JP5234519B2 - 壁取付け型水栓 - Google Patents

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Description

本発明は、水栓に関し、特に、壁取付け型の水栓に関する。
近年、設置面に水が溜まることがある手洗、洗面台取付け型の水栓と比較して、汚れにくいという清掃の利点を有し且つデザインがスマートである壁取付け型の水栓の要望がある。壁取付け型の水栓は、しばしば、タイル壁等の化粧壁に取付けられる(例えば、特許文献1参照)。この化粧壁としては、表側にはタイル等の化粧層が配置され、裏側には壁として自重や外力を支える補強パネルが配置されるものが一般的に使用される。化粧層としては上述のタイルの他、石板やガラス、鏡などが用いられる。
特開平11−36388号公報
壁取付け型の水栓の中には、自動水栓のように壁裏にある水を供給する配管が可撓管のため、配管では水栓を支えることができない構造のものがある。この場合、水栓を化粧壁に取付ける際に、壁を挟み込み、自重を支えようとすると、化粧層に荷重がかかってしまい、タイルなどの化粧層に割れが発生することがある。また取付け時には化粧層割れが発生しない場合でも、吐水部先端に荷重をかけた時に、化粧層に荷重がかかってしまい、化粧層割れが発生する課題があった。
そこで、本発明は、施工時や吐水部先端に荷重をかけた時に、化粧層が割れることを防止する壁取付け型の水栓を提供することを目的とする。
また、本発明は、化粧層割れを防止し且つ施工を容易にすることができる壁取付け型の水栓を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による壁取付け型の水栓は、壁の表側に取付けられるように構成され、吐水口を備える吐水部と、吐水口に連通し、吐水部の外に延びる可撓性の通水管と、を有し、吐水部は、台座を介して壁に取付けられ、壁は、表側の化粧層と、裏側の補強パネルとによって構成され、補強パネルは、通水管が通る開口を有し、化粧層は、通水管が通り且つ補強パネルの開口よりも大きい開口を有し、それにより、補強パネルに環状の露出面が形成され、台座は、壁に固定される板状のフランジ固定部を有し、フランジ固定部は、露出面に当接したスペーサを介して壁に取付けられ且つ化粧層の開口よりも小さい取付け面と、フランジ固定部と化粧層との間に隙間ができるように取付け面の周囲に設けられた環状の凹面と、取付け孔とを有し、台座は、前記取付け孔を通して補強パネルの前記露出面に直接ネジ留めされることを特徴としている。
このように構成された壁取付け型の水栓によれば、台座を化粧層に固定するのではなく、化粧層の裏側に設けられた補強パネルにスペーサを介して固定し、台座が化粧層に接しない。このため、施工時や吐水部に荷重をかけた場合に、化粧層に荷重がかからず、化粧層が割れることを防止することができる。
一方、ネジ留め用の孔のピッチは比較的大きいことが好ましく、化粧層の開口は比較的小さいことが好ましいため、台座のフランジ固定部の周囲部は、化粧層の表側に位置することが普通である。本発明の水栓では、化粧層の開口よりも小さい取付け面と、フランジ固定部とタイル壁との間に隙間ができるように取付け面の周囲に設けられた環状の凹面とを有しているので、化粧層の厚さに合わせたスペーサを用いれば、自動的に、フランジ固定部と化粧層との間に隙間ができ、化粧層に吐水部からの荷重がかからない。かくして、容易な施工で、化粧層が割れることを防止することができる。
上記壁取付け型水栓の実施形態において、好ましくは、スペーサは、互いに厚さの異なる第1のスペーサ及び第2のスペーサからなる。
この実施形態の水栓では、スペーサを厚さの異なる2種類のスペーサとし、化粧層の厚みに応じて、2種類のスペーサを使い分けたり、その組合せを変えたりすることにより、所望の位置に台座を配置することができる。このため、化粧層の厚みごとに、何種類もスペーサを用意する必要がなく、水栓の施工が容易になる。
上記壁取付け型水栓の実施形態において、好ましくは、スペーサは、露出面にネジ留め可能な固定スペーサと、固定スペーサと前記露出面の間に配置される調整スペーサとを含む。
この実施形態の水栓では、固定スペーサを調整スペーサと共に露出面にネジ留めすることができるので、台座を壁に固定する際、スペーサを手で押えておく必要がない。このため、台座の取付け作業が容易になる。
上記壁取付け型水栓の実施形態において、好ましくは、スペーサは、通水管が通る貫通孔を有する複数のスペーサによって構成され、各スペーサは、共通の断面形状を有し、貫通孔の周方向の特定の位置に設けられた突起部と、突起部に対して所定の角度だけ周方向に回転させた位置に設けられ且つ他のスペーサの突起部を受入れる凹部と、台座を固定するネジが通過可能な複数の孔又は切欠きを有し、凹部と他のスペーサの突起部とを合わせたときに、複数の孔又は切欠きの一部は、台座に設けられた取付け孔と整列させることができる。
この実施形態の水栓では、各スペーサの突起部と凹部とを位置合せすることにより、台座を固定するネジが通過する孔又は切欠きの位置が自動的に整列される。従って、各スペーサの位置合せをしたり、各スペーサの位置がずれないように押えておいたりする必要がなく、台座の取付け作業が容易になる。
上述したように、本発明による壁取付け型の水栓により、施工時や水栓先端に荷重かけた時に、化粧層が割れることを防止することができる。また、本発明による壁取付け型の水栓により、化粧層割れを防止し且つ施工を容易にすることができる。
壁取付け型の自動水栓システムを示す斜視図である。 図1の自動水栓システムの部分的な側面図である。 水栓の拡大縦断面図である。 台座の斜視図である。 台座の縦断面図である。 壁の斜視図である。 連結管接続部の拡大縦断面図である。 内側接続部材の斜視図である。 内側接続部材の縦断面図である。 外側接続部材の斜視図である。 外側接続部材の縦断面図である。 第1の例のスペーサの平面図である。 第2の例のスペーサの斜視図である。 第3の例のスペーサの平面図である。 第3の例のスペーサの平面図である。
図面を参照して、本発明による壁取付け型の水栓の実施形態を説明する。図1は、壁取付け型の自動水栓システムを示す斜視図である。図2は、図1の自動水栓システムの部分的な側面図である。図3は、後述するスパウトの拡大断面図である。図4及び図5はそれぞれ、後述する台座の斜視図及び縦断面図である。図6は、壁の斜視図である。図7は、連結管接続部の拡大縦断面図である。図8及び図9はそれぞれ、内側接続部材の斜視図及び縦断面図である。図10及び図11はそれぞれ、外側接続部材の斜視図及び縦断面図である。
図1に示すように、壁取付け型の自動水栓1は、垂直な壁2に取付けられた吐水部、即ち、スパウト4と、スパウト4とは別体で、スパウト4からの吐水を制御する制御機能部8とを有している。またボウル6が固定されたパネル5が壁2から水平に延びておりスパウト4からの吐水を受けるようになっている。さらに制御機能部8はパネル5の下方で壁2に取付けられている。
図2に示すように、スパウト4は、壁2の表側Aに取付けられるように構成され、壁2から水平方向に延び、概略的には、円筒形状である。また、スパウト4は、内部空間12を形成する内面14を有しており、スパウト4の下方に手を差し出したことを感知するセンサ(電気部品)16及び吐水口18を内部空間12に含んでいる。センサ16及び吐水口18は、内面14に取付けられている。
水栓1は、更に、吐水口18に連通接続され且つスパウト4の内部空間12からスパウト4の外に延びる可撓性の通水管20と、スパウト4内のセンサ16に接続され且つスパウト4の内部空間12から外に延びる電気コード22とを有している。
通水管20及び電気コード22は両方とも、スパウト4が取付けられる壁2のところに設けられた第1の開口24とそれから離れたところにおいて壁2に設けられた第2の開口26との間を壁2の裏側Bで連結する湾曲した連結管(CD管)28の中に、スパウト4の内部空間12から第1の開口24を通して挿入され、第2の開口26から壁2の表側Aに延びている。
通水管20及び電気コード22は、更に、制御機能部8に接続されている。制御機能部8は、センサ16の信号に応答して、通水管20への通水及び止水、即ちスパウト4からの吐水を行う電子制御バルブ28を有し、通水管20は、電子制御バルブ28を介して供給管30に接続されている。
図3に示すように、スパウト4は、管状の本体10aと、その一方の端部を塞ぐ蓋10bを有している。蓋10bは、本体10aの一方の端部に嵌合するように構成され、Oリング32によってシールされている。また、本体10aの反対側、即ち、壁側の端部は、通水管20及び電気コード22がスパウト4の外に延びる管状の取付け口10cを構成している。スパウト4の取付け口10cは、台座34を介して壁2に取付けられている。
センサ16と吐水口18とは、一体に組み立てられ、本体10aの一方の端部から本体10aの内部空間12に挿入可能な形状を有している。吐水口18は、本体10aの長手方向に延びる通路18aと、それと連通し且つ壁から離れる方向に斜め下方に延びる通路18bとを有し、通路18bには、本体10aの下側に設けられた孔10dを介して先端ノズル18cが取付けられている。センサ16は、通路18bが延びる方向と同じ方向に吐水口18に取付けられ、孔10dを介して、吐水させようとする人の手を感知するように配置されている。吐水口18は、本体10aの下側に設けられた孔10eを介して本体10aの内面14にネジ留めされている。
吐水口18の通路18aには、通水管20が接続されている。通水管20の外径は、例えば、10〜12mmであり、例えば、軟質塩ビ管で作られている。また、本体10aの内径は、約26mmである。
電気コード22は、スパウト4の内部空間12内に設けられたコネクタ36を介して接続された第1の部分22a及び第2の部分22bを有している。
図3〜図5に示すように、台座34は、壁2に固定される板状のフランジ固定部38と、フランジ固定部38から壁2に対して横方向に延びる筒部40と、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔40bとを有している。
筒部40は、スパウト4の管状の取付け口10cの内側に嵌合する外周面40aを有している。貫通孔40bの寸法及び形状は、通水管20及び電気コード22を通すことができる程度にできるだけ小さいことが好ましい。外周面40aは、下側に位置する下側部分40aaと、上側に位置する上側部分40abと、両側の横側部分40acを有している。横側部分40acは、平面状である。スパウト4の取付け口10cの内側の形状は、スパウト4の長手方向軸線周りの取付け角度を規定するために、筒部40と相補的な形状を有していることが好ましい。筒部40は、その下側部分44aaに、スパウト4の管状の取付け口10cを下方から固定するためのネジ山付き孔40cを有し、スパウト4は、本体10aの下側に設けられた孔10fを介して、台座34の筒部40にネジ留めされている。
筒部40の外周面40aに、周方向に延びる溝40dが、少なくとも上側部分40abに、好ましくは、全周にわたって設けられている。溝40dの位置とネジ山付き孔40cの位置は、スパウト4の長手方向に一致していることが好ましい。
図3及び図6に示すように、フランジ固定部38が固定される壁2は、表側のタイル壁2aからなる化粧層と、裏側の補強パネル2bによって構成されている化粧壁である。タイル壁2aの厚さは、タイルの種類に応じて、4〜12mmである。補強パネル2bは、合板等で作られ、その厚さは、9〜12.5mmである。
第1の開口24は、通水管20及び電気コード22が通る補強パネル2bの開口2cと、補強パネル2bの開口2cよりも大きいタイル壁2aの開口2dとによって構成され、それにより、補強パネル2bに環状の露出面2eが形成されている。
図3及び図5に示すように、台座34のフランジ固定部38は、壁側の取付け面38aと、その反対側の面38bと、取付け面38aの周囲に設けられた環状凹面38cとを有し、取付け面38aに取付け孔38dが設けられている。取付け面38aは、タイル壁2aの開口2dよりも小さく且つ露出面2eに当接したスペーサ42を介して、壁2に取付けられている。取付け孔38dに挿入された取付けネジ44が露出面2eに固定されるように、取付け孔38dのピッチ(直径)は、タイル壁2aの開口2dの直径よりも小さくなっている。取付け孔38dは、例えば、筒部40の周方向に90度間隔で4つ設けられる。また、スペーサ42は、共通の断面形状を有する複数のスペーサによって構成されることが好ましい。また、互いに厚さの異なる第1のスペーサ及び第2のスペーサが準備されることが好ましい。例えば、第1のスペーサを5mmとし、第2のスペーサを0.5mmとすることにより、上述したタイル壁の厚さのすべてに対応することができる。
図3に示すように、スパウト4は、更に、台座34のフランジ固定部38を覆うフランジカバー46を有している。フランジカバー46は、筒部40に挿入される貫通孔46cを有し、且つ、筒部40とスパウト4の取付け口10cと嵌合させたときにスパウト4によってフランジ固定部38に押付けられるカバー平面部46aと、カバー平面部46aの周囲から壁2に向かって延びるカバー側面部46bとを有している。カバー側面部46bの内側において、カバー平面部46aと壁2との間にパッキン48が設置されている。
図3に示すように、連結管28が第1の開口24に通され、台座34に固定されたスペーサ42に当接している。また、図2に示すように、連結管28は、壁2の後方(裏側)に設けられた連結管固定フレーム50に、ブラケット52を介して固定されている。
図7〜図11に示すように、連結管接続部54が第2の開口26に取付けられている。第2の開口26は、タイル壁2a及び補強パネル2bに形成された互いに同じ径の孔によって構成されている。連結管接続部54は、内側接続部材56と、外側接続部材58とを有している。
図8及び図9に示すように、内側接続部材56は、壁2に固定されるフランジ部分56aを有し、フランジ部分56aには、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔56bが設けられている。内側接続部材56は、更に、フランジ部分56aから表側に延びる表側筒部分56cと、それから裏側に延びる裏側筒部分56dとを有している。表側筒部分56cは、その内面に雌ネジ山56eを有している。また、表側筒部分56cは、上下左右の4箇所に切欠き56fを有している。
図10及び図11に示すように、外側接続部材58は、カバー板部分58aと、その周囲から壁2に向かって延びるカバー側面部分58bを有している。カバー板部分58aには、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔58cが設けられている。外側接続部材58は、更に、カバー板部分58aから裏側に延びる二重筒部分58dを有している。二重筒部分58dは、その外面に、内側接続部材56の雌ネジ山56eと螺合する雄ネジ山58eを有している。
次にスペーサの実施例を図12〜図14に示す。
図12は、スペーサの第1の例を示す平面図である。図12に示すように、第1の例のスペーサ60は、概略的には、円盤形状を有し、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔60aと、貫通孔60aの周方向に180度間隔で設けられた2つの突起部60bと、突起部60bに対して90度だけ周方向に回転させた位置に設けられた2つの凹部60cと、台座34を固定するネジ44が通過可能な切欠き62a〜62dを有している。凹部60cは、他のスペーサ60を重ねたときに突起部60bを受入れて、1つの円盤形状を構成する形状であればよく、本実施形態では、孔である。切欠き62a〜62dは、貫通孔60aの周方向に90度間隔で4つ設けられている。例えば、第1のスペーサ60の突起部60bと第2のスペーサ60の孔60cを合わせて、両者を重ねたとき、第1のスペーサ60の切欠き62a、62b、62c、62dがそれぞれ、第2のスペーサの切欠き62d、62a、62b、62cと整列すると共に、第1のスペーサの切欠き62a、62b、62c、62dを、取付け面38aに設けられた取付け孔38dと整列させることができる。突起部60bは、隣接したスペーサ60よりも出っ張らないことが好ましい。
図13は、スペーサの第2の例を示す斜視図である。図13に示すように、第2の例のスペーサ66は、第1の例のスペーサ60と同様の構造を有しており、第1のスペーサ60の貫通孔60a、突起部60b、凹部60c、切欠き62a〜62dに対応する構成要素をそれぞれ、符号66a、66b、66c、68a〜68dで指示する。第2のスペーサ66の突起部66bは、折曲げ構造であり、凹部66cは、外周に設けられた切欠きであり、台座34を固定するネジ44が通過可能な切欠き68a〜68dと同じ形状を有している。突起部66bは、隣接したスペーサ66よりも出っ張らないことが好ましい。
図14及び図15は、スペーサの第3の例を示す平面図である。図14及び図15に示すように、第3の例のスペーサは、露出面2eにネジ留め可能な固定スペーサ70(図14)と、固定スペーサ70と露出面2eの間に配置される調整スペーサ72とから構成されている。図14に示すように、固定スペーサ70は、概略的には、円盤形状を有し、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔70aと、台座34を固定するネジ44が通過可能な4つの切欠き70bと、固定スペーサ70を露出面2eにネジ留めする皿ネジが挿入される2つの皿付き孔70cとを有している。かくして、固定スペーサ70は、皿ネジの頭部を収容できる厚さを有している。また、図15に示すように、調整スペーサ72は、通水管20及び電気コード22が通る貫通孔72aと、固定スペーサ70の切欠き70bと一致する4つの切欠き72bと、切欠き72bを固定スペーサ70の切欠き70bと一致させたときに皿付き孔70cと一致する位置に設けられた2つの孔72cとを有している。
次に、水栓の組立て方法を説明する。
壁2に第1の開口24及び第2の開口26を形成し、連結管28を、その両端部が第1の開口24及び第2の開口に整列するように、壁2の裏側Bで連結管固定フレーム50に固定する。第1の開口24において、タイル壁2aの開口2dを補強パネル2bの開口2cよりも大きくし、補強パネル2bの露出面2eを形成する。
タイル壁2aの厚さとほぼ同じ厚さとなるようにスペーサ42を準備し、露出面2eにスペーサ42を押し当てながら、台座34を壁2の補強パネル2bに固定する。台座34の取付け面38aの周りの環状凹面38cにより、台座34のフランジ固定部38とタイル壁2aとの間に隙間ができる。
また、吐水口18に通水管20を接続し、センサ16を取付ける。本体10aの一方の端部から、通水管20及び電気コード22を通し、反対側の端部(取付け口10c)から引出しておく。引き続いて、吐水口及18びセンサ16を本体10aの中に挿入する。吐水口18を本体10aの孔10eを利用して、ねじ留めし、吐水口18に先端ノズル18cを取付ける。更に、蓋10bを本体10aに挿入する。
パッキン48を台座34の周囲にを配置し、フランジカバー46を台座34の筒部40に挿入する。次いで、通水管20及び電気コード22を、フランジカバー46の貫通孔46c、台座34の貫通孔40b、第1の開口24、連結管28に通して、第2の開口26から押出す。引き続いて、スパウト4を台座34に押込む。スパウト4を、本体10aの孔10fを利用して、ネジ留めする。パッキン48によってフランジカバー46と壁2との間がシールされると共に、フランジカバー46がスパウト4に向かって押され、フランジカバー46とスパウト4との間に簡易シールが形成される。
第2の開口26から出ている通水管20及び電気コード22は、連結管28の中で弛んでいるので、通水管20及び電気コード22を引出して弛みをとる。
通水管20及び電気コード22を内側接続部材56の貫通孔56bに通してから、内側接続部材56を第2の開口26のところにねじ留めする。次いで、通水管20及び電気コード22を外側接続部材58の貫通孔58cに通してから、外側接続部材58を内側接続部材56に螺合させる。次いで、通水管20と電気コード22を制御機能部8に接続する。
スペーサ42として、第1の例のスペーサ60又は第2の例のスペーサ66を使用する場合、突起60b、66bを凹部60c、66cに合わせて、スペーサ60、66を重ねる。それにより、自動的に、孔又は切欠き60a〜60d、66a〜66dの位置が一致し、更に、その一部を台座34の取付け孔38dと一致させることができる。次いで、台座34によって、重ねたスペーサ60、66を壁2の露出面2eに押付け、ネジ44によって台座34を補強パネル2bに固定する。
この場合、各スペーサ60、66の突起部60b、66bと凹部60c、66cとを位置合せすることにより、台座34を固定するネジが通過する孔又は切欠き60a〜60d、66a〜66dの位置が自動的に整列されるので、各スペーサ60、66の位置合せをしたり、各スペーサ60、66の位置がずれないように押えておいたりする必要がなく、台座34の取付け作業が容易になる。
スペーサとして第3の例のスペーサ、即ち、固定スペーサ70及び調整スペーサ72を使用する場合、固定スペーサ70の皿付き孔70cと調整スペーサ72の孔72cを整列させ、これらの孔70c、72cに皿ネジを挿入する。このとき、固定スペーサ70の切欠き70bと調整スペーサの切欠き72bの位置が一致する。次いで、切欠き70b、72bの位置を、台座34が取付けられる位置に合せ、固定スペーサ70及び調整スペーサ72を壁2の露出面2eに固定する。次いで、ネジ44によって台座34を補強パネル2bに固定する。
この場合、固定スペーサ70を調整スペーサ72と共に露出面2eにネジ留めすることができるので、台座34を壁2に固定する際、スペーサ70、72を手で押えておく必要がない。このため、台座34の取付け作業が容易になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態の水栓は、自動水栓であったが、吐水部に吐水ハンドルを設け、センサ16及び電気コード22を省略することによって、手動水栓にしてもよい。
上記実施形態では化粧壁の化粧層としてタイル壁を例として説明したが、これに限定されない。化粧層としては、石材、ガラス、鏡等を用いた場合でも同様の効果を奏する。
1 水栓
2 壁
2a タイル壁
2b 補強パネル
2c 補強パネルの開口
2d タイル壁の開口
2e 露出面
4 吐水部
12 内部空間
14 内面
18 吐水口
20 通水管
34 台座
38 フランジ固定部
38a 取付け面
38c 環状凹面
38d 取付け孔
42 スペーサ
60、66 スペーサ
60a、66a 貫通孔
60b、66b 突起部
60c、66c 凹部(孔、切欠き)
60d、66d 切欠き
70 固定スペーサ
72 調整スペーサ
A 表側
B 裏側

Claims (4)

  1. 壁取付け型の水栓であって、
    壁の表側に取付けられるように構成され、吐水口を備える吐水部と、
    前記吐水口に連通し、前記吐水部の外に延びる可撓性の通水管と、を有し、
    前記吐水部は、台座を介して前記壁に取付けられ、
    前記壁は、表側の化粧層と、裏側の補強パネルとによって構成され、
    前記補強パネルは、前記通水管が通る開口を有し、前記化粧層は、前記通水管が通り且つ前記補強パネルの開口よりも大きい開口を有し、それにより、補強パネルに環状の露出面が形成され、
    前記台座は、前記壁に固定される板状のフランジ固定部を有し、前記フランジ固定部は、前記露出面に当接したスペーサを介して壁に取付けられ且つ前記化粧層の開口よりも小さい取付け面と、フランジ固定部と化粧層との間に隙間ができるように前記取付け面の周囲に設けられた環状の凹面と、取付け孔とを有し、前記台座は、前記取付け孔を通して前記補強パネルの前記露出面に直接ネジ留めされることを特徴とする水栓。
  2. 前記スペーサは、互いに厚さの異なる第1のスペーサ及び第2のスペーサからなることを特徴とする、請求項1に記載の水栓。
  3. 前記スペーサは、前記露出面にネジ留め可能な固定スペーサと、前記固定スペーサと前記露出面の間に配置される調整スペーサとを含む、請求項1に記載の水栓。
  4. 前記スペーサは、通水管が通る貫通孔を有する複数のスペーサによって構成され、各スペーサは、共通の断面形状を有し、前記貫通孔の周方向の特定の位置に設けられた突起部と、前記突起部に対して所定の角度だけ周方向に回転させた位置に設けられ且つ他のスペーサの前記突起部を受入れる凹部と、前記台座を固定するネジが通過可能な複数の孔又は切欠きを有し、前記凹部と前記他のスペーサの突起部とを合わせたときに、前記複数の孔又は切欠きの一部は、台座に設けられた前記取付け孔と整列させることができる、請求項1に記載の水栓。
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