JP5234579B2 - 水栓器具 - Google Patents
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Description
例えば下記特許文献1にこの種の水栓器具が開示されている。
図9はその具体例を示している。
軸体206は水栓器具をカウンター(取付体)208に固定するための部材で、かかる軸体206がカウンター208を貫通して下向きに突き出している。
ここで連結部材として軸状の部材、特にビスを好適に用いることができる。
また連結部材が外部に露出するのを防止できることによって、連結部材に汚れが付着して、そのことが水栓器具の外観を更に悪化させてしまったり、また掃除をするに際しても、連結部材及びその周辺に付着した汚れが取り難い問題を解決でき、清掃性も良好となすことができる。
図1において、10は水栓器具(ここではホース収納水栓、以下単に水栓とする)で、12は図2に示すカウンター(取付体)14から起立する水栓本体である。水栓本体12は、湯水を混合する混合部16を有している。
この水栓本体12からはL字状をなす吐水管18が延び出している。吐水管18は、ホルダ部としての吐水パイプ20と、吐水口22を先端側に有する吐水ヘッド24とから成っている。
ここでホース26はゴム等の弾性材からなる内側のチューブと、これを外側から被覆する蛇腹形状の可撓性を有する金属管との2重管構造をなしている。
混合部16は、供給された湯と水とを所定比率で混合し、混合水を、混合部16に上端が接続された流出管30を通じて流出する。
この流出管30の下端部には上記のホース26が接続されており、流出管30を通じて流出した混合水が、ホース26を通じて上記の吐水ヘッド24へと導かれる。
レバーハンドル32は、正面形状が円形で逆カップ状をなすハンドル基部34と、これから延び出したレバー部36とを有している。
この混合部16では、レバー部36を混合部16の軸方向に回動操作することで吐止水と吐水の流量調節とが行われ、また軸周りにレバー部36を回動操作することで、混合水即ち吐水の温度調節が行われる。
このホースガイド管56は、ホース26の引出し及び収納時の移動案内をなす部材で、水栓本体12における上記の混合部16及び混合部16を支持する、水栓本体12の一部をなす支持パイプ50を貫通する形態で、水栓本体12から下向きに延び出している。
このホースガイド管56は、取付穴52においてカウンター14を上側(表側)から下側(裏側)に貫通して突き出している。
更にその突出し部分が、カウンター14の裏側に配置された、固定金具66の挿通孔68を挿通して下向きに突き出し、そしてこの固定金具66の下側で、補助ガイド管を兼ねた、ホースガイド管56よりも管径の大きな円筒状の締付ナット70が、雌ねじ部72においてホースガイド管56の雄ねじ部64に螺合されている。
即ちこの実施形態では、ホースガイド管56が水栓器具10の固定用の軸体を成しており、ホースガイド管56が固定金具66にてカウンター14に固定されることで、水栓器具10全体がカウンター14に取付固定されている。
また一対のアーム74と74との間に、図4に示しているようにサプライ管28,流出管30を挿通する挿通空間を形成している。
この馬蹄形をなす固定金具66の上面には、周縁に沿って所定間隔で複数の鋭利に尖った突起76が形成されており、それら突起76をカウンター14の裏面に喰い込ませるようになっている。
固定金具66にはまた、挿通孔68の内周面から挿通孔68の求心方向(径方向内方)に突出する一対の位置決突起78が設けられている。
尚この固定金具66は、図3に示しているように下面が傾斜面82とされている。詳しくはその下面が図中右下がり、つまり混合部16の突出方向に進むにつれてカウンター14から離れる方向に傾斜する傾斜面82とされている。
このガイド部84は、補助ガイド管を兼ねた締付ナット70に対してホース26が出入りする際のガイドをなす部分で、上端部と下端部との各内面が湾曲面86,90とされている。
またこの締付ナット70の下端部の外周面には平坦な切落し形状の係合面92が形成されており、その係合面92に工具を係合させることで締付ナット70を回転操作できるようになしてある。
ボデー38は凹所39を有しており、そこにバルブカートリッジ40が挿入され、ボデー38に対して組み付けられている。
ここでボデー38の凹所39の内周面には雌ねじ部42が形成され、またバルブカートリッジ40の外周面には雄ねじ部44が形成されていて、それら雌ねじ部42と雄ねじ部44とにおいて、バルブカートリッジ40がボデー38にねじ結合されている。
上記シングルレバーハンドル32は、ハンドル基部34においてその可動弁体に作動的に連結され、レバー部36の回動運動が可動弁体に伝えられて、可動弁体が摺動運動するようになしてある。
流出管30は、この流出側の内部通路96に対して接続パイプ98を介して接続されている。
貫通孔62は、その下部と上部とが嵌入孔46,48とされており、そして嵌入孔46に上記の支持パイプ50の上端部が上向きに嵌入されている。
また上部の嵌入孔48に吐水管18、詳しくは吐水パイプ20の下端部(基端部)が嵌入されている。
尚この嵌入部分において、ホースガイド管56と吐水パイプ20との間にはスリーブ58が介装されている。
従ってホースガイド管56は、混合部16のボデー38にて支持されている。
その嵌合部分において、ホースガイド管56の外周面にはOリング102が上下2個所に保持されており、それらOリング102を介してホースガイド管56が貫通孔62の内周面に弾性嵌合せしめられている。
ビス104は大径の頭部106を有しており、その頭部106が凹所39内に位置させられている。従ってビス104の頭部106は、凹所39に組み付けられたバルブカートリッジ40にて隠蔽状態とされている。
そして上記ビス104の先端部が、図7に詳しく示すようにこの吐水パイプ18の挿通穴108を挿通して、ホースガイド管56の嵌込穴110に嵌め込まれている。
そして挿通穴108の周方向端がビス104に当ったところで、そこで回転規制される。
即ちビス104は、連結による抜止めの働きと併せて、吐水パイプ20の回転規制を行うストッパとしても働いている。
但し吐水パイプ20の挿通穴108を円形の挿通穴として、吐水パイプ20を回転方向に固定状態となしておくことも可能である。
そして締付ナット70を上向きにねじ込んで、固定金具66をカウンター14の裏面に締め付け、かかる固定金具66にてホースガイド管64をカウンター14に固定し、水栓本体12をカウンター14から起立した状態にカウンター14に取付固定することができる。
尚この例では連結部材としてビス104を用いているが、ピンその他の連結部材を用いることも可能である。
またビス104が外部に露出するのを防止できることによって、ビス104の頭部に汚れが付着して、そのことが水栓器具10の外観を悪化させてしまったり、また掃除をするに際しても、ビス104及びその周辺に付着した汚れが取り難い問題を解決でき、清掃性も良好となすことができる。
この例は、水栓本体12から吐水部112を離隔させて、水栓本体12と吐水部112とを別々にカウンター14に取付固定するようになした例である。
吐水部112においては、吐水管18が台座部材(基体)114から延び出しており、その吐水管18の先端部の吐水ヘッド24に対して、ホース26が吐水パイプ20を挿通して接続されている。
尚、ホース26は水栓本体12から延び出した流出管30に接続されている点で、また吐水部112側において、ホース26が図8(B)に示しているようにホースガイド管56の内部に挿通され、ホース26の出入れの際にホースガイド管56によってホース26が移動案内される点で上記の実施形態と同様である。
また台座部材114の嵌入孔48に、吐水パイプ20の下端部(基端部)が下向きに嵌入されている。
更にこの吐水パイプ20とホースガイド管56とには、上記実施形態と同様に挿通穴108,嵌込穴110が設けられている。
そしてこれにより水栓器具の一部をなす吐水部112の固定用の軸体としてのホースガイド管56と、吐水パイプ20及び台座部材114が、それらの重なり部分で1つのビス104で互いに連結され、ホースガイド管56と吐水パイプ20及び台座部材114が上下方向に固定されている。
尚図8(B)において、114はホースガイド管56の外周面に螺合された締付ナットで、116はゴム製のパッキンである。
12 水栓本体(基体)
14 カウンター(取付体)
18 吐水管
20 吐水パイプ
22 吐水口
38 ボデー
39 凹所
40 バルブカートリッジ
56 ホースガイド管(固定用の軸体)
104 ビス(連結部材)
114 台座部材(基体)
Claims (2)
- (イ)先端部に吐水口を有する吐水管と、(ロ)該吐水管とは別体をなして該吐水管の基端側に配置され、該吐水管の基端部を内部に嵌入させた基体と、(ハ)該吐水管及び基体をカウンター等取付体に固定するための部材であって、該吐水管側の先端側部分が該吐水管の内部に嵌入し、反対側の部分が該基体から該吐水管とは逆向きに突き出した固定用の軸体と、を有し
且つ該固定用の軸体と該吐水管と該基体とが、それらの重なり部分で、該基体に固定されて該吐水管及び該軸体側に突き出した凸形状をなす共通の連結部材にて連結されていることを特徴とする水栓器具。 - 請求項1において、前記基体が内側の凹所にバルブカートリッジを収容する水栓本体であって、前記連結部材が該内側の凹所から前記吐水管及び前記軸体側に突き出していることを特徴とする水栓器具。
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