JP5243291B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、面状に発光を行う照明装置の技術分野に属し、特に車両の計器の照明装置に有用な技術である。
従来では、円弧形状の導光体の両端から発光ダイオードの光を入射させ、導光体の大径側の側面に光伝播用反射面を複数の平面により構成し、導光体内での光の軌跡の通過範囲を広くして、発光照度の斑をなくしている。
特開2007−139791号公報
従来にあっては、導光体の内部での光の利用効率が不十分であった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、導光体の内部での光の利用効率を向上させることができる照明装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、前面から光を放出して前方へ面状の照明を行う照明装置において、両端の間を略周回方向に湾曲させた平面形状に設けられ、両端部から導入した光を湾曲部の内外周の側壁で略周回方向に導光して、全体が一様に光を放出する導光体と、導光体の両端部へ向かって光を発する光源と、を有し、前記導光体は、前記湾曲部の外周の側壁の一部又は全部を、前方への面状の照明範囲外となる外周方向に移動させた相似形状で形成した外周相似側壁部を備え、前記外周相似側壁部は、前記導光体の前記湾曲部で、両端部に近い側から徐々に外周方向に膨らむ湾曲形状に沿って連続した配置の側壁部分を形成した、ことを特徴とする。

よって、本発明にあっては、導光体の内部での光の利用効率を向上させることができる。
実施例1の照明装置を有する車両メータ装置の断面図である。 実施例1の車両メータ装置の文字板の説明図である。 実施例1の車両メータ装置のケースの平面図である。 実施例1の車両メータ装置の導光体の平面図である。 実施例1の車両メータ装置の導光体の一部拡大斜視図である。 実施例1の車両メータ装置の導光体及びケースの説明斜視図である。 導光体の平面説明図である。 導光体の一部拡大斜視説明図である。 図7及び図8の導光体の導光状態の説明図である。 導光体の一部拡大平面図である。 実施例2の車両メータ装置の導光体の平面説明図である。 図11の一部拡大底面説明図である。 実施例2の車両メータ装置の導光体の一部拡大斜視説明図である。 実施例2の車両メータ装置のケースの平面説明図である。 実施例2の車両メータ装置の導光体における導光状態の底面説明図である。
以下、本発明の照明装置を実現する実施の形態を、請求項1,2,5,6に係る発明に対応する実施例1と、請求項1,3〜6に係る発明に対応する実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
実施例1では、照明装置を有する車両メータ装置を例として説明する。
図1は実施例1の照明装置を有する車両メータ装置の断面図である。
車両メータ装置1は、文字板2、ケース3、基板4、指針軸5、指針軸駆動部6、光源7、導光体8、指針9を備えている。
文字板2は、指針軸5に対する目盛が円周状に配置され、その目盛と文字などを表示する意匠部分は透光性を備えるようにし、それ以外の背景となる意匠部分は透光性を備えないようにする。具体的な例として、透光性のある部分を透明な部材のままとし、透光性のない部分を透明な部材に黒の塗装を施したものを挙げておく。
なお、文字や目盛の配列な、図1における指針軸5を中心に所定角度範囲の円周状に配置したものとする。
ケース3は、基板4と文字板2を所定の間隔に保持し、導光体8を文字板2に近接させた位置に保持する構造部材である。ケース3の詳細構造については、後述する。
基板4は、文字板2と距離を設けて並行に配置されるものであり、光源7の駆動回路が実装され、また、指針軸5を駆動させる指針軸駆動部6、及び駆動に必要な回路部分が実装される。
指針軸5は、車両メータ装置の指針の軸であり、指針軸駆動部6により駆動され、所定の回転角度変位を行う。この指針軸5の変位により、指針9が文字板2の目盛を指し示し、例えば、車速やエンジン回転数を表示する。
光源7は、具体的にはLEDを例とし、導光体8の両端部分と重なる位置で基板4に実装される。
導光体8は、平面形状が略円弧状、言い換えると略C字形状または略馬蹄形状で、断面形状を図1に示す矩形とする形状である。また、上下面を平面とする。
そして、略円弧状の両端を下方へ湾曲させる形状である。
指針9は、指針軸5に基端部を取り付けられ、車両メータ装置1の指針として、回転して目盛を指し示す動きを行うものである。指針9は導光部材としてもよい。その場合には、基板4に光源7と別の光源を設けるようにし、その光源により指針9の基端部へ投光し、内部の導光により先端が光るようにしてもよい。
図2は実施例1の車両メータ装置の文字板の説明図である。
実施例1の文字板2は、図2に示すように、所定角度範囲の円弧に対して、円周状に目盛部21が配置され、目盛部21に対応させて、目盛数字部22が配置されている。目盛部21及び目盛数字部22の例を図2に示すが、車種、仕向地などによりその意匠は変更すればよく、所定角度範囲が概ね維持されればよい。
目盛部21及び目盛数字部22以外の文字板2の部分には、インジケータやオドメータ等、他の表示及びその装置を設けるようにしてもよい。
図3は実施例1の車両メータ装置のケースの平面図である。
ケース3は、導光体収容部31、導光体反射面32、支持部33、中央部34、位置決め孔35、固定用取付部36を備えている。
そして、ケース3は、例えば白色の樹脂を成形したものである。
導光体収容部31は、導光体8の文字板側を開口し、基板側の面と側面を支持する面を設け、全体を凹部にしたものである。
導光体収容部31において、導光体8の両端の基板側へ湾曲させた部分に対応する位置には、基板側へ貫通した貫通部311を設ける。そして、この貫通部311が設けられた導光体収容部31の平面が、導光体8の内部を進む光を文字板側へ白色にて反射する反射面となる。これを導光体反射面32とする。
導光体収容部31において、導光体8の側面に対向する部分は、基板4に接するか、近接した位置まで伸長させた構造にし、これを支持部33とする。少なくとも、基板4の一部は支持部33に当接させ、ネジ等により基板4とケース3を固定する。この支持部33の構造により、基板4と文字板2の間隔は所定の間隔に維持されることになる。
中央部34は、支持部33と同様に、基板4と文字板2の間隔を所定の間隔にする部分であり、内側に指針軸5を貫通させ、且つ指針9の基端部分を回転自在に収容する貫通穴部341を備えている。
位置決め孔35は、導光体8の位置決めを行うために設けられた孔部であり、導光体収容部31の平面部分で、外周側に、基板4へ伸長するよう設けられる。言い換えると、導光体収容部31の平面部分で、文字板2方向への照明に寄与しない照明範囲外の外周側に設けられる。
固定用取付部36は、導光体8の固定を行うために設けられた部分で、導光体収容部31の外周側の側壁から内部へ突出した爪部分である。
図4は実施例1の車両メータ装置の導光体の平面図である。図5は実施例1の車両メータ装置の導光体の一部拡大斜視図である。図6は実施例1の車両メータ装置の導光体及びケースの説明斜視図である。なお、図6における導光体8には、形状をわかりやすくするための補助線を施す。
導光体8は、例えば透明は樹脂製で、光を内部に通過させる材質で形成されている。
そして、導光体8は、端部81、湾曲部82、位置決めピン83、固定用受け部84を備えている。
端部81は、図4に示すように、導光体8の両端となる部分であり、全体が所定の厚さの平板形状であるのに対して、端部81では、この平板形状から基板側へ向かって湾曲させた形状とし、その端面を基板4に実装した光源7に接近させて対向させる構成にしたものである。なお、端部81の下方への湾曲は、図6に示すように90度より低い所定角度の湾曲にする。この角度は、光源7から入光した光を外部へ透過させず、内部反射により文字板側の湾曲面で直角方向に導光するよう設定する。
湾曲部82は、図4に示すように、導光体8で略円弧状、つまり略C形状に湾曲させた部分である。そして、図4に照明範囲を示すライン82aで示すように、湾曲部82の外周側を、照明範囲外へ拡大した形状にする。その際、湾曲部82の外周側の側壁は、中央が最も径大な位置となるよう徐々に外周方向へ移動させた位置となるようにし、外周相似側壁部821とする。
位置決めピン83は、導光体8をケース3へ取り付ける際の位置決めを行うために設けられる係合部分である。
位置決めピン83は、導光体8の基板側の平面から基板方向へ向かって突出したピン形状である。そして、その位置は、図4に示すように固定用受け部84から左右方向へずらした位置で、且つ図4の照明範囲を示すライン82aより外周側の照明範囲外の位置とする。
固定用受け部84は、ケース3の固定用取付部36と係合して、導光体8をケース3へ固定する部分である。
固定用受け部84は、導光体8の湾曲した部分の中央位置で、導光体8の基板側の平面から基板方向に突出し、さらに外周方向に突出させるよう設けられたものである。そして、固定用受け部84と導光体8の基板側の平面との接続している部分の位置は、図4の照明範囲を示すライン82aより外周側の照明範囲外の位置とする。
実施例1では、図5に示すように、位置決めピン83及び固定用受け部84は、外周相似側壁部821との接続部分を有しない構成で、これにより外周相似側壁部821の内部反射状態は、位置決めピン83及び固定用受け部84を設けたことによる影響を受けない構成である。
作用を説明する。
[導光体の光の利用効率の向上]
実施例1の車両メータ装置1において、図2に示す目盛部21及び目盛数字部22の照明を行うには、光源7を点灯させる。
光源7が発する光は、ケース3の導光体収容部31の貫通部311から基板側へ突出している導光体8の端部81の端面から内部へ入光する。実施例1では、導光体8の両端の端部81のそれぞれに2つの光源7が配置され、導光体8の両端から内部へ入光する。
導光体8の内部へ入光した光は、導光体8の端部81の湾曲した部分を内部反射により通過して、平面形状の湾曲部82へ導光される。そして、さらに湾曲部82の内部反射により、図4に符号101で示すように導光されることで、湾曲部82の中央まで全体的に光が導光されることにより、均一に全体が前方を照明する。湾曲部82での内部反射において、光を湾曲形状に導光するのは、外周相似側壁部821と内周側の側壁との間で、光が反射を繰り返すことによるものである。
なお、導光体8から外部へ出る光のうち、文字板側へ出る光が文字板2を照明する。導光体8の内周側側方、外周側側方の外部へ出た光は、導光体収容部31の白色面で反射され、導光体8へ再度入光する。また、導光体8の基板側の外部へ出た光も、導光体収容部31の白色面である導光体反射面32で反射され、導光体8へ再度入光する。そして、導光体8の内部の光のうち、文字板側へ向かったものが、目盛部21及び目盛数字部22を透過することにより、目盛部21及び目盛数字部22が輝度高く照明された表示として車両乗員に視認される。
実施例1の車両メータ装置1において、導光体8をケース3に取り付ける際には、導光体8をケース3の導光体収容部31に挿入するとともに、導光体8の位置決めピン83を、ケース3の位置決め孔35に挿入することにより、ケース3に対する導光体8の位置決めを行う。
そして、導光体8をケース3の導光体収容部31に挿入する際には、その挿入動作により、導光体8の固定用受け部84が、ケース3の固定用取付部36を乗り越えて引っ掛けるように係合する。
このように実施例1において、導光体8には、位置決めピン83、固定用受け部84が設けられているが、いずれも、導光体8の基板側の平面において、照明範囲外となる位置で導光体8と接続しているため、外周相似側壁部821による湾曲部82の外周側の反射には影響を与えることがない。これによって、位置決めピン83による作業性及び取付精度を十分に得る位置決め作用と、固定用受け部84による容易な取付作業性を十分に得る固定作用を得つつ、導光体8の内部を導光する光を効率高く湾曲部82に沿って導光する。よって、導光体8の内部における光の利用効率を高める。
実施例1の作用を明確にするために、以下に説明を加える。
図7は導光体の平面説明図である。図8は導光体の一部拡大斜視説明図である。図9は図7及び図8の導光体の導光状態の説明図である。
なお、説明上、一部の符号は実施例1と同じ符号を付し説明する。
図7、図8に示す導光体8では、導光体8の湾曲部82の中央の外周部分を外周方向に張り出させた張出部11を設けている。そして、この張出部11から基板側へ突出させた位置決めピン111を設け、この張出部11を基端とする固定用受け部112を設けている。位置決めピン111と固定用受け部112は位置をずらして設けられる。なお、張出部11の外周側の側壁は、固定用受け部112の位置がやや内側となる平面形状で、その左右がやや外側位置で平面形状となっている。この左右に配置される張出部11の側壁を側壁113とする。
このように、導光体8に位置決めピン111及び固定用受け部112を設けるには、図7、図8に示すように外周方向へ張り出した張出部11を設け、これを基端とするように位置決めピン111と固定用受け部112を設けることが考えられる。
しかしながら、図9に符号102で示す光の経路のように、張出部11の側壁113においては、導光体8の内部の光が内部反射せずに外部へ透過する光となり、導光体8の内部における光の利用効率が低下してしまう。
図10は導光体の一部拡大平面図である。
図10に示す構成では、導光体8の湾曲部82に外周方向に張り出した張出部12を設け、この張出部12を基端として位置決めピン121を設けている。
このように、導光体8に位置決めピン121を設けるには、図10に示すように外周方向に張り出した張出部12を設け、これを基端とするように位置決めピン121を設けることが考えられる。しかしながら、図10に符号103で示す光の経路のように、張出部12の側壁122の反射により、側壁123からと導光体の外部へ透過する光となり、導光体8の内部における光の利用効率が低下してしまう。
これに対して実施例1では、湾曲部82の湾曲した形状を維持するように外周方向へ導光体8を膨らせて外周相似側壁部821を形成している。これにより照明範囲外となる部分を形成し、この部分を基端とするように位置決めピン83及び固定用受け部84を設けている。そのため、照明範囲外の部分での外周相似側壁部821は、端部81から湾曲部82の湾曲形状に沿って光を導光する内部反射を良好に行う周回方向に立設した側壁面を形成する。そのため、側壁113のように外部へ出光させてしまうことなく、湾曲部82の湾曲形状に沿って光を導光するため、光の利用効率が向上する点が有利である。
効果を説明する。
実施例1の照明装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)前面から光を放出して前方へ面状の照明を行う車両メータ装置1の照明装置において、両端の間を略周回方向に湾曲させた平面形状に設けられ、両端の端部81から導入した光を湾曲部82の内外周の側壁で略周回方向に導光して、全体が一様に光を放出する導光体8と、導光体8の両端の端部81へ向かって光を発する光源7を有し、導光体8は、湾曲部82の外周の側壁の一部又は全部を、前方への面状の照明範囲外となる外周方向に移動させた相似形状で形成した外周相似側壁部821を備えたため、位置決めピン83及び固定用受け部84を設けることができる照明範囲外の部分を形成し、位置決めピン83及び固定用受け部84を設けても湾曲した導光を行うための内部反射に影響がないようにして、導光体の内部での光の利用効率を向上させることができる。
(2)上記(1)において、外周相似側壁部821は、導光体8の湾曲部82で、両端の端部81に近い側から徐々に外周方向に膨らむ湾曲形状に沿って連続した配置の側壁部分を形成したため、湾曲し、連続した帯状の側壁部分によって、湾曲部82の湾曲形状に沿った内部での導光を良好に行い、側壁の一部から側方外部へ光が出光することを十分に抑制して、導光体の内部での光の利用効率を向上させることができる。
(5)上記(1)又は(2)において、導光体8は、後面で且つ外周相似側壁部821の近傍の照明範囲外の部分に設けられた、車両メータ装置1の導光体収容部31への取付用の位置決めピン83を備えたため、湾曲部82の内部での導光のための反射に影響させることなく、導光体8と一体でコストを抑制して設けた位置決めピン83によりケース3への取り付けのための位置決めを行うことができる。
(6)上記(1)〜(3)において、導光体8は、後面で且つ外周相似側壁部821の近傍の照明範囲外の部分に設けられた、車両メータ装置1の導光体収容部31への固定用の固定用受け部84を備えたため、湾曲部82の内部での導光のための反射に影響させることなく、導光体8と一体でコストを抑制して設けた固定用受け部84によりケース3への固定のための係合を行うことができる。
実施例2は、導光体に外周方向に張り出した張出部を設け、張出部の外周面に外周相似側壁部を設けた例である。
構成を説明する。
図11は実施例2の車両メータ装置の導光体の平面説明図である。図12は図11の一部拡大底面説明図である。図13は実施例2の車両メータ装置の導光体の一部拡大斜視説明図である。
実施例2の導光体8では、湾曲部85の外周が照明範囲の再外周部分を形成するようにし、湾曲部85の中央の一部の外周側壁を外周方向に張り出した張出部86を設ける。張出部86は、照明範囲外に張り出した構成にする。
なお、張出部86を設ける湾曲部85の中央位置は、導光体8の両端の端部81から湾曲の中間位置であり、言い換えると両側の端部81からの導光距離は最も遠く、且つ導光距離はほぼ等距離となる位置である。
張出部86の中央は、左右に対して基板側に近づくよう段差を設け、これを固定用受け部861としている。言い換えると、固定用受け部861は張出部86の左右よりも基板側に近い位置で平面を形成し、その左右に張出部86による壁面が形成される構成である。
この固定用受け部861は、ケース3の固定用取付部36と係合して、導光体8をケース3へ固定する部分である。
張出部86の固定用受け部861から左右にずれた位置には、位置決めピン862を設ける。位置決めピン862は、張出部86の基板側の面から基板4に向かって立設させたものである。
張出部86の外周側の形状は、湾曲部85の湾曲を外周方向に移動させた位置で相似した形状にする。これにより張出部86の外周側壁は、湾曲した形状に沿って形成された部分となる。これを外周相似側壁部863とする。
固定用受け部861及びその左右の張出部86の湾曲部85の外周面との接続部分は、接続面積が非常に小さくなるように絞った形状にする。これを接続部864とする。
実施例2の導光体8では、両端の端部81を掛け渡すように接続し、基板4までピンを立設させた部分を設けている。これを支持部865とする。
さらに、張出部86において、接続部864で湾曲部85と接続しない部分には、内周面が形成される。この内周面の壁面は、湾曲部85の湾曲を外周方向に移動させた位置で相似した形状にする。これを内周相似側壁部866とする。
図14は実施例2の車両メータ装置のケースの平面説明図である。
実施例2のケース3では、導光体8を収容する導光体収容部37に導光体8の張出部86に対応して、収容部を外周方向に拡げた拡大部38を設ける。そして、この拡大部38には、位置決め孔381と固定用取付部382を設ける。
また、導光体収容部37の端部に近い内周側の壁面には、導光体8の支持部865に対応する切欠部371を設ける。
その他構成は、実施例1と同様であるので説明を省略する。
作用を説明する。
[導光体の光の利用効率の向上]
図15は実施例2の車両メータ装置の導光体における導光状態の底面説明図である。
実施例2では、導光体8をケース3に取り付ける際には、導光体8の張出部86に設けた位置決めピン862をケース3の拡大部38に設けた位置決め孔381に係合させる。そして、導光体8の張出部86に設けた固定用受け部861と、ケース3の拡大部38に設けた固定用取付部382を係合させるようにする。
また、支持部865は、ケース3の切欠部371に挿入するようにし、支持部865により、導光体8の端部81がより安定して支持されるようにする。
実施例2の導光体8では、その湾曲部85の内部において、図15に符号104で示すように外周面と内周面の交互の反射によって、湾曲形状に沿って導光を行う。実施例2では、導光体8の湾曲部85の外周を照明範囲に対応させたもの、つまり照明範囲の最外周又はこれに所定の余裕を加えた形状にしている。そして、照明範囲外となる外周側に張出部86を設けている。
例えば車両メータ装置において、他の種類、あるいは既存の種類との共通化や生産整備側の事情等により、導光体8に張出部86を設ける要求が高い場合がある。このような場合に実施例2は対応している。
実施例2の導光体8では、張出部86を設けているが、湾曲形状に導光するための外周壁面との接続部分である接続部864の接続面積を小さくすることによって、張出部86に導光する光量を少なくしている。
さらに、導光体8に設けている張出部86は、その位置を湾曲の中央としている。導光体8では、湾曲部85の両側から導光を行う。片側それぞれからの導光に着目すると、湾曲部85の中央を通過しても導光は継続されるが、両側からの導光に着目すると、光源7から入光する両端から中央に向かって導光されて行くことになるため、中央位置は両側からの導光の最終到達位置と考えることができる。つまり両端から中央まで導光された状態では、十分に全体を面発光させる状態にできることになる。そのため、湾曲部85の中央位置に張出部86を設けることにより、一部の光が張出部86へ導光されることによる影響を小さくして、他の湾曲部85の外周位置に設けるものより、導光体8の内部での光の利用効率を向上させる。
さらに、張出部86の外周相似側壁部863及び内周相似側壁部866は、湾曲部85の外周壁面と相似した湾曲形状にしているので、張出部86の内部へ導光された光は、外周相似側壁部863と内周相似側壁部866との相似形状での交互の反射により、湾曲部85の内部反射における周回方向への導光状態を保つ光の角度を維持して、導光した接続部864より周回方向の先方の接続部864から湾曲部85の内部へ再度導光する。内部反射における周回方向への導光状態を保つ光の角度を維持することにより、再度導光された光は、さらに周回方向の先方へ導光されることになる。
図15を参照して説明すると、導光体8の湾曲部85の内部で外周壁面と内周壁面の反射により、例えば符号104で示すように光が導光されている。そして、導光されている光の一部が、符号105で示すように、張出部86の接続部864から張出部86へ導光されたとする。すると、その光は、張出部86の外周相似側壁部863で反射され、次に内周相似側壁部866で反射される。この反射は、湾曲部85の湾曲に相似した湾曲面であるため、符号104の反射角度と同様の状態が保たれている。そして、例えば、固定用受け部861の外周面で反射して、固定用受け部861の接続部864から湾曲部85の内部へ再度導光される。すると、この再度導光された光(符号105)と湾曲部85を導光されている光(符号104)はほぼ同様の角度で進行するため、再度導光された光も導光方向先方への良好に導光される。よって、導光体8の内部での光の利用効率は向上することになる。
なお、固定用受け部861の外周面は、湾曲部85との相似形状ではないが、図15に示す反射を行えるよう平面を相似形状の位置に配置している。
言い換えて説明する。
実施例2では、導光体8に設ける張出部86への光抜けを抑制するため、張出部86を湾曲部85の周回方向の中央へ位置させ、湾曲部85と繋がり部分を必要最小にするよう接続部864で接続する。そして、湾曲部85の外周面を構成するラインを外周方向に略オフセットした外周面を張出部86に設けることにより、接続部864で抜けてしまう光を再度湾曲部85へ導き、照明効率を上げる。
効果を説明する。
実施例2の照明装置にあっては、上記(1),(5),(6)に加えて、以下の効果を有する。
(3)上記(1)において、導光体8は、湾曲部85の周回方向の途中の一部を外周方向に張り出させた張出部86を設け、張出部86の外周側壁を前記外周相似側壁部863としたため、湾曲部85から張出部86へ導光された光を湾曲部85での導光状態と大きく変化させることなく、再度湾曲部85へ導光して、導光体8の内部での光の利用効率を向上させることができる。
(4)上記(3)において、導光体8は、湾曲部85の外周側壁と外周方向に張り出させた張出部86との相対する面積より小さい面積で、湾曲部85の外周側壁と外周方向に張り出させた部分とを接続する接続部864を備えたため、湾曲部85から張出部86へ導光される部分である接続部864の断面積を小さくして、導光を抑制して、張出部86が設けられることにより、湾曲部85での導光状態への影響を抑制することができる。
以上、本発明の照明装置を実施例1、実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、実施例1、実施例2では、位置決めピンと固定用受け部の両方を導光体に設けたものを示したが、一方のみを設けるものであってもよい。
導光体8の形状については、両端の端部から光源の光を導入し、湾曲部分の左右から導光するものであればよく、湾曲部分から端部までに直線部分を有するものであっても、湾曲部分を端部まで延長したものであっても、湾曲部分から端部までに他の湾曲部分を有するものであってもよい。
本発明は、他の車両装置、特に表示部分を有するもの、あるいは他の移動体の表示部分に利用することができる。
1 車両メータ装置
2 文字板
21 目盛部
22 目盛数字部
3 ケース
31 導光体収容部
311 貫通部
32 導光体反射面
33 支持部
34 中央部
341 貫通穴部
35 位置決め孔
36 固定用取付部
37 導光体収容部
371 切欠部
38 拡大部
381 位置決め孔
382 固定用取付部
4 基板
5 指針軸
6 指針軸駆動部
7 光源
8 導光体
81 端部
82 湾曲部
82a (照明範囲を示す)ライン
821 外周相似側壁部
83 位置決めピン
84 固定用受け部
85 湾曲部
86 張出部
861 固定用受け部
862 位置決めピン
863 外周相似側壁部
864 接続部
865 支持部
866 内周相似側壁部
9 指針
11 張出部
111 位置決めピン
112 固定用受け部
113 側壁
12 張出部
121 位置決めピン
122 側壁
123 側壁

Claims (3)

  1. 前面から光を放出して前方へ面状の照明を行う照明装置において、
    両端の間を略周回方向に湾曲させた平面形状に設けられ、両端部から導入した光を湾曲部の内外周の側壁で略周回方向に導光して、全体が一様に光を放出する導光体と、
    導光体の両端部へ向かって光を発する光源と、
    を有し、
    前記導光体は、前記湾曲部の外周の側壁の一部又は全部を、前方への面状の照明範囲外となる外周方向に移動させた相似形状で形成した外周相似側壁部を備え
    前記外周相似側壁部は、前記導光体の前記湾曲部で、両端部に近い側から徐々に外周方向に膨らむ湾曲形状に沿って連続した配置の側壁部分を形成した、
    ことを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記導光体は、後面で且つ前記外周相似側壁部近傍の照明範囲外の部分に設けられた、前記照明装置への取付用の位置決めピンを備えた、
    ことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明装置において、
    前記導光体は、後面で且つ前記外周相似側壁部近傍の照明範囲外の部分に設けられた、前記照明装置への固定用の取付部を備えた、
    ことを特徴とする照明装置。
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