JP5270517B2 - キーレスエントリシステム - Google Patents

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Description

この発明は、例えば自動車などにおける車両情報を保持する送信機からの送信信号を、自動車などの車両に搭載された車載用受信装置によって受信することにより、車両制御を遠隔的に行うキーレスエントリシステムに関するものである。
例えば、自動車などにおける車両情報を保持する送信機からの無線信号を車載用受信装置が受信して認証確認を行うことにより、自動車のドア鍵の施錠、開錠を行うキーレスエントリシステムが普及している。
近年、キーレスエントリシステムに車両窓の開閉、エンジン制御といった機能を付加させた高機能化や、リモートエンジンスタートや車両位置探索といった長距離からのキーレスエントリ動作が求められている。
上記のような多様なキーレスエントリ動作の中で、長距離で動作しても問題が無いドア鍵の施錠機能、長距離から動作させたい車両位置検索、一方短距離での動作が望まれるドア鍵の開錠機能等のような、各機能に応じて動作させたい距離を分けるという要望が生じている。
しかしながら、従来のキーレスエントリシステムは、機能別に動作距離を制御する機能を有していない為、機能別に動作距離を指定することが困難であるという課題が生じる。
この課題を解決する手段として、送信機から出力される信号強度を切り替えることができるものが提案されている。(例えば、特許文献1参照)
すなわち、図14に示すように、トランスミッタ(送信機)2のキースイッチ4から、例えば、ヘッドライトのオン・オフ指令、ホーンのオン・オフ指令、トランクオープナの作動指令(トランクを開く指令)、ドアロックの作動指令(ドアロックを解除する指令)等を入力すると、その入力に応じた指令信号をエンコーダ5が発振・変調回路7に与え、これにより出力トランジスタ9が指令信号を含んだ電波をアンテナを介して放射する。エンコーダ5は切換スイッチ10を切り換えて、出力トランジスタ9へ供給する電流Iを制御するように構成されている。指令対象となる装置がヘッドライト、ホーンである場合は、エンコーダ5は切換スイッチ10を実線側に切り換え、出力トランジスタ9に比較的大きな電流Iを供給する。一方、指令対象となる装置がトランクオープナ、ドアロックである場合は、エンコーダ5は切換スイッチ10を破線側に切り換え、抵抗8によって出力トランジスタ9への供給電流Iを制限する。この結果、ヘッドライト、ホーンに対する指令信号は比較的大きな電力で発信され、トランクオープナ、ドアロックに対する指令信号は比較的小さな電力で発信されるようになっている。
特開昭63−145151号公報
上述した従来の特許文献1に記載されたキーレスエントリシステムにおいては、機能に応じて動作距離を設定することが可能であるが、動作距離を長くするような場合においては、送信強度を大きくする必要がある。また、送信強度を上げるためには、アンプのゲインを上げる必要があり、消費電力が大きくなり送信機の電池寿命が短くなるという課題が生じる。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、送信機の消費電力を増加させることなく、送信強度を変えることなくキーレスエントリ機能毎に動作距離を指定することができるキーレスエントリシステムを提供することを目的としている。
この発明に係わるキーレスエントリシステムは、携帯可能な送信機と車載機とにより構成されるキーレスエントリシステムであって、前記送信機は、キーレスエントリ動作を操作できるスイッチ機構と、このスイッチ機構の操作に応じたキーレスエントリ動作を行うための車両制御信号を生成する制御装置と、前記車両制御信号に応じて離調周波数を変えた無線変調信号を生成する送信装置とから構成され、前記車載機は、前記送信機の前記送信装置からの前記無線変調信号を受信し復調する受信装置と、前記受信装置で受信した復調データからキーレスエントリ動作を判定する判定装置と、前記判定装置からの車両制御に応じたキーレスエントリ動作を行う車両制御装置とから構成されたものである。
また、この発明に係わるキーレスエントリシステムは、前記受信装置は前記制御装置で生成された前記車両制御信号に応じてカットオフ周波数を切り替えるフィルタ部を有し、前記判定装置は前記車両制御信号に応じたフィルタ制御信号を前記フィルタ部へ出力する機能を有するものである。
この発明に係わるキーレスエントリシステムは、送信機のスイッチ機構の操作に応じて離調周波数を変えた無線変調信号を出力し、車載機で無線変調信号を受信し復調することにより、SNRを改善することができるので、送信強度を変えること無くキーレスエントリ動作に応じた動作距離を制御することができるキーレスエントリシステムを得ることができる。
また、この発明に係わるキーレスエントリシステムは、送信機のスイッチ機構の操作に応じたデータレートに変えて無線変調信号を出力し、車載機はデータレートに応じたフィルタを設定することにより、SNRを改善することができるので、送信強度を変えること無くキーレスエントリ動作に応じた動作距離を制御することができるキーレスエントリシステムを得ることができる。
この発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムを示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に車両制御と車両制御信号を設定した例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に制御周波数と送信装置制御信号を設定した例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおける車載機を示す構成図である。 この発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおける変調信号と復調信号の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおけるメモリデータと復調データと車両制御を設定した例を示す図である。
この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムを示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に同期信号とデータレートを設定した例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に車両制御信号とデータレートを設定した例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおける車載機を示す構成図である。 この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるメモリデータとフィルタ制御信号とカットオフ周波数を設定した例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるフィルタ制御を行うタイミングチャートの例を示す図である。 この発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるフィルタのカットオフ周波数と通過ノイズとの関係を示す図である。 従来のキーレスエントリシステムを示す構成図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図6に基づいて説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムを示す構成図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に車両制御と車両制御信号を設定した例を示す図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に制御周波数と送信装置制御信号を設定した例を示す図である。図4はこの発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおける車載機を示す構成図である。図5はこの発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおける変調信号と復調信号の関係を示す図である。図6はこの発明の実施の形態1に係わるキーレスエントリシステムにおけるメモリデータと復調データと車両制御を設定した例を示す図である。
これら各図において、300はキーレスエントリシステムであり、携帯可能な送信機100と車載機200とにより構成されている。送信機100は、キーレスエントリ動作を操作できるスイッチ機構110と、このスイッチ機構110の操作に応じたキーレスエントリ動作を行うための車両制御信号を生成する制御装置120と、無線通信のための変調信号を車両制御信号に応じて離調周波数を変えた無線変調信号を生成する送信装置130とから構成され、送信アンテナ140から無線変調信号が送信される。車載機200は、送信機100の送信装置130からの無線変調信号を受信し復調する受信装置220と、受信装置220で受信した復調データからキーレスエントリ動作を判定する判定装置230と、判定装置230からの車両制御に応じたキーレスエントリ動作を行う車両制御装置240とから構成され、送信機100の送信装置130から送信アンテナ140を通して送信された無線変調信号が受信テンテナ210を通して受信装置220で受信される。
送信機100は携帯可能に構成されており、ユーザーが送信機100のスイッチ機構110を押すことにより、所望するキーレスエントリ動作に対応した信号を送信するためのトリガとなる構成となっている。制御装置120はスイッチ機構110がONもしくはOFFの状態を判定する機能及びキーレスエントリ動作に対応した信号を送信装置130に送る機能を有している。送信装置130は制御装置120からの信号に応じて無線変調信号を出力する。送信装置130からの無線変調信号は送信アンテナ140を通して空間に放射される。送信装置130では制御装置120からの車両制御信号を、予め決められた、例えばASK(Amplitude Shift Keying 振幅偏移)、FSK(Frequency Shift Keying 周波数偏移)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying 位相偏移)等の変調方式に応じた無線変調信号を生成する。この実施の形態1においてはFSK変調信号を生成する場合を示している。また、スイッチ機構110は第1スイッチ111と第2スイッチ112の2個から構成される場合を示している。
図4はキーレスエントリシステム300の車載機200を示している。図4に記載された車載機200には、送信機100の送信装置130から送信アンテナ140を通して送信された無線変調信号を受信アンテナ210が受信し、受信アンテナ210からの無線変調信号に応じた復調を受信装置220の復調部221で行い、復調部221で復調された信号を受信装置220のコンパレータ222を通して判定装置230に送信し、判定装置230は受信装置220からの信号と予め記憶された信号を比較し車両制御を判定する。車両制御装置240は判定装置230からの信号に応じたキーレスエントリ動作を行うよう構成される。
次に上述した実施の形態1によるキーレスエントリシステムの動作について説明する。なお、ここではスイッチ機構110が第1スイッチ111と第2スイッチ112の2個で構成される場合について説明する。
スイッチ機構110は、例えば、図2に記載のような車両制御に対応したスイッチ機能を有している。送信機100は、ユーザーがスイッチ機構110を押すことで、例えば、ONであれば「L」、OFFであれば「H」のような、スイッチ状態が制御装置120にて判定される。
この制御装置120においては、スイッチ機構110がONされたことを判定するが、この実施の形態1においては、例えば、図2に記載のように、スイッチ機構110の第1スイッチ111であるSW1がONであれば「HL」、スイッチ機構110の第2スイッチ112であるSW2がONであれば「LH」、のような車両制御信号を送信装置130へ出力する。
そして、送信装置130は例えばFSK変調方式に対応しているので、このため、車両制御信号の「H」、「L」に応じて出力される周波数、例えば、車両制御信号が「H」の場合、Fh[MHz]、「L」の場合Fl[MHz]、のような異なる周波数で出力される。ここで、離調周波数は、±|(Fh−Fl)/2|で定義される。
なお、車両制御信号をそのまま、変調を行っても構わないが、例えば、マンチェスター符号化、誤り訂正の追加を行った後に無線変調信号を生成しても良い。
また、送信装置130においては、制御装置120より入力される送信装置制御信号によって離調周波数を設定する。例えば、図3に記載のように送信装置制御信号「H」は離調周波数±fa[kHz]、「L」は±fb[kHz]となるように設定され、無線変調信号を生成する。ここで、±fa[kHz]<±fb[kHz]となるように設定する。そして、送信装置130からの無線変調信号を送信アンテナ140から空間に放射する。
以上のように、送信機100は自動車のドア鍵の施錠、開錠のようなキーレスエントリ動作に対応したスイッチ機構110を押すことにより、スイッチ機構110に対応した車両制御信号を、スイッチ機構110に対応した離調周波数で空間に放射することが可能である。
一方、車載機200においては、車載機200に備えられた受信装置220により、上述した送信装置130から送信アンテナ140を通して放射された無線変調信号を受信アンテナ210を通して受信し、FSK変調方式に応じた復調を行う。ここでこの受信装置220においては、例えば、図4に記載のように復調部221、コンパレータ部222から構成される。ここで、コンパレータ部222の閾値Vr[V]は受信装置内部電圧によって与えられるものとする。
FSKキャリア復調では、例えば、図5に示すように、周波数を電圧に変換しキャリア復調を行う。スイッチ機構110の第1スイッチ111であるSW1を操作した場合、図5に示すように、離調周波数±fa[kHz]では、キャリア復調波形は±Va[V]となる。スイッチ機構110の第2スイッチ112であるSW2を操作した場合、離調周波数±fb[kHz]では、パルス波形が±Vb[V]となる。キャリア復調波形は、離調周波数±fa[kHz]<±fb[kHz]により、±Va[V]<±Vb[V]となる。
これよりスイッチ機構110の第2スイッチ112であるSW2では、±Va[V]<±Vb[V]となるため、受信装置220のコンパレータ部222の閾値Vr[V]に対して、SNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)が良好となるため、コンパレータ部222での判定が正確に行われ、スイッチ機構110の第2スイッチ112であるSW2の動作距離を良くすることが可能となる。
そして、コンパレータ部222後の復調データ信号は判定装置230に送られる。この判定装置230においては、予めメモリ等によって保持され、例えば、図6に記載のような、メモリデータと、復調データ信号とを比較して一致する記憶データ系列が存在する場合にはその記憶データ系列に対応する車両制御を車両制御装置240へ出力する。
ここで、送信機100によりマンチェスター符号化、誤り訂正符号化を行った場合、マンチェスター復号化、誤り訂正複合化を行った後、メモリデータと比較すればよい。
車両制御装置240においては、判定装置230からの車両制御に応じた、例えば、自動車のドア鍵の施錠、ドア鍵の開錠のような、車両の制御を行う。
以上のように、送信機100のスイッチ機構110に応じて離調周波数を変更した無線変調信号を出力し、車載機200におけるキャリア復調波形のSNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)を改善することで、送信機100の消費電力を増加させることなく、送信強度を変えること無く各キーレスエントリ動作に応じた動作距離を制御することが可能なキーレスエントリシステムを得ることができる。
なお、この実施の形態1において、スイッチ機構110が2個の場合について説明を行ったが、スイッチ機構110の数が増える場合には、離調周波数を増やしても良いが、他のスイッチ機構110と同じ離調周波数でもかまわない。また、スイッチ機構110は制御対象毎に1つ存在させる必要は無い。例えば、スイッチ機構110の短押し、長押しで離調周波数を可変させるようにしても良い。
また、送信機100は例えばFSK変調方式に対応しており、送信する車両制御信号の「H」の場合はFh[MHz]、「L」の場合はFl[MHz]と異なる周波数によって生じる離調周波数±|(Fh−Fl)/2|を可変とすることにより、車載機200側に備えられた受信装置220において、復調データ信号であるキャリア復調波形のSNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)を制御することになり、感度を制御することを実現できる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図7ないし図13に基づいて説明する。図7はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムを示す構成図である。図8はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に同期信号とデータレートを設定した例を示す図である。図9はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるスイッチ機構に車両制御信号とデータレートを設定した例を示す図である。図10はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおける車載機を示す構成図である。図11はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるメモリデータとフィルタ制御信号とカットオフ周波数を設定した例を示す図である。図12はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるフィルタ制御を行うタイミングチャートの例を示す図である。図13はこの発明の実施の形態2に係わるキーレスエントリシステムにおけるフィルタのカットオフ周波数と通過ノイズとの関係を示す図である。
これら各図において、300はキーレスエントリシステムであり、携帯可能な送信機100と車載機200とにより構成されている。送信機100は、キーレスエントリ動作を操作できるスイッチ機構110と、このスイッチ機構110の操作に応じたキーレスエントリ動作を行うための車両制御信号と同期信号を生成する制御装置250と、無線通信のための変調信号を生成する送信装置260とから構成され、送信アンテナ140から無線変調信号が送信される。車載機200は、送信機100の送信装置260からの無線変調信号を受信し復調するとともに制御装置250で生成された同期信号に応じてカットオフ周波数を切り替えるフィルタ部272を有する受信装置270と、受信装置270で受信した復調データからキーレスエントリ動作を判定するとともに制御装置250で生成された同期信号に応じたフィルタ制御信号をフィルタ部272へ出力する機能を有する判定装置280と、判定装置280からの車両制御に応じたキーレスエントリ動作を行う車両制御装置290とから構成され、送信機100の送信装置260から送信アンテナ140を通して送信された無線変調信号が受信テンテナ210を通して受信装置270で受信される。
送信機100は携帯可能に構成されており、ユーザーが送信機100のスイッチ機構110を押すことにより、所望するキーレスエントリ動作に対応した信号を送信するためのトリガとなる構成となっている。制御装置250はスイッチ機構110がONもしくはOFFの状態を判定する機能及びキーレスエントリ動作に対応した信号を送信装置260に送る機能を有している。送信装置260は制御装置250からの信号に応じて無線変調信号を出力する。送信装置260からの無線変調信号は送信アンテナ140を通して空間に放射される。送信装置260では制御装置250からの車両制御信号を、予め決められた、例えばASK(Amplitude Shift Keying 振幅偏移)、FSK(Frequency Shift Keying 周波数偏移)、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying 位相偏移)等の変調方式に応じた無線変調信号を生成する。この実施の形態2においてはFSK変調信号を生成する場合を示している。また、スイッチ機構110は第1スイッチ111と第2スイッチ112の2個から構成される場合を示している。
図10はキーレスエントリシステム300の車載機200を示している。図10に記載された車載機200には、送信機100の送信装置260から送信アンテナ140を通して送信された無線変調信号を受信アンテナ210が受信し、受信アンテナ210からの無線変調信号に応じた復調を受信装置270の復調部271で行い、復調部271で復調された復調データ信号を受信装置270のフィルタ部272、コンパレータ273を通して判定装置280に送信し、判定装置280は受信装置270からの信号と予め記憶された信号を比較し車両制御を判定する。車両制御装置290は判定装置280からの信号に応じたキーレスエントリ動作を行うよう構成される。
次に上述した実施の形態2によるキーレスエントリシステムの動作について説明する。なお、ここではスイッチ機構110が第1スイッチ111と第2スイッチ112の2個で構成される場合について説明する。
スイッチ機構110は、例えば、図2に記載のような車両制御に対応したスイッチ機能を有している。送信機100は、ユーザーがスイッチ機構110を押すことで、例えば、ONであれば「L」、OFFであれば「H」のような、スイッチ状態が制御装置250にて判定される。
この制御装置250においては、スイッチ機構110がONまたはOFFされたことを判定し、例えば、図8に記載のような同期信号と、図9に記載のような車両制御信号を、各データレートにて送信装置260へ出力する。
そして、送信装置260においては、前記制御装置250からの同期信号、車両制御信号を無線変調信号に生成する。なお、同期信号、または、車両制御信号、またはその両方をそのまま、変調を行っても構わないが、例えば、マンチェスター符号化、誤り訂正符号化を行った後に無線変調信号を生成しても良い。送信装置260からの無線変調信号は、送信アンテナ140へ入力され空間に放射される。
一方、車載機200においては、送信機100からの無線変調信号を受信アンテナ210で受信し、受信装置270に出力する。
ここで、この実施の形態2における車載機200が備えている受信装置270は、例えば、図10に示すように、復調部271とフィルタ部272とコンパレータ部273から構成される。また、当該受信装置270が備えているフィルタ部272は判定装置280のフィルタ制御信号によりカットオフ周波数を切り替える機能を有している。
受信装置270の復調部271においては、予め定められた変調方式に対応した復調方式で復調を行う。復調部271でキャリア復調されたキャリア復調波形はフィルタ部272へ出力される。
フィルタ部272においては、キャリア復調波形を帯域制限しコンパレータ部273へ出力すると共に、判定装置280からのフィルタ制御信号に応じたカットオフ周波数に設定される機能を有している。
受信装置270のコンパレータ部273においては、フィルタ部272からのキャリア復調波形を、ある閾値で比較し復調データを判定装置280へ出力する。
判定装置280においては、予めメモリ等によって保持され、例えば、図11に記載のような、メモリデータと、復調データの同期信号部を比較して一致する記憶データ系列が存在する場合にはその記憶データ系列に対応するフィルタ制御信号が受信装置270のフィルタ部272に送られる。フィルタ部272においては、フィルタ制御信号に応じたカットオフ周波数に設定される。フィルタ部272の初期状態では、フィルタ切り替え機能のうちカットオフ周波数が低い状態、この実施の形態2においてはフィルタ制御信号が「H」で受信が開始される。例えば、スイッチ機構110の第1スイッチ111であるSW1に対してスイッチ機構110の第2スイッチ112であるSW2の動作距離を悪くする場合、図12に示すような制御を行えばよい。
ここで、送信機100によりマンチェスター符号化、誤り訂正符号化を行った場合、マンチェスター復号化、誤り訂正複合化を行った後、メモリデータと比較すればよい。
ここで、図13に示すように、カットオフ周波数をfa[kHz]からfb[kHz]とした場合は、通過するノイズ成分がna[dBm]からnb[dBm]に増加するので、SNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)が劣化するため、コンパレータ部273での判定が不正確に行われ、スイッチ機構110の第2スイッチ112であるSW2の動作距離を悪くすることが可能となる。SNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)を良くする時は逆を行えばよい。
なお、図8及び図9に記載されたデータレートfsync1、fsync2、fdata1、fdata2は上述した記載のfa[kHz]以下で、信号成分が減衰されなければどのようなデータレートでも構わない。
その後、車載機200が備えている判定装置280は、予めメモリ等によって保持され、例えば、図6に記載のような、メモリデータと、復調データ信号の車両制御信号とを比較して一致する記憶データ系列が存在する場合にはその記憶データ系列に対応する車両制御を車両制御装置290へ出力する。
ここで、送信機100によりマンチェスター符号化、誤り訂正符号化を行った場合、マンチェスター復号化、誤り訂正複合化を行った後、メモリデータと比較すればよい。
そして、車両制御装置290においては、判定装置280からの信号に応じた、例えば自動車のドア鍵の施錠、ドア鍵の開錠のような、車両制御を行う。その際、判定装置280は車両制御のための信号を出力すると共に、受信装置270のフィルタ部272に初期状態であるフィルタ制御信号「H」を設定する。なお、判定装置280より出力される車両制御のための信号とフィルタ制御信号の出力は同時に出力する必要は無いものとする。
以上のように、送信機100のスイッチ機構110に応じて車載機側のフィルタ部のカットオフ周波数を変更することで、車載機200におけるキャリア復調波形のSNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)を改善することで、送信機100の消費電力を増加させることなく、送信強度を変えること無く各キーレスエントリ動作に応じた動作距離を制御することが可能なキーレスエントリシステムを得ることができる。
また、送信機100より送信された信号のデータレートに応じたフィルタを車載機200が備えている受信装置270のフィルタ部272に設定するようにしたことにより、SNR(Signal to Noise Ratio、信号対雑音比)を制御することになり、感度を制御することを実現できる。
なお、この実施の形態2において、スイッチ機構110が2個の場合について説明を行ったが、スイッチ機構110の数は3個以上であっても良い。また、スイッチ機構110は制御対象毎に1つ存在させる必要は無い。
この発明は、送信機の消費電力を増加させることなく、送信強度を変えることなくキーレスエントリ機能毎に動作距離を指定することができるキーレスエントリシステムの実現に好適である。
100 送信機 110 スイッチ機構
111 第1スイッチ 112 第2スイッチ
120 制御装置 130 送信装置
200 車載機 220 受信装置
230 判定装置 240 車両制御装置
250 制御装置 260 送信装置
270 受信装置 272 フィルタ部
280 判定装置 290 車両制御装置

Claims (4)

  1. 携帯可能な送信機と車載機とにより構成されるキーレスエントリシステムであって、
    前記送信機は、キーレスエントリ動作を操作できるスイッチ機構と、このスイッチ機構の操作に応じたキーレスエントリ動作を行うための車両制御信号を生成する制御装置と、前記車両制御信号に応じて離調周波数を変えた無線変調信号を生成する送信装置とから構成され、
    前記車載機は、前記送信機の前記送信装置からの前記無線変調信号を受信し復調する受信装置と、前記受信装置で受信した復調データからキーレスエントリ動作を判定する判定装置と、前記判定装置からの車両制御に応じたキーレスエントリ動作を行う車両制御装置とから構成された
    ことを特徴とするキーレスエントリシステム。
  2. 前記受信装置は前記制御装置で生成された前記車両制御信号に応じてカットオフ周波数を切り替えるフィルタ部を有し、前記判定装置は前記車両制御信号に応じたフィルタ制御信号を前記フィルタ部へ出力する機能を有することを特徴とする請求項1に記載のキーレスエントリシステム。
  3. 前記スイッチ機構は第1スイッチと第2スイッチとにより構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のキーレスエントリシステム。
  4. 前記無線変調信号はFSK変調信号であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のキーレスエントリシステム。
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