JP5262024B2 - 炊飯器 - Google Patents

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Description

本発明は、炊き上がりの硬さや粘りといった物性を使用者の好みに炊き上げることができる炊飯器に関するものである。
近年、消費者の嗜好の多様化により、炊き上がりのおいしさに対する要求はさまざまなものがあり、炊き上がりの硬さや粘りといった物性を使用者の好みに炊き上げることができる炊飯器が提案されている。
炊飯器では、通常、浸水工程(前炊き工程)、炊き上げ工程、蒸らし工程が順次行われており、浸水工程に特徴をもたせることで、このような近年の動向に対応している。例えば、使用者の好みの甘さに炊き上げるため、浸水工程の温度を設定できるようにした炊飯器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、還元糖の生成を高めて、表面の崩れが少なく、張りのあるご飯を炊き上げるため、浸水工程を40℃以上60℃未満の工程と61℃以上70℃未満の2段階で加熱制御できるようにした炊飯器も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3538971号公報 特開2001−46224号公報
しかしながら、前記従来の構成では、浸水工程中の温度制御だけであり、これでは、さらに高度化した消費者の嗜好に十分に応えることはできない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、炊き上がりのご飯の甘味、旨味、硬さを調整し、きめ細かな炊き分けを実現できる炊飯器を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体に着脱自在に装備した米を収容する鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記炊飯器本体および鍋を覆う蓋と、前記鍋の内部を加圧または減圧する圧力発生手段と、前記鍋加熱手段と前記圧力発生手段を制御し炊飯を実行する制御手段とを備え、前記制御手段は、米に吸水させる浸水工程において、鍋温度で40℃以上60℃未満の米の糊化反応が起こらない温度帯で米に吸水させる第1の浸水工程と、その後に第1の浸水工程よりも高温の鍋温度で60℃以上70℃未満の糊化温度帯付近で吸水させる第2の浸水工程と、前記第1の浸水工程中に前記圧力発生手段による鍋内の圧力を大気圧よりも減圧しその後に圧力増大を図り大気圧に戻す圧力処理工程とを有するものである。
これによって、浸水工程において、まず鍋温度で40℃以上60℃未満の米の糊化反応が起こらない温度帯で第1の浸水工程を行うものであり、この工程では、吸水が妨げられることなく、米の表面部からの溶出も少ない状態で、吸水させることができ、同時に低温で最も有効に働く酵素が作用し、加水分解が促進されるものであり、さらに、この第1の浸水工程中に鍋内の圧力を大気圧よりも減圧することにより、米の中心部まで吸水が行われることになる。さらに、第1の浸水工程(低温浸水工程)後に、鍋温度で60℃以上70℃未満の糊化温度帯付近で第2の浸水工程(高温浸水工程)を行うことにより、予め低温浸水工程で吸水させているので、糊化による溶出が多量に生じる前に吸水が終了し、酵素A’、酵素Cにより澱粉を分解し、甘味や旨味を生成する。また、糊化が生じる前に、中心部に存在する酵素の活性を高め、効率よく、短時間に酵素による分解を促進させることができる。
本発明の炊飯器は、高度化した消費者の嗜好に応じて、炊き上がりのご飯の甘味、旨味、硬さをよりきめ細かく炊き分けることができる。
第1の発明は、炊飯器本体に着脱自在に装備した米を収容する鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記炊飯器本体および鍋を覆う蓋と、前記鍋の内部を加圧または減圧する圧力発生手段と、前記鍋加熱手段と前記圧力発生手段を制御し炊飯を実行する制御手段とを備え、前記制御手段は、米に吸水させる浸水工程において、鍋温度で40℃以上60℃未満の米の糊化反応が起こらない温度帯で米に吸水させる第1の浸水工程と、その後に第1の浸水工程よりも高温の鍋温度で60℃以上70℃未満の糊化温度帯付近で吸水させる第2の浸水工程と、前記第1の浸水工程中に前記圧力発生手段による鍋内の圧力を大気圧よりも減圧しその後に圧力増大を図り大気圧に戻す圧力処理工程とを有するものである。
これによって、浸水工程において、まず鍋温度で40℃以上60℃未満の米の糊化反応が起こらない温度帯で第1の浸水工程を行うものであり、この工程では、吸水が妨げられることなく、米の表面部からの溶出も少ない状態で、吸水させることができ、同時に低温で最も有効に働く酵素が作用し、加水分解が促進されるものであり、さらに、この第1の浸水工程中に鍋内の圧力を大気圧よりも減圧することにより、米の中心部まで吸水が行われることになる。さらに、第1の浸水工程(低温浸水工程)後に、鍋温度で60℃以上70℃未満の糊化温度帯付近で第2の浸水工程(高温浸水工程)を行うことにより、予め低温浸水工程で吸水させているので、糊化による溶出が多量に生じる前に吸水が終了し、酵素A’、酵素Cにより澱粉を分解し、甘味や旨味を生成する。また、糊化が生じる前に、中心部に存在する酵素の活性を高め、効率よく、短時間に酵素による分解を促進させることができる。
2の発明は、特に、第1の発明において、圧力発生手段は、鍋内への空気投入または空気排出を実行する空気ポンプとしたことにより、空気ポンプの駆動で、大気圧より減圧、加圧する圧力処理を実行するので、米の吸水性が高まり、効率よく、短時間に酵素による分解を促進することができる。空気の投入による圧力処理なので、調理物への加熱は発生せず、鍋加熱手段の加熱で調理物に応じた温度での圧力処理ができる。
3の発明は、特に、第1の発明において、圧力発生手段は、鍋内へ蒸気を投入する蒸気投入手段とし、浸水工程の圧力処理は、蒸気投入手段により鍋内に蒸気を投入後、鍋内の蒸気を排出する蒸気孔を密封し鍋内の圧力を減少させる蒸気減圧処理と、蒸気孔を開放し空気を投入する空気加圧処理とを行うことにより、鍋加熱手段により鍋の底面から加熱し、鍋の内部に投入された蒸気が、米、水および鍋の内面に付着して凝縮し加熱する。これにより、鍋の上部から加熱し、均一に適度な温度に加熱して浸水することができるので、酵素による分解が的確に実施され、甘み、旨味、硬さを調整することができる。
4の発明は、特に、第1の発明において、圧力発生手段は、鍋内へ蒸気を投入する蒸気投入手段とし、浸水工程の圧力処理は、蒸気投入手段により鍋内に蒸気を投入後、鍋内
の蒸気を排出する蒸気孔を密封し鍋内の圧力を減少させる蒸気減圧処理と、蒸気孔を密封し蒸気投入手段により蒸気を投入する蒸気加圧処理とを行うことにより、蒸気孔を密封した構成での蒸気投入による加圧であるから、予め蒸気減圧処理で投入された鍋内の熱が蒸気加圧処理で機外に排出されず、蒸気の熱は、浸水工程での加熱のためにも有効利用できる。
5の発明は、特に、第4の発明において、蒸気投入手段は、蒸気を生成する水容器と、水容器を加熱する水容器加熱手段とを有することにより、設定した温度の蒸気で蒸気減圧処理および蒸気加圧処理ができるので、鍋の調理物への加熱量や浸水温度が変動せず、さらに吸水性が安定するので、糖類の生成量をより正確に、効率よく調整することができる。
6の発明は、特に、第1〜第5のいずれか1つの発明において、蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段を有し、蓋が一定時間以上開放されたことを検知後に浸水工程の圧力処理を実行することにより、調理物の温度変化が僅かな場合も、圧力処理を実行することで、鍋内を適正な温度と湿度に維持するとともに、調理物の加熱と吸水を適正に行うことができるもので、糖類の生成量などをより正確に、効率よく調整することができる。
以下、本実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図3は、本発明の実施の形態1における炊飯器を示すものである。
図1に示すように、本実施の形態における炊飯器は、炊飯器本体14の内部に、米や水などの調理物を収容する鍋1を着脱自在に有し、炊飯器本体14および鍋1の上面を開閉自在に覆う蓋4を蓋ヒンジ5により炊飯器本体14に装備している。鍋1は、鍋1の底面および側面に対応して設けられた加熱コイルなどの鍋加熱手段2、3により加熱される。蓋4は、蓋4の下部を構成する蓋カバーに着脱自在に設けられ蓋4が閉じられた状態のとき鍋1の開口部を覆う内蓋6と、この内蓋6を誘導加熱する加熱コイルなどの内蓋加熱手段8、内蓋6の温度を検知する内蓋温度検知手段12を有している。なお、炊飯器本体14には炊飯コース選択などを操作する入力操作部15を備えている。
蓋4が閉じられた状態のとき、鍋1と内蓋6の間には隙間ができるが、その隙間は内蓋6に取り付けられたループ状のパッキン7で封止され、鍋1内は密閉される。
圧力調整手段9は、内蓋6に設けられた鍋1内の蒸気を放出する蒸気孔6aと、球状の弁体9aを移動させて蒸気孔6aを開閉する蒸気孔開閉手段9bと、鍋1内の圧力を検知する圧力検知手段9cとにより構成されている。
また、空気を加圧する空気ポンプよりなり、鍋1の内部を加圧または減圧する圧力発生手段10が蓋4に配置されている。
さらに、鍋温度検知手段11は、鍋1の底部に接触して設けられ鍋1の温度を検知する。制御手段13は鍋温度検知手段11の検知信号に基づき鍋加熱手段2、3と圧力発生手段10を制御し炊飯を実行する。また、制御手段13は、調理物に吸水させる浸水工程において、鍋温度で40℃以上60℃未満の第1の浸水工程(低温浸水工程)と、その後に第1の浸水工程よりも高温の、鍋温度で60℃以上70℃未満の温度で吸水させる第2の浸水工程(高温浸水工程)と、圧力発生手段10による鍋圧力の減少とその後の圧力増大をはかる圧力処理工程とを有するものである。
なお、圧力発生手段10による鍋1内の減圧は、鍋1内の空気や蒸気を蒸気孔6aより機外に排出することで実行されるものである。また、蒸気孔6aを密封し圧力発生手段10で行う空気減圧処理や蒸気孔6aを開放し大気圧の空気を投入する空気加圧処理といった圧力処理も、制御手段13で制御することにより実施されるものである。
次に、上記構成の炊飯器による炊飯について説明する。
一般に、炊飯器において、米への吸水率は、浸水工程時の温度が高いほど上昇する。しかし、60℃以上では糊化は始まることから、この温度帯での浸水が長くなりすぎると糊化反応により米の表面部の組織が軟化し、米中の成分が溶出しやすくなったり、表面部が糊化することにより、かえって吸水が妨げられることから、炊き上がりのご飯の表面が崩れやすくなったり、硬くなったりする。
また、浸水工程では、米中に含まれる酵素が、多糖類(澱粉)、少糖類に作用して、加水分解により、いろいろな糖を生成し、生成した糖は、最終炊き上がりご飯の味のもととなる。
また、それぞれの酵素は、澱粉などに作用し、糖類を多く生成する温度帯を有しており、40℃以上60℃未満の低温で最もよく働くものや、60℃以上70℃未満の高温で最もよく働くものがある。
そこで、浸水工程において、まず糊化反応が起こらない温度帯で第1の浸水工程(低温浸水工程)を行う。この工程では、吸水が妨げられることなく、米の表面部からの溶出も少ない状態で、吸水させることができ、同時に低温で最も有効に働く酵素が作用し、加水分解が促進される。
その後、糊化温度帯付近で第2の浸水工程(高温浸水工程)が実行され、予め低温浸水工程で吸水させているので、糊化による溶出が多量に生じる前に吸水が終了し、高温で最も有効に働く酵素も短時間で加水分解を行うことができる。したがって、糖類の生成量を効率よく調整することが可能になる。
また、浸水工程時に蒸気孔6aを開閉し、低温浸水工程および高温浸水工程を行うとともに、圧力発生手段10を作動させ、鍋1内の圧力を調整し、鍋1内を減圧、例えば、鍋内の気体を排出する空気ポンプを運転することで大気圧よりも減圧し、その後圧力を増大する圧力処理工程を実行することで、お米の中心部まで吸水させることができることから、さらに酵素によるの加水分解が促進し、短時間で糖類の生成量を効率よく調整することが可能になる。
ここで、精白米3合(450g)を鍋1に収納した場合を例にとって、本実施の形態における炊飯器の炊飯工程を説明する。
各炊飯コースと浸水工程時の温度条件の一例を(表1)に示した。
(表1)の各炊飯コースA、Bは、入力操作部15で使用者が自由に選択でき、浸水工程条件として、低温浸水工程の温度および時間、高温浸水工程の温度および時間を示している。
また、図2には、本実施の形態の炊飯コースAでの、浸水工程時の圧力変化と鍋温度変化を示し、図3には、炊飯コースBでの、浸水工程時の圧力変化と鍋温度変化を示した。
本実施の形態における浸水工程時の圧力処理は、まず蒸気孔6aを密封し、圧力発生手段(空気ポンプ)10で空気減圧処理を行う。次に、蒸気孔6aを開放し大気圧の空気を投入する空気加圧処理を行うものである。
(表1)中の従来例1では、浸水工程が2段階で加熱制御された通常の炊飯器における炊飯コースの条件を示しており、従来例2では、浸水工程が1段階で加熱制御された通常の炊飯器における炊飯コースの条件を示している。
(表2)には、それぞれの炊飯コースと炊き上がりのご飯に関するデータを示している。甘味はグルコース量、旨味はオリゴ糖の総量、硬さは官能評価の結果を示した。
まず、鍋1に精白米と規定量の水を収納し、入力操作部15で炊飯コースAを選択し、炊飯ボタンを押すことにより、鍋温度検知手段11で測定した鍋1の温度に基づいて、浸水工程が開始される。
図2に示したように、低温浸水工程は、昇温も含めて40℃で5分間実行され、同時に1気圧から0.6気圧まで減圧し、さらにすぐに1気圧に増圧する圧力処理を行い、その後、高温浸水工程は、昇温も含めて60℃で10分間実行され、その後、図には示していないが、炊き上げ、蒸らしの各工程が行われ、炊飯が終了する。
(表2)により、実施の形態1における炊飯コースAでは、グルコース量は40mg、オリゴ糖総量は10mgとなった。
(表3)には、酵素に関するデータを示している。各酵素の米内での存在部位、至適温度(最も有効に働く温度)、基質(作用して分解する物質)、各酵素分解により増加する味質を示した。
炊飯コースAの浸水工程では、まず40℃で制御される低温浸水工程を5分行うと同時に減圧と増圧を実行する圧力処理が行われる。これは、その後実行される60℃の高温浸水工程では糊化温度帯付近であり、吸水を促進させることは難しいことから、予め40℃の低温浸水工程とさらに圧力処理で、できるだけ中心部までの吸水を行った上で、60℃の高温浸水工程を実行し、(表3)の60℃で最も有効に働く酵素A’、酵素Cにより澱粉を分解し、甘味や旨味を生成している。
(表3)により、酵素A’は、至適温度は60℃で、澱粉を分解し、旨味のもととなるオリゴ糖を生成し、主に内層部に存在することから、予め、できるだけ米の中心部まで吸水を促進させた上で、60℃に維持することにより最も有効に作用させることができる。
また、(表3)より、酵素Cの至適温度も60℃であり、吸水を促進させた上で、60℃の高温浸水工程を実行することにより、最も有効に作用させることができ、この酵素は澱粉を分解し、甘みのもととなるグルコースを生成する。
オリコ糖とは、単糖グルコースが、2から10結合した糖の総称で、ご飯に含まれる代表的なものに、マルトースが上げられる。味の特徴として、グルコースと比較すると甘味は少ないものの、旨味やこく味が感じられる。
酵素D’の至適温度も60℃であり、主に内層部に存在しているが、この酵素は、少糖類からグルコースを生成し、基質が少糖類ということで、澱粉をある程度分解させなければ有効に働かないと考えられる。
よって、(表2)により炊飯コースAでは、酵素A’と酵素Cが主に効率よく働き、ご飯150gあたり、グルコース量が40mg、オリゴ糖量が10mg生成され、浸水工程が60℃一定で制御されている従来例2と比較すると、短時間でグルコースやオリゴ糖が多く生成された。
また、従来例1、2と比較して、より中心部まで吸水されていることから内部の糊化も促進され、(表2)に示したように、軟らかくなったと考えられる。
次に、炊飯コースBを選ぶと、このときの浸水工程は、図3に示したように、低温浸水工程を、昇温も含めて40℃で10分実行し、その後、1気圧から0.6気圧まで減圧し、さらにすぐに1気圧に増圧する圧力処理を行い、同時に高温浸水工程を昇温も含めて60℃で20分実行し、その後、図には示していないが、炊き上げ、蒸らしの各工程が行われ、炊飯が終了する。
(表2)により、炊飯コースBでは、グルコース量は70mg、オリゴ糖総量は22mgとなり、炊飯コースBの浸水工程では、まず40℃で制御される低温浸水工程を10分行うことで、(表3)に示すように、至適温度40℃の酵素A、酵素B、酵素Dが最も有効に働き、澱粉を分解し、甘みや旨味を生成する。その後、減圧と増圧を実行する圧力処理を行うことにより、より中心部への吸水を促進させた上で、60℃の高温浸水工程を実行し、60℃で最も有効に働く酵素A’、酵素C、酵素D’により、さらに甘み、旨味を生成させることができる。
(表3)により、酵素Aは、主に外層部に存在し、澱粉を分解し、旨味のもととなるオリゴ糖を生成する。また、至適温度は、40℃であり、低温浸水工程では、水は主に外層部に存在し、40℃で維持されることから、最も有効に作用させることができる。
酵素Bも外層部に存在し、澱粉を分解し、甘みのもととなるグルコースを生成し、至適温度が40℃であり、40℃の低温浸水工程で最も有効に作用させることができる。
次に、圧力処理により、より中心部まで吸水を促進させると同時に、高温浸水工程が実行され、高温浸水工程では60℃維持され、酵素A’、酵素C、酵素D’ともに、至適温度が60℃で、特に、酵素A’と酵素D’は内層部に存在することから、最も効率よく作用させることができる。酵素A’は、澱粉を分解してオリゴ糖を生成し、酵素Cは、澱粉に作用し、グルコースを生成し、酵素D’は、少糖類を分解してグルコースを生成する。このとき、40℃で予め澱粉が少糖類に分解されているので、炊飯コースAと異なり、炊飯コースBでは、酵素D’も有効に作用させることができる。
よって、炊飯コースBは、酵素A、酵素B、酵素A’、酵素C、酵素D’と5つの酵素が有効に働き、従来例1、2と比較して、甘み、旨味ともに多くなった。
さらに、炊飯コースAより、浸水時間が長いことから、吸水量も多くなり、炊飯後の糊化もさらに促進され、炊飯コースAよりさらに軟らかくなった。
このように、低温浸水工程、高温浸水工程の温度や時間、圧力処理のタイミングにより、糖の量は変化し、それぞれの条件を自由に選択することにより、甘味、旨味、さらに硬さのバリエーションが広がる。
以上述べたところから明らかなように、本実施の形態の炊飯器は、炊飯器本体に着脱自在に装備した調理物を収容する鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記炊飯器本体および鍋を覆う蓋と、前記鍋の内部を加圧または減圧する圧力発生手段と、前記鍋加熱手段と圧力発生手段を制御し炊飯を実行する制御手段とを備え、前記制御手段は、調理物に吸水させる浸水工程において、第1の浸水工程と、その後に第1の浸水工程よりも高温で吸水させる第2の浸水工程と、圧力発生手段による鍋圧力の減少とその後の圧力増大をはかる圧力処理工程とを有することにより、タイミングよく米に水が吸収されつつ、最適な温度設定により澱粉の分解が促進し、さらに糊化も促進することにより、甘味、旨味、硬さをきめ細かに調整することができ、より高度な消費者の嗜好に応じることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における炊飯器を示すものである。実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図に示すように、本実施の形態における炊飯器は、実施の形態1における圧力発生手段10を、鍋1の内部に蒸気を投入する蒸気投入手段16で構成したものである。この蒸気投入手段16は、蒸気を生成する水容器水容器16aと、水容器16a内の水を加熱して蒸気を生成する水容器加熱手段16bを有している。
本実施の形態においては、炊飯器の浸水工程時の圧力処理として、蒸気孔6aを開放し、水容器16aで生成した蒸気を鍋1に投入する。次に蒸気孔6aを密封し、鍋1の圧力を減少させる蒸気減圧処理を行う。さらに、蒸気孔6aを開放し、大気圧の空気を投入する空気加圧処理を行うことができるようにしたものである。
この圧力処理において、鍋加熱手段2により鍋1の底面から加熱し、鍋1の内部に投入された蒸気が米、水および鍋1の内面に付着して凝縮し加熱することで、鍋1の上部から加熱することが可能になることから、米や食材を上下から均一に適度な温度に加熱して浸水することができる。
また、浸水工程時の圧力処理は、鍋1内に蒸気を充満させ、蒸気孔6aを閉じた状態で、蒸気の投入を停止すると、鍋1の内部の蒸気は凝縮し、鍋1や調理物の温度に応じた蒸気圧と鍋1の内部に残存する空気とによる圧力まで減圧され(蒸気減圧処理とよぶ)、その後に蒸気孔6aを開放することで空気が鍋1に投入されて、大気圧まで加圧される。このような均一加熱と圧力処理とにより、米の中心部までの吸水が、短時間で効率よく実行され、酵素も効率よく働き、低温浸水工程、高温浸水工程の温度や時間に加えて、圧力処理のタイミングを自由に選択することにより、炊き上ったご飯の甘味、旨味、硬さのバリエーションが広がる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3における炊飯器について説明する。炊飯器の構成は、実施の形態2と同様な構成をしている。
本実施の形態においては、炊飯器の浸水工程時の圧力処理として、蒸気孔6aを開放し、水容器16aで生成した蒸気を鍋1に投入し、次に蒸気孔6aを密封し、鍋1の圧力を減少させる蒸気減圧処理を行う。さらに、水容器加熱手段16bを作動させ、発生した蒸気を蒸気投入手段16にて鍋1に投入することで、鍋1内の圧力を高める蒸気加圧処理を行い、最後に蒸気孔6aを開放し、大気圧の空気を投入する空気加圧処理を行うことができるようにしたものである。
このような圧力処理において、鍋加熱手段2により鍋1の底面から加熱し、鍋1の内部に投入された蒸気が米、水および鍋1の内面に付着して凝縮し加熱することで、鍋1の上部から加熱することができ、米や食材を上下から均一に適度な温度に加熱して浸水できる。また、鍋1内に蒸気を充満させ、蒸気孔6aを閉じた状態で、蒸気の投入を停止すると、鍋1の内部の蒸気は凝縮し、鍋1や調理物の温度に応じた蒸気圧と鍋1の内部に残存する空気とによる圧力まで減圧され(これを蒸気減圧処理と呼ぶ)、その後に蒸気を投入することで、鍋1内の調理物をさらに加熱しながら、圧力を高めて、吸水を促進させる。最後に、蒸気孔6aを開放することで空気が鍋1に投入されて、大気圧まで加圧することができる。
このような均一加熱と圧力処理とにより、より米の中心部までの吸水が、短時間で効率よく実行され、酵素も効率よく働き、低温浸水工程、高温浸水工程の温度や時間に加えて、圧力処理のタイミングを自由に選択することにより、炊き上ったご飯の甘味、旨味、硬さのバリエーションが広がる。
なお、このような減圧状態での蒸気加圧処理では、低温の蒸気が得られるので、調理物の温度が過剰に上昇して、米澱粉が糊化することなく、適温で浸水できる。また、水容器16aの水の蒸発が低温で行えるので、必要なタイミングで瞬時に発生させることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4における炊飯器について説明する。炊飯器の構成は、実施の形態1、2を組み合わせた構成をしている。
本実施の形態においては、炊飯器の浸水工程時の圧力処理として、蒸気孔6aを開放し、水容器16aで生成した蒸気を鍋1に投入する。次に蒸気孔6aを密封し、鍋1の圧力を減少させる蒸気減圧処理を行う。次に、蒸気孔6aを開放し、大気圧の空気を投入する空気加圧処理を行う。さらに、蒸気孔6aを開放し、空気ポンプよりなる圧力発生手段10の動作により、大気圧の空気を投入する空気加圧処理を行う。
この圧力処理において、鍋1内は大気圧より低圧の真空減圧から、大気圧より高圧の圧力加圧に変動するものであり、圧力の変動幅を大きくすることで、さらに効率よく、中心部への吸水がはかれる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5における炊飯器について説明する。炊飯器の構成は、実施の形態1に示した構成をしている。
本実施の形態においては、空気ポンプよりなる圧力発生手段10に加えて、鍋1内に空気を加圧して投入できる別の空気ポンプよりなる圧力発生手段20を有する。
本実施の形態においては、炊飯器の浸水工程時の圧力処理として、まず蒸気孔6aを密封し、圧力発生手段10で空気減圧処理を行う。次に、蒸気孔6aを開放し、大気圧の空気を投入する空気加圧処理を行う。さらに、蒸気孔6aを密封し、圧力発生手段20で空気加圧処理を行う。
この圧力処理において、鍋1内は大気圧より低圧の真空減圧から、大気圧より高圧の圧力加圧に変動するものであり、圧力の変動幅を大きくすることで、さらに効率よく、中心部への吸水がはかれる。
なお、浸水工程における真空減圧および圧力加圧を空気ポンプよりなる圧力発生手段で実行するものであり、圧力処理は大気圧より低圧の真空減圧から、大気圧より高圧の圧力加圧に変動することができるとともに、調理物の加熱が無いので、所定温度、特に、常温でも吸水性能が向上する。
また、圧力発生手段10、20としては空気ポンプ2個を搭載する代わりに、1個の空気ポンプで空気の流れを反転させたり、経路を切り替えたりしてもよい。
また、空気ポンプよりなる圧力発生手段で大気圧より減圧し、蒸気投入手段16で大気圧以上に加圧する、あるいは蒸気投入手段16で大気圧より減圧し、空気ポンプよりなる圧力発生手段で大気圧以上に加圧するものでもよい。
また、図1に示すように、内蓋6の開閉を検知する蓋開閉検知手段4aを有し、浸水工程において内蓋6が一定時間以上開放されたことを検知後、圧力処理が実行されるようにしてもよい。蓋開閉検知手段4aの検知信号に基づき、制御手段13は内蓋6の開閉時間を算出し、内蓋6が一定時間以上開放されたことを検知すると、調理物の温度変化が僅かな場合も、圧力処理を実行する。これにより、浸水工程で鍋1内を適正な温度と湿度に維持するとともに、調理物の加熱と吸水を適正に行うことができるもので、常に安定して選択した炊飯コースを実現できる。
また、圧力処理において、蒸気減圧処理と空気減圧処理とを組み合わせた減圧処理や、蒸気加圧処理と空気加圧処理を組み合わせた加圧処理のいずれかを採用してもよいものである。それぞれに小型の蒸気投入手段や空気ポンプよりなる圧力発生手段で高度な減圧処理や加圧処理を行えるものである。なお、圧力発生手段として、蒸気投入手段や空気ポンプに限定するものでもない。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、高度化した消費者の嗜好に応じて、炊き上がりのご飯の甘味、旨味、硬さをよりきめ細かく炊き分けることができるので、炊飯器全般に適用できる。
本発明の実施の形態1における炊飯器の断面図 同炊飯器における炊飯コースAの浸水工程条件を示す図 同炊飯器における炊飯コースBの浸水工程条件を示す図 本発明の実施の形態2における炊飯器の断面図
符号の説明
1 鍋
2、3 鍋加熱手段
4 蓋
4a 蓋開閉検知手段
6a 蒸気孔
9b 蒸気孔開閉手段
10、20 圧力発生手段
11 鍋温度検知手段
13 制御手段
14 炊飯器本体
16 蒸気投入手段
16a 水容器
16b 水容器加熱手段

Claims (6)

  1. 炊飯器本体に着脱自在に装備した米を収容する鍋と、
    前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、
    前記炊飯器本体および鍋を覆う蓋と、
    前記鍋の内部を加圧または減圧する圧力発生手段と、
    前記鍋加熱手段と前記圧力発生手段を制御し炊飯を実行する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、米に吸水させる浸水工程において、
    鍋温度で40℃以上60℃未満の米の糊化反応が起こらない温度帯で米に吸水させる第1の浸水工程と、その後に第1の浸水工程よりも高温の鍋温度で60℃以上70℃未満の糊化温度帯付近で吸水させる第2の浸水工程と、前記第1の浸水工程中に前記圧力発生手段による鍋内の圧力を大気圧よりも減圧しその後に圧力増大を図り大気圧に戻す圧力処理工程とを有する炊飯器。
  2. 圧力発生手段は、鍋内への空気投入または空気排出を実行する空気ポンプとした請求項1に記載の炊飯器。
  3. 圧力発生手段は、鍋内へ蒸気を投入する蒸気投入手段とし、浸水工程の圧力処理は、蒸気投入手段により鍋内に蒸気を投入後、鍋内の蒸気を排出する蒸気孔を密封し鍋内の圧力を減少させる蒸気減圧処理と、蒸気孔を開放し空気を投入する空気加圧処理とを行う請求項1に記載の炊飯器。
  4. 圧力発生手段は、鍋内へ蒸気を投入する蒸気投入手段とし、浸水工程の圧力処理は、蒸気投入手段により鍋内に蒸気を投入後、鍋内の蒸気を排出する蒸気孔を密封し鍋内の圧力を減少させる蒸気減圧処理と、蒸気孔を密封し蒸気投入手段により蒸気を投入する蒸気加圧処理とを行う請求項1に記載の炊飯器。
  5. 蒸気投入手段は、蒸気を生成する水容器と、水容器を加熱する水容器加熱手段とを有する請求項4に記載の炊飯器。
  6. 蓋の開閉を検知する蓋開閉検知手段を有し、蓋が一定時間以上開放されたことを検知後に
    浸水工程の圧力処理を実行する請求項1〜5のいずれか1項に記載の炊飯器。
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