JP5244699B2 - 指詰め防止装置 - Google Patents

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Description

本発明はドアや折れ戸等の開閉建具における最終閉鎖時での指詰めを防止する装置に関するものである。
従来からドアや折れ戸を開閉する際の安全性に関しては指詰めが問題となっている。通常のドアや折れ戸の構成としては、扉24と枠体もしくは2枚の扉同士を丁番18もしくはピボットヒンジ等の開閉保持部材にて回転自在に連結するのが一般的である。このとき丁番18においては回転の中心となる軸心は一軸で、かつ完全に180度まで開放必要であるとされている。したがって軸心位置は扉24の厚み部分より外側位置に配置された持ち出し吊り状態になる。するとドアの場合では吊り元側において縦枠23と扉24の吊り元側厚み方向面で指等を挟みこんでしまう現象が発生する。そこで玄関ドアなどではその部分に大きく隙間を設けて、ガスケット等の軟質材にてその部分を密閉させている構成が多く実施されている。ところが室内建具においては意匠面が主な原因となり、大きな隙間が許容されにくいため内装ドアの場合においては吊り元側での指詰めの抜本的な対策は講じられていないのが現状である。
また、指詰め箇所に関しては戸先側やその他の位置においても発生するのであるが、ドアの場合では図24に示すように吊り元手前側の戸当り22側(Yの箇所)の位置においてが最も危険とされている。その要因は廊下等を通過後に扉を閉めるときは通行人から逆側のこの位置は見えないことになり、幼児等がいても気がつかないことが多い。そしてこの位置は丁番18等の開閉保持金具に近く、したがって扉24の戸先側にあるレバーハンドル部分を持って極軽い力で閉鎖しても、梃子の作用になり吊り元部分には非常に強い力がかかり、指等を挟んだ場合においては潰してしまう等の大怪我になりかねない点が重要である。その次には同じ吊り元側の戸当り22とは逆の奥側位置(Zの箇所)において危険性が高いと想定される。つまり同じ吊り元側であっても人の立ち位置によって危険箇所が違うことになる。
そこで、従来から実開平7−10352や、特開平10−184184や、特開平10−169305等にさまざまな指詰め防止策が報告されている。これらに共通する点としては、当然大きく扉24を開放した状態から閉鎖する状態にまで、完全に上記の指を挟む可能性のある空間をすべて被覆しようとするものである点があげられる。実際に指を挟む状況は図24に示すYやZの位置に指等を挿入した状態からさらに閉鎖したときに発生するのであり、したがって対処方法としてはこの部分をある程度剛性のあるもので塞ぐことで解消することができる。
しかしこの指詰め部分を塞ぐ構成としては、上記での手前側でのYの位置に関しては図24(a)に示す扉手前面13のコーナー部分付近と縦枠面と戸当たり22付近全体を面形状のもので被せるとよいと想定される。すると図24(b)に示すように扉24を90度さらには180度開放したときにも両箇所を連結しておくことが必要となる。その結果伸縮性のあるものを用いるか、蛇腹のように折りたたんで伸び縮みさせるか、布状のものを巻き取って被覆させる等の手段を用いているものが多い。またZの位置に関しては、比較的開閉時の扉奥面15のコーナー部分の移動距離は小さいため、同様の連結手段にて実施することが可能である。
ここで別の目的と用途ではあるが、本発明者による特願2000−21706にて報告されたドアの反りを防止するための中間金具の出願で、複数の同一軸心を回転軸とした円弧形状の部材を重ね合わせて連結しておき、両端を扉と枠体に内蔵させて閉鎖時には金具全体が露出しないような配置にて装着することで、扉の開放にしたがって複数の円弧部材が同一軸心の円軌道上を伸び、180度にまで開放可能な構成が報告されている。
また同じく本発明者による折れ戸用の指詰め防止装置で、上記の構成を上下方向に長いパネル状のものに置き換え、その円弧状のパネルを複数枚重ね合わせて連結し、互いに同一中心上を回転動作させて常に指詰め危険ヵ所を塞ぐ構成が特願2008−022199にて報告されている。
さらにドアや折れ戸に装着する場合においての最も重要な点としてはデザイン性が挙げられ、指詰め防止装置の場合はドアの吊り元側の上下方向に長く必要であると想定され、したがって装置自体が幅の大きなものになると長さも幅もある被服部材になりがちで、このデザイン性において問題が生じると考えられる。そこで前述の蛇腹のように折りたたんで伸び縮みさせるか、布状のものを巻き取って被覆させる等の手段が報告されているのであるが、前者は蛇腹の折れ目が突起状に露出するため上記でのデザイン性においてはそれほど優れているとは考えにくい。さらには蛇腹が荒いと比較的剛性は得られるが折れ目も大きくなりデザイン性が悪くなり、蛇腹が細かいと腰がなくなる現象になりやすく、強く指等を押し込むと変形して危険部分に入ってしまうことも想定される。さらには蛇腹のような折りたたんだ物を大きく伸び縮みさせるとどうしても折れ曲がり部分が疲弊し、破れてくる等の問題があり耐久性においても懸念される。また同様に布状のものを巻き取る構成においても、剛性は低く強い力で押し込むと危険部分に指等が入ってしまうこともあり得る。
また単に円弧状のパネルを複数枚重ね合わせ、同一軸心を中心に回転させてスライド移動させるだけの構成を手前側での指詰め防止に適応させようとする場合では、扉の閉鎖時には図24(a)に示すように扉手前面13のコーナー部分と縦枠内面12は非常に近距離に位置し、大きく開放した図24(b)に示す状態では扉手前面13のコーナー部分と縦枠内面12は大きく離れており、円弧パネルを連結した伸縮動作のみで隙間部分を常に被覆しようとすると、比較的幅の狭い円弧パネルを非常に多く重ね合わせることが必要になると想定され、それほど有効とは考えにくい。逆に重ね合わせる個々の円弧パネルの幅をある程度確保しようとすると、連結された円弧パネルの扉24側の装着位置をより戸先側に配置しなければならないことになり、閉鎖状態での指詰め防止装置自体の幅も大きくなってしまうと考えられる。
またもうひとつの必要項目としては、90度程度扉を開放した状態での最大開口寸法を極力減少させないようにする点が挙げられる。先述の蛇腹方式においては開放時に蛇腹が開閉保持金具の回転の中心に対して円弧状に開くことになり、したがって90度開放位置においては蛇腹の先端部分がかなり開口部内側に入り込むことになりあまり良くない。同様に上記の単に複数枚の円弧パネルを重ね合わせて同一中心の軌跡上を伸縮させる構成においても同様のことが言え、通行の際に邪魔になってしまうことも懸念される。
実開平7−10352 特開平10−184184 特開平10−169305 特願2000−21706 特願2008−022199
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、丁番等の開閉保持金具で軸心位置が持ち出されていることにより発生する吊り元の手前側やその逆の奥側の隙間に指等が挿入不可であり、かつ扉を開放した段階で極端に開口寸法を狭めることも無く、耐久性にも優れ、取り付けた際のデザインも良い指詰め防止装置を提供することを目的とする。
本発明では上記問題点を解決するために次の技術手段を設けた。最初に吊り元の戸当たり側(手前側)での指詰めを防止する構成を説明する。まず上下方向に長い複数枚の円弧パネルと、軸心移動溝を備えた上部と下部に配置される一対の溝部材と、軸挿入孔を備えた上部と下部に配置される一対の軸受けを設ける。次に複数枚の円弧パネルを伸縮自在に重ね合わせて連結し、連結した円弧パネルの両端部上下に軸心を設ける。そして片端の上下の軸心を上下の軸受けに回転可能な状態にて挿入し、他端の上下の軸心を上下の溝部材に軸心移動溝内を軸心がスライド移動可能な状態で挿入し、軸受けと溝部材を扉と縦枠の吊り元位置の戸当り側である手前面に振り分けて装着する。その装着位置の上下方向に関しては特に制限されるものではないが、通常指を挟む位置としてはドアの最下部から肩の高さぐらいが多く、したがってその範囲を中心に指詰め防止装置を配置するとよい。
また、前記複数枚の円弧パネルは互いがスライド移動しながら重なり合って伸縮可能なように、同一の中心を有する円弧形状にて設定しておく。そして、上下の溝部材を扉若しくは縦枠のどちらかに軸心移動溝の向きが水平方向になるように装着し、他方に上下の軸受けを装着する。次に上下軸受けと上下溝部材間に連結した円弧パネルを嵌め込む。このとき、溝部材に挿入された軸心は軸心移動溝内で開閉保持部材の回転の中心から最も離れた位置に配置しておく。
すると扉が閉鎖している状態では互いの円弧パネルは最も重なり合った状態になり、開放動作とともに複数枚の円弧パネルが互いに広がりながら同時に軸心が軸心移動溝内を移動する動作が得られる。この動作は複数枚の円弧パネルが完全に広がりかつ連結された片方の軸心移動溝内に挿入された軸心が軸心移動溝の他端に移動するまでの範囲にて設定することができる。そしてその範囲内においては、どのような扉の開き角度位置においても複数枚の円弧パネルにて扉の吊り元側厚み方向面と縦枠面により形成される略V字空間を塞ぐことが可能になる。
ここでドアの枠体には様々な仕様があり、上記の構成の指詰め防止装置においては縦枠内面の広さが問題になる。つまり溝部材と軸受けのどちらかを縦枠内面に装着するのであるが、溝部材は軸心移動溝を有するため横長の形状であり、溝部材を縦枠に配置する構成では縦枠内面が広い場合に適している。逆に縦枠内面が狭い場合は扉に溝部材を配置し、縦枠内面に軸受けを配置する構成が適していることになる。
取り付けの手順としては、縦枠内面と扉手前面の床面に近接した位置に下部軸受けと下部溝部材を装着し、連結された複数枚の円弧パネルの下部の軸心を下部溝部材と下部軸受けに差し込み、円弧パネルの上部の軸心に上部溝部材と上部軸受けを被せるように配置して装着すると良い。また、溝部材を縦枠内面に取り付ける際の位置に関しては、戸当りの手前位置に配置する場合と、戸当りの開口部側の面に被せるようにして配置する場合とで条件が異なり、後者の方が優れている。
意匠面においては、円弧パネルをなるべく細長くして出っ張り感を少なくすることが重要であるため、上下の溝部材の外面の形状を、湾曲している円弧パネルの曲面と同一の曲面にて形成しておく。すると、扉が閉じた複数枚の円弧パネルが最も重なり合っている状態で、上下溝部材と円弧パネルの面が連続した面として構成でき デザイン性に優れたものにすることができる。
次に吊り元位置の戸当りに対して反対側(奥側)の隙間を塞ぐ構成を説明する。この位置に関しても同様に一枚若しくは複数枚の円弧パネルと、軸心移動溝を有した溝部材と軸挿入孔を有した軸受けをいずれか選択して用いる構成で実施可能である。また扉奥面のコーナー部分が回転する軌跡は丁番等の軸心を中心にかなり小回りな円運動になり、その結果扉手前面のコーナー部分の回転軌跡に比べて移動距離が極端に小さいことが特徴として挙げられる。したがって円弧パネルを一枚のみ用いる構成が実施可能になり、一枚の円弧パネルと一対の軸受けと一対の溝部材を設け、扉奥面の吊り元位置に溝部材を配置し、縦枠奥面に軸受けを配置し、両者を円弧パネルにて連結すると良い。さらに溝部材の軸心移動溝も比較的短くてよい。
また円弧パネルを二枚同心円上で重ねる構成を用いると、上記の特徴から今度は軸心移動溝を有する溝部材を使用せず、二対の軸挿入孔を有する軸受けとの組み合わせが可能になる。その配置としては、吊り元位置の扉奥面と縦枠奥面に二対の軸受けを扉の閉鎖状態で同じ向きになるように装着し、幅方向の片側の上下両端に軸心を設けた二枚の円弧パネルが重なって伸縮するように構成し、両軸心にて二枚の円弧パネルと両軸受けを回転可能に連結すると良い。
さらに扉奥面のコーナー部分が回転する軌跡は丁番等の軸心を中心としたかなり小回りな円運動であるため、より単純な一対の軸受けと一枚の円弧パネルのみの構成も可能である。まず一定の幅を有してかつ上下方向に長く、幅方向の片端上下に軸心を有し、他端の上下方向を長尺辺として形成した円弧パネルを設ける。そして軸挿入孔と取り付け面を備えた一対の軸受けを円弧パネルの上下の軸心に回転可能な状態で挿入する。このときばね等の付勢部材を両者間に組み込んで軸受けに対して常に一定方向に円弧パネルを回転させるように構成する。そして軸受けの取り付け面を扉奥面若しくは縦枠奥面に配置する。すると扉の開閉動作の際に円弧パネルの長尺辺がばね等の付勢部材に押されて常に扉奥面若しくは縦枠奥面に接しながら回転する動作が得られ、常に扉の吊り元側厚み方向面と縦枠面により形成される隙間を塞ぐことが可能になる。
また本発明の指詰め防止装置を折れ戸に用いる場合は、上下方向に長い複数枚の円弧パネルと、軸心移動溝を備えた上部と下部に配置される二対の溝部材にて構成すると良い。この構成でも、複数枚の円弧パネルを同一の中心を有する円弧形状にて設定し、互いがスライド移動しながら重なり合って伸縮可能なように連結し、連結した円弧パネルの両端部上下に軸心を設け、両端部上下の軸心を二対の溝部材の軸心移動溝内に移動可能な状態にて挿入し、溝部材の軸心移動溝の向きが水平方向になるように隣接した両扉に装着するとよい。
すると、同様に両扉が閉鎖している状態では互いの円弧パネルは最も重なり合った状態であり、同時に二対の溝部材に挿入された軸心は軸心移動溝内で丁番等の回転の中心から最も離れた位置に配置されており、折りたたみ動作とともに複数枚の円弧パネルが広がりながら同時に軸心が軸心移動溝内を移動する動作が得られる。その結果常に隣接する両扉の厚み方向面により形成されるV字形状の指詰め危険箇所を塞ぐことが可能になる。
また折れ戸の場合は、二対の溝部材の配置において様々に可能であり、両扉の正面コーナー部分の面取り箇所に斜めに装着する構成や、両扉の正面に平行に面付けにて装着する構成や、若しくは両扉の正面を平行に掘り込んで落とし込んだ配置で装着する構成等が可能であり、閉鎖した状態で極力指詰め防止装置自体の厚みと幅を極力小さくするとよく、比較的デザイン性にも優れていると考えられる。
ドアの扉と縦枠の吊り元側の手前面や奥面に複数枚の円弧パネルと溝部材と軸受けから構成される指詰め防止装置を装着することで、扉の開閉動作の際に常に円弧パネルにより扉と縦枠面との隙間やV字空間からなる指詰め部分を塞ぐことが可能になり、ドアの吊り元側における指詰めの危険性を排除することが可能になる。
軸心移動溝を有する溝部材を用いたことで、複数枚の円弧パネル同士の伸縮幅だけではなく、軸心移動溝の距離分もさらに伸縮動作として利用することができ、比較的幅の小さい円弧パネルを用いても十分な指詰め防止範囲を確保することが可能になる。
ドアの手前側に配置する構成では、二枚若しくは三枚の円弧パネルと一対の溝部材と一対の溝部材のみでの少ない部品構成であり、安価に提供することが可能である。また溝部材の取り付け位置を扉手前面若しくは縦枠内面のどちらにも配置することができ、その結果縦枠内面の大小に対応することができ、汎用性に優れている。また 細長くかつ凸凹の無いなだらかな面形状の円弧パネルと、その湾曲面にあわせた外面形状を有した溝部材を用いることで、出っ張り感を少なくすることが可能であり、扉が閉じた円弧パネルが最も重なり合っている状態で、上下溝部材と円弧パネルの面が連続した面として構成でき デザイン性に優れたものにすることができる。
ドアの奥側に配置する構成では、一枚若しくは複数枚の円弧パネルと溝部材と軸受けとを取捨選択して用いることで様々な指詰め防止装置を構成でき、どの構成においても扉の吊り元側厚み方向面と縦枠面により形成される隙間を常に塞ぐことができ、指詰め等を防止することが可能になる。そのうちの適した構成としては、一枚の円弧パネルと各一対の軸受けと溝部材からなる構成か、二枚の円弧パネルと二対の軸受けからなる構成か、一枚の円弧パネルと一対の軸受けとばね等の付勢部材からなる構成がある。
二枚の円弧パネルと二対の溝部材を用いることにより折れ戸に装着することも可能であり、あらかじめ扉正面コーナーに大きな面取りを施してある折れ戸の場合は、その面取り部分を利用して後付けにて装着することができる。また面取りの無い扉であれば、正面に面付けすることも可能である。
上記のどのような構成であっても、すべてが軸心の回転動作と円弧パネルのスライド移動動作であり、耐久性に優れた構成になっている。また、まず下部の軸受けや溝部材を装着し、載せるように円弧パネルをはめ込んで、上部の軸受けや溝部材を被せて装着する簡単なドアへの取り付け方法で施工可能な点も重要な特徴として挙げられる。
本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、僅かに扉を開放した状態の斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、外円弧パネルの斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、外円弧パネルの上面図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、内円弧パネルの斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、内円弧パネルの上面図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、外円弧パネルと内円弧パネルを組み付けた状態の斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、別の外円弧パネルの斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、溝部材の斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、軸受けの斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、溝部材を縦枠内面に軸受けを扉手前面に配置した構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、軸受けを縦枠内面に溝部材を扉手前面に配置した構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、二枚の円弧パネルを用いて180度開放に対応する構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、三枚の円弧パネルを用いた180度開放状態の上面図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、扉が閉鎖した状態の全体の斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を手前側に装着する構成の、扉手前面と縦枠内面の両方に溝部材を装着した構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を奥側に装着する構成の、一枚の円弧パネルを用い軸受けを縦枠奥面に溝部材を扉奥面に装着した構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を奥側に装着する構成の、二枚の円弧パネルを用い縦枠奥面と扉奥面両方に軸受けを装着した構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置の奥側に装着する構成の、二枚の円弧パネルを用い縦枠奥面と扉奥面に軸受けを装着した構成の斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を奥側に装着する構成の、一枚の円弧パネルと軸受けと捻りばねを用いた構成の分解斜視図である。 本発明の指詰め防止装置を奥側に装着する構成の、一枚の円弧パネルと軸受けと捻りばねを用いた構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を奥側に装着する構成の、一枚の円弧パネルと軸受けと捻りばねを用い、円弧パネルを丁番の管部分に被せた構成の上面図である。 本発明の指詰め防止装置を折れ戸に装着する構成の、隣接する扉の面取り部分に配置した構成の軌跡図である。 本発明の指詰め防止装置を折れ戸に装着する構成の、隣接する扉の正面に配置した構成の閉鎖時の上面図である。 従来のドアの軌跡を示す模式図である。
以下図面に基づいて本発明に関するドアや折れ戸用の指詰め防止装置の実施の形態を説明する。ここで指詰めの危険性がある吊り元側の隙間は扉24を押して開閉する方向とその逆の方向の両方で生じるため、ドアに対する装着位置を判り易くするために、扉24を押して開放する戸当り22側位置を手前面と表記し、逆側の位置を奥面として表記する。そして最初は吊り元の手前側にて生じる隙間を塞ぐ構成を説明する。図1は本発明の指詰め防止装置をドアの手前側に取り付けて、少しだけ扉24を開放した状態での指詰め防止装置上部の斜視図である。
図1は二枚の円弧パネルと上下一対の溝部材4と同じく上下一対の軸受け3を用いた構成であり、外円弧パネル1と内円弧パネル2を設け、両者を重ね合わせた状態で連結しておく。図2は外円弧パネル1の斜視図であり、図3は上面図である。図2に示すように外円弧パネル1は一定幅で上下方向に長く、幅方向は湾曲した形状であり、図3に示すように中央部分にスリット溝6を有し、片端部には上下方向に突出した状態で軸心5を設け、他端部には係止凹部7を設けておく。
図4は内円弧パネル2の斜視図であり、図5は上面図である。図4に示すように内円弧パネル2も一定幅で上下方向に長く、幅方向が湾曲した形状であり、図5に示すように、片端部に上下方向に突出した軸心5を設け、他端部には係止凸部8を設けておく。また外円弧パネル1と内円弧パネル2両者の幅方向の湾曲面は同じ中心を有する円弧形状にて形成しておく。図6は外円弧パネル1と内円弧パネル2を連結させた状態を示しており、外円弧パネル1のスリット溝6内に内円弧パネル2の係止凸部8側を挿入し、両者がスライド移動可能なように構成しておく。そして内円弧パネル2の係止凸部8が外円弧パネル1のスリット溝6の奥に当接する最も両者が重なり合って縮んだ状態から、両者が広がって内円弧パネル2の係止凸部8が外円弧パネル1の係止凹部7に当接するまでの間をスライド移動することが可能になる。したがって軸心5は連結された両円弧パネルの両端上下部に位置している。
また外円弧パネル1と内円弧パネル2を連結させて、同じ円弧軌跡上をスライドさせる構成は上記に限ったものではなく、どのような他の構成を用いても良い。たとえば図3のような外円弧パネル1の形状ではスリット溝6を挟んで両側に円弧パネル面が必要であり、材料が多めに必要になると想定される。そこで図7に示すような外円弧パネル1の上下端部のみ曲げ込んでおいてレール形状にてスリット溝6の代わりとし、図示はしないが内円弧パネル2にも案内突起を設けておき、レール形状部分内に案内突起を挿入して両円弧パネルが伸縮移動するような構成であっても良い。さらには円弧パネルと表現しているがその湾曲度合いや形状に関しては特に制限はなく、円滑に伸縮可能であるならほぼ直平面のパネルや異型のパネルであっても良い。
図8は溝部材4の斜視図であり、細長い形状で取り付け面10と軸心移動溝9を有している。また図9は軸受け3の斜視図であり、取り付け面10と軸挿入孔11を有している。そして連結された両円弧パネルの片端上下の軸心5を上下の軸受け3の軸挿入孔11に差込み、他端上下の軸心5を上下の溝部材4の軸心移動溝9に差し込み、扉24と縦枠23の吊り元側手前面に装着する。また、高さ方向の上端位置は特に限定されないが、通常指を挟む位置としてはドアの最下部から肩の高さぐらいが多く、したがってその範囲を中心に指詰め防止装置を配置するとよい。また安全性をより高めようとするなら床位置からドアの上部位置にまで連続させた構成であっても良い。
次に本発明のドアの手前側に配置される指詰め防止装置のドアに対する2種類の装着可能位置に関して説明する。ここで軸受け3は比較的小さい部品であるが、溝部材4は軸心移動溝9を備えておりある程度の長さを有している。そこで、縦枠面の戸当り22を中央として扉24が配置されない側の内面(この面を縦枠内面12とする)の水平方向の長さが影響してくる。つまりドアのタイプとして比較的縦枠内面12が大きい場合は図1に示すように溝部材4を縦枠内面12に、軸受け3を扉手前面13に装着する構成がよいが、逆に縦枠内面12が小さい場合では溝部材4を縦枠内面12に装着すると縦枠23から飛び出してしまうため、逆に縦枠内面12に軸受け3を、扉手前面13に溝部材4を配置するほうが適している。
図10は吊り元側の扉手前面13に軸受け3を縦枠内面12に溝部材4を配置したときの、扉24の開閉による指詰め防止装置の動作を示す上面軌跡図である。図10(a)は扉24の閉鎖時を示しており 外円弧パネル1と内円弧パネル2が最も重なり合った状態になっており、軸心移動溝9の手前端部に軸心5が配置された状態で、両円弧パネルは戸当り22部分に被さるように配置されている。そして扉24が開放されると図10(b)に示すように両円弧パネルが互いにスライドして伸びる動作になる。このとき両円弧パネルで形成する円弧は中心位置が決定されているため、同時に溝部材4の軸心移動溝9内を軸心5が戸当り22方向に移動する動作も実施される。ここで、この移動動作による軸心5の磨耗等を考慮して、軸心移動溝9や軸心5に耐磨耗性能の良い樹脂等を被覆させるか、若しくはローラー等の転動部材を軸心移動溝9と軸心5間に配置しておくとさらに良い。
そして図10(c)に示すようにさらに両円弧パネルが広がりながら軸心移動溝9内を軸心5が移動し、図10(d)に示すように90度以上の開放を可能とする。したがって内円弧パネル2の係止凸部8と外円弧パネル1の係止凹部7が当接した両円弧パネルが最も広がり、かつ軸心移動溝9の最も奥端部に軸心5が移動した状態が扉24の最大開放位置になる。ここで指詰め防止機能に関しては、図24に示すYの箇所が最も危険とされており、図10(a)〜図10(d)に至るすべての開閉角度で常に両円弧パネルによりYの箇所が塞がれており、したがって指等を挿入することはできず、確実に安全性を確保することが可能になる。
また両円弧パネルはある程度の剛性を有しているため、図10のどの状態においても指等をYの箇所に強く押し込んだとしても円弧パネルが破損しない限り変形することは無く、より確実な指詰め防止機構を提供することができる。さらに通行の際の最大開口寸法に関しては、扉24を90度程度開放した状態で図10(d)に示すL寸法は比較的小さく、扉手前面13から僅かに出ている程度であり、この点においても本発明の指詰め防止装置は非常に有効と想定される。
次に図11は、縦枠内面12が狭いため扉手前面13に溝部材4を、縦枠内面12に軸受け3を配置した構成での扉24の開閉による指詰め防止装置の動作を示す軌跡図である。図11(a)の閉鎖状態から扉24の開放にしたがって両円弧パネルが広がりながら軸心移動溝9を軸心5が移動し、図11(d)に至る動作は図10の場合と同じである。しかしデザイン性においては閉鎖状態での両円弧パネルの見え方に大きく違いがあり、図10の配置はドアを真正面から見た状態で指詰め防止装置自体が縦枠内面12に沿って薄い状態で配置されておるため、あまり目立たない点が特徴になる。ところが図11の配置はドアを真正面から見るとまともに両円弧パネルが面として見えてしまうため、デザイン性においては図10の配置が優れていると想定される。
また図10と図11においては図中では扉24の約90度強までの開閉にて表記しているが、当然180度まで開放する必要性も十分あると考えられる。その対応手段としては上記の設定のままで、溝部材4の軸心移動溝9をさらに長く形成し、両円弧パネルの幅を大きくすることで180度までの開放を可能とすることができる。
次に上記と同様の二枚の円弧パネルを用いる構成で、180度までの開放を可能にする手段を図12にて説明する。図12(a)に示すように、軸心移動溝9の戸当り22側の奥端部を戸当り22の開口側面に被せるように配置し、軸心移動溝9を僅かに斜め若しくは湾曲させて形成する。すると同じ縦枠内面12の寸法でもより長い軸心移動溝9が形成できることになる。そして軸受け3の軸挿入孔11の位置を図10に比べて扉手前面13から所定距離さらに手前側に持ち出して配置しておく。その結果、図12(b)から図12(c)を経て動作し、180度開放直前時点で図12(d)に示すように、扉手前面13のコーナー部分に外円弧パネル1が接触するのを防止しながら180度まで扉24を開放することができる。
しかし両円弧パネルの幅をある程度大きくすることは避けられないため、前述の縦枠内面12の広さにおいても影響が生じる。また先述のようにデザイン性が重要であるため、この全体の幅方向を大きくする手段はそれほど有効とは思えない。そこで図13に示すように、三枚の円弧パネルを互いに重ね合わせる構成が180度の開放においては有効である。この構成は前述の外円弧パネルと1内円弧パネル2の間にさらに中間円弧パネル14を挿入した構成で、扉24が閉鎖した状態では三枚の円弧パネルが重なり合って外観上は外円弧パネル1のみが露出するようになる。したがって必要な円弧距離を三分割することになり、各円弧パネルの幅も小さくて済む。また中間円弧パネル14は軸心5を有しない形状であり、その幅方向の両端に抜け止めのための係止凹部7や係止凸部8を設けておく。
またデザイン性としては閉鎖時の外観が重要視されるため、当然上記の三枚の円弧パネルを用いた構成が最も幅が小さくて良く優れていることになる。さらに図14は閉鎖時の全体斜視図であり、図14に示すように扉24の閉鎖時に外円弧パネル1の湾曲外面に溝部材4の外面の面形状を合わせることが有効である。すると扉24の閉鎖時に上下の溝部材4の間に外円弧パネル1が同一面を形成しながら配置され、全体としてのデザインを統一することができる。
以上では複数枚の円弧パネルと一対の軸受け3と一対の溝部材4を用いた構成にて説明してきたが、この構成に限らず図15に示すように軸受け3を溝部材4に変更し、扉24の手前面13と縦枠内面12両方に軸心移動溝9を有した溝部材4を装着する構成も可能である。この構成は両円弧パネルの軸心5の移動距離が両方の軸心移動溝9で得られるため、前述の180度開放の構成に適応させると有効である。また本発明の指詰め防止装置の構成を折れ戸に適応させるときにこの組み合わせが最適であり、この点については後でもう少し詳しく説明する。
次に本発明の指詰め防止装置の基本的な取り付け手順を説明する。まず複数枚の円弧パネルを伸縮自在にあらかじめ連結しておく。そして下部の軸受け3を扉24の最下部位置に装着し、下部の軸受け3と平行になるように縦枠内面12に下部の溝部材4を装着する。このとき溝部材4及び軸受け3の取り付け面10にねじ孔を設けてねじ止めするか、若しくは強力な両面テープ等を取り付け面10に貼り付けて接着にて装着しても良い。そして連結しておいた円弧パネル両端の下部の軸心5を軸受け3の軸挿入孔11と溝部材4の軸心移動溝9に差し込んで一旦保持し、円弧パネルの上部の軸心5に上部の溝部材4の軸心移動溝9と上部の軸受け3の軸挿入孔11を差し込んで取り付け面10をねじ固定若しくは接着にて装着する。以上の極簡単な作業だけで指詰め防止装置を取り付けることができる点も特徴として挙げられる。
次に本発明の指詰め防止装置をドアの吊り元の戸当り22に対して逆位置である奥側に配置するときの構成を図16から図21にて説明する。ここで、図24に示すように奥側での指詰めは扉24が開いてくる方向での吊り元側のZ位置で発生し、したがって手前側同様にこの部分の扉24の吊り元側厚み方向面と縦枠面により生じる隙間部分を奥側から被覆してやると良いことになる。また指詰め防止装置をドアの奥側に配置するときの注目点としては、図24に示すように扉奥面15のコーナー部分が回転する軌跡は丁番18等の軸心を中心にかなり小回りな円運動であることが重要である。その結果前述での扉手前側13のコーナー部分の回転軌跡に比べて移動距離が極端に小さいことが特徴として挙げられる。
そこで前述の手前側に装着する構成と同様の、円弧パネルと一対の軸受け3と軸心移動溝9を有した一対の部溝部材4からなる構成を用いることができる。ここで扉奥面15のコーナー部分が回転する軌跡は小回りな円運動であるため、奥側に配置する場合は円弧パネルは一枚でよく、したがってスリット溝6は必要ないため形状的には内円弧パネル2を用いると良い。すると一枚の内円弧パネル2の両端に軸受け3と溝部材4を配置することになり幅方向の上下両端に軸心5を配置しておく必要がある。次にこの構成での扉24の開閉における軌跡図を図16に示す。図16では縦枠奥面16と扉奥面15に溝部材4と軸受け3を振り分けて装着し、両者を内円弧パネル2にて連結する。図16(a)は閉鎖状態であり、扉24を開放させると片方の軸心5が軸心移動溝9を移動しながら図16(b)〜図16(c)を経て図16(d)に示す扉24を180度開放した状態にまで移動する。その間内円弧パネル2により常に扉24の吊り元側の厚み方向面と縦枠面により生じる隙間部分を塞ぐことが可能になり、指詰めを防止することができる。
また外円弧パネル1と内円弧パネル2を同心円周上で重ねる構成を用いた場合では、扉奥面15のコーナー部分の移動距離が小さいため、今度は軸心移動溝9を有する溝部材4を使用せず、二対の軸挿入孔11を有する軸受け3との組み合わせが可能になる。その配置としては図17に示すように、吊り元側の扉奥面15と縦枠奥面16に二対の軸受け3を扉24の閉鎖状態で同じ向きになるように装着し、幅方向の片側の上下両端に軸心5を設けた外円弧パネル1と内円弧パネル2が重なって伸縮するように構成し、両軸心5にて二枚の円弧パネルと両軸受け3を回転可能に連結すると良い。図17(a)は閉鎖状態であり、扉24が開放するにしたがって図17(b)に示す90度開放位置付近で両円弧パネルが最も伸びた状態になり、図17(c)を経て図17(d)に示す扉24を180度開放した状態で両円弧パネルが最も縮んだ状態になる。従って常に二枚の円弧パネルにより扉24の吊り元側の厚み方向面と縦枠面により生じる隙間部分を塞ぐことができる。
図18は図17の構成の指詰め防止装置を扉24と縦枠23の吊り元側の奥面位置に装着した状態の全体斜視図である。手前位置に装着した図14に示す構成と比較すると全体の幅が小さくスリムな外観にてデザイン性にも優れている。ここで図18では表示していないが、これらの指詰め防止装置をドアの奥側に配置する場合での問題点としては、図16や図17に示すように丁番18装着部分において、指詰め防止装置と丁番18の管部分17が干渉してしまうことが挙げられる。例えばドアの吊り元側の下半分ぐらいの範囲に指詰め防止装置を配置させるとすると、下部の丁番18とは確実に干渉することになる。その対策としては床部分から下部丁番18直下までと、下部丁番18上部からドアの中間部付近までの二体に指詰め防止装置自体を分割し、丁番18の管部分17を回避して装着する手段が有効である。または円弧パネルの途中に大きな角穴を明けて、丁番18の管部分17を逃がすような手段を講じても良い。
しかしドアに対する丁番18の上下方向における位置はさまざまであり、その都度管部分17を逃がす手間はそれほど簡単ではない。そこで奥側に配置する構成でより簡素化された指詰め防止装置を図19〜図21にて説明する。まず一定の幅を有してかつ上下方向に長く、幅方向の片端上下に軸心5を有した円弧パネルを設ける。そして軸挿入孔11と取り付け面10を備えた一対の軸受け3を円弧パネルの上下の軸心5に回転可能な状態で挿入する。このときばね等の付勢部材を両者間に組み込んで軸受け3に対して常に一定方向に円弧パネルを回転させるように構成する。そして軸受け3の取り付け面10を戸当り22に対して逆側の吊り元側位置の扉奥面15若しくは縦枠奥面16に配置する。この構成でも円弧パネルは一枚でよいため形状的には内円弧パネル2を用いると良い。
図19は円弧パネルを付勢部材により常に一定方向に付勢させる手段の一例の斜視図である。まず付勢部材として捻りばね19を設け、軸受け3の軸挿入孔11を段付にし、円弧パネル上部の軸心5を捻りばね19の巻き部分を差し込むことができるように長く設定し、両者の間に捻りばね19を組み込んでおく。この捻りばね19は両足がすぼむ方向に付勢されており、捻りばね19の片足が軸受け3の取り付け面10から外れないように引っ掛けておき、他足を上下方向に曲げ込んだ形状にして円弧パネルの外側の面に引っ掛けておくとよい。すると軸受け3に対して円弧パネルが回転した段階で、捻りばね19により元に戻ろうとする力が発生する。そして軸受け3を縦枠奥面16に配置すると、閉鎖状態では一定幅の円弧パネルの軸心5側とは逆側の長尺辺20が扉奥面15に常に接することになり、扉24の開放動作で円弧パネルの長尺辺20が押され、捻りばね19がたわみながら扉奥面15に接したまま回転する動作が得られる。
図20は上記での動作を示す軌跡図であり、図20(a)の閉鎖状態でまだ僅かに円弧パネルの長尺辺20が捻りばね19により扉奥面15に押さえ付けられているように設定しておく。すると扉24が図20(b)〜図20(c)と開放するにしたがって捻りばね19は撓み、図20(d)に示す180度の開放まで常に扉奥面15と円弧パネルの長尺辺20が接した状態を保持することになる。そして扉24が閉鎖する段階でも捻りばね19の力は働いているため、最も危険とされる図20(b)から図20(a)への最終閉鎖段階を含むすべての開閉動作においても常に指詰め危険箇所を円弧パネルにより塞ぐことが可能になる。ここで通常のドアにおいては縦枠奥面16の幅は狭いため、円弧パネルを組み付けた状態での軸受け3を縦枠奥面16に装着する図20に示す配置が良いが、逆に軸受け3を扉奥面15に配置することも当然可能であり、図示はしないがこの場合は円弧パネルの長尺辺20は縦枠奥面16に接した状態で常に移動することになる。
この図20に示す構成では、円弧パネルは比較的厚みの薄い形状でよく、長尺辺20側は特に他の部品と連結されていない。従って円弧パネルを樹脂の押し出し成型品等で構成しておくと、円弧パネルの管部分17の長さだけはさみ等で切り取る対処手段が可能になる。手順としては指詰め防止装置を配置する前に丁番18の位置を確認して円弧パネルに管部分17を逃がすようにカットしておくと良いが、もしそのまま取り付けたとしても扉24の閉鎖状態で円弧パネルが図20(c)に示すように丁番18の管部分17に当接している状態になり、その後に円弧パネルの必要な部分を切り取ることも可能である。
しかし円弧パネルの丁番18と干渉する部分を切り取る手間もできれば省くほうがより効果的であり、次に図21にてさらに発展させた構成を説明する。図21に示すように内円弧パネル2のような形状の円弧パネルを丁番18の管部分17をさらに外側から巻き込んだ形状にて設定し、軸受け3の軸心挿入孔11の位置を奥方向に持ち出す構成にすると良い。すると管部分17の外側を常に円弧パネルは回転動作することになり、両者は干渉することなく円弧パネルの切り取り等の必要性は全くなくなる。この構成を用いる場合は丁番18の軸心の持ち出し寸法が重要になり、指詰め防止装置全体のサイズは若干大きくなると想定される。また上下方向の長さに関しては、ドアの上下方向の真ん中付近まで配置する構成でも良いが、デザイン面においては丁番18に被せた意匠でドアの最下部から上端まで全ての吊り元部分を被せるような構成が良いと想定される。
次に本発明の指詰め防止装置を折れ戸に用いた場合について図22と図23にて説明する。折れ戸の場合は正面21位置での閉鎖直前の、両扉24の隣接する厚み方向面にて形成されるV字形状の隙間で指詰めの危険性があり、この部分を同様の構成にて塞ぐとよい。そこで上下方向に長い複数の円弧パネルと、軸心移動溝9を備えた上部と下部に配置される二対の溝部材4を設け、複数の円弧パネルを同一の中心を有する円弧形状にて設定し、互いがスライド移動しながら重なり合って伸縮可能なように連結し、連結した円弧パネルの両端部上下に軸心5を設け、両端部上下の軸心5を二対の溝部材4の軸心移動溝9内に移動可能な状態にて挿入し、溝部材4の軸心移動溝9の向きが水平方向になるように隣接した両扉24に装着すると良い。
図22は二枚の円弧パネルを用いた構成で表記しており、折れ戸の場合は図22に示すように、少しでも指詰めの危険性を回避させるためにあらかじめ扉24のコーナー部分を比較的大きく面取りしている場合が多い。そこでこの面取り部分を利用して、前記二対の溝部材4を面取り部分に沿って斜めに配置する。すると図22(a)に示すように両扉24が閉鎖している状態では外円弧パネル1と内円弧パネル2は最も重なり合った状態であり、同時に二対の溝部材4に挿入された軸心5は軸心移動溝9内で丁番18等の回転の中心から最も離れた位置に配置されている。そして折りたたみ動作とともに図22(b)に示すように外円弧パネル1と内円弧パネル2が広がりながら同時に軸心5が軸心移動溝9内を移動する動作を得、図22(c)に示す完全に折りたたんだ状態まで常に隣接する両扉24の厚み方向面により形成されるV字形状の指詰め危険箇所を塞ぐことができる。
また上記のように扉24のコーナー部分に大きな面取りを施していない場合では、図23に示すように隣接する両扉24の正面21位置に面付けにて装着する手段が良い。図23(a)は扉24の正面21にそのまま二対の溝部材4を同一線上に並べて配置した構成である。しかし図23(a)の配置では折れ戸の閉鎖時に指詰め防止装置の両円弧パネルが飛び出た状態になってしまう。そこで図23(b)に示すように扉24の正面21に掘り込みを設け、そこに二対の溝部材4をその厚み分没した状態で配置すると指詰め防止装置自体が扉24の正面21からそれほど突出しなくなり、よりデザイン性に優れた構成にすることが可能である。
1 外円弧パネル
2 内円弧パネル
3 軸受け
4 溝部材
5 軸心
6 スリット溝
7 係止凹部
8 係止凸部
9 軸心移動溝
10 取り付け面
11 軸挿入孔
12 縦枠内面
13 手前面
14 中間円弧パネル
15 扉奥面
16 縦枠奥面
17 管部分
18 丁番
19 捻りばね
20 長尺辺
21 正面
22 戸当り
23 縦枠
24 扉

Claims (13)

  1. 枠体に扉を丁番もしくはピボットヒンジ等で保持したドアの、閉鎖動作の最終段階における吊り元の戸当り側である手前位置での指詰めを防止する装置であって、一定幅で上下方向に長い複数の円弧パネルと、軸心移動溝を備えた上部と下部に配置される一対の溝部材と、軸挿入孔を備えた上部と下部に配置される一対の軸受けを有し、複数枚の円弧パネルを伸縮自在に重ね合わせて連結し、連結した円弧パネルの両端部上下に軸心を設け、片端上下の軸心を一対の軸受けに回転可能な状態にて挿入し、他端上下の軸心を一対の溝部材に軸心移動溝内を軸心がスライド移動可能な状態で挿入し、軸受けと溝部材を扉と縦枠の吊り元手前側に振り分けて装着したことを特徴とする指詰め防止装置。
  2. 前記複数枚の円弧パネルは互いがスライド移動しながら重なり合って伸縮可能なように、同一の中心を有する円弧形状にて設定し、一対の溝部材を軸心移動溝の向きが水平方向になるように扉若しくは縦枠のどちらか片方に配置し、一対の軸受けを他方に配置し、扉が閉鎖している状態では互いの円弧パネルは最も重なり合った状態であり、同時に溝部材に挿入された軸心は軸心移動溝内で丁番等の回転の中心から最も離れた位置に配置されており、開放動作とともに複数枚の円弧パネルが広がりながら同時に軸心が軸心移動溝内を移動し、複数枚の円弧パネルにて扉の吊り元側厚み方向面と縦枠面により形成されるV字形状の指詰め危険箇所を塞ぐことを特徴とする請求項1に記載の指詰め防止装置。
  3. 一対の溝部材と一対の軸受けと二枚の円弧パネルを有し、縦枠内面の床面に近接した下部位置とその上方位置にともに水平な配置で溝部材を装着し、吊り元側の扉手前面の下部位置とその上方位置に軸受けを装着し、連結された二枚の円弧パネルの上下両端の軸心を上下溝部材の軸心移動溝と上下軸受けの軸挿入孔に差し込んだ状態で組み付け、縦枠内面の幅寸法が広いドアに適した構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の指詰め防止装置。
  4. 一対の溝部材と一対の軸受けと二枚の円弧パネルを有し、縦枠内面の床面に近接した下部位置とその上方位置に軸受けを装着し、吊り元側の扉手前面の下部位置とその上方位置にともに水平な配置で溝部材を装着し、連結された二枚の円弧パネルの上下両端の軸心を上下溝部材の軸心移動溝と上下軸受けの軸挿入孔に差し込んだ状態で組み付け、縦枠内面が狭いドアにも対応可能な構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の指詰め防止装置。
  5. 一対の溝部材と一対の軸受けと三枚の円弧パネルを有し、吊り元手前側の縦枠若しくは扉のどちらか片方の床面に近接した下部位置とその上方位置に水平な配置で溝部材を装着し、他方の下部位置とその上方位置に軸受けを装着し、連結された三枚の円弧パネルの上下両端の軸心を上下溝部材の軸心移動溝と上下軸受けの軸挿入孔に差し込んだ状態で組み付け、扉の180度の開放に適した構成としたことを特徴とする請求項1または2に記載の指詰め防止装置。
  6. 前記溝部材の外面の形状を、湾曲している円弧パネルの曲面と同一の曲面にて設定し、扉が閉じた複数の円弧パネルが最も重なり合っている状態で、上下の溝部材と円弧パネルの外面が連続した面になるように構成したことを特徴とする請求項1及至5いずれか1項に記載の指詰め防止装置。
  7. 枠体に扉を丁番もしくはピボットヒンジ等で保持したドアの、閉鎖動作の最終段階における吊り元側の戸当りに対して逆の奥面位置での指詰めを防止する装置であって、上下方向に長い一枚若しくは複数枚の円弧パネルと、軸心移動溝を備えた上部と下部に配置される一対の溝部材若しくは軸挿入孔を備えた上部と下部に配置される複数対の軸受けのいずれかを選択して設け、円弧パネルの上下に軸心を設け、軸心を軸受け若しくは溝部材に挿入して両者を組み付け、軸受け若しくは溝部材を扉と縦枠の吊り元側の奥面位置に振り分けて装着し、扉の開閉動作の際に円弧パネルにて常に扉の吊り元側厚み方向面と縦枠面により形成される奥側の隙間を塞ぐことを特徴とする指詰め防止装置。
  8. 円弧パネルは一枚で一定の幅を有してかつ上下方向に長く、幅方向の両端上下に軸心を設け、軸挿入孔と取り付け面を備えた上部と下部に配置される一対の軸受けと、軸心移動溝を備えた上部と下部に配置される一対の溝部材を設け、円弧パネルの片端上下の軸心を一対の軸受けに回転可能な状態にて挿入し、他端上下の軸心を一対の溝部材に軸心移動溝内を軸心がスライド移動可能な状態で挿入し、軸受けと溝部材を吊り元側の縦枠奥面と扉奥面に振り分けて装着したことを特徴とする請求項7に記載の指詰め防止装置。
  9. 一定の幅を有してかつ上下方向に長く、幅方向の片端上下に軸心を有した二枚の円弧パネルを設け、軸挿入孔と取り付け面を備えた上部と下部に配置される二対の軸受けを設け、二枚の円弧パネルを互いに伸縮自在に重ね合わせて連結し、片方の円弧パネルの上下の軸心を一対の軸受けに回転可能な状態にて挿入し、他方の円弧パネルの上下の軸心をもう一対の軸受けに回転可能な状態で挿入し、両軸受けの取り付け面を吊り元側の縦枠奥面と扉奥面に装着したことを特徴とする請求項7に記載の指詰め防止装置。
  10. 一定の幅を有してかつ上下方向に長く、幅方向の片端上下に軸心を有し、他端を長尺辺として形成した一枚の円弧パネルを設け、軸挿入孔と取り付け面を備えた上部と下部に配置される一対の軸受けを設け、円弧パネルの上下の軸心を一対の軸受けに回転可能な状態にて挿入し、さらにばね等の付勢部材を設けて軸受けに対して常に一定方向に円弧パネルを回転させるように付勢した状態で両者を組み付け、軸受けの取り付け面を縦枠奥面若しくは扉奥面に配置し、扉の開閉動作の際に円弧パネルの長尺辺がばね等の付勢部材に押されて常に扉奥面若しくは縦枠奥面に接するように構成したことを特徴とする請求項7に記載の指詰め防止装置。
  11. 二枚の扉を丁番もしくはピボットヒンジ等で保持した折れ戸の、閉鎖動作における隣接する両扉の厚み方向面での指詰めを防止する装置であって、上下方向に長い複数枚の円弧パネルと、軸心移動溝を備えた上部と下部に配置される二対の溝部材を有し、複数枚の円弧パネルを同一の中心を有する円弧形状にて設定し、互いがスライド移動しながら重なり合って伸縮可能なように連結し、連結した円弧パネルの両端部上下に軸心を設け、両端部上下の軸心を二対の溝部材の軸心移動溝内に移動可能な状態にて挿入し、溝部材の軸心移動溝の向きが水平方向になるように隣接した両扉に装着したことを特徴とする指詰め防止装置。
  12. 両扉が閉鎖している状態では互いの円弧パネルは最も重なり合った状態であり、同時に二対の溝部材に挿入された軸心は軸心移動溝内で丁番等の回転の中心から最も離れた位置に配置されており、折りたたみ動作とともに複数の円弧パネルが広がりながら同時に軸心が軸心移動溝内を移動する動作を得、常に隣接する両扉の厚み方向面により形成されるV字形状の指詰め危険箇所を塞ぐことを特徴とする請求項11に記載の指詰め防止装置。
  13. 前記二対の溝部材の配置が、両扉の正面コーナー部分の面取り箇所に斜めに装着した構成か、若しくは両扉の正面に平行に面付けにて装着した構成か、若しくは両扉の正面に平行に掘り込んで装着した構成かの、いずれかであることを特徴とする請求項11または12に記載の指詰め防止装置。
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