JP5233933B2 - 回路設計支援システム、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラム - Google Patents

回路設計支援システム、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、他の回路との間で信号の送受信を行なう回路の設計を支援する回路設計支援システム、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラムに関する。
従来から、プリント基板の回路設計においては、回路図に配置されたデバイスの特性から、設計した回路図に不具合が生じていないか否かを検証する技術がある(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1においては、デバイスの情報に基づいて、デバイスの接続に不具合が生じていないか否かを判定する。この場合、各プリント基板の回路を接続するハーネスケーブルの情報を取り込み、プリント基板と他のプリント基板の接続部分の情報を抜き出して新たな回路構成を構築し直して、構築し直した回路構成の接続に関する検証を実行する。この場合、相手先のプリント基板の設計を行なう時期が半年〜数年等、かなり先の場合には、信号の仕様書から電気的な構成を取得し、これから接続に関する検証を実行していた。
ところが、従来では、信号の仕様書から回路図を設計する場合に、デバイスの属性に関する値を設計者が入力する必要があった。設計しながら入力する場合、入力ミスが発生することがある。また、仕様書に基づいて複数のデバイスを使用できる場合には、これらのデバイスの動作検証を事前に行なうことが好ましい。しかしながら、デバイスの数が多く、またデバイスが備える機能が多い場合には、検証漏れが生じることもある。更に、回路を設計した後の検証において不具合の発生を検出することがある。この場合には、設計した回路を修正する手間がかかっていた。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、効率的に回路の設計を行なうことができる回路設計支援システム、回路設計支援方法及び回路設計支援プログラムを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、デバイスを特定するデバイス識別子と、このデバイスの電気的属性の仕様値とを関連付けたデバイス管理データを記憶するデバイス管理データ記憶手段と、異なる基板に搭載された回路の間で送受信される信号を特定する信号識別子と、この信号の信号線に接続されるデバイスを特定するためのデバイス識別子と、これらデバイスの配線に関するデータを含む回路図とを関連付けたテンプレート管理データを記憶したテンプレート記憶手段と、設計者端末において回路の設計を行なうための処理を実行する制御手段とを備えた回路設計支援システムであって、前記制御手段は、テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性を前記デバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なうテンプレート検証手段と、検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なうテンプレート登録手段と、設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図を前記テンプレート記憶手段から抽出して前記設計者端末に表示するテンプレート表示手段と、を備えたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回路設計支援システムにおいて、回路を構成するデバイスのデバイス識別子とこのデバイスの接続データとを記憶する設計回路接続データ記憶手段を更に備え、前記テンプレート管理データには、このテンプレートを特定するテンプレート識別子が含まれており、前記制御手段は、テンプレート管理データの回路図を表示した領域において新たに表示されたデバイスであって、このテンプレートの信号識別子の信号線に接続されたデバイスのデバイス識別子に対して、前記テンプレート管理データのテンプレート識別子を関連付けて、前記設計回路接続データ記憶手段に記録する設計回路登録手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の回路設計支援システムにおいて、前記テンプレート識別子と、このテンプレートに用いられるデバイスのデバイス識別子とに対して、実際に使用された使用デバイスのデバイス識別子と検証結果とを関連付けた検証履歴データを記憶した検証履歴記憶手段を更に備え、前記制御手段は、登録指示対象の回路に含まれるデバイスのデバイス識別子がテンプレート識別子に関連付けられている場合、このテンプレート識別子のテンプレートに含まれるデバイス識別子に関連付けられた検証履歴データを前記検証履歴記憶手段から取得し、この検証履歴データの過去に実際に使用されたデバイスの各属性の許容範囲を特定し、登録指示対象の回路のデバイスの属性がこの許容範囲を逸脱しているか否かを判定し、許容範囲を逸脱している場合には注意喚起の通知を行なう手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、デバイスを特定するデバイス識別子と、このデバイスの電気的属性の仕様値とを関連付けたデバイス管理データを記憶するデバイス管理データ記憶手段と、異なる基板に搭載された回路の間で送受信される信号を特定する信号識別子と、この信号の信号線に接続されるデバイスを特定するためのデバイス識別子と、これらデバイスの配線に関するデータを含む回路図とを関連付けたテンプレート管理データを記憶したテンプレート記憶手段と、制御手段とを備えた回路設計支援システムを用いて、設計者端末において前記回路の設計を行なう回路設計支援方法であって、前記制御手段は、テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性を前記デバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なうテンプレート検証段階と、検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なうテンプレート登録段階と、設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図を前記テンプレート記憶手段から抽出して前記設計者端末に表示するテンプレート表示段階と、を実行することを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、デバイスを特定するデバイス識別子と、このデバイスの電気的属性の仕様値とを関連付けたデバイス管理データを記憶するデバイス管理データ記憶手段と、異なる基板に搭載された回路の間で送受信される信号を特定する信号識別子と、この信号の信号線に接続されるデバイスを特定するためのデバイス識別子と、これらデバイスの配線に関するデータを含む回路図とを関連付けたテンプレート管理データを記憶したテンプレート記憶手段と、制御手段とを備えた回路設計支援システムを用いて、設計者端末において前記回路の設計を行なう回路設計支援プログラムであって、前記制御手段を、テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性を前記デバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なうテンプレート検証手段、検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なうテンプレート登録手段、及び設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を
取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図を前記テンプレート記憶手段から抽出して前記設計者端末に表示するテンプレート表示手段として機能させることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、制御手段は、テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性をデバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なう。制御手段は、検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なう。制御手段は、設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図をテンプレート記憶手段から抽出して設計者端末に表示する。このため、テンプレートとして登録する回路に用いるデバイスの電気的属性の組み合わせパターンのすべてについて、登録する前に検証を行なう。また、検証の結果、不具合がなかった場合にのみ、テンプレートを登録する。このため、不具合がないために登録されたテンプレートを用いて回路設計を行なうことができる。更に、信号識別子に関連付けられたテンプレートを用いて設計を行なうことができるので、効率よく回路設計を行なうことができる。
本発明によれば、制御手段は、テンプレート管理データの回路図を表示した領域において新たに表示されたデバイスであって、このテンプレートの信号識別子の信号線に接続されたデバイスのデバイス識別子に対して、テンプレート管理データのテンプレート識別子を関連付けて、設計回路接続データ記憶手段に記録する。このため、テンプレートの回路に用いられているデバイスとは異なるデバイスを使用する場合であっても、このデバイスをテンプレートと関連付けすることができる。
本発明によれば、制御手段は、登録指示対象の回路に含まれるデバイスのデバイス識別子がテンプレート識別子に関連付けられている場合、このテンプレート識別子のテンプレートに含まれるデバイス識別子に関連付けられた検証履歴データを検証履歴データ記憶手段から取得し、この検証履歴データの過去に実際に使用されたデバイスの各属性の許容範囲を特定し、登録指示対象の回路のデバイスの属性がこの許容範囲を逸脱しているか否かを判定し、許容範囲を逸脱している場合には注意喚起の通知を行なう。このため、実際の検証結果から、テンプレートに使用されているデバイスとは異なるデバイスを用いた場合の不具合を予測して注意喚起することができる。
本発明によれば、効率よく回路設計を行なうことができる。
実施形態におけるシステムの概略構成図。 デバイス管理データ記憶部に記憶されるデータの構成図。 データ記憶部に記憶されたデータの構成を説明する説明図であり、(a)はテンプレート管理データ記憶部のデータ構成図、(b)はデバイス管理データ記憶部に記憶されたシェープデータを説明する説明図、(c)は設計回路接続データ記憶部のデータ構成図、(d)は検証履歴データ記憶部のデータ構成図。 製品計画の策定からエンジン部の回路図の作成処理までを説明する流れ図。 テンプレート登録処理の処理手順を説明する流れ図。 コントローラ部の回路図の作成処理の処理手順を説明する流れ図。 エンジン部の回路図の作成処理の処理手順を説明する流れ図。 エンジン部の設計回路配線データの検証処理の処理手順を説明する流れ図。 属性の組み合わせパターンを説明する説明図であり、(a)はシェープデータから特定される各デバイスの属性、(b)は組み合わせパターン。 回路設計画面を説明するための画面図。 相当品のデバイスについての検証処理を説明するための説明図。 デバイスの属性に関する許容範囲を説明するための説明図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。本実施形態においては、複合機に内蔵される回路を設計するために用いる回路設計支援システムとして説明する。複合機には、回路が搭載された複数枚のプリント基板が用いられる。本実施形態では、このうち、スキャナ機能やコピー機能等を駆動するエンジン部のプリント基板の回路と、エンジン部を制御するコントローラ部のプリント基板の回路との設計について説明する。
図1に示すように、回路設計支援システムとしての回路設計支援サーバ20には、ネットワークを介して複数の設計者端末10が接続されている。この設計者端末10は、回路設計を行なう設計者が用いるコンピュータ端末である。本実施形態では、この設計者端末10を用いて、回路設計において用いるテンプレートも設計する。この設計者端末10は、制御手段(CPU)及び記憶手段(RAM、ROM等)からなる制御部、キーボードやポインティングデバイスからなる入力部、ディスプレイからなる表示部、通信処理部等を備える。設計者端末10の制御部は、回路設計プログラムを記憶している。
設計者の指示に応じて、この回路設計プログラムが起動された場合、この制御部は、回路設計支援サーバ20とデータの送受信を実行する。具体的には、この回路設計プログラムには、メニュー画面データ、作成対象情報入力画面データ及び回路設計画面データ等が記憶されている。メニュー画面には、新規部品登録ボタン、テンプレート作成ボタン及び基板回路作成ボタンが含まれる。作成対象情報入力画面は、これから作成する回路の作成対象情報を入力するための画面である。この作成対象情報入力画面には、作成するテンプレートの回路において送受信する信号の信号名や種別を入力する入力欄、又は作成する回路が搭載されるプリント基板の識別子やこれが搭載される機種の識別子を入力する入力欄が含まれる。回路設計画面は、回路を作成するために用いる画面である。この回路設計画面には、編集ツール領域や回路作成領域が含まれる。編集ツール領域には、デバイスを検索するためのデバイス種別選択メニューボタン、各デバイスの端子接続を行なう配線接続ツール、インターフェースの特性値等を入力する入力欄及び登録ボタン等が含まれる。
更に、制御部は、内部メモリを備えており、編集ツール領域に表示されるツールやボタンを用いて作成した配線の接続関係を回路配線レコードとして記憶する。この回路配線レコードには、デバイスアドレス、デバイス識別子、ピン番号、信号識別子及びテンプレート識別子に関するデータが含まれる。
デバイスアドレスデータ領域には、配置されたデバイスの位置に関するデータが記録される。
デバイス識別子データ領域には、このデバイスを特定するための識別子(デバイス識別子)に関するデータが記録される。
ピン番号データ領域には、このデバイスにおける端子(ノード)のピン番号に関するデータが記録される。
信号識別子データ領域には、このピン番号の端子に供給される信号を特定するための識別子(信号識別子)に関するデータが記録される。本実施形態では、信号識別子として信号名を用いる。
テンプレート識別子データ領域には、このデバイスを配置するときに用いたテンプレートを特定するための識別子(テンプレート識別子)が記録される。
更に、この制御部は、回路設計支援サーバ20から取得したデータに基づいて表示部に各種画面を表示し、入力部を介して数値データや指示データ等を取得する。
一方、回路設計支援サーバ20は、制御部21、デバイス管理データ記憶部22、製品計画データ記憶部23、テンプレート管理データ記憶部24、設計回路接続データ記憶部25及び検証履歴データ記憶部26を備えている。本実施形態では、デバイス管理データ記憶部22はデバイス管理データ記憶手段として機能し、テンプレート管理データ記憶部24はテンプレート記憶手段として機能する。設計回路接続データ記憶部25は設計回路接続データ記憶手段として機能し、検証履歴データ記憶部26は検証履歴記憶手段として機能する。
制御部21は、図示しないCPU、RAM及びROM等を有し、後述する処理(テンプレート検証段階、テンプレート登録段階、テンプレート表示段階及び設計回路登録段階等を含む処理)を行なう。そして、このための回路設計支援プログラムを実行することにより、制御部21は、回路作成支援手段211、テンプレート検証手段212、テンプレート登録手段213、設計回路登録手段214及び接続検証手段215等として機能する。
回路作成支援手段211は、テンプレート表示手段として機能し、設計者端末10において回路を設計する処理を支援する。具体的には、設計者端末10からの要求に応じて各データ記憶部(22〜25)に記憶されたデータを設計者端末10に送信する。
テンプレート検証手段212は、登録指示データとともに受信したテンプレートの回路構成における電気的な検証を行なう。
テンプレート登録手段213は、テンプレートの回路構成をテンプレート管理データ記憶部24に登録する。
設計回路登録手段214は、設計された回路を示す設計回路接続レコード250を生成して設計回路接続データ記憶部25に登録する。
接続検証手段215は、設計回路接続レコード250を用いて、この回路における接続についての検証を行なう。
一方、デバイス管理データ記憶部22には、図2に示すように、デバイスを管理するためのデバイス管理レコード220が記憶されている。このデバイス管理レコード220は、各デバイスに関するデータが入力された場合に記録される。このデバイス管理レコード220には、デバイス識別子、デバイス種別識別子、特性表及びシンボル画像に関するデータが含まれる。
デバイス識別子データ領域には、このデバイスを特定するための識別子(デバイス識別子)に関するデータが記録されている。
デバイス種別識別子データ領域には、このデバイスが属する分類を特定するための識別子(デバイス種別識別子)に関するデータが記録されている。
特性表データ領域には、このデバイスの構成及び属性の仕様値に関するデータが記録されている。ここで、デバイスの構成としては、このデバイスのピン番号やピン名等がある。属性の仕様値には、周波数の振れ幅又応答性や供給源の電圧等がある。
シンボル画像データ領域には、このデバイスの回路記号の画像に関するデータが記録さ
れている。
製品計画データ記憶部23には、製品計画に関する製品計画データが記憶されている。この製品計画データは、後述する製品計画やこの製品計画において製造する機種に用いるコントローラやエンジンの仕様、インターフェースにおける信号種別等が決定されて入力された場合に記憶される。製品計画データには、製品群計画レコードと機種別計画レコードとが記憶される。製品群計画レコードには、製品群識別子、機種識別子、設計・製造及び販売の時期に関するデータが含まれる。
製品群識別子データ領域には、同時期に設計・生産及び発売を予定している製品群を特定する識別子(製品群識別子)に関するデータが記録される。
機種識別子データ領域には、この製品群に属する各機種を特定するための機種識別子に関するデータが記録される。
設計時期データ領域、製造時期データ領域及び販売時期データ領域には、これら製品群の設計、製造及び販売に関する時期に関するデータが記録される。
機種別計画レコードには、機種識別子、各機種の仕様及びこの機種に用いられる信号の信号名及び信号種別に関するデータが含まれる。
機種識別子データ領域には、この機種を特定するための識別子に関するデータが記録される。
仕様データ領域には、この機種の性能等の仕様に関するデータが記録される。
信号名データ領域には、この機種で用いられる信号の名称に関するデータが記録される。本実施形態では、コントローラ部とデバイス部との間で送受信される信号の名称に関するデータが記録される。
信号種別データ領域には、この信号の種別を特定するためのデータが記録される。
テンプレート管理データ記憶部24には、図3(a)に示すように、部分的な回路構成に関するテンプレート管理レコード240が記憶されている。このテンプレート管理レコード240として、本実施形態では、コントローラ部とエンジン部とのインターフェースで信号を送受信するための回路構成が記憶されている。テンプレート管理レコード240は、設計者端末10において生成された回路配線レコードから作成され、後述するテンプレート登録処理が終了した場合に記録される。このテンプレート管理レコード240には、テンプレート識別子、信号種別、信号名及びシェープに関するデータが含まれる。
テンプレート識別子データ領域には、各回路構成のテンプレートを特定するための識別子(テンプレート識別子)に関するデータが記録される。
信号種別データ領域には、このテンプレートの回路において送受信される信号の種別に関するデータが記録される。この信号種別には、例えば、スキャナ関連信号や高速反応信号等がある。
信号名データ領域には、このテンプレートの回路において送受信される信号を特定するための信号識別子(ここでは信号名)に関するデータが記録される。
シェープデータ領域には、図3(b)に示すように、このテンプレートの回路構成に関するシェープデータが記録される。このシェープデータには、回路画像、この信号の信号線に接続される各デバイスのデバイスアドレスと、各デバイスのデバイス識別子と、このデバイスにおいてこの信号線に接続されるノード端子とに関するデータが含まれている。
回路画像データ領域には、このテンプレートの回路画像に関するデータが記録される。この回路画像には、各デバイスのシンボル画像及びデバイス識別子が含まれる。
デバイスアドレスデータ領域には、各デバイスのテンプレートの回路上の配置を特定するためのアドレスに関するデータが記録される。
デバイス識別子データ領域には、このデバイスを特定するための識別子(デバイス識別子)に関するデータが記録される。
ノード端子データ領域には、このデバイスがこの信号名の信号に接続されているピン番号に関するデータが記録される。
更に、このシェープデータには、デバイスが属するプリント基板のユニット(エンジン部又はコントローラ部)を特定するユニット識別子に関するデータが含まれる。
一方、設計回路接続データ記憶部25には、図3(c)に示すように、設計された回路に関する設計回路接続レコード250が記憶される。この設計回路接続レコード250は、設計が終了して登録指示が行われた場合に記録される。設計回路接続レコード250には、機種識別子、基板識別子、デバイスアドレス、デバイス識別子、ピン番号、信号識別子及びテンプレート識別子に関するデータが含まれる。
機種識別子データ領域には、設計された回路が搭載される複合機の種類を特定するための識別子(機種識別子)に関するデータが記録される。
基板識別子データ領域には、設計された回路が搭載されるプリント基板を特定する識別子(基板識別子)に関するデータが記録される。
デバイスアドレスデータ領域には、このプリント基板上におけるデバイスの配置を特定するためのアドレスに関するデータが記録される。
デバイス識別子データ領域には、この回路に用いられたデバイスを特定するためのデバイス識別子に関するデータが記録される。
ピン番号データ領域には、このデバイスが備えている端子を特定するための識別子(ピン番号)に関するデータが記録される。
信号識別子データ領域には、デバイスのこのピン番号の端子が接続されている信号を特定するため信号識別子に関するデータが記録される。本実施形態では、信号識別子として信号名が用いられる。
テンプレート識別子データ領域には、デバイスを配置する際に用いられたテンプレートを特定するための識別子(テンプレート識別子)に関するデータが記録される。なお、テンプレート識別子を用いずに設計が行われた場合には、このテンプレート識別子データ領域は空欄となる。
検証履歴データ記憶部26には、図3(d)に示すように、設計された回路を実際に使用して検証した結果に関する検証履歴レコード260が記憶されている。この検証履歴レコード260は、この信号の信号線に接続されるデバイスが実装された実機が試験評価された場合に記録される。この検証履歴レコード260には、機種識別子、信号識別子、テンプレート識別子、テンプレートのデバイス識別子、使用デバイス識別子及び検証結果に関するデータが含まれる。
機種識別子データ領域には、検証された回路が用いられる複合機の種類を特定するための識別子(機種識別子)に関するデータが記録されている。
信号識別子データ領域には、検証を行なった配線の信号を特定するための信号識別子に関するデータが記録されている。本実施形態では、信号識別子として信号名を用いる。
テンプレート識別子データ領域には、検証を行なった配線に用いたテンプレートを特定
するためのテンプレート識別子に関するデータが記録されている。
テンプレートのデバイス識別子データ領域には、このテンプレートのデバイスを特定するためのデバイス識別子に関するデータが記録されている。
使用デバイス識別子データ領域には、実際に使用が決定されたデバイスを特定するためのデバイス識別子に関するデータが記録されている。
検証結果データ領域には、この検証結果に関するデータが記録されている。不具合があった場合には、検証結果として実績エラーフラグが記録され、不具合がなかった場合には、検証結果として実績良好フラグが記録される。
次に、以上のように構成された回路設計支援サーバ20を用いて回路を設計する回路設計支援処理の処理手順を図4〜図12に従って説明する。ここでは、まず、複合機における回路設計の手順の全体像を、図4を用いて説明する。
(手順の全体像)
複合機の回路設計においては、最初に、製品計画の策定が行われる(ステップS1−1)。ここでは、販売予定の複合機の製品群の製造計画を立案する。この製品群の中には、高機能機種や低機能機種等が含まれる。更に、各機種の設計時期や製造時期、販売時期が策定される。そして、回路設計支援サーバ20の制御部21は、製品群識別子と、各機種の機種識別子と、各機種の設計時期・製造時期及び販売時期が関連付けられた製品群計画データを取得し、これらを含む製品群計画レコードを生成して製品計画データ記憶部23に記憶する。
次に、製品計画において使用するコントローラとエンジンの策定が行なわれる(ステップS1−2)。具体的には、ステップS1−1の製品計画において策定された各機種に予定されている機能に対応するコントローラ部とエンジン部の仕様(属性)を決める。ここでは、各機種において共通して利用できるコントローラやデバイスを考慮して、仕様を決定する。そして、回路設計支援サーバ20の制御部21は、決定したコントローラやデバイスの仕様を各機種の機種識別子に関連付けて製品計画データ記憶部23に記憶する。
次に、インターフェースにおける信号種別の策定が行なわれる(ステップS1−3)。ここでは、ステップS1−2において決定された仕様に基づいて、各機種のコントローラ部とエンジン部との間で送受信される信号の種別及び信号名を決定する。そして、回路設計支援サーバ20の制御部21は、決定した信号の種別及び信号名を各機種の機種識別子に関連付けた機種別計画レコードを生成して、製品計画データ記憶部23に記憶する。
次に、インターフェースにおけるテンプレート作成処理が行なわれる(ステップS1−4)。ここでは、ステップS1−3において決定された信号種別に応じて、コントローラ部とエンジン部とのインターフェースを決定する。具体的には、コントローラ部とエンジン部との間で送受信される信号に印加される電圧や、インピーダンス等を調整するデバイス等を決定する。ここで、決定されるデバイスには、入手可能なデバイスを用いる。
具体的には、設計者は、設計者端末10の入力部を用いて回路設計プログラムの起動を指示する。これにより、設計者端末10は、回路設計プログラムを起動させて、メニュー画面を表示する。ここで、設計者がテンプレート作成ボタンを選択すると、設計者端末10は、作成対象情報入力画面を表示する。この場合、作成対象情報入力画面には、テンプレートの信号の信号名及び信号種別を入力する入力欄と設計開始ボタンとが含まれている。設計者は、作成対象情報入力画面に信号名及び信号種別を入力し、設計開始ボタンを選択する。この場合、設計者端末10は、これから作成する回路において取り扱う信号名及び信号種別を取得し、仮記憶する。
更に、設計者端末10は、テンプレート作成用の回路設計画面を表示部に表示する。設計者は、この回路設計画面のデバイス種別選択ボタンから、配置したいデバイスの種別を選択する。この場合、設計者端末10は、選択されたデバイス種別のデバイス種別識別子を回路設計支援サーバ20に送信する。
回路設計支援サーバ20の制御部21は、受信したデバイス種別識別子が記録されたデバイス管理レコード220をデバイス管理データ記憶部22から取得して、設計者端末10に送信する。設計者端末10は、このデバイス管理レコード220のシンボル画像の一覧をテンプレート作成画面に表示する。そして、設計者は、シンボル画面の一覧から配置したいデバイスを選択する。この場合、設計者端末10は、回路設計画面に含まれている回路作成領域に、このデバイスを表示する。そして、設計者は、編集ツール領域の配線接続ツールを用いてデバイスの端子と他の端子とを接続する配線を行なう。このように、デバイスを選択し端子同士を接続することを繰り返して、テンプレートに含める回路を設計する。
そして、テンプレートの作成を終了した場合、設計者は編集ツール領域の登録ボタンを選択する。この場合、設計者端末10は、回路作成領域に表示されたデバイスのデバイス識別子、各デバイスの端子の接続情報及びインターフェースの特性値を取得してシェープデータを生成する。更に、このシェープデータに、仮記憶していた信号名及び信号種別を付加してテンプレート設計レコードを生成し、回路設計支援サーバ20に送信する。回路設計支援サーバ20の制御部21は、受信したテンプレート設計レコードを内部メモリに一時的に記憶する。
次に、作成したテンプレートの動作検証・登録処理が行なわれる(ステップS1−5)。この処理においては、作成したテンプレートに含まれるデバイス候補の属性情報を取得して、テンプレートの動作検証が行われる。このテンプレートの動作検証・登録処理については、後述する。
次に、コントローラ部の回路図の作成処理を実行する(ステップS1−6)。この場合、製品計画における所定期間内に設計する機種を考慮して、共通して使用できるものについては、これら共通機能をまとめたコントローラ部の回路を設計する。ここでは、コントローラ部において用いるデバイスを決定する。なお、この段階で、コントローラ部の回路についての回路シミュレーションを行なうようにしてもよい。この処理の詳細については、後述する。
次に、エンジン部の回路図の作成処理を実行する(ステップS1−7)。ここで、コントローラ部とデータの送受信を行なう部分については、登録されたテンプレートを用いてエンジン部の回路図が作成される。この場合、先に設計が終了したコントローラ部の回路の属性を用いて、適切なデバイスが選択される。詳細については、後述する。
(テンプレート動作検証・登録処理)
次に、上述したテンプレートの動作検証・登録処理(ステップS1−5)について、図5を用いて説明する。この処理においては、ステップS1―4において作成したテンプレートに含まれるデバイス候補の属性情報を取得して、テンプレートの動作検証が行われる。そして、回路設計支援サーバ20の制御部21は、取得した属性情報を回路シミュレータに投入して、動作検証を行なう。ここで、制御部21は、動作検証にエラーが発生した場合には、設計者に他のデバイスを選択させるために設計者端末10に通知する。一方、制御部21は、エラーが発生せずに動作検証が終了した場合には、そのテンプレート設計レコードをテンプレート管理データとしてテンプレート管理データ記憶部24に登録する
。なお、回路シミュレータを用いて検証を行なう代わりに、実際のデバイスを用いてインターフェースの動作を確認してもよい。
具体的には、以下の処理をテンプレート毎に実行する。
まず、回路設計支援サーバ20の制御部21は、テンプレート回路に含まれるデバイス候補の属性の抽出処理を実行する(ステップS2−1)。具体的には、制御部21のテンプレート検証手段212は、図9(a)に示すように、仮記憶したシェープデータに含まれるデバイス識別子の属性を、デバイス管理データ記憶部22から抽出する。
次に、回路設計支援サーバ20の制御部21は、属性の組み合わせパターンの生成処理を実行する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21のテンプレート検証手段212は、図9(b)の表500に示すように、抽出したデバイス識別子の属性を1つずつ変更したすべての組み合わせパターンを生成して、内部メモリに仮記憶する。
そして、回路設計支援サーバ20の制御部21は、パターン検証処理を実行する(ステップS2−3)。ここで、制御部21は、パターン毎に検証を実行する。具体的には、制御部21のテンプレート検証手段212は、各デバイスの属性に応じた組み合わせパターンが適用された場合に、不具合がないか否かを判定する。
そして、検証した結果、不具合がない場合(ステップS2−4において「YES」の場合)には、回路設計支援サーバ20の制御部21は、検証済フラグの記録処理を実行する(ステップS2−5)。具体的には、制御部21のテンプレート検証手段212は、このパターンに関連付けて検証済を示すフラグを仮記憶する。
一方、検証した結果、不具合がある場合(ステップS2−4において「NO」の場合)には、回路設計支援サーバ20の制御部21は、注意フラグの記録処理を実行する(ステップS2−6)。具体的には、制御部21のテンプレート検証手段212は、このパターンに関連付けて動作検証に不具合があったことを示す注意フラグを仮記憶する。
その後、すべての組み合わせパターンについて検証が終了した場合、回路設計支援サーバ20の制御部21は、このテンプレートのパターンの少なくとも1つに注意フラグが記録されているか否かを判断する(ステップS2−7)。
ここで、このテンプレートの組み合わせパターンの少なくとも1つに注意フラグが記録されていた場合(ステップS2−7において「YES」の場合)には、制御部21のテンプレート検証手段212は、注意フラグの出力処理を実行する(ステップS2−8)。具体的には、制御部21のテンプレート検証手段212は、注意フラグが関連付けられたパターンにおける各デバイスの属性と、このテンプレートのシェープとを含むテンプレート修正画面データを生成して、設計者端末10に送信する。設計者端末10は、テンプレート修正画面データに基づいてテンプレート修正画面を表示する。このテンプレート修正画面には、テンプレート作成画面と同様に、編集ツール等が含まれる。このテンプレート修正画面を用いて、設計者は、他のデバイスの再選択や、配線変更により、テンプレートを修正する。なお、修正が完了した場合、設計者は編集ツール領域の登録ボタンを選択する。これにより、設計者端末10は、ステップS1−4において登録ボタンが選択された以降の処理(ステップS1−5の処理を含む処理)を実行する。
一方、このテンプレートの組み合わせパターンには検証済フラグしか記録されていない場合(ステップS2−7において「NO」の場合)には、制御部21のテンプレート登録手段213は、このテンプレートの登録処理を実行する(ステップS2−9)。具体的には、制御部21のテンプレート登録手段213は、テンプレート識別子を付与する。制御
部21のテンプレート登録手段213は、このテンプレート識別子、信号種別、信号名及びシェープに関するデータを含むテンプレート管理レコード240を生成して、テンプレート管理データ記憶部24に記録する。この場合、制御部21のテンプレート登録手段213は、各デバイス識別子のシンボル画像にデバイス識別子に「相当」という文言を付加した名称を含む回路画像を生成して、テンプレート管理レコード240に記録する。以上により、作成したテンプレートの動作検証・登録処理(ステップS1−5)が終了する。
(コントローラ部の回路図の作成処理)
次に、コントローラ部の回路図の作成処理(ステップS1−6)において、図6を用いて説明する。
この場合、テンプレート作成処理と同様に、設計者端末10は、設計者の指示により、回路設計プログラムを起動し、メニュー画面を表示する。ここで、設計者が基板回路作成ボタンを選択すると、設計者端末10の制御部は、作成対象情報入力画面を表示する。この作成対象情報入力画面には、これから設計する回路のプリント基板の基板識別子及びこのプリント基板を搭載する複合機の機種識別子を入力する入力欄と設計開始ボタンとが含まれている。設計者は、作成対象情報入力画面に基板識別子及び機種識別子を入力し、設計開始ボタンを選択する。この場合、設計者端末10の制御部は、基板識別子及び機種識別子を仮記憶し、機種識別子を回路設計支援サーバ20に送信する。
次に、回路設計支援サーバ20の制御部21は、取得した機種識別子の機種別計画レコードを製品計画データ記憶部23から抽出する。制御部21は、抽出した機種別計画レコードの信号種別を取得し、設計者端末10に送信する。
設計者端末10は、図10に示す回路設計画面600を表示部に表示する。この回路設計画面600には、編集ツール領域610、回路作成領域620、信号種別項目欄630及び信号名選択欄640が含まれる。編集ツール領域610には、回路を設計するための部品の選択や配線の接続等を実行するためのツールが表示される。更に、この編集ツール領域610には、設計した回路図を保存するための保存ボタンが含まれている。回路作成領域620には、設計中の回路のデバイス及び配線が表示される。信号種別項目欄630には、回路設計支援サーバ20から受信した信号種別が並べられて表示される。更に、信号名選択欄640には、信号種別項目欄630の項目が選択された場合に、この選択された信号種別の信号のテンプレートの回路及び信号名が表示される。
そして、設計者端末10は、信号名に基づいてテンプレートの抽出処理を実行する(ステップS3−1)。具体的には、設計者は、コントローラ部において用いるテンプレートの信号種別を信号種別項目欄630において選択する。設計者端末10は、選択された信号種別を回路設計支援サーバ20に送信する。回路設計支援サーバ20の制御部21の回路作成支援手段211は、受信した信号種別が記録されたテンプレート管理レコード240を、テンプレート管理データ記憶部24から抽出する。制御部21は、抽出したテンプレート管理レコード240のシェープデータのサムネイル画像を生成し、サムネイル画像とともにテンプレート管理レコード240の信号名とを設計者端末10に送信する。設計者端末10は、受信したサムネイル画像と信号名とを信号名選択欄640に一覧表示する。
そして、設計者は、信号名選択欄640に表示された信号名を選択する。この場合、設計者端末10は、選択された信号名を回路設計支援サーバ20に送信する。回路設計支援サーバ20の制御部21の回路作成支援手段211は、受信した信号名のテンプレート管理レコード240のシェープデータをテンプレート管理データ記憶部24から抽出し、設計者端末10に送信する。設計者端末10は、受信したシェープデータに基づいて、この
信号名の信号線に接続されているデバイス及びその配線を回路作成領域620に表示する。この場合、設計者端末10の制御部は、シェープデータを表示させた位置から各デバイスのデバイスアドレスを特定する。設計者端末10の制御部は、シェープデータに含まれるデバイスのデバイス識別子、ピン番号、信号識別子を特定する。そして、設計者端末10の制御部は、特定した各デバイスのデバイスアドレス、デバイス識別子、ピン番号、信号識別子及びテンプレート識別子を含む回路配線データを生成して仮記憶する。更に、表示された信号線の信号識別子に関連付けてテンプレート識別子を仮記憶する。
そして、設計者端末10は、コントローラ部のデバイスの決定処理を実行する(ステップS3−2)。具体的には、設計者は、回路設計画面600の回路作成領域620に表示されたテンプレートの回路に含まれるコントローラ部のデバイスをそのまま用いる場合には、このデバイスと他のデバイスとを接続するための配線を行なう。この場合、設計者端末10の制御部は、これに応じた回路配線レコードを生成して仮記憶する。
一方、テンプレートに含まれているコントローラ部のデバイスを用いることができない場合やコスト的に不適切な場合には、編集ツール領域のツールを用いて、このデバイスの表示を削除する。この場合、設計者端末10の制御部は、このデバイスのデバイスアドレス及びデバイス識別子を含む回路配線データを削除する。
そして、設計者は、編集ツール領域のツールを用いて、このデバイスに相当する代替デバイスとなる他のデバイスを検索する。この場合、設計者端末10の制御部は、設計者により選択されたデバイス種別識別子を回路設計支援サーバ20に送信する。回路設計支援サーバ20の制御部21の回路作成支援手段211は、受信したデバイス種別識別子のデバイス管理レコード220をデバイス管理データ記憶部22から抽出して、設計者端末10に送信する。設計者端末10は、受信したデバイス管理レコード220を表示する。
そして、表示されたデバイス管理レコード220を閲覧した設計者は、テンプレートのデバイスの代わりに用いるデバイスを選択する。設計者端末10の制御部は、このデバイスのシンボル画像を回路作成領域620に表示する。そして、設計者の指示により、このデバイスの端子が、テンプレートで表示した信号の信号線に接続される。この場合、設計者端末10の制御部は、このデバイスのデバイスアドレス、デバイス識別子、この信号線に接続された端子のピン番号、この信号線の信号識別子及びこの信号識別子に関連付けたテンプレート識別子を含む回路配線データを生成して仮記憶する。その後、設計者は、編集ツール領域のツールを用いて、他のコントローラ部の設計を行なう。そして、コントローラ部の回路設計が終了した場合には、設計者は、編集ツール領域610の保存ボタンを選択する。この場合、設計者端末10の制御部は、仮記憶した回路配線データと、機種識別子及び基板識別子を回路設計支援サーバ20に送信する。
次に、回路設計支援サーバ20の制御部21は、コントローラ部の設計回路配線データの記憶処理を実行する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21の設計回路登録手段214は、取得した回路配線レコードに対して、取得した機種識別子及び基板識別子を関連付けた設計回路接続レコード250を生成し、設計回路接続データ記憶部25に記憶する。なお、ここで、登録した設計回路接続レコード250をデバイスの属性情報を回路シミュレータに投入して、インターフェースを除くコントローラ部の動作検証を行なってもよい。以上により、コントローラ部の回路図の作成処理が終了する。
(エンジン部の回路図の作成処理)
次に、エンジン部の回路図の作成処理(ステップS1−7)について、図7及び図8を用いて説明する。
この場合、コントローラ部の回路図の作成処理と同様に、設計者端末10は、設計者の指示により、回路設計プログラムを起動し、メニュー画面を表示する。ここで、基板回路作成ボタンが選択された場合には、設計者端末10の制御部は、作成対象情報入力画面を表示する。そして、作成対象情報入力画面に基板識別子及び機種識別子が入力されて、設計開始ボタンが選択された場合、設計者端末10の制御部は、基板識別子及び機種識別子を仮記憶し、回路設計画面600を表示する。更に、制御部は、機種識別子を回路設計支援サーバ20に送信してこの機種識別子に対応する信号種別を取得し、回路設計画面600に表示する。
次に、設計者端末10は、信号名に基づいてテンプレートの抽出処理を実行する(ステップS4−1)。この場合、設計者端末10の制御部は、ステップS3−1と同様に、回路設計支援サーバ20から、選択された信号種別に関連付けられたテンプレート管理レコード240を取得して、一覧表示する。そして、このうち、信号名が選択された場合には、設計者端末10は、この信号名を回路設計支援サーバ20に送信し、この信号名のテンプレート管理レコード240を取得して、回路作成領域620に表示する。そして、設計者端末10の制御部は、テンプレート管理レコード240のシェープデータに含まれるデバイスのデバイス識別子、ピン番号、信号識別子、デバイスのデバイスアドレス及びテンプレート識別子を含む回路配線データを生成して仮記憶する。更に、設計者端末10の制御部は、表示された信号線の信号識別子に関連付けてテンプレート識別子を仮記憶する。
そして、設計者端末10は、エンジン部のデバイス候補の決定処理を実行する(ステップS4−2)。具体的には、回路設計画面600に表示されたテンプレートの回路に含まれるコントローラ部のデバイスをそのまま用いる場合には、ステップS3−2と同様に、設計者端末10の制御部は、設計者の操作に応じた回路配線レコードを生成して仮記憶する。
一方、設計者は、テンプレートに含まれているデバイスを用いない場合には、このデバイスを削除して、代わりのデバイスを表示する。この場合、設計者端末10の制御部は、ステップS3−2と同様に、このデバイスのデバイスアドレスやデバイス識別子を含む回路配線レコードを生成して仮記憶する。更に、ステップS3−2と同様に、この信号線の信号識別子と、この信号識別子の信号に接続される端子のピン番号とを特定して、回路配線レコードを生成して仮記憶する。
このようにステップS3−2と同様にして、エンジン部のデバイスの候補を決定する。そして、エンジン部の回路設計が終了して、保存ボタンが選択された場合、設計者端末10の制御部は、仮記憶した回路配線レコードと、機種識別子及び基板識別子を回路設計支援サーバ20に送信する。
そして、回路設計支援サーバ20の制御部21は、エンジン部の設計回路配線データの記憶処理を実行する(ステップS4−3)。具体的には、回路設計支援サーバ20の制御部21は、ステップS3−3と同様に、取得した回路配線レコードに対して、取得した機種識別子及び基板識別子を関連付けた設計回路接続レコード250を生成し、設計回路接続データ記憶部25に記憶する。
次に、エンジン部の設計回路配線データの検証処理を実行する(ステップS4−4)。この処理について図8を用いて説明する。この処理においては、テンプレート毎に検証処理を実行する。具体的には、回路設計支援サーバ20の制御部21は、生成した設計回路接続レコード250のテンプレート識別子をそれぞれ抽出し、抽出した各テンプレート識別子のそれぞれに、以下の処理を繰り返して実行する。
まず、制御部21は、テンプレート識別子に対応するデバイス情報の取得処理を実行する(ステップS5−1)。具体的には、制御部21の接続検証手段215は、ステップS4−3において生成された設計回路接続レコード250から、処理対象のテンプレート識別子を含む設計回路接続レコード250を抽出する。更に、制御部21の接続検証手段215は、この設計回路接続レコードの機種識別子が記録され、この設計回路接続レコードの基板識別子以外の基板識別子が記録された設計回路接続レコード250を設計回路接続データ記憶部25から抽出する。
次に、制御部21の接続検証手段215は、テンプレートに用いられているデバイスであるか否かを判断する(ステップS5−2)。具体的には、接続検証手段215は、このテンプレート識別子を含むテンプレート管理レコード240のシェープデータをテンプレート管理データ記憶部24から抽出する。そして、接続検証手段215は、このシェープデータに含まれるデバイス識別子に一致するすべてのデバイス識別子が、ステップS5−1において取得したデバイス識別子に含まれているか否かを判断する。
ここで、シェープデータのデバイス識別子と一致することによりテンプレートのデバイスが使用されていると判断した場合(ステップS5−2において「YES」の場合)、接続検証手段215は、このテンプレート識別子についての処理を終了する。
一方、一致しないデバイス識別子があることによりテンプレートのデバイス以外のデバイスが使用されている場合(ステップS5−2において「NO」の場合)、制御部21の接続検証手段215は、各デバイスの属性の取得処理を実行する(ステップS5−3)。ここでは、ステップS5−2において取得したデバイス識別子に関連付けられた属性を取得する。具体的には、接続検証手段215は、各デバイス識別子が記録されたデバイス管理レコード220をデバイス管理データ記憶部22から抽出する。
次に、制御部21の接続検証手段215は、エンジン部のデバイス候補とコントローラ部のデバイスを用いて動作シミュレーション処理を実行する(ステップS5−4)。具体的には、接続検証手段215は、デバイスの属性情報を回路シミュレータに投入して、動作検証を行なう。
ここで、シミュレーションした結果、動作可能と判定された場合(ステップS5−5において「YES」の場合)、制御部21の接続検証手段215は、エンジン部のデバイス候補とコントローラ部のデバイスの属性マッチング処理を実行する(ステップS5−6)。ここでは、接続検証手段215は、過去におけるデバイスの使用実績において、不具合が発生したかどうかを判定する。そして、過去に設計された回路において利用された代替デバイスの中で、動作上、問題がなかったデバイスの各属性によって特定される許容範囲に含まれるかどうかを判定する。具体的には、相当品の中で、動作上問題があったデバイスと問題がなかったデバイスとを識別する。図11に示すように、デバイス(A)の相当品としてデバイス(B)は動作上問題がなく、デバイス(C)には動作上問題があった場合には、これらを区別して特定する。
この場合、接続検証手段215は、このテンプレート識別子を記録した検証履歴レコード260を検証履歴データ記憶部26から抽出する。次に、接続検証手段215は、抽出した検証履歴レコード260のうち、実績良好フラグが記録されている検証履歴レコード260を抽出し、この使用デバイス識別子データ領域のデバイス識別子を特定する。接続検証手段215は、特定したデバイス識別子の属性をデバイス管理データ記憶部22から取得する。
そして、接続検証手段215は、実績良好フラグに関連付けられたデバイスの属性の仕
様値と、ステップS5−2において取得したデバイス識別子に関連付けられた属性の仕様値とを比較する。そして、比較した結果、図12に示すように、接続検証手段215は、実績良好フラグに関連付けられたデバイスの属性の仕様値を含む範囲を、動作が確認された許容範囲として特定する。
そして、制御部21の接続検証手段215は、この属性マッチング処理において、今回、使用するデバイスの属性が、特定した許容範囲を逸脱しているか否かを判断する(ステップS5−7)。ここで、許容範囲を逸脱していないと判定された場合(ステップS5−7において「NO」の場合)、接続検証手段215は、検証済の記録処理を実行する(ステップS5−8)。具体的には、接続検証手段215は、このテンプレート識別子に関連付けて検証済フラグを仮記憶する。
一方、シミュレーション上、動作不能と判定された場合場合(ステップS5−5において「NO」)又は許容範囲を逸脱していると判定された場合(ステップS5−7において「YES」の場合)には、接続検証手段215は、注意喚起処理を実行する(ステップS5−9)。具体的には、接続検証手段215は、このテンプレート識別子を含む設計回路接続レコードに対して注意喚起フラグを関連付ける。接続検証手段215は、この設計回路接続レコードを設計者端末10に送信し、この設計回路接続レコードに基づく回路を表示して、設計者に通知する。以上により、エンジン部の設計回路配線データの検証処理が完了する。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態では、回路設計支援サーバ20の制御部21は、テンプレート作成処理(ステップS1−4)を行った後、テンプレートの動作検証・登録処理を実行する(ステップS1−5)。この場合、制御部21は、テンプレート回路に含まれるデバイス候補の属性の抽出し(ステップS2−1)、属性の組み合わせパターンの生成し(ステップS2−2)、パターン検証処理を実行する(ステップS2−3)。検証した結果、すべてのパターンにおいて不具合がない場合(ステップS2−9において「NO」の場合)には、制御部21は、テンプレートの登録処理を実行する(ステップS2−7)。このため、テンプレートとして登録する回路に用いるデバイスの電気的属性の組み合わせパターンのすべてについて、登録する前に検証を行なう。また、検証の結果、不具合がなかった場合にのみテンプレートを登録するので、不具合がないために登録されたテンプレートを用いて回路設計を行なうことができる。
(2) 本実施形態では、設計者の指示に応じて、コントローラ部やエンジン部の回路図の作成処理(ステップS1−6、S1−7)を実行する。この処理において、設計者は、信号名に基づいてテンプレートを抽出して、これを用いてデバイスを決定して、回路を設計する。更に、信号識別子に関連付けられたテンプレートを用いて設計を行なうことができるので、テンプレートのデバイスをそのまま使用する場合には入力ミスがない。また、テンプレートのデバイスに代えて他のデバイスを用いる場合であっても、テンプレートの回路に基づいて回路を設計することができるので、効率よく回路設計を行なうことができる。
(3) 本実施形態では、信号名に基づいてテンプレートの抽出処理(ステップS3−1,S4−1)において、選択されたテンプレートのデバイスの代わりとなる他のデバイスを用いる場合には、設計者端末10の制御部は、このデバイスのシンボル画像を回路作成領域620に表示する。そして、設計者の指示に応じて設計者端末10の制御部は、このデバイスのデバイスアドレス、デバイス識別子、この信号線に接続された端子のピン番号、この信号線の信号識別子及びこの信号識別子に関連付けたテンプレート識別子を含む回路配線データを生成して仮記憶する。このため、テンプレートの回路に用いられている
デバイスとは異なるデバイスを使用する場合であっても、このデバイスをテンプレートと関連付けすることができる。
(4) 本実施形態では、エンジン部の設計回路配線データの検証処理において、回路設計支援サーバ20の制御部21は、シミュレーションの結果、動作可能と判定された場合(ステップS5−5において「YES」の場合)、エンジン部のデバイス候補とコントローラ部のデバイスの属性マッチング処理を実行する(ステップS5−6)。この処理においては、制御部21は、過去におけるデバイスの使用実績において、不具合が実際に発生したかどうかを判定する。そして、過去に設計された回路において利用された代替デバイスの中で、動作上、問題がなかったデバイスの各属性によって特定される許容範囲に含まれるかどうかを判定する。このため、実際の検証結果から、テンプレートに使用されているデバイスとは異なるデバイスを用いた場合の不具合を予測して注意喚起することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 上記実施形態においては、回路設計支援サーバ20の制御部21は、回路作成支援手段211、テンプレート検証手段212、テンプレート登録手段213、設計回路登録手段214及び接続検証手段215として機能させた。これらの機能を設計者端末10の制御部に持たせてもよい。この場合には、デバイス管理データ記憶部22、製品計画データ記憶部23及びテンプレート管理データ記憶部24を設計者端末10に設ける。そして、検証が完了して登録する場合に、設計者端末10の制御部は、テンプレートの登録処理(ステップS2−9)においてテンプレート管理データ記憶部24に登録する場合に回路設計支援サーバ20にデータを送信して登録してもよい。また、設計者端末10の制御部は、設計回路配線データの記憶処理(ステップS3−3,S4−3)、又は検証済の記録処理(ステップS5−7)において設計回路接続データ記憶部25に記憶する場合に、回路設計支援サーバ20にデータを送信して登録してもよい。この場合、回路設計支援サーバ20の制御部21は、定期的に、更新されたテンプレート管理データを各設計者端末10に配信してもよい。この場合には、回路設計中に必要なデータが設計者端末10に記憶されているので、設計者端末10は回路設計支援サーバ20と接続していなくても回路設計を行なうことができる。
・ 上記実施形態においては、エンジン部の回路とコントローラ部の回路とで送受信される信号を取り扱う回路に関するテンプレートを予め作成して登録した。予め登録するテンプレートは、同時期に作成されない回路同士で送受信される信号を取り扱う回路のテンプレートであれば、これに限られない。例えば、エンジン部の回路を構成する複数のプリント基板において、例えば一部分を数ヶ月以上経過してから作成する場合には、これらエンジン部のプリント基板で送受信する信号について予めテンプレートを検証して登録しておいてもよい。
・ 上記実施形態においては、回路設計支援サーバ20の制御部21は、属性マッチング処理(ステップS5−6)において、動作上、問題がなかったデバイスの属性から許容範囲を特定し、設計した回路に含まれるデバイスの属性がこの許容範囲である場合には、許容範囲を逸脱していないと判定した。これに限らず、使用実績から不具合が生じたデバイスの属性の仕様値から禁止範囲を特定し、設計した回路に含まれるデバイスの属性がこの禁止範囲以外であれば、許容範囲を逸脱していないと判定してもよい。具体的には、制御部21は、このテンプレート識別子を記録した検証履歴レコード260を検証履歴データ記憶部26から抽出し、このうち実績エラーフラグが記録されている検証履歴レコード260を抽出し、この使用デバイス識別子データ領域のデバイス識別子を特定する。制御部21は、特定したデバイス識別子の属性をデバイス管理データ記憶部22から取得する。
そして、制御部21は、実績エラーフラグに関連付けられたデバイスの属性の仕様値と、ステップS5−2において取得したデバイス識別子に関連付けられた属性の仕様値とを比較する。比較した結果、実績エラーフラグに関連付けられたデバイスの属性の仕様値の範囲と異なる範囲に、今回、使用するデバイスの属性の仕様値がある場合には、許容範囲を逸脱していないと判定する(ステップS5−7において「NO」の場合)。また、制御部21は、デバイスの属性が最も近いデバイスの検証結果を参照して、許容範囲を逸脱していないと判定してもよい。具体的には、制御部21は、テンプレート識別子を記録した検証履歴レコード260の使用デバイス識別子に関連付けられる属性と、今回、使用するデバイスの属性とをデバイス管理データ記憶部22から取得する。そして、制御部21は、今回、使用するデバイスの属性の仕様値に最も近い仕様値の属性の使用デバイス識別子を特定し、この使用デバイスの検証履歴レコード260を検証履歴データ記憶部26から取得する。この検証履歴レコード260の検証結果データ領域に実績良好フラグが記録されている場合には、制御部21は、許容範囲を逸脱していないと判定する。
10…設計者端末、11…制御部、20…回路設計支援サーバ、21…制御部、22…デバイス管理データ記憶部、23…製品計画データ記憶部、24…テンプレート管理データ記憶部、25…設計回路接続データ記憶部、26…検証履歴データ記憶部、211…回路作成支援手段、212…テンプレート検証手段、213…テンプレート登録手段、214…設計回路登録手段、215…接続検証手段、220…デバイス管理レコード、240…テンプレート管理レコード、250…設計回路接続レコード、260…検証履歴レコード、600…回路設計画面、610…編集ツール領域、620…回路作成領域、630…信号種別項目欄、640…信号名選択欄。
特開2009−146003号公報(第1頁及び図7)

Claims (5)

  1. デバイスを特定するデバイス識別子と、このデバイスの電気的属性の仕様値とを関連付けたデバイス管理データを記憶するデバイス管理データ記憶手段と、
    異なる基板に搭載された回路の間で送受信される信号を特定する信号識別子と、この信号の信号線に接続されるデバイスを特定するためのデバイス識別子と、これらデバイスの配線に関するデータを含む回路図とを関連付けたテンプレート管理データを記憶したテンプレート記憶手段と、
    設計者端末において回路の設計を行なうための処理を実行する制御手段とを備えた回路設計支援システムであって、
    前記制御手段は、
    テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性を前記デバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なうテンプレート検証手段と、
    検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なうテンプレート登録手段と、
    設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図を前記テンプレート記憶手段から抽出して前記設計者端末に表示するテンプレート表示手段と、
    を備えたことを特徴とする回路設計支援システム。
  2. 回路を構成するデバイスのデバイス識別子とこのデバイスの接続データとを記憶する設計回路接続データ記憶手段を更に備え、
    前記テンプレート管理データには、このテンプレートを特定するテンプレート識別子が含まれており、
    前記制御手段は、テンプレート管理データの回路図を表示した領域において新たに表示されたデバイスであって、このテンプレートの信号識別子の信号線に接続されたデバイスのデバイス識別子に対して、前記テンプレート管理データのテンプレート識別子を関連付けて、前記設計回路接続データ記憶手段に記録する設計回路登録手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の回路設計支援システム。
  3. 前記テンプレート識別子と、このテンプレートに用いられるデバイスのデバイス識別子とに対して、実際に使用された使用デバイスのデバイス識別子と検証結果とを関連付けた検証履歴データを記憶した検証履歴記憶手段を更に備え、
    前記制御手段は、登録指示対象の回路に含まれるデバイスのデバイス識別子がテンプレート識別子に関連付けられている場合、このテンプレート識別子のテンプレートに含まれるデバイス識別子に関連付けられた検証履歴データを前記検証履歴記憶手段から取得し、この検証履歴データの過去に実際に使用されたデバイスの各属性の許容範囲を特定し、登録指示対象の回路のデバイスの属性がこの許容範囲を逸脱しているか否かを判定し、許容範囲を逸脱している場合には注意喚起の通知を行なう手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の回路設計支援システム。
  4. デバイスを特定するデバイス識別子と、このデバイスの電気的属性の仕様値とを関連付けたデバイス管理データを記憶するデバイス管理データ記憶手段と、
    異なる基板に搭載された回路の間で送受信される信号を特定する信号識別子と、この信号の信号線に接続されるデバイスを特定するためのデバイス識別子と、これらデバイスの配線に関するデータを含む回路図とを関連付けたテンプレート管理データを記憶したテンプレート記憶手段と、
    制御手段とを備えた回路設計支援システムを用いて、設計者端末において前記回路の設計を行なう回路設計支援方法であって、
    前記制御手段は、
    テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性を前記デバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なうテンプレート検証段階と、
    検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なうテンプレート登録段階と、
    設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図を前記テンプレート記憶手段から抽出して前記設計者端末に表示するテンプレート表示段階と、
    を実行することを特徴とする回路設計支援方法。
  5. デバイスを特定するデバイス識別子と、このデバイスの電気的属性の仕様値とを関連付けたデバイス管理データを記憶するデバイス管理データ記憶手段と、
    異なる基板に搭載された回路の間で送受信される信号を特定する信号識別子と、この信号の信号線に接続されるデバイスを特定するためのデバイス識別子と、これらデバイスの配線に関するデータを含む回路図とを関連付けたテンプレート管理データを記憶したテンプレート記憶手段と、
    制御手段とを備えた回路設計支援システムを用いて、設計者端末において前記回路の設計を行なう回路設計支援プログラムであって、
    前記制御手段を、
    テンプレートの登録指示を受信した場合、このテンプレートの回路を構成するデバイスのデバイス識別子に対応する電気的属性を前記デバイス管理データ記憶手段から抽出し、このテンプレートの信号識別子の信号に接続される各デバイスの電気的属性の組み合わせパターンを作成し、この組み合わせパターンに応じて、デバイスの電気的属性の検証を行なうテンプレート検証手段、
    検証の結果、不具合がなかった場合にはテンプレートの登録を行なうテンプレート登録手段、及び
    設計者端末からテンプレートを特定する信号識別子を取得した場合、この信号識別子に関連付けられたテンプレート管理データの回路図を前記テンプレート記憶手段から抽出して前記設計者端末に表示するテンプレート表示手段
    として機能させることを特徴とする回路設計支援プログラム。
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