JP5252249B2 - デバイス製造処理方法 - Google Patents

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

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本発明は、デバイス製造処理方法に係り、さらに詳しくは、例えば、半導体素子、液晶表示素子、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子、薄膜磁気ヘッド等を製造するためのフォトリソグラフィ工程を含むデバイス製造処理方法に関する。
従来より、基板上に転写されるデバイスパターンの解像度の向上などを目的として、基板上の同一の領域に、2枚以上のレチクル各々のパターンを重ね合わせて転写するいわゆる多重露光法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。この多重露光法によれば、各レチクルのパターンの転写結果の劣化を相互に補い合うようになり、基板上への高精度なデバイスパターンの形成が可能になる。多重露光法では、1枚目のレチクル上のパターンを基板上に転写した後、1枚目のレチクルを2枚目のレチクルに交換して、2枚目のレチクル上のパターンを基板上に転写するのが一般的である。
一方、デバイスパターンの微細化の要求に応えるべく、超解像技術(Resolution Enhancement Technology)の一環として、光近接効果を考慮してパターンが設計されたOPC(Optical Proximity Correction)マスクや、光の位相差を利用して基板上のパターンの高コンストラスト化をはかった位相シフトマスクが採用されるようになっている(例えば、特許文献2参照)。OPCマスクは、マスクパターンの角に小さい図形を付加したり、密集部と粗な箇所のパターンサイズを変化させたりすることにより、基板上に転写されるデバイスパターンが結果的に設計どおりのものにすることを目的として設計されるものである。
これらのマスクを用いれば、微細パターンでの光量不足や、隣接パターンからの回折光同士の干渉により生じる光近接効果による基板上のパターン像の劣化が低減されるので、デバイスパターンを基板上に精度良く転写することができるようになる。しかしながら、最近では、デバイスパターンがより複雑化しており、OPCマスクや位相シフトマスクの設計には手間がかかるうえ、そのようなマスクは極めて高価であるといった問題があった。
特開平10−209039号公報 特許第3128876号公報
本発明は、第1の観点からすると、基板上に転写されるデバイスパターンの第1部分に相当する第1分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第1マスクと、前記第1部分とは異なる前記デバイスパターンの第2部分に相当する第2分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第2マスクとを用意する準備工程と;前記基板上へのデバイスパターンの転写状態に関する情報を前記複数の第1、第2マスク毎に、または、前記第1マスクと前記第2マスクとの各種組み合わせ毎に取得する取得工程と;前記取得された情報に基づいて、前記複数の第1マスクの中から特定の第1マスクを選択すると共に、前記複数の第2マスクの中から特定の第2マスクを選択する選択工程と;を含むデバイス製造処理方法である。
これによれば、基板上に転写されるデバイスパターンを第1及び第2分割パターンに分割する。第1及び第2分割パターンは、元のデバイスパターンよりも単純化されたパターンとなる。このため、このような分割パターンを転写して最終的に基板上にデバイスパターンを形成した方が、複雑なデバイスパターンをそのまま基板上に転写するよりも、パターンによる光近接効果の影響が軽減されるので、基板上に転写されるパターンの劣化が低減される。また、本発明では、第1分割パターンの劣化を補うために互いに異なる条件で形成された複数の第1マスク、同様に、第2分割パターンの劣化を補うために互いに異なる条件で形成された複数の第2マスクが用意されている。れらのマスクの中から、基板上へのデバイスパターン転写精度が最も良好となるマスクを速やかに選択し、選択されたマスクを用いてデバイスパターンの転写を行えば、デバイスパターンの転写精度の劣化の防止を目的とするマスクの迅速な最適化が可能となる。
本発明は、第2の観点からすると、基板上に転写されるデバイスパターンの第1部分に相当する第1分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第1マスクと、前記第1部分とは異なる前記デバイスパターンの第2部分に相当する第2分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第2マスクとを用意する準備工程と;前記用意された前記複数の第1マスクの中から選択された特定の第1マスクに形成された第1分割パターン像と、前記用意された前記複数の第2マスクの中から選択された特定の第2マスクに形成された第2分割パターンの像とを、前記基板上に同時に投影して、前記デバイスパターンを転写する転写工程と;を含むデバイス製造処理方法である。
これによれば、デバイスパターンよりも単純化であるため、基板上への転写状態を容易に把握可能な第1及び第2分割パターンの像を基板上に同時に投影するので、基板上の転写パターンの劣化が防止されるとともに、パターンの転写に要する時間も短縮されるようになり、高精度、かつ、高スループットな露光が実現される。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図13に基づいて説明する。
図1には、本発明の一実施形態に係るデバイス製造処理システムの概略構成が示されている。図1に示されるように、デバイス製造処理システム1000は、半導体ウエハを処理し、マイクロデバイスを製造するためにデバイス製造工場内に構築されたシステムである。図1に示されるように、このデバイス製造処理システム1000は、露光装置100と、その露光装置100に隣接して配置されたトラック200と、管理コントローラ160と、解析装置500と、ホストシステム600と、デバイス製造処理装置群900とを備えている。
露光装置100は、デバイスパターンを、フォトレジストが塗布されたウエハに転写する装置である。図2には、露光装置100の概略構成が示されている。露光装置100は、露光光IL1、IL2を射出する照明系10、その露光光IL1により照明されるデバイスパターン等が形成されたレチクルR1と、その露光光IL2により照明されるデバイスパターン等が形成されたレチクルR2とを保持するレチクルステージRST、露光光IL1、IL2により照明されたレチクルR1、R2に形成されたデバイスパターンの一部をウエハWの被露光面上に投影する両側テレセントリックな投影光学系PL、露光対象となるウエハWを保持するウエハステージWST及びこれらを統括制御する主制御装置20を備えている。照明系10からの照明光IL1、IL2は、レチクルステージRSTにそれぞれ保持されたレチクルR1、R2の一部に照射される。この照射領域を照明領域IAR1、IAR2とする。レチクルR1、R2上には、それぞれ回路パターン等を含むデバイスパターンが形成されている。
照明領域IAR1、IAR2をそれぞれ経由した照明光IL1、IL2は、投影光学系PLを介して、ウエハステージWSTに保持されたウエハWの被露光面(ウエハ面)の一部に入射し、そこに照明領域IAR1、IAR2のデバイスパターンの投影像がそれぞれ形成される。このウエハW上の領域をそれぞれ露光領域IA1、IA2とする。ウエハWの被露光面には、フォトレジストが塗布されており、露光領域IA1、IA2に対応する部分に投影像のパターンが転写されるようになる。
ここで、投影光学系PLの光軸に沿った座標軸をZ軸とするXYZ座標系を考える。ウエハWを保持するウエハステージWSTは、XY平面を移動可能であるとともに、ウエハWの被露光面を、Z軸方向のシフト、θx(X軸回りの回転)方向、θy(Y軸回りの回転)方向に調整することが可能である。また、レチクルR1、R2を保持するレチクルステージRSTは、ウエハWを保持するウエハステージWSTに同期してXY面内を移動することが可能である。
図3に示されるように、このレチクルステージRSTと、ウエハステージWSTとの投影光学系PLの投影倍率に応じた同期走査により、レチクルR1、R2上のデバイスパターンが、照明領域IAR1、IAR2を通過するのに同期して、ウエハWの被露光面が、露光領域IA1、IA2を通過するようになる。これにより、レチクルR1、R2上の全デバイスパターンが、ウエハWの被露光面上の一部の領域(ショット領域)SAに転写されるようになる。露光装置100は、露光光IL1、IL2に対し、上述したレチクルステージRSTの相対同期走査と、ウエハWを保持するウエハステージWSTのステッピングを繰り返すことにより、レチクルR1、R2上のデバイスパターンをウエハW上の複数のショット領域に転写している。すなわち、露光装置100は、走査露光(ステップ・アンド・スキャン)方式の露光装置である。
主制御装置20は、露光光IL1、IL2の強度(露光量)を制御する露光量制御系と、レチクルステージRST1、RST2と、ウエハステージWSTとの同期制御や、投影光学系PLの焦点深度内にウエハWの面を一致させるオートフォーカス/レベリング制御(以下、単に、フォーカス制御という)などを行うステージ制御系と、投影光学系PLの結像状態を制御するレンズ制御系とを備えている。
露光量制御系は、露光量を検出可能な各種露光量センサ(不図示)の検出値に基づいて、露光量をその目標値に一致させるように制御するフィードバック制御を行っている。
ステージ制御系のうち、両ステージRST、WSTとの同期制御を行う制御系を同期制御系とし、ステージ位置(ウエハWの被露光面)のZ位置やX軸回り、Y軸回りの回転量を制御する制御系を、フォーカス制御系とする。
同期制御系は、XYZ座標系の下で、ウエハステージWST、レチクルステージRSTの位置を計測する干渉計の計測値に基づいてフィードバック制御を行い、両ステージRST、WSTの位置制御及び速度制御を実現している。
露光装置100には、ウエハ面のフォーカス/レベリングずれを複数検出点にて検出する多点AF(オートフォーカス)センサが設けられている。ステージ制御系は、この多点AFセンサの複数検出点のうち、例えば9個の検出点(9チャンネル)でウエハ面高さを検出し、露光領域IA1、IA2に対応するウエハ面を、投影光学系PLの像面に一致させるようなフィードバック制御を行うことにより、ウエハWの被露光面のフォーカス・レベリング制御を実現している。
レンズ制御系は、大気圧、露光装置100のチャンバ内の温度、露光量、投影光学系のレンズの温度をモニタし、そのモニタ結果に基づいて投影光学系の倍率変動量と、フォーカス変動量を算出し、その変動量に基づいて、投影光学系内部の気圧の調整と、レンズ間隔の調整により、ベストフォーカス位置と、倍率とが、目標値に追従するように制御している。
投影光学系PLは、複数枚、例えば10〜20枚程度の屈折光学素子(レンズ素子)や、反射ミラーなどを含む光学系を含む、両側テレセントリックな光学系である。投影光学系PLは、照明領域IAR1、IAR2内のパターンの部分倒立像を、所定の倍率で露光領域IA1、IA2に投影する。図3に示されるように、照明領域IAR1、IAR2、露光領域IA1、IA2の位置関係は、1回の両ステージRST、WSTの相対同期走査により、レチクルR1、R2上のデバイスパターン全体が、ウエハW上の1つのショット領域全体に転写されるような位置関係となっている。
露光装置100の動作は、装置パラメータの調整によって、ある程度調整可能となっている。上記制御系のゲインなどの制御系パラメータや、照明系10におけるコヒーレンスファクタなどの照明条件などはその一例である。照明条件は、露光するパターンに要求される解像度などによって決定される。
主制御装置20は、露光装置100の各種構成要素を制御するコンピュータシステムである。主制御装置20は、デバイス製造処理システム1000内に構築された通信ネットワークに接続され、その通信ネットワークを介して外部とのデータ送受信が可能となっている。
上述したように、露光装置100では、2つのレチクルR1、R2を用いて、ウエハW上にデバイスパターンを転写する。レチクルR1、R2には、ショット領域SAに転写されるデバイスパターンを分割することにより得られる分割パターンが形成されている。図4(A)〜図4(C)、図5(A)〜図5(C)には、デバイスパターンの分割の一例が示されている。
図4(A)、図5(A)には、ウエハW上に転写されるメモリセル等のデバイスパターンの一例が示されている。図4(A)に示されるデバイスパターンDPは、図4(B)に示される、矩形の孤立パターンと両端の矩形を繋ぐ細いラインパターンの組合せから成るパターンP1と、図4(C)に示されるライン・アンド・スペースパターン(L/Sパターン)P2とに分割することが可能である。また、図5(A)に示されるデバイスパターンDP’は、図5(B)に示される両端の矩形を繋ぐ細いラインパターンの組合せから成るパターンP1’と、図5(C)に示されるL/SパターンP2’とに分割することが可能である。ここでは、デバイスパターンを、周期性の高いパターンと、周期性が若干低いパターンとに分割している。
本実施形態では、レチクルR1に、図4(B)、図5(B)に示されるようなパターンP1、P1’が形成されており、レチクルR2に、図4(C)、図5(C)に示されるようなパターンP2、P2’が形成されているものとする。したがって、これらのレチクルR1、R2を用いて露光装置100で走査露光を行えば、ウエハWのショット領域には、図4(A)、図5(A)に示されるようなデバイスパターンDP、DP’が転写されるようになる。
また、本実施形態では、レチクルR1、R2として、OPCマスクや位相シフトマスクを採用することができる。
OPCマスクとは、光近接効果補正法(Optical Proximity Correction:OPC)を利用したマスクのことである。ウエハW上に転写すべきデバイスパターンをそのまま形成したマスクを、単に微細化しても、微細パターンでの光量不足や隣接パターンからの光の影響により、露光パターン異常が発生する可能性がある。この現象を光近接効果という。これらの現象を防止するために、マスクパターンの角に小さい図形を付加したり、密集部と粗な箇所のパターンサイズを変化させる技法が、光近接効果補正法(Optical Proximity Correction:OPC)である。OPCマスクでは、例えば、パターンのエッジにジョグと呼ばれる段差を作り、ウエハ上の露光パターンの形状が設計パターンの形状に近くなるように、ジョグの長さや大きさを調整する。
一方、位相シフトマスクは、例えば、マスクパターンの透過部を隣接する透過部とは異なる物質とすることにより、透過光に180°の位相差を与えたマスクである。よって、パターン遮光部では、回折した180°位相の異なる透過光同士が打ち消し合い、光強度が小さくすることにより、像面上のパターンコントラストが向上させることを目的としたマスクである。位相シフトマスクとしては、例えば、レベンソン型(基板掘り込み式、両掘り込み式、シフタ式)、補助パターン型、リム型、ハーフ・トーン型、クロム・レス型などの様々なタイプがある。
OPCマスクや位相シフトマスクを採用することは、超解像技術の1つであり、これらのマスクを用いれば、ウエハWの被露光面上に転写形成されるパターンの微細化が実現される。
図6(A)〜図6(E)には、矩形パターンに対し、OPC技術を適用した例が示されている。図6(A)に示される標準の矩形パターンSP1に対し、図6(B)に示される矩形パターンSP2は、相似で、かつ、パターンSP1よりも大きなパターンである。パターンSP1を露光すれば、ウエハW上の転写パターンが全体的に小さくなってしまうような場合に有効なOPCパターンである。
また、図6(C)〜図6(E)に示されるパターンSP3〜SP5は、パターンSP1をそのまま、ウエハW上に転写した場合に、ウエハW上パターンの4角が欠けて丸みを帯びるような場合に適用されるパターンである。4角の欠け方の大きさや形状は場合によって異なるため、その大きさや形状によってパターンSP3〜SP5のいずれかが採用されるようになる。
図7(A)に示されるパターンBP1にOPC技術を適用したパターンの一例が図7(B)に示されている。図7(B)に示されるように、パターンBP2は、パターンBP1に対してそのコーナが矩形状に張り出している。
図8(A)に示される枠状のパターンFP1にOPC技術を適用したパターンの一例が図8(B)に示されている。図8(B)に示されるように、パターンFP2は、パターンFP1に対して、その4角が、矩形状に張り出したような形状のパターンとなっている。
図9(A)に示される、L字状のパターンLP1に対するOPC技術の適用例であるパターンLP2、LP3が、図9(B)、図9(C)に示されている。また、図10(A)に示される、ラインパターンBP1’に対するOPC技術の適用例であるパターンBP2’、BP3’、BP4’、BP5’が、図10(B)〜図10(E)に示されている。一般に、パターンBP2’は、マスクバイアス最適化型と呼ばれ、パターンサイズを部分的に変更したものである。また、パターンBP3’はハンマヘッド型と呼ばれ、ラインパターンの両端を太くしたものである。また、パターンBP4’は、セリフ型と呼ばれ、ラインパターンの4角を拡張したものである。また、パターンBP5’は、補助パターンを追加した補助パターン型である。この他、例えば、パターンBP2’〜BP5’のようなOPCパターンと、位相シフト技術を組合せたOPC+位相シフト型を採用することもできる。
一般的には、要求される解像度が高くなるにつれて、ライン先端の延長・拡大、マスクバイアス最適化、ハンマヘッド型、セリフ型、補助パターン型、OPC+位相シフト型の順に選択されることが多い。すなわち、解像度を上げれば上げるほど、OPCマスクは複雑化して、そのデータボリュームが増大し、レチクル製造コストが高くなることに留意する必要がある。
図6(A)〜図10(E)に示されるパターンは、レチクルR1、R2に形成された分割パターンの一部分のパターン、すなわちパーツとして、採用することができる。例えば、図4(B)、図5(B)に示される分割パターンの各パターンとして、図6(A)〜図10(E)に示されるパターンを採用することができるのである。
露光装置100では、レチクルR1、R2として採用することができる複数のレチクルが用意されている。
すなわち、図4(B)、図5(B)に示されるパターンP1、P1’に相当するパターンが形成されたレチクルを複数用意する。パターンP1、P1’のような周期性の低いパターンについては、OPC技術が好適である。例えば、パターンP1、P1’がそのまま形成されたレチクルの他、パターンP1、P1’に代えて、図6(B)〜図6(E)に示されるパターンSP2〜SP5のいずれかが採用され、図7(B)に示されるパターンBP2などが採用されたレチクルを複数用意する。勿論、OPC技術に加え、位相シフト技術を採用した複数のレチクルを用意することも可能である。
これらのレチクルは、露光装置100内にストックされている。本実施形態では、これら複数のレチクルの中から、図4(A)、図5(A)に示されるデバイスパターンの転写に実際に用いるレチクルを選択し、選択されたレチクルをレチクルR1として用いるようになる。
また、図4(C)、図5(C)に示されるパターンP2、P2’に相当するパターンが形成されたレチクルについても、複数用意する。パターンP2、P2’のような周期性の高いパターンについては、位相シフト技術が好適である。これらのレチクルについては、例えば、それぞれが異なる位相シフト技術が採用されたレチクルとすることができる。勿論、OPC技術を採用することも可能である。
このレチクルR1、R2の選択は、もう一方のレチクルR2、R1のパターンとの組合せを考慮して行われる。例えば、レチクルR2上のパターンが、図4(C)に示されるようにL/Sパターンであったとすると、そのL/Sパターンの線幅、ピッチなどによって、レチクルR1が選択される。このように、レチクル同士の適合性なども選択の条件となる。
ところで、図4(A)に示されるデバイスパターンDPと、図5(A)に示されるデバイスパターンDP’とは、異なるデバイスパターンであるが、パターンP2とパターンP2’とは、同じL/Sパターンであるため、これらのパターンが形成されたレチクルについては共通化することができる。このようにすれば、レチクルの全体数を減らして、製造コストを削減することができる。
この場合、パターンP2とパターンP2’との設計上のピッチや線幅が多少異なっていたとしても、例えば、投影光学系PLの倍率を変更することにより、レチクルの流用が可能である。
ともかくも、各レチクルのパターンを、各製品、各工程のデバイスパターンの最大公約的なパターンとすれば、用意すべきレチクルの数を削減することが可能となる。
また、本実施形態では、デバイスパターンを、周期性の高いパターンと、比較的周期性の低いパターンとに分割した。このように、デバイスパターンの分割パターンを、ある規則に従って類型化されたものとすれば、それぞれのレチクルを、様々な工程、製品に流用しやすくなるとともに、各パターンに対して、OPC技術や位相シフト技術を、そのパターン補正の効果を予測可能な状態で、適用し易くなる。この結果、複数の製品、複数の工程でのデバイスパターンを露光装置100で転写形成する際に、用意すべきレチクルの数を最小限にとどめることが可能となる。
図1に戻り、露光装置100内には、露光に用いられるレチクルを、レチクルステージRSTに保持する前に検査するレチクル測定検査器130が設けられている。レチクル測定検査器130は、レチクルR1、R2のデバイスパターン上に付着した異物の有無及びデバイスパターンのパターンサイズを測定したり、パターン欠陥を検出したりする。まず、レチクル測定検査器130は、レチクルR1、R2のデバイスパターンを、レーザでスキャンして、その反射光や散乱光を検出し、反射光又は散乱光の強度変化によって、デバイスパターン上の異物を検出する。また、レチクル測定検査器130は、照明光IL1、IL2により照明されたデバイスパターンを撮像し、その撮像結果に基づいて、パターン線幅を測定したり、パターン欠陥を検出したりする。
レチクル測定検査器130は、反射光や散乱光の検出結果や、デバイスパターンの撮像結果に基づいて、デバイスパターン上の異物やパターン欠陥の有無の判断を行う(すなわち異常を検出する)情報処理装置を備えている。この情報処理装置では、上記異常検出のほか、異常が検出された箇所の位置の特定、異常の種類(異物か欠陥か)、異常部分の大きさ、異常の発生数などを検出する。これらの検出結果や、反射光や散乱光の検出信号やパターンの撮像信号などに相当する計測生データは、不図示の記憶装置に格納される。この情報処理装置は、外部の通信ネットワークと接続されており、外部の装置とデータの送受信が可能となっている。
[トラック]
トラック200は、露光装置100を囲むチャンバ(不図示)に接するように配置されている。トラック200は、内部に備える搬送ラインにより、主として露光装置100に対するウエハの搬入・搬出を行っている。
[コータ・デベロッパ]
トラック200内には、レジスト塗布及び現像を行うコータ・デベロッパ(C/D)110が設けられている。C/D110は、ウエハW上に対しフォトレジストの塗布及び現像を行う。C/D110は、これらの処理状態を観測し、その観測データをログデータとして記録することができるようになっている。観測可能な処理状態としては、例えば、レジスト塗布膜厚均一性、現像モジュール処理、PEB(Post-Exposure-Bake)の温度均一性(ホットプレート温度均一性)、ウエハ加熱履歴管理(PEB処理後のオーバベークを回避、クーリングプレート)の各状態がある。C/D110も、その装置パラメータの設定により、その処理状態をある程度調整することができるようになっている。このような装置パラメータには、例えば、ウエハW上のレジストの塗布むらに関連するパラメータ、例えば、設定温度、ウエハWの回転速度、レジストの滴下量や滴下間隔などの装置パラメータがある。
C/D110は、露光装置100や、ウエハ測定検査器120とは、独立して動作可能である。C/D110は、トラック200の搬送ラインに沿って配置されている。したがって、この搬送ラインによって、露光装置100とC/D110との間でウエハWの搬送が可能となる。また、C/D110は、デバイス製造処理システム1000内の通信ネットワークと接続されており、外部とのデータ送受信が可能となっている。C/D110は、例えば、そのプロセスに関する情報(上記トレースデータなどの情報)を出力可能である。
[ウエハ測定検査器]
トラック200内には、露光装置100でのウエハWの露光前後(すなわち、事前、事後)において、そのウエハWに対する様々な測定検査を行うことが可能な複合的なウエハ測定検査器120が設けられている。ウエハ測定検査器120は、露光装置100やC/D110とは、独立して動作可能である。ウエハ測定検査器120は、露光前に測定を行う事前測定検査処理と、露光後に測定を行う事後測定検査処理とを行う。
事前測定検査処理では、ウエハWが露光装置100に搬送される前に、ウエハW上の異物の検査、ウエハW上のレジスト膜検査や、露光装置100における露光条件を最適化するための測定を行う。事前測定検査処理の測定対象としては、露光前のウエハWの面形状がある。ウエハ測定検査器120は、事前測定検査の結果を、システム内の通信ネットワークを介して外部にデータ出力することができるようになっている。
一方、事後測定検査処理では、露光装置100で転写されC/D110で現像された露光後(事後)のウエハW上のレジストパターン等の線幅や重ね合わせ誤差、投影光学系PLの波面収差、照明ムラの測定を行い、ウエハ膜検査、ウエハ欠陥・異物検査などを行う。ここで、ウエハ膜検査とは、ウエハW上に形成された膜の膜厚、膜厚ムラ、膜不良、異物、スクラッチなどの検査を含む。
また、ウエハ測定検査器120では、露光装置100の投影光学系PLの収差計測のための露光されたテストウエハ上の収差計測用マークの相対位置ずれ量なども計測することができるようになっている。
また、ウエハ測定検査器120についても、その測定状態(例えば、測定のためのウエハの位置あわせ時の残差成分などの位置合わせ等の測定誤差などに影響するようなデータ)をログデータとして記録することができるようになっている。このログデータについても、通信ネットワークを介して外部に出力可能となっている。また、ウエハ測定検査器120も、その装置パラメータを許容範囲内で設定することにより、その測定状態をある程度調整することができるようになっている。このような装置パラメータには、例えば、計測の前提となるウエハの位置合わせ関連のパラメータや、センサのフォーカス状態に関するパラメータ、計測対象となるウエハWの選定や、計測ショットの選択に関するパラメータなどがある。
ウエハ測定検査器120は、トラック200の搬送ラインに沿って配置されている。したがって、この搬送ラインによって、露光装置100と、C/D110と、ウエハ測定検査器120との間でウエハWの搬送が可能となる。すなわち、露光装置100と、トラック110と、ウエハ測定検査器120とは、相互にインライン接続されている。ここで、インライン接続とは、装置間及び各装置内の処理ユニット間を、ロボットアームやスライダ等のウエハWを自動搬送するための搬送装置を介して接続することを意味する。このインライン接続により、露光装置100とC/D110とウエハ測定検査器120との間でのウエハWの受け渡し時間を格段に短くすることができる。
インライン接続された露光装置100とC/D110とウエハ測定検査器120とは、これを一体として、1つの基板処理装置(100、110、120)とみなすこともできる。基板処理装置(100、110、120)は、ウエハWに対して、フォトレジスト等の感光剤を塗布する塗布工程と、感光剤が塗布されたウエハW上にレチクルR1、R2のパターンの像を投影露光する露光工程と、露光工程が終了したウエハWを現像する現像工程等を行う。これらの工程については後述する。
デバイス製造処理システム1000では、露光装置100と、C/D110と、ウエハ測定検査器120とが(すなわち基板処理装置(100、110、120)が)、複数台設けられている。各基板処理装置(100、110、120)、デバイス製造処理装置群900は、温度及び湿度が管理されたクリーンルーム内に設置されている。また、各装置の間では、所定の通信ネットワーク(例えばLAN:Local Area Network)を介して、データ通信を行うことができるようになっている。この通信ネットワークは、顧客の工場、事業所あるいは会社に対して設けられたいわゆるイントラネットと呼ばれる通信ネットワークである。
基板処理装置(100、110、120)においては、ウエハWは複数枚(例えば20枚)を1単位(ロットという)として処理される。デバイス製造処理システム1000においては、ウエハWは1ロットを基本単位として処理され製品化されている。したがって、デバイス製造処理システム1000におけるウエハプロセスをロット処理ともいう。
なお、このデバイス製造処理システム1000では、ウエハ測定検査器120は、トラック200内に置かれ、露光装置100やC/D110とインライン接続されているが、ウエハ測定検査器120を、トラック200外に配置し、露光装置100やC/D110とはオフラインに構成してもよい。
上述した、ウエハ測定検査器120における情報処理装置を実現するハードウエアとしては、例えばパーソナルコンピュータを採用することができる。この場合、この情報処理装置のCPU(不図示)で実行されるプログラムの実行により実現される。解析プログラムは、CD−ROMなどのメディア(情報記録媒体)により供給され、PCにインストールされた状態で実行される。
[解析装置]
解析装置500は、露光装置100、トラック200とは独立して動作する装置である。解析装置500は、デバイス製造処理システム1000内の通信ネットワークと接続されており、外部とデータ送受信が可能となっている。解析装置500は、この通信ネットワークを介して各種装置から各種データ(例えばその装置の処理内容)を収集し、ウエハに対するプロセスに関するデータの解析を行う。このような解析装置500を実現するハードウエアとしては、例えばパーソナルコンピュータを採用することができる。この場合、解析処理は、解析装置500のCPU(不図示)で実行される解析プログラムの実行により実現される。この解析プログラムは、CD−ROMなどのメディア(情報記録媒体)により供給され、PCにインストールされた状態で実行される。
解析装置500は、ウエハ測定検査器120やレチクル測定検査器130などの測定検査結果に基づいて、一連のプロセスの処理条件の最適化を行う。ここで、最適化される処理条件は、比較結果に応じて異なったものとなり、露光装置100の上記各制御系の装置パラメータや、選択するレチクルR1、R2の変更、C/D110、ウエハ測定検査器120の処理内容など多岐に渡る。解析装置500には、これまでに、行われたデバイスの製造工程で得られた各種情報を内部に備えるデータベースに蓄積しており、必要に応じてデータベースを参照して、処理条件を最適化する。
[デバイス製造処理装置群]
デバイス製造処理装置群900としては、CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長法)装置910と、エッチング装置920と、化学的機械的研磨を行いウエハを平坦化する処理を行うCMP(Chemical Mechanical Polishing:化学機械研磨)装置930と、酸化・イオン注入装置940とが設けられている。CVD装置910は、ウエハ上に薄膜を生成する装置であり、エッチング装置920は、現像されたウエハに対しエッチングを行う装置である。また、CMP装置920は、化学機械研磨によってウエハの表面を平坦化する研磨装置であり、酸化・イオン注入装置940は、ウエハの表面に酸化膜を形成し、又はウエハ上の所定位置に不純物を注入するための装置である。また、CVD装置910、エッチング装置920、CMP装置930及び酸化・イオン注入装置940も、露光装置100などと同様に複数台設けられており、相互間でウエハを搬送可能とするための搬送経路が設けられている。デバイス製造処理装置群900には、この他にも、プロービング処理、リペア処理、ダイシング処理、パッケージング処理、ボンディング処理などを行う装置も含まれている。
[管理コントローラ]
管理コントローラ160は、露光装置100により実施される露光工程を集中的に管理するとともに、トラック200内のC/D110及びウエハ測定検査器120の管理及びそれらの連携動作の制御を行う。このようなコントローラとしては、例えば、パーソナルコンピュータを採用することができる。管理コントローラ160は、デバイス製造処理システム1000内の通信ネットワークを通じて、処理、動作の進捗状況を示す情報や、処理結果、測定・検査結果を示す情報を各装置から受信し、デバイス製造処理システム1000の製造ライン全体の状況を把握し、露光工程等が適切に行われるように、各装置の管理及び制御を行う。
[ホストシステム]
ホストシステム(以下、「ホスト」と呼ぶ)600は、デバイス製造処理システム1000全体を統括管理し、露光装置100、トラック110、ウエハ測定検査器120、デバイス製造処理装置群900を統括制御するメインホストコンピュータである。このホスト600についても、例えばパーソナルコンピュータなどを採用することができる。ホスト600と、他の装置との間は、有線又は無線の通信ネットワークを通じて接続されており、相互にデータ通信を行うことができるようになっている。このデータ通信により、ホスト600は、このシステムの統括制御を実現している。
[デバイス製造工程]
次に、デバイス製造処理システム1000における一連のプロセスの流れについて説明する。図11には、このプロセスのフローチャートが示されている。このデバイス製造処理システム1000の一連のプロセスは、ホスト600及び管理コントローラ160によってスケジューリングされ管理されている。上述したようにウエハはロット単位で処理されるが、実際には、ロット単位で、ウエハ毎に、図11に示される処理が例えばパイプライン的に繰り返されることになる。
図11に示されるように、まず、ステップ201では、露光装置100に搬入されたレチクルの選択を行う。この選択は、解析装置500により行われる。露光装置100は、2つのレチクルR1、R2上のパターンを同時にウエハW上に転写可能な露光装置である。そこで、解析装置500は、その2つのレチクルR1、R2上のパターンの設計データ、すなわち(OPCによる補正パターンの種別や、位相シフトマスクの種別)をホスト600又は管理コントローラ160から取得し、それらのデータから、デバイスパターンをウエハW上に転写するのに、適当なレチクルを選択する。
なお、ここで必要に応じて、各レチクルR1、R2をレチクル測定検査器130で測定検査する。測定検査する内容には、例えば、パターン欠陥や、レチクル平坦度などがある。解析装置500は、その測定検査結果のデータを、レチクル測定検査器130から取得し、その測定検査結果のデータに基づいて、レチクルR1、R2として用いるレチクルを選択することが可能である。例えば、平坦度が、ほぼ一致するような2つのレチクル、相互に影響を与えるパターン欠陥のないレチクルの組合せなどが選択される。また、解析装置500は、これらの測定検査結果のデータに加え、内部のデータベースに事前に蓄積された、過去に行われた露光装置100における露光の際の、レチクルR1、R2の選択とそのレチクルR1、R2を用いたときのウエハWの露光結果との関係を参照して、レチクルR1、R2を選択するようにしてもよい。
そのパターンの撮像結果に基づいて、2つのレチクルR1、R2上のパターンを同時にウエハW上に転写した場合に、最適化なデバイスパターンをウエハW上に転写することができると予想される2つのレチクルR1、R2を選択する。例えば、周期性の低いパターンが形成されたレチクルAのグループに含まれる各レチクルと、周期性が高いパターンが形成されたレチクルBのグループに含まれる各レチクルとを組合せた場合に、最も良好にデバイスパターンを転写可能となる組を選択する。
次のステップ203では、選択された2つのレチクルを、レチクルR1、R2としてレチクルステージRSTにロードし、レチクルR1、R2の位置合わせ(レチクルアライメント)や、ベースライン(オフアクシスのアライメントセンサ(不図示)と、レチクルのパターン中心との距離)の計測などの準備処理を行う。この準備処理により、レチクルR1、R2上のデバイスパターンを、ウエハステージWST上で位置合わせされたウエハW上に既に形成されたショット領域に対する重ね合わせ露光が可能となる。
この後、上記ステップ201、203と平行して、ウエハWに対する処理が行われる。まず、CVD装置910においてウエハ上に膜を生成し(ステップ205)、そのウエハWをC/D110に搬送し、C/D110においてそのウエハ上にレジストを塗布する(ステップ207)。次に、ウエハWを、ウエハ測定検査器120に搬送し、ウエハ測定検査器120において、ウエハW上に、既に形成された前層の複数のショット領域のうち、計測対象として選択されたショット領域(以下、計測ショットとする)について、ショットフラットネス(ショット領域のフォーカス段差)の測定、ウエハ上の異物の検査などの事前測定検査処理を行う(ステップ209)。この計測ショットの数及び配置は、任意のものとすることができるが、例えば、ウエハ外周部の8ショットとすることができる。ウエハ測定検査器120の測定結果(すなわち計測ショットのショットフラットネス)は、露光装置100及び解析装置500に送られる。この測定結果は、露光装置100における走査露光時のフォーカス制御に用いられる。
続いて、ウエハを露光装置100に搬送し、露光装置100にてレチクルR1、R2上の回路パターンをウエハW上に転写する露光処理を行う(ステップ211)。このとき、露光装置100では、計測ショット露光中の上記露光量、同期精度、フォーカス、レンズの制御誤差のトレースデータをモニタリングし、内部のメモリにログデータとして記憶しておく。次に、ウエハWをC/D110に搬送して、C/D110にて現像処理を行う(ステップ213)。その後、このレジスト像の線幅の測定や、ウエハ上に転写されたデバイスパターンの線幅測定やパターン欠陥検査などの事後測定検査処理を行う(ステップ215)。
ウエハWは、ウエハ測定検査器120からエッチング装置920に搬送され、エッチング装置920においてエッチングを行い、不純物拡散、配線処理、CVD装置910にて成膜、CMP装置930にて平坦化、酸化・イオン注入装置940でのイオン注入などを必要に応じて行う(ステップ219)。そして、全工程が完了し、ウエハ上にすべてのパターンが形成されたか否かを、ホスト600において判断する(ステップ221)。この判断が否定されればステップ205に戻り、肯定されればステップ223に進む。このように、成膜・レジスト塗布〜エッチング等という一連のプロセスが工程数分繰り返し実行されることにより、ウエハW上に回路パターンが積層されていき、半導体デバイスが形成される。
繰り返し工程完了後、プロービング処理(ステップ223)、リペア処理(ステップ225)が、デバイス製造処理装置群900において実行される。このステップ227において、メモリ不良検出時は、ステップ229において、例えば、冗長回路へ置換する処理が行われる。解析装置500は、検出した線幅の異常が発生した箇所などの情報を、プロービング処理、リペア処理を行う装置に送るようにすることもできる。不図示の検査装置では、ウエハW上の線幅異常が発生した箇所については、チップ単位で、プロービング処理、リペア処理の処理対象から除外することができる。その後、ダイシング処理(ステップ227)、パッケージング処理、ボンディング処理(ステップ229)が実行され、最終的に製品チップが完成する。なお、ステップ215の事後測定検査処理は、ステップ219のエッチング後に行うようにしてもよい。この場合には、ウエハW上のエッチング像に対し線幅測定が行われるようになる。現像後、エッチング後の両方に行うようにしてもよい。この場合には、レジスト像に対しても、エッチング像に対しても線幅測定が行われるようになるので、それらの測定結果に違いに基づいて、エッチング処理の処理状態を検出することができるようになる。
次に、デバイス製造処理システム1000における解析装置500の解析処理について詳細に説明する。この処理は、図11のステップ215の処理が行われた後に開始される。図12には、この解析処理におけるデータ通信の流れを示すフローが示されている。図12に示されるように、ステップ301において、解析装置500は、レチクル測定検査器130のレチクルR1、R2の事前測定検査結果のデータや、露光装置100のログデータを取得したり、ステップ215におけるウエハ測定検査器120のウエハWの事後測定検査結果のデータをウエハ測定検査器120から取得する。解析装置500における解析結果は、露光装置100に送られる。露光装置100は、この解析結果に基づいて、露光装置100の装置パラメータの変更や、選択されたレチクルの交換などを行う。また、図示されていないが、解析結果は、C/D110や、ウエハ測定検査器120にも、それらの調整の必要が生じた場合に送られる。
図13には、解析処理のフローチャートが示されている。図13に示されるように、ステップ501では、ウエハの測定検査結果のデータを取得し、ステップ503では、ウエハ測定検査結果のデータを参照し、ウエハWにパターン欠陥が検出されたり、パターンの線幅の誤差が許容範囲を超え、露光装置100等の処理状態を修正する必要が有るか否かを判断する。この判断が否定されればステップ539に進み、否定されればステップ505に進む。ステップ505では、レチクル検査結果を取得し、次のステップ507では、レチクル検査結果(レチクル異常)と、ウエハ検査結果(ウエハ欠陥)との相関度を算出し、ステップ509では、相関度が予め設定されている閾値以上であるか否かを算出する。ステップ509の判断が否定されればステップ511に進み、肯定されればステップ517に進む。
ステップ511では、レチクル異常の要因が、異物であるか否かを判断する。この判断が否定されればステップ513に進み、肯定されればステップ515に進む。ステップ513ではレチクル交換要を解析結果として設定し、ステップ515では異物除去要を解析結果として設定する。
一方、ステップ517では、露光装置100からログデータを取得し、ステップ519では、そのログデータに基づいて、ログデータと線幅との関係が登録されたデータベースを参照して、線幅推定値を算出する。次のステップ521では、線幅の推定値と実測値とが一致したか否かを判断する。この判断が肯定された場合にのみステップ525に進み、露光装置100の制御系のパラメータを、データベースなどを参照して、最適化し、その最適化結果を、解析結果として設定する。ここで最適化される処理条件としては、露光装置100における制御系パラメータのみならず、露光装置100の照明条件(露光波長、投影光学系NA、照明NA、照明σ、照明種類、焦点深度)なども含めることができる。
ステップ531では、C/D110、測定検査器120、130の処理内容に異常が見られるか否かを判断する。この判断が肯定された場合にのみステップ533に進み、C/D110、測定検査器120、130の調整要を解析結果として設定する。
次のステップ537では、レチクルの最適化処理を行う。レチクルの最適化処理について説明する。ここでは、OPC技術や位相シフト技術によって作成された複数の異なるレチクルの中から、ウエハW上のデバイスパターンの形成状態が改善されるようなレチクルを選択する。より具体的には、ウエハ測定検査結果のデータから、設計情報とのパターンのずれが閾値以上である箇所を抜き出す。そして、ずれが大きい箇所について、そのずれが補正されるようなパターンを有するレチクルを選択する。例えば、図6(A)に示されるパターンSP1に対応するパターンが全体的に小さくなっている場合には、パターンSP2が形成されたレチクルを選択したり、4角が欠けていた場合には、パターンSP3〜SP5が形成されたレチクルを選択する。同様に、図8(A)〜図10(E)などのパターンが形成されたレチクルを必要に応じて選択する。そして、その選択結果を解析結果として設定する。
上述したように、レチクル上のパターンは類型化され、パターンを変更することによる、ウエハW面上の像の変化は、容易に、ウエハW上のパターン像(レジスト像又はエッチング像)を有効に調整することが可能なレチクル選択が行える。さらに、過去のレチクルとそのレチクルを用いた場合の露光結果などがデータベースに登録されていれば、そのデータベースを参照すればよい。
ステップ503の判断が否定された後、ステップ513、515、537終了後は、ステップ539に進み、各種装置、解析結果(調整なしの設定を含む)を通知し、処理を終了する。
解析装置500からの解析結果の通知を受けた、露光装置100、C/D110は、その解析結果にしたがって、自身の処理状態を調整する。例えば、露光装置100では、装置パラメータが調整されたり、レチクルの交換などが行われる。
以上詳細に説明したように、ウエハW上に転写されるデバイスパターンを幾つかのパターンに分割する。分割されたパターンは、元のデバイスパターンよりも単純化されたパターンとなる。このため、このような分割パターンを転写して最終的にウエハW上にデバイスパターンを形成した方が、複雑なデバイスパターンをそのままウエハW上に転写するよりも、パターンによる光近接効果の影響が少なくなるので、ウエハW上に転写されるパターンの劣化が低減される。また、本実施形態では、個々の分割パターンの劣化を補う幾つかの部品パターンが形成された複数のレチクルが用意されている。前述のとおり、個々の部品パターンが単純化されているため、それらのレチクルの中から、ウエハW上へのデバイスパターン転写精度が最も良好となる部品パターンを速やかに選択し得る。そして、選択されたマスクを用いてデバイスパターンの転写を行えば、デバイスパターンの転写精度の劣化の防止を目的とするレチクルの迅速な最適化が可能となる。
また、本実施形態によれば、複雑なデバイスパターンに対しOPC技術や、位相シフト技術を適用する必要がなくなるので、レチクルR1、R2の製造コストを低減することができる。
また、本実施形態によれば、同一のパターンを転写するための複数のレチクルを、数種類の光近接効果補正法により形成されたOPCマスク、位相シフトマスクとすることができる。このようにすれば、分割パターンに対して、幾つかのウエハWに対する転写特性が異なる変形パターン(OPCパターンや位相シフタ)を用意することができる。
また、本実施形態によれば、解析装置500は、ステップ501において、ウエハW上に対するデバイスパターンの実際の転写結果に関する情報を取得する。このようにすれば、ウエハWへのデバイスパターンの実際の転写結果に基づいて、レチクルRの選択が可能となる。
このように、本実施形態によれば、ウエハW上に転写されるデバイスパターンを複数に分割することにより得られる個々の分割パターンが形成された複数のレチクルの中からレチクルR1、R2として選択し、選択されたレチクルを用いて、デバイスパターンをウエハWに転写するので、高精度な露光が実現される。
また、本実施形態によれば、2つのレチクルR1、R2にそれぞれ形成された分割パターンを、同時に、ウエハW上に転写するので、スループットが向上する。また、本実施形態によれば、レチクルを選択する際に、もう一方のレチクルに関する情報(例えば、L/Sパターンのピッチや線幅、使用されているOPC技術や位相シフト技術)などを考慮しているので、デバイスパターンを分割していたとしても、ウエハWへの最終的なデバイスパターンの転写精度は高く維持される。
なお、本実施形態では、透過型のレチクルを用いたが、反射型のレチクルであっても構わない。このようなマスクでも、OPC技術や、位相シフト技術を用いることは可能だからである。部品として採用できるパターンは、上述したものに限られないのは勿論である。
なお、本実施形態では、2つのレチクルR1、R2のパターン像を、同一の投影光学系PLを介して、ウエハW上に投影する露光装置を用いたが、別々の投影光学系を介して、2つのパターン像を、ウエハW上に投影する露光装置であってもかまわない。
また、本実施形態に係る露光装置100は、パターンの同時二重露光により、デバイスパターンをウエハW上に転写したが、パターンを同時に3重露光、4重露光、が可能な露光装置を用いてもよいことは勿論である。
また、本実施形態に係る露光装置100は、複数のパターンを同時に露光するいわゆる多重露光を行う露光装置を用いたが、レチクルを随時交換して多重露光を行う露光装置にも本発明を採用することができるのは勿論である。
本実施形態では、ウエハ測定検査器120を露光装置100等とインラインに接続するものとしたが、ウエハ測定検査器は、露光装置100やトラック200とはインラインに接続されていないオフラインの測定検査器であってもよい。
さらに、特開平11−135400号公報や特開2000−164504号公報に開示されるように、ウエハWを保持するウエハステージと基準マークが形成された基準部材や各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも本発明を適用することができる。
なお、上記実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置について説明したが、本発明は、これらの投影露光装置の他、プロキシミティ方式の露光装置など他の露光装置にも適用できることはいうまでもない。また、ショット領域とショット領域とを合成するステップ・アンド・スティッチ方式の縮小投影露光装置にも本発明を好適に適用することができる。これに代表されるように、各種装置についても、その種類には限定されない。
また、例えば国際公開WO98/24115号、WO98/40791号に開示されるような、ウエハステージを2基備えたツインステージ型の露光装置にも適用できる。また、例えば国際公開WO99/49504号に開示される液浸法を用いる露光装置にも本発明を適用することができるのは勿論である。この場合、投影光学系と基板との間に局所的に液体を満たす露光装置を採用しているが、本発明は、特開平6−124873号公報、特開平10−303114号公報、米国特許第5,825,043号明細書などに開示されているような露光対象の基板の被露光面全体が液体中に浸かっている状態で露光を行う液浸露光装置にも適用可能である。
また、本発明は、半導体製造工程に限らず、液晶表示素子などを含むディスプレイの製造工程にも適用可能である。また、デバイスパターンをガラスプレート上に転写する工程、薄膜磁気ヘッドの製造工程、及び撮像素子(CCDなど)、マイクロマシン、有機EL、DNAチップなどの製造工程の他、すべてのデバイス製造工程における線幅管理に本発明を適用することができるのは勿論である。
また、上記実施形態では、解析装置500を、例えばPCとした。すなわち解析装置500における解析処理は、解析プログラムが、PCで実行されることにより実現されている。この解析プログラムは、上述したようにメディアを介してPCにインストール可能となっていてもよいし、インターネットなどを通じてPCにダウンロード可能となっていてもよい。また、解析装置500がハードウエアで構成されていても構わないのは勿論である。
以上説明したように、本発明のデバイス製造処理方法は、デバイスを製造するのに適している。
本発明の一実施形態に係るデバイス製造処理システムの概略的な構成を示す図である。 露光装置の概略的な構成を示す図である。 露光装置における両ステージの相対同期走査の様子を示す図である。 図4(A)〜図4(C)は、デバイスパターンの分割方法の一例(その1)を示す図である。 図5(A)〜図5(C)は、デバイスパターンの分割方法の一例(その2)を示す図である。 図6(A)〜図6(E)は、OPC技術の適用例その1を説明するための図である。 図7(A)、図7(B)は、OPC技術の適用例その2を説明するための図である。 図8(A)、図8(B)は、OPC技術の適用例その3を説明するための図である。 図9(A)〜図9(C)は、OPC技術の適用例その4を説明するための図である。 図10(A)〜図10(E)は、OPC技術の適用例その5を説明するための図である。 デバイス製造処理システムにおける一連のプロセスの流れを示すフローチャートである。 解析装置の解析処理におけるデータ通信の流れを示す図である。 解析処理のフローチャートである。
符号の説明
10…照明系、20…主制御装置、100…露光装置、110…C/D、160…管理コントローラ、200…トラック、500…解析装置、600…ホストシステム、900…デバイス製造処理装置群、1000…デバイス製造処理システム、BP1、BP2…パターン、BP1’〜BP5’…パターン、DP…デバイスパターン、FP1、FP2…部品パターン、IA1、IA2…露光領域、IAR1、IAR2…照明領域、IL1、IL2…露光光、PL…投影光学系、R1、R2…レチクル、RST…レチクルステージ、SP1〜SP5…パターン、W…ウエハ、WST…ウエハステージ。

Claims (9)

  1. 基板上に転写されるデバイスパターンの第1部分に相当する第1分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第1マスクと、前記第1部分とは異なる前記デバイスパターンの第2部分に相当する第2分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第2マスクとを用意する準備工程と;
    前記基板上へのデバイスパターンの転写状態に関する情報を、前記複数の第1、第2マスク毎に、または、前記第1マスクと前記第2マスクとの各種組み合わせ毎に取得する取得工程と;
    前記取得された情報に基づいて、前記複数の第1マスクの中から特定の第1マスクを選択すると共に、前記複数の第2マスクの中から特定の第2マスクを選択する選択工程と;を含むデバイス製造処理方法。
  2. 前記準備工程では、前記第1分割パターン及び前記第2分割パターンの少なくとも一方を、基板上に転写される複数の異なるデバイスパターンに含まれる共通のパターンとすることを特徴とする請求項1に記載のデバイス製造処理方法。
  3. 前記第1分割パターンを形成するための条件及び前記第2分割パターンを形成するための条件は、光近接効果補正技術の適用条件及び位相シフト技術の適用条件の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のデバイス製造処理方法。
  4. 前記取得工程では、
    前記複数の第1マスク及び複数の前記第2マスク毎に、または、前記第1マスクと前記第2マスクとの各種組み合わせ毎に、前記基板上に転写して得られるデバイスパターンの転写結果に関する情報を取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のデバイス製造処理方法。
  5. 前記特定の第1マスク及び前記特定の前記第2マスクを用いて、前記基板に前記デバイスパターンを転写する転写工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のデバイス製造処理方法。
  6. 前記転写工程では、
    前記第1分割パターン及び前記第2分割パターンを、同時に、前記基板上に転写することを特徴とする請求項5に記載のデバイス製造処理方法。
  7. 前記選択工程では、前記特定の第1マスクに形成された第1分割パターンに関する情報を考慮して、前記特定の第2マスクを選択することを特徴とする請求項6に記載のデバイス製造処理方法。
  8. 基板上に転写されるデバイスパターンの第1部分に相当する第1分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第1マスクと、前記第1部分とは異なる前記デバイスパターンの第2部分に相当する第2分割パターンが、互いに異なる条件で形成された複数の第2マスクとを用意する準備工程と;
    前記用意された前記複数の第1マスクの中から選択された特定の第1マスクに形成された第1分割パターンの像と、前記用意された前記複数の第2マスクの中から選択された特定の第2マスクに形成された第2分割パターンの像とを、前記基板上に同時に投影して、前記デバイスパターンを転写する転写工程と;を含むデバイス製造処理方法。
  9. 前記転写工程では、前記特定の第1マスクに形成された第1分割パターンに関する情報を考慮して、前記特定の第2マスクを選択することを特徴とする請求項に記載のデバイス製造処理方法。
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