JP5265424B2 - 撮像装置、表示装置及びその制御方法 - Google Patents

撮像装置、表示装置及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5265424B2
JP5265424B2 JP2009068362A JP2009068362A JP5265424B2 JP 5265424 B2 JP5265424 B2 JP 5265424B2 JP 2009068362 A JP2009068362 A JP 2009068362A JP 2009068362 A JP2009068362 A JP 2009068362A JP 5265424 B2 JP5265424 B2 JP 5265424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diopter
display mode
imaging apparatus
back panel
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009068362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010226193A (ja
Inventor
理子 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2009068362A priority Critical patent/JP5265424B2/ja
Publication of JP2010226193A publication Critical patent/JP2010226193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5265424B2 publication Critical patent/JP5265424B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Studio Devices (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

本発明は、視度情報を利用する撮像装置、表示装置及びその制御方法に関する。
視度調整機構付きファインダでは、視度調整機構により接眼光学系を移動させることで視度を変更することができる。これにより、ユーザが遠視や近視であっても、ファインダ内に表示される画像・文字にピントを合わすことができる。
特許文献1は、このような視度調整機構ファインダにおいて、ファインダの視度に応じて、ファインダ内に表示される文字を大きくすることを提案している。この構成によれば、ファインダ内の文字がより認識しやすくなる。
特開2008−26825公報
ところで、背面パネルを備えたカメラでは、背面パネルに画像・文字を表示し、ユーザはこれを見ながら画像の確認やカメラの操作を行うことができる。
しかしながら、背面パネルは、ファインダのような視度調整機構を有していない。このため、ユーザが遠視や老眼で、背面パネルにピントを合わせるためにカメラを顔から遠ざけた場合には、ユーザの目に映る画像・文字が小さくなり、視認性が低下する。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、撮像装置や表示装置において、背面パネルに表示される画像・文字の認識性を向上させることを目的とする。
本発明のある態様によれば、撮像ユニットと、視度調整可能なファインダと、前記ファインダの視度を検出する視度検出部と、画像及び文字の少なくとも一方を表示する背面パネルと、前記視度に合わせて前記背面パネルの表示モードを変更する表示モード変更部と、前記視度検出部、背面パネル及び表示モード変更部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする撮像装置が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、視度調整可能なファインダと、前記ファインダの視度を検出する視度検出部と、画像及び文字の少なくとも一方を表示する背面パネルと、前記視度に合わせて前記背面パネルの表示モードを変更する表示モード変更部と、前記視度検出部、背面パネル及び表示モード変更部を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする表示装置が提供される。
また、本発明の別の態様によれば、視度調整可能なファインダと、画像及び文字の少なくとも一方を表示する背面パネルと、を備えた撮像装置の制御方法であって、前記ファインダの視度を検出する工程と、前記視度に合わせて前記背面パネルの表示モードを変更する工程と、を含むことを特徴とする撮像装置の制御方法が提供される。
これらの態様によれば、撮像装置や表示装置において、背面パネルに表示される画像・文字の視認性が向上し、確認が容易になる。
本発明の実施形態に係るカメラの背面図である。 本発明の実施形態に係るカメラの側面図である。 背面パネルの表示モード変更処理に関連する部分の機能ブロック図である。 背面パネルの表示モード変更処理のプログラムの内容を示したフローチャートである。 視度調整用画像の一例である。 本発明の作用効果を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るデジタルフォトフレームの図である。 デジタルフォトフレームに表示する画像を取得するためのカメラを示す図である。 デジタルフォトフレームに表示する画像を取得するための双眼鏡を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
第1の実施形態は撮像装置である。図1A、図1Bは本実施形態に係るカメラ10の概略外観を示しており、図1Aはユーザ側の背面図、図2Bはユーザから見て右側の側面図である。ここではカメラ10として、静止画撮影用のデジタルスチルカメラを想定している。なお、本実施形態のカメラ10は、動画撮影機能を有するデジタルスチルカメラ、動画撮影機能を主機能とするデジタルビデオカメラにも適用可能である。
カメラ10は、撮影レンズ11、内部に表示素子を有する電子式ビューファインダ(以下、「ファインダ」という。)12、背面パネル13を備える。撮影レンズ11から入射する光束は、CCD、CMOS等のイメージセンサによって電気信号に変換され、信号処理部によって画像信号に変換される。画像信号は、画像処理部によって階調補正、ホワイトバランス処理、ノイズ低減処理等の画像処理を施される。画像処理を施された画像信号は、記憶媒体に画像データとして保存され、また、ファインダ12の表示素子、背面パネル13に画像として表示される。なお、イメージセンサ、信号処理部、画像処理部及び記憶媒体は、図1には図示されていない。
ファインダ12は、視度調整機構を備えている。カメラ10の背面に設けられるダイヤル12dをユーザが回転させると、ファインダ12の接眼光学系を構成するレンズの少なくとも一つが光軸方向に移動し、ファインダ12の視度が変更される。ファインダ12の視度は、視度調整機構の調整量に基づき視度検出部21によって検出される。
背面パネル13は、カメラ10の背面に取り付けられ、スルー画像、撮影済み画像等の画像の他、設定画面、撮影パラメータ等の文字を表示するディスプレイである。背面パネル13は、液晶ディスプレイで構成されるが、これに限定されず、例えば、有機ELディスプレイを用いることもできる。
カメラ10の背面には、通常の操作ボタン14の他に、拡大ボタン15、測距センサ22が取り付けられている。また、カメラ10の内部には、加速度センサ23が取り付けられている。
拡大ボタン15は、背面パネル13の表示モード(以下、背面パネル13の表示モードを、単に表示モードとする)を変更するためのボタンである。拡大ボタン15は、ユーザがカメラ10を把持する部位の近くに配置される。ユーザが背面パネル13の表示が見づらいときに拡大ボタン15を押下すると、ファインダ12の視度に合わせて表示モードが変更される。
測距センサ22は、背面パネル13とユーザの顔との距離を測定するセンサである。測距センサ22は、例えば、赤外光を測距対象に投光し、測距対象から反射して戻ってくる赤外光の位置に基づき距離を測定するセンサである。また、加速度センサ23は、カメラ10の前後方向、好ましくは、背面パネル13に垂直な方向の加速度を検出するセンサである。
遠視・老眼のユーザにとって背面パネル13の表示が見づらいとき、ユーザは、例えばカメラ10(背面パネル13)を顔から遠ざけるという特定の動作をとることが多い。上記のセンサはいずれも、このような特定の動作を検出するために利用される。特定の動作が検出されたときには、拡大ボタン15が押下されたときと同様に、ファインダ12の視度に合わせて表示モードが変更される。
なお、拡大ボタン15、測距センサ22及び加速度センサ23は、これらのうちの少なくとも1つがカメラ10に備わっていれば良い。
また、表示モードとしては、例えば、画像や文字の大きさであれば、標準の大きさ(標準モード)、標準の1.2倍の大きさ(拡大モード1)、標準の1.5倍の大きさ(拡大モード2)、標準の2倍の大きさ(拡大モード3)などである。そして、ファインダ12の視度が1〜1.5の場合は拡大モード1、1.5〜2の場合は拡大モード2というように表示モードが変化する。このように、標準モードと拡大モード(1,2,3)の間での変更、拡大モード同士の間での変更が、「表示モードが変更される」に該当する。
また、画像や文字の拡大率をファインダ12の視度に連動させても良い。この場合は、表示モードとしては、標準モードと連続拡大モードの2つになる。よって、標準モードと連続変倍モードの間での変更が「表示モードが変更される」に該当する。また、連続変倍モードでは画像や文字の大きさが連続的に変化するが、連続変倍モード内における変更も、「表示モードが変更される」に該当する。
図2は、カメラ10の制御部のうち、表示モードを変更する処理に関する部分の機能ブロック図である。
制御部31には、視度検出部21、拡大ボタン15、測距センサ22及び加速度センサ23からの信号が入力される。なお、拡大ボタン15、測距センサ22及び加速度センサ23からの信号については、このうちの少なくとも1つの信号であれば良い。
制御部31は、視度保存部32からファインダ12の視度の値(以下、単に視度とする)を取得する。なお、ファインダ12の視度調整がまだ行われていない場合は、視度保存部32にはファインダ12の視度が保存されていない。このような場合、制御部31は、表示や音声によって、視度調整を行うようにユーザを促す。視度調整が終わると、制御部31は、視度検出部21によってファインダ12の視度を検出する。制御部31は、検出した視度を視度保存部32に保存し、以後、これを利用するようにする。視度保存部32は、電源オフ後もファインダ12の視度を保存できるよう、不揮発性メモリで構成される。
また、カメラ10を複数ユーザで用いる場合を想定して、ファインダ12の視度をユーザ毎に視度保存部32に保存しておいても良い。このようにしておき、この中から現在使用中のユーザに対応する視度を選択すれば良い。
制御部31は、入力される信号に基づき、表示モードの変更が必要か判定する。表示モードの変更が必要と判定した場合、制御部31は、表示モード変更部33に表示モード変更を指示する。表示モード変更部33は、制御部31からの指示に従い、表示モードを変更する。この変更により、ファインダ12の視度に応じた拡大率で拡大された画像・文字が背面パネル13に表示される。
図3は、表示モードを変更するプログラムの内容を示したフローチャートである。図3では、ユーザ名があらかじめ登録されていることを前提としている。このプログラムは、RAM・ROM等の記憶装置に格納されている。このプログラムをCPUが読み出して繰り返し実行することにより、上記制御部31及び表示モード変更部33の機能が実現される。なお、記憶装置及びCPUはカメラ10に備わっているが、図1には図示されていない。以下、これについて説明する。
S10では、ユーザにユーザ名を選択させる。ユーザ名の選択は、例えば、背面パネル13に予め登録されているユーザ一覧を表示し、この一覧の中からユーザが自分の名前を選択することで行う。ユーザ名がない場合、別途ユーザ名の登録を行なっておく。
S11では、視度調整が済んでいるか否かが判定される。視度調整済みかどうかは、例えば、現在使用中のユーザに対応するファインダ12の視度が視度保存部32に保存されているかどうかにより判定する。視度調整済みと判定された場合は、処理がS15に進み、そうでない場合は処理がS12に進む。
S12〜S14では、ファインダ12の視度調整が行われる。
S12では、ファインダ12の表示素子に視度調整用画像が表示される。視度調整用画像はピントが合っているかをユーザが判断するのに適した画像である。視度調整用画像としては、例えば、図4に示すような交差する複数の線で構成される輝度情報のみからなる画像が用いられる。
S13では、ユーザが視度調整用のダイヤル12dを操作し、ファインダ12の視度調整を行う。視度調整が完了したら処理がS14に進む。視度調整の完了は、例えば、操作ボタン14に対するユーザの操作に基づき判断される。
S14では、視度検出部21によりファインダ12の視度が検出される。検出された視度はユーザ名とともに視度保存部32に保存される。以上の処理が終了したら、処理がS11に戻る。
一方、S15以降では、ファインダ12の視度に応じて表示モードの変更及びその解除が行われる。
S15では、現在使用中のユーザに対応するファインダ12の視度が視度保存部32から選択され、読み出される。
S16では、ファインダ12の視度がプラス側か否かが判定される。視度がプラスとは、ユーザが遠視や老眼であることを意味する。ファインダ12の視度がプラス側であると判定された場合は、処理がS17に進み、そうでない場合は処理が終了する。
S17では、測距センサ22により、背面パネル13とユーザの顔との距離が検出される。
S18では、加速度センサ23により、カメラ10の加速度が検出される。
視度がプラス側の場合、ユーザは遠視や老眼である。よって、背面パネル13の画像を見たとき、より見やすいように、カメラ10(背面パネル13)を顔から遠ざけるという特定の動作をとる。ここで、カメラ10の位置を変えずにユーザ自身が動いた場合、測距センサ22により特定の動作を検出できる。一方、ユーザは位置を変えずにカメラ10を動かした場合、測距センサ22と加速度センサ23の少なくとも一方で、特定の動作を検出できる。
S19では、表示モードを変更する条件(以下、「表示モード変更条件」という。)が成立したか判定される。測距センサ22と加速度センサ23の少なくとも一方で、特定の動作を検出した場合、この条件が成立したと判定される。なお、拡大ボタン15を利用する場合は、S17とS18の処理に代えて、拡大ボタン15が押下の検出についての処理が行われる。この場合、S19では、拡大ボタン15の押下が検出された場合、この条件が成立したと判定される。
表示モード変更条件は、背面パネル13の表示が見づらいときに遠視・老眼のユーザがとりうる特定の動作(カメラ10に対する操作、ユーザ自身の動作の両方を含む)が行われたときに成立したと判定される。
例えば、拡大ボタン15の状態、背面パネル13とユーザの顔との距離、及び、カメラ10の加速度に基づき、以下の状態を満足したか判定される。そして、いずれか一つの状態を満足した場合に表示モード変更条件を満足したと判定される。
(a)拡大ボタン15が押下された。
(b)カメラ10がユーザの顔から離れる方向に移動、あるいは、ユーザの顔がカメラ10から離れる方向に移動した。すなわち、背面パネル13とユーザの顔との距離が増大した。
(c)ユーザの顔から離れる方向へのカメラ10の移動量、あるいは、カメラ10から離れる方向へのユーザの顔の移動量が所定値を超えた。すなわち、表示モード変更前(制御開始時)の背面パネル13の位置を基準として、背面パネル13とユーザの顔との距離の増大量が所定値を超えた。
(d)背面パネル13とユーザの顔との距離が所定値を超えた。
なお、これら(a)〜(d)の状態を満足しているか否かについて、全て判定する必要はない。また、これら以外の状態(ただし、背面パネル13の表示が見づらいときに遠視・老眼のユーザがとりうる特定の動作が反映されている状態)を判定するようにしてもよい。
表示モード変更条件が成立したと判定された場合は処理がS20に進み、そうでない場合は処理がS21に進む。
S20では、表示モードが変更される。具体的には、背面パネル13に画像を表示する場合には、ファインダ12の視度がプラス側であるほど大きな拡大率で画像の一部(例えば、中央領域部分)が拡大される。背面パネル13に文字が表示される場合には、視度がプラス側であるほど大きな拡大率で文字のサイズ(フォントサイズ)が拡大される。さらに、拡大された文字が重なったり、背面パネル13からはみ出したりしないように、文字間隔、改行位置が調整される。
なお、背面パネル13とユーザの顔との距離の増大量、背面パネル13とユーザの顔との距離が大きいほど、ユーザが背面パネル13の表示を見にくいと感じていると考えられるので、これらの値が大きいほど画像・文字の拡大率を大きくするようにしてもよい。
一方、S21では、表示モード変更済みで、かつ、表示モードの変更を解除する条件(以下、「表示モード変更解除条件」という。)が成立したか判定される。
表示モード変更解除条件は、遠視・老眼のユーザが背面パネル13の表示を認識し終えたときにユーザがとりうる特定の動作(カメラ10に対する操作、ユーザ自身の動作の両方を含む)が行われたときに成立したと判定される。
例えば、背面パネル13とユーザの顔との距離、又は、カメラ10の加速度に基づき、カメラ10がユーザの顔に近づく方向に移動した、あるいは、ユーザの顔がカメラ10に近づく方向に移動したと判定されたとき、すなわち、背面パネル13とユーザの顔との距離が減少したときには、表示モード変更解除条件が成立したと判定される。
なお、ユーザが他の動作をとったときに表示モード変更解除条件が成立したと判定するようにすることも可能である。例えば、拡大ボタン15が再び押下されたときや、背面パネル13とユーザの顔との距離が所定値よりも小さくなったときに、表示モード変更解除条件が成立したと判定するようにしてもよい。
表示モード変更済みで、かつ、表示モード変更解除条件が成立したと判定された場合は処理がS22に進み、表示モードが元に戻される。そうでない場合は処理が終了する。
続いて、上記処理を行うことによる作用効果について説明する。
上記処理によれば、背面パネル13における表示がファインダ12の視度に合わせて(特に、ユーザが遠視・老眼と認定されたときに)変更されるので、背面パネル13に表示される画像・文字の視認性が向上し、確認しやすくなる。具体的には、ファインダ12の視度に応じた拡大率で画像・文字が拡大されるので、ユーザが遠視・老眼で背面パネル13を見るときにカメラ10を遠ざける等しても、背面パネル13の表示を確認しやすくなる。
背面パネル13に表示される画像・文字の拡大は、拡大ボタン15を押下したときに行われるので、ユーザが拡大を必要とするときのみに行われる。これにより、ユーザが意図しない拡大が行われるのを防止することができる。また、例えば、全体の雰囲気を見るときは表示を拡大せず、細部を見たいときにのみ拡大ボタン15を押下して表示を拡大する、といった使い方が可能になる。
また、背面パネル13に表示される画像・文字の拡大は、ユーザが背面パネル13とユーザの顔との距離を増大させたときに行われる。遠視・老眼のユーザは近くのものが見にくいため、背面パネル13の表示が見やすくなるよう、カメラ10を顔から離す、あるいは、顔をカメラ10から離すことが多い。上記処理によれば、ユーザのこのような動作に対応させて背面パネル13に表示される画像・文字の拡大が行われるので、ユーザが特別な操作等をしなくとも、背面パネル13に表示される画像・文字の拡大を、必要とされるときに行うことができる。
図5(a)、(b)は、遠視・老眼のユーザが背面パネル13を見ている様子を示している。図5(a)のように背面パネル13とユーザの顔の距離が近いときは、背面パネル13の表示が見にくいため、ユーザは、図5(b)のように腕を伸ばし、カメラ10を顔から遠ざける。このとき、背面パネル13の表示がそのままであると、目に映る画像・文字が小さくなって、視認性が低下する。しかしながら、上記処理によれば、背面パネル13に表示される画像・文字が拡大されるので、視認性の低下は抑えられる。
また、背面パネル13に表示される画像・文字の拡大は、ユーザが背面パネル13と顔との距離を減少させたときに解除される。背面パネル13に表示される画像・文字を確認し終えると、ユーザはそれまで遠くに離していたカメラ10を引き寄せる、あるいは、顔をカメラ10に近づけることが多い。上記処理によれば、ユーザのこのような動作に対応させて画像・文字の拡大が解除されるので、ユーザがボタン操作等をしなくとも、画像・文字の拡大の解除を必要とされるときに行うことができる。
また、上記処理は、視度がプラスのときに行われる。これは、背面パネル13が見にくいときにユーザがカメラ10を顔から離す等し、目に映る画像・文字が小さくなって見づらくなるのは、特に、ユーザが遠視・老眼のとき、すなわち、視度がプラスのときだからである。
また、背面パネル13に表示される画像・文字の拡大は、ファインダ12の視度に基づいて行われるので、視度調整がまだ行われていない場合は、ファインダ12の表示素子に視度調整用画像を表示し、ユーザに視度調整を行わせるようにする。これにより、容易かつ的確に視度調整を行うことができる。
検出されたファインダ12の視度は視度保存部32に保存されるので、視度調整を毎回行う必要はない。また、ファインダ12の視度がユーザ毎に視度保存部32に保存され、その中から現在使用中のユーザに対応するものが選択されるようにしたので、ユーザが変わる度に視度調整を行う必要もない。
第2の実施形態は表示装置である。図6は本実施形態に係るデジタルフォトフレーム40の概略外観を示している。また、デジタルフォトフレーム40に表示する画像および視度情報を取得するための装置として、図7にはカメラ42、図8には双眼鏡43を示す。
デジタルフォトフレーム40は、表示パネル41を備えている。この表示パネル41には、カメラ42や双眼鏡43で取得した画像が表示される他、画像以外の情報、例えば文字が表示される。そのため、デジタルフォトフレーム40は、画像や文字の情報を記憶する記憶装置を備えている。また、デジタルフォトフレーム40は、カメラ10(第1実施形態)と同様に、拡大ボタン、測距センサ及び加速度センサのうちの少なくとも1つを備えている。また、デジタルフォトフレーム40は、図3に示す表示モード変更処理を行う制御部や、視度の情報を保存する視度保存部を備えている。なお、図6において、表示パネル41以外については、図示を省略している。
カメラ42(双眼鏡43)は、いずれも視度調整リング44を備えている。ユーザは視度調整リング44を回すことで視度を調整する。ここで、カメラ42(双眼鏡43)は、第1実施形態のカメラと同様に視度検出部を有する。よって、調整後の視度の情報は、この視度検出部によって検出される。
視度の情報は、カメラ42(双眼鏡43)からデジタルフォトフレーム40に送られる。これにより、視度の情報は、デジタルフォトフレーム40に取り込まれる。この視度の情報は視度保存部に保存される。視度の情報は、ユーザ毎に保存しても良い。なお、視度の情報は単独でデジタルフォトフレーム40に送っても良いし、あるいは撮影した画像に視度の情報を添付して送っても良い。また、視度の情報や画像は、有線あるいは無線のどちらで送っても良い。
上記のように、デジタルフォトフレーム40は、拡大ボタン、測距センサ及び加速度センサのうちの少なくとも1つを備えている。また、デジタルフォトフレーム40は、表示モード変更処理を行う制御部を備えている。よって、第1実施形態と同様に、図3に示す処理が行われる。なお、デジタルフォトフレーム40では、視度の情報はカメラ41(双眼鏡42)から送られてくる。そのため、デジタルフォトフレーム40では、図3におえける処理のうち、S11〜S14は備えていない。
デジタルフォトフレーム40における処理内容については、第1実施形態で説明したのでここでは省略する。第1実施形態では、遠視・老眼のユーザがとりうる特定の動作は、カメラ10の背面パネル13の表示が見づらいときに生じていたが、本実施形態では、デジタルフォトフレーム40の表示パネル41の表示が見づらいときに生じる。
本実施形態のデジタルフォトフレーム40では、表示パネル41の表示モードがファインダ12の視度に合わせて(特に、ユーザが遠視・老眼と認定されたとき)変更されるので、背面パネルに表示される画像・文字の視認性が向上し、確認が容易になる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例を示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。また、表示装置については詳細な説明を省略したが、撮像装置における種々の特徴は、表示装置においても生じる。
例えば、上記実施形態は、ファインダ12が電子式であるが、光学式であってもよい。この場合、視度調整は、視度調整用画像ではなく、ファインダ12内に表示される枠等をユーザがはっきり見ることができるかにより、視度調整を行う。
また、背面パネル13の表示モードの変更態様は、上記画像・文字の拡大に限定されず、例えば、上記画像・文字を強調表示する等であってもよい。
10…カメラ(撮像装置)
12…電子式ビューファインダ
12d…視度調整用ダイヤル
13…背面パネル
14…操作ボタン
15…拡大ボタン(特定のボタン)
21…視度検出部
22…測距センサ
23…加速度センサ
31…制御部
32…視度保存部
33…表示モード変更部

Claims (16)

  1. 撮像ユニットと、
    視度調整可能なファインダと、
    前記ファインダの視度を検出する視度検出部と、
    画像及び文字の少なくとも一方を表示する背面パネルと、
    前記視度に合わせて前記背面パネルの表示モードを変更する表示モード変更部と、
    前記視度検出部、背面パネル及び表示モード変更部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記表示モード変更部は、前記視度に応じた拡大率で前記画像を拡大する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置であって、
    前記表示モード変更部は、前記視度に応じた拡大率で前記文字を拡大する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2または3に記載の撮像装置であって、
    前記表示モード変更部は、前記表示モード変更前の前記背面パネルの位置を基準として、前記背面パネルとユーザの顔との距離の増大量が大きいほど前記拡大率を大きくする、
    ことを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項2から4のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記表示モード変更部は、前記背面パネルとユーザの顔との距離が大きいほど前記拡大率を大きくする、
    ことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一つに記載の撮像装置であって
    前記制御部は、前記視度がプラスのときのみ、前記表示モード変更部により前記背面パネルの表示モードを変更する、
    ことを特徴とする撮像装置。

  7. 請求項1から6のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記撮像装置の特定のボタンが操作されたときに、前記表示モード変更部により前記背面パネルの表示モードを変更する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記背面パネルとユーザの顔との距離が増大したときに、前記表示モード変更部により前記背面パネルの表示モードを変更する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1から8のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記表示モード変更前の前記背面パネルの位置を基準として、前記背面パネルとユーザの顔との距離の増大量が所定値を超えたときに、前記表示モード変更部により前記背面パネルの表示モードを変更する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1から9のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記背面パネルとユーザの顔との距離が所定値を超えたときに、前記表示モード変更部により前記背面パネルの表示モードを変更する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記制御部は、前記背面パネルとユーザの顔との距離が減少したときに、前記表示モード変更部による前記背面パネルの表示モードの変更を解除する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  12. 請求項1から11のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記ファインダは、表示素子を有する電子式ビューファインダであり、
    前記制御部は、前記ファインダの視度調整を行う際、前記表示素子に視度調整用画像を表示する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  13. 請求項1から12のいずれか一つに記載の撮像装置であって、
    前記ファインダの視度を保存する視度保存部を備え、
    前記制御部は、前記視度保存部から視度を取得する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  14. 請求項13に記載の撮像装置であって、
    前記視度保存部は、前記ファインダの視度をユーザごとに保存し、
    前記制御部は、前記視度保存部に保存されている前記ファインダの視度からユーザに対応するものを選択する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  15. 視度調整可能なファインダと、
    前記ファインダの視度を検出する視度検出部と、
    画像及び文字の少なくとも一方を表示する背面パネルと、
    前記視度に合わせて前記背面パネルの表示モードを変更する表示モード変更部と、
    前記視度検出部、背面パネル及び表示モード変更部を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする表示装置。
  16. 視度調整可能なファインダと、画像及び文字の少なくとも一方を表示する背面パネルと、を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記ファインダの視度を検出する工程と、
    前記視度に合わせて前記背面パネルの表示モードを変更する工程と、
    を含むことを特徴とする撮像装置の制御方法。
JP2009068362A 2009-03-19 2009-03-19 撮像装置、表示装置及びその制御方法 Expired - Fee Related JP5265424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068362A JP5265424B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 撮像装置、表示装置及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009068362A JP5265424B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 撮像装置、表示装置及びその制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010226193A JP2010226193A (ja) 2010-10-07
JP5265424B2 true JP5265424B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=43042954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009068362A Expired - Fee Related JP5265424B2 (ja) 2009-03-19 2009-03-19 撮像装置、表示装置及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5265424B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013008193A (ja) * 2011-06-24 2013-01-10 Nikon Corp 撮像装置および撮像装置の制御プログラム
CN109314745B (zh) * 2016-05-26 2020-09-11 富士胶片株式会社 摄影装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4488365B2 (ja) * 2006-06-08 2010-06-23 パイオニア株式会社 地図情報表示装置、地図情報表示方法、地図情報表示プログラム、および記録媒体
JP4731448B2 (ja) * 2006-11-10 2011-07-27 株式会社リコー 観察装置および撮影装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010226193A (ja) 2010-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9560261B2 (en) Display control for a camera
CN108255049B (zh) 钟表、钟表显示控制方法以及记录介质
JP4873762B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
WO2012001749A1 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法および制御方法に用いられるプログラム
US20080062284A1 (en) Photographing Apparatus
JP5423339B2 (ja) 映像表示装置
JP2013150265A (ja) 撮像装置、表示方法、プログラム
US20170111574A1 (en) Imaging apparatus and imaging method
JP7418104B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP5265424B2 (ja) 撮像装置、表示装置及びその制御方法
US10291856B2 (en) Image capturing apparatus having self-image display mode, and control therefor
KR20130086803A (ko) 자동 초점 기능을 갖는 휴대용 영상 확대 장치
US20110128301A1 (en) Electronic magnifier
JP2007086460A (ja) カメラ
JP2016048306A (ja) 制御装置
US11012629B2 (en) Image capturing apparatus, control method for image capturing apparatus, and control program for image capturing apparatus
JP2009224882A (ja) 撮像装置、撮像装置の表示方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2007052114A (ja) 撮影装置、撮影コントローラ、および撮影システム
JP6314645B2 (ja) 撮像装置
JP2014022977A (ja) 撮像装置
JP6506440B2 (ja) 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP4443990B2 (ja) 電子機器
JPWO2020170945A1 (ja) 表示制御装置、撮像装置、表示制御方法、及び表示制御プログラム
JP2011023821A (ja) 撮像装置及び表示制御方法
JP2010004109A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130409

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5265424

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees