JP5279170B2 - マスタ通信回路、スレーブ通信回路、及びデータ通信方法 - Google Patents

マスタ通信回路、スレーブ通信回路、及びデータ通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、マスタ通信回路、スレーブ通信回路、及びデータ通信方法に関する。
マイクロコンピュータが搭載された集積回路のデバッグを行う際には、デバッグ対象の集積回路に対してデバッグ用のデータを書き込んだり、マイクロコンピュータで出力されたデータを読み出したりすることが必要となる。そのため、集積回路には、このようにデータの入出力を行うためのインタフェースが必要となる。
ところで、集積回路においては、コスト削減等のために、そのチップサイズをできる限り小さくすることが重要である。そのため、特にデバッグ用のデータの入出力に用いられる端子は、できる限り少なくすることが望まれる。そこで、データ入出力用の入出力端子を1つとし、この入出力端子に接続される1本の通信線を介してデータを送受信する1線式の通信方式が提案されている。このような1線式の通信方式としては、例えば特許文献1等に開示されているUART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)が知られている。
UARTにおけるデータの送受信は、1本の通信線を介して接続されるマスタ通信回路及びスレーブ通信回路の間で行われる。UARTでは、通信線の信号レベルをマスタ通信回路又はスレーブ通信回路が変更することにより、マスタ通信回路とスレーブ通信回路との間で1ビットのデータ("1"又は"0")の送受信が行われる。
例えば、マスタ通信回路がスレーブ通信回路に対してデータを送信する場合、マスタ通信回路は、通信線の信号レベルを"0"に駆動する。そして、マスタ通信回路は、送信するデータが"1"の場合、その後、通信線の信号レベルを"1"に駆動し、送信するデータが"0"の場合、通信線の信号レベルを"0"のまま維持する。そして、スレーブ通信回路は、データ送受信開始から所定の時間経過後の通信線の信号レベルを取得することにより、"1"又は"0"を受信する。
また、例えば、マスタ通信回路がスレーブ通信回路からデータを受信する場合、マスタ通信回路は、通信線の信号レベルを"0"に駆動する。その後、マスタ通信回路は、通信線の信号レベルを"1"に駆動する。そして、スレーブ通信回路は、マスタ通信回路に送信するデータが"1"の場合、通信線の信号レベルを変化させずに"1"のままとし、マスタ通信回路に送信するデータが"0"の場合、通信線の信号レベルを"0"に駆動する。そして、マスタ通信回路は、データ送受信開始から所定の時間経過後の通信線の信号レベルを取得することにより、"1"又は"0"を受信する。
特表2001−508562号公報
前述したように、URAT等の1線式の通信方式では、通信線の信号レベルを取り込むタイミング等の時間を、マスタ通信回路とスレーブ通信回路とで共有している必要がある。したがって、マスタ通信回路とスレーブ通信回路との間のデータ送受信を確実に行うためには、マスタ通信回路で時間をカウントするために用いられるクロックと、スレーブ通信回路で時間をカウントするために用いられるクロックのずれを小さくする必要がある。
例えば、UARTの場合、マスタ通信回路とスレーブ通信回路との間で送受信されるデータは夫々1ビットのスタートビット及びストップビットと、8ビットのデータビットとで合計10ビットある。ここで、例えば、マスタ通信回路及びスレーブ通信回路における1ビットに対するクロックのずれが5%あるとすると、10ビットでは50%のずれが生じうることとなり、意図しないタイミングで通信線の信号レベルが取得されてしまうこととなる。そのため、UARTを用いる場合、一般的にはマスタ通信回路及びスレーブ通信回路のクロックのずれは2〜3%程度に抑えることが要求されている。
このような1線式の通信方式を用いてマイクロコンピュータが搭載された集積回路のデバッグを行う場合、デバッグされる側、つまりスレーブ通信回路側では、マイクロコンピュータのメインクロックから1線式の通信用のクロックを生成することが一般的である。そして、メインクロックの周波数は回路によって様々であるため、あらゆる周波数のメインクロックに対して精度の良いクロックを生成することは困難である。そのため、スレーブ通信回路側のクロックの精度を高めるためには、マイクロコンピュータのメインクロックとは別に、通信用のクロックを生成するための発振子が必要となるが、デバッグ用に発振子を設けることは現実的ではない。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、通信に必要な端子数が少なく、クロックの精度が低い場合であってもデータを送受信することが可能なマスタ通信回路、スレーブ通信回路、及びデータ通信方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のマスタ通信回路は、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号に応じて所定の第1時間(時間T2)の検出動作を開始し、前記第1時間を検出せずに他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号が入力される場合に一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出する場合に他方の論理値を受信するスレーブ通信回路と通信可能に接続されるマスタ通信回路であって、所定の第2時間(時間T1)を検出可能であり、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値を送信する場合に前記第時間の検出動作を開始するタイマ回路と、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値又は前記他方の論理値を送信する場合に、前記第1出力信号を出力する第1出力回路と、前記タイマ回路が前記第時間を検出すると前記第2出力信号を出力する第2出力回路と、を備え、前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、前記スレーブ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第1時間が前記第2時間より長くなるように予め設定されていることとする。
また、本発明のマスタ通信回路は、一方の論理値を送信する場合に、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号に応じて所定の第1時間(時間T4)の検出動作を開始し、前記第2時間を検出すると他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号を出力するスレーブ通信回路と通信可能に接続されるマスタ通信回路であって、所定の第2時間(時間T3)を検出可能なタイマ回路と、前記タイマ回路の検出動作を開始させるとともに、前記第1出力信号を出力する第1出力回路と、前記スレーブ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、を備え、前記受信回路は、前記タイマ回路が前記第時間を検出せずに前記第2出力信号が入力された場合には、前記一方の論理値を出力し、前記タイマ回路が前記第時間を検出した場合には、他方の論理値を出力し、前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、前記スレーブ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第1時間が前記第2時間より短くなるように予め設定されていることとしてもよい。
また、本発明のマスタ通信回路は、入力される送受信モード信号がマスタ通信回路からスレーブ通信回路に値を送信する第1モードを示す信号である場合、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号に応じて所定の第1時間(時間T2)の検出動作を開始し、前記第1時間を検出せずに他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号が入力されるときに一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出するときに他方の論理値を受信し、前記送受信モード信号が前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に値を送信する第2モードを示す信号である場合、前記一方の論理値を送信するときに、前記第1出力信号に応じて所定の第2時間(時間T4)の検出動作を開始し、前記第2時間を検出すると前記第2出力信号を出力するスレーブ通信回路と通信可能に接続されるマスタ通信回路であって、所定の第3時間(時間T1)又は所定の第4時間(時間T3)を検出可能なタイマ回路と、前記第1出力信号を出力する第1出力回路と、前記タイマ回路が前記第時間又は第時間を検出すると前記第2出力信号を出力する第2出力回路と、前記スレーブ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、を備え、前記送受信モード信号が前記第1モードを示す信号である場合、前記タイマ回路は、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値を送信するときに前記第時間の検出動作を開始し、前記第1出力回路は、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値又は前記他方の論理値を送信するときに、前記第1出力信号を出力し、前記送受信モード信号が前記第2モードを示す信号である場合、前記第1出力回路は、前記タイマ回路に前記第時間の検出動作を開始させるとともに、前記第1出力信号を出力し、前記受信回路は、前記タイマ回路が前記第時間を検出せずに、前記スレーブ通信回路から前記第2出力信号が入力されたときには、前記一方の論理値を出力し、前記タイマ回路が前記第時間を検出したときには、前記他方の論理値を出力し、前記第1時間及び前記第3時間の時間差は、前記スレーブ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第3時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第1時間が前記第3時間より長くなるように予め設定され、前記第2時間及び前記第4時間の時間差は、前記スレーブ通信回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第4時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第2時間が前記第4時間より短くなるように予め設定されていることとしてもよい。
また、本発明のスレーブ通信回路は、所定の第1時間(時間T1)を検出可能であり、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号を出力し、一方の論理値を送信する場合に前記第1時間を検出すると他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号を出力するマスタ通信回路と通信可能に接続されるスレーブ通信回路であって、前記第1出力信号に応じて所定の第2時間(時間T2)の検出動作を開始するタイマ回路と、前記マスタ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、を備え、前記受信回路は、前記タイマ回路が前記第2時間を検出せずに前記第2出力信号が入力された場合には、前記一方の論理値を出力し、前記タイマ回路が前記第2時間を検出した場合には、他方の論理値を出力し、前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、前記マスタ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第2時間が前記第1時間より長くなるように予め設定されていることとする。
また、本発明のスレーブ通信回路は、所定の第1時間(時間T3)を検出可能であり、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号を出力し、前記第1時間を検出せずに他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号が入力される場合に一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出する場合に他方の論理値を受信するマスタ通信回路と通信可能に接続されるスレーブ通信回路であって、前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に前記一方の論理値を送信する場合に、前記第1出力信号に応じて所定の第2時間(時間T4)の検出動作を開始するタイマ回路と、前記タイマ回路が前記第2時間を検出すると前記第2出力信号を出力する出力回路と、を備え、前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、前記マスタ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第2時間が前記第1時間より短くなるように予め設定されていることとしてもよい。
また、本発明のスレーブ通信回路は、所定の第1時間(時間T1)又は所定の第2時間(時間T3)を検出可能であり、入力される送受信モード信号がマスタ通信回路からスレーブ通信回路に値を送信する第1モードを示す信号である場合、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号を出力し、一方の論理値を送信する場合に前記第1時間を検出すると他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号を出力し、前記送受信モード信号が前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に値を送信する第2モードを示す信号である場合、前記第1出力信号を出力し、前記第2時間を検出せずに前記第2出力信号が入力されるときに前記一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出するときに他方の論理値を受信するマスタ通信回路と通信可能に接続されるスレーブ通信回路であって、前記第1出力信号に応じて、所定の第3時間(時間T2)又は所定の第4時間(時間T4)を検出可能なタイマ回路と、前記タイマ回路が前記第4時間を検出すると前記第2出力信号を出力する出力回路と、前記マスタ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、を備え、前記送受信モード信号が前記第1モードを示す信号である場合、前記タイマ回路は、前記第1出力信号に応じて前記第3時間の検出動作を開始し、前記受信回路は、前記タイマ回路が前記第3時間を検出せずに前記第2出力信号が入力されたときには、前記一方の論理値を出力し、前記タイマ回路が前記第3時間を検出したときには、前記他方の論理値を出力し、前記送受信モード信号が前記第2モードを示す信号である場合、前記タイマ回路は、前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に前記一方の論理値を送信するとき、前記第1出力信号に応じて前記第4時間の検出動作を開始し、前記第1時間及び前記第3時間の時間差は、前記マスタ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第3時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第3時間が前記第1時間より長くなるように予め設定され、前記第2時間及び前記第4時間の時間差は、前記マスタ通信回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第4時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第4時間が前記第2時間より短くなるように予め設定されていることとしてもよい。
通信に必要な端子数が少なく、クロックの精度が低い場合であってもデータを送受信することが可能なマスタ通信回路、スレーブ通信回路、及びデータ通信方法を提供することができる。
==回路構成==
図1は、本発明のマスタ通信回路及びスレーブ通信回路の一実施形態を含むデータ通信システムの構成図である。データ通信システムは、マスタ通信回路1、スレーブ通信回路2、制御回路11,12、及び保持回路13を含んで構成されている。マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2は、1本の通信線10により接続されている。そして、マスタ通信回路1は、この通信線10を介して、スレーブ通信回路2にデータを送信するか、スレーブ通信回路2からデータを受信することができる。例えば、スレーブ通信回路2をマイクロコンピュータが搭載された集積回路に内蔵させておき、外部に設けられたマスタ通信回路1からスレーブ通信回路2経由で集積回路にデータを書き込んだり、マイクロコンピュータが出力したデータをスレーブ通信回路2経由で読み出したりすることにより、マイクロコンピュータのデバッグを行うことができる。
制御回路11は、マスタ通信回路1の動作を制御するための回路である。また、制御回路12は、スレーブ通信回路2の動作を制御するための回路である。
保持回路13は、インバータ40,41及び抵抗42により構成されており、マスタ通信回路1又はスレーブ通信回路2から通信線10に信号が出力されると、通信線10の信号レベルを当該信号のレベルに保持することができる。なお、本実施形態では保持回路13を通信線10上に設けることとしたが、マスタ通信回路1又はスレーブ通信回路2に保持回路13を設けることとしてもよい。マスタ通信回路1又はスレーブ通信回路2に保持回路13を設ける場合、通信線10上に保持回路10を設ける必要はない。
マスタ通信回路1は、インバータ20、P型MOSFET21(第1出力回路)、OR回路22、N型MOSFET23(第2出力回路)、入出力端子24、タイマ回路25、NOR回路26、AND回路27、OR回路28、及びD型フリップフロップ(以後「D−FF」と表す)29を含んで構成されている。なお、タイマ回路25、NOR回路26、AND回路27、及びOR回路28により構成される回路が、本発明のタイマ回路(第1タイマ回路)に相当する。また、D−FF29が本発明の受信回路に相当する。
P型MOSFET21は、ソースに電圧Vddが印加され、ドレインがN型MOSFET23のドレインと接続されている。また、N型MOSFET23のソースは接地されている。そして、P型MOSFET21のゲートには、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がインバータ20により反転されて入力されている。また、N型MOSFET23のゲートには、制御回路11から出力される初期化信号(Initialize)と、タイマ回路25のオーバフロー検出を示すオーバフロー信号(Tm1Ovf)との論理和がOR回路22を介して入力されている。そして、P型MOSFET21及びN型MOSFET23の接続点の電圧が、入出力端子24を介して通信線10に出力される構成となっている。
例えば、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルになると、P型MOSFET21がオンとなり、通信線10の信号レベルがHレベル(一方の論理レベル:第1出力信号)となる。その後、データ出力要求信号(DataOutRq)がLレベルに変化してP型MOSFET21がオフとなっても、通信線10の信号レベルは、保持回路13によりHレベルに維持される。また、例えば、初期化信号(Initialize)がHレベルになると、N型MOSFET23がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。その後、初期化信号(Initialize)がLレベルに変化してN型MOSFET23がオフとなっても、通信線信号レベル10の信号レベルは、保持回路13によりLレベルに維持される。また、同様に、オーバフロー検出信号(Tm1Ovf)がHレベルになると、N型MOSFET23がオンとなり、通信線10の信号レベルはLレベル(他方の論理レベル:第2出力信号)となる。また、通信線10の信号レベルは、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2間のデータ転送の終了を判定するための転送終了信号(TransEndM)として、制御回路11に出力される。
タイマ回路25は、所定の時間の経過を検出する回路である。タイマ回路25のクロック入力端子Cには、時間のカウントに用いるためのクロック信号(Tm1Clock)が入力されている。そして、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルが例えばHレベルからLレベルに変化すると、タイマ回路25はカウント動作を開始し、所定の時間が経過するとオーバフロー信号(Tm1Ovf)を例えばLレベルからHレベルに変化させる。なお、タイマ回路25における検出時間は、例えば制御回路11の制御により変更することができる。検出時間の変更は、例えば、タイマ回路25が複数のD−FFにより構成されるカウンタである場合は、何れのD−FFの出力をオーバフロー信号(Tm1Ovf)とするかにより、検出時間を変更することができる。また、例えば、検出時間の異なるタイマ回路を複数設けておき、制御回路11等からの制御によって用いるタイマ回路を切り替えることとしてもよい。また、例えば、レジスタ等に検出時間を記憶しておくこととし、レジスタ等に記憶された値を変更することにより、検出時間を変更することとしてもよい。
NOR回路26には、通信線10の信号及びクロック信号(Tm1Clock)が入力されている。したがって、NOR回路26の出力は、通信線10の信号レベルがLレベルの場合は、クロック信号(Tm1Clock)に応じて変化し、通信線10の信号レベルがHレベルの場合はLレベルとなる。
AND回路27には、スレーブ通信回路2に送信するデータを示す送信データ信号(DataOutM)と、スレーブ通信回路2にデータを送信するかスレーブ通信回路2からデータを受信するかを示す送受信モード信号(SendRecM)とが入力されている。本実施形態では、例えば、スレーブ通信回路2にデータを送信する場合、つまり送信モードの場合は送受信モード信号(SendRecM)が"1"、スレーブ通信回路2からデータを受信する場合、つまり受信モードの場合は送受信モード信号(SendRecM)が"0"であることとする。そのため、AND回路27の出力は、送信モードの場合は送信データ信号(DataOutM)となり、受信モードの場合はLレベルとなる。
OR回路28には、NOR回路26から出力される信号と、AND回路27から出力される信号とが入力されている。そして、OR回路28から出力される信号がタイマ回路25のリセット入力端子Rに入力されている。したがって、NOR回路26及びAND回路27の少なくとも何れか一方の出力がHレベルの場合、OR回路28の出力がHレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RがHレベルとなるため、タイマ回路25はカウントを行わないこととなる。そして、NOR回路26及びAND回路27の両方の出力がLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子RがLレベルとなり、タイマ回路25がカウントを開始することとなる。
D−FF29のデータ入力端子Dには、タイマ回路25のオーバフロー信号(Tm1Ovf)が入力されている。そして、D−FF29のクロック入力端子Cには、通信線10の信号を反転した信号が入力されている。そして、D−FF29のデータ出力端子Qから出力される信号がスレーブ通信回路2から受信したデータを示す受信データ信号(RecDataM)となっている。したがって、例えば通信線10の信号レベルがHレベルからLレベルに変化した際に、タイマ回路25のオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれ、受信データ信号(RecDataM)として出力されることとなる。
スレーブ通信回路2は、N型MOSFET30(出力回路)、入出力端子31、タイマ回路32、NOR回路33、AND回路34、OR回路35、及びD−FF36(受信回路)を含んで構成されている。なお、タイマ回路32、NOR回路33、AND回路34、及びOR回路35により構成される回路が、本発明のタイマ回路(第2タイマ回路)に相当する。
N型MOSFET30は、ドレインが入出力端子31を介して通信線10と接続され、ソースが接地されている。そして、N型MOSFET30のゲートには、タイマ回路32のオーバフロー検出を示すオーバフロー信号(Tm2Ovf)が入力されている。そのため、オーバフロー検出信号(Tm2Ovf)がHレベルになると、N型MOSFET30がオンとなり、通信線10の信号レベルはLレベル(他方の論理レベル:第2出力信号)となる。また、通信線10の信号レベルは、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2間のデータ転送の終了を判定するための転送終了信号(TransEndS)として、制御回路12に出力される。
タイマ回路32は、所定の時間の経過を検出する回路である。タイマ回路32のクロック入力端子Cには、時間のカウントに用いるためのクロック信号(Tm2Clock)が入力されている。そして、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルが例えばHレベルからLレベルに変化すると、タイマ回路32はカウント動作を開始し、所定の時間が経過するとオーバフロー信号(Tm2Ovf)を例えばLレベルからHレベルに変化させる。なお、タイマ回路32における検出時間は、タイマ回路25と同様に変更することができる。
NOR回路33には、通信線10の信号及びクロック信号(Tm2Clock)が入力されている。したがって、NOR回路33の出力は、通信線10の信号レベルがLレベルの場合は、クロック信号(Tm2Clock)に応じて変化し、通信線10の信号レベルがHレベルの場合はLレベルとなる。
AND回路34には、マスタ通信回路1に送信するデータを示す送信データ信号(DataOutS)と、マスタ通信回路1にデータを送信するかマスタ通信回路1からデータを受信するかを示す送受信モード信号(SendRecS)とが入力されている。本実施形態では、例えば、マスタ通信回路1にデータを送信する場合、つまり送信モードの場合は送受信モード信号(SendRecS)が"1"、マスタ通信回路1からデータを受信する場合、つまり受信モードの場合は送受信モード信号(SendRecS)が"0"であることとする。そのため、AND回路34の出力は、送信モードの場合は送信データ信号(DataOutS)となり、受信モードの場合はLレベルとなる。
OR回路35には、NOR回路33から出力される信号と、AND回路34から出力される信号とが入力されている。そして、OR回路35から出力される信号がタイマ回路32のリセット入力端子Rに入力されている。したがって、NOR回路33及びAND回路34の少なくとも何れか一方の出力がHレベルの場合、OR回路35の出力がHレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RがHレベルとなるため、タイマ回路32はカウントを行わないこととなる。そして、NOR回路33及びAND回路34の両方の出力がLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子RがLレベルとなり、タイマ回路32がカウントを開始することとなる。
D−FF36のデータ入力端子Dには、タイマ回路32のオーバフロー信号(Tm2Ovf)が入力されている。そして、D−FF36のクロック入力端子Cには、通信線10の信号を反転した信号が入力されている。そして、D−FF36のデータ出力端子Qから出力される信号がマスタ通信回路1から受信したデータを示す受信データ信号(RecDataS)となっている。したがって、例えば通信線10の信号レベルがHレベルからLレベルに変化した際に、タイマ回路32のオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれ、受信データ信号(RecDataS)として出力されることとなる。
==動作説明==
次に、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の間におけるデータ送受信の動作について説明する。
(1)データ送信
まず、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合の動作について説明する。図2は、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合のタイミングチャートを示す図である。なお、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25が検出する時間T1と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32が検出する時間T2とは、T1<T2の関係にあることとする。なお、時間T1が、本発明の請求項及び請求項10における第1時間に相当し、請求項1における第2時間に相当し、請求項5における第3時間に相当する。また、時間T2が、本発明の請求項1及び請求項5における第1時間に相当し、請求項6における第2時間に相当し、請求項10における第3時間に相当する。
まず、時刻t1に、制御回路11から出力される初期化信号(Initialize)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。なお、時刻t2に、初期化信号(Initialize)がLレベルとなっても、通信線10の信号レベルは保持回路13によりLレベルに維持される。そして、制御回路11から、送信データ信号(DataOutM)"1"(他方の論理値)が入力される。
その後、時刻t3に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、通信線10の信号レベルがHレベルとなる。なお、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる時間はT1より短いこととする。このとき、マスタ通信回路1では、送信データ信号(DataOutM)が"1"、送受信モード信号(SendRecM)が"1"であるためAND回路27の出力はHレベルであり、タイマ回路25のリセット入力端子RはHレベルとなったままである。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25はカウント動作を開始しない。一方、スレーブ通信回路2では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、通信線10の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T2の検出動作を開始する。
そして、時刻t3から時間T2が経過して時刻t4になると、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET30がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。そして、通信線10の信号レベルがLレベルになると、D−FF36のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路32から出力されているHレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれて受信データ信号(RecDataS)がHレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に"1"が送信されたこととなる。
また、通信線10の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされ、時刻t5に、オーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルに変化する。
そして、制御回路11は、通信線10の信号レベルの変化に伴って転送終了信号(TransEndM)がLレベルに変化すると、スレーブ通信回路2へのデータ送信が完了したことを検知し、時刻t6に、次の送信データ信号(DataOutM)"0"(一方の論理値)の出力を開始する。
その後、時刻t7に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、通信線10の信号レベルがHレベルとなる。このとき、マスタ通信回路1では、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、通信線10の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T1の検出動作を開始する。また、スレーブ通信回路2では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、通信線10の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T2の検出動作を開始する。
そして、時刻t7から時間T1が経過して時刻t8になると、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がHレベルとなる。なお、T1<T2であるため、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)はLレベルのままである。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。そして、通信線10の信号レベルがLレベルになると、D−FF36のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路32から出力されているLレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれて受信データ信号(RecDataS)がLレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に"0"が送信されたこととなる。
また、通信線10の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされ、時刻t9に、オーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルに変化する。また、通信線10の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされる。
このように、マスタ通信回路1のタイマ回路25で検出する時間T1と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32で検出する時間T2との関係をT1<T2とし、マスタ通信回路1のタイマ回路25の検出動作を開始させるかどうかによって、"1"又は"0"のデータを送信することができる。そして、クロック信号(Tm1Clock)及びクロック信号(Tm2Clock)の精度に応じてT1及びT2の時間差を設けておくことにより、時間T1及び時間T2がずれたとしても、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に正常にデータを送信することができる。例えば、クロック信号(Tm1Clock)及びクロック信号(Tm2Clock)が共に50%ずれる可能性がある場合、時間T1を10ns、時間T2を40nsと設定しておけば、時間T1が50%長くなって15nsとなり、時間T2が50%短くなって20nsとなったとしても、T1<T2であるため正常にデータを送信することができる。
なお、図2に例示した処理を繰り返し行うことにより、複数ビットのデータをマスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に送信することが可能となる。この場合、制御回路11は、転送終了信号(TransEndM)がHレベルからLレベルに変化することにより、1ビットのデータ送信が終了したことを検出し、次の送信データ(DataOutM)を出力した後に、データ出力要求信号(DataOutRq)をHレベルに変化させればよい。また、複数ビットのデータをマスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に送信する場合、スレーブ通信回路2のD−FF36をシフトレジスタとすることも可能である。この場合、通信線10がHレベルからLレベルに変化するタイミングで、タイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がシフトレジスタにシフト入力されるようにすればよい。
(2)データ受信
次に、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合の動作について説明する。図3は、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合のタイミングチャートを示す図である。なお、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25が検出する時間T3と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32が検出する時間T4とは、T3>T4の関係にあることとする。なお、時間T3が、本発明の請求項における第1時間に相当し、請求項及び請求項0における第2時間に相当し、請求項5における第4時間に相当する。また、時間T4が、本発明の請求項4における第1時間に相当し、請求項及び請求項における第2時間に相当し、請求項10における第4時間に相当する。
また、タイマ回路25の検出時間のT1からT3への変更、および、タイマ回路32の検出時間のT2からT4への変更は、前述したように、制御回路11,12等からの制御によって行うことができる。例えば、制御回路11から出力される送受信モード信号(SendRecM)に応じてタイマ回路25の検出時間が切り替えられ、制御回路12から出力される送受信モード信号(SendRecS)に応じてタイマ回路32の検出時間が切り替えられることとしてもよい。
まず、時刻t11に、制御回路11から出力される初期化信号(Initialize)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。なお、時刻t12に、初期化信号(Initialize)がLレベルとなっても、通信線10の信号レベルは保持回路13によりLレベルに維持される。また、制御回路12から、送信データ信号(DataOutS)"1"が入力される。
その後、時刻t13に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、通信線10の信号レベルがHレベルとなる。なお、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる時間はT4より短いこととする。このとき、マスタ通信回路1では、送受信モード信号(SendRecM)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、通信線10の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T3の検出動作を開始する。一方、スレーブ通信回路2では、送信データ信号(DataOutS)が"1"、送受信モード信号(SendRecS)が"1"であるためAND回路34の出力はHレベルであり、タイマ回路32のリセット入力端子RはHレベルとなったままである。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32はカウント動作を開始しない。
そして、時刻t13から時間T3が経過して時刻t14になると、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。そして、通信線10の信号レベルがLレベルになると、D−FF29のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路25から出力されているHレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれて受信データ信号(RecDataM)がHレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から"1"を受信したこととなる。
また、通信線10の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされ、時刻t15に、オーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルに変化する。
そして、制御回路12は、通信線10の信号レベルの変化に伴って転送終了信号(TransEndS)がLレベルに変化すると、マスタ通信回路1へのデータ送信が完了したことを検知し、時刻t16に、次の送信データ信号(DataOutS)"0"の出力を開始する。
その後、時刻t17に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、通信線10の信号レベルがHレベルとなる。このとき、マスタ通信回路1では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、通信線10の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T3の検出動作を開始する。また、スレーブ通信回路2では、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、通信線10の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T4の検出動作を開始する。
そして、時刻t17から時間T4が経過して時刻t18になると、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がHレベルとなる。なお、T3>T4であるため、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)はLレベルのままである。これにより、N型MOSFET30がオンとなり、通信線10の信号レベルがLレベルとなる。そして、通信線10の信号レベルがLレベルになると、D−FF29のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路25から出力されているLレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれて受信データ信号(RecDataM)がLレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から"0"を受信したこととなる。
また、通信線10の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされる。また、通信線10の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされ、時刻t19に、オーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルに変化する。
このように、マスタ通信回路1のタイマ回路25で検出する時間T3と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32で検出する時間T4との関係をT3>T4とし、スレーブ通信回路2のタイマ回路32の検出動作を開始させるかどうかによって、マスタ通信回路1はスレーブ通信回路2から"1"又は"0"のデータを受信することができる。そして、クロック信号(Tm1Clock)及びクロック信号(Tm2Clock)の精度に応じてT3及びT4の時間差を設けておくことにより、時間T3及び時間T4がずれたとしても、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から正常にデータを受信することができる。例えば、クロック信号(Tm1Clock)及びクロック信号(Tm2Clock)が共に50%ずれる可能性がある場合、時間T3を40ns、時間T4を10nsと設定しておけば、時間T3が50%短くなって20nsとなり、時間T4が50%長くなって15nsとなったとしても、T3>T4であるため正常にデータを受信することができる。
なお、図3に例示した処理を繰り返し行うことにより、複数ビットのデータをマスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から受信することが可能となる。この場合、制御回路12は、転送終了信号(TransEndS)がHレベルからLレベルに変化することにより、1ビットのデータ送信が終了したことを検出し、次の送信データ(DataOutS)を出力すればよい。そして、制御回路11は、転送終了信号(TransEndM)がHレベルからLレベルに変化することにより、1ビットのデータ受信が終了したことを検出し、次のデータを受信するためにデータ出力要求信号(DataOutRq)をHレベルに変化させればよい。また、複数ビットのデータをマスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から受信する場合、マスタ通信回路1のD−FF29をシフトレジスタとすることも可能である。この場合、通信線10がHレベルからLレベルに変化するタイミングで、タイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がシフトレジスタにシフト入力されるようにすればよい。
==タイマ回路(他の形態)==
図1に示した回路では、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2にデータ"1"を送信する場合、タイマ回路25はリセットされたままであることとしたが、タイマ回路25がカウント動作を行う状態とすることもできる。また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータ"1"を受信する場合、タイマ回路32はリセットされたままであることとしたが、タイマ回路32がカウント動作を行う状態とすることもできる。図4は、タイマ回路25,32が送受信モード及び送信データによらずカウント動作を行う場合のマスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の構成例を示す図である。
図4に示すように、マスタ通信回路1は、図1に示したAND回路27及びOR回路28を備えず、代わりに、NAND回路50及びAND回路51を備えている。この場合、タイマ回路25、NOR回路26、NAND回路50、及びAND回路51により構成される回路が、本発明のタイマ回路(第1タイマ回路)に相当する。そして、NOR回路26から出力される信号がタイマ回路25のリセット入力端子Rに入力されている。また、NAND回路50には、送信データ信号(DataOutM)と、送受信モード信号(SendRecM)とが入力されている。そして、AND回路51には、NAND回路50から出力される信号と、タイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)とが入力されており、AND回路51から出力される信号がOR回路22に入力されている。
また、スレーブ通信回路2は、図1に示したAND回路34及びOR回路35を備えず、代わりに、NAND回路52及びAND回路53を備えている。この場合、タイマ回路32、NOR回路33、NAND回路52、及びAND回路53により構成される回路が、本発明のタイマ回路(第2タイマ回路)に相当する。そして、NOR回路33から出力される信号がタイマ回路32のリセット入力端子Rに入力されている。また、NAND回路52には、送信データ信号(DataOutS)と、送受信モード信号(SendRecS)とが入力されている。そして、AND回路53には、NAND回路52から出力される信号と、タイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)とが入力されており、AND回路53から出力される信号がN型MOSFET30のゲートに入力されている。
図4に示す構成の場合、通信線10の信号レベルがHレベルに変化すると、送受信モード及び送信データにかかわらず、タイマ回路25,32のリセット入力端子Rの信号レベルがLレベルになるため、タイマ回路25,32はカウント動作を開始する。そして、タイマ回路25は、設定された所定の時間T1又はT3を検出すると、Hレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)を出力する。また、タイマ回路32は、設定された所定の時間T2又はT4を検出すると、Hレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)を出力する。
そして、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータ"1"が送信される場合、送受信モード信号(SendRecM)及び送信データ信号(DataOutM)が"1"であるため、NAND回路50から出力される信号がLレベルとなる。この場合、AND回路51から出力される信号は、タイマ回路25のオーバフロー信号(Tm1Ovf)にかかわらず、Lレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2にデータ"1"を送信する場合、タイマ回路25、NOR回路26、NAND回路50、及びAND回路51により構成される回路は、時間T1の検出動作を行っていないこととなる。また、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータ"0"が送信される場合、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるため、NAND回路50から出力される信号がHレベルとなる。この場合、AND回路51から出力される信号は、タイマ回路25のオーバフロー信号(Tm1Ovf)に応じて変化することとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2にデータ"0"を送信する場合、タイマ回路25、NOR回路26、NAND回路50、及びAND回路51により構成される回路は、時間T1の検出動作を行っていることとなる。
そして、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータ"1"を受信する場合、送受信モード信号(SendRecS)及び送信データ信号(DataOutS)が"1"であるため、NAND回路52から出力される信号がLレベルとなる。この場合、AND回路53から出力される信号は、タイマ回路32のオーバフロー信号(Tm2Ovf)にかかわらず、Lレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータ"1"を受信する場合、タイマ回路32、NOR回路33、NAND回路52、及びAND回路53により構成される回路は、時間T3の検出動作を行っていないこととなる。また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータ"0"を受信する場合、送信データ信号(DataOutS)が"0"であるため、NAND回路52から出力される信号がHレベルとなる。この場合、AND回路53から出力される信号は、タイマ回路32のオーバフロー信号(Tm2Ovf)に応じて変化することとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータ"0"を受信する場合、タイマ回路32、NOR回路33、NAND回路52、及びAND回路53により構成される回路は、時間T3の検出動作を行っていることとなる。
==無線通信==
図1に示した回路では、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2が1本の通信線10を介してデータの送受信を行うこととしたが、同様の手順を磁界結合や電界結合等の無線通信により行うことも可能である。
(1)磁界結合
図5は、磁界結合により無線通信を行う場合のマスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の構成例を示す図である。図5に示すように、マスタ通信回路1は、図1に示した入出力端子24を備えず、代わりに、コイル60(無線通信回路)、エッジ検出回路61,62、及びSR型フリップフロップ(以後「SR−FF」と表す)63を備えている。なお、SR−FF63が本発明の記憶回路に相当する。
コイル60の一端には、P型MOSFET21とN型MOSFET23との接続点の電圧が印加され、コイル60の他端には中点電圧Vrefが印加されている。したがって、P型MOSFET21がオン、N型MOSFET23がオフの場合、P型MOSFET21からコイル60に向かって電流が流れることとなる。また、P型MOSFET21がオフ、N型MOSFET23がオンの場合、コイル60からN型MOSFET23に向かって電流が流れることとなる。
エッジ検出回路61,62には、P型MOSFET21とN型MOSFET23との接続点の電圧、つまり、コイル60の一端の電圧VL1が印加されている。そして、エッジ検出回路61は、電圧VL1がHレベルに変化したことを検出すると、例えばHレベルの信号を出力する。また、エッジ検出回路62は、電圧VL1がLレベルに変化したことを検出すると、例えばHレベルの信号を出力する。
SR−FF63のデータ入力端子Sには、エッジ検出回路61の出力信号が入力されている。また、SR−FF63のデータ入力端子Rには、エッジ検出回路62の出力信号が入力されている。したがって、電圧VL1がHレベルに変化してエッジ検出回路61の出力信号がHレベルになると、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号がHレベルとなる。また、電圧VL1がLレベルに変化してエッジ検出回路62の出力信号がHレベルになると、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号がLレベルとなる。そして、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号は、NOR回路26に入力されている。また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号は、反転されてD−FF29のクロック入力端子に入力されている。また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号は、制御回路11に対する転送終了信号(TransEndM)となっている。つまり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルは、図1に示した通信線10の信号レベルと同等のものとなっている。
そして、スレーブ通信回路1は、図1に示した入出力端子31を備えず、代わりに、コイル70(無線通信回路)、エッジ検出回路71,72、及びSR−FF73(記憶回路)を備えている。
コイル70の一端は、N型MOSFET30のドレインと接続され、コイル70の他端には中点電圧Vrefが印加されている。したがって、N型MOSFET30がオンの場合、コイル70からN型MOSFET30に向かって電流が流れることとなる。
エッジ検出回路71,72には、N型MOSFET30のドレインの電圧、つまり、コイル70の一端の電圧VL2が印加されている。そして、エッジ検出回路71は、電圧VL2がHレベルに変化したことを検出すると、例えばHレベルの信号を出力する。また、エッジ検出回路72は、電圧VL2がLレベルに変化したことを検出すると、例えばHレベルの信号を出力する。
SR−FF73のデータ入力端子Sには、エッジ検出回路71の出力信号が入力されている。また、SR−FF73のデータ入力端子Rには、エッジ検出回路72の出力信号が入力されている。したがって、電圧VL2がHレベルに変化してエッジ検出回路71の出力信号がHレベルになると、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号がHレベルとなる。また、電圧VL2がLレベルに変化してエッジ検出回路72の出力信号がHレベルになると、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号がLレベルとなる。そして、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号は、NOR回路33に入力されている。また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号は、反転されてD−FF36のクロック入力端子に入力されている。また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号は、制御回路12に対する転送終了信号(TransEndS)となっている。つまり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルは、図1に示した通信線10の信号レベルと同等のものとなっている。
そして、コイル60,70が磁界結合可能な程度にマスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2を近接させた状態で、通信線10を用いる場合と同様の手順を実行することにより、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の間でデータの送受信を行うことができる。
図6は、磁界結合によりマスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合のタイミングチャートを示す図である。なお、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25が検出する時間T1と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32が検出する時間T2とは、T1<T2の関係にあることとする。
まず、時刻t20に、制御回路11から、送信データ信号(DataOutM)"1"が入力される。その後、時刻t21に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、P型MOSFET21からコイル60に向かって電流が流れ、電圧VL1はHレベルに変化する。そして、コイル60に電流が流れることにより発生する磁界がコイル70に伝達し、N型MOSFET30からコイル70に向かって電流が発生し、電圧VL2がHレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はHレベルとなる。そして、マスタ通信回路1では、送信データ信号(DataOutM)が"1"、送受信モード信号(SendRecM)が"1"であるためAND回路27の出力はHレベルであり、タイマ回路25のリセット入力端子RはHレベルとなったままである。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25はカウント動作を開始しない。一方、スレーブ通信回路2では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T2の検出動作を開始する。
なお、時刻t22にデータ出力要求信号(DataOutRq)がLレベルになると、P型MOSFET21がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路62,72は、この変化を検出しないこととする。また、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる時間はT1より短いこととする。
そして、時刻t21から時間T2が経過して時刻t23になると、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET30がオンとなり、コイル70からN型MOSFET30に向かって電流が流れ、電圧VL2はLレベルに変化する。そして、コイル70に電流が流れることにより発生する磁界がコイル60に伝達し、コイル60からN型MOSFET23に向かって電流が発生し、電圧VL1がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF36のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路32から出力されているHレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれて受信データ信号(RecDataS)がHレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に"1"が送信されたこととなる。
また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされ、時刻t24に、オーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルに変化する。
なお、時刻t24にオーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルになると、N型MOSFET30がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路61,71は、この変化を検出しないこととする。
そして、制御回路11は、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルの変化に伴って転送終了信号(TransEndM)がLレベルに変化すると、スレーブ通信回路2へのデータ送信が完了したことを検知し、時刻t25に、次の送信データ信号(DataOutM)"0"の出力を開始する。
その後、時刻t26に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、P型MOSFET21からコイル60に向かって電流が流れ、電圧VL1はHレベルに変化する。そして、コイル60に電流が流れることにより発生する磁界がコイル70に伝達し、N型MOSFET30からコイル70に向かって電流が発生し、電圧VL2がHレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はHレベルとなる。そして、マスタ通信回路1では、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T1の検出動作を開始する。また、スレーブ通信回路2では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T2の検出動作を開始する。
なお、時刻t27にデータ出力要求信号(DataOutRq)がLレベルになると、P型MOSFET21がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路62,72は、この変化を検出しないこととする。
そして、時刻t26から時間T1が経過して時刻t28になると、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がHレベルとなる。なお、T1<T2であるため、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)はLレベルのままである。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、コイル60からN型MOSFET23に向かって電流が流れ、電圧VL1はLレベルに変化する。そして、コイル60に電流が流れることにより発生する磁界がコイル70に伝達し、コイル70からN型MOSFET30に向かって電流が発生し、電圧VL2がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF36のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路32から出力されているLレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれて受信データ信号(RecDataS)がLレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に"0"が送信されたこととなる。
また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされ、時刻t29に、オーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルに変化する。また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされる。
なお、時刻t29にオーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルになると、N型MOSFET23がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路61,71は、この変化を検出しないこととする。
また、図7は、磁界結合によりマスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合のタイミングチャートを示す図である。なお、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25が検出する時間T3と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32が検出する時間T4とは、T3>T4の関係にあることとする。
まず、時刻t30に、制御回路12から、送信データ信号(DataOutS)"1"が入力される。その後、時刻t31に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、P型MOSFET21からコイル60に向かって電流が流れ、電圧VL1はHレベルに変化する。そして、コイル60に電流が流れることにより発生する磁界がコイル70に伝達し、N型MOSFET30からコイル70に向かって電流が発生し、電圧VL2がHレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はHレベルとなる。そして、マスタ通信回路1では、送受信モード信号(SendRecM)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T3の検出動作を開始する。一方、スレーブ通信回路2では、送信データ信号(DataOutS)が"1"、送受信モード信号(SendRecS)が"1"であるためAND回路34の出力はHレベルであり、タイマ回路32のリセット入力端子RはHレベルとなったままである。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32はカウント動作を開始しない。
なお、時刻t32にデータ出力要求信号(DataOutRq)がLレベルになると、P型MOSFET21がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路62,72は、この変化を検出しないこととする。また、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる時間はT4より短いこととする。
そして、時刻t31から時間T3が経過して時刻t33になると、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、コイル60からN型MOSFET23に向かって電流が流れ、電圧VL1はLレベルに変化する。そして、コイル60に電流が流れることにより発生する磁界がコイル70に伝達し、コイル70からN型MOSFET30に向かって電流が発生し、電圧VL2がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF29のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路25から出力されているHレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれて受信データ信号(RecDataM)がHレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から"1"を受信したこととなる。
また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされ、時刻t34に、オーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルに変化する。
なお、時刻t34にオーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルになると、N型MOSFET23がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路61,71は、この変化を検出しないこととする。
そして、制御回路12は、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルの変化に伴って転送終了信号(TransEndS)がLレベルに変化すると、マスタ通信回路1へのデータ送信が完了したことを検知し、時刻t35に、次の送信データ信号(DataOutS)"0"の出力を開始する。
その後、時刻t36に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、P型MOSFET21からコイル60に向かって電流が流れ、電圧VL1はHレベルに変化する。そして、コイル60に電流が流れることにより発生する磁界がコイル70に伝達し、N型MOSFET30からコイル70に向かって電流が発生し、電圧VL2がHレベルに変化する。そして、マスタ通信回路1では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T3の検出動作を開始する。また、スレーブ通信回路2では、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T4の検出動作を開始する。
なお、時刻t37にデータ出力要求信号(DataOutRq)がLレベルになると、P型MOSFET21がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路62,72は、この変化を検出しないこととする。
そして、時刻t36から時間T4が経過して時刻t38になると、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がHレベルとなる。なお、T3>T4であるため、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)はLレベルのままである。これにより、N型MOSFET30がオンとなり、コイル70からN型MOSFET30に向かって電流が流れ、電圧VL2はLレベルに変化する。そして、コイル70に電流が流れることにより発生する磁界がコイル60に伝達し、コイル60からN型MOSFET23に向かって電流が発生し、電圧VL1がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF29のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路25から出力されているLレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれて受信データ信号(RecDataM)がLレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から"0"を受信したこととなる。
また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされる。また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされ、時刻t39に、オーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルに変化する。
なお、時刻t39にオーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルになると、N型MOSFET30がオフとなり、電圧VL1及び電圧VL2に逆起電圧が発生することになるが、エッジ検出回路61,71は、この変化を検出しないこととする。
このように、コイル60,70による磁界結合を利用した無線通信により、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の間でデータを送受信することも可能である。
(2)電界結合
図8は、電界結合により無線通信を行う場合のマスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の構成例を示す図である。図8に示すように、マスタ通信回路1は、図5に示したコイル60の代わりに、電極80(無線通信回路)を備えている。また、スレーブ通信回路2は、図5に示したコイル70の代わりに、電極81(無線通信回路)を備えている。そして、電極80,81が電界結合可能な程度にマスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2を近接させた状態で、磁界結合の場合と同様の手順を実行することにより、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の間でデータの送受信を行うことができる。
図9は、電界結合によりマスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合のタイミングチャートを示す図である。なお、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2にデータを送信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25が検出する時間T1と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32が検出する時間T2とは、T1<T2の関係にあることとする。
まず、時刻t20に、制御回路11から、送信データ信号(DataOutM)"1"が入力される。その後、時刻t21に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、電極80の電圧VC1はHレベルに変化する。そして、電極80の電圧VC1がHレベルになることにより発生する電界が電極81に伝達し、電極81の電圧VC2がHレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はHレベルとなる。そして、マスタ通信回路1では、送信データ信号(DataOutM)が"1"、送受信モード信号(SendRecM)が"1"であるためAND回路27の出力はHレベルであり、タイマ回路25のリセット入力端子RはHレベルとなったままである。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25はカウント動作を開始しない。一方、スレーブ通信回路2では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T2の検出動作を開始する。なお、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる時間はT1より短いこととする。
そして、時刻t21から時間T2が経過して時刻t23になると、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET30がオンとなり、電極81の電圧VC2はLレベルに変化する。そして、電極81の電圧VC2がLレベルになることにより発生する電界が電極80に伝達し、電極80の電圧VC1がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF36のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路32から出力されているHレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれて受信データ信号(RecDataS)がHレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に"1"が送信されたこととなる。
また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされ、時刻t24に、オーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルに変化する。
そして、制御回路11は、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルの変化に伴って転送終了信号(TransEndM)がLレベルに変化すると、スレーブ通信回路2へのデータ送信が完了したことを検知し、時刻t25に、次の送信データ信号(DataOutM)"0"の出力を開始する。
その後、時刻t26に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、電極80の電圧VC1はHレベルに変化する。そして、電極80の電圧VC1がHレベルになることにより発生する電界が電極81に伝達し、電極81の電圧VC2がHレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はHレベルとなる。そして、マスタ通信回路1では、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T1の検出動作を開始する。また、スレーブ通信回路2では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T2の検出動作を開始する。
そして、時刻t26から時間T1が経過して時刻t28になると、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がHレベルとなる。なお、T1<T2であるため、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)はLレベルのままである。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、電極80の電圧VC1はLレベルに変化する。そして、電極80の電圧VC1がLレベルになることにより発生する電界が電極81に伝達し、電極81の電圧VC2がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF36のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路32から出力されているLレベルのオーバフロー信号(Tm2Ovf)がD−FF36に取り込まれて受信データ信号(RecDataS)がLレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に"0"が送信されたこととなる。
また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされ、時刻t29に、オーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルに変化する。また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされる。
また、図10は、電界結合によりマスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合のタイミングチャートを示す図である。なお、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25が検出する時間T3と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32が検出する時間T4とは、T3>T4の関係にあることとする。
まず、時刻t30に、制御回路12から、送信データ信号(DataOutS)"1"が入力される。その後、時刻t31に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、電極80の電圧VC1はHレベルに変化する。そして、電極80の電圧VC1がHレベルになることにより発生する電界が電極81に伝達し、電極81の電圧VC2がHレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はHレベルとなる。そして、マスタ通信回路1では、送受信モード信号(SendRecM)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T3の検出動作を開始する。一方、スレーブ通信回路2では、送信データ信号(DataOutS)が"1"、送受信モード信号(SendRecS)が"1"であるためAND回路34の出力はHレベルであり、タイマ回路32のリセット入力端子RはHレベルとなったままである。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32はカウント動作を開始しない。なお、データ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる時間はT4より短いこととする。
そして、時刻t31から時間T3が経過して時刻t33になると、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)がHレベルとなる。これにより、N型MOSFET23がオンとなり、電極80の電圧VC1はLレベルに変化する。そして、電極80の電圧VC1がLレベルになることにより発生する電界が電極81に伝達し、電極81の電圧VC2がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF29のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路25から出力されているHレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれて受信データ信号(RecDataM)がHレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から"1"を受信したこととなる。
また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされ、時刻t34に、オーバフロー信号(Tm1Ovf)がLレベルに変化する。
そして、制御回路12は、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルの変化に伴って転送終了信号(TransEndS)がLレベルに変化すると、マスタ通信回路1へのデータ送信が完了したことを検知し、時刻t35に、次の送信データ信号(DataOutS)"0"の出力を開始する。
その後、時刻t36に、制御回路11から出力されるデータ出力要求信号(DataOutRq)がHレベルとなる。これにより、P型MOSFET21がオンとなり、電極80の電圧VC1はHレベルに変化する。そして、電極80の電圧VC1がHレベルになることにより発生する電界が電極81に伝達し、電極81の電圧VC2がHレベルに変化する。そして、マスタ通信回路1では、送受信モード信号(SendRecS)が"0"であるためAND回路27の出力はLレベルであり、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路26の出力はLレベルとなり、タイマ回路25のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、マスタ通信回路1のタイマ回路25は時間T3の検出動作を開始する。また、スレーブ通信回路2では、送信データ信号(DataOutM)が"0"であるためAND回路34の出力はLレベルであり、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがHレベルであるためNOR回路33の出力はLレベルとなり、タイマ回路32のリセット入力端子RはLレベルに変化する。したがって、スレーブ通信回路2のタイマ回路32は時間T4の検出動作を開始する。
そして、時刻t36から時間T4が経過して時刻t38になると、スレーブ通信回路2のタイマ回路32から出力されるオーバフロー信号(Tm2Ovf)がHレベルとなる。なお、T3>T4であるため、マスタ通信回路1のタイマ回路25から出力されるオーバフロー信号(Tm1Ovf)はLレベルのままである。これにより、N型MOSFET30がオンとなり、電極81の電圧VC2はLレベルに変化する。そして、電極81の電圧VC2がLレベルになることにより発生する電界が電極80に伝達し、電極80の電圧VC1がLレベルに変化する。これにより、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号はLレベルとなる。そして、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、D−FF29のクロック入力端子に入力される信号がLレベルからHレベルに変化し、タイマ回路25から出力されているLレベルのオーバフロー信号(Tm1Ovf)がD−FF29に取り込まれて受信データ信号(RecDataM)がLレベルとなる。つまり、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から"0"を受信したこととなる。
また、SR−FF63のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路25のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm1Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路25はリセットされる。また、SR−FF73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルになると、タイマ回路32のリセット入力端子Rの信号レベルはクロック信号(Tm2Clock)に応じてHレベルとLレベルが交互に繰り返される状態となり、タイマ回路32はリセットされ、時刻t39に、オーバフロー信号(Tm2Ovf)がLレベルに変化する。
このように、電極80,81による電界結合を利用した無線通信により、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2の間でデータを送受信することも可能である。
以上、本実施形態のマスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2について説明した。前述したように、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2にデータを送信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25で検出する時間T1と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32で検出する時間T2との関係をT1<T2とし、マスタ通信回路1のタイマ回路25の検出動作を開始させるかどうかによって、"1"又は"0"のデータを送信することができる。したがって、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2が高精度に制御される共通のタイミングで動作する必要がない。つまり、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2がカウント動作に用いるクロックの精度が低い場合であっても、マスタ通信回路1はスレーブ通信回路2にデータを正しく送信することができる。また、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2との間で同時に送受信される信号は1つのみであるため、通信に必要な端子数も最大で1つとすることができる。
そして、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2が有線により通信する場合は、1本の通信線10により接続すれば良い。そのため、集積回路とする場合、通信に必要な端子は1つだけで良く、チップサイズを小さくすることができる。
また、マスタ通信回路1又はスレーブ通信回路2が保持回路13を備えることとすれば、通信線10上に保持回路13を設ける必要がなく、マスタ通信回路1とスレーブ通信回路2とを容易に接続することができる。なお、スレーブ通信回路2をデバッグ対象のマイクロコンピュータが搭載された集積回路に内蔵させる場合であれば、保持回路13を通信線10上又はマスタ通信回路1内に設けることにより、集積回路のチップサイズを小さくすることができる。
また、本実施形態においては、通信線10の信号レベルがLレベルに変化したタイミングでタイマ回路25,32がリセットされる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に対する1つのデータの送信が完了するとタイマ回路25,32がリセットされることとなる。したがって、次のデータが送信される際に、制御回路11,12がタイマ回路25,32のリセットを行う必要がない。また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2に複数のデータを送信する場合、1つのデータが送信される度にタイマ回路25,32がリセットされるため、カウント動作に用いるクロックの精度が低い場合であっても時間のずれが累積されることがなく、正しくデータを送信することができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2に無線でデータを送信することもできる。この場合、通信線10及び入出力端子24,31が不要となる。したがって、例えばスレーブ通信回路2をデバッグ対象のマイクロコンピュータが搭載された集積回路に内蔵させる場合であれば、入出力端子31が不要となることにより集積回路のチップサイズを小さくすることができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2に無線でデータを送信する場合においては、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルに変化したタイミングでタイマ回路25,32がリセットされる。つまり、マスタ通信回路1からスレーブ通信回路2に対する1つのデータの送信が完了するとタイマ回路25,32がリセットされることとなる。したがって、次のデータが送信される際に、制御回路11,12がタイマ回路25,32のリセットを行う必要がない。また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2に複数のデータを送信する場合、1つのデータが送信される度にタイマ回路25,32がリセットされるため、カウント動作に用いるクロックの精度が低い場合であっても時間のずれが累積されることがなく、正しくデータを送信することができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合、マスタ通信回路1のタイマ回路25で検出する時間T3と、スレーブ通信回路2のタイマ回路32で検出する時間T4との関係をT3>T4とし、スレーブ通信回路2のタイマ回路32の検出動作を開始させるかどうかによって、"1"又は"0"のデータを受信することができる。したがって、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2が高精度に制御される共通のタイミングで動作する必要がない。つまり、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2がカウント動作に用いるクロックの精度が低い場合であっても、マスタ通信回路1はスレーブ通信回路2からデータを正しく受信することができる。また、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2との間で同時に送受信される信号は1つのみであるため、通信に必要な端子数も最大で1つとすることができる。そして、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2が有線により通信する場合は、1本の通信線10により接続すれば良い。そのため、集積回路とする場合、通信に必要な端子は1つだけで良く、チップサイズを小さくすることができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合においても、マスタ通信回路1又はスレーブ通信回路2が保持回路13を備えることとすれば、通信線10上に保持回路13を設ける必要がなく、マスタ通信回路1とスレーブ通信回路2とを容易に接続することができる。なお、スレーブ通信回路2をデバッグ対象のマイクロコンピュータが搭載された集積回路に内蔵させる場合であれば、保持回路13を通信線10上又はマスタ通信回路1内に設けることにより、集積回路のチップサイズを小さくすることができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2からデータを受信する場合においても、通信線10の信号レベルがLレベルに変化したタイミングでタイマ回路25,32がリセットされる。つまり、スレーブ通信回路2からマスタ通信回路1に対する1つのデータの送信が完了するとタイマ回路25,32がリセットされることとなる。したがって、次のデータが送信される際に、制御回路11,12がタイマ回路25,32のリセットを行う必要がない。そして、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から複数のデータを受信する場合、1つのデータが受信される度にタイマ回路25,32がリセットされるため、カウント動作に用いるクロックの精度が低い場合であっても時間のずれが累積されることがなく、正しくデータを受信することができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から無線でデータを受信することもできる。この場合、通信線10及び入出力端子24,31が不要となる。したがって、例えばスレーブ通信回路2をデバッグ対象のマイクロコンピュータが搭載された集積回路に内蔵させる場合であれば、入出力端子31が不要となることにより集積回路のチップサイズを小さくすることができる。
また、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から無線でデータを受信する場合においては、SR−FF63,73のデータ出力端子Qから出力される信号の信号レベルがLレベルに変化したタイミングでタイマ回路25,32がリセットされる。つまり、スレーブ通信回路2からマスタ通信回路1に対する1つのデータの送信が完了するとタイマ回路25,32がリセットされることとなる。したがって、次のデータが送信される際に、制御回路11,12がタイマ回路25,32のリセットを行う必要がない。そして、マスタ通信回路1がスレーブ通信回路2から複数のデータを受信する場合、1つのデータが受信される度にタイマ回路25,32がリセットされるため、カウント動作に用いるクロックの精度が低い場合であっても時間のずれが累積されることがなく、正しくデータを受信することができる。
また、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2は、送受信モード信号に応じて送信動作又は受信動作を切り替えることが可能である。つまり、マスタ通信回路1及びスレーブ通信回路2を用いて、双方向通信を行うことが可能である。
なお、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明のマスタ通信回路及びスレーブ通信回路の一実施形態を含むデータ通信システムの構成図である。 マスタ通信回路からスレーブ通信回路にデータを送信する場合のタイミングチャートを示す図である。 マスタ通信回路がスレーブ通信回路からデータを受信する場合のタイミングチャートを示す図である。 タイマ回路が送受信モード及び送信データによらずカウント動作を行う場合のマスタ通信回路及びスレーブ通信回路の構成例を示す図である。 磁界結合により無線通信を行う場合のマスタ通信回路及びスレーブ通信回路の構成例を示す図である。 磁界結合によりマスタ通信回路からスレーブ通信回路にデータを送信する場合のタイミングチャートを示す図である。 磁界結合によりマスタ通信回路がスレーブ通信回路からデータを受信する場合のタイミングチャートを示す図である。 電界結合により無線通信を行う場合のマスタ通信回路及びスレーブ通信回路の構成例を示す図である。 電界結合によりマスタ通信回路からスレーブ通信回路にデータを送信する場合のタイミングチャートを示す図である。 電界結合によりマスタ通信回路がスレーブ通信回路からデータを受信する場合のタイミングチャートを示す図である。
符号の説明
1 マスタ通信回路 2 スレーブ通信回路
10 通信線 11,12 制御回路
13 保持回路 20,40,41 インバータ
21 P型MOSFET 22,28,35 OR回路
23,30 N型MOSFET 24,31 入出力端子
25,32 タイマ回路 26,33 NOR回路
27,34,51,53 AND回路 29,36 D−FF
42 抵抗 50,52 NAND回路
60,70 コイル 61,62,71,72 エッジ検出回路
63,73 SR−FF

Claims (10)

  1. 一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号に応じて所定の第1時間(時間T2)の検出動作を開始し、前記第1時間を検出せずに他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号が入力される場合に一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出する場合に他方の論理値を受信するスレーブ通信回路と通信可能に接続されるマスタ通信回路であって、
    所定の第2時間(時間T1)を検出可能であり、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値を送信する場合に前記第時間の検出動作を開始するタイマ回路と、
    前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値又は前記他方の論理値を送信する場合に、前記第1出力信号を出力する第1出力回路と、
    前記タイマ回路が前記第時間を検出すると前記第2出力信号を出力する第2出力回路と、
    を備え、
    前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、
    前記スレーブ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第1時間が前記第2時間より長くなるように予め設定されていること、
    を特徴とするマスタ通信回路。
  2. 請求項1に記載のマスタ通信回路であって、
    出力された信号のレベルを保持可能な1本の通信線を介して前記スレーブ通信回路と接続可能であり、
    前記第1出力回路は、前記第1出力信号を前記通信線に出力し、
    前記第2出力回路は、前記タイマ回路が前記第時間を検出すると前記第2出力信号を前記通信線に出力すること、
    を特徴とするマスタ通信回路。
  3. 請求項1に記載のマスタ通信回路であって、
    1本の通信線を介して前記スレーブ通信回路と接続可能であり、
    前記通信線に信号が出力されると前記通信線の信号レベルを当該信号のレベルに保持可能な保持回路を更に備え、
    前記第1出力回路は、前記第1出力信号を前記通信線に出力し、
    前記第2出力回路は、前記タイマ回路が前記第時間を検出すると前記第2出力信号を前記通信線に出力すること、
    を特徴とするマスタ通信回路。
  4. 一方の論理値を送信する場合に、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号に応じて所定の第1時間(時間T4)の検出動作を開始し、前記第2時間を検出すると他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号を出力するスレーブ通信回路と、通信可能に接続されるマスタ通信回路であって、
    所定の第2時間(時間T3)を検出可能なタイマ回路と、
    前記タイマ回路の検出動作を開始させるとともに、前記第1出力信号を出力する第1出力回路と、
    前記スレーブ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、
    を備え、
    前記受信回路は、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出せずに前記第2出力信号が入力された場合には、前記一方の論理値を出力し、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出した場合には、他方の論理値を出力し、
    前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、
    前記スレーブ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第1時間が前記第2時間より短くなるように予め設定されていること、
    を特徴とするマスタ通信回路。
  5. 入力される送受信モード信号がマスタ通信回路からスレーブ通信回路に値を送信する第1モードを示す信号である場合、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号に応じて所定の第1時間(時間T2)の検出動作を開始し、前記第1時間を検出せずに他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号が入力されるときに一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出するときに他方の論理値を受信し、
    前記送受信モード信号が前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に値を送信する第2モードを示す信号である場合、前記一方の論理値を送信するときに、前記第1出力信号に応じて所定の第2時間(時間T4)の検出動作を開始し、前記第2時間を検出すると前記第2出力信号を出力するスレーブ通信回路と、通信可能に接続されるマスタ通信回路であって、
    所定の第3時間(時間T1)又は所定の第4時間(時間T3)を検出可能なタイマ回路と、
    前記第1出力信号を出力する第1出力回路と、
    前記タイマ回路が前記第3時間又は第4時間を検出すると前記第2出力信号を出力する第2出力回路と、
    前記スレーブ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、
    を備え、
    前記送受信モード信号が前記第1モードを示す信号である場合、
    前記タイマ回路は、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値を送信するときに前記第3時間の検出動作を開始し、
    前記第1出力回路は、前記マスタ通信回路から前記スレーブ通信回路に前記一方の論理値又は前記他方の論理値を送信するときに、前記第1出力信号を出力し、
    前記送受信モード信号が前記第2モードを示す信号である場合、
    前記第1出力回路は、前記タイマ回路に前記第4時間の検出動作を開始させるとともに、前記第1出力信号を出力し、
    前記受信回路は、
    前記タイマ回路が前記第4時間を検出せずに、前記スレーブ通信回路から前記第2出力信号が入力されたときには、前記一方の論理値を出力し、
    前記タイマ回路が前記第4時間を検出したときには、前記他方の論理値を出力し、
    前記第1時間及び前記第3時間の時間差は、
    前記スレーブ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第3時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第1時間が前記第3時間より長くなるように予め設定され、
    前記第2時間及び前記第4時間の時間差は、
    前記スレーブ通信回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第4時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第2時間が前記第4時間より短くなるように予め設定されていること、
    を特徴とするマスタ通信回路。
  6. 所定の第1時間(時間T1)を検出可能であり、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号を出力し、一方の論理値を送信する場合に前記第1時間を検出すると他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号を出力するマスタ通信回路と、通信可能に接続されるスレーブ通信回路であって、
    前記第1出力信号に応じて所定の第2時間(時間T2)の検出動作を開始するタイマ回路と、
    前記マスタ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、
    を備え、
    前記受信回路は、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出せずに前記第2出力信号が入力された場合には、前記一方の論理値を出力し、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出した場合には、他方の論理値を出力し、
    前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、
    前記マスタ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第2時間が前記第1時間より長くなるように予め設定されていること、
    を特徴とするスレーブ通信回路。
  7. 請求項に記載のスレーブ通信回路であって、
    出力された信号のレベルを保持可能な1本の通信線を介して前記マスタ通信回路と接続可能であり、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出すると前記第2出力信号を前記通信線に出力する出力回路を更に備え、
    前記受信回路は、前記通信線の信号レベルが前記一方の論理レベルから前記他方の論理レベルに変化した際に、前記タイマ回路が前記第2時間を検出していない場合は前記一方の論理値を出力し、前記タイマ回路が前記第2時間を検出している場合は前記他方の論理値を出力すること、
    を特徴とするスレーブ通信回路。
  8. 請求項に記載のスレーブ通信回路であって、
    1本の通信線を介して前記マスタ通信回路と接続可能であり、
    前記通信線に信号が出力されると前記通信線の信号レベルを当該信号のレベルに保持可能な保持回路と、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出すると前記第2出力信号を前記通信線に出力する出力回路と、
    を更に備え、
    前記受信回路は、前記通信線の信号レベルが前記一方の論理レベルから前記他方の論理レベルに変化した際に、前記タイマ回路が前記第2時間を検出していない場合は前記一方の論理値を出力し、前記タイマ回路が前記第2時間を検出している場合は前記他方の論理値を出力すること、
    を特徴とするスレーブ通信回路。
  9. 所定の第1時間(時間T3)を検出可能であり、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号を出力し、前記第1時間を検出せずに他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号が入力される場合に一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出する場合に他方の論理値を受信するマスタ通信回路と通信可能に接続されるスレーブ通信回路であって、
    前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に前記一方の論理値を送信する場合に、前記第1出力信号に応じて所定の第2時間(時間T4)の検出動作を開始するタイマ回路と、
    前記タイマ回路が前記第2時間を検出すると前記第2出力信号を出力する出力回路と
    を備え、
    前記第1時間及び前記第2時間の時間差は、
    前記マスタ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第2時間が前記第1時間より短くなるように予め設定されていること、
    を特徴とするスレーブ通信回路。
  10. 所定の第1時間(時間T1)又は所定の第2時間(時間T3)を検出可能であり、
    入力される送受信モード信号がマスタ通信回路からスレーブ通信回路に値を送信する第1モードを示す信号である場合、一方の論理レベルを有する信号である第1出力信号を出力し、一方の論理値を送信する場合に前記第1時間を検出すると他方の論理レベルを有する信号である第2出力信号を出力し、
    前記送受信モード信号が前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に値を送信する第2モードを示す信号である場合、前記第1出力信号を出力し、前記第2時間を検出せずに前記第2出力信号が入力されるときに前記一方の論理値を受信し、前記第1時間を検出するときに他方の論理値を受信するマスタ通信回路と、通信可能に接続されるスレーブ通信回路であって、
    前記第1出力信号に応じて、所定の第3時間(時間T2)又は所定の第4時間(時間T4)を検出可能なタイマ回路と、
    前記タイマ回路が前記第4時間を検出すると前記第2出力信号を出力する出力回路と、
    前記マスタ通信回路から送信される値を受信する受信回路と、
    を備え、
    前記送受信モード信号が前記第1モードを示す信号である場合、
    前記タイマ回路は、前記第1出力信号に応じて前記第3時間の検出動作を開始し、
    前記受信回路は、
    前記タイマ回路が前記第3時間を検出せずに前記第2出力信号が入力されたときには、前記一方の論理値を出力し、
    前記タイマ回路が前記第3時間を検出したときには、前記他方の論理値を出力し、
    前記送受信モード信号が前記第2モードを示す信号である場合、
    前記タイマ回路は、前記スレーブ通信回路から前記マスタ通信回路に前記一方の論理値を送信するときに、前記第1出力信号に応じて前記第4時間の検出動作を開始し、
    前記第1時間及び前記第3時間の時間差は、
    前記マスタ通信回路で前記第1時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第3時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第3時間が前記第1時間より長くなるように予め設定され、
    前記第2時間及び前記第4時間の時間差は、
    前記マスタ通信回路で前記第2時間のカウントに用いるためのクロック信号及び前記タイマ回路で前記第4時間のカウントに用いるためのクロック信号の精度に応じて、前記第4時間が前記第2時間より短くなるように予め設定されていること、
    を特徴とするスレーブ通信回路。
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