JP5257061B2 - 画像処理装置、方法、プログラム、および発送物区分装置 - Google Patents

画像処理装置、方法、プログラム、および発送物区分装置 Download PDF

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Description

本発明は、郵便物等の発送物に代表される対象物を撮像した画像データから、その対象物を特定可能なユニークな数量を算出し、そのユニークな数量に基づいて対象物を管理する技術に関する。
特許文献1には、郵便物を撮像して得られる画像データの物理的特徴を示す第1成分(ユニークな数量)と、その画像データから光学文字認識(OCR:Optical Character Recognition)により抽出した第2成分(宛先住所情報)とを含むシグネチャ情報を用いて、その郵便物を仕分けるための仕分け情報を管理する郵便区分手法が開示されている。
この郵便区分手法では、収集した郵便物のそれぞれについて、第1成分(ユニークな数量)と第2成分(宛先住所)を含むシグネチャ情報が仕分け情報と関連付けられてメモリに格納される。郵便物を宛先別に仕分ける際は、郵便物を撮像して得られる画像データから第1成分または第2成分を取得し、その取得した成分に基づいて、郵便物の仕分け情報を同定する。
特表2006−509271号公報
特許文献1に記載の郵便区分手法では、例えば、郵便物を撮像した画像データから宛先住所領域を抽出し、その抽出した宛先住所領域から物理的特徴(第1成分)を取得する。宛先住所領域は、一般に矩形領域で指定される。
矩形領域を広くすると、宛先住所領域を不足無く指定することができるが、抽出対象範囲が増大し、その分、物理的特徴を取得するための演算量が増えて、処理速度が低下する。加えて、宛先住所領域以外の不要な部分の文様(ロゴ等)が抽出対象に含まれることとなるため、対象とされた郵便物の物理的特徴が他の郵便物の物理的特徴と類似する可能性が高くなり、物理的特徴による郵便物の同定精度が低下する場合がある。
宛先住所領域以外の不要な部分が抽出対象に含まれる理由として、次のようなことも挙げられる。矩形領域は、第1の方向に沿うように配置された互いに平行な2つの辺と、第1の方向と垂直な第2の方向に沿うように配置された2つの辺とにより囲まれる領域であって、第1および第2の方向はそれぞれ表示画面上の水平方向および垂直方向に平行となるように設定される。このような矩形領域で宛先住所領域を表現する場合、例えば、宛先住所が印刷された矩形のシールが、水平方向または垂直方向に対して斜めになるように、郵便物の面に貼り付けられた場合は、シールの部分に対応する領域全体が矩形領域内に収まるように設定することになる。このような場合は、宛先住所領域以外の不要な部分が抽出対象に含まれる場合が多い。
一方、矩形領域を狭くすると、宛先住所領域の一部が矩形領域の範囲から外れてしまう。この場合も、対象とされた郵便物の物理的特徴が他の郵便物の物理的特徴と類似する可能性が高くなり、物理的特徴による郵便物の同定精度が低下する場合がある。
本発明の目的は、上述した問題を解決し、宛先住所領域等の特定の文字領域を過不足なく正確に検出することにより対象物の同定精度の向上を図ることができる、画像処理装置、発送物区分装置、画像照合システム、画像処理方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の画像処理装置は、
入力部と、
表示部と、
スキャナ部と、
前記スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出し、該検出した矩形領域の画像データを前記表示部に表示させるとともに、該矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算する制御部と、を有し、
前記制御部は、前記入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けると、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する。
本発明の発送物区分装置は、
入力部と、
表示部と、
スキャナ部と、
前記スキャナ部へ発送物を供給する供給部と、
与えられた区分情報に従って前記発送物を区分する区分部と、
配達区域毎のコードと各配達区域の住所情報とを対応付けて格納したテーブルを備えており、前記スキャナ部で読み取った前記発送物の画像データから宛先住所を示す宛先住所領域を含む矩形領域を検出し、該検出した矩形領域の画像データから前記宛先住所を読み取り、該読み取った宛先住所に基づいて前記テーブルから該当するコードを取得し、該取得したコードを前記発送物の前記区分情報として前記供給部に供給する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記検出した矩形領域の画像データを前記表示部に表示させるとともに、該矩形領域の画像データから前記宛先住所の文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算し、
前記表示部に表示された画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を、前記入力部を通じて受け付けると、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する。
本発明の画像照合システムは、ネットワークを介して相互通信可能に接続される第1および第2の画像処理装置を有し、
前記第1および第2の画像処理装置のそれぞれは、
入力部と、
表示部と、
スキャナ部と、
記憶部と、
前記スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出し、該検出した矩形領域の画像データを前記表示部に表示させるとともに、該矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記特定の文字領域に含まれる文字列を読み取り、該文字列の情報を、前記ユニークな数量と関連付けて前記記憶部に格納し、
前記入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けた場合は、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算するように構成されており、
前記第1および前記第2の画像処理装置は、互いの前記記憶部に格納された情報を参照可能であり、
前記第1および第2の画像処理装置の一方の前記制御部は、計算した前記対象物のユニークな数量を検索キーとして用いて、他方の画像処理装置の前記制御部が前記記憶部に格納した情報から該当する文字列の情報を取得し、該文字列の情報を前記表示部に表示させる。
本発明の画像処理方法は、入力部と、表示部と、対象物の画像データを取り込むスキャナ部とを有するシステムのコンピュータにより実行される画像処理方法であって、
スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出し、
検出した前記矩形領域の画像データを表示部に表示させ、
検出した前記矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算し、
入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けた場合に、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する。
本発明のプログラムは、
スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出する処理と、
検出した前記矩形領域の画像データを表示部に表示させる処理と、
検出した前記矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算する処理と、
入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けると、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する処理と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、特定の文字領域(例えば宛先住所領域)を過不足無く検出することができるので、演算処理速度の低下を抑制することができる。また、対象とされた発送物のユニークな数量が他の発送物のユニークな数量と類似する可能性を低くすることができるので、ユニークな数量に基づく対象物の同定精度の向上を図ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態である発送物区分装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、発送物区分装置は、供給モジュール101、スキャナモジュール102、画像登録モジュール103、データ格納モジュール104、区分情報生成モジュール105、区分モジュール106および修正モジュール107を有する。図1中、破線は、発送物の搬送の流れを示す。
供給モジュール101は、画像スキャナモジュール102へ発送物を供給する。ここで、発送物は、例えば、冊子小包、封書、はがきなど、郵便物に代表される薄手の個体(対象物)である。
スキャナモジュール102は、供給モジュール101から供給された発送物を撮像するための撮像デバイスを備える。スキャナモジュール102は、撮像デバイスから出力される発送物の画像データを画像登録モジュール103および区分情報生成モジュール105に供給する。撮像後、発送物はスキャナモジュール102から区分モジュール106に供給される。
画像登録モジュール103は、スキャナモジュール102で生成された発送物の画像データから、その発送物の宛先に相当する部分(宛先住所領域)の部分画像データを抽出し、その抽出した部分画像データからユニークな数量を計算する。ユニークな数量は、その計算に用いた部分画像データ(宛先住所領域)および発送物の画像データ並びに区分情報生成モジュール105で生成された区分情報とともにデータ格納モジュール104に供給される。なお、ユニークな数量を計算する前に、画像登録モジュール103は、発送物の画像データおよび宛先住所領域の部分画像データを修正モジュール107に供給する。
修正モジュール107は、画像登録モジュール103から供給された発送物の画像データおよび宛先住所領域を表示する表示手段と、その表示画面上で、宛先住所領域の対象範囲を修正するための入力手段とを有する。宛先住所領域の修正が行われた場合は、修正後の宛先住所領域の情報が、修正モジュール107から画像登録モジュール103に供給される。この場合、画像登録モジュール103は、修正後の宛先住所領域の部分画像データからユニークな数量を計算する。
ユニークな数量は、同定したい母集団の中で、対象となる発送物からしか生成できない数量(画像処理の分野では特徴量とも呼ばれる。)であって、スカラ量やベクトル量を含む。なお、発送物の画像データ全体からユニークな数量を生成する場合においては、例えば、差出人が、同一形状の発送物を多数の宛先へ発送した場合に、それら発送物から得られるユニークな数量が類似したものとなり、発送物の同定が困難になる。ユニークな数量の一例とし、撮像デバイスにより得られる画像がM画素(縦)×N画素(横)の256階調の濃淡画像である場合で、各次元の0から255までの値をM×N個の一次元に並べたベクトル量が挙げられる。ユニークな数量をスカラ量で表す場合は、例えば100個の物体に対し、何らかのプロセスを施した後、最終的に1から100までの番号を付ければよい。
区分情報生成モジュール105は、スキャナモジュール102からの発送物の画像データから、発送物を配達区域毎に仕分けるための区分情報を生成する。具体的には、区分情報生成モジュール105は、OCR処理部を備えており、このOCR処理部が、スキャナモジュール102からの発送物の画像データから、その発送物の宛先に相当する領域(宛先住所領域)の部分画像データを抽出し、その抽出した部分画像データから宛先の文字を抽出する。さらに、区分情報生成モジュール105は、配達区域毎のコードと住所の情報とを対応付けて格納したテーブルを備えており、このテーブルを参照して、OCRによる宛先住所の認識結果(住所)から配達区域のコードを取得する。取得した配達区域のコード(区分情報)は、データ格納モジュール104および区分モジュール106に供給される。データ格納モジュール104には、区分情報とともにOCRによる宛先住所の認識結果(住所)も供給される。
データ格納モジュール104は、区分情報生成モジュール105から供給された区分情報と、画像登録モジュール103から供給された、ユニークな数量、宛先住所領域情報および発送物の画像データとを関連付けて格納する。
区分モジュール106は、区分情報生成モジュール105で生成された区分情報に従って、スキャナモジュール102から供給された発送物を配達区域毎に仕分ける。
なお、供給モジュール101、スキャナモジュール102、区分モジュール106およびこれらモジュール間の搬送系はそれぞれ、既存の郵便宛名読み取り区分機における供給装置、スキャナ、仕分け装置および搬送装置により構成することができる。
次に、修正モジュール107の構成について、具体的に説明する。
図2に示すように、修正モジュール107は、表示モジュール1071、アクセスモジュール1072および入力モジュール1073を有する。
アクセスモジュール1072は、CPUを備えており、このCPUが、発送物の画像データおよび宛先住所領域の情報を画像登録モジュール103から取得し、取得した画像データおよび宛先住所領域(矩形領域)の情報を表示モジュール1071に供給する。表示モジュール1071は、液晶ディスプレイに代表される表示装置であって、アクセスモジュール1072からの画像データおよび宛先住所領域の情報を表示する。
入力モジュール1073は、キーボードやマウス等の入力デバイスを備え、この入力デバイスにおける入力操作に応じた指示信号をアクセスモジュール1072に供給する。アクセスモジュール1072は、入力モジュール1073からの指示信号に従って、宛先住所領域の修正処理を行う。オペレータは、入力モジュール1073を使用して、表示モジュール1071の表示画面上で、宛先住所領域を修正することができる。
図3は、修正モジュール107による宛先住所領域の修正処理を説明するためのフローチャートである。
画像登録モジュール103にて、発送物の画像データから宛先住所領域が抽出されると、アクセスモジュール1072が、その発送物の画像データおよび宛先住所領域の情報を画像登録モジュール103から取得する。そして、アクセスモジュール1072が、その取得した発送物の画像データおよび宛先住所領域を表示モジュール1071に表示させる(ステップS1071、S1072)。
図4に、発送物の画像データおよび宛先住所領域の表示画面の一例を示す。この例では、宛先を示す文字列が画面中央付近に表示されている。斜線は、発送物自体の文様であり、破線で示した枠10aは、画像登録モジュール103で抽出した宛先住所領域を示す。宛先を示す文字列は、その文字の並び方向が画面水平方向に対して傾いた状態(左斜め上の方向に傾いた状態)で表示されている。破線の枠10aにより示される宛先住所領域は矩形形状であって、上下の辺部は画面水平方向に平行とされ、左右の辺部は、画面垂直方向に平行とされている。宛先を示す文字列全体が、宛先住所領域内に位置する。
オペレータは、表示画面を参照して、宛先を示す文字列の領域が過不足なく、宛先住所領域として正しく指定されているか否かを判定する(ステップS1073)。
図5は、宛先住所領域が正しく指定された状態を示す模式図である。この例では、宛先を示す文字列の領域のみが宛先住所領域として指定されている。この場合は、オペレータは、宛先住所領域が正しく指定されていると判定し、入力モジュール1073にて、その旨の入力を行う。この入力操作により、適切である旨を示す信号が入力モジュール1073からアクセスモジュール1072に供給される。
一方、図4に示した例では、宛先住所領域の枠内に、宛先を示す文字列の他、発送物の文様の領域が含まれている。この場合は、オペレータは、宛先住所領域が正しく指定されていないと判定し、入力モジュール1073にて、その旨の入力を行う。この入力操作により、適切でない旨を示す信号が入力モジュール1073からアクセスモジュール1072に供給される。
ステップS1073において、オペレータにより宛先住所領域が正しく指定されていないと判定され、適切でない旨を示す信号が入力モジュール1073からアクセスモジュール1072に供給されると、アクセスモジュール1072は、宛先住所領域の外接矩形の枠を修正するための以下の処理を実行する(ステップS1074〜S1077)。
まず、ステップS1074で、オペレータが、入力モジュール1073を使用して、表示画面上で宛先住所領域の外接矩形の頂点に相当する1点を指定する。具体的には、図6に示すように、宛先を示す文字列の領域を囲む矩形の枠(ここでは、長方形の枠)の4つの頂点のうちの1点(図6中の数字「1」で示した点)を指定する。アクセスモジュール1072は、その指定された点の表示画面上における座標を原点とする。
次に、ステップS1075で、オペレータが、入力モジュール1073を使用して、表示画面上で、ステップS1074で指定した点を始点とする長方形の枠の短辺の終点(図6中の数字「2」で示した点)を指定する。アクセスモジュール1072は、その指定された終点の表示画面上における座標を取得する。
次に、ステップS1076で、オペレータが、入力モジュール1073を使用して、表示画面上で、ステップS1074で指定した点を始点とする長方形の枠の長辺の終点(図6中の数字「3」で示した点)を指定する。この長辺の終点の指定において、アクセスモジュール1072は、ステップS1074で指定した点(始点)を通り、かつ、ステップS1074で指定した点とステップS1075で指定した点(短辺の終点)を結ぶ直線と直交する直線を画面上に表示させる。オペレータは、その表示された直線上において、長辺の終点を指定する。アクセスモジュール1072は、その指定された終点の表示画面上における座標を取得する。
上記のようにして始点、短辺の終点、長辺の終点の3つの頂点が指定されると、ステップS1077で、アクセスモジュール1072が、表示画面上におけるそれらの頂点の座標に基づいて宛先住所領域を表示させる。この宛先住所領域の表示の一例を図7に示す。
図7に示す例では、オペレータによって指定された3点の座標に基づく外接矩形の枠およびその枠によって指定された領域が表示されるとともに、クリアボタンおよび終了ボタンが表示されている。オペレータは、入力モジュール1073を使用して、クリアボタンや終了ボタンの選択入力が可能である。例えば、オペレータは、入力モジュール1073を使用して、画面上に表示されたカーソルを目的のボタン上に移動させ、所定の入力操作を行うことで、クリアボタンや終了ボタンを押下することが可能である。
ステップS1077で宛先住所領域が表示されると、ステップS1078で、オペレータが、宛先住所領域が正しく指定されているか否かを判定する。宛先住所領域が正しく指定されている場合は、オペレータは、入力モジュール1073を使用して、画面上の終了ボタンを選択入力する。終了ボタンを選択入力すると、その旨を示す終了指示信号が、入力モジュール1073からアクセスモジュール1072に供給される。一方、宛先住所領域が正しく指定されていない場合は、オペレータは、入力モジュール1073を使用して、画面上のクリアボタンを選択入力する。クリアボタンを選択入力すると、その旨を示すクリア指示信号が、入力モジュール1073からアクセスモジュール1072に供給される。
クリア指示信号がアクセスモジュール1072に供給された場合は、アクセスモジュール1072は、ステップ1074〜S1078の手順に従って、再度、宛先住所領域の外接矩形の枠を修正するための処理を実行する。
終了指示信号がアクセスモジュール1072に供給された場合は、ステップS1079で、アクセスモジュール1072が、ステップS1074〜S1076で指定された3点(始点、短辺の終点、長辺の終点)の座標を画像登録モジュール103に供給する。この結果、画像登録モジュール103は、アクセスモジュール1072から供給された3点の座標に基づいて、発送物の宛先に相当する部分(宛先住所領域)の部分画像データを抽出し、その抽出した部分画像データからユニークな数量を生成する。
ステップS1073において、オペレータにより宛先住所領域が正しく指定されていると判定され、その旨を示す信号が入力モジュール1073からアクセスモジュール1072に供給されると、アクセスモジュール1072は、宛先住所領域の指定が適切である旨を示す信号を画像登録モジュール103に供給する。画像登録モジュール103は、ステップS1071でアクセスモジュール1072に供給した宛先住所領域が適切であると認識して、その宛先住所領域(部分画像データ)に基づいてユニークな数量を生成する。
以上の処理により、区分モジュール106にて区分された発送物について、その発送物を識別するためのユニークな数量が、その発送物の画像データおよび区分情報とともにデータ格納モジュール104に格納される。ユニークな数量は、発送物に固有の情報であるので、このユニークな数量に基づいて発送物の情報を管理することが可能である。
ユニークな数量に基づく発送物の情報管理は、発送物を集荷した集荷店舗、発送物を中継する中継拠点(ターミナル等)、発送物を配達する配達店舗のそれぞれで行われる。具体的には、集荷店舗、中継拠点および配達店舗のそれぞれに、図1に示した発送物区分装置が設置される。集荷店舗、中継拠点および配達店舗のそれぞれに設置された発送物区分装置は、ネットワークを介して相互通信可能に接続されており、互いに、発送物の管理情報(データ格納モジュール104に格納された情報)を共有することが可能である。
集荷店舗の発送物区分装置では、画像登録モジュール103が、図3に示した処理手順に従って取得した宛先住所領域の部分画像データから発送物を識別するためのユニークな数量を取得する。そして、その取得したユニークな数量が、発送物の画像データ、宛先住所領域情報(矩形領域の座標情報)、区分情報およびOCRによる宛先住所の認識結果(住所)とともにデータ格納モジュール104に格納される。
中継拠点および配達店舗の発送物区分装置においても、画像登録モジュール103が、図10に示した処理手順に従って取得した宛先住所領域の部分画像データから発送物を識別するためのユニークな数量を取得する。そして、画像登録モジュール103が、その取得したユニークな数量を検索キーとして用いて、発送物の区分情報および宛先住所の情報を、データ格納モジュール104から検索する。
上記の検索処理により得られた区分情報は、画像登録モジュール103から区分モジュール106に供給される。区分モジュール106は、画像登録モジュール103から供給された発送物の区分情報に従って発送物を宛先別に区分する。
なお、上記の検索処理により得られた宛先住所の情報は、画像登録モジュール103から修正モジュール107の表示手段にて表示されてもよい。この場合は、オペレータは、表示された住所が発送物の住所と合致するか否かを確認することができる。
また、中継拠点および配達店舗の発送物区分装置において、宛先住所領域を抽出する際に、画像登録モジュール103が、集荷店舗の発送物区分装置にて登録された、修正済みの宛先住所領域の座標情報を参照してもよい。この場合は、修正モジュール107による宛先住所領域の修正処理が不要となる。ただし、この場合は、集荷店舗、中継拠点および配達店舗の各発送物区分装置のスキャナモジュール102の性能が略同じである必要がある。
本実施形態の発送物区分装置によれば、宛先住所領域を指定する矩形領域の範囲内に不要な領域が含まれている場合は、矩形領域の範囲を修正して不要な領域を排除することができる。また、宛先住所領域の一部が矩形領域の範囲から外れている場合には、宛先住所領域が指定範囲内に含まれるように矩形領域の範囲を修正することができる。このように、宛先住所領域を過不足無く指定することができるので、演算量が増えて処理速度が低下するといった問題の発生を抑制することができる。加えて、対象とされた発送物のユニークな数量が他の発送物のユニークな数量と類似する可能性を低くすることができ、その結果、発送物の同定精度の向上を図ることができる。
(第2の実施形態)
図8は、本発明の第2の実施形態による発送物区分装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態の発送物区分装置は、修正モジュール107がデータ格納モジュール104に直接アクセス可能な構成とされた点が、第1の実施形態ものと異なる。修正モジュール107以外の構成は、第1の実施形態ものと基本的に同じである。ここでは、異なる部分を重点的に説明し、同じ構成についての詳細な説明は省略する。
第1の実施形態では、スキャナモジュールにて発送物の画像データが取得されると、画像登録モジュール103にて宛先住所領域が自動検出され、その自動検出された宛先住所領域の範囲が正しくない場合は、修正モジュール107にて宛先住所領域の修正が行われる。
これに対して、本実施形態では、まず、画像登録モジュール103による宛先住所領域の抽出およびユニークな数量の計算が、同一形状の複数の発送物について実行される。そして、各発送物について、ユニークな数量、画像データ、宛先住所領域の部分画像データ(座標値情報を含む)、区分情報およびOCR結果(宛先住所)がデータ格納モジュール104に格納される。修正モジュール107は、データ格納モジュール104に格納された各発送物の宛先住所領域について、正しくない場合に、その範囲を修正する。修正の際は、修正モジュール107は、すでに登録または修正された宛先住所領域を参照する。これにより、同一形状の複数の発送物の画像データを処理する場合において、有効な修正作業を提供することができる。
図9は、修正モジュール107の構成を示すブロック図である。図9を参照すると、修正モジュール107は、表示モジュール1071、アクセスモジュール1072、入力モジュール1073および座標記憶モジュール1074を有する。表示モジュール1071および入力モジュール1073は、図2に示したものと同じである。
アクセスモジュール1072は、CPUを備えており、このCPUが、対象となる発送物の画像データおよび宛先住所領域の情報をデータ格納モジュール104から取得し、取得した画像データおよび宛先住所領域(矩形領域)の情報を表示モジュール1071に供給する。さらに、CPUは、入力モジュール1073からの指示信号に従って、宛先住所領域の修正処理を行う。オペレータは、入力モジュール1073を使用して、表示モジュール1071の表示画面上で、宛先住所領域を自由に修正することができる。座標記憶モジュール1074は、CPUにより修正された宛先住所領域の座標を記憶する。
図10は、修正モジュール107による宛先住所領域の修正処理を説明するためのフローチャートである。この例は、同一形状のn個の発送物の宛先住所領域を修正する場合の処理である。既に、n個の発送物について、宛先住所領域の検出およびユニークな数量の計算が行われ、各発送物について、ユニークな数量、画像データ、宛先住所領域の部分画像データ(座標値情報を含む)、区分情報およびOCR結果(宛先住所)がデータ格納モジュール104に格納されているものと仮定する。また、宛先住所領域を修正した場合は、その修正した宛先住所領域の座標情報が座標記憶モジュール1074に格納されるものと仮定する。
まず、アクセスモジュール1072が、n番目の発送物の画像データおよび宛先住所領域情報をデータ格納モジュール104から取得し、その取得した情報を表示モジュール1071に表示させる(ステップS2071、S2072)。n番目は、画像登録モジュール103によって画像データおよび宛先住所領域情報等の情報がデータ格納モジュール104に格納された発送物の順番を意味する。
次に、アクセスモジュール1072は、ステップS2071、S2072で情報表示した発送物の順番を示すnが1で無い場合(1番目の発送物の情報でない場合)、n−1番目の発送物の宛先住所領域の座標情報をデータ格納モジュール104または座標記憶モジュール1074から取得し、その取得した情報を表示モジュール1071に表示させる(ステップS2073)。n−1番目の発送物の宛先住所領域情報は、画像登録モジュール103にて自動検出された宛先住所領域の座標、または修正モジュール107にて修正された宛先住所領域の座標情報である。修正された宛先住所領域の場合は、例えば、図11に示すように、宛先住所の部分が過不足なく矩形領域で示された状態の宛先住所領域が表示される。表示画面には、「次へ」、「呼出」、「クリア」および「終了」といったボタンが用意されており、オペレータは、入力モジュール1071を通じて、それらボタンから所望のボタンを選択入力することができる。いずれかのボタンが選択入力されると、そのボタンに対応するコマンド信号が入力モジュール1071からアクセスモジュール1072に供給される。アクセスモジュール1072は、入力モジュール1071からのコマンド信号に基づいて、オペレータがどのボタンを選択したかを認識する。
なお、ステップS2071、S2072で情報表示した発送物の順番を示すnが1である場合(1番目の発送物の情報である場合)は、このステップS2073の処理は省略する。
次に、オペレータは、ステップS2071、S2072で表示した情報(またはステップS2071〜S2073で表示した情報)を確認し、n番目の発送物についての宛先住所領域の範囲が正しく設定されているかを判定する。宛先住所領域の範囲が正しく設定されている場合は、「終了」のボタンを選択する。宛先住所領域の範囲が正しく設定されていない場合は、「次へ」のボタンを選択する。
アクセスモジュール1072は、「次へ」のボタン、「終了」のボタンおよびその他のボタンのいずれが選択されたかを判定する(ステップS2074)。
ステップS2074で「終了」のボタンが選択された場合は、後述のステップS2084の処理へ移行する。
ステップS2074で「次へ」のボタンが選択された場合は、アクセスモジュール1072は、n番目の発送物の宛先住所領域情報としてn−1番目の発送物の宛先住所領域情報を採用し、その座標情報を画像登録モジュール103に供給する(ステップS2075)。このとき、アクセスモジュール1072は、n番目の発送物の識別情報(既に登録されているユニークな数量)を画像登録モジュール103に供給する。画像登録モジュール103は、アクセスモジュール1072から供給されたn番目の発送物の識別情報(ユニークな数量)を検索用のキーとして用いて、データ格納モジュール104からn番目の発送物の画像データを取得する。画像登録モジュール103は、その取得した画像データから、n−1番目の発送物の宛先住所領域の座標情報にて示される修正宛先住所領域の部分画像データを抽出し、その抽出した部分画像データからn番目の発送物に関するユニークな数量を再計算する。そして、画像登録モジュール103は、再計算されたユニークな数量およびその再計算に使用した宛先住所領域の座標情報に基づいて、データ格納モジュール104に既に登録されているn番目の発送物に関する情報のうちのユニークな数量および宛先住所領域の座標情報を修正する。ステップS2075の後、後述のステップS2084の処理へ移行する。
ステップS2074で、「次へ」および「終了」のボタン以外のボタンが選択された場合は、アクセスモジュール1072は、そのボタンの選択が、「呼出」ボタンの選択、座標入力操作のためのボタン選択、およびその他のボタン選択のいずれであるかを判定する(ステップS2076)。
ステップS2076で「呼出」ボタンが選択された場合は、アクセスモジュール1072は、データ格納モジュール104に格納されている過去の登録データのうちから1つの宛先住所領域情報(座標データ)を読み出して、それを表示モジュール1071に表示させる(ステップS2077)。その後、ステップS2076に戻る。
ステップS2076で座標入力操作のためのボタンが選択された場合は、アクセスモジュール1072は、n番目の発送物の宛先住所領域の外接矩形の枠を修正するための以下の処理を実行する(ステップS2078〜S2080)。
まず、ステップS2078で、オペレータが、入力モジュール1073を使用して、表示画面上で宛先住所領域の外接矩形の頂点に相当する1点を指定する(図6参照)。アクセスモジュール1072は、その指定された点の表示画面上における座標を原点とする。
次に、ステップS2079で、オペレータが、入力モジュール1073を使用して、表示画面上で、ステップS2078で指定した点を始点とする長方形の枠の短辺の終点を指定する。アクセスモジュール1072は、その指定された終点の表示画面上における座標を取得する。
次に、ステップS2080で、オペレータが、入力モジュール1073を使用して、表示画面上で、ステップS2078で指定した点を始点とする長方形の枠の長辺の終点を指定する。この長辺の終点の指定において、アクセスモジュール1072は、ステップS2078で指定した点(始点)を通り、かつ、ステップS2078で指定した点とステップS2079で指定した点(短辺の終点)を結ぶ直線と直交する直線を画面上に表示させる。オペレータは、その表示された直線上において、長辺の終点を指定する。アクセスモジュール1072は、その指定された終点の表示画面上における座標を取得する。
上記のようにして始点、短辺の終点、長辺の終点の3つの頂点が指定されると、アクセスモジュール1072が、表示画面上におけるそれらの頂点の座標に基づいて宛先住所領域を表示させる。その後、ステップS2076に戻る。
ステップS2076で、「呼出」ボタンの選択および座標入力操作のためのボタン選択以外のボタン選択がなされた場合は、アクセスモジュール1072は、そのボタンの選択が、「終了」ボタンの選択および「クリア」ボタンの選択のいずれであるかを判定する(ステップS2081)。
ステップS2081で「終了」ボタンが選択された場合は、アクセスモジュール1072は、ステップS2077またはステップS2078〜S2080で表示した宛先住所領域の座標情報を画像登録モジュール103に供給する(ステップS2082)。このとき、アクセスモジュール1072は、n番目の発送物の識別情報(既に登録されているユニークな数量)を画像登録モジュール103に供給する。画像登録モジュール103は、アクセスモジュール1072から供給されたn番目の発送物の識別情報(ユニークな数量)を検索用のキーとして用いて、データ格納モジュール104からn番目の発送物の画像データを取得する。画像登録モジュール103は、その取得した画像データから、ステップS2082で供給された宛先住所領域の座標情報にて示される修正宛先住所領域の部分画像データを抽出し、その抽出した部分画像データからn番目の発送物に関するユニークな数量を再計算する。そして、画像登録モジュール103は、再計算されたユニークな数量およびその再計算に使用した宛先住所領域の座標情報に基づいて、データ格納モジュール104に既に登録されているn番目の発送物に関する情報のうちのユニークな数量および宛先住所領域の座標情報を修正する。
ステップS2082の後、アクセスモジュール1072は、画像登録モジュール103に供給した宛先住所領域の座標情報を座標記憶モジュール1074に格納する(ステップS2083)。
ステップS2074の「終了」ボタンの選択がなされた場合、S2075が実行された場合、S2083の処理が実行された場合のいずれかにおいて、アクセスモジュール1072は、データ格納モジュール104に格納されたn個の発送物の全ての情報について処理が行われたか否かを判定する(ステップS2084)。n個の発送物の全ての情報について処理が行われた場合は、本処理を終了する。全ての発送物に対する処理が未だ終わっていない場合は、発送物の順番を示す番号を「n=n+1」とし、上述のステップS2071〜S2084の処理を実行する。
なお、ステップS2083の処理を実行した場合、ステップS2073の実行時点では、n−1番目の宛先住所領域の座標情報は、データ格納モジュール104および座標記憶モジュール1074の両方に格納されていることになる。図12に、座標記憶モジュール1074に登録される宛先住所領域の座標情報の一例を示す。この例では、始点(点1座標)、短辺の終点(点2座標)、長辺の終点(点3座標)の各頂点の座標が格納される。座標記憶モジュール1074からの情報の読み出しに要する時間は、データ格納モジュール104からの情報の読み出しに要する時間に比べて短い。したがって、この場合は、座標記憶モジュール1074からn−1番目の宛先住所領域の座標情報(図12に示すMの座標情報)を取得するようにすることが望ましい。
上述の処理において、「次へ」、「呼出」、「クリア」および「終了」といったボタンが画面上に表示され、オペレータは、その表示されたボタンを選択するようになっているが、これら各ボタンに対応するキーとして、キーボード上のキーを割り当ててもよい。
本実施形態では、修正済みの宛先住所領域の座標情報をデータ格納モジュール104および座標記憶モジュール1074の両方で保持しているが、本発明は、これに限定されるものではない。修正済み宛先住所領域の座標情報は、データ格納モジュール104および座標記憶モジュール1074の一方に保持してもよい。修正済み宛先住所領域の座標情報をデータ格納モジュール104で保持する場合は、座標記憶モジュール1074は不要となる。
また、本実施形態においても、第1の実施形態で説明したように、区分モジュール106にて区分された発送物について、その発送物を識別するためのユニークな数量が、その発送物の画像データおよび区分情報とともにデータ格納モジュール104に格納される。ユニークな数量は、発送物に固有の情報であるので、このユニークな数量に基づいて発送物の情報を管理することが可能である。
ユニークな数量に基づく発送物の情報管理は、発送物を集荷した集荷店舗、発送物を中継する中継拠点(ターミナル等)、発送物を配達する配達店舗のそれぞれで行われる。具体的には、集荷店舗、中継拠点および配達店舗のそれぞれに、図8に示した発送物区分装置が設置される。集荷店舗、中継拠点および配達店舗のそれぞれに設置された発送物区分装置は、ネットワークを介して相互通信可能に接続されており、互いに、発送物の管理情報(データ格納モジュール104に格納された情報)を共有することが可能である。
集荷店舗の発送物区分装置では、画像登録モジュール103が、図10に示した処理手順に従って取得した宛先住所領域の部分画像データから発送物を識別するためのユニークな数量を取得する。そして、その取得したユニークな数量が、発送物の画像データ、宛先住所領域情報(矩形領域の座標情報)、区分情報およびOCRによる宛先住所の認識結果(住所)とともにデータ格納モジュール104に格納される。
中継拠点および配達店舗の発送物区分装置においても、画像登録モジュール103が、図10に示した処理手順に従って取得した宛先住所領域の部分画像データから発送物を識別するためのユニークな数量を取得する。そして、画像登録モジュール103が、その取得したユニークな数量を検索キーとして用いて、発送物の区分情報および宛先住所の情報を、データ格納モジュール104から検索する。
上記の検索処理により得られた区分情報は、画像登録モジュール103から区分モジュール106に供給される。区分モジュール106は、画像登録モジュール103から供給された発送物の区分情報に従って発送物を宛先別に区分する。
なお、上記の検索処理により得られた宛先住所の情報は、画像登録モジュール103から修正モジュール107の表示手段にて表示されてもよい。この場合は、オペレータは、表示された住所が発送物の住所と合致するか否かを確認することができる。
また、中継拠点および配達店舗の発送物区分装置において、宛先住所領域を抽出する際に、画像登録モジュール103が、集荷店舗の発送物区分装置にて登録された、修正済みの宛先住所領域の座標情報を参照してもよい。この場合は、修正モジュール107による宛先住所領域の修正処理が不要となる。ただし、この場合は、集荷店舗、中継拠点および配達店舗の各発送物区分装置のスキャナモジュール102の性能が略同じである必要がある。
以上説明した各実施形態において、発送物の情報は、例えば図13に示すようなテーブル情報としてデータ格納モジュール104に格納される。この例では、発送物毎に、1番目からJ番目の次元の特徴値(J次元のそれぞれ次元のベクトル量)、発送物の画像データ、宛先住所領域データ(座標情報を含んでもよい)、区分情報が格納される。中継拠点および配達店舗の各発送物区分装置は、発送物を同定するために、図13に示したテーブル情報を参照する。
また、各実施形態において、宛先住所領域検出は、例えば、発送物をスキャンして得た画像データを2値化し、画像の水平方向、垂直方向に黒画素の射影を計算し、各方向それぞれに対し、ピークが存在する区間を求める、といった処理により実現可能である。
また、各実施形態で説明した発送物区分装置において、画像登録モジュール103、区分情報生成モジュール105および修正モジュール107の各機能部は、プログラムにより動作するコンピュータにより実現することができる。具体的には、図3や図10に示した処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを用い、そのプログラムをコンピュータが実行することで各機能を実現する。
プログラムは、読み書き可能な半導体メモリやCD−RやDVD等の記録媒体により提供されてもよい。また、プログラムは、発送物区分装置内のハードディスク装置等の記憶デバイスに予め格納されてもよい。さらに、プログラムは、インターネット等のネットワークを介して発送物区分装置に提供されてもよい。
本実施形態の発送物区分装置においても、第1の実施形態のものと同様、宛先住所領域を過不足無く指定することができるので、演算量が増えて処理速度が低下するといった問題の発生を抑制することができる。加えて、対象とされた発送物のユニークな数量が他の発送物のユニークな数量と類似する可能性を低くすることができ、その結果、発送物の同定精度の向上を図ることができる。
さらに、矩形領域の範囲を修正する場合に、過去の修正情報を参照することができるので、修正操作をより簡単に行うことができ、修正に要する時間を短縮することができる。
(他の実施形態)
図14は、本発明の他の実施形態である画像処理装置の構成を示すブロック図である。
図14を参照すると、画像処理装置は、制御部1、入力部2、表示部3およびスキャナ部4からなる。
入力部2は、キーボードやマウス等の入力デバイスである。表示部3は、液晶ディスプレイに代表される表示装置である。制御部1は、プログラムに従って動作するコンピュータより構成される。制御部1は、表示部3およびスキャナ部4を制御するとともに、入力部2からの入力信号を受け付けて種々の処理を実行する。
図15は、制御部1の主要部を示すブロック図である。図15を参照すると、制御部1は、インタフェース(I/F)部10、演算部11、プログラム記憶部12およびデータ格納部13を有する。
インタフェース(I/F)部10は、電話回線やインターネット等のネットワークを介して外部装置(サーバや画像処理装置)に接続される。プログラム記憶部12は、画像処理装置の各種処理を提供するためのプログラムが格納されている。データ格納部13は、各種処理を実行するのに必要なデータが格納される。プログラムは、読み書き可能な半導体メモリやCD−RやDVD等の記録媒体により提供されてもよい。また、プログラムは、画像処理装置内のハードディスク装置等の記憶デバイスに予め格納されてもよい。さらに、プログラムは、インターネット等のネットワークを介して画像処理装置に提供されてもよい。
演算部11は、プログラム記憶部12に格納されたプログラムにしたがって各種処理を実行する。具体的には、演算部11は、スキャナ部4で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を抽出し、該抽出した矩形領域の部分画像データを表示部3に表示させるとともに、該矩形領域の部分画像データから特定の文字領域に含まれる文字列(例えば宛先住所)により特徴付けられるユニークな数量を計算する。対象物は、例えば、冊子小包、封書、はがきなど、郵便物に代表される薄手の発送物であってもよい。
オペレータは、入力部2を通じて、表示部3に表示された画像上で矩形領域の範囲を修正することができる。演算部11は、入力部2を通じて、矩形領域の範囲を修正するための入力を受け付けた場合は、該修正がなされた矩形領域の画像データからユニークな数量を計算する。
この他、演算部11は、インタフェース(I/F)部10を通じて外部装置との間で必要なデータを送受信したり、各種処理で必要なデータをデータ格納部13に格納して管理したりする。
また、演算部11は、対象物の情報(ユニークな数量と関連付けられた情報)を外部装置との間で共用することができる。具体的には、演算部11は、外部装置から供給された対象物の情報(ユニークな数量と関連付けられた情報)をデータ格納部13に格納し、格納した対象物の情報をユニークな数量により管理する。スキャナ部4にて対象の画像データを取り込んだ場合、演算部11は、その画像データから計算したユニークな数量を検索キーとして用いて、外部装置から供給された対象物の情報のうちから、対応する発送物の情報を取得することができる。このようなユニークな数量に基づく情報検索の処理は、画像照合処理の一方式である。
本実施形態の画像処理装置においても、第1および第2の実施形態のものと同様、特定の文字領域を過不足無く指定することができるので、演算量が増えて処理速度が低下するといった問題の発生を抑制することができる。加えて、対象物のユニークな数量が他の物のユニークな数量と類似する可能性を低くすることができ、その結果、対象物の同定精度の向上を図ることができる。
本実施形態の画像処理装置を用いて画像照合システムを構成することが可能である。この画像照合システムは、図14に示した構成を有する複数の画像処理装置を有し、各画像処理装置はネットワークを介して相互通信可能に接続される。
以下、一例として、第1及び第2の画像処理装置の間の画像照合処理を説明する。
第1の画像処理装置において、スキャナ部4が対象物Aの画像データを取得する。演算部11は、スキャナ部4で読み取った対象物Aの画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を抽出し、該抽出した矩形領域の部分画像データからユニークな数量を計算する。なお、矩形領域の範囲を修正した場合は、修正後の矩形領域の部分画像データからユニークな数量を計算する。演算部11は、対象物Aの関連情報、例えば、入力部2を通じて入力された対象物Aに関する情報やスキャナ部4で読み取った対象物Aの画像データからOCRにより取得した文字情報を、計算したユニークな数量と関連付けてデータ格納部13に格納する。その後、適当なタイミングで、または、第2の画像処理装置からの要求に応じて、演算部11は、データ格納部13に格納された対象物Aの関連情報およびユニークな数量を第2の画像処理装置に送信する。
第2の画像処理装置では、演算部11が、第1の画像処理装置から受信した対象物Aの関連情報およびユニークな数量をデータ格納部13に格納する。対象物Aがスキャナ部4に供給されると、スキャナ部4が対象物Aの画像データを取得する。演算部11は、スキャナ部4で読み取った対象物Aの画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を抽出し、該抽出した矩形領域の部分画像データからユニークな数量を計算する。なお、矩形領域の範囲を修正した場合は、修正後の矩形領域の部分画像データからユニークな数量を計算する。演算部11は、その計算したユニークな数量を検索キーとして用いて、データ格納部13から対象物Aの関連情報を取得する。そして、演算部11は、その取得した対象物Aの関連情報を表示部3に表示させる。これにより、第2の画像処理装置のオペレータは、表示された対象物Aの関連情報から対象物Aについての詳細な情報(宛先住所など)を取得することができる。
上記の第1および第2の画像処理装置の動作は入れ替わってもよい。すなわち、第2の画像処理装置において上記の第1の画像処理装置の動作を実行し、第1の画像処理装置において、上記の第2の画像処理装置の動作を実行する。
また、本実施形態の画像処理装置において、演算部11が、第1または第2の実施形態で説明した、画像登録モジュール103、区分情報生成モジュール105および修正モジュール107の各動作を行うように構成してもよい。この場合、本実施形態の画像処理装置は、発送物区分装置として用いられる。
図16は、図14に示した画像処理装置を適用した発送物区分装置の構成を示すブロック図である。
図16を参照すると、発送物区分装置は、制御部1、入力部2、表示部3、スキャナ部4、供給部5、区分部6および搬送部7を有する。制御部1、入力部2、表示部3およびスキャナ部4は、図14に示したものと同じである。ただし、制御部1は、供給部5、区分部6および搬送部7の各動作を制御することができる。
供給部5および区分部6は、第1または第2の実施形態で説明した、供給モジュール101および区分モジュール106と同じものである。制御部1は、第1または第2の実施形態で説明した、画像登録モジュール103、区分情報生成モジュール105および修正モジュール107の各動作を行う。
搬送部7は、供給部5から投入される発送物を区分部6まで搬送するものである。搬送部7の搬送経路の途中に、スキャナ部4が設置されている。区分部6では、制御部1からの区分情報に従って発送物が区分され、区分された発送物は風袋に収容される。
以上説明した各実施形態の装置は、本発明の一例であり、その構成および動作は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更することができる。例えば、第1および第2の実施形態では、画像登録モジュール103および区分情報生成モジュール105のそれぞれで、画像データから宛先住所領域を自動的に抽出しているが、スキャナモジュール2からの画像データから宛先住所領域を自動的に抽出する抽出部を別途も受けて、その抽出部から画像登録モジュール103および区分情報生成モジュール105へ宛先住所領域の部分画像データを供給してもよい。また、画像登録モジュール103および区分情報生成モジュール105の一方にのみ、宛先住所領域を自動的に抽出する機能を設け、その機能により抽出した宛先住所領域の部分画像データを他方へ供給してもよい。
また、OCRにおいて、宛先住所領域を指定する矩形領域の範囲を広くすると、宛先住所が印刷された領域以外の部分のロゴ等の不要な文字がOCRによって読み取られるため、読み取り精度が低下する。一方、矩形領域を狭くすると、宛先住所領域の一部がOCRによる読み取り対象範囲から外れてしまうことがあり、その場合、宛先住所の一部しか読み取ることができず、読み取り精度が低下する。このようなことから、宛先住所をOCRにより高精度に正確に読み取るためには、宛先住所領域を過不足なく矩形領域で指定する必要がある。この問題は解決するために、上述した第1および第2の実施形態において、修正モジュール107が、修正した宛先住所領域の範囲(座標情報)を区分情報生成モジュール105に供給してもよい。この場合は、区分情報生成モジュール105は、修正した宛先住所領域の範囲において文字の読み取りを行う。修正により、宛先住所領域を過不足なく指定することができるので、OCRによる読み取り精度が向上する。
本発明の活用例として、物流システムにおけるバーコード照合の代替が考えられる。
本発明の第1の実施形態である発送物区分装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す発送物区分装置の修正モジュールの構成を示すブロック図である。 図2に示す修正モジュールによる宛先住所領域の修正処理を説明するためのフローチャートである。 自動検出された発送物の宛先住所領域の画像および矩形領域の範囲を説明するための模式図である。 図2に示す修正モジュールにより修正された矩形領域の範囲を説明するための模式図である。 宛先住所領域の外接矩形の頂点を指定する手順を説明するための模式図である。 図2に示す修正モジュールにより修正された矩形領域の表示画面の一例を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態である発送物区分装置の構成を示すブロック図である。 図8に示す発送物区分装置の修正モジュールの構成を示すブロック図である。 図9に示す修正モジュールによる宛先住所領域の修正処理を説明するためのフローチャートである。 図9に示す修正モジュールにより修正された矩形領域の表示画面の一例を示す模式図である。 図9に示す修正モジュールの座標記憶モジュールの、矩形領域の座標情報の格納形式を説明するための図である。 データ格納モジュールのデータ格納形式を説明する図である。 本発明の他の実施形態である画像処理装置の構成を示すブロック図である。 図14に示す画像処理装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図14に示す画像処理装置を適用した発送物区分装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 制御部
2 表示部
3 入力部
4 スキャナ部

Claims (11)

  1. 入力部と、
    表示部と、
    スキャナ部と、
    前記スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出し、該検出した矩形領域の画像データを前記表示部に表示させるとともに、該矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算する制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けると、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する、画像処理装置。
  2. 前記制御部は、前記表示部に表示された画像上の、前記矩形領域の範囲を修正するための方形の枠の各頂点のうちの3つの頂点の座標を指定する旨の入力を、前記入力部を通じて受け付けると、前記矩形領域を前記指定された3つの頂点の座標に基づく方形の枠で示される領域に修正する、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 記憶部をさらに有し、
    前記制御部は、前記特定の文字領域に含まれる文字列を読み取り、該文字列の情報を、前記ユニークな数量と関連付けて前記記憶部に格納する、請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記制御部は、
    前記スキャナ部にて順次取り込まれた、同一形状の複数の対象物の画像データのそれぞれについて、前記矩形領域の画像データを抽出し、該抽出した矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算し、該計算したユニークな数量、該抽出した矩形領域の座標情報および該取り込まれた対象物の画像データを、対象物別に、前記取り込まれた順番に従って前記記憶部に順に格納し、
    その後、前記記憶部に格納された各対象物の画像データおよび矩形領域の座標情報を、前記取り込まれた順番に従って前記表示部に順に表示させるとともに、現在表示している対象物の画像上の矩形領域の範囲を修正するために、現在表示している対象物より前に取り込まれた対象物の矩形領域の座標情報に基づく範囲を参照情報として前記表示部に表示させ、
    前記入力部を通じて前記参照情報として表示した矩形領域の範囲を選択する旨の入力を受け付けると、現在表示している対象物の矩形領域をその選択した矩形領域の範囲に修正し、該修正した矩形領域の画像データに基づいて現在表示している対象物の前記ユニークな数量を再計算し、該再計算した結果および該修正した矩形領域の座標情報に基づいて前記記憶部の対応するユニークな数量および矩形領域の座標情報を更新する、請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 外部ネットワークに接続されるインタフェース部をさらに有し、
    前記制御部は、前記記憶部に格納された前記文字列の情報およびユニークな数量を、前記インタフェース部を通じて外部装置に送信する、請求項3または4に記載の画像処理装置。
  6. 前記制御部は、前記インタフェース部を通じて、前記外部装置が生成した、前記対象物に関する情報および前記ユニークな数量を、前記外部装置から受信し、該受信した前記対象物に関する情報およびユニークな数量を前記記憶部に格納し、その後、前記スキャナ部により前記対象物の画像データが取り込まれると、該画像データから抽出した矩形領域の画像データまたはその修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算し、該計算したユニークな数量を検索キーとして用いて、前記記憶部から前記対象物に関する情報を取得し、該取得した情報を前記表示部に表示させる、請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記特定の文字領域が、宛先住所を示す宛先住所領域である、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 入力部と、
    表示部と、
    スキャナ部と、
    前記スキャナ部へ発送物を供給する供給部と、
    与えられた区分情報に従って前記発送物を区分する区分部と、
    配達区域毎のコードと各配達区域の住所情報とを対応付けて格納したテーブルを備えており、前記スキャナ部で読み取った前記発送物の画像データから宛先住所を示す宛先住所領域を含む矩形領域を検出し、該検出した矩形領域の画像データから前記宛先住所を読み取り、該読み取った宛先住所に基づいて前記テーブルから該当するコードを取得し、該取得したコードを前記発送物の前記区分情報として前記供給部に供給する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記検出した矩形領域の画像データを前記表示部に表示させるとともに、該矩形領域の画像データから前記宛先住所の文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算し、
    前記表示部に表示された画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を、前記入力部を通じて受け付けると、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する、発送物区分装置。
  9. ネットワークを介して相互通信可能に接続される第1および第2の画像処理装置を有する画像照合システムであって、
    前記第1および第2の画像処理装置のそれぞれは、
    入力部と、
    表示部と、
    スキャナ部と、
    記憶部と、
    前記スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出し、該検出した矩形領域の画像データを前記表示部に表示させるとともに、該矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算する制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    前記特定の文字領域に含まれる文字列を読み取り、該文字列の情報を、前記ユニークな数量と関連付けて前記記憶部に格納し、
    前記入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けた場合は、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算するように構成されており、
    前記第1および前記第2の画像処理装置は、互いの前記記憶部に格納された情報を参照可能であり、
    前記第1および第2の画像処理装置の一方の前記制御部は、計算した前記対象物のユニークな数量を検索キーとして用いて、他方の画像処理装置の前記制御部が前記記憶部に格納した情報から該当する文字列の情報を取得し、該文字列の情報を前記表示部に表示させる、画像照合システム。
  10. 入力部と、表示部と、対象物の画像データを取り込むスキャナ部とを有するシステムのコンピュータにより実行される画像処理方法であって、
    スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出し、
    検出した前記矩形領域の画像データを表示部に表示させ、
    検出した前記矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算し、
    入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けた場合に、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する、画像処理方法。
  11. スキャナ部で読み取った対象物の画像データから特定の文字領域を含む矩形領域を検出する処理と、
    検出した前記矩形領域の画像データを表示部に表示させる処理と、
    検出した前記矩形領域の画像データから前記特定の文字領域に含まれる文字列により特徴付けられるユニークな数量を計算する処理と、
    入力部を通じて、前記表示部に表示された表示画像上の前記矩形領域の範囲を修正するための入力操作を受け付けると、該修正がなされた矩形領域の画像データから前記ユニークな数量を計算する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
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