JP5282014B2 - 教示ライン補正装置、教示ライン補正方法、及びそのプログラム - Google Patents

教示ライン補正装置、教示ライン補正方法、及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、教示ライン補正装置、教示ライン補正方法、及びそのプログラムに関し、特に、作業対象ワークにシーラーの塗布、溶接等を行う産業用ロボットの教示ラインを精度良く補正する教示ライン補正装置、教示ライン補正方法、及びそのプログラムに関する。
産業用ロボットのティーチングにおいて、作業対象ワーク上での産業用ロボットの動作ポイントの位置を示す3次元座標データを実測して取得して、作業対象ワークの位置、姿勢を認識してワークモデルからの剛体変換行列を求め、その剛体変換行列によりワークモデルの3次元座標データを、実測した3次元座標データに変換して登録する技術が提案されている。この技術的思想を特許文献1として例示する。
特開2004−243215号公報
ところで、特許文献1に記載の技術的思想では、ティーチングデータを作成するために、ワークモデル(設計上)の3次元形状データ上の点Qを、実測したワークモデルの3次元形状データ上の対応する点Pに変換するように剛体変換行列を求めているが、前記対応する点Pの位置が機械の誤差等の種々の要因により、予め定められた位置と異なってしまった場合は、原点0からの相関関係の誤差が生じ、ティーチングデータを精度よく補正することができない。また、前記点P(基準部位)の位置のうち、いずれか1つの位置を検出できなかった場合は、ティーチングデータを補正することができない。
そこで、本発明は、係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、基準部位の相関関係が異なっていた場合も、その誤差の影響を緩和し、ティーチングデータ(教示ライン)を精度良く補正するための、また、前記基準部位の位置のうち、いずれか1つの位置を検出できなくてもティーチングデータを補正するための教示ライン補正装置、教示ライン補正方法、及びそのプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、第1基準部位及び第2基準部位で特定されるロボットの動作を示す教示ラインを補正する教示ライン補正装置であって、前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位が作業対象ワーク上にそれぞれ設けられる第1基準位置、第2基準位置、及び第3基準位置を設定する位置設定部と、前記ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第1基準位置と、前記ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第2基準位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記第3基準位置で決定される第1平面を規定する第1平面規定部と、前記作業対象ワーク上に設けられた前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び前記第3基準部位の位置を検出する1又は複数の位置検出部と、検出した前記第1基準部位の位置と、検出した前記第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した前記第3基準部位の位置で決定される第2平面を規定する第2平面規定部と、前記第1基準部位を原点とし、原点の前記第1基準部位の前記第1基準位置が、検出した原点の前記第1基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する補正量算出部と、前記補正量に基づいて、前記教示ラインを補正する教示ライン補正部と、を備えることを特徴とする。
前記第2平面規定部は、前記位置検出部により前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び前記第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されなかった場合は、検出した2点の基準部位の位置のうち、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位の位置と、前記第2基準部位に最も近い位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記位置設定部が設定した検出されなかった基準部位の基準位置で決定される平面を前記第2平面として規定し、前記補正量算出部は、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位を原点とし、原点の前記基準部位の基準位置が、検出した原点の前記基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出してもよい。
前記作業対象ワークは、複数のパネルからなる自動車体であり、前記位置設定部は、前記第1基準位置、前記第2基準位置、及び前記第3基準位置のうち、2つの基準位置を任意のパネルに設定してもよい。
前記位置設定部により設定される前記第2基準部位の前記第2基準位置は、前記作業対象ワークの端部であってもよい。
前記位置検出部、補正量算出部、及び教示ライン補正部の少なくとも1つは、前記ロボットに設けてもよい。
前記位置検出部は、光電変換素子を有してもよい。
上記目的を達成するために、本発明は、教示ライン補正装置が第1基準部位及び第2基準部位で特定されるロボットの動作を示す教示ラインを補正する教示ライン補正方法であって、前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位が作業対象ワーク上にそれぞれ設けられる第1基準位置、第2基準位置、及び第3基準位置を予め設定する位置設定工程と、前記ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第1基準位置と、前記ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第2基準位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記第3基準位置で決定される第1平面を規定する第1平面規定工程と、前記作業対象ワーク上に設けられる前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位の位置を検出する位置検出工程と、検出した前記第1基準部位の位置と、検出した前記第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した前記第3基準部位の位置で決定される第2平面を規定する第2平面規定工程と、前記第1基準部位を原点とし、原点の前記第1基準部位の前記第1基準位置が、検出した原点の前記第1基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する補正量算出工程と、前記補正量に基づいて、前記教示ラインを補正する教示ライン補正工程と、を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明は、コンピュータを、第1基準部位及び第2基準部位で特定されるロボットの動作を示す教示ラインを補正する教示ライン補正装置として機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位が作業対象ワーク上にそれぞれ設けられる第1基準位置、第2基準位置、及び第3基準位置を予め設定する位置設定部、前記ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第1基準位置と、前記ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第2基準位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記第3基準位置で決定される第1平面を規定する第1平面規定部、前記作業対象ワーク上に設けられる前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位の位置を検出する1又は複数の位置検出部、検出した前記第1基準部位の位置と、検出した前記第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した前記第3基準部位の位置で決定される第2平面を規定する第2平面規定部、前記第1基準部位を原点とし、原点の前記第1基準部位の前記第1基準位置が、検出した原点の前記第1基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する補正量算出部、前記補正量に基づいて、前記教示ラインを補正する教示ライン補正部、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、第1平面及び第2平面を、教示ラインが定められる、ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた第1基準部位の位置と、ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した第3基準部位の位置で決定される平面とし、原点の第1基準部位の基準位置aが、検出した原点の第1基準部位の位置a´となり、第1平面が第2平面となる補正量を算出して、動作ポイントが教示された基準座標を補正するようにしたので、作業対象ワーク上に設けられた基準部位の相関関係が、誤差によって予め定められたものと異なっていた場合も、教示ラインの補正が誤差によって受ける影響を緩和することができ、補正精度、及び補正精度の安定性を向上させることができる。
また、第1、第2、及び第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されなかった場合は、第1基準部位に最も近い基準部位に原点を移動させ、検出できなった基準部位を第2平面の角度決めとして用いて、第1平面と第2平面とから補正量を算出して教示ラインを補正するので、第1、第2、及び第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されない場合でも教示ラインを補正することができる。また、補正後の教示ラインは、第1平面上での作業対象ワーク100の移動量を吸収することができ、教示ラインを補正しない場合にくらべ、精度良く塗布動作を行うことができる。
また、作業対象ワークが自動車体の場合は、位置設定部は、第1基準部位の基準位置、第2基準部位の基準位置、及び第3基準部位の基準位置のうち、2つの基準位置を自動車体の任意のパネルに設定するとともに、残余の基準位置を前記パネルとは別のパネルに設定するので、任意のパネルに設定された教示ラインを補正する際に、自動車体のたてつけ精度の影響を緩和させることができる。
実施の形態の教示ライン補正装置の全体外観図である。 図1の教示ライン補正装置の電気的な概略ブロック図である。 教示ライン補正装置の動作を示すフローチャートである。 規定された第1平面及び第2平面の一例を示す図である。 誤差によって受ける教示ラインの補正への影響が緩和する理由を説明するための図である。 誤差によって受ける教示ラインの補正への影響が緩和する理由を説明するための図である。
発明に係る教示ライン補正装置について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
図1は、実施の形態の教示ライン補正装置10の全体外観図である。教示ライン補正装置10は、少なくとも3台のロボット12a、12b、12c、及び、ロボット12a、12b、12cを制御する制御装置14を有する。ロボット12a、12b、12cは、多間接型のアーム16を有しており、該アーム16は、上下、左右、前後等の複合的に移動できる自由度を有している。アーム16の先端には、シーラーを塗布する、例えば、2つのシーラーガン18、18、及び、作業対象ワーク(例えば、自動車体)100に設けられた基準部位の空間上の位置を検出する位置検出部32が設けられている。シーラーガン18、18は、塗布するシーラーの種類に応じて使い分けられるので、必要数のガンを備えていれば良い。ロボット12a、12b、12cは、作業対象ワーク100の周辺に設けられており、ロボット12a、12b、12cは、互いに異なる教示ラインに沿って動作してシーラーを塗布するように作業を分担している。教示ラインに沿って塗布されたシーラーは、ロボット12の開始動作ポイント(シーラーの塗布開始位置)と終了動作ポイント(シーラーの塗布終了位置)とを含む。
ここで、各ロボット12a、12b、12cの動作ポイントは、作業対象ワーク100に対して予め決まっているが、作業対象ワーク100が所定の位置で、所定の方向を向いているときを基準として定められている。しかしながら、実際にベルトコンベア等で所定の位置に搬送されてくる作業対象ワーク100が、例えば、所定の方向とは若干ずれた方向を向いている場合がある。したがって、予め定められた動作ポイントでシーラーを塗布してしまうと、本来シーラーを塗布したい部分とは異なる部分にシーラーが塗布されてしまうので、動作ポイントを補正する必要がある。しかし、動作ポイントが複数ある場合は、補正の処理負担及び工数が増大してしまう。そこで、本実施の形態では、例えば、Fanuc製のiRVision(登録商標)を使用し、動作ポイントを補正するのでなく、動作ポイントが教示された基準座標を補正することで、補正の処理負担を軽減し、且つ、工数の低減することを行っている。
また、教示ラインは、作業対象ワーク100上に設けられる穴等の基準部位によって定められる。つまり、作業対象ワーク100上に設けられる開始動作ポイント又は開始動作ポイントから所定の範囲にある第1基準部位と、作業対象ワーク100上に設けられる終了動作ポイント又は終了動作ポイントから所定の範囲に設けられた第2基準部位によって教示ラインが定められる。この開始動作ポイントから所定の範囲にある第1基準部位と、終了動作ポイントから所定の範囲に設けられた第2基準部位を結ぶ線で教示ラインを決める場合、開始動作ポイント及び終了動作ポイントが教示ライン上にあり、且つ、開始動作ポイント及び終了動作ポイントが第1基準部位と第2基準部位との間にあるように、第1基準部位の位置a´及び第2基準部位の位置b´が決められる。また、「教示ライン上」とは、教示ライン上に沿ってシーラーを塗布する動作を行った場合に、塗布されたシーラーの中に動作ポイントが含まれることをいう。この第1基準部位及び第2基準部位等の基準部位は、作業対象ワーク100に対して設けられる位置が予め決まっている。
ところが、作業対象ワーク100に基準部位を設ける作業の際に、作業対象ワーク100の位置、方向のずれ、作業対象ワーク100に基準部位を設ける機械の誤差等の種々の要因により、実際に作業対象ワーク100に設けられた基準部位の位置は、該予め決められた基準部位の位置とは若干異なってしまい、基準部位間の相関関係がずれてしまう。したがって、仮にベルトコンベア等で所定の位置に搬送された作業対象ワーク100が、所定の方向を向いている場合であっても、基準部位が予め定められた位置にないので、作業対象ワーク100が所定の方向とずれた方向に向いていると判断してしまい、教示ラインを補正する必要がないのに教示ラインを補正してしまい、補正の精度が悪い。また、所定の位置に搬送されてきた作業対象ワーク100が所定の方向とは異なる方向を向いており、且つ、基準部位の位置が予め定められた位置とは異なる位置にある場合には、作業対象ワーク100が向いている方向と基準部位の位置とに教示ラインの補正が影響されてしまい、教示ラインの補正精度が不安定になってしまう。そこで、本実施の形態では、作業対象ワーク100上に設けられた基準部位の相関関係が、予め定められたものと異なっていた場合でも、その誤差の影響を緩和するように教示ラインを補正する。
図2は、図1の教示ライン補正装置10の電気的な概略ブロック図である。なお、ロボット12a、12b、12cは同一の構成を有する。なお、ロボット12a、12b、12cを総称してロボット12と呼ぶ。上述したように教示ライン補正装置10は、ロボット12a、12b、12cと、制御装置14を備え、制御装置14は、位置設定部20を有する。制御装置14は、CPU、プログラム等を記録したメモリ、ユーザが操作可能な操作部、及び外部機器とデータのやり取りを行う入出力部を備えており、該CPUが該プログラムを読み込むことによって、制御装置14は、位置設定部20として機能する。なお、いずれか1つのロボット12、又は、各ロボット12a、12b、12cが制御装置14を備えてもよい。
ロボット12aは、第1平面規定部30、位置検出部32、位置取得部34、第2平面規定部36、補正量算出部38、及び教示ライン補正部40を有する。ロボット12aは、CPU、及びプログラム等を記録したメモリを有し、該CPUが該プログラムを読み込むことによって、ロボット12aは、第1平面規定部30、位置検出部32、位置取得部34、第2平面規定部36、補正量算出部38、及び教示ライン補正部40として機能する。
位置設定部20は、複数の基準部位が作業ネットワーク上にそれぞれ設けられる基準位置を複数設定する。位置設定部20は、所定の位置まで搬送されてくる作業対象ワーク100の種類に応じて、基準部位の基準位置を複数設定する。設定された複数の基準位置のうち2つの基準位置によってロボット12a、12b、12cの教示ラインがそれぞれ定められる。位置設定部20は、基準部位を作業対象ワーク100に設ける際に用いられた基準位置を外部機器から取得して設定してもよく、ユーザの操作部の操作によって指示される値を取得して設定してよい。また、各ロボット12a、12b、12cの教示ラインはそれぞれ異なる。位置設定部20は、設定した複数の基準位置を必要とするロボット12a、12b、12cに出力する。
第1平面規定部30は、位置設定部20が設定した基準部位の位置のうち、自己を有するロボット12の動作を示す、つまり、自己を有するロボット12のシーラーガン18、18の移動を示す教示ラインを定める第1基準位置a及び第2基準位置bと、任意の第3基準位置cとの3つの基準位置を取得する。第1平面規定部30は、取得した第1基準位置a及び第2基準位置bとを通る線を含む平面であり、且つ、任意の第3基準位置cとで決定される第1平面を規定する。本実施の形態では、自己のロボット12の動作を示す教示ラインを定める基準位置を第1基準位置a及び第2基準位置bと呼び、自己のロボット12の動作を示す教示ラインを定めない基準位置を第3基準位置cと呼ぶ。したがって、あるロボット12に対しては第1基準位置aとなる基準位置であっても、他のロボット12に対しては第3基準位置cとなる。ロボット12は、第1基準部位から第2基準部位に向かって動作する。また、第1基準位置aに設けられる基準部位を第1基準部位、第2基準位置bに設けられる基準部位を第2基準部位、第3基準位置cに設けられる基準部位を第3基準部位と呼ぶ。
位置検出部32は、自己の位置検出部32が設けられたロボット12が担当するエリア内にある作業対象ワーク100上に設けられた基準部位の3次元上の位置を検出する。位置検出部32は、少なくとも自己のロボット12の動作を示す教示ラインを定める第1基準部位の位置を検出する。なお、ロボット12は、自己が担当するエリア内にある基準部位の位置を自己の位置検出部32が検出し易いように、アーム16を動かしてよい。
この位置検出は、周知技術なので詳しくは説明しないが、例えば、Fanuc製のiRVision(登録商標)のカメラのように、CCD等の光電変換素子及びレーザースリット投光器を有し、レーザー光を投光したときの画像(レーザー光画像)と、レーザー光を投光しないときの画像(通常画像)とを撮像することで、光電変換素子からの基準部位の3次元空間上の位置を検出してよい。そして、位置検出部32は、現在の光電変換素子の3次元上の位置と検出した光電変換素子からの基準部位の3次元上の位置とにより、基準部位の位置を検出する。光電変換素子は、アーム16の先端に設けられているので、現在のアーム16をどのように動かしたかによって、現在のアーム16の先端の位置がわかり、光電変換素子の現在位置がわかる。なお、位置検出部32は、基準部位の位置を検出することができるものであればよい。
位置取得部34は、他のロボット12の位置検出部32が検出した基準部位の位置を取得する。位置取得部34は、少なくとも自己のロボット12の動作を示す教示ラインを定める第2基準部位の位置b´、及び任意の第3基準部位の位置c´を取得する。
第2平面規定部36は、自己のロボット12及び他のロボット12の位置検出部32によって検出された自己のロボット12の動作を示す教示ラインを定める第1基準部位の位置a´及び第2基準部位の位置b´、及び任意の第3基準部位の位置c´を取得する。第2平面規定部36は、取得した第1基準部位の位置a´と、取得した第2基準部位の位置b´を通る線を含む面であり、且つ、第3基準部位の位置c´とで決定される第2平面を規定する。第2平面規定部36における第3基準部位は、第1平面規定部30における第3基準部位と同一のものである。
補正量算出部38は、自己のロボット12の第1平面規定部30及び第2平面規定部36で規定された第1平面及び第2平面を取得する。補正量算出部38は、第1基準部位を原点とし、原点の第1基準部位の第1基準位置aが、検出した原点の第1基準部位の位置a´と同じ位置になり、且つ、第1平面が第2平面と同一平面上となる補正量を算出する。この補正量の算出は、周知技術であるが、例えば、Fanuc製のVISION OPTIONを使用することで求めることができる。教示ライン補正部40は、自己のロボット12の補正量算出部38が算出した補正量に基づいて、第1基準位置aと第2基準位置bとで定められる教示ラインを補正する。
教示ライン補正部40は、補正量算出部38が算出した補正量に基づいて、第1基準位置aと第2基準位置bとで定められる教示ラインを補正する。
次に、教示ライン補正装置10の動作を図3に示すフローチャートにしたがって説明する。なお、動作をわかり易くするために、ロボット12aの動作を示す教示ラインの補正についてのみ説明する。まず、ステップS2で、位置設定部20は、ロボット12の動作を示す教示ラインを定める第1基準部位及び第2基準部位と、任意の第3基準部位とが作業対象ワーク100上にそれぞれ設けられる第1基準位置a、第2基準位置b、及び第3基準位置cを設定する。位置設定部20は、搬送されてくる作業対象ワーク100の種類に応じて第1、第2、及び第3基準位置cを定める。
この設定された第1基準位置a、第2基準位置b、及び第3基準位置cにしたがって、作業対象ワーク100上に第1基準部位、第2基準部位、及び第3基準部位が設けられるが、実際に設けられた第1基準部位の位置a´、第2基準部位の位置b´、及び第3基準部位の位置c´は、設定された第1基準位置a、第2基準位置b、及び第3基準位置cとは若干異なっている可能性がある。
次いで、ステップS4で、ロボット12aの第1平面規定部30は、ステップS2で設定した第1基準位置aと第2基準位置bとを通る線を含む線であり、且つ、第3基準位置cで決定される第1平面を規定する。言い換えれば、第1基準位置aと第2基準位bとを通る線を含む平面を、第1基準位置aと第2基準位bとを通る線を軸にして回転させ、第3基準位置cで決定される角度で規定された平面が第1平面となる。
次いで、作業対象ワーク100がベルトコンベア等によって所定の位置まで搬送されると、ステップS6で、各ロボット12a、12b、12cの位置検出部32は、ベルトコンベア等によって所定の位置まで搬送されてきた作業対象ワーク100に設けられた第1基準部位、第2基準部位、第3基準部位の3次元上の位置を検出する。本実施の形態では、ロボット12aの位置検出部32は、ロボット12aの担当エリア内にある第1基準部位の位置a´を検出し、ロボット12bの位置検出部32は、ロボット12bの担当エリア内にある第2基準部位の位置b´を検出し、ロボット12cの位置検出部32は、ロボット12cの担当エリア内にある第3基準部位の位置c´を検出する。なお、ロボット12a、12b、12cは、位置設定部20が設定した第1基準位置a、第2基準位置b、及び第3基準位置cに応じて、自己が担当するエリア内にある基準部位の位置を自己の位置検出部32が検出し易いように、アーム16を動かしてよい。ロボット12aの位置検出部32は、検出した第1基準部位の位置a´をロボット12aの第2平面規定部36に出力する。ロボット12b、12cの位置検出部32は、検出した第2基準部位の位置b´と第3基準部位の位置c´とをロボット12aに出力する。これにより、ロボット12aの第2平面規定部36は、位置取得部34を介して、第2基準部位の位置b´と第3基準部位の位置c´を取得することができる。
ステップS8で、ロボット12aの第2平面規定部36は、実際に検出された第1基準部位の位置a´と第2基準部位の位置b´とを通る線を含む面であり、且つ、実際に検出された第3基準部位の位置c´で決定される第2平面を規定する。言い換えれば、第1基準位置a´と第2基準位b´とを通る線を含む平面を、第1基準位置a´と第2基準位b´とを通る線を軸にして回転させ、第3基準位置c´で決定される角度で規定された平面が第2平面となる。図4は、規定された第1平面と第2平面の一例を示す図である。
次いで、ステップS10で、ロボット12aの補正量算出部38は、第1基準部位を原点とし、原点の第1基準部位の第1基準位置aが、検出した原点の第1基準部位の位置a´と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する。
次いで、ステップS12で、教示ライン補正部は、第1基準位置a及び第2基準位置bで定められる補正ラインを補正する。
このように、第1平面及び第2平面を、開始動作ポイント又は開始動作ポイントから所定の範囲にある第1基準部位の位置と、終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定の範囲にある第2基準部位の位置とを通る線を含む面であり、且つ、第3基準部位の位置で決定される平面とすることで、作業対象ワーク100上に設けられた基準部位の相関関係が、予め定められたものとずれている場合であっても、教示ラインの補正が誤差によって受ける影響を緩和することができる。以下、その理由について述べる。
図5及び図6は、誤差によって受ける教示ラインの補正への影響が緩和する理由を説明するための図である。図5、及び図6では、理解し易くするために、所定の位置まで搬送されてきた作業対象ワーク100の方向がずれておらず、基準部位の位置のみがずれていた場合を例にする。この場合は、本来であれば教示ラインを補正する必要はない。
例えば、図5に示す検出された第2基準部位の位置b´のみが、第2基準位置bとずれている場合であって、第2基準部位の位置b´は、第1基準位置aと第2基準位置bとを通る線上にずれていたとする。第1平面は、第1基準位置aと第2基準位置bとを軸として360℃に存在する複数の平面のうち、第3基準部位cで決定される角度の平面である。したがって、検出された第2基準部位の位置b´が第2基準位置bとが異なる場合であっても、第2基準部位の位置b´が、第1基準部位aと第2基準部位bとの線上にあれば、規定される第2平面は第1平面と同一平面上にあり、教示ラインが実質的に補正されることはなく、教示ラインは変わらない。したがって、このような誤差によって基準部位の相関関係が異なっている場合は、教示ラインの補正が誤差によって影響を受けることはない。
また、例えば、図5に示す検出された第3基準部位の位置c´のみが、第3基準部位cとずれている場合であっても、第3基準部位の位置c´が、第1基準位置a、第2基準位置b、及び第3基準位置cで規定される第1平面上にある場合は、第1基準部位の位置a´、第2基準部位の位置b´、及び第3基準部位の位置c´で規定される第2平面は、第1平面上にあり、教示ラインが実質的に補正されることはなく、教示ラインは変わらない。
つまり、第2基準部位の位置b´が、第1基準位置a及び第2基準位置bを通る線上にあり、第3基準部位の位置c´が、第1平面上にあれば、教示ラインが実質的に補正されることはなく、教示ラインは変わらない。したがって、このような誤差によって基準部位の相関関係が異なっている場合は、教示ラインの補正が誤差によって影響を受けることはない。なお、この場合は、第1基準位置aと第1基準部位の位置a´はずれていないものとする。
また、図6に示すように、第2基準部位の位置b´が、第2基準位置bとずれている場合であって、第2基準部位の位置b´は、第1基準位置aと第2基準位置bとを通る線上にないとする。この場合は、第1基準位置a、第2基準位置b、及び第3基準位置cで規定される第1平面と、第1基準部位の位置a´、第2基準部位の位置b´、及び第3基準位置の位置c´で規定される第2平面とは、同一平面上にないので、教示ラインは第1平面と第2平面とから求められた補正量に基づいて補正されてしまう。補正前の教示ラインは、第1基準位置aと第2基準位置bとを通り、補正後の教示ラインは、第1基準部位の位置a´と第2基準部位の位置b´とを通るラインである。しかし、この場合であっても、補正前後の教示ラインの差は、第1基準部位に近ければ近いほど差が小さくなるので、第1基準部位付近では、補正による影響を少なくする(緩和する)ことができる。さらに、第2基準部位bの基準位置bが、塗布終了ポイントより第1基準部位の基準位置aから離れれば、それだけ、教示ラインは補正による影響を受けなくてすむ。したがって、第2基準部位bは、作業対象ワーク100の端部にあることが好ましい。
このように、第1平面及び第2平面を、ロボット12の開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた第1基準部位の位置と、ロボット12の終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した第3基準部位の位置で決定される平面とし、原点の第1基準部位の基準位置aが、検出した原点の第2基準部位の位置a´となり、第1平面が第2平面となる補正量を算出して、動作ポイントが教示された基準座標を補正するようにしたので、基準部位の相関関係が誤差によって異なっている場合でも、教示ラインの補正が誤差によって受ける影響を緩和することができ、補正精度及び補正精度の安定性を向上させることができる。
なお、図3では、ロボット12aの動作を示す教示ラインの補正について説明したが、ロボット12b、及びロボット12cの動作を示す教示ラインの補正についても、同様に行えばよい。また、作業対象ワーク100が複数のパネルを有する自動車体の場合は、位置設定部20は、第1基準部位の基準位置a、第2基準部位の基準位置b、及び第3基準部位の基準位置cのうち、2つの基準位置を自動車体の任意のパネル(例えば、屋根)に設定し、残りの基準部位を任意のパネル以外のパネル(例えば、サイドパネル)に設定してもよい。これにより、任意のパネル(例えば、屋根)に設定された教示ラインを補正する際に、自動車体の任意のパネル以外のパネル(例えば、サイドパネル)と任意のパネルとのたてつけ精度の影響を緩和することができる。
また、上記実施の形態では、各ロボット12a、12b、12cの位置検出部32が第1、第2、及び第3基準部位の位置を検出した場合について述べたが、各ロボット12a、12b、12cの位置検出部32が、第1基準部位、第2基準部位、及び第3基準部位の位置のうち、いずれか1つの位置を検出できなかった場合でも、教示ラインの補正が行えるようにするために、第2平面規定部36、補正量算出部38は、以下のように動作してもよい。
第2平面規定部36は、検出することができた2つの基準部位の位置のうち、第1基準部位(第1基準位置a)にもっとも近い位置と、第2基準部位(第2基準位置b)にもっとも近い位置とを通る線を含む平面であり、且つ、位置設定部20が設定した検出されなかった該基準部位の基準位置とで決定される平面を第2平面として規定する。つまり、検出した基準部位の位置のうち、第1基準部位に最も近い位置と、第2基準部位に最も近い位置とを通る線を含む平面を、第1基準位置aに最も近い位置と、第2基準位置bに最も近い位置とを通る線を軸にして回転させ、検出されなかった基準部位の基準位置で決定される角度で規定される平面を第2平面とする。
そして、補正量算出部38は、位置検出部32が検出した第1基準部位に最も近い基準部位を原点とし、原点の基準部位の基準位置が、検出した原点の基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、第1平面が第2平面と同一平面上となる補正量を算出する。
例えば、第1基準部位の基準位置a´が検出されなかった場合に、第3基準部位の位置c´が第1基準部位の基準位置aに最も近かったとする。この場合は、第2平面規定部36は、第3基準部位の位置c´と第2基準部位の位置b´とを通る線を含む平面であり、且つ、位置設定部20が設定した検出されなかった該第1基準部位の基準位置aで決定される平面を第2平面として規定する。そして、補正量算出部38は、位置検出部32が検出した第1基準部位に最も近い第3基準部位を原点とし、原点の第3基準部位の第3基準位置cが、検出した原点の第3基準部位の位置c´と同じ位置になり、且つ、第1平面が第2平面と同一平面上となる補正量を算出する。
このように、第1基準部位に最も近い基準部位に原点を移動させ、検出できなった基準部位を第2平面の角度決めとして用いて、第1平面と第2平面とから補正量を算出して教示ラインを補正するので、第1、第2、及び第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されなかった場合でも、教示ラインを補正することができる。また、補正後の教示ラインは、第1平面上での作業対象ワーク100の移動量を吸収することができ、教示ラインを補正しない場合にくらべ、精度良く塗布動作を行うことができる。つまり、1つの基準部位が検出できなくても、検出できた残りの基準部位の位置で平面の軸が決まれば、車体のX方向及びY方向のズレに対しては精度よく補正を行うことができる。X方向とは、第1基準位置aと第2基準位置bとを通る線の方向であり、Y方向とは、該線とは直交する方向である。
また、上記実施の形態においては、各ロボット12a、12b、12cに位置検出部32を設けるようにしたが、いずれか1台のロボット12のみに位置検出部32を設けるようにしてもよい。この場合は、いずれか1台のロボットに設けられた位置検出部32が全ての基準部位の位置を検出してもよい。また、位置検出部32を全てのロボット12a、12b、12cに設けなくてもよい。この場合は、ロボット12とは別個に備えられた位置検出部が基準部位の位置を検出する。
また、上記実施の形態においては、シーラーを塗布するロボット12を用いて説明したが、ロボット12は、溶接用のロボット、マーキング用のロボット等であってもよい。
以上、本発明について好適な実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…教示ライン補正装置 12a、12b、12c…ロボット
14…制御装置 16…アーム
18…シーラーガン 20…位置設定部
30…第1平面規定部 32…位置検出部
34…位置取得部 36…第2平面規定部
38…補正量算出部 40…教示ライン補正部

Claims (7)

  1. 第1基準部位及び第2基準部位で特定されるロボットの動作を示す教示ラインを補正する教示ライン補正装置であって、
    前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位が作業対象ワーク上にそれぞれ設けられる第1基準位置、第2基準位置、及び第3基準位置を設定する位置設定部と、
    前記ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第1基準位置と、前記ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第2基準位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記第3基準位置で決定される第1平面を規定する第1平面規定部と、
    前記作業対象ワーク上に設けられた前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び前記第3基準部位の位置を検出する1又は複数の位置検出部と、
    検出した前記第1基準部位の位置と、検出した前記第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した前記第3基準部位の位置で決定される第2平面を規定する第2平面規定部と、
    前記第1基準部位を原点とし、原点の前記第1基準部位の前記第1基準位置が、検出した原点の前記第1基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する補正量算出部と、
    前記補正量に基づいて、前記教示ラインを補正する教示ライン補正部と、
    を備え
    前記第2平面規定部は、前記位置検出部により前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び前記第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されなかった場合は、検出した2点の基準部位の位置のうち、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位の位置と、前記第2基準部位に最も近い位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記位置設定部が設定した検出されなかった基準部位の基準位置で決定される平面を前記第2平面として規定し、
    前記補正量算出部は、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位を原点とし、原点の前記基準部位の基準位置が、検出した該原点の前記基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出することを特徴とする教示ライン補正装置。
  2. 請求項1に記載の教示ライン補正装置であって、
    前記作業対象ワークは、複数のパネルからなる自動車体であり、
    前記位置設定部は、前記第1基準位置、前記第2基準位置、及び前記第3基準位置のうち、2つの基準位置を任意の前記パネルに設定することを特徴とする教示ライン補正装置。
  3. 請求項1又は2に記載の教示ライン補正装置であって、
    前記位置設定部により設定される前記第2基準部位の前記第2基準位置は、前記作業対象ワークの端部であることを特徴とする教示ライン補正装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の教示ライン補正装置であって、
    前記位置検出部、前記補正量算出部、及び前記教示ライン補正部の少なくとも1つは、前記ロボットに設けられていることを特徴とする教示ライン補正装置。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の教示ライン補正装置であって、
    前記位置検出部は、光電変換素子を有することを特徴とする教示ライン補正装置。
  6. 教示ライン補正装置が第1基準部位及び第2基準部位で特定されるロボットの動作を示す教示ラインを補正する教示ライン補正方法であって、
    前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位が作業対象ワーク上にそれぞれ設けられる第1基準位置、第2基準位置、及び第3基準位置を予め設定する位置設定工程と、
    前記ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第1基準位置と、前記ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第2基準位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記第3基準位置で決定される第1平面を規定する第1平面規定工程と、
    前記作業対象ワーク上に設けられる前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位の位置を検出する位置検出工程と、
    検出した前記第1基準部位の位置と、検出した前記第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した前記第3基準部位の位置で決定される第2平面を規定する第2平面規定工程と、
    前記第1基準部位を原点とし、原点の前記第1基準部位の前記第1基準位置が、検出した原点の前記第1基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する補正量算出工程と、
    前記補正量に基づいて、前記教示ラインを補正する教示ライン補正工程と、
    を備え
    前記第2平面規定工程は、前記位置検出工程により前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び前記第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されなかった場合は、検出した2点の基準部位の位置のうち、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位の位置と、前記第2基準部位に最も近い位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記位置設定工程が設定した検出されなかった基準部位の基準位置で決定される平面を前記第2平面として規定し、
    前記補正量算出工程は、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位を原点とし、原点の前記基準部位の基準位置が、検出した該原点の前記基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出することを特徴とする教示ライン補正方法。
  7. コンピュータを、第1基準部位及び第2基準部位で特定されるロボットの動作を示す教示ラインを補正する教示ライン補正装置として機能させるプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位が作業対象ワーク上にそれぞれ設けられる第1基準位置、第2基準位置、及び第3基準位置を予め設定する位置設定部、
    前記ロボットの開始動作ポイント又は該開始動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第1基準位置と、前記ロボットの終了動作ポイント又は該終了動作ポイントから所定範囲内に設けられた前記第2基準位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記第3基準位置で決定される第1平面を規定する第1平面規定部、
    前記作業対象ワーク上に設けられる前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び第3基準部位の位置を検出する1又は複数の位置検出部、
    検出した前記第1基準部位の位置と、検出した前記第2基準部位の位置とを通る線を含む平面であり、且つ、検出した前記第3基準部位の位置で決定される第2平面を規定する第2平面規定部、
    前記第1基準部位を原点とし、原点の前記第1基準部位の前記第1基準位置が、検出した原点の前記第1基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出する補正量算出部、
    前記補正量に基づいて、前記教示ラインを補正する教示ライン補正部、
    として機能させ
    前記第2平面規定部は、前記位置検出部により前記第1基準部位、前記第2基準部位、及び前記第3基準部位のうち、いずれか1つの基準部位の位置が検出されなかった場合は、検出した2点の基準部位の位置のうち、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位の位置と、前記第2基準部位に最も近い位置とを通る線を含む平面であり、且つ、前記位置設定部が設定した検出されなかった基準部位の基準位置で決定される平面を前記第2平面として規定し、
    前記補正量算出部は、前記第1基準部位に最も近い前記基準部位を原点とし、原点の前記基準部位の基準位置が、検出した該原点の前記基準部位の位置と同じ位置になり、且つ、前記第1平面が前記第2平面と同一平面上となる補正量を算出することを特徴とするプログラム。
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