JP5237161B2 - 直流電源システムおよびその放電制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は直流電源システムおよびその放電制御方法に関する。
一般に、直流負荷装置へ電力を供給する直流電源システムでは、商用交流電力を受け、直流48Vなどの直流電力を出力する整流器が用いられている。さらに、商用交流電力が停電した場合でも直流負荷装置への給電を継続するために、整流器の出力に蓄電池と、蓄電池を充電するための充電器を備え、バックアップ電源システムとする。蓄電池は、直流負荷装置の動作電圧に対応するように直列接続した組電池とするが、蓄電池の電圧は充電や放電により変動するため、組電池の電圧が直流負荷装置の入力電圧範囲に合致しないことがある。このため、組電池と直流負荷装置との間に放電器を介挿し、昇圧あるいは降圧を行うことにより供給電圧を許容範囲に収めるようにしている。
下記特許文献1、2には、複数の組電池が出力する電力を放電器を介して負荷に供給する電源システムが記載され、特許文献1には、昇圧回路の出力電圧が設定値V9を下回らないように昇圧回路のスイッチング素子が動作し、降圧回路の出力電圧が設定値V10を上回らないように降圧回路のスイッチング素子が動作することが記載され、特許文献2には、放電停止信号、入力電圧低下、過電圧出力のいずれかを検知したとき負荷への放電を停止させ、放電停止信号のリセット時または入力電圧の回復時、負荷への放電を再開し、制御部の電力を、放電器の出力側のみならず、手動スイッチ操作時は放電器入力側からも供給可能とし、かつ、制御部の停電時は、スイッチング素子を開放状態に維持することが記載されている。
特開2007−312558号公報 特開2008−092768号公報
図4は、整流器と複数の組電池、充電器および放電器からなる直流電源システムの構成図である。組電池1は、複数のニッケル水素蓄電池セル(定格電圧1.2V、定格容量100Ah)を40セル直列接続して構成した組電池であり、6系統(1系〜6系)が搭載されている。
組電池1には、それぞれ、放電器2と充電器3とが接続されている。整流器5は、交流電源6から入力した電力を直流電力に変換して電圧51Vの直流電力とし、それを負荷4へ供給する。充電器3は、交流電源6から入力した電力を直流電力に変換して組電池1を充電するが、充電に従って充電電圧が上昇し、最高64Vまで出力することができ、満充電後は充電が停止する。
放電器2は、出力電圧が50Vに設定され、出力電圧が50Vを上回ろうとするときは降圧動作を行い、出力電圧が50V以下であるときは入力をバイパスしてそのまま出力する。6系統の放電器2は、その出力において並列接続され、さらに整流器5から負荷4に至る電路に並列接続される。
この直流電源システムでは、交流電源6が有効であるときは、整流器5が出力する電力が負荷4へ供給され、充電器3により組電池1が充電される。交流電源6が停電であるとき、組電池1が放電する電力が、放電器2を介して負荷4へ供給される。
6台の放電器2は同一仕様であるが、出力電圧の差や放電器出力点から並列接続点までの配線抵抗(配線径、配線長によって定まる)の差により、放電時に系統間で放電電流の偏りが生じる。
放電開始前に全系統の組電池1が等しく充電されていたとしても、この放電電流の偏りは避けられないため、電流が最も集中する系統の組電池1は他の系統よりも容量低下が早くなり、他の系統よりも先に、放電終止電圧(蓄電池の放電を停止させる必要があるとして指定される電圧)に達して放電が停止する。この後、残りの系統の分担する負荷量が増加するため、分担された負荷量が放電器2の出力容量を超えることになり、システム全体の放電動作が停止する。
この結果、6系統の組電池1に蓄積された放電可能なエネルギーの一部が残されたまま、負荷4への給電が停止してしまうため、交流電源6の停電時において、負荷4に対して給電することができる時間が短くなってしまう。したがって、蓄電池すなわち組電池1を余分に増設する必要が生じ、直流電源システムの設置スペースや構築に要する費用を増大させるという問題が生じてしまう。
この問題は、ニッケル水素蓄電池を用いたシステムだけではなく、他の二次電池や一次電池を用いたシステム、電気二重層キャパシタや燃料電池といった直流電源を用いたシステムにおいても起こりうる問題である。
本発明は、前述のように、並列放電器間の出力電圧差や放電器出力点から並列接続点までの配線抵抗差により、直流電源の余力を残したまま、システムの放電が停止するという問題を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、並列接続された各系統間の放電電流ばらつきを解消し、放電時に直流電源の能力を十分に有効活用する放電器と、それを用いる直流電源システムおよびその放電制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、請求項1に記載のように、
1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、複数の前記放電器の各々について、当該放電器の出力電流を計測し、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行い、前記第1の持続時間が第1の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧低下させる制御を行うことを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明は、請求項2に記載のように、
1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、複数の前記放電器の各々について、当該放電器の出力電流を計測し、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行い、前記第2の持続時間が第2の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧上昇させる制御を行うことを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明は、請求項3に記載のように、
1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、複数の前記放電器の各々について、当該放電器の出力電流を計測する処理、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理、および前記計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に前記所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行い、前記第1の持続時間が第1の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧低下させる制御を行い前記第2の持続時間が第2の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧上昇させる制御を行うことを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明は、請求項4に記載のように、
1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、制御手段が具備され、該制御手段は、複数の前記放電器の各々について、当該放電器の出力電流を計測する処理、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理、および前記計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に前記所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行う制御と、前記第1の持続時間が第1の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を低下させる制御と、前記第2の持続時間が第2の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を上昇させる制御とを行うことを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明においては、請求項5に記載のように、
請求項1ないし4のいずれかに記載の直流電源システムにおいて、交流電力を直流電力に変換する整流器が具備され、該整流器と複数の前記放電器とが出力において並列接続されていることを特徴とする直流電源システムを構成する。
また、本発明は、請求項6に記載のように、
1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムの放電制御方法であって、複数の前記放電器の各々について、当該放電器の出力電流を計測する処理、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理、および前記計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に前記所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行う手続きと、前記第1の持続時間が第1の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を低下させる手続きと、前記第2の持続時間が第2の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を上昇させる手続きとを実行することを特徴とする直流電源システムの放電制御方法を構成する。
本発明に係る直流電源システムによれば、直流電源の放電可能なエネルギーを余すことなく使い切ることができるため、余分に設置する直流電源を減らすことができるため、コストとスペースを節約することが可能となる。
本発明の実施の形態例を説明する図である。 本発明の放電制御を説明するフローチャートである。 本発明の放電制御を説明するフローチャートである。 整流器と複数の組電池、充電器および放電器からなる直流電源システムの構成図である。
本発明においては、1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池を有し、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えている時間が連続して第1の時間を超えた前記放電器の出力電圧を低下させ、出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回る時間が連続して第2の時間を超えた前記放電器の出力電圧を上昇させる。なお、前記放電器の出力電圧を低下あるいは上昇させる制御は、いずれか一方のみを行うだけでもよい。
以下に、本発明の実施形態について、ニッケル水素蓄電池を用いた直流電源システムに本発明を適用した場合を例として説明するが、本発明はこれに限られるものではない。
図1は、本発明の実施の形態例を説明する図である。図の直流電源システムにおいて、交流電源6から入力した交流電力を直流電力に変換する整流器5(出力電圧52V)と6系統の放電器2とが並列接続され、負荷4へ電力を供給する。
組電池1は、ニッケル水素蓄電池セル(定格電圧1.2V、定格容量100Ah)を60セル直列接続した組電池(定格電圧72V、定格容量100Ah)である。放電器2は、組電池1から入力した電力を降圧して負荷4へ出力するコンバータである。負荷4は、通信機器など直流電力により動作する負荷であり、許容電圧の上限は53Vである。充電器3は、接続先の組電池1を充電する。
組電池1は、満充電時に電圧が90Vに達し、放電終止電圧は60Vである。このため、放電器2は降圧動作を行い、その出力電圧は50Vである。ただし、後述するように、この出力電圧は、例えば、本発明が特徴とする制御手段である制御部7からの命令によって、微調整される。
また、放電器2は、組電池1が過放電となることを防ぐため、入力電圧が60V(組電池1の放電終止電圧)に達したとき入力を遮断して放電を停止させる機能を有する。
この直流電源システムでは、交流電源6が有効であるときは整流器5が出力する電力が負荷4へ供給され、交流電源6が停電のときは組電池1が出力する電力が放電器2を介して負荷4へ供給される。
交流電源6が停電のとき、各系統の組電池1が出力する電力は放電器2を介して負荷4へ供給されるが、各系統に分担される放電電流は、停電前の充電状態によってばらつきが生じる。さらに、並列放電器間の出力電圧差や放電器出力点から並列接続点までの配線抵抗差によってもばらつきが起こる。このため、停電により放電を開始すると、放電電流が偏った状態のまま放電が進行し、電流が集中した電池系統では早期に放電停止となり、前述した問題が生じる。
この問題を解決するために、本発明においては、各系統の放電電流を監視しながら、放電器2の出力電圧を上下させることにより出力電流集中を抑制する。すなわち、本実施の形態例において、図1に示したように、本発明が特徴とする制御手段である制御部7が具備され、制御部7は、各系統の放電器2と双方向の通信を行い、放電器2からは自系統の出力電流が制御部7へ送信され、制御部7から放電器2へは出力電圧を変更させる命令が送信される。
制御部7は、各系統の放電器2から受け取った出力電流から、平均出力電流を求め、出力電流が、求めた平均出力電流を超えている系統に対して出力電圧を低下させる命令を送信し、出力電流が平均出力電流を下回っている系統に対して出力電圧を上昇させる命令を送信する。
具体的には、放電器2の出力電圧を低下させる条件は、当該系統の出力電流が平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えている時間が連続して第1の時間を超えたときであり、放電器2の出力電圧を上昇させる条件は、当該系統の出力電流が平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回る時間が連続して第2の時間を超えたときである。
例えば、第1の設定値を5A、第1の時間を1分、第2の設定値を5A、第2の時間を1分とし、全系統の組電池1の充電完了後に交流電源6を停電させ、組電池1から負荷4への放電を開始する。ここで、1〜6系の出力電流(放電器2の出力電流)がそれぞれ、40A、35A、30A、25A、20A、15Aとなったとすると、平均出力電流は27.5Aである。出力電流が平均出力電流に第1の設定値(5A)を加えた電流(32.5A)を超えている系統は1系と2系であり、出力電流が平均出力電流から第2の設定値(5A)を減じた電流(22.5A)を下回っている系統は5系と6系である。
このまま放電が継続して1分(第1の時間、第2の時間)が経過すると、制御部7からの命令により、1系と2系の放電器2の出力電圧が0.1V低下して49.9Vとなり、5系と6系の放電器2の出力電圧が0.1V上昇して50.1Vとなる。これにより、1〜6系の出力電流はそれぞれ、35A、30A、30A、25A、25A、20Aとなる。さらに、1系と6系では再び同じ出力電圧変更が起こり、1〜6系の出力電流はそれぞれ、30A、30A、30A、25A、25A、25Aとなる。ここに、出力電圧が変更される条件を満たす系統が存在しなくなり、同時に出力電流の集中が抑制される。
以上の制御部7による制御は、例えば、図2、図3に示すフローチャートにより表すことができる。
図2において、制御を開始(T=0)すると、ステップ21(S21で示す、以下同様)において、放電器2の出力電流Ioutが全系統の平均出力電流Iに第1の電流Iを加えた電流を超えているときはステップ23へ進み、そうでないときはステップ22へ進む。ステップ22において、T(出力電流Ioutが連続してI+Iを超えている第1の持続時間)をゼロとしてステップ21に戻る。
ステップ23において、第1の持続時間所定の待機時間1秒を加算してステップ24へ進む。ステップ24において、1秒間待機してステップ25へ進む。ステップ25において、第1の持続時間が第1の時間Tを超えているときはステップ26へ進み、そうでないときはステップ21へ戻る。ステップ26において、出力電圧を0.1V下げてステップ22へ戻る。
図3において、制御を開始(T=0)すると、ステップ31において、放電器2の出力電流Ioutが全系統の平均出力電流Iから第2の電流Iを減じた電流を下回っているときはステップ33へ進み、そうでないときはステップ32へ進む。ステップ32において、T(出力電流Ioutが連続してI−Iを下回っている第2の持続時間)をゼロとしてステップ31に戻る。
ステップ33において、第2の持続時間所定の待機時間1秒を加算してステップ34へ進む。ステップ34において、1秒間待機してステップ35へ進む。ステップ35において、第2の持続時間が第2の時間Tを超えているときはステップ36へ進み、そうでないときはステップ31へ戻る。ステップ36において、出力電圧を0.1V上げてステップ32へ戻る。
ステップ図2と図3の制御を両方実行することによって、出力電流の集中が抑制される。
本実施の形態例においては、放電器2の出力電圧を下げる制御(図2)と出力電圧を上げる制御(図3)との両方を行っているが、いずれか片方のみの制御だけであっても、出力電圧が変化した系統では出力電流が平均に近づくから、出力電流の集中を抑制することが可能である。
以上、本発明の実施形態について、ニッケル水素蓄電池と制御部とを用いた直流電源システムを例として説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、ニッケル水素蓄電池を他の電池で置き換えてもよいし、さらに、制御部なしに、各放電器が自律的に自己の出力電圧を調整する機能を備えているものであってもよく、いずれの場合にも本発明の効果は上記実施の形態例と同様に現れる。
以下に、本発明によって生じる効果について説明する。
複数系統の放電器を出力において並列接続した直流電源システムでは、放電器の配置や放電器の入力である電池の状態の差により並列系統間に容量ばらつきが起こり、特定の系統に大きな負荷が分担され、系統間の放電電流に偏りが生じ、放電可能なエネルギーが残されたままシステムの放電が終了し、余分に電池を搭載する必要が生じてコストとスペースを増加させるという問題がある。
本発明の実施により、容量ばらつきが解消され、電池に蓄積された放電可能なエネルギーが余すことなく負荷へ供給されるため、余分に設置する蓄電池を減らすことができ、コストとスペースを節約することが可能となる。
1:組電池、2:放電器、3:充電器、4:負荷、5:整流器、6:交流電源、7:制御部。

Claims (6)

  1. 1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、
    複数の前記放電器の各々について、
    当該放電器の出力電流を計測し、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行い、
    前記第1の持続時間が第1の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧低下させる制御を行うことを特徴とする直流電源システム。
  2. 1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、
    複数の前記放電器の各々について、
    当該放電器の出力電流を計測し、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行い、
    前記第2の持続時間が第2の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧上昇させる制御を行うことを特徴とする直流電源システム。
  3. 1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、
    複数の前記放電器の各々について、
    当該放電器の出力電流を計測する処理、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理、および前記計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に前記所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行い、
    前記第1の持続時間が第1の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧低下させる制御を行い
    前記第2の持続時間が第2の時間を超えたとき、当該放電器の出力電圧上昇させる制御を行うことを特徴とする直流電源システム。
  4. 1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムにおいて、
    制御手段が具備され、該制御手段は、
    複数の前記放電器の各々について、
    当該放電器の出力電流を計測する処理、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理、および前記計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に前記所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行う制御と、
    前記第1の持続時間が第1の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を低下させる制御と、
    前記第2の持続時間が第2の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を上昇させる制御とを行うことを特徴とする直流電源システム。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の直流電源システムにおいて、
    交流電力を直流電力に変換する整流器が具備され、該整流器と複数の前記放電器とが出力において並列接続されていることを特徴とする直流電源システム。
  6. 1つ以上の蓄電池を直列接続してなる複数の組電池が具備され、各前記組電池の出力にはそれぞれ放電器が接続され、複数の前記放電器が出力において並列接続されて負荷へ電力を供給する直流電源システムの放電制御方法であって、
    複数の前記放電器の各々について、
    当該放電器の出力電流を計測する処理、該計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流に第1の設定値を加えた電流を超えていなければ第1の持続時間をゼロに設定し、超えていれば該第1の持続時間に所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理、および前記計測された出力電流が複数の前記放電器の平均出力電流から第2の設定値を減じた電流を下回っていなければ第2の持続時間をゼロに設定し、下回っていれば該第2の持続時間に前記所定の待機時間を加算するとともに該所定の待機時間の間待機する処理を繰り返し行う手続きと、
    前記第1の持続時間が第1の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を低下させる手続きと、
    前記第2の持続時間が第2の時間を超えたときに当該放電器の出力電圧を上昇させる手続きとを実行することを特徴とする直流電源システムの放電制御方法。
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