JP5279612B2 - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート搬送装置及び画像形成装置に関し、特にシートを引き込み、前後の向きを反転させて搬送する反転部を備えたものに関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、例えば両面プリントや両面コピーを行うため、片面に画像が形成されたシートを、表裏を反転させた状態で画像形成部に再度搬送するようにしたものがある。また、従来の画像形成装置においては、画像形成されたシートを排出する際、表裏を反転してシートを排出するためにシートを反転させるように搬送するシート搬送装置を備えたものがある。なお、このようなシート搬送装置では、シートの表裏を反転するための反転部を備えている。そして、このような反転部では、例えば反転ローラにより、シートを一旦引き込んだ後、表裏、或は前後の向きを反転させ、それまでと反対の方向へ搬送するようにした、いわゆるスイッチバック搬送方式が用いられている。
ところで、従来の反転部では、反転ローラを正転、逆転させるため、例えば反転ローラの駆動源に双方向に回転するステッパモータを用いる、或いは駆動源からの伝達経路を二系統、切り替え可能に備える等の方法が取られている。しかし、このような方法ではコストがかかる、あるいは反転ローラの回転方向の切り替えに時間がかかるという問題がある。そこで、従来は、安価で、かつ反転ローラの回転方向の切り替えを短時間で行うことができるように、駆動源として一方向回転のモータを用いると共に、モータの駆動力をバネ圧として蓄力する蓄力部を備えたものがある(特許文献1参照)。
このような反転部では、一方向回転のモータの正転時に、蓄力部において反転ローラを逆転させるための駆動力をバネ圧として蓄力し、その蓄力の解放によって反転ローラを逆転させるようにしている。そして、このように反転ローラの駆動源を一方向回転のモータとすることで、駆動源を他の機構部と共用することが可能で、装置全体構成として安価な構成が可能となる。また、反転ローラの正転による蓄力と、蓄力の解放による逆転は、機構動作の時間的損失が少ないため、反転ローラの回転方向の切り替えを短時間で行うことが可能である。このため、シートを連続して搬送する場合、先行シートと後続シートのシート間距離を短くすることが可能で、画像形成装置としての生産性を高めることが出来る。
実公昭62−18594号公報
しかし、このような構成の反転部を備えた従来のシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置において、反転ローラを反転させるための蓄力の量は、反転ローラの正転駆動量に比例して増大する。このため、仮に反転ローラの正転駆動量が機構上の蓄力の限界を超えた場合、機構の破損に至る可能性がある。そこで、このような機構の破損を防ぐため、反転ローラを、例えば切り欠き部を有する非真円形状とし、一定の蓄力量を得た後は、反転ローラは切り欠き部を従動ローラに面する位置で停止させ、ニップを解除した状態としている。あるいは、反転ローラを従動ローラと離間可能に設け、一定の蓄力量を得た後は、反転ローラを離間させ、ニップを解除した状態としている。
ところで、このように構成した場合、バネ圧として蓄えられる蓄力量は一定となる。ここで、例えば蓄力量を、反転ローラの反転量が短尺のシートを搬送するのに最適な量となるように設定した場合、長尺のシートを搬送するときは、シートの長さ差分の搬送は反転ローラのニップが解除された状態で行われることになる。この場合、長尺シートの搬送では、短尺シートとの長さの差分の搬送を反転ローラよりも上流の搬送ローラで行うことになるため、シートの搬送抵抗による斜行や搬送ジャムを招く危険性が高まる。また、逆に蓄力量を、反転ローラの反転量が長尺のシートを搬送するのに最適な量となるように設定した場合、シートの連続搬送において、長尺シートよりも長さの短いシートもシートの搬送ピッチを長尺シートの搬送ピッチに合わせる必要がある。このため、長さの短いシートを使用する場合、反転ローラの逆転が終了するまでシートを反転ローラに搬送することができず、生産性が低下する。
そこで、本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、斜行やジャムを発生することなく、また生産性を低下させることなくシートを反転して搬送することのできるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、シートを引き込み、前後の向きを反転させる反転部を備えたシート搬送装置において、前記反転部は、正転によりシートを反転させる反転位置までシートを引き込み、逆転により引き込んだシートを前後の向きを反転させて搬送する正逆転可能なシート反転搬送部材と、前記シート反転搬送部材の正転時、前記シート反転搬送部材の正転駆動量に応じて前記シート反転搬送部材を逆転させるための逆転駆動力を弾性的に蓄える蓄力部材と、前記シート反転搬送部材及び前記蓄力部材の間に配置され、前記シート反転搬送部材の正転時には前記シート反転搬送部材の正転駆動量を前記蓄力部材に伝達し、前記シート反転搬送部材を逆転させる際には、前記蓄力部材に蓄えられた逆転駆動力を前記シート反転搬送部材に伝達する駆動力伝達部と、を備え、前記駆動力伝達部は、前記シート反転搬送部材の正転時、前記蓄力部材が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、前記蓄力部材に蓄えられた所定量の逆転駆動力を保つように構成されていることを特徴とするものである。
本発明のように、シート反転搬送部材の正転時、蓄力部材が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、蓄えられた逆転駆動力を保つようにすることにより、斜行やジャムを発生することなく、また生産性を低下させることなくシートを反転して搬送することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの斜視図。 上記カラーレーザプリンタのプリンタ本体内部の構成図。 上記カラーレーザプリンタに設けられたシート搬送装置の反転部の構成を示す斜視図。 上記反転部の動作を説明する図。 上記反転部の制御ブロック図。 上記反転部の他の構成を示す図。 本発明の第2の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた反転部の構成を示す図。 本発明の第3の実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた反転部の構成を示す図。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの斜視図である。図1において、200はカラーレーザプリンタであり、このカラーレーザプリンタ200は、画像形成部を備えたカラーレーザプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)201と、プリンタ本体201の上部に設けられた画像読取部201Aとを備えている。
そして、プリンタ本体201には、図2に示すようにシートに画像を形成する画像形成部202と、画像形成部202にシートを給送する給送部203と、給送部203から給送されたシートを画像形成部202に搬送するシート搬送部204とが設けられている。さらに、シートに形成された画像を定着させる定着装置6が設けられている。画像形成部202は、上下方向に配置され、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー画像を担持する像担持体である感光体ドラム21(21a〜21d)を備えている。なお、この感光体ドラム21は、不図示の回転手段により、反時計回りに回転する。
また、感光体ドラム周囲に回転方向に沿ってそれぞれ配された、感光体ドラム表面を一様に帯電する帯電装置23(23a〜23d)、画像情報に基づいてレーザビームを照射して感光体ドラム上に静電潜像を形成する不図示のスキャナユニットを備えている。さらに、静電潜像にイエロー、シアン、マゼンダ、ブラックの各色のトナーを付着させてトナー像として顕像化する現像装置22(22a〜22d)及び転写後、感光体ドラム表面に残留したトナーを除去する不図示のクリーニング手段等を備えている。なお、本実施の形態においては、感光体ドラム21、帯電装置23、現像装置22、クリーニング手段は一体的にカートリッジ化され、プロセスカートリッジ24(24a〜24d)を形成している。
また、後述するシートを搬送する無端状の転写搬送ベルト35の内側には、4個の感光体ドラム21(21a〜21d)と共に転写搬送ベルト35を挟持する転写ローラ34(34a〜34d)がそれぞれ併設されている。これら転写ローラ34は不図示の転写バイアス用電源に接続されており、この転写ローラ34から正極性の電荷が転写搬送ベルト35を介してシートに印加される。このように転写バイアスを印加することにより、感光体ドラム21に接触中のシートに、感光体ドラム上の負極性の各色トナー像が順次転写され、多色画像が形成される。
給送部203は、複数枚のシートPを収納し、プリンタ本体底部に装填される給紙カセット11と、給紙カセット11に収納されたシートPを送り出すピックアップローラ9と、シートPを1枚ずつ分離する不図示の分離部等から構成されている。画像形成の際には、給紙カセット11からピックアップローラ9によって一枚ずつシートPが分離給送され、この後、このシートPはレジストローラ対12により所定のタイミングでシート搬送部204に搬送される。
シート搬送部204は、駆動ローラ37と従動ローラ33に掛け渡され、すべての感光体ドラム21に対向して配設されているシート担持体としての転写搬送ベルト35を備えている。この転写搬送ベルト35は、感光体ドラム21に対向する外周面にシートを静電吸着すると共に、感光体ドラム21にシートを接触させるべく、駆動ローラ37によって時計回りに循環移動する。そして、このように循環移動する転写搬送ベルト35に静電吸着されることにより、シートPは転写搬送ベルト35により転写位置Tまで搬送され、感光体ドラム21上のトナー像が転写される。
36は、転写搬送ベルト35の最上流位置に配設され、転写搬送ベルト35を介して従動ローラ33と圧接している吸着ローラである。この吸着ローラ36により、シートPを転写搬送ベルト35の外周に圧接させると共に、転写搬送ベルト35との間に電圧を印加することにより、シートPを転写搬送ベルト35に静電吸着させる。なお、本カラーレーザプリンタ200は、シートを引き込み、前後の向きを反転させてシート排出トレイ58に排出するようにしている。そして、このようにシートを引き込み、向きを反転させてシート排出トレイ58に排出するようにシートを搬送するシート搬送装置5を備えている。
次に、このように構成されたカラーレーザプリンタ200の画像形成動作について説明する。まず、各プロセスカートリッジ24が印字タイミングに合わせて順次駆動され、その駆動に応じて感光体ドラム21が反時計回りに回転駆動される。また、各々のプロセスカートリッジ24に対応するスキャナユニットが順次駆動される。この駆動により、帯電装置23は感光体ドラム21の周面に一様な電荷を付与し、スキャナユニットは、感光体ドラム21の周面に画像読取部201Aにより読み取った原稿画像に応じた画像信号に応じて露光を行い、感光体ドラム周面上に静電潜像を形成する。さらにこの潜像を現像装置22によって現像することにより、感光体ドラム表面にイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色のトナー画像が形成される。
また、このトナー画像形成動作に並行して給紙カセット11に収容されたシートPは、ピックアップローラ9によりピックアップされ、分離部により1枚ずつ分離給送される。この後、シートPは回転を停止しているレジストローラ対12に突き当たってループを形成し、このようにループを形成することにより、シートPの斜行が修正される。さらにこの後、最上流の感光体ドラム21d上のトナー像の先端が、転写搬送ベルト35との接触点(転写位置)Tに回転搬送されてくるタイミングで、その接触点に、シートPの印字開始位置が一致するように、レジストローラ対33が回転を開始する。そして、このレジストローラ対33の回転により、シートPは吸着ローラ36と転写搬送ベルト35とのニップに搬送され、この際、吸着ローラ36によって転写搬送ベルト35に吸着され、感光体ドラム21と転写搬送ベルト35とが圧接する転写部に搬送される。
次に、このように転写部に搬送されたシートに対し、各転写部に配置され、トナーと逆極性の電圧を印加された転写ローラ34の作用により感光体ドラム21上の各色のトナー画像が、シート上に順次重ね合わせて転写される。次に、このように4色のトナー画像が多重転写されたシートPは、その先端が駆動ローラ37の曲率により転写搬送ベルト35から分離され、定着装置6へと搬入される。この後、定着装置6において、トナー像がシートP上に定着され、トナー像が定着されたシートPは、定着ローラ61、中間ローラ51によってシート搬送装置5に搬送される。そして、シート搬送装置5により、シート排出トレイ58とは逆方向に一旦引き込まれた後、前後の向きを反転させてシート排出トレイ58に、画像形成面を下にして排出される。なお、本カラーレーザプリンタ200は、両面画像形成が可能であり、両面画像形成時には、切換部材71の切換によりシートPは両面搬送パス110へと搬送される。この後、シートPは、両面ローラ72によりレジストローラ対12へと再給紙され、1面目の画像形成時と同様に上記の画像形成動作によりトナー画像が形成される。
ところで、シート搬送装置5は、シートをシート排出トレイ58に排出するシート排出通路である第2搬送パス102と、画像が形成されたシートを第2搬送パス102に搬送するシート搬送通路である第1搬送パス101を備えている。また、第1搬送パス101を通過したシートを引き込み、前後の向きを反転させて第2搬送パス102に送り出す反転通路である反転パス103を備えている。さらに、この反転パス103には、正逆転可能なシート反転搬送部材であるスイッチバックローラ53が設けられており、このスイッチバックローラ53は、駆動源である駆動モータ90の正逆回転によってシート搬送方向の切り替えが可能となっている。
このスイッチバックローラ53を正転させることにより、第1搬送パス101を通過したシートを、シートを反転させる反転位置100まで引き込むようにしている。また、このようにシートを反転位置100まで引き込んだ後、スイッチバックローラ53を逆転させることにより、引き込んだシートを前後の向きを反転させて第2搬送パス102に送り出すようにしている。ここで、駆動モータ90は常に一方向回転するモータである。このため、スイッチバックローラ53の駆動の他、定着ローラ61、中間ローラ51及び中間ローラ56、排紙ローラ57の駆動を兼ねることも可能である。なお、中間ローラ56は、スイッチバックローラ53のシート送り出し方向下流側(シート搬送方向下流側)に位置し、スイッチバックローラ53により前後の向きを反転させて送り出されたシートをスイッチバックローラ53と共に搬送するシート搬送部材である。
また、図2において、54はシート反転位置100と略同位置に配置され、第1搬送パス101から搬送されたシートPの先端及びスイッチバックローラ53の正転によって搬送されたシートの後端を検知する後端検知部であるシート検知センサである。このシート検知センサ54からの検知信号は、駆動モータ90の駆動を制御する制御部250に入力される。そして、制御部250は、このシート検知センサ54からの情報に基づき、第1搬送パス101内を通過するシートPの先端及び後端を検知する。また、制御部250は、シート検知センサ54によって得られたシートPの先端検知情報に基づき駆動モータ90を駆動し、スイッチバックローラ53を正転させる。また、この後、スイッチバックローラ53の正転により、シートを反転位置100まで引き込んだ後、スイッチバックローラ53を逆転させるように後端検知情報に基づき駆動モータ90の駆動伝達を中断(切断)するように制御する。
55は、第1搬送パス101と反転パス103との合流点に設けられた分岐部材であり、この分岐部材55により、スイッチバックローラ53によりスイッチバック搬送されるシートが第1搬送パス101へ逆送されないようにすることができる。つまり、この分岐部材55は、シートがスイッチバック搬送される際、第1搬送パス101へ逆送しないための逆止弁の役割りを果たすものであり、揺動板やシート等が用いられている。なお、搬送するシートの種類や搬送条件によっては、第1搬送パス101と反転パス103との合流部の形状だけで、第1搬送パス101へのシート逆送を回避できるため、分岐部材55は必ずしも必要ではない。
次に、このように構成されたシート搬送装置5による両面画像形成の場合におけるシート搬送(排出)動作について説明する。画像形成が完了したシートPが中間ローラ51によって第1搬送パス101からスイッチバックローラ53に搬送されると、まずシートPはスイッチバックローラ53の正転によって反転パス103内に引き込まれる。次に、シート後端が分岐部材55を過ぎ、この後、反転位置100に達すると、スイッチバックローラ53が逆転し、シートPは第2搬送パス102へと搬送される。なお、反転位置100でのスイッチバックローラ53の逆転は、既述したようにシート検知センサ54によって得られたシート後端の情報に基づいて行われる。次に、切換部材71の切換により、シートPが第2搬送パス102から両面搬送パス110へ搬送され、両面ローラ72によってレジストローラ対12に受け渡される。そして、この後、シートPは、片面印刷の場合と同じ搬送経路をたどり、シートPの2面目側に画像形成され、排紙トレイ58にページ順に排紙積載される。
ところで、スイッチバックローラ53は、図3に示すようにモータギア91、第1揺動ギア81及びローラ軸53aに固着された駆動ギア92を介して伝達される駆動モータ90の回転により一方向、即ち矢印に示すシート排出方向に回転するようになっている。第1揺動ギア81は、モータギア91と噛合する第1ギア81aと、第1ギア81a及び駆動ギア92と噛合する第2ギア81bと、これら第1及び第2ギア81a,81bを回転自在に保持するホルダ81cとを備えている。このホルダ81cは、第1ギア81aと同軸上に、揺動自在に設けられており、通常は、バネ81dにより、第2ギア81bが駆動ギア92と噛合することがない位置に保持されている。これにより、駆動モータ90が回転状態にあっても、駆動モータ90の駆動は、スイッチバックローラ53に伝達されないようになっている。
また、このホルダ81cには、スイッチバックローラ53及び駆動モータ90の間に設けられ、シートを引き込む際、駆動モータ90の駆動を選択的にスイッチバックローラ53に伝達する駆動伝達切り替え部材であるソレノイド82が連結されている。ここで、ソレノイド82がONとなると、ホルダ81cが上方に揺動し、これに伴い第2ギア81bがスイッチバックローラ53と一体に回転する駆動歯車である駆動ギア92と噛合するようになる。そして、このように第2ギア81bが駆動ギア92と噛合すると、駆動モータ90の駆動がスイッチバックローラ53へ伝達される。なお、このような駆動モータ90の駆動の伝達の切断、接続は、ソレノイド82以外でも電磁クラッチ等を用いて行うようにしても良い。
一方、スイッチバックローラ53の駆動ギア92には、伝達歯車である第2揺動ギア83を介し、スイッチバックローラ53を逆転させるための蓄力ギア84が連結されている。ここで、この第2揺動ギア83は、スイッチバックローラ53が正転している時は、駆動ギア92及び蓄力ギア84と噛合する方向に不図示の付勢手段により付勢されている。これにより、スイッチバックローラ53の正転は第2揺動ギア83を介して蓄力バネ85に正転駆動量を伝達する蓄力用歯車である蓄力ギア84に伝達される。
なお、第2揺動ギア83は、後述するようにスイッチバックローラ53が逆回転した時は、スイッチバックローラ53によって押圧され、駆動ギア92及び蓄力ギア84との噛み合いが外れる方向へ移動可能となっている。そして、このように第2揺動ギア83が駆動ギア92及び蓄力ギア84との噛み合いが外れる方向へ移動することにより、第2揺動ギア83を介しての蓄力ギア84への駆動伝達が切断される。
蓄力ギア84は、スイッチバックローラ53の正転時、蓄力バネ85が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、スイッチバックローラ53が正転を続けても回転しないように、本実施の形態においては、欠歯ギア(扇形ギア)を用いている。ここで、この蓄力ギア84は、スイッチバックローラ53の逆転によってシートPをシート反転位置100から中間ローラ56へ搬送するのに十分なスイッチバックローラ53の回転量を得るために必要な歯数を有している。
なお、本実施の形態において、シート反転位置100から中間ローラ56のニップ位置までのシート搬送距離は30mm、スイッチバックローラ53のローラ直径はφ16mmである。したがって、スイッチバックローラ53の一回転分のシート搬送量は約50mmで、シートPをシート反転位置100から中間ローラ56まで搬送するのに十分な量である。このため、本実施の形態においては、蓄力ギア84には、スイッチバックローラ53略一回転分、回転させるに必要な歯数が設けられている。
また、蓄力ギア84には、蓄力ギア84を、スイッチバックローラ53を逆転させるように付勢するためのばね力(弾性力)を蓄える蓄力バネ85が取り付けられている。そして、この蓄力バネ85は、スイッチバックローラ53の正転により図4に示すように蓄力ギア84が矢印方向に回転し、これに伴って変化する蓄力ギア84の位相に従い、蓄力バネ85のバネ圧が高まる構成となっている。なお、このスイッチバックローラ53を逆転させるため逆転駆動力を弾性的に蓄える蓄力部材である蓄力バネ85のバネ圧は、スイッチバックローラ53がシートPを反転方向に搬送するために必要なトルクに対し、十分な圧に設定されている。つまり、蓄力バネ85の蓄力は、スイッチバックローラ53を回転させると共に、シートPをシート反転位置100から中間ローラ56まで搬送するために必要な搬送量に対する蓄力ギア84の作動量を備えるように設定されている。
そして、このようなスイッチバックローラ53、駆動ギア92、蓄力ギア84、蓄力バネ85、第2揺動ギア83、ソレノイド82、駆動モータ90等により、シートを引き込み、前後の向きを反転させて搬送する反転部5Aが構成される。なお、5Bは、スイッチバックローラ53及び蓄力バネ85の間に配置され、スイッチバックローラ53の正転時にはスイッチバックローラ53の正転駆動量を蓄力バネ85に伝達する駆動力伝達部である。また、この駆動力伝達部5Bは、スイッチバックローラ53を逆転させる際には、蓄力バネ85に蓄えられた逆転駆動力をスイッチバックローラ53に伝達するものであり、駆動ギア92、蓄力ギア84及び第2揺動ギア83により構成されている。
次に、このように構成された反転部5Aによるシートのスイッチバック排出(搬送)動作について説明する。画像形成が完了したシートPは、図2に示す中間ローラ51によって第1搬送パス101からスイッチバックローラ53へ搬送される。この時、シート反転位置100と略同位置に配置されたシート検知センサ54によってシートPの先端の到達を検出し、その情報に基づいて制御部250は、図5に示すドライバ251を介して駆動モータ90を駆動する。また、制御部250は、ドライバ251を介してソレノイド82に電力を供給し、ソレノイド82をONとする。
これにより、図3に示すモータギア91及び第1揺動ギア81の第1及び第2ギア81a,ギア81bが回転すると共に、ホルダ81cが上方に揺動する。これに伴い、第1揺動ギア81の第2ギア81bが駆動ギア92と噛合し、スイッチバックローラ53が矢印に示す正転方向に回転し始める。また、スイッチバックローラ53の回転に連動して、第2揺動ギア83及び蓄力ギア84が回転し始め、スイッチバックローラ53が略一回転すると、蓄力ギア84は図4に示すように、蓄力バネ85のバネ圧を高めた位相の状態で保持される。なお、蓄力ギア84は欠歯ギアであるため、スイッチバックローラ53が略一回転した以降、蓄力が増加することなく、また蓄力が開放されない状態で保たれる。
このようなスイッチバックローラ53の回転により、シートPはスイッチバックローラ53によって第1搬送パス101から受け取る方向へ搬送され、シート検知センサ54によって後端の通過が検知される。このようにシート検知センサ54が、搬送されたシートPの後端を検知すると、制御部250はソレノイド82をOFFする。これにより、ホルダ81cが下方に揺動し、第1揺動ギア81の第2ギア81bと駆動ギア92との噛み合いが解除され、駆動ギア92に対する駆動モータ90からの駆動伝達が切断される。
ここで、第1揺動ギア81の第2ギア81bとの噛み合いが解除された瞬間、スイッチバックローラ53はフリーとなり、これにより回転トルクが蓄力バネ85のバネ圧による回転トルクより小さくなるため、蓄力バネ85のバネ圧が解放される。この結果、スイッチバックローラ53が、蓄力バネ85によって蓄えられたバネ圧により略一回転逆転方向に回転し、シートPは、これまでとは逆方向へ搬送されて第2搬送パス102へ搬送され、中間ローラ56へ受け渡される。このように、蓄力バネ85のバネ圧の解放がなされると、シートPは逆転するスイッチバックローラ53と、中間ローラ56の双方にニップされた状態で、中間ローラ56の搬送によって搬送される。
このようにシートPを反転搬送する際、中間ローラ56と共に、シートPをスイッチバックローラ53によりニップした状態で搬送することにより、シートの搬送抵抗による斜行やジャムを発生させることなく、多様な長さを有するシートを搬送することができる。なお、蓄力バネ85のバネ圧解放後、すなわち蓄力解放後(逆転駆動力解放後)、スイッチバックローラ53は、中間ローラ56により搬送されるシートPによって図3に示す矢印とは逆方向に従動回転する。そして、このようにスイッチバックローラ53が逆回転すると、第2揺動ギア83が上方に移動するようになり、これによりスイッチバックローラ53からの蓄力ギア84への駆動伝達が切断される。
このように、本実施の形態においては、蓄力バネ85に所定量の逆転駆動力を蓄えた後、スイッチバックローラ53が更に正転を続けても、この逆転駆動力が一定に保たれるようにしている。これにより、如何なる長さのシートを搬送する場合でも、常にスイッチバックローラ53がシートをニップすることができ、シートの搬送抵抗によるシート斜行や搬送ジャムが防止できる。また、逆転駆動力を蓄えるのに必要なスイッチバックローラの正転駆動量を、搬送される最短の長さのシートに合わせて設定することが出来るため、シートを連続して搬送する場合でも、シートの長さごと最適な搬送ピッチにすることが可能となる。これにより、画像形成装置としての生産性を最適化することが可能である。
以上説明したように、本実施の形態においては、スイッチバックローラ53の正転時、蓄力バネ85が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、蓄えられた所定量の逆転駆動力を保つようにしている。これにより、斜行やジャムを発生することなく、また生産性を低下させることなくシートを反転して搬送することができる。なお、本実施の形態においては、スイッチバックローラ53が従動回転した際、スイッチバックローラ53の従動回転を蓄力ギア84へ伝達しないようにするため、揺動ギア83を用いたが、揺動ギア83の代わりにワンウェイ回転機構を用いても良い。また、これまでの説明では、蓄力ギア84を用いた反転部を例にして説明したが、蓄力ギア84の代わりに、図6に示すようにラック86を用いても同様の効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は本実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた反転部の構成を示す図である。なお、図7において、既述した図3と同一符号は、同一又は相当部分を示している。図7において、87はスイッチバックローラ53と噛合する欠歯の無い全周ギアである蓄力全周ギアであり、88は蓄力全周ギア87を、スイッチバックローラ53を逆転させるように付勢する弾性部材の一例としての蓄力トーションバネである。ここで、蓄力全周ギア87の側面には、蓄力トーションバネ88の一端部を係止する係止片87aが同心円状に複数設けられている。
そして、この係止片87aの一つに一端部を係止させ、他端部を不図示の固定部に固定された状態で蓄力トーションバネ88が、スイッチバックローラ53を逆転させる方向に付勢する向きで蓄力全周ギア87の軸87bに取り付けられている。なお、蓄力トーションバネ88のバネ圧は、スイッチバックローラ53がシートPを反転方向に搬送するために必要なトルクに対し十分な圧に設定されている。
次に、このような蓄力全周ギア87、蓄力トーションバネ88等を備えた反転部50Aによるシートのスイッチバック排出(搬送)動作について説明する。スイッチバックローラ53が矢印に示す方向に正転すると、この正転に連動して第2揺動ギア83を介して蓄力全周ギア87が回転し始め、これに伴って端部がバネの巻き方向に巻かれ、蓄力トーションバネ88のバネ圧が増加する。ここで、蓄力トーションバネ88は、蓄力全周ギア87の軸87bに取り付けられていることから、蓄力全周ギア87の回転に伴って一端部がバネの巻き方向に巻かれると、一端部と他端部の成す角度が広がると共に回転中心からバネ端部までの長さが短くなる。
そして、蓄力全周ギア87が、スイッチバックローラ53を略一回転させることができる量だけ回転すると、蓄力トーションバネ88の端部が蓄力全周ギア87の係止片87aから外れ、次の回転方向下流側の係止片87aに移動する。なお、この動作は、引き続き蓄力全周ギア87が回転する間、連続的に行われる。つまり、蓄力トーションバネ88が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、蓄力全周ギア87の回転に伴い、蓄力トーションバネ88の一端部が、蓄力全周ギア87の回転方向と相対的に逆方向に移動しながら異なる係止片に順次係止するようになっている。これにより、蓄えられた逆転駆動力が所定量に達した後、スイッチバックローラ53が更に正転を続けても、蓄力全周ギア87の回転量に関わらず、蓄力トーションバネ88の両端部の支持位置は、互いに一定位置に保たれる。この結果、蓄力トーションバネ88は、蓄えられる逆転駆動力が増加することなく、また逆転駆動力が開放されない状態に保たれる。
以上説明したように、本実施の形態においては、スイッチバックローラ53の正転時、蓄力トーションバネ88が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、一端部と他端部の成す角度が、スイッチバックローラ53が正転を続けても一定となるように構成されている。これにより、蓄えられた所定量の逆転駆動力を保つことができ、斜行やジャムを発生することなく、また生産性を低下させることなくシートを反転して搬送することができる。なお、これまでの説明においては、弾性部材として蓄力トーションバネ88を用いたが、ぜんまいバネを用いても良い。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は本実施の形態に係るシート搬送装置に設けられた反転部の構成を示す図である。なお、図8において、既述した図7と同一符号は、同一又は相当部分を示している。図8において、120は蓄力全周ギア89の回転軸上に設けられ、蓄力全周ギア89と連結するトルクリミッタであり、このトルクリミッタ120の従動側に蓄力トーションバネ88の一端を受ける係止片121が設けられている。ここで、このトルクリミッタ120は、蓄力トーションバネ88による蓄力が、スイッチバックローラ53を逆転させるのに必要なトルクに達したところで滑りが生じるように設定されている。
次に、このようなトルクリミッタ120等を備えた反転部50Aによるシートのスイッチバック排出(搬送)動作について説明する。スイッチバックローラ53が矢印に示す方向に正転すると、この正転に連動して第2揺動ギア83を介して蓄力全周ギア87が回転し始める。そして、このように蓄力全周ギア89が回転し始めると、連結されたトルクリミッタ120が滑りなく回転を始め、蓄力トーションバネ88の端部が、バネの巻き方向に巻かれバネ圧が増加する。この後、トーションバネ88による蓄力が所定量に達すると、トルクリミッタ120に滑りが生じ、その後は蓄力全周ギア89の回転量に関わらず、蓄力トーションバネ88の両端部の支持位置が、互いに一定位置に保たれる。
このように、トルクリミッタ120を用いることにより、蓄力トーションバネ88に蓄えられた逆転駆動力が所定量に達した後、スイッチバックローラ53が更に正転を続けても、逆転駆動力が増加することなく、また逆転駆動力が開放されない状態で保たれる。なお、本実施の形態のようにトルクリミッタ120を用いることにより、蓄力トーションバネ88の一端部が移動することはないので、衝突音の発生を防ぐことができる。
5…シート搬送装置、5A…反転部、5B…駆動力伝達部、53…スイッチバックローラ、54…シート検知センサ、56…中間ローラ、81…第1揺動ギア、82…ソレノイド、83…第2揺動ギア、84…蓄力ギア、85…蓄力バネ、86…ラック、87…蓄力全周ギア、88…蓄力トーションバネ、87a…係止片、90…駆動モータ、92…駆動ギア、120…トルクリミッタ、200…カラーレーザプリンタ、202…画像形成部、250…制御部、P…シート

Claims (9)

  1. シートを引き込み、前後の向きを反転させる反転部を備えたシート搬送装置において、
    前記反転部は、
    正転によりシートを反転させる反転位置までシートを引き込み、逆転により引き込んだシートを前後の向きを反転させて搬送する正逆転可能なシート反転搬送部材と、
    前記シート反転搬送部材の正転時、前記シート反転搬送部材の正転駆動量に応じて前記シート反転搬送部材を逆転させるための逆転駆動力を弾性的に蓄える蓄力部材と、
    前記シート反転搬送部材及び前記蓄力部材の間に配置され、前記シート反転搬送部材の正転時には前記シート反転搬送部材の正転駆動量を前記蓄力部材に伝達し、前記シート反転搬送部材を逆転させる際には、前記蓄力部材に蓄えられた逆転駆動力を前記シート反転搬送部材に伝達する駆動力伝達部と、を備え、
    前記駆動力伝達部は、前記シート反転搬送部材の正転時、前記蓄力部材が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、前記蓄力部材に蓄えられた所定量の逆転駆動力を保つように構成されていることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記シート反転搬送部材を正転させる駆動源と、
    前記シート反転搬送部材及び前記駆動源の間に設けられ、シートを引き込む際、前記駆動源の駆動を選択的に前記シート反転搬送部材に伝達する駆動伝達切り替え部材と、
    前記シート反転搬送部材の正転によって搬送されたシートの後端を検知する後端検知部と、を備え、
    前記シート反転搬送部材を逆転させる際には、前記蓄力部材に蓄えられた前記逆転駆動力を解放するように、前記後端検知部からの信号に基づき、前記駆動伝達切り替え部材による前記シート反転搬送部材に対する前記駆動源の駆動伝達を切断することを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記駆動力伝達部は、
    前記シート反転搬送部材と一体に回転する駆動歯車と、
    前記駆動歯車の回転に伴って前記蓄力部材に正転駆動量を伝達する蓄力用歯車と、
    前記駆動歯車及び前記蓄力用歯車の間に設けられ、前記シート反転搬送部材の正転時には前記シート反転搬送部材の正転駆動量を前記蓄力用歯車に伝達し、前記シート反転搬送部材を逆転させる際には、前記蓄力部材に蓄えられた逆転駆動力による前記蓄力用歯車の回転を前記駆動歯車に伝達する伝達歯車と、を備え、
    前記駆動歯車、前記伝達歯車及び前記蓄力用歯車を介して、前記シート反転搬送部材の正転時には、前記シート反転搬送部材の正転駆動量を前記蓄力部材に伝達し、前記シート反転搬送部材を逆転させる際には、前記蓄力部材に蓄えられた逆転駆動力を伝達することを特徴とする請求項1又は2記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート反転搬送部材の、前後の向きを反転させた後の搬送方向下流側に設けられ、前記シート反転搬送部材により前後の向きを反転させて送り出されたシートを前記シート反転搬送部材と共に搬送するシート搬送部材を備え、
    前記伝達歯車は、前記蓄力部材の逆転駆動力解放後、前記シート搬送部材によって搬送されるシートにより前記シート反転搬送部材が逆転を続けた場合には、前記シート反転搬送部材から前記蓄力用歯車への駆動伝達を切断する位置に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項3記載のシート搬送装置。
  5. 前記蓄力用歯車は、前記シート反転搬送部材の正転時、前記蓄力部材が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、前記シート反転搬送部材が正転を続けても回転しないように構成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のシート搬送装置。
  6. 前記蓄力部材は、一端部が前記蓄力用歯車に係止されると共に他端部が固定され、前記蓄力用歯車の回転に伴って前記一端部と前記他端部の成す角度が広がるように配された弾性部材であり、
    前記弾性部材を、前記シート反転搬送部材の正転時、前記所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、前記一端部と前記他端部の成す角度が、前記シート反転搬送部材が正転を続けても一定となるように構成することを特徴とする請求項ないし5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記蓄力用歯車に前記弾性部材の一端部が係止される複数の係止片を同心円状に設け、
    前記弾性部材が所定量の逆転駆動力を蓄えた後は、前記蓄力用歯車の回転に伴い、前記弾性部材の一端部が、前記蓄力用歯車の回転方向と逆方向に移動しながら異なる係止片に順次係止するように構成したことを特徴とする請求項6記載のシート搬送装置。
  8. 前記一端部と前記他端部の成す角度が、前記シート反転搬送部材が正転を続けても一定となるように前記蓄力用歯車と前記弾性部材との間にトルクリミッタを設けたことを特徴とする請求項6記載のシート搬送装置。
  9. 画像形成部と、前記画像形成部により画像が形成されたシートを引き込み、前後の向きを反転させて搬送する請求項1ないし8のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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