JP5238784B2 - ルックアップテーブル回路およびフィールドプログラマブルゲートアレイ - Google Patents

ルックアップテーブル回路およびフィールドプログラマブルゲートアレイ Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、ルックアップテーブル回路およびフィールドプログラマブルゲートアレイに関する。
近年の微細化技術の進展に伴い、回路が複雑化し、半導体チップの開発コストが大きくなっている。
リコンフィギュラブル論理回路では、ハードウエアを作製後に回路の論理を変更できるため、論理回路を再構成することにより、不具合の修正や機能の追加が可能になる。
現在の半導体技術を基にしたリコンフィギュラブル論理回路として、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA(Field Programmable Gate Array)とも云う) と呼ばれる集積回路がある。FPGAは、内部のSRAM(Static Random Access Memory)に情報を蓄え、このメモリに記憶された内容により、リコンフィギュラブル論理回路の論理と結線とを制御することができる。このように、ソフトウエアで論理を変更できるため、ハードウエアの作製後に回路の修正が可能となる。複雑化する集積回路を短納期で安価に実現する手段として、近年急速に伸びている。
FPGAの論理部分はルックアップテーブル(Look-up Table)回路と呼ばれる回路からなる。ルックアップテーブル回路は、論理をメモリに記憶させておき、そのメモリに記憶されている内容によって出力する回路である。このルックアップテーブル回路を有する論理回路は、任意の論理に対応できるリコンフィギュラブル論理回路となるが、素子数が多いため、高集積化しにくい回路となっている。
半導体のCMOS技術によってルックアップテーブル回路を作製する場合、情報を記憶するメモリとしてSRAMが用いられる。このため、素子数が多くなってしまう。また、ルックアップテーブル回路で使用するマルチプレクサも、多くの素子を必要とするため、ルックアップテーブル回路の回路規模は非常に大きくなってしまう。
回路面積が小さなルックアップテーブル回路を用いれば高集積なFPGAが実現できる。回路面積が小さなルックアップテーブル回路として、スピンMOSFETを用いたルックアップテーブル回路が提案されている。スピンMOSFETを用いたルックアップテーブル回路により、高集積なFPGAが実現できる。スピンMOSFETは、強磁性体と半導体を組み合わせた構造をしており、メモリ機能と論理機能を一素子で実現できる。そのため、近年注目されている素子である。
特許第4435236号公報
スピンMOSFETを用いたルックアップテーブル回路は、スピンMOSFETの抵抗値を読み出して、抵抗値の値により出力が決まる。抵抗値の読出しには、スピンMOSFETに印加されている電圧を読み出して、参照抵抗の抵抗値と比較して、抵抗値の大きさを判断する。抵抗値の大きさを判断する回路に比較器を用いるが、比較器の動作速度が遅いため、ルックアップテーブル回路の動作速度が遅いという問題がある。ルックアップテーブル回路の動作時間は入力が変化してから、出力が変化するまでの時間とみなせる。ルックアップテーブル回路の動作時間が遅いと、FPGA全体の動作速度が遅くなるため、高速なルックアップテーブル回路が求められる。特に、画像処理などの多入力の信号を扱う処理の場合は、ルックアップテーブル回路を含む論理部の高速動作が、処理速度の向上に大きく寄与する。
本発明の実施形態は、動作速度の速いルックアップテーブル回路およびフィールドプログラマブルゲートアレイを提供する。
本実施形態のルックアップテーブル回路は、複数の抵抗変化型素子を有し入力信号に基づいて前記複数の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択し、かつ一端が接地電圧に接続された抵抗変化回路と、前記抵抗変化回路の最大抵抗値と最小抵抗値との間の抵抗値を有し、一端が前記接地電圧に接続された参照回路と、前記抵抗変化回路の他端にソースが接続され、ゲートがドレインに接続された第1のnチャネルMOSFETと、前記参照回路の他端にソースが接続され、ゲートが前記第1のnチャネルMOSFETのゲートに接続された第2のnチャネルMOSFETと、前記第1のnチャネルMOSFETの前記ドレインを通して前記抵抗変化回路に電流を供給する第1の電流供給回路と、前記第2のnチャネルMOSFETのドレインを通して前記参照回路に電流を供給する第2の電流供給回路と、前記第1のnチャネルMOSFETの前記ドレインに第1の入力端子が接続され、前記第2のnチャネルMOSFETの前記ドレインに第2の入力端子が接続され、前記第1および第2の入力端子における電位を比較する比較器と、を備えていることを特徴とする。
第1実施形態によるルックアップテーブル回路を示すブロック図。 第1実施形態によるルックアップテーブル回路を示すブロック図。 第1実施形態に用いられる比較器の一具体例を示す回路図。 第1実施形態に用いられるマルチプレクサの一具体例を示す回路図。 一般的なスピンMOSFETを示す断面図。 第1実施形態に用いられる参照回路の一具体例を示す回路図。 第1実施形態に用いられる電流供給回路の一具体例を示す回路図。 第1実施形態のルックアップテーブル回路の動作を説明する波形図。 第1実施形態、比較例1、比較例2の動作を説明する波形図。 第1実施形態、比較例1、比較例2の動作を説明する波形図。 第2実施形態によるルックアップテーブル回路を示すブロック図。 第2実施形態に用いられるマルチプレクサの一具体例を示す回路図。 第2実施形態に用いられる比較器の一具体例を示す回路図。 第2実施形態に用いられる電流供給回路の一具体例を示す回路図。 第2実施形態に用いられる参照回路の一具体例を示す回路図。 第3実施形態に用いられる抵抗変化回路の一具体例を示す回路図。 第5実施形態に用いられる抵抗変化回路の第1具体例を説明する回路図。 第5実施形態に用いられる抵抗変化回路の第2具体例を説明する回路図。 第5実施形態に用いられる抵抗変化回路の第3具体例を説明する回路図。 第5実施形態に用いられる抵抗変化回路の第4具体例を説明する回路図。 第6実施形態によるクラスタロジックブロックを示すブロック図。 第7実施形態によるFPGAを示すブロック図。
本実施形態のルックアップテーブル回路は、複数の抵抗変化型素子を有し入力信号に基づいて前記複数の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択し、かつ一端が接地電圧に接続された抵抗変化回路と、前記抵抗変化回路の最大抵抗値と最小抵抗値との間の抵抗値を有し、一端が前記接地電圧に接続された参照回路と、前記抵抗変化回路の他端にソースが接続され、ゲートがドレインに接続された第1のnチャネルMOSFETと、前記参照回路の他端にソースが接続され、ゲートが前記第1のnチャネルMOSFETのゲートに接続された第2のnチャネルMOSFETと、前記第1のnチャネルMOSFETの前記ドレインを通して前記抵抗変化回路に電流を供給する第1の電流供給回路と、前記第2のnチャネルMOSFETのドレインを通して前記参照回路に電流を供給する第2の電流供給回路と、前記第1のnチャネルMOSFETの前記ドレインに第1の入力端子が接続され、前記第2のnチャネルMOSFETの前記ドレインに第2の入力端子が接続され、前記第1および第2の入力端子における電位を比較する比較器と、を備えていることを特徴とする。
以下に、実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。ただし、図面は模式的なものであり、各部分の大きさ、各電圧の高さおよび各時間の長さ、部分間の大きさの比率、電圧間の比率、時間の間隔などは現実のものとは異なる。また、図面の相互間においても、同じ部分を指す場合であっても、互いの寸法や比率が異なって示されている部分もある。
また、信号の電圧において、高電圧をHレベル、低電圧をLレベルとする。Hレベルは、電源電圧Vddの半分より高い電圧を表し、Lレベルは、電源電圧Vddの半分より低い電圧を表す。
回路図では特に断らない限り、nチャネルMOSFETおよびnチャネルスピンMOSFETのボディーには基準電圧GNDを接続し、pチャネルMOSFETおよびpチャネルスピンMOSFETのボディーには電源電圧Vddを接続する。
(第1実施形態)
第1実施形態によるルックアップテーブル回路を図1に示す。この実施形態のルックアップテーブル回路1は、抵抗変化回路2と、参照回路4と、nチャネルMOSFET6,8と、電流供給回路10,12と、比較器14とを備えている。nチャネルMOSFET6はダイオード接続され、nチャネルMOSFET6のゲートと、nチャネルMOSFET8のゲートとが接続される。すなわち、nチャネルMOSFET6のドレインがゲートと接続されるとともに比較器14の一方の入力端子14aに接続される。nチャネルMOSFET6のソースは抵抗変化回路2の一端に接続される。また、nチャネルMOSFET8のソースは参照回路4の一端に接続され、ゲートがnチャネルMOSFET6のゲートに接続され、ドレインが比較器14の他方の入力端子14bに接続される。そして、電流供給回路10から、nチャネルMOSFET6および抵抗変化回路2に電流が流れる。また、電流供給回路12から、nチャネルMOSFET8および参照回路4に電流が流れる。なお、抵抗変化回路2および参照回路4のそれぞれの他端は、接地電圧GNDに接続される。
抵抗変化回路2は、複数の抵抗変化型素子を有し、入力信号に基づいて、これらの複数の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択する。入力信号が変化したときに、抵抗値の異なる抵抗変化型素子に切り替わったときに、抵抗変化回路2の抵抗が変化する。 本実施形態では、この抵抗変化回路2の一具体例として、例えば後述する図4に示すマルチプレクサをとる。このときの本実施形態のルックアップテーブル回路を図2に示す。マルチプレクサ2は2個の抵抗変化型素子(例えばスピンMOSFET)を有しており、n本の入力信号に基づいて、2個の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択する。
本実施形態において、抵抗変化回路2の抵抗が変化した場合には比較器14の入力端子14aの電圧が変化する。そのときに、入力端子14aがnチャネルMOSFET6のゲートに接続されているため、nチャネルMOSFET8の抵抗が変化し、比較器14の入力端子14bの電圧も変化する。例えば、抵抗変化回路2の抵抗が高くなる場合には、入力端子14aの電圧が上がり、入力端子14bの電圧が下がる。逆に、抵抗変化回路2の抵抗が低くなる場合には、入力端子14aの電圧が下がり、入力端子14bの電圧が上がる。
本実施形態においては、nチャネルMOSFET6のゲートとnチャネルMOSFET8のゲートが接続されているが、MOSFET6、8のそれぞれのソースに接続されている回路が異なる。そのため、MOSFET6、8のそれぞれのソースから基準電圧GNDまでに接続されている回路の抵抗値も異なる。したがって本実施形態の構成はカレントミラー回路とは全く異なる。
また、本実施形態のnチャネルMOSFET6のゲートとnチャネルMOSFET8のゲートが接続されているが、それぞれのソースに複数の素子が接続されている。そのため、本実施形態の動作時にnチャネルMOSFET6のソースとnチャネルMOSFET8のソースの電圧が基準電圧GNDより高くなっている。このとき、nチャネルMOSFET6とnチャネルMOSFET8のドレイン−ソース間電流は飽和領域となっていない。したがって、本実施形態の動作はカレントミラー回路とは全く異なる。
また、本実施形態においては、nチャネルMOSFET6およびnチャネルMOSFET8は差動増幅の役割を果たす。このため、比較器14の入力端子14aに入力される電圧と、入力端子14bに入力される電圧の電圧差が増幅されるため、比較器14の動作が高速になる。
この比較器14の一具体例を図3に示す。この一具体例の比較器14は、pチャネルMOSFET14,14と、nチャネルMOSFET14,14,14と、インバータ14とを備えている。pチャネルMOSFET14,14のそれぞれのソースは電源Vddに接続され、それぞれのゲートが共通に接続されている。また、pチャネルMOSFET14のドレインはインバータ14の入力端子に接続されるとともに、nチャネルMOSFET14のドレインに接続される。pチャネルMOSFET14のドレインはpチャネルMOSFET14のゲートに接続されるとともに、nチャネルMOSFET14のドレインに接続される。nチャネルMOSFET14,14は、それぞれのゲートが入力端子14a、14bとなり、それぞれのソースはnチャネルMOSFET14のドレインに接続される。nチャネルMOSFET14のゲートにはイネーブル信号Enableが入力され、ソースは接地されている。インバータ14の出力が、比較器14の出力Voutとなる。
図3に示す比較器14は入力端子14aおよび14bに印加される入力電圧が高い方が高速になる。回路シミュレーション結果によれば、電源電圧Vddの半分以上の電圧であれば、論理ゲート回路と同程度の高速動作をすることがわかった。
なお、本実施形態においては、nチャネルMOSFET6は、ダイオード接続されているために抵抗値が大きい。またnチャネルMOSFET8のゲートはnチャネルMOSFET6のゲートに接続されているため、nチャネルMOSFET8の抵抗も大きい。そのため、入力端子14aおよび入力端子14bの電圧は電源電圧Vddの半分より十分高くなっている。したがって、図3に示す一具体例の比較器14を用いると高速動作する。
また、本実施形態においては、図3に示す比較器14の入力端子14aがnチャネルMOSFET6のドレインに接続され、入力端子14bがnチャネルMOSFET8のドレインに接続されている。しかし、本実施形態とは逆に、入力端子14aをnチャネルMOSFET8のドレインに接続し、入力端子14bをnチャネルMOSFET6のドレインに接続した比較例の場合は、本実施形態に比べて、比較器14におけるpチャネルMOSFET14のドレインからの出力は、半分以下となる。
なお、本実施形態においては、入力端子14aおよび入力端子14bの電圧が高速に比較できる比較器を、図3に示す比較器14の代わりに用いてもよい。
また、本実施形態においては、入力端子14aから抵抗変化回路2への電流値および入力端子14bから参照回路4への電流値が高速に比較できる比較器を、図3に示す比較器14の代わりに用いてもよい。
本実施形態では、抵抗変化回路2の抵抗が変化してから、比較器14の出力が変化するまでの動作を高速にすることができる。
次に、本実施形態に用いられるマルチプレクサ2の一具体例を図4に示す。この具体例のマルチプレクサ2は、nチャネルスピンMOSFETとnチャネルMOSFETを用いて構成されている。この具体例の抵抗変化回路2は、4入力のマルチプレクサであり、16個のスピンMOSFETを有している。なお、n(nは1以上の整数)入力であってもよく、この場合は2個のスピンMOSFETが用いられる。そして、一つのnチャネルMOSFET6から基準電圧GNDまでに、1個のスピンMOSFET個と(n−1)個のnチャネルMOSFETが直列に接続された構成となる。
図4に示す一具体例のマルチプレクサ2について説明する。この具体例のマルチプレクサ2は、4入力1出力のマルチプレクサであって、4本の制御線D,D,D、Dと、4本の反転制御線BD,BD,BD、BDと、16個のnチャネルスピンMOSFET21〜2115と、4個のインバータ25,25,25、25と、8個のnチャネルMOSFET31〜31と、4個のnチャネルMOSFET32〜32と、2個のnチャネルMOSFET33,33と、を備えている。
インバータ25(i=0,1,2,3)はそれぞれ、入力端子が制御線Dに接続され、出力端子が反転制御線BDに接続されている。すなわち、反転制御線BDを流れる制御信号は、制御線Dを流れる制御信号の反転制御信号となる。
16個のスピンMOSFET21〜2115は、ソースが接地電圧GNDに接続される。8個のスピンMOSFET21,21,21,21、21、2110、2112、2114は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、8個のスピンMOSFET21,21,21,21、21、2111、2113、2115は、それぞれのゲートが制御線Dに接続される。
2個のスピンMOSFET21,21は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET21,21は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET21,21は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET21,21は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET21,21は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET2110,2111は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET2112,2113は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続され、2個のスピンMOSFET2114,2115は、それぞれのドレインがMOSFET31のソースに接続される。
4個のMOSFET31,31、31、31は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、4個のMOSFET31、31、31、31は、それぞれのゲートが制御線Dに接続される。2個のMOSFET31,31は、それぞれのドレインがMOSFET32のソースに接続され、2個のMOSFET31,31は、それぞれのドレインがMOSFET32のソースに接続され、2個のMOSFET31,31は、それぞれのドレインがMOSFET32のソースに接続され、2個のMOSFET31,31は、それぞれのドレインがMOSFET32のソースに接続される。
2個のMOSFET32,32は、それぞれのゲートが反転制御線BDに接続され、2個のMOSFET32,32は、それぞれのゲートが制御線Dに接続される。2個のMOSFET32,32は、それぞれのドレインがMOSFET33のソースに接続され、2個のMOSFET32,32は、それぞれのドレインがMOSFET33のソースに接続される。
MOSFET33は、ゲートが反転制御線BDに接続され、ドレインが図1に示すnチャネルMOSFET6のソースに接続される。また、MOSFET33は、ゲートが制御線Dに接側され、ドレインがnチャネルMOSFET6のソースに接続される。
したがって、本実施形態にかかるマルチプレクサ2は、4本の制御線D,D,D,Dの電位レベルを制御することにより、16個のスピンMOSFET21〜2115の中から1つのスピンMOSFETを選択し、この選択されたスピンMOSFETを介してnチャネルMOSFET6のソースと、接地電圧GNDとを導通することができる。すなわち、nチャネルMOSFET31〜31、nチャネルMOSFET32〜32、およびnチャネルMOSFET33,33は、スピンMOSFET21〜2115の中から1つのスピンMOSFETを選択するための選択部を構成する。
次に、nチャネルスピンMOSFETについて説明する。nチャネルスピンMOSFETの一般的な構成を図5に示す。このスピンMOSFETは、p型半導体領域101に離間してn型のソース/ドレイン領域103a、103bが形成され、このソース領域103aとドレイン領域103bとの間のチャネル領域102上にゲート絶縁膜110が形成され、このゲート絶縁膜110上にゲート電極112が形成されている。このゲート電極112の側部には、絶縁体からなるゲート側壁115が設けられている。さらに、ソース領域103aおよびドレイン領域103b上にはソース電極120およびドレイン電極130がそれぞれ形成されている。ソース電極120は、ソース領域103a上に設けた、例えばMgOからなるトンネル絶縁膜121と、トンネル絶縁膜121上に設けられ磁化が不変の強磁性層を有する磁化固定層122とを備えている。ドレイン電極130は、ドレイン領域103b上に設けた、例えばMgOからなるトンネル絶縁膜131と、トンネル絶縁膜131上に設けられ磁化が可変の強磁性層を有する磁化自由層132とを備えている。なお、磁化が不変とは、書き込み電流を流した前後で磁化の向きが変わらないことを意味し、磁化が可変とは書き込み電流を流した前後で磁化の向きが逆になりうることを意味する。また、磁化固定層122および磁化自由層132の磁化の向きは共に膜面に垂直であってもよいし、共に膜面に平行であってもよい。なお、膜面とは強磁性層の上面を意味する。また、ソース領域103a上に磁化固定層122を設け、ドレイン領域103b上に磁化自由層132を設けたが、ソース領域103a上に磁化自由層132を設け、ドレイン領域103b上に磁化固定層122を設けてもよい。なお、ソース領域103aおよびドレイン領域103bは設けなくてもよい。この場合、p型半導体領域にnチャネル磁性半導体領域を用いることも可能である。
このスピンMOSFETにおいて、ゲート電極112にゲート電圧を印加すると、スピン偏極された電子がソースからドレインに流れる。このスピンMOSFETにおいては、磁化固定層122および磁化自由層132の磁化の向きが、平行状態と反平行状態の2つのスピン状態があり、それぞれの状態により抵抗値が異なる。スピン状態が平行な場合と、反平行な場合は、ソース−ドレイン間に書き込み電流を流して磁化自由層132のスピン状態を反転させない限り保持されるため、メモリ機能を有している。
磁化自由層132の磁化の向きの反転は、ゲート電極112にゲート電圧を印加してスピンMOSFETをオン状態にし、ソース電極とドレイン電極との間にチャネル102を通して書き込み電流を流すことにより行うことができる。例えば、磁化自由層132の磁化の向きが磁化固定層122の磁化の向きと反平行な場合には、磁化自由層132を有するドレイン電極130からチャネル102を通して磁化固定層122を有するソース電極120に電流を流す。この場合、電子の流れは電流の流れる方向と逆となるので、電子は磁化固定層122を有するソース電極120からチャネル102を通して磁化自由層132を有するドレイン電極130に流れる。このとき、電子は磁化固定層122によってスピン偏極され、このスピン偏極された電子がチャネル102を通して磁化自由層132に流れこむことによって、スピントルクが磁化自由層の磁化に作用し、磁化自由層の磁化の向きが磁化固定層の磁化の向きと平行になる。
一方、磁化自由層132の磁化の向きが磁化固定層122の磁化の向きと平行な場合には、磁化固定層122を有するソース電極120からチャネル102を通して磁化自由層132を有するドレイン電極130に電流を流す。この場合、電子は、磁化自由層132を有するドレイン電極130からチャネル102を通して磁化固定層122を有するソース電極120に流れる。このとき、電子は磁化自由層132によってスピン偏極され、このスピン偏極された電子はチャネル102を通して磁化固定層122に流れる。磁化固定層122と同じ向きのスピンを有する電子は磁化固定層122を通過するが、磁化固定層122と逆向きのスピンを有する電子は磁化固定層122とトンネル絶縁膜121との界面で反射され、この反射された電子はチャネル102を通して磁化自由層132に蓄積され、磁化自由層132の磁化に逆向きのスピントルクを作用し、磁化自由層132の磁化の向きは、反転し、磁化固定層122の磁化の向きと反平行になる。
このように、スピンMOSFETには、磁化自由層132の磁化の向きを反転させるための電流、すなわち書き込み電流を発生させる書き込み電流発生回路が必要となる。したがって、図4に示すマルチプレクサ2も、図示しない書き込み電流発生回路を備えている。この書き込み電流発生回路は、スピンMOSFETを有するマルチプレクサにおいては知られており、例えば、特許第4435236号公報に開示されている。なお、図4に示すマルチプレクサにおいては、スピンMOSFETに抵抗を読み出す電流、すなわち図1に示す電流供給回路10、12からマルチプレクサ2に供給される電流は、磁化自由層122の磁化の向きが反転しないように上記書き込み電流よりも小さい電流値が選ばれる。また、書き込み電流発生回路は電流供給回路10、12に含まれていてもよい。書き込みの場合には、nチャネルMOSFET6から各スピンMOSFETへ、またはその逆方向に電流を流すことになるので、その場合は、各MOSFETにおいては、ソースとドレンが逆となる。なお、書き込みは他の実施形態においても同様である。
このように、スピンMOSFETはメモリ機能を有しているため、図4に示すマルチプレクサ2はメモリ機能を内包している。
次に、本実施形態に用いられる参照回路4の一具体例を図6に示す。この具体例の参照回路4は、図4に示すマルチプレクサ2とともに用いられ、nチャネルスピンMOSFET40と、3個のnチャネルMOSFET41a、41b、41cとを備えており、nチャネルスピンMOSFET40、nチャネルMOSFET41a、41b、41cは直列に接続されている。この構成は、図4に示すマルチプレクサ2が、スピンMOSFET21〜2115、nチャネルMOSFET31〜31,32〜32,33〜33の4段に接続された構成となっているためである。
図6に示す参照回路のスピンMOSFET40は、図4に示すマルチプレクサ2内のスピンMOSFETに対して、チャネル長は略同じ、チャネル幅は略(1+MR/2)倍とした。ここでMRはスピンMOSFETの抵抗変化率を表す。さらにスピンMOSFET40は高抵抗状態(AP状態)とした。なお、図6に示すスピンMOSFET40の抵抗値が、図4に示すマルチプレクサ2内のスピンMOSFETの抵抗値の最大値と最小値の略中間の値となれば上記のチャネル幅でなくても構わない。また、図6に示すスピンMOSFET40の抵抗値が、図4に示すマルチプレクサ2内のスピンMOSFETの抵抗値の最大値と最小値の略中間の値となれば、低抵抗状態(P状態)でも構わない。
次に、本実施形態に用いられる電流供給回路10および電流供給回路12の一具体例を図7に示す。この具体例の電流供給回路は、電流供給回路10および電流供給回路12のいずれにも用いられ、pチャネルMOSFET10を備えている。pチャネルMOSFET10は、ソースが電源電圧Vddに接続され、ゲートにイネーブル信号Enableの反転信号b−Enableを受け、ドレインが比較器14の入力端子14aまたは入力端子14bに接続される。
なお、本実施形態のルックアップテーブル回路を動作させるときに、イネーブル信号EnableをHレベルにする、すなわち信号b−EnabeをLレベルにする。
次に、本実施形態のルックアップテーブル回路の動作について図8を参照して説明する。図8は、マルチプレクサ2の抵抗値の変化に応答して、比較器14の出力Voutが変化する様子を示す波形図である。図8の縦軸は各端子の電圧を表し、横軸は時間を表す。
初め、マルチプレクサ2は、スピンがP状態(平行状態)のスピンMOSFETを選択していたとする(時刻t)。このとき、入力端子14aの電圧V1は入力端子14bの電圧V2より低い。比較器14の出力VoutはLレベルとなっている。
その後、マルチプレクサ2への入力信号の一つ(図8では入力信号1)が変化し、マルチプレクサ2はスピンがAP状態(反平行状態)のスピンMOSFETを選択したとする(時刻t)。このとき、抵抗変化に伴って入力端子14aの電圧V1が上がる。さらに、nチャネルMOSFET8のゲートに入力端子14aが接続されているため、入力端子14bの電圧V2が下がる。したがって、入力端子14aの電圧V1と入力端子14bの電圧V2との電圧差が増幅される。
その後、入力信号(図8では入力信号1、2)が変化し、マルチプレクサ2はP状態のスピンMOSFETを選択したとする(時刻t)。このとき、抵抗変化に伴って入力端子14aの電圧V1が下がる。さらに、nチャネルMOSFET8のゲートに入力端子14aが接続されているため、入力端子14bの電圧V2が上がる。したがって、入力端子14aの電圧V1と入力端子14bの電圧V2との電圧差が増幅される。
ルックアップテーブル回路の動作時間は入力信号が変化してから、比較器14の出力Voutが変化するまでの時間とみなせる。
次に、本実施形態のルックアップテーブル回路においてnチャネルMOSFET6およびnチャネルMOSFET8を削除した構成のルックアップテーブル回路を比較例1とする。この比較例1のルックアップテーブル回路において電流供給回路10、12にカレントミラー回路を用いたルックアップテーブル回路を比較例2とする。そして、本実施形態、および比較例1、2のルックアップテーブル回路それぞれに対して、マルチプレクサ2に入力する信号がLレベルからHレベルに変化する場合と、HレベルからLレベルに変化する場合における比較器14の出力をシミュレーションの結果を図9および図10に示す。図9および図10に示すように、本実施形態は、比較例1および比較例2に比べて、動作時間が早くなっており、高速動作を行うことができる。
また、本実施形態は、選択されたスピンMOSFETの抵抗値を判別することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態によるルックアップテーブル回路1を図11に示す。この第2実施形態のルックアップテーブル回路1は、図1に示す第1実施形態のルックアップテーブル回路において、抵抗変化回路2、参照回路4、nチャネルMOSFET6,8、電流供給回路10,12、および比較器14をそれぞれ、抵抗変化回路2A、参照回路4A、pチャネルMOSFET7,9、電流供給回路10A,12A、および比較器15に置き換えた構成となっている。
抵抗変化回路2Aの一端は電源電圧Vddに接続され、他端はpチャネルMOSFET7のソースに接続される。また、同様に、参照回路4Aの一端は電源電圧Vddに接続され、他端はpチャネルMOSFET9のソースに接続される。pチャネルMOSFET7のゲートはpチャネルMOSFETゲートに接続されるとともに、pチャネルMOSFET7のドレインに接続される。すなわち、pチャネルMOSFET7はダイオード接続される。pチャネルMOSFET7のドレインは電流供給回路10Aに接続されるとともに、比較器15の入力端子15aに接続される。pチャネルMOSFET9のドレインは電流供給回路12Aに接続されるとともに、比較器15の入力端子15bに接続される。
抵抗変化回路2Aは、抵抗変化回路2と同様に、複数の抵抗変化型素子を有し、入力信号に基づいて、これらの複数の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択する。入力信号が変化したときに、抵抗値の異なる抵抗変化型素子に切り替わったときに、抵抗変化回路2Aの抵抗が変化する。この抵抗変化回路2Aの一具体例としては、例えば、図12に示すpチャネルスピンMOSFETを有するマルチプレクサ2Aが挙げられ、この図12に示すマルチプレクサ2Aは、図4に示す4入力1出力のマルチプレクサにおいて、nチャネルスピンMOSFET21〜2115をpチャネルスピンMOSFET21A〜21A15に置き換えるとともに、nチャネルMOSFET31〜31、32〜32、33〜33をpチャネルMOSFET31A〜31A、32A〜32A、33A〜33Aに置き換え、各pチャネルスピンMOSFETのソースに電源電圧Vddを接続した構成となっている。
また、本実施形態に用いられる比較器15の一具体例を図13に示す。この具体例の比較器15は、nチャネルMOSFET15、15と、pチャネルMOSFET15、15、15と、インバータ15とを備えている。
pチャネルMOSFET15は、ソースが電源電圧Vddに接続され、ゲートにイネーブル信号Enableの反転信号b−Enableが入力され、ドレインがpチャネルMOSFET15、15のそれぞれのソースに接続される。pチャネルMOSFET15、15はそれぞれのゲートが入力端子15a、15bとなる。pチャネルMOSFET15のドレインはインバータ15の入力端子に接続されるとともに、nチャネルMOSFET15のドレインに接続される。pチャネルMOSFET15のドレインは、nチャネルMOSFET15のドレインおよびゲートに接続される。nチャネルMOSFET15、15のソースはそれぞれ接地電圧GNDに接続される。
比較器15は、入力端子15aと入力端子15bの電圧が低い方が高速動作する。図11に示す第2実施形態においては、pチャネルMOSFET7はダイオード接続されているため、抵抗値が大きい。また、pチャネルMOSFET9のゲートはpチャネルMOSFET7のゲートに接続されているため、pチャネルMOSFET9の抵抗も大きい。そのため、入力端子15aおよび入力端子15bの電圧は十分低くなっている。したがって、本実施形態において、図13に示す比較器15を用いると高速動作が可能となる。
また、本実施形態に用いられる電流供給回路10Aおよび電流供給回路12Aの一具体例を図14に示す。この具体例の電流供給回路は、ドレインが入力端子15a又は入力端子15bに接続され、ゲートにイネーブル信号Enableを受け、ソースが接地電圧GNDに接続されるnチャネルMOSFET10Aを備えている。
なお、本実施形態に用いられる参照回路4Aは、抵抗変化回路2Aが16個のpチャネルスピンMOSFETと、14個のpチャネルMOSFETと有する4入力1出力のマルチプレクサの場合には、例えば、図15に示す参照回路4Aが用いられる。この図15に示す参照回路4Aは、図6に示す参照回路4において、nチャネルスピンMOSFET40をpチャネルスピンMOSFET43に置き換えるとともに、nチャネルMOSFET41a〜41cをpチャネルMOSFET44a〜44cに置き換え、接地電圧GNDを電源電圧Vddに、電源電圧Vddを接地電圧GNDにそれぞれ置き換えた構成となっている。
本実施形態は、第1実施形態と同様に、選択されたスピンMOSFETの抵抗値を判別することが可能となる。
また、本実施形態では、入力端子15aと入力端子15bの電圧差を増幅する役割があるため、高速動作を実現することが出来る。更に、本実施形態のルックアップテーブル回路は、本実施形態においてpチャネルMOSFET7およびpチャネルMOSFET9を削除した比較例のルックアップテーブル回路に比べて、高速動作を実現する。
本実施形態も、第1実施形態と同様に、動作速度の速いルックアップテーブル回路を得ることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態のルックアップテーブル回路1を図16に示す。この第3実施形態のルックアップテーブル回路1は、第1実施形態のルックアップテーブル回路において、図4におけるマルチプレクサ2のスピンMOSFET21(i=0,・・・,15)を、抵抗変化型素子22およびnチャネルMOSFET23に置き換えた構成となっている。
この第3実施形態のルックアップテーブル回路1は、第1実施形態のルックアップテーブル回路1と同様の動作をするので、選択された抵抗変化型素子の抵抗値を判別することが可能となる。
また、本実施形態は、第1実施形態と同様に、nチャネルMOSFET6とnチャネルMOSFET8を設けない比較例に比べて、高速動作を実現することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態によるルックアップテーブル回路は、第2実施形態のルックアップテーブル回路2Aにおいて、マルチプレクサ2に用いたpチャネルスピンMOSFET21A〜21A15のそれぞれを、第3実施形態と同様に、抵抗変化型素子とpチャネルMOSFETに置換えた構成となっている。
この実施形態のルックアップテーブル回路も第2実施形態と同様に、高速動作を実現することができる。
また、本実施形態は、第3実施形態と同様に選択された抵抗変化型素子の抵抗値を判別することができる。
(第5実施形態)
第5実施形態のルックアップテーブル回路について図17を参照して説明する。
上記第1乃至第4実施形態においては、抵抗変化回路2の一具体例としてマルチプレクサを挙げた。この第5実施形態においては、第1乃至第4実施形態のいずれかの抵抗変化素子を、マトリクス状に配置された複数のセルを有し、各セル50は、図17に示すように少なくとも1個の抵抗変化型素子52と、2個の選択トランジスタ54a、54bとを備えている抵抗変化回路に置き換えた構成となっている。
本実施形態では、上記第1乃至第4実施形態の抵抗変化回路2を、マトリクス状に配置された複数のセル50で構成している。本実施形態ではセル50の抵抗値を、上記第1乃至第4実施形態と同様の回路構成により、nチャネルMOSFET6およびnチャネルMOSFET8により高速に読み出す、もしくはpチャネルMOSFET7およびnチャネルMOSFET9により高速に読み出す。
各セル50の選択トランジスタ54aおよび選択トランジスタ54bのゲートにはそれぞれ、セルを選択するためのワード線WLおよびセルから抵抗変化型素子52の抵抗値を読み出すためのビット線BLが接続されている。また、各セル50においては、抵抗変化型素子52と、2個の選択トランジスタ54a、54bとが直列に接続された構成となっている。図17においては、選択トランジスタ54aと選択トランジスタ54bとの間に抵抗変化型素子52が設けられている。なお、選択トランジスタ54aのソースおよびドレインのうちの一方の端子が抵抗変化型素子52の一端に接続され、他方の端子は例えば図1に示すnチャネルMOSFET6に接続される。また、選択トランジスタ54aのソースおよびドレインのうちの一方の端子が抵抗変化型素子52の他端に接続され、他方の端子は、例えば図1に示す接地電圧GNDに接続される。
なお、抵抗変化型素子52の一端は、図18に示すように、直列に接続された選択トランジスタ54a、54bの一方の端子に接続されていてもよい。図18では選択トランジスタ54aの端子に接続されている。
なお、参照回路4および4Aは、上述のセルと同じ構成を有し、かつ参照回路に含まれる抵抗変化型素子の抵抗値が、上記セルの抵抗変化型素子における抵抗値の最大値と最小値との略中間の値となるように構成することが好ましい。
また、参照回路4または参照回路4Aは、図19または図20に示すように、複数個(図19および図20では4個)の抵抗変化型素子52〜52を有していてもよい。図19または図20において、抵抗変化型素子52、52は直列に接続された第1直列回路を構成し、抵抗変化型素子52、52は直列に接続された第2直列回路を構成し、第1直列回路と第2直列回路が並列に接続された構成となっている。
また、本実施形態は、第1乃至第4実施形態と同様に選択された抵抗変化型素子の抵抗値を高速に判別することができる。
なお、図17乃至図18に示すセルは、不揮発性メモリのメモリセルとして用いることができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第1乃至第5実施形態のいずれかのルックアップテーブル回路を複数個用いてクラスタロジックブロック(CLB)を構成する。
本実施形態のクラスタロジックブロックは、高速に動作する第1乃至第5実施形態のいずれかのルックアップテーブル回路を用いているため、高速な論理回路を構成することができる。
第6実施形態によるクラスタロジックブロック(CLB)を図21に示す。この実施形態のCLB60は、N個のルックアップテーブル回路61〜61と、各ルックアップテーブル回路61(i=1,・・・,N)に対応して設けられ、対応するルックアップテーブル回路61(i=1,・・・,N)に直列に接続されたD型フリップフロップ回路62(i=1,・・・,N)とを備えている。ルックアップテーブル回路61〜61としては、第1乃至第5実施形態のいずれかのルックアップテーブル回路が用いられる。各ルックアップテーブル回路61〜61には、M個の入力信号が入力される。ルックアップテーブル回路61(i=1,・・・,N)の出力端子はD型フリップフロップ回路62(i=1,・・・,N)の入力端子に接続され、D型フリップフロップ回路62(i=1,・・・,N)の出力は複数のルックアップテーブル回路61(i=1,・・・,N)の入力にフィードバックされる。
この第6実施形態のCLBは高速動作を行うことができる。
(第7実施形態)
本実施形態は、第1乃至第5実施形態のいずれかのルックアップテーブル回路を用いて構成したクラスタロジックブロック(CLB)を有するFPGAである。
本実施形態では、第6実施形態のクラスタロジックブロックを有するFPGAを用いる。ただし、第1乃至第5実施形態のいずれかのルックアップテーブル回路を用いて構成したクラスタロジックブロックであれば、第6実施形態のクラスタロジックブロックを用いなくても構わない。
第7実施形態のフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)70を図22に示す。この第7実施形態のFPGAは、複数のスイッチングボックス(SB)71〜71と、複数のコネクションボックス(CB)72〜72と、複数のクラスタロジックブロック(CLB)73〜73と、を備えている。1個のCLBの上下左右にそれぞれ1個のCBが設けられ、隣接するCB間にSBが設けられた構成となっている。例えばSB73の上下左右に72、72、72、72が設けられ、例えば隣接するCB72とCB72との間にSB71が設けられている。これらのSB71〜71、CB72〜72、CLB73〜73は複数の配線で接続される。図22では、複数本の配線を1本の線で表している。SBとCBによって、結線を決定し、CLBによって論理演算を行う。
この第7実施形態においては、第1乃至第5実施形態のいずれかのルックアップテーブル回路を有するCLBを用いている。このため、本実施形態において、FPGAの高速な動作を行うことができる。
この第7実施形態においては、CLBとして第6実施形態のCLBを用いている。このため、本実施形態において、FPGAの高速な動作を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 ルックアップテーブル回路
2 抵抗変化回路
2A 抵抗変化回路
4 参照回路
4A 参照回路
6 nチャネルMOSトランジスタ
7 pチャネルMOSトランジスタ
8 nチャネルMOSトランジスタ
9 pチャネルMOSトランジスタ
10 電流供給回路
10A 電流供給回路
12 電流供給回路
12A 電流供給回路
14 比較器
15 比較器

Claims (8)

  1. 複数の抵抗変化型素子を有し入力信号に基づいて前記複数の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択し、かつ一端が接地電圧に接続された抵抗変化回路と、
    前記抵抗変化回路の最大抵抗値と最小抵抗値との間の抵抗値を有し、一端が前記接地電圧に接続された参照回路と、
    前記抵抗変化回路の他端にソースが接続され、ゲートがドレインに接続された第1のnチャネルMOSFETと、
    前記参照回路の他端にソースが接続され、ゲートが前記第1のnチャネルMOSFETのゲートに接続された第2のnチャネルMOSFETと、
    前記第1のnチャネルMOSFETの前記ドレインを通して前記抵抗変化回路に電流を供給する第1の電流供給回路と、
    前記第2のnチャネルMOSFETのドレインを通して前記参照回路に電流を供給する第2の電流供給回路と、
    前記第1のnチャネルMOSFETのドレインに第1の入力端子が接続され、前記第2のnチャネルMOSFETのドレインに第2の入力端子が接続され、前記第1および第2の入力端子における電位を比較する比較器と、
    を備えていることを特徴とするルックアップテーブル回路。
  2. 前記抵抗変化回路は、
    前記入力信号を入力可能な複数の制御線と、
    ソースおよびドレインに強磁性体を含む複数のnチャネルスピンMOSFETと、
    複数のnチャネルMOSFETを含み、前記制御線から入力される前記入力信号に基づいて、前記複数のnチャネルスピンMOSFETの中から1つのnチャネルスピンMOSFETを選択する選択部と、
    を有するマルチプクレサであることを特徴とする請求項1記載のルックアップテーブル回路。
  3. 前記比較器は、
    それぞれのソースが電源電圧に接続され、かつそれぞれのゲートが互いに接続された第1および第2のpチャネルMOSFETと、
    ドレインが、前記第1のpチャネルMOSFETのドレインに接続され、ゲートが前記第1の入力端子となる第3のnチャネルMOSFETと、
    ドレインが、前記第2のpチャネルMOSFETのドレインおよびゲートに接続され、ゲートが前記第2の入力端子となる第4のnチャネルMOSFETと、
    ドレインが、前記第3および第4のnチャネルMOSFETのそれぞれのソースに接続され、ゲートにイネーブル信号を受け、ソースが前記接地電圧に接続された第5のnチャネルMOSFETと、
    を備えていることを特徴とする請求項1または2記載のルックアップテーブル回路。
  4. 複数の抵抗変化型素子を有し入力信号に基づいて前記複数の抵抗変化型素子の中から一つの抵抗変化型素子を選択し、かつ一端が電源電圧に接続された抵抗変化回路と、
    前記抵抗変化回路の最大抵抗値と最小抵抗値との間の抵抗値を有し、一端が前記電源電圧に接続された参照回路と、
    前記抵抗変化回路の他端にソースが接続され、ゲートがドレインに接続された第1のpチャネルMOSFETと、
    前記参照回路の他端にソースが接続され、ゲートが前記第1のpチャネルMOSFETのゲートに接続された第2のpチャネルMOSFETと、
    前記第1のpチャネルMOSFETの前記ドレインを通して前記抵抗変化回路に電流を供給する第1の電流供給回路と、
    前記第2のpチャネルMOSFETのドレインを通して前記参照回路に電流を供給する第2の電流供給回路と、
    前記第1のpチャネルMOSFETの前記ドレインに第1の入力端子が接続され、前記第2のpチャネルMOSFETの前記ドレインに第2の入力端子が接続され、前記第1および第2の入力端子における電位を比較する比較器と、
    を備えていることを特徴とするルックアップテーブル回路。
  5. 前記抵抗変化回路は、
    前記入力信号を入力可能な複数の制御線と、
    ソースおよびドレインが強磁性体を含む複数のpチャネルスピンMOSFETと、
    複数のpチャネルMOSFETを含み、前記制御線から入力される前記入力信号に基づいて、前記複数のpチャネルスピンMOSFETの中から1つのpチャネルスピンMOSFETを選択する選択部と、
    を有するマルチプクレサであることを特徴とする請求項4記載のルックアップテーブル回路。
  6. 前記比較器は、
    それぞれのソースが接地電圧に接続され、かつそれぞれのゲートが互いに接続された第1および第2のnチャネルMOSFETと、
    ドレインが、前記第1のnチャネルMOSFETのドレインに接続され、ゲートが前記第1の入力端子となる第3のpチャネルMOSFETと、
    ドレインが、前記第2のnチャネルMOSFETのドレインおよびゲートに接続され、ゲートが前記第2の入力端子となる第4のpチャネルMOSFETと、
    ドレインが、前記第3および第4のpチャネルMOSFETのそれぞれのソースに接続され、ゲートにイネーブル信号の反転信号を受け、ソースが前記電源電圧に接続された第5のpチャネルMOSFETと、
    を備えていることを特徴とする請求項4または5記載のルックアップテーブル回路。
  7. 前記抵抗変化回路は、
    マトリクス状に配列された複数のセルを備え、各セルは、前記抵抗変化型素子と、前記抵抗変化型素子に直列に接続され、ゲートに前記抵抗変化型素子を選択するための第1の入力信号が入力される第1の選択トランジスタと、ゲートに前記抵抗変化型素子を選択するための第2の入力信号が入力される第2の選択トランジスタとを備えていることを特徴とする請求項1または4に記載のルックアップテーブル回路。
  8. 請求項1乃至6のいずれかに記載のルックアップテーブル回路を備え、前記ルックアップテーブル回路に基づいて論理演算を行うことを特徴とするフィールドプログラマブルゲートアレイ。
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