JP5278260B2 - クラッチ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、入力軸と出力軸とを断続可能に結合するクラッチ装置に関し、特に、操作荷重を軽減させるクラッチ装置に関する。
車両では、エンジン始動時や変速時などにおいてエンジンの回転動力を変速機に伝達しないようにするために、エンジンと変速機との間の動力伝達系路上にクラッチ装置が設けられている。クラッチ装置は、クラッチレバー、クラッチペダル等の操作機構のマニュアル操作(手動操作、踏込操作等)により、油圧機構、リンク機構等の機構を介してクラッチ操作力が伝達されて、エンジンと変速機とが断続可能になっている。従来のクラッチ装置では、フライホイールとプレッシャプレートとの間にクラッチディスクを挟み、フライホイールと一体になって回転するクラッチカバーに回動可能に支持されているダイヤフラムスプリングの弾性力によりプレッシャプレートを押圧してクラッチを接続し、クラッチハウジングに揺動可能に支持されているクラッチレリーズフォークの一端をクラッチハウジングに取りつけられているクラッチオペレーティングシリンダに装着されたピストンロッドで押して、前記ダイヤフラムスプリングを押すことにより、クラッチの接続を解除する(例えば、特許文献1参照)。
従来のクラッチ装置の操作では、操作機構において梃子の原理を採用し、レバー比を大きくとることで操作荷重を軽減している。また、操作機構における操作荷重をさらに軽減するために、操作機構において操作力をアシスト(補助)するアシスト機構を有するものがある。
例えば、特許文献2では、車体側部材に支軸にて回動可能に取付けられたクラッチの操作ペダルであって、該操作ペダルとその前方の車体側部材との間に、操作ペダルが所定ストローク踏込まれた後に該操作ペダルに踏込み方向のアシスト力を付与する圧縮コイルバネよりなるアシストスプリングを設けたものにおいて、それぞれ軸部の先端に球状部を有する形状のペダル側支持部と車体側支持部とを上記操作ペダルとその前方の車体側部材とに球状部が互いに向き合うようにそれぞれ取付け、それぞれ中央部に球状凹部を有し該球状凹部の外周部にバネ受面を有する形状のペダル側バネ受け皿と車体側バネ受け皿とを、上記ペダル側支持部と車体側支持部の各球状部に球状凹部を嵌装してそれぞれ組付け、上記アシストスプリングを上記ペダル側バネ受け皿と車体側バネ受け皿の各バネ受面間に装着し、その状態にて上記ペダル側バネ受け皿のバネ受面がペダル側支持部の球状部中心より後方に位置し、車体側バネ受け皿のバネ受面が車体側支持部の球状部中心より前方に位置する構成とした操作ペダル踏力軽減装置が開示されている。これにより、極めて簡単な構成によって、高出力のアシストスプリングを使用することが可能となり、操作ペダル踏込み時の踏力を大幅に軽減することができ、高出力のアシストスプリングを用いても、操作ペダル戻し時終期のペダル踏力の急上昇をなくし、ペダル操作フィーリングの向上をはかり得ると共に、踏込み初期の踏力の軽減をはかることができるというものである。
また、特許文献3では、車両に設けたクラッチを操作する為のクラッチ操作機構において、クラッチ操作具と車両側のフレームとの間に、クラッチ操作具の操作力補助部材を介装し、前記操作力補助部材をガススプリングとしたクラッチ操作機構が開示されている。これにより、オペレータは軽い踏込力でクラッチ操作具を操作できるようになり、運転操作フィーリングが向上し、また、踏込操作荷重を低減するためにペダルストロークを増加せずとも済むので操作性が良好になり、クラッチペダルを操作するための疲労を軽減できるというものである。
特開平8−105457号公報 特開平9−31574号公報 特開2002−181075号公報
以下の分析は、本発明の視点からなされるものである。
しかしながら、従来のクラッチ装置では、アシスト機構がクラッチ操作経路の最下流となる操作機構に配設されているため、結果として、操作機構より上流側のクラッチ操作経路での荷重や、操作機構の軸部での荷重(機械的摺動抵抗による荷重)が大きくなり、荷重効率が悪化し、余分な力がかかってしまう。そのため、操作機構より上流側のクラッチ操作経路や、操作機構の軸部を、効率が悪化した荷重に耐えうるように構成しなければならないので、構成部品が高価になるおそれがある。また、余分な力がかかるのを回避するために、クラッチ操作経路の上流となるクラッチカバー(ダイヤフラムスプリングを回動可能に支持するクラッチカバー)にアシスト機構を付加しようとすると、クラッチ装置を収容するクラッチハウジング内のスペースに余裕がなくて付加できなかったり、アシスト機構を収納できるようにクラッチハウジングを設計変更するとコストが増大してしまう。
本発明の主な課題は、クラッチ操作経路における荷重効率を向上させることができるクラッチ装置を提供することである。
本発明の一視点においては、クラッチ装置において、フライホイールと、前記フライホイールと対向して配されたプレッシャプレートと、前記フライホイールと前記プレッシャプレートとの間に挟み込まれたクラッチディスクと、前記フライホイールと一体になって回転するクラッチカバーと、前記プレッシャプレートと前記クラッチカバーとの間に配されるとともに、操作荷重が入力される力点、前記クラッチカバーに揺動可能に支持される支点、及び、前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に押付可能な作用点を有するレリーズレバーと、前記レリーズレバーの前記作用点が前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に押付けるように前記レリーズレバーを付勢する皿ばねと、前記クラッチカバー内に配設されるとともに、前記レリーズレバーの前記力点にて前記皿ばねの付勢力に反して入力される操作荷重をアシストするアシスト機構と、を備えることを特徴とする。
本発明の前記クラッチ装置において、前記アシスト機構は、一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されるとともに、他端が前記レリーズレバーに揺動可能に支持され、かつ、前記レリーズレバーに対して少なくとも外周側の成分の付勢力を与えるアシストスプリングを有することが好ましい。
本発明の前記クラッチ装置において、レリーズベアリングからの操作荷重が入力される力点、前記クラッチカバーに揺動可能に支持される支点、及び、前記レリーズレバーの前記力点を前記皿ばねの付勢力に反する側に押付可能な作用点を有する他のレリーズレバーを備えることが好ましい。
本発明の前記クラッチ装置において、前記他のレリーズレバーの前記支点は、前記アシストスプリングの前記一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されている支点と同一円周上に配されていることが好ましい。
本発明の前記クラッチ装置において、前記他のレリーズレバーの前記支点は、前記アシストスプリングの前記一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されている支点よりも外周側に配されていることが好ましい。
本発明の前記クラッチ装置において、前記レリーズレバーの前記力点には、レリーズベアリングからの操作荷重が入力され、前記レリーズレバーは、中間部に前記アシストスプリングを迂回した迂回部を有し、前記アシストスプリングの前記他端は、前記レリーズレバーの前記迂回部にて揺動可能に支持され、前記レリーズレバーの前記支点は、前記アシストスプリングの前記一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されている支点よりも外周側に配されていることが好ましい。
本発明によれば、クラッチ操作経路の最上流となるクラッチカバー内に操作力(ペダル踏力)をアシスト(補助)する機構を設けることで、クラッチカバー以降の下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重を小さくすることができるため、従来よりも荷重効率を向上させることができる。つまり、クラッチカバー以降の下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重を小さくすることで、下流側のクラッチ操作経路の部品(油圧経路を有する場合は作動油を含む)の保障負荷荷重を低減させることができるため、コストの低減を図ることができ、設計の自由度が広がる。また、クラッチカバー内に操作力をアシスト(補助)する機能を統合することで、クラッチハウジング内のスペース上の課題を克服することができる。つまり、クラッチカバー外に付加部品がなく、クラッチハウジングの設計変更を要さないので、スペース上の影響がない。
本発明の実施例1に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した図2のX−X´間に対応する断面図である。 本発明の実施例1に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した軸方向(図1の矢視L)から見たときの平面図である。 本発明の実施例1に係るクラッチ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施例1に係るクラッチ装置におけるレリーズベアリング上の荷重特性を示した図である。 本発明の実施例2に係るクラッチ装置におけるクラッチカバーユニットの構成を模式的に示した図6のX−X´間に対応する断面図である。 本発明の実施例2に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した軸方向(図5の矢視L)から見たときの平面図である。 本発明の実施例2に係るクラッチ装置の動作を説明するための図である。 本発明の実施例3に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した図9のX−X´間に対応する断面図である。 本発明の実施例3に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した軸方向(図8の矢視L)から見たときの平面図である。 本発明の実施例3に係るクラッチ装置の動作を説明するための図である。
本発明の実施形態に係るクラッチ装置では、フライホイール(図1の5)と、前記フライホイールと対向して配されたプレッシャプレート(図1の28)と、前記フライホイールと前記プレッシャプレートとの間に挟み込まれたクラッチディスク(図1の10)と、前記フライホイールと一体になって回転するクラッチカバー(図1の20)と、前記プレッシャプレートと前記クラッチカバーとの間に配されるとともに、操作荷重が入力される力点(図1の21a)、前記クラッチカバーに揺動可能に支持される支点(図1の21b)、及び、前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に押付可能な作用点(図1の21c)を有するレリーズレバー(図1の21)と、前記レリーズレバーの前記作用点が前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に押付けるように前記レリーズレバーを付勢する皿ばね(図1の23)と、前記クラッチカバー内に配設されるとともに、前記レリーズレバーの前記力点にて前記皿ばねの付勢力に反して入力される操作荷重をアシストするアシスト機構4(図1のアシストスプリング24とリンクする機構)と、を備える。
本発明の実施例1に係るクラッチ装置について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した図2のX−X´間に対応する断面図である。図2は、本発明の実施例1に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した軸方向(図1の矢視L)から見たときの平面図である。なお、図1はクラッチ装置1が係合状態にあるときの図である。また、図2ではクラッチ装置1における第1レリーズレバー21、アシストスプリング24、第2レリーズレバー25、及び支点部材26のみ示している。
クラッチ装置1は、入力軸2(例えば、エンジンのクランクシャフト)と出力軸3(例えば、変速機の入力軸)とを断続可能に結合する装置であり、入力軸2と一体に回転するクラッチカバー20内に操作荷重をアシスト(補助)するアシスト機構4(アシストスプリング24とリンクする機構)を有する。クラッチ装置1は、同軸に配された入力軸2と出力軸3との間の動力伝達経路上に配設されており、主な構成部品として、フライホール5と、レリーズベアリング7と、クラッチディスク10と、クラッチカバー20と、第1レリーズレバー21と、支点部材22と、皿ばね23と、アシストスプリング24と、第2レリーズレバー25と、支点部材26と、プレッシャプレート28と、を有する。
フライホール5は、鋳鉄製の円板であり、入力軸2にボルト6によって固定されており、入力軸2と一体的に回転する。フライホイール5は、出力軸3側(図1の右側)の面の外周部にクラッチカバー20がボルト27によって固定されており、クラッチカバー20と一体回転する。フライホイール5は、出力軸3側(図1の右側)の面の中間部において、プレッシャプレート28によってクラッチディスク10がフライホイール5側に押付けられているときにクラッチディスク10の摩擦材12と圧着(押付力が小さいとスライド可能に圧接)する。
レリーズベアリング7は、リング状のボールベアリングであり、出力軸3の外周に配されている。レリーズベアリング7は、例えば、クラッチレバー、クラッチペダル等の操作部のマニュアル操作(手動操作、踏込操作等)により、油圧機構、リンク機構等の機構を介して軸方向(図1の左右方向)に移動可能になっている。レリーズベアリング7は、図1では、外輪と内輪の間にボールが介在しており、外輪が油圧機構、リンク機構等の機構によって軸方向に操作され、内輪が第2レリーズレバー25と一体的に回転する。
クラッチディスク10は、入力軸2の回転動力を出力軸3に伝達するディスク状の部材である。クラッチディスク10は、摩擦材11、12が円板状のディスクプレート15の外周部分の両面にリベット13、14によって固定されており、ディスクプレート15の内周部分がハブ部材16の外周部分にリベット17によって固定されており、ハブ部材16の内周部分が出力軸3と相対回転不能かつ軸方向移動可能にスプライン係合している。クラッチディスク10は、フライホイール5とプレッシャプレート28との間に配設されており、プレッシャプレート28によってフライホイール5側に押付けられているときに、プレッシャプレート28と摩擦材11とが圧着(押付力が小さいとスライド可能に圧接)し、フライホイール5と摩擦材12とが圧着(押付力が小さいとスライド可能に圧接)する。クラッチディスク10は、入力軸2と出力軸3との間のトルク変動を吸収する機構(図示せず)を有してもよい。
クラッチカバー20は、第1レリーズレバー21及び第2レリーズレバー25を揺動可能に支持する環状の部材である。クラッチカバー20は、外周部がボルト27によってフライホール5に固定されており、フライホール5と一体回転する。クラッチカバー20は、内周部がフライホール5と離間している。クラッチカバー20は、皿ばね23よりも外周側の部分において、第1レリーズレバー21の支点部21bを揺動可能に保持する支点部材22を支持する支持部20aを有する。クラッチカバー20は、皿ばね23よりも内周側の部分において、第2レリーズレバー25の支点部25b、及び、アシストスプリング24のシート24cを揺動可能に保持する支点部材26を支持する支持部20bを有する。クラッチカバー20は、皿ばね23の一端を支持する。クラッチカバー20は、第2レリーズレバー25及びアシストスプリング24が揺動する際に、第2レリーズレバー25及びアシストスプリング24と抵触しないように形成されている。
第1レリーズレバー21は、クラッチカバー20に揺動可能に支持されたレバーである。第1レリーズレバー21は、プレッシャプレート28と皿ばね23の間に配されている。第1レリーズレバー21は、内周部のプレッシャプレート28側の面において、第2レリーズレバー25の作用点部25cの押圧力がかかる力点部21aを有する。第1レリーズレバー21は、外周端部において、支点部材22によって揺動可能に保持される支点部21bを有する。第1レリーズレバー21は、中間部のプレッシャプレート28側の面において、プレッシャプレート28の突起部28aと当接する作用点部21cを有する。第1レリーズレバー21は、中間部のプレッシャプレート28側の面の反対面において、皿ばね23によってプレッシャプレート28側に付勢されている。第1レリーズレバー21は、皿ばね23によって付勢されることで、支点部21bを支点に内周部がプレッシャプレート28側に揺動し、作用点部21cにてプレッシャプレート28の突起部28aを付勢する。第1レリーズレバー21は、第2レリーズレバー25の作用点部25cによって力点部21aが押付けられると、支点部21bを支点に内周部がプレッシャプレート28側の反対側に揺動すると同時に皿ばね23が縮み、作用点部21cでのプレッシャプレート28の突起部28aの付勢が解除される。
第1レリーズレバー21は、内周端部における第2レリーズレバー25に対して周方向にずれた位置において、アシストスプリング24のシート24bに揺動可能に保持され、アシストスプリング24の傾きに応じてアシストスプリング24によって少なくとも外周側の成分の押圧力を受けている。よって、第1レリーズレバー21(力点部21aと支点部21bとを結ぶ線(面))が支点部材22と支点部材26とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部21bを支点に第1レリーズレバー21が皿ばね23側に揺動(回動)すると、アシストスプリング24の押圧力によって第1レリーズレバー21が皿ばね23側に揺動(回動)するように作用する。一方、第1レリーズレバー21(力点部21aと支点部21bとを結ぶ線(面))が支点部材22と支点部材26とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部21bを支点に第1レリーズレバー21がプレッシャプレート28側に揺動(回動)すると、アシストスプリング24の押圧力によって第1レリーズレバー21がプレッシャプレート28側に揺動(回動)するように作用する。
支点部材22は、支点部21bを支点として第1レリーズレバー21を揺動可能に保持する部材であり、クラッチカバー20の支持部20aに支持されている。
皿ばね23は、第1レリーズレバー21の作用点部21cがプレッシャプレート28をフライホイール5側に押付けるように第1レリーズレバー21を付勢する皿状のばねである。皿ばね23は、クラッチカバー20と第1レリーズレバー21の間に配され、一端がクラッチカバー20で受けられ、他端が第1レリーズレバー21をプレッシャプレート28側に付勢する。皿ばね23が第1レリーズレバー21を付勢することで、支点部21bを支点に第1レリーズレバー21がプレッシャプレート28側に揺動(回動)する。
アシストスプリング24は、第1レリーズレバー21の力点部21aにて皿ばね23の付勢力に反して入力される操作荷重をアシスト(補助)するアシスト機構4の構成部品である。アシストスプリング24は、第2レリーズレバー25に対して周方向にずれた位置に配されている。アシストスプリング24は、第1レリーズレバー21の内周端部と支点部材26の間にて伸縮自在に配され、アシストスプリング24の傾きに応じて第1レリーズレバー21の内周端部に対して少なくとも外周側の成分の付勢力を与えている。アシストスプリング24は、2つのシート24b、24c間にスプリング24a(例えば、コイルスプリング、弾性体)が配された構成となっている。シート24bは、第1レリーズレバー21の内周端部を揺動可能に保持する。シート24cは、支点部材26に揺動可能に保持されている。アシストスプリング24は、第2レリーズレバー25の作用点部25cが第1レリーズレバー21の力点部21aを押付けて、第1レリーズレバー21(力点部21aと支点部21bとを結ぶ線(面))が支点部材22と支点部材26とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部21bを支点に第1レリーズレバー21が皿ばね23側に揺動(回動)すると、第1レリーズレバー21を皿ばね23側に揺動(回動)するようにアシストする。
第2レリーズレバー25は、クラッチカバー20に揺動可能に支持されたレバーである。第2レリーズレバー25は、アシストスプリング24に対して周方向にずれた位置に配されている。第2レリーズレバー25は、内周部のレリーズベアリング7側の面において、レリーズベアリング7の押圧力がかかる力点部25aを有する。第2レリーズレバー25は、中間部において、支点部材26によって揺動可能に保持される支点部25bを有する。第2レリーズレバー25は、外周部において、第1レリーズレバー21の力点部21aを押付ける作用点部25cを有する。第2レリーズレバー25は、力点部25aがレリーズベアリング7によって入力軸2側に押付けられることで、支点部25bを支点に揺動し、作用点部25cが第1レリーズレバー21の力点部21aを押付ける。
支点部材26は、支点部25bを支点として第2レリーズレバー25を揺動可能に保持する部材であり、クラッチカバー20の支持部20bに支持されている。支点部材26は、第2レリーズレバー25に対して周方向にずれた位置において、アシストスプリング24のシート24cを揺動可能に保持する。
プレッシャプレート28は、クラッチディスク10をフライホイール5側に押圧してフライホイール5との間に挟み込み、クラッチディスク10をフライホイール5と摩擦係合させて一体的に回転させるプレートである。プレッシャプレート28は、クラッチディスク10を介してフライホイール5と対向するように配されている。プレッシャプレート28は、クラッチカバー20の回転に伴って回転するように、ストラップ(図示せず)によりクラッチカバー20と連結されている。プレッシャプレート28は、第1レリーズレバー21の作用点部21cに当接させるための突起部28aを有する。プレッシャプレート28は、第1レリーズレバー21によってフライホール5側に押付けられているときにクラッチディスク10の摩擦材11と圧着(押付力が小さいとスライド可能に圧接)する。
次に、本発明の実施例1に係るクラッチ装置の動作について図面を用いて説明する。図3は、本発明の実施例1に係るクラッチ装置の動作を説明するための図である。図4は、本発明の実施例1に係るクラッチ装置におけるレリーズベアリング上の荷重特性を示した図である。なお、図3はクラッチ装置1が断状態にあるときの図(点線は係合状態)である。
図1を参照すると、クラッチ装置1が係合状態(クラッチレバー、クラッチペダル等の操作部を操作していない状態)では、プレッシャプレート28がクラッチディスク10に圧着されており、入力軸2から出力軸3に回転動力が伝達される。圧着力は、皿ばね23及びアシストスプリング24で発生させている。皿ばね23で発生した荷重は、第1レリーズレバー21を介してプレッシャプレート28に伝達されている。アシストスプリング24で発生した荷重は、支点部21bを支点とする第1レリーズレバー21の回動方向成分が第1レリーズレバー21のレバー比により増幅され、プレッシャプレート28に伝達されている。
図3を参照すると、係合状態でクラッチレバー、クラッチペダル等の操作部を操作(手動操作、踏込操作等)すると、油圧機構、リンク機構等の機構を介してレリーズベアリング7が図3の右方向に移動し、第2レリーズレバー25の力点部25aがレリーズベアリング7によって入力軸2側に押付けられ、支点部25bを支点に第2レリーズレバー25が揺動し、梃子の原理により、第2レリーズレバー25の作用点部25cが第1レリーズレバー21の力点部21aを皿ばね23側に押付ける。皿ばね23の付勢力を超えて第1レリーズレバー21の力点部21aを皿ばね23側に押付けると、支点部21bを支点に第1レリーズレバー21が皿ばね23側に揺動すると同時に皿ばね23が縮み、梃子の原理により、第1レリーズレバー21の作用点部21cでのプレッシャプレート28の突起部28aの付勢が解除され、プレッシャプレート28が図3の左方向に移動し、プレッシャプレート28とクラッチディスク10との圧着が解除され、入力軸2から出力軸3への回転動力の伝達が遮断され、クラッチ装置1を断状態にする。なお、第2レリーズレバー25の作用点部25cが第1レリーズレバー21の力点部21aを押付ける際、第1レリーズレバー21(力点部21aと支点部21bとを結ぶ線(面))が支点部材22と支点部材26とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点)になるまでアシストスプリング24の押圧力が第2レリーズレバー25の作用点部25cの押付力に対して反力となるが、ターンオーバー点を超えると、第2レリーズレバー25の作用点部25cの押付力に対してアシスト力に変化する。よって、ターンオーバー点を超えて第1レリーズレバー21が皿ばね23側に揺動すると、第1レリーズレバー21よりも下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重が小さくなる。
ここで、ターンオーバー点を超えて第1レリーズレバー21が皿ばね23側に揺動したときのレリーズベアリング7上の荷重特性は、図4の「アシスト有レリーズ特性」のようになる。「アシスト有レリーズ特性」は、「アシスト無レリーズ特性」から「アシスト特性」分を差し引いた特性となる。なお、「アシスト無レリーズ特性」とは、図1の構成においてアシストスプリング24が無いときのレリーズベアリング7上の荷重特性である。「アシスト特性」とは、アシストスプリング24の荷重がかかるときのみのレリーズベアリング7上の荷重特性である。
断状態でクラッチレバー、クラッチペダル等の操作部の操作(手動操作、踏込操作等)を解除すると、皿ばね23の付勢力によって支点部21bを支点に第1レリーズレバー21がプレッシャプレート28側に揺動し、作用点部21cにてプレッシャプレート28の突起部28aを押付け、第1レリーズレバー21の力点部21aが第2レリーズレバー25の作用点部25cをプレッシャプレート28側に押付け、クラッチ装置1を、半クラッチ状態を経由して係合状態にする。なお、第1レリーズレバー21の力点部21aが第2レリーズレバー25の作用点部25cを押付ける際、ターンオーバー点になるまでアシストスプリング24の押圧力が第1レリーズレバー21の力点部21aの押付力に対して反力となるが、ターンオーバー点を超えると、第1レリーズレバー21の力点部21aの押付力に対してアシスト力となる。第2レリーズレバー25の作用点部25cがプレッシャプレート28側に押付けられると、支点部25bを支点に第2レリーズレバー25が揺動し、第2レリーズレバー25の力点部25aがレリーズベアリング7を図3の左方向に移動させる。
実施例1によれば、クラッチ操作経路の最上流となるクラッチカバー20内に操作力をアシスト(補助)するアシスト機構(アシストスプリング24とリンクする機構)を設けることで、クラッチカバー20以降の下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重を小さくできるため、従来の構成よりも荷重効率を高くすることができる。クラッチカバー20以降の下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重を小さくすることで、下流側のクラッチ操作経路における部品の保障負荷荷重が低減させることができるため、コストの低減を図ることができ、設計の自由度が広がる。また、クラッチカバー20内に機能を統合することでスペース上の課題を克服することができる。
本発明の実施例2に係るクラッチ装置について図面を用いて説明する。図5は、本発明の実施例2に係るクラッチ装置におけるクラッチカバーユニットの構成を模式的に示した図6のX−X´間に対応する断面図である。図6は、本発明の実施例2に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した軸方向(図5の矢視L)から見たときの平面図である。なお、図5はクラッチ装置1が係合状態にあるときの図である。また、図6ではクラッチ装置1における第1レリーズレバー31、アシストスプリング34、第2レリーズレバー35、及び支点部材36のみ示している。
実施例1では第2レリーズレバー(図1の25)の支点、及びアシストスプリング(図1の24)の内周側の支点(シート24cの支点)が同一円周上に配されているが、実施例2では第2レリーズレバー35の支点、及びアシストスプリング34の内周側の支点(シート34cの支点)が同一円周上に配されていない構成となっている。つまり、第2レリーズレバー35の支点がアシストスプリング34の内周側の支点(シート34cの支点)よりも外周側に配された構成となっている。
クラッチ装置1は、入力軸2(例えば、エンジンのクランクシャフト)と出力軸3(例えば、変速機の入力軸)とを断続可能に結合する装置であり、入力軸2と一体に回転するクラッチカバー30内に操作荷重をアシスト(補助)するアシスト機構4(アシストスプリング34とリンクする機構)を有する。クラッチ装置1は、同軸に配された入力軸2と出力軸3との間の動力伝達経路上に配設されており、主な構成部品として、フライホール5と、レリーズベアリング7と、クラッチディスク10と、クラッチカバー30と、第1レリーズレバー31と、支点部材32と、皿ばね33と、アシストスプリング34と、第2レリーズレバー35と、支点部材36と、プレッシャプレート38と、を有する。なお、フライホール5、レリーズベアリング7、及びクラッチディスク10は、実施例1と同様である。
クラッチカバー30は、第1レリーズレバー31及び第2レリーズレバー35を揺動可能に支持する環状の部材である。クラッチカバー30は、外周部がボルト37によってフライホール5に固定されており、フライホール5と一体回転する。クラッチカバー30は、内周部がフライホール5と離間している。クラッチカバー30は、外周側の部分において、第1レリーズレバー31の支点部31bを揺動可能に保持する支点部材32を支持する支持部30aを有する。クラッチカバー30は、内周側の部分において、第2レリーズレバー35の支点部35bの支点となる支点部材36を支持する支持部30bを有する。支持部30bは、アシストスプリング34のシート34cを揺動可能に保持する。クラッチカバー30は、皿ばね33の一端を支持する突起部30cを有する。クラッチカバー30は、第2レリーズレバー35及びアシストスプリング34が揺動する際に、第2レリーズレバー35及びアシストスプリング34と抵触しないように形成されている。
第1レリーズレバー31は、クラッチカバー30に揺動可能に支持されたレバーである。第1レリーズレバー31は、プレッシャプレート38と皿ばね33の間に配されている。第1レリーズレバー31は、内周部のプレッシャプレート38側の面において、第2レリーズレバー35の作用点部35cの押圧力がかかる力点部31aを有する。第1レリーズレバー31は、外周端部において、支点部材32によって揺動可能に保持される支点部31bを有する。第1レリーズレバー31は、中間部のプレッシャプレート38側の面において、プレッシャプレート38の突起部38aと当接する作用点部31cを有する。第1レリーズレバー31は、中間部のプレッシャプレート38側の面の反対面において突起部31dを有し、突起部31dにて皿ばね33によってプレッシャプレート38側に付勢されている。第1レリーズレバー31は、皿ばね33によって付勢されることで、支点部31bを支点に内周部がプレッシャプレート38側に揺動し、作用点部31cにてプレッシャプレート38の突起部38aを付勢する。第1レリーズレバー31は、第2レリーズレバー35の作用点部35cによって力点部31aが押付けられると、支点部31bを支点に内周部がプレッシャプレート38側の反対側に揺動すると同時に皿ばね33が縮み、作用点部31cでのプレッシャプレート38の突起部38aの付勢が解除される。
第1レリーズレバー31は、内周端部における第2レリーズレバー35に対して周方向にずれた位置において、アシストスプリング34のシート34bに揺動可能に保持され、アシストスプリング34の傾きに応じてアシストスプリング34によって少なくとも外周側の成分の押圧力を受けている。よって、第1レリーズレバー31(力点部31aと支点部31bとを結ぶ線(面))が支点部材32とシート34cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部31bを支点に第1レリーズレバー31が皿ばね33側に揺動(回動)すると、アシストスプリング34の押圧力によって第1レリーズレバー31が皿ばね33側に揺動(回動)するように作用する。一方、第1レリーズレバー31(力点部31aと支点部31bとを結ぶ線(面))が支点部材32とシート34cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部31bを支点に第1レリーズレバー31がプレッシャプレート38側に揺動(回動)すると、アシストスプリング34の押圧力によって第1レリーズレバー31がプレッシャプレート28側に揺動(回動)するように作用する。
支点部材32は、支点部31bを支点として第1レリーズレバー31を揺動可能に保持する部材であり、クラッチカバー30の支持部30aに支持されている。
皿ばね33は、第1レリーズレバー31の作用点部31cがプレッシャプレート38をフライホイール5側に押付けるように第1レリーズレバー31を付勢する皿状のばねである。皿ばね33は、クラッチカバー30と第1レリーズレバー31の間に配され、一端がクラッチカバー30の突起部30cで受けられ、他端が第1レリーズレバー31の突起部31dをプレッシャプレート38側に付勢する。皿ばね33が第1レリーズレバー31を付勢することで、支点部31bを支点に第1レリーズレバー31がプレッシャプレート38側に揺動(回動)する。
アシストスプリング34は、第1レリーズレバー31の力点部31aにて皿ばね33の付勢力に反して入力される操作荷重をアシスト(補助)するアシスト機構4の構成部品である。アシストスプリング34は、第2レリーズレバー35に対して周方向にずれた位置に配されている。アシストスプリング34は、第1レリーズレバー31の内周端部と内周側の支点(シート34cの支点)との間にて伸縮自在に配され、アシストスプリング34の傾きに応じて第1レリーズレバー31の内周端部に対して少なくとも外周側の成分の付勢力を与えている。アシストスプリング34は、2つのシート34b、34c間にスプリング34a(例えば、コイルスプリング、弾性体)が配された構成となっている。シート34bは、第1レリーズレバー31の内周端部を揺動可能に保持する。シート34cは、クラッチカバー30の支持部30bに揺動可能に保持されている。アシストスプリング34は、第2レリーズレバー35の作用点部35cが第1レリーズレバー31の力点部31aを押付けて、第1レリーズレバー31(力点部31aと支点部31bとを結ぶ線(面))が支点部材32とシート34cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部31bを支点に第1レリーズレバー31が皿ばね33側に揺動(回動)すると、第1レリーズレバー31を皿ばね33側に揺動(回動)するようにアシストする。
第2レリーズレバー35は、支点部材36を介してクラッチカバー30に揺動可能に支持されたレバーである。第2レリーズレバー35は、アシストスプリング34に対して周方向にずれた位置に配されている。第2レリーズレバー35は、内周部のレリーズベアリング7側の面において、レリーズベアリング7の押圧力がかかる力点部35aを有する。第2レリーズレバー35は、中間部において、支点部材36によって揺動可能に支持される支点部35bを有する。第2レリーズレバー35は、外周部において、第1レリーズレバー31の力点部31aを押付ける作用点部35cを有する。第2レリーズレバー35は、力点部35aがレリーズベアリング7によって入力軸2側に押付けられることで、支点部35bを支点に揺動し、作用点部35cが第1レリーズレバー31の力点部31aを押付ける。
支点部材36は、支点部35bを支点として第2レリーズレバー35を揺動可能に支持する部材であり、クラッチカバー30の支持部30bに保持されている。
プレッシャプレート38は、クラッチディスク10をフライホイール5側に押圧してフライホイール5との間に挟み込み、クラッチディスク10をフライホイール5と摩擦係合させて一体的に回転させるプレートである。プレッシャプレート38は、クラッチディスク10を介してフライホイール5と対向するように配されている。プレッシャプレート38は、クラッチカバー30の回転に伴って回転するように、ストラップ(図示せず)によりクラッチカバー30と連結されている。プレッシャプレート38は、第1レリーズレバー31の作用点部31cに当接させるための突起部38aを有する。プレッシャプレート38は、第1レリーズレバー31によってフライホール5側に押付けられているときにクラッチディスク10の摩擦材11と圧着(押付力が小さいとスライド可能に圧接)する。
次に、本発明の実施例2に係るクラッチ装置の動作について図面を用いて説明する。図7は、本発明の実施例2に係るクラッチ装置の動作を説明するための図である。なお、図7はクラッチ装置1が断状態にあるときの図(点線は係合状態)である。
図5を参照すると、クラッチ装置1が係合状態(クラッチレバー、クラッチペダル等の操作部を操作していない状態)では、プレッシャプレート38がクラッチディスク10に圧着されており、入力軸2から出力軸3に回転動力が伝達される。圧着力は、皿ばね33及びアシストスプリング34で発生させている。皿ばね33で発生した荷重は、第1レリーズレバー31を介してプレッシャプレート38に伝達されている。アシストスプリング34で発生した荷重は、支点部31bを支点とする第1レリーズレバー31の回動方向成分が第1レリーズレバー31のレバー比により増幅され、プレッシャプレート38に伝達されている。
図7を参照すると、係合状態でクラッチレバー、クラッチペダル等の操作部を操作(手動操作、踏込操作等)すると、油圧機構、リンク機構等の機構を介してレリーズベアリング7が図7の右方向に移動し、第2レリーズレバー35の力点部35aがレリーズベアリング7によって入力軸2側に押付けられ、支点部35bを支点に第2レリーズレバー35が揺動し、梃子の原理により、第2レリーズレバー35の作用点部35cが第1レリーズレバー31の力点部31aを皿ばね33側に押付ける。皿ばね33の付勢力を超えて第1レリーズレバー31の力点部31aを皿ばね33側に押付けると、支点部31bを支点に第1レリーズレバー31が皿ばね33側に揺動すると同時に皿ばね33が縮み、梃子の原理により、第1レリーズレバー31の作用点部31cでのプレッシャプレート38の突起部38aの付勢が解除され、プレッシャプレート38が図7の左方向に移動し、プレッシャプレート38とクラッチディスク10との圧着が解除され、入力軸2から出力軸3への回転動力の伝達が遮断され、クラッチ装置1を断状態にする。なお、第2レリーズレバー35の作用点部35cが第1レリーズレバー31の力点部31aを押付ける際、第1レリーズレバー31(力点部31aと支点部31bとを結ぶ線(面))が支点部材32とアシストスプリング34のシート34cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点)になるまでアシストスプリング34の押圧力が第2レリーズレバー35の作用点部35cの押付力に対して反力となるが、ターンオーバー点を超えると、第2レリーズレバー35の作用点部35cの押付力に対してアシスト力に変化する。よって、ターンオーバー点を超えて第1レリーズレバー31が皿ばね33側に揺動すると、第1レリーズレバー31よりも下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重が小さくなる。
断状態でクラッチレバー、クラッチペダル等の操作部の操作(手動操作、踏込操作等)を解除すると、皿ばね33の付勢力によって支点部31bを支点に第1レリーズレバー31がプレッシャプレート38側に揺動し、作用点部31cにてプレッシャプレート38の突起部38aを押付け、第1レリーズレバー31の力点部31aが第2レリーズレバー35の作用点部35cをプレッシャプレート38側に押付け、クラッチ装置1を、半クラッチ状態を経由して係合状態にする。なお、第1レリーズレバー31の力点部31aが第2レリーズレバー35の作用点部35cを押付ける際、ターンオーバー点になるまでアシストスプリング34の押圧力が第1レリーズレバー31の力点部31aの押付力に対して反力となるが、ターンオーバー点を超えると、第1レリーズレバー31の力点部31aの押付力に対してアシスト力となる。第2レリーズレバー35の作用点部35cがプレッシャプレート38側に押付けられると、支点部35bを支点に第2レリーズレバー35が揺動し、第2レリーズレバー35の力点部35aがレリーズベアリング7を図7の左方向に移動させる。
実施例2によれば、実施例1と同様な効果を奏するとともに、第2レリーズレバー35の支点35bの位置を径方向に変更することにより、第2レリーズレバー35のレバー比が変更され、ストロークと荷重との特性を自由に調整することができる。よって、搭載される車種ごとに異なる特性が求められる場合においても、搭載される車種に応じて一部の設計変更だけで、要求される特性を満足させることができる。
本発明の実施例3に係るクラッチ装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施例3に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した図9のX−X´間に対応する断面図である。図9は、本発明の実施例3に係るクラッチ装置の構成を模式的に示した軸方向(図8の矢視L)から見たときの平面図である。なお、図8はクラッチ装置1が係合状態にあるときの図である。また、図9ではクラッチ装置1におけるレリーズレバー41、支点部材42、及びアシストスプリング44のみ示している。
実施例1ではクラッチカバー(図1の20)内に2つのレリーズレバー(図1の21、25)を有する構成となっているが、実施例3ではクラッチカバー40内に1つのレリーズレバー41を有する構成となっている。
クラッチ装置1は、入力軸2(例えば、エンジンのクランクシャフト)と出力軸3(例えば、変速機の入力軸)とを断続可能に結合する装置であり、入力軸2と一体に回転するクラッチカバー40内に操作荷重をアシスト(補助)するアシスト機構4(アシストスプリング44とリンクする機構)を有する。クラッチ装置1は、同軸に配された入力軸2と出力軸3との間の動力伝達経路上に配設されており、主な構成部品として、フライホール5と、レリーズベアリング7と、クラッチディスク10と、クラッチカバー40と、レリーズレバー41と、支点部材42と、皿ばね43と、アシストスプリング44と、プレッシャプレート48と、を有する。なお、フライホール5、レリーズベアリング7、及びクラッチディスク10は、実施例1と同様である。
クラッチカバー40は、レリーズレバー41を揺動可能に支持する環状の部材である。クラッチカバー40は、外周部がボルト47によってフライホール5に固定されており、フライホール5と一体回転する。クラッチカバー40は、内周部がフライホール5と離間している。クラッチカバー40は、中間部において、レリーズレバー41の支点部41bを揺動可能に支持する支点部材42を支持する支持部40aを有する。クラッチカバー40は、内周側の部分において、アシストスプリング44のシート44cを揺動可能に保持する支持部40bを有する。クラッチカバー40は、皿ばね43の一端を支持する突起部40cを有する。クラッチカバー40は、レリーズレバー41及びアシストスプリング44が揺動する際に、レリーズレバー41及びアシストスプリング44と抵触しないように形成されている。
レリーズレバー41は、クラッチカバー40に揺動可能に支持されたレバーである。レリーズレバー41は、外周側の部分がプレッシャプレート48と皿ばね43の間に配されている。レリーズレバー41は、内周部のレリーズベアリング7側の面において、レリーズベアリング7の押圧力がかかる力点部41aを有する。レリーズレバー41は、中間部のプレッシャプレート48側の面において、支点部材42によって揺動可能に支持される支点部41bを有する。レリーズレバー41は、外周部において、プレッシャプレート48の突起部48aと当接する作用点部41cを有する。レリーズレバー41は、外周部のプレッシャプレート48側の面の反対面において突起部41dを有し、突起部41dにて皿ばね43によってプレッシャプレート48側に付勢されている。レリーズレバー41は、皿ばね43によって付勢されることで、支点部41bを支点に内周部がプレッシャプレート48側の反対側に揺動し、作用点部41cにてプレッシャプレート48の突起部48aを付勢する。レリーズレバー41は、レリーズベアリング7によって力点部41aが押付けられると、支点部41bを支点に内周部がプレッシャプレート48側に揺動すると同時に外周部がプレッシャプレート48側の反対側に揺動して皿ばね43が縮み、作用点部41cでのプレッシャプレート48の突起部48aの付勢が解除される。
レリーズレバー41は、中間部において、アシストスプリング44を迂回するように形成された迂回部41e(穴部、窓部でも可)を有する。レリーズレバー41は、アシストスプリング44のシート44bに揺動可能に保持され、アシストスプリング44の傾きに応じてアシストスプリング44によって少なくとも外周側の成分の押圧力を受けている。よって、レリーズレバー41(支点部41bと作用点部41cとを結ぶ線(面))が支点部41bとシート44cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部41bを支点にレリーズレバー41の力点部41aがフライホイール5側に揺動(回動)すると、アシストスプリング44の押圧力によってレリーズレバー41がフライホイール5側に揺動(回動)するように作用する。一方、レリーズレバー41(支点部41bと作用点部41cとを結ぶ線(面))が支点部41bとシート44cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部41bを支点にレリーズレバー41の力点部41aがレリーズベアリング7側に揺動(回動)すると、アシストスプリング44の押圧力によってレリーズレバー41の力点部41aがレリーズベアリング7側に揺動(回動)するように作用する。
支点部材42は、支点部41bを支点としてレリーズレバー41を揺動可能に支持する部材であり、クラッチカバー40の支持部40aに支持されている。
皿ばね43は、レリーズレバー41の作用点部41cがプレッシャプレート48をフライホイール5側に押付けるようにレリーズレバー41を付勢する皿状のばねである。皿ばね43は、クラッチカバー40とレリーズレバー41の間に配され、一端がクラッチカバー40の突起部40cで受けられ、他端がレリーズレバー41の突起部41dをプレッシャプレート48側に付勢する。皿ばね43がレリーズレバー41を付勢することで、支点部41bを支点にレリーズレバー41の力点部41aがレリーズベアリング7側に揺動(回動)する。
アシストスプリング44は、レリーズレバー41の力点部41aにて皿ばね43の付勢力に反して入力される操作荷重をアシスト(補助)するアシスト機構4の構成部品である。アシストスプリング44は、レリーズレバー41の迂回部41e(穴部、窓部でも可)内に配されている。アシストスプリング44は、レリーズレバー41の迂回部41eの外周側壁面と内周側の支点(シート44cの支点)との間にて伸縮自在に配され、アシストスプリング44の傾きに応じてレリーズレバー41の迂回部41eの外周側壁面に対して少なくとも外周側の成分の付勢力を与えている。アシストスプリング44は、2つのシート44b、44c間にスプリング44a(例えば、コイルスプリング、弾性体)が配された構成となっている。シート44bは、レリーズレバー41の迂回部41eの外周側壁面を揺動可能に保持する。シート44cは、クラッチカバー40の支持部40bに揺動可能に保持されている。アシストスプリング44は、レリーズベアリング7がレリーズレバー41の力点部41aを押付けて、レリーズレバー41(支点部41bと作用点部41cとを結ぶ線(面))が支点部41bとシート44cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点に相当)から、支点部41bを支点にレリーズレバー41の力点部41aがフライホイール5側に揺動(回動)すると、レリーズレバー41の作用点部41cを皿ばね43側に揺動(回動)するようにアシストする。
プレッシャプレート48は、クラッチディスク10をフライホイール5側に押圧してフライホイール5との間に挟み込み、クラッチディスク10をフライホイール5と摩擦係合させて一体的に回転させるプレートである。プレッシャプレート48は、クラッチディスク10を介してフライホイール5と対向するように配されている。プレッシャプレート48は、クラッチカバー40の回転に伴って回転するように、ストラップ(図示せず)によりクラッチカバー40と連結されている。プレッシャプレート48は、レリーズレバー41の作用点部41cに当接させるための突起部48aを有する。プレッシャプレート48は、レリーズレバー41によってフライホール5側に押付けられているときにクラッチディスク10の摩擦材11と圧着(押付力が小さいとスライド可能に圧接)する。
次に、本発明の実施例3に係るクラッチ装置の動作について図面を用いて説明する。図10は、本発明の実施例3に係るクラッチ装置の動作を説明するための図である。なお、図10はクラッチ装置1が断状態にあるときの図(点線は係合状態)である。
図8を参照すると、クラッチ装置1が係合状態(クラッチレバー、クラッチペダル等の操作部を操作していない状態)では、プレッシャプレート48がクラッチディスク10に圧着されており、入力軸2から出力軸3に回転動力が伝達される。圧着力は、皿ばね43及びアシストスプリング44で発生させている。皿ばね43で発生した荷重は、レリーズレバー41を介してプレッシャプレート48に伝達されている。アシストスプリング44で発生した荷重は、支点部41bを支点とするレリーズレバー41の回動方向成分がレリーズレバー41のレバー比により増幅され、プレッシャプレート48に伝達されている。
図10を参照すると、係合状態でクラッチレバー、クラッチペダル等の操作部を操作(手動操作、踏込操作等)すると、油圧機構、リンク機構等の機構を介してレリーズベアリング7が図10の右方向に移動し、レリーズレバー41の力点部41aがレリーズベアリング7によって入力軸2側に押付けられ、支点部41bを支点にレリーズレバー41の作用点部41cが皿ばね43側に揺動すると同時に皿ばね43が縮み、梃子の原理により、レリーズレバー41の作用点部41cでのプレッシャプレート48の突起部48aの付勢が解除され、プレッシャプレート48が図10の左方向に移動し、プレッシャプレート48とクラッチディスク10との圧着が解除され、入力軸2から出力軸3への回転動力の伝達が遮断され、クラッチ装置1を断状態にする。なお、レリーズベアリング7がレリーズレバー41の力点部41aを押付ける際、レリーズレバー41(支点部41bと作用点部41cとを結ぶ線(面))が支点部41bとアシストスプリング44のシート44cの支点とを結ぶ線(面)と一致(平行)した状態(ターンオーバー点)になるまでアシストスプリング44の押圧力がレリーズベアリング7の押付力に対して反力となるが、ターンオーバー点を超えると、レリーズベアリング7の押付力に対してアシスト力に変化する。よって、ターンオーバー点を超えてレリーズレバー41の作用点部41cが皿ばね43側に揺動すると、レリーズレバー41よりも下流側のクラッチ操作経路での負荷荷重が小さくなる。
断状態でクラッチレバー、クラッチペダル等の操作部の操作(手動操作、踏込操作等)を解除すると、皿ばね43の付勢力によって支点部41bを支点にレリーズレバー41の作用点部41cがプレッシャプレート48側に揺動し、作用点部41cにてプレッシャプレート48の突起部48aを押付け、レリーズレバー41の力点部41aがレリーズベアリング7をプレッシャプレート48側の反対側に押付け、レリーズベアリング7を図10の左方向に移動させ、クラッチ装置1を、半クラッチ状態を経由して係合状態にする。なお、レリーズレバー41の力点部41aがレリーズベアリング7を押付ける際、ターンオーバー点になるまでアシストスプリング44の押圧力がレリーズレバー41の力点部41aの押付力に対して反力となるが、ターンオーバー点を超えると、レリーズレバー41の力点部41aの押付力に対してアシスト力となる。
実施例3によれば、実施例1及び実施例2と同様な効果を奏するとともに、部品点数を削減することができる。
1 クラッチ装置
2 入力軸
3 出力軸
4 アシスト機構
5 フライホール
6 ボルト
7 レリーズベアリング
10 クラッチディスク
11、12 摩擦材
13、14 リベット
15 ディスクプレート
16 ハブ部材
17 リベット
20 クラッチカバー
20a、20b 支持部
21 第1レリーズレバー(レリーズレバー)
21a 力点部(力点)
21b 支点部(支点)
21c 作用点部(作用点)
22 支点部材
23 皿ばね
24 アシストスプリング
24a スプリング
24b、24c シート
25 第2レリーズレバー(他のレリーズレバー)
25a 力点部(力点)
25b 支点部(支点)
25c 作用点部(作用点)
26 支点部材
27 ボルト
28 プレッシャプレート
28a 突起部
30 クラッチカバー
30a、30b 支持部
30c 突起部
31 第1レリーズレバー(レリーズレバー)
31a 力点部(力点)
31b 支点部(支点)
31c 作用点部(作用点)
31d 突起部
32 支点部材
33 皿ばね
34 アシストスプリング
34a スプリング
34b、34c シート
35 第2レリーズレバー(他のレリーズレバー)
35a 力点部(力点)
35b 支点部(支点)
35c 作用点部(作用点)
36 支点部材
37 ボルト
38 プレッシャプレート
38a 突起部
40 クラッチカバー
40a、40b 支持部
40c 突起部
41 レリーズレバー
41a 力点部(力点)
41b 支点部(支点)
41c 作用点部(作用点)
41d 突起部
41e 迂回部
42 支点部材
43 皿ばね
44 アシストスプリング
44a スプリング
44b、44c シート
47 ボルト
48 プレッシャプレート
48a 突起部

Claims (6)

  1. フライホイールと、
    前記フライホイールと対向して配されたプレッシャプレートと、
    前記フライホイールと前記プレッシャプレートとの間に挟み込まれたクラッチディスクと、
    前記フライホイールと一体になって回転するクラッチカバーと、
    前記プレッシャプレートと前記クラッチカバーとの間に配されるとともに、操作荷重が入力される力点、前記クラッチカバーに揺動可能に支持される支点、及び、前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に押付可能な作用点を有するレリーズレバーと、
    前記レリーズレバーの前記作用点が前記プレッシャプレートを前記フライホイール側に押付けるように前記レリーズレバーを付勢する皿ばねと、
    前記クラッチカバー内に配設されるとともに、前記レリーズレバーの前記力点にて前記皿ばねの付勢力に反して入力される操作荷重をアシストするアシスト機構と、
    を備えることを特徴とするクラッチ装置。
  2. 前記アシスト機構は、一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されるとともに、他端が前記レリーズレバーに揺動可能に支持され、かつ、前記レリーズレバーに対して少なくとも外周側の成分の付勢力を与えるアシストスプリングを有することを特徴とする請求項1記載のクラッチ装置。
  3. レリーズベアリングからの操作荷重が入力される力点、前記クラッチカバーに揺動可能に支持される支点、及び、前記レリーズレバーの前記力点を前記皿ばねの付勢力に反する側に押付可能な作用点を有する他のレリーズレバーを備えることを特徴とする請求項1又は2記載のクラッチ装置。
  4. 前記他のレリーズレバーの前記支点は、前記アシストスプリングの前記一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されている支点と同一円周上に配されていることを特徴とする請求項3記載のクラッチ装置。
  5. 前記他のレリーズレバーの前記支点は、前記アシストスプリングの前記一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されている支点よりも外周側に配されていることを特徴とする請求項3記載のクラッチ装置。
  6. 前記レリーズレバーの前記力点には、レリーズベアリングからの操作荷重が入力され、
    前記レリーズレバーは、中間部に前記アシストスプリングを迂回した迂回部を有し、
    前記アシストスプリングの前記他端は、前記レリーズレバーの前記迂回部にて揺動可能に支持され、
    前記レリーズレバーの前記支点は、前記アシストスプリングの前記一端が前記クラッチカバーに揺動可能に支持されている支点よりも外周側に配されていることを特徴とする請求項2記載のクラッチ装置。
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