JP5245522B2 - 無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法 - Google Patents

無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5245522B2
JP5245522B2 JP2008121626A JP2008121626A JP5245522B2 JP 5245522 B2 JP5245522 B2 JP 5245522B2 JP 2008121626 A JP2008121626 A JP 2008121626A JP 2008121626 A JP2008121626 A JP 2008121626A JP 5245522 B2 JP5245522 B2 JP 5245522B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
communication
area
vehicle communication
road
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008121626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009272883A (ja
Inventor
守 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2008121626A priority Critical patent/JP5245522B2/ja
Priority to US12/320,246 priority patent/US20090279499A1/en
Priority to EP09151583.3A priority patent/EP2120505B1/en
Priority to KR1020090010568A priority patent/KR101026450B1/ko
Publication of JP2009272883A publication Critical patent/JP2009272883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5245522B2 publication Critical patent/JP5245522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/04Wireless resource allocation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/52Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on load
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W72/00Local resource management
    • H04W72/50Allocation or scheduling criteria for wireless resources
    • H04W72/51Allocation or scheduling criteria for wireless resources based on terminal or device properties
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W84/00Network topologies
    • H04W84/18Self-organising networks, e.g. ad-hoc networks or sensor networks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

本発明は、無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法に関し、特に、車載装置間の通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との通信に割り当てられる無線リソースの使用効率を高める無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法に関するものである。
従来より、安全性の向上、輸送効率の向上、および快適性の向上を目指したサービスを実現するため、道路と車両を一体のシステムとした高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport Systems)が知られている。このシステムでは、車両と道路を管轄するために配置された無線基地局装置(例えば、路側機)と車両に搭載された車載装置との間で行う路車間通信および複数の車載装置間で行う車車間通信の並存が、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)やTDMA(Time Division Multiple Access)等の多元接続方式によって、実現されようとしている。
このような路車間通信および車車間通信が並存するシステムの例として、路車間通信の可能な領域では、無線基地局装置が使用する周波数と異なる周波数を車車間通信に割り当てる技術が開示されている(特許文献1)。また、渋滞に遭遇した車両から渋滞情報を受信した無線基地局装置が当該車両の後続車両に渋滞情報を伝達する路車間通信および渋滞情報を受信した車両が後続車両に渋滞情報を伝達する車車間通信が開示されている(特許文献2)。
特開2000−201103号公報 特開2006−259861号公報
しかしながら、従来の路車間通信および車車間通信が並存するシステムでは、路車間通信の可能な領域で路車間通信および車車間通信にそれぞれ割り当てられた周波数や時間等の無線リソースの使用効率が悪いという問題があった。
すなわち、無線リソースが、例えばOFDMAによって路車間通信および車車間通信に割り当てられたとき、割り当てられた無線リソースが使用されなければ、使用されない無線リソースは無駄となり、割り当てられた無線リソースの使用効率が低くなる。
また、上述した特許文献1のように、路車間通信および車車間通信に異なる周波数が割り当てられたとき、どちらか一方の通信においてでも割り当てられた周波数が使用されない時間が長時間継続すると、使用されない時間における周波数の割り当てが無駄となり、割り当てられた周波数の使用効率が低くなる。
さらに、上述した特許文献2でも、仮に路車間通信および車車間通信を並存させて無線リソースが割り当てられたとしても、割り当てられた無線リソースが使用されなければ、使用されない無線リソースが無駄となり、割り当てられた無線リソースの使用効率が低くなる。
本件開示の装置は、上記に鑑みてなされたものであって、車載装置間の通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との通信に割り当てられる無線リソースの使用効率を高める無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するために、無線リソース割当装置は、車両に搭載された車載装置が所定のエリア内にあることを示す信号を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信された前記信号から前記エリア内にある車載装置の数を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された車載装置の数に基づいて、前記エリア内における複数の車載装置間の車間通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との非車間通信に使用する無線リソースを割り当てる割当手段と、前記割当手段によって割り当てられる無線リソースを使用するように前記エリア内にある車載装置に指示する指示手段と、を備えた構成を採る。
かかる構成によれば、無線リソース割当装置は、所定のエリア内にある車載装置の数に基づいて車間通信および非車間通信に使用される無線リソースを割り当てるため、所定のエリア内にある車載装置の数が多いとき車間通信に使用する無線リソースの割り当てを多くすると、各車載装置が無線リソースを使用して確実に車間通信を行うことが可能となり、一方車載装置の数が少ないとき車間通信に使用する無線リソースの割り当てを少なくすると、無線リソースが無駄に車間通信に割り当てられることを防止することが可能となり、車間通信および非車間通信の無線リソースの使用効率を高めることができる。また、無線リソース割当装置は、所定のエリア内で車間通信および非車間通信に使用する無線リソースの割り当てを行うため、所定のエリア内で異なる無線リソースを使って車間通信および非車間通信が行なわれることとなり、車間通信と非車間通信との干渉を防止することができる。
本明細書に開示された無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法は、車載装置間の通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との通信に割り当てられる無線リソースの使用効率を高めることができるという効果を奏する。
以下に、無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例に係る無線リソース割当システムの概要を示す図である。同図に示すように、無線リソース割当システムでは、無線リソース割当装置100が、通信可能なエリア内にある車載機A200−1との路車間通信および当該車載機A200−1と他の車載機C200−3との車車間通信に使用される無線リソースを割り当てる。但し、路車間通信は、車載機A200−1と無線リソース割当装置100以外の通信装置との通信であっても良い。
この無線リソース割当システムにおける車載機A200−1は、無線リソース割当装置100によって割り当てられた無線リソースを使用して、無線リソース割当装置100および無線リソース割当装置100が通信可能なエリア内にある車載機C200−3と通信する。ここで、通信可能なエリアは、例えばDSRCの通信方式では数十メートルの範囲内であり、本実施例では、通信可能なエリアを「路車間通信エリア」という。
無線リソース割当装置100は、路上に配置され、路車間通信エリア内にある車載機の数に基づいて、路車間通信エリア内にある車載機との路車間通信および路車間通信エリア内にある車載機同士の車車間通信に使用する無線リソースの割り当てを行う。具体的には、車載機A200−1が路車間通信エリア内に進入したとき、無線リソース割当装置100は、車載機A200−1が路車間通信エリア内にあることを示す信号を受信する。そして、無線リソース割当装置100は、受信された信号から現在の路車間通信エリア内にある車載機の数を判断し、判断された車載機の数に基づいて路車間通信エリア内において路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの配分を決定し、決定された配分によって無線リソースを割り当てる。このとき、無線リソース割当装置100は、通信単位時間を示すフレーム内の複数のタイムスロットを決定された配分によって路車間通信と車車間通信とに分配して無線リソースを割り当てる。そして、無線リソース割当装置100は、割り当てられた無線リソースの情報を路車間通信エリア内にある車載機A200−1に対して送信する。以下、フレーム内の路車間通信用に分配された全てのタイムスロットを「路車領域」といい、車車間通信用に分配された全てのタイムスロットを「車車領域」というものとする。
車載機A200−1は、車両に搭載され、路車間通信エリア外では、他の通信と独立した自律型車車間通信を、路車間通信エリア外にある車載機B200−2と行っている。そして、車載機A200−1は、路車間通信エリア内では、自律型車車間通信を停止し、割り当てられた無線リソースの情報を受信し、割り当てられた無線リソースから路車領域および車車領域を判断して、路車領域を使用して路車間通信を行い、車車領域を使用して車車間通信を行う。
次に、図2は、実施例に係る無線リソース割当装置100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、無線リソース割当装置100は、MAC処理部110と、PHY処理部120と、監視制御部130と、を備える。なお、通信システムには、OFDMA方式、TDMA方式どちらを採用しても良いが、本実施例ではOFDMA方式を適用した場合を説明する。
MAC処理部110は、例えば無線リソース割当装置100外部のセンサーから受信された道路情報等通信データのエンコードおよび誤り訂正等を行うMACレイヤ機能を有する。
PHY処理部120は、車載機と通信するための物理的な接続・伝送方式を定める処理部であり、送信機能および受信機能を有する。PHY処理部120は、送信機能に対応する処理部としては、Preamble信号送信部121と、割当指示送信部123と、を備え、受信機能に対応する処理部としては、Ranging信号受信部122を備える。
Preamble信号送信部121は、路車間通信エリア内に近づく車載機と通信を開始するために、フレームの先頭にプリアンブル信号を重畳して送信する。なお、プリアンブル信号は、OFDMA方式によって規定される通信データの先頭に常に重畳される。
割当指示送信部123は、路車間通信エリア内で路車間通信および車車間通信を行うときに使用する無線リソースの割り当ての指示を車載機に送信する。なお、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの割り当ての詳細については、後述する。
Ranging信号受信部122は、車載機から路車間通信エリア内にあることを知らせるレンジング信号を受信して、レンジング信号を受信したことを車載機数算出部131に通知する。
監視制御部130は、無線リソース割当装置100内で行う各種処理を監視し制御するが、特に本実施例に密接に関連する処理部としては、車載機数算出部131と、路車・車車配分決定部132と、路車・車車配分テーブル133と、無線リソース割当部134と、を備える。
車載機数算出部131は、Ranging信号受信部122による通知を用いて、現在路車間通信エリア内にある車載機の数を算出する。例えば、車載機数算出部131は、現在までの所定の時間内におけるRanging信号受信部122からの通知の数を加算して路車間通信エリア内の車載機の数とする。また、車載機数算出部131は、過去に無線リソースを割り当てられた車載機が現在も路車間通信エリア内にあるか否かを確認するために、定期的にPYH処理部120から送信される問い合わせ情報に対する応答の数を路車間通信エリア内の車載機の数としても良い。但し、Ranging信号受信部122によって受信されたレンジング信号が同一の車載機から送信されたものであるとき、車載機数算出部131は、二重に加算しないものとする。
路車・車車配分決定部132は、車載機数算出部131によって算出された車載機数から、路車間通信エリア内にある車載機との路車間通信および路車間通信エリア内にある車載機同士の車車間通信を行うための無線リソースの配分を決定する。具体的には、路車・車車配分決定部132は、車載機数算出部131によって算出された車載機数をキーにして路車・車車配分テーブル133から路車間通信と車車間通信との無線リソースの配分を検索する。
路車・車車配分テーブル133は、路車間通信エリア内にある車載機の数に対応させて路車間通信と車車間通信とに配分する無線リソースの比率を保持する。ここで、実施例に係る路車・車車配分テーブル133のデータ構造について図3を参照しながら説明する。同図に示すように、路車・車車配分テーブル133は、車載機数(台)と、路車間通信に使用する無線リソースの配分を示す路車配分(%)と、車車間通信に使用する無線リソースの配分を示す車車配分(%)と、を保持する。以下に、無線リソースの路車配分と車車配分の一例を示す。
路車・車車配分テーブル133は、路車間通信エリア内の車載機数が0台または1台のときの路車配分を100%とし、車車配分を0%として保持している。したがって、路車間通信エリア内の車載機数が0台または1台のときには、車車間通信に無線リソースが割り当てられることがなく、無線リソースの無駄な割り当てを低下させることができる。
また、路車間通信エリア内の車載機数が2台以上99台以下のときの車車配分は、車載機数が多くなるごとに10%から50%まで増加し、路車配分は、車載機数が多くなるごとに90%から50%まで減少する。そして、路車間通信エリア内の車載機数が飽和状態を示す100台以上のときの路車配分は100%であり、車車配分は0%である。これは、路車間通信エリア内の車載機数が飽和状態であるとき、路車間通信エリア内は渋滞であるためである。すなわち、路車間通信エリア内では、車載機が移動できず車車間通信の必要性が希薄となるため、無線リソース割当装置100は、全ての無線リソースを路車間通信に割り当てることによって、無線リソースの無駄な割り当てを低下させることができる。なお、車載機の数に対応させた無線リソースの路車配分と車車配分は、前述した数字に限定されるものではない。また、路車・車車配分テーブル133は、路車配分および車車配分に実際配分等の比率の代わりに無線リソースの絶対量を保持しても良い。
図2に戻って、無線リソース割当部134は、路車・車車配分決定部132によって決定された路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの配分を適用して、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースを割り当てる。具体的には、無線リソース割当部134は、路車・車車配分決定部132によって決定された路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの配分に従って、フレーム内のタイムスロットを分配することにより、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースを割り当てる。なお、無線リソース割当部134は、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの配分に従って、複数のフレームをフレーム単位で分配して、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースを割り当てても良い。また、無線リソース割当部134は、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの配分に従って、路車間通信エリア内で使用可能な周波数帯域を分割して、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースを割り当てても良い。
これによって、無線リソース割当装置100は、路車間通信エリア内の車載機数が少ないときは車車間通信の無線リソースの配分を少なくし、車載機数が多いときは車車間通信の無線リソースの配分を多くすることによって、車載機数に応じて、車車間通信および路車間通信を行わせることができ、車車間通信および路車間通信に使用する無線リソースの使用効率を高めることができる。また、無線リソース割当装置100は、路車間通信エリア内で車車間通信および路車間通信に使用する無線リソースの割り当てを行うことによって、路車間通信エリア内で異なる無線リソースを使って車車間通信および路車間通信が行われることとなり、車車間通信と路車間通信との干渉を防止することができる。
次に、図4は、実施例に係る車載機の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、車載機200は、外部センサーインターフェース部220および送受信制御部230を備える統合MAC部210と、MAC処理部250およびPHY処理部260を備える路車間通信部240と、同期確立部271を備える監視制御部270と、MAC処理部290およびPHY処理部300を備える車車間通信部280と、を備える。ここで、車載機200は、無線リソース割当装置100から送信される路車間通信エリア内で路車間通信および車車間通信を行うときに使用する無線リソースの割り当ての指示に従って、車車間通信および路車間通信を行う。従って、車載機200は、無線リソースが車車領域のときは車車間通信を行い路車間通信を停止し、路車領域のときは路車間通信を行い車車間通信を停止する。
外部センサーインターフェイス部220は、例えば速度情報、車両情報を車載機外部から受信し、路車間通信部240のMAC処理部250または車車間通信部280のMAC処理部290に通知する。また、外部センサーインターフェイス部220は、無線リソース割当装置100および他の車載機から送信された情報をMAC処理部(250、290)から通知されると、車載機外部に送信する。
送受信制御部230は、割当認識部231と、切替指示部232と、車車間通信停止部233と、を備える。割当認識部231は、路車間通信エリア内の路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの割り当て指示をMAC処理部250から取得し、路車間通信エリア内の路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの割り当てを認識する。すなわち、割当認識部231は、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの割り当ての指示に基づいて、路車間通信に使用する路車領域および車車間通信に使用する車車領域を認識する。
切替指示部232は、割当認識部231によって認識された無線リソースの路車領域および車車領域に従って、路車間通信および車車間通信を切り替える。具体的には、例えば、切替指示部232は、路車領域の開始タイミングが到来すると、車車間通信部280のMAC処理部290に車載機に対する送信停止を通知し、路車間通信部240のMAC処理部250に無線リソース割当装置100に対する送信停止の解除を通知する。これにより、車載機200は、無線リソースが割り当てられた路車領域で路車間通信を行うことができる。一方、切替指示部232は、車車領域の開始タイミングが到来すると、路車間通信部240のMAC処理部250に無線リソース割当装置100に対する送信停止を通知し、車車間通信部280のMAC処理部290に車載機に対する送信停止の解除を通知する。これにより、車載機200は、無線リソースが割り当てられた車車領域で車車間通信を行うことができる。
また、切替指示部232は、車車間通信停止部233から車車間通信の停止を行うように指示を取得したとき、車車間通信部280のMAC処理部290に車載機に対する送信停止を通知する。
車車間通信停止部233は、同期確立部271から車車間通信を停止する指示を取得したとき、切替指示部232に対して、車車間通信の停止を行うように指示する。
路車間通信部240のMAC処理部250は、路車間通信データのエンコードおよび誤り訂正等を行うMACレイヤ機能を有する。
路車間通信部240のPHY処理部260は、無線リソース割当装置100と通信するための物理的な接続・伝送方式を定める処理部であり、送信機能および受信機能を有する。
路車間通信部240のPHY処理部260は、受信機能に対応する処理部としては、Preamble信号受信部261と、割当指示受信部263と、を備え、送信機能に対応する処理部としては、Ranging信号送信部262を備える。
Preamble信号受信部261は、車載機200が路車間通信エリア内に進入したとき、無線リソース割当装置100から送信されたフレームの先頭に重畳されたプリアンブル信号を受信する。そして、Preamble信号受信部261は、プリアンブル信号の受信があったことをRanging信号送信部262に通知する。
割当指示受信部263は、無線リソース割当装置100から送信された路車間通信エリア内で路車間通信および車車間通信を行うときに使用する無線リソースの割り当ての指示を受信する。
Ranging信号送信部262は、Preamble信号受信部261からプリアンブル信号の受信があったことを通知されたとき、自車載機200が路車間通信エリア内にあることを知らせるレンジング信号を無線リソース割当装置100に送信する。
監視制御部270は、車載機200内で行う各種処理を監視し制御するが、特に本実施例に密接に関連する処理部としては、同期確立部271を備える。同期確立部271は、Preamble受信部261によって受信されたプリアンブル信号を用いて、無線リソース割当装置100と同期を確立する。このとき、同期確立部271は、車車間通信停止部233に、車車間通信を停止するように指示する。すなわち、路車間通信エリア内に近づいていた車載機200が、無線リソース割当装置100から指示される無線リソースの割り当てに従って路車間通信および車車間通信を行うために、路車間通信エリア外で行っていた車車間通信を停止するように指示する。
車車間通信部280のMAC処理部290は、車車間通信データのエンコードおよび誤り訂正等を行うMACレイヤ機能を有する。
路車間通信部280のPHY処理部300は、他の車載機と通信するための物理的な接続・伝送方式を定める処理部であり、送信機能および受信機能を有する。
このようにして、車載機200は、路車間通信エリア内で使用する車車間通信および路車間通信を行うときに使用する無線リソースの割り当て指示を受信したとき、受信された無線リソースに従って車車間通信および路車間通信を行うことによって、車車間通信と路車間通信との干渉が発生しないこととなり、正常な情報を受信することができる。
次に、一般的な無線リソースの割り当てについての一例を、図5を用いて説明する。図5は、無線リソースの割り当てを示すフレーム構成の一例である。同図に示すように、フレームは、複数のタイムスロットに分割された構成となっている。1フレームは、Preambleと、FCHと、上下回線割り当て情報(MAP)と、下り回線の送信データを含む下りバースト(DL_Burst)と、上り回線の送信データを含む上りバースト(UL_Burst)と、を備える。上下回線割り当て情報(MAP)は、上り回線割り当て情報と下り回線割り当て情報を含む。上り回線割り当て情報は、上りバースト(UL_Burst)のインデックスであり、車載機200から無線リソース割当装置100に送信する上りバーストの開始タイミングを表している。下り回線割り当て情報は、下りバースト(DL_Burst)のインデックスであり、無線リソース割当装置100から車載機200に送信する下りバーストの開始タイミングを表している。
しかし、このような固定的な無線リソースの割り当てにすると、割り当てられたタイムスロットが使用されないとき、使用されない無線リソースは無駄となってしまい、割り当てられた無線リソースの使用効率が低くなる。
そこで、本実施例においては、車車間通信および路車間通信に使用する無線リソースを可変に割り当てる。以下、実施例に係る路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの割り当てを図6から図8を用いて説明する。
まず、図6は、同一フレーム内の複数のタイムスロットを路車間通信および車車間通信に分配して割り当てるフレーム構成である。1フレームは、Preambleと、FCHと、上下回線割り当て情報(MAP)と、路車間通信の下り回線の送信データを含む下りバースト(路車DL領域)と、車車間通信の送信データを含む下りバースト(車車領域)と、路車間通信の上り回線の送信データを含む上りバースト(路車UL領域)と、車車間通信の送信データを含む上りバースト(車車領域)と、を備える。上下回線割り当て情報(MAP)は、下りバースト(路車DL領域、車車領域)および上りバースト(路車UL領域、車車領域)のインデックスであり、各下りバーストおよび各上りバーストの開始位置を表している。
1フレーム内の路車間通信で使用する路車領域(路車DL領域および路車UL領域)および車車間通信で使用する車車領域の配分は、路車間通信エリア内にある車載機の数に基づいて無線リソース割当装置100によって行われる。例えば、路車間通信エリア内にある車載機の数によって定められる車車領域および路車領域の配分に基づいて、車車領域および路車領域が割り当てられる。なお、車車領域は、さらに分割されて、個々の車載機と車載機との車車間通信に割り当てられる。この分割および割り当ては、無線リソース割当装置100が行っても良いし、車載機が行っても良い。
このようにして、無線リソース割当装置100は、フレーム内のタイムスロットを車車間通信および路車間通信に配分することによって、車車間通信および路車間通信が同一周波数を異なる時間に使用することになるので、それぞれの無線信号の干渉が発生しないこととなり、受信側の車載機は、正常な情報を受信することができる。
次に、図7は、複数のフレームを路車間通信および車車間通信にフレーム単位に分配して割り当てるフレーム構成である。すなわち、路車間通信に割り当てられたフレームは、車車間通信に割り当てられたフレームと異なる。
1個のフレーム(図7ではnフレーム)は、路車間通信を行うフレームの構成であり、Preambleと、FCHと、上下回線割り当て情報(MAP)と、路車間通信の下り回線の送信データを含む下りバースト(路車DL領域)と、路車間通信の上り回線の送信データを含む上りバースト(路車UL領域)と、を備える。上下回線割り当て情報(MAP)は、下りバースト(路車DL領域)および上りバースト(路車UL領域)のインデックスであり、下りバーストおよび上りバーストの開始位置を表している。
また、次フレーム(図7ではn+1フレーム)は、車車間通信を行うフレームの構成であり、Preambleと、FCHと、上下回線割り当て情報(MAP)と、車車間通信の送信データを含む車車領域と、を備える。上下回線割り当て情報(MAP)は、車車領域のインデックスであり、車車領域の開始位置を表している。なお、車車領域は、さらに分割されて、個々の車載機と車載機との車車間通信に割り当てられる。この分割および割り当ては、無線リソース割当装置100が行っても良いし、車載機が行っても良い。
路車間通信を行うフレームおよび車車間通信を行うフレームの分配は、路車間通信エリア内にある車載機の数に基づいて無線リソース割当装置100によって行われる。例えば、路車間通信エリア内にある車載機の数に基づいて、フレームの数が割り当てられる。また、フレームが路車間通信および車車間通信のどちらに割り当てられるかは、例えばフレームの上下回線割り当て情報(MAP)内に含まれるフレームのインデックスによって区別可能としておく。
このようにして、無線リソース割当装置100は、複数のフレームを路車間通信および車車間通信にフレーム単位に分配することによって、路車間通信および車車間通信が異なる時間に使用することになるので、それぞれの無線信号の干渉が発生しないこととなり、受信側の車載機は、正常な情報を受信することができる。
次に、図8は、同一フレーム内の複数のタイムスロットを路車間通信および車車間通信に分配して且つ路車間通信エリア内で使用可能な周波数帯域の周波数を分割して割り当てるフレーム構成である。同図に示すように、フレームは、路車間通信と車車間通信の組み合わせに対して路車間通信エリア内で使用可能な周波数帯域を分割して割り当て、さらに、各組み合わせ内における路車間通信および車車間通信に対して複数のタイムスロットを分配して割り当てる構成となっている。ここで、組み合わせとは、例えば、路車DL領域と路車UL領域との組み合わせ、車車間領域と路車UL領域との組み合わせ、路車DL領域と車車間領域との組み合わせおよび車車間領域と車車間領域との組み合わせを指すが、これらに限定するものではない。
各組み合わせ内における路車間通信および車車間通信に対して行われる複数のタイムスロットの分配は、路車間通信エリア内にある車載機の数に基づいて無線リソース割当装置100によって行われる。例えば、路車間通信エリア内にある車載機の数によって定められる車車領域および路車領域の配分に基づいて、車車領域および路車領域が割り当てられる。また、各組み合わせに対して路車間通信エリア内で使用可能な周波数帯域の分割は、無線リソース割当装置100によって行われ、路車間通信エリア内にある車載機の数に基づいて行われても良いし、等分であっても良い。
このようにして、無線リソース割当装置100は、同一フレーム内の複数のタイムスロットを路車間通信および車車間通信に分配して且つ路車間通信エリア内で使用可能な周波数帯域の周波数を分配して割り当てることによって、車車間通信および路車間通信が異なる無線リソースを使用することになるので、それぞれの無線信号の干渉が発生しないこととなり、受信側の車載機は、正常な情報を受信することができる。
次に、本実施例に係る無線リソース割当システムによる処理概要について図9および図10を参照しながら説明する。図9は、車載機Aが路車間通信エリアに近づく場合の無線リソース割当システムの処理概要を示すシーケンス図である。なお、図9および図10に関して、無線リソース割当装置100は、路車間通信および車車間通信に使用する無線リソースの割り当てをフレーム内の複数のタイムスロットを分配することによって行うものとする。
まず、無線リソース割当装置100のPreamble信号送信部121は、フレームの先頭にプリアンブル信号を重畳して送信する(S101)。しかし、車載機A200−1は、路車間通信エリア外にあるとき、無線リソース割当装置100が送信したプリアンブル信号を受信することができない。このとき、車載機A200−1は、他の車載機B200−2と自律型車車間通信を行うため、例えば渋滞等情報を含んだプリアンブル信号を送信する(S102)。すると、車載機B200−2は、車載機A200−1から送信された例えば車載機A200−1付近の道路情報とともにプリアンブル信号を受信して(S103)、車載機B200−2と自律型車車間通信を行う。
その後、無線リソース割当装置100のPreamble信号送信部121は、フレームの先頭にプリアンブル信号を重畳して送信する(S104)。
このとき、路車間通信エリアに進入している車載機A200−1は、無線リソース割当装置100によって送信されたプリアンブル信号を、Preamble信号受信部261によって受信する(S105)。そして、車載機A200−1は、同期確立部271によって同期を確立した後、車車間通信停止部233によって車載機B200−2との自律型車車間通信を停止する(S106)。それと同時に、Ranging信号送信部262は、無線リソース割当装置100に対してレンジング信号を送信する(S107)。
そして、無線リソース割当装置100のRanging信号受信部122は、レンジング信号を受信する(S108)。
引き続き、無線リソース割当装置100の車載機数算出部131は、Ranging信号受信部122によってレンジング信号が受信されると、現在路車間通信エリア内にある車載機の数を算出する(S109)。例えば、車載機数算出部131は、現在までの所定の時間内に受信されたレンジング信号の数を加算する。
そして、無線リソース割当装置100の無線リソース割当部134は、車載機数算出部131によって算出された車載機の数に基づいて、車載機A200−1に対して無線リソースを路車領域および車車領域に割り当てる領域割当処理を行う(S110)。
そして、無線リソース割当装置100の割当指示送信部123は、無線リソース割当部134の領域割当処理によって割り当てられた無線リソースを使用するように指示する指示情報をプリアンブル信号とともに車載機A200−1に対して送信する(S111)。
すると、車載機A200−1の割当指示受信部263は、無線リソース割当装置100によって送信された指示情報を受信する(S112)。そして、PHY処理部260は、割当指示受信部263によって受信された指示情報に従って、路車領域を使用して自車載機A200−1の車両情報を無線リソース割当装置100に対して送信する(S113)。このとき、車載機A200−1は路車領域を使用して路車間通信を行っているため、車載機A200−1と車載機B200−2との車車間通信は停止されており、車載機A200−1は、車載機B200−2と通信することができない。
そして、無線リソース割当装置100のPHY処理部120は、車載機A200−1によって送信された車両情報を受信する(S114)。
一方、車載機A200−1のPHY処理部300は、割当指示受信部263によって受信された無線リソースの指示情報に従って、車車領域を使用して、プリアンブル信号とともに例えば車載機A200−1付近の道路情報を車載機B200−2に対して送信する(S115)。このとき、無線リソースが車車領域であり無線リソース割当装置100と車載機A200−1との路車間通信は停止されるため、無線リソース割当装置100は、車載機A200−1と通信することができない。
そして、車載機B200−2のPHY処理部300は、車載機A200−1によって送信されたプリアンブル信号とともに道路情報を受信する(S116)。
その後、車載機A200−1は、路車間通信エリアから遠ざかると、プリアンブル信号とともに例えば車載機A200−1付近の道路情報を送信する(S117)。そして、車載機B200−2は、車載機A200−1によって送信されたプリアンブル信号とともに道路情報を受信して(S118)、車載機A200−1と自律型車車型通信を行う。
次に、図10は、車載機Aおよび車載機Bが路車間通信エリアに進入する場合の無線リソース割当システムの処理概要を示すシーケンス図である。なお、車載機A200−1が無線リソース割当装置100との路車間通信および車載機B200−2との車車間通信を行う処理概要(S201〜S216)は、図9の処理概要(S101〜S116)と同様であるため、説明は省略する。
まず、車載機A200−1は、無線リソース割当装置100から車車領域および路車領域を割り当てられた無線リソースを使用するように指示する指示情報を受信して(S212)、指示情報に従って、路車間通信を行い(S213)、車車間通信を行っている(S215)。
そして、車載機B200−2が路車間通信エリアに進入したとき、車載機B200−2のPreamble信号受信部261は、無線リソース割当装置100によって送信されたプリアンブル信号を受信する(S217)。そして、車載機B200−2は、同期確立部271によって同期を確立した後、車車間通信停止部233によって他の車載機との自律型車車間通信を停止する(S218)。それと同時に、Ranging信号送信部262は、無線リソース割当装置100に対してレンジング信号を送信する(S219)。
そして、無線リソース割当装置100のRanging信号受信部122は、レンジング信号を受信する(S220)。
引き続き、無線リソース割当装置100の車載機数算出部131は、Ranging信号受信部122によってレンジング信号が受信されると、現在路車間通信エリア内にある車載機の数を算出する(S221)。例えば、車載機数算出部131は、現在までの所定の時間内に受信されたレンジング信号の数を加算する。
そして、無線リソース割当装置100の無線リソース割当部134は、車載機数算出部131によって算出された車載機の数に基づいて、車載機A200−1および車載機B200−2に対して無線リソースを路車領域および車車領域に割り当てる領域割当処理を行う(S222)。例えば、無線リソース割当部134は、車載機の数に基づいて、路車領域および車車領域を割り当て、各領域について車載機A200−1と車載機B200−2が使用する領域を割り当てる。
そして、無線リソース割当装置100の割当指示送信部123は、監視制御部130の領域割当処理によって路車領域と車車領域とに割り当てられた無線リソースを使用するように指示する指示情報をプリアンブル信号とともに車載機A200−1および車載機B200−2に対して送信する(S223)。
すると、車載機A200−1および車載機B200−2の割当指示受信部263は、無線リソース割当装置100によって送信された指示情報をそれぞれ受信する(S224、S227)。
そして、車載機A200−1および車載機B200−2のPHY処理部260は、割当指示受信部263によって受信された指示情報に従って、それぞれの路車領域を使用して自車載機の車両情報を無線リソース割当装置100に対して送信する(S225、S228)。このとき、車載機A200−1および車載機B200−2は路車領域を使用して路車間通信を行っているため、車載機A200−1と車載機B200−2との車車間通信は停止されており、車載機A200−1および車載機B200−2は、車車間通信を行うことができない。
そして、無線リソース割当装置100のPHY処理部120は、車載機A200−1および車載機B200−2によって送信された車両情報を受信する(S226、S229)。
一方、車載機A200−1のPHY処理部300は、割当指示受信部263によって受信された無線リソースの指示情報に従って、車載機A200−1の車車領域を使用して、プリアンブル信号とともに例えば車載機A200−1付近の道路情報を車載機B200−2に対して送信する(S230)。すると、車載機B200−2のPHY処理部300は、車載機A200−1によって送信された道路情報を受信する(S231)。また、車載機B200−2のPHY処理部300は、割当指示受信部263によって受信された無線リソースの指示情報に従って、車載機B200−2の車車領域を使用して、プリアンブル信号とともに例えば車載機B200−2付近の道路情報を車載機A200−1に対して送信する(S232)。すると、車載機A200−1のPHY処理部300は、車載機B200−2によって送信された道路情報を受信する(S233)。このとき、無線リソースが車車領域であり無線リソース割当装置100と車載機A200−1および車載機B200−2との路車間通信は停止されるため、無線リソース割当装置100は、車載機A200−1および車載機B200−2と通信することができない。
以上のように本実施例によれば、無線リソース割当装置100は、車載機200が、無線リソース割当装置100が通信可能な路車間通信エリア内にあることを示す信号を受信し、受信された信号から路車間通信エリア内にある車載機の数を算出し、算出された車載機の数に基づいて、路車間通信エリアにおける複数の車載機間の車車間通信および車載機と車載機以外の無線リソース割当装置100との路車間通信に使用する無線リソースを割り当て、割り当てられる無線リソースを使用するように路車間通信エリア内にある車載機200に指示する。
このようにして、無線リソース割当装置100は、路車間通信エリア内にある車載機200の数に基づいて車車間通信および路車間通信に使用される無線リソースを割り当てるため、所定のエリア内にある車載機の数が多いとき車車間通信に使用する無線リソースの割り当てを多くすると、各車載機が無線リソースを使用して確実に車車間通信を行うことが可能となり、一方車載機の数が少ないとき車車間通信に使用する無線リソースの割り当てを少なくすると、無線リソースが無駄に車車間通信に割り当てられることを防止することが可能となり、車車間通信および路車間通信の無線リソースの使用効率を高めることができる。また、無線リソース割当装置100は、路車間通信エリア内で車車間通信および路車間通信に使用する無線リソースの割り当てを行うため、路車間通信エリア内で異なる無線リソースを使って車車間通信および路車間通信が行なわれることとなり、車車間通信と路車間通信との干渉を防止することができる。
なお、無線リソース割当装置および車載機にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されても良い。
実施例に係る無線リソース割当システムの概要を示す図である。 実施例に係る無線リソース割当装置の構成を示す機能ブロック図である。 実施例に係る路車・車車配分テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施例に係る車載機の構成を示す機能ブロック図である。 無線リソースの割り当てを示すフレーム構成の一例を示す図である。 路車・車車フレーム(時分割)構成の一例を示す図である。 路車・車車フレーム(フレーム分配)構成の一例を示す図である。 路車・車車フレーム(時分割および周波数分割)構成の一例を示す図である。 実施例に係る無線リソース割当システムの処理概要を示すシーケンス図である。 実施例に係る無線リソース割当システムの他の処理概要を示すシーケンス図である。
符号の説明
100 無線リソース割当装置
110 MAC処理部
120 PHY処理部
121 Preamble信号送信部
122 Ranging信号受信部
123 割当指示送信部
130 監視制御部
131 車載機数算出部
132 路車・車車配分決定部
133 路車・車車配分テーブル
134 無線リソース割当部

Claims (8)

  1. 車両に搭載された車載装置が所定のエリア内にあることを示す信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記信号から前記エリア内にある車載装置の数を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された、前記エリア内にある車載装置の数が前記エリア内にある車載装置の飽和状態を示す所定の数以上であるとき、前記エリア内における複数の車載装置間の車間通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との非車間通信のうち、前記非車間通信のみに無線リソースを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段によって割り当てられる無線リソースを使用するように前記エリア内にある車載装置に指示する指示手段と、
    を備えることを特徴とする無線リソース割当装置。
  2. 前記割当手段は、
    前記エリア内にある車載装置の数が0または1のとき、前記非車間通信のみに無線リソースを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  3. 前記割当手段は、
    前記算出手段によって算出された車載装置の数に基づいて、通信単位時間を示すフレーム内の複数のタイムスロットを前記車間通信および前記非車間通信に分配して無線リソースを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  4. 前記割当手段は、
    前記算出手段によって算出された車載装置の数に基づいて、それぞれ通信単位時間を示す複数のフレームを前記車間通信および前記非車間通信にフレーム単位に分配して無線リソースを割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  5. 前記割当手段は、
    前記算出手段によって算出された車載装置の数に基づいて、前記エリア内で使用可能な周波数
    帯域を前記車間通信および前記非車間通信に分割して割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  6. 前記割当手段は、
    前記車間通信および前記非車間通信のうち少なくとも1つを選択した複数の組み合わせに対して前記エリア内で使用可能な周波数帯域を分割して割り当て、さらに、各組み合わせにおける通信に対して、前記算出手段によって算出された車載装置の数に基づいて、フレーム内の複数のタイムスロットを分配して割り当てることを特徴とする請求項1に記載の無線リソース割当装置。
  7. 車両に搭載された車載装置と無線リソース割当装置とを有する無線リソース割当システムであって、
    前記無線リソース割当装置は、
    前記車載装置が所定のエリア内にあることを示す信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された前記信号から前記エリア内にある車載装置の数を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された、前記エリア内にある車載装置の数が前記エリア内にある車載装置の飽和状態を示す所定の数以上であるとき、前記エリア内における複数の車載装置間の車間通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との非車間通信のうち、前記非車間通信のみに無線リソースを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段によって割り当てられる無線リソースを使用するように前記エリア内にある車載装置に指示する指示手段と、を備え、
    前記車載装置は、
    前記指示手段によって指示された前記車間通信と前記非車間通信に使用する無線リソースの割り当て指示を受信する受信手段と、
    前記受信手段によって受信された指示に従って、前記車間通信に割り当てられる無線リソースを使って車間通信を行うとともに、前記非車間通信に割り当てられる無線リソースを使って非車間通信を行う通信手段と、
    を備えることを特徴とする無線リソース割当システム。
  8. 車両に搭載された車載装置が所定のエリア内にあることを示す信号を受信する受信工程と、
    前記受信工程によって受信された前記信号から前記エリア内にある車載装置の数を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された、前記エリア内にある車載装置の数が前記エリア内にある車載装置の飽和状態を示す所定の数以上であるとき、前記エリア内における複数の車載装置間の車間通信および車載装置と車載装置以外の通信装置との非車間通信のうち、前記非車間通信のみに無線リソースを割り当てる割当工程と、
    前記割当工程によって割り当てられる無線リソースを使用するように前記エリア内にある車載装置に指示する指示工程と、
    を含むことを特徴とする無線リソース割当方法。
JP2008121626A 2008-05-07 2008-05-07 無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法 Active JP5245522B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008121626A JP5245522B2 (ja) 2008-05-07 2008-05-07 無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法
US12/320,246 US20090279499A1 (en) 2008-05-07 2009-01-22 Wireless resource allocating apparatus, on-vehicle apparatus, and wireless resource allocating system
EP09151583.3A EP2120505B1 (en) 2008-05-07 2009-01-29 System and wireless resource allocating apparatus for controlling vehicle-to-vehicle and road-to-vehicle communication
KR1020090010568A KR101026450B1 (ko) 2008-05-07 2009-02-10 무선 리소스 할당 장치, 차재 장치, 무선 리소스 할당 시스템 및 무선 리소스 할당 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008121626A JP5245522B2 (ja) 2008-05-07 2008-05-07 無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009272883A JP2009272883A (ja) 2009-11-19
JP5245522B2 true JP5245522B2 (ja) 2013-07-24

Family

ID=41130984

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008121626A Active JP5245522B2 (ja) 2008-05-07 2008-05-07 無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20090279499A1 (ja)
EP (1) EP2120505B1 (ja)
JP (1) JP5245522B2 (ja)
KR (1) KR101026450B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9855591B2 (en) 2012-07-13 2018-01-02 Continental Automotive Gmbh Method for producing a solid actuator
US9856843B2 (en) 2012-07-13 2018-01-02 Continental Automotive Gmbh Fluid injector

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5267157B2 (ja) * 2009-01-27 2013-08-21 住友電気工業株式会社 通信制御装置とこれを備えた路側通信機
CN102511173A (zh) * 2010-02-26 2012-06-20 三洋电机株式会社 基站装置以及终端装置
US8811343B2 (en) * 2010-12-22 2014-08-19 Electronics And Telecommunications Research Institute Method of providing wireless communication between vehicle and roadside and vehicle wireless communication device using the same
JP5549662B2 (ja) * 2011-12-02 2014-07-16 株式会社デンソー 車車間通信システムおよび車車間通信機
EP2801230B1 (en) * 2012-04-19 2016-11-09 Nec Corporation Method for supporting vehicular communication in a tdd-based communication system and tdd-based communication system
WO2014023847A1 (en) * 2012-08-10 2014-02-13 Nec Europe Ltd. Method and system for establishing a device-to-device communication
KR101415669B1 (ko) * 2012-08-21 2014-07-04 한국과학기술원 차량 통신용 장치 및 그 통신 방법
JP5821812B2 (ja) * 2012-09-03 2015-11-24 株式会社デンソー 無線通信装置
KR102173999B1 (ko) * 2014-07-17 2020-11-04 주식회사 만도 차량 통신 제어장치 및 방법
CN105791368B (zh) * 2014-12-25 2019-01-01 ***通信集团公司 一种车载终端通信的调度方法及装置
KR102441168B1 (ko) 2015-05-08 2022-09-07 삼성전자주식회사 차량 서비스를 위한 자원 할당 장치 및 방법
JP6569976B2 (ja) * 2015-05-27 2019-09-04 シャープ株式会社 通信装置、通信方法およびプログラム
US10925035B2 (en) 2015-06-08 2021-02-16 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for transmitting and receiving data in wireless communication system
CN109416874B (zh) * 2016-06-30 2021-03-23 华为技术有限公司 车道调度方法、车道信息获取方法、车辆及管理设备
US10091791B2 (en) 2016-12-02 2018-10-02 Qualcomm Incorporated Vehicle positioning by signaling line-of-sight (LOS) vehicle information
WO2019124058A1 (ja) * 2017-12-18 2019-06-27 日鉄ソリューションズ株式会社 配車管理装置、配車管理システム、配車管理方法、プログラム及び記憶媒体
KR102622819B1 (ko) * 2019-07-29 2024-01-08 에스케이텔레콤 주식회사 차량 통신 지원 장치 및 방법
WO2023112194A1 (ja) * 2021-12-15 2023-06-22 三菱電機株式会社 車載通信装置、路側機通信装置および路車間通信システム

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3227489B2 (ja) * 1998-04-23 2001-11-12 国土交通省土木研究所長 ダイナミックにチャネルを配分する車両通信システムおよび方法
JP3668625B2 (ja) * 1998-11-24 2005-07-06 株式会社日立製作所 車車間通信方式およびその車載通信装置並びに路側通信装置
JP2000201103A (ja) 1999-01-04 2000-07-18 Hitachi Ltd 車車間通信方式およびその車載通信装置
US6650630B1 (en) * 1999-06-25 2003-11-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Resource management and traffic control in time-division-duplex communication systems
US6807165B2 (en) * 2000-11-08 2004-10-19 Meshnetworks, Inc. Time division protocol for an ad-hoc, peer-to-peer radio network having coordinating channel access to shared parallel data channels with separate reservation channel
JP2003224505A (ja) * 2002-01-28 2003-08-08 Telecommunication Advancement Organization Of Japan 路車間通信システムとその基地局と無線ゾーン制御方法
US7356360B2 (en) * 2002-02-05 2008-04-08 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Radio communication system
EP1389856A1 (de) * 2002-08-13 2004-02-18 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur Vergabe von Funkressourcen in einem selbstorganidierenden Funkkommunikationssystem
JP2004349922A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置、基地局装置および無線通信システム
DE10344345B3 (de) * 2003-09-24 2005-05-12 Siemens Ag Verfahren zur Kommunikation in einem Adhoc-Funkkommunikationssystem
WO2005099172A1 (en) * 2004-04-02 2005-10-20 Fondazione Silvio Tronchetti Provera Controlling access to a shared communication medium of a mobile adhoc network
JP2006259861A (ja) 2005-03-15 2006-09-28 Toyota Motor Corp ハザードウォーニングシステム
JP4735180B2 (ja) * 2005-10-17 2011-07-27 トヨタ自動車株式会社 無線通信装置
WO2008015414A1 (en) * 2006-07-31 2008-02-07 British Telecommunications Public Limited Company Assigning channels within a multi-hop network
WO2008114435A1 (ja) * 2007-03-20 2008-09-25 Fujitsu Limited 交通システムにおける無線通信方法並びに無線基地局及び無線端末

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9855591B2 (en) 2012-07-13 2018-01-02 Continental Automotive Gmbh Method for producing a solid actuator
US9856843B2 (en) 2012-07-13 2018-01-02 Continental Automotive Gmbh Fluid injector

Also Published As

Publication number Publication date
KR101026450B1 (ko) 2011-04-07
EP2120505A1 (en) 2009-11-18
US20090279499A1 (en) 2009-11-12
JP2009272883A (ja) 2009-11-19
EP2120505B1 (en) 2014-03-05
KR20090116615A (ko) 2009-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5245522B2 (ja) 無線リソース割当装置、無線リソース割当システムおよび無線リソース割当方法
US20190297526A1 (en) Mitigating channel congestion in inter vehicle communication
EP2599068B1 (en) An intelligent transportation systems device
US9282485B2 (en) Terminal apparatus for transferring signal containing predetermined information and communication system
JP5040429B2 (ja) 通信システム及び路側通信システム並びにこれらに用いられる路側通信装置、光ビーコン及び車載通信装置
JP2010028636A (ja) 基地局、移動局、通信制御方法
JP2010537603A (ja) 情報を送信するための装置および方法
JP6567031B2 (ja) 移動無線セル内における移動無線ネットワーク加入者局間の通信を整理するための方法、並びに、本発明に係る方法を使用する場合における移動無線ネットワーク加入者局及び移動無線ネットワーク管理ユニット
US9407420B2 (en) Inter-vehicle communication system and inter-vehicle communication device
US11882549B2 (en) Coexistence of multiple air interface side-links on a channel
CN112243597A (zh) 用于运载工具到运载工具(v2v)通信的资源分配方案
US11800333B2 (en) Coexistence of multiple air interface side-links on adjacent channels
JP2006352191A (ja) 無線通信方法、制御局および移動局
EP2083605B1 (en) Mode-switching apparatus in an in-vehicle communication system
US20140015660A1 (en) Terminal device
JP2010141434A (ja) 移動通信機及び通信制御方法
JP5136375B2 (ja) 劣化検知システム及び劣化検知方法
JP2010136287A (ja) 移動通信機及び通信制御方法
JP2002026799A (ja) 路車間通信システムおよびそれに用いる端末局、基地局並びに制御局
JP5609943B2 (ja) 路側通信装置及び送信方法
JP2017174330A (ja) 端末装置および基地局装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5245522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160419

Year of fee payment: 3