JP5287625B2 - 画像形成装置及び位置ずれ補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び位置ずれ補正方法に関し、特に、光書き込み装置の起動時間の短縮に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光することにより静電潜像を形成し、トナー等の顕色剤を用いてその静電潜像を現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写することによって紙出力を行う。
このような電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光して静電潜像を形成するタイミングと用紙の搬送タイミングとを合わせることにより、用紙の正しい範囲に画像が形成されるように調整が行われる。また、複数の感光体を用いてカラー画像を形成するタンデム式の画像形成装置においては、各色の感光体において現像された画像が正確に重ね合わされるように、各色の感光体における露光タイミングの調整が行われる(例えば、特許文献1参照)。以降、これらの調整処理を総じて位置ずれ補正とする。
特許文献1に開示されているような位置ずれ補正においては、感光体の露光及び静電潜像の現像といった通常の動作と同様の動作によりタイミング検知用のパターンを形成して光反射型の光センサで読み取り、感光体の露光を開始してからタイミング検知用の画像パターンが読み取られるまでの期間をカウントする。そして、このようにしてカウントされた期間と予め定められた基準値とを比較することにより、カウントされた期間と基準値との差に基づいて調整処理が行われる。
上述したような位置ずれ補正は、画像形成装置の起動時や省電力状態からの復帰時若しくは画像形成出力を行う前に実行される。図15に、画像形成装置が位置ずれ補正を行う際のタイムチャートを示す。上述した位置ずれ補正の実行時においては、画像形成装置に含まれる作像機構は休止状態となっている。従って、図15に示すように、先ずはタイミングtにおいて、感光体を露光するレーザビームを主走査方向に操作する反射鏡のモータが起動され、モータの回転が安定化するまで待機される。
モータの回転が安定化すると、タイミングtにおいて、レーザビームを照射する光書き込み装置がモータの回転との同期をとるための処理が実行される。この処理においては、光書き込み装置が照射して回転する反射鏡によって反射されて走査されたレーザビームが、走査範囲の端部近傍に設けられた同期検知センサに入射し、それによって出力される検知信号を光書き込み装置が受信する。この検知信号の受信タイミングにより、光書き込み装置が、主走査方向の同期、即ち、1ライン分の画像の書き出し開始タイミングを認識する。
光書き込み装置がモータの回転との同期を完了すると、タイミングtにおいて、感光体ドラムに形成される静電潜像を現像するための現像バイアスの印加が開始され、安定化するまで待機される。そして、現像バイアスが安定するタイミングtにおいて、位置ずれ補正用のパターンの描画が開始される。このように、位置ずれ補正を開始するまでには各種の処理が必要である。
上述した位置ずれ補正に要する期間は、例えば10秒〜20秒程度であり、ユーザはこの期間待機する必要がある。即ち、上記位置ずれ補正の期間は、ユーザにとってのダウンタイムとなり、短縮することが望まれる。
ここで、ユーザにとってのダウンタイムを短縮する1つの方針として、位置ずれ補正を開始するタイミングを早めることにより、位置ずれ補正の終了タイミングを早め、ダウンタイムを短縮することが考えられる。そして、位置ずれ補正の開始タイミングを早めるためには、図15において説明した夫々の処理のうち、タイミングtからタイミングtまでの期間に実行される処理を短縮若しくは並列化することが考えられる。
ここで、tからtの期間で実行されるモータの起動及び安定化処理と、tからtの期間で実行される現像バイアスの起動及び安定化処理とを並列化することを考える。この場合、図15に示すタイミングt2において、位置ずれ補正用パターンの作像を開始することが可能となる。これらの処理は夫々独立した処理であるため、並列化することは不可能ではない。
しかしながら、tからtの期間で実行される回転同期処理においては、感光体を露光するためのレーザビームを照射して同期検知センサにレーザビームを入射させることにより同期を行うため、反射鏡によって走査されたレーザビームによって感光体が露光される可能性がある。従って、バイアスが起動された状態において回転同期処理を行うと、レーザビームによって露光された感光体の部分が現像され、現像された画像が転写対象に転写されてしまう。
回転同期処理が完了した後には、図15に示すように位置ずれ補正処理のためにパターンの描画が開始される。ここで、上述したように、回転同期処理において転写対象に画像が転写されてしまうと、その画像が、回転同期処理において形成されてしまった画像なのか、位置ずれ補正用のパターンなのか判断することが難しくなる。
上述したように、画像が回転同期処理において形成されてしまった画像なのか、位置ずれ補正用のパターンなのか判断することが難しい理由の1つとしては、回転同期処理において画像が形成される場合と形成されない場合があるということである。
即ち、回転同期処理においては、同期検知センサがレーザビームを検知して検知信号を出力すると、レーザビームの照射が停止される。従って、レーザビームの照射が開始されるタイミングが、レーザビームが感光体を通り過ぎた後、同期検知センサに到達する前のタイミングであれば、レーザビームが感光体ドラム状を走査される前に照射が停止されるため、感光体が露光されず、画像は形成されない。
これに対して、レーザビームが回転検知センサを通り過ぎた後、感光体ドラムを通り過ぎる前に照射開始されると、レーザビームは、感光体上を通り過ぎてから再度回転検知センサに到達するため、感光体が露光され、画像が形成されてしまう。
位置ずれ補正用のパターンとは異なる画像が必ず形成されるものであれば、位置ずれ補正用のセンサによって検知された画像のうち、最初の画像を除外すれば良い。しかしながら、形成されるか否か不明である画像について、形成された場合にのみ除外するという処理は難しく、仮に実装したとしても、画像が形成されなかった場合に、位置ずれ補正パターンの最初のパターンを除外してしまい、位置ずれ補正が正確に実行されなくなる等の不具合が考えられる。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、画像形成装置において、副走査方向の画像の位置を調整する調整処理の開始タイミングを早め、ユーザにとってのダウンタイムを短縮することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、副走査方向に複数並べられた感光体に対して光ビームを照射する光源を制御して光ビームを照射させて前記感光体上に静電潜像を形成する光源制御部と、前記感光体上に形成された静電潜像を顕色剤によって現像する際に前記感光体と現像器との間に印加する電圧を制御する電圧制御部と、前記感光体上に現像された画像が転写される搬送体の表面を撮像するセンサの出力信号に基づいて前記搬送体の表面に転写された画像が前記センサに対向する位置に到達したことを検知する画像検知部と、前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの期間である検知期間をカウントする検知期間カウント部と、前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの基準となる期間の値である基準値を取得する基準値取得部と、前記カウントされた検知期間及び前記取得された基準値の差に基づいて前記光源に光ビームを照射させるタイミングを補正するための補正値を算出する補正値算出部とを含み、前記光源制御部は、前記光源を制御して光ビームを照射させ、前記照射された光ビームを主走査方向に走査する回転反射鏡の走査範囲の所定位置における前記光ビームの検知タイミングに基づいて前記回転反射鏡の回転との同期を行い、前記電圧制御部は、前記回転反射鏡が回転を開始して前記光源制御部が前記回転反射鏡との同期を行う前に前記感光体と現像器との間の電圧の印加を開始し、前記光源制御部が前記回転反射鏡の回転との同期を行う際に照射させる光ビームは、前記所定のパターンにおいて先頭に描画されるパターンを描画する第1の感光体よりも前記搬送体の搬送方向の下流側に配置された第2の感光体に照射される光ビームであり、前記画像検知部が前記先頭に描画されるパターンを検知する期間は、前記先頭に描画されるパターンが前記センサに対応する位置に到達する理論値の前後の所定の期間であり、前記所定の期間は、前記第1の感光体の転写位置から前記第2の感光体の転写位置までの間隔を前記搬送体が搬送される期間よりも短い期間であることを特徴とする。
ここで、前記第1の感光体は、前記複数並べられた感光体のうち、前記搬送体の搬送方向の最上流側に配置されていることが好ましい。
また、前記第2の感光体は、前記複数並べられた感光体のうち、前記搬送体の搬送方向の最下流側に配置されていることが好ましい。
また、前記所定の期間は、前記複数並べられた感光体において隣接する感光体の転写位置間を前記搬送体が搬送される期間よりも短い期間であることが好ましい。
また、前記第1の感光体に照射される光ビームと前記第2の感光体に照射される光ビームとは、前記回転反射鏡に含まれる複数の反射面のうち同一の面によって走査されることが好ましい。
また、前記光源制御部は、前記回転反射鏡の回転との同期において、前記光ビームの検知に応じて前記光ビームの照射を停止することが好ましい。
また、前記光源制御部が前記回転反射鏡の回転との同期を行う際に照射させる光ビームは、黒色以外の色によって現像される前記感光体に照射される光ビームであることが好ましい。
また、前記光源制御部は、前記回転反射鏡の回転との同期において、前記光ビームを検知した後、所定の期間内に前記所定のパターンの描画を開始することが好ましい。
また、前記先頭に描画されるパターンが前記センサに対応する位置に到達する理論値が前記基準値であることが好ましい。
また、本発明の他の態様は、副走査方向に複数並べられた感光体に対して光ビームを照射する光源を制御して光ビームを照射させて前記感光体上に静電潜像を形成する光源制御部と、前記感光体上に形成された静電潜像を顕色剤によって現像する際に前記感光体と現像器との間に印加する電圧を制御する電圧制御部と、前記感光体上に現像された画像が転写される搬送体の表面を撮像するセンサの出力信号に基づいて前記搬送体の表面に転写された画像が前記センサに対向する位置に到達したことを検知する画像検知部と、前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの期間である検知期間をカウントする検知期間カウント部と、前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの基準となる期間の値である基準値を取得する基準値取得部と、前記カウントされた検知期間及び前記取得された基準値の差に基づいて前記光源に光ビームを照射させるタイミングを補正するための補正値を算出する補正値算出部とを含む画像形成装置の光書き込み装置における位置ずれ補正方法であって、前記光源制御部が、前記光源を制御して光ビームを照射させ、前記照射された光ビームを主走査方向に走査する回転反射鏡の走査範囲の所定位置における前記光ビームの検知タイミングに基づいて前記回転反射鏡の回転との同期を行い、前記電圧制御部が、前記回転反射鏡が回転を開始して前記光源制御部が前記回転反射鏡との同期を行う前に前記感光体と現像器との間の電圧の印加を開始し、前記光源制御部は、前記回転反射鏡の回転との同期を行う際に、前記所定のパターンにおいて先頭に描画されるパターンを描画する第1の感光体よりも前記搬送体の搬送方向の下流側に配置された第2の感光体に照射される光ビームを照射し、前記画像検知部が、前記先頭に描画されるパターンが前記センサに対応する位置に到達する理論値の前後の期間であって前記第1の感光体の転写位置から前記第2の感光体の転写位置までの間隔を前記搬送体が搬送される期間よりも短い期間において前記先頭に描画されるパターンを検知することを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置において、副走査方向の画像の位置を調整する調整処理の開始タイミングを早め、ユーザにとってのダウンタイムを短縮することが可能となる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の構成を示す上面図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の構成を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係る光書き込み装置の制御部を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る基準値記憶部に記憶されている情報を示す図である。 本発明の実施形態に係る位置ずれ補正動作において描画されるパターンの例を示す図である。 本発明の実施形態に係る位置ずれ補正動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成及び描画されるパターンの位置を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成及び描画されるパターンの位置関係を示す図である。 本発明の実施形態に係るプリントエンジンの構成及び搬送されるパターンの位置関係を示す図である。 本発明の実施形態に係る位置ずれ補正動作及び従来技術に係る位置ずれ補正動作における時系列を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るプリントエンジンの構成及び搬送されるパターンの位置関係を示す図である。 従来技術に係る位置ずれ補正動作における時系列を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)としての画像形成装置を例として説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、電子写真方式による画像形成装置であり、感光体に静電潜像を形成するための光書き込み装置における画像の書込み位置の補正の完了タイミングを早めることがその要旨である。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)11、ROM(Read Only Memory)12、エンジン13、HDD(Hard Disk Drive)14及びI/F15がバス18を介して接続されている。また、I/F15にはLCD(Liquid Crystal Display)16及び操作部17が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM11は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM12は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン13は、画像形成装置1において実際に画像形成を実行する機構である。
HDD14は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F15は、バス18と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD16は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部17は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM12やHDD14若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM11に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ20、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)110、スキャナユニット22、排紙トレイ23、ディスプレイパネル24、給紙テーブル25、プリントエンジン26、排紙トレイ27及びネットワークI/F28を有する。
また、コントローラ20は、主制御部30、エンジン制御部31、入出力制御部32、画像処理部33及び操作表示制御部34を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナユニット22、プリントエンジン26を有する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル24は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F28は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ20は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM12や不揮発性メモリ並びにHDD14や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM11等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ20が構成される。コントローラ20は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部30は、コントローラ20に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ20の各部に命令を与える。エンジン制御部31は、プリントエンジン26やスキャナユニット22等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。入出力制御部32は、ネットワークI/F28を介して入力される信号や命令を主制御部30に入力する。また、主制御部30は、入出力制御部32を制御し、ネットワークI/F28を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン26が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像形成装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部34は、ディスプレイパネル24に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル24を介して入力された情報を主制御部30に通知する。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部32がネットワークI/F28を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部32は、受信した印刷ジョブを主制御部30に転送する。主制御部30は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部33を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部33によって描画情報が生成されると、エンジン制御部31は、生成された描画情報に基づき、給紙テーブル25から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン26が画像形成部として機能する。プリントエンジン26によって画像形成が施された文書は排紙トレイ27に排紙される。
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル24の操作若しくはネットワークI/F28を介して外部のPC等から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部34若しくは入出力制御部32が主制御部30にスキャン実行信号を転送する。主制御部30は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部31を制御する。
エンジン制御部31は、ADF21を駆動し、ADF21にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット22に搬送する。また、エンジン制御部31は、スキャナユニット22を駆動し、ADF21から搬送される原稿を撮像する。また、ADF21に原稿がセットされておらず、スキャナユニット22に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット22は、エンジン制御部31の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット22が撮像部として動作する。
撮像動作においては、スキャナユニット22に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部31は、スキャナユニット22が生成した撮像情報を画像処理部33に転送する。画像処理部33は、主制御部30の制御に従い、エンジン制御部31から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部33が生成した画像情報はHDD40等の画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存される。即ち、スキャナユニット22、エンジン制御部31及び画像処理部33が連動して、原稿読み取り部として機能する。
画像処理部33によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくは入出力制御部32及びネットワークI/F28を介して外部の装置に送信される。即ち、ADF21及びエンジン制御部31が画像入力部として機能する。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部31がスキャナユニット22から受信した撮像情報若しくは画像処理部33が生成した画像情報に基づき、画像処理部33が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部31がプリントエンジン26を駆動する。
次に、本実施形態に係るプリントエンジン26の構成について、図3を参照して説明する。図3に示すように、本実施形態に係るプリントエンジン26は、無端状移動手段である搬送ベルト105に沿って各色の画像形成部106が並べられた構成を備えるものであり、所謂タンデムタイプといわれるものである。すなわち、給紙トレイ101から給紙ローラ102と分離ローラ103とにより分離給紙される用紙(記録紙)104を搬送する搬送ベルト105に沿って、この搬送ベルト105の搬送方向の上流側から順に、複数の画像形成部(電子写真プロセス部)106BK、106M、106C、106Yが配列されている。
これら複数の画像形成部106BK、106M、106C、106Yは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。画像形成部106BKはブラックの画像を、画像形成部106Mはマゼンタの画像を、画像形成部106Cはシアンの画像を、画像形成部106Yはイエローの画像をそれぞれ形成する。尚、以下の説明においては、画像形成部106BKについて具体的に説明するが、他の画像形成部106M、106C、106Yは画像形成部106BKと同様であるので、その画像形成部106M、106C、106Yの各構成要素については、画像形成部106BKの各構成要素に付したBKに替えて、M、C、Yによって区別した符号を図に表示するにとどめ、説明を省略する。
搬送ベルト105は、回転駆動される駆動ローラ107と従動ローラ108とに架け渡されたエンドレスのベルト、即ち無端状ベルトである。この駆動ローラ107は、不図示の駆動モータにより回転駆動させられ、この駆動モータと、駆動ローラ107と、従動ローラ108とが、無端状移動手段である搬送ベルト105を移動させる駆動手段として機能する。
画像形成に際して、給紙トレイ101に収納された用紙104は最も上のものから順に送り出され、静電吸着作用により搬送ベルト105に吸着されて回転駆動される搬送ベルト105により最初の画像形成部106BKに搬送され、ここで、ブラックのトナー画像を転写される。即ち、搬送ベルト105が、画像の転写対象である用紙を搬送する搬送体として機能する。
画像形成部106BKは、感光体としての感光体ドラム109BK、この感光体ドラム109BKの周囲に配置された帯電器110BK、光書き込み装置111、現像器112BK、感光体クリーナ(図示せず)、除電器113BK等から構成されている。光書き込み装置111は、夫々の感光体ドラム109BK、109M、109C、109Y(以降、総じて感光体ドラム109とする)に対してレーザビームを照射するように構成されている。
画像形成に際し、感光体ドラム109BKの外周面は、暗中にて帯電器110BKにより一様に帯電された後、光書き込み装置111からのブラック画像に対応したレーザビームにより書き込みが行われ、静電潜像を形成される。現像器112BKは、この静電潜像をブラックトナーにより可視像化し、このことにより感光体ドラム109BK上にブラックのトナー画像が形成される。
このトナー画像は、感光体ドラム109BKと搬送ベルト105上の用紙104とが当接する位置(転写位置)で、転写器115BKの働きにより用紙104上に転写される。この転写により、用紙104上にブラックのトナーによる画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体ドラム109BKは、外周面に残留した不要なトナーを感光体クリーナにより払拭された後、除電器113BKにより除電され、次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、画像形成部106BKでブラックのトナー画像を転写された用紙104は、搬送ベルト105によって次の画像形成部106Mに搬送される。画像形成部106Mでは、画像形成部106BKでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより感光体ドラム109M上にマゼンタのトナー画像が形成され、そのトナー画像が用紙104上に形成されたブラックの画像に重畳されて転写される。
用紙104は、さらに次の画像形成部106C、106Yに搬送され、同様の動作により、感光体ドラム109C上に形成されたシアンのトナー画像と、感光体ドラム109Y上に形成されたイエローのトナー画像とが、用紙104上に重畳されて転写される。こうして、用紙104上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された用紙104は、搬送ベルト105から剥離されて定着器116にて画像を定着された後、画像形成装置の外部に排紙される。
このような画像形成装置1においては、感光体ドラム109BK、109M、109C及び109Yの軸間距離の誤差、感光体ドラム109BK、109M、109C及び109Yの平行度誤差、光書込み装置111内での偏向ミラーの設置誤差、感光体ドラム109BK、109M、109C及び109Yへの静電潜像の書込みタイミング誤差等により、本来重ならなければならない位置に各色のトナー画像が重ならず、各色間で位置ずれが生ずることがある。また、装置内温度変化や経時劣化による搬送ベルトの伸縮によって、位置ずれを補正した後でも再び位置ずれが発生することがある。
また、同様の原因により、転写対象である用紙において本来画像が転写される範囲から外れた範囲に画像が転写されることがある。このような位置ずれの成分としては、主にスキュー、副走査方向のレジストずれ、主走査方向の倍率誤差、主走査方向のレジストずれ等が知られている。
このような位置ずれを補正するため、パターン検知センサ117が設けられている。パターン検知センサ117は、感光体ドラム109BK、109M、109C及び109Yによって搬送ベルト105上に転写された位置ずれ補正用パターンを読み取るための光学センサであり、搬送ベルト105の表面に描画された補正用パターンを照射するための発光素子及び補正用パターンからの反射光を受光するための受光素子を含む。図3に示すように、パターン検知センサ117は、感光体ドラム109BK、109M、109C及び109Yの下流側において、搬送ベルト105の搬送方向と直行する方向に沿って同一の基板上に支持されている。パターン検知センサ117の詳細及び位置ずれ補正の態様については、後に詳述する。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111について説明する。図4は、本実施形態に係る光書き込み装置111を上面から見た図である。また、図5は、本実施形態に係る光書き込み装置を側面から見た断面図である。図4、図5に示すように、各色の感光体ドラム109BK、109M、109C、109Yに書き込みを行うレーザビームは光源である光源装置281BK、281M、281C、281Y(以降、総じて光源装置281とする)から照射される。尚、本実施形態に係る光源装置281は、半導体レーザ、コリメータレンズ、スリット、プリズム、シリンダレンズ等で構成されている。
光源装置281から照射されたレーザビームは、反射鏡280によって反射される。各レーザビームは図示しないfθレンズ等の光学系によって夫々ミラー282BK、282M、282C、282Y(以降、総じて282とする)に導かれ、更にその先の光学系によって各感光体ドラム109BK、109M、109C、109Yの表面へと走査される。
反射鏡280は6面体のポリゴンミラーであり、回転することによってポリゴンミラー1面につき主走査方向のライン分のレーザビームを走査することができる。本実施形態に係る光書き込み装置111は、4つの光源装置を281BK、281Mと、281C、281Yの2色ずつの光源装置に分けて反射鏡280の異なる反射面を用いて走査を行うことによって、1つの反射面のみを用いて走査する方式よりコンパクトな構成で、同時に異なる4つの感光体ドラムに書き込むことを可能としている。
また、反射鏡280によってレーザビームが走査される範囲の走査開始位置近傍には、水平同期検知センサ283が設けられている。光源装置281から照射されたレーザビームが水平同期検知センサ283に入射することにより、主走査ラインの走査開始位置のタイミングが検知され、光源装置281を制御する制御装置と反射鏡280との同期がとられる。
次に、本実施形態に係る光書き込み装置111の制御ブロックについて、図6を参照して説明する。図6は、本実施形態に係る光書き込み装置111を制御する光書き込み装置制御部120の機能構成と、光源装置281、水平同期検知センサ283及びパターン検知センサ117との接続関係を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係る光書き込み装置制御部120は、書込み制御部121、カウント部122、センサ制御部123、補正値算出部124、基準値記憶部125及び補正値記憶部126を含む。尚、本実施形態に係る光書き込み装置111は、図1において説明したようなCPU10、RAM11、ROM12及びHDD14等の情報処理機構を含み、図6に示すような光書込み装置制御部120は、画像形成装置1のコントローラ20と同様に、ROM12若しくはHDD14に記憶されている制御プログラムがRAM11にロードされ、CPU10の制御に従って動作することにより構成される。
書込み制御部121は、コントローラ20のエンジン制御部31から入力される画像情報に基づき、水平同期検知センサ283による同期検知信号に応じて光源装置281を制御する光源制御部である。また、書込み制御部121は、エンジン制御部31から入力される画像情報に基づいて光源装置281を駆動する他、上述した位置ずれ補正処理において位置ずれ補正用のパターンを描画するために、光源装置281を駆動する。この位置ずれ補正処理の結果生成される補正値は、図6に示す補正値記憶部126に記憶され、書込み制御部121は、この補正値記憶部126に記憶されている補正値に基づき、光源装置281を駆動するタイミングを補正する。
また、書込み制御部121は、水平同期検知センサ283による検知信号を取得し、図4において説明したような反射鏡280の回転との同期を行う機能も含む。更に、書込み制御部121は、感光体ドラム109上に形成された静電潜像を顕色剤であるトナーによって現像する際に、感光体ドラム109BK、109M、109C、109Yと現像器112BK、112M、112C、112Yとの間に印加する電圧を制御する電圧制御部としても機能する。
カウント部122は、上記位置ずれ補正処理において、書込み制御部121が光源装置281を制御して感光体ドラム109BKの露光を開始すると同時にカウントを開始する。カウント部122は、センサ制御部123が、パターン検知センサ117の出力信号に基づいてパターンを検知することによりカウントを停止する。これにより、カウント部122は、上記位置ずれ補正処理において、書込み制御部121が光源装置281を制御して感光体ドラム109BKの露光を開始してから、パターン検知センサ117が、位置ずれ補正用のパターンを検知するまでの検知期間をカウントする検知期間カウント部として機能する。以降、このカウント値を書込み開始カウント値とする。また、カウント部122は、各色のトナー画像のずれを補正するための位置ずれ補正処理においては、連続して描画されたパターンの検知タイミングを夫々カウントする。以降、このカウント値をドラム間隔カウント値とする。
センサ制御部123は、パターン検知センサ117を制御する制御部であり、上述したように、パターン検知センサ117の出力信号に基づき、搬送ベルト105上に形成された位置ずれ補正用パターンが、パターン検知センサ117の位置にまで到達したことを判断する到達判断部である。センサ制御部123は、上述したように位置ずれ補正用パターンが、パターン検知センサ117の位置にまで到達したことを判断すると、検知信号をカウント部122に入力する。即ち、センサ制御部123が、画像検知部として機能する。
補正値算出部124は、カウント部122によるカウント結果に基づき、基準値記憶部125に記憶された基準値に基づいて補正値を算出する。即ち、補正値算出部124が、基準値取得部及び補正値算出部として機能する。図7に、基準値記憶部125に記憶されている基準値の例を示す。図7に示すように、基準値記憶部125には、書込み開始タイミング基準値及びドラム間隔基準値が記憶されている。
書込み開始タイミング基準値とは、書込み制御部121が光源装置281を制御して感光体ドラム109BKの露光を開始してから、パターン検知センサ117が、位置ずれ補正用のパターンを検知するまでの期間の基準値である。即ち、補正値算出部124は、カウント部122によるカウント値のうち、書込み開始カウント値と書込み開始タイミング基準値とを比較し、両者のずれに基づいて補正値を算出する。
ドラム間隔基準値とは、上述したように連続して描画されたパターン夫々についての検出タイミングの基準値である。即ち、補正値算出部124は、カウント部122によるカウント値のうち、ドラム間隔カウント値とドラム間隔基準値とを比較し、両者のずれに基づいて補正値を算出する。このようにして算出された補正値は、上述したように補正値記憶部126に記憶される。このように、補正値記憶部126に補正値が記憶されることにより、書込み制御部121は、その補正値を参照して光源装置281を駆動することが可能となる。
次に、本実施形態に係る位置ずれ補正動作について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る位置ずれ補正動作において、書込み制御部121によって制御された光源装置281によって搬送ベルト105上に描画されるマーク(以降、位置ずれ補正用マークとする)を示す図である。図8に示すように、本実施形態に係る位置ずれ補正用マーク400は、副走査方向に様々なパターンが並べられている位置ずれ補正用パターン列401が、主走査方向に複数(本実施形態においては3つ)並べられて構成されている。尚、図8において、実線が感光体ドラム109BK、点線は感光体ドラム109Y、破線は感光体ドラム109C、一点鎖線は感光体ドラム109Mによって夫々描画されたパターンを示す。
図8に示すように、パターン検知センサ117は、主走査方向に複数(本実施形態においては3つ)のセンサ素子170を有し、夫々の位置ずれ補正用パターン列401は、夫々のセンサ素子170に対応した位置に描画されている。これにより、光書き込み制御装置120は、主走査方向の複数の位置でパターンの検出を行うことが可能となり、夫々の平均値を算出することによって位置ずれ補正動作の精度を向上することができる。
図8に示すように、位置ずれ補正用パターン列401は、開始位置補正用パターン411とドラム間隔補正用パターン412を含む。また、図8に示すように、ドラム間隔補正用パターン412は、繰り返し描画されている。開始位置補正用パターン411は、上述した書込み開始カウント値をカウントするために描画されるパターンである。また、開始位置補正用パターン411は、センサ制御部123が、ドラム間隔補正用パターン412を検知する際の検知タイミングを補正するためにも用いられる。
本実施形態に係る開始位置補正用パターン411は、図8に示すように、感光体ドラム109BKによって描画された線であって主走査方向に平行な線である。開始位置補正用パターン411を用いた開始位置補正においては、光書き込み装置制御部120が、パターン検知センサ117による開始位置補正用パターン411の読取信号に基づき、書込み開始タイミングの補正動作を行う。即ち、基準値記憶部125に記憶される書込み開始タイミング基準値は、光源装置281が開始位置補正用パターン411のうち感光体ドラム109BKによる黒のパターンの描画を開始してから、描画された黒のパターンがパターン検知センサ117によって読み取られ、センサ制御部123によって検知されるまでの期間の基準となる値である。
ドラム間隔補正用パターン412は、その名の通り、上述したドラム間隔カウント値をカウントするために描画されるパターンである。図8に示すように、ドラム間隔補正用パターン412は、副走査方向補正用パターン413及び主走査方向補正用パターン414を含む。光書き込み装置制御部120は、パターン検知センサ117による、副走査方向補正用パターン413の読取信号に基づき、感光体ドラム109BK、109M、109C、109Y夫々の副走査方向の位置ずれ補正を行い、主走査方向補正用パターン414の読取信号に基づき、上記各感光体ドラムの主走査方向の位置ずれ補正を行う。
即ち、基準値記憶部125に記憶されているドラム間隔基準値は、光源装置281が書込み制御部121の制御に従って、ドラム間隔補正用パターン412の描画を開始してから、描画されたドラム間隔補正用パターン412に含まれる各線がパターン検知センサ117によって読み取られ、センサ制御部123によって検知されるまでの期間の基準となる値である。
このような画像形成装置1及び位置ずれ補正動作の態様において、本実施形態に係る要旨は、位置ずれ補正動作の開始までに要する期間を短縮し、位置ずれ補正動作の開始タイミングを早めることにより位置ずれ補正動作の完了タイミングを早め、ユーザにとってのダウンタイムを短縮することである。本実施形態に係る位置ずれ補正動作について、図9を参照して説明する。
図9は、本実施形態に係る位置ずれ補正動作を示すフローチャートである。位置ずれ補正動作が開始されると、まず、光書き込み装置111において反射鏡280を回転させるモータが起動されると共に、画像形成部106BK、106M、106C、106Yにおいて、現像器112BK、112M、112C、112Yが静電潜像を現像するための現像バイアスが起動される(S901)。
モータが起動されると、モータの回転数が安定するまで待機し(S902/NO)、モータの回転数が安定すると(S902/YES)、光書き込み装置111が、モータとの同期をとるために光ビームを照射する(S903)。図3に示すように、光書き込み装置111は、感光体ドラム109BK、109M、109C、109Yの夫々に対応して個別に光ビームを照射することが可能である。ここで、本実施形態に係る光書き込み装置111は、S903において、感光体ドラム109Yを露光するための光ビームのみを照射する。これが、本実施形態に係る要旨の1つである。尚、感光体ドラム109Y以外の感光体ドラムにおける同期タイミングは、感光体ドラム109Yにおける同期タイミングに基づいて計算可能である。
光書き込み装置111は、図4において説明したように、水平同期検知センサ283が光ビームを検知して検知信号を光書き込み装置制御部120に出力するまで、光ビームを出力し続ける(S904/NO)。S903の光ビームの照射開始タイミングが、図4に示す走査方向において、水平同期検知センサ283を通り過ぎた後、ミラー282Yを通り過ぎる前である場合、その光ビームは感光体ドラム109Yに導かれ、感光体ドラム109Yにおいて静電潜像が形成されてしまう。
ここで、S901において既に現像バイアスが起動されているため、感光体ドラム109Y上に形成された静電潜像は現像器112Yによって現像され、搬送ベルト105上に転写される。これにより、図10に示すように、搬送ベルト105上に余剰パターン402が形成される。この余剰パターン402は余分なパターンであり、後の位置ずれ補正において、この余剰パターン402が不具合を及ぼさないようにすることが本実施形態に係る要旨である。
水平同期検知センサ283が光ビームを検知して検知信号を光書き込み装置制御部120に出力すると(S904/YES)、光書き込み装置制御部120の書込み制御部121は、上記同期検知の為に照射していた光ビームの照射を停止し、図8に示す位置ずれ補正用マーク400を描画するように、光源装置281を制御すると共に、カウント部122がカウントを開始する(S905)。図8において説明したように、位置ずれ補正用マーク400の先頭のパターンは、開始位置補正用パターン411であるため、図11に示すように、感光体ドラム109BKによって、開始位置補正用パターン411が形成され、搬送ベルト105上に転写される。
尚、S904において“YES”となってからS905までの間隔は非常に短く、図11に示すように、S903〜S904の間に形成された余剰パターン402は、感光体ドラム109Yの位置からほとんど移動していない。S905において位置ずれ補正用マーク400の作像が開始された後、先頭のパターンである開始位置補正用パターン411がパターン検知センサ117の検知位置に到達すると、センサ制御部123は、パターン検知センサ117の出力信号に基づいて開始位置補正用パターンを検知する(S906)。
ここで、本実施形態に係るパターン検知センサ117及びセンサ制御部123は、常にパターンの検知を行っているわけではなく、予め定められた所定の期間においてのみ、パターンの検知を行う。本実施形態の場合、センサ制御部123は、光書き込み装置111が開始位置補正用パターン411を描画するための露光を開始してから、開始位置補正用パターン411がパターン検知センサ117に到達するまでの理論値、即ち、図7において説明した書込み開始タイミング基準値よりも所定期間前から、同じく所定期間後までパターンを検知する。
ここで、上記所定期間は、開始位置補正用パターン411の実際の検知タイミングと上述した理論値との誤差として考えられる最大値であり、搬送ベルト105上の副走査方向の範囲にすると、例えば10mmである。従って、上記所定期間を10mmとすると、センサ制御部123は、書込み開始タイミング基準値の前後10mm、即ち20mmの期間において、開始位置補正用パターン411の検知を行う。
尚、S904からS905への遷移において、書込み制御部121は、水平同期検知センサ283の出力信号に応じて水平同期タイミングを設定した後、所定の期間内に位置ずれ補正用マーク400の描画を開始する。この所定の期間とは、例えば、上述した開始位置補正用パターン411の検知期間の半分、即ち、開始位置補正用パターン411の実際の検知タイミングと上述した理論値との誤差として考えられる最大値である。この値に限らず、S904からS905への遷移を可能な限り早くすることにより、位置ずれ補正の開始タイミングを早めることができる。
開始位置補正用パターン411がパターン検知センサ117の検知位置に到達したタイミングの例を図12に示す。図12に示すように、開始位置補正用パターン411がパターン検知センサ117の検知位置に到達するタイミングにおいては、余剰パターン402は更に先まで搬送されている。従って、センサ制御部123が、上述したような検知期間において開始位置補正用パターン411を検知する際に余剰パターン402が検知されることはなく、余剰パターン402は、開始位置補正用パターン411の検知において不具合の原因とはならない。
センサ制御部123が開始位置補正用パターン411を検知すると、カウント部122は、その検知結果に基づき、上述したカウント値を取得し(S907)、補正値算出部124に入力する。尚、S907において、カウント部122は、複数のセンサ素子170夫々についてのカウント値を取得し、補正値算出部124に入力する。
補正値算出部124は、カウント部122から複数のカウント値を取得すると、それらの平均値を求め(S908)、更にその平均値及び上述した基準値に基づいて補正値を算出して補正値記憶部126に記憶させ(S909)、処理を終了する。このような処理により、本実施形態に係る位置ずれ補正動作が完了する。
このような本実施形態に係る位置ずれ補正動作の効果について、図13(a)、(b)を参照して説明する。図13(a)は、本実施形態に係る位置ずれ補正動作を開始する際の時系列を示す図であり、図13(b)は、従来技術に係る時系列を示す図である。図13(a)に示すように、本実施形態に係る位置ずれ補正動作において、光書き込み装置111は、タイミングtから、先ず反射鏡280を回転させるモータの起動及び現像バイアスの起動を行う。これにより、モータの回転数が安定すると、次に、タイミングtにおいて、回転同期処理を実行する。
そして、タイミングtにおいて、回転同期処理が完了すると、既に現像バイアスが起動されているため、そのまま位置ずれ補正用マーク400の描画を開始することができる。これに対して、図13(b)に示す従来技術の場合、タイミングtの後に現像バイアスを起動するため、位置ずれ補正用マーク400の描画開始は、タイミングtよりも遅いタイミングtとなる。
このように、本実施形態に係る位置ずれ補正動作により、位置ずれ補正用マーク400を書き出すタイミングを、従来技術よりも現像バイアスの起動及び安定化に要する時間分、早めることができるため、結果的に位置ずれ補正動作の完了タイミングを早め、ユーザにとってのダウンタイムを短縮することができる。
更に、本実施形態に係る位置ずれ補正動作においては、現像バイアスが起動された状態で回転同期処理を行うことにより描画される可能性があるパターンによる不具合を回避するために、以下の対策が行われている。即ち、副走査方向に複数並べられた感光体ドラム109のうち、最も下流側に配置された感光体ドラム109Yを露光するためのレーザビームを照射して回転同期を行う。そして、位置ずれ補正用マーク400において最も先頭に描画される開始位置補正用パターン411を描画するための感光体109BKが、副走査方向の最も上流側に配置されている。
このような配置関係により、図11に示すように、回転同期におけるレーザビームの照射によって、感光体ドラム109Yにおいて描画されてしまった余剰パターン402と開始位置補正用パターン411とが、感光体ドラム109BKと感光体ドラム109Yとの配置間隔分離間して描画される。従って、センサ制御部123が、上述した検知期間において開始位置補正用パターン411を検知する際には、図12に示すように、余剰パターン402は既にパターン検知センサ117よりも下流側に搬送されている。
そして、上述したように、パターン検知センサ117がセンサ制御部123の制御に従って、搬送ベルト105上のパターンの検知を行うのは、所定の基準値の前後10mmの範囲であるところ、隣接する感光体ドラム109の転写位置は、一般的に60mm程度離間しているため、開始位置補正用パターン411の検知に際して、余剰パターン402が検知されることはない。このため、余剰パターン402が、開始位置補正用パターン411の検知において不具合を及ぼすことはなく、光書き込み装置制御部120は、正確に位置ずれ補正を実行することができる。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置においては、位置ずれ補正用マークにおいて先頭に描画されるパターンを描画する感光体ドラムよりも副走査方向において下流側に配置された他の感光体ドラムによって、反射鏡のモータの回転同期を行う。これにより、転写バイアスを起動した後に上記モータの回転同期を行うことによって、パターンが描画されてしまった場合であっても、そのパターンが位置ずれ補正に際して不具合を及ぼすことがない。従って、画像形成装置において、副走査方向の画像の位置を調整する調整処理の開始タイミングを早め、ユーザにとってのダウンタイムを短縮することができる。
尚、上記実施形態においては、図3に示すように、搬送ベルト105によって搬送される用紙の紙面上に感光体ドラム109から直接画像を転写する方式を例として説明した。即ち、搬送体としての搬送ベルト105が、用紙を搬送する場合を例として説明した。
この他、図14に示すように、感光体ドラム109から搬送ベルト105上に転写されて形成された画像を更に用紙の紙面上に転写する中間転写方式であっても、上記実施形態を適用することが可能であり、上記と同様の効果を得ることができる。この場合、中間転写ベルトである搬送ベルト105は、搬送体として画像を搬送する。
また、上記実施形態においては、開始位置補正用パターン411を感光体ドラム109BKが描画し、感光体ドラム109Yにおいて回転同期を行う場合を例として説明した。しかしながら、本実施形態の要旨は、位置ずれ補正用マークにおいて先頭に描画されるパターンを描画する感光体ドラムよりも副走査方向において下流側に配置された他の感光体ドラムによって、反射鏡のモータの回転同期を行うことである。従って、開始位置補正用パターン411を描画する感光体ドラム及び回転同期を行う感光体ドラムは、上記態様に限らない。
上述したように、隣接する感光体ドラム109の転写位置は、一般的に60mm程度離間している。効果をより確実なものとする為には、上記実施形態のように、最も副走査方向の上流側に配置された感光体ドラムにおいて開始位置補正用パターン411を描画し、最も下流側に配置された感光体ドラムにおいて回転同期を行うことが好ましいが、開始位置補正用パターン411を描画する感光体ドラム及び回転同期を行う感光体ドラムが隣接していても、上記と同様に課題を解決することができる。即ち、開始位置補正用パターン411を感光体ドラム109BKが描画し、感光体ドラム109Mにおいて回転同期を行っても良い。
また、開始位置補正用パターン411を感光体ドラム109Cが描画し、感光体ドラム109Yにおいて回転同期を行っても良い。尚、開始位置補正用パターン411の色は、拡散反射光の有無によるパターン検知の精度の観点からは黒色であることが好ましい。従って、上記実施形態のように、開始位置補正用パターン411は、感光体ドラム109BKによって描画されることが好ましい。
また、図3に示すような感光体ドラム109の並び順は、一例であり、他の並び順を採用することも可能である。その場合であっても、位置ずれ補正用マークにおいて先頭に描画されるパターンを描画する感光体ドラムよりも副走査方向において下流側に配置された他の感光体ドラムによって、反射鏡のモータの回転同期を行うことにより、上記と同様の効果を得ることができる。
また、上記実施形態においては、図9のS903において、光書き込み装置111が、感光体ドラム109Yを露光する為の光ビームのみを照射し、他の感光体ドラムにおける同期タイミングは、感光体ドラム109Yにおける同期タイミングに基づいて計算することを例として説明した。この他、例えば、図4において、反射鏡280の同一面によって走査される光ビームのうち一方のみを照射するようにしても良い。
例えば、上記実施形態の変形例として、図4に示す光源装置281M、281Cが光ビームを照射して回転同期を行い、光源装置281BKは、光源装置281Mの同期タイミング、光源装置281Yは、光源装置281Cの同期タイミングに基づいて同期タイミングを計算するようにしても良い。この場合であっても、位置ずれ補正用マークにおいて先頭に描画されるパターンを描画する感光体ドラムよりも副走査方向において下流側に配置された他の感光体ドラムによって、反射鏡のモータの回転同期を行うことにより、上記と同様の効果を得ることができる。また、同期タイミングの設定をより高精度に行うことができる。
また、上記実施形態においては、センサ制御部123が、開始位置補正用パターン411の検知を行う期間は、開始位置補正用パターン411がパターン検知センサ117に到達するまでの理論値の所定期間前後であり、この所定期間が10mmである例を説明した。この所定期間は、少なくとも、上記実施形態の場合、感光体ドラム109BKの転写位置から感光体ドラム109Yの転写位置までの間隔を、搬送ベルト105が搬送される期間よりも短い期間である必要がある。
換言すると、上記所定期間は、開始位置補正用パターン411を描画する感光体ドラムの転写位置から、反射鏡280の回転の同期を行う光ビームが照射される感光体ドラムの転写位置までの間隔を、搬送ベルト105が搬送される期間よりも短い期間である。そして、より好ましくは、隣接する感光体ドラムの転写位置間を、搬送ベルト105が搬送される期間よりも短い期間である。
1 画像形成装置、
10 CPU、
11 RAM、
12 ROM、
13 エンジン、
14 HDD、
15 I/F、
16 LCD、
17 操作部、
18 バス、
20 コントローラ、
21 ADF、
22 スキャナユニット、
23 排紙トレイ、
24 ディスプレイパネル、
25 給紙テーブル、
26 プリントエンジン、
27 排紙トレイ、
28 ネットワークI/F、
30 主制御部、
31 エンジン制御部、
32 入出力制御部、
33 画像処理部、
34 操作表示制御部、
101 給紙トレイ、
102 給紙ローラ、
103 分離ローラ、
104 用紙、
105 搬送ベルト、
106BK、106C、106M、106Y 画像形成部、
107 駆動ローラ、
108 従動ローラ、
109BK、109C、109M、109Y 感光体ドラム、
110BK 帯電器、
111光書き込み装置、
112BK、112C、112M、112Y 現像器、
113BK、113C、113M、113Y 除電器、
115BK、115C、115M、115Y 転写器、
116 定着器、
117 パターン検知センサ、
120 光書き込み装置制御部、
121 書込み制御部、
122 カウント部、
123 センサ制御部、
124 補正値算出部、
125 基準値記憶部、
126 補正値記憶部、
170 センサ素子、
280 反射鏡、
281、281BK、281Y、281M、281C 光源装置、
282、282BK、282Y、282M、282C ミラー
283 水平同期検知センサ
400 位置ずれ補正用マーク、
401 位置ずれ補正用パターン列、
402 パターン、
411 開始位置補正用パターン、
412 ドラム間隔補正用パターン、
413 副走査方向補正用パターン、
414 主走査方向補正用パターン
特開2008−299311号公報

Claims (10)

  1. 副走査方向に複数並べられた感光体に対して光ビームを照射する光源を制御して光ビームを照射させて前記感光体上に静電潜像を形成する光源制御部と、
    前記感光体上に形成された静電潜像を顕色剤によって現像する際に前記感光体と現像器との間に印加する電圧を制御する電圧制御部と、
    前記感光体上に現像された画像が転写される搬送体の表面を撮像するセンサの出力信号に基づいて前記搬送体の表面に転写された画像が前記センサに対向する位置に到達したことを検知する画像検知部と、
    前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの期間である検知期間をカウントする検知期間カウント部と、
    前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの基準となる期間の値である基準値を取得する基準値取得部と、
    前記カウントされた検知期間及び前記取得された基準値の差に基づいて前記光源に光ビームを照射させるタイミングを補正するための補正値を算出する補正値算出部とを含み、
    前記光源制御部は、前記光源を制御して光ビームを照射させ、前記照射された光ビームを主走査方向に走査する回転反射鏡の走査範囲の所定位置における前記光ビームの検知タイミングに基づいて前記回転反射鏡の回転との同期を行い、
    前記電圧制御部は、前記回転反射鏡が回転を開始して前記光源制御部が前記回転反射鏡との同期を行う前に前記感光体と現像器との間の電圧の印加を開始し、
    前記光源制御部が前記回転反射鏡の回転との同期を行う際に照射させる光ビームは、前記所定のパターンにおいて先頭に描画されるパターンを描画する第1の感光体よりも前記搬送体の搬送方向の下流側に配置された第2の感光体に照射される光ビームであり、
    前記画像検知部が前記先頭に描画されるパターンを検知する期間は、前記先頭に描画されるパターンが前記センサに対応する位置に到達する理論値の前後の所定の期間であり、前記所定の期間は、前記第1の感光体の転写位置から前記第2の感光体の転写位置までの間隔を前記搬送体が搬送される期間よりも短い期間であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の感光体は、前記複数並べられた感光体のうち、前記搬送体の搬送方向の最上流側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の感光体は、前記複数並べられた感光体のうち、前記搬送体の搬送方向の最下流側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の期間は、前記複数並べられた感光体において隣接する感光体の転写位置間を前記搬送体が搬送される期間よりも短い期間であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の感光体に照射される光ビームと前記第2の感光体に照射される光ビームとは、前記回転反射鏡に含まれる複数の反射面のうち同一の面によって走査されることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記光源制御部は、前記回転反射鏡の回転との同期において、前記光ビームの検知に応じて前記光ビームの照射を停止することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記光源制御部が前記回転反射鏡の回転との同期を行う際に照射させる光ビームは、黒色以外の色によって現像される前記感光体に照射される光ビームであることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記光源制御部は、前記回転反射鏡の回転との同期において、前記光ビームを検知した後、所定の期間内に前記所定のパターンの描画を開始することを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の画像形成装置。
  9. 前記先頭に描画されるパターンが前記センサに対応する位置に到達する理論値が前記基準値であることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の画像形成装置。
  10. 副走査方向に複数並べられた感光体に対して光ビームを照射する光源を制御して光ビームを照射させて前記感光体上に静電潜像を形成する光源制御部と、
    前記感光体上に形成された静電潜像を顕色剤によって現像する際に前記感光体と現像器との間に印加する電圧を制御する電圧制御部と、
    前記感光体上に現像された画像が転写される搬送体の表面を撮像するセンサの出力信号に基づいて前記搬送体の表面に転写された画像が前記センサに対向する位置に到達したことを検知する画像検知部と、
    前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの期間である検知期間をカウントする検知期間カウント部と、
    前記光源制御部が所定のパターンの描画を開始してから前記画像検知部が前記所定のパターンを検知するまでの基準となる期間の値である基準値を取得する基準値取得部と、
    前記カウントされた検知期間及び前記取得された基準値の差に基づいて前記光源に光ビームを照射させるタイミングを補正するための補正値を算出する補正値算出部とを含む画像形成装置の光書き込み装置における位置ずれ補正方法であって、
    前記光源制御部が、前記光源を制御して光ビームを照射させ、前記照射された光ビームを主走査方向に走査する回転反射鏡の走査範囲の所定位置における前記光ビームの検知タイミングに基づいて前記回転反射鏡の回転との同期を行い、
    前記電圧制御部が、前記回転反射鏡が回転を開始して前記光源制御部が前記回転反射鏡との同期を行う前に前記感光体と現像器との間の電圧の印加を開始し、
    前記光源制御部は、前記回転反射鏡の回転との同期を行う際に、前記所定のパターンにおいて先頭に描画されるパターンを描画する第1の感光体よりも前記搬送体の搬送方向の下流側に配置された第2の感光体に照射される光ビームを照射し、
    前記画像検知部が、前記先頭に描画されるパターンが前記センサに対応する位置に到達する理論値の前後の期間であって前記第1の感光体の転写位置から前記第2の感光体の転写位置までの間隔を前記搬送体が搬送される期間よりも短い期間において前記先頭に描画されるパターンを検知することを特徴とする位置ずれ補正方法。
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