JP5257321B2 - 運転支援装置 - Google Patents

運転支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5257321B2
JP5257321B2 JP2009243262A JP2009243262A JP5257321B2 JP 5257321 B2 JP5257321 B2 JP 5257321B2 JP 2009243262 A JP2009243262 A JP 2009243262A JP 2009243262 A JP2009243262 A JP 2009243262A JP 5257321 B2 JP5257321 B2 JP 5257321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
vehicle
acceleration
remaining capacity
target acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009243262A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011091935A (ja
Inventor
裕二 鈴木
克宣 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2009243262A priority Critical patent/JP5257321B2/ja
Publication of JP2011091935A publication Critical patent/JP2011091935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5257321B2 publication Critical patent/JP5257321B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Controls For Constant Speed Travelling (AREA)

Description

本発明は、バッテリに蓄積した電気エネルギーにより走行可能な電気自動車の運転支援装置に関し、特にバッテリに蓄えられている電気エネルギーの残容量に応じた運転制御を行い、電気エネルギーを効率的に利用した走行を実現する運転支援装置に関する。
エンジンと電気モータを動力源として走行するハイブリッドシステムによる自動車、あるいは電気モータのみで走行する電気自動車では、減速時には回生動作を行い減速エネルギーを回生エネルギーへ変換し、これによりバッテリへ電気エネルギーを充電する。
また、走行時にはバッテリに蓄えられている電気エネルギーにより電気モータを駆動する運転支援装置が採用されている。
このような運転支援装置では、減速時に駆動輪から入力される動力をモータ・ジェネレータへ伝達し、該モータ・ジェネレータにより回生動作を行い減速エネルギーを回生エネルギーへ変換し、電気エネルギーとしてバッテリへ充電し、電気エネルギーを効率的に使用する(特許文献1参照)。
特開2001−169406号公報
したがって、従来の運転支援装置では、加速性、応答性などの運転性能を重視した運転を行うと、バッテリ容量を消費することになり、バッテリの残容量が少ない状態で電気モータによる走行を続けるとバッテリ容量の消費が増大し、電気モータを駆動させることができなくなって走行に支障をきたすという課題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、電気エネルギーを効率的に利用した走行を実現する上で有利な運転支援装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、バッテリに蓄積した電気エネルギーにより駆動される電動機を動力源とし、前記電動機で生成される回生エネルギーとしての電気エネルギーを前記バッテリに蓄積する電気自動車に搭載され、自車両と先行車両との間に予め定められた設定車間距離を確保し、前記自車両を前記先行車両に追尾させる車間距離制御機能を有する運転支援装置であって、前記バッテリの残容量を検出する残容量検出手段と、前記設定車間距離を確保し自車両が前記先行車両を追尾するための目標加速度を演算する目標加速度演算部と、前記目標加速度演算部により算出された前記目標加速度を、前記残容量検出手段により検出された前記バッテリの残容量と、前記目標加速度が増速方向であるか減速方向であるかに応じて前記目標加速度の絶対値を補正することで、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値以下の場合は、前記バッテリの残容量の減少を抑制するかあるいは前記電気エネルギーの前記バッテリへの蓄積を促進し、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値を上回る場合は、前記バッテリの残容量の減少の抑制を無効とするかあるいは前記電気エネルギーの前記バッテリへの充電を抑制する加速度制限演算部とを備え、前記設定車間距離を、前記残容量検出手段により検出された前記バッテリの残容量に応じて演算する設定車間演算部と、前記設定車間演算部において演算された前記設定車間距離を自車両と前記先行車両との間に確保するとともに前記先行車両を追尾するための自車両の目標車速を演算する目標車速演算部とをさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリに蓄えられている電気エネルギーの残容量に応じた運転制御を行うことで、電気エネルギーを効率的に利用した走行を実現する運転支援装置を提供できる効果がある。
本発明の実施の形態である運転支援装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の運転支援装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の運転支援装置の加速度制限演算部の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態の運転支援装置におけるバッテリの残容量に対応した、先行車両と自車両との間の車間距離の補正係数μを規定したデータテーブルを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態である運転支援装置の構成を示すブロック図である。
この運転支援装置は、エンジンと電気モータを動力源として走行するハイブリッドシステムによる自動車、あるいは電気モータのみで走行する電気自動車に適用可能である。
この実施の形態では、前記電動モータで生成される回生エネルギーとしての電気エネルギーをバッテリに蓄積する電気自動車に搭載される運転支援装置として説明する。
この運転支援装置は車間距離制御機能(ACC)を有している。
車間距離制御機能は、車間距離をあらかじめ設定しておき、この設定された車間距離を先行車両との間で維持するように自車両に対し加速制御、減速制御を自動的に行い、先行車両との間の車間距離を安全な距離に保ち、あるいは先行車両との間の車間距離が危険な距離になると警報を発すると共にブレーキ制御を自動的に行う。
このため、運転支援装置はレーダ装置を備えている。
レーダ装置は、所定周波数帯の高周波を前方へ放射したときの先行車両からの反射波により先行車両との相対速度情報、距離情報を取得し、運転支援装置は、これら相対速度情報、距離情報をもとに運転者に対する警報音、アナウンスなどの報知処理を行う。
さらに運転支援装置は、車速の変更やブレーキ制御などの車両の走行制御を行う。
そして、運転支援装置は、バッテリに蓄えられている電気エネルギーの残容量と、前記車間距離制御機能により自車両が前記先行車両を追尾するための目標加速度が増速方向であるか減速方向であるかに応じた運転制御を行う。
すなわち設定された車間距離を確保し前記自車両が前記先行車両を追尾するための目標加速度を、前記バッテリの残容量と、前記目標加速度が増速方向であるか減速方向であるかに応じて前記目標加速度の絶対値を補正する。
これにより、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値以下の場合は、前記バッテリの残容量の減少を抑制するかあるいは前記電気エネルギーの前記バッテリへの蓄積を促進する。
また、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値を上回る場合は、前記バッテリの残容量の減少の抑制を無効とするかあるいは前記電気エネルギーの前記バッテリへの充電を抑制する。
そして、運転支援装置は、バッテリの残容量と目標加速度に応じてバッテリに蓄積されている電気エネルギーを効率よく利用し、あるいはバッテリ5へ電気エネルギーを効率よく回生させるなど、バッテリ5の劣化、負担を軽減するように車両の走行状態を制御する。
これにより、バッテリの残容量の過度な低下を回避でき、バッテリに蓄えた電気エネルギーを効率的に利用した走行を実現する。
図1に示すように、この運転支援装置は、レーダ装置1、各種操作スイッチ2、バッテリ5、バッテリECU6、基本目標演算部7、加速度制限演算部8および車両速度制御ユニット9を備えている。
基本目標演算部7は、設定車間演算部11、目標車速演算部12および目標加速度演算部13を備えている。
車両速度制御ユニット9は、速度制御部21、モータ制御ECU22およびモータ23を備えている。
レーダ装置1は、例えばミリ波などの所定周波数帯の電波を媒介として先行車両と自車両との相対速度、車間距離を測定し、先行車両との相対速度情報、車間距離情報を取得する装置である。
各種操作スイッチ2は、電源スイッチ、リセットスイッチ、モード切り替えスイッチなどを含む。
バッテリ5は電気エネルギーを蓄積するものであり、走行時にはバッテリ5に蓄積されている電気エネルギーがモータ23に供給され、減速時には回生制動により生成された電気エネルギーが充電される。
バッテリECU6は、例えばバッテリ5の端子電圧の検出、バッテリ5の残容量、バッテリ5へ流れ込む流入電流、バッテリ5から流れ出す出力電流の検出、監視、バッテリ5の充放電の制御などを含むバッテリ5を監視、制御するためのコンピュータである。
本実施の形態では、バッテリECU6によって特許請求の範囲の残容量検出手段が構成されている。
基本目標演算部7は、レーダ装置1により検出した先行車両と自車両との間の相対速度情報および車間距離情報と、操作スイッチ2の操作状態と、バッテリECU6により得られたバッテリ5の残容量情報とをもとに、前記車間距離制御機能を実現するための設定車間距離、目標車速、目標加速度を含む各種演算を行う。
基本目標演算部7はコンピュータにより構成されており、相対速度情報、車間距離情報、バッテリ5の残容量情報、設定車間距離情報、目標車速、目標加速度などを格納する記憶装置を備えている。
基本目標演算部7の設定車間演算部11は、バッテリECU6が監視しているバッテリ5の残容量情報をもとに、バッテリ5の残容量に対応した先行車両と自車両との間の設定車間距離を演算する。
図4は、バッテリ5の残容量に対応した、先行車両と自車両との間の車間距離の補正係数μを規定したデータテーブルTBLを示す説明図である。
このデータテーブルTBLはあらかじめ設定されている。
データテーブルTBLは、この運転支援装置の車間距離制御機能において先行車両と自車両との間に設定される車間距離をバッテリ5の残容量に応じて補正するために使用される。
この補正係数μは、例えばバッテリ5の残容量の最小値Eminに対応する補正係数値“1”と、バッテリ5の残容量の最大値Emaxに対応する補正係数値“1.5”との間で、バッテリ5の残容量に応じた補正係数値となるようにデータテーブルTBLにより規定されている。ここで、最小値Eminは自動車を走行するに足る最小の残容量であるバッテリ5の最小残容量許容値であり、最大値Emaxはバッテリ5が満充電の状態における残容量である。
言い換えると、バッテリ5の残容量が低下するほど車間距離の補正係数μが低くなり“1”に近付くように設定されている。
設定車間演算部11は、バッテリ5の残容量をもとにデータテーブルTBLを参照し、補正係数μを求め、この補正係数μを車間距離制御機能において設定されている車間距離に乗算することでバッテリ5の残容量に応じた設定車間距離を演算する。
前述したように、バッテリ5の残容量が低下するほど車間距離の補正係数μは低くなり“1”に近付くので、設定車間演算部11によって求められる設定車間距離は、バッテリ5の残容量が低下するほど、車間距離制御機能において設定されている車間距離に近づくことになる。
また、設定車間演算部11によって求められる設定車間距離は、バッテリ5の残容量が満充電状態に近付くほど、車間距離制御機能において設定されている車間距離よりも大きな値になる。
目標車速演算部12は、設定車間演算部11において演算された前記設定車間距離を自車両と先行車両との間に確保するとともに先行車両を追尾するための自車両の目標車速を演算する。
この自車両の目標車速の演算は、レーダ装置1により測定された現在の先行車両と自車両との間の相対速度情報、車間距離情報および自車両の現在の車速情報などをもとに算出される。
目標加速度演算部13は、前記設定車間距離を自車両と先行車両との間に確保するとともに先行車両を追尾するための目標加速度αを演算する。
加速度制限演算部8は、目標加速度演算部13で算出した目標加速度αを、バッテリECU6から得られる現在のバッテリ5の残容量と、増速方向であるか減速方向であるかを示す目標加速度αの極性をもとに図3に示す補正マップで規定される補正係数θにより補正する。
すなわち、図3に示す補正マップから得られた補正係数θを目標加速度αに乗算することにより、目標加速度α・θとして補正する。
図3に示す補正マップは、縦軸が目標加速度であり、プラス側が加速、マイナス側が減速のときの目標加速度αを規定している。
また、横軸はバッテリ5の残容量Eであり、満充電状態の残容量をEmax、満充電残容量の半分の残容量をEmax/2、最小の残容量(バッテリ5の最小残容量許容値)をEminとする。
この補正マップでは、バッテリ5の残容量がEminからEmax/2までの範囲内であって、目標加速度がプラス、すなわち増速である領域を節電域41として、加速度制限を強めて急激な加速を抑制するような補正係数θ が決められている。
つまり、現在のバッテリ5の残容量がEmax/2以下であることから急激な加速を制限して少なくなったバッテリ5の残容量を効率よく使用するように補正係数θ が決められる。この補正係数θ はたとえば1より小さい値に設定される。
したがってこの節電域41では、加速度制限演算部8により目標加速度αは減少する方向に補正される。
言い換えると、バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2以下であり、かつ、目標加速度が増速方向である場合には、目標加速度αの絶対値を減少させるように目標加速度αの補正がなされる。
また、バッテリ5の残容量がEminからEmax/2までの範囲内であって(バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2以下であって)、目標加速度がマイナス、すなわち減速である領域を回生重視域42として、減速方向の加速度制限を緩め減速による回生を重視するような補正係数θ が決められている。
つまり、現在のバッテリ5の残容量がEmax/2以下であることからバッテリ5に対しては充電を行う必要があるため、急激な減速方向の加速度制限を緩め回生制動による急減速を許容し、残容量の少なくなったバッテリ5を効率よく充電するように補正係数θ が決められる。この補正係数θ はたとえば1より大きい値に設定される。
したがってこの回生重視域42では、加速度制限演算部8により減速方向の目標加速度αは増加する方向に補正される。
言い換えると、バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2以下であり、かつ、目標加速度が減速方向である場合には、目標加速度αの絶対値を増加させるように目標加速度αの補正がなされる。
また、バッテリ5の残容量がEmax/2からEmaxまでの範囲内であって(バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2より大きく)、目標加速度がプラス、すなわち加速である領域をフィーリング重視域43として、増速方向の加速度制限を緩め、先行車両の加速に対する追従性を上げるような補正係数θ が決められている。
つまり、現在のバッテリ5の残容量がEmax/2からEmaxまでの範囲内であって十分な残容量であることから増速方向の加速度制限を緩め、加速性能を上げ、先行車両の加速に対し追従性を良くするような補正係数θ が決められる。この補正係数θ はたとえば1より大きい値に設定される。
したがってこのフィーリング重視域43では、加速度制限演算部8により増速方向の目標加速度αは増加する方向に補正される。
言い換えると、バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2よりも大きく、かつ、目標加速度が増速方向である場合には、目標加速度αの絶対値を増加させるように目標加速度αの補正がなされる。
また、バッテリ5の残容量がEmax/2からEmaxまでの範囲内であって(バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2より大きく)、目標加速度がマイナス、すなわち減速である領域を充電調整域44として、減速方向の加速度制限を強めるような補正係数θ が決められている。
つまり、現在のバッテリ5の残容量がEmax/2からEmaxまでの範囲内であって十分な残容量であることから減速方向の加速度制限を強め、急減速による回生エネルギーがバッテリ5を過充電状態にするのを回避するような補正係数θ が決められる。この補正係数θ はたとえば1より小さい値に設定される。
したがってこの充電調整域44では、加速度制限演算部8により減速方向の目標加速度αは減少する方向に補正される。
言い換えると、バッテリ5の残容量が閾値であるEmax/2よりも大きく、かつ、目標加速度が減速方向である場合には、目標加速度αの絶対値を減少させるように目標加速度αの補正がなされる。
車両速度制御ユニット9では、速度制御部21とモータ制御ECU22によりモータ23を制御し車両の速度制御を行う。
加速度制限演算部8で補正された目標加速度情報は、速度制御部21に設定される。
モータ制御ECU22は、速度制御部21に設定された目標加速度情報をもとにモータ23を制御する。
次に動作について説明する。
図2は、この運転支援装置の動作を示すフローチャートである。以下、このフローチャートと図1のブロック図とを参照して動作について説明する。
この運転支援装置は車間距離制御機能により、先行車両と自車両との車間距離があらかじめ設定された車間距離となるように、自車両の車速を自動調整しながら走行している。
このとき、運転支援装置の基本目標演算部7は、レーダ装置1により先行車両と自車両との相対速度を検出し(ステップS1)、さらにレーダ装置1により先行車両と自車両との現在の車間距離を検出する(ステップS2)。これら検出された相対速度情報、車間距離情報は記憶装置の所定の記憶エリアに格納される。
次に、基本目標演算部7はバッテリECU6と通信を行うことで、バッテリECU6により検出されたバッテリ5の残容量情報を取得する(ステップS3)。取得した残容量情報は、記憶装置の所定の記憶エリアに格納される。
基本目標演算部7の設定車間演算部11は、前記取得したバッテリ5の残容量情報をもとに図4に示すデータテーブルを参照し、バッテリ5の残容量に応じた補正係数μを読み出す。
そして、前記読み出した補正係数μを車間距離制御機能においてあらかじめ設定されている車間距離に乗算することでバッテリ5の残容量に応じた設定車間距離Lvを演算する。この設定車間距離情報は記憶装置の所定の記憶エリアに格納される。
さらに設定車間演算部11において演算された前記設定車間距離Lvを自車両と先行車両との間に確保して先行車両を追尾するための自車両の目標車速Vtを目標車速演算部12が演算する(ステップS4)。
この自車両の目標車速Vtの演算は、例えば、レーダ装置1により測定された現在の先行車両と自車両との間の相対速度情報、車間距離情報、自車両の現在の車速情報、前記演算された設定車間距離情報などをもとに算出される。この目標車速Vtは記憶装置の所定の記憶エリアに格納される。
次に目標加速度演算部13は、前記設定車間距離Lvを自車両と先行車両との間に確保し先行車両を追尾するための目標加速度αを演算する(ステップS5)。この目標加速度αは前記算出した目標車速Vtから、符号がマイナスであるときは減速、プラスであるときは増速というように極性を含めて演算する。
続いて加速度制限演算部8が、ステップS5で算出された目標加速度αを、バッテリ5の残容量EとステップS5で算出された目標加速度αの極性とから図3に示す補正マップで規定される補正係数θにより補正し、これにより目標加速度αが制限される(ステップS6)。この補正係数θにより補正された目標加速度αは記憶装置の所定の記憶エリアに格納される。
補正係数θは、加速度制限演算部8が、目標加速度演算部13で算出した目標加速度αの符号とバッテリ5の残容量Eとをもとに図3に示す補正マップから領域を判定し決定する。
ここで目標加速度演算部13で算出した目標加速度αの符号について説明する。
目標加速度αの符号がマイナスであるときとは、例えば自車両と先行車両との車間距離が前記設定車間距離よりも短い場合である。このような状況では、前記設定車間距離を自車両と先行車両との間に確保するとともに先行車両を追尾するためには自車両の車速を減速しなければならない。
このときバッテリ5の残容量EがEminからEmax/2の間であると、図3に示す補正マップの領域は回生重視域42と判定される。
この回生重視域42は、減速方向の加速度制限を緩め減速による回生を重視する領域である。
加速度制限演算部8では、回生重視域42に設定されている補正係数θ を用いて目標加速度αに対し補正処理が行われる。
あるいはバッテリ5の残容量EがEmax/2からEmaxの間であると、図3に示す補正マップの領域は充電調整域44と判定される。
この充電調整域44は、減速方向の加速度制限を強め、急減速による回生エネルギーがバッテリ5を過充電状態にするのを回避する領域である。
この場合、加速度制限演算部8では、充電調整域44に設定されている補正係数θ を用いて目標加速度αに対し補正処理が行われる。
また、目標加速度αの符号がプラスであるときとは、例えば自車両と先行車両との車間距離が前記設定車間距離よりも大きい場合である。このような状況では、前記設定車間距離を自車両と先行車両との間に確保するとともに先行車両を追尾するためには自車両の車速を増速しなければならない。
このときバッテリ5の残容量EがEminからEmax/2の間であると、図3に示す補正マップの領域は節電域41と判定される。
この節電域41は、急激な加速を制限して少なくなったバッテリ5の残容量を効率よく使用する領域である。
加速度制限演算部8では、節電域42に設定されている補正係数θ を用いて目標加速度αに対し補正処理が行われる。
あるいはバッテリ5の残容量EがEmax/2からEmaxの間であると、図3に示す補正マップの領域はフィーリング重視域43と判定される。
このフィーリング重視域43は、増速方向の加速度制限を緩め、加速性能を上げ、先行車両の加速に対し追従性を良くする領域である。
この場合、加速度制限演算部8では、フィーリング重視域43に設定されている補正係数θ を用いて目標加速度αに対し補正処理が行われる。
続くステップS7では、基本目標演算部7は、ステップS4で算出し所定の記憶エリアに格納した目標車速Vtを読み出して車両速度制御ユニット9の速度制御部21に設定する。
さらに、記憶装置の所定の記憶エリアに格納された補正係数θにより補正された目標加速度αを読み出して車両速度制御ユニット9の速度制御部21に設定する(ステップS8)。
車両速度制御ユニット9のモータ制御ECU22は、速度制御部21に設定された目標車速Vt、目標加速度αをもとにモータ23を制御して前記設定車間距離を自車両と先行車両との間に確保するとともに先行車両を追尾する(ステップS9)。
以上説明したように、この実施の形態によれば、バッテリ5の残容量と目標速度Vt、目標加速度αに応じてバッテリ5に蓄積されている電気エネルギーを効率よく利用し、あるいはバッテリ5へ電気エネルギーを効率よく回生させるなど、バッテリ5の劣化、負担を軽減するように車両の走行状態を制御することができる。このため、バッテリ5の残容量の過度な低下を回避でき、バッテリ5に蓄えた電気エネルギーを効率的に利用した走行を実現する運転支援装置を提供できる効果がある。
1……レーダ装置、5……バッテリ、6……バッテリECU(残容量検出手段)、8……加速度制限演算部、11……設定車間演算部、12……目標車速演算部、13……目標加速度演算部、23……モータ(電動機)。

Claims (7)

  1. バッテリに蓄積した電気エネルギーにより駆動される電動機を動力源とし、前記電動機で生成される回生エネルギーとしての電気エネルギーを前記バッテリに蓄積する電気自動車に搭載され、自車両と先行車両との間に予め定められた設定車間距離を確保し、前記自車両を前記先行車両に追尾させる車間距離制御機能を有する運転支援装置であって、
    前記バッテリの残容量を検出する残容量検出手段と、
    前記設定車間距離を確保し自車両が前記先行車両を追尾するための目標加速度を演算する目標加速度演算部と、
    前記目標加速度演算部により算出された前記目標加速度を、前記残容量検出手段により検出された前記バッテリの残容量と、前記目標加速度が増速方向であるか減速方向であるかに応じて前記目標加速度の絶対値を補正することで、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値以下の場合は、前記バッテリの残容量の減少を抑制するかあるいは前記電気エネルギーの前記バッテリへの蓄積を促進し、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値を上回る場合は、前記バッテリの残容量の減少の抑制を無効とするかあるいは前記電気エネルギーの前記バッテリへの充電を抑制する加速度制限演算部とを備え、
    前記設定車間距離を、前記残容量検出手段により検出された前記バッテリの残容量に応じて演算する設定車間演算部と、
    前記設定車間演算部において演算された前記設定車間距離を自車両と前記先行車両との間に確保するとともに前記先行車両を追尾するための自車両の目標車速を演算する目標車速演算部とをさらに備える、
    ことを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記加速度制限演算部は、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値以下であり、かつ、前記目標加速度が増速方向である場合には、前記目標加速度の絶対値を減少させるように前記目標加速度の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  3. 前記加速度制限演算部は、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値以下であり、かつ、前記目標加速度が減速方向である場合には、前記目標加速度の絶対値を増加させるように前記目標加速度の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  4. 前記加速度制限演算部は、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値より大きく、かつ、前記目標加速度が増速方向である場合には、前記目標加速度の絶対値を増加させるように前記目標加速度の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  5. 前記加速度制限演算部は、前記バッテリの残容量が予め定められた閾値より大きく、かつ、前記目標加速度が減速方向である場合には、前記目標加速度の絶対値を減少させるように前記目標加速度の補正を行うことを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  6. 前記加速度制限演算部は、前記バッテリの残容量と、前記目標加速度が増速方向であるか減速方向であるかを示す極性とに応じて規定される補正係数を、前記目標加速度演算部により算出された前記目標加速度に乗算することで前記目標加速度を補正することを特徴とする請求項1記載の運転支援装置。
  7. 前記設定車間演算部は、前記バッテリの残容量が満充電の状態に近付くほど前記設定車間距離が長くなるように前記設定車間距離を演算することを特徴とする請求項記載の運転支援装置。
JP2009243262A 2009-10-22 2009-10-22 運転支援装置 Expired - Fee Related JP5257321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009243262A JP5257321B2 (ja) 2009-10-22 2009-10-22 運転支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009243262A JP5257321B2 (ja) 2009-10-22 2009-10-22 運転支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011091935A JP2011091935A (ja) 2011-05-06
JP5257321B2 true JP5257321B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=44109653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009243262A Expired - Fee Related JP5257321B2 (ja) 2009-10-22 2009-10-22 運転支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5257321B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2508668A (en) * 2012-12-10 2014-06-11 Jaguar Land Rover Ltd Adaptive cruise control (ACC) means for a host vehicle having regenerative and non-regenerative braking means
JP2017149208A (ja) * 2016-02-23 2017-08-31 トヨタ自動車株式会社 自動運転装置
WO2021070453A1 (ja) * 2019-10-11 2021-04-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 情報処理方法、情報処理装置及び情報処理システム
CN114750599B (zh) * 2022-05-23 2024-06-14 中国第一汽车股份有限公司 一种电机***失效的处理方法、装置及纯电动汽车

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3131248B2 (ja) * 1991-08-02 2001-01-31 本田技研工業株式会社 電気自動車の走行性能制御装置
JP2006036159A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Mazda Motor Corp 車両の走行制御装置
JP4325626B2 (ja) * 2006-01-12 2009-09-02 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の運行制御システム
JP2007246023A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Fujitsu Ten Ltd 車両の走行制御装置及び走行制御方法
JP2008006878A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Toyota Motor Corp 車両用走行制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011091935A (ja) 2011-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5756822B2 (ja) ハイブリッド車両の発電制御装置
JP5991220B2 (ja) 運転支援装置
JP2017208898A (ja) 電動車両
JP5257321B2 (ja) 運転支援装置
JP2011188597A (ja) 電流検出装置
JP6137213B2 (ja) 車両の制御装置
JP6435789B2 (ja) ハイブリッド駆動車両の出力制御装置
KR20180059841A (ko) 차량용 발전 시스템과 방법
JP6626519B2 (ja) 車両用制御装置
JP6546959B2 (ja) 車両
WO2012023170A1 (ja) 電動移動体の報知音制御装置
JP2017137053A (ja) ハイブリッド自動車の制御装置
JP5790795B2 (ja) 減速因子推定装置
JP6194152B2 (ja) 車両の制御装置
JP5322994B2 (ja) ハイブリッド車両の発電制御装置
US10227012B2 (en) Brake control device of railcar
JP6508449B2 (ja) 電動車両の制御装置
CN114248840A (zh) 车辆的控制装置
JP2015198567A (ja) 車両用制御装置
JP6259312B2 (ja) 昇圧コンバータの制御装置及び昇圧コンバータの制御方法
CN112550273B (zh) 混合动力车辆及其控制方法
US11999333B2 (en) Driving support device, driving support method, and storage medium
JP2016116271A (ja) 電動車両の制御装置
JP2007055357A (ja) ハイブリッド車の定速走行制御装置
JP4115972B2 (ja) ハイブリッド車両の駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111007

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130122

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130304

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5257321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees