JP5236979B2 - 装飾品及び装飾品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、身体に対し磁気による健康促進効果を与える機能を有する装飾品とその装飾品の製造方法に関する。さらに詳しくは、装着する人にやさしく、磁界の向きを複雑にして健康促進効果を向上させた装飾品とその装飾品の製造方法に関する。
磁気治療具として、磁力による健康増進などを目的とし磁気ネックレスや磁気ブレスレットなどが従来から使用されている。すなわち、磁力が血行を促進することで肩こりや筋肉痛が緩和されるなどといわれ、磁気ネックレスなどを愛用している人も多い。
特許文献としても従来よりいろいろな提案がされている。例えば、磁気治療具として、金属アレルギーの発生を抑え、持続性の高い磁気装身具ないし恒常性維持機能及び健康増進機能を有する製品等も知られている(例えば、特許文献1参照)。また、外観の形状、模様が美麗で視覚上の趣向を満足することができると同時に、磁力による治療効果が期待できるペンダント、ネックレス、ブレスレット等磁気治療装身具構成体等も知られている(例えば、特許文献2参照)。
登録実用新案第3111761号公報 特開2004−41524号公報
しかし、特許文献1に示された技術は、シリコンゴム磁石内にフェライト系の磁石が添加されているものにすぎず、一本のゴム磁石より構成されていることから、磁気治療具より発せられる磁界(または磁力線)の向きが単調であり、身体の健康促進に与える影響が限定的になるおそれがあった。
一方、ネックレスやブレスレット等装飾品では、宝石を備えたもの、貴金属で形成されているもの、装飾性に優れたものなどが好まれる。健康促進のためのネックレスやブレスレットでも装飾性に優れたもののほうが好まれる。このようなネックレスやブレスレットは、非常に高価な宝石などを備えたものでなくてもよく、美的センスが優れたデザインのもの、自分自身が気に入ったデザインのものなどであるとよい。また、このようなネックレスやブレスレットは、あまり高価でなくほどほどの価格である必要があるとよい。
しかし、特許文献2に記載された技術は、合成樹脂内に宝石等が入っているため、高価なうえ、構成が複雑で製造工程が複雑なため、単価あたりの製造コストがかかるものであった。
さらに、ネックレスやブレスレットは、常時、肌に直接触れているものであるため、金属性のものでは、金属アレルギー等を発症する人もおり、材質等にたいへん注意が必要であった。また、日常、身体に付けているものであるので、つけている状態でほとんど違和感、重さ等を感じることがないようなもの、長期身体につけている時にも擦過傷を防止することができるもの等が求められている。
本発明は、上述したような社会的、技術的背景に基づいて、従来の問題点を解決するためになされたもので、次の目的を達成する。本発明の目的は、軟質材料で形成して肌を傷めないと共に、磁界の向きを複雑に形成して身体に与える影響を強め、健康促進効果を向上させた装飾品を提供することにある。本発明の他の目的は、磁化された装飾品内の装飾物を所定の位置に配置することで美的センスが優れたデザインの装飾品を提供することにある。本発明の他の目的は、軟質で、磁気を有し美的センスが優れたデザインの装飾品を、簡素な工程で高品質に製造することができる装飾品の製造方法を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1の装飾品は、身体に装着可能な装飾品において、軟質な材料で、長手方向に延びるように形成された紐状芯部材と、軟質な材料で、前記紐状芯部材の外周面を被覆するように、前記長手方向に延びるように形成された紐状外層部材と、前記紐状芯部材の外周面に沿って設けられ、磁石を含有する軟質な材料で、長手方向に延びるように形成された紐状磁石部材とからなる本体部を備え、前記本体部の長手方向の両端には、前記本体部を輪状に連結するための連結部とを備え、前記紐状芯部材の外周面には、一端から他端にかけて、一又は複数の溝部が形成され、前記溝部に前記紐状磁石部材が嵌め込まれていることを特徴とする。
本発明の装飾品は、本発明において、前記溝部は、前記外周面に螺旋状に形成されているものであることを特徴とする。
本発明の装飾品は、本発明1又は2において、前記紐状外層部材、前記紐状芯部材及び紐状磁石部材から選択される一以上の部材は、は、少なくとも一部が透明又は半透明の部位になっていることを特徴とする。
本発明の装飾品は、本発明1〜のいずれかにおいて、前記紐状外層部材、前記紐状芯部材及び前記紐状磁石部材は、所定の温度、圧力に加熱、加圧処理することで、一体化しているものであることを特徴とする。
本発明の装飾品は、本発明1〜4のいずれかにおいて、前記軟質な材料は、シリコーン樹脂であることを特徴とする。
本発明の装飾品の製造方法は、身体に装着可能な装飾品を製造する方法であって、軟質な材料を、長手方向に延ばして、紐状芯部材を成形する工程と、軟質な材料に磁石を練り込み、長手方向に延ばして、前記紐状磁石部材を成形する工程と、前記紐状芯部材の外周面に、前記紐状磁石部材を平行状に、又は、螺旋状に配置する工程と、開状態の一対の金型内に、略半割状の紐状外層部材をセットする工程と、前記金型にセットされた前記半割状の紐状外層部材の一方に、前記紐状芯部材と前記紐状磁石部材をセットする工程と、前記一対の金型を閉状態にするとともに、前記一対の紐状部材を所定の温度、圧力に加熱、加圧処理し、一体に結合する工程とからなり、前記紐状芯部材を成型する工程は、前記紐状芯部材を長手方向に延ばした後、外周面に平行又は螺旋状の溝部を形成する工程であることを特徴とする。
本発明の装飾品は、装飾品全体が軟質材料で形成されており、装着している人の肌を傷付けたり、金属アレルギーなどを発症させることがない。また、磁界の向きが複雑に交差していることから身体に与える影響度を向上させ、さらなる健康増進向上を図ることができる。さらに、装飾性に優れているので、他人の目を気にすることなく装着でき、安価であるので、装飾性を楽しみながら健康増進を図ることができる。
本発明の製造方法は、簡素な方法で、装飾性、健康増進に優れた高品質の装飾品を製造することができる。また、能率よく製造でき、経済的効果を呈する。
本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の装飾品(ネックレス)の外観図、図2は、装飾品の正面図、図3は、装飾品を部分的に表した正面図、図4は、図2をA−A線で切断した断面図である。なお、この実施の形態では、磁力による肩こりの解消等の健康増進効果が期待できる装飾品としてネックレスを例にして説明を行うが、他の装飾品、例えばブレスレット等のようなものであっても良いことはいうまでもない。
図2及び図3に示すように、ネックレス(装飾品)1は、本体部(装飾品本体部)10、紐状外層部材11、紐状芯部材12、紐状磁石部材14a、14b、14c及び連結部13とから構成されている。本体部10は、紐状に、長手方向に延びた形状の中実体であり、その両端に連結部13を有している。
本体部10は、紐状外層部材11と、紐状外層部材11の中心部に、直線状に設けられた紐状芯部材12と、紐状芯部材12の外周面に沿うように直線状に設けられた3本の紐状磁石部材14a、14b、14cから構成されている。紐状外層部材11は、軟質なシリコーン樹脂で形成されている。なお、本体部10を構成する紐状外層部材11及び紐状芯部材12は、軟質で弾性変形可能な材料、例えば軟質なウレタン樹脂等軟質な合成樹脂、エラストマー等で形成されたものであってもよい。
本体部10は、長手方向に所定の長さ(例えば、400〜600mm)を有するように形成されている。なお、この長さは、装飾する身体箇所、巻き数等によって適宜決定されるものである。また、本体部10は、長手方向に直交する面において断面視(以下、単に「断面視」という。)した場合には、略円形の、直径(例えば、3〜8mm)に形成されている。この直径も、装飾性、表面磁束密度などによって適宜決定されるものである。
図2及び3に示すように、紐状外層部材11は、紐状芯部材12の外周面を覆うように設けられている。紐状芯部材12は、紐状外層部材11の一端から他端において、紐状外層部材11と平行になるように設けられている。紐状芯部材12は、紐状外層部材11と略同一の長さで、紐状外層部材11の一端から他端にかけて紐状に形成されている。本実施の形態において、紐状芯部材12は、紐状外層部材11と同様に長手方向に所定の長さ(例えば、400〜600mm)を有するように形成されている。なお、この長さは、紐状外層部材11の長さに応じて適宜決定されるものである。
図4に示すように、紐状芯部材12は、長手方向に直交する断面を断面視した紐状外層部材11の略中心に設けられている。紐状芯部材12は、紐状外層部材11の略中心において、紐状外層部材11の一端から他端において、紐状外層部材11と平行になるように設けられている。しかし、この構成に限定されることなく、例えば、紐状芯部材12の中心と紐状外層部材11の中心とがずれているように構成されても良い。また、紐状芯部材12は、紐状外層部材11の一端から他端にかけて斜めに設けられていても良い。さらに、紐状芯部材12は、その直径を変えてもよく、紐状外層部材11内において複数設けられても良い。
紐状磁石部材14a、14b、14cは、軟質なシリコーン樹脂と粉末状の磁石とから形成されている。なお、紐状磁石部材14a、14b、14cは、軟質で弾性変形可能な材料、例えば軟質なウレタン樹脂等軟質な合成樹脂、エラストマー等と粉末状の磁石で形成されたものであってもよい。
紐状磁石部材14a、14b、14cを形成するシリコーン樹脂には、磁石が練り込まれ分散されている。磁石は、細かく粉末状にされた磁石であり、例えば、粉末状にされたフェライト磁石である。なお、本実施の形態では、フェライト磁石で説明を行っているが、磁石であれば他の種類(例えば、アルニコ磁石、ネオジム磁石)のものであっても良い。
また、紐状磁石部材14a、14b、14cにおけるフェライト磁石とシリコーン樹脂とは、所定の混合比率(例えば、フェライト磁石が80〜95質量%、シリコーン樹脂が5〜20質量%)で混合されている。なお、この混合比率は、表面磁束密度が0.2テスラ(2000ガウス)を超えない範囲内で変更されても良い。また、紐状磁石部材14a、14b、14cは、異なる混合比率で形成されても良い。
図2及び3に示すように、紐状外層部材11は、その内部に紐状磁石部材14a、14b、14cが設けられている。紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状外層部材11の一端から他端において、紐状外層部材11と平行になるように設けられている。紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状外層部材11と略同一の長さで、紐状外層部材11の一端から他端にかけて紐状に形成されている。本実施の形態において、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状外層部材11と同様に長手方向に所定の長さ(例えば、400〜600mm)を有するように形成されている。なお、この長さは、紐状外層部材11の長さに応じて適宜決定されるものである。
図4に示すように、紐状磁石部材14a、14b、14cは、略中心に設けられた紐状芯部材12の外周面を沿うように設けられている。本実施の形態において、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状芯部材12の外周面となる円周上を、等角度に3等分した位置の外側にそれぞれ設けられている。紐状磁石部材14a、14b、14cは、その断面において、紐状外層部材11の外周面の内側に位置するように形成されると良い。
本実施の形態において、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状芯部材12の外周面の円周上を等角度に3等分した位置の外周面に沿うようにして紐状外層部材11内を軸方向にかけて、延びるように設けられている。しかし、この構成に限定されることない。例えば、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状芯部材12の外周面に沿うように設けられるのであれば、等角度に配置することなく適当な角度位置に配置しても良い。また、紐状磁石部材は、3本に限られることなく、1本以上の他の本数で設けても良く、それを紐状部材12の外周面に沿うように等角度に配置しても、適当な角度位置に配置しても良い。
本実施の形態においては、紐状磁石部材14a、14b、14cは、フェライト磁石が分散されていることにより磁化されている。例えば、紐状磁石部材14a、14b、14cは、磁化されたフェライト磁石を紐状磁石部材の材料であるシリコーン樹脂等に練り込む。次に、押出成形機等で押出成形等することにより長尺の紐状体を構成する。次に、長尺の紐状体に機械的圧力をかける機械配向、又は、磁場コイルを使用して配向する磁場中成形等の方法によりフェライト磁石の粒子を1方向に並べることにより磁化させる。最後に、磁化された長尺の紐状体を適宜の長さに切断することで紐状磁石部材14a、14b、14cを形成すると良い。
また、紐状磁石部材14a、14b、14cは、磁化されていないフェライトを紐状磁石部材の材料であるシリコーン樹脂等に練り込む。次に、金型周囲に磁場コイルを配置し、或は、金型自体を磁化した押出成形機等で押出成形等することにより長尺の紐状体を構成しながら、着磁することにより磁化させる。最後に、磁化された長尺の紐状体を適宜の長さに切断することで紐状磁石部材14a、14b、14cを形成すると良い。なお、紐状磁石部材14a、14b、14cは、N極性又はS極性のいずれか一の極性となるように磁化されていても良く、N極性又はS極性の二の極性が長手方向にかけて交互になるように磁化されていても良い。また、紐状部材14a、14b、14cは、それぞれ異なる極性となるように磁化されても良い。
紐状磁石部材14a、14b、14cより発せられる磁界は、磁力線がN極よりS極に向かい放出している。本体部10は、紐状磁石部材14a、14b、14cが設けられた箇所から、磁力線がさまざまな位置に発生する。例えば、紐状磁石部材14a、14cをS極性に、紐状磁石部材14bをN極性に磁化した場合には、紐状磁石部材14bから紐状磁石部材14a、14cにかけて磁力線が発生する。なお、紐状磁石部材14a、14b、14cの磁化はこれに限られることなく、他の組み合わせでもよい。また、紐状磁石部材14a、14b、14cは、N極性又はS極性の二の極性が長手方向にかけて交互になるように磁化されていても良い。紐状磁石部材14a、14b、14cは、極性がさまざまに設けられることにより、磁界の向きが複雑に交差し、身体に与える影響度を向上させ、さらなる健康増進向上を図ることができる。
本体部10は、長手方向の一の端部と他の端部とを連結して、本体部10を輪状にするための連結部13が設けられている。連結部13は、一の端部が凹状又は凸状に、他の端部が凸状又は凹状に形成され、凸状に形成された部位と凹状に形成された部位とが係脱可能に係合して連結されるものである。連結部13は、凹状に形成された部位、凸状に形成された部位の少なくともどちらか一方が、軟質のシリコーン樹脂、軟質なウレタン樹脂等軟質な合成樹脂で形成されているので、容易に挿入することができる。
連結部13は、本体部10の一の端部に形成され先端が略球形の凸形状部13cを有する凸状留め具13Aと、本体部10の他の端部に形成され連結部分が穴の凹形状部13dを有する凹状留め具13Bが形成されている。連結部13は、凸形状部13cと凹形状部13dが、相互に、係脱可能に係合できるようになっている。凹状留め具13Bに凸状留め具13Aを挿入するときには、凹形状部13d、凸形状部13cが弾性変形する。凹状留め具13B、凸状留め具13Aの少なくともどちらか一方が、軟質のシリコーン樹脂で成形されているので、容易に挿入することができる。連結状態にあるときは凸状留め具13Aの凸形状部の略球形13cが凹状留め具13Bの凹形状部13dの穴に係合する。そして、係合している状態では、摩擦力、弾性力で相互に保持されている。連結を解除するときは、凸状留め具13Aと凹状留め具13Bを相互に引っ張ると良い。すなわち、所定以上の力で引張ったとき、凹形状部13d、凸形状部13cが弾性変形して離脱する。
本実施の形態において、凸状留め具13Aと凹状留め具13Bは、本体部10と、別々に製造した後取付けているが、本体部10と一体的に構成されても良い。また、連結部13は、例えば、磁石やフック等の他の連結構成により連結できるようにされても良い。
本体部10の外周面には、この製品、製造元、販売元などのロゴ、飾りなどの美的センス、デザイン的に優れたデザインが形成されても良い。また、本体部10に、所定の色彩を付し美的効果を持たせても良い。紐状外層部材11が透けて見えるように透明性を持たせても良い。紐状外層部材11に透明性をもたせることにより、内部に設けられた、紐状芯部材12及び紐状磁石部材14a、14b、14cが目視されるため、装飾性が向上する。紐状外層部材11に透明性をもたせた場合には、内部に設けられた紐状芯部材12及び紐状磁石部材14a、14b、14cに色彩を施すことにより、装飾性を向上させても良い。
本体部10は、紐状外層部材11の外周面を覆うように薄い膜状に形成した表層部を設けても良い。表層部は、この製品、製造元、販売元などのロゴ、飾りなどの美的センス、デザイン的に優れたデザインが形成されても良く、所定の色彩で美的効果を持たせたものであっても良い。表層部は、所定の色彩で美的効果を持たせたものであっても良く、或は、本体部10が透けて見えるように透明性を持たせても良い。
表層部は、本体部10をシリコーン樹脂等につけ込んだ後、表面を乾かすことで薄い膜状に設けてもよい。本体部10をつけ込むシリコーン樹脂にフェライトを練り込んでおいても良い。表層部を設けることで、装飾性を持たせることができる。
本実施の形態において、本体部10を構成する紐状外層部材11、紐状芯部材12及び紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状に、長手方向に延びた形状の中実体であり、断面視略円形に形成されている。紐状芯部材12及び紐状磁石部材14a、14b、14cは、シリコーン樹脂等の熱可塑性樹脂等により構成されており、これを加熱、加圧処理することにより紐状芯部材と一体的に結合されている。このように、紐状芯部材12と紐状磁石部材14a、14b、14cが結合されることにより構成された本体部10は、磁界の向きが複雑になり、健康促進効果がより期待できる。
本実施の形態において、本体部10は、断面視略円形に形成されている。しかし、この形状にとらわれることなく、断面視、楕円、長円、星形、多角形等、他の形状となるように構成されても良い。紐状磁石部材14a、14b、14cを螺旋状にしても良い。その場合、直線状の紐状磁石部材14a、14b、14cと紐状芯部材12とを螺旋状にねじって構成しても良い。また、紐状芯部材12は、その中心の周り方向にねじられて形成されてもよく、この際、紐状芯部材12は、一回又は複数回ねじられると良い。
〔製造方法〕
図5は、本発明の装飾品の製造方法による装飾品の製造工程を示すフロー図である。図5のフロー図に従って製造工程を説明する。製造対象のネックレス1の本体部10は、第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材からなる。この本体部を構成するために一対の金型が準備される。
ネックレス1の本体部10は、紐状外層部材11、紐状芯部材12及び紐状磁石部材14a、14b、14cから構成される。紐状外層部材11は、一対の第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材から形成される。この材料となるシリコーン樹脂(素材)を混練する(S101)。この混練されたシリコーン樹脂(素材)をネックレス1の大きさ形状に合わせて所定の大きさである、第一紐状外層部材、第二紐状外層部材として押出成形する(S102)。本実施の形態において、第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材は、お互いを結合する結合面が設けられ、結合面に凹みが設けられている。また、混練されたシリコーン樹脂をネックレス1の大きさ形状に合わせて所定の長さの紐状芯部材として押出成形する(S103)。
紐状磁石部材14a、14b、14cの材料となる、シリコーン樹脂(素材)は、フェライト磁石と共に混練する(S104)。この混練されたシリコーン樹脂(素材)及びフェライト磁石をネックレスの大きさ形状に合わせて所定の大きさの紐状磁石部材14a、14b、14cとして押出成形する(S105)。成形した紐状磁石部材14a、14b、14cを機械的圧力をかける機械配向、又は、磁場コイルを使用して配向する磁場中成形等の方法によりフェライト磁石の粒子を1方向に並べることにより磁化させる(S106)。なお、押出成形機の金型周囲に磁場コイルを配置し、或は、金型自体を磁化した押出成形機等で押出成形等することにより所定の形状にしながら、着磁することにより磁化させても良い。成型された紐状芯部材12の外周面に紐状磁石部材14a、14b、14cを沿うように設置する(S107)。
成形された第一紐状外層部材と第二紐状外層部材は、紐状外層部材11を成形するために金型の型内、すなわち金型に形成された空間(キャビティ)に設置される(S108、S109)。なお、設置された第一紐状外層部材の結合面及び/又は第二紐状外層部材の結合面に、接着剤が塗布されても良い。第一紐状外層部材、第二紐状外層部材の長手方向中央に設けられた凹みに、紐状芯部材12と紐状部材の外周面長手方向に設けられた紐状磁石部材14a、14b、14cをセットする(S110)。
位置決めピン、位置決め穴などである位置決め部材により位置決めをし、この金型を閉じる。すなわち、両方の金型を組み付けるようにする(S110)。金型を閉じた後、所定の温度、所定の圧力に、加熱処理及び加圧処理を施す(S111)。次に、金型を開き、両方の金型を分離する(S112)。各金型より固化して成形された本体部を取り出す(S113)。本体部の両端部に連結部を付けて完成する(114)。
次にその具体的製造方法について説明する。
<混練(S101)>
シリコーン、及び添加剤等を所定の割合で配合した後、加圧ニーダやミキシングロール等の混練機で所定の時間混練する。本実施の形態において、混練する材料としては、軟質なシリコーン樹脂を使用するが、軟質なものであれば他の材料でも良く、例えば、ウレタン樹脂及び他のシリコーン樹脂等であっても良い。また、着色剤を添加することによりさまざまな色に着色されても良い。例えば、第一紐状外層部材と第二紐状外層部材とで異なる色になるように着色されても良い。
<成形(S102)>
混練工程で得られた組成物(混練物)を粉砕し、この粉砕粉末を用いて例えば押出成形により成形し、長手方向に延びるように形成された第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材として成形された成形体を得る。本実施の形態において、第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材は、お互いを結合する結合面が設けられ、結合面に凹みが設けられている。
<成形(S103)>
混練工程で得られた組成物(混練物)を粉砕し、この粉砕粉末を用いて例えば押出成形により成形し、長手方向に延びるように形成された紐状芯部材12として成形された成形体を得る。
<混練(S104)>
シリコーン、磁石及び添加剤等を所定の割合で配合した後、加圧ニーダやミキシングロール等の混練機で所定の時間混練する。本実施の形態において、混練する材料としては、軟質なシリコーン樹脂を使用するが、軟質なものであれば他の材料でも良く、例えば、ウレタン樹脂及び他の合成樹脂等であっても良い。磁石は、粉末化されたいわゆる磁石粉末がよく、例えば、フェライト磁石が良い。また、着色剤を添加することによりさまざまな色に着色されても良い。
<成形(S105)、磁化(S106)>
混練工程で得られた組成物(混練物)を粉砕し、この粉砕粉末を用いて例えば押出成形により成形し、長手方向に延びるように形成された紐状磁石部材14a、14b、14cとして成形された成形体を得る。なお、成形は、無磁場中又は磁場中で行うことができる。
押出成形機により無磁場中で成形した場合には、成形体である紐状磁石部材14a、14b、14cに対して、その後に磁場中において磁化することができる。成形した紐状磁石部材14a、14b、14cに対して機械的圧力をかける機械配向、又は、磁場コイルを使用して配向する磁場中成形等の方法によりフェライト磁石の粒子を1方向に並べることにより磁化させる。このとき、表面磁束密度で0.2テスラ(2000ガウス)を超えないようにすると良い。
なお、押出成形機により磁場中で成形する場合には、押出成形機の金型周囲に磁場コイルを配置し、或は、金型自体を磁化した押出成形機等で押出成形等することにより形を構成しながら、着磁することにより磁化させても良い。このとき、表面磁束密度で0.2テスラ(2000ガウス)を超えないようにすると良い。
<紐状磁石部材を紐状芯部材に沿わせる(S107)>
成型された紐状芯部材12の外周面に紐状磁石部材14a、14b、14cを沿うように設置する(S107)。本実施の形態においては、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状芯部材12の外周面の一端から他端にかけて、紐状芯部材12と平行になるように設置している。しかし、これに限定されることはなく、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状芯部材12の外周面に巻いてもよい。例えば、紐状磁石部材14a、14b、14cは、紐状芯部材12の外周面に螺旋状になるように巻いても良い。
<上金型に設置(S108)>
金型は、同様の構成からなる上金型と下金型に分離されている。
上金型は板状のものであり、上金型には第一紐状外層部材又は第二紐状外層部材を設置するための第一凹部が形成されている。この第一凹部の幅は、第一紐状外層部材又は第二紐状外層部材の幅よりやや小さい寸法になっているとよい。第一紐状外層部材又は第二紐状外層部材は弾性変形可能であり、第一凹部に押し付けるように押し込み弾性力に抗して設置するとよい。この状態で第一紐状外層部材又は第二紐状外層部材は、上金型に位置決め保持されるので、放置しても外れない。
<下金型に設置(S109)>
下金型は板状のものであり、下金型には第二紐状外層部材又は第一紐状外層部材を設置するための第二凹部が形成されている。この第二凹部の幅は、第二紐状外層部材又は第一紐状外層部材の幅よりやや小さい寸法になっているとよい。第二紐状外層部材又は第一紐状外層部材は弾性変形可能であり、第二凹部に押し付けるように押し込み弾性力に抗して設置するとよい。この状態で第二紐状外層部材又は第一紐状外層部材は、下金型に位置決め保持されるので、放置しても外れない。
第一紐状外層部材又は第二紐状外層部材を結合する前に、接着剤を塗布しても良い。つまり、上金型に設置された第一紐状外層部材の結合面及び/又は下金型に設置された第二紐状外層部材の結合面に接着剤を塗布しても良い。この接着剤は、例えば、第一紐状外層部材又は第二紐状外層部材と同質のシリコーン樹脂系接着剤が良いが、エポキシ系接着剤等他の接着剤でも良いことはいうまでもない。
<紐状芯部材、紐状磁石部材セット(S110)>
第一紐状外層部材、第二紐状外層部材の長手方向中央に設けられた凹みに、紐状芯部材12と紐状芯部材12の外周面に沿うように設けられた紐状磁石部材14a、14b、14cをセットする。

<組み付け(S111)>
次に、位置決めピン、位置決め穴などからなる位置決め部材により位置決めをし、この金型を閉じる。すなわち、同様構成の上金型と下金型に位置合わせのうえ組み付けるようにする。
<加熱、加圧(S112)>
この状態で上金型及び下金型の外部に設けられた加熱プレス装置を加熱し、さらに加圧させると、上金型及び下金型は押圧される。このときの加熱温度は、所定の温度(例えば、180℃)が好ましい。加圧力は、所定の圧力であれば良い。この加熱、加圧力で、第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材は、一体化し、紐状外層部材11を構成する。
<金型 分離(113)>
金型内で第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材が一体化し紐状外層部材11を構成した後、上金型及び下金型を分離して開く。
<取り出し(S114)>
金型より固化して成形された紐状外層部材11を取り出す。この時、余計なバリ等が生じていたときには、バリを取り除くと良い。
<留め具 取付け(S115)>
紐状外層部材11の両端部に凸状留め具13A及び凹状留め具13Bを付けて完成する。
以上のように本実施の形態において、第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材は、同様なシリコーン樹脂とフェライト磁石により構成されていることを前提として説明したが、第一紐状外層部材と第二紐状外層部材とで、異なる材料であってもよい。
また、金型により第一紐状外層部材及び第二紐状外層部材を結合するときに、凸状留め具13A及び凹状留め具13Bを合わせて付けても良い。この場合は、上金型及び下金型に設けられた溝の形を第一紐状外層部材、第二紐状外層部材、凸状留め具13A及び凹状留め具13Bの形状に合わせて形成すればよいことはいうまでもない。
〔他の実施の形態〕
本発明の他の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図6は、本発明の装飾品(ネックレス)の正面図、図7は、装飾品を部分的に表した正面図である。他の実施の形態では、前述した実施の形態と同一の部位には同一の符号を付与し詳細な説明を省略する。
図6及び7に示すように、本実施の形態において、本体部110を構成する紐状外層部材111、紐状芯部材112及び紐状磁石部材114は、紐状に長手方向に延びた形状の中実体であり、断面視略円形に形成されている。また、紐状磁石部材114は、紐状芯部材112の外周面に所定の間隔で螺旋状に巻かれて設けられている。紐状磁石部材114は、紐状芯部材112の外周面に所定の間隔で螺旋状に巻くため、紐状芯部材112より長く形成されていると良い。紐状磁石部材114は、その長手方向全体において、異なる極性が所定の間隔で磁化されているとよい。例えば、紐状磁石部材114を紐状芯部材112に巻いた一巻き目はN極性、二巻き目は、S極性というように、奇数回の巻き目と偶数回の巻き目とで異なるように形成すると良い。なお、本実施の形態において、紐状外層部材111は、内部が目視できる透明に構成されている。
本実施の形態において、紐状磁石部材114は、紐状芯部材112の外周面の円周上を軸方向に所定の間隔で螺旋状に巻かれている。紐状磁石部材114は、巻かれた箇所の極性に応じてそれぞれが干渉しあい、磁界の向きが複雑になり、健康促進効果がより期待できる。また、紐状磁石部材114は、紐状芯部材に巻かれていることにより、螺旋状の模様が目視できデザイン性が向上する。
紐状磁石部材114より発せられる磁界は、磁力線がN極よりS極に向かい放出している。紐状磁石部材114は、本体部110の内部から外部にかけて磁界を形成する。本体部110は、紐状磁石部材114が設けられた箇所から、磁力線がさまざまな位置に発生する。紐状磁石部材114は、N極性又はS極性の二の極性が、長手方向にかけて所定の間隔で交互になるように磁化されている。紐状磁石部材114は、極性がさまざまに設けられていることにより、磁界の向きが複雑に交差し、身体に与える影響度を向上させ、健康増進向上を図ることができる。
本実施の形態において、紐状磁石部材114は、紐状芯部材112の外周面の円周上を軸方向に所定の間隔で螺旋状に巻かれるように設けられている。しかし、この構成に限定されることない。例えば、紐状磁石部材114は、紐状芯部材112の外周面の円周上において、軸方向に等間隔に配置することなくさまざまな間隔で巻いても良い。また、紐状磁石部材は、1本に限られることなく、複数本設けても良く、それを紐状芯部材112の外周面上を軸方向に等間隔に巻いても、適当な間隔で巻いても良い。また、紐状磁石部を複数本設ける場合には、紐状磁石部材ごとに異なる極性となるように形成されても良い。また、本実施の形態においては、紐状外層部材111が透明である構成として説明しているが、これに限らず、紐状芯部材112及び、紐状磁石部材114が透明に構成されても良いことはいうまでもない。
〔他の実施の形態2〕
本発明の他の実施の形態2を図面に基づいて詳細に説明する。図8は、本発明の装飾品の他の実施の形態を適用したネックレス201の断面図である。本発明の他の実施の形態2では、前述した実施の形態と同一の部位には同一の符号を付与し詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態において、本体部210を構成する紐状外層部材211、紐状芯部材212及び紐状磁石部材214a、214b、214cは、紐状に長手方向に延びた形状の中実体であり、断面視略円形に形成されている。紐状磁石部材214a、214b、214cは、その長手方向全体において、所定の極性に磁化されている。なお、本実施の形態において、紐状外層部材211及び紐状芯部材212は、内部が目視できる透明に構成されている。
紐状芯部材212は、紐状に、長手方向に延びた形状の中実体であり、断面視略円形に形成されている。紐状芯部材212は、その内部に第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cが形成されている。第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cは、紐状芯部材212の一端から他端において、紐状芯部材211と平行になるように形成されている。第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cは、紐状芯材212と略同一の長さで、紐状芯材212の一端から他端にかけて形成されている。
図8の断面図に示すように、第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cは、略中心に設けられた紐状芯部材212の外周面から内側に設けられた溝である。本実施の形態において、第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cは、紐状芯部材12の外周面となる円周上を、等角度に3等分した位置の内側にそれぞれ設けられている。第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cは、紐状芯部材212の外周面の内側に位置するように形成されると良い。また、本実施の形態において、断面視した第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cの直径は、後述する紐状磁石部材214a、214b、214cの直径より大きめに構成されている。しかし、この構成に限定されることはなく、断面視した第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cの直径と紐状磁石部材214a、214b、214cの直径は、略同一に構成されていても良い。また、紐状芯部材212は、その中心の周り方向にねじられて形成されてもよく、この際、紐状芯部材212は、一回又は複数回ねじられると良い。
紐状磁石部材214a、214b、214cは、紐状に、長手方向に延びた形状の中実体であり、断面視略円形に形成されている。紐状磁石部材214a、214b、214cは、長手方向全体にかけて磁化されている。紐状磁石部材214a、214b、214cは、長手方向に直交する方向で断面視した場合には、本体部10の直径より小さい直径に構成されると良い。紐状磁石部材214aは、紐状芯部材211の外周面に設けられ第一溝212aに嵌め込まれている。また、紐状磁石部材214bは、紐状芯部材212の外周面に設けられ第二溝212bに嵌め込まれている。さらに、紐状磁石部材214cは、紐状芯部材212の外周面に設けられ第三溝214cに嵌め込まれている。
本実施の形態において、紐状芯部材212には、紐状磁石部材214a、214b、214cが所定の間隔で、第一溝212a、第二溝212b、第三溝212c嵌め込まれて設けられている。複数の紐状磁石部材214a、214b、214cは、嵌めこられた箇所に応じてそれぞれが干渉しあい磁界の向きが複雑になり、健康促進効果がより期待できる。また、紐状磁石部材214a、214b、214cは、透明に形成された紐状芯部材212に嵌め込まれていることにより模様が生じデザイン性が向上する。
本実施の形態において、紐状磁石部材214a、214b、214cは、紐状芯部材212の外周面となる円周上を、等角度に3等分した位置の内周側に設けられた第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cに嵌め込まれている。しかし、この構成に限定されることない。例えば、第一溝212a、第二溝212b、第三溝212cは、紐状芯部材212の外周面の内周側において、等角度に配置することなく適当な位置に配置しても良い。また、紐状芯部材212に設けられる溝は、3本に限られることなく、一本以上の他の本数で設けても良く、それを紐状部材212の内周面側に等角度に配置しても、適当な位置に配置しても良い。又これにあわせて紐状磁石部材を複数設けても良い。
紐状磁石部材214a、214b、214cより発せられる磁界は、磁力線がN極よりS極に向かい放出している。紐状磁石部材214a、214b、214cは、本体部110の内部から外部にかけて磁界を形成する。本体部110は、紐状磁石部材214a、214b、214cが設けられた箇所から、磁力線がさまざまな位置に発生する。例えば、紐状磁石部材214a、214cをS極性に、紐状磁石部材214bをN極性に磁化した場合には、紐状磁石部材214bから紐状磁石部材214a、214cにかけて磁力線が発生する。なお、紐状磁石部材214a、214b、214cの磁化はこれに限られることなく、他の組み合わせでもよい。また、紐状磁石部材214a、214b、214cは、N極性又はS極性の二の極性が長手方向にかけて交互になるように磁化されていても良い。紐状磁石部材214a、214b、214cは、極性がさまざまに設けられることにより、磁界の向きが複雑に交差し、身体に与える影響度を向上させ、さらなる健康増進向上を図ることができる。
本実施の形態において、本体部210は、断面視略円形に形成されている。しかし、この形状にとらわれることなく、断面視、楕円、長円、星形、多角形等、他の形状となるように構成されても良い。紐状磁石部材210を螺旋状にしても良い。その場合、直線状の紐状磁石部材214a、214b、214cと紐状芯部材212とを螺旋状にねじって構成しても良い。また、紐状芯部材212は、その中心の周り方向にねじられて形成されてもよく、この際、紐状芯部材212は、一回又は複数回ねじられると良い。また、デザイン性を向上させるため、紐状磁石部材214a、214b、214cの色をそれぞれ変えても良い。
以上、本発明の装飾品及び装飾品の製造方法の実施の形態の説明を行ったが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内で変更ができることはいうまでもない。
本発明の装飾品(ネックレス)を連結した状態の外観図である。 非連結状態の装飾品(ネックレス)の正面図である。 装飾品を部分的に表した正面図 図2をA−A線で切断した断面図である。 本発明の装飾品の製造方法の製造工程を示すフロー図である。 本発明の他の実施の形態を適用した装飾品(ネックレス)の正面図である。 本発明の他の実施の形態を適用した装飾品を部分的に表した正面図である。 本発明の他の実施の形態2を適用した装飾品の断面図である。
符号の説明
1 … ネックレス
10 … 本体部
11 … 紐状部材
12 … 紐状芯部材
13 … 連結部
14 … 紐状磁石部材

Claims (6)

  1. 身体に装着可能な装飾品(1)において、
    軟質な材料で、長手方向に延びるように形成された紐状芯部材(212)と、
    軟質な材料で、前記紐状芯部材の外周面を被覆するように、前記長手方向に延びるように形成された紐状外層部材(211)と、
    前記紐状芯部材の外周面に沿って設けられ、磁石を含有する軟質な材料で、長手方向に延びるように形成された紐状磁石部材(214a、214b、214c)とからなる本体部(210)を備え、
    前記本体部の長手方向の両端には、前記本体部を輪状に連結するための連結部(13)とを備え、
    前記紐状芯部材(212)の外周面には、一端から他端にかけて、一又は複数の溝部(212a、212b、212c)が形成され、前記溝部(212a、212b、212c)に前記紐状磁石部材(214a、214b、214c)が嵌め込まれている
    ことを特徴とする装飾品。
  2. 請求項に記載された装飾品において、
    前記溝部は、前記外周面に螺旋状に形成されているものである
    ことを特徴とする装飾品。
  3. 請求項1又は2に記載された装飾品において、
    前記紐状外層部材、前記紐状芯部材及び紐状磁石部材から選択される一以上の部材は、は、少なくとも一部が透明又は半透明の部位になっている
    ことを特徴とする装飾品。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載された装飾品において、
    前記紐状外層部材、前記紐状芯部材及び前記紐状磁石部材は、所定の温度、圧力に加熱、加圧処理することで、一体化しているものである
    ことを特徴とする装飾品。
  5. 請求項1〜4に記載された装飾品において、
    前記軟質な材料は、シリコーン樹脂である
    ことを特徴とする装飾品。
  6. 身体に装着可能な装飾品を製造する方法であって、
    軟質な材料を、長手方向に延ばして、紐状芯部材を成形する工程(S103)と、
    軟質な材料に磁石を練り込み、長手方向に延ばして、前記紐状磁石部材を成形する工程(S104、S105、S106)と、
    前記紐状芯部材の外周面に、前記紐状磁石部材を平行状に、又は、螺旋状に配置する工程(S107)と、
    開状態の一対の金型内に、略半割状の紐状外層部材をセットする工程(S108、S109)と、
    前記金型にセットされた前記半割状の紐状外層部材の一方に、前記紐状芯部材と前記紐状磁石部材をセットする工程(110)と、
    前記一対の金型を閉状態にするとともに、前記一対の紐状部材を所定の温度、圧力に加熱、加圧処理し、一体に結合する工程(S111)とからなり、
    前記紐状芯部材を成型する工程は、前記紐状芯部材を長手方向に延ばした後、外周面に平行又は螺旋状の溝部を形成する工程である
    ことを特徴とする装飾品の製造方法。
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