JP5234508B2 - 不審者撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両に近接する不審者を撮影するための不審者撮影システムに関する。
特開2005−247117号公報
近年、自動車等の車両には、車両に対する不正行為や侵入行為を検出した場合に、ブザーによる威嚇や、車内カメラによる侵入者の撮影を実施するセキュリティシステムが搭載されるようになってきている。
ところが、従来のセキュリティシステムにおいては、不正侵入者の撃退には効果があるかもしれないが、不正侵入者の逮捕という観点では、効果を挙げることができていない。例えば、ブザーによる威嚇は、不正侵入者の撃退には効果があるかもしれないが、侵入者の逮捕に貢献するものではない。ブザー音を耳にした近隣住民による警察への通報という効果も期待できなくは無いが、誤警報(車通過等によるブザー音出力等)が多いこともあり、近隣住民もそうした警報音にだんだん無関心になる傾向も見られている。一方、車内カメラにより不正侵入者を撮影する場合にも、車内カメラの撮影範囲は車内に限定されており、不正侵入者の体格や、車外での行動(逃走経路)等を詳細に把握することは困難である。また、カメラの設置位置もわかりやすく、侵入者がカメラに写らないように避ける可能性もあった。
本発明の課題は、車両に対する不正行為や侵入行為を行う者の逮捕に大きく貢献できる不審者撮影システムを提供することにある。
課題を解決するための手段および発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の不審者撮影システムは、
自車に近接する不審者を検知する不審者検知手段と、前記不審者が検知された場合に予め定められた不審者検知情報を車外周辺エリア内に無線送信する不審者検知情報送信手段と、を有した車両と、
前記車両の車外に位置する各種の構造物に取り付けられ、予め定められた通常撮影条件を満たした場合に撮影手段による撮影を実施する通常撮影機能をメイン機能として有した複数の撮影装置であって、前記通常撮影条件に基づいて自身が有する前記撮影手段により撮影される撮影画像を予め定められた保存期間の間、当該撮影装置の記憶部に記憶保持する通常撮影情報記憶手段と、当該保存期間が経過した前記撮影画像を消去する通常撮影画像消去手段と、を有する一方で、前記不審者検知情報を無線受信する不審者検知情報受信手段を有しており前記撮影手段は、前記不審者検知情報の受信に伴い予め定められた撮影範囲内の撮影を所定の撮影期間の間継続的に実施する監視用撮影装置と、
を備え、前記不審者が検知された場合には、前記車外周辺エリア内に位置して前記不審検知情報を受信した全ての前記監視用撮影装置の前記撮影手段による撮影が実施されるとともに、
前記不審者検知情報の受信に伴い前記撮影手段により撮影された撮影画像を、撮影をした前記監視用撮影装置自身が有する記憶部及び撮影をした監視用撮影装置の外部の記憶部の双方のうち少なくとも撮影をした前記監視用撮影装置自身が有する記憶部に記憶するとともに、前記監視用撮影装置自身が有する記憶部に記憶する際には、前記通常撮影条件に基づいて撮影される撮影画像により上書きされることのない形で、かつ前記通常撮影画像消去手段により消去されない形で記憶がなされる不審者撮影情報記憶手段を備えることを特徴とする。
上記本発明の構成によると、車両が不審者を検出した場合に、当該車両周辺の監視用撮影装置が一斉に画像撮影を実施するので、それらのいずれかにて不審者が撮影される可能性が高く、これらの撮影画像を情報提供することにより犯人逮捕に貢献できる。仮に不審者が監視用撮影装置に気づいたとしても、監視用撮影装置は周辺に多数あるので全ての監視用撮影装置に映らないようにすることは不可能に近く、さらに、一度撮影されてしまえば、それら全ての撮影装置から撮影画像を消去することは困難であるから、盗難等の車両への不正行為に対する大きな抑止力ともなりうる。また、各監視用撮影装置の撮影は、極短期間ではなく、例えば30秒以上などの比較的眺めの時間にわたって継続されるようにすれば、各監視用撮影装置の撮影画像から犯人の逃走中を撮影することも可能であるから、逃走経路の割り出しも可能となる。なお、監視用撮影装置は、動画像を所定の撮影期間の間継続して撮影するものであってもよいし、静止画像を所定の撮影期間の間、所定時間間隔にて継続的に撮影するものであってもよい。
なお、監視用撮影装置は、街頭設備に設置される街頭撮影装置とすることができる。この構成によると、街灯の様々な撮影装置を利用することができるから、より多くの撮影手段により不審者撮影を実施することができ、不審者が撮影される可能性がより高くなる。また、近年の車両には、車外を撮影する車外撮影手段が設けられている車両も多いから、監視用撮影装置は、不審者を検出した可能な車両とは異なる車両に設けられた車外撮影装置としてもよい。これにより、不審者を検出した車両の近くに止まっている車両や走行中の車両も撮影を実施するから、より多くの撮影手段により不審者撮影を実施することができ、不審者が撮影される可能性がより高くなる。また、監視用撮影装置は、店舗の外部を監視するための店外監視用撮影装置としてもよいし、家屋の外部を監視するための家外監視用撮影装置としてもよい。より多数の撮影装置を監視用撮影装置とすることで、撮影数が増すから、不審者が撮影される可能性が高くなる。
本発明の監視用撮影装置は、予め定められた通常撮影条件を満たした場合に前記撮影手段による撮影を実施する通常撮影機能を有するものとできる。例えば街頭監視カメラのように常時撮影を実施するものや、定められた時間帯においてのみ撮影を実施するもの、特定のセンサーの検知に基づいて撮影を実施するもの等、本発明の不審者撮影とは別の撮影をメイン機能として備えるものとできる。つまり、何がしかの撮影目的にて設置されている撮影装置を、本発明の不審者撮影システムの監視用撮影装置として組み入れることで、多数の監視用撮影装置を監視用撮影装置の数が増し、不審者が撮影される可能性が高くなる。この場合、不審者撮影情報記憶手段は、前記不審者検知情報の受信に伴い前記撮影手段により撮影された撮影画像を、前記通常撮影条件に基づいて撮影される撮影画像により上書きされることのない形で記憶部に記憶するものとできる。これにより、通常撮影条件による撮影画像によって、不審者撮影用に撮影された撮影画像を上書きされること無く蓄積できる。
また、通常撮影条件に基づいて前記監視用撮影装置の前記撮影手段により撮影される撮影画像を予め定められた保存期間の間前記記憶部に記憶保持する通常撮影情報記憶手段を有する一方で、当該保存期間が経過した前記撮影画像を消去する通常撮影画像消去手段を有しており、前記不審者情報記憶手段は、前記不審者検知情報の受信に伴い前記撮影手段により撮影された撮影画像を、前記通常撮影画像消去手段により消去されない形で前記記憶部に記憶するものとできる。この構成によると、通常撮影条件による撮影は、常時撮影や定期撮影など比較的撮影頻度が高いため、一定期間保持された後、これらを消去することで、装置の負担を軽減できる。このとき、不審者撮影用に撮影された撮影画像が消去されないので、不審者を割り出すための当該撮影画像の提供をできる。
本発明における不審者検知情報には、前記不審者を検知したことを示す不審者検知情報と共に、当該不審者の検知に関連する検知関連情報を含むものとできる。この場合、不審者撮影情報記憶手段は、前記不審者検知情報の受信に伴い前記撮影手段により撮影された前記撮影画像を、当該不審者検知情報と共に受信した前記検知関連情報を対応付けた不審者情報として、前記記憶部に記憶する。これにより、撮影された撮影画像に関連する情報の取得も可能となり、当該情報を不審者逮捕のための情報として提供できる。
本発明の不審者撮影情報記憶手段は、前記監視用撮影装置に設けることができる。この場合、不審者情報を、前記記憶部をなす当該監視用撮影装置の予め定められた不審者情報記憶部に記憶・蓄積するものとできる。この構成によると、不審者を撮影した各監視用撮影装置において撮影情報を含む不審者情報がそれぞれ記憶されるので、撮影が不審者に発見されたからといって、不審者が撮影した全ての監視用撮影装置の記憶を消去することは不可能である。
本発明の不審者撮影情報記憶手段は、前記監視用撮影装置に設けられて前記不審者情報を装置外部に無線送信する不審者情報送信手段と、前記監視用撮影装置の外部の不審者情報管理装置に設けられて前記不審者情報を無線受信する不審者情報受信手段と、同じく前記不審者情報管理装置に設けられて、無線受信した1以上の前記不審者情報のうち、同一の前記不審者検知情報に基づいて撮影された撮影画像を含む不審者情報を関連付けて、関連付けられた集計情報を、前記記憶部をなす当該不審者情報管理装置の予め定められた集計情報記憶部に記憶・蓄積する集計情報記憶手段と、を有して構成することもできる。この構成によると、各監視用撮影装置において取得した不審者情報は、外部の不審者情報管理装置に送信され、ここで情報管理がなされる。不審者が検知された周辺とはことなる場所に不審者情報が送信されるから情報を消去される恐れが無いし、同一の不審者検知に係る情報を一括して管理することができるから情報管理が容易となる。
本発明において、前記車両は、前記不審者検知手段により前記不審者が検知された場合に、現在の日付及び時刻を取得する日付/時刻取得手段を有して構成でき、取得された当該日付及び時刻を、当該不審者の検知に基づいて前記記憶部に記憶される前記不審者情報の前記検知関連情報に含むことができる。この構成によると、検知関連情報から不審者をいつ発見したかを特定することができるから、不審者逮捕に貢献できる。
本発明において、前記車両は、前記不審者検知手段により前記不審者が検知された場合に、当該車両自身の現在位置を、不審者検知位置として取得する不審者検知位置取得手段を有して構成することができ、取得された前記不審者検知位置を、当該不審者の検知に基づいて前記記憶部に記憶される前記不審者情報の前記検知関連情報に含むことができる。この構成によると、検知関連情報から不審者が検知された位置を特定できるから、不審者逮捕に貢献できる。
本発明において、前記監視用撮影装置は、前記不審者検知情報受信手段により前記不審者検知情報を無線受信した場合に、自身の現在位置を撮影実施位置として取得する撮影実施位置取得手段を有して構成することができ、取得された前記撮影実施位置を、前記不審者情報の前記検知関連情報に含むことができる。この構成によると、検知関連情報から、不審者撮影を行った監視用撮影装置の各位置を特定できるから、不審者が撮影されている撮影画像がどこの監視用撮影装置により撮影されたものであるかを特定でき、これにより、不審者の逃走経路を推定することも可能となる。
不審者情報を不審者情報管理装置にて記憶・蓄積する上記構成において、当該不審者情報管理装置は、ユーザー操作に基づいて複数の前記集計情報の中から閲覧対象となる集計情報を指定する集計情報指定手段と、指定された前記集計情報を画面表示する不審者情報表示手段と、を有して構成できる。この構成によると、蓄積された集計情報を、警察関係者等の管理ユーザーにより閲覧することが可能となるので、不審者逮捕に貢献する。
また、この場合、前記不審者情報管理装置は、地図画像を記憶する地図画像記憶手段を有し、前記不審者情報表示手段は、前記集計情報指定手段により指定された前記集計情報に基づいて、上記不審者検知位置と上記撮影実施位置とを特定し、特定されたそれら不審者検知位置と撮影実施位置とを含む範囲の地図画像を、それら不審者検知位置と撮影実施位置とに互いを識別可能な形のマーキング画像を付した形で画面表示するとともに、画面表示された地図画像上の前記撮影実施位置の前記マーキング画像に対し、予め定められた位置決定操作がなされることにより、当該撮影実施位置における撮影画像を画面表示するものとして構成できる。この構成によると、不審者の撮影状況を把握し易い形で、集計情報を閲覧できる。
ところで、本発明の監視用撮影装置は、前記不審者検知情報受信手段による前記不審者検知情報の受信に伴い、当該不審者検知情報に含まれる現在位置情報に基づいて、前記撮影手段と前記車両との相対位置関係を特定し、前記撮影範囲が前記車両に向くよう当該撮影手段を駆動する撮影方向変更手段を有して構成できる。この構成によると、撮影手段は不審者が検知された方向に向くので、不審者が撮影される可能性が増す。なお、撮影手段は、駆動完了後に撮影を開始するようにしてもよいが、撮影しながら駆動させることで、不審者が撮影される可能性がより増す。
本発明の監視用撮影装置は、前記撮影手段による撮影時に、前記撮影範囲に光を照射する撮影用光源を有して構成できる。この構成により、夜間やトンネル内等の光量の少ない暗条件下においても、不審者を鮮明に撮影することが可能となる。なお、監視用撮影装置は、前記不審者検知情報受信手段による前記不審者検知情報の受信に伴い、当該不審者検知情報に含まれる現在位置情報に基づいて、前記撮影用光源と前記車両との相対位置関係を特定し、当該撮影用光源の照射方向が前記車両に向くよう当該撮影手段を駆動する光源照射方向変更手段を有して構成することで、より不審者を鮮明に撮影することが可能となる。この場合、撮影手段の撮影方向と撮影用光源の照射方向とを一致させて両者を一体駆動するように取り付けておくことで、1つの駆動手段により一括して撮影方向と光源照射方向を変更できる。
本発明の監視用撮影装置は、前記撮影手段により撮影された撮影画像内から動体を検出する動体検出手段と、検出された動体が拡大撮影されるよう前記撮影手段のズーム制御を実施するズーム制御手段と、を有して構成できる。この構成によると、不審者を拡大してより鮮明に撮影することができるから、不審者逮捕に貢献できる。
ところで、本発明において、前記車両は、前記不審者が検知された場合に警報音を出力する警報音出力手段を備えて構成できる。これにより、犯人撃退効果が期待できる。また、この場合、監視用撮影装置は、出力される前記警報音を認識する警報音認識手段を備え、前記撮影手段は、当該警報音が認識された場合に撮影を実施するものとできる。この構成によると、電波等の通信ではなく、一般的なカーセキュリティ用の警報音が出力されるだけで、周辺の監視用撮影装置による撮影が実施される。つまり、既に市販されているカーセキュリティ用の警報装置を搭載するだけで、周辺の監視用撮影装置による不審者撮影を利用可能となる。
なお、不審者検知情報送信手段は前記警報音出力手段に兼用され、前記不審者検知情報として前記警報音を出力するように構成し、他方、不審者検知情報受信手段は前記警報音認識手段に兼用され、前記不審者検知情報として前記警報音が入力・認識されるように構成することができる。この構成によると、警報音により電波信号の送受信機を搭載することなく、周辺の監視用撮影装置による不審者撮影を利用可能となる。
本発明の方向指示灯制御装置の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である不審者撮影システムを概略的に説明する図である。図1に示すように、図1に示す不審者撮影システム1では、自車両10が不審者を検出するに伴い不審者検知情報を外部に出力して、これを受信した他車20の車外撮影カメラ26や、車外設備30などに取り付けられるカメラ(ここでは街頭カメラ)36等のカメラが一斉に撮影を実施するように構成されている。これにより、カメラ26,36等のいずれかにより、不審者を撮影し、その撮影画像から不審者を特定することを可能にしている。
図2は、本実施形態の不審者撮影システムの全体構成を示すブロック図である。本発明の不審者撮影システム1は、例えば図2に示すように構成することができ、ここでは、不審者を検知可能な自車両(不審者検知可能車両)10と、監視用撮影装置としての機能を有した他車両20及び街頭監視カメラ30と、警察等に管理される外部の情報管理センタ70とを有して構成されている。さらに本実施形態においては、自車両10のオーナーが所持する自車両オーナー端末装置50と、他車両20のオーナーが所持する他車両オーナー端末装置40と、街頭監視カメラ30の管理者が有する管理者端末装置60とを有して構成されている。
自車両10は、CPU、ROM、RAM等を備えて構成される制御部11に対し、不審者検知部12と、警報音出力部13と、送信部14と、位置検出部17とが接続する形で稿制されている。
不審者検知部(不審者検知手段)12は、自車両10の車内へ不正侵入者を検知するセンサ(不正侵入者検知手段)や、自車両10への不正行為を検知するセンサ(不正行為検知手段)を有して構成されている。ここでは、自車両10内へ不正侵入者を検知する侵入者センサと、自車両10の窓ガラスの割れを検知するガラス割れセンサや、車内及び車外のいずれか又は双方を撮影する自車両監視カメラを搭載しており、不正侵入者やガラスわれ、不審者画像が検知されると、異常検知信号が制御部11に入力される。なお、侵入者センサやガラス割れセンサは周知のものであり、警戒モードがセットされている場合にのみセンシングを実施する。自車両監視カメラは、車内及び車外の車両周辺のいずれか又は双方を撮影する撮影手段であって、同じく警戒モードがセットされている場合にのみ撮影を実施し、撮影された撮影画像内に不審者画像が存在するか否かを、パターンマッチング等の周知の技術を用いて特定する。
警報音出力部13は、周知のブザーである。ここでは、異常検知信号が制御部11に入力されるに伴い、警報音として予め定められたブザー音の出力がなされる。なお、音声による警報出力であってもよい。
位置検出部17は、GPS(Global Positioning System)用の人工衛星からの送信電波をGPSアンテナを介して受信し、車両の位置,方位,速度等を検出するGPS受信機と、車両に加えられる回転運動の大きさを検出するジャイロスコープと、車両の前後方向の加速度等から走行した距離を検出する距離センサと、地磁気から進行方位を検出する地磁気センサとを有して構成されており、本実施形態においては自車両10に搭載のカーナビゲーション装置の一機能として備えている。
送信部14は、異常検知信号が制御部11に入力された場合に、図3に示すようなフレーム構成を有した信号データを不審者検知情報140として生成し、図示しない送信アンテナから当該不審者検知情報140を自車両10の外部に無線出力する。不審者検知情報140には、自車両10を識別する識別情報(車両ID)141と、自車両10の不審者検知状態(ここでは不審者検知状態は警報音の出力状態で明らかとなるから警報状態ともいえる)142と、位置検出部17により取得された自車両10の位置情報143と、警報出力時の時刻(警報時刻)144と、出力された警報の原因を示す異常種別145とを含む形で生成される。
なお、警報時刻(日付および時刻)は、日時データを生成するための周知の時計ICを制御部11に内蔵して用いる方法、GPS受信機が取得するGPS信号に含まれる日時データを用いる方法、VICSセンタとの通信データに含まれる日時データを用いる方法、ETC車載器とETC路上機との通信で得られる日時データを取得する方法等のいずれかを用いて取得することができる。
制御部11には、ROM等の記憶部に、不審者の検知に伴い警報を出力するためのプログラム(図6の左側)が格納されており、CPUが当該プログラムするように構成されている。
他車両20及び街頭監視カメラ30は、CPU、ROM、RAM等を備えて構成される制御部21,31に対し、記憶装置22,32と、音入力部23,43と、受信部24,34と、送信部25,35と、撮影ユニット26,36と、位置検出部27,37と、動体検知部29,39と、が接続する形で構成されている。なお、図2では、他車両20と街頭監視カメラ30との2つしか存在していないが、同様のものが他にも存在していてもよい。
音入力部23,33は、図示しないマイクおよび周知の音認識ユニットを含んで構成され、車両10から出力される予め定められた警報音を認識して、その認識結果を制御部21,31に入力する。
受信部24,34は、図示しない受信アンテナから車両10から無線出力される不審者検知情報140を無線受信する。無線受信した不審者検知情報140は、制御部21,31に入力される。
撮影ユニット26,36は、撮影部(撮影手段)26a,36aと、撮影部26a,36aの向きを変えて撮影範囲を変更するための駆動部26b,36bと、撮影範囲に光を照射するためのライト(撮影用光源)26c,36cと、を有して構成されている。制御部21,31は、不審者検知情報140が入力された場合に、撮影部26a,36aに撮影を実施させるための制御信号を送信し、撮影部26a,36aはこれを受けて撮影を実施する。
なお、図2に示すように、動体検知部29,39を設けてもよい。動体検知部29,39は,撮影部26a,36aにより撮影された撮影画像を取得して、撮影される撮影画像間において動体を検知し、撮影画像内での位置を特定し、その結果を制御部21,31に入力する。制御部21,31は、その入力結果に基づいて、撮影部26a,36aのズーム制御を実施して、動体検知位置を拡大撮影したり、動体検知位置が撮影画像中央に位置するように駆動部を駆動制御したりする。
ただし、他車両20及び街頭監視カメラ30の撮影ユニット26,36は、不審者検知情報の受信に伴い撮影を実施するものとして設けられていてもよいが、本実施形態の撮影ユニット26,36は、予め定められた通常撮影条件を満たした場合に撮影を実施することを主として実施するものである。つまり、他車両20及び街頭監視カメラ30の通常撮影機能は、不審者検知情報の受信に伴い撮影を実施する機能ではなく、それ以外のものを撮影することを目的とした機能である。例えば、他車両20及び街頭監視カメラ30の通常撮影機能は、街頭の監視を目的として、常時あるいは所定時間間隔おきに街頭撮影を実施する機能であったり、車外の不審者を撮影を目的として、車外を予め定められた時間間隔おきに撮影する機能であったりする。
記憶装置22は、各種のデータを記憶するためのものであり、ここでは周知のハードディスク記憶装置とされているが、他の記憶装置でもよい。制御部11は、不審者検知情報140が入力され、撮影部26a,36aによる撮影が実施された場合に、撮影された撮影画像に、当該不審者検知情報に含まれる各種情報を対応付け、これを不審者情報として記憶する。不審者情報には、図4に示すように、撮影画像に対応付けられる形で、不審者検知情報に含まれる車両ID141、車両位置143、警報時刻144、異常種別145等の不審者の検知時に関連する検知関連情報が記憶されるとともに、当該撮影画像の撮影に関連する撮影関連情報も記憶される。
ただし、不審者検知情報の受信に伴い撮影ユニット26,36により撮影された撮影画像は、上記した通常撮影条件に基づいて撮影される撮影画像により上書きされることのない形で記憶されるものとする。ここでは、不審者情報が記憶される記憶領域と、通常撮影条件に基づいて撮影された撮影画像(さらにはその関連情報)が記憶される記憶領域とを別に設けることにより、上書きを防止している。さらに、ここでは、通常撮影条件に基づいて撮影された撮影画像(さらにはその関連情報)は、予め定められた保存期間を経過した後削除するようになっているが、上記のように記憶領域が分離されていることで、不審者情報が消去されないようになっている。
なお、撮影関連情報としては、撮影実施位置や撮影時刻を含むことができる。街頭撮影装置30のように、車外設備に固定設置されるものにおいては、記憶装置32に自身の設置位置(現在位置)が記憶されており、撮影部36aにより撮影がなされた際には、当該設置位置が撮影実施位置として記憶される。他方、他車両20のように移動可能なものにおいては、符号17と同様の位置検出部27が設けられており、撮影部26aにより撮影がなされた際には、そのときに位置検出部27にて取得される現在位置が撮影実施位置として記憶される。なお、撮影時刻(日付および時刻)は、日時データを生成するための周知の時計ICを制御部21,31に内蔵して用いる方法、GPS受信機が取得するGPS信号に含まれる日時データを用いる方法、VICSセンタとの通信データに含まれる日時データを用いる方法、ETC車載器とETC路上機との通信で得られる日時データを取得する方法等のいずれかを用いて取得することができる。
送信部25,35は、記憶装置22,32に記憶される図4のような不審者情報を、外部に存在する自身のオーナー端末装置40ないし管理者端末装置60とに対し、図示しない送信アンテナから無線送信する。
制御部21,31には、ROM等の記憶部に、不審者検知情報の受信に伴い撮影を実施し、撮影画像を含む不審者情報を記憶して、さらに、その不審者信号を送信する不審者撮影プログラム(図6の中央)が格納されており、CPUが当該プログラムするように構成されている。
情報管理センタ70は、車両10,20や街頭撮影カメラ30等の外部に設けられるものであり、例えば警察等に管理される外部サーバとして設けることができる。CPU、ROM、RAM等を備えて構成される制御部71に対し、受信部73と、送信部75と、記憶装置72と、異常報告出力部74と、操作部76とが接続する形で構成される。
受信部73は、図示しない受信アンテナから車両20ないしは街頭監視カメラ30から無線出力される不審者情報を無線受信する。無線受信した不審者情報は、制御部71に入力される。
記憶装置72は、無線受信した不審者情報を記憶蓄積する。車両10にて不審者が検知された場合には、複数の車両20ないしは街頭監視カメラ30により撮影がなされるから、複数の不審者情報が無線送信されてくるので、受信する不審者情報のうち、同一の不審者検知に係る情報を関連付けて、図5に示すような集計情報としてそれぞれ記憶する。
送信部75は、無線受信した不審者情報から不審者を検知した車両10を特定し、当該不審者情報を、特定された車両10のオーナー端末装置50に対し、図示しない送信アンテナから無線送信する。
操作部76は、マウスやキーボードといった周知の操作入力装置である。
異常報告出力部は、記憶装置72に記憶されている集計情報を出力するものであり、本実施形態においては表示装置として設けられている。操作部76への予め定められたユーザー操作に基づいて、複数記憶されている集計情報の中から閲覧対象となる集計情報を指定し(集計情報指定手段)、指定された集計情報を表示装置74にて画面表示する(不審者情報表示手段)。
制御部71には、ROM等の記憶部に、不審者情報を受信・記憶する不審者情報記憶プログラム(図6の右側)が格納されており、CPUが当該プログラムするように構成されている。
オーナー端末装置50,40及び街頭監視カメラ30の管理者端末装置60は、CPU、ROM、RAM等を備えて構成される制御部51,41,61に対し、受信部53,43,63と、記憶装置52,42,62と、異常報告出力部54,44,64と、操作部56,46,66とが接続する形で構成される。
オーナー端末装置50,40は、例えば携帯型通信装置として構成することができ、例えば携帯電話機とすることができる。受信部53,43が受信した不審者情報を記憶装置42に記憶して、操作部46への予め定められたユーザー操作により、表示装置をなす異常報告出力部44にて、記憶されている不審者情報を画面表示することができる。これにより、車両10において不審者情報が検知されると、当該車両10のオーナーと、当該車両10の不審者検知に係る撮影を実施した車両20のオーナーの携帯型端末装置に不審者情報が送信され、各端末装置から不審者情報を閲覧することが可能となる。
街頭監視カメラ30の管理者端末装置60は、外部サーバとして設けることができ、管理対象となる各街頭監視カメラ30から送信されてくる不審者情報を受信部63にて受信し、これを記憶装置62荷記憶して、操作部66への予め定められたユーザー操作により、表示装置をなす異常報告出力部64にて、記憶されている不審者情報を画面表示することができる。
制御部51,41,61には、ROM等の記憶部に、不審者情報を受信・記憶する不審者情報記憶プログラム(図6の右側)が格納されており、CPUが当該プログラムするように構成されている。
以下、本実施形態の不審者撮影システムにおいて実施される処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。
車両10の制御部11は、警報出力処理として以下の処理を実施する。
まずS11にて、制御部11は、自車10に近接する不審者を検知する不審者検知部12において、不審者が検知されたか否かを判定する。これは、不審者検知部12から送信される異常検知信号に基づいて判定できる。当該不審者が検知された場合にはS12に進み、検知されなければ本処理を終了する。
S12にて、制御部11は、警報音出力部13に警報出力させる制御信号を出力し、当該警報音出力部13に警報音を出力させる。ここでは警報音出力部13にて予め定められた警報音(ブザー音)の出力がなされる。続くS13にて、制御部11は、S11にて受信した異常検知信号に対応する不審者検知情報140を生成するために各種情報(車両ID141、警報状態142、車両位置143、警報時刻144、異常種別145)を取得し、生成された不審者検知情報140を外部の車外周辺エリア内に無線出力する(不審者検知情報送信手段)。
続くS14にて、制御部11は、予め定められた警報停止条件が成立したか否かを判定する。ここでの警報停止条件は、ユーザーによる警報停止操作がなされることと、所定時間が経過することのうちのいずれかであり、いずれかが成立するまでS14を繰り返し、いずれかが成立した場合にS15に進み、制御部11は、警報音出力部13に警報出力を停止させる制御信号を出力し、当該警報音出力部13にて出力されている警報音を停止させる。その上で本処理を終了する。なお、本処理は、所定周期で繰り返し実施されるものとする。
他車両20の制御部21及び街頭監視カメラ30の制御部31は、不審者撮影処理として以下の処理を実施する。
まずS21にて、制御部21、31は、車両10から無線送信される不審者検知情報の受信待機状態となる。続くS22にて、不審者検知情報を受信したと判定されるとS23に進む。
S23にて、制御部21、31は、受信した不審者検知情報と、地震の現在位置情報に基づいて、自身(20,30)の位置と、不審者を検知した車両(10)の相対位置関係を特定する。制御部21の場合、自身(20)の現在位置を位置検出部27の検出結果から取得し、制御部31の場合、自身(30)の現在位置として、記憶装置32に記憶されている自身の設置位置を読み出すとともに、不審者を検知した車両10の現在位置情報を不審者検知情報140に含まれる現在位置143から取得して、これらに基づいて、上記相対位置関係を特定する。
続くS24では、制御部21、31は、自身(20,30)の位置と、不審者を検知した車両(10)との相対位置関係に基づいて、撮影部26a,36aの駆動部26bを駆動して、撮影部26a,36aの撮影範囲が車両10側に向くように向きを変更する。このとき、光源36cの光照射方向も撮影範囲を照射するように向きを変更する。
続くS25にて、制御部21、31は、撮影部26a,36aに撮影を開始する制御信号を送信し、これを受けた撮影部26a,36aが撮影を開始する。なお、S23の前に撮影を開始してもよい。つまり、カメラの向き変更は、撮影しながら実施するようにしてもよい。
S26にて、制御部21、31は、撮影開始から所定の撮影期間が経過したか否かを判定する。所定の撮影期間が経過していなければ撮影を継続し、所定の撮影期間が経過していればS27に進む。
S27にて、制御部21、31は、図4に示すように、撮影画像に、検知関連情報及び撮影関連情報を対応付けた不審者情報を生成し、これを記憶装置22,32に記憶する。
続くS28にて、制御部21、31は、生成された不審者情報を、自身に対応する端末装置40,60と、情報管理センタ70とに送信する。なお、ここでの送信は有線送信であってもよい。S28終了により、本処理は終了となる。なお、本処理も、所定周期で繰り返し実施されるものとする。
端末装置40,60と、情報管理センタ70は、不審者情報記憶処理として以下の処理を実施する。
まずS31にて、制御部41,61,71は、他車両20の制御部21及び街頭監視カメラ30から無線送信される不審者検知情報の受信待機状態となる。続くS22にて、不審者検知情報を受信したと判定されるとS23に進む。
S33にて、制御部41,61,71は、受信した不審者情報を記憶装置72に記憶する。なお、情報管理センタ70においては、同一の不審者検知に関し、複数の不審者情報を取得することがあるので、そうした場合は、図5に示すように、同一の不審者検知に関する不審者情報を関連付けて記憶するようにする。
端末装置40,60においては、S33により本処理は終了となる。情報管理センタ70においては、S33の後、不審者が検知された車両10のオーナー端末装置50に対し当該車両10に係る不審者情報の集計情報を送信した上で本処理を終了する。なお、これらの処理も所定間隔おきに繰り返し実施されるものとする。
一方、車両10のオーナー端末50も、図6の右側と同様の処理を実施する。ただし、受信し、記憶する不審者情報は、車両10に係る不審者情報の集計情報である。
ところで、情報管理センタ70では、不審者情報の集計情報を異常報告出力部74から閲覧することが可能である。ここでは、図7に示すような形で、記憶装置72に記憶されている集計情報が画面表示される。本実施形態の記憶装置72は、地図画像データを記憶する地図画像記憶手段として機能するものであり、図7の(a)には、この地図画像データに基づいて、不審者Zを検知した車両10を中心部とする地図画面上に、当該不審者検知に係る撮影を実施した監視用撮影装置20,30を表示している。不審者Zを検知した車両10の位置には、不審者検知位置マーク(マーキング画像)が表示されるとともに、周辺の撮影実施位置には撮影実施位置マーク(マーキング画像)が表示されている。これにより、不審者検知位置と、撮影実施位置との位置関係が判りやすい。道路も表示されるので、不審者の逃走経路も推定し易い。さらに、撮影実施位置マークに対し、操作部76による予め定められた位置決定操(例えばマウスクリック操作)がなされるに伴い、図7(b)に示すように、当該撮影実施位置にて撮影された撮影画像が画面表示されるようになっている。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、これらはあくまで例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば監視用撮影装置は、車両20や街頭監視カメラ30に限らず、他の撮影をうちを含むようにしてもよい。また、街頭監視カメラ30には、店舗の外部を監視するための店外監視用撮影装置や、家屋の外部を監視するための家外監視用撮影装置を含むようにしてもよい。また、撮影画像は動画像でも静止画像でもよい。
また、上記実施形態においては、不審者情報が、監視用撮影装置20,30と、さらに外部の情報管理センタ70とに記憶されるようになっているが、いずれかであってもよい。端末装置40,50,60に不審者情報を配信する構成も省略することは可能である。なお、不審者情報を端末装置40,50,60に配信する際、配信対象が携帯電話機である場合には、文面に検知関連情報や撮影関連情報を記載し、なおかつ撮影画像を添付する形で、不審者情報をメールにて配信するようにする構成でもよい。
また、上記実施形態において、図8に示すように、撮影部(撮影手段)26a,36aにより撮影された撮影画像上に、動体検知部29,39により動体を検知した場合に、検知された動体が拡大撮影されるように、制御部21,31が撮影部(撮影手段)26a,36aをズーム制御するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態において、監視用撮影装置20,30による不審者撮影は、不審者検知情報の受信に伴い開始されるものであったが、音入力部23,33から警報音が入力されて、制御部21,31が、入力された警報音を車両10が不審者を検知した際に出力する予め定められた警報音と認識した場合に、撮影部(撮影手段)26a,36aによる不審者撮影を実施するようにしてもよい。この場合、不審者検知情報を送信する機能を有していない車両においても、予め定められた警報音を出力する構成さえ有していれば、本発明の不審者撮影システムを活用することが可能となる。この場合、不審者検知情報として警報音が用いられるので、警報音出力部(警報音出力手段)13は送信部(不審者検知情報送信手段)14としての機能を果たすことになり、さらに、音入力部(前記警報音認識手段)23は不審者検知の受信部(不審者検知情報受信手段)24としての機能を果たすことになるから、送信部14及び受信部24を省略した構成となる。
なお、上記した実施例においては、不審者を検知可能な車両と、不審者を撮影する車両とを区別して説明しているが、実際には、図9に示すように、図2の自車両10と他車量20の機能を双方とも有した車両10’として製造・普及されることが望ましい。なお、図9の車両10’の各ブロックは、図2と名称の一致するブロックと同一の機能を有するものである。具体的にいえば、制御部81は制御部11及び21との双方の機能を有し、送信部84は送信部14及び25との双方の機能を有し、不審者検知部82は不審者検知部12と同様、警報出力部83は警報出力部13と同様、記憶装置92は記憶装置22と同様、撮影ユニット96(96a,96b,96c)は撮影ユニット26(26a,26b,26c)と同様、動体検知部29は動体検知部29と同様、受信部94は受信部24と同様である。これにより、不審者を検知した際には不審者検知情報を無線出力する一方で、不審者検知情報を無線受信した際には不審者撮影を実施する車両となる。なお、この構成においては、不審者検知情報を無線出力する際に、自らの撮影ユニット96においても撮影を実施するようにしてもよい。
本発明の一実施形態である不審者撮影システムを概略的に説明する図。 本発明の一実施形態である不審者撮影システムを示す簡易ブロック図。 不審者検知情報のフレーム構成を示す図。 不審者記憶情報を示す図。 集計された不審者情報(集計情報)を示す図。 車両の警報出力処理、管理用撮影装置の不審者撮影処理、端末装置及び情報管理センタの不審者情報記憶処理の一例を示すフローチャート。 集計された不審者情報(集計情報)の画面表示例。 撮影画像上に検知された不審者のズーム撮影を説明する図。 不審者検知機能及び不審者撮影機能の双方を備える車両の簡易ブロック図。
符号の説明
1 不審者撮影システム
10 自車両
20 他車両(監視用撮影装置)
30 車外設備(監視用撮影装置:街頭カメラ)
50 自車両オーナー端末装置
40 他車両オーナー端末装置
60 管理者端末装置
70 情報管理センタ
11 制御部(日付/時刻取得手段,不審者検知位置取得手段)
12 不審者検知部(不審者検知手段)
13 警報音出力部(警報音出力手段)
14 送信部(不審者検知情報送信手段)
17 位置検出部
140 不審者検知情報
21,31 制御部(不審者撮影情報記憶手段,通常撮影情報記憶手段,通常撮影画像消去手段,日付/時刻取得手段,撮影方向変更手段,ズーム制御手段)
22,32 記憶装置(不審者情報記憶部)
23,33 音入力部(警報音入力手段)
24,34 受信部(不審者検知情報受信手段)
25,35 送信部
26,36 撮影ユニット
26a,36a 撮影部(撮影手段)
26b,36b 駆動部
26c,36c ライト(撮影用光源)
27,37 位置検出部
29,39 動体検知部
71 制御部(不審者撮影情報記憶手段(集計情報記憶手段),不審者総合情報指定手段,不審者情報表示手段)
72 記憶装置(集計情報記憶部,地図画像記憶手段)
73 受信部
74 異常報告出力部
75送信部
76 操作部

Claims (17)

  1. 自車に近接する不審者を検知する不審者検知手段と、前記不審者が検知された場合に予め定められた不審者検知情報を車外周辺エリア内に無線送信する不審者検知情報送信手段と、を有した車両と、
    前記車両の車外に位置する各種の構造物に取り付けられ、予め定められた通常撮影条件を満たした場合に撮影手段による撮影を実施する通常撮影機能をメイン機能として有した複数の撮影装置であって、前記通常撮影条件に基づいて自身が有する前記撮影手段により撮影される撮影画像を予め定められた保存期間の間、当該撮影装置の記憶部に記憶保持する通常撮影情報記憶手段と、当該保存期間が経過した前記撮影画像を消去する通常撮影画像消去手段と、を有する一方で、前記不審者検知情報を無線受信する不審者検知情報受信手段を有しており前記撮影手段は、前記不審者検知情報の受信に伴い予め定められた撮影範囲内の撮影を所定の撮影期間の間継続的に実施する監視用撮影装置と、
    を備え、前記不審者が検知された場合には、前記車外周辺エリア内に位置して前記不審検知情報を受信した全ての前記監視用撮影装置の前記撮影手段による撮影が実施されるとともに、
    前記不審者検知情報の受信に伴い前記撮影手段により撮影された撮影画像を、撮影をした前記監視用撮影装置自身が有する記憶部及び撮影をした監視用撮影装置の外部の記憶部の双方のうち少なくとも撮影をした前記監視用撮影装置自身が有する記憶部に記憶するとともに、前記監視用撮影装置自身が有する記憶部に記憶する際には、前記通常撮影条件に基づいて撮影される撮影画像により上書きされることのない形で、かつ前記通常撮影画像消去手段により消去されない形で記憶がなされる不審者撮影情報記憶手段を備えることを特徴とする不審者撮影システム。
  2. 前記監視用撮影装置は、街頭設備に設置される街頭撮影装置である請求項1記載の不審者撮影システム。
  3. 前記監視用撮影装置は、前記車両とは異なる車両に設けられた車外撮影装置である請求項1又は請求項2に記載の不審者撮影システム。
  4. 前記不審者検知情報には、前記不審者を検知したことを示す不審者検知情報と共に、当該不審者の検知に関連する検知関連情報が含まれており、
    前記不審者撮影情報記憶手段は、前記不審者検知情報の受信に伴い前記撮影手段により撮影された前記撮影画像を、当該不審者検知情報と共に受信した前記検知関連情報を対応付けた不審者情報として、前記記憶部に記憶する請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  5. 前記不審者撮影情報記憶手段は、前記監視用撮影装置に設けられて前記不審者情報を、前記記憶部をなす当該監視用撮影装置の予め定められた不審者情報記憶部に記憶・蓄積する不審者情報記憶手段を有している請求項4記載の不審者撮影システム。
  6. 前記不審者撮影情報記憶手段は、前記監視用撮影装置に設けられて前記不審者情報を装置外部に無線送信する不審者情報送信手段と、前記監視用撮影装置の外部の不審者情報管理装置に設けられて前記不審者情報を無線受信する不審者情報受信手段と、同じく前記不審者情報管理装置に設けられて、無線受信した1以上の前記不審者情報のうち、同一の前記不審者検知情報に基づいて撮影された撮影画像を含む不審者情報を関連付けて、関連付けられた集計情報を、前記記憶部をなす当該不審者情報管理装置の予め定められた集計情報記憶部に記憶・蓄積する集計情報記憶手段と、を有している請求項4又は請求項5に記載の不審者撮影システム。
  7. 前記車両は、前記不審者検知手段により前記不審者が検知された場合に、現在の日付及び時刻を取得する日付/時刻取得手段を有するとともに、取得された当該日付及び時刻が、当該不審者の検知に基づいて前記記憶部に記憶される前記不審者情報の前記検知関連情報に含まれる請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  8. 前記車両は、前記不審者検知手段により前記不審者が検知された場合に、当該車両自身の現在位置を、不審者検知位置として取得する不審者検知位置取得手段を有し、取得された前記不審者検知位置が、当該不審者の検知に基づいて前記記憶部に記憶される前記不審者情報の前記検知関連情報に含まれる請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  9. 前記監視用撮影装置は、前記不審者検知情報受信手段により前記不審者検知情報を無線受信した場合に、自身の現在位置を撮影実施位置として取得する撮影実施位置取得手段を有し、取得された前記撮影実施位置が、前記不審者情報の前記検知関連情報に含まれる請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  10. 請求項6記載の要件を備え、
    前記不審者情報管理装置は、ユーザー操作に基づいて複数の前記集計情報の中から閲覧対象となる集計情報を指定する集計情報指定手段と、指定された前記集計情報を画面表示する不審者情報表示手段と、を有する請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  11. 請求項8及び請求項9記載の要件を備え、
    前記不審者情報管理装置は、地図画像を記憶する地図画像記憶手段を有し、前記不審者情報表示手段は、前記集計情報指定手段により指定された前記集計情報に基づいて、前記不審者検知位置と前記撮影実施位置とを特定し、特定されたそれら不審者検知位置と撮影実施位置とを含む範囲の地図画像を、それら不審者検知位置と撮影実施位置とに互いを識別可能な形のマーキング画像を付した形で画面表示するとともに、画面表示された地図画像上の前記撮影実施位置の前記マーキング画像に対し、予め定められた位置決定操作がなされることにより、当該撮影実施位置における撮影画像を画面表示するものである請求項10記載の不審者撮影システム。
  12. 前記監視用撮影装置は、前記不審者検知情報受信手段による前記不審者検知情報の受信に伴い、当該不審者検知情報に含まれる現在位置情報に基づいて、前記撮影手段と前記車両との相対位置関係を特定し、前記撮影範囲が前記車両に向くよう当該撮影手段を駆動する撮影方向変更手段を有する請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  13. 前記撮影方向変更手段は、前記不審者検知情報受信手段による前記不審者検知情報の受信した後、前記撮影手段が撮影を開始し、その後、前記撮影手段が撮影を継続したまま当該撮影手段を駆動する請求項12記載の不審者撮影システム。
  14. 前記監視用撮影装置は、前記撮影手段による撮影時に、前記撮影範囲に光を照射する撮影用光源を有する請求項1ないし請求項13のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  15. 前記監視用撮影装置は、前記撮影手段により撮影された撮影画像内から動体を検出する動体検出手段と、検出された動体が拡大撮影されるよう前記撮影手段のズーム制御を実施するズーム制御手段と、を有する請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  16. 前記車両は、前記不審者が検知された場合に警報音を出力する警報音出力手段を備え、
    前記監視用撮影装置は、出力される前記警報音を認識する警報音認識手段を備え、前記撮影手段は、当該警報音が認識された場合に撮影を実施するものである請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
  17. 前記不審者検知情報送信手段は前記警報音出力手段に兼用され、前記不審者検知情報として前記警報音が出力されるとともに、
    前記不審者検知情報受信手段は前記警報音認識手段に兼用され、前記不審者検知情報として前記警報音が入力・認識される請求項1ないし請求項16のいずれか1項に記載の不審者撮影システム。
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