JP5273089B2 - ステアリング装置 - Google Patents

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Description

本発明はステアリング装置、特に、アウターコラムとインナーコラムが軸方向に摺動可能に嵌合することによって、ステアリングホイールのテレスコピック位置の調整を行ったり、二次衝突時にステアリングホイールがコラプス移動して衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置に関する。
アウターコラムとインナーコラムが軸方向に摺動可能に嵌合することによって、ステアリングホイールのテレスコピック位置の調整、または、二次衝突時の衝撃荷重を吸収するようにしたステアリング装置がある。このようなステアリング装置においては、アウターコラムを縮径してインナーコラムをクランプするためのディスタンスブラケットを、アウターコラムと一体で成形している。
例えば、鋼管製のアウターコラムの場合は、プレス成形したディスタンスブラケットをアウターコラムに溶接して一体的に固定している。また、アウターコラムとディスタンスブラケットをアルミダイカストにより一体成形したものもある。しかし、アウターコラムにディスタンスブラケットを溶接、または、ダイカストで一体に成形した上記従来の構成では、アウターコラムの構造が複雑になるため、製造コストが上昇するという問題が生じていた。
特許文献1のステアリング装置は、アウターコラムとクランプ部材(ディスタンスブラケット)を別部品で成形し、クランプ部材の係合突起をアウターコラムの係合凹部に圧入して組み付けることにより、アウターコラム及びクランプ部材の構造を簡単にし、製造コストを低減している。しかし、特許文献1のステアリング装置は、クランプ部材とアウターコラムをガタ無く組み付けるためには、係合突起と係合凹部を適度のしめしろで圧入するための厳しい寸法精度が必要となる。また、係合突起と係合凹部の圧入部の摩耗によって、クランプ部材をアンクランプした時に、圧入部にガタが生じ、操作感が低下する恐れがあった。
特開2006−69524号公報
本発明は、アウターコラムとクランプ部材の係合部の製造と組み付け作業が容易で、クランプ部材をアンクランプした時にガタが生じにくいステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、インナーコラム、上記インナーコラムに軸方向に相対的に摺動可能に外嵌され、軸方向の所定長に渡って形成されたスリットを有する中空のアウターコラム、
車体に取付け可能な車体取付けブラケット、上記車体取付けブラケットの左右の側板に摺動可能に挟持され、上記アウターコラムの外周面に形成された係合凹部に係合する係合突起を有し、上記アウターコラムの外周面を包持する内周面を有する左右一対のクランプ部材、上記一対のクランプ部材に各々係合し、上記アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧する連結部材、上記車体取付けブラケットの左右の側板を締付け、上記クランプ部材を介して上記アウターコラムを縮径させて、上記アウターコラムに対して軸方向に相対的に移動不能に上記インナーコラムをクランプするクランプ装置を備えたステアリング装置において、上記連結部材は、上記アウターコラムの外周面に上記クランプ部材を押圧する付勢部材であることを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記アウターコラムの外周面を包持する上記クランプ部材の内周面には、アウターコラムの外周面に対して半径方向の隙間を有する逃げ面が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記係合突起は、上記アウターコラムの軸方向に長い突起であることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記係合突起は、上記アウターコラムの軸方向に直交する方向に長い突起であることを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記クランプ部材の係合突起は、上記アウターコラムの外周面に形成された係合凹部にすきまばめで係合することを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第番目の発明のステアリング装置において、上記付勢部材は、板ばねであることを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記付勢部材は、複数の線ばねであることを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第番目から第番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記付勢部材は、上記アウターコラムの外周面よりも大きな曲率半径の円弧部と、上記円弧部の両端に各々形成された直線部と、上記直線部の先端に各々形成され、上記アウターコラムの軸心に向かって、折り曲げられた折り曲げ部で構成され、上記クランプ部材に形成された係合溝に上記折り曲げ部を係合して、付勢部材とクランプ部材を一体化したサブ組み付け品とすることを特徴とするステアリング装置である。
番目の発明は、第番目の発明のステアリング装置において、上記折り曲げ部は、上記アウターコラムの軸心に向かって、直線部から鋭角に折り曲げられていることを特徴とするステアリング装置である。
10番目の発明は、第番目から第番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記付勢部材は、上記アウターコラムの車体下方側で、かつ、一対のクランプ部材の車体下方側の下面にその両端が各々係合して、上記アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧することを特徴とするステアリング装置である。
11番目の発明は、第番目から第番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記付勢部材は、上記アウターコラムの車体下方側で、かつ、一対のクランプ部材の車体前方側と車体後方側にその両端が各々係合して、上記アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧することを特徴とするステアリング装置である。
12番目の発明は、第番目から第番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記付勢部材には、上記アウターコラムの外周面に常時当接する突起が形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
13番目の発明は、第番目から第番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記付勢部材には、上記アウターコラムの外周面に常時当接する緩衝部材が取付られていることを特徴とするステアリング装置である。
14番目の発明は、第番目から第番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記付勢部材は、上記アウターコラムの外周面よりも大きな曲率半径の円弧部と、上記円弧部の両端に各々形成された直線部で構成され、上記直線部を上記クランプ部材にボルトで固定して、付勢部材とクランプ部材を一体化したサブ組み付け品とすることを特徴とするステアリング装置である。

本発明のステアリング装置は、アウターコラムの外周面に形成された係合凹部に係合する係合突起を有し、アウターコラムの外周面を包持する内周面を有する左右一対のクランプ部材と、この一対のクランプ部材に各々係合し、アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧する連結部材としての付勢部材を備えている。
従って、係合突起を係合凹部に容易に係合させることができ、クランプ部材には、付勢部材の付勢力が常時作用するため、クランプ部材をアウターコラムに強固に固定することができる。また、付勢部材の付勢力がクランプ部材に常時作用するため、チルト・テレスコピック解除時にクランプ部材をアンクランプした時に、クランプ部材とアウターコラムとの間にガタが生じることはなく、操作感の低下も起こらない。
また、本発明のステアリング装置は、クランプ部材の内周面には、アウターコラムの外周面に対して半径方向の隙間を有する逃げ面が形成されているため、クランプ部材の成型時に、精度を必要とする当接面の面積が小さくなるため、クランプ部材の製造コストを削減することができる。
また、本発明のステアリング装置は、クランプ部材に形成された係合溝に、付勢部材の折り曲げ部を係合して、付勢部材とクランプ部材を一体化したサブ組み付け品として扱うことができるため、クランプ部材の組み付け作業が効率化する。
本発明のステアリング装置の全体図である。 本発明の実施例1のステアリング装置を車体後方側から見た要部の斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図2のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図である。 図4のアウターコラム単体を示し、車体下方側になる面を上向きにし、車体後方側から見た斜視図である。 図4の縦断面図である。 図6のP部拡大断面図である。 図6のQ矢視図である。 本発明の実施例1のクランプ部材単体を示し、左右一対のクランプ部材のうち、車体後方側から見て左側のクランプ部材を示す斜視図である。 図9のR矢視図である。 本発明の実施例1の板ばね単体を示す正面図である。 図11の板ばねをクランプ部材に組み付けたサブ組み付け品を示す正面図である。 図12の板ばねをクランプ部材に組み付けたサブ組み付け品を、アウターコラムに組み付ける直前の状態を示し、車体後方側から見た斜視図である。 本発明の実施例2のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。 図14のS矢視図であり、実施例1の図8相当図である。 本発明の実施例3のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示す縦断面図であり、実施例1の図6相当図である。 図16のクランプ部材単体を示し、左右一対のクランプ部材のうち、車体後方側から見て左側のクランプ部材を示す斜視図である。 本発明の実施例4のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示す縦断面図であり、実施例1の図6相当図である。 本発明の実施例5のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。 図19の車体下方側から見た下面図である。 本発明の実施例6のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。 図21のT矢視図であり、実施例1の図8相当図である。 本発明の実施例7のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。 図23の縦断面図であり、実施例1の図6相当図である。 本発明の実施例8のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。 図25の縦断面図であり、アウターコラムの中心軸線を通る垂直平面に沿って切断した断面図である。 本発明の実施例9のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。 図27のU矢視図であり、実施例1の図8相当図である。
以下の実施例では、ステアリングホイールのチルト位置とテレスコピック位置の両方の調整を行うチルト・テレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用した例について説明する。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1を説明する。図1は本発明のステアリング装置の全体図、図2は本発明の実施例1のステアリング装置を車体後方側から見た要部の斜視図である。図1、図2に示すように、中空円筒状のアウターコラム1内には、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール5を取付けた上部ステアリングシャフト41が回動可能に軸支されている。アウターコラム1の車体前方側(図1の左側)には、インナーコラム2が軸方向に摺動可能に嵌合している。アウターコラム1は、アッパー側車体取付けブラケット3によって車体6に取付けられている。
インナーコラム2の車体前方側には、ロアー側車体取付けブラケット7が車体6に取付けられ、インナーコラム2の車体前方側に固定されたブラケット21が、ロアー側車体取付けブラケット7に、チルト中心軸211を中心にしてチルト可能に軸支されている。
インナーコラム2には、下部ステアリングシャフト42が回転可能に軸支され、下部ステアリングシャフト42は上部ステアリングシャフト41とスプライン嵌合し、上部ステアリングシャフト41の回転が下部ステアリングシャフト42に伝達される。
下部ステアリングシャフト42の左端は、上部自在継手71を介して中間シャフト72に連結され、中間シャフト72の左端は、下部自在継手73を介してピニオンシャフト74に連結されている。ピニオンシャフト74の左端はステアリングギヤ75に連結され、ステアリングホイール5の回転がステアリングギヤ75に伝達されて、車輪の操舵角を変えることができる。
図3は図1のA−A断面図、図4は図2のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図である。図5は図4のアウターコラム単体を示し、車体下方側になる面を上向きにし、車体後方側から見た斜視図である。図6は図4の縦断面図、図7は図6のP部拡大断面図、図8は図6のQ矢視図である。
図9は本発明の実施例1のクランプ部材単体を示し、左右一対のクランプ部材のうち、車体後方側から見て左側のクランプ部材を示す斜視図である。図10は図9のR矢視図、図11は本発明の実施例1の板ばね単体を示す正面図である。図12は図11の板ばねをクランプ部材に組み付けたサブ組み付け品を示す正面図である。図13は図12の板ばねをクランプ部材に組み付けたサブ組み付け品を、アウターコラムに組み付ける直前の状態を示し、車体後方側から見た斜視図である。
図2、図3に示すように、アッパー側車体取付けブラケット3の上部には、このアッパー側車体取付けブラケット3を車体6に取付けるための左右一対のフランジ部31A、31Bが形成されている。フランジ部31A、31Bと一体に形成され、上下方向に延在する左右の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、左右一対のクランプ部材8A、8Bが、テレスコ移動及びチルト移動可能に挟持されている。
クランプ部材8A、8Bは、アウターコラム1の中心軸線18を通る垂直平面に対して対称な形状を有する一対の部材で構成され、クランプ部材8A、8Bの内側(アウターコラム1の中心軸線18側)に形成された円弧状内周面(内周面)82A、82Bが、アウターコラム1の外周面11を包持している。
クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、アウターコラム1の中心軸線18を通る水平線上に、軸方向に長い矩形状の係合突起83A、83Bが一体的に形成されている。この係合突起83A、83Bは、アウターコラム1の中心に向かって放射状に形成されている。アウターコラム1の外周面11には、係合凹部12A、12Bが内周面13に貫通して形成され、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bが係合凹部12A、12Bに嵌入している。係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとのはめあいは、すきまばめにしている。
係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとの係合によって、アウターコラム1はクランプ部材8A、8Bに対して回り止めされる。また、アウターコラム1をインナーコラム2に対してテレスコピック位置調整する際に、アウターコラム1、クランプ部材8A、8Bを、一体的に軸方向に摺動させることができる。アウターコラム1の内周面13とインナーコラム2の外周面25との間に、摩擦係数の小さいブッシュを介在させれば、インナーコラム2に対してアウターコラム1を軽い力で移動させることができる。アウターコラム1の内周面13とインナーコラム2の外周面25との間に介在させる摩擦係数の小さいブッシュは、無くても構わない。インナーコラム2に対してアウターコラム1を軽い力で移動させるために、アウターコラム1の内周面13またはインナーコラム2の外周面25のうちの少なくともいずれか一方に、低摩擦材をコーティングしてもよい。
図6、図7、図10に示すように、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、円弧状内周面82A、82Bの車体下方端に、アウターコラム1の外周面11に積極的に当接させるための当接面(図7、図10には、左右一対のクランプ部材のうち、車体後方側から見て左側のクランプ部材8Aのみが示されている)84A、84Bが形成されている。
また、図7に示すように、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、当接面84A、84Bと係合突起83A、83Bとの間に、アウターコラム1の外周面11との間に、半径方向の隙間δを有する逃げ面85A、85Bが形成されている。従って、クランプ部材8A、8Bの成型時に、精度を必要とする当接面84A、84Bの面積が小さくなるため、クランプ部材8A、8Bの製造コストを削減することができる。
また、アウターコラム1の外周面11に積極的に当接させるための当接面84A、84Bを作ることによって、アウターコラム1にクランプ部材8A、8Bを強固に保持させるのに最も効果的な位置で、アウターコラム1の外周面11に円弧状内周面82A、82を押し付けることができる。実施例1では、円弧状内周面82A、82Bの車体下方端に当接面84A、84Bが形成されているが、当接面84A、84Bは、円弧状内周面82A、82Bの任意の円周上の位置に配置することができる。アウターコラム1にはスリット14が形成されているため、アウターコラム1の外周面11は、スリット14の近傍が拡径傾向になる。従って、当接面84A、84Bをスリット14から離して形成すれば、クランプ部材8A、8Bの外側面87A、87B同士の平行度が出やすくなるため、好ましい。
クランプ部材8A、8Bは、左右どちらに配置しても使用可能な同一形状にしてもよい。クランプ部材8A、8Bは、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の溶融金属を、金型の中に圧力を加えて圧入するダイカスト鋳造法により成形されている。クランプ部材8A、8Bは、左右別部品で成形すれば、一体で成形する場合と比較して、鋳造後の機械加工を省略することが可能となるので好ましい。クランプ部材8A、8Bの材料は、樹脂や燒結金属でもよい。
次に、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1の外周面11に押圧する連結部材について説明する。実施例1は、アウターコラム1の軸方向に幅が広い一個の板ばね(付勢部材)86を連結部材として使用している。図11は板ばね86の自由状態を示す正面図である。図11に示すように、板ばね86は、円弧部861、直線部862、862、折り曲げ部863、863で構成されている。
すなわち、円弧部861は、アウターコラム1の中心軸線18を中心とする円弧状に形成されている。直線部862、862は、円弧部861の車幅方向(図11の左右方向)の両端から、車体下方側(図11の下方側)に延びて形成されている。折り曲げ部863、863は、直線部862、862の車体下方側の下端に形成されている。
円弧部861の曲率半径は、アウターコラム1の外周面11の曲率半径よりも若干大きく形成されている。また、折り曲げ部863、863は、直線部862、862の下端から、アウターコラム1の中心軸線18側に向かって、直線部862、862に対して90度(直角)の角度で折り曲げられている。図11に示すように、板ばね86の自由状態では、直線部862、862の車幅方向の間隔(図11の左右方向の間隔)L3が、車体下方側(図11の下方側)に行くほど次第に狭くなるように形成されている。すなわち、直線部862、862は、アウターコラム1の中心軸線18を通る垂直平面と平行な平面に対して、車体下方側に角度αだけ傾斜して形成されている。
図8に示すように、板ばね86の軸方向の幅は、W1である。図6から図9に示すように、クランプ部材8A、8Bの外側面87A、87Bには、矩形凹溝88A、88Bが形成されている。矩形凹溝88A、88Bは、軸方向の幅がW2で、外側面87A、87Bよりもアウターコラム1の中心軸線18側に引っ込んで形成されている。
矩形凹溝88A、88Bの幅W2は、板ばね86の幅W1よりも若干広く形成され、矩形凹溝88A、88Bに直線部862、862が、適度のすきまばめで嵌合する。矩形凹溝88A、88Bの深さT1は、直線部862、862の板厚T2よりも若干大きく形成されている。
図7に示すように、矩形凹溝88A、88Bの車体下方端には、当接面881A、881Bが形成されている。当接面881A、881Bは面積が非常に小さく、直線部862、862の内側面8621の下端に積極的に当接する(図7には、左右一対のクランプ部材のうちの、車体後方側から見て左側のクランプ部材8Aのみが示されている)。
当接面881A、881Bの車体下方端には、係合溝883A、883Bが形成され、直線部862、862の下端の折り曲げ部863、863が係合する。係合溝883A、883Bの車幅方向の深さは、折り曲げ部863、863の車幅方向の長さよりも若干大きく形成されている。
また、矩形凹溝88A、88Bには、逃げ面882A、882Bが形成されている。逃げ面882A、882Bは、当接面881A、881Bの車体上方側(図7の上方側)に形成され、直線部862、862の内側面8621との間に、車幅方向の隙間βを有する。
従って、クランプ部材8A、8Bの成型時に、精度を必要とする当接面881A、881Bの面積が小さくなるため、クランプ部材8A、8Bの製造コストを削減することができる。また、直線部862、862の内側面8621に積極的に当接させるための当接面881A、881Bを作ることによって、クランプ部材8A、8Bの最も効果的な位置に、板ばね86の付勢力を付与することができる。
クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に組み付けるためには、まず、板ばね86をクランプ部材8A、8Bに結合して一体化し、サブ組み付け品を作る。すなわち、板ばね86の直線部862、862を、クランプ部材8A、8Bの矩形凹溝88A、88Bに挿入し、折り曲げ部863、863を係合溝883A、883Bに係合する。
すると、板ばね86の付勢力が、直線部862、862から当接面881A、881Bに作用し、クランプ部材8A、8Bは、図12に示すように、アウターコラム1の中心軸線18を通る垂直平面と平行な平面に対して、中心軸線18側に角度αだけ傾斜する。
また、図12に示すように、板ばね86をクランプ部材8A、8Bに結合して一体化すると、板ばね86とクランプ部材8A、8Bは、図12の上下方向、左右方向、及び、紙面に直交する方向の3方向の相対移動が規制されて結合される。従って、板ばね86とクランプ部材8A、8Bを、一体化したサブ組み付け品として管理、搬送、組み付けすることが可能となり、クランプ部材8A、8Bの組み付け作業が効率化する。
図13に示すように、このサブ組み付け品を手で保持して、アウターコラム1の車体前方側端面17から、アウターコラム1の外周面11に外嵌する。この際、図12の二点鎖線で示すように、板ばね86の付勢力に抗して、クランプ部材8A、8Bに手で力を加え、クランプ部材8A、8Bを、アウターコラム1の中心軸線18を通る垂直平面と平行な平面に対して、中心軸線18から離れる方向に角度γだけ傾斜させて拡げる。
すると、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bの内側面が、アウターコラム1の外周面11よりも半径方向外側に位置するため、クランプ部材8A、8Bを、アウターコラム1の外周面11に容易に外嵌することができる。その後、クランプ部材8A、8Bを、アウターコラム1の外周面11に押し込みながら、クランプ部材8A、8Bの係合突起83A、83Bとアウターコラム1の係合凹部12A、12Bの角度位相を合わせる。すると、上記したように、係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとのはめあいを、すきまばめにしているため、係合突起83A、83Bを係合凹部12A、12Bに容易に係合させることができる。
係合突起83A、83Bが係合凹部12A、12Bに嵌合した後も、クランプ部材8A、8Bには、板ばね86の付勢力が常時作用するため、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に強固に固定することができる。また、板ばね86の付勢力がクランプ部材8A、8Bに常時作用するため、チルト・テレスコピック解除時にクランプ部材8A、8Bをアンクランプした時に、クランプ部材8A、8Bとアウターコラム1との間にガタが生じることはなく、操作感の低下も起こらない。
さらに、係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとのはめあいは、すきまばめであり、はめあいの寸法誤差が大きくても、すきまばめになるように製造すれば、係合部の機能には大きな不具合は生じないため、係合部の製造が容易で、製造コストを低減することができる。係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとのはめあいは、すきまばめに限定されるものではなく、しまりばめやとまりばめでもよい。
図3、図6に示すように、実施例1では、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に組み付けた状態で、板ばね86の円弧部861の内周面8611とアウターコラム1の外周面11との間には隙間が形成されているが、この隙間は無くても良い。また、板ばね86の材質は、付勢力や耐久性等の点で、鋼材等の金属材料が好ましいが、非金属材料、例えば、樹脂材料でもよい。板ばね86は、アウターコラム1の軸方向に複数個配置してもよい。
アウターコラム1の内周面13には、インナーコラム2が軸方向に摺動可能に嵌合している。また、図3に示すように、インナーコラム2の内周面22には、軸受23を介して、上部ステアリングシャフト41が回転可能に軸支されている。
クランプ部材8A、8Bには、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコ用長溝81A、81B(図3、図4)が形成され、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコ用長溝81A、81Bに、締付けロッド34が、図3の右側から挿通されている。チルト用長溝33A、33Bは、チルト中心軸211を中心とする略円弧状に形成されている。
図3に示すように、締付けロッド34の右側には、頭部341が形成され、頭部341が側板32Bの外側面に当接している。頭部341の左側外径部には、チルト用長溝33Bの溝幅よりも若干幅の狭い矩形断面の回り止め部342が形成されている。回り止め部342はチルト用長溝33Bに嵌入して、締付けロッド34をアッパー側車体取付けブラケット3に対して回り止めすると共に、チルト位置調整時に、チルト用長溝33Bに沿って、締付けロッド34を摺動させる。
締付けロッド34の左端外周には、固定カム343、可動カム344、スラスト軸受345、調整ナット346がこの順で外嵌され、調整ナット346の内径部に形成された雌ねじ348が、締付けロッド34の左端に形成された雄ねじ347にねじ込まれている。
可動カム344の左端面には操作レバー349が固定され、この操作レバー349によって一体的に操作される可動カム344と固定カム343によって、カムロック機構が構成されている。固定カム343はチルト用長溝33Aに係合して、アッパー側車体取付けブラケット3に対して非回転であり、チルト位置調整時に、チルト用長溝33Aに沿って固定カム343を摺動させる。
チルト・テレスコピック締付け時に、操作レバー349が回動されると、固定カム343の山に可動カム344の山が乗り上げて、固定カム343を図3の右側に押すと同時に、締付けロッド34を左側に引く。これによって、側板32A、32Bを締付け、クランプ部材8A、8Bを締付ける。クランプ部材8A、8Bの当接面84A、84Bが、アウターコラム1の外周面11を包持して当接しているため、クランプ部材8A、8Bが締付けられると、アウターコラム1が縮径する。
チルト・テレスコピック解除時には、操作レバー349を逆方向に回動し、固定カム343の山に可動カム344の谷が入り込み、固定カム343を右側に押す力を解除すると同時に、締付けロッド34を左側に引く力を解除する。これによって、側板32A、32Bを離間させ、クランプ部材8A、8Bの締付けを解除する。この結果、アウターコラム1及びクランプ部材8A、8Bを、所望のチルト・テレスコピック位置で、アッパー側車体取付けブラケット3にクランプ・アンクランプすることができる。
図3、図5に示すように、アウターコラム1の下面には、スリット14が形成されている。スリット14の車体前方側端部(図5の左側)は、アウターコラム1の車体前方側端面17に開放されず、スリット14に対して直角方向に切り込まれた閉鎖端部141Aが形成されている。そして、この閉鎖端部141Aがアウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれている。
また、スリット14の車体後方側の閉鎖端部141Bは、半円弧状に形成されていて、切り込みは無い。この半円弧状の閉鎖端部141Bの直径Dは、スリット14の平行部142の幅W4よりも大きく形成されている。最も応力が集中する閉鎖端部141Bの幅を大きくすることで、閉鎖端部141Bへの応力集中を軽減している。アウターコラム1の曲げ強度や振動に対する剛性を確保するためには、車体後方側の閉鎖端部141Bの切り込みは無い方が好ましい。
また、スリット14の軸方向の長さL1(図5)は、クランプ部材8A、8Bの軸方向の長さL2(図4)よりも長く形成されている。スリット14の軸方向の長さL1の範囲内で、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面(内周面)82A、82Bがアウターコラム1を包持することで、アウターコラム1が効率的に縮径する。
このように、スリット14の両端が閉鎖しているため、操作レバー349の操作力の変動が小さい。また、車体前方側の閉鎖端部141Aがアウターコラム1の外径の略半分程度まで切り込まれているため、アウターコラム1を弾性変形させるのに必要な力が小さく、操作レバー349を操作するのに必要な力を小さく抑えることができる。
また、スリット14の両端が閉鎖しているため、アウターコラム1が部品状態の時に、アウターコラム1が変形したり、その変形によって生じる、アウターコラム1の内径寸法のばらつきも小さくなる。変形例として、スリット14は、アウターコラム1の車体前方側端面17に開放していてもよい。また、アウターコラム1にクランプ部材8A、8Bが接触している軸方向の範囲だけに、スリット14を形成するようにしてもよい。
上記したクランプ部材8A、8Bは、このスリット14を両側から挟み込む位置に配置されている。従って、クランプ部材8A、8Bが締付けられると、アウターコラム1が縮径して、インナーコラム2を強いクランプ力で保持することができる。
クランプ部材8A、8B及びアウターコラム1をアッパー側車体取付けブラケット3に対してアンクランプした後、ステアリングホイール5を握ってアウターコラム1をインナーコラム2に対して軸方向に摺動して所望のテレスコピック位置に調整する。さらに、チルト中心軸211を中心として所望のチルト位置に調整した後、クランプ部材8A、8Bを、アッパー側車体取付けブラケット3にクランプする。
上記した実施例1では、アウターコラム1の中心軸線18を通る水平線上に係合突起83A、83Bを形成しているが、任意の位相位置に係合突起を形成することができる。さらに、係合突起83A、83Bは、クランプ部材8A、8Bに各々一個形成されているが、複数形成してもよい。また、係合突起83A、83Bは、軸方向に長い矩形状であるが、軸方向が短い円柱状の突起等、任意の形状にすることができる。また、上記した実施例1では、締付けロッド34がアウターコラム1の中心軸線18よりも車体下方側に配置されているが、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1の車体上方側に突出させて形成し、締付けロッド34を車体6とアウターコラム1の中心軸線18との間に配置してもよい。
次に本発明の実施例2について説明する。図14は本発明の実施例2のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。図15は図14のS矢視図であり、実施例1の図8相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、実施例1の板ばね(付勢部材)86を二個で一対の線ばね(付勢部材)に変更した例である。すなわち、図14、図15に示すように、実施例2では、アウターコラム1の軸方向に離間して配置された一対の線ばね(付勢部材)89、89を付勢部材として使用している。線ばね89の自由状態は、図11に示す実施例1の板ばね86の自由状態と全く同一であるため、図示を省略する。線ばね89は、円弧部891、直線部892、892、折り曲げ部(図示はしないが、実施例1の折り曲げ部863、863と同一形状)で構成されている。
図15に示すように、線ばね89の線径はW3である。図14、15には、左右一対のクランプ部材のうち、車体後方側から見て左側のクランプ部材8Aの外側面87Aのみが見えているため、左側のクランプ部材8Aについて説明する。右側のクランプ部材8Bの形状は左側のクランプ部材8Aの形状と同一である。左側のクランプ部材8Aの外側面87Aには、アウターコラム1の軸方向に離間して、線ばね89の線径W3よりも若干幅の広い矩形凹溝880A、880Aが形成されている。
矩形凹溝880A、880Aに直線部892、892が、適度のすきまばめで嵌合する。矩形凹溝880A、880Aの深さは、直線部892、892の線径W3よりも若干大きく形成されている。
図示はしないが、矩形凹溝880A、880Aの車体下方端には、実施例1と同様に、直線部892、892の内側面の下端に積極的に当接する当接面が形成されている。また、当接面の車体下方端には、実施例1と同様に、直線部892、892の下端の折り曲げ部が係合する係合溝が形成されている。
また、矩形凹溝880A、880Aには、実施例1と同様に、当接面の車体上方側(図15の上方側)に逃げ面が形成されている。従って、実施例1と同様に、クランプ部材8A、8Bの成型時に、精度を必要とする当接面の面積が小さくなるため、クランプ部材8A、8Bの製造コストを削減することができる。また、直線部892、892の内側面に積極的に当接させるための当接面を作ることによって、クランプ部材8A、8Bの最も効果的な位置に、線ばね89の付勢力を付与することができる。
この線ばね89をクランプ部材8A、8Bに結合して一体化し、サブ組み付け品を作る手順、及び、このサブ組み付け品を手で保持して、アウターコラム1に外嵌して組み付ける手順は、実施例1と同様であるため、詳細な説明は省略する。
実施例2の線ばね89においても、係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとのはめあいは、すきまばめにしているため、係合突起83A、83Bを係合凹部12A、12Bに容易に係合させることができる。また、係合突起83A、83Bが係合凹部12A、12Bに係合した後も、クランプ部材8A、8Bには、線ばね89の付勢力が常時作用するため、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に強固に固定することができる。
また、線ばね89の付勢力がクランプ部材8A、8Bに常時作用するため、チルト・テレスコピック解除時にクランプ部材8A、8Bをアンクランプした時に、クランプ部材8A、8Bとアウターコラム1との間にガタが生じることはなく、操作感の低下も起こらない。
さらに、係合突起83A、83Bと係合凹部12A、12Bとのはめあいは、すきまばめであればよく、その寸法誤差が大きくても係合部の機能には大きな不都合は生じないため、係合部の製造が容易で、製造コストを低減することができる。実施例2では、二個で一対の線ばね89の例について説明したが、アウターコラム1の軸方向に離間した二個以上の複数の線ばね89を使用してもよい。
次に本発明の実施例3について説明する。図16は本発明の実施例3のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示す縦断面図であり、実施例1の図6相当図である。図17は図16のクランプ部材単体を示し、左右一対のクランプ部材のうち、車体後方側から見て左側のクランプ部材を示す斜視図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例3は、アウターコラムの係合突起を、アウターコラムの軸方向に直交する方向に長い突起に変更した例である。すなわち、図16、図17に示すように、実施例3では、実施例1と同様に、クランプ部材8A、8Bは、アウターコラム1の中心軸線18を通る垂直平面に対して対称な形状を有する一対の部材で構成されている。また、クランプ部材8A、8Bの内側(アウターコラム1の中心軸線18側)に形成された円弧状内周面(内周面)82A、82Bが、アウターコラム1の外周面11を包持している。
クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、アウターコラム1の中心軸線18に直交する方向に長い矩形状の係合突起830A、830Bが一体的に形成されている。この係合突起830A、830Bは、アウターコラム1の中心に向かって放射状に形成されている。アウターコラム1の外周面11には、係合凹部120A、120Bが内周面13に貫通して形成され、クランプ部材8A、8Bの係合突起830A、830Bが係合凹部120A、120Bに係合している。係合突起830A、830Bと係合凹部120A、120Bとのはめあいは、すきまばめにしている。
係合突起830A、830Bと係合凹部120A、120Bとの係合によって、アウターコラム1はクランプ部材8A、8Bに対して回り止めされる。また、アウターコラム1をインナーコラム2に対してテレスコピック位置調整する際に、アウターコラム1、クランプ部材8A、8Bを、一体的に軸方向に摺動させることができる。
図16、図17に示すように、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、円弧状内周面82A、82Bの車体下方端に、アウターコラム1の外周面11に積極的に当接させるための当接面(図17には、左右一対のクランプ部材のうちの、車体後方側から見て左側のクランプ部材8Aのみが示されている)84A、84Bが形成されている。
また、クランプ部材8A、8Bの円弧状内周面82A、82Bには、当接面84A、84B以外の部分に、アウターコラム1の外周面11との間に、半径方向の隙間を有する逃げ面85A、85Bが形成されている。従って、クランプ部材8A、8Bの成型時に、精度を必要とする当接面84A、84Bの面積が小さくて済むため、クランプ部材8A、8Bの製造コストを削減することができる。
また、アウターコラム1の外周面11に積極的に当接させるための当接面84A、84Bを作ることによって、アウターコラム1にクランプ部材8A、8Bを保持させるのに最も効果的な位置で、アウターコラム1の外周面11に円弧状内周面82A、82を押し付けることができる。
次に本発明の実施例4について説明する。図18は本発明の実施例4のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示す縦断面図であり、実施例1の図6相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例4は、組み付けた付勢部材をクランプ部材から外れにくくした例である。すなわち、図18に示すように、実施例4では、実施例1と同様に、アウターコラム1の軸方向に幅が広い一個の板ばね86を付勢部材として使用している。板ばね86の自由状態は、図11に示す実施例1の板ばね86の自由状態と全く同一であるため、図示を省略する。図18に示すように、板ばね86は、円弧部861、直線部862、862、折り曲げ部864、864で構成されている。
円弧部861、直線部862、862は、実施例1の板ばね86と全く同一形状であるため、詳細な説明を省略する。折り曲げ部864、864は、直線部862、862の下端から、アウターコラム1の中心軸線18側に向かって、直線部862、862に対して鋭角に折り曲げられている。
実施例1と同様に、クランプ部材8A、8Bには、矩形凹溝88A、88B、当接面881A、881B、逃げ面882A、882Bが形成されている。当接面881A、881Bの車体下方端に形成された係合溝884A、884Bは、クランプ部材8A、8Bの外側面87A、87Bに対して鋭角に形成されている。この係合溝884A、884Bに、直線部862、862の下端の折り曲げ部864、864が係合する。
クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に組み付けるために、板ばね86の直線部862、862を、クランプ部材8A、8Bの矩形凹溝88A、88Bに挿入し、折り曲げ部864、864を係合溝884A、884Bに係合する。すると、板ばね86とクランプ部材8A、8Bは、図18の上下方向、左右方向、及び、紙面に直交する方向の3方向の相対移動が規制されて結合される。特に、板ばね86に図18の上下方向の荷重が作用した時に、曲げ部864、864が係合溝884A、884Bから外れにくくなる。
このサブ組み付け品をアウターコラム1の外周面11に外嵌するために、実施例1と同様に、板ばね86の付勢力に抗して、クランプ部材8A、8Bを、アウターコラム1の中心軸線18を通る垂直平面と平行な平面に対して、中心軸線18から離れる方向に角度γだけ傾斜させる。実施例4では、係合溝884A、884B、折り曲げ部864、864
が、直線部862、862に対して鋭角に形成されているため、係合溝884A、884Bから折り曲げ部864、864が外れにくくなり、サブ組み付け品としての取り扱いが容易になるため、組み付け作業の能率が向上する。
次に本発明の実施例5について説明する。図19は本発明の実施例5のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。図20は図19の車体下方側から見た下面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例5は、付勢部材を、アウターコラム1の車体下方側で、かつ、クランプ部材の車体下方側に取り付けた例である。すなわち、図19、図20に示すように、実施例5では、線ばね91を付勢部材として使用している。クランプ部材8A、8Bの車体下方側に形成された下面831A、831Bには、円柱状のピン92が各々固定されている。ピン92の下端は、下面831A、831Bから若干突出している。線ばね91は、弾性を持たせるために円弧状に形成され、その両端がピン92、92の突出部に巻き付けられて、クランプ部材8A、8Bを連結する。線ばね91は、複数個あってもよい。
クランプ部材8A、8Bに線ばね91を組み付けたサブ組み付け品を、線ばね91の付勢力に抗して、クランプ部材8A、8Bの車体上方側を、アウターコラム1の中心軸線を通る垂直平面と平行な平面に対して、中心軸線から離れる方向に扇形に開き、アウターコラム1の外周面11に外嵌すれば、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に強固に固定することができる。
また、線ばね91の付勢力がクランプ部材8A、8Bに常時作用するため、チルト・テレスコピック解除時にクランプ部材8A、8Bをアンクランプした時に、クランプ部材8A、8Bとアウターコラム1との間にガタが生じることはなく、操作感の低下も起こらない。実施例5では、線ばね91や、線ばね91をクランプ部材8A、8Bに係合する係合部の形状が簡単になるため、製造コストが削減される。
次に本発明の実施例6について説明する。図21は本発明の実施例6のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。図22は図21のT矢視図であり、実施例1の図8相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例6は、付勢部材を、アウターコラム1の車体下方側で、かつ、クランプ部材の車体前方側と車体後方側に取り付けた例である。すなわち、図21、図22に示すように、実施例6では、実施例5と同様に、線ばね91を付勢部材として使用している。クランプ部材8A、8Bの車体前方側に形成された前面832A、832Bと、車体後方側に形成された後面833A、833Bには、円柱状のピン92が各々固定されている。ピン92の先端は、前面832A、832B、後面833A、833Bから若干突出している。線ばね91は、弾性を持たせるために円弧状に形成され、その両端がピン92、92の突出部に巻き付けられて、クランプ部材8A、8Bを、車体前方側と車体後方側の二箇所で連結する。
クランプ部材8A、8Bに線ばね91、91を組み付けたサブ組み付け品を、線ばね91、91の付勢力に抗して、クランプ部材8A、8Bの車体上方側を、アウターコラム1の中心軸線を通る垂直平面と平行な平面に対して、中心軸線から離れる方向に扇形に開き、アウターコラム1の外周面11に外嵌すれば、クランプ部材8A、8Bをアウターコラム1に強固に固定することができる。
また、線ばね91、91の付勢力がクランプ部材8A、8Bに常時作用するため、チルト・テレスコピック解除時にクランプ部材8A、8Bをアンクランプした時に、クランプ部材8A、8Bとアウターコラム1との間にガタが生じることはなく、操作感の低下も起こらない。実施例6では、線ばね91や、線ばね91をクランプ部材8A、8Bに係合する係合部の形状が簡単になるため、製造コストが削減される。
次に本発明の実施例7について説明する。図23は本発明の実施例7のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。図24は図23の縦断面図であり、実施例1の図6相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例7は、実施例1の変形例であって、付勢部材をアウターコラムの外周面に積極的に当接させて、付勢部材とアウターコラムとの接触によって生じる音を防止した例である。すなわち、図23、図24に示すように、実施例7では、実施例1と同様に、板ばね86を付勢部材として使用している。板ばね86は、実施例1と同様に、円弧部861、直線部862、862、折り曲げ部863、863で構成され、クランプ部材8A、8Bの係合溝883A、883Bに折り曲げ部863、863が係合して、板ばね86をクランプ部材8A、8Bに結合して一体化する。
板ばね86の円弧部861には、アウターコラム1の中心軸線18に向かって突出した半円弧状の2個の突起865、865が形成され、突起865、865の先端が、アウターコラム1の外周面11に各々当接している。実施例7では、板ばね86の突起865、865をアウターコラム1の外周面11に積極的に当接させることによって、走行中の振動によって、板ばね86とアウターコラム1が接触した時に生じる音を未然に防止することができる。
次に本発明の実施例8について説明する。図25は本発明の実施例8のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。図26は図25の縦断面図であり、アウターコラムの中心軸線を通る垂直平面に沿って切断した断面図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例8は、実施例7の変形例であって、付勢部材をアウターコラムの外周面に積極的に当接させて、付勢部材とアウターコラムとの接触によって生じる音を防止した例である。すなわち、図25、図26に示すように、実施例8では、実施例7と同様に、板ばね86を付勢部材として使用している。板ばね86は、実施例7と同様に、円弧部861、直線部862、862、折り曲げ部(図示せず)で構成され、クランプ部材8A、8Bに折り曲げ部が係合して、板ばね86をクランプ部材8A、8Bに結合して一体化する。
板ばね86の円弧部861には、ゴム、樹脂等の弾性部材で形成されたバンド(緩衝部材)866が巻き付けられ、バンド866が、アウターコラム1の外周面11に当接している。実施例8では、バンド866をアウターコラム1の外周面11に積極的に当接させることによって、走行中の振動によって、板ばね86とアウターコラム1が接触した時に生じる音を未然に防止することができる。
次に本発明の実施例9について説明する。図27は本発明の実施例9のアウターコラムにクランプ部材を組み付けた状態を示し、車体後方側から見た斜視図であり、実施例1の図4相当図である。図28は図27のU矢視図であり、実施例1の図8相当図である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例9は、実施例1の変形例であって、付勢部材をクランプ部材8A、8Bにボルトで固定した例である。すなわち、図27、図28に示すように、実施例9では、実施例1と同様に、板ばね86を付勢部材として使用している。板ばね86は、円弧部861、直線部862、862で構成され、実施例1の折り曲げ部(図示せず)863、863は形成されていない。ボルト867、867で直線部862、862をクランプ部材8A、8Bに締付け、板ばね86をクランプ部材8A、8Bに結合して一体化する。ボルト867、867で締付ければ、板ばね86とクランプ部材8A、8Bの結合がより確実になる。
上記実施例では、チルト/テレスコピック式のステアリング装置に本発明を適用した例について説明したが、テレスコピック位置だけの調整が可能なテレスコピック式のステアリング装置に適用してもよい。また、上記実施例では、板ばね86の円弧部861、線ばね89の円弧部891は、アウターコラム1の外周面11の車体上方側に配置されているが、アウターコラム1の外周面11の車体下方側に配置してもよい。また、板ばね86の円弧部861、線ばね89の円弧部891の形状は、円弧状に限られるものではなく、矩形でもよい。また、上記実施例では、当接面84A、84Bは、クランプ部材8A、8Bの軸方向の長さの全長にわたって細長く形成されているが、軸方向の長さの短い複数の当接面を、クランプ部材8A、8Bの軸方向に離間して配置してもよい。また、上記実施例では、アウターコラム1が車体後方側でインナーコラム2が車体前方側に配置されているが、アウターコラム1を車体前方側でインナーコラム2を車体後方側に配置してもよい。
1 アウターコラム
11 外周面
12A、12B 係合凹部
120A、120B 係合凹部
13 内周面
14 スリット
141A、141B 閉鎖端部
142 平行部
17 車体前方側端面
18 中心軸線
2 インナーコラム
21 ブラケット
211 チルト中心軸
22 内周面
23 軸受
25 外周面
3 アッパー側車体取付けブラケット
31A、31B フランジ部
32A、32B 側板
321A、321B 内側面
33A、33B チルト用長溝
34 締付けロッド
341 頭部
342 回り止め部
343 固定カム
344 可動カム
345 スラスト軸受
346 調整ナット
347 雄ねじ
348 雌ねじ
349 操作レバー
41 上部ステアリングシャフト
42 下部ステアリングシャフト
5 ステアリングホイール
6 車体
7 ロアー側車体取付けブラケット
71 上部自在継手
72 中間シャフト
73 下部自在継手
74 ピニオンシャフト
75 ステアリングギヤ
8A、8B クランプ部材
81A、81B テレスコ用長溝
82A、82B 円弧状内周面(内周面)
83A、83B 係合突起
830A、830B 係合突起
831A、831B 下面
832A、832B 前面
833A、833B 後面
84A、84B 当接面
85A、85B 逃げ面
86 板ばね(付勢部材)
861 円弧部
8611 内周面
862 直線部
8621 内側面
863 折り曲げ部
864 折り曲げ部
865 突起
866 バンド(緩衝部材)
867 ボルト
87A、87B 外側面
88A、88B 矩形凹溝
880A 矩形凹溝
881A、881B 当接面
882A、882B 逃げ面
883A、883B 係合溝
884A、884B 係合溝
89 線ばね(付勢部材)
891 円弧部
892 直線部
91 線ばね(付勢部材)
92 ピン

Claims (14)

  1. インナーコラム、
    上記インナーコラムに軸方向に相対的に摺動可能に外嵌され、軸方向の所定長に渡って形成されたスリットを有する中空のアウターコラム、
    車体に取付け可能な車体取付けブラケット、
    上記車体取付けブラケットの左右の側板に摺動可能に挟持され、上記アウターコラムの外周面に形成された係合凹部に係合する係合突起を有し、上記アウターコラムの外周面を包持する内周面を有する左右一対のクランプ部材、
    上記一対のクランプ部材に各々係合し、上記アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧する連結部材、
    上記車体取付けブラケットの左右の側板を締付け、上記クランプ部材を介して上記アウターコラムを縮径させて、上記アウターコラムに対して軸方向に相対的に移動不能に上記インナーコラムをクランプするクランプ装置を備えたステアリング装置において、
    上記連結部材は、上記アウターコラムの外周面に上記クランプ部材を押圧する付勢部材であること
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記アウターコラムの外周面を包持する上記クランプ部材の内周面には、アウターコラムの外周面に対して半径方向の隙間を有する逃げ面が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記係合突起は、上記アウターコラムの軸方向に長い突起であること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記係合突起は、上記アウターコラムの軸方向に直交する方向に長い突起であること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記クランプ部材の係合突起は、上記アウターコラムの外周面に形成された係合凹部にすきまばめで係合すること
    を特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材は、板ばねであること
    を特徴とするステアリング装置。
  7. 請求項に記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材は、複数の線ばねであること
    を特徴とするステアリング装置。
  8. 請求項6から請求項7までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材は、
    上記アウターコラムの外周面よりも大きな曲率半径の円弧部と、
    上記円弧部の両端に各々形成された直線部と、
    上記直線部の先端に各々形成され、上記アウターコラムの軸心に向かって、折り曲げられた折り曲げ部で構成され、
    上記クランプ部材に形成された係合溝に上記折り曲げ部を係合して、付勢部材とクランプ部材を一体化したサブ組み付け品とすること
    を特徴とするステアリング装置。
  9. 請求項に記載されたステアリング装置において、
    上記折り曲げ部は、
    上記アウターコラムの軸心に向かって、直線部から鋭角に折り曲げられていること
    を特徴とするステアリング装置。
  10. 請求項6から請求項7までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材は、
    上記アウターコラムの車体下方側で、かつ、一対のクランプ部材の車体下方側の下面にその両端が各々係合して、上記アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧すること
    を特徴とするステアリング装置。
  11. 請求項から請求項までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材は、
    上記アウターコラムの車体下方側で、かつ、一対のクランプ部材の車体前方側と車体後方側にその両端が各々係合して、上記アウターコラムの外周面にクランプ部材を押圧すること
    を特徴とするステアリング装置。
  12. 請求項から請求項までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材には、
    上記アウターコラムの外周面に常時当接する突起が形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  13. 請求項から請求項までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材には、
    上記アウターコラムの外周面に常時当接する緩衝部材が取付られていること
    を特徴とするステアリング装置。
  14. 請求項から請求項までのいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記付勢部材は、
    上記アウターコラムの外周面よりも大きな曲率半径の円弧部と、
    上記円弧部の両端に各々形成された直線部で構成され、
    上記直線部を上記クランプ部材にボルトで固定して、付勢部材とクランプ部材を一体化したサブ組み付け品とすること
    を特徴とするステアリング装置。
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