JP5237685B2 - センサ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、物理量あるいは化学量を検出して電圧信号を出力するセンサ装置に関するものである。
従来から、物理量あるいは化学量を電気量に変換するセンサ部と、センサ部の出力を検出する検出回路とを備えたセンサ装置が知られている。
この種のセンサ装置に用いられるセンサ部としては、前記電気量の変化に応じた電流値の変化を出力する所謂電流検出型のものと、前記電気量の変化に応じた電圧値の変化を出力する所謂電圧検出型のものとがある。
電流検出型のセンサ部と共に用いられる検出回路は、センサ部から出力される電荷を蓄積するコンデンサを具備し、所定の信号読出期間に充電される前記コンデンサの両端電圧を出力電圧として出力するものが一般的である。
一方、電圧検出型のセンサ部と共に用いられる検出回路においても、電流検出型の場合と同様の構成の検出回路を用いることが考えられる。ただし、実際には電圧検出型のセンサ部は内部抵抗を有しているため、コンデンサと内部抵抗とで決まる時定数が影響し、信号読出期間においてセンサ出力の変化をコンデンサの両端電圧が追従できない場合がある。この場合、信号読出期間の終了時点でのコンデンサの両端電圧の大きさはセンサ部の内部抵抗の抵抗値に依存するため、内部抵抗の抵抗値のばらつきに起因して、センサ出力とセンサ装置から取り出される出力電圧との間に誤差を生じ、センサ出力の検出精度が低下する可能性がある。
これに対し、本出願人は、電圧検出型のセンサ部と共に用いられる検出回路の入力段に、入力電圧の大きさに相当する電流を出力する電圧電流変換器を用いることで、上記問題を解決することを提案している。すなわち、センサ部の出力する電圧を電圧電流変換器の入力とし、電圧電流変換器から出力される電流によってコンデンサを充電する構成とすることにより、コンデンサの両端間に、センサ部の出力に応じた出力電圧を生じさせることができる。この構成では、電圧電流変換器は、電圧を入力とするものであって高い入力インピーダンスを有しているから、センサ部の出力でコンデンサを直接充電する場合のようにセンサ装置から取り出される出力電圧の大きさがセンサ部の内部抵抗の抵抗値に依存することはなく、センサ出力を精度よく検出することが可能である。
さらに、コンデンサの両端に発生するアナログの電圧信号を、量子化器によって量子化し、デジタル値として取り出すことも考えられる(たとえば特許文献1,2参照)。
特許3048263号公報 特開平6−318873号公報
ところで、入力段に電圧電流変換器を用いた検出回路では、コンデンサが充電される信号読出期間を長くすることでSN比の向上を図ることが可能であるが、コンデンサは電圧電流変換器の電源電圧によって充電されるものであるから、前記信号読出期間を長くすると、コンデンサの両端電圧が前記電源電圧で飽和して、実際のセンサ出力とコンデンサの両端電圧との間にずれが生じる可能性がある。すなわち、コンデンサの両端電圧のダイナミックレンジは電圧電流変換器の電源電圧によって制限されることとなり、この制限があるために、センサ装置から取り出される出力のダイナミックレンジを向上させることができないという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、ダイナミックレンジを向上させることができるセンサ装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、物理量あるいは化学量を電圧値に変換する電圧検出型のセンサ部の出力を、所定の信号読出期間に読み出して増幅する検出回路を備え、検出回路が、流入電荷量と流出電荷量との差分に応じた電圧を出力する積分器と、センサ部の出力に相当する電流を積分器に出力する第1の電圧電流変換器と、積分器の出力電圧を量子化するとともに積分器の出力電圧が既定値を超えるとキャリーフラグを立てる量子化器と、量子化器のキャリーフラグを受けて電流を流すことで積分器から電荷を引き抜く第2の電圧電流変換器と、量子化器の出力に信号読出期間内に第2の電圧電流変換器により引き抜かれた電荷量に相当する量子化器の出力を加算して出力信号とする信号処理部とを有し、前記積分器は両端電圧が出力電圧として取り出されるコンデンサを有し、前記第1の電圧電流変換器は、所定のバイアス電流を供給するバイアス電流源と、バイアス電流源に接続され前記コンデンサに充電電流を流すカレントミラーとを有し、前記第2の電圧電流変換器は、所定のバイアス電流を供給するバイアス電流源と、バイアス電流源に接続され前記コンデンサの放電電流を流すカレントミラーとを有し、前記第1の電圧電流変換器の前記カレントミラーと前記第2の電圧電流変換器の前記カレントミラーとは共用されていることを特徴とする。
この構成によれば、積分器の出力電圧が既定値を超えると量子化器においてキャリーフラグが発生し、当該キャリーフラグを受けた第2の電圧電流変換器が積分器から電荷を引き抜くことで積分器の出力電圧が引き下げられるので、積分器の出力が飽和することを回避できる。また、信号処理部は、量子化器の出力に信号読出期間内に第2の電圧電流変換器により引き抜かれた電荷量に相当する量子化器の出力を加算して出力信号とするので、第2の電圧電流変換器によって積分器の出力電圧が引き下げられても、信号処理部からは前記引き下げ分を加味した出力信号を取り出すことができる。したがって、センサ装置から取り出される出力信号のダイナミックレンジを向上させることができる。
また、この構成によれば、カレントミラーを用いた比較的簡単な回路構成で、ダイナミックレンジの向上を図ることができる。
さらに、この構成によれば、カレントミラーを共用したことにより部品点数の削減を図ることができ、小型化につながるという利点がある。
請求項の発明は、請求項の発明において、前記第1の電圧電流変換器の前記バイアス電流源と前記第2の電圧電流変換器の前記バイアス電流源が共されていることを特徴とする。
この構成によれば、バイアス電流源を共用したことにより部品点数の削減を図ることができ、小型化につながるという利点がある。また、第1の電圧電流変換器と第2の電圧電流変換器との間で、バイアス電流のばらつきが生じることを回避できるという利点もある。
本発明は、センサ装置から取り出される出力信号のダイナミックレンジを向上させることができるという利点がある。
(実施形態1)
本実施形態のセンサ装置1は、図1に示すように物理量あるいは化学量を電気量に変換するセンサ部2と、センサ部2の出力を所定の信号読出期間Tsに読出して増幅し出力する検出回路3とを具備している。本実施形態ではセンサ部2の一例として、赤外線を吸収することによる温度上昇に応じて電気量を変化させる赤外線センサであって、焦電素子やサーモパイルのように、前記電気量の変化に応じた電圧値の変化を出力する所謂電圧検出型のものを用いる。
ここで、センサ部2の出力にはセット信号φS(図3参照)にて駆動されるスイッチング素子(図示せず)が挿入されており、当該スイッチング素子がオンのときのみセンサ部2の出力(以下、センサ出力という)を取り出すことができる。つまり、セット信号φSのパルス幅が信号読出期間Tsの長さに相当する。
検出回路3は、図1に示すようにセンサ部2のセンサ出力の大きさに応じた電流Ioを出力する第1の電圧電流変換器4と、電圧電流変換器4の出力を積分する積分器5と、積分器5の出力を量子化しデジタル値として出力するAD変換器(量子化器)6と、AD変換器6の出力を処理しセンサ装置1としての出力信号を生成する信号処理部7とを有する。さらに検出回路3は、AD変換器6の出力と積分器5の入力端との間に、デジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換器8と、DA変換器8の出力の大きさに応じた電流Ifbを出力する第2の電圧電流変換器9とを有し、AD変換器6の出力がフィードバックされる構成を採用している。電圧電流変換器4としては、一般的にgm素子あるいはOTA(Operational Transconductance Amplifier)と呼ばれるものを用いる。
積分器5は、図2に示すように、電圧電流変換器4の出力端と基準電位点(たとえば回路グランド)との間に接続されたコンデンサC1を具備している。ここで、コンデンサC1の両端電圧Vcが積分器5の出力として取り出される。なお、コンデンサC1と並列に図示しないスイッチング素子が設けられ、信号読出期間Tsが経過するごとに当該スイッチング素子がオンすることでコンデンサC1の両端電圧Vcを初期値Vcomにリセットするように構成される。
第1の電圧電流変換器4は、図2に示すように、センサ部2の出力に接続される第1の入力端T41と、基準電圧が印加される第2の入力端T42とを具備し、第1および第2の両入力端T41,T42間に生じた電圧差に相当する大きさの電流を出力端T43から出力する。
具体的には、第1入力端T41と第2入力端T42には、PチャネルMOSFETからなるトランジスタQ41,Q42の各ゲートがそれぞれ接続される。両トランジスタQ41,Q42には直流電圧VDDが印加されており、両トランジスタQ41,Q42はソース電位が等しくなるようにそれぞれのソースを共通のバイアス用トランジスタQ40に接続している。バイアス用トランジスタQ40は、ゲートに印加されるバイアス電圧Vbの大きさに従ってバイアス電流を流すバイアス電流源として機能する。これにより、各トランジスタQ41,Q42に流れるドレイン電流は、それぞれのゲート電圧の大きさ、つまりセンサ部2から入力端T41への入力の大きさ、入力端T42に印加される基準電圧Vrefの大きさに従って決定され、バイアス用トランジスタQ40を通して供給される電流が第1および第2の入力端T41,T42への入力の比に応じて各トランジスタQ41,Q42に分配されることになる。
トランジスタQ41のドレインは、第1のカレントミラーM41の入力側となるトランジスタQ43を通して接地され、トランジスタQ42のドレインは、第2のカレントミラーM42の入力側となるトランジスタQ44を通して接地される。具体的には、各トランジスタQ43,Q44はいずれもNチャネルMOSFETからなり、ドレインおよびゲートを各トランジスタQ41,Q42のドレインにそれぞれ接続する形で、トランジスタQ41,Q42のソース−ドレインと直列にドレイン−ソースを接続している。これにより、各トランジスタQ41,Q42に流れるドレイン電流はそれぞれ各トランジスタQ43,Q44のドレイン電流となる。
トランジスタQ43を入力側とした第1のカレントミラーM41の出力側のトランジスタQ45は、NチャネルMOSFETからなり、ゲートおよびソースがトランジスタQ43のゲートおよびソースにそれぞれ接続され、トランジスタQ44を入力側とした第2のカレントミラーM42の出力側のトランジスタQ46は、NチャネルMOSFETからなり、ゲートおよびソースがトランジスタQ44のゲートおよびソースにそれぞれ接続されている。これにより、各トランジスタQ43,Q44のドレイン電流と同じ大きさのドレイン電流がそれぞれ対応する各トランジスタQ45,Q46に流れることになる。
トランジスタQ45のドレインはトランジスタQ47に接続されている。また、トランジスタQ46のドレインはトランジスタQ48に接続されている。トランジスタQ47,Q48はそれぞれPチャネルMOSFETからなり、トランジスタQ47を入力側、トランジスタQ48を出力側とする第3のカレントミラーM43を形成している。すなわち、トランジスタQ47のゲートおよびソースはトランジスタQ48のゲートおよびソースにそれぞれ接続されている。各トランジスタQ47,Q48は、ドレインがそれぞれトランジスタQ45,Q46のドレインに接続される。ここで、トランジスタQ47は、ドレインおよびゲートをトランジスタQ45のドレインに接続しており、トランジスタQ47のソース−ドレインとトランジスタQ45のドレイン−ソースとの直列回路、およびトランジスタQ48のソース−ドレインとトランジスタQ46のドレイン−ソースとの直列回路には、それぞれ直流電圧VDDが印加される。
そして、上記構成の電圧電流変換器4は、トランジスタQ48とトランジスタQ46との間に、コンデンサC1に接続される出力端T43を設定している。
上述した構成によれば、トランジスタQ41のドレイン電流は、第1および第3のカレントミラーM41,M43によって、トランジスタQ48のドレイン電流の大きさを決定し、トランジスタQ42のドレイン電流は、第2のカレントミラーM42によってトランジスタQ46のドレイン電流の大きさを決定する。これにより、トランジスタQ48は、第1の入力端T41への入力電圧に応じた大きさの電流を出力端T43に流し、トランジスタQ46は、第2の入力端T42への入力電圧に応じた大きさの電流を出力端T43から引き抜くように機能する。すなわち、電圧電流変換器4は、第1の入力端T41への入力電圧(つまりセンサ部2のセンサ出力)と第2の入力端T42への入力電圧(つまり基準電圧)との差分を電流に変換し、この電流を出力端T43から出力する。
第2の電圧電流変換器9においても、第1の電圧電流変換器4と同様の構成を採用しており、第2の電圧電流変換器9の各入力端T91,T92、出力端T93、各トランジスタQ90〜Q98は、それぞれ第1の電圧電流変換器4の各入力端T41,T42、出力端T43、各トランジスタQ40〜Q48に相当する。ここで、第2の電圧電流変換器9における第2の入力端T92はDA変換器8の出力に接続され、第1の入力端T91には基準電圧が印加される。
電圧電流変換器4の出力端T43並びに電圧電流変換器9の出力端T93は、いずれもコンデンサC1に接続される。しかして、電圧電流変換器4においてセンサ部2の出力電圧に応じて発生した電流Ioは、出力端T43からコンデンサC1に流入してコンデンサC1を充電し、コンデンサC1の両端電圧Vcを増加させる。一方、電圧電流変換器9においてDA変換器8の出力電圧に応じて発生した電流Ifbは、出力端T93を通してコンデンサC1から引き抜かれることとなる。要するに、各出力端T43,T93とコンデンサC1との間を接続する経路は、第1の電圧電流変換器4の出力電流Ioから第2の電圧電流変換器9の出力電流Ioを減算することによりコンデンサC1に蓄積された電荷を引き抜く減算器10として機能する。
ここにおいて、基準電圧は赤外線を受光していない状態でのセンサ部2の出力と同じ大きさに設定される。つまり、センサ部2の出力と基準電圧との差分は、赤外線を受光したことによるセンサ部2の出力変化に相当し、言い換えればセンサ部2での赤外線受光量に相当する。したがって、コンデンサC1の両端電圧Vcにおける初期値Vcomからの上昇分は、信号読出期間Tsにおけるセンサ部2のセンサ出力の積分値を反映することとなり、言い換えれば信号読出期間Tsにおけるセンサ部2での赤外線受光量の累積値に相当する。
ところで、AD変換器6は、外部から与えられるリファレンス電圧Vrefの大きさに応じてアナログ信号の入力範囲(ここでは「Vref−」〜「Vref+」とする)を規定しており、前記入力範囲外の振幅を持つアナログ信号が入力されるとデジタル出力が飽和する。本実施形態では、前記入力範囲の上限(Vref+)が電圧電流変換器4の電源電圧である直流電圧VDDに比べて小さく設定される。さらに、このAD変換器6においては、前記入力範囲外のアナログ信号が入力されてデジタル出力が飽和した場合、キャリーフラグが立つ構成を採用している。
AD変換器6がアナログ信号(ここではコンデンサC1の両端電圧Vc)のサンプリングを行うサンプリング周期は、少なくとも前記アナログ信号の周波数よりも高く設定されている。つまり、AD変換器6は、1回の信号読出期間Ts内に複数回サンプリングを行うこととなる。このAD変換器6は、サンプリングしたアナログ信号を既定の閾値と比較することにより量子化(ここでは10ビット精度とする)を行い、その結果をデジタル値として出力する。
信号処理部7は、AD変換器6から出力される前記キャリーフラグに相当する信号を積分するデジタル積分器7aと、AD変換器6から出力されるデジタル値に前記デジタル積分器7aの出力を合成するデジタル加算器7bとを具備している。デジタル積分器7aは、キャリーフラグを受けた回数に相当する2ビットのデジタル値を出力するものであって、信号読出期間Tsが経過するごとに出力がリセットされる。デジタル加算器7bは、AD変換器6から得られた10ビットのデジタル値を下位10ビットとし、デジタル積分器7aから得られた2ビットのデジタル値を上位2ビットとするビット合成(論理和演算)を行い、12ビットのデジタル値を出力する。
DA変換器8は、キャリーフラグの値に応じたアナログ信号(電圧信号)を出力するものであって、ここでは、キャリーフラグを受けたときに、コンデンサC1の両端電圧Vcを「Vref+」から「Vref−」に引き下げる為の電荷量をコンデンサC1から引き抜くことができる大きさの出力電流Ioが第2の電圧電流変換器9で生じるように、アナログ出力の大きさが設定されている。
次に、以上説明した構成のセンサ装置の動作について、図3のタイミングチャートを参照して説明する。なお、図3では、信号読出期間Tsにおいてセンサ部2から一定のセンサ出力があるものとし、本実施形態の構成を採用した場合におけるコンデンサC1の両端電圧Vcの他、比較のために、本実施形態の構成から上記DA変換器8および第2の電圧電流変換器9を省略した比較例を採用した場合のコンデンサC1の両端電圧Vc’を示す。
まず、比較例においては、信号読出期間Tsにセンサ出力を受けた電圧電流変換器4からの電流により、コンデンサC1が充電されコンデンサC1の両端電圧Vc’は初期値Vcomから時間経過に伴って上昇する。ここで、センサ出力が一定であるから、コンデンサC1の両端電圧Vc’は本来なら図3に2点鎖線で示すように信号読出期間Tsの終了時点まで上昇し続けるはずであるが、実際には、コンデンサC1の両端電圧Vc’は電圧電流変換器4の電源電圧である直流電圧VDDに達した時点で飽和することとなる。したがって、この比較例では、信号読出期間Tsの終了時点でのコンデンサC1の両端電圧Vc’はセンサ出力を正確に反映しておらず、AD変換器6から出力されるデジタル信号もセンサ出力を正確に反映していないものとなる。
これに対して、本実施形態の構成によれば、信号読出期間Tsにセンサ出力を受けた電圧電流変換器4からの電流により、コンデンサC1が充電されコンデンサC1の両端電圧Vcは初期値Vcomから時間経過に伴って上昇する。ここで、AD変換器6の入力範囲の上限(Vref+)は電圧電流変換器4の電源電圧である直流電圧VDDより小さく設定されているから、コンデンサC1の両端電圧Vcは、直流電圧VDDより先にAD変換器6の入力範囲の上限(Vref+)に達する。
コンデンサC1の両端電圧Vcが、AD変換器6の入力範囲の上限(Vref+)に達すると、AD変換器6からキャリーフラグが出力され、当該キャリーフラグを受けたDA変換器8の出力により電圧電流変換器9が動作して、減算器10によりコンデンサC1から電荷の引き抜きが行われる。その結果、コンデンサC1の両端電圧Vcが図3のようにAD変換器6の入力範囲の下限(Vref−)にまで引き下げられることとなる。その後、センサ出力を受けた電圧電流変換器4からの電流により、コンデンサC1の両端電圧Vcは再び時間経過に伴って上昇する。しかして、コンデンサC1の両端電圧Vcは、電圧電流変換器4の電源電圧(直流電圧VDD)に達して飽和することはなく、結果的に、信号読出期間Tsの終了時点までコンデンサC1の両端電圧Vcにはセンサ出力が反映されることとなる。
また、キャリーフラグが出力された回数はデジタル積分器7aでカウントされ、デジタル加算器7bにおいてAD変換器6の出力にデジタル積分器7aの出力が合成されるので、信号処理部7の出力としては、AD変換器6の出力の上位に前記キャリーフラグが出力された回数を付加した12ビットのデジタル値を取り出すことができる。すなわち、キャリーフラグが出力されると電圧電流変換器9の出力電流IfbによりコンデンサC1の両端電圧Vcが引き下げられるものの、信号処理部7の出力においては、桁上がりの処理が為されることとなるから、出力電流IfbによるコンデンサC1の両端電圧Vcの引き下げの前後で連続的に変化する(図3の例では時間経過に伴い線形的に増加する)こととなる。言い換えれば、信号処理部7では、AD変換器6の出力に、信号読出期間Ts内に減算器10により引き抜かれた電荷量に相当するAD変換器6の出力を加算したものを出力信号とする。
以上説明したように、本実施形態の構成では、コンデンサC1の両端電圧Vcは飽和する前に電圧電流変換器9の出力電流Ioによって引き下げられ、その都度、信号処理部7の出力において桁上がりの処理が為されるから、コンデンサC1の両端電圧Vcのダイナミックレンジに関わらず、センサ装置1から取り出される出力(信号処理部7の出力)のダイナミックレンジを向上させることができる。なお、ここではデジタル積分器7aの出力を2ビットとしてあるから、1回の信号読出期間Tsにおいて最大4回までコンデンサC1の両端電圧Vcの引き下げを行うことができる。
また、本実施形態では、上述のようにコンデンサC1の両端電圧Vcが飽和することがないため、信号読出期間Tsを十分に長くしてセンサ装置1のSN比の向上を図ることができる。すなわち、信号読出期間Tsが長くなるほど、センサ出力に相当する電圧電流変換器4の出力電流IoによってコンデンサC1を充電する時間が長くなるため、コンデンサC1の両端電圧Vcに含まれる信号成分(センサ出力)の比率が高くなる。
なお、電圧電流変換器4,9の具体構成としては、図2に示すものに限らず、たとえば出力段をカスコード化したカスコード形オペアンプ(たとえば図4に示すフォールデッドカスコード形オペアンプや、図5に示すテレスコピックカスコード形オペアンプなど)を採用することができる。これらのカスコード形オペアンプを採用すれば、電圧電流変換器4,9の出力インピーダンスを高くすることができる。ここに、図4や図5では、第1の電圧電流変換器4を例示しているが、第2の電圧電流変換器9においても同構成を適用可能である。
(実施形態2)
本実施形態のセンサ装置1は、図6に示すように第1の電圧電流変換器4に設けられているトランジスタQ47,Q48からなる第3のカレントミラーM43を、第2の電圧電流変換器9の第3のカレントミラーに兼用した点が実施形態1における図2の構成と相違する。
すなわち、本実施形態では、第2の電圧電流変換器9におけるトランジスタQ97,Q98を省略し、トランジスタQ47,Q48に対してトランジスタQ95,Q96をそれぞれ直列接続してある。ここで、各トランジスタQ95,Q96はトランジスタQ45,Q46とそれぞれ並列に接続され、トランジスタQ46,Q96の並列回路とトランジスタQ48との接続点に出力端T43が設定される。この出力端T43は、第1および第2の両電圧電流変換器4,9の出力端並びに減算器10としての機能を兼ねるものであり、当該出力端T43からは、電圧電流変換器4の出力電流Ioから電圧電流変換器9の出力電流Ifbを減算した電流が出力されることとなる。
以上説明した構成によれば、検出回路3の部品点数の削減を図ることができ、回路規模を縮小できるという利点がある。また、積分器5から電圧電流変換器4,9を見たときのインピーダンス(つまり電圧電流変換器4,9の出力インピーダンス)は、図2の構成ではトランジスタQ46,Q48,Q96,Q98の合成インピーダンスで決まるのに対して、図6の構成ではトランジスタQ46,Q48,Q96の合成インピーダンスで決まるので、図2の構成に比較して電圧電流変換器4,9の出力インピーダンスが高くなり、電圧電流変換器4,9の出力インピーダンスと積分器5の容量成分とで決まる時定数を大きくでき、電圧電流変換器4のカットオフ周波数を低周波側にシフトしやすくなる。電圧電流変換器4のカットオフ周波数を低周波側にシフトすれば、電圧電流変換器4を通過する高周波ノイズを低減することができるので、結果的に、熱雑音やフリッカノイズの低減につながる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態のセンサ装置1は、図7に示すように第1の電圧電流変換器4に設けられているトランジスタQ43,Q45からなる第1のカレントミラーM41、およびトランジスタQ44,Q46からなる第2のカレントミラーM42を、第2の電圧電流変換器9の第1および第2のカレントミラーに兼用した点が実施形態2における図2の構成と相違する。
すなわち、本実施形態では、第2の電圧電流変換器9におけるトランジスタQ93〜Q96を省略し、トランジスタQ43,Q44に対してトランジスタQ91,Q92をそれぞれ直列接続してある。ここで、トランジスタQ46とトランジスタQ48との接続点に出力端T43が設定される。
この構成によれば、検出回路3の部品点数の更なる削減を図ることができ、回路規模を縮小できるという利点がある。また、電圧電流変換器4,9の出力インピーダンスは、図6の構成ではトランジスタQ46,Q48,Q96の合成インピーダンスで決まるのに対して、図7の構成ではトランジスタQ46,Q48の合成インピーダンスで決まるので、図6の構成に比較して電圧電流変換器4,9の出力インピーダンスがさらに高くなる。そのため、熱雑音やフリッカノイズの更なる低減を図ることができる。
また、本実施形態の他の構成例として、図8に示すように第1の電圧電流変換器4と第2の電圧電流変換器9とで、バイアス電流源として機能するバイアス用トランジスタQ40を共用することも考えられる。すなわち、図8の例では、第2の電圧電流変換器9におけるトランジスタQ90を省略し、トランジスタQ40に対してトランジスタQ91,Q92をそれぞれ直列接続してある。ここで、各トランジスタQ91,Q92はトランジスタQ41,Q42とそれぞれ並列に接続される。
この構成では、部品の共用により検出回路3の部品点数の削減を図るとともに、バイアス電流源を共用したことで第1の電圧電流変換器4と第2の電圧電流変換器9との間で、バイアス電流にばらつきが生じることを回避できるという利点がある。
その他の構成および機能は実施形態2と同様である。
(実施形態4)
本実施形態のセンサ装置1は、第2の電圧電流変換器の構成が実施形態1のセンサ装置1と相違するものである。
本実施形態では、第2の電圧電流変換器9’は、図9に示すようにAD変換器6のキャリーフラグを受けて動作する第1および第2のスイッチング素子SW1,SW2を具備しており、前記キャリーフラグが出力されている間に第1のスイッチング素子SW1がオンし、前記キャリーフラグが出力されていない間に第2のスイッチング素子SW2がオフするように構成されている。ここに、両スイッチング素子SW1,SW2が同時にオンすることがないように、第1のスイッチング素子SW1に対してはインバータ9aを介してAD変換器6の出力(キャリーフラグ出力)が接続される。
そして、第1のスイッチング素子SW1と第2のスイッチング素子SW2との直列回路は、一対の定電流源9b、9cと共に電源電圧VDD−回路グランド間に接続される。ここで、両スイッチング素子SW1,SW2の接続点は、第1の電圧電流変換器4と積分器5との接続点に接続され、第1のスイッチング素子SW1がオンの期間には、定電流源9bを流れる出力電流Ifbが積分器5に流れ込み、一方、第2のスイッチング素子SW2がオンの期間には、定電流源9cを流れる出力電流Ifbが積分器5から引き抜かれることとなる。なお、図9では、信号処理部は、AD変換器6から得られた信号を積分もしくは平滑化するデジタルフィルタ7’を含むものとする。
以上説明した構成のセンサ装置1は、図10に示すように、実施形態2で説明した図6の構成において、トランジスタQ91を第1のスイッチング素子SW1に置き換え、トランジスタQ92を第2のスイッチング素子SW2に置き換えることで実現することができる。
しかして、AD変換器6からキャリーフラグが出力されていない状態では、第1のスイッチング素子SW1がオン、第2のスイッチング素子SW2がオフすることで、積分器5には第1の電圧電流変換器4の出力電流Ioに第2の電圧電流変換器9’の出力電流Ifbを加算した電流が流れ込み、一方、AD変換器6からキャリーフラグが出力されると、第1のスイッチング素子SW1がオフ、第2のスイッチング素子SW2がオンすることで、積分器5からは第1の電圧電流変換器4の出力電流Ioと第2の電圧電流変換器9’の出力電流Ifbとの差分に相当する電流が引き抜かれることとなる。
上記構成によれば、AD変換器6の出力するデジタル値をアナログ値へ変換する処理を省略できるので、DA変換器8が不要に成り、DA変換器8に起因する雑音や利得ばらつき等の影響をなくすことができる。また、電圧電流変換器9’の入力段を構成するとトランジスタQ91,Q92をスイッチング素子SW1,SW2に置き換えることで、トランジスタQ91,Q92のレイアウト上のミスマッチにより生じる電圧電流変換器9’の利得ばらつきを無視することができる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(参考例1)
本参考例のセンサ装置1は、ΔΣ(デルタシグマ)型AD変換器を用いている点が実施形態1のセンサ装置1と相違する。
ΔΣ型AD変換器3bは、本参考例の比較例を示す図11に示すように積分器5’とAD変換器6と信号処理部(デジタルフィルタ7’)とを備え、さらにAD変換器6の出力がDA変換器8と電圧電流変換器9とで負帰還されるように構成されている。ここに、AD変換器6のサンプリング周波数は、信号読出期間Tsの長さを決定するセット信号φSの周波数の10倍以上に設定されており、したがって、1回の信号読出期間において少なくとも10回のサンプリング(オーバーサンプリング)が行われる。
また、AD変換器6は1ビット精度のデジタル出力を生じるものであって、たとえばコンパレータを用いることができる。信号処理部は、AD変換器6から得られた信号を積分もしくは平滑化するデジタルフィルタ7’を含むものである。しかして、AD変換器6からは1ビットのデジタル信号がシリアル出力され、後段の信号処理部(デジタルフィルタ7’)にて積分されることとなる。
DA変換器8は、AD変換器6からのシリアル出力をアナログ値に変換するものであって、前記アナログ値が信号処理部(デジタルフィルタ7’)の出力が飽和するような値となったときに、コンデンサC1の両端電圧Vcを引き下げる為の電荷量をコンデンサC1から引き抜くことができる大きさの出力電流Ioが第2の電圧電流変換器9で生じるように、アナログ出力の大きさが設定されている。
一方、第1の電圧電流変換器4はコンデンサC1を有した積分器5と共に、検出回路3の信号生成部3aを構成する。この信号生成部3aは、センサ部2のセンサ出力の大きさに応じた電圧をコンデンサC1の両端電圧Vcとして出力する。すなわち、検出回路3には、信号生成部3aと、当該信号生成部3aの出力をデジタル値に変換するΔΣ型AD変換器3bとが含まれることとなる。
ここで、本参考例では、図12に示すように、信号生成部3aの積分器5をΔΣ型AD変換器3bの積分器5’で兼用することにより、部品点数の削減を図った点が図11の比較例と相違する。
本参考例のセンサ装置1の動作について、図13のタイミングチャートを参照して説明する。なお、図13では、信号読出期間Tsにおいてセンサ部2から一定のセンサ出力があるものとし、本参考例の構成を採用した場合におけるコンデンサC1の両端電圧Vcの他、比較のために、本参考例の構成から上記DA変換器8および第2の電圧電流変換器9を省略した比較例を採用した場合のコンデンサC1の両端電圧Vc’を示す。また、図13中の「S」はサンプリングのタイミングを表している。
まず、比較例においては、信号読出期間Tsにセンサ出力を受けた電圧電流変換器4からの電流により、コンデンサC1が充電されコンデンサC1の両端電圧Vc’は時間経過に伴って上昇する。ここで、センサ出力が一定であるから、コンデンサC1の両端電圧Vc’は本来なら図13に2点鎖線で示すように信号読出期間Tsの終了時点まで上昇し続けるはずであるが、実際には、コンデンサC1の両端電圧Vc’は電圧電流変換器4の電源電圧である直流電圧VDDに達した時点で飽和することとなる。したがって、この比較例では、信号読出期間Tsの終了時点でのコンデンサC1の両端電圧Vc’はセンサ出力を正確に反映しておらず、AD変換器6から出力されるデジタル信号もセンサ出力を正確に反映していないものとなる。
これに対して、本参考例の構成によれば、サンプリングのタイミングにおいて、コンデンサC1の両端電圧VcがAD変換器6にて閾値と比較され、両端電圧Vcが閾値より大きければAD変換器6の出力がHレベルとなり、両端電圧Vcが閾値より小さければAD変換器6の出力がLレベルとなる。AD変換器6の出力がHレベルの期間には、DA変換器8および電圧電流変換器9によりコンデンサC1から電荷が引き抜かれることで、コンデンサC1の両端電圧Vcは低下する。すなわち、AD変換器6の出力がDA変換器8と電圧電流変換器9とで負帰還されるように構成されているので、コンデンサC1の両端電圧Vcは図13のように電圧電流変換器4の電源電圧(直流電圧VDD)に達して飽和することはなく、結果的に、信号読出期間Tsの終了時点までコンデンサC1の両端電圧Vcにはセンサ出力が反映されることとなる。
また、AD変換器6からのシリアル出力が信号処理部の出力を飽和させるような値となると、第2の電圧電流変換器9によってコンデンサC1の両端電圧Vcを引き下げることができ、信号処理部の出力が飽和することも回避できる。
以上説明した構成によれば、ΔΣ型AD変換器3bがオーバーサンプリングを行うことにより、実施形態1の構成に比べて量子化誤差を小さくできるという利点がある。また、ΔΣ型AD変換器3bの積分器5’を積分器5に兼用したことで、部品点数を削減し、検出回路3全体としての小型化を図ることができるという利点もある。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
本発明の実施形態1の構成を示す概略回路図である。 同上の要部の構成を示す概略回路図である。 同上の動作例を示すタイミングチャートである。 同上の要部の他の構成を示す概略回路図である。 同上の要部のさらに他の構成を示す概略回路図である。 本発明の実施形態2の構成を示す概略回路図である。 本発明の実施形態3の構成を示す概略回路図である。 同上の要部の他の構成を示す概略回路図である。 本発明の実施形態4の構成を示す概略回路図である。 同上の要部の構成を示す概略回路図である。 本発明の参考例1の比較例を示す概略回路図である。 同上の構成を示す概略回路図である。 同上の動作例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 センサ装置
2 センサ部
3 検出回路
4 第1の電圧電流変換器
5 積分器
6 AD変換器(量子化器)
7 信号処理部
8 DA変換器
9 第2の電圧電流変換器
M41〜M43,M91〜M93 カレントミラー
C1 コンデンサ
SW1,SW2 スイッチング素子
Ts 信号読出期間

Claims (2)

  1. 物理量あるいは化学量を電圧値に変換する電圧検出型のセンサ部の出力を、所定の信号読出期間に読み出して増幅する検出回路を備え、
    検出回路は、流入電荷量と流出電荷量との差分に応じた電圧を出力する積分器と、センサ部の出力に相当する電流を積分器に出力する第1の電圧電流変換器と、積分器の出力電圧を量子化するとともに積分器の出力電圧が既定値を超えるとキャリーフラグを立てる量子化器と、量子化器のキャリーフラグを受けて電流を流すことで積分器から電荷を引き抜く第2の電圧電流変換器と、量子化器の出力に信号読出期間内に第2の電圧電流変換器により引き抜かれた電荷量に相当する量子化器の出力を加算して出力信号とする信号処理部とを有し、
    前記積分器は両端電圧が出力電圧として取り出されるコンデンサを有し、
    前記第1の電圧電流変換器は、所定のバイアス電流を供給するバイアス電流源と、バイアス電流源に接続され前記コンデンサに充電電流を流すカレントミラーとを有し、
    前記第2の電圧電流変換器は、所定のバイアス電流を供給するバイアス電流源と、バイアス電流源に接続され前記コンデンサの放電電流を流すカレントミラーとを有し、
    前記第1の電圧電流変換器の前記カレントミラーと前記第2の電圧電流変換器の前記カレントミラーとは共用されてい
    ことを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記第1の電圧電流変換器の前記バイアス電流源と前記第2の電圧電流変換器の前記バイアス電流源とは共用されていることを特徴とする請求項1記載のセンサ装置。
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