JP5278593B2 - 自動変速機の製造方法 - Google Patents
自動変速機の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5278593B2 JP5278593B2 JP2012504513A JP2012504513A JP5278593B2 JP 5278593 B2 JP5278593 B2 JP 5278593B2 JP 2012504513 A JP2012504513 A JP 2012504513A JP 2012504513 A JP2012504513 A JP 2012504513A JP 5278593 B2 JP5278593 B2 JP 5278593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- automatic transmission
- control unit
- electronic control
- information
- written
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/023—Mounting or installation of gears or shafts in the gearboxes, e.g. methods or means for assembly
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H2061/0068—Method or means for testing of transmission controls or parts thereof
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49002—Electrical device making
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49462—Gear making
- Y10T29/49464—Assembling of gear into force transmitting device
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49764—Method of mechanical manufacture with testing or indicating
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T29/00—Metal working
- Y10T29/49—Method of mechanical manufacture
- Y10T29/49826—Assembling or joining
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19149—Gearing with fluid drive
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/21—Elements
- Y10T74/2186—Gear casings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
- Stored Programmes (AREA)
Description
本発明は、電子制御ユニットを有する自動変速機の製造方法に関し、車両に搭載される自動変速機の技術分野に属する。
車両に搭載される自動変速機は、該車両の運転状態に応じて複数の摩擦締結要素を選択的に締結することにより、エンジンから車輪への動力伝達経路を切り換えて、複数の変速段を達成するように構成されたもので、前記摩擦締結要素の締結制御のための油圧制御装置と、該油圧制御装置の作動を電気的に制御する電子制御ユニットとが備えられる。
前記油圧制御装置は、コントロールバルブ機構が組み込まれたバルブボディに複数のソレノイドバルブを取り付けた構成で、特許文献1に開示されているように、この油圧制御装置に前記電子制御ユニットを取り付け、これらを一体的に自動変速機のケース内に組み込むことがある。そして、この電子制御ユニットは、運転状態を検出する各種のセンサからの信号を受け、前記油圧制御装置のソレノイドバルブに制御信号を出力することにより、前記摩擦締結要素の締結用油圧を制御して、運転状態に応じて変速段を自動的に切り換えるように構成されている。
その場合に、変速制御が適切に行われるように、ハードの構成が同一の電子制御ユニットであっても、その電子制御ユニットが組み込まれた自動変速機が搭載される車両のエンジンやタイヤの種類などにより、或いは車両のグレードや仕向け先などにより、即ち自動変速機が搭載される車両の個々の仕様に応じて、電子制御ユニットの記憶装置には異なる変速制御用のプログラムやデータが書き込まれる。
特開2009−85280号公報
ところで、上記のように、ハード構成が同一の電子制御ユニットであっても、記憶装置に車両の仕様に応じて異なる変速制御用等のプログラムやデータが書き込まれると、その電子制御ユニット自体も車両の仕様ごとに異なるものとなり、また、電子制御ユニットと油圧制御装置とが結合された状態で管理する場合は、その電子制御ユニットと油圧制御装置とでなるアッセンブリ体も、車両の仕様ごとにそれぞれ異なるものとなる。
したがって、自動変速機への組み込み前においては、前記電子制御ユニット或いは電子制御ユニットと油圧制御装置のアッセンブリ体を、自動変速機が搭載される車両の仕様ごとに異なる部品番号で管理しなければならず、また、保管も部品番号ごとに仕分けして行わなければならないため、大きな保管スペースが必要となる。
そこで、本発明は、前記のように、電子制御ユニットの記憶装置に当該自動変速機が搭載される車両の仕様に応じて異なるプログラムやデータが書き込まれる場合にも、該電子制御ユニット或いは該電子制御ユニットと油圧制御装置のアッセンブリ体の管理や保管などを容易化し、ひいては自動変速機の生産性の向上を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る自動変速機の製造方法は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、変速機ケースの内部に摩擦締結要素の制御を行う電子制御ユニットが組み込まれる自動変速機の製造方法であって、前記電子制御ユニットの組み込みを含む自動変速機の組立工程と、前記組立工程による組み立てを完了した自動変速機のテスト工程と、前記組立工程後、前記テスト工程前に実行され、前記自動変速機が搭載される車両の仕様に応じたプログラム及び/又はデータでなる車両対応情報を該自動変速機に組み込まれた電子制御ユニットの記憶装置に書き込む書込工程とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の自動変速機の製造方法において、前記組立工程は、前記自動変速機に固有のAT本体個体情報を取得する個体情報取得工程を含み、前記書込工程で、前記個体情報取得工程で取得したAT本体個体情報を前記電子制御ユニットの記憶装置に書き込むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の自動変速機の製造方法において、前記組立工程後、前記テスト工程前に実行されて、ATFを自動変速機に充填するATF充填工程を有し、前記書込工程は、前記ATF充填工程と並行して行うことを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機の製造方法において、前記自動変速機に、前記電子制御ユニットによって制御される油圧制御装置が備えられ、前記ATF充填工程は、前記電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれたプログラムを実行して前記油圧制御装置を作動させることにより自動変速機のエア抜きを行うエア抜き工程を含み、前記書込工程では、前記ATF充填工程における前記プログラムによる油圧制御装置の作動中は、前記記憶装置への情報の書き込みを行わないことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の自動変速機の製造方法において、前記書込工程で前記記憶装置に書き込む情報は、前記プログラムを実行して行うエア抜き工程の終了後は、該プログラムに上書きして書き込むことを特徴とする。
一方、請求項6に記載の発明は、前記請求項4又は請求項5に記載の自動変速機の製造方法において、前記電子制御ユニットと前記油圧制御装置とは、前記組立工程の前に、予め組み合わされてアッセンブリ体としての較正処理が行われ、この処理によって得られたアッセンブリ体としての個体情報が該アッセンブリ体を構成する電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれており、前記組立工程では、前記電子制御ユニットと油圧制御装置とを、前記較正処理が行われたアッセンブリ体として自動変速機に組み込むことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の自動変速機の製造方法において、前記電子制御ユニットの記憶装置に、前記組立工程完了後に不要となる管理情報が予め書き込まれており、前記書込工程で前記記憶装置に書き込む情報は、前記管理情報に上書きして書き込むことを特徴とする。
そして、請求項8に記載の発明は、前記請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の自動変速機の製造方法において、前記テスト工程では、前記油圧制御装置における摩擦締結要素ごとの油路特性に関する情報を取得し、この油路特性情報を前記記憶装置に書き込むことを特徴とする。
以上の構成により、本願各請求項の発明によれば、次の効果が得られる。
まず、請求項1に記載の発明によれば、自動変速機の製造に際し、該自動変速機が搭載される車両に応じたプログラムやデータでなる車両対応情報を電子制御ユニットの記憶装置へ書き込む書込工程を、該電子制御ユニットの組み込みを含む自動変速機の組立工程の後で、組み立てを完了した自動変速機のテスト工程の前に行うようにしたから、前記組立工程においては、電子制御ユニットは車両の仕様ごとに個別化される前の状態で自動変速機に組み込まれることになる。
したがって、電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれる車両対応情報の内容が異なっても、その相違に応じて該電子制御ユニットを区別して異なる部品番号のもとで管理や保管、或いは自動変速機への組み込みを行う必要がなく、電子制御ユニットを記憶装置の内容ごとに異なる部品番号のもとで管理等を行う場合に比べて、自動変速機の生産性が向上すると共に、部品保管スペースが狭くて済むことになる。
また、前記電子制御ユニットが油圧制御装置に接続されてアッセンブリ体として自動変速機に組み込まれる場合には、該電子制御ユニットや油圧制御装置のハード構成の相違のみを部品番号で区別すればよく、また、これらにハード構成の相違がなければ単一の部品番号を付与するだけで足りることになり、アッセンブリ体としての管理や保管、自動変速機への組み込みも、記憶装置の内容ごとに異なる部品番号のもとで行う場合に比べて簡素化され、自動変速機の生産性が向上する。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記組立工程で、例えば摩擦締結要素のピストンストロークやリターンスプリングのセット荷重などの各自動変速機本体に固有のAT本体個体情報が取得され、この情報が組立工程後の前記書込工程で電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれるので、組立工程においては、電子制御ユニットをAT本体個体情報で個別化される前の状態で自動変速機に組み込むことが可能となる。したがって、このAT本体個体情報に応じて異なる部品番号で電子制御ユニットを管理する必要がなく、請求項1の発明の効果が確保される。
そして、請求項3に記載の発明によれば、前記書込工程が、自動変速機の組立工程の後に行われるATF(自動変速機油)の充填工程と並行して行われる。つまり、ATF充填工程では、自動変速機に所定量のATFを注入する作業や自動変速機各部に残るエア抜き作業等が行われ、これらの作業に一定の時間を必要とするので、その時間を利用し、ATF充填作業と並行して、前記電子制御ユニットの記憶装置への車両対応情報やAT本体個体情報の書き込みを行うのである。これにより、これらの情報の書き込みをATF充填工程とは別の工程で行う場合に比較して自動変速機の製造時間が短縮され、生産性がさらに向上する。
また、請求項4に記載の発明によれば、自動変速機に前記電子制御ユニットからの信号を受け、摩擦締結要素の締結用油圧を制御する油圧制御装置が備えられており、かつ、前記ATF充填工程に、電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれたプログラムを実行して前記油圧制御装置を作動させるエア抜き工程が含まれる場合に、前記プログラムによる油圧制御装置の作動中は、前記書込工程による記憶装置への情報の書き込みが行われないので、エア抜きのためのプログラムの実行と記憶装置への情報の書き込みとを同時に行うことによる当該電子制御装置の負担の増大が回避される。したがって、これらを同時に行う場合に比べて、例えば処理能力の低いCPUの使用が可能となるなど、コストが低減されることになる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記書込工程では、前記プログラムを実行して行うエア抜き工程の終了後、車両対応情報或いは個体情報のうちの未書き込みの情報を前記エア抜き用のプログラムに上書きして書き込むので、電子制御ユニットの記憶装置に、エア抜き終了後も前記プログラムを残しておくことによる記憶装置の容量の無駄な使用が回避され、該記憶装置の小型化ないしコストの低減が可能となる。
一方、請求項6に記載の発明によれば、組立工程の前に、前記電子制御ユニットと前記油圧制御装置とが予めアッセンブリされ、そのアッセンブリ体について較正処理が行われて、該アッセンブリ体としての個体情報が当該電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれている場合に、組立工程で、前記電子制御ユニットと油圧制御装置とを較正処理が行われたアッセンブリ体として自動変速機に組み込むので、電子制御ユニットと油圧制御装置とをそれぞれの特性に応じて個別に管理する必要がなくなり、自動変速機の生産性がさらに向上する。
つまり、前記電子制御ユニットや油圧制御装置には特性のバラツキがあるので、それぞれの特性に応じた制御が必要となるが、これらをアッセンブリして較正処理を行い、その結果をアッセンブリ体としての個体情報として当該電子制御ユニットの記憶装置に書き込んでおけば、そのアッセンブリ体の状態で自動変速機に組み込むことにより、電子制御ユニット及び油圧制御装置の特性のバラツキを考慮することなく、ハード構成の相違のみを考慮して自動変速機に組み込むことが可能となるのである。
そして、自動変速機の完成後における変速制御等に際しては、前記アッセンブリ体の個体情報を参照することにより、電子制御ユニットや油圧制御装置の特性のバラツキを考慮することなく制御を行うことが可能となり、変速制御用プログラムの簡素化等も図られる。
さらに、請求項7に記載の発明によれば、自動変速機の組立完了までに使用される情報、例えば前記油圧制御装置に取り付けれれたソレノイドバルブのシリアル番号などであって、車両の仕様とは無関係で、自動変速機の組立完了により不要となる情報が電子制御ユニットの記憶装置に予め書き込まれている場合に、組立工程の後の書込工程では、これらの情報に上書きして車両対応情報やAT本体個体情報を書き込むので、前記請求項5の発明と同様、記憶装置の容量の無駄な使用が回避され、該記憶装置の小型化ないしコストの低減が可能となる。
そして、請求項8に記載の発明によれば、自動変速機のテスト工程で、前記油圧制御装置における摩擦締結要素ごとの油路特性に関する情報が取得され、この油路特性情報が前記記憶装置に書き込まれるので、車両搭載後の自動変速機の変速制御、特に摩擦締結要素の締結時の油圧のプリチャージ制御等を良好に行うことが可能となる。
1 自動変速機
5 油圧制御装置
6 電子制御ユニット
8 アッセンブリ体
60 記憶装置
5 油圧制御装置
6 電子制御ユニット
8 アッセンブリ体
60 記憶装置
以下、本発明の実施形態について説明する。
まず、この実施形態に係る方法で製造される自動変速機の概略の構成を説明すると、図1に示すように、自動変速機1は、変速機ケース2内に、トルクコンバータ3、複数の摩擦締結要素や遊星歯車機構等でなる変速機構4、前記摩擦締結要素の締結用油圧を制御する油圧制御装置5、該油圧制御装置5の作動を電気的に制御する電子制御ユニット6等が組み込まれており、また、変速機ケース2内にはATFが充填されている。
図2に示すように、前記油圧制御装置5は、コントロールバルブ機構が組み込まれたバルブボディ5aに、油路の切り換えや油圧の制御に用いられる複数のソレノイドバルブ5bを取り付けた構成とされている。また、前記電子制御ユニット6は、電子回路が内蔵された本体6aに、前記変速機構4を構成する所定の回転部材の回転速度を検出するセンサ6bや、自動変速機1の外部の機器と接続するためのコネクタ6c等を設けた構成とされている。
そして、前記油圧制御装置5のソレノイドバルブ5bと電子制御ユニット6とがハーネス7により接続され、該油圧制御装置5と電子制御ユニット6とが一体化されたアッセンブリ体8として自動変速機1の変速機ケース2に組み込まれている。
また、前記電子制御ユニット6の本体6aには、ROMを用いた記憶装置が組み込まれており、図3に示すように、この記憶装置60に、プラットフォーム61と、アッセンブリ体個体情報62と、AT本体個体情報63と、車両対応情報64と、AT油路特性情報65とが記録されている。
前記プラットフォーム61は、CPU制御、通信制御、信号認識制御、時間管理制御等の電子制御ユニット6の作動に必須の基本制御用のプログラムで構成されている。
また、前記アッセンブリ体個体情報62は、自動変速機1に一体として組み込まれた油圧制御装置5と電子制御ユニット6とのアッセンブリ体8についての較正データであって、自動変速機1への組み込み前に、油圧制御装置5と電子制御ユニット6とがハーネス7により接続された状態で行われる較正処理によって得られた情報である。
つまり、電子制御ユニット6はCPUが指示した電流を油圧制御装置5のソレノイドバルブ5bに出力し、該ソレノイドバルブ5bはその電流に応じた油圧を生成するのであるが、電子制御ユニット6においては、出力電流の指示値と実際に出力される電流値との関係にバラツキがあり、また、油圧制御装置5においても、ソレノイドバルブ5bの入力電流と生成する油圧との関係にバラツキがある。
そのため、電子制御ユニット6のCPUがソレノイドバルブ5bに所定値の油圧を生成させようとして、その油圧に対応する電流値の出力を指示しても、目標とする油圧とソレノイドバルブ5bが実際に生成する実油圧との間に誤差が生じることになり、しかも、その誤差は油圧制御装置5と電子制御ユニット6のアッセンブリ体8ごとに異なるものとなる。
そこで、油圧制御装置5と電子制御ユニット6とをハーネス7で接続してなるアッセンブリ体8ごとに、自動変速機1への組み込み前に、前記指示電流と実油圧との関係を較正処理によって予め把握し、その較正データをアッセンブリ体個体情報62として、電子制御ユニット6の記憶装置60に記録しておくのである。
また、前記AT本体個体情報63は、自動変速機1の本体を組み立てながら或いは組み立てを完了した時点で行われる各部の測定等によって得られたもので、例えば前記変速機構4を構成する摩擦締結要素のピストンストロークやリターンスプリングのセット荷重等のデータであり、当該自動変速機1の変速制御等で用いられる情報である。
また、前記車両対応情報64は、自動変速機1が搭載される車両の仕様に応じた変速スケジュールや、前記電子制御ユニット6と当該車両に搭載される他のシステムのコントローユニットとの間の通信信号の定義情報(信号の種類を示すコード)等のデータや、これらのデータを用いて制御を実行するプログラムであって、当該自動変速機1が搭載される車両の仕様ごとに設定される情報である。
ここで、前記他のシステムとしては、エンジンの制御システム、アンチスキッドブレーキングシステム、ダイナミックスタビリティコントロールシステム等がある。
さらに、前記AT油路特性情報65は、自動変速機1のテスト工程で得られた情報で、例えば変速指令信号を出力してから摩擦締結要素が締結されてタービン回転数が変化し始めるまでの時間の計測等により得られる各摩擦締結要素に通じる油路に関するデータであって、例えば変速時における摩擦締結要素への油圧のプリチャージ制御等で用いられる情報である。
次に、この自動変速機1の製造工程の構成を、前記電子制御装置6の記憶装置60への情報書き込み情況の推移と共に順次説明する。
図4に示すように、自動変速機1の製造工程は、AT組立工程10と、ATF充填工程20と、ATテスト工程30とを有し、これらの工程によって製造された自動変速機1は、その後、車両組立ラインに搬送され、車両に搭載される。
前記工程のうち、まず、AT組立工程10では、製造ラインに供給されている各種部品が、単体で或いはアッセンブリ体として、順次、変速機ケース2に組み込まれる。組み込まれる部品は、前記トルクコンバータ3を始めとして、変速機構4を構成する各種の部品、さらには前記油圧制御装置5と電子制御ユニット6とをハーネス7で接続してなるアッセンブリ体8等である。
その場合に、前記アッセンブリ体8についての較正処理がAT組立工程10の前に予め行われており、図5(a)に示すように、この較正処理で得られた前述のアッセンブリ体個体情報62が、前記プラットフォーム61と共に電子制御ユニット6の記憶装置60にすでに書き込まれている。
また、アッセンブリ体8の変速機ケース2への組み込み前には、前記記憶装置60に、前記プラットホーム61とアッセンブリ体個体情報62とに加えて、エア抜きSV動作プログラム66と管理情報67とが書き込まれている。
このうち、エア抜きSV動作プログラム66は、自動変速機1の組み立て後に行われるATF充填工程20において、変速機ケース2にATFが注入された後のエア抜き作業時に、電子制御ユニット6を介して油圧制御装置5のソレノイドバルブ5bを動作させるためのものであり、エア抜き作業が終了すれば不要となるものである
また、前記管理情報67は、例えば油圧制御装置5に取り付けられたソレノイドバルブ5bのシリアル番号等の部品管理用の情報で、自動変速機1ないし車両の仕様とは関係がなく、当該油圧制御装置5と電子制御ユニット6のアッセンブリ体8が自動変速機1に組み込まれた後には不要となる情報である。
そして、このAT組立工程10では、変速機ケース2への部品の組み込み作業の各過程で或いは組み立て完了後に、当該自動変速機1の本体の個体情報を取得するための作業が行われる。具体的には、変速機構4を構成する摩擦締結要素のピストンストロークやリターンスプリングのセット荷重等のデータであり、自動変速機1の本体ごとに固有の情報である。
以上のようにして、変速機ケース2に全ての部品が単体で或いはアッセンブリ体として組み込まれ、AT組立工程10が終了すると、次に、ATF充填工程20が行われる。
このATF充填工程20では、図4に示すように、ATF注入作業とエア抜き作業とが行われる。このうち、ATF注入作業は、当該自動変速機1をモータリングしながら、ラインに設けられているATF供給装置から変速機ケース2内に所定量のATFを注入し、トルクコンバータ3内やオイルパン内にATFを充満させるように行われる。
また、エア抜き作業は、ATF注入後に、油圧制御装置5のバルブボディ5a内、該バルブボディ5aから摩擦締結要素に通じる油路、該油路が接続された摩擦締結要素の油圧室内、さらにはトルクコンバータ3内等に残っているエアを排出するためのもので、まず、専用治具を用いて前記バルブボディ5aに組み込まれているマニュアルバルブを作動させることにより、油路の連通状態を切り換えながらエア抜きを行い、次に、各ソレノイドバルブ5bを作動させて、さらに確実にエアを排出する。
その場合に、ソレノイドバルブ5bの作動は、電子制御ユニット6の記憶装置60に予め書き込まれている前述のエア抜きSV動作プログラム66を実行することにより行われれ、該電子制御ユニット6から油圧制御装置5の各ソレノイドバルブ5bに出力される制御信号により各ソレノイドバルブ5bを所定のタイミングで作動させる。これにより、前記各部位からエアが排出され、自動変速機1の各部にATFが行きわたる。
ところで、このATF充填工程20は、所定量のATFを注入する注入作業とエア抜き作業とで一定の時間を必要とするので、その時間を利用して、前記電子制御ユニット6の記憶装置60への各種情報の書込工程40が行われる。つまり、図4に示すように、書込工程40がATF充填工程20と並行して行われる。
この書込工程40では、図5(b)に示すように、前記記憶装置60に、前記AT組立工程10で取得した前述のAT本体個体情報63と、当該自動変速機1が搭載される車両の仕様に応じた前述の車両対応情報64とが書き込まれる。その場合に、該記憶装置60に予め書き込まれている図5(a)に示す情報のうち、管理情報67は、前述のように、自動変速機1に組み込まれた後には不要となる情報であるので、前記AT本体個体情報63や車両対応情報64は、この管理情報67に上書きしながら記憶装置60に書き込まれる。
また、図5(c)に示すように、ATF充填工程20の途中で、前述のエア抜きSV動作プログラム66を実行してソレノイドバルブ5bを作動させながらエア抜きが行われるが、このプログラム66を実行している間は、前記AT本体個体情報63と車両対応情報64の書き込みが停止され、記憶装置60の記憶内容は、図5(b)に示すソレノイドバルブ5bの作動前の状態に保持される。これにより、電子制御ユニット6のCPUの負荷が軽減される。
そして、図5(d)に示すように、ソレノイドバルブ5bの作動が終了した後もエア抜き作業が続行しており、或いはエア抜き作業終了後に再度ATF注入作業が行われるなど、ソレノイドバルブ5bが停止された状態でさらにATF充填工程が継続されている場合、その間に前記AT本体個体情報63と車両対応情報64の未書込み部分が書き込まれるが、この時点では、前記エア抜きSV動作プログラム66の実行によるエア抜き作業は終了しているから、前記情報63、64の未書込み分は、該プログラム66に上書きして書き込まれる。
ここで、前記AT本体個体情報63及び車両対応情報64の書き込みがATF充填工程20の終了前に完了しなければ、書込工程40は、ATF充填工程20の終了後も、書き込み終了まで続行されることになる。
また、電子制御ユニット6のCPUに能力の余裕があり、エア抜きSV動作プログラム66の実行と記憶装置60への書き込みとを同時に行うことができれば、エア抜きSV動作プログラム66を実行しながら書き込みを行ってもよく、その場合も、ソレノイドバルブ5bの作動が終了した後は、前記エア抜きSV動作プログラム66に上書きして前記AT本体個体情報63や車両対応情報64の未書き込み部分が書き込まれることになる。
以上のようにして、ATF充填工程20と並行して行われる書込工程40が終了すれば、記憶装置60は、当該自動変速機1の組み立て終了後或いはATF充填後に不要となる管理情報67とエア抜き動作プログラム66とが消去され、その代わりに、車両搭載後の変速制御等に必要なAT本体個体情報63と車両対応情報64とが書き込まれた状態となる。
そして、次にATテスト工程30が行われ、所定のテストで得られたAT油路特性情報65が記憶装置60にさらに書き込まれ、該記憶装置60の書き込み内容は、図5(e)に示す状態となる。
この状態は、図3に示す自動変速機1の製造完成時の状態であって、前述のように、電子制御ユニット6の作動に必須で、当該製造工程で製造される全ての自動変速機1に共通のプラットフォーム61と、油圧制御装置50と電子制御ユニット6のアッセンブリ体8ごとに得られたアッセンブリ体個体情報62と、自動変速機1の本体ごとに固有のAT本体個体情報63と、自動変速機1が搭載される車両の仕様に応じた車両対応情報64と、自動変速機1の製造完成後のテストで得られた自動変速機1ごとのAT油路特性情報65とが書き込まれている。
したがって、テストをパスした自動変速機1が車両組立ラインに搬送され、予め対応付けられている車両に搭載されれば、自動変速機1は、搭載された車両の仕様に応じて、それぞれ最適な変速制御が行われることになる。
以上のように、この自動変速機の製造方法によれば、自動変速機の製造完了後のテスト工程で取得されるAT油路特性情報65はもとより、自動変速機の本体ごとに固有のAT本体個体情報63や自動変速機が搭載される車両の仕様に応じた車両対応情報64等も、電子制御ユニット6が変速機ケース2に組み込まれるAT組立工程10の後に、該電子制御ユニット6の記憶装置60に書き込まれるから、AT組立工程10で変速機ケース2に組み込まれる電子制御ユニット6は、自動変速機ごとに或いは車両の仕様ごとに個別化される前の状態にある。
したがって、電子制御ユニットの記憶装置に書き込むべき情報が異なっても、その相違に応じて該電子制御ユニットを区別して異なる部品番号のもとで管理や保管或いは変速機ケース2への組み込みを行う必要がなくなる。
また、前記電子制御ユニット6と油圧制御装置5とはそれぞれ特性にバラツキを有しているが、これらがハーネス7で接続されてアッセンブリ体8として予め較正処理がなされ、その結果がアッセンブリ体個体情報62として記憶装置60に書き込まれるから、どのアッセンブリ体8がどの仕様の自動変速機に組み込まれても、前記アッセンブリ個体情報62を必要に応じて参照することにより、所定の制御を行うことが可能となる。
したがって、前記アッセンブリ体8としても、記憶装置60に書き込まれているアッセンブリ体個体情報62の相違を認識して自動変速機に組み込む必要はなく、組み込み前に、その相違に基づく部品番号の付与や管理が不要となり、アッセンブリ体8についての部品番号の付与は、例えば電子制御ユニット6におけるセンサ6bの形状やコネクタ6cのピン配列の相違などがある場合に、このようなハード構成の種類に応じた管理だけで足りることになる。
そして、前記AT本体個体情報63と車両対応情報64とを記憶装置60に書き込む書込工程40は、AT組立工程10の終了後、ATテスト工程30の開始前に行われるATF充填工程20と並行して行われるから、自動変速機1に所定量のATFを注入してエア抜きを行うのに要する時間を利用して、前記電子制御ユニット6の記憶装置60へのAT本体個体情報63や車両対応情報64の書き込みが行われることになり、両工程20、40を別個に行う場合に比較して、自動変速機1の製造時間が短縮される。
その場合に、ATF充填工程20におけるエア抜きSV動作プログラム66の実行中は、前記記憶装置60への情報の書き込みを停止するようにすれば、電子制御ユニット6におけるCPUの小型化ないしコストの低減が図られる。
さらに、前記書込工程40におけるAT本体個体情報63及び車両対応情報64の書き込みは、組み立て終了後に不要となる管理情報67や、ATF充填工程20におけるソレノイドバルブ5bの作動が終了すれば不要となるエア抜きSV動作プログラム66に上書きして行われるので、電子制御ユニット6の記憶装置60にエア抜きSV動作プログラム66や管理情報67等の不要な情報を残しておくことによる該記憶装置60の容量の無駄な使用が回避され、記憶装置60の小型化ないしコストの低減が図られる。
以上のように、本発明によれば、電子制御ユニットが備えられた自動変速機において、該電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれるプログラムやデータ等の情報が、自動変速機が搭載される車両の仕様ごとに異なる場合にも、該電子制御ユニットや該電子制御ユニットと油圧制御装置とのアッセンブリ体を、前記情報の内容ごとに区別して管理する必要がなくなり、自動変速機或いは自動変速機が搭載される車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
Claims (8)
- 変速機ケースの内部に摩擦締結要素の制御を行う電子制御ユニットが組み込まれる自動変速機の製造方法であって、
前記電子制御ユニットの組み込みを含む自動変速機の組立工程と、
前記組立工程による組み立てを完了した自動変速機のテスト工程と、
前記組立工程後、前記テスト工程前に実行され、前記自動変速機が搭載される車両の仕様に応じたプログラム及び/又はデータでなる車両対応情報を該自動変速機に組み込まれた電子制御ユニットの記憶装置に書き込む書込工程とを有することを特徴とする自動変速機の製造方法。 - 前記組立工程は、前記自動変速機に固有のAT本体個体情報を取得する個体情報取得工程を含み、
前記書込工程で、前記個体情報取得工程で取得したAT本体個体情報を前記電子制御ユニットの記憶装置に書き込むことを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の製造方法。 - 前記組立工程後、前記テスト工程前に実行されて、ATFを自動変速機に充填するATF充填工程を有し、
前記書込工程は、前記ATF充填工程と並行して行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動変速機の製造方法。 - 前記自動変速機に、前記電子制御ユニットによって制御される油圧制御装置が備えられ、
前記ATF充填工程は、前記電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれたプログラムを実行して前記油圧制御装置を作動させることにより自動変速機のエア抜きを行うエア抜き工程を含み、
前記書込工程では、前記ATF充填工程における前記プログラムによる油圧制御装置の作動中は、前記記憶装置への情報の書き込みを行わないことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機の製造方法。 - 前記書込工程で前記記憶装置に書き込む情報は、前記プログラムを実行して行うエア抜き工程の終了後は、該プログラムに上書きして書き込むことを特徴とする請求項4に記載の自動変速機の製造方法。
- 前記電子制御ユニットと前記油圧制御装置とは、前記組立工程の前に、予め組み合わされてアッセンブリ体としての較正処理が行われ、この処理によって得られたアッセンブリ体としての個体情報が該アッセンブリ体を構成する電子制御ユニットの記憶装置に書き込まれており、
前記組立工程では、前記電子制御ユニットと油圧制御装置とを、前記較正処理が行われたアッセンブリ体として自動変速機に組み込むことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自動変速機の製造方法。 - 前記電子制御ユニットの記憶装置に、前記組立工程完了後に不要となる管理情報が予め書き込まれており、
前記書込工程で前記記憶装置に書き込む情報は、前記管理情報に上書きして書き込むことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の自動変速機の製造方法。 - 前記テスト工程では、前記油圧制御装置における摩擦締結要素ごとの油路特性に関する情報を取得し、この油路特性情報を前記記憶装置に書き込むことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の自動変速機の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012504513A JP5278593B2 (ja) | 2010-03-10 | 2011-03-10 | 自動変速機の製造方法 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010053273 | 2010-03-10 | ||
JP2010053273 | 2010-03-10 | ||
PCT/JP2011/055635 WO2011111777A1 (ja) | 2010-03-10 | 2011-03-10 | 自動変速機の製造方法 |
JP2012504513A JP5278593B2 (ja) | 2010-03-10 | 2011-03-10 | 自動変速機の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2011111777A1 JPWO2011111777A1 (ja) | 2013-06-27 |
JP5278593B2 true JP5278593B2 (ja) | 2013-09-04 |
Family
ID=44563575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012504513A Active JP5278593B2 (ja) | 2010-03-10 | 2011-03-10 | 自動変速機の製造方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9009941B2 (ja) |
JP (1) | JP5278593B2 (ja) |
CN (1) | CN102792062B (ja) |
DE (1) | DE112011100847B4 (ja) |
WO (1) | WO2011111777A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6414560B2 (ja) * | 2016-02-23 | 2018-10-31 | マツダ株式会社 | 構造体の製造方法 |
DE102018128181A1 (de) * | 2018-11-12 | 2020-05-14 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Verfahren zur Inbetriebnahme eines Getriebes eines Kraftfahrzeuges |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301994A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-15 | Fujitsu Ten Ltd | 電子制御装置及び油圧装置と電子制御装置の接続構造並びに液封止構造 |
JP2003120811A (ja) * | 2001-10-18 | 2003-04-23 | Aisin Aw Co Ltd | 電子制御装置を備えた自動変速機 |
JP2003314686A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | 車両用変速制御装置 |
JP2007232185A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Denso Corp | 自動変速機 |
JP2009085280A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5021764A (en) * | 1989-03-15 | 1991-06-04 | Automotive Products (Usa) Inc. | Diagnostics for electronic transmission control system |
US5042133A (en) * | 1989-03-15 | 1991-08-27 | Automotive Products (Usa) Inc. | Testing method for electric shift control apparatus |
US5845544A (en) * | 1996-07-15 | 1998-12-08 | Eaton Corporation | Control module |
DE19855319A1 (de) * | 1998-12-01 | 2000-06-08 | Zf Batavia Llc | Anordnung einer Elektronikeinheit und einer Hydraulikeinheit eines Steuergerätes für ein Automatgetriebe eines Kraftfahrzeuges |
DE19950967A1 (de) * | 1999-10-22 | 2001-05-10 | Voith Turbo Kg | Getriebebaueinheit und Steuerplattform für den Einsatz in einer Getriebebaueinheit |
WO2002066868A1 (en) * | 2001-02-15 | 2002-08-29 | Siemens Vdo Automotive Corporation | Mechatronics pressure sensor and contact |
DE10149134A1 (de) | 2001-10-05 | 2003-04-10 | Zahnradfabrik Friedrichshafen | Verfahren zur Ölbefüllung für Getriebe und Befülleinrichtung zur Durchführung des Verfahrens |
JP3997787B2 (ja) * | 2002-01-30 | 2007-10-24 | 株式会社デンソー | 車両統合制御システム |
JP3928445B2 (ja) * | 2002-03-04 | 2007-06-13 | 株式会社デンソー | 自動変速装置の製造方法、およびその製造方法で製造した自動変速装置 |
JP4383045B2 (ja) * | 2002-12-27 | 2009-12-16 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | パワートレインの検査システム |
JP2005337387A (ja) * | 2004-05-27 | 2005-12-08 | Toyota Motor Corp | 固体性能情報の書込み方法 |
JP4619257B2 (ja) * | 2005-10-03 | 2011-01-26 | トヨタ自動車株式会社 | 自動変速機 |
US7349754B1 (en) | 2006-09-05 | 2008-03-25 | Ford Global Technologies, Llc | Providing component-specific performance characterization data for an assembly or subsystem |
US8210975B2 (en) | 2007-09-28 | 2012-07-03 | Mazda Motor Corporation | Automatic transmission |
JP5365552B2 (ja) * | 2010-03-09 | 2013-12-11 | マツダ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
-
2011
- 2011-03-10 US US13/583,898 patent/US9009941B2/en active Active
- 2011-03-10 CN CN201180013128.6A patent/CN102792062B/zh active Active
- 2011-03-10 DE DE112011100847.3T patent/DE112011100847B4/de active Active
- 2011-03-10 WO PCT/JP2011/055635 patent/WO2011111777A1/ja active Application Filing
- 2011-03-10 JP JP2012504513A patent/JP5278593B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002301994A (ja) * | 2001-04-03 | 2002-10-15 | Fujitsu Ten Ltd | 電子制御装置及び油圧装置と電子制御装置の接続構造並びに液封止構造 |
JP2003120811A (ja) * | 2001-10-18 | 2003-04-23 | Aisin Aw Co Ltd | 電子制御装置を備えた自動変速機 |
JP2003314686A (ja) * | 2002-04-23 | 2003-11-06 | Hitachi Unisia Automotive Ltd | 車両用変速制御装置 |
JP2007232185A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Denso Corp | 自動変速機 |
JP2009085280A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mazda Motor Corp | 自動変速機の制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2011111777A1 (ja) | 2011-09-15 |
JPWO2011111777A1 (ja) | 2013-06-27 |
DE112011100847T5 (de) | 2013-01-17 |
CN102792062B (zh) | 2015-08-26 |
DE112011100847B4 (de) | 2020-06-10 |
US9009941B2 (en) | 2015-04-21 |
CN102792062A (zh) | 2012-11-21 |
US20130061442A1 (en) | 2013-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10648557B2 (en) | Method for automatic calibration of automatic transmission | |
US6675079B2 (en) | Fault diagnosis method for an input shaft speed sensor of an automatic transmission | |
CN103477127B (zh) | 自动变速器的控制方法及控制装置、以及自动变速器*** | |
CN101836016B (zh) | 用于自动变速器的变速控制装置和变速控制方法 | |
CN107719119A (zh) | 车辆软驻车控制*** | |
US8631919B2 (en) | Automatic transmission shift quality via selective use of closed-loop pressure feedback control | |
EP1898077A2 (en) | Vehicle characteristics storing apparatus and method | |
US20130096786A1 (en) | Control system for automatic transmission and method thereof | |
JP5278593B2 (ja) | 自動変速機の製造方法 | |
US7979184B2 (en) | Automatic transmission solenoid control system and method | |
US9494232B2 (en) | Method and apparatus for monitoring a transmission range selector | |
US8538642B2 (en) | Range determination apparatus | |
US6119072A (en) | Calibration method for transmission control clutches | |
EP1860349A1 (en) | Method for controlling a hydraulic servo control in a servo-controlled gearbox | |
JP3928462B2 (ja) | パワートレイン並びにその検査方法及び検査装置 | |
JP2008121834A (ja) | 自動変速機の特性補正システム | |
JP3890954B2 (ja) | 自動変速機のシフト検出装置 | |
US20200033400A1 (en) | Semiconductor integrated circuit and rotation detection device | |
US20090280958A1 (en) | Shift control system for automatic transmission and method thereof | |
JP6378295B2 (ja) | 車両及びシフトレンジ制御装置 | |
JP2007534905A (ja) | ギヤシフト要素作動装置 | |
US8249784B2 (en) | Control apparatus and control method for automatic transmission | |
KR101656961B1 (ko) | 차량의 압력센서 고장진단방법 | |
US8140232B2 (en) | Method for controlling and/or regulating an automatic gearbox | |
US20170074397A1 (en) | Method for controlling gear actuator for vehicles |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130423 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130506 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5278593 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |