JP5252626B2 - パワー半導体モジュールの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、3相ダイオードブリッジ回路を構成するパワー半導体モジュールの製造方法に関する。
更に、本発明は、2個のダイオードを直列接続することによりダブラー型に構成されたパワー半導体モジュールの製造方法に関する。
特に、本発明は、外部導出端子がインサート成形された外囲ケースが、金属製放熱板から浮いてしまったり、金属製放熱板が反ってしまったりする不具合を低減しつつ、半田リフロー工程の数を削減することができるパワー半導体モジュールの製造方法に関する。
従来から、3相ダイオードブリッジ回路を構成するパワー半導体モジュールが知られている。この種のパワー半導体モジュールの例としては、例えば特開2008−91787号公報の図1に記載されたものがある。
特開2008−91787号公報の図1に記載されたパワー半導体モジュールでは、絶縁基板の上面の左側に配置された第1ダイオードと第2ダイオードとが直列接続されている。また、絶縁基板の上面の中央に配置された第3ダイオードと第4ダイオードとが直列接続されると共に、第3ダイオードおよび第4ダイオードが第1ダイオードおよび第2ダイオードに対して並列接続されている。更に、絶縁基板の上面の右側に配置された第5ダイオードと第6ダイオードとが直列接続されると共に、第5ダイオードおよび第6ダイオードが第1ダイオードおよび第2ダイオードに対して並列接続され、それにより、3相ダイオードブリッジ回路が構成されている。
また、特開2008−91787号公報の図1に記載されたパワー半導体モジュールでは、第1ダイオードのアノード電極および第2ダイオードのカソード電極と第1外部導出端子とが、半田接合により電気的に接続されている。更に、第3ダイオードのアノード電極および第4ダイオードのカソード電極と第2外部導出端子とが、半田接合により電気的に接続されている。また、第5ダイオードのアノード電極および第6ダイオードのカソード電極と第3外部導出端子とが、半田接合により電気的に接続されている。
更に、特開2008−91787号公報の図1に記載されたパワー半導体モジュールでは、第1ダイオード、第3ダイオードおよび第5ダイオードのカソード電極と第4外部導出端子とが、半田接合により電気的に接続されている。また、第2ダイオード、第4ダイオードおよび第6ダイオードのアノード電極と第5外部導出端子とが、半田接合により電気的に接続されている。
特開2008−91787号公報の図1
詳細には、特開2008−91787号公報の図1に記載されたような従来のパワー半導体モジュールの製造時には、1回目の半田リフロー工程において、絶縁基板の第1上面側導体パターンと第1ダイオードと第1電極部材とが相互に半田接合され、絶縁基板の第2上面側導体パターンと第2ダイオードと第2電極部材とが相互に半田接合され、絶縁基板の第1上面側導体パターンと第3ダイオードと第3電極部材とが相互に半田接合され、絶縁基板の第3上面側導体パターンと第4ダイオードと第4電極部材とが相互に半田接合され、絶縁基板の第1上面側導体パターンと第5ダイオードと第5電極部材とが相互に半田接合され、絶縁基板の第4上面側導体パターンと第6ダイオードと第6電極部材とが相互に半田接合されていた。
更に、特開2008−91787号公報の図1に記載されたような従来のパワー半導体モジュールの製造時には、2回目の半田リフロー工程において、金属製放熱板の上面と絶縁基板の下面側導体パターンとが半田接合され、第1電極部材と第1接続アングルと第2上面側導体パターンとが相互に半田接合され、第2電極部材と第2接続アングルと第5上面側導体パターンとが相互に半田接合され、第3電極部材と第3接続アングルと第3上面側導体パターンとが相互に半田接合され、第4電極部材と第4接続アングルと第5上面側導体パターンとが相互に半田接合され、第5電極部材と第5接続アングルと第4上面側導体パターンとが相互に半田接合され、第6電極部材と第6接続アングルと第5上面側導体パターンとが相互に半田接合され、第2上面側導体パターンと第1外部導出端子とが半田接合され、第3上面側導体パターンと第2外部導出端子とが半田接合され、第4上面側導体パターンと第3外部導出端子とが半田接合され、第1上面側導体パターンと第4外部導出端子とが半田接合され、第5上面側導体パターンと第5外部導出端子とが半田接合されていた。
つまり、特開2008−91787号公報の図1に記載されたような従来のパワー半導体モジュールの製造工程には、2回の半田リフロー工程が設けられていた。
一方、パワー半導体モジュールの半田リフロー工程の数を削減するために、1回のみの半田リフロー工程によって上述したすべての半田接合を行おうとすると、外部導出端子の下面と絶縁基板の上面側導体パターンとの間に位置する半田層の厚みにより、外部導出端子がインサート成形された外囲ケースが、金属製放熱板から浮いてしまったり、金属製放熱板が反ってしまったりする不具合が生じていた。
そこで、本発明者等は、上述した不具合を解消しつつ、半田リフロー工程の数を削減するために鋭意研究を行った結果、本発明を見い出したのである。
つまり、本発明は、外部導出端子がインサート成形された外囲ケースが金属製放熱板から浮いてしまったり、金属製放熱板が反ってしまったりする不具合を低減しつつ、半田リフロー工程の数を削減することができるパワー半導体モジュールの製造方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1ダイオード(3a)と第2ダイオード(3b)とを直列接続し、
第3ダイオード(3c)と第4ダイオード(3d)とを直列接続すると共に、第3ダイオード(3c)および第4ダイオード(3d)を第1ダイオード(3a)および第2ダイオード(3b)に対して並列接続し、
第5ダイオード(3e)と第6ダイオード(3f)とを直列接続すると共に、第5ダイオード(3e)および第6ダイオード(3f)を第1ダイオード(3a)および第2ダイオード(3b)に対して並列接続することにより、3相ダイオードブリッジ回路を構成し、
絶縁基板(2)の上面の左側に第1ダイオード(3a)および第2ダイオード(3b)を配置し、
絶縁基板(2)の上面の右側に第5ダイオード(3e)および第6ダイオード(3f)を配置し、
絶縁基板(2)の上面の中央に第3ダイオード(3c)および第4ダイオード(3d)を配置し、
第1ダイオード(3a)のアノード電極および第2ダイオード(3b)のカソード電極と第1外部導出端子(6a)とを電気的に接続し、
第3ダイオード(3c)のアノード電極および第4ダイオード(3d)のカソード電極と第2外部導出端子(6b)とを電気的に接続し、
第5ダイオード(3e)のアノード電極および第6ダイオード(3f)のカソード電極と第3外部導出端子(6c)とを電気的に接続し、
第1ダイオード(3a)、第3ダイオード(3c)および第5ダイオード(3e)のカソード電極と第4外部導出端子(6d)とを電気的に接続し、
第2ダイオード(3b)、第4ダイオード(3d)および第6ダイオード(3f)のアノード電極と第5外部導出端子(6e)とを電気的に接続するパワー半導体モジュール(20)の製造方法において、
金属製放熱板(1)の上面と絶縁基板(2)の下面側導体パターン(2c)との間に半田(10a)を配置し、
絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第1ダイオード(3a)の下面のカソード電極との間に半田(10b1)を配置し、
絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第2ダイオード(3b)の下面のカソード電極との間に半田(10b2)を配置し、
絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第3ダイオード(3c)の下面のカソード電極との間に半田(10b3)を配置し、
絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第4ダイオード(3d)の下面のカソード電極との間に半田(10b4)を配置し、
絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第5ダイオード(3e)の下面のカソード電極との間に半田(10b5)を配置し、
絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と第6ダイオード(3f)の下面のカソード電極との間に半田(10b6)を配置し、
第1ダイオード(3a)の上面のアノード電極と第1電極部材(4a)の下面との間に半田(10c1)を配置し、
第2ダイオード(3b)の上面のアノード電極と第2電極部材(4b)の下面との間に半田(10c2)を配置し、
第3ダイオード(3c)の上面のアノード電極と第3電極部材(4c)の下面との間に半田(10c3)を配置し、
第4ダイオード(3d)の上面のアノード電極と第4電極部材(4d)の下面との間に半田(10c4)を配置し、
第5ダイオード(3e)の上面のアノード電極と第5電極部材(4e)の下面との間に半田(10c5)を配置し、
第6ダイオード(3f)の上面のアノード電極と第6電極部材(4f)の下面との間に半田(10c6)を配置し、
第1電極部材(4a)の上面と第1接続アングル(5a)の第1端部(5a1)の下面との間に半田(10d1)を配置し、
第2電極部材(4b)の上面と第2接続アングル(5b)の第1端部(5b1)の下面との間に半田(10d2)を配置し、
第3電極部材(4c)の上面と第3接続アングル(5c)の第1端部(5c1)の下面との間に半田(10d3)を配置し、
第4電極部材(4d)の上面と第4接続アングル(5d)の第1端部(5d1)の下面との間に半田(10d4)を配置し、
第5電極部材(4e)の上面と第5接続アングル(5e)の第1端部(5e1)の下面との間に半田(10d5)を配置し、
第6電極部材(4f)の上面と第6接続アングル(5f)の第1端部(5f1)の下面との間に半田(10d6)を配置し、
絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第1接続アングル(5a)の第2端部(5a2)の下面との間に半田(10e1)を配置し、
絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第2接続アングル(5b)の第2端部(5b2)の下面との間に半田(10e2)を配置し、
絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第3接続アングル(5c)の第2端部(5c2)の下面との間に半田(10e3)を配置し、
絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第4接続アングル(5d)の第2端部(5d2)の下面との間に半田(10e4)を配置し、
絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と第5接続アングル(5e)の第2端部(5e2)の下面との間に半田(10e5)を配置し、
絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第6接続アングル(5f)の第2端部(5f2)の下面との間に半田(10e6)を配置し、
絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第1外部導出端子(6a)の下面との間に半田(10f1)を配置し、
絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第2外部導出端子(6b)の下面との間に半田(10f2)を配置し、
絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第3外部導出端子(6c)の下面との間に半田(10f3)を配置し、
絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第4外部導出端子(6d)の下面との間に半田(10f4)を配置し、
絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第5外部導出端子(6e)の下面との間に半田(10f5)を配置し、
十字状上冶具(41)の前側アーム部(41a)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の後側アーム部(41b)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の右側アーム部(41c)によって外囲ケース(6)の右側壁(6i)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の左側アーム部(41d)によって外囲ケース(6)の左側壁(6j)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6,10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6,10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6,10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6,10f1,10f2,10f3,10f4,10f5)を溶融させ、半田接合を行うことを特徴とするパワー半導体モジュール(20)の製造方法が提供される。
請求項2に記載の発明によれば、第1ダイオード(3a)と第2ダイオード(3b)とを直列接続し、
絶縁基板(2)の上面の左側に第1ダイオード(3a)を配置し、
絶縁基板(2)の上面の右側に第2ダイオード(3b)を配置し、
第1ダイオード(3a)のアノード電極および第2ダイオード(3b)のカソード電極と第1外部導出端子(6a)とを電気的に接続し、
第1ダイオード(3a)のカソード電極と第2外部導出端子(6b)とを電気的に接続し、
第2ダイオード(3b)のアノード電極と第3外部導出端子(6c)とを電気的に接続することによりダブラー型に構成されたパワー半導体モジュール(30)の製造方法において、
金属製放熱板(1)の上面と絶縁基板(2)の下面側導体パターン(2c)との間に半田(10a)を配置し、
絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第1ダイオード(3a)の下面のカソード電極との間に半田(10b1)を配置し、
絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第2ダイオード(3b)の下面のカソード電極との間に半田(10b2)を配置し、
第1ダイオード(3a)の上面のアノード電極と第1電極部材(4a)の下面との間に半田(10c1)を配置し、
第2ダイオード(3b)の上面のアノード電極と第2電極部材(4b)の下面との間に半田(10c2)を配置し、
第1電極部材(4a)の上面と第1接続アングル(5a)の第2端部(5a2)の下面との間に半田(10e1)を配置し、
第2電極部材(4b)の上面と第2接続アングル(5b)の第1端部(5b1)の下面との間に半田(10d2)を配置し、
絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第1接続アングル(5a)の第1端部(5a1)の下面との間に半田(10d1)を配置し、
絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第2接続アングル(5b)の第2端部(5b2)の下面との間に半田(10e2)を配置し、
絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第1外部導出端子(6a)の下面との間に半田(10f1)を配置し、
絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第2外部導出端子(6b)の下面との間に半田(10f2)を配置し、
絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第3外部導出端子(6c)の下面との間に半田(10f3)を配置し、
上冶具(41)の前端部(41a’)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)を下向きに押圧し、上冶具(41)の後端部(41b’)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10c1,10c2,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3)を溶融させ、半田接合を行うことを特徴とすパワー半導体モジュール(30)の製造方法が提供される。
請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、金属製放熱板(1)の上面と絶縁基板(2)の下面側導体パターン(2c)との間に半田(10a)が配置される。
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、絶縁基板(2)の上面の左側に位置する第1ダイオード(3a)の下面のカソード電極との間に半田(10b1)が配置される。また、絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、絶縁基板(2)の上面の左側に位置する第2ダイオード(3b)の下面のカソード電極との間に半田(10b2)が配置される。
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、絶縁基板(2)の上面の中央に位置する第3ダイオード(3c)の下面のカソード電極との間に半田(10b3)が配置される。更に、絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、絶縁基板(2)の上面の中央に位置する第4ダイオード(3d)の下面のカソード電極との間に半田(10b4)が配置される。
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、絶縁基板(2)の上面の右側に位置する第5ダイオード(3e)の下面のカソード電極との間に半田(10b5)が配置される。また、絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と、絶縁基板(2)の上面の右側に位置する第6ダイオード(3f)の下面のカソード電極との間に半田(10b6)が配置される。
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、第1ダイオード(3a)の上面のアノード電極と第1電極部材(4a)の下面との間に半田(10c1)が配置される。更に、第2ダイオード(3b)の上面のアノード電極と第2電極部材(4b)の下面との間に半田(10c2)が配置される。また、第3ダイオード(3c)の上面のアノード電極と第3電極部材(4c)の下面との間に半田(10c3)が配置される。
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、第4ダイオード(3d)の上面のアノード電極と第4電極部材(4d)の下面との間に半田(10c4)が配置される。また、第5ダイオード(3e)の上面のアノード電極と第5電極部材(4e)の下面との間に半田(10c5)が配置される。更に、第6ダイオード(3f)の上面のアノード電極と第6電極部材(4f)の下面との間に半田(10c6)が配置される。
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、第1電極部材(4a)の上面と第1接続アングル(5a)の第1端部(5a1)の下面との間に半田(10d1)が配置される。更に、第2電極部材(4b)の上面と第2接続アングル(5b)の第1端部(5b1)の下面との間に半田(10d2)が配置される。また、第3電極部材(4c)の上面と第3接続アングル(5c)の第1端部(5c1)の下面との間に半田(10d3)が配置される。
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、第4電極部材(4d)の上面と第4接続アングル(5d)の第1端部(5d1)の下面との間に半田(10d4)が配置される。また、第5電極部材(4e)の上面と第5接続アングル(5e)の第1端部(5e1)の下面との間に半田(10d5)が配置される。更に、第6電極部材(4f)の上面と第6接続アングル(5f)の第1端部(5f1)の下面との間に半田(10d6)が配置される。
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第1接続アングル(5a)の第2端部(5a2)の下面との間に半田(10e1)が配置される。更に、絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第2接続アングル(5b)の第2端部(5b2)の下面との間に半田(10e2)が配置される。また、絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第3接続アングル(5c)の第2端部(5c2)の下面との間に半田(10e3)が配置される。
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第4接続アングル(5d)の第2端部(5d2)の下面との間に半田(10e4)が配置される。また、絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と第5接続アングル(5e)の第2端部(5e2)の下面との間に半田(10e5)が配置される。更に、絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第6接続アングル(5f)の第2端部(5f2)の下面との間に半田(10e6)が配置される。
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第1外部導出端子(6a)の下面との間に半田(10f1)が配置される。更に、絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第2外部導出端子(6b)の下面との間に半田(10f2)が配置される。また、絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第3外部導出端子(6c)の下面との間に半田(10f3)が配置される。
更に、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第4外部導出端子(6d)の下面との間に半田(10f4)が配置される。また、絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第5外部導出端子(6e)の下面との間に半田(10f5)が配置される。
次いで、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、上冶具(41)によって外囲ケース(6)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6,10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6,10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6,10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6,10f1,10f2,10f3,10f4,10f5)が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
そのため、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法によれば、外囲ケース(6)が下向きに押圧されておらず、金属製放熱板(1)が上向きに押圧されていない状態で、1回のみの半田リフロー工程により半田接合が行われるのに伴って、外囲ケース(6)が金属製放熱板(1)から浮いてしまったり、金属製放熱板(1)が反ってしまったりするのを回避することができる。
換言すれば、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法によれば、外囲ケース(6)が金属製放熱板(1)から浮いてしまったり、金属製放熱板(1)が反ってしまったりする不具合を低減しつつ、半田リフロー工程の数を削減することができる。
詳細には、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、第1ダイオード(3a)のアノード電極および第2ダイオード(3b)のカソード電極と第1外部導出端子(6a)とが電気的に接続される。また、第3ダイオード(3c)のアノード電極および第4ダイオード(3d)のカソード電極と第2外部導出端子(6b)とが電気的に接続される。更に、第5ダイオード(3e)のアノード電極および第6ダイオード(3f)のカソード電極と第3外部導出端子(6c)とが電気的に接続される。
また、請求項1に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、第1ダイオード(3a)、第3ダイオード(3c)および第5ダイオード(3e)のカソード電極と第4外部導出端子(6d)とが電気的に接続される。更に、第2ダイオード(3b)、第4ダイオード(3d)および第6ダイオード(3f)のアノード電極と第5外部導出端子(6e)とが電気的に接続される。
請求項に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、十字状上冶具(41)の前側アーム部(41a)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の後側アーム部(41b)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の右側アーム部(41c)によって外囲ケース(6)の右側壁(6i)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の左側アーム部(41d)によって外囲ケース(6)の左側壁(6j)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6,10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6,10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6,10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6,10f1,10f2,10f3,10f4,10f5)が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
つまり、請求項に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法では、半田リフロー工程中に、第5外部導出端子(6e)の左側に位置する十字状上冶具(41)の前側アーム部(41a)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)が下向きに押圧される。また、第1外部導出端子(6a)および第2外部導出端子(6b)の右側であって第3外部導出端子(6c)および第4外部導出端子(6d)の左側に位置する十字状上冶具(41)の後側アーム部(41b)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)が下向きに押圧される。更に、第5外部導出端子(6e)の後側であって第3外部導出端子(6c)および第4外部導出端子(6d)の前側に位置する十字状上冶具(41)の右側アーム部(41c)によって外囲ケース(6)の右側壁(6i)が下向きに押圧される。また、第1外部導出端子(6a)および第2外部導出端子(6b)の前側に位置する十字状上冶具(41)の左側アーム部(41d)によって外囲ケース(6)の左側壁(6j)が下向きに押圧される。
そのため、請求項に記載のパワー半導体モジュール(20)の製造方法によれば、外囲ケース(6)の前側壁(6g)、後側壁(6h)、右側壁(6i)および左側壁(6j)のいずれかが下向きに押圧されない場合よりも、外囲ケース(6)を均一に下向きに押圧することができ、それにより、外囲ケース(6)が金属製放熱板(1)から浮いてしまったり、金属製放熱板(1)が反ってしまったりする不具合を低減することができる。
請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、金属製放熱板(1)の上面と絶縁基板(2)の下面側導体パターン(2c)との間に半田(10a)が配置される。
更に、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、絶縁基板(2)の上面の左側に位置する第1ダイオード(3a)の下面のカソード電極との間に半田(10b1)が配置される。また、絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、絶縁基板(2)の上面の右側に位置する第2ダイオード(3b)の下面のカソード電極との間に半田(10b2)が配置される。
また、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、第1ダイオード(3a)の上面のアノード電極と第1電極部材(4a)の下面との間に半田(10c1)が配置される。更に、第2ダイオード(3b)の上面のアノード電極と第2電極部材(4b)の下面との間に半田(10c2)が配置される。
更に、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、第1電極部材(4a)の上面と第1接続アングル(5a)の第2端部(5a2)の下面との間に半田(10e1)が配置される。また、第2電極部材(4b)の上面と第2接続アングル(5b)の第1端部(5b1)の下面との間に半田(10d2)が配置される。
また、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第1接続アングル(5a)の第1端部(5a1)の下面との間に半田(10d1)が配置される。更に、絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第2接続アングル(5b)の第2端部(5b2)の下面との間に半田(10e2)が配置される。
更に、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第1外部導出端子(6a)の下面との間に半田(10f1)が配置される。また、絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第2外部導出端子(6b)の下面との間に半田(10f2)が配置される。更に、絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第3外部導出端子(6c)の下面との間に半田(10f3)が配置される。
次いで、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、上冶具(41)によって外囲ケース(6)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10c1,10c2,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3)が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
そのため、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法によれば、外囲ケース(6)が下向きに押圧されておらず、金属製放熱板(1)が上向きに押圧されていない状態で、1回のみの半田リフロー工程により半田接合が行われるのに伴って、外囲ケース(6)が金属製放熱板(1)から浮いてしまったり、金属製放熱板(1)が反ってしまったりするのを回避することができる。
換言すれば、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法によれば、外囲ケース(6)が金属製放熱板(1)から浮いてしまったり、金属製放熱板(1)が反ってしまったりする不具合を低減しつつ、半田リフロー工程の数を削減することができる。
詳細には、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、第1ダイオード(3a)と第2ダイオード(3b)とが直列接続される。
更に、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、第1ダイオード(3a)のアノード電極および第2ダイオード(3b)のカソード電極と第1外部導出端子(6a)とが電気的に接続される。
また、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、第1ダイオード(3a)のカソード電極と第2外部導出端子(6b)とが電気的に接続される。更に、第2ダイオード(3b)のアノード電極と第3外部導出端子(6c)とが電気的に接続される。
請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、上冶具(41)の前端部(41a’)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)を下向きに押圧し、上冶具(41)の後端部(41b’)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10c1,10c2,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3)が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
つまり、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法では、半田リフロー工程中に、第2外部導出端子(6b)および第3外部導出端子(6c)の左側に位置する上冶具(41)の前端部(41a’)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)が下向きに押圧される。また、第1外部導出端子(6a)の右側に位置する十字状上冶具(41)の後端部(41b’)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)が下向きに押圧される。
そのため、請求項に記載のパワー半導体モジュール(30)の製造方法によれば、外囲ケース(6)の前側壁(6g)および後側壁(6h)のいずれかが下向きに押圧されない場合よりも、外囲ケース(6)を均一に下向きに押圧することができ、それにより、外囲ケース(6)が金属製放熱板(1)から浮いてしまったり、金属製放熱板(1)が反ってしまったりする不具合を低減することができる。
以下、本発明のパワー半導体モジュールの製造方法の第1の実施形態について説明する。図1は第1の実施形態のパワー半導体モジュールに用いられる金属製放熱板1を示した図である。詳細には、図1(A)は金属製放熱板1の平面図、図1(B)は図1(A)のA−A線に沿った断面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図1(A)に示すように、金属製放熱板1の上面にレジスト1a(図1(A)中のハッチング部分)が形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、絶縁基板2(図2参照)が金属製放熱板1に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図1(A)および図1(B)に示すように、金属製放熱板1にねじ穴1bが形成されている。
図2は図1に示した金属製放熱板1上に搭載される絶縁基板2を示した図である。詳細には、図2(A)は絶縁基板2の平面図、図2(B)は絶縁基板2の正面図、図2(C)は絶縁基板2の底面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図2に示すように、絶縁層2aの上面に5個の上面側導体パターン2b1,2b2,2b3,2b4,2b5を形成し、絶縁層2aの下面に下面側導体パターン2cを形成することにより、絶縁基板2が構成されている。
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図2(A)に示すように、上面側導体パターン2b1の上面にレジスト2b1aが形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、ダイオード3a,3c,3e(図3(A)参照)が上面側導体パターン2b1に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図2(A)に示すように、上面側導体パターン2b2の上面にレジスト2b2aが形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、ダイオード3b(図3(A)参照)および接続アングル5a(図4(A)参照)の前側端部5a2が上面側導体パターン2b2に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図2(A)に示すように、上面側導体パターン2b3の上面にレジスト2b3aが形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、ダイオード3d(図3(A)参照)および接続アングル5c(図4(A)参照)の前側端部5c2が上面側導体パターン2b3に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図2(A)に示すように、上面側導体パターン2b4の上面にレジスト2b4aが形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、ダイオード3f(図3(A)参照)および接続アングル5e(図4(A)参照)の前側端部5e2が上面側導体パターン2b4に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図2(A)に示すように、上面側導体パターン2b5の上面にレジスト2b5aが形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、接続アングル5b(図4(A)参照)の前側端部5b2、接続アングル5d(図4(A)参照)の前側端部5d2、および、接続アングル5f(図4(A)参照)の前側端部5f2が上面側導体パターン2b5に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
図3は金属製放熱板1上に絶縁基板2等が搭載される様子を示した図である。詳細には、図3(A)は金属製放熱板1上に絶縁基板2が搭載され、絶縁基板2上にダイオード3a,3b,3c,3d,3e,3fが搭載され、ダイオード3a,3b,3c,3d,3e,3f上に例えばアノードPCM(琺瑯鉄)板、アノードモリブデン板などのような電極部材4a,4b,4c,4d,4e,4fが搭載された状態を示した平面図である。図3(B)は図3(A)のB−B線に沿った分解組立断面図、図3(C)は図3(A)のC−C線に沿った分解組立断面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3に示すように、金属製放熱板1上に絶縁基板2が搭載され、絶縁基板2上にダイオード3a,3b,3c,3d,3e,3fが搭載され、ダイオード3a,3b,3c,3d,3e,3f上に電極部材4a,4b,4c,4d,4e,4fが搭載される。詳細には、電極部材4a,4b,4c,4d,4e,4fが、ダイオード3a,3b,3c,3d,3e,3fの上面のアノード電極のガードリング(図示せず)の内側に搭載される。
更に詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3(B)および図3(C)に示すように、金属製放熱板1の上面と絶縁基板2の下面側導体パターン2cとの間に半田10aが配置される。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3(B)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b1と、絶縁基板2の上面の左側に位置するダイオード3aの下面のカソード電極との間に半田10b1が配置される。また、絶縁基板2の上面側導体パターン2b1と、絶縁基板2の上面の中央に位置するダイオード3cの下面のカソード電極との間に半田10b3が配置される。更に、絶縁基板2の上面側導体パターン2b1と、絶縁基板2の上面の右側に位置するダイオード3eの下面のカソード電極との間に半田10b5が配置される。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3(C)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b2と、絶縁基板2の上面の左側に位置するダイオード3bの下面のカソード電極との間に半田10b2が配置される。更に、絶縁基板2の上面側導体パターン2b3と、絶縁基板2の上面の中央に位置するダイオード3dの下面のカソード電極との間に半田10b4が配置される。また、絶縁基板2の上面側導体パターン2b4と、絶縁基板2の上面の右側に位置するダイオード3fの下面のカソード電極との間に半田10b6が配置される。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3(B)に示すように、ダイオード3aの上面のアノード電極と電極部材4aの下面との間に半田10c1が配置される。また、ダイオード3cの上面のアノード電極と電極部材4cの下面との間に半田10c3が配置される。更に、ダイオード3eの上面のアノード電極と電極部材4eの下面との間に半田10c5が配置される。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3(C)に示すように、ダイオード3bの上面のアノード電極と電極部材4bの下面との間に半田10c2が配置される。更に、ダイオード3dの上面のアノード電極と電極部材4dの下面との間に半田10c4が配置される。また、ダイオード3fの上面のアノード電極と電極部材4fの下面との間に半田10c6が配置される。
図4は図3(A)に示した組立体上に接続アングル5a,5b,5c,5d,5e,5fが搭載される様子を示した図である。詳細には、図4(A)は図3(A)に示した組立体上に接続アングル5a,5b,5c,5d,5e,5fが搭載された状態を示した平面図である。図4(B)は図4(A)のD−D線に沿った分解組立断面図、図4(C)は図4(A)のE−E線に沿った分解組立断面図、図4(D)は図4(A)のF−F線に沿った分解組立断面図、図4(E)は図4(A)のG−G線に沿った分解組立断面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図3および図4に示すように、図3(A)に示した組立体上に、例えば板金のプレス加工などによって形成された接続アングル5a,5b,5c,5d,5e,5fが搭載される。
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図4(A)および図4(B)に示すように、電極部材4aの上面と接続アングル5aの後側端部5a1の下面との間に半田10d1が配置される。また、電極部材4cの上面と接続アングル5cの後側端部5c1の下面との間に半田10d3が配置される。更に、電極部材4eの上面と接続アングル5eの後側端部5e1の下面との間に半田10d5が配置される。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図4(A)および図4(C)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b2と接続アングル5aの前側端部5a2の下面との間に半田10e1が配置される。また、絶縁基板2の上面側導体パターン2b3と接続アングル5cの前側端部5c2の下面との間に半田10e3が配置される。更に、絶縁基板2の上面側導体パターン2b4と接続アングル5eの前側端部5e2の下面との間に半田10e5が配置される。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図4(A)および図4(D)に示すように、電極部材4bの上面と接続アングル5bの後側端部5b1の下面との間に半田10d2が配置される。更に、電極部材4dの上面と接続アングル5dの後側端部5d1の下面との間に半田10d4が配置される。また、電極部材4fの上面と接続アングル5fの後側端部5f1の下面との間に半田10d6が配置される。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図4(A)および図4(E)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b5と接続アングル5bの前側端部5b2の下面との間に半田10e2が配置される。また、絶縁基板2の上面側導体パターン2b5と接続アングル5dの前側端部5d2の下面との間に半田10e4が配置される。更に、絶縁基板2の上面側導体パターン2b5と接続アングル5fの前側端部5f2の下面との間に半田10e6が配置される。
図5は図4(A)に示した組立体上に被せられる外囲ケース6の部品図である。詳細には、図5(A)は外囲ケース6の平面図、図5(B)は図5(A)のH−H線に沿った断面図、図5(C)は図5(A)のI−I線に沿った断面図、図5(D)は図5(A)のJ−J線に沿った断面図、図5(E)は図5(A)のK−K線に沿った断面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図5に示すように、樹脂材料の成形によって外囲ケース6が形成されている。詳細には、外囲ケース6に、前側壁6gと後側壁6hと右側壁6iと左側壁6jとが設けられ、天井部および底部は設けられていない。つまり、外囲ケース6の上端および下端が開口している。更に、外部導出端子6a,6b,6c,6dが後側壁6hにインサート成形され、外部導出端子6eが前側壁6gにインサート成形されている。また、図1および図5に示すように、金属製放熱板1の上面の外周部と当接せしめられる段差部6kが、外囲ケース6の前側壁6g、後側壁6h、右側壁6iおよび左側壁6jの下端に形成されている。
図6および図7は図4(A)に示した組立体上に図5に示した外囲ケース6が被せられる様子を示した図である。詳細には、図6(A)は図4(A)に示した組立体上に図5に示した外囲ケース6が被せられた状態を示した平面図である。図6(B)は図6(A)のH−H線に沿った分解組立断面図、図7(A)は図6(A)のI−I線に沿った分解組立断面図、図7(B)は図6(A)のJ−J線に沿った分解組立断面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図4、図5、図6および図7に示すように、図4(A)に示した組立体上に図5に示した外囲ケース6が被せられる。詳細には、図1、図5、図6および図7に示すように、金属製放熱板1の上面の外周部と、外囲ケース6の段差部6kとが、接着剤によって接合される。
更に詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図6(A)および図6(B)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b1と、外囲ケース6の外部導出端子6dの下面との間に半田10f4が配置される。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図6(A)および図7(A)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b2と、外囲ケース6の外部導出端子6aの下面との間に半田10f1が配置される。更に、絶縁基板2の上面側導体パターン2b3と、外囲ケース6の外部導出端子6bの下面との間に半田10f2が配置される。また、絶縁基板2の上面側導体パターン2b4と、外囲ケース6の外部導出端子6cの下面との間に半田10f3が配置される。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図6(A)および図7(B)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b5と、外囲ケース6の外部導出端子6eの下面との間に半田10f5が配置される。
図8は半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体を固定するための上冶具41の部品図である。詳細には、図8(A)は上冶具41の平面図、図8(B)は図8(A)のK−K線に沿った断面図である。図8に示すように、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時に用いられる上冶具41は、十字形状に形成されている。詳細には、外囲ケース6の前側壁6g(図5(A)参照)を下向きに押圧するための前側アーム部41aと、外囲ケース6の後側壁6h(図5(A)参照)を下向きに押圧するための後側アーム部41bと、外囲ケース6の右側壁6i(図5(A)参照)を下向きに押圧するための右側アーム部41cと、外囲ケース6の左側壁6j(図5(A)参照)を下向きに押圧するための左側アーム部41dとが、上冶具41に設けられている。更に、ねじ穴41eが上冶具41に形成されている。
図9は半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体を固定するための下冶具42の部品図である。詳細には、図9(A)は下冶具42の平面図、図9(B)は下冶具42の正面図である。図9に示すように、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時に用いられる下冶具42には、ねじ穴42aが形成されている。
図10は半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体が図8に示した上冶具41および図9に示した下冶具42によって固定されている状態を示した図である。詳細には、図10(A)は半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体が図8に示した上冶具41および図9に示した下冶具42によって固定されている状態を上側から見た図である。図10(B)は半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体が図8に示した上冶具41および図9に示した下冶具42によって固定されている状態を前側から見た図である。図10において、43はねじを示している。第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時のリフロー工程中には、図10に示すように、2個のねじ43が、上冶具41のねじ穴41e(図8参照)および金属製放熱板1のねじ穴1b(図1参照)を通され、下冶具42のねじ穴42a(図9参照)の雌ねじ部と螺合せしめられている。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、1回のみの半田リフロー工程が設けられている。詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図10に示すように、半田リフロー工程中に、上冶具41によって外囲ケース6が下向きに押圧されると共に、下冶具42によって金属製放熱板1が上向きに押圧されている。また、半田リフロー工程中に、図6に示した組立体に含まれるすべての半田10a,10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6,10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6,10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6,10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6,10f1,10f2,10f3,10f4,10f5が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法によれば、外囲ケース6が下向きに押圧されておらず、金属製放熱板1が上向きに押圧されていない状態で、1回のみの半田リフロー工程により半田接合が行われるのに伴って、外囲ケース6が金属製放熱板1から浮いてしまったり、金属製放熱板1が反ってしまったりするのを回避することができる。
換言すれば、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法によれば、外囲ケース6が金属製放熱板1から浮いてしまったり、金属製放熱板1が反ってしまったりする不具合を低減しつつ、半田リフロー工程の数を削減することができる。
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法では、図5、図6、図8および図10に示すように、上冶具41の前側アーム部41aによって外囲ケース6の前側壁6gを下向きに押圧し、上冶具41の後側アーム部41bによって外囲ケース6の後側壁6hを下向きに押圧し、上冶具41の右側アーム部41cによって外囲ケース6の右側壁6iを下向きに押圧し、上冶具41の左側アーム部41dによって外囲ケース6の左側壁6jを下向きに押圧すると共に、下冶具42によって金属製放熱板1を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、図6に示した組立体に含まれるすべての半田10a,10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6,10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6,10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6,10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6,10f1,10f2,10f3,10f4,10f5が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
つまり、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法では、図5、図8および図10に示すように、半田リフロー工程中に、外部導出端子6eの左側に位置する上冶具41の前側アーム部41aによって外囲ケース6の前側壁6gが下向きに押圧される。また、外部導出端子6a,6bの右側であって外部導出端子6c,6dの左側に位置する上冶具41の後側アーム部41bによって外囲ケース6の後側壁6hが下向きに押圧される。更に、外部導出端子6eの後側であって外部導出端子6c,6dの前側に位置する上冶具41の右側アーム部41cによって外囲ケース6の右側壁6iが下向きに押圧される。また、外部導出端子6a,6bの前側に位置する上冶具41の左側アーム部41dによって外囲ケース6の左側壁6jが下向きに押圧される。
そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法によれば、外囲ケース6の前側壁6g、後側壁6h、右側壁6iおよび左側壁6jのいずれかが下向きに押圧されない場合よりも、外囲ケース6を均一に下向きに押圧することができ、それにより、外囲ケース6が金属製放熱板1から浮いてしまったり、金属製放熱板1が反ってしまったりする不具合を低減することができる。
更に詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法では、図3、図4、図8および図10に示すように、半田リフロー工程中に、上冶具41によって外囲ケース6が拘束され、下冶具42によって金属製放熱板1が拘束されるものの、絶縁基板2、ダイオード3a,3b,3c,3d,3e,3f、電極部材4a,4b,4c,4d,4e,4fおよび接続アングル5a,5b,5c,5d,5e,5fは上冶具41あるいは下冶具42によって拘束されない。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、半田リフロー後に、図6(A)に示した組立体の外囲ケース6の内部などの洗浄が行われ、次いで、外囲ケース6の内部にシリコーンゲルが充填され、硬化せしめられる。
図11は図6(A)に示した組立体上に被せられる蓋体7の部品図である。詳細には、図11(A)は蓋体7の平面図、図11(B)は蓋体7の正面図である。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、シリコーンゲルの充填後に、図6(A)に示した組立体の外囲ケース6に、図11に示した蓋体7が被せられる。詳細には、その時に、外部導出端子6aの上端が蓋体7の導出穴7aを通され、外部導出端子6bの上端が蓋体7の導出穴7bを通され、外部導出端子6cの上端が蓋体7の導出穴7cを通され、外部導出端子6dの上端が蓋体7の導出穴7dを通され、外部導出端子6eの上端が蓋体7の導出穴7eを通される。次いで、蓋体7の上面の凹部7fにナット(図示せず)が挿入される。次いで、外部導出端子6a,6b,6c,6d,6eの上端が折り曲げられ、第1の実施形態のパワー半導体モジュールが完成する。
図12は第1の実施形態のパワー半導体モジュール20の等価回路図である。第1の実施形態のパワー半導体モジュール20では、図3(A)、図4(A)、図6(A)および図12に示すように、ダイオード3aとダイオード3bとが直列接続されている。また、ダイオード3cとダイオード3dとが直列接続されている。更に、ダイオード3c,3dがダイオード3a,3bに対して並列接続されている。また、ダイオード3eとダイオード3fとが直列接続されている。更に、ダイオード3e,3fがダイオード3a,3bに対して並列接続されている。それにより、3相ダイオードブリッジ回路が構成されている。
詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20では、図3(A)、図4(A)、図6(A)および図12に示すように、ダイオード3aのアノード電極およびダイオード3bのカソード電極と外部導出端子6aとが電気的に接続されている。また、ダイオード3cのアノード電極およびダイオード3dのカソード電極と外部導出端子6bとが電気的に接続されている。更に、ダイオード3eのアノード電極およびダイオード3fのカソード電極と外部導出端子6cとが電気的に接続されている。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20では、図3(A)、図4(A)、図6(A)および図12に示すように、ダイオード3a,3c,3eのカソード電極と外部導出端子6dとが電気的に接続されている。更に、ダイオード3b,3d,3fのアノード電極と外部導出端子6eとが電気的に接続されている。
更に詳細には、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20では、図2(A)、図3(A)および図4(A)に示すように、ダイオード3bを包囲するレジスト2b2aの一部が、接続アングル5aの前側端部5a2を包囲するレジスト2b2aの一部として機能せしめられる。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20によれば、ダイオード3bを包囲するレジスト2b2aと接続アングル5aの前側端部5a2を包囲するレジスト2b2aとが完全に独立して設けられている場合よりも、実装密度を向上させることができ、それにより、パワー半導体モジュール20全体を小型化することができる。
また、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20では、図2(A)、図3(A)および図4(A)に示すように、ダイオード3dを包囲するレジスト2b3aの一部が、接続アングル5cの前側端部5c2を包囲するレジスト2b3aの一部として機能せしめられる。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20によれば、ダイオード3dを包囲するレジスト2b3aと接続アングル5cの前側端部5c2を包囲するレジスト2b3aとが完全に独立して設けられている場合よりも、実装密度を向上させることができ、それにより、パワー半導体モジュール20全体を小型化することができる。
更に、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20では、図2(A)、図3(A)および図4(A)に示すように、ダイオード3fを包囲するレジスト2b4aの一部が、接続アングル5eの前側端部5e2を包囲するレジスト2b4aの一部として機能せしめられる。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュール20によれば、ダイオード3fを包囲するレジスト2b4aと接続アングル5eの前側端部5e2を包囲するレジスト2b4aとが完全に独立して設けられている場合よりも、実装密度を向上させることができ、それにより、パワー半導体モジュール20全体を小型化することができる。
以下、本発明のパワー半導体モジュールの製造方法の第2の実施形態について説明する。図13は第2の実施形態のパワー半導体モジュールに用いられる金属製放熱板1を示した図である。詳細には、図13(A)は金属製放熱板1の平面図、図13(B)は図13(A)のL−L線に沿った断面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図13(A)に示すように、金属製放熱板1の上面にレジスト1a(図13(A)中のハッチング部分)が形成されている。そのため、第2の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、絶縁基板2(図14参照)が金属製放熱板1に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。また、第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図13(A)および図13(B)に示すように、金属製放熱板1にねじ穴1bが形成されている。
図14は図13に示した金属製放熱板1上に搭載される絶縁基板2を示した図である。詳細には、図14(A)は絶縁基板2の平面図、図14(B)は絶縁基板2の正面図、図14(C)は絶縁基板2の底面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図14に示すように、絶縁層2aの上面に3個の上面側導体パターン2b1,2b2,2b3を形成し、絶縁層2aの下面に下面側導体パターン2cを形成することにより、絶縁基板2が構成されている。
詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図14(A)に示すように、上面側導体パターン2b1の上面にレジスト2b1aが形成されている。そのため、第1の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、ダイオード3a(図15(A)参照)が上面側導体パターン2b1に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
また、第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図14(A)に示すように、上面側導体パターン2b2の上面にレジスト2b2aが形成されている。そのため、第2の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、ダイオード3b(図15(A)参照)および接続アングル5a(図16(A)参照)の後側端部5a1が上面側導体パターン2b2に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
更に、第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図14(A)に示すように、上面側導体パターン2b3の上面にレジスト2b3aが形成されている。そのため、第2の実施形態のパワー半導体モジュールによれば、後述する半田リフロー工程において、接続アングル5b(図16(A)参照)の前側端部5b2が上面側導体パターン2b3に対して位置ずれしてしまうおそれを低減することができる。
図15は金属製放熱板1上に絶縁基板2等が搭載される様子を示した図である。詳細には、図15(A)は金属製放熱板1上に絶縁基板2が搭載され、絶縁基板2上にダイオード3a,3bが搭載され、ダイオード3a,3b上に例えばアノードPCM(琺瑯鉄)板、アノードモリブデン板などのような電極部材4a,4bが搭載された状態を示した平面図である。図15(B)は図15(A)のM−M線に沿った分解組立断面図、図15(C)は図15(A)のN−N線に沿った分解組立断面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図15に示すように、金属製放熱板1上に絶縁基板2が搭載され、絶縁基板2上にダイオード3a,3bが搭載され、ダイオード3a,3b上に電極部材4a,4bが搭載される。詳細には、電極部材4a,4bが、ダイオード3a,3bの上面のアノード電極のガードリング(図示せず)の内側に搭載される。
詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図15(B)および図15(C)に示すように、金属製放熱板1の上面と絶縁基板2の下面側導体パターン2cとの間に半田10aが配置される。
更に、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図15(C)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b1と、絶縁基板2の上面の左側に位置するダイオード3aの下面のカソード電極との間に半田10b1が配置される。また、図15(B)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b2と、絶縁基板2の上面の右側に位置するダイオード3bの下面のカソード電極との間に半田10b2が配置される。
また、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図15(C)に示すように、ダイオード3aの上面のアノード電極と電極部材4aの下面との間に半田10c1が配置される。更に、図15(B)に示すように、ダイオード3bの上面のアノード電極と電極部材4bの下面との間に半田10c2が配置される。
図16は図15(A)に示した組立体上に接続アングル5a,5bが搭載される様子を示した図である。詳細には、図16(A)は図15(A)に示した組立体上に接続アングル5a,5bが搭載された状態を示した平面図である。図16(B)は図16(A)のP−P線に沿った分解組立断面図、図16(C)は図16(A)のQ−Q線に沿った分解組立断面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図15および図16に示すように、図15(A)に示した組立体上に、例えば板金のプレス加工などによって形成された接続アングル5a,5bが搭載される。
詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図16(A)および図16(B)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b2と接続アングル5aの後側端部5a1の下面との間に半田10d1が配置される。また、電極部材4bの上面と接続アングル5bの後側端部5a1の下面との間に半田10d2が配置される。
更に、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図16(A)および図16(C)に示すように、電極部材4aの上面と接続アングル5aの前側端部5a2の下面との間に半田10e1が配置される。また、絶縁基板2の上面側導体パターン2b3と接続アングル5bの前側端部5b2の下面との間に半田10e2が配置される。
図17は図16(A)に示した組立体上に被せられる外囲ケース6の部品図である。詳細には、図17(A)は外囲ケース6の平面図、図17(B)は図17(A)のR−R線に沿った断面図、図17(C)は図17(A)のS−S線に沿った断面図、図17(D)は図17(A)のT−T線に沿った断面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールでは、図17に示すように、樹脂材料の成形によって外囲ケース6が形成されている。詳細には、外囲ケース6に、前側壁6gと後側壁6hと右側壁と左側壁とが設けられ、天井部および底部は設けられていない。つまり、外囲ケース6の上端および下端が開口している。更に、外部導出端子6aが後側壁6hにインサート成形され、外部導出端子6b,6cが前側壁6gにインサート成形されている。また、図13および図17に示すように、金属製放熱板1の上面の外周部と当接せしめられる段差部6kが、外囲ケース6の前側壁6g、後側壁6h、右側壁および左側壁の下端に形成されている。
図18は図16(A)に示した組立体上に図17に示した外囲ケース6が被せられる様子を示した図である。詳細には、図18(A)は図16(A)に示した組立体上に図17に示した外囲ケース6が被せられた状態を示した平面図である。図18(B)は図18(A)のU−U線に沿った分解組立断面図、図18(C)は図18(A)のV−V線に沿った分解組立断面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図16、図17および図18に示すように、図16(A)に示した組立体上に図17に示した外囲ケース6が被せられる。詳細には、図13、図17および図18に示すように、金属製放熱板1の上面の外周部と、外囲ケース6の段差部6kとが、接着剤によって接合される。
更に詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図18(A)および図18(B)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b2と、外囲ケース6の外部導出端子6aの下面との間に半田10f1が配置される。
また、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図18(A)および図18(C)に示すように、絶縁基板2の上面側導体パターン2b1と、外囲ケース6の外部導出端子6bの下面との間に半田10f2が配置される。更に、絶縁基板2の上面側導体パターン2b3と、外囲ケース6の外部導出端子6cの下面との間に半田10f3が配置される。
図19は半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体を固定するための上冶具41の部品図である。詳細には、図19(A)は上冶具41の平面図、図19(B)は図19(A)のW−W線に沿った断面図である。図8に示すように、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時に用いられる上冶具41は、概略Z形状に形成されている。詳細には、外囲ケース6の前側壁6g(図17(A)参照)を下向きに押圧するための前端部41a’と、外囲ケース6の後側壁6h(図17(A)参照)を下向きに押圧するための後端部41b’とが、上冶具41に設けられている。更に、ねじ穴41eが上冶具41に形成されている。
図20は半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体を固定するための下冶具42の部品図である。詳細には、図20(A)は下冶具42の平面図、図20(B)は下冶具42の正面図である。図20に示すように、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時に用いられる下冶具42には、ねじ穴42aが形成されている。
図21は半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体が図19に示した上冶具41および図20に示した下冶具42によって固定されている状態を示した図である。詳細には、図21(A)は半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体が図19に示した上冶具41および図20に示した下冶具42によって固定されている状態を上側から見た図である。図21(B)は半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体が図19に示した上冶具41および図20に示した下冶具42によって固定されている状態を前側から見た図である。図21において、43はねじを示している。第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時のリフロー工程中には、図21に示すように、2個のねじ43が、上冶具41のねじ穴41e(図19参照)および金属製放熱板1のねじ穴1b(図13参照)を通され、下冶具42のねじ穴42a(図20参照)の雌ねじ部と螺合せしめられている。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、1回のみの半田リフロー工程が設けられている。詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、図21に示すように、半田リフロー工程中に、上冶具41によって外囲ケース6が下向きに押圧されると共に、下冶具42によって金属製放熱板1が上向きに押圧されている。また、半田リフロー工程中に、図18に示した組立体に含まれるすべての半田10a,10b1,10b2,10c1,10c2,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
そのため、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法によれば、外囲ケース6が下向きに押圧されておらず、金属製放熱板1が上向きに押圧されていない状態で、1回のみの半田リフロー工程により半田接合が行われるのに伴って、外囲ケース6が金属製放熱板1から浮いてしまったり、金属製放熱板1が反ってしまったりするのを回避することができる。
換言すれば、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法によれば、外囲ケース6が金属製放熱板1から浮いてしまったり、金属製放熱板1が反ってしまったりする不具合を低減しつつ、半田リフロー工程の数を削減することができる。
詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法では、図17、図18、図19および図21に示すように、上冶具41の前端部41a’によって外囲ケース6の前側壁6gを下向きに押圧し、上冶具41の後端部41b’によって外囲ケース6の後側壁6hを下向きに押圧すると共に、下冶具42によって金属製放熱板1を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、図18に示した組立体に含まれるすべての半田10a,10b1,10b2,10c1,10c2,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3が溶融せしめられ、半田接合が行われる。
つまり、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法では、図17、図19および図21に示すように、半田リフロー工程中に、外部導出端子6b,6cの左側に位置する上冶具41の前端部41a’によって外囲ケース6の前側壁6gが下向きに押圧される。また、外部導出端子6aの右側に位置する上冶具41の後端部41b’によって外囲ケース6の後側壁6hが下向きに押圧される。
そのため、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法によれば、外囲ケース6の前側壁6gおよび後側壁6hのいずれかが下向きに押圧されない場合よりも、外囲ケース6を均一に下向きに押圧することができ、それにより、外囲ケース6が金属製放熱板1から浮いてしまったり、金属製放熱板1が反ってしまったりする不具合を低減することができる。
更に詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造方法では、図15、図16、図19および図21に示すように、半田リフロー工程中に、上冶具41によって外囲ケース6が拘束され、下冶具42によって金属製放熱板1が拘束されるものの、絶縁基板2、ダイオード3a,3b、電極部材4a,4bおよび接続アングル5a,5bは上冶具41あるいは下冶具42によって拘束されない。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、半田リフロー後に、図18(A)に示した組立体の外囲ケース6の内部などの洗浄が行われ、次いで、外囲ケース6の内部にシリコーンゲルが充填され、硬化せしめられる。
図22は図18(A)に示した組立体上に被せられる蓋体7の部品図である。詳細には、図22(A)は蓋体7の平面図、図22(B)は蓋体7の正面図である。
第2の実施形態のパワー半導体モジュールの製造時には、シリコーンゲルの充填後に、図18(A)に示した組立体の外囲ケース6に、図22に示した蓋体7が被せられる。詳細には、その時に、外部導出端子6aの上端が蓋体7の導出穴7aを通され、外部導出端子6bの上端が蓋体7の導出穴7bを通され、外部導出端子6cの上端が蓋体7の導出穴7cを通される。次いで、蓋体7の上面の凹部7fにナット(図示せず)が挿入される。次いで、外部導出端子6a,6b,6cの上端が折り曲げられ、第2の実施形態のパワー半導体モジュールが完成する。
図23は第2の実施形態のパワー半導体モジュール30の等価回路図である。第2の実施形態のパワー半導体モジュール30では、図15(A)、図16(A)、図18(A)および図23に示すように、2個のダイオード3a,3bを直列接続することによりダブラー型に構成されている。
詳細には、第2の実施形態のパワー半導体モジュール30では、図15(A)、図16(A)、図18(A)および図23に示すように、ダイオード3aのアノード電極およびダイオード3bのカソード電極と外部導出端子6aとが電気的に接続されている。
また、第2の実施形態のパワー半導体モジュール30では、図15(A)、図16(A)、図18(A)および図23に示すように、ダイオード3aのカソード電極と外部導出端子6bとが電気的に接続されている。更に、ダイオード3bのアノード電極と外部導出端子6cとが電気的に接続されている。
第1の実施形態のパワー半導体モジュールに用いられる金属製放熱板1を示した図である。 図1に示した金属製放熱板1上に搭載される絶縁基板2を示した図である。 金属製放熱板1上に絶縁基板2等が搭載される様子を示した図である。 図3(A)に示した組立体上に接続アングル5a,5b,5c,5d,5e,5fが搭載される様子を示した図である。 図4(A)に示した組立体上に被せられる外囲ケース6の部品図である。 図4(A)に示した組立体上に図5に示した外囲ケース6が被せられる様子を示した図である。 図4(A)に示した組立体上に図5に示した外囲ケース6が被せられる様子を示した図である。 半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体を固定するための上冶具41の部品図である。 半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体を固定するための下冶具42の部品図である。 半田リフロー工程中に図6(A)に示した組立体が図8に示した上冶具41および図9に示した下冶具42によって固定されている状態を示した図である。 図6(A)に示した組立体上に被せられる蓋体7の部品図である。 第1の実施形態のパワー半導体モジュール20の等価回路図である。 第2の実施形態のパワー半導体モジュールに用いられる金属製放熱板1を示した図である。 図13に示した金属製放熱板1上に搭載される絶縁基板2を示した図である。 金属製放熱板1上に絶縁基板2等が搭載される様子を示した図である。 図15(A)に示した組立体上に接続アングル5a,5bが搭載される様子を示した図である。 図16(A)に示した組立体上に被せられる外囲ケース6の部品図である。 図16(A)に示した組立体上に図17に示した外囲ケース6が被せられる様子を示した図である。 半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体を固定するための上冶具41の部品図である。 半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体を固定するための下冶具42の部品図である。 半田リフロー工程中に図18(A)に示した組立体が図19に示した上冶具41および図20に示した下冶具42によって固定されている状態を示した図である。 図18(A)に示した組立体上に被せられる蓋体7の部品図である。 第2の実施形態のパワー半導体モジュール30の等価回路図である。
符号の説明
1 金属製放熱板
1a レジスト
1b ねじ穴
2 絶縁基板
2a 絶縁層
2b1,2b2,2b3,2b4,2b5 上面側導体パターン
2b1a,2b2a,2b3a,2b4a,2b5a レジスト
2c 下面側導体パターン
3a,3b,3c,3d,3e,3f ダイオード
4a,4b,4c,4d,4e,4f 電極部材
5a,5b,5c,5d,5e,5f 接続アングル
5a1,5a2,5b1,5b2,5c1,5c2 端部
5d1,5d2,5e1,5e2,5f1,5f2 端部
6 外囲ケース
6a,6b,6c,6d,6e 外部導出端子
6g 前側壁
6h 後側壁
6i 右側壁
6j 左側壁
6k 段差部
7 蓋体
7a,7b,7c,7d,7e 導出穴
7f 凹部
10a 半田
10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6 半田
10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6 半田
10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6 半田
10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6 半田
10f1,10f2,10f3,10f4,10f5 半田
20 パワー半導体モジュール
30 パワー半導体モジュール
41 上冶具
41a 前側アーム部
41b 後側アーム部
41c 右側アーム部
41d 左側アーム部
41e ねじ穴
41a’ 前端部
41b’ 後端部
42 下冶具
42a ねじ穴
43 ねじ

Claims (2)

  1. 第1ダイオード(3a)と第2ダイオード(3b)とを直列接続し、
    第3ダイオード(3c)と第4ダイオード(3d)とを直列接続すると共に、第3ダイオード(3c)および第4ダイオード(3d)を第1ダイオード(3a)および第2ダイオード(3b)に対して並列接続し、
    第5ダイオード(3e)と第6ダイオード(3f)とを直列接続すると共に、第5ダイオード(3e)および第6ダイオード(3f)を第1ダイオード(3a)および第2ダイオード(3b)に対して並列接続することにより、3相ダイオードブリッジ回路を構成し、
    絶縁基板(2)の上面の左側に第1ダイオード(3a)および第2ダイオード(3b)を配置し、
    絶縁基板(2)の上面の右側に第5ダイオード(3e)および第6ダイオード(3f)を配置し、
    絶縁基板(2)の上面の中央に第3ダイオード(3c)および第4ダイオード(3d)を配置し、
    第1ダイオード(3a)のアノード電極および第2ダイオード(3b)のカソード電極と第1外部導出端子(6a)とを電気的に接続し、
    第3ダイオード(3c)のアノード電極および第4ダイオード(3d)のカソード電極と第2外部導出端子(6b)とを電気的に接続し、
    第5ダイオード(3e)のアノード電極および第6ダイオード(3f)のカソード電極と第3外部導出端子(6c)とを電気的に接続し、
    第1ダイオード(3a)、第3ダイオード(3c)および第5ダイオード(3e)のカソード電極と第4外部導出端子(6d)とを電気的に接続し、
    第2ダイオード(3b)、第4ダイオード(3d)および第6ダイオード(3f)のアノード電極と第5外部導出端子(6e)とを電気的に接続するパワー半導体モジュール(20)の製造方法において、
    金属製放熱板(1)の上面と絶縁基板(2)の下面側導体パターン(2c)との間に半田(10a)を配置し、
    絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第1ダイオード(3a)の下面のカソード電極との間に半田(10b1)を配置し、
    絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第2ダイオード(3b)の下面のカソード電極との間に半田(10b2)を配置し、
    絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第3ダイオード(3c)の下面のカソード電極との間に半田(10b3)を配置し、
    絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第4ダイオード(3d)の下面のカソード電極との間に半田(10b4)を配置し、
    絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第5ダイオード(3e)の下面のカソード電極との間に半田(10b5)を配置し、
    絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と第6ダイオード(3f)の下面のカソード電極との間に半田(10b6)を配置し、
    第1ダイオード(3a)の上面のアノード電極と第1電極部材(4a)の下面との間に半田(10c1)を配置し、
    第2ダイオード(3b)の上面のアノード電極と第2電極部材(4b)の下面との間に半田(10c2)を配置し、
    第3ダイオード(3c)の上面のアノード電極と第3電極部材(4c)の下面との間に半田(10c3)を配置し、
    第4ダイオード(3d)の上面のアノード電極と第4電極部材(4d)の下面との間に半田(10c4)を配置し、
    第5ダイオード(3e)の上面のアノード電極と第5電極部材(4e)の下面との間に半田(10c5)を配置し、
    第6ダイオード(3f)の上面のアノード電極と第6電極部材(4f)の下面との間に半田(10c6)を配置し、
    第1電極部材(4a)の上面と第1接続アングル(5a)の第1端部(5a1)の下面との間に半田(10d1)を配置し、
    第2電極部材(4b)の上面と第2接続アングル(5b)の第1端部(5b1)の下面との間に半田(10d2)を配置し、
    第3電極部材(4c)の上面と第3接続アングル(5c)の第1端部(5c1)の下面との間に半田(10d3)を配置し、
    第4電極部材(4d)の上面と第4接続アングル(5d)の第1端部(5d1)の下面との間に半田(10d4)を配置し、
    第5電極部材(4e)の上面と第5接続アングル(5e)の第1端部(5e1)の下面との間に半田(10d5)を配置し、
    第6電極部材(4f)の上面と第6接続アングル(5f)の第1端部(5f1)の下面との間に半田(10d6)を配置し、
    絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第1接続アングル(5a)の第2端部(5a2)の下面との間に半田(10e1)を配置し、
    絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第2接続アングル(5b)の第2端部(5b2)の下面との間に半田(10e2)を配置し、
    絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第3接続アングル(5c)の第2端部(5c2)の下面との間に半田(10e3)を配置し、
    絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第4接続アングル(5d)の第2端部(5d2)の下面との間に半田(10e4)を配置し、
    絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と第5接続アングル(5e)の第2端部(5e2)の下面との間に半田(10e5)を配置し、
    絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と第6接続アングル(5f)の第2端部(5f2)の下面との間に半田(10e6)を配置し、
    絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第1外部導出端子(6a)の下面との間に半田(10f1)を配置し、
    絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第2外部導出端子(6b)の下面との間に半田(10f2)を配置し、
    絶縁基板(2)の第4上面側導体パターン(2b4)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第3外部導出端子(6c)の下面との間に半田(10f3)を配置し、
    絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第4外部導出端子(6d)の下面との間に半田(10f4)を配置し、
    絶縁基板(2)の第5上面側導体パターン(2b5)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第5外部導出端子(6e)の下面との間に半田(10f5)を配置し、
    十字状上冶具(41)の前側アーム部(41a)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の後側アーム部(41b)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の右側アーム部(41c)によって外囲ケース(6)の右側壁(6i)を下向きに押圧し、十字状上冶具(41)の左側アーム部(41d)によって外囲ケース(6)の左側壁(6j)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10b3,10b4,10b5,10b6,10c1,10c2,10c3,10c4,10c5,10c6,10d1,10d2,10d3,10d4,10d5,10d6,10e1,10e2,10e3,10e4,10e5,10e6,10f1,10f2,10f3,10f4,10f5)を溶融させ、半田接合を行うことを特徴とするパワー半導体モジュール(20)の製造方法。
  2. 第1ダイオード(3a)と第2ダイオード(3b)とを直列接続し、
    絶縁基板(2)の上面の左側に第1ダイオード(3a)を配置し、
    絶縁基板(2)の上面の右側に第2ダイオード(3b)を配置し、
    第1ダイオード(3a)のアノード電極および第2ダイオード(3b)のカソード電極と第1外部導出端子(6a)とを電気的に接続し、
    第1ダイオード(3a)のカソード電極と第2外部導出端子(6b)とを電気的に接続し、
    第2ダイオード(3b)のアノード電極と第3外部導出端子(6c)とを電気的に接続することによりダブラー型に構成されたパワー半導体モジュール(30)の製造方法において、
    金属製放熱板(1)の上面と絶縁基板(2)の下面側導体パターン(2c)との間に半田(10a)を配置し、
    絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と第1ダイオード(3a)の下面のカソード電極との間に半田(10b1)を配置し、
    絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第2ダイオード(3b)の下面のカソード電極との間に半田(10b2)を配置し、
    第1ダイオード(3a)の上面のアノード電極と第1電極部材(4a)の下面との間に半田(10c1)を配置し、
    第2ダイオード(3b)の上面のアノード電極と第2電極部材(4b)の下面との間に半田(10c2)を配置し、
    第1電極部材(4a)の上面と第1接続アングル(5a)の第2端部(5a2)の下面との間に半田(10e1)を配置し、
    第2電極部材(4b)の上面と第2接続アングル(5b)の第1端部(5b1)の下面との間に半田(10d2)を配置し、
    絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と第1接続アングル(5a)の第1端部(5a1)の下面との間に半田(10d1)を配置し、
    絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と第2接続アングル(5b)の第2端部(5b2)の下面との間に半田(10e2)を配置し、
    絶縁基板(2)の第2上面側導体パターン(2b2)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第1外部導出端子(6a)の下面との間に半田(10f1)を配置し、
    絶縁基板(2)の第1上面側導体パターン(2b1)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第2外部導出端子(6b)の下面との間に半田(10f2)を配置し、
    絶縁基板(2)の第3上面側導体パターン(2b3)と、外囲ケース(6)にインサート成形された第3外部導出端子(6c)の下面との間に半田(10f3)を配置し、
    上冶具(41)の前端部(41a’)によって外囲ケース(6)の前側壁(6g)を下向きに押圧し、上冶具(41)の後端部(41b’)によって外囲ケース(6)の後側壁(6h)を下向きに押圧すると共に、下冶具(42)によって金属製放熱板(1)を上向きに押圧している状態で、1回のみの半田リフロー工程により、半田(10a,10b1,10b2,10c1,10c2,10d1,10d2,10e1,10e2,10f1,10f2,10f3)を溶融させ、半田接合を行うことを特徴とすパワー半導体モジュール(30)の製造方法。
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