JP5255212B2 - レーザ露光装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ露光装置及び該装置を備えた画像形成装置に関し、より詳細には、デジタル複写機やプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に適用されるレーザ露光装置と、該レーザ露光装置を備えた画像形成装置に関する。
デジタル複写機、レーザプリンタ、あるいはファクシミリ等の画像形成装置が普及している。このような画像形成装置では、レーザ光を走査する光走査装置としてレーザ露光装置が用いられる。画像形成装置で画像形成する場合は、感光体を帯電装置で帯電した後、レーザ露光装置によって画像情報に応じた書き込みを行って、感光体に静電潜像を形成する。そして現像装置から供給されるトナーによって、感光体上の静電潜像を顕像化する。そして感光体上で顕像化されたトナー像を転写装置によって記録用紙に転写し、さらに定着装置によって記録用紙に定着することで、所望の画像が得られるようになっている。
またデジタル複写機やレーザプリンタなどのカラー画像形成装置では、その高速化に伴って複数の感光体をタンデム配列したタンデム方式の装置が実用化されている。ここでは、例えば4つの感光体ドラムを記録紙の搬送方向に配列し、これらの各感光体ドラムに対応した走査光学系によってこれら感光体を同時に露光して潜像をつくり、これらの潜像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの各々異なる色の現像剤を使用する現像器で顕像化する。そしてこれら顕像化されたトナー像を同一の記録紙に順次重ね合わせて転写することにより、カラー画像を得るようにしている。
複数の感光体に同時露光するタンデム方式は、1つの感光体で順次各色毎の画像形成を行う方式に対して、カラーもモノクロも同じ速度で出力できるため、高速プリントに有利である。その反面で、複数の感光体に対応する走査光学系を必要とし、感光体を露光をするための装置が大型化する傾向があり、その小型化が課題となる。また各々の感光体上で顕像化したトナー像を記録紙に重ね転写する際に色ずれが生じないようにすることが課題となる。
レーザ露光装置には、レンズやミラー等の多数の光学要素がそれぞれ最適な位置に配置されている。これらの光学要素は、レーザダイオードによる発光素子から発光した光ビームの光路を導き、またビーム形状を整えて感光体上に精度よく照射するために配置されている。これらの光学要素は、装置の組み立て調整時や、その後の運転を経た後に、位置や角度の調整が必要となる場合がある。
例えば、感光体に光ビームを集束させるレンズの前に配置したミラーが位置ずれを生じた場合には、例えば感光体への光ビームの書き込み位置が適正な位置からずれて、感光体で形成させる画像の質が悪化するという問題が生じる。このようなことは、レーザ露光装置を構成する他の光学要素でも同様である。
このようなレーザ露光装置における光学要素の調整技術に関し、例えば特許文献1には、検出ミラーの角度調整の作業性を向上させることを目的とした光学走査装置が開示されている。
この光学走査装置は、光源部と、その光源部から出射したレーザビームを走査する走査手段と、走査手段により走査されたレーザビームを反射する検出ミラーと、反射したレーザビームを受光部により受光して水平同期信号として検出する検出部とを備え、検出ミラーに角度調整機構を設けて、その調整機構に過調整剰防止機構を設けたことを特徴としている。
特開平4−324415号公報
光学要素の調整は、精度の高い調整を簡便に行うことができるようにすることが好ましい。この場合、光学要素の調整手段は、光学要素の特性に影響を与えることなく、かつ高精度にその角度や位置を調整できる必要がある。従来ではこのような調整作業は正確性を要求され、作業者の熟練が必要であり、簡単な作業で精度の高い調整を確実に実行できるものではなかった。上記の特許文献1においても、検出ミラーの角度調整機構に過調整防止機構を備えているものの、高い精度を必要とする調整作業を誰でも簡単に精度良く実行できるものではなかった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、レーザ露光装置を構成する光学要素の角度や位置を調整する調整機構において、精度の高い調整簡単な作業で確実に実行することができる調整機構を備えたレーザ露光装置、及び該レーザ露光装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、レーザ光を出射するレーザ出射手段と、レーザ出射手段から出射したレーザ光の出射位置を調整する出射位置調整手段とを有、出射位置調整手段は、レーザ光の出射位置を規定する光学手段と、調整部材を回転することにより光学手段を位置変位させる位置変位手段と、調整部材の回動角度を所定の調整単位角度ごとに回動可能に規制する規制手段とを備えたレーザ露光装置であって、転写ベルトと、転写ベルト上に調整マークを形成する調整マーク形成手段と、調整マーク形成手段により形成した調整マークを検出する検出手段と、表示手段と、装置各部を制御する制御手段とを備え、制御手段は、検出した調整マークに基づいて、レーザ光により形成される画像の傾斜量を検出し、検出した傾斜量に基づいて調整部材の調整単位数及び回動方向を前記表示手段に表示させることを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、規制手段が、調整部材の周囲に等間隔で設けられた複数のノッチと、ノッチに係合する弾性部材とを備えることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、出射位置調整手段は、装置背面側を支点に光学手段を角度変更する偏心カムと、光学手段を偏心カムに押圧する第2の弾性部材とを備えることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第2の技術手段において、レーザ露光装置が、少なくとも光学手段及び位置変位手段を収容する筐体を有し、ノッチは、筐体に形成されていることを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、表示手段が、回動方向を矢印で示す表示を行うことを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、表示手段が、調整単位数及び回転方向をそれぞれ長さと形状とで示すアイコンを調整部材の数に応じて表示し、かつ各アイコンを、実際の調整部材の位置関係に一致するように表示することを特徴としたものである。
の技術手段は、第の技術手段において、画像形成装置が、レーザ露光装置によってレーザ光を走査する感光体を備え、調整マーク形成手段は、レーザ露光装置が走査するレーザ光の副走査方向に調整マークを複数の調整マーク群として形成し、調整マーク群の副走査方向の全長を感光体の周長以上とし、制御手段は、検出した調整マークに基づく傾斜量の算出処理を複数回行って平均化し、平均化した傾斜量に基づいて調整単位数及び回動方向を得ることを特徴としたものである。
本発明によれば、レーザ露光装置を構成する光学要素の角度や位置を調整する調整機構において、精度の高い調整簡単な作業で確実に実行することができる調整機構を備えたレーザ露光装置、及び該レーザ露光装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
特に本発明によれば、調整者の技量レベルにかかわらず、所定の光学要素を所望の角度に正確に調整することができ、レーザ光の出射位置の調整作業における作業性及び正確性を向上させることができる。
そして本発明によれば、レーザ光によって形成した画像の傾斜量に従って、所定の調整部材の調整量を所定の調整単位角度の単位数及び調整方向により表示することにより、調整を行う作業者は、その表示に従って調整すればよく、更に調整の作業性を向上させることができる。特に調整部材の調整単位数及び回転方向をそれぞれ長さと形状とで示すアイコンを調整部材の数に応じて表示し、かつそのアイコンを実際の調整部材の位置関係に一致するように表示することにより、調整部材を調整する作業者は、表示を確認することで調整方法を視覚的に容易に把握することができ、調整の作業性をより向上させることができる。
また検出した調整マークに基づく傾斜量の算出処理を複数回行って平均化することにより、例えば感光体ドラムの偏心による調整マークの位置ずれがあっても正しい調整量を算出することができるようになる。
図1は、本発明のレーザ露光装置が適用された画像形成装置の構成例を示す図である。画像形成装置は、外部から伝達された画像データに応じて、所定のシート(記録用紙)に対して多色及び単色の画像を形成するものである。そして、図示するように、露光ユニット1、現像器2、感光体ドラム3、クリーナユニット4、帯電器5、中間転写ベルトユニット6、定着ユニット7、給紙カセット8、排紙トレイ9等を有して構成されている。
なお、本画像形成装置において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像器2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナユニット4は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションが構成されている。
帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、図1に示すように接触型のローラ型やブラシ型の帯電器のほかチャージャー型の帯電器が用いられることもある。
露光ユニット1は、本発明に関わるレーザ露光装置に該当するものであり、図1に示すようにレーザ照射部及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)として構成される。露光ユニット1は、レーザビームを走査するポリゴンミラー201と、ポリゴンミラー201によって反射された光ビームを感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素が配置されている。露光ユニット1を構成する光走査装置の構成は、後述して具体的に説明する。また露光ユニット1は、この他発光素子をアレイ状に並べた例えばELやLED書込みヘッドを用いる手法もある。
露光ユニット1は、帯電された感光体ドラム3を入力された画像データに応じて露光することにより、その表面に、画像データに応じた静電潜像を形成する機能を有する。現像器2はそれぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像を4色(YMCK)のトナーにより顕像化するものである。またクリーナユニット4は、現像・画像転写後における感光体ドラム3上の表面に残留したトナーを、除去・回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルトユニット6は、中間転写ベルト61、中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルトテンション機構63、中間転写ベルト従動ローラ64、中間転写ローラ65、及び中間転写ベルトクリーニングユニット66を備えている。上記中間転写ローラ65は、YMCK用の各色に対応して4本設けられている。中間転写ベルト61は、本発明の転写ベルトに該当するものである。
中間転写ベルト駆動ローラ62、中間転写ベルトテンション機構63、中間転写ベルト従動ローラ64、及び中間転写ローラ65は、中間転写ベルト61を張架し、矢印M方向に回転駆動させる。また各中間転写ローラ65は、中間転写ベルトユニット6の中間転写ベルトテンション機構63の中間転写ローラ取付部に回転可能に支持されており、感光体ドラム3のトナー像を、中間転写ベルト61上に転写するための転写バイアスを与える。
中間転写ベルト61は、各感光体ドラム3に接触するように設けられている、そして、感光体ドラム3に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト61に順次的に重ねて転写することによって、中間転写ベルト61上にカラーのトナー像(多色トナー像)を形成する機能を有している。中間転写ベルト61は、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト61へのトナー像の転写は、中間転写ベルト61の裏側に接触している中間転写ローラ65によって行われる。中間転写ローラ65には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ65は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面が導電性の弾性材(例えばEPDM,発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、中間転写ベルト61に対して均一に高電圧を印加することができる。本実施形態では転写電極としてローラ形状のものを使用しているが、それ以外にブラシなども用いることが可能である。
上述の様に各感光体ドラム3上で各色相に応じて顕像化された静電像は中間転写ベルト61で積層される。このように、積層された画像情報は中間転写ベルト61の回転によって、後述の用紙と中間転写ベルト61の接触位置に配置される転写ローラ10によって用紙上に転写される。
このとき、中間転写ベルト61と転写ローラ10は所定ニップで圧接されると共に、転写ローラ10にはトナーを用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、転写ローラ10は上記ニップを定常的に得るために、転写ローラ10もしくは前記中間転写ベルト駆動ローラ62の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)が用いられる。
また、上記のように、感光体ドラム3に接触することにより中間転写ベルト61に付着したトナー、若しくは転写ローラ10によって用紙上に転写が行われず中間転写ベルト61上に残存したトナーは、次工程でトナーの混色を発生させる原因となるために、中間転写ベルトクリーニングユニット66によって除去・回収されるように設定されている。中間転写ベルトクリーニングユニット66には、中間転写ベルト61に接触する例えばクリーニング部材としてクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する中間転写ベルト61は、裏側から中間転写ベルト従動ローラ64で支持されている。
給紙カセット8は、画像形成に使用するシート(記録用紙)を蓄積しておくためのトレイであり、画像形成装置の露光ユニット1の下側に設けられている。また、画像形成装置の上部に設けられている排紙トレイ9は、印刷済みのシートをフェイスダウンで集積するためのトレイである。
また、画像形成装置には、給紙カセット8のシートを転写ローラ10や定着ユニット7を経由させて排紙トレイ9に送るための、略垂直形状の用紙搬送路Sが設けられている。給紙カセット8から排紙トレイ9までの用紙搬送路Sの近傍には、ピックアップローラ11、複数の搬送ローラ12a〜12e、レジストローラ13、転写ローラ10、定着ユニット7等が配されている。
搬送ローラ12a〜12eは、シートの搬送を促進・補助するための小型のローラであり、用紙搬送路Sに沿って複数設けられている。またピックアップローラ11は、給紙カセット8の端部近傍に備えられ、給紙カセット8からシートを1枚ずつピックアップして用紙搬送路Sに供給する。
また、レジストローラ13は、用紙搬送路Sを搬送されているシートを一旦保持するものである。そして、感光体ドラム3上のトナー像の先端とシートの先端を合わせるタイミングでシートを転写ローラ10に搬送する機能を有している。
定着ユニット7は、ヒートローラ71及び加圧ローラ72を備えており、ヒートローラ71及び加圧ローラ72は、シートを挟んで回転するようになっている。またヒートローラ71は、図示しない温度検出器からの信号に基づいて制御部によって所定の定着温度となるように設定されており、加圧ローラ72でトナーをシートに熱圧着することにより、シートに転写された多色トナー像を溶融・混合・圧接し、シートに対して熱定着させる機能を有している。
次に、シート搬送経路を詳細に説明する。上述のように画像形成装置には予めシートを収納する給紙カセット8が設けられている。給紙カセット8からシートを給紙するために、各々ピックアップローラ11が配置され、シートを1枚ずつ搬送路Sに導くようになっている。
給紙カセット8から搬送されるシートは用紙搬送路Sの搬送ローラ12aによってレジストローラ13まで搬送され、シートの先端と中間転写ベルト61上の画像情報の先端を整合するタイミングで転写ローラ10に搬送され、シート上に画像情報が書き込まれる。その後、シートは定着ユニット7を通過することによってシート上の未定着トナーが熱で溶融・固着され、その後に配された搬送ローラ12cを経て排紙トレイ9上に排出される。
上記の搬送経路は、シートに対する片面印字要求のときのものであるが、これに対して両面印字要求の時は、上記のように片面印字が終了し定着ユニット7を通過したシートの後端が最終の搬送ローラ12cでチャックされたときに、搬送ローラ12cが逆回転することによってシートを搬送ローラ12d,12eに導く。そしてその後レジストローラ13を経てシート裏面に印字が行われた後にシートが排紙トレイ9に排出される。
次に露光ユニット1の構成を具体的に説明する。露光ユニット1は、上記のように複数の感光体ドラム3を備えた画像形成装置に備えられる。画像形成装置では、露光ユニット1から出射した複数本の光ビームによって各感光体ドラム3を同時に走査露光して各感光体ドラム3に互いに異なる色の画像を形成し、各色の画像を同一の転写媒体上に重ね合わせることによってカラー画像を形成する。
上述のように、画像形成装置には、ブラック(K)画像形成用の感光体ドラム、シアン(C)画像形成用の感光体ドラム、マゼンタ(M)画像形成用の感光体ドラム、イエロー(Y)画像形成用の感光体ドラムが略等間隔で配置されている。タンデム方式の画像形成装置は、各色の画像を同時に形成するので、カラー画像の形成に要する時間を大幅に短縮することができる。なお以下では、K、C、M、Yによって、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローをそれぞれ表すものとする。
感光体ドラム3を露光するための露光ユニット1は、それぞれユニット化された1次光学系(入射光学系)ユニットと、2次光学系(出射光学系)ユニットとから構成される。1次光学系ユニットは、YMCKの光ビームをそれぞれ出射する4つの半導体レーザと、これらの光ビームを2次光学系のポリゴンミラー201(回転多面鏡)に導くミラー及びレンズ等の光学要素とを備えている。また2次光学系は、被走査体である感光体ドラム3上にレーザビームを走査する上記ポリゴンミラー201と、ポリゴンミラー201によって反射された光ビームを感光体ドラム3に導くためのレンズやミラー等の光学要素、及び光ビームを検出するBDセンサ等を備えている。また、上記ポリゴンミラー201は、各色で共有する構成を採用している。
図2は、図1に示す露光ユニットの構成例を示す図で、露光ユニットの2次光学系ユニットの筐体内部を上面からみた構成図を図2(A)に、露光ユニットを側面からみた筐体内部及び感光体の概略構成を図2(B)に示すものである。図2において、100は1次光学系ユニット、200は2次光学系ユニット、201はポリゴンミラー、202は第1fθレンズ、203は第2fθレンズ、204はK用ミラー、205はC用第1ミラー、206はC用第2ミラー、207はC用第3ミラー、208はM用第1ミラー、209はM用第2ミラー、210はY用第1ミラー、211はY用第2ミラー、212はY用第3ミラー、213は同期ミラー、214はBDセンサレンズ、215はBDセンサ、220は各色用のシリンドリカルレンズ、221a,221bは固定用シャフト、222は1次光学系ユニットの設置位置、223は筐体、224はシリンドリカルレンズを保持する枠である。
ポリゴンミラー201は、回転方向に複数(例えば7つ)の反射面を有し、図示しないポリゴンモータによって回転駆動される。ポリゴンモータは、ポリゴンミラー201を設置する筐体223の裏面側凹部に設置され、さらにその凹部を密閉するための蓋が設けられる。またポリゴンモータには放熱のためのフィンが設けられる。1次光学系のレーザダイオード101から出射して1次光学系のミラーで反射した各色の光ビームは、2次光学系のポリゴンミラー201の反射面によって反射し、その後の各光学要素を介して感光体ドラム3を走査する。
上記のように、副走査方向について角度差を有してポリゴンミラー201に入射した各レーザビームは、その後も角度差を維持し、第1fθレンズ202及び第2fθレンズ203よりなる走査光学系を経た後に分離される。
第1fθレンズ202は、主走査方向にレンズパワーを有している。これにより主走査方向において、ポリゴンミラー201から出射した平行光の光ビームを、感光体ドラム3表面で所定のビーム径となるように収束させる。また第1fθレンズ202は、ポリゴンミラー201の等角速度運動により主走査方向に等角速度で移動する光ビームを、感光体ドラム3上の走査ライン上で等線速で移動するように変換する機能を有している。
また第2fθレンズ203は、主に副走査方向にレンズパワーを有している。これにより副走査方向において、ポリゴンミラー201から出射した拡散光の光ビームを平行光に変換する。また第2fθレンズ203は、主走査方向にもレンズパワーを有していて、第1fθレンズ202の機能を補完してビーム径の制御及びビーム等線速移動を精度よく実行できるようにしている。
上記の第1fθレンズ202及び第2fθレンズ203は、樹脂によって作製される。fθレンズの所望の特性を得るための非球面形状を形成するために、fθレンズには樹脂材料を用いることが好適である。特に第2fθレンズ203は、主走査方向と副走査方向の両方にレンズパワーを持っているため、これを実現する複雑な非球面形状を得るためには、樹脂材料を用いて作製することが好ましい。樹脂材料は、透明性、成形性、光弾性率、耐熱性、吸湿性、機械的強度、コスト等の特性を考慮して最適な材料が選択される。
上記ポリゴンミラー201で分離され、第1及び第2fθレンズ202,203を通過した各色用の4本の光ビームのうち、K用の光ビームは、第1及び第2fθレンズ202,203を経て、K用ミラー204で反射し、K用シリンドリカルレンズ220を通って感光体ドラム3(K)に入射する。感光体ドラム3上ではその走査領域に描画が行われる。
また分離されたY用の光ビームは、Y用第1〜第3ミラー210,211,212で反射して、Y用シリンドリカルレンズ220を通って感光体ドラム3(Y)に入射する。同様に、分離されたC用の光ビームは、C用第1〜第3ミラー205,206,207で反射して、C用シリンドリカルレンズ220を通って感光体ドラム3(C)に入射する。また分離されたM用の光ビームは、M用第1〜第2ミラー208,209で反射して、M用シリンドリカルレンズ220を通って感光体ドラム3(M)に入射する。
2次光学系において各色用のシリンドリカルレンズ220は、副走査方向にレンズパワーを有している。これにより副走査方向について、平行光で入射する光ビームを感光体ドラム3上で所定のビーム径となるように収束させる。また主走査方向については、上述の第1fθレンズ202で収束光となった光ビームがそのまま感光体ドラム3上で収束する。シリンドリカルレンズ220は、樹脂を用いて形成されている。レーザ露光装置のような走査幅全域をカバーする長尺のシリンドリカルレンズ220は、樹脂レンズとすることが好適である。
シリンドリカルレンズ220を出射した各色の光ビームは、帯電された感光体ドラム3を画像データに応じて露光する。これにより、感光体ドラム3の表面に画像データに応じた静電潜像が形成される。そして現像器によって、それぞれの感光体ドラム3上に形成された静電潜像がYMCKのトナーによりそれぞれ顕像化される。
以下に上述の実施形態における各光学要素間の各色の光ビームの状態を整理して説明する。図3は、上記1次光学系及び2次光学系の各色の個々の光ビームの状態を説明するための図で、図3(A)は、主走査方向における一つの光ビームの形状を模式的に示す図で、図3(B)は、副走査方向における一つの光ビームの形状を模式的に示す図である。
まず図3(A)に示す主走査方向の光ビームの挙動を説明する。1次光学系のレーザダイオード101から出射した光ビームは、拡散光となってコリメータレンズ102に入射する。このときの主走査方向については、レーザダイオード101からの拡散光の角度は約30°である。
そしてコリメータレンズ102は、入射した拡散光を平行光に変換して出射させる。コリメータレンズ102の後には、アパーチャ103が設けられていて、そのアパーチャ103の開口によって光ビームの径が規制される。アパーチャ103の主走査方向の開口径はここでは約7mmである。
アパーチャ103を出射した平行光の光ビームは、図示しないミラー等の光学系を経て1次光学系のシリンドリカルレンズ112に入射する。1次光学系のシリンドリカルレンズ112は、主走査方向にレンズパワーを有しないため、ここでは入射した平行光はそのままの状態で通過する。
シリンドリカルレンズ112を出射した平行光の光ビームは、図示しない他のミラーを経てポリゴンミラー201の反射面に入射する。図示するようにポリゴンミラー201の反射面は、その回転に伴って主走査方向に角度が変化する。
ポリゴンミラー201で反射した平行光の光ビームは、等角速度で主走査方向に移動しながら第1fθレンズ202に入射し、さらに第2fθレンズ203に入射する。第1fθレンズ202及び第2fθレンズ203は、主走査方向にレンズパワーを有しており、平行光で入射する光ビームを感光体ドラム3表面で収束する収束光に変換する。また等角速度で主走査方向に移動する光ビームを、感光体ドラム3表面の走査ライン上で等線速で移動するよう変換する。
第2fθレンズ203は、第1fθレンズ202を補完するもので、第1fθレンズ202から出射した光ビームを更に補正して、光ビームが目的の挙動を示すようにするものである。
また上記第2fθレンズ203と感光体ドラム3との間の光路上には、各色の光路を折り返して目的の感光体ドラム3に導くための図示しない他のミラー(各色ごとに1または複数のミラー)と、2次光学系のシリンドリカルレンズ220とが設けられている。シリンドリカルレンズ220は、主走査方向にレンズパワーを有していないため、第2fθレンズ203を出射した光ビームは、主走査方向には作用を受けずに感光体ドラム3へ向かう。このときに感光体ドラム3上の主走査方向の光ビームのスポット径は、約60μmである。
次に図3(B)に示す副走査方向の光ビームの挙動を説明する。レーザダイオード101から出射した光ビームは、主走査方向と同様に拡散光となってコリメータレンズ102に入射する。ただしこのときの副走査方向については、レーザダイオード101からの拡散光の角度は主走査方向より小さく約11°である。
そしてコリメータレンズ102は、入射した拡散光を平行光に変換して出射させる。コリメータレンズ102の後には、アパーチャ103が設けられていて光ビームの径がその開口により規制される。アパーチャ103の開口径はここでは約2mmである。
アパーチャ103を出射した平行光の光ビームは、図示しないミラー等の光学系を経て1次光学系のシリンドリカルレンズ112に入射する。1次光学系のシリンドリカルレンズ112は、副走査方向にレンズパワーを有していて、入射した平行光はポリゴンミラー201の反射面でほぼ収束する収束光に変換される。ここでは、シリンドリカルレンズ112を出射した平行光の光ビームは、図示しない他のミラーを経てポリゴンミラー201の反射面に入射する。副走査方向については反射面の高さ方向のほぼ中央に光ビームを収束させる。このときポリゴンミラー201の反射面と感光体ドラム3表面との間で共役関係を生成しておくことにより、反射面の面倒れを補正する。
ポリゴンミラー201で反射した光ビームは、拡散光となって第1fθレンズ202に入射し、さらに第2fθレンズ203に入射する。第1fθレンズ202は副走査方向にはレンズパワーを有していないため、第1fθレンズ202に入射した拡散光の光ビームはそのまま通過する。
第2fθレンズ203は、副走査方向にレンズパワーを有していて、拡散光で入射した光ビームを副走査方向に平行光となるように変換する。
第2fθレンズ203と感光体ドラム3との間の光路上には、各色の光路を折り返して目的の感光体ドラム3に導くための図示しない他のミラー(各色ごとに1または複数のミラー)と、2次光学系のシリンドリカルレンズ220とが設けられている。シリンドリカルレンズ220は、副走査方向にレンズパワーを有していて、第2fθレンズ203を出射した平行光の光ビームは、感光体ドラム3表面でほぼ収束する光に変換される。このときに感光体ドラム3上の光ビームの副走査方向のスポット径は、約67μmである。
図4は、副走査方向における4つの光ビームの光路を模式的に示す図である。YMCKの4つの色用の光ビームの光路を考えるとき、上述のように主走査方向にはこれら4つの光ビームが同一の位置を通るが、副走査方向には、レーザダイオード101の高さの差の分だけ互いに離れてレーザダイオード101から出射する。
図4に示すように、4つのレーザダイオード101(YMCK用)から出射してコリメータレンズ102を通過した4つの光ビームは、その光軸が互いに平行となって1次光学系のシリンドリカルレンズ112に入射する。シリンドリカルレンズ112では、4つの光ビームのそれぞれを、ポリゴンミラー201の反射面上のほぼ中央に収束するように変換する。つまり、副走査方向については、ポリゴンミラー201の反射面に対して互いに角度差をもって4つの光ビームがほぼ同一位置に収束する。なお主走査方向については、ポリゴンミラー201の反射面に対して4つのビームが同一方向から同一位置に入射する。
ポリゴンミラー201で反射した4つの光ビームは、再び互いに角度差をもって拡散し、第1fθレンズ202から第2fθレンズ203に入射する。第1fθレンズ202は副走査方向にはレンズパワーを有していないため、第1fθレンズ202に入射した4つの光ビームはそのまま通過する。第2fθレンズ203は、副走査方向にレンズパワーを有していて、入射した4つの光ビームをその光軸が互いに平行となるように変換する。
第2fθレンズ203と感光体ドラム3との間の光路上には、各色の光路を折り返して目的の感光体ドラム3に導くための図示しない他のミラー(各色ごとに1または複数のミラー)が設けられているが、これらのミラーは、第2fθレンズ203を出射した4つの光ビームの光軸のずれを利用して、4つのビームを切り分けてそれぞれ目的の感光体ドラム3上に導いている。また2次光学系の第2fθレンズ203からシリンドリカルレンズ220までの光路長は、各色用の4つの光ビームにおいて全て同一となっている。
次に光ビームの感光体ドラム3上での主走査の開始前に、光ビームを検知して書き出しの基準信号を発生させるためのBD(Beam Detect)センサの設置例について説明する。
ポリゴンミラー201で反射して感光体ドラム3へ向かう光ビームのうち、感光体ドラム3上での画像形成に使用される光ビーム、すなわち主走査ラインを走査するための光ビームを主走査ビームとする。ここで主走査ビームが走査する際に通過する空間領域を画像領域とし、画像領域以外の領域を非画像領域とする。
光ビームが感光体ドラム3を走査するとき、光ビームは主走査ラインを定期的に走査する。このときに、感光体ドラム3は回転しているので、感光体ドラム3は一定期間ごとに異なる場所を走査されることになる。光ビームが走査される毎に、走査ラインの書き始めの位置は同一である必要がある。この走査ラインの書き始めの位置を検出するために、光走査装置には同期検出装置が設けられている。図2を参照して説明すると、同期検出装置は上記非画像領域の光ビームを同期検出ビームとして検出するためのBDセンサ(同期検出センサ)215と、BDセンサ215に同期検出ビームを導く案内手段である同期検出ビームの折り返しミラー(同期ミラー)213と、BDセンサ215に同期検出ビームを集光するBDセンサレンズ214を有して構成されている。
上記同期検出ビームは、同期をとるための信号であり、ポリゴンミラー201を出射した光ビームが、第1及び第2fθレンズ202,203を通過した後に、同期ミラー213で反射された光ビームである。同期検出ビームは、同期ミラー213により折り返され、BDセンサレンズ214を介してBDセンサ215に到達する。このBDセンサ215は受光量に応じたセンサ信号を出力する。そして、光走査装置の制御部(例えば後述するLSUコントローラ)は、BDセンサ215からのセンサ信号に基づいて、画像書き込み開始位置を決定するための同期信号(BD信号)を生成する。具体的にはBDセンサ215の受光量が、少なくともそのレーザビームが感光体ドラム3を露光して静電潜像を形成するのに必要な光量以上の場合に、BD信号が生成される。BD信号は主走査方向の走査開始基準信号として用いられ、この信号を基準として各ラインの主走査方向の書出し開始位置の同期が取られる。
また同期検出装置は、BDセンサ215で光ビームが検出できない場合にエラー信号を出力する。光走査装置が組み込まれた画像形成装置では、装置の運転を停止するとともに、例えば所定のサービスコードをその表示画面に表示させることで、走査方向の書き始めの位置の不具合をユーザに知らせる。
上記の主走査方向の書き出し位置を検出するBDセンサ215は、K用光ビームの光路上のみに備えられ、4つの光ビームのうちのK用の光ビームのみに対応させ、他の色用の光ビームには、これを参照させることにより、予め決定された画像データの書き出し開始タイミングによって走査を開始させるようにしている。
あるいは上記光ビームの主走査方向の書き出し開始位置を検出するBDセンサ215に加えて、YMCK用の各色の副走査方向の書き込み位置を検出するためのBDセンサを設けてもよい。この場合、副走査方向の書き込み位置を検出するBDセンサのうち、K用のBDセンサについては、上記主走査方向の書き始めの位置検出用のBDセンサ215と併用してもよい。
図5は、上記光走査装置の制御系の構成例を説明するブロック図である。
LSUコントローラ301は、画像形成装置の画像処理部402の画像メモリ等から出力される画像データ信号を入力し、画像形成装置の本体制御部401から送られてくる走査開始タイミングに合わせてレーザドライバ回路(LD Driver)302に送り、レーザダイオード(LD)101を点灯制御する。
またLSUコントローラ301は、画像形成装置の主走査方向の仕様に合うようにポリゴンミラーを駆動するポリゴンモータ303の基準回転動作を制御する。また主走査方向の書き始めの位置を検出するBDセンサ215が光ビームを受光することにより主走査のタイミングを検出し、エラーである場合は、エラー信号を本体制御部401に出力する。また副走査方向の書き込み位置を検出するBDセンサ215の検出信号を入力し、エラーである場合は、エラー信号を本体制御部401に出力する。LSUコントローラ301は、ASIC(特定用途向け集積回路)により構成される。
次に2次光学系のシリンドリカルレンズ220の角度調整機構例について説明する。画像形成装置において、2次光学系のシリンドリカルレンズ220の長手方向と、感光体ドラム3の中心軸とは互いに平行となっている必要がある。本実施形態では、感光体ドラム3に対する2次光学系のシリンドリカルレンズ220の角度を調整可能な機構が設けられている。
図6は、2次光学系のシリンドリカルレンズ220の角度調整機構を説明するための図で、シリンドリカルレンズ220とその保持機構の斜視概略図を示すものである。図6において、224はシリンドリカルレンズを保持する枠、225は奥側支持部、226は偏心カム、227は調整ねじ、228はばね部材、229は前面側支持部、230は枠に設けられた長穴である。またrは装置の奥側を示し、fは装置の前面側(操作側)を示している。
上記のように、感光体ドラム3はYMCKの各色用に4本用意されている。そして2次光学系のシリンドリカルレンズ220は、各色用の感光体ドラム3に光ビームを収束するために、それぞれの感光体ドラム3の下方部分に設けられている。各シリンドリカルレンズ220は、金属製の枠224の内部に保持されている。そして、シリンドリカルレンズ220の角度を調整するために、その金属製の枠224に奥側支持部225と前面側支持部229が設けられている。ここでは枠224を用いずに直接にシリンドリカルレンズ220を各支持部225,229によって支持してもよいが、枠224内にシリンドリカルレンズ220を保持させる方が、シリンドリカルレンズ220に不要な応力がかからず特性を安定させることができる。
奥側支持部225は、画像形成装置の奥側で枠224を矢印C方向に回動可能に支持している。そして前面側支持部229においては、枠224に形成された長穴230によって、前面側支持部229の支持軸が長穴230の中で変位可能に構成され、これにより、上記奥側支持部225の軸周りに、枠224が微少に回動できるようになっている。
画像形成装置において、感光体ドラム3は、装置奥側の壁部の軸受け部で位置決めされて取り付けられる。感光体ドラム3の位置ずれは、上記装置奥側を支点として、装置手前側が副走査方向にずれることにより生じる場合が多い。装置奥側の感光体ドラム3の軸受け部は、本来的にその精度が非常に高く、感光体ドラム3を取り付けたときに奥側の軸受け部が副走査方向にずれてしまうことはほとんどない。
従って、2次光学系のシリンドリカルレンズ220も、装置奥側に位置する部分に、その軸周りに枠224を微少回動させる奥側支持部225を設け、感光体ドラム3に生じる位置ずれと同様の動作を行うことにより、感光体ドラム3に対する角度調整を行うことができるようにしている。
図7は、2次光学系のシリンドリカルレンズの角度調整を行うための調整機構を説明するための要部拡大概略図である。シリンドリカルレンズ220の角度調整は、調整ねじ227を進退させることによって行うことができる。ここでは、シリンドリカルレンズ220を支持する枠224の前面側の端部側面が、偏心カム226に当接している。偏心カム226は、偏心軸226aを軸として回動可能に構成される。
そして調整ねじ227を矢印D方向に調整すると、偏心カム226は矢印E方向に回動し、枠224の側面を押圧して矢印J方向に変位させる。枠224は、装置奥側で軸支されているため、上記矢印J方向への変位によって装置奥側の奥側支持部225の軸周りに回動変位する。ここでは、偏心カム226を枠224に当接させることにより、シリンドリカルレンズ220に不要な応力がかからないように構成されている。
シリンドリカルレンズ220の枠224の前面側端部には、本発明の第2の弾性部材に相当するばね部材228が設置され、2次光学系の筐体223に対して枠224を矢印G方向に付勢している。調整ねじ227を矢印H方向に調整すると、偏心カム226が矢印I方向に回動し、ばね部材228の付勢作用によって枠224が矢印G方向に変位する。
このような構成により、シリンドリカルレンズ220の角度を調整ねじ227によって調整することができる。調整ねじ227は、画像形成装置の前面(f)側に設けられているため、その調整操作が容易である。
そして本実施形態においては、調整ねじ227の頭部側の軸部周囲に弾性部材231を配設し、調整ねじ227の回転に伴って弾性部材231も一体的に回転するように構成する。
図8は、調整ねじの軸部の周囲に配設した弾性部材の構成例を説明するための図で、弾性部材を配設した調整ねじの斜視図を図8(A)に、弾性部材を配設した調整ねじの頭部の正面図を図8(B)に示すものである。
図8に示すように、調整ねじ227の軸部の周囲に配設される弾性部材231は、複数(ここでは3つ)の部材からなり、それぞれの弾性部材231には突部231aが形成される。そしてこれらの突部231aが後述する筐体側のノッチ部に係合するように取り付けられる。そして調整ねじ227を調整するときの調整ねじの回動量を、弾性部材231が係合するノッチのピッチ数であらわしており、調整者が調整ねじを回転するときにはノッチを1ピッチ回動するごとにクリック感が得られ、調整者が調整ねじを目視することなくクリック感により調整ねじの回動量が確認できるため、誰でも簡単に調整ねじ227によるシリンドリカルレンズ220の調整を行うことができるようにしている。このノッチのピッチが本発明の調整単位に相当し、調整ピッチ数が本発明の調整単位数に相当する。この弾性部材231は、例えば板バネにより作成することができるが、この他ゴムやエラストマー系の樹脂材料、及び他の弾性材料を適宜用いることもできる。
図9は、上記調整ネジの弾性部材が係合するノッチ部を備えたレーザ露光装置の筐体を示す斜視図で、図10は、筐体に備えられたノッチ部周辺の構成をさらに詳細に示す部分斜視図である。
上述のようにレーザ露光装置の筐体223には、YMCK各色用のシリンドリカルレンズ220が備えられ、そのシリンドリカルレンズ220の角度を上記の調整ねじ227で調整できるようになっている。調整ねじ227の軸部周囲には突部231aを持った弾性部材213が配設されている。弾性部材231を配設した調整ねじ227は、YMCK各色用のシリンドリカルレンズ220ごとに4カ所設けられている。
そして筐体223には、上記各色用の調整ねじ227の配置位置に対応してノッチ部232が備えられている。ノッチ部232は、筒形状の壁部の内面に、複数のノッチが周方向に均等なピッチで配設されてなっている。そしてこのノッチ部232に対して、調整ねじ227に配設されている弾性部材231が係合するように取り付けられる。
調整ねじ223を操作してシリンドリカルレンズ220の位置を調整する場合、作業者は、ノッチ部223の前面側から所定の工具を挿入し、調整ねじ227を操作して回動させる。調整ねじ227を回動操作するときに、ノッチ部232に係合する弾性部材231は、ノッチの山谷に沿って弾性変形しながら移動する。つまり調整ねじ227は、弾性部材213とその弾性部材231に係合するノッチ部232との作用によって、ノッチのピッチ分の回動が可能となっている。1ノッチの移動量は、上述のように本発明の調整単位角度に相当し、ノッチ部232と弾性部材231が本発明の規制手段を構成する。
ここで本発明に関わる実施形態では、以下に示すような手法により、調整ねじ227の調整すべき回動量をノッチ数であらわして回動方向とともに作業者に指示できるようにする。作業者はそのノッチ数と回動方向に従って調整ねじ227を回動操作するだけで、シリンドリカルレンズ220の位置調整を行うことができる。
図11は、レーザ露光装置の光学要素の位置調整を行うための装置構成例を説明するための図である。
本発明に係る実施形態では、レーザ露光装置によって中間転写ベルト61上に所定の調整マークを画像形成し、その調整マークを検出する。そして検出した調整マークを解析し、その解析結果に基づいて感光体ドラム3に対するレーザ光の出射位置を調整できるようにする。
図11に示すように、画像形成装置は、レーザスキャニングユニット(LUS)として構成された露光ユニット(レーザ露光装置)1と、露光ユニット1から出射したレーザ光により露光される感光体ドラム3と、レーザ光による露光により感光体ドラム3上に形成された静電潜像を顕像化する現像器2と、現像器2によって顕像化されたトナー像を転写する中間転写ベルト61とを備えている。これらは図1の構成に対応するものである。
ここで露光ユニット1の構成は説明のために簡略化しているが、露光ユニット1は、KCMY用のレーザ光を出射するレーザ光出射手段であるレーザダイオード101と、発光されたKCMY用の各レーザ光を各感光体ドラム3に向けて出射するためのシリンドリカルレンズ220と、各シリンドリカルレンズ220の位置調整を行うための調整ねじ227と、調整ねじ227を調整することによって変位する偏心カム226とを有している。そして露光ユニット1の筐体224には、調整ねじ227に配設した弾性部材231に係合するノッチ部232が設けられている。
シリンドリカルレンズ220は本発明の出射位置調整手段により調整される光学手段に該当し、シリンドリカルレンズ220、枠224、偏心カム226、調整ねじ227、ばね部材228、及びノッチ部237により本発明に係る出射位置調整手段が構成される。なお、偏心カム226に押圧される本発明の光学部材は、本例では枠224に保持されたシリンドリカルレンズ220であり、枠224を含むものである。
さらに画像形成装置は、中間転写ベルト61上に転写された調整マークを検出する検出手段41と、検出手段41によって検出された調整マークを解析し、調整ねじ227の調整量を算出して、その調整量に相当するノッチ数及び調整ねじの回動方向を表示手段43に表示させる制御手段42を有している。また制御手段42は、露光ユニット1を制御している。検出手段41は、中間転写ベルト61上の調整マークを検出するレジストセンサである。
上記のような構成による画像形成装置において、露光ユニット1からのレーザ光の出射位置を調整する場合、まず制御手段42は、露光ユニット1を制御して所定の調整マークを画像形成するように指示を出す。露光ユニット1では、制御手段42による制御に従ってレーザ光を走査し、感光体ドラム3上に所定の調整マークの潜像を形成させる。そして現像器2によって顕像化された感光体ドラム3上の調整マーク像は、中間転写ベルト61に転写される。検出手段41は、中間転写ベルト61上の調整マーク像を検出し、制御手段42に転送する。
制御手段42では、検出手段41により検出した調整マーク像を解析し、その傾きに従ってYMCK用の各光ビームのうち、調整すべき光ビームとその調整量とを算出して表示手段に表示させる。このときの調整量は、調整ねじ227の弾性部材231が係合するノッチ部232のノッチ数と調整ねじ227の回動方向とによって表す。以下にこの位置調整処理をさらに具体的に説明していく。
図12は、中間転写ベルトに形成した調整マーク像の一例を示す図で、図面上側が装置前面側(フロント(f)側)を示し、図面下側が装置奥側(リア(r)側)を示している。本例では、露光ユニット1で露光され現像されて、中間転写ベルト61に転写された調整マークは、図12に示すような複数のバーによるパターンが並列した形状による調整マーク群を形成している。一つの色用の調整マークは、感光体ドラム3の周長以上となるように形成される。
ここで、各調整マーク像を3つのアルファベットで示しているが、最初のアルファベットは、KCMYのいずれかのための感光体ドラム3で形成された調整マークであることを示し、2番目のアルファベット(s)は、中間転写ベルト61の進行方向に対して垂直の複数のバーを形成したものであることを示し、また3番目のアルファベットは、リア側(r)かフロント側(f)かを示している。
またここでは説明を簡単にするために、KCMYそれぞれの色に対応して設けられるシリンドリカルレンズ220,感光体ドラム3、及びこれらにより形成された調整マーク、調整マークのパターンなどを、単にK,C,M,Yを用いて表現するものとする。
上記のような調整マークをレジストセンサによる検出手段41により検出し、制御手段42により解析を行う。ここでは制御手段42は、中間転写ベルト61の進行方向に対して垂直なバーについて、KCMYの各パターン間の距離を算出して、傾き量DCLを計算する傾き算出処理を行い、得られた傾き量DCLに基づいて調整ねじ227の調整単位であるノッチ数と調整ねじ227の回動方向とを算出して、表示手段43に表示させる。
これらの処理の概念を以下に説明する。図13は、KCMYの調整マークの各パターン間の距離を算出して、傾き量DCLを計算する傾き算出処理例を説明するための図である。
傾き量DCLの算出においては、KCMYの調整マークの各パターン間の距離を算出して各色の傾き量DCLを算出するが、ここではMとKとの傾き量を例として説明する。
まずフロント側について、Ksfの調整マークのバーと、Msfの調整マークのバーとの距離DF(n)を算出する。ここではn=1のとき、Ksfの一つ目のバーと、Msfの一つ目のバーとの距離DF(1)を算出する。またn=2のとき、Ksfの2番目のバーと、Msfの番目のバーとの距離DF(2)を算出していく。
この例では、nの数(すなわち一つの調整マークを構成するバーの数)は“17”に設定されているため、n=17まで距離DF(n)を算出することになる。勿論nの数は適宜任意に設定することができる。
そして同様にリア側について、Ksrの調整マークのバーと、Msrの調整マークのバーとの距離DR(n)を算出する。ここでn=1のとき、Ksrの一つ目のバーとMsrの一つ目のバーとの距離DR(1)を算出し、n=2のとき、Ksrの2番目のバーとMsrの2番目のバーとの距離DR(2)を算出する。そして同様の計算を他のバーの組み合わせでn回繰り返す。
そしてこれらの結果から、それぞれの調整マーク像の傾きDCL(n)を、DCL(n)=DF(n)−DR(n)により算出する。
そして得られた傾き量DCL(1)〜DCL(17)を平均化し、傾き量DCLを算出する。制御手段42では、得られた傾き量DCLから、M用(またはK用)の調整ねじ227の調整量と回動方向とを算出する。このときに調整ねじ227の調整量は、ノッチ部232のノッチ数にて表す。調整ねじ227の調整量に応じたシリンドリカルレンズ220の変位量の情報は、予め各部材の仕様に応じて定められるため、制御手段42ではこの調整量に応じた変位量の情報に基づいて、シリンドリカルレンズ220が最適な位置となるように調整ねじ227の調整量と回動方向とを演算にて算出することができる。また検出した調整マークに基づく傾斜量の算出処理を複数回行って平均化することにより、例えば感光体ドラム3の偏心による調整マークの位置ずれがあっても正しい調整量を算出することができるようになる。
上記の例では、MとKとの間の傾き量を算出したが、同様の傾き量算出処理をYとK、CとKとにより実行し、それぞれの傾き量に基づいて、各色に対応する調整ねじ227の調整量と回動方向とを算出し、表示する処理を行う。
図14は、傾き量算出処理に基づいて算出した傾き調整量及び回動方向を表示する表示画面の一例を示す図である。
本例では、YMCについてそれぞれ“L12”、“R8”、“L3”の調整量が算出されている。これらは、調整ねじ227を回す方向と、調整ねじ227の軸部周囲に配設された弾性部材231が係合するノッチ部232のノッチ数とを示している。
つまり“L12”は、調整ねじ227を左(L)方向に、ノッチ数12だけ調整すべきであることを示している。同様に“R8”は、調整ねじ227を右(R)方向にノッチ数8だけ調整することを示し、“L3”は、調整ねじ227を左(L)方向にノッチ数3だけ調整することを示している。
このように、画像形成装置の制御手段42によって、中間転写ベルト61に転写させた調整マーク像を自動解析し、その解析結果に基づいて調整ねじ227の調整量及び回動方向を表示手段43に表示させることにより、調整を行う作業者は表示を確認して、その表示に従って調整ねじ227を調整するだけで、簡単かつ正確にシリンドリカルレンズ220の傾きを最適に調整することができるようになる。
図15は、傾き量算出処理に基づいて算出した傾き調整量及び調整方向を表示する表示画面の他の例を示す図である。
本例では、上記図14と同様にYMCについてそれぞれの調整量を表示しているが、ここでは調整ねじ227の調整量と回動方向とを数値で表示するとともに、これら調整量と回動方向とを視覚的に理解できるようにしたアイコンを表示している。アイコンには、調整ノッチ数と調整ねじ227の回動方向をそれぞれ長さと形状とで示している。ここでは、左右(L/R)の回動方向を示す矢印が示され、その矢印の長さによって調整ノッチ数が概略的に理解できるようになっている。またこの例では、YMCの各アイコンを、調整ねじ227の実際の位置関係に一致するように表示している。つまり左側からCMYの順にアイコンを表示することにより、作業者はその表示を確認することで調整方法を視覚的に容易に把握することができ、調整の作業性をより向上させることができる。
図16は、本発明による画像形成装置による調整マーク像の解析処理を一例を説明するためのフローチャートである。
まず画像形成装置において、レーザ光の露光によって感光体ドラム3上に調整マークのパターンを形成し、その顕像を中間転写ベルト61に転写して位置検出を行う(ステップS1)。
そしてフロント側のMsfとKsf、及びリア側のMsrとMsrからMのDCL(傾き量)を算出する(ステップS2)。次にフロント側のYsfとKsf、及びリア側のYsrとKsrからYのDCL(傾き量)を算出する(ステップS3)。そして同様にフロント側のCsfとKsf、及びリア側のCsrとKsrからCのDCL(傾き量)を算出する(ステップS4)。これらの処理により、Kの調整マークを基準とするY、M、Cの調整マークのそれぞれの傾き量が算出される。
図17は、傾き量を算出するときの処理例を説明するためのフローチャートである。ここではMsf/rとKsf/rとからMの傾き量DCLを算出する処理例を説明するが、Y、Cの傾き量についても同様の処理で算出することができる。
まず演算用の変数n=1に設定する(ステップS21)。そして傾き量を算出する処理を行う(ステップS22)。ここでは上述のように、傾き量DCL(n)=DF(n)―DR(n)により算出する。
そしてn=17(調整パターンのバーの数)であるかどうかを判別し(ステップS23)、n=17でなければ、n=n+1として(ステップS25)、ステップS22に戻って傾き量を算出する。
またn=17であれば、DCL(1)〜DCL(17)を平均化して、DCLを算出する(ステップS24)。
上記のような処理により、調整マークの傾き量を算出して、調整ねじ227の調整量を調整単位数及び回動方向により表示することにより、調整者の技量レベルにかかわらず、所定の光学要素を所望の角度に正確に調整することができ、レーザ光の出射位置の調整作業における作業性及び正確性を向上させることができる。そして検出した調整マークに基づく傾斜量の算出処理を複数回行って平均化することにより、例えば感光体ドラムの偏心による調整マークの位置ずれがあっても正しい調整量を算出することができるようになる。
本発明のレーザ露光装置が適用された画像形成装置の構成例を示す図である。 図1に示す露光ユニットの構成例を示す図である。 1次光学系及び2次光学系の各色の個々の光ビームの状態を説明するための図である。 副走査方向における4つの光ビームの光路を模式的に示す図である。 光走査装置の制御系の構成例を説明するブロック図である。 2次光学系のシリンドリカルレンズ220の角度調整機構を説明するための図である。 2次光学系のシリンドリカルレンズの角度調整を行うための調整機構を説明するための要部拡大概略図である。 調整ねじの軸部の周囲に配設した弾性部材の構成例を説明するための図である。 調整ネジの弾性部材が係合するノッチ部を備えたレーザ露光装置の筐体を示す斜視図である。 筐体に備えられたノッチ部周辺の構成をさらに詳細に示す部分斜視図である。 レーザ露光装置の光学要素の位置調整を行うための装置構成例を説明するための図である。 中間転写ベルトに形成した調整マーク像の一例を示す図である。 KCMYの調整マークの各パターン間の距離を算出して、傾き量DCLを計算する傾き算出処理例を説明するための図である。 傾き量算出処理に基づいて算出した傾き調整量及び調整方向を表示する表示画面の一例を示す図である。 傾き量算出処理に基づいて算出した傾き調整量及び調整方向を表示する表示画面の他の例を示す図である。 本発明による画像形成装置による調整マーク像の解析処理を一例を説明するためのフローチャートである。 傾き量を算出するときの処理例を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1…露光ユニット、2…現像器、3…感光体ドラム、4…クリーナユニット、5…帯電器、6…中間転写ベルトユニット、7…定着ユニット、8…給紙カセット、9…排紙トレイ、10…転写ローラ、11…ピックアップローラ、12a,12c,12d,12e…搬送ローラ、13…レジストローラ、41…検出手段、42…制御手段、43…表示手段、61…中間転写ベルト、62…中間転写ベルト駆動ローラ、63…中間転写ベルトテンション機構、64…中間転写ベルト従動ローラ、65…中間転写ローラ、66…中間転写ベルトクリーニングユニット、71…ヒートローラ、72…加圧ローラ、101…レーザダイオード、102…コリメータレンズ、103…アパーチャ、112…シリンドリカルレンズ、201…ポリゴンミラー、202…第1fθレンズ、203…第2fθレンズ、204…K用ミラー、205…C用第1ミラー、206…C用第2ミラー、207…C用第3ミラー、208…M用第1ミラー、209…M用第2ミラー、210…Y用第1ミラー、211…Y用第2ミラー、212…Y用第3ミラー、213…同期ミラー、214…BDセンサレンズ、215…BDセンサ、220…各色用のシリンドリカルレンズ、221a,221b…固定用シャフト、222…1次光学系ユニットの設置位置、223…筐体、224…シリンドリカルレンズを保持する枠、223…ノッチ部、224…筐体、225…奥側支持部、225…上記奥側支持部、225,229…各支持部、226…偏心カム、226a…偏心軸、228…ばね部材、229…前面側支持部、230…長穴、231…弾性部材、231a…突部、232…ノッチ部、237…ノッチ部、301…LSUコントローラ、303…ポリゴンモータ、401…本体制御部、402…画像処理部。

Claims (7)

  1. レーザ光を出射するレーザ出射手段と、該レーザ出射手段から出射したレーザ光の出射位置を調整する出射位置調整手段とを有
    前記出射位置調整手段は、レーザ光の出射位置を規定する光学手段と、調整部材を回転することにより前記光学手段を位置変位させる位置変位手段と、前記調整部材の回動角度を所定の調整単位角度ごとに回動可能に規制する規制手段とを備えたレーザ露光装置であって、
    転写ベルトと、該転写ベルト上に調整マークを形成する調整マーク形成手段と、該調整マーク形成手段により形成した調整マークを検出する検出手段と、表示手段と、装置各部を制御する制御手段とを備え、
    該制御手段は、前記検出した調整マークに基づいて、前記レーザ光により形成される画像の傾斜量を検出し、検出した傾斜量に基づいて前記調整部材の調整単位数及び回動方向を前記表示手段に表示させることを特徴とするレーザ露光装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ露光装置において、前記規制手段は、前記調整部材の周囲に等間隔で設けられた複数のノッチと、該ノッチに係合する弾性部材とを備えることを特徴とするレーザ露光装置。
  3. 請求項1に記載のレーザ露光装置において、前記出射位置調整手段は、装置背面側を支点に前記光学手段を角度変更する偏心カムと、前記光学手段を前記偏心カムに押圧する第2の弾性部材とを備えることを特徴とするレーザ露光装置。
  4. 請求項2に記載のレーザ露光装置において、該レーザ露光装置は、少なくとも前記光学手段及び前記位置変位手段を収容する筐体を有し、前記ノッチは、前記筐体に形成されていることを特徴とするレーザ露光装置。
  5. 請求項に記載の画像形成装置において、前記表示手段は、前記回動方向を矢印で示す表示を行うことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項に記載の画像形成装置において、前記表示手段は、前記調整単位数及び前記回動方向をそれぞれ長さと形状とで示すアイコンを前記調整部材の数に応じて表示し、かつ各前記アイコンを、実際の前記調整部材の位置関係に一致するように表示することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項に記載の画像形成装置において、該画像形成装置は、該レーザ露光装置によってレーザ光を走査する感光体を備え、前記調整マーク形成手段は、前記レーザ露光装置が走査するレーザ光の副走査方向に前記調整マークを複数の調整マーク群として形成し、前記調整マーク群の副走査方向の全長を前記感光体の周長以上とし、前記制御手段は、検出した前記調整マークに基づく傾斜量の算出処理を複数回行って平均化し、該平均化した傾斜量に基づいて前記調整単位数及び回動方向を得ることを特徴とする画像形成装置。
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