JP5245776B2 - 自動原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積載した原稿を1枚ずつ読み取り位置に搬送する自動原稿搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
複写機、ファクシミリ、プリンタ、またはこれらの少なくとも2つの機能を有する複合機等の画像形成装置において、原稿情報を読み取るスキャナを搭載することはよく知られている。そして、そのスキャナにおいて積載した原稿を1枚ずつ読み取り位置に搬送する自動原稿搬送装置を付設することも公知である。
この種の自動原稿搬送装置において、原稿台に積載した両面原稿を自動搬送し、その両面の情報を読み取る装置も公知であり、特許文献1等に記載されている。
図8は、その両面原稿を読み取り可能な自動原稿搬送装置を示す構成概略図である。
図8において、1は自動原稿搬送装置であり、複写機、ファクシミリ、スキャナー等の画像読取装置2の上部に開閉可能に取り付けられている。画像読取装置2は、その上面にスリットガラス(読取位置)3とコンタクトガラス4が設けられており、自動原稿搬送装置1により原稿を搬送し、スリットガラス3上を通過させるか、それともコンタクトガラス4上に原稿をセットするかしてその原稿の画像の読取を行なう。また、画像読取装置2の図示しない操作部からの指示によって片面モードと両面モードとが設定でき、その設定されたモードに応じて自動原稿搬送装置1の動作が制御される。
次に、自動原稿搬送装置1について説明する。5は原稿6を載置セットする原稿載置台であり、読み取る画像面を上にして原稿6が頁順にセットされる。7は呼出しローラで、原稿搬送下流の分離部へ原稿6を送り出すもので、通常は原稿積載台5と所定間隔をあけた待機位置にいて、原稿載置台5上に原稿6があることが原稿載置センサ8により検知されていて、かつ、原稿の給紙開始が指示された場合に、待機位置から下降して原稿6の上面と接触する位置に移動するように制御されている。
さらに、9は給紙ローラで、時計回り方向に回転させて原稿載置台5上の原稿6を給送する。10は阻止部材としての阻止ローラで、停止または時計回り方向に回転させることにより、給紙ローラ9との間で呼出しローラ7により呼び出された原稿6のうち相互の摩擦作用によって最上位の原稿6から順次1枚ずつ分離する。また図1では阻止部材を、阻止ローラ10を用いた構成を説明しているが、阻止部材は阻止ローラ10の代わりに原稿との間で摩擦を作用させる面を持つ分離パッドを用いても同様の分離効果を得ることができる。なお、呼出しローラ7、給紙ローラ9及び阻止部材が分離給紙部を構成している。
(イ)は第1搬送路で、ガイド11、11aの間に形成されたものであり、分離部の給紙ローラ9により分離搬送された原稿6をスリットガラス3上へ移動させるための通路である。そしてこの第1搬送路(イ)は、分離部と原稿読取部であるスリットガラス3との間にアーチ形状で設けられており、給紙ローラ9によって送り出された原稿6を反転してスリットガラス3上へ導く。
(ロ)は排紙路で、ガイド12、12aの間に形成されたものであり、第1搬送路(イ)からスリットガラス3上を通って搬送された原稿6を原稿排紙口13ヘ移動させるための通路である。14は原稿排紙口13から排紙された原稿6を積載する原稿排紙台で、原稿載置台5の下方で、かつ、コンタクトガラス4の上部に設けられている。原稿排紙台14の下方でコンタクトガラス4と対向する面にはスポンジまたはゴム等の弾性部材からなる押圧手段15が設けられていて、この押圧手段15はコンタクトガラス4上の所定の読取位置にセットされた原稿を押圧し、原稿がコンタクトガラス4から浮き上がるのを防止する。
(ハ)はスイッチバック搬送路であって、原稿載置台5の下部で、かつ、原稿排紙台14の上方に設けられているガイド16とガイド16a、ガイド16aと切替爪17の間に形成されたものであり、排紙路(ロ)の原稿排紙口13から搬送されてくる原稿6をスイッチバックさせて再び第1搬送路(イ)へ導くための通路であり、原稿載置台5の下部で、かつ、原稿排紙台14の上方に設けられている。
切替爪17は、原稿排紙台14の上方に設けられており、点線位置に切り替わることにより排紙路(ロ)の端部の原稿排紙口13から排紙された原稿6を原稿排紙台14上に積載させずにスイッチバック搬送路(ハ)へ導き、その後原稿6がスイッチバック搬送路(ハ)内に導入されると、実線位置に切り替わることによりスイッチバック搬送路(ハ)でスイッチバックされた原稿6を後端から第2搬送路(ニ)へ導くためのものである。なお、この切替爪17は第1切替手段を構成している。
(ニ)は第2搬送路で、ガイド18、18aの間に形成されたものであり、第1搬送路(イ)と合流しており、スイッチバック搬送路(ハ)でスイッチバックされた原稿6を第1搬送路(イ)へ移動させるための通路である。また、19、19a、20、20a、21、21a、22、22aはそれぞれ送りローラ対で、ローラ対19、19aと20、20aは第1搬送路(イ)において給紙ローラ9から送り出された原稿6をスリットガラス3へ搬送する。また、ローラ対21、21aは排紙路(ロ)においてスリットガラス3上を通過した原稿6を原稿排紙口13へ搬送する。ローラ対22、22aは第2搬送路(ニ)において原稿6を第1搬送路(イ)へ搬送する。
さらに、23、24、25はシート送りローラで、原稿排紙口13近傍に設けられ、ローラ23、24間で排紙路(ロ)を通過する原稿6を原稿排紙台14、若しくは、スイッチバック搬送路(ハ)へ搬送する。また、ローラ24、25間でスイッチバック搬送路(ハ)でスイッチバックされた原稿6をスイッチバック搬送路(ハ)から第2搬送路(ニ)へ搬送する。
さらに、26、26aは正逆転可能な送りローラ対(スイッチバック部材)であり、この送りローラ対26、26aはスイッチバック搬送路(ハ)上に設けられ、スイッチバック搬送路(ハ)内へ搬送されてくる原稿6をスイッチバック搬送路(ハ)内に導入し、その後、逆転して排紙路(ロ)からの原稿6をスイッチバックさせて第2搬送路(ニ)へ搬送する。
27は分離部の給紙ローラ9、阻止ローラ10とローラ対19、19aとの間の第1搬送路(イ)の入口部、所謂、給紙ローラ9より原稿搬送方向下流側近傍に配設した透過型のセンサ、28はローラ対20、20aとスリットガラス3との間の第1搬送路(イ)の出口部、所謂、スリットガラス3より原稿搬送方向上流側近傍に配設した透過型のセンサ、29はローラ対21、21aとローラ23、24との間の排紙路(ロ)に配設した透過型のセンサ、30はローラ23、24、25とローラ対26、26aとの間に配設した透過型のセンサである。センサ27、28、29、30はその位置を通る原稿6の先端または後端を検知する。
次に、動作を説明する。
A.片面モードが設定されている場合
画像読取装置2の図示しない操作部に配設されたスタートキーが押されたとき、原稿載置センサ8からの検知信号により原稿載置台5上に原稿がセットされているか否かがチェックされ、原稿載置台5上に原稿がセットされていれば、原稿給紙動作が開始される。まず、呼出しローラ7、給紙ローラ9が駆動されるとともに、呼出しローラ7が下降し、原稿6を分離部へ送り出す。そして、分離部で原稿載置台5上にセットされた原稿6の上のものから順次1枚ずつ分離され、第1搬送路(イ)へ送り出される。
次いで、その原稿6の先端がセンサ28に検知されると、原稿6の読取開始タイミングがとられ、この原稿6の読取が行なわれる。センサ29によりその原稿6の後端の通過が検知されて所定の時間T2が経過すると、原稿6は原稿排紙口13から排紙されて原稿排紙台14に画像面を下にして積載される。
また、原稿6の後端の通過がセンサ28により検知された時点で、原稿載置センサ8が原稿6を検知していたとき、2枚目の原稿6の給紙動作が開始される。以下、原稿6は、原稿載置センサ8が原稿6を検知しなくなるまで上述の動作を繰り返し行なうことにより、原稿載置台5上の原稿6についての片面原稿処理が完了する。
B.両面モードが設定されている場合
画像読取装置2の図示しない操作部に配設されたスタートキーが押され、1枚目の原稿の先端がセンサ28に検知されるまで、片面モードが設定されている場合と同様の動作を行ない、その原稿6の先端がセンサ28に検知されると、その信号によりローラ対21、21aとローラ23、24、25の駆動とローラ対26、26aの正転駆動が開始される。また、その信号により原稿6の読取開始タイミングがとられ、この原稿6の表面の読取が行なわれる。
原稿6の後端の通過がセンサ28で検知されると、ローラ対19、19aの駆動は停止される。
次いで、原稿6の後端の通過がセンサ29で検知されると、切替爪17は実線位置から点線位置に切り替えられる。さらに、その原稿6の後端の通過がセンサ30で検知されると、切替爪17は点線位置から実線位置へ切り替えられると共に、ローラ対26、26aの回転方向は切り替えられる。またセンサ29が無い構成では、原稿6の後端がセンサ28通過が検知されて所定の時間Taの経過後、切替爪17は点線位置から実線位置へ切り替えられると共に、ローラ対26、26aの回転方向は切り替えられる。
ローラ対26、26aの上記切り替えによる逆転により原稿6はスイッチバック搬送され、後端から第2搬送路(ニ)内へ進入する。
次いで、第2搬送路(ニ)に進入した原稿6は第1搬送路(イ)へ送り込まれる。そして、原稿6の先端がセンサ28に検知されると、表面と同様に、原稿6の裏面の読取動作およびスイッチバック搬送動作を行ない、再び第1搬送路(イ)へ送り込まれる。原稿6が再び第1搬送路(イ)に送り込まれ、再び原稿6の先端をセンサ28で検知しても原稿6の読取は行なわない。
次いで、センサ29により原稿6の先端が検知されても切替爪17は動作させずに、センサ29により原稿6の後端の通過が検知されて所定の時間T2の経過後、原稿6は原稿排紙口13から排紙されて原稿排紙台14に表面の画像面を下にして積載される。
また、原稿6の後端の3回目の通過がセンサ28により検知された時点で、原稿載置センサ8が原稿6を検知していたとき、2枚目の原稿6の給紙動作が開始される。以下、原稿6は、原稿載置センサ8が原稿6を検知しなくなるまで上述の動作を繰り返し行なうことにより、原稿載置台5上の原稿6についての両面原稿処理が完了する。
このように構成される自動原稿搬送装置1において、少なくとも分離給紙部と送りローラ対19、19a、送りローラ対20、20a、送りローラ対21、21a、ローラ24、送りローラ対22、22aは1つの駆動モータで駆動される。かかる構成では第2搬送路(ニ)を搬送中に分離給紙部が作動すると、次の原稿を給紙してしまう問題が生ずるため、従来の自動原稿搬送装置1は駆動モータと分離給紙部の間に駆動をオン・オフする電磁クラッチを設けている。
しかしながら、電磁クラッチを用いると、駆動伝達部での占有面積が大きく、装置の高さ方向や奥行き方向において突出してしまい、それを覆うためのカバーも大きくなり、スペースダウンを妨げ、その分コストアップになってしまうという問題があった。
特開平9−166896号公報
本発明は、上記した従来の事情に鑑み、電磁クラッチを用いずとも分離給紙部の駆動をオン・オフすることができ、しかも駆動伝達を確実に行うことができる自動原稿搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、原稿載置台に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して読取位置へ給送する分離給紙部と、該分離給紙部を駆動する駆動モータと、該駆動モータによる前記分離給紙部への駆動を選択的に断続する断続手段とを有する自動原稿搬送装置において、前記断続手段が、前記駆動モータによって駆動される出力ギヤと噛み合い可能に設けられた揺動ギヤと、該揺動ギヤを揺動可能に保持する揺動アームと、該揺動アームを介して揺動ギヤを出力ギヤに噛み合う接続位置と出力ギヤから離れる離間位置との間を揺動させる規制部材と、該規制部材を作動させるソレノイドとを有し、前記規制部材は前記揺動ギヤが前記出力ギヤから外れる方向への移動を規制し、前記揺動アームは前記揺動ギヤが前記出力ギヤに近づく方向への移動を規制するとともに、当該揺動アームには一端側に揺動支点、他端側に揺動ギヤを支持する揺動支持軸が設けられ、前記規制部材が該揺動支持軸を介して揺動ギヤを揺動することを特徴とする自動原稿搬送装置を提案する。
なお、本発明は、前記規制部材には前記揺動支持軸に接して前記揺動ギヤが前記出力ギヤから外れる方向への移動を規制する拘束突き当て面が設けられていると有利である。
さらにまた、本発明は、前記揺動アームの他端側端部が前記出力ギヤの軸に当接することにより、前記揺動ギヤが前記出力ギヤに近づくことを規制すると有利である。
さらにまた、本発明は、前記揺動アームの他端側端部が前記揺動ギヤのピッチ円と同心円状の湾曲面に形成されていると有利である。
また、上記課題を解決するため、本発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の自動原稿搬送装置が付設されていることを特徴とする画像形成装置を提案する。
本発明によれば、電磁クラッチを用いずに分離給紙部への駆動を断続することができるので低コスト、かつ、省スペースであるとともに、伝達時に揺動ギヤに加わる力に起因する回転不良を防止して確実な駆動伝達を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動原稿搬送装置の内部構造を示す斜視図であって、図8で説明した呼出しローラ7、給紙ローラ9等の部材において同一部材には同一符号を付してある。
図1において、符号100は分離給紙部200を駆動する駆動モータであり、駆動モータ100の出力軸には図2及び図3に示す出力ギヤ101が設けられている。図2は出力ギヤ101から分離給紙部200の駆動ギヤ106までのギヤ列を示す説明図、図3は図2を後ろ側から見た斜視図であり、出力ギヤ101は揺動ギヤ102と噛み合う。そして、揺動ギヤ102はアイドラギヤ103を介して減速大径ギヤ104に噛み合い、この減速大径ギヤ104と同軸に設けられた減速小径ギヤ105が上記した駆動ギヤ106に噛み合っている。そして、駆動ギヤ106が回転すると、駆動軸110を介して給紙ローラ9が駆動し、それと駆動連結されているピックアップローラ7も回転しながら降下する。そして、図8に示すように原稿載置台5上にセットされた原稿6を送り出し、送り出された原稿6は給紙ローラ9及び阻止部材10によって最上紙のみが第1搬送路(イ)へ送り出される。
分離給紙部200を駆動する駆動モータ100は、送りローラ対19、19a、送りローラ対20、20a、送りローラ対21、21a、ローラ24、送りローラ対22、22aを駆動するため、ローラ24や送りローラ対22、22aを駆動して原稿が第2搬送路(ニ)を搬送させているとき、分離給紙部200を停止しなければならない。このため、本実施形態では駆動モータ100と分離給紙部200の間に、分離給紙部200への駆動をオン・オフする断続手段を設けている。
本実施形態の断続手段は、上記した揺動ギヤ102が出力ギヤ101に接離することにより駆動モータ100の駆動が分離給紙部200に対して断続されるように構成している。この場合、揺動ギヤ102は一端が減速ギヤ104,105の軸114に回動可能に装着された揺動アーム120の他端側に設けられた揺動支持軸112に揺動ギヤ102が回転可能に装着され、その揺動支持軸112は規制部材122内に挿入されていることにより、揺動アーム120の揺動が図4に示す規制部材122によって規制されている。
図1及び図4(a)、(b)において、規制部材122は細長矩形の枠状に形成され、その長手方向、図4に示す左右方向に両側に形成された左右方向に延びる長孔122a、122bが形成されている。この長孔122a、122bには図1に示すモータブラケット123に設けられたガイドピン124,125が挿入されることにより、規制部材122は長孔122a、122bの延在方向である左右方向に移動可能となっている。そして、この規制部材122には揺動支持軸112を介して揺動アーム120を規制する拘束突き当て面126と離接作用面127が設けられている。
このように形成された規制部材122は、長手方向一端にソレノイド121が連結され、その他端には規制部材122に対して常時図4の右方への移動力を付勢する引っ張りバネ128が取り付けられている。そして、ソレノイド121が消磁されていると規制部材122は図4(a)に示すように、引っ張りバネ128によって右方に移動され、ガイドピン125が長孔122bの左端に当接して止まる。このとき、図4(a)及び図5(a)に示すように、揺動支持軸112が拘束突き当て面126に規制されて揺動ギヤ102が出力ギヤ101に噛み合うとともに、ガイドピン124は長孔122aの左端に当接せず、それよりも右方に位置している。
逆に、ソレノイド121が励磁されると、規制部材122は図4(b)に示すように、引っ張りバネ128の作用に抗して左方に移動され、ガイドピン124が長孔122aの右端に当接して止まる。このとき、揺動支持軸112は傾斜した離接作用面127に規制され、図4(b)及び図5(b)に示すように、揺動ギヤ102が出力ギヤ101から離れ、駆動モータ100が駆動しても分離給紙部200は作動しない。すなわち、揺動ギヤ102が左上方へ押し上げられて出力ギヤ101から離れるため、分離給紙部200は作動しない。なお、ソレノイド121がオン時のガイドピン125は長孔122bの右端に当接せず、それよりも左方に位置している。また、規制部材122が揺動アーム120に力を及ぼす作用点を、揺動ギヤ102にもっとも近い揺動支持軸112にしているので、揺動ギヤ102と出力ギヤ101の軸間の積み上げ公差を減少させている。
さらに、規制部材122の作動方向を規制する部材であるガイドピン124を揺動アーム120の回転軸114とすることができる。このように構成すると、揺動ギヤ102と出力ギヤ101の軸間の積み上げ公差を減少させることができる。
さらにまた、規制部材122の作動方向を規制する部材であるガイドピン125を出力ギヤ101の軸111とすることができる。このように構成すると、揺動ギヤ102と出力ギヤ101の軸間の積み上げ公差を減少させることができる。
ところで、規制部材122とソレノイド121とは規制部材122の作動方向に直交する方向の延びる長孔122cにピン121aを介して連結されているので、ソレノイド121の傾きがずれて規制部材122の作動方向とずれても動きが滑らかのままで作用するようにしている。
このように構成された断続手段は、従来のように電磁クラッチを用いることなくソレノイド121のオン・オフによって分離給紙部200への駆動を断続することができる。このため、図6の点線で示すように、電磁クラッチSCを用いた場合、伝達経路における奥行き方向の厚みを削減することができ、かつ図7の点線で示すように、電磁クラッチSCが分離給紙部200軸線上に配置されないことによる高さの削減をすることができた。また電磁クラッチSCにかかるコストをソレノイド121にかかるコストまで下げることもできた。
ところで、分離給紙部200の駆動が揺動ギヤ102と出力ギヤ101の噛み合いによって駆動伝達される場合、その伝達時にギヤの噛み合い時に発生する圧力角により揺動可能である揺動ギヤ102が出力ギヤ101に食い込もうとする力が掛かると、ギヤ歯の底当り等による回転不良を起こすことがある。
そこで、上記揺動アーム120の先端120aを揺動ギヤ102のピッチ円と同心円となる丸みを付け、揺動ギヤ102と出力ギヤ101の噛み合い時に揺動アーム120の先端120aが出力ギヤ101の軸111に触れるか非常に接近することにより、揺動ギヤ102と出力ギヤ101に食い込もうとしたときには揺動アーム120の先端120aが出力ギヤ101の軸111に当りそれ以上の食い込みを防止することができる。このとき、揺動アーム120の先端120aが揺動ギヤ102のピッチ円と同心円となる丸みに形成していると、揺動アーム120の先端120aがスムーズに出力ギヤ101の軸111に触れるともに、揺動アーム120が出力ギヤ101の回転に与える負荷も小さくすることができる。
また、出力ギヤ101が逆転して揺動ギヤ102が出力ギヤ101から逃げようとする力が働いたときには、揺動支持軸112が拘束突き当て面126に当ることで歯先が逃げることが防止される。なお、出力ギヤ101が逆転は、原稿面に向かって下げたピックアップローラ7を元の位置に戻すとき行われる。
このようにして構成された本実施形態では、電磁クラッチを用いずとも分離給紙部200の駆動を断続することができるとともに、伝達時に揺動ギヤ102に加わる力により回転不良を引き起こすことを防止し、確実な駆動伝達が得られる。
本発明に係る自動原稿搬送装置の内部構造を示す斜視図である。 図1の出力ギヤから分離給紙部の駆動ギヤまでのギヤ列を示す説明図である。 図2のギヤ列 を後ろ側から見た斜視図である。 (a)はギヤ接続時の規制部材を示す説明図、(b)はギヤ離間時の規制部材を示す説明図である。 (a)はギヤ接続時のギヤ列を示す説明図、(b)はギヤ離間時のギヤ列を示す説明図である。 図1に示す自動原稿搬送装置に電磁クラッチを設けたと仮定した場合の平面説明図である。 図1に示す自動原稿搬送装置に電磁クラッチを設けたと仮定した場合の側面説明図である。 従来の自動原稿搬送装置を示す概略説明図である。
符号の説明
100 駆動モータ
101 出力ギヤ
102 揺動ギヤ
106 駆動ギヤ
112 揺動支持軸
120 揺動アーム
120a 揺動アームの先端
121 ソレノイド
122 規制部材
126 拘束突き当て面
200 分離給紙部

Claims (5)

  1. 原稿載置台に載置された複数枚の原稿を1枚ずつ分離して読取位置へ給送する分離給紙部と、該分離給紙部を駆動する駆動モータと、該駆動モータによる前記分離給紙部への駆動を選択的に断続する断続手段とを有する自動原稿搬送装置において、
    前記断続手段が、
    前記駆動モータによって駆動される出力ギヤと噛み合い可能に設けられた揺動ギヤと、
    該揺動ギヤを揺動可能に保持する揺動アームと、
    該揺動アームを介して揺動ギヤを出力ギヤに噛み合う接続位置と出力ギヤから離れる離間位置との間を揺動させる規制部材と、
    該規制部材を作動させるソレノイドとを有し、
    前記規制部材は前記揺動ギヤが前記出力ギヤから外れる方向への移動を規制し、前記揺動アームは前記揺動ギヤが前記出力ギヤに近づく方向への移動を規制するとともに、
    当該揺動アームには一端側に揺動支点、他端側に揺動ギヤを支持する揺動支持軸が設けられ、前記規制部材が該揺動支持軸を介して揺動ギヤを揺動することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  2. 請求項に記載の自動原稿搬送装置において、前記規制部材には前記揺動支持軸に接して前記揺動ギヤが前記出力ギヤから外れる方向への移動を規制する拘束突き当て面が設けられていることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  3. 請求項に記載の自動原稿搬送装置において、前記揺動アームの他端側端部が前記出力ギヤの軸に当接することにより、前記揺動ギヤが前記出力ギヤに近づくことを規制することを特徴とする自動原稿搬送装置。
  4. 請求項に記載の自動原稿搬送装置において、前記揺動アームの他端側端部が前記揺動ギヤのピッチ円と同心円状の湾曲面に形成されていることを特徴とする自動原稿搬送装置。
  5. 請求項1ないし4の何れかに記載の自動原稿搬送装置が付設されていることを特徴とする画像形成装置。
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