JP5248076B2 - 木目調床材、及び木目調床材の製造方法 - Google Patents

木目調床材、及び木目調床材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、表面に木目模様が現された木目調床材、及び該床材の製造方法に関する。
従来、天然木の木目模様を現した木目調床材が知られている。
例えば、特許文献1には、木目模様を印刷したパターンシートが着色接着剤を介して基材の上面に貼着され、基材の上面にV溝が形成されている床材が開示されている。
また、特許文献2には、化粧合板の表面を下地処理し、ベタ塗り状の隠蔽層を形成し、この隠蔽層の上に木目柄を版ロールにより転写印刷して転写印刷層を形成し、この転写印刷層の表面に紫外線硬化型透明塗料により仕上げ塗装をしてなる木質系床材が開示されている。
また、特許文献3には、基材上に熱可塑性樹脂着色下地層が積層され、該下地層表面にメカニカルエンボスが付与され、該エンボス凹部の少なくとも底部の輪郭と同調した部分に下地層と異色の細チップ片が充填され、該凹部に下地層の表面と同じ位置まで透明樹脂層が充填されている床材(内装材)が開示されている。
特開平9−88304号公報 特開2007−31995号公報 実開平7−26131号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の床材は、印刷によって木目模様を現しているので、立体感がなく、天然木の外観を呈さない。また、該床材の表面は、略鏡面またはマット状の微細な凹凸面であるため、天然木の触感を有しない。
一方、上記特許文献3に記載の床材は、エンボス凹部の底部と下地層の表面の間が直線的に形成され(くっきりとしたメカニカルエンボス模様輪郭とされている)、シャープなデザインが得られることを特徴としている。
しかしながら、天然木は、明暗差が徐々に変化しているため、上記特許文献3に記載のようにシャープなデザインを形成する技術を用いて木目模様を形成しても、天然木の外観を呈さない。さらに、特許文献3の床材は、エンボス凹部の底部に細チップ片を充填した後、該凹部に下地層の表面と同じ位置まで透明樹脂層が充填されているので、該床材の表面が略鏡面となり、天然木の触感を有しない。
本発明の目的は、外観上のみならず触感においても天然木に近似した木目調床材、及び該床材の製造方法を提供することである。
天然木の木目模様は、年輪の目に対してどの方向から切り出すかによってその模様が異なるが、一般に、柾目と板目に大別できる。
また、年輪は、交互に形成された早材と晩材によって輪状に現れる。早材は、木質が粗く軟らかい部分であり、外観上、薄く見える。晩材は、木質が緻密で硬い部分であり、外観上、濃く見える。柾目及び板目の何れにおいても、晩材の部分は、光沢性があり且つツルツルとした触感(以下、この触感を「鏡面的な触感」という)であり、一方、早材の部分は、光沢性が低く且つざらついた触感(以下、この触感を「粗面的な触感」という)である。さらに、晩材から早材に向かうに従って、光沢性は徐々に低下し、且つ触感についても徐々に粗面的な触感となっていく。
本発明者らは、上記天然木の木目の特性を考慮し、これを再現すべく鋭意研究を重ねることによって、本発明を完成した。
本発明の木目調床材は、床材本体の樹脂層の表面に木目模様を模したエンボス加工を施すことにより、凸部と凹部が形成され、前記凹部は、前記凸部の境界部から凹部の底部に向かって傾斜する傾斜面が形成されている部分を有し、前記凹部内に、短繊維を含む短繊維含有樹脂層が充填されており、前記凸部の境界部近傍の短繊維含有樹脂層の厚みが、前記凹部の底部における短繊維含有樹脂層の厚みよりも薄く、前記短繊維が、合成樹脂繊維又は天然繊維であることを特徴とする。
上記木目調床材は、木目模様を模したエンボス加工を施すことによって、樹脂層の表面に凸部と凹部が形成されており、この凹部内に、合成樹脂繊維又は天然繊維の短繊維含有樹脂層が充填されている。凸部の表面は、樹脂層の表面であるので、光沢性が高く、且つ鏡面的な触感を有する。一方、凹部に充填された短繊維含有樹脂層の表面は、短繊維が光を乱反射するので、光沢性が低く、且つ合成樹脂繊維又は天然繊維の短繊維が露出するので、粗面的な触感を有する。このため、前記凸部の表面は、天然木の晩材の外観及び触感に近似しており、凹部に充填された短繊維含有樹脂層の表面は、天然木の早材の外観及び触感に近似している。
さらに、上記凹部は、凹部と凸部の境界部から凹部の底部に向かって下方に傾斜する傾斜面が形成されている。この凹部の傾斜面に従い、凹部内に充填された短繊維含有樹脂層の厚みは、凸部の境界部近傍において非常に薄く、且つ凹部の底部に向かうに従って厚くなっている。このため、短繊維含有樹脂層の表面は、凹部と凸部の境界部から凹部の中央側に向かうに従って、徐々に光沢性が低下し、且つ触感についても徐々に粗面的な触感となっていく。
よって、上記木目調床材は、天然木の木目の晩材及び早材がリアルに現されており、触感においても天然木に比して遜色がない。
本発明の好ましい木目調床材は、前記短繊維の繊度が1.0〜5.5dtexで且つその繊維長が0.05〜1.00mmである。
繊度が1.0〜5.5dtexの短繊維を用いることにより、短繊維含有樹脂層の表面を適度なざらつき感とすることができる。
また、繊維長が0.05〜1.00mmの短繊維を用いることにより、短繊維含有樹脂層の表面を早材のような外観とすることができる。
本発明の好ましい木目調床材は、前記短繊維含有樹脂層の表面が前記凹部の中央側に向かうに従って僅かに凹んでいる。
天然木の早材は、木質が粗く軟らかい部分なので、早材の触感は、晩材よりも僅かに凹んでいるように感じる。
上記好ましい木目調床材は、前記短繊維含有樹脂層の表面が前記凹部の中央側に向かうに従って僅かに凹んで形成されているので、天然木の早材の触感をよりリアルに現すことができる。
また、本発明の木目調床材の製造方法は、床材本体の樹脂層の表面に、木目模様を模したエンボス加工を施すことにより、前記樹脂層の一方向に延びる凸部と凸部の境界部から底部に向かって傾斜する傾斜面を有する凹部を形成し、前記樹脂層の凹部及び凸部を含む表面に、合成樹脂繊維又は天然繊維の短繊維を含む短繊維含有樹脂を塗工し、前記樹脂層の表面に掻取り板を当て、前記床材本体及び掻取り板の少なくとも何れか一方を一方向に移動させながら前記凸部の表面上の短繊維含有樹脂を掻き取ることにより、前記凹部内に短繊維含有樹脂を残しつつ、凸部の表面を露出させることを特徴とする。
上記木目調床材の製造方法によれば、上記木目調床材を簡易に製造できる。
本発明によれば、外観及び触感の何れにおいても、天然木の木目模様に極めて近似した木目調床材を提供できる。
また、本発明の木目調床材の製造方法によれば、上記木目調床材を簡易に且つ確実に製造できる。
(木目調床材の概要)
次に、本発明の実施形態を図面を参照しつつ詳述する。
図1は、本発明の木目調床材の一実施形態の部分平面図である。図2は、図1のI−I線で切断した端面図である。なお、各図において、実際の寸法とは異なっていることに留意されたい。
図1及び図2に於いて、1は、樹脂層3を有する床材本体2と、前記床材本体2の樹脂層3の表面に形成された凸部4及び凹部5と、前記凹部5内に充填された短繊維含有樹脂層6と、を有する木目調床材を示す。該床材本体2は、樹脂層3の下方に中間層7が積層され、該中間層7の下方にバッキング層8が積層されている。
上記凸部4及び凹部5は、樹脂層3の表面に木目模様を模したエンボス加工を施すことによって形成されている。
上記木目調床材1は、凸部4の表面(樹脂層3の表面)が天然木の晩材の外観及び触感に近似しており、凹部5に充填された短繊維含有樹脂層6の表面が天然木の早材の外観及び触感に近似している。
従って、上記木目調床材1は、外観及び触感の何れにおいても、天然木の木目模様に極めて近似している。
以下、各構成要素毎に分説しつつ、本発明の木目調床材1を具体的に説明する。
(床材本体)
一つの実施形態において、床材本体2は、上から順に、樹脂層3と、中間層7と、バッキング層8と、を有する。
樹脂層3は、従来公知の合成樹脂を使用することができる。また、該樹脂層3は、所望の色彩に着色されている。該色彩は、特に限定されないが、天然木の木目又は天然木の焼き板などの色彩に近似させるため、樹脂層3の色彩は、黒色、赤茶色、黄土色などが好ましい。
もっとも、後述するように、樹脂層3の下方に意匠印刷層(着色層)が設けられる場合には、樹脂層3は、透明または半透明とされる。
樹脂層3の樹脂成分は、特に限定されないが、例えば、塩化ビニル系樹脂(PVC);エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレンとα−オレフィンの共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸アルキル共重合体などのエチレン共重合体;ポリプロピレン、ポリエチレンなどのオレフィン系樹脂;アクリル系樹脂;6,6ナイロンなどのポリアミド系樹脂;ウレタン系樹脂などの樹脂(エラストマーを含む)が挙げられる。これらは1種単独で、又は2種以上混合して使用できる。
また、樹脂層3には、樹脂の種類に応じて、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウムなどの金属水和酸化物などの難燃剤;炭酸カルシウム、酸化カルシウム、炭酸バリウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、クレー、タルク、マイカ等の充填材;ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジイソノニルフタレート、リン酸エステル系、塩素化パラフィン、トリメリット酸エステルなどの可塑剤;ステアリン酸カルシウム、無機塩、有機スズ化合物などの安定剤;滑剤;酸化防止剤などの各種の添加剤を適宜混合してもよい。
中でも、樹脂層3の樹脂成分としては、塩化ビニル系樹脂が好ましい。塩化ビニル系樹脂は、ペーストタイプでもよいし、サスペンジョンタイプでもよい。
塩化ビニル系樹脂を用いる場合、平均重合度500〜2500程度、好ましくは平均重合度700〜2000程度の塩化ビニル系樹脂が用いられる。平均重合度が前記範囲のような比較的小さい塩化ビニル系樹脂を用いることにより、表面光沢性の高い樹脂層3を形成できる。従って、凸部4の表面の光沢性を高めることができ、天然木の晩材の光沢性をよりリアルに現すことができる。
なお、本明細書において、平均重合度は、JIS K 6720−2で求められる値をいう。
上記樹脂層3の厚みは、特に限定されないが、通常、0.5mm〜2.5mm程度に形成される。
中間層7についても、従来公知の合成樹脂を使用することができる。該中間層7は、上記樹脂層3で例示したような合成樹脂(必要に応じて各種添加剤が配合されていてもよい)を用いることができる。
樹脂層3として塩化ビニル系樹脂を用いる場合には、中間層7についても塩化ビニル系樹脂を用いることが好ましい。樹脂層3と中間層7をより一体化させることができ、容易に床材本体2を製造することができるからである。また、中間層7は、樹脂層3の塩化ビニル系樹脂よりも平均重合度が大きい塩化ビニル系樹脂を用いることが好ましい。具体的には、中間層7は、平均重合度800〜3500程度、好ましくは平均重合度1000〜3000程度の塩化ビニル系樹脂を用いることが好ましい。上述のように、表面光沢性を高めるため、樹脂層3の樹脂は平均重合度が比較的小さい塩化ビニル系樹脂を用いることが好ましいが、その反面、樹脂層3の強度などが低下する。このため、中間層7として、樹脂層3よりも平均重合度の大きい塩化ビニル系樹脂を用いることにより、床材本体2の全体の強度を高めることができる。
なお、上記中間層7の厚みは、通常、0.5mm〜2.5mm程度に形成される。
バッキング層8は、床材本体2の強度や寸法安定性を高め、下地に対する密着性を向上させる目的等で積層される。該バッキング層8としては、例えば、織布、不織布などが挙げられる。織布または不織布の材質は、特に限定されず、セルロース系繊維、ポリエステル系繊維などの合成樹脂繊維;ガラス繊維などの無機繊維;ジュートなどの天然繊維などが挙げられる。
なお、床材本体2は、樹脂層3、中間層7及びバッキング層8からなる層構成に限定されず、更に、他の層が積層されていてもよい。また、床材本体2は、上記中間層7及び/又はバッキング層8が省略されていてもよい。
他の実施形態において、床材本体2は、図3(a)に示すように、樹脂層3の下方に意匠印刷層81が設けられていても良い。該意匠印刷層81は、天然木の木目又は天然木の焼き板などに近似したデザインとされる。
上記意匠印刷層81が設けられる場合、樹脂層3は、透明または半透明な樹脂が用いられる。該樹脂層3の透明度合いは、樹脂層3の光線透過率が50%以上、好ましくは80%以上である。ただし、光線透過率は、JIS K 7105−1981(プラスチックの光学的特性試験方法)に準じた方法によって測定した値であり、光線透過率(%)=(T2/T1)×100、で求められる。T2は、全光線透過量(試験片を通過した全光量)を表し、T1は、入射光量を表す。
他の実施形態において、床材本体2は、図3(b)に示すように、樹脂層3及び短繊維含有樹脂層6の表面に透明なオーバーコート層82が設けられていても良い。オーバーコート層82は、紫外線硬化型樹脂、熱硬化性樹脂、フッ素樹脂、各種ワックスなどを用いて形成できる。
このオーバーコート層82の厚みは、3〜7μm程度に形成される。余りに厚いオーバーコート層82を設けると、樹脂層3の表面及び短繊維含有樹脂層6の表面の光沢性や触感が損なわれる虞があるからである。
(凸部及び凹部)
凸部4及び凹部5は、樹脂層3の表面に、例えば、メカニカルエンボス加工を施すことによって形成されている。すなわち、樹脂層3の表面は、凹凸状に形成されている。
凸部4の平面形状は、図1に示すように、天然木の晩材の部分に対応するように、樹脂層3の面内の一方向Xに延びる比較的幅狭な曲線状に形成されている。凹部5は、隣合う凸部4間に形成された凹みであり、該凹部5の平面形状は、天然木の早材の部分に対応するように、樹脂層3の面内の一方向Xに延びる比較的幅広な曲線状に形成されている。
なお、凸部4及び凹部5の平面形状は、一方向Xに沿って概略延びており、一方向Xに平行に延びるという厳格な意味ではない。
また、凹部5の断面形状は、図2に示すように、凹部5と凸部4の境界部51から凹部5の底部52に向かって傾斜する傾斜面53が形成されている。この傾斜面53の傾斜角度は、特に限定されず、任意に設定できる。傾斜面53の傾斜角度を小さく形成すると、凹部5の深さの浅い部分が幅方向(一方向Xに直交する方向)に長くなり、傾斜面53の傾斜角度を大きく形成すると、凹部5の深さの浅い部分が短くなる。凹部5の深さの浅い部分は、これに充填される短繊維含有樹脂層6の厚みも薄くなるので、乱反射が小さく(すなわち比較的光沢性があり)、短繊維の露出度も小さくなる。従って、凹部5の深さの浅い部分が長いほど、凸部4の表面から短繊維含有樹脂層6の表面の中央側へ向かうに従って変化する、光沢感及び触った際のざらつき感が緩やかとなる。一方、凹部5の深さの浅い部分が短いほど、凸部4の表面から短繊維含有樹脂層6の表面の中央側へ向かうに従って変化する、光沢感及び触った際のざらつき感が急峻となる。
よって、傾斜面53の傾斜角度が小さい凹部5や傾斜面53の傾斜角度が大きい凹部5を、適宜組み合わせて樹脂層3に形成することにより、より天然木の木目模様に近似した木目調床材1を形成できる。
なお、樹脂層3に形成される全ての凹部5が、上記傾斜面53を有している場合に限られず、複数の凹部5の一部又は凹部5の一部分については、(傾斜面53がなく)凸部4の表面に対して垂直状に形成されていてもよい。
凹部5の底部52における深さ(凹部5の底部52から凸部4の表面までの長さ)は、特に限定されないが、余りに浅いと本発明の効果を奏さず、一方、余りに深くても効果的に変わらない。これらを考慮すると、凹部5の底部52における深さは、好ましくは0.08mm〜0.4mmであり、より好ましくは0.1mm〜0.3mmである。
(短繊維含有樹脂層)
短繊維含有樹脂層6は、短繊維61と、樹脂と、を有する。短繊維含有樹脂層6は、上記凹部5に埋め込むように充填されている。
凹部5内に充填された短繊維含有樹脂層6の表面は、含有された短繊維が光を乱反射するので、光沢性が低く、更に、短繊維が露出するので、粗面的な触感となる。
好ましくは、短繊維含有樹脂層6の表面は、凹部5の中央側に向かうに従って僅かに凹んで形成されている。このように短繊維含有樹脂層6の表面の中央部が僅かに凹んでいると、天然木の早材の部分をよりリアルに現すことができる。
短繊維含有樹脂層6の樹脂成分としては、特に限定されないが、木目調床材1の製法が簡便に行えることから、常温で流動性を有する樹脂が好ましい。
該樹脂成分としては、ペーストタイプ(またはサスペンジョンタイプ)の塩化ビニル系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂などを溶剤に溶解させた溶剤型樹脂又はエマルジョン型樹脂;紫外線硬化樹脂などの電離放射線硬化型樹脂などが挙げられる。
短繊維61は、特に限定されず、例えば、セルロース系繊維、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル系繊維、ナイロン66などのポリアミド系繊維、ポリプロピレンなどのオレフィン繊維などの合成樹脂繊維、天然繊維などを例示できる。中でも、触感に優れていることから、セルロース系繊維及び/又はポリエステル系繊維が好ましい。
上記短繊維61の繊度は、特に限定されないが、好ましくは1.0〜5.5dtexであり、より好ましくは1.5〜3.5dtexである。短繊維が余りに細いと、短繊維含有樹脂層6の表面のざらつき感が殆どなくなり、一方、短繊維が余りに太いとざらつき感が大きくなり過ぎるからである。
上記短繊維61の繊維長は、特に限定されないが、好ましくは0.05〜1.00mmであり、より好ましくは0.10〜0.08mmである。短繊維の繊維長が余りに短いと、短繊維含有樹脂層6の表面が早材のような外観となり難く、更に、短繊維含有樹脂層6から短繊維が抜け落ち易くなる。一方、短繊維の繊維長が余りに長いと、短繊維含有樹脂を樹脂層3の表面に塗工することが困難となるからである。
短繊維61の含有量は、適宜設定されるが、短繊維含有樹脂全量当たり、1〜20質量%であり、好ましくは3〜15質量%であり、より好ましくは3〜6質量%である。
短繊維の含有量が余りに少ないと、短繊維含有樹脂層6の表面の光沢性を抑制できず、短繊維含有樹脂層6の表面と樹脂層3の表面(凸部4の表面)の質感に差が生じなくなる。一方、短繊維の含有量が余りに多いと、短繊維含有樹脂層6の剥離または亀裂を生じる虞があり、更に、短繊維含有樹脂層6の表面に露出する短繊維の量が多くなり過ぎるからである。
上記短繊維含有樹脂層6は、透明でもよいし、着色されていてもよい。短繊維含有樹脂層6を着色する場合には、天然木の早材に似せるため、樹脂層3の色調よりも薄いことが好ましい。
なお、上記短繊維含有樹脂層6には、適宜添加剤が配合されていてもよい。該添加剤としては、上記樹脂層3で例示した添加剤などを適宜選択して用いることができる。
(木目調床材の製造方法)
上記木目調床材1は、例えば、下記の方法によって製造することができる。
一つの実施形態においては、木目調床材1は、長尺状に形成される。なお、長尺状とは、一方向に於ける長さが他方向に比して十分に長い形状を言い、例えば、一方向に於ける長さが他方向に於ける長さの10倍以上である。
図4は、長尺状の木目調床材の製造方法の各工程を表した参考図である。
まず、長尺状のバッキング層(例えば、長尺状の不織布)の上に、中間層を形成する樹脂組成物(主成分:ペースト塩化ビニルなど)を塗工し、更に、この上に樹脂層を形成する樹脂組成物(主成分:ペースト塩化ビニルなど)を塗工し、これをオーブンに通してプレゲル化し、各層を一体化する。このようにして床材本体長尺物28を得ることができる。
該床材本体長尺物28は、一対のエンボスローラ91に導かれ、床材本体長尺物28のの表面にエンボス加工が施される。
エンボス加工を施すことにより、床材本体長尺物28の樹脂層の表面に、木目模様を模した凸部及び凹部が形成される。該凸部及び凹部は、床材本体長尺物28の長手方向に延びて形成されている。
なお、エンボスローラ91の表面には、凹部の形状に対応したエンボス突状部が形成されており、該エンボス突状部を樹脂層の表面に押圧することにより、凹部が形成され、凹部以外の部分は凹まずに凸部として残る。
次に、前記床材本体長尺物28の樹脂層の凹部及び凸部が形成された表面に、短繊維含有樹脂92(主成分:ペースト塩化ビニルなど)を塗工する。
該短繊維含有樹脂92の粘度は、特に限定されないが、短繊維含有樹脂の塗工性が良好であること及び該樹脂を掻き取り易くすることなどを考慮すると、2000〜4000mPa・sに調製されていることが好ましい。
次に、樹脂層の表面に掻取り板93を当てて、余分な短繊維含有樹脂92を掻き取る。掻取り板93としては、特に限定されず、各種コータ、スキージ、金属ヘラなどが挙げられる。該掻取り板93は、図5に示すように、掻取り板93の先端部93aが床材本体長尺物28の幅方向Yに延在して当てられる。
掻取り板93を当てた状態で、床材本体長尺物28を長手方向に移動させることにより、凸部の表面上の短繊維含有樹脂を掻き取ることができる。これにより、凹部内に短繊維含有樹脂が残り、且つ、凸部の表面が露出した床材本体長尺物28を得ることができる。
上記掻取り板93は、圧力を加えられながら樹脂層の表面に当てられる。このように加圧下で掻取り板93を当てることにより、凸部の表面上の短繊維含有樹脂92を確実に除去でき、更に、掻取り板93によって凸部の表面が平滑化されるので、凸部の表面光沢性を高めることができる。
また、掻取り板93は、樹脂層の表面に対して垂直状に当てられていてもよいが、掻取り板93は、図示したように、樹脂層の表面に対して鋭角状(又は鈍角状)に当てられることが好ましい。床材本体長尺物28が上下に揺れた際、掻取り板93の先端部93a(樹脂層に当てられた端部)が追従して上下に撓み、凸部の表面の短繊維含有樹脂92を確実に掻き取ることができるからである。
また、掻取り板93を当てた状態で、床材本体長尺物28を長手方向に移動させる。これにより、凸部及び凹部の延びる方向(長手方向)に対して直交する方向(幅方向Y)に延在する掻取り板93の先端部が、凸部の表面上に密着しながら短繊維含有樹脂92を掻き取っていく。従って、凸部の表面上の短繊維含有樹脂92を確実に掻き取ることができると共に、凹部内の短繊維含有樹脂92のうち凹部の中央部に位置する短繊維含有樹脂92を凸部の表面よりも僅かに下がって掻き取ることができる。なお、掻取り板93を移動させても、上記と同様に短繊維含有樹脂92を掻き取ることができる。
このようにして掻き取ると、図2に示すように、短繊維含有樹脂層6の表面が、凹部5の中央側に向かうに従って僅かに凹んでいる木目調床材1を製造できる。
次に、上記床材本体長尺物28を、オーブンなどの加熱装置94に導いて所定温度(例えば180〜250℃程度)に加熱することにより、床材本体長尺物28の樹脂層及び中間層、並びに短繊維含有樹脂をゲル化させる。これを冷却することにより、長尺状の木目調床材を得ることができる。該長尺状の木目調床材は、通常、ロール95に巻き取られ、保管・運搬に供される。
他の実施形態においては、木目調床材1は、タイル状に形成される。タイル状の木目調床材の寸法は特に限定されず、例えば、500mm角などに形成される。
図6は、タイル状の木目調床材の製造方法の各工程を表した参考図である。
長尺状のバッキング層(例えば、長尺状の不織布)の上に、中間層を形成する樹脂組成物(主成分:ペースト塩化ビニルなど)を塗工し、更に、この上に樹脂層を形成する樹脂組成物(主成分:ペースト塩化ビニルなど)を塗工し、これをオーブンに通してゲル化する。得られた床材本体長尺物28は、そのまま床材として使用できるが、本発明では、前記床材本体長尺物28は、一対のエンボスローラ91に導かれ、床材本体長尺物28の表面にエンボス加工が施される。
エンボス加工の具体的な方法は、上記長尺状の木目調床材の製造方法と同様である。
エンボス加工によって、樹脂層の表面に凸部及び凹部が形成された床材本体長尺物28は、裁断機96にて所定形状に打ち抜かれる。この裁断によって、床材本体タイル29が得られる。
この床材本体タイル29の樹脂層の凹部及び凸部が形成された表面に、短繊維含有樹脂92(主成分:紫外線硬化樹脂など)を塗工する。
次に、樹脂層の表面に掻取り板92を当てて、余分な短繊維含有樹脂92を掻き取る。
掻取り板93による短繊維含有樹脂92の掻き取り方法は、上記長尺状の木目調床材の製造方法と同様である。簡単に説明すると、掻取り板93は、樹脂層の表面に対して鋭角状(又は鈍角状)にして、圧力を加えられながら当てられる。また、掻取り板93の先端部は、凸部及び凹部の延びる方向に対して直交する方向に延在して当てられる。
このようにして、床材本体タイル29の凸部の表面上の短繊維含有樹脂92を掻き取ると共に、凹部内の短繊維含有樹脂92のうち凹部の中央部に位置する短繊維含有樹脂92を僅かに掻き取ることができる。
次に、上記床材本体タイル29を、紫外線照射装置に導いて紫外線照射を行うことにより、短繊維含有樹脂92を硬化させる。得られた木目調床材1は、収納ケース98などに入れられて、保管・運搬などに供される。
なお、上記例示したタイル状の木目調床材の製造方法において、短繊維含有樹脂の樹脂成分としては、加熱によって硬化する樹脂を用いずに、紫外線硬化型樹脂などの電離放射線硬化型樹脂などを用いることが好ましい。上記例示したタイル状の木目調床材の製造方法においては、エンボス加工を行う前には、床材として使用できる状態になっているので、その後、短繊維含有樹脂を硬化させる際に加熱すると、床材本体の変形などを生じる虞があるからである。
(木目調床材の外観及び触感)
本発明の木目調床材1は、外観及び触感の何れも天然木の木目模様に極めて近似している。
具体的には、樹脂層3の表面である凸部4の表面は、光沢性が高く、且つ鏡面的な触感となっている。従って、凸部4の表面は、天然木の晩材に近似している。また、凹部5に充填された短繊維含有樹脂層6の表面は、短繊維が光を乱反射するので、光沢性が低く、且つ短繊維が露出するので、粗面的な触感となっている。従って、凹部5に充填された短繊維含有樹脂層6の表面は、天然木の早材に近似している。
さらに、上記凹部5は、図2に示すように、凸部4の境界部51から凹部5の底部52に向かって下方に傾斜する傾斜面53が形成されている。この凹部5の傾斜面53に従い、凹部5内に充填された短繊維含有樹脂層6の厚みは、凸部4の境界部近傍において非常に薄く、且つ凹部5の底部に向かうに従って厚くなっている。このため、短繊維含有樹脂層6の表面は、凹部5と凸部4の境界部51から凹部5の中央側に向かうに従って、徐々に光沢性が低下する。同様に、触感についても、凹部5の中央側に向かうに従って、徐々に粗面的な触感となっていく。
また、上記短繊維含有樹脂層6の表面は、凹部5の中央側に向かうに従って僅かに凹んでいる。通常、天然木の早材の部分の触感は、晩材よりも僅かに凹んでいるように感じるため、上記のように短繊維含有樹脂層6の表面が凹んでいることにより、天然木の早材の触感をよりリアルに現わすことができる。
特に、上記製造方法のように、短繊維含有樹脂を塗工後、これを掻き取る方式によれば、凹部5の中央部に位置する短繊維含有樹脂を、境界部51近傍に於ける短繊維含有樹脂よりも、深く掻き取ることができる。このため、短繊維含有樹脂層6の表面の僅かに凹んだ部分に、短繊維が比較的多く露出する。従って、天然木の早材の触感をよりリアルに現わすことができる。
以下、実施例を示し、本発明を更に詳述する。ただし、本発明は、下記実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
ポリエステル製不織布の上に、厚み1.2mmの下記樹脂組成物Aを積層し、この上に、厚み0.8mmの下記樹脂組成物Bを積層した後、160〜180℃で2分間加熱し、プリゲル化した。得られた樹脂層の表面に、木目模様を模したエンボスローラを用いて、傾斜面を有する凹部(深さ0.2mm)及び凸部を形成した。
次に、上記樹脂層の表面に、セルロース系短繊維(繊維長:0.2mm。繊度:1.9dtex)が5質量%配合された下記樹脂組成物Cを塗工した後、金属ヘラを用いて、樹脂層の表面を擦り、凸部の表面上の短繊維含有樹脂組成物Cを除去した。
これをオーブンで180〜200℃で5分間加熱することにより、木目調床材を得た。
(実施例2)
不織布の上に、厚み2.5mmの下記樹脂組成物Aを積層し、この上に、厚み0.5mmの下記樹脂組成物Bを積層した後、180〜200℃で5分間加熱し、これらを完全にゲル化させて一体化した。得られた樹脂層の表面に、木目模様を模したエンボスローラを用いて、傾斜面を有する凹部(深さ0.2mm)及び凸部を形成した後、これを縦横10×90cmのタイル状に打ち抜いた。
次に、上記樹脂層の表面に、ポリエステル短繊維(繊維長:0.5mm。繊度:2.5dtex)が3質量%配合された紫外線硬化型樹脂(中国塗料株式会社製、商品名「オーレックスNo.190」)を塗工した後、金属ヘラを用いて、樹脂層の表面を擦り、凸部の表面上の短繊維含有紫外線硬化型樹脂を除去した。
これに紫外線を照射して紫外線硬化型樹脂を硬化させることにより、木目調床材を得た。
(樹脂組成物A)
PVC樹脂(ペーストレジン、平均重合度1500)…100質量部。
ジオクチルフタレート…60質量部。
炭酸カルシウム…80質量部。
安定剤…5質量部。
酸化チタン…2質量部。
(樹脂組成物B)
PVC樹脂(ペーストレジン、平均重合度720)…100質量部。
ジオクチルフタレート…45質量部。
炭酸カルシウム…35質量部。
安定剤…5質量部。
着色トーナー…2質量部。
(樹脂組成物C)
PVC樹脂(ペーストレジン、平均重合度1000)…100質量部。
ジオクチルフタレート…35質量部。
安定剤…3質量部。
実施例1及び実施例2で得られた木目調床材の外観を見たところ、天然木と何ら遜色なく、又、触感に於いても天然木に触れたような感じとなっていた。
木目調床材の一実施形態を示す一部省略平面図。 図1のI−I線で切断した端面図。 (a)、(b)ともに、木目調床材の他の実施形態を示す端面図。 木目調床材の製造方法の一実施形態を示す参考図。 図4の矢印IIの矢視方向から見た一部省略参考平面図。 木目調床材の製造方法の他の実施形態を示す参考図。
符号の説明
1…木目調床材、2…床材本体、3…樹脂層、4…凸部、5…凹部、51…凸部と凹部の境界部、52…凹部の底部、53…凹部の傾斜面、6…短繊維含有樹脂層、7…中間層、8…バッキング層、91…エンボスロール、92…短繊維含有樹脂、93…掻取り板、94…加熱装置

Claims (4)

  1. 床材本体の樹脂層の表面に木目模様を模したエンボス加工を施すことにより、凸部と凹部が形成され、
    前記凹部は、前記凸部の境界部から凹部の底部に向かって傾斜する傾斜面が形成されている部分を有し、
    前記凹部内に、短繊維含有樹脂層が充填されており、
    前記凸部の境界部近傍の短繊維含有樹脂層の厚みが、前記凹部の底部における短繊維含有樹脂層の厚みよりも薄く
    前記短繊維が、合成樹脂繊維又は天然繊維であることを特徴とする木目調床材。
  2. 前記短繊維の繊度が1.0〜5.5dtexで且つその繊維長が0.05〜1.00mmである請求項1に記載の木目調床材。
  3. 前記短繊維含有樹脂層の表面が前記凹部の中央側に向かうに従って僅かに凹んでいる請求項1または2に記載の木目調床材。
  4. 床材本体の樹脂層の表面に、木目模様を模したエンボス加工を施すことにより、前記樹脂層の一方向に延びる凸部と凸部の境界部から底部に向かって傾斜する傾斜面を有する凹部を形成し、
    前記樹脂層の凹部及び凸部を含む表面に、合成樹脂繊維又は天然繊維の短繊維を含む短繊維含有樹脂を塗工し、
    前記樹脂層の表面に掻取り板を当て、前記床材本体及び掻取り板の少なくとも何れか一方を一方向に移動させながら前記凸部の表面上の短繊維含有樹脂を掻き取ることにより、前記凹部内に短繊維含有樹脂を残しつつ、凸部の表面を露出させることを特徴とする木目調床材の製造方法。
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