JP5266163B2 - 情報提供方法、これを実行する情報提供サーバ、情報提供サーバを含むサービス提供システム、情報提供を受ける無線通信端末、及びその動作プログラム - Google Patents

情報提供方法、これを実行する情報提供サーバ、情報提供サーバを含むサービス提供システム、情報提供を受ける無線通信端末、及びその動作プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線サービスの利便性を高める技術に関する。
無線通信端末の一種であるスマートフォンやモバイルPC(Personal Computer)は、どこにでも持ち運べる便利さがあるため、屋内外を問わず利用されている。この無線通信端末のアプリケーションソフトは、これを開発できるシステム開発キット(SDK:System Development Kit)が公開されている関係で、既に数千、数万種になっている。
このような状況下で、ユーザが特定の場所に無線通信端末を持って行った場合、この無線通信端末に搭載されている多数のアプリケーションソフトのうちから、この場所に適したソフトが自動的に選択されると、ユーザによるアプリケーションソフト選択の手間が省ける。
これを実現する技術として、例えば、以下の特許文献1,2に記載の技術がある。
特許文献1に記載の技術では、無線基地局のIDとアプリケーションソフトとの関係を示すテーブルを無線通信端末に予め設定しておき、無線通信端末が無線基地局からそのIDを受信したときに、テーブルを参照して、受信したIDに対応するアプリケーションソフトを自動起動させている。
また、特許文献2に記載の技術では、各場所毎に、場所IDを無線出力する送信機を配置すると共に、場所IDとアプリケーションソフトとの関係を示すテーブルを無線通信端末に予め設定しておき、無線通信端末が送信機から場所IDを受信したときに、テーブルを参照して、受信したIDに対応するアプリケーションソフトを自動起動させている。さらに、この特許文献2では、場所IDと優先順位付けされた複数のソフトウェアとの関係を示すテーブルを予め設定しておき、無線通信端末が送信機から場所IDを受信したときに、テーブルを参照して、受信したIDに対応する複数のソフトウェアを、優先順位に従って順次自動起動させる方法も開示している。
特開2003−163629号公報 特開平6−187163号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載の技術では、いずれも、場所等を特定するIDとその場所等で自動起動させるソフトウェアとの関係を示すテーブルを無線通信端末に予め設定しておく必要があり、ユーザに負担がかかってしまうという問題点がある。特に、前述したように、複数の場所のそれぞれに関して、膨大な数のアプリケーションソフトのうちからいずれかを関係付ける作業は、ユーザにとって多大な負担になる。
本発明は、このような従来技術の問題点に着目し、ユーザの負担を最小限にして、場所に応じたアプリケーションソフトを容易に選択することができ、無線サービスの利便性を高めることを目的とする。
前記問題点を解決するための発明に係る情報提供サーバは、
1以上の無線基地局毎に、該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのアプリケーション識別情報と、該1以上のアプリケーションソフト毎の利用優先度とを含むサービス情報が、該無線基地局の識別子と対応付けて記憶されている記憶手段と、
前記記憶手段から、前記1以上の無線基地局のうちのいずれかの無線基地局の識別子に対応付けられている前記サービス情報を抽出するサービス情報抽出手段と、
前記サービス情報抽出手段が抽出した前記サービス情報を含む通信フレームを作成する通信制御手段と、
前記通信制御手段が作成した前記通信フレームを、該通信フレーム中の前記サービス情報に対応付けられている前記無線基地局に送信して、該無線基地局から該通信フレーム中の前記サービス情報を無線送信させる通信手段と、
を備えていることを特徴とする。
なお、前記無線基地局が1以上の無線サービスの無線通信を行う場合、当該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのうち、少なくとも一つは、該1以上の無線サービスのうちの一つを実行するために必要なアプリケーションソフトであることが好ましい。
前記問題点を解決するための発明に係る無線通信端末は、
無線基地局と無線通信する無線通信手段と、表示手段と、制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記無線通信手段が前記無線基地局からの無線信号を受信すると、該無線信号を解析して、該無線信号が示す情報中に、該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのアプリケーション識別情報と、該1以上のアプリケーションソフト毎の利用優先度とを含むサービス情報が、含まれているか否かを判断する解析手段と、
前記解析手段により、前記無線信号が示す情報中に前記サービス情報が含まれていると判断されると、前記無線通信端末の表示手段に、前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報を、各アプリケーション識別情報に対する利用優先度順に、前記表示手段に優先表示させる表示カスタマイズ処理手段
有することを特徴とする。
本発明では、無線基地局から無線サービスが提供されている場合に、この無線基地局からサービス情報も提供されるため、その場での無線基地局のSSIDを把握しておらず、しかも、その場でどのような無線サービスが提供されるかを事前に知らない場合でも、さらに、場所等を特定するIDとその場所等で自動起動させるアプリケーションソフトとの関係を示すテーブルを予め設定しておかなくても、その場で無線サービスを利用できるアプリケーション識別情報が表示される。このため、本発明によれば、利用者に負担をかけずに、無線サービスの利便性を高めることができる。
本発明に係る第一実施形態におけるサービス提供システムの系統図である。 本発明に係る第一実施形態におけるサービス提供サーバ及び無線基地局の構成図である。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末の構成図である。 本発明に係る第一実施形態におけるサービス提供サーバのサービス情報テーブルのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のサービス情報テーブル、カスタマイズモード記憶領域、自動起動サービスリストストのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一実施形態におけるサービス情報の通信フレームのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一実施形態におけるサービスデータの通信フレームのデータ構成を示す説明図である。 本発明に係る第一実施形態におけるサービス提供サーバのサービス情報配信処理を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理の初期設定処理を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理への移行処理(その1)を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理への移行処理(その2)を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理(その1)を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理(その2)を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理(その3)を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末のサービスデータの受信処理を示すフローチャートである。 本発明に係る第一実施形態におけるサービス提供システムのカスタマイズ処理への移行処理を示すシーケンス図である。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末の表示画面例を示す説明図である。 本発明に係る第一実施形態における無線通信端末でのアプリケーション名の表示順の変化を示す説明図である。 本発明に係る第二実施形態におけるサービス提供システムのカスタマイズ処理への移行処理を示すシーケンス図である。 本発明に係る第二実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理への移行処理を示すフローチャートである。 本発明に係る第三実施形態におけるサービス提供システムのカスタマイズ処理への移行処理を示すシーケンス図である。 本発明に係る第三実施形態における無線通信端末のカスタマイズ処理への移行処理を示すフローチャートである。
以下、本発明に係るサービス提供システム及び無線通信端末の各実施形態について、図面を用いて説明する。
「第一実施形態」
本実施形態では、図1に示すように、サービス提供システムが複数の場所に設置されている。各場所でのサービス提供システムが提供する無線サービスは、無線通信端末400で受けることができる。
この無線通信端末400は、例えば、携帯電話で、携帯電話網による無線通信の他、無線LAN等による特定エリア内での無線通信が可能である。サービス提供システムが提供する無線サービスは、例えば、IEEE 802.11で規定されている無線LAN方式等による特定エリア内での無線通信により、無線通信端末400に提供される。なお、ここでは、無線サービスの無線方式は、無線LAN方式であるが、本発明は、これに限定されるものではない。
サービス提供システムは、本実施形態では、列車10、職場20、百貨店30等のそれぞれに設置されている。一方、無線通信端末400の所有者の自宅50、又はその近所には、サービス提供システムは設置されていない。このため、無線通信端末400の所有者は、自宅50で、無線LAN等による特定エリア内での無線通信による無線サービスを受けることができない。
列車10に設置されているサービス提供システムは、無線サービス及びこの無線サービスに関する情報を提供するサービス提供サーバ100と、このサービス提供サーバ100のデータの変更等のための管理装置200と、列車10の各車両11,12,…毎に設けられている無線基地局300と、を備えている。
職場20に設置されているサービス提供システムは、無線サービスを提供するサービス提供サーバ100aと、無線サービスに関する情報を提供する情報提供サーバ500と、これらのサーバ100a,500で取り扱うデータ等を管理する管理装置200と、職場20の各フロアーに設置されている無線基地局300と、を備えている。
百貨店30に設置されているサービス提供システムは、無線サービスを提供するサービス提供サーバ100bと、無線サービスに関する情報を提供する情報提供サーバ500と、百貨店30の各フロアーの各売り場に設置されている無線基地局300と、を備えている。
なお、列車10に設置されているサービス提供サーバ100は、職場20に設置されているサービス提供サーバ100a及び情報提供サーバ500の両機能を備えているものである。また、百貨店30に設置されているサービス提供サーバ100bは、職場20に設置されているサービス提供サーバ100a及び管理装置200の両機能を備えているものである。
以上のように、各場所に設置されているサービス提供システムのそれぞれは、機能の統合、又は機能の分離等により、その構成が場所間で異なっているが、サービス提供システムとしての全体機能は本質的に同じである。
そこで、以下では、列車10に設置されているサービス提供システムを代表して、詳細に説明する。
このサービス提供システムのサービス提供サーバ100及び管理装置200は、第1車両11の運転室11a内に設置されている。この運転室11aに居る運転士は、無線通信端末400mを携帯している。また、図示されていない最後尾の車両の運転室に居る車掌も無線通信端末を携帯している。各車両11,12,…に居る乗客は、無線通信端末400を携帯している。
サービス提供サーバ100と、各車両11,12,…毎に設けられている無線基地局300と、管理装置200とは、図2に示すように、ハブ1により、相互に通信可能に接続されている。管理装置200は、外部から各種データ等を取得できるように、無線装置等を介して、外部ネットワーク2と接続されている。
サービス提供サーバ100は、ハブ1と接続されているLANインタフェース110と、各種演算処理を実行するCPU120と、このCPU120のワークエリア等になるRAM130と、予め各種データ等が格納されているROM135と、ハードディスクドライブ装置等の補助記憶装置140と、マイク151と、このマイク151からのアナログ音信号をディジタル音信号に変換等する音声入力インタフェース150と、を備えている。
補助記憶装置140には、CPU120が通信制御処理を実行するための通信プログラム141と、CPU120が各種サービス処理を実行するためのサービス処理プログラム146a,146b,…,146nと、各種サービス毎のサービスデータ147a,147b,…,147nと、CPU120がサービスに関するサービス情報を作成するためのサービス情報作成プログラム149と、各サービス毎の個別サービス情報が記憶されているサービス情報テーブル160と、が予め格納されている。補助記憶装置140には、以上の他、その他の各種プログラムや、自装置や車内LANに接続されている各種機器の構成情報等が格納されている。
なお、本実施形態において、これらのプログラムやデータ等は、いずれも、管理装置200から提供される。但し、これらのプログラムやデータ等は、管理装置200から提供される必要性はなく、例えば、このサービス提供サーバ100が外部と通信するための通信装置を備えている場合には、この通信装置を介して外部から提供されるようにしてもよいし、このサービス提供サーバ100がCDやDVD等のディスク型記憶媒体の再生装置を備えている場合には、この再生装置に装着されたディスク型記憶媒体を介して外部から提供されるようにしてもよい。
CPU120は、機能的に、車内LANによる通信を制御する通信制御部121と、補助記憶装置140に対するデータの入出力を制御する記憶制御部122と、各種サービス処理を実行するサービス処理部126a,126b,…,126nと、補助記憶装置140から所定のサービス情報を抽出するサービス情報抽出部129と、を有している。これらの機能部のうち、通信制御部121は、補助記憶装置140に格納されている通信プログラム141を実行することで機能する。また、記憶制御部122は、補助記憶装置140に格納されている図示されていないプログラムを実行することで機能する。また、サービス処理部126a,126b,…,126n、サービス情報抽出部129は、それぞれ、補助記憶装置140に記憶されているサービス処理プログラム146a,146b,…,146n、サービス情報作成プログラム149を実行することで機能する。
以上のように、このサービス提供サーバ100は、各種無線サービスを提供するサービス提供サーバとしての機能の他に、各種無線サービスに関するサービス情報を提供する情報提供サーバとしても機能する。なお、この実施形態では、一つのサーバ100に、サービス提供サーバとしての機能とサービス環境情報提供サーバとしての機能とを組み込んだが、前述の職場20や百貨店30に設置されているシステムのように、各機能をそれぞれ別個のサーバで実現してもよいことは言うまでもない。
管理装置200は、外部ネットワーク2や、ハブ1を介してサービス提供サーバ100及び無線基地局300と通信可能なコンピュータである。
無線基地局300は、ハブ1と接続されているLANインタフェース310と、各種演算処理を実行するCPU320と、このCPU320のワークエリア等になるRAM330と、フラッシュROM335と、を有している。フラッシュROM335には、CPU320が通信制御部として機能するための通信プログラムや、自装置の構成情報等が格納されている。
無線通信端末400は、図3に示すように、携帯通信網を利用して無線通信するための第一無線通信インタフェース410aと、無線LANを利用して無線通信するための第二無線通信インタフェース410bと、各種演算処理を実行するCPU420と、このCPU420のワークエリア等になるRAM430と、各種データ等が予め格納されているROM435と、各種プログラムや各種データ等が格納されているフラッシュROM440と、マイク451と、スピーカ452と、入力キー453と、ディスプレイ454と、マイク451、スピーカ452、入力キー453及びディスプレイ454のインタフェース450と、を備えている。
フラッシュROM440には、CPU420が通信制御処理を実行するための第一及び第二通信プログラム441a,441bと、サービス提供サーバ100からの提供されたサービスデータの処理をCPU420が実行するためサービスアプリケーションソフト448と、サービス提供サーバ100からの提供されたサービス情報を用いて表示カスタマイズ等をCPU420が実行するためのカスタマイズ処理プログラム449と、その他の各種プログラム444と、自装置の構成情報等とが予め格納されている。フラッシュROM440には、以上の他、後述のカスタマイズモードが記憶されるカスタマイズモード記憶領域445と、サービス情報を受信したときに自動起動させるアプリケーションソフトの識別情報が格納される自動起動アプリケーションリスト446とが設けられている。
また、RAM43には、カスタマイズ処理プログラム449の実行過程で、受信したサービス情報が格納されるサービス情報テーブル431と、利用予定のサービス識別情報が格納される利用予定サービスリスト(図示されていない)とが設けられる。
CPU420は、機能的に、携帯通信網を利用した無線通信を制御する第一通信制御部421aと、無線LANを利用した無線通信を制御する第二通信制御部421bと、フラッシュROM440に対するデータの入出力を制御する記憶制御部422と、ディスプレイ454での表示を制御する表示制御部42と、入力キー453での入力を制御する入出力制御部425と、サービス処理部428と、カスタマイズ処理部429とを有している。これらの機能部のうち、サービス処理部428は、フラッシュROM440に格納されているサービスアプリケーションソフト448をCPU420が実行することで機能し、カスタマイズ処理部429は、フラッシュROM440に格納されているカスタマイズ処理プログラム449をCPU420が実行することで機能する。
次に、サービス提供サーバ100の補助記憶装置140に格納されているサービス情報テーブル160のデータ構成について、図4を用いて説明する。
サービス情報テーブル160は、サービス提供サーバ100が提供する各種サービスのサービス提供空間名が格納されている空間名領域161と、サービス提供空間の識別子が格納されている空間識別子領域161aと、各サービスのサービス名が格納されるサービス名領域162と、各サービスを実行するために必要なアプリケーションソフト名が格納されているアプリケーション名領域163と、アプリケーションソフトの識別子が格納されているアプリケーション識別子領域163aと、無線通信端末側での各サービスの実行優先度、言い換えると各アプリケーションソフトの利用優先度が格納されている優先度領域164と、各サービスの提供元のIPアドレスが格納されているIPアドレス領域165と、各サービス毎の個別サービス情報の配信周期が格納されている配信周期領域166と、個別サービス情報のセキュリティを解除するためのパスワードが格納されているパスワード領域167と、各無線基地局300と各サービスとの対応関係を示す対応関係領域168と、を有する。
空間名領域161には、ここでの例では、列車全体をサービス提供空間として、当該列車を特定する「東海道線/列車運行No.A14」と、当該列車の先頭の第1車両及最後尾の第15車両をサービス提供空間として、当該車両を特定する「東海道線/列車運行No.A14/車両No.01,15」とが格納されている。
空間識別子領域161aには、空間名「東海道線/列車運行No.A14」に対する識別子として「A14」が格納され、空間名「東海道線/列車運行No.A14/車両No.01,15」に対する識別子として「A14/01&15」が格納されている。
サービス名領域162には、空間名「東海道線/列車運行No.A14」に対するサービス名として、「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」が格納され、空間名「東海道線/列車運行No.A14/車両No.01,15」に対するサービス名として、「運転支援」が格納されている。
ここで、サービス「マナーモード」は、利用者の無線通信端末400を自動的にマナーモードにするサービスである。サービス「運行案内」は、当該列車、当該列車が運行する路線、さらにこの路線と接続している他の路線での運行状況を通知するサービスである。サービス「降車案内」は、利用者の降車駅に近づくと、降車駅である旨を利用者に通知するサービスである。サービス「車内エンターテインメント」は、一般旅客向けに、ニュース、天気予報、娯楽情報、広告等を提供するサービスである。サービス「運転支援」は、運転士や車掌の業務支援を行うサービスである。
アプリケーション名領域163には、サービス名「マナーモード」対するアプリケーションソフト名として「マナーモード」が格納され、サービス名「運行案内」に対するアプリケーションソフト名として「運行案内」が格納され、サービス名「降車案内」に対するアプリケーションソフト名として「降車案内」が格納され、サービス名「車内エンターテインメント」に対するアプリケーションソフト名として「車内エンターテインメント」が格納され、サービス名「運転支援」に対するアプリケーションソフト名として「運転支援」が格納されている。なお、ここの例では、サービス名とアプリケーションソフト名とが全て一致しているが、両者が一致している必要性は無い。
アプリケーション識別子領域163aには、アプリケーションソフト名「マナーモード」に対するアプリケーションソフト識別子として「MAR」が格納され、アプリケーションソフト名「運行案内」に対するアプリケーションソフト識別子として「OGA」が格納され、アプリケーションソフト名「降車案内」に対するアプリケーションソフト識別子として「OFF」が格納され、アプリケーションソフト名「車内エンターテインメント」に対するアプリケーションソフト識別子として「ENT」が格納され、アプリケーションソフト名「運転支援」に対するアプリケーションソフト識別子として「DRV」が格納されている。
優先度領域164には、アプリケーションソフト名「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「運転支援」に対する優先度として「A」が格納され、アプリケーションソフト名「車内エンターテインメント」に対する優先度として「B」が格納されている。なお、優先度領域164に格納される「A,B,…」のうち、最も優先度が高いものが「A」であり、次に優先度が高いものが「B」である。
IPアドレス領域165には、サービス「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」「運転支援」のサービス提供元のIPアドレスとして、当該サービス提供サーバ100のIPアドレスである「xxx.yyy.zzz.263」が格納されている。なお、「マナーモード」のサービスは、いわゆるプッシュ型のサービスで、サービス提供サーバ100から一方的に無線通信端末400側へ提供されるサービスであり、無線通信端末400側に、このサービスの提供元を知らせる必要性がないため、IPアドレス領域165中でこのサービスに対応する領域にはIPアドレスが格納されていない。また、「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」のサービスも基本的にはプッシュ型のサービスであるが、無線通信端末400側から何らかの要求又はデータを送りたい場合があるので、IPアドレス領域16中でこれらのサービスに対応する領域にはIPアドレスが格納されている。また、「運転支援」のサービスは、サービス提供元と無線通信端末400m(図1に示す)との交信を前提としたサービスであるため、IPアドレス領域16中でこのサービスに対応する領域にはIPアドレスが格納されている。
配信周期領域166には、サービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」に関する個別サービス情報の配信周期として、「1(秒)」が格納され、サービス「運転支援」に関する個別サービス情報の配信周期として「2(秒)」が格納されている。
パスワード領域167には、サービス「運転支援」に関する個別サービス情報のセキュリティ等を解除するためのパスワードとして、「A14M01」が格納されている。このパスワードは、例えば、当該列車の運転開始時等に、運転室11a内の管理装置200から入力される。なお、ここでは、一つの領域中に一つのパスワードしか格納していないが、複数のパスワードを格納してもよい。
対応関係領域168では、サービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」に関する各個別サービス情報に対して、MACアドレスの最下層が「:11」で先頭の第1車両内の無線基地局300から、MACアドレスの最下層が「:1F」で最後尾の第15車両内の無線基地局300までの全て車両内の無線基地局300を対応付けている。また、この対応関係領域168では、サービス「運転支援」に関する個別サービス情報に対して、MACアドレスの最下層が「:11」で先頭の第1車両内の無線基地局300と、MACアドレスの最下層が「:1F」で最後尾の第15車両内の無線基地局300とを対応付けている。
次に、サービス提供サーバ100の動作について説明する。
まず、図8を用いて、サービス提供サーバ100のサービス情報抽出部129の動作について説明する。
サービス情報抽出部129は、サービス情報テーブル160(図4)中の配信周期領域166を参照して、配信タイミングになった個別サービス情報があるか否かを監視している(S10)。サービス環境情報配信部129は、いずれかの個別サービス情報が配信タイミングになると、配信タイミングになった全ての個別サービス情報をサービス情報テーブル160から取得し(S11)、配信タイミングになった全ての個別サービス情報を含むサービス情報を作成し、このサービス情報を含む通信フレームを通信制御部121に作成させ、この通信フレームの送信を指示する(S12)。この結果、サービス情報の通信フレームは、LANインタフェース110を経て、この通信フレームが指定する無線基地局300からブロードキャストで無線送出される。以下、以上のステップ10〜ステップ12の処理が繰り返して実行される。
なお、図4に示すサービス情報テーブル160では、サービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」に関する各個別サービス情報の配信周期がいずれも「1(秒)」で、サービス「運転支援」に関する個別サービス情報の配信周期が「2(秒)」である。また、先頭の第1車両及び最後尾の第15車両内の無線基地局300を除く、第2車両から第14車両の全ての無線基地局300に対して、サービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」に関する各個別サービス情報を配信することになっており、先頭の第1車両及び最後尾の第15車両内の無線基地局300に対して、サービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」「運転支援」に関する各個別サービス情報を配信することになっている。
このため、このサービス情報配信処理で、サービス情報抽出部129は、サービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」に関する各個別サービス情報を含むサービス情報を1秒毎に作成し、通信制御部121により、このサービス情報を、第2車両から第14車両の全ての無線基地局300へ送信させる。また、サービス情報抽出部129は、先頭車両と最後尾車両の無線基地局300へ、通信制御部121により、サービス情報を1秒毎に送信させるものの、サービス「運転支援」を除く残りのサービス「マナーモード」「運行案内」「降車案内」「車内エンターテインメント」に関する各個別サービス情報を含むサービス情報と、全サービスに関する各個別サービス情報を含むサービス情報とを交互に作成し、これらのサービス情報を、通信制御部121交互に、先頭車両と最後尾車両の無線基地局300へ送信させる。
次に、サービス提供サーバ100の各サービス処理部126a,126b,…,126nの動作について説明する。なお、以下では、便宜上、サービスa処理部126aが、基本的にはプッシュ型のサービスであるものの、場合によっては交信も行うサービスである「運行案内」のサービス処理を行い、サービスb処理部126bが、無線通信端末400との交信を前提としたサービスである「運転支援」のサービス処理を行うものをとする。
まず、「運行案内」のサービス処理を行うサービスa処理部126aの動作について説明する。
補助記憶装置140内の「運行案内」のサービスaデータ147aには、無線通信端末400側へ配信するサービスコンテンツデータの他に、このデータを配信するタイミングを示すスケジュールも含まれている。「運行案内」のサービス処理を行うサービスa処理部126aは、このスケジュールを参照して、サービスコンテンツデータを配信するタイミングになると、補助記憶装置140から記憶制御部122を介して、サービスaデータ147aを取得し、このサービスaデータ147aの一部又は全部を含む通信フレームを通信制御部121に作成させ、この通信フレームの送信を指示する。この通信フレームの送信に対して、無線通信端末400側からの何らかの要求又はデータが送られてきた場合、サービスa処理部126aは、通信制御部121からこの要求又はデータを受け取り、これに対する応答処理を行い、その結果を通信制御部121により無線通信端末400へ送信させる。
次に、無線通信端末400との交信を前提としたサービスである「運転支援」のサービス処理を行うサービスb処理部126bの動作について説明する。
サービスb処理部126bは、補助記憶装置140内の「運転支援」のサービスbデータ147bが記憶制御部122により更新されたか否かを監視しており、更新されるか、無線通信端末400側からサービスデータの送信要求があると、補助記憶装置140から記憶制御部122を介して、サービスbデータ147bを取得し、このサービスbデータ147bの一部又は全部を含む通信フレームを通信制御部121に作成させ、この通信フレームの送信を指示する。また、この通信フレームの送信に対して、無線通信端末400m側からの何らかの要求又はデータが送られてきた場合、サービスb処理部126bは、通信制御部121からこの要求又はデータを受け取り、これに対する応答処理を行い、その結果を通信制御部121により無線通信端末400mへ送信させる。
次に、図6を用いて、サービス提供サーバ100から送出されるサービス情報の通信フレーム60の構成について説明する。
サービス情報の通信フレーム60は、MACヘッダ61とMACボディ63とを有している。MACヘッダ61には宛先アドレス62等が格納され、MACボディ63にはIPパケットが格納される。このIPパケットのヘッダ94には、宛先アドレス65等が格納され、ペイロード66には、制御情報67と、サービス情報70とが格納される。MACヘッダ61の宛先アドレス62には、サービス情報を送る無線基地局300のMACアドレスが設定され、IPヘッダ4の宛先アドレス65には、当該無線基地局300からの宛先として、全ての無線通信端末400を宛先とするブロードキャストアドレスが設定される。
制御情報67は、タイプ68とデータ長69とを有している。タイプ68には、ペイロード66内のデータがサービス情報であることを示す「1」が格納される。なお、ペイロード66内のデータがサービスデータである場合、タイプ68には「2」が格納される。データ長69にはサービス情報70のデータ長が格納される。
サービス情報70は、1以上の個別サービス情報の集まりである。各個別サービス情報は、サービスの提供空間を識別するための空間識別情報の一種である空間名71と、同じく空間識別情報の一種である空間識別子72と、当該サービスの提供を受けるために必要なアプリケーションソフトの識別情報の一種であるアプリケーション名73と、同じくアプリケーションソフトの識別情報の一種であるアプリケーション識別子74と、当該アプリケーションソフトの利用優先度75と、当該サービスの提供元のIPアドレス76と、当該個別サービス情報の利用者制限の有無を示す制限フラグ領域77と、パスワード78と、を有している。
サービス情報抽出部129は、前述した図8中のステップ10での処理で、以上で説明したサービス情報70を作成し、これを通信制御部121に渡す。
サービス情報抽出部129は、サービス情報70の個別サービス情報中の空間名71、空間識別子72、アプリケーション名73、アプリケーション識別子74、優先度75、IPアドレス76、パスワード78を、それぞれ、サービス情報テーブル160(図4)の空間名領域161、空間識別子領域161a、アプリケーション名領域163、アプリケーション識別子領域163a、優先度領域164、IPアドレス領域165、パスワード領域167から取得する。なお、サービス情報テーブル160(図4)のパスワード領域167に、パスワードが格納されている個別サービス情報に関しては、サービス情報70の個別サービス情報中の制限フラグ領域77に、「1(制限有り)」が格納されると共に、パスワード78には、テーブル160のパスワード領域167内のパスワードが格納され、テーブル160のパスワード領域167内にパスワードが格納されていない個別サービス情報に関しては、サービス情報70の個別サービス情報中の制限フラグ領域77に、「0(制限無し)」が格納されると共に、パスワード78には「−」が格納される。
次に、図7を用いて、サービス提供サーバ100から送出されるサービスデータの通信フレーム80の構成について説明する。
サービスデータの通信フレーム80は、MACヘッダ81とMACボディ83とを有している。MACヘッダ81には宛先アドレス82等が格納され、MACボディ83にはIPパケットが格納される。このIPパケットのヘッダ84には、宛先アドレス85等が格納され、ペイロード86には、制御情報87とサービスデータ95とが格納される。MACヘッダ81の宛先アドレス82には、当該サービスデータを送る無線基地局300のMACアドレス、言い換えると、当該サービスデータのサービス情報を送る無線基地局300のMACアドレスが設定され、IPヘッダ84の宛先アドレス85には、基本的に、当該無線基地局300からの宛先として、全ての無線通信端末400を宛先とするブロードキャストアドレスが設定される。但し、無線通信端末400から特定の要求があり、この要求に対する応答をサービスの一部として返す場合には、IPヘッダ84の宛先アドレス85には、当該無線通信端末400のIPアドレスが設定される。
制御情報87は、タイプ88とサブタイプ89とデータ形式90とデータ長91とパスワード92とFlag93を有している。タイプ88には、ペイロード86内のデータがサービスデータであることを示す「2」が格納される。サブタイプ89には、利用制限の有無が格納され、データ形式90には、サービスコンテンツデータの表現形式が格納される。また、データ長91には、サービスデータ95のデータ長が格納され、パスワード92には、サービスデータ95のセキュリティを解除するためのパスワードが格納される。Flag93は、後述のサービスコンテンツデータ97のデータが大きくて、1パケットに収められない場合に継続シンボル(1)が格納される。
サービスデータ95は、アプリケーション識別子96とサービスコンテンツデータ97とを有する。アプリケーション識別子96は、サービス情報テーブル160(図4)のアプリケーション識別子領域163aに格納されているアプリケーション識別子と同じものである。また、サービスコンテンツデータ97は、補助記憶装置140に格納されている複数のサービスデータ147a,147b,…,147nのうちの該当サービスのサービスデータに含まれているデータである。
以上で説明したサービスデータの通信フレーム80は、サービス情報の通信フレーム60と同様、通信制御部121が作成するが、この通信フレーム中のIPペイロード86内のデータは、全て、サービス処理部126a,126b,…,126nのうち、該当サービスの処理を実行するサービス処理部から通信制御部121に与えられる。なお、このサービス処理部は、この通信フレーム中の制御情報87、アプリケーション識別子96をサービス情報テーブル160から取得してもよいが、サービスデータを補助記憶装置140に格納する際に、このサービスデータ中にサービスコンテンツデータと共に制御情報87中のデータ等を含めておき、このサービスデータから取得するようにしてもよい。
次に、図9〜図15に示すフローチャートに従って、無線通信端末400の動作について説明する。
まず、図9に示すフローチャートに従って、カスタマイズ処理部429による初期設定処理について説明する。
カスタマイズ処理部429は、入力キー453から初期設定処理の指示を受け付けると(S20)、カスタマイズ処理の全モードを表示制御部423によりディスプレイ454に表示させる(S21)。ここで、表示されるモードは、サービス情報を受け付けた際に、このサービス情報中に含まれている、利用優先度「A」のアプリケーション識別情報が示すアプリケーションソフトを自動起動させる自動起動モードと、サービス情報を受け付けた際に、このサービス情報中に含まれているアプリケーション識別情報を、その利用優先度順に順次表示する優先表示モードとの2つのモードである。
カスタマイズ処理部429は、入力キー453から、いずれかのモードの設定を受け付けると(S22)、フラッシュROM440中のカスタマイズモード記憶領域445に、受け付けたモードを設定する。なお、このカスタマイズモード記憶領域445には、図5に示すように、優先表示モードの際には「0」が設定され、自動起動モードの際には「1」が設定される。
以上で初期設定処理は終了する。
次に、図10及び図11に示すフローチャートに従って、カスタマイズ処理部429によるカスタマイズ処理への移動処理について説明する。
第二通信制御部421bは、通信フレームを受信すると、これを分解して、通信フレームのデータをカスタマイズ処理部429に渡す。このカスタマイズ処理部429は、通信フレーム中のデータを解析して、サービス情報を受信したか否かを判断する(S30)。
サービス情報を受信した場合、カスタマイズ処理部429は、RAM430に既にサービス情報テーブル431が設けられ、このサービス情報テーブル431に通信フレーム内のサービス情報が登録されているか否かを判断する(S31)。通信フレーム内のサービス情報が既に登録済みである場合には、ステップ30に戻り、通信フレーム内のサービス情報が未登録である場合には、RAM430にサービス情報テーブル431を設け、このサービス情報テーブル431に、このサービス情報を登録すると共に、このサービス情報テーブル431と対応付けて、RAM430に、通信フレームに含まれている基地局IDを登録する(S32)。
ここで、サービス情報テーブル431について説明する。
サービス情報テーブル431は、図5に示すように、サービス情報に含まれている個別サービス情報中のサービスの提供空間名71(図6)及びこの空間の識別子72が格納される空間識別情報領域431bと、この個別サービス情報中のアプリケーション名73及びアプリケーション識別子74が格納されるアプリケーション識別情報領域431cと、この個別サービス情報中の優先度75が格納される優先度領域431aと、この個別サービス情報中のIPアドレス76が格納されるIPアドレス領域431dと、この個別サービス情報中の制限フラグ領域77の値(0(制限無し)or1(制限有り))が格納される制限フラグ領域431eと、この個別サービス情報中のパスワード78が格納されるパスワード431fと、当該個別サービス情報の表示の有無を示す表示有無フラグ領域431gと、を有している。表示有無フラグ領域431gには、当該個別サービス情報が表示されると「1」が格納されるが、この段階では、表示していない旨を示す「0」が格納される。なお、図5に示すサービス情報テーブル431は、先頭車両に居る者が所有している無線通信端末00が受信したサービス情報に関するテーブルである。
カスタマイズ処理部429は、次に、表示制御部423により、ディスプレイ454に、カスタマイズ処理を実行するか否かの旨を表示させ、入力キー453からカスタマイズ処理の実行許可を受け付けなければ、ステップ30に戻り、入力キー453からカスタマイズ処理の実行許可を受け付ければ、ステップ34に進む。
カスタマイズ処理部429は、ステップ33で、カスタマイズ処理の実行許可を受け付けると、ステップ32で登録したサービス情報中に、開示制限のあるアプリケーション識別情報があるか否かを判断する(S34)。サービス情報中に開示制限のあるアプリケーション識別情報が無ければ、ステップ38に進む。また、サービス情報中に開示制限のあるアプリケーション識別情報があれば、カスタマイズ処理部429は、表示制御部423により、ディスプレイ454に、制限のある個別サービス情報がある旨、及びこのためパスワードの入力を要求する旨を表示させる。そして、パスワードを受け付けると(S35)、受け付けたパスワードは、サービス情報中のパスワードと一致するか否かを判断する(S36)。
パスワードが一致していれば、カスタマイズ処理部429は、パスワードにより開示制限されていた個別サービス情報のセキュリティを解除し、登録したサービス情報中の全個別サービス情報を用いたカスタマイズ処理を開始する(S38)。一方、カスタマイズ処理部429は、ステップ36で、受け付けたパスワードがサービス情報中のパスワードと一致しないと判断すると、表示制御部423により、ディスプレイ454に、パスワードが一致せず、制限のある個別サービス情報を利用できない旨を表示させ、改めて、正当なパスワードの入力がない限り、登録したサービス情報中の開示制限のある個別サービス情報を除く個別サービス情報を用いたカスタマイズ処理を開始する(S39)。なお、カスタマイズ処理の内容に関しては、後程詳細に説明する。
カスタマイズ処理部429は、カスタマイズ処理を開始すると(S38,39)、カスタマイズ制限時間タイマーによるカウントダウンを開始させ(S40(図11))、第二通信制御部421bが、ステップ32で登録した無線基地局IDを含むビーコンを受信したか否かを監視する(S41)。
カスタマイズ処理部429は、第二通信制御部421bが登録無線基地局IDを含むビーコンを受信すれば、カスタマイズ制限時間タイマーをリセットしてから(S42)、ステップ41に戻る。また、第二通信制御部421bが登録無線基地局IDを含むビーコンを受信しなければ、カスタマイズ制限時間タイマーがタイムオーバーを示しているか否かを判断する(S43)。そして、カスタマイズ処理部429は、タイムオーバーを示していなければ、ステップ41に戻り、タイムオーバーを示していれば、ステップ32でRAM430に設けたサービス情報テーブル431及びこのサービス情報テーブル431に関連付けられている基地局IDを消去して、カスタマイズ処理を終了する(S44)。
次に、サービス提供サーバ100のサービス情報の送信タイミング、無線基地局300のサービス情報及びビーコンの送信タイミング、無線通信端末400のカスタマイズ処理の開始及び終了タイミングについて、図16を用いて説明する。
サービス提供サーバ100からは、前述したように、特定の無線基地局300に対して、定期的にサービス情報が送られる(S90)。このサービス情報を受けた無線基地局300は、このサービス情報をブロードキャストで無線送信する(S91)。また、無線基地局300は、定期的にビーコンもブロードキャストで無線送信する(S93)。
ところで、無線基地局300によるビーコンの送信周期Tは、無線LANの場合、100msである。一方、本実施形態におけるサービス情報の送信周期TINFは、1秒から数秒、短くても、0.5秒程度である。このため、無線基地局300からの無線信号の受信可能範囲内に存在する無線通信端末400は、サービス情報を1回受信する間に、ビーコンを数回から数十回受信することになる。
無線通信端末400は、無線基地局300が無線送信したサービス情報を受信すると(S92)、このサービス情報を登録してから、カスタマイズ処理を開始し、これに伴って、カスタマイズ制限時間タイマーによるカウントダウンを開始させる(S95(図10、図11におけるS32,S38,S40)。
無線通信端末400は、その後、ビーコンを受信すると(S94)、カスタマイズ制限時間タイマーをリセットする(S96(図11におけるS42))。また、無線通信端末400は、その後、サービス情報を再び受信しても(S94)、このサービス情報は既に登録済みであるため、上記ステップ95の処理を実行しない。
例えば、この無線通信端末400が無線基地局300からの無線信号の受信可能範囲外に移動すると、この無線通信端末400は、無線基地局300からのサービス情報もビーコンも受信できなくなる。この結果、カスタマイズ制限時間タイマーのカウントダウンが進み、このタイマーがタイムオーバーになると(S97)、無線通信端末400は、カスタマイズ処理を終了する(S98(図11におけるS44))。
次に、図12〜図14に示すフローチャートに従って、カスタマイズ処理部429によるカスタマイズ処理について説明する。
カスタマイズ処理部429は、まず、フラッシュROM440に設けられているカスタマイズモード記憶領域445を参照して、優先表示モードか自動起動モードかを判断する(S50)。優先表示モードである場合、カスタマイズ処理部429は、先のステップ32でRAM430に登録したサービス情報中に、フラッシュROM440の自動起動アプリケーションリスト446に格納されているアプリケーション識別情報と一致するアプリケーション識別情報が存在するか否かを判断する(S51)。
カスタマイズ処理部429は、登録サービス情報中に自動起動アプリケーションリスト446に格納されているアプリケーション識別情報と一致するアプリケーション識別情報が存在しないと判断すると、つまり、自動起動の対象アプリケーションがないと判断すると、ステップ55に進む。また、カスタマイズ処理部429は、登録サービス情報中に自動起動アプリケーションリスト446に格納されているアプリケーション識別情報と一致するアプリケーション識別情報が存在すると判断した場合、及びステップ50で自動起動モードであると判断した場合には、つまり、自動起動の対象アプリケーションがあると判断すると、対象アプリケーションがフラッシュROM440に格納されているか否かを判断する(S52)。なお、ここでの判断では、対象アプリケーションが複数存在する場合には、フラッシュROM440に、複数の対象アプリケーションのうちの一つでも格納されているか否かを判断する。
カスタマイズ処理部429は、対象アプリケーションがフラッシュROM440に一つも格納されていないと判断すると、ステップ55に進み、対象アプリケーションがフラッシュROM440に一つでも格納されていると判断すると、このフラッシュROMに格納されている全ての対象アプリケーションを起動させる(S53)。この際、カスタマイズ処理部429は、サービス情報テーブル431(図5)中の表示有無フラグ領域431gで、起動させた対象アプリケーションに対応する領域に「1(表示済み)」を格納すると共に、RAM430に利用予定サービスリストを設けて、そこに当該アプリケーションの識別子を格納する。カスタマイズ処理部429は、さらに、起動させたアプリケーションに対するIPアドレスが、サービス情報中に含まれている場合には、このIPアドレスを起動させたアプリケーションに設定する。
サービス提供サーバ100から提供されるサービスには、前述したように、サービス提供元と無線通信端末400との交信を前提としたサービスと、基本的にはプッシュ型サービスであるものの、場合によってサービス提供元との交信が必要になるサービスと、サービス提供元から一方的に無線通信端末400側へ提供されるプッシュ型サービスと、の三種類がある。サービス提供元と交信するケースがある前二者のサービスの個別サービス情報には、図4を用いて前述したように、サービス提供元であるサービス提供サーバ100のIPアドレスが含まれている。そこで、以上では、サービス提供元と交信するケースがある前二者のサービスのアプリケーションに、サービス情報に含まれているIPアドレスを設定している。
対象アプリケーションが起動すると、このアプリケーションの動作画面が表示され、さらに、サービスデータの受信待ち画面等がディスプレイ454に表示される。そして、サービスデータの受信後、例えば、図17に示すように、このサービスデータに含まれるサービスコンテンツデータ「運行案内」がディスプレイ454に表示される。
サービス「運行案内」のコンテンツデータを表示するアプリケーション「運行案内」の動作画面460中には、サービス「運行案内」のコンテンツデータ461の他に、動作中のアプリケーションを示す活性アプリボタン462と、複数の操作ボタン465〜468とが表示される。アプリケーション動作画面中の操作ボタン465〜468としては、プロパティボタン465、終了ボタン466、確認ボタン467、アプリメニューボタン468がある。
プロパティボタン465は、動作中のアプリケーションを自動起動の対象として登録する際、又は、既に自動起動の対象になっている場合には、自動起動の登録を解除する際に、使用される。終了ボタン466は、動作中のアプリケーションを終了させる際に使用され、確認ボタン467は、モード設定内容や、個別自動起動の対象になっているアプリケーションを確認する際に使用される。また、アプリメニューボタン468は、別のアプリケーションの名称を表示させる際に使用される。
このアプリケーション動作画面460で、アプリメニューボタン468が押された場合(S54で「アプリメニュー」を受付)、優先表示モードの上に個別自動起動の対象アプリケーションも存在しない場合(S50で「優先表示モード」、S51で「NO」)、自動起動モードでも対象アプリケーションが格納されていない場合(S52で「NO」)、カスタマイズ処理部429は、サービス情報テーブル431(図5)中の表示有無フラグ領域431g及び優先度領域431aを参照して、未表示且つ最上位優先度のアプリケーション名を示す機能選択画面をディスプレイ454に表示させると共に、サービス情報テーブル431(図5)中の表示有無フラグ領域431gで、この機能選択画面で表示させるアプリケーション名に対応する領域に「1(表示済み)」を格納する(S55)。
仮に、優先表示モードの上に個別自動起動の対象アプリケーションも存在しない場合(S50で「優先表示モード」、S51で「NO」)には、サービス情報テーブル431(図5)中の表示有無フラグ領域431gには、全て「0(未表示)」が格納されているので、カスタマイズ処理部429は、アプリケーション識別情報領域431cから、制限されておらず且つ優先度「A」のアプリケーション名を全て抽出して、つまり、アプリケーション名「マナーモード」「運行案内」「降車通知」を抽出して、図17に示すように、これらアプリケーション名「マナーモード」「運行案内」「降車通知」471aを示す機能選択画面470aをディスプレイ454に表示させる。この機能選択画面470aには、アプリケーション名471aの他、各アプリケーション名471aの前のチェックボックス472、実行ボタン475、アプリメニューボタン478が表示される。
チェックボックス472は、複数のアプリケーション名のうちのいずれかを選択する際に使用され、実行ボタン475は、選択されたアプリケーション名のアプリケーションを実行させる際に使用される。
また、仮に、図17に示すアプリケーション動作画面460の表示中に、アプリメニューボタン468が押された場合(S54で「アプリメニュー」を受付)には、サービス情報テーブル431(図5)中の表示有無フラグ領域431g内で、アプリケーション名「マナーモード」「運行案内」「降車通知」の領域には「1(表示済み)」が格納されているので、カスタマイズ処理部429は、アプリケーション識別情報領域431cから、制限されておらず且つ最上位優先度である優先度「B」のアプリケーション名「車内エンターテインメント」を抽出して、図17に示すように、これらアプリケーション名「車内エンターテインメント」471bを示す機能選択画面470bをディスプレイ454に表示させる。この機能選択画面470bには、アプリケーション名471、前述のチェックボックス472、実行ボタン475、アプリメニューボタン478の他、一括登録ボタン476、戻りボタン477が表示される。
一括登録ボタン476は、機能選択画面470bで示されている全てのアプリケーション名のアプリケーションを個別自動起動の対象として登録する際に使用され、戻りボタン477は、表示画面を前表示画面に戻らせる際に使用される。なお、優先度「A」のアプリケーション名を示す機能選択画面470a中に、一括登録ボタン476が表示されていないのは、この機能選択画面470aで示されている全てのアプリケーション名のアプリケーションが既に自動起動の対象になっているからである。また、この機能選択画面470a中に戻りボタン477が表示されていないのは、この機能選択画面470aがカスタマイズ処理を開始してからの最初の表示画面で、前表示画面が存在しないからである。
ステップ56でアプリメニューを受け付けた場合、つまり、以上の機能選択画面で、アプリメニューボタン478が押された場合、カスタマイズ処理部429は、再び、ステップ55に戻って、新たな機能選択画面をディスプレイ454に表示させる。
例えば、優先度「A」のアプリケーション名を示す機能選択画面470aの表示中に、アプリメニューボタン478が押された場合、優先度「B」のアプリケーション名を示す機能選択画面470bがディスプレイ454に表示される。
また、優先度「B」のアプリケーション名を示す機能選択画面470bの表示している段階では、サービス情報テーブル431(図5)中で表示有無フラグ領域431gのうち、制限されていないアプリケーション名に対応する領域には、全て「1(表示済み)」が格納されている、つまり、このサービス情報テーブル431に格納されている全てのアプリケーション名が表示済みである。このため、この機能選択画面470bの表示中に、アプリメニューボタン478が押された場合、カスタマイズ処理部429は、サービス情報テーブル431に格納されていないアプリケーション名であって、フラッシュROM430に格納されているアプリケーションのアプリケーション名471cを示す機能選択画面470cをディスプレイ454に表示させる。
ステップ56で、実行を受け付けた場合、つまり、以上の機能選択画面で、いずれかのアプリケーション名の前のチェックボタン472が選択された上で、実行ボタン47が押された場合、カスタマイズ処理部429は、実行指示されたアプリケーションがフラッシュROM430に格納されているか否かを判断する(S57)。アプリケーションが格納されていない場合、機能選択画面の表示を維持して、ステップ56に戻る。また、アプリケーションが格納されている場合、ステップ53に戻って、当該アプリケーションを起動させる。
また、ステップ56で、戻りを受け付けた場合、つまり、以上の機能選択画面で、戻りボタン477が押された場合、カスタマイズ処理部429は、今まで表示していた機能選択画面で示していた全アプリケーション名の未表示扱い処理を行う(S60(図13))。なお、この未表示扱い処理は、サービス情報テーブル431の表示有無フラグ領域431gに格納されている「1(表示済み)」を「0(未表示)」に戻す処理である。このように、未表示扱い処理を行うのは、前表示画面に戻った後、再び、元の機能選択画面の表示を利用者が希望する場合があるからである。
カスタマイズ処理部429は、未表示扱い処理を行うと(S60)、戻り先は、アプリケーション動作画面であるか機能選択画面であるかを判断し、戻り先がアプリケーション動作画面である場合には、当該画面をディスプレイ454に表示させてから(S63)、ステップ54(図12)に戻る。また、戻り先が機能選択画面である場合には、当該画面をディスプレイ454に表示させてから(S62)、ステップ56(図12)に戻る。
また、ステップ56で、一括登録を受け付けた場合、つまり、以上の機能選択画面で、一括登録ボタン47が押された場合、当該機能選択画面で示す全てのアプリケーション名のアプリケーションを個別自動起動の対象として、全アプリケーションの識別情報を自動起動アプリケーションリスト446(図5)に登録し。当該機能選択画面の表示を維持して、ステップ56(図12)に戻る。
また、ステップ54で、登録を受け付けた場合、つまり、アプリケーション動作画面で登録ボタンが押された場合、当該アプリケーションを自動起動の対象として、当該全アプリケーションの識別情報を自動起動アプリケーションリスト446(図5)に登録し(S70(図14))、当該アプリケーション動作画面の表示を維持して、ステップ54(図12)に戻る。
ステップ54で、登録解除を受け付けた場合、つまり、アプリケーション動作画面で登録解除ボタンが押された場合、当該アプリケーションを自動起動対象から外すため、当該アプリケーションの識別情報を自動起動アプリケーションリスト446(図5)から削除し(S71(図14))、当該アプリケーション動作画面の表示を維持して、ステップ54(図12)に戻る。
なお、登録ボタン及び登録解除ボタンは、アプリケーション動作画面中のプロパティボタン465を押すことで、表示される。また、登録ボタンは、当該アプリケーションが自動起動の対象になっていないときに表示され、登録解除ボタンは、当該アプリケーションが既に自動起動の対象になっているときに表示される。
また、ステップ54で、終了を受け付けた場合、つまり、アプリケーション動作画面で終了ボタン466が押された場合、カスタマイズ処理部429は、当該アプリケーションを終了し(S75(図14))、当該アプリケーションを前述のように未表示扱い処理す(S76)。そして、動作中の他のアプリケーションが存在しているか否かを判断し、動作中の他のアプリケーションが存在していなければ、ステップ55(図12)に戻って、機能選択画面を表示させる。また、動作中の他のアプリケーションが存在していれば、この他のアプリケーション動作画面をディスプレイ454に表示させてから(S78)、ステップ54(図12)に戻る。
以上のように、カスタマイズ処理が実行される。
なお、以上のカスタマイズ処理中でアプリケーション動作画面を表示させている最中(S53,54(図12))に、カスタマイズ処理が終了した場合(S44(図11))、このアプリケーション動作画面中の、登録ボタン又は登録解除ボタン、終了ボタン、アプリメニューボタンのいずれものボタンを押しても機能する。但し、アプリメニューボタンを押した際には、RAM430からら登録サービス情報が消去されている関係で、この登録サービス情報に含まれているアプリケーション名は表示されず、カスタマイズ処理していない際にアプリケーションメニューボタンを押した場合と同様の機能選択画面、具体的には、図17中の機能選択画面470cが表示される。なお、アプリケーションの動作中に、カスタマイズ処理が終了した場合、サービス情報を送信した無線基地局300からサービス情報を受信できない状態になっているため、アプリケーション自体は動作しているものの、サービスデータの変化がないため、利用者は、基本的に、終了ボタンを押して、このアプリケーションを終了させることになる。
また、以上のカスタマイズ処理中で機能選択画面を表示させている最中(S55,56(図12))に、カスタマイズ処理が終了した場合(S44(図11))、無線通信端末400のディスプレイ454は、初期メニュー画面になる。
次に、図15に示すフローチャートに従って、カスタマイズ処理部429によるサービスデータ受信処理について説明する。
第二通信制御部421bは、前述したように、通信フレームを受信すると、これを分解して、通信フレームのデータをカスタマイズ処理部429に渡す。このカスタマイズ処理部429は、通信フレーム中のデータを解析して、サービスデータを受信したか否かを判断する(S80)。通信フレーム中のデータがサービスデータであると判断すると、カスタマイズ処理部429は、IPペイロード内の制御情報87及びサービスデータ95(図7)をRAM430に記憶する(S81)。
次に、カスタマイズ処理部429は、RAM430に記憶された制御情報87からサブタイプ89(図7)を読み出し、このサブタイプ89を参照してデータ利用制限の有無を判断する(S8)。利用制限が無ければ、ステップ86に進み、利用制限があれば、表示制御部423によりディスプレイ454にパスワードの受付画面を表示させて、パスワードを受け付ける(S83)。カスタマイズ処理部429は、パスワードを受け付けると、RAM430に記憶されている制御情報87からパスワード92(図7)を読み出し、このパスワード92と受け付けたパスワードとが一致しているか否かを判断する(S84)。一致していなければ、RAM430からサービスデータを消去して、受信処理を終了し、一致していれば、このパスワードを用いて、RAM430に記憶されているサービスデータ95(図7)に対するセキュリティの解除処理を行ってから(S85)、ステップ86に進む。
ステップ86で、カスタマイズ処理部429は、ステップ53(図12)でRAM430に設けた利用予定サービスリストからアプリケーション識別子を読み出す。そして、カスタマイズ処理部429は、サービスデータ95中のアプリケーション識別子96と、利用予定サービスリスト中のアプリケーション識別子とが一致しているか否かを判断する(S87)。
カスタマイズ処理部429は、ステップ87で識別子相互が一致していないと判断すると、ステップ88に進み、RAM430からサービスデータを消去して、受信処理を終了する。また、識別子相互が一致していると判断すると、カスタマイズ処理部429は、サービスデータ95中のサービスコンテンツデータ97(図7)を読み出して、このサービスコンテンツデータ97を起動中のアプリケーションソフトにインプットする(S89)。つまり、カスタマイズ処理部429は、起動中のアプリケーションにより、サービスコンテンツデータの処理を開始させる。
以上で、サービスデータの受信処理は終了する。
なお、以上では、サービス情報に基づき、ステップ53(図12)でRAM430に設けた利用予定サービスリストにアプリケーション識別子を格納し、ステップ87で、このアプリケーション識別子とサービスデータ95中のアプリケーション識別子96とが一致しているか否かを判断しているが、サービス情報に基づき、ステップ53(図12)でRAM430に設けた利用予定サービスリストにアプリケーション識別子及び空間識別子を格納し、ステップ87(図15)で、このアプリケーション識別子及び空間識別子とサービスデータ中のアプリケーション識別子及び空間識別子とが一致しているか否かを判断するようにしてもよい。この場合、図7に示すサービスデータ95には、アプリケーション識別子96及びサービスコンテンツデータ97の他に、空間識別子も含める。このように、アプリケーション識別子と空間識別子とをペアで管理することで、目的としない提供サービスを受けてしまうことを回避することができる。例えば、百貨店のあるフロワー中に、電気製品売り場とおもちゃ売り場とが存在し、それぞれの売り場に関して、それぞれの無線基地局から売り場案内サービスを無線送信しており、両売り場の境目に無線通信端末400が存在している場合、各売り場での売り場案内サービスは同じアプリケーションソフトで利用できるため、アプリケーション識別情報のみを管理していると、目的の売り場(例えば、電気製品売り場)の売り場案内サービスではなく、他の売り場(例えば、おもちゃ売り場)の売り場案内サービスを受けてしまう場合がある。そこで、前述したように、アプリケーション識別子と空間識別子とをペアで管理することで、目的としない提供サービスを受けてしまうことを回避することができる。
次に、図18を用いて、無線通信端末400の所有者が各無線サービス提供空間に移動した場合の無線通信端末400での表示内容について説明する。
ここでは、無線通信端末400の所有者が、図1中の自宅50から、列車10に乗り、職場20へ行った後、百貨店30に行った場合について説明する。なお、自宅50は、無線サービス提供空間ではなく、列車10内で提供される無線サービスは、以上の説明と同様、マナーモード(優先度A)、運行案内(優先度A)、降車通知(優先度A)、車内エンターティンメント(優先度B)であるとする。また、職場20内で提供される無線サービスは、内線電話帳(優先度A)、車内網接続(優先度A)、見積表示(優先度B)、在庫入力(優先度B)で、いずれも開示制限があるとする。また、百貨店30内で提供される無線サービスは、百貨店案内(優先度A)、タイムサービス(優先度B)、店員呼出(優先度B)であるとする。
無線通信端末400が自宅50内に存在する場合、この無線通信端末400は無線サービス提供空間内に存在しないため、カスタマイズ処理されない。このため、機能選択画面を呼び出した場合、この機能選択画面は、図17中の機能選択画面470cになり、この機能選択画面470には、アプリケーション名「電話帳」「メール」「ゲーム」等が表示される。
無線通信端末400が列車10内に存在する場合、この無線通信端末400が列車10内の無線基地局300からサービス情報を受信すると、このサービス情報中で優先度Aのアプリケーション名「マナーモード」「運行案内」「降車通知」が最初に表示されるか、又は、これらのアプリケーションが起動する。そして、アプリメニューボタンを押すと、次に、優先度Bのアプリケーション名「車内エンターテインメント」が表示される。
無線通信端末400が職場20内に存在する場合、この無線通信端末400が職場20内の無線基地局300からサービス情報を受信し、正規のパスワードを受け付けると、このサービス情報中で優先度Aのアプリケーション名「内線電話帳」「車内網接続」が最初に表示されるか、又は、これらのアプリケーションが起動する。そして、アプリメニューボタンを押すと、次に、優先度Bのアプリケーション名「見積表示」「在庫入力」が表示される。
無線通信端末400が百貨店30内に存在する場合、この無線通信端末400が百貨店30内の無線基地局300からサービス情報を受信すると、このサービス情報中で優先度Aのアプリケーション名「店舗案内」が最初に表示されるか、又は、このアプリケーションが起動する。そして、アプリメニューボタンを押すと、次に、優先度Bのアプリケーション名「タイムサービス」「店員呼出」が表示される。
以上のように、本実施形態では、無線サービス提供空間が変われば、機能選択画面の表示内容も変わる。つまり、本実施形態では、表示内容のカスタマイズが実行される。
以上、本実施形態によれば、以下の(1)(2)の効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、無線サービスを提供している無線基地局300からサービス情報も提供されるため、その場での無線基地局300のSSIDを把握しておらず、しかも、その場でどのような無線サービスが提供されるかを事前に知らない場合でも、さらに、場所等を特定するIDとその場所等で自動起動させるアプリケーションソフトとの関係を示すテーブルを予め設定しておかなくても、その場で無線サービスを利用できるアプリケーション識別情報が表示される。しかも、本実施形態では、アプリケーション識別情報は、その利用優先度に応じて優先表示される。このため、その場での無線サービスの提供を効率的に受けることができる。
(2)本実施形態では、特定の無線サービスのアプリケーションソフトが無線通信端末400に搭載されていれば、このアプリケーションソフトの優先度が高く自動起動モードが設定されている場合、又は、このアプリケーションソフトに関して自動起動が予め設定されている場合には、このアプリケーションソフトが自動起動するので、利用者は、このアプリケーションソフトを起動させるための手間を省くことができる。しかも、本実施形態では、この特定の無線サービスが、このサービスの提供元であるサーバ100と無線通信端末400との交信が必要である場合、サービス識別情報中のサービス提供元IPアドレスが起動したアプリケーションソフトに自動設定されるため、利用者は、サービス提供元のIPアドレスの設定の手間を省くことができる。
「第二実施形態」
本実施形態は、第一実施形態におけるカスタマイズ処理への移行処理を変形させたのもので、それ以外の基本構成は、第一実施形態と同様である。
無線基地局300は、図19に示すように、第一実施形態と同様、定期的にビーコンをブロードキャストで無線送信する(S93)。
無線通信端末400の第二通信制御部421bは、このビーコンを受信すると(S94)、このビーコンの送信元である無線基地局300へ接続要求を送信する(S101)。
無線基地局300は、この接続要求を受信すると、接続要求元である無線通信端末400へ接続応答を返す一方で(S102)、サービス提供サーバ100へ端末接続情報を送る(S103)この端末接続情報には、当該無線基地局300が無線通信端末400と接続している旨のメッセージの他、この無線通信端末400のIPアドレスや、当該無線基地局のMACアドレス等が含まれている。
サービス提供サーバ100の通信制御部121がこの端末接続情報を受信すると、この端末接続情報をサービス情報抽出部129に渡す。サービス情報抽出部129は、この端末接続情報に含まれている無線基地局300のMACアドレスを参照して、サービス情報テーブル160から、この無線基地局300が送信すべき個別サービス情報を収集して、この個別サービス情報を含むサービス情報を作成する。サービス情報抽出部129は、続いて、このサービス情報の宛先IPアドレスとして、端末接続情報に含まれているIPアドレスを指定して、このサービス情報を通信制御部121に渡す。通信制御部121は、サービス情報抽出部129から渡されたサービス情報及びIPアドレス等を用いて、図6に示す通信フレーム60を作成して、これを無線基地局300へ送信する(S104)。
無線基地局300は、この通信フレームを受信すると、この通信フレームに含まれている宛先IPアドレスで特定される無線通信端末400へサービス情報を無線送信する(S105)。
無線通信端末400は、無線基地局300が無線送信したサービス情報を受信すると(S106)、以降、図16に示す処理と同様に、このサービス情報を登録してから、カスタマイズ処理を開始し、これに伴って、カスタマイズ制限時間タイマーによるカウントダウンを開始させる(S95)。
無線通信端末400は、その後、ビーコンを受信すると(S94)、カスタマイズ制限時間タイマーをリセットする(S96)。また、無線通信端末400は、無線基地局300からビーコンを受信できなくなって、カスタマイズ制限時間タイマーのカウントダウンが進み、このタイマーがタイムオーバーになると(S97)、無線通信端末400は、カスタマイズ処理を終了する(S98)。
次に、図20に従って、本実施形態の無線通信端末400におけるカスタマイズ処理への移行処理について、具体的に説明する。
無線通信端末400の第二通信制御部421bは、通信フレームを受信すると、これを分解して、通信フレームのデータをカスタマイズ処理部429に渡す。このカスタマイズ処理部429は、通信フレーム中のデータを解析して、ビーコンを受信したか否かを判断する(S110)。
ビーコンを受信した場合、カスタマイズ処理部429は、このビーコンに含まれている基地局IDはRAM430に既に登録されているか否かを判断する(S112)。基地局IDが登録されている場合、カウントダウンしているカスタマイズ制限時間タイマーをリセットして(S113)、ステップ110に戻る。
また、カスタマイズ処理部429は、ビーコンの受信の有無に関係なく、常時、カスタマイズ制限時間タイマーがオンになっているか否かを判断しており(S111,114)、このタイマーがオンになっている場合には、タイムオーバーか否かを判断する(S43)。このタイマーがタイムオーバーになっていなければ、ステップ110に戻り、タイムオーバーになっていれば、後述するように、開始したカスタマイズ処理を終了して(S44)、移行処理を終了する。
カスタマイズ処理部429は、ビーコンを受信していないときに、カスタマイズ制限時間タイマーがオンになっていないと判断した場合には(S111で「NO」)、ステップ110に戻る。また、カスタマイズ処理部429は、ビーコンを受信し、このビーコンに含まれている基地局IDが未登録であるときに、カスタマイズ制限時間タイマーがオンになっていないと判断した場合には(S114で「NO」)、第二通信制御部421bを介して、このビーコンの送信元である無線基地局300へ接続要求を送信する(S115(図19におけるS101))。なお、この接続要求には、当該無線通信端末400のIPアドレスが含まれている。
無線基地局300は、この接続要求を受信すると、前述したように、サービス提供サーバ100へ端末接続情報を送る(S103(図19))。サービス提供サーバ100は、この端末接続情報に基づいて、サービス情報を作成し、無線基地局300を介して、サービス情報を当該無線通信端末400へ送る(S104,105(図19))。
無線通信端末400のカスタマイズ処理部429は、接続要求した後(S115)、サービス情報の受信待ち状態になっており(S30a)、サービス情報を所定時間経過しても受信できない場合には、ステップ115に戻って、再度、接続要求する。
カスタマイズ処理部429は、サービス情報を受信すると、第一実施形態と同様に、サービス情報及び基地局IDをRAM430に登録する(S32)。カスタマイズ処理部429は、次に、第一実施形態と同様、ディスプレイ454に、カスタマイズ処理を実行するか否かの旨を表示させ、入力キー453からカスタマイズ処理の実行許可を受け付けなければ、この移行処理を終了し、入力キー453からカスタマイズ処理の実行許可を受け付ければ、ステップ34に進む。
カスタマイズ処理部429は、このステップ34以降、ステップ35〜40まで、第一実施形態と同様の処理を実行する。
カスタマイズ処理部429は、ステップ38,39でカスタマイズ処理を開始すると、カスタマイズ制限時間タイマーのカウントダウンを開始して(S40)、ステップ110に戻る。
そして、カスタマイズ処理部429は、登録基地局IDの無線基地局300からビーコンを受信できず、このカスタマイズ制限時間タイマーがタイムオーバーになると(S43)、前述したように、カスタマイズ処理を終了して(S44)、この移行処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、無線通信端末400が無線基地局300と接続しているときにのみ、当該無線通信端末400へサービス情報が送られるので、この無線基地局300のサービスエリア内に利用者が少ない場合には、無線の利用効率を高めることができる。
「第三実施形態」
本実施形態も、第二実施形態と同様、第一実施形態におけるカスタマイズ処理への移行処理を変形させたものである。また、本実施形態のサービス提供システムは、図21に示すように、第一実施形態のサービス提供システムに、さらに、サービス提供サーバ100のIPアドレスを提供するアドレス提供サーバ600を追加している。
本実施形態においても、無線基地局300は、図21に示すように、定期的にビーコンをブロードキャストで無線送信する(S93)。
無線通信端末400の第二通信制御部421bは、このビーコンを受信すると(S94)、このビーコンの送信元である無線基地局300へ接続要求を送信する(S120)。
無線基地局300は、この接続要求を受信すると、接続要求元である無線通信端末400へ接続応答を返す一方で(S121)、前述のアドレス提供サーバ600へ端末接続情報を送る(S122)この端末接続情報には、当該無線基地局300が無線通信端末400と接続している旨のメッセージの他、この無線通信端末400のIPアドレスや、当該無線基地局のMACアドレス等が含まれている。
アドレス提供サーバ600は、この端末接続情報を受信すると、宛先IPアドレスとして、端末接続情報に含まれているIPアドレスを設定して、サービス提供サーバ100のIPアドレスを含むIPアドレス情報を、無線基地局300を介して、接続要求元の無線通信端末400へ送る(S123)。
無線通信端末400は、IPアドレス情報を受信すると(S124)、このIPアドレス情報に含まれているIPアドレスを宛先IPアドレスに設定して、サービス情報の要求を、無線基地局300を介して、サービス提供サーバ100へ送る(S125)。なお、このサービス情報の要求には、サービス情報を要求する旨のメッセージの他、当該無線通信端末400が接続している無線基地局300のMACアドレスや、当該無線通信端末400のIPアドレス等が含まれている。
サービス提供サーバ100の通信制御部121がこのサービス情報の要求を受信すると(S126)、このサービス情報の要求をサービス情報抽出部129に渡す。サービス情報抽出部129は、第二実施形態と同様、このサービス情報の要求に含まれている無線基地局300のMACアドレスを参照して、サービス情報テーブル160から、この無線基地局300が送信すべき個別サービス情報を収集して、この個別サービス情報を含むサービス情報を作成する。サービス情報抽出部129は、続いて、このサービス情報の宛先IPアドレスとして、サービス情報の要求に含まれているIPアドレスを指定して、このサービス情報を通信制御部121に渡す。通信制御部121は、サービス情報抽出部129から渡されたサービス情報及びIPアドレス等を用いて、図6に示す通信フレーム60を作成して、これを無線基地局300へ送信する(S127)。
無線基地局300は、この通信フレームを受信すると、この通信フレームに含まれている宛先IPアドレスで特定される無線通信端末400へサービス情報を無線送信する(S128)。
無線通信端末400は、無線基地局300が無線送信したサービス情報を受信すると(S129)、以降、図16及び図19に示す処理と同様の処理(S95〜S98)を実行する。
次に、図22に従って、本実施形態の無線通信端末400におけるカスタマイズ処理への移行処理について、具体的に説明する。
無線通信端末400の第二通信制御部421bは、通信フレームを受信すると、第二実施形態と同様、これを分解して、通信フレームのデータをカスタマイズ処理部429に渡す。このカスタマイズ処理部429は、通信フレーム中のデータを解析して、ビーコンを受信したか否かを判断する(S140)。
カスタマイズ処理部429は、このステップ140、ステップ141〜145に関して、第二実施形態のステップ110、ステップ111〜115と同様の処理を実行する。
カスタマイズ処理部429は、ステップ145で接続要求した後、IPアドレス情報の受信待ち状態になっており(S146)、IPアドレス情報を所定時間経過しても受信できない場合には、ステップ145に戻って、再度、接続要求する。
無線基地局300は、この接続要求を受信すると、前述したように、アドレス提供サーバ600へ端末接続情報を送る(S122(図21))。アドレス提供サーバ600は、この端末接続情報を受信すると、サービス提供サーバ100のIPアドレスを含むIPアドレス情報を、無線基地局300を介して、接続要求元の無線通信端末400へ送る(S123(図21))。
無線通信端末400のカスタマイズ処理部429は、第二通信制御部421bを介して、IPアドレス情報を受け取ると、サービス情報要求を作成する。このサービス情報要求には、前述したように、サービス情報を要求する旨のメッセージの他、当該無線通信端末400が接続している無線基地局300のMACアドレスや、当該無線通信端末400のIPアドレス等が含まれている。さらに、カスタマイズ処理部429は、このサービス情報要求を第二通信制御部421bに渡すと共に、このサービス情報要求の宛先IPアドレスとして、IPアドレス情報に含まれているIPアドレスを指定し、第二通信制御部421bからサービス情報要求を送信させる(S147(図21におけるS125))。
サービス提供サーバ100は、無線基地局300を介して、このサービス情報要求を受信すると(S126(図21))、このサービス情報要求に基づいて、サービス情報を作成し、無線基地局300を介して、サービス情報を当該無線通信端末400へ送る(S127,128(図21))。
無線通信端末400のカスタマイズ処理部429は、サービス情報の要求をした後(S147)、サービス情報の受信待ち状態になっており(S30a)、サービス情報を所定時間経過しても受信できない場合には、ステップ147に戻って、再度、サービス情報の要求をする。
カスタマイズ処理部429は、サービス情報を受信すると、第一及び第二実施形態と同様に、サービス情報及び基地局IDをRAM430に登録する(S32)。
カスタマイズ処理部429は、以降、第二実施形態と同様の処理を実行する。
すなわち、カスタマイズ処理部429は、ステップ33a〜40まで、第一実施形態及び第二実施形態と同様の処理を実行し、ステップ38,39でカスタマイズ処理を開始すると、カスタマイズ制限時間タイマーのカウントダウンを開始して(S40)、ステップ110に戻る。そして、カスタマイズ処理部429は、登録基地局IDの無線基地局300からビーコンを受信できず、このカスタマイズ制限時間タイマーがタイムオーバーになると(S43)、前述したように、カスタマイズ処理を終了して(S44)、この移行処理を終了する。
以上のように、本実施形態でも、第二実施形態と同様、無線通信端末400が無線基地局300と接続しているときにのみ、当該無線通信端末400へサービス情報が送られるので、この無線基地局300のサービスエリア内に利用者が少ない場合には、無線の利用効率を高めることができる。
「変形例」
以上の実施形態では、アプリケーションの利用優先度に応じたアプリケーション名の優先表示では、利用優先度が最上位のアプリケーション名を表示した後、アプリメニューボタンが操作される毎に、利用優先度が次にいアプリケーション名を順次、別画面で表示しているが、サービス情報に含まれているアプリケーション名を同一画面で表示しつつも、利用優先度の高いアプリケーション名の視認性が高く、利用優先度の低いアプリケーション識別情報の視認性が低くなるように表示して、利用優先度の低いアプリケーション識別情報に関しては、スクロールで見えるようにしてもよい。
また、以上では、アプリケーション識別情報として、このアプリケーション識別情報のうちのアプリケーション名のみを表示させているが、このアプリケーション名と併せてアプリケーション識別子を表示させてもよいし、このアプリケーション識別子のみを表示させてもよい。
また、以上の実施形態における無線通信端末400は、無線サービスの提供を受けるために無線LAN等を利用して無線通信を行う無線通信機能と、携帯電話通信網を利用して無線通信を行う無線通信機能とが設けられているが、本発明では、無線通信端末に両無線通信機能が備わっている必要性は無く、無線サービスの提供を受けるための無線通信機能のみが備わっていればよい。
1:ハブ、2:外部ネットワーク、10:列車、11,12:車両、20:職場、30:百貨店、50:自宅、60:サービス情報の通信フレーム、70:サービス情報、73:アプリケーション名、75:優先度、80:サービスデータの通信フレーム、95:サービスデータ、96:アプリケーション識別子、97:サービスコンテンツデータ、100,100a,100b:サービス提供サーバ、110:LANインタフェース、120,320,420:CPU、121,421a,421b:通信制御部、122,422:記憶制御部、126a,126b,126n:サービス処理部、129:サービス情報抽出部、130,330,430:RAM、140:補助記憶装置、146a,146b,146n:サービス処理プログラム、147a,147b,147n:サービスデータ、149:サービス情報作成プログラム、160:サービス情報テーブル、200:管理装置、300:無線基地局、400:無線通信端末、428:サービス処理部、429:カスタマイズ処理部、445:カスタマイズモード記憶領域、446:自動起動アプリケーションリスト、448:アプリケーションソフト、449:カスタマイズ処理プログラム、500:情報提供サーバ、600:アドレス提供サーバ

Claims (16)

  1. 1以上の無線基地局に情報を提供して、該情報を該1以上の無線基地局から無線送信させる情報提供サーバにおいて、
    前記1以上の無線基地局毎に、該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのアプリケーション識別情報と、該1以上のアプリケーションソフト毎の利用優先度とを含むサービス情報が、該無線基地局の識別子と対応付けて記憶されている記憶手段と、
    前記記憶手段から、前記1以上の無線基地局のうちのいずれかの無線基地局の識別子に対応付けられている前記サービス情報を抽出するサービス情報抽出手段と、
    前記サービス情報抽出手段が抽出した前記サービス情報を含む通信フレームを作成する通信制御手段と、
    前記通信制御手段が作成した前記通信フレームを、該通信フレーム中の前記サービス情報に対応付けられている前記無線基地局に送信して、該無線基地局から該通信フレーム中の前記サービス情報を無線送信させる通信手段と
    を備えていることを特徴とする情報提供サーバ。
  2. 請求項1に記載の情報提供サーバにおいて、
    前記記憶手段には、前記1以上の無線基地局毎に、該1以上の無線基地局毎の前記サービス情報を該当無線基地局に繰り返して送るタイミングが当該無線基地局の識別子と対応付けて記憶され、
    前記サービス情報抽出手段は、前記記憶手段から、前記1以上の無線基地局毎の前記サービス情報を送る前記タイミングに併せて、該サービス情報を抽出し、前記通信制御手段に該サービス情報含む通信フレームを作成させ、該通信フレームを前記通信手段から該1以上の無線基地局に送信させることを特徴とする情報提供サーバ。
  3. 請求項2に記載の情報提供サーバにおいて、
    前記通信制御手段は、前記サービス情報を含む前記通信フレームを作成する際に、該サービス情報を前記無線基地局からブロードキャストで送信させる旨の指示を該通信フレーム中に含めることを特徴とする情報提供サーバ。
  4. 請求項1に記載の情報提供サーバにおいて、
    前記サービス情報抽出手段は、前記通信手段が前記1以上の無線基地局のうちのいずれかの無線基地局から無線通信端末との接続を示す通知を受けると、前記記憶手段から該無線基地局に対応する前記サービス情報を抽出し、前記通信制御手段に該サービス情報を含む通信フレームを作成させ、該通信フレームを前記通信手段から該無線基地局に送信させることを特徴とする情報提供サーバ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供サーバにおいて、
    前記記憶手段に記憶されている前記サービス情報には、該サービス情報に対応付けられている識別子の無線基地局が無線通信で提供する無線サービスの提供空間を一意に識別する空間識別情報を含んでいることを特徴とする情報提供サーバ。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の情報提供サーバと、
    前記無線サービスを提供するサービス提供サーバと
    を備えていることを特徴とするサービス提供システム。
  7. 1以上の無線基地局に情報を提供して、該情報を該1以上の無線基地局から無線送信させる情報提供サーバによる情報提供方法において、
    前記1以上の無線基地局毎に、該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのアプリケーション識別情報と、該1以上のアプリケーションソフト毎の利用優先度とを含むサービス情報を、該無線基地局の識別子と対応付けて、前記情報提供サーバの記憶手段に予め記憶しておき、
    前記記憶手段の記憶内容を参照して、前記1以上の無線基地局のうちのいずれかの無線基地局の識別子に対応付けられている前記サービス情報を含む通信フレームを作成し、前記情報提供サーバの通信手段により、該無線基地局に該通信フレームを送信して、該無線基地局から該通信フレーム中の前記サービス情報を無線送信させることを特徴とする情報提供方法。
  8. 無線基地局と無線通信してサービスの提供を受ける無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記無線通信端末の無線通信手段が前記無線基地局からの無線信号を受信すると、該無線信号を解析して、該無線信号が示す情報中に、該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのアプリケーション識別情報と、該1以上のアプリケーションソフト毎の利用優先度とを含むサービス情報が、含まれているか否かを判断する解析ステップと、
    前記解析ステップにより、前記無線信号が示す情報中に前記サービス情報が含まれていると判断されると、前記無線通信端末の表示手段に、前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報を、各アプリケーション識別情報に対する利用優先度順に、前記無線通信端末の表示手段に優先表示させる表示カスタマイズ処理ステップと、
    を前記無線通信端末のプロセッサに実行させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  9. 請求項8に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記表示カスタマイズ処理では、
    前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報を、各アプリケーション識別情報に対する利用優先度順に優先表示させる際に、利用優先度が最上位のアプリケーション識別情報を前記表示手段に表示させ、前記無線通信端末の入力手段により所定の操作が実行される毎に、未表示の情報のうちで、最上位の利用優先度のアプリケーション識別情報を該表示手段に順次表示させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  10. 請求項8に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記表示カスタマイズ処理では、
    前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報を、各アプリケーション識別情報に対する利用優先度順に優先表示させる際に、利用優先度が高いアプリケーション識別情報の視認性が高く、利用優先度が低いアプリケーション識別情報の視認性が低くなるように、該1以上のアプリケーション識別情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  11. 請求項9に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記表示カスタマイズ処理では、
    前記解析ステップにより、前記無線信号が示す情報中に前記サービス情報が含まれていると判断されると、該サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報のうちで、利用優先度が最上位のアプリケーション識別情報に対応するアプリケーションソフトが、前記無線通信端末の記憶手段に格納されていれば、該アプリケーションソフトを起動させ、該アプリケーションソフトの動作画面中に該最上位のアプリケーション識別情報を表示させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  12. 請求項11に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報のうちで、利用優先度が最上位のアプリケーション識別情報が示すアプリケーションソフトを自動起動させる自動起動モードを選択するか否かを受け付けるモード設定ステップを、前記プロセッサに実行させ、
    前記モード設定ステップで、前記自動起動モードの選択を受け付けると、前記表示カスタマイズ処理では、前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報のうちで、利用優先度が最上位のアプリケーション識別情報に対応するアプリケーションソフトを起動させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  13. 請求項8から12のいずれか一項に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記表示カスタマイズ処理では、
    アプリケーションソフトを起動させずに、該アプリケーションソフトのアプリケーション識別情報を表示させている最中に、前記無線通信端末の入力手段により、該アプリケーションソフトの起動指示を受け付けると、該アプリケーションソフトが前記無線通信端末の記憶手段に格納されていれば、該アプリケーションソフトを起動させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  14. 請求項8から13のいずれか一項に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記表示カスタマイズ処理では、
    アプリケーションソフトを起動させずに、該アプリケーションソフトのアプリケーション識別情報を表示させている最中に、前記入力手段により、該アプリケーションソフトを自動起動させる設定指示を受け付けると、前記無線通信端末の記憶手段に、該アプリケーション識別情報と対応付けて、該アプリケーションソフトが自動起動の対象である旨を登録し、
    前記無線通信端末の無線通信手段が前記無線基地局からの無線信号を受信し、前記解析ステップにより、前記無線信号が示す情報中に前記サービス情報が含まれていると判断されると、前記記憶手段に、該サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報のうちで、該記憶手段に、自動起動の対象である旨が登録されているアプリケーション識別情報が存在するか否かを判断し、該アプリケーション識別情報が存在し、且つ該記憶手段に該アプリケーション識別情報に対応するアプリケーションソフトが格納されていれば、該アプリケーションソフトを起動させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  15. 請求項8から14のいずれか一項に記載の無線通信端末の動作プログラムにおいて、
    前記サービス情報を無線送信してきた前記無線基地局からの無線信号を受信しなくなると、前記表示カスタマイズ処理を終了させるカスタマイズ終了ステップを前記プロセッサに実行させることを特徴とする無線通信端末の動作プログラム。
  16. 無線基地局と無線通信してサービスの提供を受ける無線通信端末において、
    前記無線基地局と無線通信する無線通信手段と、表示手段と、制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記無線通信手段が前記無線基地局からの無線信号を受信すると、該無線信号を解析して、該無線信号が示す情報中に、該無線基地局の無線サービスエリア内で利用可能な1以上のアプリケーションソフトのアプリケーション識別情報と、該1以上のアプリケーションソフト毎の利用優先度とを含むサービス情報が、含まれているか否かを判断する解析手段と、
    前記解析手段により、前記無線信号が示す情報中に前記サービス情報が含まれていると判断されると、前記無線通信端末の表示手段に、前記サービス情報に含まれている1以上の前記アプリケーション識別情報を、各アプリケーション識別情報に対する利用優先度順に、前記表示手段に優先表示させる表示カスタマイズ処理手段
    有することを特徴とする無線通信端末。
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