JP5262337B2 - 送金用自動化機器 - Google Patents
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Description
送金システム100は、利用者が現金を投入し、投入された金額で送金するための自動化機器(ATM)10、送金を受け取る携帯通信端末30、送金内容を管理する送金管理サーバ20、携帯通信端末30の基地局、及びこれらの装置を結ぶ通信回線(通信網)40を備え、送金管理サーバには記憶装置21が接続されている。
通信回線40は、インターネット、公衆回線、専用回線等、どのような回線を経由してもかまわない。また、LAN(Local Area Network)などと、直接つながっている場合でも、無線LANなどにつながっている場合でもよい。図1では、自動化機器10と基地局50との間が有線通信、携帯通信端末30と基地局50間は無線通信で表現しているが、この形に限られるものではなく、それぞれ有線通信、無線通信のどちらであってもかまわない。
この自動化機器10は、一般的な現金自動預け払い機(ATM:Automatic Teller Machine)であり、端末全体を制御するための一般的なCPUからなる制御部14、アプリケーションプログラム181を格納した記憶部18、端末への入出力を行なうための一般的なタッチパネルディスプレイからなる入力部11と表示部12、カード読取機からなるカード処理部16、現金入出金機からなる現金入出金部15、明細票発行機からなる印字部13、通信回線40を介して通信を行う通信部17などから構成されている。
自動化機器本体101(図3)は、利用者が操作しやすい大きさに作られ、印字部13には印字明細票排出部131が、カード処理部16にはカード挿入部161が、現金入出金部15には現金入出金口151とシャッタ152がそれぞれ設けられている。
さらに、制御部14は、送金管理サーバ20から送られることにより、更新されるアプリケーションプログラム181を記憶すると共にその中に含まれる携帯通信端末30用のアプリケーションプログラム321(図4)を再送信するアプリケーション送信機能(プログラム送信手段)145を実現してもよい。
本実施形態においては、携帯通信端末30は、自動化機器10とのやり取りを行うためのアプリケーションプログラムを組み込んでいるか、自動化機器10から送られるプリケーションプログラムを受信してメモリに格納する機能を備えている必要がある。また、携帯通信端末30には電子マネーをチャージするための一般的なICチップが搭載されている必要がある。
ICチップ33は、中央制御装置、記憶装置、補助記憶装置、入出力装置を備え、チャージ実行時、この部分に電子マネー情報(貨幣価値情報)が格納される貨幣価値情報管理素子である。
アプリケーションプログラムは、予め、送金管理サーバ20から送られて記憶していてもよいし、送金に先立って自動化機器10から転送されてもよい。
送金管理サーバ20は、制御部22、通信部23、アプリケーション送信部24、及び記憶部25を備え、外部記憶装置21を接続している。制御部22は、ROM、RAM、及びCPUにより構成されプログラムの実行により、送金利用者のメンバー登録を受付けて管理するメンバ登録管理機能221を実現し、アプリケーション送信部24は、自動化機器向送信機能241と携帯通信端末向送信機能242とを実現させる。
なお、ここでは、送金利用者のメンバー登録が行われ、携帯通信端末30へのアプリケーションプログラム251(図5)を、一旦、自動化機器10に配信しておく場合で、かつ、送金金額がチャージ可能限度額の範囲内の金額になるように制限される場合を例にとっている。
ついで、自動化機器利用者(顧客)は自動化機器10に対して携帯通信端末30へ電子マネーの送金を行うための「携帯送金」ボタン、又はそれに準ずる「名前」のボタンを押下して送金作業を開始するとともに、送金管理サーバ20に利用者氏名や暗証番号などを送ってメンバー認証(送金作業開始認証)を要求する(S202)。
送金管理サーバ20は、利用者が登録メンバーとして登録済みであるか否かを送金利用者メンバーリストで照合して判定する(S102)。メンバーでない場合は(No)、(4)を介して、後処理取引を実行して(S216)、処理を終了する。メンバーの場合は(Yes)、利用可能の認証を自動化機器10に送信し(S103)、自動化機器10はこの認証結果を受信する(S203)。
次に、自動化機器10において、利用者は入出金口151(図3)に現金を投入する。自動化機器10は、利用者による現金投入を待って(S204)、現金出納機能143により、投入された現金の計数を行う。
ここでは、携帯通信端末30側で送金金額とチャージ可能金額との比較を行ったが、携帯通信端末30は、単に現在チャージされている金額のみを自動化機器10に送り、大小の判定を自動化機器10に行わせても差し支えない。
また、S302で、接続ができなかった場合(No)、自動化機器10は、接続不良で携帯取引を実行しなかった旨の画面表示、現金返却等の後処理を実行する(S310)。
以上の動作により、自動化機器10を用いた携帯通信端末30宛の現金振込方法として、自動化機器利用者が相手先の携帯電話番号入力と現金投入した後、対応する携帯端末にネットワーク接続し、電子マネーをチャージできるようにすることができ、銀行口座を持たなくても振込取引可能となり、普段なじみのない相手先の銀行名、支店名、口座番号を知る必要がなくなり、また振込みされる側は、振込みをリアルタイムで知ることが可能になる。
この点、本実施形態では、自動化機器10から相手先の携帯電話番号入力と現金を投入し、携帯通信端末30に直接電子マネーをチャージできるようにしているので、身近である携帯電話番号のみを用いた振込みが行え、振込み先もリアルタイムに状況を知ることが可能となる。
利用形態として、遠方に住む孫との往来があまりないお年寄りが、その孫にお小遣いを渡したい場合、携帯電話の番号は身近な番号であるため、その孫に対して親を介さず、サプライズ的な渡し方が可能となるなどの卑近な利用が考えられる。
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、以下のような種々の変形が可能である。
(1)前記実施形態では、送金に際し、現金を自動化機器10の現金入出金口151に投入するように説明したが、銀行カードを自動化機器10のカード処理部16のカード挿入口161に挿入して銀行預金から送金したり、クレジットカードをカード挿入口161に挿入してカードローンによって送金したりすることも可能である。また、送金先特定情報に電話番号ではなくメールアドレスを用いても差し支えない。
さらに、特定の利用者の送金履歴を表すリストを送金管理サーバ20から自動化機器10や携帯通信端末30に読み出すことも可能である。すなわち、前記登録されたメンバーの送金履歴を記録して管理する送金履歴記録管理手段を備えることが好ましい。
このため、送金をメンバーに限らないような場合は、S102,S103,S202、及びS203を省略することができる。また、取引経緯の記録も不要となるので、これに関するS215,S104、及びS105も省略できる。
アプリケーションプログラム321が予め携帯通信端末30へ送られている場合は、S209、S303でのアプリケーションプログラム送受信は不要になる。
さらに、送金金額がチャージ可能限度額の範囲内の金額を超えた場合、その旨を表示して送金を一旦停止する場合は、S305、S306、及びS210のステップを省略してもよい。
11 入力部
12 表示部
13 印字部
14 制御部
15 現金入出金部
16 カード処理部
17 通信部
18 記憶部
20 送金管理サーバ
21 記憶装置
22 制御部
23 通信部
24 アプリケーション送信部
25 記憶部
30 携帯通信端末
31 制御部
32 記憶部
33 ICチップ(貨幣価値情報管理素子)
34 無線通信部
40 通信回線
50 基地局
100 送金システム
101 自動化機器本体
131 明細票排出部
151 入手出金口
152 シャッタ
161 カード挿入部
141 送金情報読取機能(送金情報入力手段)
142 通信路確立機能
143 現金出納機能(現金計数手段)
144 貨幣情報加算機能
145 アプリケーション送信機能(プログラム送信手段)
146 チャージ可能限度額算出機能
181 アプリケーションプログラム(送金用プログラム)
221 メンバ登録管理機能
241 自動化機器向送信機能
242 携帯通信端末向送信機能
251 自動化機器アプリケーションプログラム
252 携帯端末アプリケーションプログラム
Claims (1)
- 貨幣価値情報を有する携帯通信端末と通信可能に接続される送金用自動化機器であって、
投入された現金を計数する現金計数手段と、
送金先である前記携帯通信端末を特定する携帯電話番号またはメールアドレスが入力される送金情報入力手段と、
前記入力された携帯電話番号またはメールアドレスを用いて、前記現金計数手段で計数された計数金額を、前記貨幣価値情報に加算させるように前記携帯通信端末に送信する通信部と
を備えたことを特徴とする送金用自動化機器。
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