JP5256114B2 - 複合伸縮部材の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

複合伸縮部材の製造方法およびその製造装置 Download PDF

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Description

本発明は、複合伸縮部材の製造方法およびその製造装置に関する。
複合伸縮部材として、必要な部分にのみ弾性伸縮性をもたせたシート材が知られており、このような複合伸縮部材は例えば使い捨ておむつやおむつカバー等の吸収性物品の伸縮部形成用の素材シートとして広く使用されている。
例えば特許文献1では、連続的に搬送される基材シートに、複数本の糸状弾性部材を伸長状態で配設し、その全長にわたってシートに固着した後、弾性部材切断用のカットロールで搬送方向に間断的に加圧して所定の領域の弾性部材を部分的に切断する。これによって弾性部材を切断していない弾性領域と、弾性部材を切断した部分の非弾性領域とを搬送方向に交互に形成する方法が開示されている。
また、特許文献2には、2層のシート材の間に複数本の弾性部材を配置し、これらの弾性部材をシート材に固着せずに、伸縮方向及びこれに直交する方向の箇所で両シート材を間欠的に接合した複合材が開示されている。これによって前記弾性部材に直交する方向に連続した襞を形成する方法が開発された。この新たに開発されたギャザー構造を有する複合部材は、弾性部材をシート材やの弾性部材の端部以外ではシート材に接合することなく、弾性部材を避けてシート材同士を間欠的に接合する。そのため、弾性部材を接合するための接着剤の使用量が大幅に低減され、シート材の感触が柔らかく、見た目も美しいギャザーを形成し得る。
特開2002−253605号公報 特開2005−80859号公報
ところで、上記特許文献2に記載のギャザー構造を有する複合伸縮部材は、前記弾性部材の位置にかからないようにシート材を接合することが必要である。そのため弾性部材がその全長にわたって固着された場合と異なり、伸長方向に延びる弾性部材の位置と接合部の位置とを正確に把握し、弾性部材の位置に重ならないようにシート材を接合することが求められる。具体的には以下のとおりである(図9参照)。すなわち、複合伸縮部材10を作製する際、凹凸ロール8およびアンビルロール7は加熱されており、凹凸ロール8の突条9が第1シート材21,第2シート材22をアンビルロール7に対して押圧することにより、この突条9の部分で両シート材が熱エンボスにより接合される。このとき、仮に、第1シート材21及び第2シート材22に対して糸ゴム1の搬送中にその位置がずれて、凹凸ロール8の突条列の間からロール軸方向へ外れて突条9の位置にかかる場合を想定すると、糸ゴム1が突条9に圧潰されて切断されてしまうことがありえる。従来の弾性部材をシート材に対して全長で固着したものでは切断位置の近傍でその収縮が止まるが、特許文献2のものは弾性部材が全長固着でないため、弾性部材が切断されると製造ラインの長い領域でこれが収縮することとなる。そのようなことになれば、製造部材に相当の無駄が出てしまい、また製造ラインの復帰にも時間を要してしまう。
本発明は、上記の特許文献2に示されたようなギャザー構造を有する複合部材の構造上の特徴に鑑み、2層のシート材の所定の位置を通るように該両シート材の間に伸長状態で弾性部材を配置する際に、前記弾性部材の導入位置の調節制御を可能にした複合伸縮部材の製造方法およびその製造装置を提供することに関する。
本発明は、2層のシート材間に複数本の弾性部材を伸長状態で導入し、前記弾性部材が配されていない部位において前記2層のシート材を接合する接合部を前記シート材面に関し前記弾性部材の伸縮方向及びそれに直交する方向に間欠的に配列して形成する複合伸縮部材の製造方法であって、前記シート材を撮像して画像データを取得し、該画像データより前記シート材の接合部及び弾性部材の位置を特定して前記弾性部材の伸縮方向に直交する方向において隣接する前記接合部間の中心位置と該接合部間の弾性部材の位置とのずれ量を得て、かつ該ずれ量に基づいて補正必要量を算出し、該補正必要量に基づいて前記複数本の弾性部材のシート材間への導入位置を制御する複合伸縮部材の製造方法を提供するものである。
また、上記複合伸縮部材の製造方法に好適に使用される、2層のシート材を重なるように供給しつつその間に複数本の並列する弾性部材を伸長状態でその伸長方向に送り込み、各前記弾性部材の間を前記シート材の上下から接合する複合伸縮部材の製造装置であって、前記弾性部材を案内する溝部を有し弾性部材を導入する案内手段と、前記案内手段の位置を調整する位置決め手段と、前記弾性部材を挟み込んだシート材を照射する照明具と、該照射された位置で前記シート材を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像して取得した画像データから前記シート材の接合部及び弾性部材の位置を特定して前記弾性部材両側の前記接合部間の中心位置に対する前記弾性部材の位置のずれ量を得て、かつ、該ずれ量から補正必要量を算出する情報処理手段とを備えた複合伸縮部材の製造装置を提供する。
本発明の製造方法及び製造装置によれば、2層のシート材の所定の位置を通るように該両シート材の間に伸長状態で弾性部材を配置する際に、この弾性部材の導入位置の調節制御を可能にし、複合伸縮部材の良品を高速かつ連続して効率的に製造することができる。また、本発明の製造方法によれば、前記弾性部材の導入位置の調節制御をシステム化することにより工程上の負担となる目視による確認を必要とせず、また該目視確認による感覚的な調整のバラつきを抑えることができる。
本発明に係る複合伸縮部材の製造方法の一実施態様を製造装置の模式的な斜視図とともに示した説明図である。 図1の矢視A方向からみた部分的な拡大斜視図である。 複合伸縮部材に対する撮像手段と照明具の配置関係を示した詳細拡大図であって、図1の矢視Bからみた一部断面正面図である。 撮像手段で撮像され画像化された複合伸縮部材の表面の画像を模式化して示した画像図である。 図4の領域Vの拡大画像図である。 本発明によって得られた複合伸縮部材を用いて製造した使い捨ておむつの一実施形態を模式的に示す斜視図である。 図6に示した領域IIを拡大して示す一部切欠斜視図である。 図6に示したおむつを展開したおむつ素材を製造工程時の連続した状態と対応させて模式的に示した一部切欠平面図である。 仮に凹凸ロールの突条列の間からロール軸方向へ外れて糸ゴムが突条に圧潰された場合の状態を示す図2と同様部分の拡大斜視図である。
以下、本発明の製造方法の実施態様について説明する。
図1は本発明に係る複合伸縮部材の製造方法の一実施態様をそれに好適に使用される製造装置の模式的な斜視図とともに示した説明図であり、図2は図1の矢視A方向からみた部分的な拡大斜視図である。なお、図2及び後述の図9は、弾性部材(糸ゴム)1と突条9との位置関係の理解のため、ニップロール4を省略し凹凸ロール8とアンビルロール7に第1シート材21及び第2シート材22が漸次接近して重合するように示し、また図1に示した各部材ないし装置の構造部の寸法を変えて示している。
図1に示す複合伸縮部材の製造装置100は、弾性部材1を案内する溝部6を有し弾性部材1を導入する案内手段であるガイドロール5と、ガイドロール5の位置を調整する位置決め手段(ステッピングモータ)19と、弾性部材1とこれを挟み込んだ第1シート材21及び第2シート材22からなる複合伸縮部材10を照射する照明具12と、照明具12で照射された位置でシート材の表面を撮像する撮像手段11と、弾性部材1の位置のずれ量や補正必要量を算出する情報処理手段50とを備えている。
図1に示したように第1シート材21及び第2シート材22とが徐々に近づいて重ね合されるよう両シート材が上下ニップロール4間に送り込まれる。そして同時に複数本の平行に配列された糸状の弾性部材(糸ゴム)1がガイドロール5に案内されつつ両シート材間に挟み込まれて第1シート材21及び第2シート材22とともに送り込まれる。ガイドロール5は第1シート材21及び第2シート材22の幅方向に同間隔で配置された複数本の溝部6が形成されており、各溝部6に1本ずつ糸ゴム1が係合してニップロール4に引き込まれる。このとき糸ゴム1は、その長手方向に伸長した状態とされその伸長方向をMD方向(MD方向は不織布等のシート材が製造時に流れる方向をいい、MDは「Machine Direction」の略語である。流れ方向ともいう。なお、CD方向とはMD方向に直交する方向であり、シート材の幅方向と同様である。CDは「Cross Direction」の略語である。)として送られる。糸ゴム1を伸長状態とする方法は常法によればよく、例えばニップロール4とその手前(上流側)のニップロール(図示せず)の回転速度を調節したり、ダンサーロールをニップロール4の手前に配置してこれにより糸ゴム1を伸張するようにしてもよい。ガイドロール5は位置決め手段(ステッピングモータ)19に連結されて第1シート材21及び第2シート材22の幅方向に位置調整される。
図1に示すとおり、この実施形態においては、糸ゴム1を挟み込んだ第1シート材21及び第2シート材22は、次に、凹凸ロール8とアンビルロール7間に送り込まれる。凹凸ロール8は、図2に示されるように、凹凸ロール8の周方向に間欠的に配置された複数個の突条9が形成され、この周方向の突条9の列がロール軸方向に所定の間隔dで配列されている。この突条列の軸方向間隔d1(図2参照)と突状列の幅dの和(以下、この距離を「突条列の配列ピッチ(d+d)」ということがある。)はガイドロール5の溝部6のピッチ(隣接する2つの溝部6の底部中央間の距離)と等しく、したがってガイドロール5の溝部6を通ってくる糸ゴム1,1のピッチdと等しくなる。これにより、ガイドロール5の溝部6によって位置が定められた糸ゴム1は凹凸ロール8の突条9の列の間に挿通され、糸ゴム1は凹凸ロール8の突条9によって踏まれることなく第1シート材21及び第2シート材22とともに凹凸ロール8およびアンビルロール7に挟み込まれて、該両ロールの回転によってMD方向の下流側へと搬送される。
前述のとおり、凹凸ロール8及びアンビルロール7は回転しながら、送り込まれた糸ゴム1を介在する第1シート材21及び第2シート材22を挟みこみ、前記両シート材間において糸ゴム1が配されていない部位において接合部を形成する。具体的には、凹凸ロール8が有する突条9により第1シート材21の表面から押圧して熱エンボスして第1シート材21と第2シート材22とを接合し接合部13が形成される。この際、アンビルロール7は凹凸ロール8の圧着の下支えとなって接合部13の形成を確実なものとする。前記突条9が周方向及び軸方向に間欠的に配されていることから、第1シート材21及び第2シート材22の間に形成された接合部13はCD方向及びMD方向において間欠的に形成される。そして、本実施形態においては突条列の配列ピッチ(d+d)がピッチdと等しくなるよう管理され、前記接合部13は糸ゴム1を踏むことなく形成される。なお、本実施形態においては、熱エンボスにより接合部13を形成する実施形態として示したが、超音波エンボス等、別の加工方法により接合部13を形成するようにしてもよい。
図3は、図1に示した複合伸縮部材10に対する撮像手段11と照明具12との配置関係を模式化して示した拡大図であり、前記複合伸縮部材10の搬送方向の矢視Bからみた一部断面正面図である。本実施形態では、凹凸ロール8のシート材搬送方向下流側で第1シート材21の上方に撮像手段11が配置されている。撮像手段11は第1シート材21の表面を撮像するもので、例えばCCDカメラ(電荷結合素子カメラ)、C−MOSカメラ等を用いることができる。この撮像手段11の近傍に、光Hを投射して第1シート材21を照射する照明具12が配置されている。照明具12としては、例えば一般的なLED(発光ダイオード)照明、ハロゲン電球、蛍光灯等を用いることができ、エネルギー等の観点からLED照明が好ましい。照明具12は、撮像手段11の撮像位置に対して斜め上方から第1シート材21を照射するように配置されている。照明具12の照射範囲は少なくとも撮像手段11による第1シート材21の撮像範囲を含むように設定されることが好ましい。具体的には、糸ゴム1を間に挟んだ第1シート材21および第2シート材22は糸ゴム1の部分がシート材の表面21aから若干盛り上がる形態となる。したがって第1シート材21を斜め上方から照射することにより、糸ゴム1の盛り上がり部分の影がシート材の表面21aに生じ、この影の部分を撮像手段11で撮像することにより糸ゴム1の位置が容易に検出できる。このとき、後述するように接合部13は逆に凹んでいるので影ができ、接合部の位置検出に役立つ。前記照明具12の照射角度θ(図3参照)はシート材の表面21aに対して3°〜80°、特に5°〜60°であることが、検出に適した明暗を得やすく好ましい。
撮像手段11は上記糸ゴム1の検出と同時に凹凸ロール8で圧潰接合した第1シート材21の接合部13を検出する。具体的には、接合部13は凹凸ロール8の突条9部分の圧潰によって第1シート材21の面21aに凹状に圧痕を残す形態となる。そのため上記と同様に照明具12により第1シート材21を斜めに照射することで接合部13の凹状部分に影が生じ、この影を撮像手段11で撮像することにより、接合部13の位置が容易に検出される。撮像手段11により撮像を行うタイミングは特に限定されないが、例えば後述する演算処理装置16から発せられる検査トリガに基づき、所定の間隔で撮像するようにしてもよい。なお、撮像手段11の設置位置では複合伸縮部材10の裏面側に黒色板Kが設けられており、撮像手段11による糸ゴム1あるいは接合部13の位置の撮像が確実かつ容易になるように配慮されている。
撮像手段11は画像処理装置15に接続されている。画像処理装置15は撮像手段11で撮像された画像データを取得して画像処理を行い、第1シート材21の接合部13に対する糸ゴム1の位置のずれ量(Z)を検出する。このずれ量(Z)のデータは演算処理装置16へ送信される。画像処理装置15には画像モニタ17が接続されており、この画像モニタ17によって画像処理装置15で処理された画像を画面上に表示させる。本実施形態においては、上記の画像処理装置15及び演算処理装置16により情報処理手段50が構成されている。これらは本実施形態のようにそれぞれ独立した装置として設置しこれらを配線を介して連結しても、これとは別に一体の装置としてもよい。あるいは、画像処理装置15及び演算処理装置16をさらに分割した多数のユニットから構成したり、別の装置として例えばモータ制御装置18や画像モニタ17を含めた情報処理手段としてもよい。画像処理装置15及び演算処理装置16は、典型的には、データ入力部、記憶装置部、演算部、及びデータ出力部を具備するハードウェアと、演算処理を行うためのプログラムであるソフトウェアとを備えている。
本発明の実施形態は前記のものに限定されず、第1シート材21及び第2シート材22は独立した2枚のシート材であっても、1枚のシート材を幅方向に折り畳んで2層にしたものであってもよく、また各シート材が複数のシート材を積層したものであったりその他の部材や塗付剤が適用されたものであったりしてもよい。前記実施形態の製造方法及びその製造装置では、個々の接合部及び弾性部材の位置の撮像は1機の撮像手段で行っているが、これを複数の撮像手段で行ってもよい。
本実施形態の複合伸縮部材10を構成する各材料について説明する。
前記シート材(第1シート材21、第2シート材22)としては、それぞれ、例えばエアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等の各種製法による不織布、織布、編布、樹脂フィルム等、及びこれら2以上を積層一体化させてなるシート材等を用いることができる。見た目に美しく、感触の良い柔軟な襞を形成させる観点から、両シート材又は一方のシート材(特に複合伸縮部材を肌に当接させる用途に用いる場合の肌側の面を形成するシート材)の形成材料は、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布等であることが好ましい。
弾性部材1の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができ、例えば素材としては、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができ、形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状ないし紐状(平ゴム等)のもの、或いはマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
図4は撮像手段11で撮像され画像処理手段15に取り込まれた画像データから複合伸縮部材10の表面の状態を画像化し画像モニタ17に表示させた画像を模式化して示す画像図であり、図5は図4の領域Vの拡大画像図である。2点鎖線Cは、弾性部材(糸ゴム1)の伸縮方向に直交する方向(シート材の幅方向)において隣接する接合部13間の中心位置である。なお、説明のために図4では糸ゴムにずれのない状態を示し、図5では糸ゴムに中心位置Cからのずれがある状態を示した。これらの図面については、工程上の糸ゴム1と画像に表示された糸ゴム画像1g、工程上の接合部13と画像に表示された接合部画像13gとを、それぞれ区別して説明する。本実施態様においては、照明具12による照射によって第1シート材21の上面に糸ゴム1および接合部13の影を明瞭に生じさせる。この位置を撮像手段11により撮像して取得された画像データに基づき、画像処理装置15により糸ゴム画像1g及び接合部画像13gの位置を特定する。
本実施態様においては、画像処理装置15に予め設定され工程上送られてくる接合部13,13のパターンが登録されており、画像処理装置15において上記撮像し取得された画像上の接合部画像13g,13gの中心位置Cを中心座標として特定する。他方、糸ゴム1,1の位置、詳しくはそのエッジ位置を、前記画像データに基づき座標として特定する。上記のようにして照合された接合部13g,13gのパターン形状における中心座標と糸ゴム画像1gのエッジ位置が特定され、接合部13の中心座標からの前記糸ゴム画像1gのずれ量(距離)が測定される。なお、ずれ量(Z)は接合部間の中心位置Cと糸ゴム画像1gのエッジ位置で特定したが、前記糸ゴム画像1gのCD方向中心位置を検出して接合部間の中心位置Cとのずれ量を求めてもよい。理想的な状態では、糸ゴム画像1gのCD方向の配置は前記中心位置Cに一致した状態になるが、糸ゴムガイドの取り付け位置のずれ、走行中に糸ゴム1のガイドロール5からの外れ、搬送シート材の蛇行、搬送シート材の幅縮みなどにより、糸ゴム画像1gのCD方向の配置が接合部13g間の中心位置Cからずれることがある。こうして生じる前記中心位置Cからの位置のずれをずれ量(Z)として画像処理装置15が検出する。
上記接合部13の間隔(図4中のd)は通常0.5mm〜20mmであり、また狭い設定としたときには1mm〜5mmと狭小な幅であることから、この幅において許容されるずれ量(Z)は微小なものである。これを目視により正確に把握して調節することは難しく、ずれの認識に個人差も発生する。
これに対し、本発明の製造方法および製造装置によれば、このような接合部間における糸ゴム1の位置の微妙なずれのずれ量(Z)を確実に検出し、後述する補正必要量の算出、これに基づく演算処理を介して適切な位置補正を行って、糸ゴム1を切断することなく、品質の安定した製品を高速かつ効率的に生産することを可能とする。したがって、新たに開発されたギャザー構造を有する複合部材(特許文献2参照)の襞目を細かくとったときにも、その製造に好適に対応することができる。また、これにより製品の設計自由度が高まり、例えば一層感触が柔らかく見た目も美しい緻密かつ複雑なパターンの接合部を配した、特有の形態のギャザーをなすものの効率的な連続生産も可能となる。
本実施態様においては、前記補正必要量(Zh)は、上記のようにして検出したずれ量(Z)のデータを弾性部材1の伸縮方向に沿った複数個所において蓄積し、これらの平均値から演算処理により算出される。さらに具体的に述べると、前記補正必要量(Zh)は、前記撮像手段11で撮像して取得した画像データごとの複数蓄積されたずれ量(Z)の平均値から演算処理により算出される。このとき、関連する装置等の動作を図1に戻って説明すると、演算処理装置16は、所定の時間間隔で撮像手段11を作動させる検査トリガ信号を発信して画像処理装置15へ送信する。他方、前記画像処理装置15は、前記検査トリガ信号を受信して撮像手段11を介して取得した画像データからずれ量(Z)を得て、このデータを演算処理装置16に送信する。したがって、検査トリガごとに撮像したシート材搬送方向の連続的もしくは断続的な画像データに基づいて検出されたずれ量のデータが演算処理装置16に蓄積され、前記演算処理装置16はこれにより補正必要量(Zh)を算出する。そして、前記演算処理装置16は、この補正必要量(Zh)を必要なタイミングでモータ制御装置18に送り、ここから送られる動作指令によりステッピングモータ19を駆動しガイドロール5を位置調整する。このようにして、糸ゴム1のシール部13に対するずれの情報がガイドロール5にまでフィードバックされ当該製造条件の制御が実現される。
本実施態様では上述のように、ずれ量(Z)の検出及び補正必要量の算出という一連の情報処理が画像処理装置15及び演算処理装置16からなる情報処理手段50により実施される。なお、上記検査トリガは加工機械の1製品分を360度の角度に割付た電子カムより設定した角度で出すことが好ましい。例えば、後述するおむつ30(図6〜8参照)においてサイド部25,25の間で、つまりウエスト開口部Woの半周の長さの範囲にある検出位置Tにおいて、1回のトリガを発信することが好ましい。
上述の説明で情報処理装手段50により自動的に糸ゴム1の導入位置を調節制御する例を示したが、演算処理装置16等に手動の切り替えスイッチ(切替操作パネル20)を設け、一部手動でステッピングモータ19を調整し操作するようにしてもよい。具体的には、切替操作パネル20上でモータ制御装置18に動作指令を与え、ステッピングモータ19の駆動量および駆動方向(回転量、回転方向)を調整するようにする。この場合、画像モニタ17上には手動調整のためのずれ量の閾値が同時に表示されるようにする。また、上記の実施態様に追加して適宜必要な手段を設けることができる。例えば、ガイドロール5の取り付け位置が大きくずれており、走行中に糸ゴム1がガイドロール5から外れるようなときには糸ゴム1が切れるかもしれず、この糸ゴム切れを検知できるような手段を取り付けておいてもよい。
次に、上述のようにして得られた複合伸縮部材10を用いた吸収性物品の好ましい実施形態(使い捨ておむつ30)について説明する。図6はおむつ30の斜視図であり、図7はその領域IIを拡大した一部切欠斜視図である。図8は使い捨ておむつ30を展開したおむつ素材の平面図であり、これが幅方向に連設されて製造されるときの状態との対応関係を模式的に示している。
先に図1で示したようにして複数本の弾性部材である糸ゴム1が第1シート材21及び第2シート材22の間に配置され複合伸縮部材10が製造され、本実施形態のおむつ30においては、その糸ゴム1の伸縮方向が胴まわり方向に延在するように配置されている。このとき必要な部分として例えば吸収体24が配置される境界近傍部28で、糸ゴム1の端部を止めるよう糸ゴム1を第1シート材21及び第2シート材22との間に接着剤等により接合しておく。このようにすることで、他方ではサイド部25で接合されて固定され、両端が固定された糸ゴム1の良好な伸縮力が発現される(図6、7参照)。本実施形態のおむつ30においては、上方のウエスト開口部Wo(図6参照)付近では全周にわったって糸ゴム1が配置されており、左右両側のサイド部25で糸ゴム1の両端が固定されている。
さらに上記製造方法にかかる実施態様との関係を図8に基づいて詳しく説明する。同図に示したとおり製造時には展開されたおむつ素材300の幅方向に連続した長尺の複合伸縮部材10がMD方向に送られ加工される(図8では中央のおむつ素材300に対し左右にも同様のおむつ素材300があることを簡略化して示している。)。このMD方向は上記図1のMD方向に対応している。図1に示したものでは理解のために糸ゴム1の本数や配置を簡略化しているが、上記おむつ素材300となるように所定の位置に糸ゴム1を配した複合伸縮部材10に対し、レッグ開口部Lo(図6参照)を形成するよう2つのおむつ素材300にわたるレッグ部ホールLhを刳り貫く。これに前後して吸収体24を配設して、同時にサイド部25で糸ゴム1を第1シート材21及び第2シート材22間に挟持しながら接合する。さらに、上述したように吸収体との境界近傍部28でも糸ゴム1が固定されるよう同様に糸ゴム1を接合する。また、糸ゴム1がレッグ部ホールLhにわたり設けられている本実施形態のような場合には、その端部Ltにおいても糸ゴム1を固定するための接合を行う。そして、おむつ素材300の中央線r(図8参照)を基線にして吸収体を内側にして該おむつ素材300を折り曲げ、対面したサイド部25を熱等で接合してサイドシール部を形成し、接合した該サイドシール部の部分で隣接するおむつ素材300が分割されるよう裁断することにより図6に示したパンツ型のおむつ30となる。
本実施形態の使い捨ておむつ30は、伸縮性及び通気性がよく、肌に触れた感触が柔らかで履き心地がよく、しかも見た目に装飾的で美しいという優れた効果を奏する。特に着用時には接合部13の間に身丈方向に延びる空孔が形成され、肌当たりの柔らかさや通気性が極めて良好であり好ましい。このとき本実施形態のように開口端26(図6、7参照)から空気が出入りするようにすれば一層良好な通気性が得られる。本実施形態のおむつ30及びその素材300の製造方法については、例えば特開2008−161514号公報を参考にすることができる。
前記の実施形態では使い捨ておむつの素材に適用した例を説明したが、本発明に係る複合伸縮部材の製造方法及びその製造装置は、その他のサニタリー製品に適用してもよく、またサニタリー製品以外に弾性部材を使用した他の伸縮部材の製造にも同様に適用可能である。
これまで述べた実施形態では接合部13を凹凸ロール8の有する突条9によってシート材を圧着し接合する実施態様を示したが、本発明においては前記接合部13の形成方法は特に限定されず、接着剤による接合方法であってもよい。
これまで述べた実施形態では、複合伸縮部材は2層のシート材間に複数本の弾性部材を配置したが、シート材は2層に限られず3層や6層等、複数層のシート材間に弾性部材を配置して構成してもよい。
1 弾性部材(糸ゴム)
4 ニップロール
5 ガイドロール
7 アンビルロール
8 凹凸ロール
9 突条
10 複合伸縮部材
11 撮像手段
12 照明具
13 接合部
15 画像処理装置
16 演算処理装置
17 画像モニタ
18 モータ制御装置
19 ステッピングモータ
20 切替操作パネル
21 第1シート材
22 第2シート材
24 吸収体
25 サイド部
26 開口端
28 吸収体との境界近傍部
30 使いすておむつ
50 情報処理手段
100 複合伸縮部材の製造装置
300 おむつ素材

Claims (7)

  1. 2層のシート材間に複数本の弾性部材を伸長状態で導入し、前記弾性部材が配されていない部位において前記2層のシート材を接合する接合部を前記シート材面に関し前記弾性部材の伸縮方向及びそれに直交する方向に間欠的に配列して形成する複合伸縮部材の製造方法であって、
    前記シート材を撮像して画像データを取得し、該画像データより前記シート材の接合部及び弾性部材の位置を特定して前記弾性部材の伸縮方向に直交する方向において隣接する前記接合部間の中心位置と該接合部間の弾性部材の位置とのずれ量を得て、かつ該ずれ量に基づいて補正必要量を算出し、該補正必要量に基づいて前記複数本の弾性部材のシート材間への導入位置を制御する複合伸縮部材の製造方法。
  2. 前記補正必要量は、弾性部材の伸縮方向に沿った複数個所のずれ量の平均値から算出される請求項1記載の複合伸縮部材の製造方法。
  3. 前記補正必要量は、前記撮像手段で撮像して取得した画像データごとの複数蓄積されたずれ量の平均値から算出される請求項1又は2に記載の複合伸縮部材の製造方法。
  4. 前記複数本の弾性部材は案内手段により所定間隔で並列して前記2層のシート材間に導入されており、前記案内手段は位置決め手段により前記シート材の幅方向に移動可能にされており、前記補正必要量に基づいて前記位置決め手段を動作させて前記弾性部材の導入位置を制御する請求項1〜3の何れか1項に記載の複合伸縮部材の製造方法。
  5. 前記撮像手段により撮像する位置において前記シート材の表面を照明具により斜めに照射する請求項1〜4の何れか1項に記載の複合伸縮部材の製造方法。
  6. 2層のシート材を重なるように供給しつつその間に複数本の並列する弾性部材を伸長状態でその伸長方向に送り込み、各前記弾性部材の間を前記シート材の上下から接合する複合伸縮部材の製造装置であって、
    前記弾性部材を案内する溝部を有し弾性部材を導入する案内手段と、
    前記案内手段の位置を調整する位置決め手段と、前記弾性部材を挟み込んだシート材を照射する照明具と、
    該照射された位置で前記シート材を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像して取得した画像データから前記シート材の接合部及び弾性部材の位置を特定して前記弾性部材両側の前記接合部間の中心位置に対する前記弾性部材の位置のずれ量を得て、かつ、該ずれ量から補正必要量を算出する情報処理手段とを備えた複合伸縮部材の製造装置。
  7. 前記情報処理手段が、さらに前記補正必要量に基づき前記位置決め手段を動作させる制御装置を含む請求項6に記載の複合伸縮部材の製造装置。

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