JP5243975B2 - 熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品及びその製造方法 - Google Patents

熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含む熱伝導部材に接する、半導体パッケージ放熱用部品に関する。
CPU(Central Processing Unit)等に使用される半導体素子は、パッケージ上に電気的に接続され、固定される。半導体素子は、動作時に高温となるため、半導体素子の温度を強制的に下げなければ、半導体素子の性能を発揮できず、半導体素子が壊れる可能性がある。したがって、半導体素子上に、放熱板(ヒートシンク)や、放熱フィン(あるいはヒートパイプ)を装着することにより、半導体素子が発する熱を外部に有効に放出する経路を確保している。半導体素子と、放熱板等の間には、熱伝導部材(TIM;Thermal Interface Material)を挟み、それぞれの凹凸面に追従して接触熱抵抗を減らし、スムーズな熱伝導が行なわれるよう試みられている。
図1は、半導体パッケージに従来の放熱部品を装着した例を示す断面図である。半導体パッケージにおいて、基板100に搭載された半導体素子200から発する熱は、半導体素子200上に配置した熱伝導部材300を介して放熱板400に伝熱される。また、放熱板400に伝熱された熱は、放熱板400上に配置した熱伝導部材300を介して放熱フィン500に伝熱される。
このように、熱伝導部材300は、半導体素子200と放熱板400とを、また放熱板400と放熱フィン500とを、直接接触させずに熱的に接続する手段として使用される。
熱伝導部材300の材料には、熱伝導性の良いインジウムが使用されることが多いが、インジウムは希少金属であるため、高価であり、将来的に供給の面で不安がある。また、放熱板400に密着させるためのリフロー等の熱処理が必要とされるため、製造工程が複雑という問題もあった。
そのため、熱伝導部材300の他の例として、シリコングリース、あるいは高熱伝導性物質としての金属フィラー、グラファイト等を含有した有機系の樹脂バインダー等が使用されている。また、カーボンナノチューブを熱伝導方向に配列させて、樹脂で成形してシート状にした熱伝導部材300も知られている。
特開2005−347500号公報 特開2004−349497号公報 特開2008−205273号公報
しかしながら、上記した金属フィラーや、グラファイト等の高熱伝導性物質を、樹脂をバインダーとして成形した熱伝導部材300は、樹脂の熱伝導性が高くないため放熱性能的に問題があった。また、熱伝導方向に配列させたカーボンナノチューブは、カーボンナノチューブ端面と放熱部品との接触熱抵抗が大きく、期待される性能が得られないという問題があった。
例えば、図2は、高熱伝導性物質を含有した熱伝導部材と従来の放熱部品との接触面を示す断面図である。図2に示すように、放熱板400又は放熱フィン500(以下、放熱板400を例に示す。)と熱伝導部材300との接触面は、ミクロ的には表面が粗くなっているため、空間600が生じている。また、熱伝導部材300は、熱伝導部材300の最表面が、樹脂の割合の高い層である低熱伝導物質層301に覆われている。
したがって、放熱板400と金属フィラーや、グラファイト等の高熱伝導性物質302との間に物理的な接触がなく、放熱板400と高熱伝導性物質302との間の接触熱抵抗が大きくなり、熱伝導性が低くなるため、放熱性が良くないという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、熱伝導性が高く放熱性の良い半導体パッケージ放熱用部品を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品であって、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面は、針状又は刃状の凸形状の領域を有し、前記凸形状の先端部は、前記高熱伝導性物質に突き刺しており、前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品により解決することができる。
また、半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品であって、前記熱伝導部材の当該半導体パッケージ放熱用部品と接する面は、低熱伝導物質層を有し、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記低熱伝導物質層と接する面は、針状又は刃状の凸形状の領域を有し、前記凸形状の先端部は、前記低熱伝導物質層を突き破り、前記高熱伝導性物質に突き刺しており、前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品により解決することができる。
また、半導体パッケージ上に配置され、半導体パッケージ放熱用の高熱伝導性物質を有した熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品であって、前記熱伝導部材は、熱伝導方向に配列させたカーボンナノチューブを有し、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面は、針状又は刃状の凸形状の領域を有し、前記凸形状の先端部は、前記高熱伝導性物質に突き刺していることを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品により解決することができる。
更に上記課題は、半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、プレス加工又はマイクロエッチングにより、針状又は刃状の凸形状の領域を形成する工程と、前記針状又は刃状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法によっても解決することができる。
更にまた、半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、粗面化された表面を形成するめっきにより、針状の凸形状を有する粗面化された膜を形成する工程と、前記針状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であっても良い。
また、半導体パッケージ上に配置され、半導体パッケージ放熱用の高熱伝導性物質を有した熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、プレス加工又はマイクロエッチングにより、針状又は刃状の凸形状の領域を形成する工程と、前記針状又は刃状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であっても良い。
また、半導体パッケージ上に配置され、半導体パッケージ放熱用の高熱伝導性物質を有した熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、粗面化された表面を形成するめっきにより、針状の凸形状を有する粗面化された膜を形成する工程と、前記針状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であっても良い。


本発明によれば、熱伝導性が高く放熱性の良い半導体パッケージ放熱用部品を提供することを可能とする。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(半導体パッケージ放熱用部品)
図3は、本実施形態に係る放熱板及び放熱フィンを半導体パッケージに装着した断面図である。図3に示すように、本実施形態に係る放熱板40は、基板10に搭載された半導体素子20の上面に設置された熱伝導部材としてのTIM30の上面に配置されている。また、本実施形態に係る放熱フィン50は、放熱板40の上面に設置されたTIM30の上面に配置されている。
なお、TIM30は、例えば金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、カーボンナノチューブ等の高熱伝導性物質を含有し、エポキシ樹脂や有機系の樹脂を主成分として成形されている。また、TIM30は、カーボンナノチューブを熱伝導方向に配列させ樹脂で成形してシート状にした熱伝導部材であっても良い。
TIM30は、半導体素子20と放熱板40との間に配置されることにより、半導体素子20と放熱板40とを熱的に接続する。またTIM30は、放熱板40と放熱フィン50との間に配置されることにより、放熱板40と放熱フィン50とを熱的に接続する。
放熱板40は、例えばヒートシンク等を示し、放熱フィン50は、例えばヒートポンプが付いた放熱フィン等を示す。放熱板40、及び放熱フィン50は、例えば無酸素銅にニッケルめっきを施したものやアルミニウム等の熱伝導率の良い材料からなり、半導体素子20が発する熱を外部に伝熱放散させる役割を担う。なお、放熱板40の厚さは、約0.5〜2mmである。
図3に示すように、放熱板40と放熱フィン50のTIM30と接する面には、プレス加工により形成された凸形状60の領域を有する。なお、本実施形態では、放熱板40の上下両面に凸形状60領域を有しているが、特に両面に限定されるものではない。
図4は、低熱伝導物質層と高熱伝導性物質からなるTIMの断面図である。図4に示すように、TIM30の最表面は、低熱伝導物質層31で覆われて、高熱伝導性物質32は、TIM30の内部に含まれている。
低熱伝導物質層31は、樹脂の割合が高い層であり、金属フィラー等の高熱伝導性物質32をわずかに含むだけであるため、熱伝導性が低くなっている。
高熱伝導性物質32には、例えば導電性金属である金属フィラー、カーボンフィラー、又はグラファイト、カーボンナノチューブ等のうち少なくとも1つを含み、それらが密集しているため、熱伝導性が高い。なお、TIM30の全体の厚さは、約0.25mmであり、低熱伝導物質層31の厚さは、約4μm〜5μmである。また、低熱伝導物質層31の硬度は、例えば40〜90Asker Cである。
図5は、放熱板又は放熱フィンとTIMとの接触面を拡大した断面図である。図5に示すように、放熱板40又は放熱フィン50に形成された凸形状60は、針状又は刃状である。また、凸形状60の先端部62は、TIM30の例えば樹脂バインダー等の低熱伝導物質層31を突き破り、例えば金属フィラー等の高熱伝導性物質32に突き刺している。
ここで、針状とは、凸形状60の先端部62が、例えば針のように鋭利な形状となっていることを意味する。また、刃状とは、凸形状60の先端部62が点ではなく、例えば図9で後述する凸条部63のように稜線になっており、稜線を形成する角度が鋭く、鋭利な形状となっていることを意味する。
また、突き破るとは、TIM30の低熱伝導物質層31を凸形状60の先端部62が貫通することを意味し、突き刺すとは、凸形状60の先端部62がTIM30の高熱伝導性物質32に切り込んでいること、到達し、接触していることも含む。
図6は、放熱板又は放熱フィンのTIMと接する面を拡大した断面図である。図6に示すように、放熱板40又は放熱フィン50は、プレス加工により形成された三角形の凸形状60が複数個形成されている領域を有する。
また、三角形の凸形状60の根元から先端部62までの高さL1は、約5μmである。なお、凸形状60は、上から平面的に見た場合に例えば三角錐、四角錐、円錐等とすることができる。また、凸形状60の硬度は、例えばビッカース硬度約40〜120HVである。
図7は、放熱板又は放熱フィンのTIMと接する面を拡大した平面図である。プレス加工により形成された放熱板40又は放熱フィン50の凸形状60を上から平面的に見た場合は例えば三角錐又は四角錘等となっている。
具体的には、図7(A)は、凸形状が三角錐の例である。図7(A)に示すように、放熱板40がTIM30に接する面には、複数の三角錐の凸形状60が形成され、同一形状の凸形状60が均等間隔に配列されている。また、図7(B)は、凸形状が四角錐の例である。
なお、凸形状60の放熱板40又は放熱フィン50上の配置は均等間隔でなくても良く、凸形状60の先端部62が、高熱伝導性物質32に突き刺さり、効率良く熱伝導性が高くなる配置であれば良い。
(図6に示す半導体パッケージ放熱用部品の変形例1)
図8は、図6に示す放熱板又は放熱フィンの変形例を示す断面図である。図8に示すように、放熱板40又は放熱フィン50がTIM30と接する面において形成された複数個の凸形状60の形は、図6に示した三角形に限らず、プレス加工により形成された、のこぎり形であっても良い。
(図6に示す半導体パッケージ放熱用部品の変形例2)
図9は、図6に示す放熱板又は放熱フィンの変形例を示す斜視図である。図9に示すように、放熱板40又は放熱フィン50がTIM30に接する面において形成された複数個の凸形状60の形は、プレス加工により形成された先端が刃状である三角柱の凸条部63であっても良い。
また、図9に示す凸条部63は、放熱板40又は放熱フィン50がTIM30に接触する面に、平行方向に並列して形成されても良く、平行方向及び直角方向に配列して形成されても良く、様々な方向へ配列して形成されることが可能である。
上述したように、本実施形態では、放熱板40又は放熱フィン50のTIM30と接する面に設けられた凸形状60及び凸条部63は、鋭利な形状の先端部62を有し、先端部62が、TIM30の樹脂バインダーを多く含む低熱伝導物質層31を貫通している。これにより、凸形状60等の先端部62が、TIM30内部の、例えば金属フィラー、グラファイト、カーボンナノチューブ等の高熱伝導性物質32に接触する確率を上げることができる。
また、本実施形態では、凸形状60の先端部62と、TIM30内の高熱伝導性物質32とが物理的に接触することにより、高熱伝導の経路が確保でき、TIM30と、放熱板40又は放熱フィン50との接触熱抵抗を減らすことが可能となる。これにより、熱伝導性が高くなるため、図3に示す半導体素子20から発する熱を外部に放出する放熱性を良くすることが可能となる。
更に、本実施形態では、放熱板40又は放熱フィン50の表面積を増すことで、TIM30と放熱板40又は放熱フィン50との接触面積が増えるため、熱伝導をより効率良く行うことが可能となり、放熱性を更に良くすることが可能となる。
(半導体パッケージ放熱用部品の製造方法)
次に、上記した放熱板40及び放熱フィン50の製造方法について図10〜図12にしたがって説明する。
図10は、半導体パッケージ放熱用部品の製造工程を示すフローチャートである。図10に示すように、まず、放熱板40に凸形状60を形成する(S20〜22)。S20では、例えば無酸素銅にNiめっきが施された放熱板40を用意する。
次に、S22では、放熱板40のTIM30に接する面に対して、プレス加工により凸形状60を形成する。このプレス加工の方法は公知の方法とする。本実施形態では、放熱板40の上下両面に対して凸形状60を形成する。
凸形状60は、針状及び刃状の形状とし、例えば図3、図5〜図9に示した形状とする。なお、凸形状60は、後述する放熱板40をTIM30に加圧したときに、TIM30の低熱伝導物質層31を突き破り、凸形状60の先端部62が高熱伝導性物質32に突き刺さるような鋭利な形状とする。
より具体的には、上記図6、図8で示した凸形状の三角形及びのこぎり形の先端部62をなす二辺の角度は、凸形状60の硬度、後述する放熱板40をTIM30に加圧する圧力、低熱伝導物質層31の厚さ及び硬度等により適宜変更する。このようにして、凸形状60の先端部62が、TIM30の低熱伝導物質層31を突き破り、高熱伝導性物質32に突き刺さるようにする。
同様に、凸形状60の放熱板40上の配置、配列の仕方、凸形状の個数も、後述する放熱板40をTIM30に加圧したときに、凸形状60の先端部62が、TIM30の低熱伝導物質層31を突き破り、高熱伝導性物質32に突き刺さるよう適宜変更する。
このようにして、放熱板40に凸形状60を形成する。なお、上記放熱部品処理工程S20〜22において、例えば無酸素銅の放熱板40に凸形状60を形成してから、Niめっきを施してもよい。
次に、放熱フィン50に対しても同様に凸形状60を形成する。放熱フィン50に凸形状60を形成する工程について説明する(S30〜S32)。
S30では、例えばアルミニウム等の熱伝導率の良い放熱フィン50を用意する。放熱フィン50は、ヒートパイプが付いていても良い。次に、S32では、放熱フィン50のTIM30に接する面に対して、プレス加工により凸形状60を形成する。このプレス加工の方法は公知の方法とする。
具体的な凸形状60の形状、凸形状60の放熱フィン50への配置、配列の仕方、個数は、S22で放熱板40に凸形状60を形成するときと同様とする。このようにして、放熱フィン50に凸形状60を形成する。なお、この工程(S30〜S32)は、放熱板40に凸形状60を形成する工程(S20〜S22)と同時に又は予め別に行っておくことも可能である。
次に、凸形状60を形成した放熱板40と放熱フィン50をTIM30に装着する工程を、図11を用いながら説明する(S42〜S46)。図11は、半導体パッケージ放熱用部品装着工程を示す図である。ここで、TIM30を2つ用意する(TIM30A、TIM30B)。
S42では、TIM30Aと放熱板40を用意し、図11(A)に示すように、放熱板40の上面に形成した凸形状60をTIM30Aの下面に向けて、加圧する。次に、S44では、放熱板40の下面に設けた凸形状60をTIM30Bの上面に向けて、加圧する。
次に、S46では、放熱フィン50を用意し、図11(A)に示すように、放熱フィン50の下面に形成した凸形状60を、TIM30Aの上面に向けて加圧する。
このようにして、図11(B)に示すように、放熱板40及び放熱フィン50をTIM30A、Bにそれぞれ装着する。
なお、S42から46の工程で、加える圧力は、約0.5MPa〜5MPaである。この圧力は、凸形状60の先端部62が、低熱伝導物質層31を突き破り、高熱伝導性物質32に突き刺さることができる圧力とする。具体的には、この圧力は、上記に示した放熱板40の加工面の硬度(ビッカース硬度約40〜120HV)、先端部62の鋭さ、凸形状60の密度、TIM30の低熱伝導物質層31の厚さ(約4μm〜5μm)、硬さ(40〜90Asler C)等により適宜変更する。
次に、図11(C)の放熱部品装着図にしたがって、半導体パッケージ実装工程について説明する。図12は、半導体パッケージ実装工程を示すフローチャートである。図12に示すように、S50は、基板10に半導体素子20を実装する工程である。ここでは、基板10上に半導体素子20を配置した後、公知の方法で接着固定する。
次に、S52は、S46の処理により放熱部品製造工程で得られた放熱部品を半導体素子20に接着する。具体的には、例えば図11(C)に示すように、S46において、放熱フィン50、TIM30A、放熱板40を装着したTIM30Bの下面と、S50で基板上に実装した半導体素子20の上面を合わせて、接着する。
これにより、上記図3に示した半導体パッケージが完成する。なお、上記順序は、適宜変更することができる。例えば、放熱板40を装着したTIM30Bの下面を、半導体素子20の上面に接着した後、放熱板40の上面にTIM30Aの下面を装着し、TIM30Aの上面に、放熱フィン50を装着してもよい。
上述した方法により製造された放熱板40又は放熱フィン50は、放熱板40又は放熱フィン50に設けられた凸形状60が高熱伝導性物質32と物理的に接触するため、高熱伝導の経路が確保され、放熱板40又は放熱フィン50と高熱伝導性物質32との間の接触熱抵抗が低くなり、熱伝導性が高くなる。したがって半導体素子20から発する熱を外部に放出する放熱性を良くすることが可能となる。
また、このように放熱板40又は放熱フィン50に凸形状60を設けることにより、放熱板40又は放熱フィン50とTIM30との間の接触面積が増加する。これにより、放熱板40又は放熱フィン50とTIM30との熱伝導性がさらに高くなるため、放熱性をさらに良くすることができる。
(半導体パッケージ放熱用部品の製造方法の変形例1)
ここで、上記S22及びS32の工程でプレス加工によって形成した放熱板40と放熱フィン50の凸形状60は、エッチングにより形成することもできる。エッチングの方法は公知の方法とするが、有機酸系マイクロエッチング剤を使用すると良い。
(半導体パッケージ放熱用部品の製造方法の変形例2)
上記S22及びS32工程でプレス加工によって形成した、放熱板40と放熱フィン50の凸形状60は、めっきにより形成することもできる。図13は、めっきにより形成された凸形状を有する粗面化された膜を示す図である。
図13に示すように、めっきにより粗面化された粗面化膜70は、針状の凸形状72を有し、凸形状72の先端部74は、鋭利な形状となっている。粗面化膜70を形成するめっきの方法は、電解めっきでも無電解めっきでも良い。
なお、凸形状72の先端部74は、上記製造方法のS42〜S46の工程において、放熱板40と放熱フィン50をそれぞれTIM30A、Bに向けて加圧するときに、先端部74がTIM30の低熱伝導物質層31を突き破り、高熱伝導性物質32に、突き刺すように鋭く形成する。
また、放熱板40又は放熱フィン50に粗面化膜70を形成した後、S42〜S46においてTIM30に加圧するときの圧力は、凸形状72の先端部74が、低熱伝導物質層31を突き破り、高熱伝導性物質32に突き刺さる程度とする。なお、S42〜S46における圧力は、凸形状72の硬度、先端部74の鋭利さ、放熱板40又は放熱フィン50上の凸形状72の密度、TIM30の低熱伝導物質層31の厚さ及び硬さ等により適宜変更する。
図14は、図13に示す放熱板又は放熱フィンとTIMとの接触面を拡大した断面図である。図14に示すように、上述しためっきにより放熱板40又は放熱フィン50に形成された粗面化膜70上の凸形状72の先端部74は、TIM30の低熱伝導物質層31を突き破り、高熱伝導性物質32に突き刺している。
したがって、上述した方法により製造された放熱板40又は放熱フィン50は、放熱板40又は放熱フィン50に設けられた凸形状72が高熱伝導性物質32と物理的に接触するため、高熱伝導の経路が確保され、放熱板40又は放熱フィン50と高熱伝導性物質32との間の接触熱抵抗が低くなり、熱伝導性が高くなる。これにより、半導体素子20から発する熱を外部に放出する放熱性を良くすることが可能となる。
また、上述した方法により放熱板40又は放熱フィン50に凸形状72を設けることにより、放熱板40又は放熱フィン50とTIM30との間の接触面積が増加する。これにより、放熱板40又は放熱フィン50とTIM30との熱伝導性がさらに高くなるため、放熱性をさらに良くすることができる。
(半導体パッケージ放熱用部品の変形例3)
図15は、図13に示す放熱板又は放熱フィンと、粒形の高熱伝導性物質を含有したTIMとの接触面を拡大した断面図である。図15に示す放熱板40又は放熱フィン50には、凸形状72を有する粗面化膜70が形成されている。また、凸形状72の先端部74は、TIM30の樹脂バインダー等の低熱伝導物質層31を突き破り、粒形の高熱伝導性物質32である、例えば金属フィラー、グラファイト等のうち少なくとも1つからなる成形物に突き刺している。
(半導体パッケージ放熱用部品の変形例4)
図16は、図13に示す放熱板又は放熱フィンと、線形の高熱伝導性物質を含有したTIMとの接触面を拡大した断面図である。図16に示す放熱板40又は放熱フィン50には、凸形状72を有する粗面化膜70が形成されている。また、凸形状72の先端部74は、TIM30の樹脂バインダー等の低熱伝導物質層31を突き破り、線形の高熱伝導性物質32である、例えば、カーボンナノチューブ等に突き刺している。なお、図15及び図16に示す凸形状72は、図6又は図8に示す凸形状60としても良い。
図15、及び図16に示すように、放熱板40又は放熱フィン50には、凸形状72を有する粗面化膜70が形成され、凸形状72の先端部74は、樹脂バインダーを多く含む低熱伝導物質層31を貫通している。これにより、凸形状72の先端部74が、TIM30内部の、例えば金属フィラー、グラファイト、カーボンナノチューブ等の高熱伝導性物質32に接触する確率を上げることができる。また、凸形状72の先端部74と、TIM30内の高熱伝導性物質32とが物理的に接触することにより、高熱伝導の経路が確保でき、TIM30と、放熱板40又は放熱フィン50との接触熱抵抗を減らすことが可能となる。
更に、放熱板40又は放熱フィン50の表面積を増すことで、TIM30と放熱板40又は放熱フィン50との接触面積が増えるため、熱伝導をより効率良く行うことが可能となる。
(半導体パッケージ放熱用部品の変形例5)
図17は、樹脂シート内に金属やカーボン等のピラーを貫通させたTIMを示す図である。図17に示すように、TIM35は、樹脂シート37内に金属やカーボン等のピラーである高熱伝導性物質39を貫通させたシートである。
図17の拡大図に示すように、樹脂シート37と高熱伝導性物質39の水平面における高さを比較すると、樹脂シート37の樹脂面に対して、金属ピラーである高熱伝導性物質39の方が窪んで、わずかに低くなっている。このため、例えば従来の放熱板を使用した場合に、放熱板とTIM35との接触面には空気層ができて、接触熱抵抗が上がり、熱伝導性を低くしていた。
図18は、図6に示す放熱板又は放熱フィンと、図17に示すTIMとの接触面を拡大した断面図である。図18に示すように、放熱板40又は放熱フィン50におけるTIM35との接触面は凸形状60の領域を有している。したがって、放熱板40又は放熱フィン50は、凸形状60の鋭い形状をした先端部62が、TIM35における樹脂シート37と高熱伝導性物質39を突き刺している。
これにより、TIM35の高熱伝導性物質39が樹脂シート37よりも低くなっていたとしても、放熱板40又は放熱フィン50の凸形状60の先端部62は、高熱伝導性物質39と物理的に接触するため、高熱伝導の経路が確保できる。また、放熱板40又は放熱フィン50の凸形状60により、高熱伝導性物質39との間の接触面積が増加し、熱伝導をより効率良く行うことが可能となる。よって半導体素子20から発する熱を外部に放出する放熱性能を良くすることが可能となる。
(半導体パッケージ放熱用部品の変形例6)
図19は、カーボンナノチューブを熱伝導方向に配列させ樹脂で成形してシート状にしたTIMと、従来の放熱板との接触面を拡大した断面図である。図19に示すように、放熱板400の表面の形状の起伏は、カーボンナノチューブのような線状の長さにバラツキのある高熱伝導性物質32に対して小さい。そのため、長さの短いカーボンナノチューブ等の高熱伝導性物質32が放熱板400の表面に到達できず、放熱板400の表面と、高熱伝導性物質32との間に空間600が生じている。
したがって、放熱板400の表面と、高熱伝導性物質32との間の熱抵抗が大きくなり熱伝導性が低くなるため、放熱性が良くなかった。
図20は、図13に示す放熱板又は放熱フィンと、図19に示すTIMとの接触面を拡大した断面図である。図20に示すように、放熱板40又は放熱フィン50の凹凸加工表面に凸形状72を有する粗面化膜70が形成されている。なお、凸形状72は、図6又は図8に示す凸形状60としても良い。
図20に示すように、凸形状72の先端部74は、TIM30の内部又はTIM30の表面にある、例えば金属フィラーやカーボンナノチューブ等の高熱伝導性物質32に突き刺している。
したがって、凸形状72の先端部74が、TIM30の内部又はTIM30の表面にある、例えば金属フィラーやカーボンナノチューブ等の高熱伝導性物質32に接触する確率を上げることができ、熱伝導性を向上させることが可能となる。
また、放熱板40又は放熱フィン50の表面積を増すことで、TIM30と放熱板40又は放熱フィン50との接触面積が増えるため、熱伝導をより効率良く行うことが可能となる。
上述したように、本発明によれば、熱伝導性が高く放熱性の良い半導体パッケージ放熱用部品を提供することを可能とする。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は、上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形、変更が可能なものである。
半導体パッケージに従来の放熱部品を装着した例を示す断面図である。 高熱伝導性物質を含有した熱伝導部材と従来の放熱部品との接触面を示す断面図である。 本実施形態に係る放熱板及び放熱フィンを半導体パッケージに装着した断面図である。 低熱伝導物質層と高熱伝導性物質からなるTIMの断面図である。 放熱板又は放熱フィンとTIMとの接触面を拡大した断面図である。 放熱板又は放熱フィンのTIMと接する面を拡大した断面図である。 放熱板又は放熱フィンのTIMと接する面を拡大した平面図である。 図6に示す放熱板又は放熱フィンの変形例を示す断面図である。 図6に示す放熱板又は放熱フィンの変形例を示す斜視図である。 半導体パッケージ放熱用部品の製造工程を示すフローチャートである。 半導体パッケージ放熱用部品装着工程を示す図である。 半導体パッケージ実装工程を示すフローチャートである。 めっきにより形成された凸形状を有する粗面化された膜を示す図である。 図13に示す放熱板又は放熱フィンとTIMとの接触面を拡大した断面図である。 図13に示す放熱板又は放熱フィンと、粒形の高熱伝導性物質を含有したTIMとの接触面を拡大した断面図である。 図13に示す放熱板又は放熱フィンと、線形の高熱伝導性物質を含有したTIMとの接触面を拡大した断面図である。 樹脂シート内に金属やカーボン等のピラーを貫通させたTIMを示す図である。 図6に示す放熱板又は放熱フィンと、図17に示すTIMとの接触面を拡大した断面図である。 カーボンナノチューブを熱伝導方向に配列させ樹脂で成形してシート状にしたTIMと、従来の放熱板との接触面を拡大した断面図である。 図13に示す放熱板又は放熱フィンと、図19に示すTIMとの接触面を拡大した断面図である。
10,100 基板
20,200 半導体素子
30,35,300 TIM(熱伝導部材)
31,37,301 低熱伝導物質層
32、39,302 高熱伝導性物質
40,400 放熱板(ヒートシンク)
50,500 放熱フィン
60,72 凸形状
70 粗面化膜
62,74 先端部

Claims (7)

  1. 半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品であって、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面は、針状又は刃状の凸形状の領域を有し、
    前記凸形状の先端部は、前記高熱伝導性物質に突き刺しており、
    前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品。
  2. 半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品であって、
    前記熱伝導部材の当該半導体パッケージ放熱用部品と接する面は、低熱伝導物質層を有し、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記低熱伝導物質層と接する面は、針状又は刃状の凸形状の領域を有し、
    前記凸形状の先端部は、前記低熱伝導物質層を突き破り、前記高熱伝導性物質に突き刺しており、
    前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品。
  3. 半導体パッケージ上に配置され、半導体パッケージ放熱用の高熱伝導性物質を有した熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品であって、
    前記熱伝導部材は、熱伝導方向に配列させたカーボンナノチューブを有し、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面は、針状又は刃状の凸形状の領域を有し、
    前記凸形状の先端部は、前記高熱伝導性物質に突き刺していることを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品。
  4. 半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、プレス加工又はマイクロエッチングにより、針状又は刃状の凸形状の領域を形成する工程と、
    前記針状又は刃状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、
    前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法。
  5. 半導体パッケージ上に配置され、高熱伝導性物質を含有した樹脂を主成分とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、粗面化された表面を形成するめっきにより、針状の凸形状を有する粗面化された膜を形成する工程と、
    前記針状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、
    前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法。
  6. 半導体パッケージ上に配置され、半導体パッケージ放熱用の高熱伝導性物質を有した熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、プレス加工又はマイクロエッチングにより、針状又は刃状の凸形状の領域を形成する工程と、
    前記針状又は刃状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、
    前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法。
  7. 半導体パッケージ上に配置され、半導体パッケージ放熱用の高熱伝導性物質を有した熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法であって、
    当該半導体パッケージ放熱用部品の前記熱伝導部材と接する面に、粗面化された表面を形成するめっきにより、針状の凸形状を有する粗面化された膜を形成する工程と、
    前記針状の凸形状の先端部を、加圧により、前記高熱伝導性物質に突き刺す工程を有しており、
    前記高熱伝導性物質は、金属フィラー、カーボンフィラー、グラファイト、及びカーボンナノチューブのうち少なくとも一つを含むことを特徴とする熱伝導部材を有する半導体パッケージ放熱用部品の製造方法。
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