よりも外周側に位置している巻線外周部13bも、モータ回転力を発生しない。即ち、コイルエンド13a及び巻線外周部13bは、銅損による発熱源として作用するだけの部分である。
図4は、本発明の実施の形態1における洗濯機用モータの樹脂モールド体の凹部と巻線との位置関係を示す図である。図4は、図3に示した巻線13と、樹脂モールド体14の外周面凹部14a及び外周面凸部14bとの位置関係を示している。図4に示すように、樹脂モールド体14の外周面には、軸方向に延びる外周面凹部14aと外周面凸部14bとが交互に形成されている。外周面凸部14bを配設することによって、樹脂モールド体14の外周面における表面積を容易に増大することができる。このため、モータ100の放熱性を高めることが可能となる。更に、巻線外周部13bから外周方向に伸延した部分に外周面凹部14aを配設することによって、発熱源である巻線外周部13bと熱が放散される空気層との距離を短くすることができる。これにより、巻線外周部13bから発生する熱を樹脂モールド体14に籠らせることなく、樹脂モールド体14の外周面からの放熱性を向上させることが可能となる。
以上のように、樹脂モールド体14の外周面に、軸方向に延びる外周面凹部14aと外周面凸部14bとを交互に形成し、巻線外周部13bから外周方向に伸延した部分に外周面凹部14aを配設する。このような構造により、樹脂モールド体14の外周面からの放熱性を向上させることができる。その結果、簡単な構造かつ低コストで、過大なモータの大型化を伴うことなく、放熱性能を向上することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2における洗濯機用モータの概略外観形状を示す斜視図である。尚、実施の形態1と同様に、洗濯機の構造や、モータの洗濯機への固定構造、回転力の伝達方法は、図7に示した従来の洗濯機と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図5において、モータ200の外殻は樹脂モールド体14で形成され、洗濯機へモータ200を固定するための固定部15と一体成形されている。また、樹脂モールド体14には、モータ200に給電するための電源端子16が配設され、電源端子16に給電することでモータ回転軸24が回転する。通常、モータ回転軸24へは、プーリー(図示せず)を取り付け、図7に示したベルト46を介してクラッチ装置44へ回転力を伝達する。樹脂モールド体14の外周面には、放熱性能を向上させるために、軸方向に延びる外周面凹部14aと外周面凸部14bとが交互に形成されている。更に、樹脂モールド体14の軸方向端面には、放熱性能を向上させるために、径方向に延びる端面凹部14cと端面凸部14dとが交互に形成されている。この端面凹部14cと端面凸部14dは、樹脂モールド体14の軸方向端面の全周に亘って形成することが望ましいが、配設する個数を少なくしてもよい。図5に示した実施の形態2のモータ200の構造及び巻線形態は、図2及び図3に示した実施の形態1のモータ100と同様である。
図6は、本発明の実施の形態2における洗濯機用モータの樹脂モールド体の凹部と巻線との位置関係を示す図である。図6は、樹脂モールド体14の外周面凹部14a、外周面凸部14b、端面凹部14c、端面凸部14dと巻線13との位置関係を示している。図6に示すように、樹脂モールド体14の外周面には、軸方向に延びる外周面凹部14aと外周面凸部14bとが交互に形成され、樹脂モールド体14の軸方向端面には、径方向に伸びる端面凹部14cと端面凸部14dとが交互に形成されている。外周面凹部14a及び外周面凸部14bの配置や効果については、実施の形態1に示したものと同様である。実施の形態2では、外周面凸部14bに加えて、端面凸部14dを配設することによって、樹脂モールド体14の端面における表面積も容易に増大することができる。更に、コイルエンド13aから軸方向に伸延した部分に端面凹部14cを配設することによって、発熱源であるコイルエンド13aと熱が放散される空気層との距離を短くすることができる。これにより、巻線外周部13bのみならず、コイルエンド13aから発生する熱についても樹脂モールド体14に籠らせることなく、樹脂モールド体14の外周面及び軸方向端面双方からの放熱性を向上させることが可能となる。
また、樹脂モールド体14を構成する樹脂材料において、通常使用される樹脂材料の熱伝導率は1.1W/m・K程度だが、1.4W/m・K以上とすれば、巻線外周部13bと外周面凹部14aとの間及び、コイルエンド13aと端面凹部14cとの間の熱伝導率が向上する。これにより、更に樹脂モールド体14の内部に熱が籠りにくくなって、放熱性能の向上を図ることができる。
以上のように、樹脂モールド体14の外周面に、軸方向に延びる外周面凹部14aと外周面凸部14bとを交互に形成し、巻線外周部13bから外周方向に伸延した部分に外周面凹部14aを配設する。さらに、樹脂モールド体14の軸方向端面に、径方向に伸びる端面凹部14cと端面凸部14dとを交互に形成し、コイルエンド13aから軸方向に伸延した部分に端面凹部14cを配設する。このような構造により、樹脂モールド体14の外周面及び軸方向端面からの放熱性を向上させる。その結果、簡単な構造かつ低コストで、過大なモータの大型化を伴うことなく、更に放熱性能を向上することができる。また、樹脂モールド体14を構成する樹脂材料の熱伝導率を1.4W/m・K以上とすれば、巻線外周部13bと外周面凹部14aとの間及び、コイルエンド13aと端面凹部14cとの間の熱伝導率が向上する。これにより、更に樹脂モールド体14の内部に熱が籠りにくくなって、放熱性能の向上を図ることができる。
尚、上記実施の形態においては、ステータ内周にロータを配設したインナーロータ型モータの構造として示しているが、ステータ外周にロータを配設したアウターロータ型や、ステータと軸方向に空隙を介してロータが配設されているアキシャルギャップ型モータなど、他の形態のモータにおいても、ロータに干渉しない部分に、前述の凹部を配設すれば、同様の効果を得ることが可能である。
以上説明したように、本発明のモータは、略環状のヨークとヨークから内周側へ径方向に延びるティースとからなるステータコアのヨークに絶縁物を介して径方向に巻線を巻回し、ステータコア、絶縁物、巻線を樹脂モールド体によってモールド成形したステータと、ステータの内周側に空隙を介して回転自在に保持されたロータコアと、ロータコアの中央に挿入されたモータ回転軸とを具備したロータと、を有する。樹脂モールド体における外周面に、軸方向に延びる凹部と凸部とを交互に形成し、巻線から外周方向に伸延した部分の樹脂モールド体の外周面に凹部を配設する。
これにより、モータの寸法を軸方向に増大させることなく、またステータコアの変更無しで、樹脂モールド体の形状のみを変更することによって、放熱面積を増大させつつ、発熱源である巻線からの放熱性を十分に確保することができ、放熱性能を向上することができる。
また本発明のモータでは、樹脂モールド体における軸方向端面に、径方向に延びる凹部と凸部とを交互に形成し、巻線から軸方向に伸延した部分の樹脂モールド体の軸方向端面に凹部を配設する。
これにより、巻線からの放熱性は十分に確保した状態で、過大にモータの寸法を増大させることなく、放熱面積をより大きくできるため、更に放熱性能に優れたモータを実現することができる。
また本発明のモータでは、樹脂モールド体を構成する樹脂材料において、熱伝導率を1.4W/m・K以上とする。これにより、通常使用される樹脂材料の熱伝導率に比べて、巻線と樹脂モールド体の凹部との間の熱伝導率が向上し、樹脂モールド体の内部に熱が籠りにくくなるため巻線の温度上昇を抑制可能となり、モータの性能向上を図ることができる。
本発明に係るモータは、過大なモータ寸法の増大やコストの増大を伴うことなく放熱性能の向上が可能であり、小型で高性能なモータを提供することができるため、洗濯機に代表される家電製品などにおいて、小型、高性能を求める用途に適している。
10 ステータ
11 ステータコア
12 絶縁物
13 巻線
13a コイルエンド
13b 巻線外周部
14 樹脂モールド体
14a 外周面凹部
14b 外周面凸部
14c 端面凹部
14d 端面凸部
15 固定部
16 電源端子
17 ヨーク
18 ティース
20 ロータ
21 ロータコア
22 二次導体
23 軸受
24 モータ回転軸
31,32 軸受ハウジング
100,200 モータ

Claims (4)

  1. 略環状のヨークと前記ヨークから内周側へ径方向に延びるティースとからなるステータコアの前記ヨークに絶縁物を介して径方向に巻線を巻回し、前記ステータコア、前記絶縁物、前記巻線を樹脂モールド体によってモールド成形したステータと、
    前記ステータの内周側に空隙を介して回転自在に保持されたロータコアと、前記ロータコアの中央に挿入されたモータ回転軸とを具備したロータと、
    を有するモータであって、
    前記モータの外殻を形成する前記樹脂モールド体における外周面に、径方向に突出する凸部を軸方向に延ばして外周面凸部とするとともに前記外周面を凹部として外周面凹部とし、かつ、前記外周面凹部と前記外周面凸部とを交互に形成し、
    前記巻線から外周方向に伸延した部分の前記樹脂モールド体の外周面に前記外周面凹部を配設し、前記回転軸の軸心に対して、前記ティースと同一角度位置に前記外周面凸部を有したことを特徴としたモータ。
  2. 前記樹脂モールド体における軸方向端面に、軸方向に突出する凸部を径方向に延ばして端面凸部とするとともに前記軸方向端面を凹部として端面凹部とし、かつ、前記端面凹部と前記端面凸部とを交互に形成し、前記巻線から軸方向に伸延した部分の前記樹脂モールド体の軸方向端面に前記端面凹部を配設し、
    前記外周面凸部と前記端面凸部を、前記回転軸の軸心に対して、同一角度位置に有することを特徴とした請求項1に記載のモータ。
  3. 前記樹脂モールド体の外周面から互いに反対方向に向けて延出する一対の固定部をさらに有し、
    前記固定部の幅は、前記固定部が延出する方向とは直交する方向において、前記樹脂モールド体の外径寸法よりも小さく形成され、
    前記外周面凸部は、前記固定部が延出する方向であって、前記樹脂モールド体の外周面と接する接線よりも内側に先端が位置することを特徴とした請求項1または2に記載のモータ。
  4. 前記樹脂モールド体を構成する樹脂材料の熱伝導率が1.4W/m・K以上であることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載のモータ。
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