JP5282184B2 - 水性木材防腐・防蟻組成物および木材の処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水性木材防腐・防蟻組成物およびそれを用いる木材の処理方法に関する。本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、木材に優れた防腐・防蟻効果を付与するための加圧注入処理に適している。
近年、木材の防腐・防かび、防虫・防蟻剤などの木材保存剤は、人体への影響性や環境の負荷などを考慮して、ペンタクロロフェノール(PCP)やクロム、ヒ素、銅を含有するCCAに代わり、ジデシルジメチルアンモニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピオネートなどの第4級アンモニウム化合物;シプロコナゾール、テブコナゾールなどのトリアゾール系化合物;ナフテン酸銅、ナフテン酸亜鉛などの有機酸金属化合物;3−ヨード−2−プロピニル−n−ブチルカルバメート、4−クロルフェニル−3−ヨードプロパルギルフォルマールなどの有機ヨード化合物;イミダクロプリド、アセタミプリドなどのネオニコチノイド系化合物などが使用されている(例えば、社団法人日本木材保存協会編,「木材保存学入門」,改訂2版,社団法人日本木材保存協会,平成17年12月1日、p.87−111:非特許文献1参照)。上記の例示化合物のうち、第4級アンモニウム化合物を除く有機系化合物は一般に水に不溶ないしは難溶性であるものが多い。
木材保存剤の使用方法は、通常、木材を使用する現場で、ハケ塗り、ローラ塗り、スプレー塗装により木材保存剤の薬液を木材に塗布するか、または木材保存剤の薬液に木材を浸漬して、木材保存剤を木材表面に付着させる表面処理法と、専門の処理工場で木材保存剤の薬液中に木材を浸漬し減圧と加圧を繰り返して、木材内部にまで木材保存剤を浸透させる加圧注入処理法とに大別される。
表面処理法では、薬液の木材への浸透性、良好な被覆特性が求められ、水エマルション化が可能なバインダーが使用されている。
そして、表面処理法用の組成物として、例えば、木材への浸透性を高めるため、天然または合成の油、これをベースとするアルキッド樹脂からなる水エマルション化可能なバインダーに、第一、第二および第三アミンならびにそれらの塩、第四級アンモニウム塩からなる殺生物成分と水とからなる透明でかつ貯蔵安定性を有する被覆用材料または処理用組成物が提案されている(特表2002−502721号公報:特許文献1参照)。また、その実施例には、バインダーとジデシルジメチルアンモニウムクロライド、ジデシルジメチルアンモニウム・ラクテート、ジメチル(炭素数8〜18のアルキル)ベンジルアンモニウム・クロライド、N,N−ジデシル−N−メチル−N−ポリ(オキシエチル)アンモニウム・プロピネートまたはアルキルトリメチルアンモニウム・クロライド、公知の殺活性成分および水とからなる製剤が開示されている。
一方、加圧注入処理法は、加圧処理装置を用いて木材と周囲の薬液との間の圧力差により、木材の内部まで薬剤を浸透させる方法で、防腐・防蟻効果の面から最も信頼できる方法である。この加圧注入処理法に用いる製剤形態としては、水に溶ける有効成分を水に溶解して用いる水溶性薬剤がコスト面、環境保護面から好ましい。また、水に不溶ないし難溶性の化合物は一般に、展着剤、分散剤または乳化剤を含む有機溶剤に溶解した水性分散剤または乳剤の形態で使用されている。
木材保存剤、特に加圧注入処理法に用いられる木材保存剤の供給時に求められる要件としては、(1)環境面および経済性を考慮して、製剤中における有効成分以外の有機溶剤などの配合量を減少させること、(2)製剤の製造が容易であること(例えば、常温での混合撹拌により製造できること)、(3)長期間安定で透明な水溶性の組成物であること、(4)使用時に容易に水で希釈でき、水溶液またはマイクロエマルションの薬液となることなどが挙げられる。
そして、使用時の木材保存剤の薬液に求められる要件としては、(1)木材への浸透性が高い、水溶液またはマイクロエマルションであること、(2)長期間に渡り安定な性状を保つこと、(3)コスト面、高圧下での薬液の安定性の点から有効成分以外の成分(例えば、バインダー、疎水性ポリオールなど)を含まないこと、(4)加圧注入された木材が雨水などに曝されても、水溶性の有効成分が容易に溶脱しないこと(例えば、界面活性剤が配合されていないこと)、(5)加圧注入処理された木材が金属腐食性を有さないことなどが挙げられる。
一般に、水に不溶または難溶性の化合物を製剤化するにあたり、使用する有機溶剤や乳化剤などの量をできる限り抑制することが環境負荷の観点から好ましい。
そこで、少なくとも1種の、遊離塩基の形態のアゾール系殺菌・殺カビ剤と第4級アンモニウム殺菌・殺カビ剤を組み合わせた殺微生物活性の高い水溶液または水性乳液が提案されている(特開平5−194118号公報:特許文献2参照)。そして、その実施例には、アルキルベンジルジメチルアンモニウムクロリドの水溶液を60℃に加熱後、テブコナゾールおよびヨードプロパルギルブチルカーバメートを撹拌溶解し、透明の溶液を形成することが開示されている。
また、アゾール殺菌・殺カビ剤の少なくとも1種、ニトロメチレン類の群からの殺虫剤の少なくとも1種および第4級アンモニウム塩殺菌・殺カビ剤の少なくとも1種からなる活性化合物の組み合わせ物からなる水を基剤とする殺微生物化合物製剤が提案されている(特表2000−500475号公報:特許文献3参照)。そして、その実施例1には、ジメチルジデシルアンモニウムクロライド、テブコナゾール(アゾール系殺菌・殺カビ剤)、イミダクロプリド(ニトロメチレン系殺虫剤)、イソプロパノール(溶剤)および水からなる組成物が開示されている。
しかしながら、第4級アンモニウム化合物は比較的水に溶解し易いので、処理された木材が水に浸かったり、雨水に曝されたりすると、溶脱して、その後の防腐効果の持続性が低下し易い。
そこで、第4級アンモニウム塩型カチオン性界面活性剤(A)および30℃での水への溶解度が1g以下/水100gである数平均分子量150〜4,000の疎水性ポリオール(B)を含有し、重量比(B)/(A)が0.01〜1である水溶性もしくは水分散性の木材防腐剤組成物、ならびにさらに防腐防蟻剤(C)を含有する耐水持続性に優れた第4級アンモニウム塩型の木材防腐防蟻剤組成物が提案されている(特開2008−265264号公報:特許文献4参照)。そして、防腐防蟻剤(C)としてシプロコナゾール、イミダクロプリド、3−ヨード−2−ユーピロペニルブチルカーバメートが開示されている。
また、本願出願人は、アルキルアミンアセテートを有効成分とする木材防腐剤および木材防蟻・防かび剤を提案している(特開2004−82696号公報:特許文献5および特開2006−44223号公報:特許文献6参照)。
特表2002−502721号公報 特開平5−194118号公報 特表2000−500475号公報 特開2008−265264号公報 特開2004−82696号公報 特開2006−44223号公報
社団法人日本木材保存協会編,「木材保存学入門」,改訂2版,社団法人日本木材保存協会,平成17年12月1日、p.87−111
特許文献1に記載の組成物は、表面処理法用の組成物であり、バインダーとしてアルキッド樹脂を含み、使用時の薬液に求められる上記の要件(3)を満たしていない。
特許文献2および3に記載の組成物は、水に溶解し易い第4級アンモニウム化合物を含む木材保存剤に関する発明であり、使用時の薬液に求められる上記の要件(4)を満たしていない。
特許文献4に記載の組成物は、疎水性ポリオールを含み、使用時の薬液に求められる上記の要件(3)を満たしていない。
本発明は、加圧注入処理法に求められる供給時の製剤および使用時の薬液に求められる要件を満足する水性木材防腐・防蟻組成物およびそれを用いる木材の処理方法を提供することを課題とする。すなわち、本発明は、加圧注入処理法に適し、使用時に水に容易に希釈されて水性溶液となり、加圧注入処理された木材が金属腐食性を有さず、雨水などに曝された場合でも水溶性の有効成分が木材から容易に溶脱せず、防腐・防蟻効果の耐水持続性に優れ、結果として魚毒性を顕著に低減した水性木材防腐・防蟻組成物およびそれまたはその水希釈物を木材に加圧注入処理する木材の処理方法を提供することを課題とする。
本発明の発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、特定の水不溶性ないしは水難溶性の殺微生物または殺虫有効成分(A)と、特定の第1級アルキルアミン塩または特定の第4級アンモニウム塩(B)とを含む水性溶液からなる組成物が、加圧注入処理法に求められる供給時の製剤および使用時の薬液に求められる要件を満足し、組成物およびその希釈物が長期間に渡り安定な性状を保持し得ることを見出し、本発明を完成するに到った。
かくして、本発明によれば、
α−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピル−エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール[シプロコナゾール]、
3−ヨード−2−プロピニル−n−ブチルカルバメート[IPBC]および
1−[(6−クロロ−3−ピリジニル)−メチル]−4,5−ジヒドロ−N−ニトロ−1H−イミダゾール−2−アミン[イミダクロプリド]
から選択される少なくとも一種の有効成分(A)と、
ドデシルアミンの無機酸塩または有機酸塩、
テトラデシルアミンの無機酸塩または有機酸塩、および
N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムの有機酸塩
から選択される少なくとも一種の有効成分(B)と
を含む水性溶液からなることを特徴とする水性木材防腐・防蟻組成物が提供される。
また、本発明によれば、上記の水性木材防腐・防蟻組成物またはその水希釈物を木材に加圧注入処理して、防腐・防蟻効果が付与された木材を得ることを特徴とする木材の処理方法が提供される。
本発明によれば、加圧注入処理法に求められる供給時の製剤および使用時の薬液に求められる要件を満足する水性木材防腐・防蟻組成物およびそれを用いる木材の処理方法を提供することができる。すなわち、本発明によれば、加圧注入処理法に適し、使用時に水に容易に希釈されて水性溶液となり、加圧注入処理された木材が金属腐食性を有さず、雨水などに曝された場合でも水溶性の有効成分が木材から容易に溶脱せず、防腐・防蟻効果の耐水持続性に優れ、結果として魚毒性を顕著に低減した水性木材防腐・防蟻組成物およびそれまたはその水希釈物を木材に加圧注入処理する木材の処理方法を提供することができる。
本発明の有効成分(A)および(B)は、公知の木材の防腐・防蟻の有効成分であり、本来の機能を有すると共に、有効成分(B)は、水不溶性ないしは水難溶性の有効成分(A)に対する溶解の助剤機能を有するものと考えられる。
特に、本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、疎水性ポリオールを含まないにもかかわらず、加圧注入処理された木材が雨水などに曝された場合に、水溶性の有効成分である第1級アルキルアミン塩または第4級アンモニウム塩が木材から容易に溶脱せず、防腐・防蟻効果の耐水持続性に優れている。このことは、ジメチルジデシルアンモニウムクロライドなどの第4級アンモニウム塩を用いた製剤が、これらを加圧注入処理した木材から容易に溶脱することからみて意外な事実である(比較製剤例5および6の「溶脱性試験」参照)
本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、α−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピル−エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール[慣用名:シプロコナゾール]、3−ヨード−2−プロピニル−n−ブチルカルバメート[慣用名:IPBC]および1−[(6−クロロ−3−ピリジニル)−メチル]−4,5−ジヒドロ−N−ニトロ−1H−イミダゾール−2−アミン[慣用名:イミダクロプリド]から選択される少なくとも一種の有効成分(A)と、ドデシルアミンの無機酸塩または有機酸塩、テトラデシルアミンの無機酸塩または有機酸塩、およびN,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムの有機酸塩から選択される少なくとも一種の有効成分(B)とを含む水性溶液からなることを特徴とする。
本発明における「木材防腐・防蟻組成物」とは、木材に防腐効果および防蟻効果の少なくとも1つを木材に付与する組成物(薬剤)を意味し、「木材の処理方法」とは、前記の効果の少なくとも1つを木材に付与する方法を意味する。
また、本発明における「水性溶液」とは、水溶液およびマイクロエマルションの形態の溶液、後述するように親水性有機溶剤を含む溶液を意味する。本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、有効成分が溶解した水溶液の形態であるのが特に好ましいが、加圧注入処理法に求められる供給時の製剤および使用時の薬液に求められる要件を満足するのであれば、マイクロエマルションおよび親水性有機溶剤を含む溶液の形態であってもよい。
有効成分(A)のシプロコナゾール、IPBCおよびイミダクロプリドは、いずれも公知の殺微生物または殺虫有効成分であり、市販のものを用いることができる。
本発明では、これらの3化合物を組み合わせて用いることができる。その組み合わせとしては、シプロコナゾールとイミダクロプリド、シプロコナゾールとIPBC、イミダクロプリドとIPBC、およびシプロコナゾールとイミダクロプリドとIPBCの組み合わせが挙げられる。これらの中でも、木材に優れた防腐・防蟻効果を付与する点で、シプロコナゾールとイミダクロプリドとIPBCの組み合わせ(混合物)が特に好ましい。
有効成分(B)のドデシルアミンおよびテトラデシルアミンの無機酸塩としては、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩などが挙げられる。
有効成分(B)のドデシルアミンおよびテトラデシルアミンの有機酸塩としては、例えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸およびイソ酪酸などの直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1から6のカルボン酸の塩;例えばグリコール酸、乳酸、リンゴ酸および酒石酸などヒドロキシ酸の塩などが挙げられる。
上記の第1級アルキルアミン塩の中でも、組成物の製剤安定性の点でドデシルアミン塩酸塩、ドデシルアミン酢酸塩、テトラデシルアミン塩酸塩、テトラデシルアミン酢酸塩が特に好ましい。
有効成分(B)のN,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムの有機酸塩としては、加圧注入処理された木材の耐水持続性の点で、窒素原子に1〜2モルのオキシエチル基が置換したものが好ましく、例えば蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸およびイソ酪酸などの直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1から6のカルボン酸の塩;例えばグリコール酸、乳酸、リンゴ酸および酒石酸などヒドロキシ酸の塩などが挙げられる。
上記の第4級アンモニウム塩の中でも、組成物の製剤安定性の点で、N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムのプロピオン酸塩(プロピネート)が特に好ましい。
したがって、有効成分(B)としては、ドデシルアミン塩酸塩、ドデシルアミン酢酸塩、テトラデシルアミン塩酸塩、テトラデシルアミン酢酸塩、ココナットアミンアセテートまたはN,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピネートが特に好ましい。
本発明では、有効成分(B)としては、それぞれの化合物を組み合わせて用いることができる。例えば、ドデシルアミンの酢酸塩とテトラデシルアミンの酢酸塩との混合物を70重量部以上含むココナットアミンアセテートを用いることもできる。
ココナットアミンアセテートは、天然由来のココナットアミンと酢酸との反応生成物で、炭素数8〜18の混合アルキルアミンアセテートであり、そのアミン価は205〜225程度である。
本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、有効成分(A)が0.05〜7重量%、好ましくは0.1〜3.5重量%、有効成分(B)が5〜40重量%、好ましくは10〜20重量%および残部が水であるのが好ましい。
有効成分(A)が0.05重量%未満では、本発明の木材防腐・防蟻効果が十分に得られないことがあり、有効成分(B)成分が5重量%未満では、有効成分(A)が溶解せず、長期間安定な水溶性の組成物が得られず、使用時に水で希釈したときに水性溶液の薬液が得られないことがあり、また本発明の木材防腐・防蟻効果が十分に得られないことがある。
また、有効成分(A)が7重量%を超えると、有効成分(A)が溶解せず、長期間安定な水溶性の組成物が得られず、使用時に水で希釈したときに水性溶液の薬液が得られないことがあり、有効成分(B)が40重量%超えると、加圧注入された木材が雨水などに曝されたときに溶脱するおそれがある。
本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、上記の配合量の有効成分(A)、有効成分(B)および水を常温で混合撹拌することにより調製することができる。得られた製剤は、通常、有効成分(B)のアミンに由来する淡黄色の透明な水溶性の組成物となる。
本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、基本的に有効成分(A)および有効成分(B)以外を含まないが、寒冷地域における製剤の凍結防止または有効成分(A)を高濃度で配合した場合の製剤安定性などのために、本発明の効果を阻害しない範囲で、親水性有機溶剤をさらに含有していてもよい。
このような親水性有機溶剤としては、エチレングリコール(略称:EG)、ジエチレングリコール(略称:DEG)、ポリエチレングリコール(略称:PEG)、ジエチレングリコールモノメチルエーテル(略称:MDG)、プロピレングリコール(略称:PG)、ブチルジグリコール、ブチルグリコール、メチルプロピレングリコール、2−ブトキシエタノール、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、イソブタノール、sec−ブタノール、2−エチル−1−ブタノール、イソペンタノール、1−ヘプタノール、1−オクタノール、ネオペンチルアルコールなどが挙げられ、これらの1種を単独でまたはこれらの2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの中でも、製剤の長期安定性の点からEG、DEG、PG、PEG、MDGが特に好ましい。
その配合割合は、組成物中に2〜50重量%、好ましくは10〜30重量%である。
また、本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、本発明の効果を阻害しない範囲で、公知の消泡剤をさらに含有していてもよい。
このような公知の消泡剤としては、シリコン系の消泡剤が挙げられ、その配合割合は組成物中に0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜1重量%である。
本発明の発明者らは、有効成分(A)としてシプロコナゾールとイミダクロプリドとIPBCとの混合物を用いる場合、または有効成分(B)としてN,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウム塩を用いる場合には、製剤が界面活性剤をさらに配合されていても、加圧注入処理された木材が雨水などに曝された場合に有効成分が容易に溶脱しないことを確認している。
したがって、本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、上記の特定の有効成分(A)または有効成分(B)を用いる場合には、本発明の効果を阻害しない範囲で、さらに界面活性剤をさらに含有していてもよい。
このような界面活性剤としては、高級アルコール系および/またはソルビタン系の界面活性剤が挙げられ、これらの中でも、高級アルコール系界面活性剤としてのポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ソルビタン系界面活性剤としてのポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸ソルビタン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンが特に好ましい。
その配合割合は、組成物中に0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。
本発明の水性木材防腐・防蟻組成物は、水に容易に希釈されて水性溶液となり、加圧注入処理に適した薬液となる。
したがって、本発明の木材の処理方法は、本発明の水性木材防腐・防蟻組成物またはその水希釈物を木材に加圧注入処理して、防腐・防蟻効果が付与された木材を得ることを特徴とする。
水希釈物は、本発明の水性木材防腐・防蟻組成物を水で2〜100倍、好ましくは10〜40倍に希釈することにより調製することができる。希釈の操作は、例えば、木材の処理工場で使用時に行うのが好ましい。
本発明の木材の処理方法は、例えば、木材処理用の減圧・加圧可能な注入缶、薬液貯蔵・回収用タンクおよびこれらを接続する配管から構成される木材注入処理系内で、木材を常法により処理することからなる。
この方法で木材に注入されるべき薬液の有効成分の量は、処理される木材の種類や用途、形状によって異なるが、通常、木材1立方メートル当たり、有効成分は0.2〜20kg程度である。そのためには処理液中の有効成分の濃度(有効成分吸収量)を0.001〜10重量%とするのが好ましい。
本発明を製剤例および試験例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの製剤例および試験例により限定されるものではない。
(製剤例)
下記の有効成分および水、任意成分としての有機溶剤および界面活性剤を常温で混合撹拌することにより、本発明の実施例である製剤および比較例である比較製剤を調製した。
製剤例1
シプロコナゾール 0.6重量部
ドデシルアミン塩酸塩 15重量部
水 84.4重量部
製剤例2
シプロコナゾール 0.6重量部
テトラデシルアミン酢酸塩 15重量部
水 84.4重量部
製剤例3
IPBC 1重量部
ドデシルアミン塩酸塩 15重量部
水 84重量部
製剤例4
IPBC 1重量部
テトラデシルアミン酢酸塩 15重量部
水 84重量部
製剤例5
イミダクロプリド 0.3重量部
ドデシルアミン塩酸塩 15重量部
水 84.7重量部
製剤例6
イミダクロプリド 0.3重量部
テトラデシルアミン塩酸塩 15重量部
水 84.7重量部
製剤例7
IPBC 1重量部
ココナットアミンアセテート 15重量部
水 84重量部
製剤例8
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
ココナットアミンアセテート 15重量部
水 83.1重量部
製剤例9
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
ココナットアミンアセテート 15重量部
MDG 30重量部
消泡剤(旭化成ワッカーシリコン株式会社製、製品名:SE39) 0.5重量部
水 52.6重量部
製剤例10
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピネート
(ロンザジャパン株式会社製、製品名:BARDAP 26) 20重量部
水 78.1重量部
製剤例11
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピネート
(ロンザジャパン株式会社製、製品名:BARDAP 26) 20重量部
MDG 30重量部
水 48.1重量部
製剤例12
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピネート
(ロンザジャパン株式会社製、製品名:BARDAP 26) 20重量部
MDG 30重量部
界面活性剤(三洋化成工業株式会社製、製品名:イオネットT20C) 3重量部
界面活性剤(三洋化成工業株式会社製、製品名:イオネットT60V) 1重量部
水 44.1重量部
比較製剤例1
シプロコナゾール 0.6重量部
ヘキシルアミン酢酸塩 15重量部
水 84.4重量部
比較製剤例2
シプロコナゾール 0.6重量部
n−オクチルアミン酢酸塩 15重量部
水 84.4重量部
比較製剤例3
シプロコナゾール 0.6重量部
1−アミノデカン酢酸塩 15重量部
水 84.4重量部
比較製剤例4
シプロコナゾール 0.6重量部
ヘキサデシルアミン酢酸塩 15重量部
水 84.4重量部
比較製剤例5
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
ジメチルジデシルアンモニウムクロライド(DDAC) 13.5重量部
MDG 30重量部
水 54.6重量部
比較製剤例6
シプロコナゾール 0.6重量部
IPBC 1重量部
イミダクロプリド 0.3重量部
ジメチルジデシルアンモニウムクロライド(DDAC) 13.5重量部
MDG 30重量部
界面活性剤(三洋化成工業株式会社製、製品名:イオネットT20C) 3重量部
界面活性剤(三洋化成工業株式会社製、製品名:イオネットT60V) 1重量部
水 50.6重量部
(試験例)
下記の試験方法により、調製した製剤例1〜12および比較製剤例1〜6の製剤を評価した。
試験例1(製剤安定性および水希釈安定性試験)
各製剤について、製剤直後の性状(液温20℃)および製剤後に液温20℃、40℃および4℃で3ヵ月間静置した後の性状、ならびに製剤直後に水で10倍に希釈した直後の希釈液の性状(液温20℃)および希釈後に液温20℃で3ヵ月間静置した後の性状をそれぞれ目視で観察し、下記の基準により製剤安定性および水希釈安定性を評価した。
[評価基準]
○:3ヵ月後の性状が均一な水性溶液
△:製剤直後および希釈直後のみ均一な水性溶液
×:製剤直後および希釈直後に不透明、懸濁もしくは分離
得られた結果を表1に示す。
試験例2(溶脱性および魚毒性試験)
各製剤を水で希釈して、第1級アミン塩、第4級アンモニウム塩または混合物の場合にはそれらの合計量として1.2重量%になるように加圧注入処理用の薬液を調製した。
得られた各薬液を木片(2cm×2cm×1cm)6検体に、圧力−0.1MPaの条件で減圧注入した。
得られた注入木片6検体を80ミリリットルの脱イオン水(液温20℃)に浸漬し、スタラーで24時間撹拌して、攪拌後の脱イオン水中の第1級アミン塩、第4級アンモニウム塩または混合物の場合にはそれらの合計量としての濃度を測定した。
具体的には、攪拌後の脱イオン水1グラムに、18%酢酸水溶液0.2グラムと0.2%ブロムフェノールブルー(色素)・アセトン溶液0.4グラムを加え、さらに脱イオン水を加えて全重量を100グラムとし、分光光度計を用いて得られた発色液の波長610nmの吸光度を計測した。得られた吸光度と、予め作成しておいた第1級アミン塩および第4級アンモニウム塩の検量線とから脱イオン水中への有効成分の溶脱量を計算し、得られた数値の逆算から木材中の有効成分の残留率(%)を求め、下記の基準により溶脱性を評価した。
[評価基準]
○:木材中の残留率99%以上
△:木材中の残留率80%以上99%未満
×:木材中の残留率70%以上80%未満
××:木材中の残留率70%未満
得られた結果を表1に示す。
また、上記と同様にして各薬液を減圧注入した木片を、体長4〜5cmの金魚(和金)1匹を入れた5リットルの水に浸漬し、LD50に該当する注入木材量(体積)を計測した。各製剤におけるLD50(立法センチメートル/リットル水)を魚毒性として表1に示す。
試験例3(鉄腐食性試験)
各製剤について、JIS K1571「木材保存剤の性能試験方法及び性能基準」(2004)に準拠して鉄腐食性試験を行った。
すなわち、各製剤を水で10倍に希釈した薬液を木片(2cm×2cm×4.5cm)5検体に、圧力−0.1MPaの条件で減圧注入した。
得られた注入木片5検体にそれぞれ鉄製釘(φ2mm×3.8cm)2本を打ち込み、温度40℃、相対湿度97%の環境下で10日間放置し、放置前後の釘の平均質量減少率を求め、下記の基準により鉄腐食性を評価した。
[評価基準]
○:質量減少率2倍未満
×:質量減少率2倍以上
得られた結果を表1に示す。
試験例4(防腐効果確認試験)
各製剤について、JIS K1571「木材保存剤の性能試験方法及び性能基準」(2004)に準拠して防腐効果確認試験を行った。
すなわち、製剤例9、10および12の製剤を水で10倍、20倍、30倍および40倍に希釈して、加圧注入処理用の薬液を調製した。
得られた各薬液を木片(2cm×2cm×1cm)6検体に、圧力−0.1MPaの条件で減圧注入した。
得られた注入木片6検体について、約240ミリリットルの脱イオン水(液温20℃)に8時間浸漬し、その後温度60℃の恒温槽で16時間乾燥させる操作を10回繰り返した。
その後、注入木片を木材腐朽菌であるオオウズラタケおよびカワラタケに3ヵ月間暴露させ、木片の平均質量減少率を求めた。
上記と同様にして、薬液無処理の木片についても試験した。
薬液無処理の木片では、平均質量減少率がオオウズラタケで59.7%、カワラタケで48.9%であったが、薬液注入木片では、平均質量減少率がオオウズラタケで0.3〜0.9%、カワラタケで0.5〜0.9%であり、有効な防腐効果が発揮されていることがわかった。
試験例5(防蟻効果確認試験)
各製剤について、JIS K1571「木材保存剤の性能試験方法及び性能基準」(2004)に準拠して防蟻効果確認試験を行った。
すなわち、製剤例9、10および12の製剤を水で10倍、20倍、30倍および40倍に希釈して、加圧注入処理用の薬液を調製した。
得られた各薬液を木片(2cm×2cm×1cm)5検体に、圧力−0.1MPaの条件で減圧注入した。
得られた注入木片5検体について、約200ミリリットルの脱イオン水(液温20℃)に8時間浸漬し、その後温度60℃の恒温槽で16時間乾燥させる操作を10回繰り返した。
その後、注入木片を兵蟻15頭、職蟻150頭の飼育容器中に21日間放置し、木片の平均質量減少率を求めた。
上記と同様にして、薬液無処理の木片についても試験した。
薬液無処理の木片では、平均質量減少率が22.2%であったが、薬液注入木片では、質量減少率が0.4〜0.7%であり、有効な防蟻効果が発揮されていることがわかった。
Figure 0005282184
表1の結果から、本発明の水性木材防腐・防蟻組成物(製剤例1〜12)は、加圧注入処理法に求められる供給時の製剤および使用時の薬液に求められる要件を満足する組成物であることがわかる。一方、本発明の有効成分(B)以外のアルキルアミン塩やアンモニウム塩を含む組成物(比較製剤例1〜6)では、均一な水性溶液が得られないことがわかる。

Claims (6)

  1. α−(4−クロロフェニル)−α−(1−シクロプロピル−エチル)−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノール[シプロコナゾール]、
    3−ヨード−2−プロピニル−n−ブチルカルバメート[IPBC]および
    1−[(6−クロロ−3−ピリジニル)−メチル]−4,5−ジヒドロ−N−ニトロ−1H−イミダゾール−2−アミン[イミダクロプリド]
    から選択される少なくとも一種の有効成分(A)と、
    ドデシルアミンの無機酸塩または有機酸塩、
    テトラデシルアミンの無機酸塩または有機酸塩、および
    N,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムの有機酸塩
    から選択される少なくとも一種の有効成分(B)と
    を含む水性溶液からなることを特徴とする水性木材防腐・防蟻組成物。
  2. 前記有効成分(A)が、シプロコナゾール、IPBCおよびイミダクロプリドの混合物である請求項1に記載の水性木材防腐・防蟻組成物。
  3. 前記有効成分(B)が、ドデシルアミン塩酸塩、ドデシルアミン酢酸塩、テトラデシルアミン塩酸塩、テトラデシルアミン酢酸塩、ココナットアミンアセテートまたはN,N−ジデシル−N−メチル−ポリ(オキシエチル)アンモニウムプロピネートである請求項1または2に記載の水性木材防腐・防蟻組成物。
  4. 前記有効成分(A)が0.05〜7重量%、前記有効成分(B)が5〜40重量%および残部が水である請求項1〜3のいずれか1つに記載の水性木材防腐・防蟻組成物。
  5. 親水性有機溶剤をさらに含有してなる請求項1〜4のいずれか1つに記載の水性木材防腐・防蟻組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の水性木材防腐・防蟻組成物またはその水希釈物を木材に加圧注入処理して、防腐・防蟻効果が付与された木材を得ることを特徴とする木材の処理方法。
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