JP5233867B2 - 耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼および海洋構造物 - Google Patents
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さらに、海洋構造物は海水による腐食環境に晒される。特に海上は、干満や海水飛沫による乾湿繰り返しを受けるという、極めて厳しい腐食環境下にある。このため、海洋構造物には腐食対策として塗装が施される。しかし、エッジ部や塗膜傷部といった塗膜厚が薄い部分や鋼面が露出する部分では、腐食が急速に進行する。腐食が進行した部位は補修されるものの、補修コストが嵩むとともに、部位によっては補修できないこともある。そのため、腐食環境における塗装寿命の延長も重要な課題の一つである。
(iii)靱性、特に低温CTOD特性を確保するためには、Cu粒子をある程度粗大化させ、かつ分散量を抑制する必要がある。
(v)Cu粒子の分布状態について、TEM写真から求められる円相当径の平均値および平面換算面積率を用いて整理することにより、強度および靱性のバランスを制御できる。
(ix)一般的に、Cuは海水による乾湿繰り返し環境において耐食性を向上させる。しかし、付着した塩分が洗い流されずに蓄積する環境では、Cuを含有することによりかえって耐食性が劣化する。
(1)C:0.01%以上0.10%以下、Si:0.5%以下、Mn:0.8%以上1.8%以下、P:0.030%以下、S:0.02%以下、Cu:0.8%以上1.5%以下、Ni:0.2%以上1.5%以下、Sn:0.01%以上0.30%以下、sol.Al:0.001%以上0.05%以下、N:0.003%以上0.008%以下、O:0.0035%以下を含有し、残部がFeおよび不純物であって、かつN/Alが0.3以上3.0以下であり、Sn/Cuが0.025以上であり、さらに、下記(I)式で示すPcmが0.25以下であり、鋼中に分散した長径が1nm以上のCu粒子について、円相当径の平均値が4nm以上25nm以下であり、かつ平面率換算分布量が3%以上20%以下であることを特徴とする耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo/15)+(V/10)+5B・・・(I)
(2)Ti:0.03%以下を含有することを特徴とする上記(1)項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
(4)Mo:0.8%以下を含有することを特徴とする上記(1)項から上記(3)項までのいずれか1項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
(7)Ca:0.005%以下、Mg:0.01%以下およびREM:0.01%以下からなる群から選ばれた1種または2種以上を含有することを特徴とする上記(1)項から上記(6)項までのいずれか1項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
[C:0.01%以上0.10%以下]
Cは、強度を確保するため、およびNbやV等の含有時に組織微細化の効果を生じさせるために含有する。C含有量が0.01%未満であるとこれらの効果が十分でない。しかし、C含有量が0.10%を超えると溶接部に島状マルテンサイト(M−A:martensite−austenite constituent)と呼ばれる硬化組織を生成してHAZ靱性を悪化させるとともに、母材の靱性および溶接性にも悪影響を及ぼす。このため、C含有量は0.01%以上0.10%以下とする。好ましくは0.02%以上0.08%以下であり、さらに好ましくは0.02%以上0.05%以下である。
Siは,溶鋼の予備脱酸に有効な元素である。Siはセメンタイト中に固溶しないため、Si含有量が0.5%を超えると未変態オーステナイト粒がフェライト粒とセメンタイトに分解するのを阻害し、島状マルテンサイトの生成を助長する。このため、Si含有量は0.5%以下とする。好ましくは0.2%以下であり、さらに好ましくは0.15%以下である。
Mnは,強度を確保するために有効な元素であるとともに、脱酸剤としても有効な元素である。このため、Mnの含有量は0.8%以上とする。しかし、Mn含有量が過剰であると焼入れ性を過剰に増加させ、溶接性およびHAZ靱性を劣化させる。さらに、Mnは中心偏析を助長する元素であり、中心偏析を抑制するためにはMn含有量は1.8%を超えるべきではない。したがって、Mn含有量は0.8%以上1.8%以下とする。好ましくは0.9%以上1.5%以下である。
Pは、鋼に不可避的に含有される不純物元素であり、粒界偏析元素であるためにHAZにおける粒界割れの原因となる。さらに母材靱性、溶接金属部とHAZの靱性を向上させ、スラブ中心偏析も低減させるために、P含有量は0.030%以下とする。好ましくは0.015%以下であり、さらに好ましくは0.01%以下である。
Sは,鋼に不可避的に含有される不純物元素であり、多量に存在すると溶接割れ起点となるMnS単体の析出物を生成する。そのため、S含有量は0.02%以下とする。好ましくは0.008%以下であり、さらに好ましくは0.005%以下である。
Cuは、鋼材の強度および靱性を高める効果があり、HAZ靱性に対する悪影響も少ない。特に、時効処理時のε−Cu析出による強度上昇効果を得るために0.8%以上含有する。しかし、Cu含有量が1.5%を超えると溶接高温割れ感受性が高くなり、予熱などの溶接施工が複雑になる上に、塩分が付着し洗い流しを受けない環境において耐食性が著しく劣化する。そこで、Cu含有量は1.5%以下とする。好ましくは0.9%以上1.1%以下である。
Niは、鋼材の強度および靱性を高め、さらにHAZ靱性を高めるために有効な元素である。しかし、Ni含有量が0.2%未満ではこの効果を得られず、また、Ni含有量が1.5%を超えてもコストアップに見合うだけの効果を得ることができない。そこで、Ni含有量は0.2%以上1.5%以下とする。好ましくは0.4%以上1.2%以下である。
Snは、塩分環境下において裸鋼材および塗装鋼材の耐食性を高める元素である。Sn含有量が0.01%以上であることによりこの効果を得られるが、Sn含有量が0.30%を超えると靭性が劣化する。そこで、Sn含有量は0.01%以上0.30%以下とする。好ましくは0.03%以上0.25%以下である。
Alは脱酸のために必須の元素である。しかし、Al含有量が多くなると特にHAZにおいて靱性が劣化し易くなる。これは、粗大なクラスター状のアルミナ系介在物粒子が形成され易くなるためと考えられる。そこで、sol.Al含有量は0.001%以上0.05%以下とする。好ましくは0.001%以上0.03%以下であり、さらに好ましくは0.001%以上0.015%以下である。
Nは、窒化物を形成することにより組織の細粒化に寄与するが、過剰に含有すると窒化物の凝集を通じて靱性を劣化させる。そこで、N含有量は0.003%以上0.008%以下とする。好ましくは0.0035%以上0.0065%以下である。
O(酸素)は、不純物として存在し、多量に存在すると清浄度の劣化が著しくなるため、母材、溶接金属部およびHAZともに実用的な靱性を確保することが困難になる。したがって、O含有量を0.0035%以下とする。好ましくは0.0018%以下である。
Al含有量に対するN含有量の比(N/Al)を0.3以上3.0以下とすることにより、大入熱量の溶接条件で溶接された際のHAZ靱性、特に継手CTOD特性を改善することが可能である。これは、比(N/Al)が0.3より小さいと粗大なAlNが析出し、粗大なAl自体が靱性に悪影響を及ぼすのに加え、TiNの微細かつ多量な分散が阻害されるためと考えられる。一方、比(N/Al)が3.0を超えると固溶Nが増大し、HAZ靱性が劣化するのに加えて、AlN、TiNの分散密度が疎になるためと考えられる。そこで、比(N/Al)を0.3以上3.0以下とする。効果をより発揮させるために好ましい範囲は0.4以上2.5以下である。
Cu含有量に対するSn含有量の比(Sn/Cu)を0.025以上とすることにより、付着した塩分が洗い流されずに蓄積される環境下、より具体的には軒下のような環境下でも十分な耐食性を発揮することができる。上述したように、Cuを含有する鋼を軒下のような箇所に使用すると早期に腐食が進行する。これを補償するためにCu含有量に対応させてSn含有量を定める。比(Sn/Cu)が0.025以上であると、Cuによる腐食を回避でき、塩分蓄積環境下においても十分な耐食性を得ることができる。比(Sn/Cu)は0.05以上であることが好ましい。
[Ti:0.03%以下]
Tiは、窒化物を生成して結晶粒の粗大化を抑制するとともに、変態組織を微細化する作用を有する。しかし、Ti含有量が0.03%を超えると母材靱性および溶接部靱性に悪影響を及ぼす。そこで、Ti含有量は0.03%以下とする。好ましくは0.015%以下である。また、上述した効果を確実に得るためには、Ti含有量は0.005%以上であることが好ましく、さらに好ましくは0.007%以上である。
Nbは、細粒化と炭化物析出により母材の強度および靱性を向上させる。しかし、Nb含有量が0.03%を超えると、母材の性能向上効果が飽和するとともにHAZの靱性を著しく損なう。そこで、Nb含有量は0.03%以下とする。好ましくは0.015%以下である。また、上述した効果を確実に得るためには、0.003%以上含有することが好ましい。
Moは、焼入れ性を確保し、HAZ靱性を向上させる効果がある。しかし、Mo含有量が0.8%を超えるとHAZでの著しい硬化を招き、靱性を劣化させる。そこで、Mo含有量は0.8%以下とする。好ましくは0.5%以下である。また、上述した効果を確実に得るためには、Mo含有量は0.1%以上であることが好ましい。
Crは、鋼材の焼入れ性を増し、強度の確保に有効である。しかし、Cr含有量が0.80%を超えると、溶接金属部およびHAZの硬化防止および溶接低温割れ感受性を増大させる傾向にある。そこで、Cr含有量は0.80%以下とする。好ましくは0.60%以下である。また、上述した効果を確実に得るためには、Cr含有量は0.03%以上であることが好ましく、0.05%以上であることがさらに好ましい。
[V:0.05%以下]
Vは、炭窒化物を生成して結晶粒の粗大化を抑制するとともに、変態組織を微細化する作用を有する。しかし、V含有量が0.05%を超えると母材靱性および溶接部靱性に悪影響を及ぼす。そこで、V含有量は0.05%以下とする。V含有量は0.04%以下であることが好ましい。また、上述した効果を確実に得るためにはV含有量は0.001%以上であることが好ましく、0.005%以上であることがさらに望ましい。
Ca、Mg、REMは、粒内フェライトの析出核となる酸化物、硫化物を生成する元素であるとともに、硫化物の形態を制御して低温靱性を向上させる。しかし、Ca含有量が0.005%を超え、Mg含有量が0.01%を超え、REM含有量が0.01%を超えると、Ca、Mg系の大型介在物やクラスターを生成して鋼の清浄度を劣化させる。そこで、Ca含有量は0.005%以下とし、Mg含有量は0.01%以下とし、REM含有量は0.01%以下とする。また、上述した効果を確実に得るためには、Ca含有量は0.0005%以上であり、Mg含有量は0.0001%以上であり、REM含有量は0.0001%以上であることが好ましい。
また、本発明に係る高張力鋼は、(I)式で示すPcmが0.25以下であり、鋼中に分散した長径が1nm以上のCu粒子について、円相当径の平均値が4nm以上25nm以下であり、かつ平面率換算分布量が3%以上20%以下である。これらについて説明する。
Pcmは溶接割れ感受性を表す指数である。Pcmの値が0.25以下であれば、通常の溶接施工条件で溶接割れが生じない。したがって、Pcmは0.25以下とする。Pcmを低くすると溶接時の予熱を省略することができる。好ましくは0.22以下であり、さらに好ましくは0.20以下である。
長径が1nm以上のCu粒子を対象とする理由は、1nmよりも小さい粒子は強度を高める寄与が小さいためである。Cu粒子の長径の上限は特に定めないが、平均値が4nm以上25nm以下の範囲では100nmを超える粒子は出現しない。なお、Cu粒子の析出形態はおよそ球状であるが、立体形状を計測するのは容易ではないので、投影された形状を計測する。
海洋構造物に用いられる鋼の特徴としては、嵐の波浪による外力に耐えるため、最大板厚100mm近くの極厚高張力鋼になる場合が多く、また今後、厳しい状況で使用されることから、さらに厳しいCTOD値を満たすことが要求される。
円相当径を4nm以上25nm以下とするのは、強度と靱性のバランスのためであり、平面率換算分布量を3%以上20%以下とするのも強度と靱性のバランスのためである。
(a)Cu含有量が多いほど分布量は多くなる。粒子径に与える影響については適正な含有量の範囲であれば、主に時効処理前の組織、時効処理の温度および時間で平均粒径が決まる。適正含有量より少なければCu粒子の析出が不十分で粒子径は小さく、多ければ粒子径は大きくなる傾向にある。
転位あるいは結晶粒界などがCu粒子の析出サイトになるので、このような析出サイトを多く含む組織とすることが、Cu粒子径を細かくし分布量を多くする。このためには、鋼の成分を適切に制御するとともに圧延条件を適切にし、その後の水冷条件もフェライト・ベイナイト主体の微細組織となるように選ぶ必要がある。
上述した3つの因子を適宜調整して、本発明に係る高張力鋼を製造すればよく、以上の説明により当業者が本発明を容易に実施することができる。
上述した本発明で規定する鋼組成を有する場合であっても、Cuの析出硬化を十分に発揮させ、さらに厚さ50mm以上の厚肉材の板厚方向各位置の強度および靱性を均一に高靱化させ、且つ降伏強度を向上させるための好適な製造条件を、以下に説明する。
次に、熱間圧延後、水冷された鋼は、その後、必要により加熱を行って、540℃以上Ac1点以下の温度で時効処理を行い、次いで冷却する。
本明細書において「溶接性に優れた」とは、通常は、溶接入熱量300kJ/cm以上のアーク溶接が可能であることを意味するが、溶接法としてはその他、サブマージアーク溶接、被覆アーク溶接などであってもよい。
本例では、表1および表2に示す組成を有する300mm厚の鋼片を連続鋳造法にて作製した。ここで、板厚中心位置の介在物制御の観点より、連続鋳造過程においては、溶鋼の温度を過度に高くせず、溶鋼組成から決まる凝固温度に対し、その差が50℃以内となるように管理し、さらに凝固直前の電磁攪拌および凝固時の圧下を行った。
同じく、得られた鋼のCTOD試験は、BS7448規格に準拠し、全厚の3点曲げ試験片を圧延方向に直角の方向から採取して、−40℃で行った。
(SAE J2334試験)
湿潤:50℃ 100% RH /6時間
塩付着:0.5%NaCl+0.1%CaCl2+0.075%NaHCO3/0.25
時間
乾燥:60℃ 50% RH /17.75時間
(塩分付着乾湿繰り返し試験)
NaCl付着:1mg/cm2
湿潤:40℃ 80% RH /4時間
乾燥:40℃ 40% RH /4時間
ここで、RHとは相対湿度を意味する。SAE J2334試験については40サイクル行い、また塩分付着乾湿繰り返し試験については200サイクル行い、試験後の各試験片から塗膜および腐食生成物を除去した後、腐食部における最大の腐食深さを測定した。なお、本発明では、SAE J2334試験、塩分付着乾湿繰り返し試験における腐食部の最大の腐食深さがそれぞれ0.20mm以下、0.15mm以下であるか否かを基準として耐食性の判断を行った。
Claims (8)
- 質量%で、C:0.01%以上0.10%以下、Si:0.5%以下、Mn:0.8%以上1.8%以下、P:0.030%以下、S:0.02%以下、Cu:0.8%以上1.5%以下、Ni:0.2%以上1.5%以下、Sn:0.01%以上0.30%以下、sol.Al:0.001%以上0.05%以下、N:0.003%以上0.008%以下、O:0.0035%以下を含有し、残部がFeおよび不純物であって、かつN/Alが0.3以上3.0以下であり、Sn/Cuが0.025以上であり、さらに、下記(I)式で示すPcmが0.25以下であり、鋼中に分散した長径が1nm以上のCu粒子について、円相当径の平均値が4nm以上25nm以下であり、かつ平面率換算分布量が3%以上20%以下であることを特徴とする耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
Pcm=C+(Si/30)+(Mn/20)+(Cu/20)+(Ni/60)+(Cr/20)+(Mo/15)+(V/10)+5B・・・(I) - 質量%で、Ti:0.03%以下を含有することを特徴とする請求項1に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
- 質量%で、Nb:0.03%以下を含有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
- 質量%で、Mo:0.8%以下を含有することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
- 質量%で、Cr:0.80%以下およびB:0.002%以下からなる群から選ばれた1種または2種を含有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
- 質量%で、V:0.05%以下を含有することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
- 質量%で、Ca:0.005%以下、Mg:0.01%以下およびREM:0.01%以下からなる群から選ばれた1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の耐食性および溶接部靭性に優れた高張力鋼。
- 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の高張力鋼を用いた耐食性および溶接部靭性に優れた海洋構造物。
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