JP5255415B2 - シール部材 - Google Patents

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本発明は、シール部材に関する。
従来のシール部材にあっては、たとえば、複筒型の油圧緩衝器のシリンダと外筒の開口端に嵌合する環状のロッドガイドに積層されて、上記ロッドガイドに軸支されてシリンダ内に進退されるロッドの外周をシールするものが知られており、具体的には、ロッドガイドに積層される孔空き円盤状のインサートメタルと、インサートメタルの内周に保持されてロッドの外周に摺接するオイルリップおよびダストリップと、インサートメタルの外周に保持されてロッドガイドの外周に設けた環状の切欠内に挿入されて外筒の内周をシールする外周シールとを備えて構成されており、シリンダ内を油密に保つようにしている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2007−120514号公報
上記シール部材は、機能上、特に問題はないのであるが、以下の点で改善の余地がある。
というのは、シール部材のインサートメタルは、シリンダ或いは外筒の開口端を加締めて固定されることを念頭に、その肉厚が加締め荷重に耐えうる程度の厚さに設定されるので、シール部材全体として重量が重いだけでなくコストも高く、軽量化と経済性の向上が要望されている。
また、オイルシール、ダストシールおよび外周シールといったゴム材料と金属であるインサートメタルの一体化は、予めインサートメタルが挿入される金型内に高温のゴムを注入してインサートメタルにゴムを溶着するインサート成形で行われるが、インサートメタルの外径は、油圧機器が単筒型の場合にはシリンダ内径と同径に設定され、油圧機器が複筒型の場合にはシリンダを覆う外筒の内径と同径に設定されるので、外径が大きく、1セットのインサート成形の金型で成形可能なシール部材の取数が少なく、また、インサートメタルの脱脂工程および接着剤塗布工程といったインサート成形前に要する加工にも手間がかかり、加工コストが高く、この点でも経済性の向上が望まれている。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、シール機能を損なうことなく軽量化と経済性を向上することが可能なシール部材を提供する事である。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、容器の開口端に嵌合されるとともに外周の環状溝内にシールリングを装着させた環状のロッドガイドに積層され、且つロッドガイドに軸支されて容器内に進退されるロッドの外周をシールするシール部材において、外径が容器内径より小径に設定された環状のインサートメタルと、ロッドの外周に摺接するとともにインサートメタルに保持されるシールリップとを有する環状のシール本体と、内周にシール本体が嵌合される環状のシールホルダとを備え、上記シールホルダをプレス加工で成形し、当該シールホルダを上記ロッドガイドの水平な上面に積層させた状態で上記容器の管端加締で固定させたことを特徴とする。
各請求項の発明によれば、シール部材がインサートメタルに保持されるシールリップとを有するシール本体と、ロッドガイドに積層されて容器の管端加締で固定されるとともに内周にシール本体が嵌合される環状のシールホルダとで構成されることによって、シール機能はそのままに、インサートメタルが小径、小型化されて脱脂や接着剤塗布作業が高速化され、インサート成形における1セットの金型で取れる取数が多くなって効率的に製造することができる。
また、シールホルダは、プレス加工にて成形しているので、これを容易に成形することができ、シール部材をシール本体とシールホルダのツーピースにしても製造コストの増加を招くことはない。
したがって、シール部材をシール本体とシールホルダとで構成することで、インサートメタルの肉厚を厚く確保せざるを得ない従来のシール部材に比較して、シール本体とシールホルダの合計の重量は軽量となり、この点でもコストも軽減されることになる。
よって、本発明のシール部材によれば、シール機能を損なうことなく軽量化と経済性を向上することが可能となるのである。
さらに、各請求項の発明によれば、ロッドガイドの外周の環状溝内にシールリングを装着しているので、ロッドガイドの外周は、シールリングによってシールされる。
シールホルダは、ロッドガイドの水平な上面に積層されるとともに外筒の管端加締めによって固定されるとともに上記のようにロッドガイドの外周のシールをシールリングで行うようにしているから、ロッドガイドには従来技術におけるロッドガイドのように上端面の外周に開口部を持ち、外周シールが挿入される切欠が無いのでロッドガイドの上端面で外筒を加締める際の荷重を受けることができ、シールホルダの肉厚を厚くして当該加締め荷重を受ける必要が無い。
以下、本発明のシール部材を図に基づいて説明する。図1は、一実施の形態におけるシール部材を適用した複筒型緩衝器のヘッド部の縦断面図である。図2は、一実施の形態におけるシール部材を適用した複筒型緩衝器へガスを封入する工程を説明する図である。図3は、一実施の形態の一変形例におけるシール部材を適用した複筒型緩衝器のヘッド部の縦断面図である。
一実施の形態におけるシール部材Sは、図1に示すように、この場合、容器を緩衝器の外筒2として、油圧緩衝器のヘッド部たるシリンダ1の上端部に具現化されている。詳しくは、この油圧緩衝器は、シリンダ1と、シリンダ1の外方に配置されるとともにシリンダ1を覆う外筒2と、シリンダ1の開口端および外筒2の開口端を閉塞すると共にシリンダ1内に移動自在に挿入されるロッド3を軸支するロッドガイド4とを備え、シール部材Sは、ロッドガイド4に積層されて外筒2に固定され、ロッド3の外周をシールしている。
また、シリンダ1の下方には、図示はしないが、ロッド3の図外下端に連結されるピストンが摺動自在に挿入されており、このピストンでシリンダ1内に作動油で満たされるロッド側室R1と図外のピストン側室が区画され、さらに、シリンダ1と外筒2との間にはガスと作動油が充填されるリザーバRが形成されている。すなわち、この緩衝器は、いわゆる複筒型の緩衝器として構成されている。なお、上述したところでは、緩衝器は、作動油を作動流体とする油圧緩衝器とされているが、作動流体は他の液体とされてもよく、また、気体としてもよい。
つづいて、ロッドガイド4は、環状に形成されており、図1中下端からは凸部4aが下方へ突出するように設けられ、この凸部4aがシリンダ1の図1中上端となる開口端に嵌まり込んで、シリンダ1の上端を閉塞する。また、ロッドガイド4は、外筒2の図1中上端となる開口端の内周側に挿入されて、外筒2の上端をも閉塞する。
なお、ロッドガイド4の外周には、全周に亘って形成される環状溝4bを備えており、当該環状溝4b内には、外筒2の内周に密着してロッドガイド4と外筒2との間をシールするシールリング5が装着されている。
さらに、ロッドガイド4の内周に筒状のベアリング6が装着されており、このベアリング6内にロッド3が摺動自在に挿入されている。また、ロッドガイド4の図1中上端内周側には凹部4cと、凹部4cの外周部に連なる段部4dが設けられるとともに、上記した段部4dの外縁からロッドガイド4のリザーバRに臨む面までを連通する連通孔4eが設けられている。
つづいて、このロッドガイド4の図1中上方に積層されるシール部材Sは、図1および図2に示すように、シール本体10と、シールホルダ11とを備えて構成されている。シール本体10は、環状であってその外径が外筒2の内径より小径に設定されて内側へのロッド3の挿通を許容するインサートメタル12と、環状であってロッド3の外周に摺接するとともにインサートメタル12に保持されるシールリップ13と、環状であってロッド3の外周に摺接するとともにインサートメタル12に保持されるダストリップ14と、インサートメタル12の外周に一体化される環状シール15とを備えて構成されている。
より詳しくは、インサートメタル12は、シールホルダ11の内周に嵌合する筒部12aと、筒部12aの図1中上端から内周側へ延長されるフランジ12bとを備えて構成されており、シールリップ13は、インサートメタル12のフランジ12bよりロッドガイド側となる下方側に一体化されて保持されており、ダストリップ14は、インサートメタル12のフランジ12bより反ロッドガイド側となる上方側に一体化されて保持されている。
また、シールホルダ11は、ロッドガイド4の図1中上面に積層されて容器たる外筒2の管端加締めによって外筒2に固定される環状プレート11aと、環状プレート11aの内周からロッドガイド4から離間する方向となる図1中上方へ立ち上がる筒状のソケット11bと、ソケット11bの反ロッドガイド側となる図1中上端から内方へ突出する環状のストッパ11cとを備えて構成され、ソケット11bの内周にインサートメタル12の筒部12aの外周が嵌合されるようになっている。
そして、この場合、シールホルダ11が外筒2に固定される都合上、インサートメタル12は、外筒2への固定をシールリップ13とダストリップ14を保持するのみでよいので、筒部12aの外径は、従来のインサートメタルに比して小径に設定することができ、ソケット11bの内径はインサートメタル12の外径に応じて設定すればよい。なお、シールリップ13の外周には、シールリップ13のロッド3を締め付ける緊迫力を補償する環状のガータスプリング16が装着されている。
このように構成されたシール本体10をシールホルダ11の内周へ嵌合すると、インサートメタル12の筒部12aの外周に設けた環状シール15がシールホルダ11のソケット11bの内周に圧縮された状態で密着して、シール本体10とシールホルダ11との間がシールされる。
また、シール本体10には、シリンダ1や外筒2内に圧力の作用によって、図1中上方へ押し上げる方向の力が作用するが、外筒2の加締めによって固定されるシールホルダ11のソケット11bの上端に設けたストッパ11cでシール本体10の上方への移動が規制されるので、シール本体10の緩衝器からの脱落が阻止されている。
したがって、上記シール部材Sをロッドガイド4に積層して外筒2に固定すると、シール部材Sのシールリップ13がロッド3の外周に緊迫力を持って摺接して、ロッド3の外周がシールされる。また、ロッドガイド4の外周は、上述のようにシールリング5によってシールされるので、緩衝器のシリンダ1内が油密にシールされるとともに、シリンダ1と外筒2との間へのリザーバRからの気体の漏洩も防止される。
なお、インサートメタル12の形状としては、フランジ12bが筒部12aの図1中下端に設けられる形状であってもよく、また、断面が矩形であってもよいが、上述のように筒部12aとフランジ12bとを備える形状とされることで、シールリップ13とダストリップ14の芯金として機能しつつ重量を軽量化することができる利点がある。
また、シールホルダ11は、上述のように、ロッドガイド4の図1中水平な上面に積層されるとともに外筒2の管端加締めによって固定されるが、ロッドガイド4の外周のシールをシールリング5で行うようにしており、ロッドガイド4には従来技術におけるロッドガイドのように上端面の外周に開口部を持ち、外周シールが挿入される切欠が無いのでロッドガイド4の上端面で外筒2を加締める際の荷重を受けることができ、シールホルダ11の肉厚を厚くして当該加締め荷重を受ける必要が無い。
さらに、シールリップ13は、少なくとも外筒2の内径より小径であって、従来のシール部材のインサートメタルに比較して小径で小型に設定されるインサートメタル12に一体化されるため、インサートメタル12の脱脂および接着剤塗布作業時間も短縮され、また、シールリップ13をインサートメタル12に溶着して一体化するインサート成形する際にも、インサートメタル12が小径小型であるため金型の面積が同じであれば従来のシール部材より1セットの金型で取れる取数も多くなり、シールホルダ11にはシールを一体化する必要も無いので、シール部材Sを効率よく製造することができ製造コストも低減される。
また、シールホルダ11は、上記の如くの形状を採用することでプレス加工にて容易に成形することができ、シール部材Sをシール本体10とシールホルダ11のツーピースにしても製造コストの増加を招くことはない。
したがって、シール部材Sをシール本体10とシールホルダ11とで構成することで、インサートメタルの肉厚を厚く確保せざるを得ない従来のシール部材に比較して、シール本体10とシールホルダ11の合計の重量は軽量となり、製造コストも軽減されることになる。
つづいて、このシール部材Sが適用されているのは、複筒型の緩衝器であり、複筒型緩衝器を製造するには、リザーバR内へガスを封入する必要がある。ここで、従来のシール部材を用いてリザーバへガスを封入するには、シール部材をロッドガイドに完全には積層せずに、少々浮かせた状態で外筒内に嵌合させて外筒の管端を仮加締めして、シール部材の抜けを阻止するとともに、シール部材の外周シールをロッドガイドの外周に設けた環状切欠内に完全には密着させない状態としておき、ガスをシール部材の外周と外筒との間からリザーバへ封入し、ガス封入後にシール部材を完全にロッドガイドへ密着させて外筒の管端を本加締めする工程を経ることになる。
これに対して、上記したシール部材Sは、シール本体10とシールホルダ11のツーピースの部品により構成されており、図2に示すように、シール本体10をロッドガイド4の凹部4c側に押し込んでシールホルダ11との間に隙間を形成した状態で、シールホルダ11をロッドガイド4に完全に積層して外筒2の管端を本加締めして固定しておき、上記隙間からガスを注入してやると、ガスはロッドガイド4の連通孔4eを介してリザーバR内へ送り込むことができる。なお、シール本体10を凹部4cへ押し込んで、ガスをリザーバR内へ注入するとシール部材Sが注入されるガスに押されて、シールリップ13が凹部4cの図2中上面に密着してシールするので、ガスをリザーバR内のみに注入でき、シリンダ1内へ注入されることがない。
リザーバR内へ所定量のガスの注入が終了すると、シール本体10は、外筒2およびシリンダ1内の圧力で図2中上方へ押し上げられてシールホルダ11のソケット11b内に侵入して嵌合し、ストッパ11cによってシール本体10がソケット11b内に留まり、環状シール15がソケット11bの内周に密着して自動的にシリンダ1および外筒2内を密封状態とする。
このように本実施の形態のシール部材Sを複筒型緩衝器のロッド3周りのシールに適用すると、リザーバRへのガスの封入に際し、外筒2の管端加締め工程と、リザーバRへのガス封入工程を分離することが可能となる。
すなわち、従来のシール部材を用いてリザーバへガスを封入する場合、外筒の加締め工程とガス封入工程とを分離することができず、両工程を同時に行うことができる加工装置を用いてガス封入を行うので、加工装置が大掛かりで複雑な構造となってしまい、メンテナンスも煩雑となる。対して、本実施の形態のシール部材Sを用いることで、上述のように、外筒2の管端を加締めてシールホルダ11を完全に固定しておいてから、ガスを封入すればよいので、両工程を完全に分離でき、加締め装置の大型化や複雑化を招くことが無く、メンテナンスも容易となるメリットがある。
なお、緩衝器がリザーバRを備えている場合、ロッド3がシリンダ1内に侵入する際に、リザーバR内の気体がロッド3とベアリング6との間を通過して減圧されるロッド側室R1内へ引き込まれることを阻止しつつ、ロッド3に付着した作動油がリールリップ13によって掻き落とされてロッドガイド4の凹部4c内に貯留されて凹部4c内を蓄圧することを解消するために、チェックシールを設ける場合がある。
このようにチェックシールを設ける場合には、図3に示すように、インサートメタル12の筒部12aの下端に外周側に突出する鍔部12cを設け、当該鍔部12cに環状のチェックシール17を形成するとよい。
このチェックシール17は、環状とされてインサートメタル12をインサート品としてインサート成形することによって、インサートメタル12の鍔部12cに一体化して、鍔部12cから延びて先端をロッドガイド4の段部4dに当接させることによって撓み、自身の弾発力でこの先端を当該段部4dに押し付けている。
そして、チェックシール17が撓んで弾発力を発生してその先端がロッドガイド4の段部4dに当接しているので、チェックシール17は、連通孔4eを介してリザーバR内に封入されるガスが凹部4c内へ流入することを防止するとともに、逆に、凹部4c内に作動油や気体が溜まって凹部4c内の圧力が上昇すると撓んで段部4dから離れて作動油をリザーバRへ逃がす機能を発揮する。
このように、シール本体10とシールホルダ11とを別体としても、インサートメタル12にチェックシール17を設けることができ、シール部材Sは、複筒型に設定される緩衝器のシール部材に要求される機能を充分に発揮可能である。
なお、上述したところでは、シール部材Sが複筒型の油圧緩衝器のヘッド部に適用された場合について説明したが、緩衝器の作動流体は作動油以外の液体であっても気体であっても、シリンダおよび外筒内を密封することができ、軽量化と製造コストの軽減が可能であり、当該シール部材Sを適用することが可能である。
さらに、上記したところではシール部材Sは、インサートメタル12にダストリップ14を一体化しているが、ダストリップ14を要しない場合にはこれを省略することもできる。
また、シール部材Sは、上述のように、複筒型緩衝器に適用することでガス封入を容易にするという優れた利点を有するが、単筒型の緩衝器へ適用することも可能で、この場合には、特許請求の範囲に言う容器はシリンダとなり、インサートメタルの外径をシリンダ内径より小径に設定すればよい。また、さらに、シール部材Sは、シリンダ装置やステイダンパといった緩衝器以外の機器のシール部材としても使用可能である。
なお、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されない。
一実施の形態におけるシール部材を適用した複筒型緩衝器のヘッド部の縦断面図である。 一実施の形態におけるシール部材を適用した複筒型緩衝器へガスを封入する工程を説明する図である。 一実施の形態の一変形例におけるシール部材を適用した複筒型緩衝器のヘッド部の縦断面図である。
符号の説明
1 シリンダ
2 外筒
3 ロッド
4 ロッドガイド
4a ロッドガイドにおける凸部
4b ロッドガイドにおける環状溝
4c ロッドガイドにおける凹部
4d ロッドガイドにおける段部
4e ロッドガイドにおける連通孔
5 シールリング
6 ベアリング
10 シール本体
11 シールホルダ
12 インサートメタル
12a インサートメタルにおける筒部
12b インサートメタルにおけるフランジ
12c インサートメタルにおける鍔部
13 シールリップ
14 ダストリップ
15 環状シール
16 ガータスプリング
17 チェックシール
R リザーバ
R1 ロッド側室
S シール部材

Claims (6)

  1. 容器の開口端に嵌合されるとともに外周の環状溝内にシールリングを装着させた環状のロッドガイドに積層され、且つロッドガイドに軸支されて容器内に進退されるロッドの外周をシールするシール部材において、外径が容器内径より小径に設定された環状のインサートメタルと、ロッドの外周に摺接するとともにインサートメタルに保持されるシールリップとを有する環状のシール本体と、内周にシール本体が嵌合される環状のシールホルダとを備え、上記シールホルダをプレス加工で成形し、当該シールホルダを上記ロッドガイドの水平な上面に積層させた状態で上記容器の管端加締で固定させたことを特徴とするシール部材。
  2. インサートメタルは、シールホルダの内周に嵌合する筒部と、筒部の一端から内周側へ延長されるフランジとを備え、インサートメタルのフランジよりロッドガイド側にシールリップを設け、インサートメタルのフランジより反ロッドガイド側にロッド外周に摺接するダストリップを設けたことを特徴とする請求項1に記載のシール部材。
  3. シールホルダは、容器に固定される環状プレートと、環状プレートの内周からロッドガイドから離間する方向へ立ち上がる筒状のソケットと、ソケットの反ロッドガイド側の端部から内方へ突出する環状のストッパとを備えて構成され、ストッパでシール本体のロッドガイドから離間する方向への移動を規制することを特徴とする請求項1または2に記載のシール部材。
  4. シールホルダの内周に密着してインサートメタルとシールホルダとの間をシールする環状シールをインサートメタルの外周に設けたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のシール部材。
  5. 容器は、シリンダの外周を覆ってシリンダとの間にシリンダ内へロッドが進退することによるシリンダ内容積変化を補償するリザーバを形成する外筒を備え、外筒に固定されるシールホルダと、シール本体との間を介してリザーバへのガス充填を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のシール構造。
  6. インサートメタルに保持されるとともにロッドガイドのインサートメタルに対向する端面に押圧されて接触する環状のチェックリップを備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のシール部材。
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