JP5248221B2 - 力覚センサおよびその組立方法 - Google Patents
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ダイアフラム部の上面および台座の上面が第1の基準平面を形成し、盤状受力体の下面が第1の基準平面に対向する第2の基準平面を形成し、盤状受力体に力が作用していない状態において、第1の基準平面と第2の基準平面とが、所定の間隙をおいて平行な状態に維持されるように構成し、
台座上面の所定箇所に、第1の基準平面に対して垂直上方に伸びる支柱部材の下端が固定され、第2の基準平面に対して平行な第3の基準平面によって盤状受力体を上層部分と下層部分とに仕切ったときに、支柱部材は、その上端が上層部分に達する長さを有するようにし、
盤状受力体の下層部分における支柱部材が伸びてくる位置に、支柱部材の外径よりも大きな内径をもつ下層孔部が形成され、盤状受力体の上層部分の下層孔部の上方に隣接した位置に、下層孔部の内径よりも大きな内径をもつ上層孔部が形成され、支柱部材は、下層孔部を挿通し、その上端が第3の基準平面より所定の空隙寸法だけ上方に位置し、
上層孔部内には、下層孔部の内径よりも大きく、上層孔部の内径よりも小さい外径をもち、支柱部材の上端に固定されたストッパ部材が配置され、
上層孔部を形成する壁面のうちのストッパ部材の表面に対向する部分、ストッパ部材の表面のうちの上層孔部を形成する壁面に対向する部分、下層孔部を形成する壁面のうちの支柱部材の表面に対向する部分、支柱部材の表面のうちの下層孔部を形成する壁面に対向する部分、の中の少なくとも1箇所に、対向面にまでは達しない高さを有し、所定の圧力が加わると塑性変形する材料からなる突起部を設けるようにしたものである。
ダイアフラム部の上面および台座の上面が第1の基準平面を形成し、盤状受力体の下面が第1の基準平面に対向する第2の基準平面を形成し、盤状受力体に力が作用していない状態において、第1の基準平面と第2の基準平面とが、所定の間隙をおいて平行な状態に維持されるように構成し、
台座上面の所定箇所に、第1の基準平面に対して垂直上方に伸びる支柱部材の下端が固定され、第2の基準平面に対して平行な第3の基準平面によって盤状受力体を上層部分と下層部分とに仕切ったときに、支柱部材は、その上端が上層部分に達する長さを有するようにし、
盤状受力体の下層部分における支柱部材が伸びてくる位置に、支柱部材の外径よりも大きな内径をもつ下層孔部が形成され、盤状受力体の上層部分の下層孔部の上方に隣接した位置に、下層孔部の内径よりも大きな内径をもつ上層孔部が形成され、支柱部材は、下層孔部を挿通し、その上端が第3の基準平面より所定の空隙寸法だけ上方に位置し、
上層孔部内には、下層孔部の内径よりも大きく、上層孔部の内径よりも小さい外径をもち、支柱部材の上端に固定されたストッパ部材が配置され、
上層孔部を形成する壁面のうちのストッパ部材の表面に対向する部分、ストッパ部材の表面のうちの上層孔部を形成する壁面に対向する部分、下層孔部を形成する壁面のうちの支柱部材の表面に対向する部分、支柱部材の表面のうちの下層孔部を形成する壁面に対向する部分、の中の少なくとも1箇所に、対向面にまでは達しない厚みを有し、所定の圧力が加わると光学的特性が変化し、圧力が除去された後も変化後の光学的特性を維持する性質をもつ材料からなるフィルム層を設けるようにしたものである。
ダイアフラム部の上面および台座の上面が第1の基準平面を形成し、盤状受力体の下面が第1の基準平面に対向する第2の基準平面を形成し、盤状受力体に力が作用していない状態において、第1の基準平面と第2の基準平面とが、所定の間隙をおいて平行な状態に維持されるように構成し、
台座上面の所定箇所に、第1の基準平面に対して垂直上方に伸びる支柱部材の下端が固定され、第2の基準平面に対して平行な第3の基準平面によって盤状受力体を上層部分と下層部分とに仕切ったときに、支柱部材は、その上端が上層部分に達する長さを有するようにし、
盤状受力体の下層部分における支柱部材が伸びてくる位置に、支柱部材の外径よりも大きな内径をもつ下層孔部が形成され、盤状受力体の上層部分の下層孔部の上方に隣接した位置に、下層孔部の内径よりも大きな内径をもつ上層孔部が形成され、支柱部材は、下層孔部を挿通し、その上端が第3の基準平面より所定の空隙寸法だけ上方に位置し、
上層孔部内には、下層孔部の内径よりも大きく、上層孔部の内径よりも小さい外径をもち、支柱部材の上端に固定されたストッパ部材が配置され、
支柱部材およびストッパ部材が、一体構造をなす係止ピンによって構成され、
係止ピンの中心軸には軸芯孔が形成され、台座上面の支柱部材を固定する位置には雌ネジ孔が形成され、
係止ピンが、雄ネジが形成されたボルトを軸芯孔に挿通させて螺合させることにより、台座に締めつけ固定されているようにしたものである。
下面の中央部分をくり貫くことにより空洞部が形成された1枚の基板を用意し、この基板の空洞部の上方に残った肉薄部分によりダイアフラム部を構成し、空洞部を取り囲む周囲部分により台座を構成し、基板の上面を第1の基準平面とするようにしたものである。
盤状受力体と柱状接続部とが同一材料の一体構造体からなり、盤状受力体の下面から連なる下方への突出部により、柱状接続部が構成されているようにしたものである。
導電性を有するダイアフラム部の下方に所定間隔をおいて、ダイアフラム部に対向するように配置された複数の電極と、これら電極を支持固定する土台部と、ダイアフラム部と複数の電極のそれぞれとの間の静電容量を電気的に検出する検出回路と、によって検出部を構成したものである。
下層孔部が内径φ10をもった円柱状の空洞からなり、上層孔部が内径φ20をもった円柱状の空洞からなり、支柱部材が外径φ30をもった円柱状の部材からなり、ストッパ部材が外径φ40をもった円柱状の部材からなり、
盤状受力体に力が作用していない状態において、下層孔部、上層孔部、支柱部材、ストッパ部材を構成する各円柱の中心軸が一致するような同心配置がなされ、φ30<φ10<φ40<φ20に設定されているようにしたものである。
ダイアフラム部の上面中心位置と盤状受力体の下面中心位置とが、1本の柱状接続部によって接続されているようにしたものである。
第1の基準平面上に、ダイアフラム部の上面の中心点で直交する2本の配置軸と、この中心点を中心とする半径rの円と、を定義したときに、定義した円と2本の配置軸とが交差する4つの交点位置に4本の支柱部材が配置されており、各支柱部材の上端にそれぞれストッパ部材が固定されており、
盤状受力体には、4本の支柱部材を挿通するのに適した4箇所に、それぞれ下層孔部および上層孔部が設けられているようにしたものである。
盤状受力体に力が作用していない状態において、下層孔部の全部分が台座の上方に位置するように、下層孔部を配置したものである。
内径が係止ピンのストッパ部材の外径に一致し、外径が上層孔部の内径に一致する円筒状治具を用意し、
円筒状治具を上層孔部に嵌合させ、係止ピンを円筒状治具の内部に嵌合させた状態で、ボルトによって係止ピンを台座に対して締めつけ固定し、
その後、円筒状治具を脱離させることにより係止ピンの取り付けを行うようにしたものである。
図1は、本発明の基本的実施形態に係る力覚センサの側断面図であり、図2は、この力覚センサの上面図である。ここでは、説明の便宜上、盤状受力体110の重心位置に原点Oを定義し、図示のような各方向にX軸,Y軸,Z軸をもったXYZ三次元直交座標系を定義して以下の説明を行うことにする。図1は、図2に示す力覚センサをXZ平面に沿って切断した状態を示す側断面図であり、Y軸は紙面に対して垂直方向を向いていることになる。
続いて、図1,図2に示す構造をもった力覚センサにおいて、盤状受力体110の変位制御が適確に行われることを説明する。この力覚センサによる力検出の基本原理は、可撓性をもった薄板からなるダイアフラム部210の周囲を台座220で支持し、ダイアフラム部210とその上方に配置された盤状受力体110とを柱状接続部120によって接続した構造とし、ダイアフラム部210の変形状態を検出部400によって電気的に検出することにより、台座220を固定した状態において盤状受力体110に作用した力を検出する、というものである。
本発明に係る力覚センサは、ダイアフラム部の変形状態を電気的に検出することにより、盤状受力体に作用した外力を検出するものである。検出部400は、このダイアフラム部の変形状態の検出を行う構成要素であり、§1,§2で述べた実施形態に係る力覚センサの場合、図6の上面図に示されているように、ダイアフラム部210に対向するように配置された5枚の電極E11〜E15と、これら電極を支持固定する土台部410と、ダイアフラム部210と各電極E11〜E15の間の静電容量を電気的に検出する検出回路(図示省略)と、によって検出部400が構成されている。
図1に示す実施形態で説明したとおり、本発明における変位制御には、支柱部材31〜34およびストッパ部材41〜44が重要な働きをする。ここで、過度な外力が作用した場合にも、十分な変位制御機能を果たすためには、支柱部材31〜34の下端を台座220の上面にしっかりと固定するとともに、ストッパ部材41〜44を支柱部材31〜34の上端にしっかりと固定する必要がある。
最後に、本発明のいくつかの変形例を述べておく。
§2では、図1に示す力覚センサの盤状受力体110に対して、様々な方向から力やモーメントが作用したとしても、図7〜図12に示すように、その変位が所定の許容範囲内に制御されることを述べた。ここで、再び、図8に着目してみる。この図8は、盤状受力体110に対して、Z軸負方向の力−Fzが作用した場合の変位制御を示す側断面図である。既に述べたとおり、盤状受力体110に対して下方への力−Fzが作用しても、図8に示すように、盤状受力体110の下面周囲部分が台座220の上面に当接した段階で変位は制御される。
本発明に係る力覚センサの重要な特徴は、過度な外力が作用しても、ダイアフラム部に損傷が生じるのを防ぐ構造にある。しかしながら、そのような構造をもつ力覚センサであっても、極度の過負荷が加わった場合には、ダイアフラム部に損傷が生じることは避けられない。たとえば、産業ロボットの間接部分に取り付けられた力覚センサの場合、ロボット自体が高所から落下したり、高速移動中に衝突したりすると、これまで述べてきた力覚センサでも、ダイアフラム部への損傷発生が避けられないケースがある。
これまで述べた実施形態では、上層孔部、下層孔部、支柱部材、ストッパ部材の形状を円柱状としていたが、これらは必ずしも円柱状にする必要はなく、たとえば、四角柱、六角柱などの角柱状であってもよいし、その他の任意形状でもかまわない。本願にいう「径」とは、円についての半径や直径のみを意味するものではなく、ある方向についての「さしわたし」の長さを意味するものである。したがって、上層孔部、下層孔部、支柱部材、ストッパ部材の形状を任意形状にした場合、変位制御の対象となる個々の方向についての「径」が、φ30<φ10<φ40<φ20という寸法条件を満たしていればよい。
20:盤状受力体の上層部分
31〜34:支柱部材
41〜44:ストッパ部材
51,52:係止ピン
61,62:ボルト
70:円筒状治具
100:第1の基板
110:盤状受力体
111,112:壁部
120:柱状接続部
200:第2の基板
210:ダイアフラム部
220:台座
300:第3の基板
400:検出部
410:土台部
E11〜E15:電極
+Fx:X軸正方向への力
+Fz:Z軸正方向への力
−Fz:Z軸負方向への力
+My:Y軸正方向まわりのモーメント
+Mz:Z軸正方向まわりのモーメント
H:空洞部
H11〜H14:下層孔部
H21〜H24:上層孔部
H51,H52:軸芯孔
H71,H72:雌ネジ孔
J:中央部分の寸法
L1:柱状接続部の長さ
L2:空隙寸法
P:中心点
P1〜P7:突起部
Q:配置点
r:円の半径
S1:第1の基準平面
S2:第2の基準平面
S3:第3の基準平面
X,Y,Z:三次元直交座標系の座標軸
φH:空洞部Hの内径
φ10:下層孔部H11〜H14の内径
φ20:上層孔部H21〜H24の内径
φ30:支柱部材31〜34の外径
φ40:ストッパ部材41〜44の外径
Claims (11)
- 可撓性をもった薄板からなるダイアフラム部と、
前記ダイアフラム部の周囲を支持する台座と、
前記ダイアフラム部の上方に配置された盤状受力体と、
前記ダイアフラム部と前記盤状受力体とを接続する柱状接続部と、
前記ダイアフラム部の変形状態を電気的に検出することにより、前記台座を固定した状態において前記盤状受力体に作用した力を検出する検出部と、
を備え、
前記ダイアフラム部の上面および前記台座の上面が第1の基準平面を形成し、前記盤状受力体の下面が前記第1の基準平面に対向する第2の基準平面を形成し、前記盤状受力体に力が作用していない状態において、前記第1の基準平面と前記第2の基準平面とが、所定の間隙をおいて平行な状態に維持されるように構成され、
前記台座上面の所定箇所に、前記第1の基準平面に対して垂直上方に伸びる支柱部材の下端が固定され、前記第2の基準平面に対して平行な第3の基準平面によって前記盤状受力体を上層部分と下層部分とに仕切ったときに、前記支柱部材は、その上端が前記上層部分に達する長さを有し、
前記盤状受力体の前記下層部分における前記支柱部材が伸びてくる位置に、前記支柱部材の外径よりも大きな内径をもつ下層孔部が形成され、前記盤状受力体の前記上層部分の前記下層孔部の上方に隣接した位置に、前記下層孔部の内径よりも大きな内径をもつ上層孔部が形成され、前記支柱部材は、前記下層孔部を挿通し、その上端が前記第3の基準平面より所定の空隙寸法だけ上方に位置し、
前記上層孔部内には、前記下層孔部の内径よりも大きく、前記上層孔部の内径よりも小さい外径をもち、前記支柱部材の上端に固定されたストッパ部材が配置されており、
前記上層孔部を形成する壁面のうちの前記ストッパ部材の表面に対向する部分、前記ストッパ部材の表面のうちの前記上層孔部を形成する壁面に対向する部分、前記下層孔部を形成する壁面のうちの前記支柱部材の表面に対向する部分、前記支柱部材の表面のうちの前記下層孔部を形成する壁面に対向する部分、の中の少なくとも1箇所に、対向面にまでは達しない高さを有し、所定の圧力が加わると塑性変形する材料からなる突起部が設けられていることを特徴とする力覚センサ。 - 可撓性をもった薄板からなるダイアフラム部と、
前記ダイアフラム部の周囲を支持する台座と、
前記ダイアフラム部の上方に配置された盤状受力体と、
前記ダイアフラム部と前記盤状受力体とを接続する柱状接続部と、
前記ダイアフラム部の変形状態を電気的に検出することにより、前記台座を固定した状態において前記盤状受力体に作用した力を検出する検出部と、
を備え、
前記ダイアフラム部の上面および前記台座の上面が第1の基準平面を形成し、前記盤状受力体の下面が前記第1の基準平面に対向する第2の基準平面を形成し、前記盤状受力体に力が作用していない状態において、前記第1の基準平面と前記第2の基準平面とが、所定の間隙をおいて平行な状態に維持されるように構成され、
前記台座上面の所定箇所に、前記第1の基準平面に対して垂直上方に伸びる支柱部材の下端が固定され、前記第2の基準平面に対して平行な第3の基準平面によって前記盤状受力体を上層部分と下層部分とに仕切ったときに、前記支柱部材は、その上端が前記上層部分に達する長さを有し、
前記盤状受力体の前記下層部分における前記支柱部材が伸びてくる位置に、前記支柱部材の外径よりも大きな内径をもつ下層孔部が形成され、前記盤状受力体の前記上層部分の前記下層孔部の上方に隣接した位置に、前記下層孔部の内径よりも大きな内径をもつ上層孔部が形成され、前記支柱部材は、前記下層孔部を挿通し、その上端が前記第3の基準平面より所定の空隙寸法だけ上方に位置し、
前記上層孔部内には、前記下層孔部の内径よりも大きく、前記上層孔部の内径よりも小さい外径をもち、前記支柱部材の上端に固定されたストッパ部材が配置されており、
前記上層孔部を形成する壁面のうちの前記ストッパ部材の表面に対向する部分、前記ストッパ部材の表面のうちの前記上層孔部を形成する壁面に対向する部分、前記下層孔部を形成する壁面のうちの前記支柱部材の表面に対向する部分、前記支柱部材の表面のうちの前記下層孔部を形成する壁面に対向する部分、の中の少なくとも1箇所に、対向面にまでは達しない厚みを有し、所定の圧力が加わると光学的特性が変化し、前記圧力が除去された後も変化後の光学的特性を維持する性質をもつ材料からなるフィルム層が設けられていることを特徴とする力覚センサ。 - 可撓性をもった薄板からなるダイアフラム部と、
前記ダイアフラム部の周囲を支持する台座と、
前記ダイアフラム部の上方に配置された盤状受力体と、
前記ダイアフラム部と前記盤状受力体とを接続する柱状接続部と、
前記ダイアフラム部の変形状態を電気的に検出することにより、前記台座を固定した状態において前記盤状受力体に作用した力を検出する検出部と、
を備え、
前記ダイアフラム部の上面および前記台座の上面が第1の基準平面を形成し、前記盤状受力体の下面が前記第1の基準平面に対向する第2の基準平面を形成し、前記盤状受力体に力が作用していない状態において、前記第1の基準平面と前記第2の基準平面とが、所定の間隙をおいて平行な状態に維持されるように構成され、
前記台座上面の所定箇所に、前記第1の基準平面に対して垂直上方に伸びる支柱部材の下端が固定され、前記第2の基準平面に対して平行な第3の基準平面によって前記盤状受力体を上層部分と下層部分とに仕切ったときに、前記支柱部材は、その上端が前記上層部分に達する長さを有し、
前記盤状受力体の前記下層部分における前記支柱部材が伸びてくる位置に、前記支柱部材の外径よりも大きな内径をもつ下層孔部が形成され、前記盤状受力体の前記上層部分の前記下層孔部の上方に隣接した位置に、前記下層孔部の内径よりも大きな内径をもつ上層孔部が形成され、前記支柱部材は、前記下層孔部を挿通し、その上端が前記第3の基準平面より所定の空隙寸法だけ上方に位置し、
前記上層孔部内には、前記下層孔部の内径よりも大きく、前記上層孔部の内径よりも小さい外径をもち、前記支柱部材の上端に固定されたストッパ部材が配置されており、
前記支柱部材および前記ストッパ部材が、一体構造をなす係止ピンによって構成され、
前記係止ピンの中心軸には軸芯孔が形成され、前記台座上面の前記支柱部材を固定する位置には雌ネジ孔が形成され、
前記係止ピンが、雄ネジが形成されたボルトを前記軸芯孔に挿通させて螺合させることにより、前記台座に締めつけ固定されていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
下面の中央部分をくり貫くことにより空洞部が形成された1枚の基板を用意し、この基板の前記空洞部の上方に残った肉薄部分によりダイアフラム部を構成し、前記空洞部を取り囲む周囲部分により台座を構成し、前記基板の上面を第1の基準平面とすることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
盤状受力体と柱状接続部とが同一材料の一体構造体からなり、盤状受力体の下面から連なる下方への突出部により、柱状接続部が構成されていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜5のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
導電性を有するダイアフラム部の下方に所定間隔をおいて、前記ダイアフラム部に対向するように配置された複数の電極と、これら電極を支持固定する土台部と、前記ダイアフラム部と前記複数の電極のそれぞれとの間の静電容量を電気的に検出する検出回路と、によって検出部が構成されていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
下層孔部が内径φ10をもった円柱状の空洞からなり、上層孔部が内径φ20をもった円柱状の空洞からなり、支柱部材が外径φ30をもった円柱状の部材からなり、ストッパ部材が外径φ40をもった円柱状の部材からなり、
盤状受力体に力が作用していない状態において、下層孔部、上層孔部、支柱部材、ストッパ部材を構成する各円柱の中心軸が一致するような同心配置がなされ、φ30<φ10<φ40<φ20に設定されていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜7のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
ダイアフラム部の上面中心位置と盤状受力体の下面中心位置とが、1本の柱状接続部によって接続されていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
第1の基準平面上に、ダイアフラム部の上面の中心点で直交する2本の配置軸と、前記中心点を中心とする半径rの円と、を定義したときに、前記円と前記2本の配置軸とが交差する4つの交点位置に4本の支柱部材が配置されており、各支柱部材の上端にそれぞれストッパ部材が固定されており、
盤状受力体には、前記4本の支柱部材を挿通するのに適した4箇所に、それぞれ下層孔部および上層孔部が設けられていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項1〜9のいずれかに記載の力覚センサにおいて、
盤状受力体に力が作用していない状態において、下層孔部の全部分が台座の上方に位置するように、下層孔部が配置されていることを特徴とする力覚センサ。 - 請求項3に記載の力覚センサの組立方法において、
内径が係止ピンのストッパ部材の外径に一致し、外径が上層孔部の内径に一致する円筒状治具を用意し、
前記円筒状治具を前記上層孔部に嵌合させ、係止ピンを前記円筒状治具の内部に嵌合させた状態で、ボルトによって前記係止ピンを台座に対して締めつけ固定し、
その後、前記円筒状治具を脱離させることにより係止ピンの取り付けを行うことを特徴とする力覚センサの組立方法。
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