JP5244184B2 - 無線通信システム、送信装置、受信装置 - Google Patents

無線通信システム、送信装置、受信装置 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信技術に関し、特に、複数の送信アンテナを用いて周波数ダイバーシチ効果を得るための通信技術に関する。
近年、無線通信システムにおいては、高速大容量のデータ伝送が望まれており、限られた周波数帯域の利用効率を高くする為の研究が盛んに行われている。そのための一手法として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex:直交周波数分割多重)方式等のマルチキャリア伝送方式を用いた高速通信が挙げられる。但し、マルチキャリア伝送方式を用いた場合には、非常に高い周波数利用効率を得ることができるが、PAPR(Peak to Average Power Ratio:ピーク対平均電力比)が高くなってしまうという問題がある。
このPAPR問題は、送信電力増幅機能に余裕のある下りリンクでは大きな支障とはならないが、増幅器に制限のある上りリンクにおいては極めて大きな問題となる。そのため、上りリンクでは、PAPRの低いシングルキャリア伝送方式を使用することが望ましい。
この点に関し、第3.9世代の携帯電話の無線通信システムであるLTE(Long Term Evolution)システムでは、上りリンクにおいてPAPRが低く、OFDMと同様の信号生成法で波形を生成可能な伝送方式の1つとして、DFT−S−OFDM(Discrete Fourier Transform−Spread−OFDM、SC−FDMAとも称される。)方式が採用されている。DFT−S−OFDMは、ブロック化された変調シンボル系列をFFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)により周波数信号に変換し、離散スペクトルを特定の配置ルールに基づいて配置し、IFFT(Inverse FFT:逆高速フーリエ変換)により時間信号を再生成することにより、シングルキャリア方式でありながらOFDM方式のような周波数制御を可能とする。
さらに、現在標準化が進められている第4世代の無線通信システムであるLTE−A(LTE−Advanced、IMT−Aとも称される。)では、PAPRが高くなることを抑えつつ周波数利用効率を高める手法として、Clustered DFT−S−OFDM(Clustered SC−FDMAや、ダイナミックスペクトル制御(DSC:Dynamic Spectrum Control))とも称される。)が提案されている(例えば、非特許文献1、非特許文献2)。ここで、クラスタとは、連続する複数のサブキャリアをグルーピングしたものの呼称である。すなわち、DFT−S−OFDM信号の周波数成分をいくつかのクラスタに分割して、再配置したものがClusetered DFT−S−OFDMである。この方式を用いることにより、DFT−S−OFDMと比較してPAPR特性が若干劣化するものの伝搬路特性に合わせて柔軟に周波数帯域を利用することができる。
図5は、Clustered DFT−S−OFDM方式の送信装置の一構成例を示す図である。図6に示す送信装置は、入力される送信ビット列の入力側から順番に、符号部1000、インターリーブ部1001、変調部1002、直並列(S/P:Serial to Parallel)変換部1003、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)部1004、クラスタマッピング部1005、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inversed DFT)部1006、並直列(P/S:Parallel to Serial)変換部1007、パイロット信号生成部1008、パイロット多重部1009、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)付加部1010、D/A(Digital to Analog)変換部1011、無線部1012及び送信アンテナ1013から構成される。
送信ビット列は、まず符号部1000により符号化が行われる。符号化されたデータはインターリーブ部1001により配列の並び替えが行われ、変調部1002において変調が行われる。変調信号は、S/P変換部1003により直列データから並列データに変換され、DFT部1004に入力される。DFT部1004で離散フーリエ変換により周波数軸上の信号に変換された後、クラスタマッピング部1005において定められたクラスタサイズ毎に分割され、各信号に最適な周波数のサブキャリアへとマッピングされる。このとき送信装置には、受信状況等によりマッピング割り当てを指定するフィードバック情報が受信装置より与えられ、その情報に基づいてマッピングが行われる。マッピングされたシンボル系列は、IDFT部1006において再び時間軸信号に変換され、さらにP/S変換部1007により直列データへと戻される。ここで伝搬路の周波数特性推定のため、パイロット信号生成部1008においてパイロット信号が並行して生成され、パイロット多重部1009において前述の直列データに多重される。多重された信号はCP付加部1010においてサイクリックプレフィックス(ガードインターバル(GI:Guard Interval)と同じものと考えてよい。)が付加される。そして、信号はD/A変換部1011においてアナログ信号に変換された後、無線部1012において使用する無線周波数にアップコンバートされ、送信アンテナ1013より送信される。
一方で、受信信号の誤り率を改善する手法の1つとして、受信装置において周波数領域等化処理を行えることを前提に、お互いの送信アンテナからの信号を循環遅延させてインパルス応答の先頭の時間位置を等価的にずらすことで意図的にマルチパスの数を増加させ、伝搬路の周波数選択性を強くすることで、より大きな周波数ダイバーシチ効果を獲得する循環遅延ダイバーシチ(CDD:Cyclic Delay Diversity)技術が提案されている。図6は、CDDの概念を示す図である。図6に示すように、同一信号を複数の送信アンテナから異なる循環遅延を与え送信することで、受信機側では同一信号の到来波の数が増加する。その結果、等価的に伝搬路におけるマルチパス数が増加したことになり、周波数ダイバーシチ効果を期待することができる。
NEC, REV-080022,"NEC’s proposals for LTE Advanced" Nokia Siemens Networks, Nokia, R1-081842,"LTE-A Proposals for evolution"
Clustered DFT−S−OFDM(Clustered SC−FDMAとも称される。)は伝搬路状態の良い周波数に動的にクラスタを割り当てることで、周波数選択ダイバーシチ効果を得るものである。
しかしながら、周波数選択性の弱い伝搬路では、その効果を効率良く得ることができない。このような伝搬路において用いられる送信ダイバーシチ手法として、STBC(Space−Time Block Coding:時空間ブロック符号)およびSFBC(Space−Frequency Block Coding:空間周波数ブロック符号)が挙げられる。しかしながら、STBCは2つ以上のClustered DFT−S−OFDMシンボルで復号処理を行わなければならないため、復号処理に時間がかかるという問題がある。また、SFBCではシングルキャリア伝送の特徴である低いPAPRを崩してしまうため最適な手法とは言い難い。
本発明は、Clustered DFT−S−OFDM方式を周波数選択性の弱い伝搬路においても良好な特性を得られるよう、効率良く周波数選択ダイバーシチ効果を得ることを目的とする。
本発明の一観点によれば、複数のアンテナを具備し、時間領域信号を周波数領域信号に変換するDFT部と、受信装置から通知されるクラスタ割当情報に基づいて、前記周波数領域信号をクラスタに分割し周波数への割り当てを行なうクラスタマッピング部と、マッピングされた周波数領域信号を時間領域信号に変換するIDFT部と、IDFTされた時間領域信号に対して、前記複数のアンテナ毎に循環遅延量を設定する循環遅延設定部と、を具備することを特徴とする送信装置が提供される。このように、例えば、Clustered DFT−S−OFDMにおいてCDDを行うことで、周波数選択ダイバーシチ効果を効率的良く獲得できる。前記循環遅延設定部で設定される循環遅延量を、予め決められているクラスタサイズに基づいて決定する循環遅延決定部を有することが好ましい。より具体的な循環遅延量の設定基準としては、前記循環遅延決定部は、前記クラスタサイズが大きい場合には小さな循環遅延量を決定し、前記クラスタサイズが小さい場合には大きな循環遅延量を決定することが好ましい。さらに具体的な循環遅延量の設定基準としては、前記循環遅延決定部は、前記クラスタサイズに反比例した循環遅延量を決定することが好ましい。
また、本発明は、上記に記載の送信装置と、前記送信装置に通知するクラスタ割り当て情報を生成するクラスタ割当情報生成部を備える受信装置と、を有する無線通信システムであっても良い。尚、クラスタ割当を送信装置側で行っても良い。
前記循環遅延決定部は、クラスタサイズと、時間的な伝搬路変動と、に基づいて循環遅延量を決定するようにしても良い。例えば、送信装置、または、受信装置が高速移動している時などは遅延量を大きく設定することになる。すなわち、伝搬路変動の判定処理において、伝搬路変動が激しく、適切なクラスタ割当が難しいと判断された場合には、その情報が送信装置内の循環遅延量決定部に送られる。そして、送信装置内の循環遅延量決定部において決定された循環遅延量に基づき循環遅延の設定が行われる。
本発明は、送信装置と、時間的な伝搬路変動情報を前記送信装置に通知する受信装置と、を具備する無線通信システムであっても良い。伝搬路変動情報は送信装置側で求めるようにしても良い。
本発明は、N×SC−FDMAの適用として、複数のアンテナを具備し、SC−FDMA信号を生成するSC−FDMA信号生成部と、IDFTの前のプレコーディング処理として、前記複数のアンテナ毎に周波数領域信号に循環遅延を与えるプレコーディング部と、使用するサブキャリア番号に対してデータを割り当てるマッピング部と、マッピングされた周波数領域信号を時間領域信号に変換するIDFT部と、を具備することを特徴とする送信装置であっても良い。DFT−S−OFDM信号を複数使用する場合に、IDFTの前のプレコーディング処理として、循環遅延に対応した位相回転を与えている。
本発明の他の観点によれば、複数のアンテナを具備する送信装置における信号処理方法であって、時間領域信号を周波数領域信号に変換するステップと、受信装置から通知されるクラスタ割当情報に基づいて、前記周波数領域信号をクラスタに分割し周波数への割り当てを行なうステップと、前記複数のアンテナ毎に循環遅延量を設定するステップと、を有することを特徴とする信号処理方法が提供される。
本発明は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、該プログラムを記録するコンピュータ読みとり可能な記録媒体であっても良い。また、プログラムは、インターネットなどの伝送媒体によって取得されるものでも良い。
本発明によれば、CDDを用いて伝搬路特性の周波数選択性を強くすることにより、動的にクラスタ割当を行うClustered DFT−S−OFDMの周波数選択ダイバーシチ効果を効率良く獲得できる。そのため、信号の誤り率が低減され、結果スループットが向上する。
図1(a)は、本実施の形態による送信装置の一構成例を示す図であり、図1(b)は、受信装置の一構成例を示す図である。 図2(a)は、循環遅延量が小さい場合の例であり、図2(b)は循環遅延量が大きい場合の例である。 本発明の第2の実施の形態において、伝搬路特性を考慮せず割り当てを行う場合の伝搬路特性の周波数依存性を示す図である。 本発明の第4の実施の形態による通信装置を説明するために簡単化した機能ブロック図である。 Clustered DFT−S−OFDM方式の送信装置の一構成例を示す図である。 CDDの概念を示す図である。 本発明の第5の実施の形態による通信装置を説明するための原理図である。
00…符号部、01…インターリーブ部、02…変調部、03…直並列(S/P:Serial to Parallel)変換部、04…離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)部、05…クラスタマッピング部、06…逆離散フーリエ変換(IDFT:Inversed DFT)部、07…並直列(P/S)変換部、08…パイロット信号生成部、09…パイロット多重部、10…循環遅延量決定部、11−1〜2…循環遅延設定部、12−1〜2…サイクリックプレフィックス(CP)付加部、13−1〜2…D/A(Digital to Analog)変換部、14−1〜2…無線部、15−1〜2…送信アンテナ、100…受信アンテナ、101…無線部、102…A/D変換部、103…CP除去部、104…パイロット分離部、105…伝搬路特性・雑音分散推定部、106…伝送路特性デマッピング部、107…離散周波数選択部、108…クラスタ割当情報生成部、109…S/P変換部、110…DFT部、111…クラスタデマッピング部、112…等化部、113…IDFT部、114…P/S変換部、115…復調部、116…デインターリーブ部、117…復号部。
以下に、本発明の各実施の形態による通信技術について図面を参照しながら説明を行う。以下に示す各実施の形態においては、特に断りのない限り、一般的に言われる移動局から基地局への通信である上りリンクでの通信を対象として説明を行っているが、本発明の対象とする通信は、移動局から基地局への通信である上りリンクでの通信に限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態では、クラスタサイズ(1つのクラスタに含まれるサブキャリア数)が定められた場合に、適切なCDDの遅延量を設定する方法を用いた技術について説明を行う。但し、説明を簡単にするため、送信アンテナの数を2とした例について説明を行う。また、クラスタサイズについては、適切な値を送信機・受信機間で決定済みの場合について説明する。
通常、クラスタサイズは送信装置のパワーアンプの特性と送信電力の差(パワーヘッドルームなどと称される場合がある。)により決定される。クラスタサイズを小さくするとPAPR特性が劣化し、逆に大きくするとPAPR特性はシングルキャリア方式のPAPR特性に近づく。従って、送信電力に余裕がある場合(まだ、増幅できる余力がある場合)はクラスタサイズを小さくし、送信電力に余裕がない場合はクラスタサイズを大きくするという制御により、PAPRが劣化することの影響をできるだけ受けないようにすることができる。以下では、この予め決定されるクラスタサイズをCSIZEと称する。
1つ目のアンテナでは送信信号は循環遅延無し、2つ目のアンテナからは送信信号は一定量の循環遅延を与えられて送信されるものとする。2つのアンテナから送信された信号は、空間的に合成されて受信される。この時、2つ目のアンテナから送信された信号の先頭が循環遅延させた分だけ伝搬路で遅延したかのように観測されるので、受信機から見た送信信号に対する伝搬路特性は1つの送信アンテナから送信する場合に比べ周波数選択性が強くなる。図2は、その時の受信機での伝搬路特性(伝搬路特性の周波数依存)の例を示す図である。図2(a)は、循環遅延量が小さい場合の例であり、図2(b)は循環遅延量が大きい場合の例である。図2(b)に示すように、遅延量を増やすと高いピークの数が増加する一方で、特性の落ち込む回数も増加し、1つのピーク周辺の連続した特性の良い帯域は狭くなることがわかる。このような特性を考慮し、クラスタサイズが大きい場合は、循環遅延量を小さくし、クラスタサイズが小さい場合は、循環遅延量を大きくするように制御することにより、クラスタ内で伝搬路変動を小さくし、かつ、できる限り大きく周波数ダイバーシチ利得を得ることが可能になり、通信特性を改善することができる。
次に、遅延量を決定する方法について具体的に説明する。送信アンテナが2の場合に、CDDにおいて与える相対的な循環遅延量をδとする時、2つのアンテナから送信されるそれぞれの信号の周波数領域におけるシンボル毎の位相回転φ、φ’は以下の式(1)で与えられる。
Figure 0005244184
ここで、iはデータシンボルのサブキャリア番号を、NFFTはFFTポイント数を表している。
各送信アンテナと受信アンテナ間の伝搬路の周波数応答がフラットであれば、受信信号の周波数特性は周期(特性のピークとバレーとの繰り返しの周期)が図2(b)に示すようにNFFT/δとなる。クラスタサイズをこの周期NFFT/δの1/2とすれば、伝搬路特性の良いサブキャリアを使用できる(但し、ここでは、特性の良い箇所のみを使用することを目的とし、必ずしも1/2でなくとも良い)。従って、下記の式(2)になるよう循環遅延を設定すれば効率的なダイバーシチ効果が得られる。
Figure 0005244184
実際には、周波数応答がフラットであることはないが、ここで示した式をもとに、算出された値を用いることで、クラスタサイズに応じて適切なCDDの遅延量を設定することができる。
次に、本発明を実施するためのClustered DFT−S−OFDM送受信装置の簡単な構成例について説明する。図1(a)は、本実施の形態による送信装置の一構成例を示す図であり、図1(b)は、受信装置の一構成例を示す図である。ここでは、先にも示したが、クラスタサイズについては適切な値を送受信機間で決定済みの場合について説明する。また、クラスタを実際の送信周波数に割り当てるマッピングについては受信装置側で決定し、フィードバック情報として送信装置に送る場合を想定して説明しているが、クラスタ割当情報生成部(108)は、送信装置側、受信装置側のいずれの側に設けられていても良い。
送信装置は、図1(a)に示すように、送信装置は、送信ビット列の入力側から、符号部00、インターリーブ部01、変調部02、直並列(S/P:Serial to Parallel)変換部03、離散フーリエ変換(DFT:Discrete Fourier Transform)部04、クラスタマッピング部05、逆離散フーリエ変換(IDFT:Inversed DFT)部06、並直列(P/S)変換部07、パイロット信号生成部08、パイロット多重部09、循環遅延量決定部10、循環遅延設定部11−1〜2、サイクリックプレフィックス(CP)付加部12−1〜2、D/A(Digital to Analog)変換部13−1〜2、無線部14−1〜2及び送信アンテナ15−1〜2から構成される。
パイロット多重部09までは、前述した従来例によるClustered DFT−S−OFDMと同様の処理が行われる。パイロット多重部09でパイロット信号が多重された信号は、使用する送信アンテナ数に従って複製されて2つになる。そして、クラスタサイズに合わせて循環遅延量決定部10で定められた循環遅延量が循環遅延設定部11−1〜2において与えられる。但し、CDDでは、通常1つの送信信号には循環遅延を与えないため、循環遅延設定部11−2で遅延を与えれば、循環遅延設定部11−1では遅延を与えなくても良く、またこの設定部を省略しても良い。循環遅延設定部11−1〜2では、与えられた遅延量に応じて回転が与えられる。例えば、X(0)からX(N−1)まで、N個のデータが入力され、循環遅延量がδn(δn>0の整数)と設定された場合、循環遅延部の出力順は、X(N−δn)、X(N-δn+1)、・・・、X(0)、X(1)、…、X(δn−1)となる。このように、循環遅延はデータの時間順序を入れ替えるだけであるため、時間軸で観測される送信信号のPAPR特性には影響を与えない。また、本実施の形態では、パイロット信号についても循環遅延が与えられる場合を想定している。尚、パイロット信号には循環遅延を与えないシステムも想定されるが、その場合には、受信機で循環遅延を考慮した伝搬路推定を行う必要がある。設定された2つの信号は、個々にサイクリックプレフィックス(CP)付加部12−1〜2においてサイクリックプレフィックスが付加される。次いで、各信号はD/A変換部13−1〜2においてアナログ信号に変換された後、無線部14−1〜2において使用する無線周波数にアップコンバートされ、各々の送信アンテナ15−1〜2より送信される。
図1(b)は、受信装置の一構成例を示す機能ブロック図である。図1(b)において、受信装置は、受信アンテナ100、無線部101、A/D変換部102、CP除去部103、パイロット分離部104、伝搬路特性・雑音分散推定部105、伝送路特性デマッピング部106、離散周波数選択部107、クラスタ割当情報生成部108、S/P変換部109、DFT部110、クラスタデマッピング部111、等化部112、IDFT部113、P/S変換部114、復調部115、デインターリーブ部116及び復号部117で構成されている。
図1(a)に示す送信装置から送信された信号は、受信アンテナ101により受信される。この受信信号は、無線部101においてダウンコンバートされ、さらにA/D変換部102でアナログ信号からデジタル信号へ変換される。次に、CP除去部103において信号に付加されていたサイクリックプレフィックスが除去され、パイロット分離部104においてデータを表す信号から伝搬路特性を調べるためのパイロット信号が分離される。分離されたパイロット信号は伝搬路特性・雑音分散推定部105により送受信装置間の伝搬路の周波数特性および雑音の分散が推定される。そして得られた情報は伝送路特性デマッピング部106でデータ信号復元用にデマッピングされる一方で、送信装置でのクラスタ割当のために離散周波数選択部107において各離散周波数の受信状況から伝送に適した周波数(受信品質や帯域の空き状況などに基づいて決定される周波数)が選択される。そして定められたクラスタ毎にどの周波数を使用するかがクラスタ割当情報生成部108において決定され、フィードバック情報として送信装置に伝送される。
一方、パイロット信号を排除したデータ信号はS/P変換部109において直並列変換が行われ、並列データとしてDFT部110を通し周波数軸信号に変換される。そして、クラスタデマッピング部111で各周波数のデータが元の配置に戻され、等化部112においてパイロット信号により得られた伝搬路特性に従い等化処理が行われる。その後、IDFT部113で逆離散フーリエ変換により時間軸信号に戻され、P/S変換部114を通して直列データに復元される。復調部115では符号ビット単位の尤度に復調され、デインターリーブ部116によりビット列に並び変えられた後、最後に復号部117において送信されたデータが復号される。
このように、本実施の形態によれば、クラスタサイズに適した循環遅延を用いた送信ダイバーシチ技術を用いることにより、PAPR特性を劣化させることなく、より効果的にダイバーシチ利得を得ることが可能になるという利点がある。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施の形態による通信技術について図面を参照しながら説明を行う。本実施の形態による通信技術では、端末装置が高速で移動を行っている場合など、時間的に伝搬路の変動が激しい場合を想定している。このような場合に、受信装置で伝搬路推定を行い、送信装置にフィードバックしても、その情報を用いる際の送信では伝搬路特性は変動していることが考えられるため、結果的に伝搬路特性を考慮してのクラスタ割当は効果的ではない。
そこで、高速移動中のような状況では、伝搬路特性に関係なく、どの帯域に割り当てを行っても平均的に高い周波数ダイバーシチが望まれる。
伝搬路特性を考慮せず割り当てを行う場合について図3を参照しながら説明する。図3(a)に示すように、周波数選択性が弱い場合では、割り当て可能な帯域内において連続で伝搬路特性の落ち込むところが存在し、そこにクラスタが割り当てられてしまうと信号の品質が低下してしまう。特に大きなフラットフェージングを受けた場合には、周波数選択性が弱いほど特性の良いところが割り当てられない可能性は高くなる。
これに対し、図3(b)のようにCDDにおいて循環遅延量を大きい値に設定し周波数選択性を強くした場合には、クラスタの割り当てる位置にかかわらず常に割り当て帯域に特性の良い箇所が含まれる可能性が高い。従って、特性の良い帯域の信号からダイバーシチ効果を獲得することにより誤り率を抑えることが可能となる。
以上のように、時間的に伝搬路変動が激しい場合において、循環遅延設定部に与える遅延量についてはClustered DFT−S−OFDMにおけるクラスタサイズより伝搬路特性の周波数選択性の周期を短くすることにより、クラスタ内に特性のピークが少なくとも1つ含まれることになる。周波数選択性の周期は第1の実施の形態において説明したようにNFFT/δで与えられることから、以下の式(3)で示されるように循環遅延量δを設定すれば効果的に周波数ダイバーシチ効果を獲得することができる。
Figure 0005244184
本実施の形態における送受信装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態における構成例とほぼ同様であるが、受信装置の伝搬路特性・雑音分散推定部(105)において時間による伝搬路変動の大きさについて判定が行われる。そして、変動が大きく、伝搬路特性の良いところへのクラスタ割当が困難と判定された場合、その情報が送信装置内の循環遅延量決定部(10)に送られ、上記(3)式で与えられた循環遅延量に基づき循環遅延の設定が行われる。尚、伝搬路変動情報は送信装置において独自に計測が行われても良い。
[第3の実施の形態]
第2の実施の形態までは、使用する送信アンテナ数を2と定めた場合について示してきた。本実施の形態では、N(>2)本の送信アンテナを用いた場合の例について説明する。まず、第1の実施の形態で述べたように、クラスタサイズが伝搬路特性の周波数選択性の周期に合わせ、特性の良いところだけに割り当てられるよう循環遅延量を設定する場合を考える。
n(1<n≦N)番目のアンテナで与えられる周波数回転φ(n)iは、以下の式で表される。
Figure 0005244184
δnはアンテナ毎に決定される値である。δnに関して、必要となる条件は、受信装置で生じると予想される伝搬路の周波数応答の変動周期が、クラスタサイズの2倍以上であることである(第1の実施形態では2倍とした)。従って、アンテナが3本以上ある場合には、各アンテナの循環遅延量(循環遅延を設定しないアンテナを除く)は、以下の式(5)を満たすことが要求される。
Figure 0005244184
さらに、(5)式を満たすδnのうち最大の整数をδmとした場合に、他のアンテナに設定する循環遅延量をδm×a/(N−1)(aは1≦a≦N−2を満たす自然数)に近い整数となるように他のδnを設定することで、循環遅延量を偏りなく設定できるため、効果的にダイバーシチ効果を得ることができる。
次に、第2の実施の形態の場合において、アンテナが3本以上ある場合は、(6)式を満たすように設定すればよい。
Figure 0005244184
また、(6)式を満たすδnうち、最小の整数をδjとした場合、他のアンテナに設定する循環遅延量をδj×(a+1)(aは1≦a≦N−2を満たす自然数)となるように他のδnを設定することにより、循環遅延量を偏りなく設定できるため、効果的にダイバーシチ効果を得ることができる。
[第4の実施の形態]
上記第1から第3までの実施の形態では、Clustered DFT−S−OFDM方式について説明してきた。本発明の第4の実施の形態では、通常のシングルキャリアの形式であるDFT−S−OFDM信号を複数使用する場合について説明する。但し、説明を簡単にするために、DFT−S−OFDM信号を2つ同時に送信する場合を例にして説明を行う。尚、DFT−S−OFDM信号が3以上であっても、同様に対応することができる。
図4は、本実施の形態による通信装置を説明するために簡単化した機能ブロック図である。図4において、符号300−1、2はDFT−S−OFDM信号を生成するための機能ブロックであり、図5におけるブロック1000から1004までの機能が含まれる。機能ブロック301−1、2は、信号に循環遅延を与えるためのプレコーディング部である。第1、第2の実施の形態では、時間領域、即ち、IDFTの後に循環遅延を与えていたが、本実施の形態ではIDFTの前のプレコーディング処理として、循環遅延を与えている。第1の実施の形態への適用を考えると、この処理は循環遅延量に基づいた周波数回転を、下記の式(7)、(8)に基づいて各サブキャリアに割り当てることになる。
Figure 0005244184
Figure 0005244184
但し、iはIDFT部での入力番号であるサブキャリア番号である。φiはアンテナ308−1に接続される信号に対する位相回転量、φi’はアンテナ308−2に接続される信号に対する位相回転量である。
本実施の形態における特徴点は、DFT−S−OFDM信号が、300−1、300−2とで必ず同じ帯域になるとは限らないことである。そこで、各信号の帯域(使用するサブキャリア数)をS1、S2とすると、プレコーディング部300−1、300−2で与えられる周波数領域の回転量はS1、S2を第1から第3までの実施の形態におけるクラスタサイズとみなした値になる。即ち、それぞれCSIZE=S1又はS2である。
従って、プレコーディング部301−1に入力される信号は、DFT−S−OFDM信号生成部1で生成される信号のサブキャリア数S1であり、プレコーディング部301−2に入力される信号は、DFT−S−OFDM信号生成部2で生成される信号のサブキャリア数S2である。
異なる循環遅延に対応したプレコーディングを行うためには、本実施の形態で示したように、循環遅延に対応した位相回転を周波数領域において与えなくてはならない。
マッピング部302−1、302−2では、使用するサブキャリア番号に対してデータを割り当てる。但し、使用しないサブキャリアについては、通常“0”を入力する。
IDFT部303−1、2からアンテナ部308−1、2までは、図5のIDFT部1006からアンテナ部1013までと同じ機能を有する(但し、パイロット多重部は省略している。)。
このように、本実施の形態では、循環遅延を周波数領域で与えることにより、複数の帯域幅をもつ信号のそれぞれに対して、適切なプレコーディングを行うことが可能になる。
尚、本実施の形態では、異なる帯域のDFT−S−OFDM信号に対する処理を行う例について記載したが、異なるClusterサイズを有する複数のClusetered DFT−S−OFDMに対しても容易に適用できることは明らかである。
[第5の実施の形態]
上記第1から第4までの実施の形態は、CDDの循環遅延量を変更することで疑似的に伝搬路の周波数選択性を変化させ、割当に最適な伝搬路特性とすることで、高い送信ダイバーシチ効果を得ることを目的としている。しかしながら、受信装置では雑音の影響が大きい等、受信環境が劣悪である場合に、伝搬路推定において雑音補償の一手法として周波数方向の平均化(フィルタリング等)を行うことがある。このような状況においてCDDにより一定以上周波数選択性を強くした場合、与えられた周波数選択性は伝搬路推定におけるフィルタリングにより雑音と判断されてしまう。結果、伝搬路推定精度を低下させることに繋がり、所望の送信ダイバーシチ効果が得られないことになる。
そこで、本実施の形態では、伝搬路推定での雑音補償として周波数方向平均化を用いる受信装置に対し伝送を行う場合には、小さい循環遅延量または循環遅延量無しとして伝送を行い、その他の手法により伝搬路推定精度が十分に維持可能な受信装置に伝送を行う場合には、大きな循環遅延量または第1から第4の実施形態までで指定したような循環遅延量を与える。
ここで、周波数方向平均化を用いることが想定される受信装置としてLTEのような送信ダイバーシチをサポートしていない基地局が挙げられる。このようなLTE基地局においては、伝搬路推定はCDDで大きな循環遅延量を与えた際に得られる様な強い周波数選択性を持つ伝搬路環境を想定していない。したがって、図7(a)に示すように、周波数方向の平均化のような周波数選択性が比較的弱い伝搬路に対して行なわれる伝搬路推定法が用いられていることが考えられ、周波数選択性が過剰に強い場合には伝搬路推定精度は劣化する可能性が高い。しかしながら、LTEと後方互換性を持つLTE−Aの上り回線の移動局は複数の送信アンテナを持つことが可能であるため、送信ダイバーシチを用いることが可能である。また、CDDは受信装置において特別な動作を必要としないため、LTE−Aに対応した移動局でCDDを行った送信信号をLTEの基地局で受信する場合が考えられる。この場合にはCDDにより大きな循環遅延量を与えることは伝送特性の劣化につながる恐れがある。そこで、LTE−Aのような送信ダイバーシチをサポートしている規格の移動局においてCDDを行う場合、LTEの基地局に対しては、伝搬路推定精度の劣化を考慮し、0を含む小さな循環遅延量を与える。
一方、図7(b)に示すようにLTE−A基地局の様に送信ダイバーシチをサポートしている基地局に対しては強い周波数選択性フェージングに耐性を持った伝搬路推定が行なわれることから、適応的に最適な循環遅延量を与える。これにより受信装置の伝搬路推定方法に応じて効率よく送信ダイバーシチ効果を獲得することができる。
また、本実施の形態において使用する送信ダイバーシチはCDDのみの場合について記述しているが、送信装置並びに一部の受信装置がCDDを含めSFBCやSTBCといった複数の送信ダイバーシチ方式をサポートしている場合、送信装置は送信ダイバーシチ方式をサポートしていない受信装置に対しては小さい循環遅延量のCDD、送信ダイバーシチ方式をサポートしている受信装置に対しては異なる方式の送信ダイバーシチ方式といった適用方法も可能である。
本発明は、通信装置に利用可能である。

Claims (11)

  1. 複数のアンテナを具備する送信装置であって、
    第1の時間領域信号を変換して周波数領域信号を生成するSC−FDMA信号生成部と、
    前記周波数領域信号を分割して、あるいは前記周波数領域信号を複数用いて、構成される複数のクラスタの各々に対して、送信に使用する前記アンテナ毎に所定の位相回転を設定するプレコーディング部と、
    前記位相回転を与えられた複数のクラスタを伝送に使用するサブキャリアに配置するマッピング部と、
    前記マッピングされた複数のクラスタから構成される信号に対してIDFTを行なうことにより第2の時間領域信号を生成するIDFT部と、
    を具備し、
    前記所定の位相回転は、前記クラスタ内において隣接するサブキャリア間の位相回転量が一定となるように与えられ、前記サブキャリア間の位相回転量は前記クラスタ毎に個別に設定されることを特徴とする送信装置。
  2. 前記プレコーディング部は、
    前記クラスタ毎に設定されるサブキャリア間の位相回転量を該クラスタのクラスタサイズに基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記プレコーディング部は、
    位相回転を与えるクラスタのクラスタサイズが大きい場合には、クラスタサイズが小さい場合と比べて前記サブキャリア間の位相回転量を小さくすることを特徴とする請求項記載の送信装置。
  4. 前記プレコーディング部は、
    前記サブキャリア間の位相回転量について、位相回転を与えるクラスタのクラスタサイズに反比例するように設定することを特徴とする請求項記載の送信装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の送信装置と、
    前記送信装置に通知するクラスタ割り当て情報を生成するクラスタ割当情報生成部を備える受信装置と、を有する無線通信システム。
  6. 複数のアンテナを具備する送信装置における信号処理方法であって、
    第1の時間領域信号を変換して周波数領域信号を生成するステップと、
    前記周波数領域信号を分割して、あるいは前記周波数領域信号を複数用いて、構成される複数のクラスタの各々に対して、前記複数のアンテナの少なくとも1本において所定の位相回転を設定するステップと、
    前記位相回転を与えられた複数のクラスタを伝送に使用するサブキャリアに配置するステップと、
    前記配置された複数のクラスタから構成される信号に対してIDFTを行なうことにより第2の時間領域信号を生成するステップと、
    前記第2の時間領域信号を送信するステップと、
    を有し、
    前記所定の位相回転は、前記クラスタ内において隣接するサブキャリア間の位相回転量が一定となるように与えられ、前記クラスタ毎に個別に設定されることを特徴とする信号処理方法。
  7. 請求項に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 前記プレコーディング部は、
    前記クラスタ毎に設定されるサブキャリア間の位相回転量を受信装置の伝搬路推定精度に基づいて決定することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  9. 前記プレコーディング部は、
    伝搬路推定に周波数方向平均化を用いる受信装置に対して送信する際には周波数方向平均化を用いない受信装置に対して送信する際より、前記サブキャリア間の位相回転量を小さく設定することを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  10. 前記プレコーディング部は、
    前記サブキャリア間の位相回転量を受信装置が送信ダイバーシチに対応しているかに基づいて決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の送信装置。
  11. 前記プレコーディング部は、
    送信ダイバーシチに対応していない受信装置に対して送信する際には送信ダイバーシチに対応している受信装置に対して送信する際より、前記サブキャリア間の位相回転量を小さく設定することを特徴とする請求項10に記載の送信装置。
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