JP5271717B2 - 吸水性樹脂粉末の製造方法および吸水性樹脂粉末の包装物 - Google Patents
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Description
(b)標準篩分級で規定される、150μm以下の微粉が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が300μm以上600μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下
ただし、4.8kPaの圧力下での0.90質量%塩化ナトリウム水溶液に対する60分間の加圧下吸収倍率において、粒子状吸水剤0.9gでの加圧下吸収倍率を(AAP:0.90g)とする。
(b)(AAP:0.90g)が20g/g以上60g/g以下
(c)標準篩分級で規定される、150μm以下の微粉が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が200μm以上550μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下
ただし、4.8kPaの圧力下での0.90質量%塩化ナトリウム水溶液に対する60分間の加圧下吸収倍率において、粒子状吸水剤0.9gでの加圧下吸収倍率を(AAP:0.90g)とする。
一実施形態において、本発明に係る吸水性樹脂粉末の製造方法は、表面架橋構造を有する吸水性樹脂粉末の製造方法であって、重合工程と、乾燥工程と、表面処理工程と、上記乾燥工程後の製造工程で、吸水性樹脂に含まれるきょう雑物を色彩選別する選別工程と、を含む。色彩選別される前または後の吸水性樹脂の粒度は、好ましくは質量平均粒子径が300μm以上10mm以下であり、かつ、150μm以下の微粉が10質量%未満である。
<重合工程>
まず、重合工程について説明する。重合工程は、不飽和単量体の水溶液を重合し、含水ゲル状架橋重合体を生成する工程である。
次に、乾燥工程について説明する。乾燥工程は、上記重合工程によって得られた含水ゲル状架橋重合体、好ましくはゲル細粒化工程によって粉砕した粒子状含水ゲルを乾燥する工程である。乾燥方法については特に限定されるものではなく、例えば、バンド乾燥機、攪拌乾燥機、流動層乾燥機などの1種または2種以上を用いるような従来からの乾燥方法を好適に用いることができる。
本発明に係る吸水性樹脂の製造方法によって製造される吸水性樹脂粉末は、好ましくは、篩分級で規定される質量平均粒子径が200μm以上10mm以下、より好ましくは300μm以上10mm以下(さらに好ましくは600μm以下)であり、かつ、150μm以下の微粉が10質量%未満であって、表面架橋構造を有する。すなわち、上記吸水性樹脂粉末は、微粉の含有量が少なく、粒度の揃った微細粒子であり、高い吸水性能を有する高物性吸水性樹脂粉末である。係る高物性吸水性樹脂粉末では、上述のようにきょう雑物が発生しやすいため、後述する選別工程できょう雑物を除去すれば、高物性でしかも白色度の高い低着色吸水性樹脂粉末を得ることができ、非常に有用である。
次に、選別工程について説明する。選別工程は、乾燥工程後に行われる製造工程であって、吸水性樹脂の全量または一部に対して、吸水性樹脂に含まれるきょう雑物を色彩選別する工程である。なお、本発明で色彩選別とは、吸水性樹脂の色(通常は白色)に対して、異物の色(黒色系、例えば黒色、茶色、こげ茶色)を選別し除去することであるが、選別工程に供される吸水性樹脂の色は完全な白色に限定されるものではなく、他の色に染料などで染色されていてもよい。また原料由来で極一部黄ばんでいてもよい。例えば、選別工程に供される吸水性樹脂のYI(Yellow Index)は、好ましくは70以上、より好ましくは80以上、特に好ましくは90以上である。なお、上記「YI」は、例えば米国特許6444749号に規定されている。
)にあることを突き止め、鋭意検討の結果、当該きょう雑物が黒や茶色の色彩を有していることから、色彩選別の手法に注目し、きょう雑物を効率的に除去することに成功した。
表面処理工程とは、含水ゲル状架橋重合体またはその乾燥物を表面処理する工程である。本明細書において上記表面処理とは、含水ゲル状架橋重合体またはその乾燥物を表面架橋および/または表面被覆することをいう。
上記含水ゲル状架橋重合体は、吸水性能の向上のために、乾燥前、乾燥時または乾燥後の適宜の段階で表面架橋処理されていることが好ましい。この表面架橋処理は、選別工程の前および/または後、好ましくは選別工程の前に行われる。例えば、表面架橋処理は、乾燥と同時または乾燥後に、好ましくは70℃以上250℃以下、より好ましくは150℃以上250℃以下、さらに好ましくは170℃以上230℃以下、特に好ましくは180℃以上220℃以下で加熱処理することで行われる。なお、上記加熱温度は、上記乾燥機で熱媒を用いる場合は、熱媒温度で規定されるが、マイクロ波を用いる場合など、熱媒温度で規定できない場合は、上記含水ゲル状架橋重合体の温度によって規定することができる。
本発明においては、表面架橋剤とは別に、添加剤として水不溶性微粒子を用いると、吸水性樹脂の通液性や吸湿時の耐ブロッキング性などを改善することができる。水不溶性微粒子としては、好ましくは10μm以下、さらには1μm以下、特に0.1μm以下の無機または有機の水不溶性微粒子が用いられ、具体的には、金属石鹸、酸化珪素(商品名、Aerosil、日本アエロジル社製)、酸化チタン、酸化アルミ、などが用いられる。水不溶性微粒子の混合は粉末混合(Dry−Blend)やスラリー混合で行われるが、その際の水不溶性微粒子の使用量は吸水性樹脂100質量部に対して好ましくは10質量部以下、より好ましくは0.001質量部以上5質量部以下、さらに好ましくは0.01質量部以上2質量部以下である。
本発明にかかる吸水性樹脂粉末の製造方法では、きょう雑物の多い吸水性樹脂をバッチで処理してもよいし、連続で処理してもよい。好ましくは、上記乾燥工程後に、さらに粉砕工程、分級工程および各製造工程を連結する連続移送工程を含む。すなわち、本発明に係る製造方法は、吸水性樹脂粉末を連続製造する場合、特に30日以上、さらには60日以上、さらに120日以上、特に240日以上、吸水性樹脂粉末を連続製造する場合に好適に適用できる。なお、本発明で連続製造とは同一品番を連続して製造する期間を指し、品番変更や生産一時停止までの時間・日数を指す。品番変更は上記製造条件(例えば、架橋剤とその量)を適宜変更することで行なわれる。
本発明で粒子状吸水剤とは、吸水性樹脂を(主成分として)含む水性液体の吸収固化剤のことを指し、さらに、好ましくは特定量の水(含水率0.5〜20質量%、好ましくは1〜15質量%、特に好ましくは2〜10質量%)を含有する。水を含有することで、吸水速度の向上や耐衝撃性の向上が図れ、物性が向上し、また少なくとも物性が低下せず維持できる。なお、「粒子状吸水剤」は、後述する「(g)その他の添加剤」が含まれない場合は、本明細書において、「吸水性樹脂粉末」と同義語である。
上記粒子状吸水剤は、例えば、その製法の一例として、下記工程(A)〜(E)を含む製造方法で得ることができる。
(B)アゾ系重合開始剤で該単量体成分を水溶液重合する工程
(C)重合後に、150μm未満の粒子が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が200μm以上450μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下の乾燥粉末を得る工程
(D)該粉末を表面架橋する工程
(E)表面架橋された該粉末を色彩選別する工程
なお、上記製法は一例であって、上記粒子状吸水剤が前記特性を満たす限り、上記製法に限定されない。上記製法を一例として得られる上記粒子状吸水剤は、高物性を有し、かつ白色度に優れた外観を有する新規な粒子状吸水剤である。なお、色彩選別の前後ではきょう雑物量以外は実質変化しないから、本発明では上記特定物性、すなわち、高物性の吸水性樹脂を得て、それを色彩選別すればよい。
(b)きょう雑物の含有量が5mm2/100g以下
(c)標準篩分級で規定される、150μm未満の粒子が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が200μm以上550μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下
ただし、4.8kPaの圧力下での0.90質量%塩化ナトリウム水溶液に対する60分間の加圧下吸収倍率において、粒子状吸水剤0.9gでの加圧下吸収倍率を(AAP:0.90g)とする。
上記粒子状吸水剤では、その加圧下通液性効率(PPUP)は、好ましくは50%以上100%以下、より好ましくは60%以上100%以下、最も好ましくは70%以上100%以下となる。なお、加圧下通液効率とは、加圧下吸収倍率(AAP:0.9g)とは異なり、吸水性樹脂量(測定の単位面積あたりの樹脂量)を0.90gから5.0gに増加させた際の加圧下吸収倍率(AAP)の安定性(低下のなさ)に関する指標である。
上記粒子状吸水剤では、色彩選別後、きょう雑物の含有量が好ましくは5mm2/100g以下、より好ましくは3mm2/100g以下、以下、最も好ましくは1mm2/100g以下、実質0(検出不能)とされる。5mm2/100g以下では肉眼で殆ど観察できず、おむつなどの実使用において臨界的に重要である。かかる範囲であれば、オムツやナプキンなど、白色パルプ中でも消費者に異物感を与えない。上記粒子状吸水剤に用いられる吸水性樹脂は、本発明の吸水性樹脂の製造方法によって得られるものであり、上記の選別工程を経ているものであるため、上記粒子状吸水剤は、きょう雑物の含有量が非常に少ないものとなっている。したがって、上記粒子状吸水剤は、白色度に優れた低着色の粒子状吸水剤であるといえる。
上記粒子状吸水剤の質量平均粒子径(D50)は、物性面から200μm以上10mm以下、さらには300μm以上10mm以下(好ましくは600μm以下)が必要であるが、350μm以上550μm以下が好ましく、400μm以上500μm以下であることがさらに好ましい。特に、オムツなど衛生材料に使用される場合、必要により他の粒度の粒子を混合ないし分離するなどして、200μm以上550μm以下、好ましくは250μm以上500μm以下、より好ましくは300μm以上450μm以下、特に好ましくは350μm以上400μm以下に調整される。粒度の制御は粉砕工程、分級工程のみならず、適宜、選別工程でも行うことが可能である。
上記粒子状吸水剤は生理食塩水に対する加圧下吸水倍率(4.8kPa:0.90g)が好ましくは15g/g以上、より好ましくは20g/g以上、次に好ましくは23g/g以上、さらに好ましくは25g/g以上である。また、生理食塩水に対する加圧下吸収倍率(1.9kPa:0.90g)も通常15g/g以上、好ましくは20g/g以上、次に好ましくは25g/g以上、さらに好ましくは28g/g以上、特に好ましくは32g/g以上である。これら加圧下吸収倍率の上限は特にないが、他の物性とのバランスおよびコストパフォーマンスの観点から通常60g/g程度である。
上記粒子状吸水剤は、無加圧下吸収倍率(GVs/別称;CRC)が10g/g以上50g/g以下、28g/g以上50g/g以下、好ましくは28g/g以上45g/g以下、より好ましくは30g/g以上45g/g以下、特に好ましくは30g/g以上40g/g以下とされる。CRCが高すぎると、ゲル強度、耐尿性等の本発明に規定されない他の物性が低下し、さらに、CRCが低すぎると、実使用時におむつとして吸収量が不十分となる。また、水可溶分量は好ましくは0質量%以上25質量%以下、より好ましくは0質量%以上15質量%以下、さらに好ましくは0質量%以上10質量%以下である。
さらに、上記粒子状吸水剤の残存モノマー(残存単量体)量は好ましくは0質量ppm以上400質量ppm以下、より好ましくは0質量ppm以上300質量ppm以下、特に好ましくは0質量ppm以上200質量ppm以下、特に0質量ppm以上100ppm以下を示す。かかる残存モノマーは例えばアンモニアでの中和やアゾ重合開始剤の使用で達成される。
さらに、上記粒子状吸水剤は、その目的機能に応じて、種々の機能を付与させるため、キレート剤(例えば、米国特許6599989号に例示)、酸化剤(例えば、米国特許公開2006−183828号に例示)、亜硫酸(水素)塩などの還元剤(例えば、米国特許4863989号に例示)、アミノカルボン酸などのキレート剤(例えば、米国特許6469080号に例示)、シリカや金属石鹸(例えば、米国特許公開2005−0118423号に例示)等の水不溶性無機ないし有機粉末、界面活性剤(例えば米国特許6107358号に例示)、消臭剤、抗菌剤、高分子ポリアミン、パルプや熱可塑性繊維などを0質量%以上3質量%以下、好ましくは0質量%以上1質量%以下添加されたものでも良い。
(b)きょう雑物の含有量が5mm2/100g以下
(c)標準篩分級で規定される、150μm以下の微粉が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が200μm以上550μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下
ただし、4.8kPaの圧力下での0.90質量%塩化ナトリウム水溶液に対する60分間の加圧下吸収倍率において、粒子状吸水剤0.9gでの加圧下吸収倍率を(AAP:0.90g)とする。
本発明の吸水性樹脂粉末の製造方法によって製造された吸水性樹脂粉末および上記粒子状吸水剤の用途は、前記<吸水性樹脂粉末の物性>に記載したように特に限定されないが、好ましくは、紙オムツ、生理ナプキン、失禁パット等の吸収性物品に使用され得る。特に、高物性を有し、しかも白色度に優れた低着色吸収剤であるため、従来、吸水剤の原料由来の臭気、上記きょう雑物による異物感等が問題になっていた高濃度オムツ(1枚のオムツに多量の吸水性樹脂を使用したもの)に好適に使用され、特に前記吸収性物品中の吸収体上層部に使用された場合に、特に優れた性能が発揮される。本発明に係る吸水性樹脂粉末、または本発明に係る製造方法によって得られた吸水性樹脂粉末は、白色パルプ中でも消費者に異物感を与えない。
室温(20℃以上25℃以下)、湿度50RH%の条件下で、吸水性樹脂粉末0.200gを不織布製の袋(60mm×60mm)に均一に入れてシールした後、室温の0.90質量%生理食塩水中に浸漬した。30分後に袋を引き上げ、遠心分離機(株式会社コクサン社製、遠心機:型式H−122)を用いて250Gで3分間水切りを行った後、袋の質量W1(g)を測定した。また、同様の操作を吸水性樹脂粉末あるいは吸水剤を用いずに行い、その時の質量W0(g)を測定した。そして、これらW1、W0から、次式に従って無加圧下吸収倍率(g/g)を算出した。
(2)可溶分(水可溶成分)量
吸水性樹脂粉末500mgを、蓋付きポリプロピレン製カップ中(内径90mm×200mm)に投入した1000gのイオン交換水中に、分散し、4cmのマグネチックスターラーで約300〜600rpmで16時間攪拌したあと、含水ゲルの分散液を濾紙1枚(ADVANTEC東洋株式会社、品名:(JISP 3801、No.2)、厚さ0.26mm、保留粒子径5μm)を用いて濾過することにより濾液を得た。
(3)残存モノマー量(残存アクリル酸量)
上記(2)で攪拌時間を2時間したのち同様に濾過し、濾液中の残存アクリル酸を液体クロマトグラフィーで分析した。
吸水性樹脂粉末を目開き850μm、600μm、500μm、425μm、300μm、212μm、150μm、106μm、75μmなどのJIS標準ふるい(JIS Z8801−1(2000))で篩い分けし、残留百分率Rを対数確率紙にプロットした。これにより、質量平均粒子径(D50)を読み取った。なお、ふるいの目開きは、粒子径に合せて適宜変更すればよい。例えば、粒子径1mm以上では、米国特許公開2007−041796号に記載されたふるい等を用いることができる。
JIS P8208(1998)「製紙用パルプのきょう雑物試験方法」に準じて、吸水性樹脂粉末のきょう雑物の量(mm2/100g)を測定した。すなわち、JIS P8208に例示の「きょう雑物測定表(財団法人印刷局;販売(株)朝陽会(東京都北区))」および「きょう雑物測定装置」をもって、きょう雑物測定表(透明ポリエステルフィルム製)に規定の表示面積0.05mm2〜5.0mm2までの14段階の図形を、吸水性樹脂粉末に重ね合わせ、大きさおよび形状のもっとも近似しているものを選び出し、その表示面積の総和からきょう雑物の面積を比較計測した。(例えば、吸水性樹脂粉末100g中で面積0.05mm2のきょう雑物が10粒の場合、0.5mm2/100gとなる)。なお、JIS P8208によると、きょう雑物とはパルプ中に含まれる塵および結束繊維の総称で、不透明性あるいは他の部分と異なる色を有する部分であるが、本願では吸水性樹脂粉末(通常;白色、例えばYI≦20)に対して、JIS P8208に準じて目視で判別できる着色粒(通常;黒ないし茶色)をきょう雑物と規定する。
欧州特許0885917号および欧州特許0811636号の実施例に開示の方法にしたがって、吸水性樹脂粉末の生理食塩水に対する4.9kPa(約50g/cm2)での加圧下吸収倍率を測定した。すなわち、吸水性樹脂粉末0.900gに対して50g/cm2の荷重を均一に加えながら、60分間にわたって吸水性樹脂粉末が吸収した生理食塩水の質量W2(g)を、天秤を用いて測定した。そして、上記の質量W2から、次式に従って、吸収開始から60分後の加圧下の吸収倍率(g/g)を算出し、加圧下(50g/cm2)の吸収倍率とした。
(7)加圧下通液効率(PPUP/Permeability Potential Under Pressure)
上記(6)4.9kPaでの加圧下吸収倍率(AAP:0.90g)の測定において、吸水性樹脂粉末の量を0.900gから5.000gに変えた以外は同様の操作をして、加圧下吸収倍率(AAP:5.0g)の値を求めた。このとき、加圧下吸収倍率(AAP:5.0g)が高いものは、膨潤した吸水性樹脂(または粒子状吸水剤)の層の高さが非常に高くなる可能性があるので、使用する支持円筒の高さは十分余裕を持たせておく必要がある。以上の操作で求められた加圧下吸収倍率(AAP:0.90g)、(AAP:5.0g)を用いて、下式により加圧下通液効率(PPUP)が求められる。
(8)吸水性樹脂粉末の着色
分光式色差計SZ−Σ80 COLOR MEASURING SYMETEM(日本電飾工業(株)製)を用いて、設定条件(反射条件/粉末ペースト試験台(内径30mm)/標準として粉末ペースト用標準白板No2/30φ投光パイプ)にて、製造直後の吸水性樹脂粉末(約5〜10g)の物体色を測定した。なお、米国特許20040110914の促進試験は行わなかった。YIは小さいほど白色であり、15以下、さらには10以下が好ましい。
重合工程(ベルト上での静置重合)、ゲル細粒化工程、乾燥工程、粉砕工程、分級工程、表面処理工程(架橋剤の噴霧工程、加熱工程、冷却工程)、分級工程、金属異物除去工程(参照;米国特許6716894号、上記特許文献6)、がそれぞれ連結され、各工程を連続して行うことができる吸水性樹脂粉末の連続製造装置(1時間あたり約500Kgの生産能力)を用いて吸水性樹脂粉末を連続製造した。
製造例1において、吸水性樹脂粉末(1)のLotから任意に吸水性樹脂粒子300gを取り出し、300gを一層で約1m2に広げて、きょう雑物(黒色粒子)の有無をチェックした。1m2に広げた粒子300g(全量が850μm通過物)中一粒でもきょう雑物(黒色粒子)が含まれているLotの割合を確認した結果、全Lotの約9%(9ロット/100ロット)にはきょう雑物(黒色粒子)が含まれていた。
製造例1における目開き850μmの金属篩網 on品(1)の着色粒子を画像センサで監視し、着色粒子の検知により自動ダンパーから一定量の粉を抜き出し、抜き出した着色粒子のみを選別し、色彩選別したのちの850μm on品(1‘)のみを上記工程に戻した。上記850μm on品(1‘)は製造例1と同様に同様に粉砕され、前記850μm通過物(2)と混合することで、全量が850μm通過物である吸水性樹脂粉末(1A)を得た。その結果、吸水性樹脂粉末(1A)中のきょう雑物を含むLotは6%(6ロット/100ロット)に低減された。なお、色彩選別した850μm on品(1)の着色粒子の除去率は66%であり、全きょう雑物中、色彩選別した850μm onが約50%であった。
粒子1000kg当り約6000粒のきょう雑物(黒色異物)を含む吸水性樹脂粉末(2)について、粒子全量(粒度分布850〜150μmが98%)を、片面監視カメラを備えた色彩選別機ファイナルソーター((株)サタケ)を用いて処理量470Kg/時間で色彩選別した。その結果、歩留まり95.6%で、選別能は90%であり、きょう雑物の90%は除去され、目視では実質観測されなかった。
実施例2において、色彩選別機の処理量を3500Kg/時間で色彩選別したところ、歩留まり98.6%で、きょう雑物の選別能は43%であり、目視では殆ど観測されなかった。
実施例2において、歩留まり95.6%で色彩選別(一次選別)されたきょう雑物を含む吸水性樹脂粉末4.4%に対して、さらに色彩選別(二次選別)を行ったところ、歩留まりが99.9%に向上した。
米国特許公開2007−041796号の実施例8に従い、連続ベルト重合を行ったのち、硫酸アルミニウムで表面架橋された平均粒子径4mmの6面体状(立方体)の吸水性樹脂粉末を得た。
製造例2の各工程を連結して連続ベルト重合を含む連続製造を行ったところ、運転当初はきょう雑物がゼロであったが、数ヶ月間連続運転後、一旦停止して確認したところ、吸水性樹脂粉末10kgあたり平均4個の黒色のきょう雑物が確認された。
比較例2において、最終製品の包装直前であって、連続製造における最終工程後に、吸水性樹脂を150kg/hrでクボタ粉体異物選別機PLATON(株式会社クボタ製)に供給して色彩選別を行ったところ、歩留まりは99.5%であり、きょう雑物は100%除去された。
実施例4において、歩留まり99.5%で色彩選別(一次選別)されたきょう雑物を含む吸水性樹脂粉末0.5%に対して、さらに色彩選別(二次選別)を行ったところ、歩留まりが99.99%に向上し、きょう雑物は100%除去された。
米国特許6867269号の実施例1に従い、連続ニーダー重合を行い、吸水性樹脂粉末(4)を得た。
上記吸水性樹脂粉末(4)に対し、製造例1と同様に表面架橋を行い、吸水性樹脂粉末(5)を得た。
製造例3および製造例4を経て連続的に得られた吸水性樹脂粉末(5)は、連続生産を継続すると、粒子1000kg当たり約4000粒のきょう雑物が発生するようになった。
製造例3および製造例4を経て連続的に得られた吸水性樹脂粉末(5)に対して、連続製造の製造工程の最終工程後に、インラインで連続的にクボタ粉体異物選別機PLATON(株式会社クボタ製)を用いて一次選別および二次選別を行ったところ、歩留まりは99.8%であった。また、きょう雑物は97%除去された。
実施例7で得られた、一次選別および二次選別を行った吸水性樹脂粉末について、物性を測定したところ、100ton生産後でも、(a)PUPP=65%,(b)きょう雑物の含有量が0mm2/100g、(c)150μm以下の微粉が1質量%、D50=380μm、σζ=0.33、AAP=23g/g、残存モノマー300ppm、固形分が約99質量%であった。
WO2006−109844号に従い、吸水性樹脂粉末50重量%とパルプ50重量%を乾式混合して、直径9cm、坪量2g/cm2のコアを製造した。
11 フィーダ
12 シュート
13 選別室
14 センサ
15 ランプ
16 反射板
17 空気銃
18 良品回収筒
19 不良品回収筒
100 吸水性樹脂
Claims (10)
- 篩分級で規定される質量平均粒子径が300μm以上10mm以下であり、かつ、150μm以下の微粉が10質量%未満の、表面架橋構造を有する吸水性樹脂粉末の製造方法であって、
不飽和単量体水溶液を重合する重合工程と、
当該重合工程によって得られた含水ゲル状架橋重合体を乾燥する乾燥工程と、
当該含水ゲル状架橋重合体またはその乾燥物を表面処理する表面処理工程と、
上記乾燥工程後に行われる製造工程であって、吸水性樹脂の全量または一部に対して、吸水性樹脂に含まれるきょう雑物を色彩選別して除去する選別工程と、を含むことを特徴とする吸水性樹脂粉末の製造方法。 - 上記色彩選別が気流噴射で行われることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- 上記色彩選別がデジタル画像処理で行われることを特徴とする請求の範囲第1項または第2項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- 上記乾燥工程および上記表面処理工程が、上記含水ゲル状架橋重合体またはその乾燥物を150℃以上250℃以下で加熱処理することによって行なわれることを特徴とする請求の範囲第1項から第3項のいずれか1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- 上記乾燥工程後に、さらに粉砕工程、分級工程および各製造工程を連結する連続移送工程を含み、連続的に30日以上1000日以下で製造することを特徴とする請求の範囲第1項から第4項のいずれか1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- 吸水性樹脂が20Kg〜200000Kg単位で非透水性袋または非透水性容器中に個別包装され、上記選別工程を最終製品の包装直前または直後に行うことを特徴とする請求の範囲第1項から第5項のいずれか1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- 色彩選別される吸水性樹脂が、アクリル酸および/またはその塩を主成分とする不飽和単量体を架橋重合した吸水性樹脂粉末であって、下記物性を満たすことを特徴とする、請求の範囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
(a)(AAP:0.90g)が20g/g以上60g/g以下
(b)標準篩分級で規定される、150μm以下の微粉が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が300μm以上600μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下
ただし、4.8kPaの圧力下での0.90質量%塩化ナトリウム水溶液に対する60分間の加圧下吸収倍率において、粒子状吸水剤0.9gでの加圧下吸収倍率を(AAP:0.90g)とする。 - 上記色彩選別が複数回行われることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- 上記重合が、水溶液重合によって行われることを特徴とする、請求項1から8のいずれか1項に記載の吸水性樹脂粉末の製造方法。
- アクリル酸および/またはその塩を主成分とする不飽和単量体を架橋重合した吸水性樹脂粉末の包装物であって、
上記包装物は、非透水性袋または非透水性容器中に20kg〜20000kg単位で個別包装され、かつ、生産量が100Mton以上であって、
上記吸水性樹脂粉末が下記物性を満たすことを特徴とする包装物。
(a)きょう雑物の含有量が5mm2/100g以下
(b)(AAP:0.90g)が20g/g以上60g/g以下
(c)標準篩分級で規定される、150μm以下の微粉が0質量%以上5質量%以下、質量平均粒子径(D50)が200μm以上550μm以下、かつ粒度分布の対数標準偏差(σζ)が0.20以上0.40以下
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