以下、図面を参照して本発明の最良の実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、商品取引システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[1.第1実施形態]
[1.1 商品取引システムの構成及び機能概要]
先ず、本実施形態に係る商品取引システムSの構成及び概要機能について、図1を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る商品取引システムSの概要構成の一例を示す図である。
図1に示すように、商品取引システムSは、商品取引サイトシステム1と、店舗端末3−j(j=1,2・・・m)と、出品者端末装置及び入札者端末装置の一例としてのユーザ端末4−k(k=1,2・・・n)と、を含んで構成されている。
商品取引サイトシステム1は、ショッピングデータベース101を備えるショッピングサーバ1−1と、オークションデータベース102を備えるオークションサーバ1−2と、SNS(Social Networking Service)・ブログ(Blog)サーバ1−3と、会員情報データベース100と、を備えている。このとき、ショッピングサーバ1−1、ショッピングデータベース101、オークションサーバ1−2及びオークションデータベース102は、オークション処理装置の一例を構成する。
ショッピングサーバ1−1とオークションサーバ1−2とSNS・ブログサーバ1−3とは、例えば、LAN(Local Area Network)等のネットワークNW2を介して、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等を用いて相互にデータの送受信が可能になっているとともに、当該ネットワークNW2を介して会員情報データベース100にアクセスするようになっている。
また、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3と、店舗端末3−j及びユーザ端末4−kとは、ネットワークNW1を介して、例えば、通信プロトコルにTCP/IP等を用いて相互にデータの送受信が可能になっている。なお、ネットワークNW1は、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、及びゲートウェイ等により構築されている。
このような構成の商品取引システムSにおいて、商品取引サイトシステム1は、例えば、ネットワークNW1を通じて各種のサービスを提供するサービス提供事業者により、商品の販売を業とする企業、個人事業主等のみが商品を販売することができるショッピングサイトと、企業等に加えて、一般消費者であるユーザも商品を出品することができるオークションサイトと、SNS・ブログサイトとを運営するために構築されたシステムである。
このサービス提供事業者は、ASP(Application Service Provider)でもあり、商品を販売する複数の企業等と出店契約を締結して、これらの企業等がショッピングサイト上で出店して商品の販売を可能とするためのアプリケーションを、ショッピングサーバ1−1を通じて提供するようになっている。企業等は、事前にサービス提供事業者による出店審査を経なければならないようになっており、この出店審査において、信用のおける販売業者と認められた企業等に対してのみ、ショッピングサイトでの出店が許可されるようになっている。なお、サービス提供事業者と出店契約を結んだ企業等を、以下、「店舗」と称する。
サービス提供事業者と契約している店舗に関する情報や、ショッピングサイトで販売されている商品の情報、ユーザが購入した商品に関する情報等は、ショッピングデータベース101に登録されている。また、オークションサイトでの出品に関する情報、入札に関する情報、落札に関する情報等は、オークションデータベース102に登録されている。また、ショッピングサイトで商品を購入したり、オークションサイトで商品の出品や入札を行うために、ユーザは、商品取引システムSの会員登録手続を行うことにより、当該システムを利用することが可能になっており(以下、商品取引システムSを利用することができるユーザを「会員」とも称する)、登録された会員に関する会員情報等は会員情報データベース100に登録されるようになっている。
そして、ショッピングサーバ1−1は、店舗端末3−jやユーザ端末4−kのリクエストに応じて、ショッピングデータベース101や会員情報データベース100にアクセスしつつ、店舗とユーザとの間における商品の売買を成立させるための処理を行うようになっている。
また、ショッピングサーバ1−1は、ショッピングサイトで販売されている商品や、オークションサイトで出品されている商品のカタログ情報を表示する、図10を用いて後述するカタログページ300(Webページ:仕様画面情報の一例)をユーザ端末4−kに送信するようになっており、これによって、ユーザは、商品の仕様や内容を閲覧することができるようになっている。このカタログ情報は、サービス提供事業者によって予め入力された情報であり、ショッピングデータベース101に登録されている。また、このカタログ情報は、対象商品を販売する店舗が異なる場合等でも変化しない共通の情報であって、主として客観的な情報で構成されている。
一方、オークションサーバ1−2は、ユーザ端末4−kのリクエストに応じて、オークションデータベース102や会員情報データベース100にアクセスしつつ、ユーザ端末4−kのユーザ間における競売を成立させるための処理を行うようになっている。
また、SNS・ブログサーバ1−3は、会員に対して、ユーザ端末4−kのリクエストに応じて、ブログサービスやSNS(Social Networking Service)を提供するための処理を行うようになっている。会員は、自分の欲しい商品や、自分が所有しているお気に入りの商品等を、このブログサービスやSNSを通じて他の会員等に公開することができるようになっている。これら会員の欲しい商品や、会員が所有しているお気に入りの商品に関する情報は、オークションデータベース102に登録されるようになっている。
そして、上記サービスの提供に関連して、商品取引サイトシステム1は、会員が欲しい商品がオークションサイトで出品された場合には、その旨を当該会員に通知するようになっており、これによって、その商品の入札が当該会員に対して促されることになる。ここで、詳細は後述するが、会員が欲しい商品に関する情報と、オークションサイトで出品された商品に関する情報とは、それぞれカタログID(仕様識別情報の一例)によって、対象とする商品のカタログ情報と対応付けられている。このカタログIDを利用することにより、会員が欲しくはない商品が出品されたことが、誤って通知されることを防止することができるようになっている。なお、会員が欲しい商品のリストを、「欲しいものリスト」と称する。
また、商品取引サイトシステム1においては、会員が所有しているお気に入りの商品を他の会員が欲しい場合には、商品を所有している会員に対して、その商品に対する需要があるため、当該商品をオークションサイトで出品する(このような形態の出品を、以下、「リマインド出品」と称する)よう当該会員に対して勧める旨の通知を行うようになっている。なお、会員が所有しているお気に入りの商品のリストを、「持っているものリスト」と称する。
次に、店舗端末3−jは、サービス提供事業者と出店契約を締結した店舗により利用される端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータ等を適用することができる。そして、店舗端末3−jは、ショッピングサーバ1−1やオークションサーバ1−2にアクセスして、Webページを取得し、画面に表示するようになっている。これにより、店舗は、Webページを通じて、ショッピングサイトにおける売り出し中の商品のページの管理を行ったり、販売履歴等の確認を行うことができるようになっているとともに、オークションサイトにおいて商品の出品や入札を行うことができるようになっている。
次に、ユーザ端末4−kは、ショッピングサーバ1−1やオークションサーバ1−2、SNS・ブログサーバ1−3にアクセスしてWebページを取得し、画面に表示するようになっている。これにより、ユーザは、当該Webページを通じて、商品の購入を行ったり、商品の出品や入札を行ったり、SNSやブログサービスを利用することができるようになっている。このユーザ端末4−kは、例えば、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、STB(Set Top Box)、携帯電話機等を適用することができる。
なお、店舗端末3−j及びユーザ端末4−kには、夫々所定のオペレーティングシステム、Webブラウザアプリケーション、電子メールアプリケーション等がインストールされている。
[1.2 ショッピングサーバ、オークションサーバ、SNS・ブログサーバの構成及び機能、会員情報データベースの構成]
次に、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3の構成及び機能、並びに、会員情報データベース100の構成について、図2乃至図6を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係るショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3の概要構成の一例を示すブロック図である。また、図3は、会員情報データベース100に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図4は、ショッピングデータベース101に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図5は、オークションデータベース102に登録される情報の内容の一例を示す図である。また、図6(a)は、欲しい商品情報に設定される内容の一例を示す図である。また、図6(b)は、お気に入り所有商品情報に設定される内容の一例を示す図である。
なお、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3のハードウエアの構成は基本的に同一であるので、以下、まとめて説明する。
図2に示すように、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3は、操作部11と、表示部12と、通信部13と、ドライブ部14と、記憶部15と、入出力インタフェース部16と、システム制御部20と、を備えている。そして、システム制御部20と入出力インタフェース部16とは、システムバス21を介して接続されている。
操作部11は、例えば、キーボード、マウス等により構成されており、オペレータ等からの操作指示を受け付け、その指示内容を指示信号としてシステム制御部20に出力するようになっている。表示部12は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、液晶ディスプレイ等により構成されており、文字や画像等の情報を表示するようになっている。通信部13は、ネットワークNW1、NW2等に接続して、他のサーバ装置、店舗端末3−j、ユーザ端末4−k等との通信状態を制御するようになっている。ドライブ部14は、例えば、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等のディスクDKからデータ等を読み出す一方、当該ディスクDKに対してデータ等を記録するようになっている。記憶部15は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、各種プログラム及びデータ等を記憶するようになっている。入出力インタフェース部16は、操作部11〜記憶部15とシステム制御部20との間のインタフェース処理を行うようになっている。システム制御部20は、CPU(Central Processing Unit)17、ROM(Read Only Memory)18、RAM(Random Access Memory)19等により構成されている。
次に、会員情報データベース100は、NAS(Network Attached Storage)等に格納されたハードディスク上等に構築されている。そして、図3に示すように、会員情報データベース100には、商品取引システムSの会員に関する会員情報が、当該会員を識別するための会員IDに対応付けられて登録されている。具体的に会員情報には、例えば、会員ID、ログインするためのパスワード、会員の氏名、郵便番号、住所、電話番号、電子メールアドレス、生年月日、性別、クレジットカードのカード番号及びその有効期限等が設定される。
なお、会員情報データベース100は、当該データベースを管理するためのDBMS(Relational DataBase Management System)等が組み込まれた会員情報データベース管理サーバによって管理されても良い。この場合、会員情報データベース100への各サーバからのアクセスは、会員情報データベース管理サーバを介して行われることとなる。
ショッピングサーバ1−1の記憶部15には、ショッピングデータベース101が構築されている。そして、図4に示すように、ショッピングデータベース101には、ユーザ系情報、店舗系情報及びカタログ情報が登録されている。
先ず、ユーザ系情報は、ショッピングサイトを利用する会員に関する情報であり、会員IDに対応付けて登録されている。具体的に、ユーザ系情報には、会員ID、会員のニックネーム、購入履歴、レビュー情報、ポイントが設定される。
ここで、購入履歴は、会員の、ショッピングサイトにおける商品購入についての履歴を示す情報であり、一度の購入毎に、購入履歴IDと対応付けられて登録されている。具体的に、購入履歴には、購入履歴ID、商品の購入日時、購入先の店舗を識別するための店舗ID、購入された商品を識別するための商品ID、購入された商品についてのカタログ情報を識別するためのカタログID、購入価格、注文者情報(商品を注文(購入)したユーザの郵便番号、住所、氏名、電話番号、電子メールアドレス等)、送付先情報(購入された商品の送付先の郵便番号、住所、氏名、電話番号等)、出品リコメンド(Recommend)状態等が設定される。
出品リコメンド状態は、ショッピングサイトで会員が購入した商品をオークションサイトで出品する(このような形態の出品を、以下、「リコメンド出品」と称する)ように当該会員に対して勧めたか否か等を示す情報であり、リコメンド未実施、リコメンド実施中、または、リコメンド終了の何れかが設定される。リコメンド未実施は、出品リコメンド(出品を勧めること)を未だ行っていない状態を示し、リコメンド実施中は、出品リコメンドを行っている状態を示し、リコメンド終了は、該当の商品について出品が行われたため、出品リコメンドを終了した状態を示す。
また、レビュー情報は、購入した商品に対する会員の批評や評価、購入先の店舗に対する会員の批評や評価を示す情報である。
また、ポイントは、会員がショッピングサイトで商品を購入した場合やオークションサイトで商品を落札した場合に付与される点数であり、会員は、ショッピングサイトでの商品の購入代金や、オークションサイトで落札した商品の購入代金等に、当該ポイントを充てることができるようになっている。
次に、店舗系情報は、出店審査を経て、ショッピングサイトでの商品の販売を許可された店舗に関する情報を示し、店舗IDに対応付けて登録されている。具体的に、店舗系情報には、店舗ID、店舗の名称を示す店舗名、売り出し中商品情報、販売履歴等が設定される。
ここで、売り出し中商品情報は、売り出された商品に関する情報であり、売り出された商品毎に、商品IDと対応付けて登録されている。具体的に、売り出し中商品情報には、店舗ID、商品ID、売り出された商品のカタログ情報のカタログID、商品名、商品説明、商品個数、販売価格、商品等の画像データの登録先を示す画像URL(Uniform Resource Locator)等が設定される。
商品IDは、各店舗内において一意に付与されており、店舗間では重複して付与される場合もある。ただし、商品IDは、全店舗を通じて一意に付与されても良い。
カタログ情報は、上述したように、商品の仕様や内容を示す情報であり、商品毎に、カタログIDと対応付けて登録されている。具体的に、カタログ情報には、カタログID、商品名、ジャンル情報、商品概要情報、商品仕様情報(商品概要情報及び商品仕様情報は、仕様情報の一例)、商品画像データの登録先を示す画像URL等が設定される。
ここで、ジャンル情報は、商品が属するジャンルを示す情報である。このジャンルは、通常、階層構造で規定されている。例えば、ABC社製の12〜14インチのディスプレイを備えるノートパソコンは、「トップ > パソコン・周辺機器 > パソコン・コンピュータ > ノートパソコン > ABC > 12〜14インチ」と規定され、「>」の左側に示されるジャンルは、「>」の右側に示されるジャンルの直接上位に属するジャンルである。また、商品が複数のジャンルに属する場合には、複数のジャンル情報が設定されるようになっている。
また、商品概要情報は、商品の特徴などを簡単にまとめた文章情報である。
また、商品仕様情報は、商品の具体的な仕様や内容を示す情報である。例えば、ノートパソコンの場合は、製品名、型番、メーカー、シリーズ、標準価格、サイズ、発売日、搭載OS、搭載CPU、CPUの動作周波数、搭載メモリーの容量、最大搭載メモリーの容量、メモリー規格、メモリーのスロット数、幅、高さ、奥行き、重量、バッテリー駆動時間、付属品等が設定される。また、例えば、動画DVDソフトの場合は、出演者、監督、受賞した賞、発売日、発売元、画像サイズ等が設定される。
なお、カタログ情報は、全ジャンルの商品について登録されても良いし、一部のジャンルの商品についてのみ登録されても良いが、当該カタログ情報は、商品の仕様を含むことから、各商品の品質が均一なもの(例えば、パソコン及びその周辺機器、オーディオ・ビジュアル機器、カメラ、家電製品、DVD・CDソフト、書籍、スポーツ用品、車等)については、登録しておくことが望ましく、その逆に、各商品の品質が均一ではないもの(例えば、生鮮食品、植物、ペット等)については、登録すべきではない。
オークションサーバ1−2の記憶部15には、オークションデータベース102が構築されている。そして、図5に示すように、オークションデータベース102には、オークションに関する情報が、各会員毎に、会員IDと対応付けて登録されている。具体的に、オークションデータベース102には、会員ID、会員のニックネーム、入札情報、落札情報、出品情報(出品商品情報の一例)、被落札情報、ウォッチリスト情報、評価情報、欲しい商品情報、お気に入り所有商品情報(所有商品情報の一例)、出品リマインド(Remind)しきい人数等が登録されている。
先ず、入札情報は、会員による入札に関する情報であり、入札した商品毎に、オークションIDと対応付けて登録されている。具体的に、入札情報には、オークションID、入札されたことによって付与される入札番号、入札日時、入札個数、入札価格等が設定される。
次に、落札情報は、会員によって落札された商品に関する情報であり、落札した商品毎に、オークションIDと対応付けて登録されている。具体的に、落札情報には、オークションID、入札番号、落札日時、落札個数、落札価格等が設定される。
次に、出品情報は、会員によって出品された商品に関する情報であり、出品された商品毎に、そのオークションを識別するためのオークションIDと対応付けて登録されている。具体的に、出品情報には、オークションID、出品された商品のカタログ情報のカタログID、商品名、出品個数、出品された商品が属するジャンルを示すジャンル情報、新品または中古を示す商品状態、商品説明文、開始価格、即落価格、最低入札価格、オークション開始日時、オークション終了日時、出品された商品等の画像データの登録先を示す画像URL、入札件数、現在価格、最高額で入札した会員の会員ID、当該会員のニックネーム等が設定される。また、出品された商品が、ショッピングサイトで購入された商品である場合には、出品情報には、購入先の店舗の店舗名と店舗IDとが更に設定される。
次に、被落札情報は、会員によって出品された商品のうち、他の会員によって落札された商品に関する情報であり、落札された商品毎に、オークションIDと対応付けて登録されている。具体的に、被落札情報には、オークションID、カタログID、商品名、出品個数、ジャンル情報、商品状態、商品説明文、開始価格、即落価格、最低入札価格、オークション開始日時、オークション終了日時、画像URL、入札件数、現在価格、最高額で入札した会員の会員ID、当該会員のニックネーム、落札した会員の会員ID、落札した会員のニックネーム、落札価格等が設定される。
次に、欲しい商品情報は、会員が欲しいと思っている商品に関する情報であり、欲しい商品毎に、その商品を識別するための欲しい商品IDと対応付けて登録されている。また、会員毎に欲しい商品情報をまとめたものが欲しいものリストに相当する。具体的に、欲しい商品情報は、図6に示すように、欲しい商品ID、欲しい商品のカタログID、当該商品に関するコメント、欲しい商品オークション情報等が設定される。
ここで、欲しい商品オークション情報には、会員の欲しい商品が出品されているオークションの商品名及びオークションIDが設定される。
なお、欲しい商品のカタログIDの設定は必須ではない。
次に、お気に入り所有商品情報は、会員が所有している商品のうち、当該会員が気に入っている商品に関する情報であり、お気に入りの商品毎に、その商品を識別するためのお気に入り商品IDと対応付けて登録されている。また、会員毎にお気に入り所有商品情報をまとめたものが持っているものリストに相当する。具体的に、お気に入り所有商品情報は、お気に入り商品ID、お気に入りの商品の商品名、カタログID、当該商品に関するコメント、当該商品の画像データの登録先を示す画像URL、欲しい人情報、出品リマインド状態等が設定される。
欲しい人情報は、会員が所有しているお気に入りの商品と同一の商品を欲しいものリストに登録している会員に関する情報であり、その商品を欲しい会員の人数、当該商品を欲しい会員の会員ID等が設定される。
出品リマインド状態は、会員が所有しているお気に入りの商品に対する需要があるため、その商品をオークションサイトで出品する(このような形態の出品を、以下、「リマインド出品」と称する)よう当該会員に対して勧めたか否か等を示す情報であり、リマインド未実施、リマインド実施中、または、リマインド終了の何れかが設定される。リマインド未実施は、出品リマインド(会員が所有している商品に対する需要があることを気づかせ、その商品の出品を勧めること)を未だ行っていない状態を示し、リマインド実施中は、出品リマインドを行っている状態を示し、リマインド終了は、該当の商品について出品が行われたため、出品リマインドを終了した状態を示す。
なお、お気に入りの商品のカタログIDの設定は必須ではない。
次に、出品リマインドしきい人数は、1のお気に入りの所有商品に対して何人のユーザが欲しいものリストに登録しているときに出品リマインドを行うかを示す情報である。例えば、出品リマインドしきい人数が2人に設定されている場合に、欲しいものリストを登録している人数が1人である間は、出品リマインドは行われず、欲しいものリストを登録している人数が2人になったときに(または、2人以上の場合に)、出品リマインドが行われる。この出品リマインドしきい人数には、1人以上の人数が設定されている。
なお、会員情報データベース100、ショッピングデータベース101及びオークションデータベース102の一部または全部を一つのデータベースに統合しても良い。この場合は、例えば、統合したデータベースをNASに格納し、ネットワークNW2等に接続して、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3の何れからでもアクセスを可能に構成しても良い。
また、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3の記憶部15には、夫々、ショッピングサイトやオークションサイトのWebページを構成するHTMLデータ、画像データ、音声データ、テキストデータ等が記憶されている。
更に、ショッピングサーバ1−1、オークションサーバ1−2及びSNS・ブログサーバ1−3の記憶部15には、夫々、所定のオペレーティングシステムの他、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを用いて、店舗端末3−j、ユーザ端末4−k等から送信されたリクエストに応じて、当該記憶部15に記憶されている各種のデータに基づきWebページを生成し、当該Webページを店舗端末3−j、ユーザ端末4−k等に送信するためのWWW(World Wide Web)サーバプログラム、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)プロトコルを用いて、他のメールサーバから送信された電子メールを受信する一方、サーバ自らが作成した電子メールを、他のメールサーバに送信するためのメールサーバプログラム、各データベースを管理するデータベース管理プログラム等が記憶されている。
また更に、ショッピングサーバ1−1には、ショッピングデータベース101に登録されている各種情報を管理する管理プログラム、ショッピングサイトにおける商品の販売、購入等に関する処理を行うショッピング処理プログラム等が記憶されている。更にまた、オークションサーバ1−2には、オークションデータベース102に登録されている各種情報を管理する管理プログラム、オークションサイトにおける出品、入札、落札、出品者と落札者との間の連絡等に関する処理を行うオークション処理プログラム等が記憶されている。また更に、SNS・ブログサーバ1−3には、当該サーバの記憶部15に記憶されているSNSやブログサービスに関する情報を管理する管理プログラム、SNSの各コミュニティを管理したり、コミュニティにおけるユーザ間の情報の交換を行うためのSNS処理プログラム、ブログサービスにおいて日記、コメント等の登録や閲覧に関する処理を行うブログ処理プログラム、SNS・ブログサービスのユーザのプロフィール等を管理するプロフィール管理プログラム等が記憶されている。
なお、各種プログラム等は、例えば、他のサーバ装置等からネットワークNW1を介して取得されるようにしても良いし、CD−ROM等のディスクDKに記録されてドライブ部14を介して読み込まれるようにしても良い。
ショッピングサーバ1−1のシステム制御部20は、仕様画面情報送信手段の一例を構成している。
そして、ショッピングサーバ1−1のシステム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することによりショッピングサーバ1−1の各部を制御するとともに、仕様画面情報送信手段等として機能するようになっている。
具体的に、ショッピングサーバ1−1のシステム制御部20は、ユーザ端末4−kからのリクエストに応じて、ユーザが要求する商品のカタログ情報を表示するカタログページ300を、当該ユーザ端末4−kに送信するようになっている。
オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、促し情報送信手段、欲しい商品登録要求受信手段、欲しい商品情報登録手段、所有商品登録要求受信手段、所有商品情報登録手段、出品要求受信手段、出品商品情報登録手段、出品商品画面情報送信手段、出品通知情報送信手段の一例を構成している。
そして、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、CPU17が、ROM18や記憶部15に記憶された各種プログラムを読み出し実行することによりオークションサーバ1−2の各部を制御するとともに、上述した各手段等として機能するようになっている。
この各手段等としての機能について説明する。なお、以下の説明において、単に「システム制御部20」というときは、「オークションサーバ1−2のシステム制御部20」を意味するものとする。
促し情報送信手段としてのシステム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている全お気に入り所有商品情報のうち、当該データベースに登録されている全欲しい商品情報の少なくとも一つが示す欲しい商品をお気に入りの所有商品としているお気に入り所有商品情報がある場合には、該当するお気に入り所有商品情報に対応するユーザに対して、お気に入りの商品の出品をユーザに対して勧めるための情報(促し情報の一例)を、当該ユーザのユーザ端末4−kに送信するようになっている。すなわち、システム制御部20は、ユーザが所有しているお気に入りの商品を他のユーザが欲している場合には、その商品を所有しているユーザに対して出品を勧めるように処理するのである。
具体的に、システム制御部20は、お気に入りの所有商品を欲しい商品としている欲しい商品情報の個数が、出品リマインドしきい人数に達している場合には、お気に入り所有商品情報が対応するユーザの会員情報からユーザの電子メールアドレスを特定し、当該電子メール宛に出品リマインドメールを送信するようになっており、出品リマインドメールは、メールサーバ等によりユーザ端末4−kに転送されるようになっている。
このとき、システム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている被落札情報のうち、お気に入り所有商品情報に設定されているカタログIDと同一のカタログID設定されている被落札情報から落札価格を取得し、この落札価格に基づいて、出品が要望された商品の落札相場を算出するようになっている。そして、システム制御部20は、この落札相場を出品リマインドメールの本文に設定するようになっている。
また、システム制御部20は、該当するお気に入り所有商品情報の出品リマインド状態を、リマインド未実施からリマインド実施中に変更するようになっている。また、システム制御部20は、マイオークションページ200の持っているものリスト表示エリア1100を生成する際に、出品リマインド状態がリマインド実施中に設定されているお気に入り所有商品情報については、お気に入りの所有商品を欲している人が存在する旨のメッセージ及び当該商品を出品するための出品ボタン1136をリスト表示エリア1100の欲しいもの表示エリア1120に表示させるようになっている。
また、所有商品登録要求受信手段としてのシステム制御部20は、予めユーザ端末4−kからのリクエストに応じて当該ユーザ端末4−kに送信した、図11を用いて後述する持っているものリスト登録ページ900を通じ、ユーザにより必要な情報が入力等されたことによって、当該ユーザ端末4−kから送信された入力所有商品情報(所有商品登録要求情報の一例)を受信するようになっている。
また、所有商品情報登録手段としてのシステム制御部20は、受信された入力所有商品情報に基づいて、お気に入り所有商品情報をオークションデータベース102に登録するようになっている。このとき、システム制御部20は、入力所有商品情報に設定されているカタログIDを含めて、お気に入り所有商品情報を登録するようになっている。
また、出品要求受信手段としてのシステム制御部20は、出品ボタン1136がユーザに選択されたことによってユーザ端末4−kから送信されたリマインド出品リクエスト(出品要求情報の一例)を受信するようになっている。
また、出品商品情報登録手段としてのシステム制御部20は、リマインド出品リクエストを受信すると、図15を用いて後述する出品情報入力ページ400を生成し、当該ページをユーザ端末4−kに送信し、更に、当該ユーザ端末4−kから入力出品情報を受信して、出品情報登録するようになっている。
具体的に、システム制御部20は、リマインド出品リクエストに設定されている出品対象の商品のお気に入り商品IDが対応するお気に入り所有商品情報を特定し、当該お気に入り所有商品情報に、ユーザが所有しているお気に入りの商品のカタログIDが設定されていた場合には、当該カタログIDが対応するカタログ情報が、後述する説明文入力エリア461に予め入力された状態になるように出品情報入力ページ400を生成するようになっている。
また、システム制御部20は、送信された出品情報入力ページ400の説明文入力エリア461に対して、ユーザが出品対象の説明文を入力または編集すること等によって、ユーザ端末4−kから送信されてきた入力出品情報を受信するようになっている。
また、システム制御部20は、受信された入力出品情報に基づいて、出品情報をオークションデータベース102に登録するようになっている。
また、システム制御部20は、図16を用いて後述する出品商品詳細ページ500(出品商品画面情報の一例)を生成するようになっている。具体的に、システム制御部20は、オークションデータベース102に登録された出品情報に含まれる各種情報(商品説明文を含む)を表示するように出品商品詳細ページ500を生成するようになっている。
また、出品商品画面情報送信手段としてのシステム制御部20は、ユーザ端末4−kからのリクエストに応じて、生成された出品商品詳細ページ500を当該ユーザ端末4−kに送信するようになっている。
また、欲しい商品登録要求受信手段としてのシステム制御部20は、予めユーザ端末4−kからのリクエストに応じて当該ユーザ端末4−kに送信した、図12を用いて後述する欲しいものリスト登録ページ700を通じ、ユーザにより必要な情報が入力等されたことによって、当該ユーザ端末4−kから送信された入力欲しい商品情報(欲しい商品登録要求情報の一例)を受信するようになっている。
また、欲しい商品情報登録手段としてのシステム制御部20は、受信された入力欲しい商品情報に基づいて、欲しい商品情報をオークションデータベース102に登録するようになっている。このとき、システム制御部20は、入力欲しい商品情報に設定されているカタログIDを含めて、欲しい商品情報を登録するようになっている。
また、出品通知情報送信手段としてのシステム制御部20は、出品情報が登録された場合に、出品された商品を欲しいものリストに登録しているユーザに対して、その商品が出品されたことを通知するための情報(出品通知情報の一例)を、当該ユーザのユーザ端末4−kに送信するようになっている。
具体的に、システム制御部20は、所定の期間(例えば、処理を行う日の前日)に登録された出品情報に設定されているカタログIDが、欲しい商品情報に設定されている欲しい商品のカタログIDと一致する場合には、オークションデータベース102に登録されている被落札情報のうち、当該カタログIDが設定されている被落札情報から落札価格を取得し、この落札価格に基づいて、欲しい商品の落札相場を算出するようになっている。また、システム制御部20は、欲しい商品情報が対応するユーザの会員情報からユーザの電子メールアドレスを特定し、当該電子メール宛に出品通知メール(落札相場の記載を含む)を送信するようになっており、送信された出品通知メールは、メールサーバ等によりユーザ端末4−kに転送されるようになっている。
また、システム制御部20は、その欲しい商品情報の欲しい商品オークション情報中に、登録された出品情報のオークションIDを追加設定するようになっている。また、システム制御部20は、図17を用いて後述する欲しいものリスト表示エリア800を生成する際に、欲しい商品オークション情報中にオークションIDが設定されている欲しい商品情報については、欲しい商品が出品されていることをオークション情報表示エリア824に表示させるようになっている。このとき、システム制御部20は、上記と同様にして、欲しい商品の落札相場を算出し、この落札相場を商品名表示エリア821に表示させるようになっている。
なお、ショッピングサーバ1−1とオークションサーバ1−2とSNS・ブログサーバ1−3とを、一つのサーバ装置に統合しても良い。また、ショッピングサーバ1−1とオークションサーバ1−2とSNS・ブログサーバ1−3とを、夫々、例えば、データベースを管理するサーバ、各種情報を提供するWWWサーバ等の複数のサーバ装置により構成しても良い。
[1.3 商品取引システムの動作]
次に、商品取引システムSの動作について説明する。
[1.3.1 持っている商品及び欲しい商品の登録、お気に入りの所有商品と欲しい商品とのマッチング、マッチした商品の出品及び入札時の処理]
先ず、ユーザが自分の持っている商品を持っているものリストに登録するとともに、他のユーザがその商品を欲しいものリストに登録した結果、その商品を所有しているユーザに対して出品を勧めて、その商品を及び入札する場合における商品取引システムSの動作について、図7乃至図17を用いて説明する。
図7乃至図9は、本実施形態に係る商品取引システムSの処理例を示すシーケンス図である。また、図10は、カタログページ300の表示例を示す図である。また、図11は、持っているものリスト登録ページ900の表示例を示す図である。また、図12は、欲しいものリスト登録ページ700の表示例を示す図である。また、図13は、マイオークションページ200の表示例を示す図である。また、図14は、マイオークションページ200の他の表示例を示す図であり、同図において、図13と同様の要素については同様の符号を付してある。また、図15は、出品情報入力ページ400の表示例を示す図である。また、図16は、出品商品詳細ページ500の表示例を示す図である。また、図17は、マイオークションページ200の他の表示例を示す図であり、同図において、図13と同様の要素については同様の符号を付してある。
なお、以下の説明においては、ある商品を持っているものリストに登録し、その商品を出品するユーザ(以下「持っているもの登録者」と称する)が利用する端末装置をユーザ端末4−1とし、当該商品と仕様が同一の商品を欲しいものリストに登録するユーザ(以下、「欲しいもの登録者」と称する)が利用する端末装置をユーザ端末4−2とする。
先ず、ユーザ端末4−1からのリクエストに応じて、ショッピングサーバ1−1のシステム制御部20は、図7に示すように、持っているもの登録者が所有する商品のカタログページ300をユーザ端末4−1に送信する(ステップS1)。
カタログページ300を受信したユーザ端末4−1は、当該ページを、図10に示すように画面に表示する。
カタログページ300は、ジャンル表示リンク310、検索エリア320、ジャンル指定エリア330、商品概要表示エリア340、仕様詳細表示エリア350等により構成されている。
ジャンル表示リンク310は、カタログ情報の表示対象である商品が属するジャンルを、階層的に表示するリンクであり、ユーザが、この中の何れかの階層のリンクを選択すると、その階層に対応するジャンルに属するジャンル一覧、または、当該ジャンルに属する商品の一覧を表示するページが画面に表示される。
検索エリア320は、カタログ情報を表示させたい商品を検索するためのキーワードを入力するための入力エリア、検索する商品のジャンルを指定するためのプルダウンメニュー等により構成されている。
ジャンル指定エリア330は、カタログ情報を表示させたい商品を検索するために、その商品のジャンルを指定するためのリンク群等により構成されている。
商品概要表示エリア340には、商品の商品名、発売日、標準価格、仕様の概要、商品の特徴等が表示され、当該エリアは、カタログ情報の商品概要情報と商品仕様情報の一部とに基づいて生成される。
また、商品概要表示エリア340には、欲しいものリスト登録リンク341及び持っているものリスト登録リンク342が設けられている。ユーザが、欲しいものリスト登録リンク341を選択すると、欲しいものリスト登録ページ700が画面に表示される。また、ユーザが、持っているものリスト登録リンク342を選択すると、カタログページに表示されている商品を持っているものリストに登録(お気に入り所有商品情報として登録)するための情報の入力に用いられる持っているものリスト登録ページ900が画面に表示される。
仕様詳細表示エリア350には、カタログ情報の商品仕様情報に設定されている内容が表示される。
ここで、持っているもの登録者が、持っているものリスト登録リンク342を選択すると(ステップS2)、ユーザ端末4−1は、カタログ情報が表示された商品のカタログIDを設定した持っているものリスト登録リクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS3)。
持っているものリスト登録リクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、当該リクエストに設定されているカタログIDに対応するカタログ情報をショッピングデータベース101から取得し、当該カタログ情報に基づいて持っているものリスト登録ページ900を生成すると、当該ページをユーザ端末4−1に送信する(ステップS4)。
持っているものリスト登録ページ900を受信したユーザ端末4−1は、当該ページを、図11に示すように画面に表示する。
持っているものリスト登録ページ900は、ユーザが所有しているお気に入りの商品の情報を入力するためのページであり、当該ページは、カタログID設定エリア910、商品名設定エリア920、商品画像設定エリア930、コメント設定エリア930、登録ボタン940等により構成されている。
カタログID設定エリア910は、所有しているお気に入りの商品のカタログIDを設定するためのエリアであり、当該エリアは、カタログID表示エリア911、カタログID選択ボタン912等により構成されている。このとき、カタログページ300から持っているものリスト登録リンク342を介して持っているものリスト登録ページ900が表示された場合には、初期状態で、カタログID表示エリア911には、カタログ情報が表示された商品のカタログIDが表示される。また、ユーザがカタログID選択ボタン912を選択することにより、カタログ検索ページまたはカタログ一覧ページが画面に表示される。これにより、ユーザは、現在表示されているカタログIDとは異なるカタログIDを選択することができるようになっている。
商品名設定エリア920は、お気に入りの商品の商品名を入力、編集するための商品名入力エリア等により構成されており、カタログページ300から持っているものリスト登録リンク342を介して持っているものリスト登録ページ900が表示された場合には、初期状態で、カタログ情報が表示された商品の商品名が入力された状態となっている。
コメント設定エリア940は、お気に入りの商品についてのコメント等を入力するためのコメント入力エリア等により構成されている。
ここで、持っているもの登録者が、コメント等を入力して、登録ボタン950を選択すると(ステップS5)、ユーザ端末4−1は、カタログID、商品名、選択された画像データ及びコメントを入力所有商品情報としてオークションサーバ1−2に送信する(ステップS6)。
入力所有商品情報を受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、お気に入り所有商品情報を登録する(ステップS7)。具体的に、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、入力所有商品情報に基づいてお気に入り所有商品情報を生成するとともに、セッション管理等により持っているもの登録者の会員IDを特定し、生成されたお気に入り商品情報を当該会員IDに対応付けてオークションデータベース102に登録する。
一方、ユーザ端末4−2からのリクエストに応じて、ショッピングサーバ1−1のシステム制御部20は、欲しいもの登録者が希望する商品のカタログページ300をユーザ端末4−2に送信し(ステップS8)、ユーザ端末4−1は、当該ページを画面に表示する。
ここで、欲しいもの登録者が、欲しいものリスト登録リンク341を選択すると(ステップS9)、ユーザ端末4−2は、カタログ情報が表示された商品のカタログIDを設定した欲しいもの登録リクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS10)。
欲しいもの登録リクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、当該リクエストに設定されているカタログIDに対応するカタログ情報をショッピングデータベース101から取得し、当該カタログ情報に基づいて欲しいものリスト登録ページ700を生成すると、当該ページをユーザ端末4−2に送信する(ステップS11)。
欲しいものリスト登録ページ700を受信したユーザ端末4−2は、当該ページを、図12に示すように画面に表示する。
欲しいものリスト登録ページ700は、ユーザが欲しい商品の情報を入力するためのページであり、当該ページは、カタログID設定エリア710、商品名設定エリア720、コメント設定エリア730、登録ボタン740等により構成されている。
カタログID設定エリア710は、欲しい商品のカタログIDを設定するためのエリアであり、当該エリアは、カタログID表示エリア711、カタログID選択ボタン712等により構成されている。このとき、カタログページ300から欲しいものリスト登録リンク341を介して欲しいものリスト登録ページ700が表示された場合には、初期状態で、カタログID表示エリア711には、カタログ情報が表示された商品のカタログIDが表示される。また、ユーザがカタログID選択ボタン732を選択することにより、カタログ検索ページまたはカタログ一覧ページが画面に表示される。これにより、ユーザは、現在表示されているカタログIDとは異なるカタログIDを選択することができるようになっている。
商品名設定エリア720は、欲しい商品の商品名を入力、編集するための商品名入力エリア等により構成されており、カタログページ300から欲しいものリスト登録リンク341を介して欲しいものリスト登録ページ700が表示された場合には、初期状態で、カタログ情報が表示された商品の商品名が入力された状態となっている。
コメント設定エリア730は、欲しい商品についてのコメント等を入力するためのコメント入力エリア等により構成されている。
ここで、欲しいもの登録者が、コメント等を入力して、登録ボタン740を選択すると(ステップS12)、ユーザ端末4−2は、カタログID、商品名及びコメントを入力欲しい商品情報としてオークションサーバ1−2に送信する(ステップS13)。
入力欲しい商品情報を受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、欲しい商品情報を登録する(ステップS14)。具体的に、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、入力欲しい商品情報に基づいて欲しい商品情報を生成するとともに、セッション管理等により欲しいもの登録者の会員IDを特定し、生成された欲しい商品情報を当該会員IDに対応付けてオークションデータベース102に登録する。
次いで、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、図8に示すように、カタログIDや商品名に基づいて、持っているもの登録者のお気に入り所有商品情報が示す商品と、欲しいもの登録者の欲しい商品情報が示す商品とが一致すると判定すると(ステップS15)、このお気に入り所有商品情報等に基づいて、持っているもの登録者宛の出品リマインドメールを送信する(ステップS16)。この出品リマインドメールの本文には、該当商品を欲しているユーザが存在する旨及び当該商品を出品するよう勧める旨のメッセージ、当該商品のオークションサイトにおける落札相場、マイオークションページ200のURL等が記載されている。
なお、ステップS15〜S16の処理の詳細については、後述する。
出品リマインドメールを受信したユーザ端末4−1は、持っているもの登録者の操作に基づいて、当該メールを画面に表示する。出品リマインドメールの内容を読んだ持っているもの登録者は、出品要求者から要望された商品の出品を行うために、先ず、マイオークションページ200を画面に表示するように、ユーザ端末4−1を操作する。そうすると、ユーザ端末4−1は、マイオークションページリクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS17)。
マイオークションページリクエストを受信したオークションサーバ1−2は、セッション管理等により持っているもの登録者の会員IDを特定し、オークションデータベース102に登録されている持っているもの登録者用のマイオークションページ200をユーザ端末4−1に送信する(ステップS18)。
マイオークションページ200を受信したユーザ端末4−1は、当該ページを、図13に示すように画面に表示する。
マイオークションページ200は、会員のオークションに関する情報を閲覧、管理等するためのWebページであり、当該ページは、評価表示エリア210、買うメニューエリア220、売るメニューエリア230、その他メニューエリア240、お知らせ表示エリア250、キャンペーン等表示エリア260等により構成されている。
買うメニューエリア220は、オークションサイトで商品を入札するための各種メニューを表示するエリアであり、当該エリアは、ウォッチリストメニュー221、入札商品メニュー222及び落札商品メニュー223等により構成されている。
ユーザがウォッチリストメニュー221を選択すると、入札するかもしれない商品のオークションとして、ユーザによって予め登録されたオークションの一覧が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。また、ユーザが入札商品メニュー222を選択すると、ユーザが入札中の商品のオークションの一覧が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。また、ユーザが落札商品メニュー223を選択すると、ユーザが落札した商品のオークションの一覧が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。
売るメニューエリア230は、オークションサイトで商品を出品するための各種メニューを表示するエリアであり、当該エリアは、出品メニュー231、出品商品メニュー232、被落札商品メニュー233等により構成されている。
ユーザが出品メニュー231を選択すると、出品する商品に関する情報を入力するための出品情報入力ページが画面に表示される。また、ユーザが出品商品メニュー232を選択すると、ユーザが出品中の商品のオークションの一覧が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。また、ユーザが被落札商品メニュー233を選択すると、ユーザが出品した商品のオークションのうち、他のユーザによって落札されたオークションの一覧が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。
その他メニューエリア240は、オークションサイトで、出品や入札以外の各種メニューを表示するエリアであり、当該エリアは、購入履歴メニュー241、欲しいものリストメニュー242、持っているものリストメニュー243等により構成されている。
ユーザが購入履歴メニュー241を選択すると、ショッピングサイトにおけるユーザの商品購入の履歴の一覧を表示する購入履歴一覧ページが画面に表示される。また、欲しいものリストメニュー242を選択すると、後述する欲しいものリスト表示エリア800が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。また、ユーザが持っているものリストメニュー243を選択すると、後述する持っているものリスト表示エリア1100が、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって画面に表示される。
ここで、持っているもの登録者が、持っているものリストメニュー243を選択すると、ユーザ端末4−3は、持っているものリストリクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS19)。
持っているのリストリクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている持っているもの登録者のお気に入り所有商品情報に基づいて、持っているもの登録者が所有しているお気に入りの商品の落札価格を算出する(ステップS20)。
具体的に、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、お気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されている場合には、オークションデータベース102に登録されている全被落札情報(あるいは、所定の期間に落札された商品の被落札情報)のうち、当該カタログIDが設定されている被落札情報に設定されている落札価格の平均値を落札相場とする。また、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されていない場合には、オークションデータベース102に登録されている全被落札情報(あるいは、所定の期間に落札された商品の被落札情報)のうち、お気に入り所有商品情報に設定されてい商品名と商品名が一致(全一致でも部分一致でも良い)する被落札情報に設定されている落札価格の平均値を落札相場とする。なお、落札相場の算出方法は、他の方法を用いても良い。
次いで、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、お気に入り所有商品情報及び算出された落札情報等に基づいて、持っているものリストを表示させるためのマイオークションページ200を生成し、当該ページをユーザ端末4−1に送信する(ステップS21)。
マイオークションページ200を受信したユーザ端末4−1は、当該ページを、図14に示すように画面に表示する。ここで、図13に示すマイオークションページ200と異なる点は、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって、持っているものリスト表示エリア1100が表示される点である。
持っているものリスト表示エリア1100は、欲しい人数設定エリア1110、新規登録リンク1120、一つ以上の持っているもの情報表示エリア1130(お気に入り所有商品情報が登録されている場合)等により構成されている。
欲しい人数設定エリア1110は、出品リマインドを行うために要する人数を選択するための人数選択プルダウンメニュー1111、変更ボタン1112等により構成されている。ユーザが、人数選択プルダウンメニュー1111により人数を選択し、変更ボタン111を選択すると、ユーザ端末4−3は、選択された人数をオークションサーバ1−2に送信し、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、対応する出品リマインドしきい人数に設定されている人数を、受信した人数に変更する。
また、ユーザが、新規登録リンク1120を選択すると、持っているものリスト登録ページ900が画面に表示される。
持っているもの情報表示エリア1130は、商品名表示エリア1131、カタログID表示エリア1132、画像表示エリア1133、コメント表示エリア1134等により構成されている。
商品名表示エリア1131には、お気に入り所有商品情報に設定されている商品名等が表示される。このとき、お気に入りの商品のカタログIDがお気に入り所有商品情報に設定されているときには、商品名が、そのお気に入りの商品のカタログページ300へのリンクになっている。
また、カタログID表示エリア1132には、お気に入りの商品のカタログIDがお気に入り所有商品情報に設定されているときには、このカタログIDが表示される。
また、画像表示エリア1133には、お気に入り所有商品情報に設定されている画像URLが示すお気に入りの商品等の画像が表示される。また、コメント表示エリア1134には、お気に入り所有商品情報に設定されているコメントが表示される。
また、お気に入り所有商品情報の出品リマインド状態にリマインド実施中が設定されている場合には、持っているもの情報エリア1130には、出品関連情報表示エリア1135が設けられるようになっている。この出品関連情報表示エリア1135には、ユーザが所有するお気に入りの商品を欲している他のユーザが存在すること及びその人数、並びに、当該商品のオークションサイトにおける落札相場等が表示されるとともに、出品ボタン1136が表示される。
ここで、持っているもの登録者が出品ボタン1136を選択すると(ステップS22)、ユーザ端末4−3は、選択されたボタンに対応する商品のお気に入り商品IDを設定したリマインド出品リクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS23)。
リマインド出品リクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、当該リクエストに設定されているお気に入り商品IDに対応するお気に入り所有商品情報を特定し、このお気に入り所有商品情報に設定されているカタログIDを設定したカタログ情報リクエストをショッピングサーバ1−1に送信する(ステップS24)。
カタログ情報リクエストを受信したショッピングサーバ1−1のシステム制御部20は、当該リクエストに設定されているカタログIDに対応するカタログ情報をショッピングデータベース101から取得し、このカタログ情報をオークションサーバ1−2に送信する(ステップS25)。
なお、お気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されていない場合には、ステップS24〜S25の処理は行われない。
カタログ情報を受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、受信された情報に基づいて、出品情報入力ページ400を生成し、当該ページをユーザ端末4−1に送信する(ステップS26)。なお、ステップS23においてリマインド出品リクエストを受信した後、ステップS26までにおけるオークションサーバ1−2のシステム制御部20の処理の詳細については、後述する。
出品情報入力ページ400を受信したユーザ端末4−1は、図15に示すように、当該ページを画面に表示する。
出品情報入力ページ400は、出品する商品に関する情報を入力するためのWebページである。なお、以下の説明においては、表示するマイオークションページ200の持っているものリスト表示エリア1100を介して出品した場合における出品情報入力ページ400について説明し、それ以外の通常の出品の場合については、必要に応じて補足する。
出品情報入力ページ400は、商品情報入力エリア410、オークション情報入力エリア470、入力情報確認ボタン480等により構成されている。
商品情報入力エリア410は、ジャンル設定エリア420、カタログID設定エリア430、商品名設定エリア440、商品状態設定エリア450、商品説明文設定エリア460等により構成されている。
ジャンル設定エリア420は、出品する商品が属するジャンルを設定するためのエリアであり、当該エリアは、ジャンル名表示エリア421、ジャンル選択ボタン422等により構成されている。
ジャンル名表示エリア421には、特定されたお気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されている場合には、初期状態で、当該カタログIDに対応するカタログ情報に設定されているジャンル情報が示すジャンルが表示される(表示しきれない場合は、その一部が表示される)。また、特定されたお気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されていない場合には、ジャンルは表示されず、ジャンルの未選択状態となっている。この場合には、ユーザがジャンル選択ボタン422を選択することにより、ジャンル選択ページが画面に表示される。これにより、ユーザは、出品する商品が属するジャンルを選択することができるようになっている。
また、カタログ情報に複数のジャンル情報が設定されている場合には、ユーザがジャンル選択ボタン422を選択することにより、当該ユーザは、複数のジャンルから、出品する商品にふさわしいと思われるジャンルを選択することができるようになっている。
なお、通常の出品の場合には、初期状態のジャンル名表示エリア421には、ジャンルは表示されず、ジャンルの未選択状態となっている。
カタログID設定エリア430は、出品する商品のカタログIDを設定するためのエリアであり、当該エリアは、カタログID表示エリア431、カタログID選択ボタン432等により構成されている。
カタログID表示エリア431には、定されたお気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されている場合には、初期状態で、特当該カタログIDが表示される。また、お気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されていない場合には、初期状態のジャンル名表示エリア421には、カタログIDは表示されず、カタログIDの未選択状態となっている。この場合には、ユーザがカタログID選択ボタン432を選択することにより、カタログ検索ページまたはカタログ一覧ページが画面に表示される。これにより、ユーザは、出品する商品のカタログIDを選択することができるようになっている。ただし、お気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されている場合には、カタログIDは確定しているため、カタログID選択ボタン432は選択できないようになっている。
なお、通常の出品の場合にも、初期状態のジャンル名表示エリア421には、カタログIDは表示されず、この場合には、ユーザがカタログID選択ボタン432を選択することにより、ユーザは、出品する商品のカタログIDを選択することができるようになっている。
商品名設定エリア440は、商品名入力エリア441等により構成されている。
商品名入力エリア441は、出品する商品の商品名を入力、編集するためのエリアであり、初期状態では、特定されたお気に入り所有商品情報に設定されている商品名が入力された状態となっている。ユーザは、商品名入力エリア441に対して、商品名を入力したり、編集したりすることができる。
なお、通常の出品の場合には、初期状態の商品名入力エリア441には、商品名は入力されておらず、この場合は、ユーザが、商品名を一から入力することとなる。
商品状態設定エリア450は、出品する商品が、新品であるか、または、中古であるかを選択するためのラジオボタン等により構成されている。
商品説明文設定エリア460は、出品する商品の説明文を設定するためのエリアであり、当該エリアは、説明文入力エリア461等により構成されている。
説明文入力エリア461は、出品する商品の説明文を入力、編集するためのエリアであり、特定されたお気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されている場合には、初期状態で、カタログ情報の商品概要情報及び商品仕様情報が入力された状態となる。一方、特定されたお気に入り所有商品情報にカタログIDが設定されていない場合には、説明文入力エリア461には何も入力されておらず、この場合は、ユーザが、商品の説明文を一から入力することとなる。
なお、通常の出品の場合にも、説明文入力エリア461には何も入力されていない状態となっている。
オークション情報設定エリア470は、開始価格設定エリア471、即落価格設定エリア472、出品個数設定エリア473、最大入札個数設定エリア474、開始時間設定エリア475、終了時間設定エリア476、自動再出品回数設定エリア477等により構成されている。
これらのエリアには、出品する商品の開始価格、即落価格、出品個数、一人当たりの最大入札個数、オークションの開始時間、終了時間、落札されなかった場合に自動的に再出品する回数を設定するための入力エリアやプルダウンメニュー等が設けられている。ここで、開始価格設定エリア471には、出品する商品と同一商品の、オークションサイトでの落札相場が表示される。
入力情報確認ボタン480は、ユーザが入力した内容を確認するためのボタンである。
ここで、持っているもの登録者が、必要な項目を入力、選択等し(ステップS27)、入力情報確認ボタン480を選択すると、入力した内容を確認するための確認ページが画面に表示される。そして、持っているもの登録者が、入力した内容を確認し、出品する商品等の画像を選択すると、ユーザ端末4−1は、入力された情報を、入力出品情報としてオークションサーバ1−2に送信する(ステップS28)。
入力出品情報を受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、出品処理を実行する(ステップS29)。
具体的に、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、新たにオークションIDを割り当て、受信された入力出品情報等からなる出品情報を生成し、当該出品情報を、持っているもの登録者の会員IDに対応付けて、オークションデータベース102に登録する。
また、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、生成された出品情報に基づいて出品商品詳細ページ500を生成し、当該ページをオークションデータベース102に登録する。
その後、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、図9に示すように、登録された出品者の出品情報に設定されているカタログIDが、事前に登録された欲しいもの登録者及び出品要望者の欲しい商品情報に設定されているカタログIDと一致していると判断すると(ステップS30)、出品情報及び欲しい商品情報等に基づいて、欲しいもの登録者及び出品要望者宛の出品通知メールを送信する(ステップS31)。この出品通知メールの本文には、欲しい商品が出品されたこと、当該商品のオークションに関する情報の抜粋、当該商品の入札を勧める旨のメッセージ、当該商品のオークションサイトにおける落札相場、当該商品の出品商品詳細ページ500のURL等が記載されている。なお、出品通知メールを送信する処理等の詳細については、後述する。
出品通知メールを受信したユーザ端末4−2は、欲しいもの登録者の操作に基づいて、当該メールを画面に表示する。出品通知メールの内容を読んだ欲しいもの登録者が、当該メールに記載されているURLを選択すると(ステップS32)、ユーザ端末4−1は、当該URLを設定した商品詳細リクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS33)。
商品詳細リクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、当該リクエストに設定されているURLに対応する出品商品詳細ページ500をオークションデータベース102から取得し、当該ページをユーザ端末4−2に送信する(ステップS34)。
出品商品詳細ページ500を受信したユーザ端末4−2は、図16に示すように、当該ページを画面に表示する。
出品商品詳細ページ500は、ユーザが、出品された商品を入札するか否か等を判断するために閲覧するWebページであり、当該ページは、商品名表示510、出品者情報表示エリア520、オークション情報表示エリア530、入札エリア550、画像表示エリア560、商品説明文表示エリア570、カタログ参照ボタン580、入札履歴表示エリア590等により構成されている。
商品名表示510には、出品された商品の商品名が表示される。また、出品者情報表示エリア520には、出品者に関する情報(ニックネーム、取引方法、支払い方法等)が表示される。また、オークション情報表示エリア530には、出品された商品のオークションに関する情報(現在価格、残り時間、出品個数、入札件数、開始価格、開始時間、終了時間等)が表示される。
また、入札エリア550には、出品された商品の入札を行うための入札ボタンが設けられている。また、画像表示エリア560には、出品された商品等の画像が表示される。また、商品説明文表示エリア570には、出品された商品の説明文が表示される。
また、カタログ参照ボタン580をユーザが選択すると、出品された商品のカタログ情報を表示するカタログページ300が画面に表示される。また、入札履歴表示エリア590には、これまでの入札の履歴が表示される。
ここで、入札者が入札エリア550の入札ボタンを選択して、入札額を入力すると、ユーザ端末4−2は、入札リクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS35)。
入札リクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、当該リクエストに基づいて入札処理を実行し(ステップS36)、当該処理により、入札情報の登録、出品情報の更新等を行う。
なお、上記説明においては、欲しいもの登録者が欲しい商品を、カタログページ300を介して欲しいものリストに登録していたが、カタログページ300を介さずに登録することも可能である。
この場合において、ユーザ端末4−2の画面にマイオークションページ200が表示されている状態で、欲しいもの登録者が、欲しいものリストメニュー242を選択するとユーザ端末4−2は、欲しいものリストリクエストをオークションサーバ1−2に送信し、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、これに応じて、オークションデータベース102に登録されている欲しいもの登録者の欲しい商品情報に基づいて、欲しい商品の落札価格を算出する。この算出方法は、図8に示すステップS20における方法と、基本的に同様である。
次いで、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、欲しい商品情報及び算出された落札情報等に基づいて、欲しいものリストを表示させるためのマイオークションページ200を生成し、当該ページをユーザ端末4−1に送信する。
マイオークションページ200を受信したユーザ端末4−1は、当該ページを、図17に示すように画面に表示する。ここで、図13に示すマイオークションページ200と異なる点は、お知らせ表示エリア250及びキャンペーン等表示エリア260に代わって、欲しいものリスト表示エリア800が表示される点である。
欲しいものリスト表示エリア800は、新規登録リンク810、一つ以上の欲しいもの情報表示エリア820(欲しい商品情報が登録されている場合)等により構成されている。
ユーザが、新規登録リンク810を選択すると、欲しいものリスト登録ページ700が画面に表示される。
欲しいもの情報表示エリア820は、商品名表示エリア821、カタログID表示エリア822、コメント表示エリア823、オークション情報表示エリア824等により構成されている。
商品名表示エリア821には、欲しい商品情報に設定されている商品名、オークションサイトにおける落札相場等が表示される。このとき、欲しい商品のカタログIDが欲しい商品情報に設定されているときには、商品名が、その欲しい商品のカタログページ300へのリンクになっている。
また、カタログID表示エリア822には、欲しい商品のカタログIDが欲しい商品情報に設定されているときには、このカタログIDが表示される。
また、コメント表示エリア823には、欲しい商品情報に設定されているコメントが表示される。
また、オークション情報表示エリア824には、欲しい商品情報の欲しい商品オークション情報に設定されているオークションIDが対応するオークションの商品詳細ページ500へのリンクが表示される。つまり、オークション情報表示エリア824には、ユーザの欲しい商品のオークションについての商品詳細ページ500へのリンクが表示される。このとき、欲しい商品が複数のオークションで出品されている場合には、そのオークション毎に商品詳細ページ500へのリンクが表示される。ただし、欲しい商品オークション情報にオークションIDが設定されていない場合には、ユーザが欲しい商品は出品されていない旨のメッセージが表示される。
また、欲しい商品情報の同シリーズ新商品情報に、新商品のカタログIDが設定されている場合には、欲しいもの情報表示エリア820には、同シリーズ新商品表示エリア825が設けられるようになっている。この同シリーズ新商品表示エリア825は、同シリーズ新商品情報に設定されているカタログIDが対応する商品のカタログページ300へのリンク、当該商品を欲しいものリストへ登録するための欲しいものリスト登録ページ700へのリンク等により構成されている。
ここで、欲しいもの登録者が新規登録リンク610を選択すると、ユーザ端末4−1は、欲しいものリスト登録リクエストをオークションサーバ1−2に送信し、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、これに応じて、欲しいものリスト登録ページ700をユーザ端末4−1に送信する。
欲しいものリスト登録ページ700を受信したユーザ端末4−1は、当該ページを画面に表示する。この場合におけるリスト登録ページ700の初期状態において、カタログID設定エリアのカタログID表示エリア411には何も表示されず、また、商品名設定エリア420の商品名入力エリアには何も入力されていない状態となっている。従って、ユーザは、カタログIDを設定し、商品名を入力することとなる。
なお、このとき、ユーザは、カタログIDを設定しなくても良く、この場合には、商品名によるキーワード検索が行われることにより、欲しい商品が出品されたときに、その通知が行われることとなる。ただし、欲しい商品以外の商品が出品されたときに、たまたまキーワード検索でヒットした場合には、出品通知が行われてしまうため、これを防止するためには、カタログIDを設定しておくことが望ましい。
この後は、図7〜図9に示すステップS12〜S36と同様の処理が行われることとなる。
また、購入履歴一覧ページを介して持っているものリストの登録を行うようにしても良い。
この場合においては、ユーザ端末4−1においてマイオークションページ200から購入履歴メニュー241が選択されることによって、例えば、ショッピングサーバ1−1のシステム制御部20から購入履歴一覧ページがユーザ端末4−1に送信され、当該ページがユーザ端末4−1の画面に表示される。
この購入履歴一覧ページには、持っているもの登録者の購入履歴に基づいて生成されており、持っているもの登録者のショッピングサイトでの購入履歴が表示される。つまり、購入履歴一覧ページには、ショッピングサイトでの購入によって、持っているもの登録者が所有しているかもしれない商品についての一覧が表示される。
そして、持っているもの登録者が、表示されている一覧の中から自分が所有している商品に対応する登録ボタン等を選択すると、ユーザ端末4−1は、選択された商品のカタログIDを設定した持っているものリスト登録リクエストをオークションサーバ1−2に送信する(ステップS3と同様の処理)。この後は、図7〜図9に示すステップS4〜S36と同様の処理が行われることとなる。なお、上記と同様に、オークションページ200から落札商品メニュー223が選択されることによって表示される落札商品の一覧から、持っているもの登録者が所有している商品を持っているものリストに登録することができるようにしても良い。
また、上記説明においては、先に持っているもの登録者が、所有する商品を登録し(ステップS1〜S7)、その後に、欲しいもの登録者が、欲しい商品を登録する場合について説明していたが(ステップS9〜S14)、その逆に、先に欲しいもの登録者が、欲しい商品を登録し、その後に、持っているもの登録者が、所有する商品を登録する場合についても対応可能である。
[1.3.2 マッチング処理]
次に、欲しい商品情報とお気に入り所有商品情報とのマッチングが行われるマッチング処理(図8に示すステップS15〜S16)について、図18を用いて説明する。
図18は、本実施形態に係るオークションサーバ1−2のシステム制御部20のマッチング処理における処理例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、単に「システム制御部20」というときは、「オークションサーバ1−2のシステム制御部20」を意味するものとする。
マッチング処理は、オークションサーバ1−2において、定期的(例えば、1日1回、毎月の1回等)に実行される処理である。
当該処理が開始されると、図18に示すように、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、商品取引システムSを利用可能な全ユーザのうち、一人を特定する(ステップS81)。
次いで、システム制御部20は、特定されたユーザの、オークションデータベース102に登録されている全お気に入り所有商品情報を参照し、当該お気に入り所有商品情報のうち、一つを特定する(ステップS82)。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報の出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されているか否かを判定する(ステップS83)。このとき、システム制御部20は、出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されていない場合には(ステップS83:NO)、ステップS93に移行する。
一方、システム制御部20は、出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されている場合には(ステップS83:YES)、次いで、特定されたお気に入り所有商品情報にお気に入りの商品のカタログIDが設定されているか否かを判定する(ステップS84)。このとき、システム制御部20は、お気に入り所有商品情報にお気に入りの商品のカタログIDが設定されている場合には(ステップS84:YES)、オークションデータベース102に登録されている全欲しい商品情報の中から、このカタログIDが設定されている欲しい商品情報を検索する(ステップS85)。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報に設定されている商品名で欲しい商品情報を検索する(ステップS86)。具体的に、システム制御部20は、お気に入り所有商品情報の商品名をキーワードとし、オークションサーバ1−2に登録されている全欲しい商品情報のうち、欲しい商品の商品名に、上記キーワードが含まれている出品情報を検索する。
次いで、システム制御部20は、ステップS85とS86とにおける検索結果をマージすると(ステップS87)、ステップS89に移行する。このように、カタログIDでの検索結果と商品名での検索結果との両方を用いることにより、欲しい商品のの検索漏れを防止することができる。
一方、システム制御部20は、お気に入り所有商品情報にお気に入りの商品のカタログIDが設定されていない場合には(ステップS84:NO)、ステップS86と同様に、特定されたお気に入り所有商品情報に設定されている商品名で欲しい商品情報を検索すると(ステップS88)、ステップS89に移行する。
システム制御部20は、ステップS87またはS88の処理を終えると、検索された欲しい商品情報の個数が、特定されたユーザの出品リマインドしきい人数以上であるか否かを判定する(ステップS89)。すなわち、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報が示す商品を欲しているユーザが、出品リマインドしきい人数が示す人数以上であるか否かを判定するのである。このとき、システム制御部20は、検索された欲しい商品情報の個数が出品リマインドしきい人数未満である場合には(ステップS89:NO)、ステップS93に移行する。
一方、システム制御部20は、検索された欲しい商品情報の個数が出品リマインドしきい人数以上である場合には(ステップS89:YES)、特定されたお気に入り所有商品情報が示す商品の、オークションサイトにおける落札相場を算出する(ステップS90)。この算出方法は、図8に示すステップS20における方法と、基本的に同様である。
次いで、システム制御部20は、出品リマインドメールを送信する(ステップS91:図8に示すステップS16)。具体的に、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報に設定されている商品名、該当商品を欲しているユーザが存在すること及びその人数、並びに当該商品を出品するよう勧める旨のメッセージ、落差相場、マイオークションページ200のURL等を出品通知メールの本文に設定する。そして、システム制御部20は、出品を要望された商品を所有するユーザの会員情報に設定されている電子メールアドレスを、出品リマインドメールの宛先に設定して、当該メールを送信する。
なお、出品リマインドメールの本文には、出品を勧める商品についての出品情報入力ページ400のURLを設定しても良い。これによれば、ユーザ端末4−kが出品リマインドメールを受信し、画面に表示した後、ユーザが当該URLを選択することにより、マイオークションページ200を介さずに、直接出品情報入力ページ400をユーザ端末4−kの画面に表示させることができる。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報の出品リマインド状態をリマインド実施中に設定して(ステップS92)、ステップS93に移行する。
システム制御部20は、ステップS83において、出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されていない場合、ステップS89において、検索された欲しい商品情報の個数が出品リマインドしきい人数未満である場合、または、ステップS92の処理を終えた場合には、特定されたユーザのお気に入り所有商品情報全てについて、出品リマインド処理を行ったか否かを判定する(ステップS93)。すなわち、システム制御部20は、特定されたユーザのお気に入り所有商品情報全てについて、ステップS83〜S92のうち、少なくともステップS83の処理を行ったか否かを判定するのである。このとき、システム制御部20は、出品リマインド処理を行っていないお気に入り所有商品情報がある場合には(ステップS93:NO)、特定されたユーザのお気に入り所有商品情報のうち、出品リマインド処理を行っていないお気に入り所有商品情報の中から次のお気に入り所有商品情報を特定して(ステップS94)、ステップS83に移行する。つまり、システム制御部20は、特定されたユーザのお気に入り所有商品情報全てについて、出品リマインド処理を行うのである。
そして、システム制御部20は、特定されたユーザのお気に入り所有商品情報全てについて、出品リマインド処理を行うと(ステップS93:YES)、次いで、全ユーザについて、出品リマインド処理を行ったか否かを判定する(ステップS95)。このとき、システム制御部20は、出品リマインド処理を行っていないユーザがいる場合には(ステップS95:NO)、出品リマインド処理を行っていないユーザの中から次のユーザを特定して(ステップS96)、ステップS82に移行する。つまり、システム制御部20は、商品取引システムSを利用可能な全ユーザについて、出品リマインド処理を行うのである。
そして、システム制御部20は、全ユーザについて、出品リマインド処理を行うと(ステップS95:YES)、マッチング処理を終了させる。
[1.3.3 リマインド出品リクエスト受信時処理]
次に、オークションサーバ1−2が、ユーザ端末4−kからリマインド出品リクエストを受信したとき(図8に示すステップS23)に開始されるリマインド出品リクエスト受信時処理について、図19を用いて説明する。
図19は、本実施形態に係るオークションサーバ1−2のシステム制御部20のリマインド出品リクエスト受信時処理における処理例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、単に「システム制御部20」というときは、「オークションサーバ1−2のシステム制御部20」を意味するものとする。
ユーザ端末4−kからリマインド出品リクエストを受信したオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、図19に示すように、セッション管理等によりユーザ端末4−kのユーザのお気に入り所有商品のうち、リマインド出品リクエストに設定されているお気に入り商品IDが対応するお気に入り所有商品を特定し、当該お気に入り所有商品に、お気に入りの商品のカタログIDが設定されているか否かを判定する(ステップS101)。このとき、システム制御部20は、お気に入り所有商品にお気に入りの商品のカタログIDが設定されていない場合には(ステップS101:NO)、オークションデータベース102から、出品情報入力ページ400のテンプレートを取得して(ステップS102)、ステップS109に移行する。
一方、システム制御部20は、お気に入り所有商品にお気に入りの商品のカタログIDが設定されている場合には(ステップS101:YES)、カタログ情報リクエストをショッピングサーバ1−1に送信するとともに、当該ショッピングサーバ1−1から送信されたカタログ情報を受信する(ステップS103)。
次いで、システム制御部20は、オークションデータベース102から、出品情報入力ページ400のテンプレートを取得する(ステップS104)。
次いで、システム制御部20は、カタログ情報に設定されているジャンル情報を、取得されたテンプレートのジャンル名表示エリア421に設定する(ステップS105)。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品に設定されているカタログIDを、取得されたテンプレートのカタログID表示エリア431に設定する(ステップS106)。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品に設定されている商品名を、取得されたテンプレートの商品名入力エリア441に設定する(ステップS107)。
次いで、システム制御部20は、カタログ情報に設定されている商品概要情報及び商品仕様情報を、取得されたテンプレートの説明文入力エリア461に設定する(ステップS108)。
次いで、システム制御部20は、出品対象の商品のオークションサイトにおける落札相場を算出し、当該落札相場を、テンプレートの開始価格設定エリア471の開始価格を入力するエリアの横にある表示位置に設定する(ステップS109)。なお、落札相場の基本的な算出方法は、図8に示すステップS20における算出方法と同様である。
次いで、システム制御部20は、その他必要な情報をテンプレートに設定して、出品情報入力ページ400を生成する(ステップS110)。
次いで、システム制御部20は、生成された出品情報入力ページ400をユーザ端末4−kに送信して(ステップS111)、リコメンド出品リクエスト受信時処理を終了させる。
[1.3.4 出品通知制御処理]
次に、出品通知制御処理について、図20を用いて説明する。
図20は、本実施形態に係るオークションサーバ1−2のシステム制御部20の出品通知制御処理における処理例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、単に「システム制御部20」というときは、「オークションサーバ1−2のシステム制御部20」を意味するものとする。
出品通知制御処理は、オークションサーバ1−2において、定期的(例えば、1日1回、毎月の1回等)に実行される処理である。
当該処理が開始されると、図20に示すように、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、商品取引システムSを利用可能な全ユーザのうち、一人を特定する(ステップS51)。
次いで、システム制御部20は、特定されたユーザの、オークションサーバ1−2に登録されている欲しい商品情報のうち、一つを特定する(ステップS52)。
次いで、システム制御部20は、特定された欲しい商品情報に、欲しい商品のカタログIDが設定されているか否かを判定する(ステップS53)。
このとき、システム制御部20は、特定された欲しい商品情報に欲しい商品のカタログIDが設定されている場合には(ステップS53:YES)、所定の期間(例えば、出品通知制御処理が1日1回行われるのであれば、当該処理を行っている日の前日の0時から、24時になる前までの間)に開始されたオークションのうち、特定された欲しい商品情報が示す商品のオークションを、カタログIDで検索する(ステップS54)。
具体的に、システム制御部20は、オークションサーバ1−2に登録されている出品情報のうち、オークション開始日時が所定の期間内であり、且つ、出品された商品のカタログIDが欲しい商品のカタログIDと一致する出品情報を検索する。システム制御部20は、この処理を終えると、ステップS56に移行する。
一方、システム制御部20は、特定された欲しい商品情報に欲しい商品のカタログIDが設定されていない場合には(ステップS53:NO)、所定の期間に開始されたオークションのうち、特定された欲しい商品情報が示す商品のオークションを、キーワードで検索する(ステップS55)。
具体的に、システム制御部20は、欲しい商品の商品名をキーワードとし、オークションサーバ1−2に登録されている出品情報のうち、オークション開始日時が所定の期間内であり、且つ、出品された商品の商品名または商品説明文に、上記キーワードが含まれている出品情報を検索する。システム制御部20は、この処理を終えると、ステップS56に移行する。
次いで、システム制御部20は、ステップS56において、オークションが一つ以上検索されたか否かを判定する。このとき、システム制御部20は、オークションが一つも検索されない場合には(ステップS56:NO)、ステップS60に移行する。
一方、システム制御部20は、オークションが一つ以上検索された場合には、特定された欲しい商品情報が示す商品の、オークションサイトにおける落札相場を算出する(ステップS57)。この算出方法は、図8に示すステップS20における方法と、基本的に同様である。
次いで、システム制御部20は、出品通知メールを送信する(ステップS58:図9に示すステップS31)。具体的に、システム制御部20は、特定された欲しい商品情報に設定されている商品名、検索された出品情報の抜粋、当該商品を出品するよう勧める旨のメッセージ、落差相場、検索されたオークションの出品商品詳細ページのURL等を出品通知メールの本文に設定する。そして、システム制御部20は、特定されたユーザの会員情報に設定されている電子メールアドレスを、出品通知メールの宛先に設定して、当該メールを送信する。
次いで、システム制御部20は、特定された欲しい商品情報中に、検索された出品情報の商品名とオークションIDを欲しい商品オークション情報として追加設定する(ステップS59)。
次いで、システム制御部20は、特定されたユーザの欲しい商品情報全てについて、出品通知処理を行ったか否かを判定する(ステップS60)。すなわち、システム制御部20は、特定されたユーザの欲しい商品情報全てについて、ステップS53〜S59のうち、少なくともステップS53の処理を行ったか否かを判定するのである。このとき、システム制御部20は、出品通知処理を行っていない欲しい商品情報がある場合には(ステップS60:NO)、特定されたユーザの欲しい商品情報のうち、出品通知処理を行っていない欲しい商品情報の中から次の欲しい商品情報を特定して(ステップS61)、ステップS53に移行する。つまり、システム制御部20は、特定されたユーザの欲しい商品情報全てについて、出品通知処理を行うのである。
そして、システム制御部20は、特定されたユーザの欲しい商品情報全てについて、出品通知処理を行うと(ステップS60:YES)、次いで、全ユーザについて、出品通知処理を行ったか否かを判定する(ステップS62)。このとき、システム制御部20は、出品通知処理を行っていないユーザがいる場合には(ステップS62:NO)、出品通知処理を行っていないユーザの中から次のユーザを特定して(ステップS63)、ステップS52に移行する。つまり、システム制御部20は、商品取引システムSを利用可能な全ユーザについて、出品通知処理を行うのである。
そして、システム制御部20は、全ユーザについて、出品通知処理を行うと(ステップS62:YES)、出品通知制御処理を終了させる。
なお、上記説明においては、システム制御部20は、出品通知処理を定期的の行うようにしていたが、例えば、オークションサイトへの出品が行われる度に、出品通知制御処理を行っても良い。この場合において、システム制御部20は、例えば、オークションデータベース102に登録されている全ユーザの全欲しい商品情報のうち、欲しい商品のカタログIDが、登録された出品情報に設定されているカタログIDと一致する欲しい商品情報を検索し、検索された欲しい商品情報のユーザに対して出品通知処理を行うようにすれば良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、オークションを利用可能なユーザの欲しい商品についての欲しい商品情報と、ユーザが所有するお気に入りの商品についてのお気に入り所有商品情報と、オークションサイトを利用可能なユーザ毎に対応付けて登録しておくオークションデータベース102を備え、オークションサーバ1−2のシステム制御部20が、同一の商品に関して欲しい商品情報とお気に入り所有商品情報とがオークションデータベース102に登録されている場合には、当該お気に入り所有商品情報が対応するユーザを特定し、当該ユーザ宛に、所有する商品の出品を欲しているユーザが存在することを通知し且つ出品を勧める出品リマインドメールを送信するとともに、お気に入り所有商品情報の出品リマインド状態をリマインド実施中に設定して、持っているものリスト表示エリア1100を含むマイオークションページ200を送信する際に、出品を勧める商品について出品ボタン1136を持っているものリスト表示エリア1100に埋め込むようになっている。
従って、こうした通知によって、ユーザは、自己が所有している商品に対する需要が存在することを認識することができるので、その商品に対するユーザの出品意欲を高め、これによって、オークションサイトへの出品を促進することができる。
また、オークションサーバ1−2のシステム制御部20が、欲しい商品情報とお気に入り所有商品情報との双方に、対象とする商品の仕様を特定するためのカタログIDが設定されている場合には、欲しい商品情報に設定されているカタログIDと同一のカタログIDが設定されているお気に入り所有商品情報に対応するユーザに対して、出品リマインドメールを送信したり、リスト表示エリア1100に出品ボタン1136を埋め込むようになっている。ここで、同一の商品、すなわち、仕様が同一である商品について、欲しい商品情報とお気に入り所有商品情報とが登録されている場合は、これらに設定されているカタログIDは一致する一方で、異なる商品、すなわち、仕様が互いに異なる複数の商品について、欲しい商品情報とお気に入り所有商品情報とが登録されている場合は、これらに設定されているカタログIDは一致しない。
従って、或るユーザの欲しい商品と他の或るユーザの所有している商品が同一商品であるか否かを正確に判別することができるので、例えば、実際には誰も欲してはいない商品の出品や、実際には所有していない商品の出品が、誤って促されてしまうという、望ましくない結果を防止することができる。
また、オークションサーバ1−2のシステム制御部20が、カタログ情報を表示するカタログページ300を、ユーザ端末4−kからの要求に応じて送信し、カタログページ300を受信したユーザ端末4−kから、当該ページによって表示される商品についての入力欲しい商品情報を受信して、その商品のカタログIDを特定し、当該カタログIDが設定された欲しい商品情報を登録する一方で、カタログページ300を受信したユーザ端末4−kから、当該ページによって表示される商品についての入力所有商品情報を受信して、その商品のカタログIDを特定し、当該カタログIDが設定されたお気に入り所有商品情報を登録するようになっている。
従って、ユーザは、商品の仕様を確認した上で、その商品を欲しい商品として登録したり、所有している商品として登録することができるので、ユーザが欲する商品や所有している商品を確実に特定することができる。
また、オークションサーバ1−2のシステム制御部20が、ユーザ端末4−kからリマインド出品リクエストを受信し、出品される商品に関する出品情報をオークションデータベース102に登録し、出品情報を表示する出品商品詳細ページ500を、ユーザ端末4−kからのリクエストに応じて送信するようになっている。このとき、オークションサーバ1−2のシステム制御部20が、リマインド出品リクエストに設定されているお気に入り商品IDに対応するお気に入り所有商品情報のカタログIDから、出品対象の商品のカタログ情報をショッピングサーバ1−1から取得し、当該カタログ情報の商品概要情報及び商品仕様情報が示す情報の少なくとも一つを、商品説明文として含む出品情報を登録するようになっている。
従って、お気に入り所有商品情報に設定されているカタログIDにより、ユーザが所有している商品のカタログ情報が特定され、この商品を出品する際に、他のユーザに公開される商品の説明として、予め登録されているカタログ情報を利用することができるので、出品の際における商品の説明を入力する手間を省くことができる。また、出品する商品の商品説明文に、商品の仕様という客観的な情報を利用することができる。更に、ユーザが持っている商品のオークションに関する情報は、出品する際に入力等すれば良いので、持っているものリストの登録の際には、所有している商品を他のユーザが識別可能なように、その商品名が最低限入力されれば良く、そのオークションに関する詳細な情報を入力する必要がない。
また、オークションサーバ1−2のシステム制御部20が、出品情報が登録された場合に、当該出品情報が示す商品と同一の商品を欲しい商品とする欲しい商品情報を特定し、この欲しい商品情報が対応するユーザの利用するユーザ端末4−kに、当該欲しい商品情報が示す商品が出品されたことを通知する出品通知メールを当該ユーザ宛に送信するとともに、欲しい商品情報中に欲しい商品オークション情報を追加設定して、欲しいものリスト登録エリア800を含むマイオークションページ200を送信する際に、欲しいものリスト登録エリア800にオークション情報表示エリア824を埋め込むようになっている。
従って、商品が出品されたことが、その商品を欲するユーザに対して通知されるので、オークションサイトでの入札が促進されるとともに、その結果として、入札が期待されることから、オークションサイトへの出品が促進されることとなる。
また、本実施形態においては、出品リマインドしきい人数をユーザ毎に設定するようにしていたが、例えば、システム全体として1のしきい値を保持するようにしても良い。この場合において、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、この1のしきい値と出品要望人数とを比較することによって、出品リマインドの処理を行えば良い。このときのしきい値は、1人でも複数人でも良い。
[2.第2実施形態]
上記説明した第1実施形態におけるオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、マッチング処理において、持っているものリストに登録されている商品を欲しいユーザが、最低限1人(出品リマインドしきい値の設定による)存在すれば、その商品の出品を、所有しているユーザに対して勧めるよう処理していたが、本実施形態においては、対象とする商品を欲しているユーザの人数と、その商品を所有しているユーザの人数とを比較し、その比較結果に応じて、その商品の出品を、所有しているユーザに対して勧めるようになっている。
具体的に、促し情報送信手段としてのオークションサーバ1−2のシステム制御部20は、同一商品についてオークションデータベース102に登録されている欲しい商品情報の個数(所望数の一例)と、その商品についてオークションデータベース102に登録されているお気に入り所有商品情報の個数(所有数の一例)とを比較し、お気に入り所有商品情報の個数が欲しい商品情報の個数以上である場合に、その商品の出品を、所有している各ユーザに対して勧めるための処理を行うようになっている。
次に、マッチング処理について、図21を用いて説明する。
図21は、本実施形態に係るオークションサーバ1−2のシステム制御部20のマッチング処理における処理例を示すフローチャートであり、同図において、図18と同様の要素については同様の符号を付してある。
なお、マッチング処理以外における商品取引システムSの動作及び構成等は、第1実施形態の場合と同様であるので、これらについての説明は省略する。また、以下の説明において、単に「システム制御部20」というときは、「オークションサーバ1−2のシステム制御部20」を意味するものとする。
図21に示すように、先ず、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている全ての欲しい商品情報のうち、欲しい商品のカタログIDが設定されている欲しい商品情報について、同一のカタログIDが設定されている欲しい商品情報を夫々グループ化する(ステップS121)。具体的に、システム制御部20は、例えば、同一のカタログIDが設定されている欲しい商品情報の欲しい商品IDと、当該欲しい商品情報に対応するユーザの会員IDとの組合せを示すリストを、カタログIDに対応付けて、RAM19等に記憶させる。
次いで、システム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている全ての欲しい商品情報のうち、欲しい商品のカタログIDが設定されていいない欲しい商品情報について、同一の商品名が設定されている欲しい商品情報を夫々グループ化する(ステップS122)。具体的に、システム制御部20は、例えば、欲しい商品情報に設定されている商品名に対して形態素解析等を行うことにより、その商品名から余分な文字を除外する等によって、当該商品名から商品を特定し得るテキスト情報を抽出して、これを商品名とし、この抽出された商品名が一致する欲しい商品情報の欲しい商品IDと、当該欲しい商品情報に対応するユーザの会員IDとの組合せを示すリストを、当該抽出された商品名に対応付けて、RAM19等に記憶させる。
次いで、システム制御部20は、ステップS121とS122とにおいて抽出されたグループをマージする(ステップS123)。具体的に、システム制御部20は、例えば、ステップS121において抽出されたグループのカタログIDに対応するカタログ情報から商品名を取得し、ステップS122において抽出されたグループのうち、取得された商品名と同一の商品名に対応付けられたグループを検索し、商品名が一致するグループのリスト同士を一つに統合する。
次いで、システム制御部20は、ステップS121〜S123の処理によって最終的に残ったグループのうち、一つを特定する(ステップS124)。
次いで、システム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている全お気に入り所有商品情報の中から、特定されたグループに対応するカタログIDが設定されているお気に入り所有商品情報を検索する(ステップS125)。
次いで、システム制御部20は、オークションデータベース102に登録されている全お気に入り所有商品情報の中から、特定されたグループに対応する商品名が設定されているお気に入り所有商品情報を検索する(ステップS126)。
次いで、システム制御部20は、ステップS125とS126とにおける検索結果をマージする(ステップS127)。
次いで、システム制御部20は、検索されたお気に入り所有商品情報の個数が、特定されたグループに属する欲しい商品情報の個数以上であるか否かを判定する(ステップS128)。このとき、システム制御部20は、お気に入り所有商品情報の個数が、欲しい商品情報の個数未満である場合には(ステップS128:NO)、ステップS133に移行する。
一方、システム制御部20は、お気に入り所有商品情報の個数が、欲しい商品情報の個数以上である場合には(ステップS128:YES)、検索されたお気に入り所有商品情報が示す商品の、オークションサイトにおける落札相場を算出する(ステップS90)。
次いで、システム制御部20は、検索されたお気に入り所有商品情報のうち、一つを特定する(ステップS129)。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報の出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されているか否かを判定する(ステップS130)。このとき、システム制御部20は、出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されていない場合には(ステップS130:NO)、ステップS131に移行する。
一方、システム制御部20は、出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されている場合には(ステップS130:YES)、出品リマインドメールを送信する(ステップS91)。このとき、システム制御部20は、例えば、特定されたグループのリストに基づいて、お気に入り所有商品情報に対応するユーザを特定し、このユーザ宛の出品リマインドメールを送信する。
次いで、システム制御部20は、特定されたお気に入り所有商品情報の出品リマインド状態をリマインド実施中に設定して(ステップS92)、ステップS131に移行する。
システム制御部20は、ステップS130において出品リマインド状態にリマインド未実施が設定されていない場合、または、ステップS92の処理を終えた場合には、検索されたお気に入り所有商品情報全てについて、出品リマインド処理を行ったか否かを判定する(ステップS131)。すなわち、システム制御部20は、特定された検索されたお気に入り所有商品情報全てについて、ステップS130及びS91〜S92のうち、少なくともステップS130の処理を行ったか否かを判定するのである。このとき、システム制御部20は、出品リマインド処理を行っていないお気に入り所有商品情報がある場合には(ステップS131:NO)、検索されたお気に入り所有商品情報のうち、出品リマインド処理を行っていないお気に入り所有商品情報の中から次のお気に入り所有商品情報を特定して(ステップS132)、ステップS130に移行する。つまり、システム制御部20は、検索されたお気に入り所有商品情報全てについて、出品リマインド処理を行うのである。
そして、システム制御部20は、検索されたお気に入り所有商品情報全てについて、出品リマインド処理を行うと(ステップS131:YES)、次いで、抽出された全グループについて、出品リマインド処理を行ったか否かを判定する(ステップS133)。このとき、システム制御部20は、出品リマインド処理を行っていないグループが存在する場合には(ステップS133:NO)、出品リマインド処理を行っていないグループの中から次のグループを特定して(ステップS134)、ステップS125に移行する。つまり、システム制御部20は、抽出されたな全グループについて、出品リマインド処理を行うのである。
そして、システム制御部20は、全グループについて、出品リマインド処理を行うと(ステップS134:YES)、マッチング処理を終了させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態における効果に加えて、同一の商品についてオークションデータベース102に登録されているお気に入り所有商品情報の個数が、その商品についてオークションデータベース102に登録されている欲しい商品情報の個数以上である場合にのみ、その商品の出品を、所有している各ユーザに対して勧めるための処理を行うようになっている。
従って、たとえ、その商品を所有しているユーザ全員がその出品を行い、これに対して、その商品を欲しているユーザ全員が単純に互いに異なるオークションに対して入札を行ったとしても、一つの出品に対して少なくとも1人の需要があることから、入札される可能性が高まるので、その商品に対するユーザの出品意欲をより高めることができる。
なお、本実施形態において、オークションサーバ1−2のシステム制御部20は、出品を勧めるための条件として、同一の商品を所有しているユーザの人数がその商品を欲しているユーザの人数以上であることを条件としていたが、例えば、その商品を欲しているユーザの人数が、所有しているユーザの人数の2倍の人数以上であることを条件としても良い。この場合であれば、入札される可能性がより高まることに加えて、その商品を所有しているユーザ全員がその出品を行ったとしても、これらに対して落札する際には、2倍の競争率となり、入札競争が行われる可能性が高まる。従って、出品された商品が、開始価格よりも高い価格で落札される可能性が高まるので、所有している商品に対するユーザの出品意欲を更に高めることができる。
また、上記各実施形態においては、仕様識別情報として、カタログIDを適用していたが、商品の仕様を特定可能な情報であれば、カタログID以外の、例えば、カタログ情報に設定されている商品名や型番等で合っても良い。一方、ユーザによって入力または編集されて欲しい商品情報に設定される商品名等は、その内容がユーザによって自由に決定することが可能なテキスト情報であるので、商品の仕様を特定し得る情報とはならない。つまり、仕様識別情報としては、その情報によって、対象となる商品を一意に特定することが可能であることが必要である。