JP5233605B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置における回復動作に関する。
一般に、プリンタ、ファックス、コピア、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えば、インクの液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを備え、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、インク滴を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行なうものがある。
なお、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与する(単に液滴を吐出する)装置も含む意味である。また、「インク」とは、所謂インクに限るものではなく、吐出されるときに液体となるものであれば特に限定されるものではなく、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料なども含まれる液体の総称として用いる。
また、液体吐出ヘッドを備える画像形成装置としては、記録ヘッドをキャリッジに搭載して用紙の送り方向と直交する主走査方向に移動させることで記録を行うシリアル型画像記録装置と、記録領域の略全幅にわたって液滴を吐出する複数の吐出口(ノズル)を列設したライン型ヘッドを用いるライン型画像記録装置がある。
このような画像形成装置において画像形成を繰り返していると、紙粉などが記録ヘッドのノズルに付着してノズル詰まりなどによる吐出不良や吐出不能になることがある。このように紙粉などが付着した記録ヘッドに対して維持回復機構によるノズル吸引などの回復動作を行っても、紙粉を除去することは困難である。
そこで、特許文献1ないし3に記載されているように、吸引手段を駆動しつつ記録ヘッドのアクチュエータ(圧力発生手段)も駆動して吸引力と押出し力をノズル孔付近のインク等に作用させるようにする回復動作を行うことが知られている。
特開2007−136989号公報 特開2001−260393号公報 特開2006−315200号公報
しかしながら、吸引手段を駆動しつつアクチュエータも駆動して吸引力と押出し力をノズル孔付近のインク等に作用させるようにする回復動作を行う場合、吸引中にアクチュエータのよって発生する圧力が大きいとノズルのインクメニスカスを安定に保持することができなくなり、アクチュエータのよって発生する圧力が小さいと紙粉などの異物を除去する効率が低下してしまうという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、インクメニスカスを安定に保持しつつ紙粉などの異物を効率的に除去できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
インクの液滴を吐出するノズル、ノズルが連通する液室、液室内に圧力を発生させる圧力発生手段を有する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドのノズル面をキャップ部材でキャッピングして前記ノズルからインクを吸引する維持回復機構と、
前記キャップ部材でキャッピングして前記ノズルからインクを吸引している間、前記記録ヘッドの圧力発生手段を駆動して前記液室内に圧力変化を生じさせる第1の動作と、前記第1の動作の後に前記第1の動作における圧力変化よりも小さい圧力変化を生じさせる第2の動作を行う回復動作制御手段と、を備えている
構成とした。
ここで、前記第1の動作と前記第2の動作とを共に実施する第1の回復モードと、前記第1の動作と前記第2の動作のうち少なくとも1つの動作を実施する第2の回復モードとを備える構成とできる。
また、前記第1の動作を複数回実施した後に前記第2の動作を実施する構成とできる。
また、前記第1の動作における前記圧力発生手段の駆動回数よりも前記第2の動作における前記圧力発生手段の駆動回数が少ない構成とできる。
また、前記第1の動作及び前記第2の動作における圧力変化を段階的に小さくする構成とできる。
また、前記第1の動作及び前記第2の動作では前記記録ヘッドの液室内の固有振動周期と略同じ周期の駆動波形を前記圧力発生手段に与える構成とできる。
また、前記第1の駆動波形及び第2の駆動波形は画像形成で使用する駆動波形と異なる構成とできる。
また、印刷枚数に応じて前記第1の回復モードと前記第2の回復モードのうちから選択する構成とできる。
本発明によれば、メニスカスを安定に保持しつつ紙粉などの異物を効率的に除去できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する側面説明図、図2は同装置の要部平面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型インクジェット記録装置であり、装置本体1の左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド31、32でキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図2で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド34a、34b(区別しないときは「記録ヘッド34」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
記録ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、記録ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、記録ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出する。なお、記録ヘッド34としては、1つのノズル面に複数のノズルを並べた各色のノズル列を備えるものなどを用いることもできる。
また、キャリッジ33には、記録ヘッド34のノズル列に対応して各色のインクを供給するための第2インク供給部としてのサブタンクであるサブタンク35a、35b(区別しないときは「サブタンク35」という。)を搭載している。このサブタンク35には、カートリッジ装填部4に着脱自在に装着される各色のインクカートリッジ(メインタンク)10y、10m、10c、10kから、供給ポンプユニット24によって各色の供給チューブ36を介して、各色の記録液が補充供給される。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を記録ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して記録ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図2のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、記録ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロである拍車63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、記録ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構81を配置している。この維持回復機構81には、記録ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのワイパ部材(ワイパブレード)83と、増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84と、キャリッジ33をロックするキャリッジロック87などとを備えている。また、このヘッドの維持回復機構81の下方側には維持回復動作によって生じる廃液を収容するための廃液タンク100が装置本体に対して交換可能に装着される。
また、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘した記録液を排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には記録ヘッド34のノズル列方向に沿った開口部89などを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド37で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラス、マイナス交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
そして、記録ヘッド34のノズルの維持回復を行うときには、キャリッジ33をホーム位置である維持回復機構81に対向する位置に移動して、キャップ部材82によるキャッピングを行ってノズルからの吸引を行うノズル吸引、画像形成に寄与しない液滴を吐出する空吐出動作などの維持回復動作を行うことにより、安定した液滴吐出による画像形成を行うことができる。
次に、記録ヘッド34を構成している液体吐出ヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は同ヘッドの液室長手方向に沿う断面説明図、図4は同ヘッドの液室短手方向(ノズルの並び方向)の断面説明図である。
この液体吐出ヘッドは、例えば単結晶シリコン基板を異方性エッチングして形成した流路板101と、この流路板101の下面に接合した例えばニッケル電鋳で形成した振動板102と、流路板101の上面に接合したノズル板103とを接合して積層し、これらによって液滴(インク滴)を吐出するノズル104が連通する流路であるノズル連通路105及び圧力発生室である液室106、液室106に流体抵抗部(供給路)107を通じてインクを供給するための共通液室108に連通するインク供給口109などを形成している。
また、振動板102を変形させて液室106内のインクを加圧するための圧力発生手段(アクチュエータ手段)である電気機械変換素子としての2列(図3では1列のみ図示)の積層型圧電素子121と、この圧電素子121を接合固定するベース基板122とを備えている。なお、圧電素子121の間には支柱部123を設けている。この支柱部123は圧電素子部材を分割加工することで圧電素子121と同時に形成した部分であるが、駆動電圧を印加しないので単なる支柱となる。また、圧電素子121には図示しない駆動回路(駆動IC)を搭載したFPCケーブル126を接続している。
そして、振動板102の周縁部をフレーム部材130に接合し、このフレーム部材130には、圧電素子121及びベース基板122などで構成されるアクチュエータユニットを収納する貫通部131及び共通液室108となる凹部、この共通液室108に外部からインクを供給するためのインク供給穴132を形成している。このフレーム部材130は、例えばエポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂或いはポリフェニレンサルファイトで射出成形により形成している。
ここで、流路板101は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板を水酸化カリウム水溶液(KOH)などのアルカリ性エッチング液を用いて異方性エッチングすることで、ノズル連通路105、液室106となる凹部や穴部を形成したものであるが、単結晶シリコン基板に限られるものではなく、その他のステンレス基板や感光性樹脂などを用いることもできる。
振動板102は、ニッケルの金属プレートから形成したもので、例えばエレクトロフォーミング法(電鋳法)で作製しているが、この他、金属板や金属と樹脂板との接合部材などを用いることもできる。この振動板102に圧電素子121及び支柱部123を接着剤接合し、更にフレーム部材130を接着剤接合している。
ノズル板103は各液室106に対応して直径10〜30μmのノズル104を形成し、流路板101に接着剤接合している。このノズル板103は、金属部材からなるノズル形成部材の表面に所要の層を介して最表面に撥水層を形成したものであり、最表面がキャップ82aによってキャッピングされるノズル面103aとなる。
圧電素子121は、圧電材料151と内部電極152とを交互に積層した積層型圧電素子(ここではPZT)である。この圧電素子121の交互に異なる端面に引き出された各内部電極152には個別電極153及び共通電極154が接続されている。なお、この実施形態では、圧電素子121の圧電方向としてd33方向の変位を用いて液室106内インクを加圧する構成としているが、圧電素子121の圧電方向としてd31方向の変位を用いて加圧液室106内インクを加圧する構成とすることもできる。また、1つの基板122に1列の圧電素子121が設けられる構造とすることもできる。
このように構成した液体吐出ヘッドヘッドにおいては、例えば圧電素子121に印加する電圧を基準電位から下げることによって圧電素子121が収縮し、振動板102が下降して液室106の容積が膨張することで、液室106内にインクが流入し、その後圧電素子121に印加する電圧を上げて圧電素子121を積層方向に伸長させ、振動板102をノズル104方向に変形させて液室106の容積/体積を収縮させることにより、液室106内のインクが加圧され、ノズル104からインクの滴が吐出(噴射)される。
そして、圧電素子121に印加する電圧を基準電位に戻すことによって振動板102が初期位置に復元し、液室106が膨張して負圧が発生するので、このとき、共通液室108から液室106内にインクが充填される。そこで、ノズル104のメニスカス面の振動が減衰して安定した後、次の液滴吐出のための動作に移行する。
なお、このヘッドの駆動方法については上記の例(引き−押し打ち)に限るものではなく、駆動波形の与えた方によって引き打ちや押し打ちなどを行うこともできる。
次に、この画像形成装置における維持回復機構81について図5を参照して説明する。なお、図5は同維持回復機構の模式的概略構成図である。
この維持回復機構81は、維持装置フレーム211に、キャップホルダ212に保持されたキャップ82a、82bと、弾性体を含むワイパ部材83と、ワイパクリーナ86とがそれぞれ昇降可能(上下動可能)に保持されている。
そして、ワイパ部材83と吸引用となるキャップ82aとの間には筒状の空吐出受け84が配置され、この空吐出受け84のワイパ部材83側上端部はワイパ部材83に付着したインクを掻き落とすワイパクリーナ部85が形成されている。ワイパ部材83のクリーニングを行うときにはワイパクリーナ86でワイパ部材83をワイパクリーナ部85に押し付けた状態でワイパ部材83を下降させることにより、ワイパ部材83に付着したインクを空吐出受け84側に掻き落す。
また、印字領域に最も近い側のキャップ82aには可撓性チューブ219を介して吸引手段であるチュービングポンプ(吸引ポンプ)220を接続し、キャップ82aのみを吸引(回復)及び保湿用キャップ(以下単に「吸引用キャップ」という。)とし、キャップ82bは単なる保湿用キャップとしている。したがって、記録ヘッド34の回復動作を行うときには、回復動作を行う記録ヘッド34を吸引用キャップ82aによってキャッピング可能な位置に選択的に移動させる。
また、これらのキャップ82a、82b、ワイパ部材83などの下方にはフレーム211に回転自在に支持したカム軸221を配置し、このカム軸221には、キャップホルダ212を昇降させるためのキャップカム222と、ワイパ部材83を昇降させるためのワイパカム224、空吐出受け84内で空吐出される液滴がかかる回転体としてのコロ226と、ワイパクリーナ86を揺動させるためのクリーナカム228と、キャリッジロック87を昇降させるためのキャリッジロックカム229をそれぞれ設けている。
そして、吸引ポンプ220及びカム軸221を回転駆動するために、モータ231の回転をモータ軸231aに設けたモータギヤ232に、吸引ポンプ220のポンプ軸220aに設けたポンプギヤ233を噛み合わせ、更にこのポンプギヤ233と一体の中間ギヤ234に中間ギヤ235を介して一方向クラッチ237付きの中間ギヤ236を噛み合わせ、この中間ギヤ236と同軸の中間ギヤ238に中間ギヤ239を介してカム軸221に固定したカムギヤ240を噛み合わせている。なお、クラッチ237付きの中間ギヤ236、238の回転軸である中間軸241はフレーム211にて回転可能に保持している。
この維持回復機構81においては、記録ヘッド34のノズルを形成した面(ノズル面)に付着したインクや不純物を取り除くときには、モータ231を駆動して、ワイパカム224を介してワイパブレード83を上昇させる。この状態で、キャリッジ33を主走査方向に移動させることにより、ワイパブレード83によって記録ヘッド34のノズル面をワイピングして、不純物などを払拭する。
また、記録ヘッド34のノズルを外気に露呈した状態のまま放置すると、内部のインクが乾燥して増粘、固着し、インク吐出性能が低下してしまうことから、これを防ぐために、記録ヘッド34のノズル面をキャップ82で覆うときには、モータ231を回転させ、キャップカム213を介してキャップ82を上昇させ、記録ヘッド34のノズル面をキャッピングする。
次に、この画像形成装置の制御部の概要について図6を参照して説明する。なお、同図は同制御部の全体ブロック説明図である。
この制御部500は、この装置全体の制御を司る本発明に係る回復動作の制御を行う手段を兼ねるCPU511と、CPU511が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、画像データ等を一時格納するRAM503と、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ504と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC505とを備えている。
また、記録ヘッド34を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部508と、キャリッジ33側に設けた記録ヘッド34を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)509と、キャリッジ33を移動走査する主走査モータ554、搬送ベルト51を周回移動させる副走査モータ555、維持回復機構81の維持回復モータ231を駆動するためのモータ駆動部510と、帯電ローラ56にACバイアスを供給するACバイアス供給部511などを備えている。
また、この制御部500には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル514が接続されている。
この制御部500は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F506を持っていて、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読み取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト600側から、ケーブル或いはネットワークを介してI/F506で受信する。
そして、制御部500のCPU501は、I/F506に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC505にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部508からヘッドドライバ509に転送する。なお、画像出力するためのドットパターンデータの生成はホスト600側のプリンタドライバ601で行っている。
印刷制御部508は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ509に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含み、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動信号をヘッドドライバ509に対して出力する。
ヘッドドライバ509は、シリアルに入力される記録ヘッド34の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部508から与えられる駆動信号を構成する駆動パルスを選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド7を駆動する。このとき、駆動信号を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
I/O部513は、装置に装着されている各種のセンサ群515からの情報を取得し、プリンタの制御に必要な情報を抽出し、印刷制御部508やモータ制御部510、ACバイアス供給部511の制御に使用する。センサ群515は、用紙の位置を検出するための光学センサや、機内の温湿度を検知する温湿度センサ(環境センサ)、帯電ベルトの電圧を監視するセンサ、カバーの開閉を検出するためのインターロックスイッチなどがあり、I/O部513は様々のセンサ情報を処理することができる。
次に、印刷制御部508及びヘッドドライバ509の一例について図7を参照して説明する。
印刷制御部508は、上述したように、画像形成時に1印刷周期内に複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される共通駆動波形(画像形成用駆動波形)を生成して出力し、維持回復動作(メンテナンス動作)時に1駆動周期内に正弦波の駆動信号で構成される共通駆動波形(メンテナンス用駆動波形)を生成して出力する駆動波形生成部701と、印刷画像に応じた2ビットの画像データ(階調信号0、1)と、クロック信号、ラッチ信号(LAT)、滴制御信号M0〜M3を出力するデータ転送部702とを備えている。
なお、滴制御信号は、ヘッドドライバ209のスイッチ手段であるアナログスイッチ715の開閉を滴毎に指示する2ビットの信号であり、共通駆動波形の印刷周期に合わせて選択すべき波形でHレベル(ON)に状態遷移し、非選択時にはLレベル(OFF)に状態遷移する。
ヘッドドライバ509は、データ転送部702からの転送クロック(シフトクロック)及びシリアル画像データ(階調データ:2ビット/1チャンネル(1ノズル)を入力するシフトレジスタ711と、シフトレジスタ711の各レジスト値をラッチ信号によってラッチするためのラッチ回路712と、階調データと制御信号M0〜M3をデコードして結果を出力するデコーダ713と、デコーダ713のロジックレベル電圧信号をアナログスイッチ715が動作可能なレベルへとレベル変換するレベルシフタ714と、レベルシフタ714を介して与えられるデコーダ713の出力でオン/オフ(開閉)されるアナログスイッチ716を備えている。
このアナログスイッチ715は、各圧電素子121の選択電極(個別電極)154に接続され、駆動波形生成部701からの共通駆動波形が入力されている。したがって、シリアル転送された画像データ(階調データ)と制御信号MN0〜MN3をデコーダ713でデコードした結果に応じてアナログスイッチ715がオンにすることにより、共通駆動波形を構成する所要の駆動信号が通過して(選択されて)圧電素子121に印加される。
ここで、記録ヘッド34の性能を維持、回復するメンテナンス動作を行う場合には、制御部500のCPU501によって、維持回復機構81を駆動制御するとともに、駆動波形生成部701に対してメンテナンス用駆動波形を生成させる制御をするとともに、記録ヘッド34の各圧力発生手段(アクチュエータ:この例では圧電素子121)を駆動する画像データをデータ転送部702に与えることで、メンテナンス用駆動波形で記録ヘッド34の各圧電素子121を駆動して液室106内に圧力変化を生じさせる回復動作制御を行う。
次に、この画像形成装置における記録ヘッドの回復動作について図8を参照して説明する。
回復動作では、前述したように、吸引用キャップ82aによって記録ヘッド34のノズル面103aをキャッピングした状態で吸引ポンプ231を作動させることによって、記録ヘッド34のノズル104からインクを吸引し、ノズル面103aに付着したインクをワイパブレード83によって拭き取り、吸引用キャップ82a内のインクを吸引して排出することで、記録ヘッド34のノズル104の吐出性能を維持回復する。
ここで、図8(a)に示すように、記録ヘッド31のノズル面31aを吸引用キャップ82aでキャッピングした状態で吸引ポンプ220を作動させてインクを吸引するヘッド吸引を行っている間、同図(b)に示すように、記録ヘッド31の圧力発生手段である圧電素子121に対してメンテナンス用駆動波形を与えて液室106内に圧力変化(液室内容積を拡大したり収縮したりする。)を生じさせ、ノズル104から液滴を吐出させる動作を併せて行っている。
つまり、回復動作では、吸引中に、記録ヘッド34の圧力発生手段(圧電素子121)を駆動して液室106内に圧力変化を生じさせる第1の動作と、この第1の動作の後に第1の動作における圧力変化以下の圧力変化を生じさせる第2の動作を行うようにしている。
ここで、第1の動作では、波高値V1のメンテナンス用駆動波形を与えることで記録ヘッド34を駆動して液滴を吐出させる。また、第2の動作では、波高値V1より低い波高値V2のメンテナンス用駆動波形を与えることで記録ヘッド34を駆動して液滴を吐出させる。第1の動作のメンテナンス用駆動波形の波高値V1よりも第2の動作のメンテナンス用駆動波形の波高値V2を低くすることで、第2の動作で生じる液室の圧力変化は第1の動作における圧力変化以下となる。
この場合、第1の動作において、記録ヘッド34の圧電素子121に駆動波形を与える条件、例えば図8(b)に示す、ヘッド吸引開始からの経過時間(待ち時間)n1(ms)、1回の駆動回数(吐出する滴数n2(滴))、前回の駆動からの経過時間n3(ms)、全体での駆動回数N(回)については、予め定めることもできるし、センサ群515に含まれる環境センサ(温湿度センサ)からの検知信号に基づいて検出した環境条件、あるいは印刷枚数に応じて定めることもできる。
また、第2の動作における記録ヘッド34の圧電素子121に駆動波形を与える条件についても同様であり、例えば図8(b)に示す、ヘッド吸引開始からの経過時間(待ち時間)n4(ms)、1回の駆動回数(吐出する滴数n5(滴))、前回の駆動からの経過時間、全体での駆動回数Nについては、予め定めることもできるし、センサ群515に含まれる環境センサ(温湿度センサ)からの検知信号に基づいて検出した環境条件、あるいは印刷枚数に応じて定めることもできる。この例では、第2の動作はメニスカス安定用であるので、全体での駆動回数Nは1回としている。
ここで、メンテナンス用駆動波形について図9を参照して説明する。
メンテナンス用駆動波形としては、図9に示すように、正弦波の駆動波形を用いている。このメンテナンス用駆動波形の周期は、記録ヘッド34の液室106内の固有振動周期Tcと略同じにしている。これによって、記録ヘッド34の液室106内の圧力変化を略最大にすることができて、ノズル104に加わる圧力も大きくなり、高い回復率で回復することができる。
そして、第1の動作では紙粉を除去することが主目的であり、第2の動作ではメニスカスを安定させることが主目的であるため、第1の動作用のメンテナンス用駆動波形の波高値V1と第2の動作用のメンテナンス用駆動波形の波高値V2とは、前述したように、第2の動作用のメンテナンス用駆動波形の波高値V2を第1の動作用のメンテナンス用駆動波形の波高値V1よりも低く(小さく)している。
このように、メンテナンス用駆動波形として、通常に印字に用いる印字用(画像形成用)駆動波形と異なり、印字用駆動波形よりも液室106の固有振動と共振し易い駆動波形を用いることによって、特に正弦波の駆動波形を用いることによって、液室106内の圧力を最大限に上げることができ、高い回復率で回復(紙粉の除去)を行うことができるようになる。
なお、通常の印字に用いる印字用駆動波形は正弦波とは異なり、図10のように圧力発生室(液室106)を膨張させて収縮させ、メニスカスの中央部付近からインクを吐出させる引き打ち方式や圧力発生室を膨張させず収縮させ、ノズル104全体からインクを吐出させる押し打ち方式を利用して、液滴を吐出させている。
この場合、上述したように、メンテナンス用駆動波形として正弦波を使用することにより、メンテナンス用駆動波形の周期を液室(圧力発生室)内の固有振動周期に容易に合わせることができ、矩形波などの急激な電圧変化がある駆動波形に比べて、ドライバIC等への負荷が少なくなる。
次に、メンテナンス用駆動波形を印加するタイミングについて説明すると、図11に示すように、キャップ82a内の圧力(負圧)が最大となる圧力の50%以上となる区間(時間)内に印加するようにしている。
この図11はキャップ82aでキャッピングした後吸引ポンプ211を作動させたときのキャップ82aの負圧変化の測定結果の一例を示しており、この例では負圧が略−6[kPa]以上となる時間(図11に斜線を施した領域の時間内)の間で、メンテナンス用駆動波形を印加している。
キャップ内の圧力(負圧)が低い状態で駆動を行うと、気泡を巻き込みやすく、却ってクリーニング性能が悪くなってしまうことがある。
また、メンテナンス用駆動波形については、環境条件に応じてインク粘度が変化することから、環境条件に応じて波高値(電圧値)を異ならせるようにすることが好ましい。例えば、図12に示すように、予め、環境条件に応じて、波高値が相対的に中間の常温用駆動波形、波高値が相対的に高い低温用駆動波形、波高値が相対的に低い高温用駆動波形を生成出力できるようにし、インク粘度が相対的に高くなる低温時には高い低温用駆動波形を、インク粘度が相対的に低くなる高温時には高い低温用駆動波形を印加するようにする。
これにより、環境によってインク粘度が変化した場合でも、駆動波形の波高値を変化させることで粘度に応じた最適な回復動作を行うことができる。この駆動波形の電圧が低すぎると回復する効果が少なくなり、逆に高すぎると気泡を巻き込みやすくクリーニング性能を悪くしてしまうことになるので、粘度に応じた駆動波形を印加するようにする。
このように、回復動作においては、吸引中に、第1の動作でメンテナンス用駆動波形を与えて液室106内に圧力変化を生じさせて液滴を吐出させることにより、紙粉等による外部からの異物が記録ヘッド34のノズル104の穴に詰まり、吐出不良や吐出不能が生じるような場合にも、液室106内の圧力変化で紙粉をキャップ82aに排出させて除去することができる。
つまり、ヘッド吸引と併行して第1の動作で記録ヘッドの液室内に圧力変化を生じさせることによって、単に、液室内容積を収縮するだけの圧力(変化しない圧力)を与える場合よりも、変化する圧力をノズル内に詰まっている紙粉等などの外部からの異物に与えることができて、ノズル内に詰まっている紙粉等などの異物を確実に除去することができるようになり、安定した吐出性能が得られ、高い画像品質を維持することができる。
そして、第2の動作では第1の動作で与えるメンテナンス用駆動波形よりも波高値の小さいメンテナンス用駆動波形を与えて液室106内に圧力変化を生じさせることで、第1の動作でノズルのインクメニスカスが不安定になってもメニスカスを安定した状態にする。
ここで、例えば第2の動作で用いるメンテナンス用駆動波形は図13に示すように段階的に波高値が小さくなる(液室106内に発生させる圧力を段階的に小さくする)駆動波形とすることができ、これにより、メニスカスをより安定させることができる。この場合、第1の動作で用いるメンテナンス用駆動波形についても、同様に、段階的に波高値が小さくなる(液室106内に発生させる圧力を段階的に小さくする)駆動波形とすることができ、これにより、よりメニスカスの安定化を図ることができる。
このように、複数回吸引を実施し、吸引中に波高値の大きい駆動波形で第1の動作を実施した後で、さらに吸引中に波高値の小さい駆動波形で第2の動作を実施することで、第1の動作でメニスカスが不安定になった状態であっても、第2の動作を実施することでメニスカスを安定な状態に整えることができる。また、第1の動作で完全に除去できなかった紙粉等の異物を第2の動作で除去することができる。
この場合、紙粉等の異物がノズル内に頻繁に入る場合はそれほど多くないことから、回復動作のモードとして、上述した第1の動作及び第2の動作を共に実施する第1の回復モードと、上述した第2の動作だけを実施する第2の回復モードとを備え、使用頻度の多い回復モードとして第2の回復モードを実施し、前記第1の回復動作モードでは回復が難しい場合に第1の回復動作モードを実施する構成とすることが好ましい。
そこで、制御部による回復動作の制御の一例について図14に示すフロー図を参照して説明する。
この例では、回復動作のモードとして、上述したように、第1の動作及び第2の動作を共に実施する第1の回復モードと、第2の動作だけを実施する第2の回復モードとを備えている。
まず、回復動作を開始すると、温湿度センサによって温湿度を検知して前述したように環境条件に応じた駆動波形を選択した後、サブタンク35にインク供給を行ってサブタンク35内のインクを所要量にする。
そして、第1の回復モードが選択されているか否かを判別し、第1の回復モードが選択されているときには、第1の動作を伴う吸引動作を行った後第2の動作を伴う吸引動作を行い、また、第1の回復モードが選択されていないときには、第1の動作を伴う吸引動作をおこなうことなく、第2の動作を伴う吸引動作を行う。
その後、記録ヘッド34のノズル面をワイパブレード83によってワイピングし、空吐出を行って回復動作を終了し、キャップ82で記録ヘッド34のノズル面をキャッピングして、待機状態に移行する。
次に、制御部による回復動作の制御の他の例について図15に示すフロー図を参照して説明する。
この例では、印刷枚数が所定枚数以上か否かを判別し、印刷枚数が所定枚数以上のときには第1の動作を伴う吸引動作を行った後第2の動作を伴う吸引動作を行う第1の回復モードを行い、また、印刷枚数が所定枚数以上でないときには第1の動作を伴う吸引動作をおこなうことなく、第2の動作を伴う吸引動作を行う第2の回復モードを行うようにしている。
つまり、紙粉等の異物は印刷枚数が多くなればなるほど、ノズル孔を塞ぐ可能性が高くなるため、印刷枚数を記憶しておき、その印刷枚数が所定枚数未満であれば、第1の回復動作モードを実施し、所定枚数以上であれば、第2の回復動作モードを実施している。
なお、上記実施形態では本発明に係る画像形成装置としてプリンタ構成で説明したが、これに限るものではなく、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができる。また、インク以外の液体である記録液や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の機構部の全体構成を説明する側面概略構成図である。 同機構部の要部平面説明図である。 同画像形成装置の記録ヘッドを構成する液体吐出ヘッドの一例を示す液室長手方向の断面説明図である。 同液体吐出ヘッドの液室短手方向の断面説明図である。 同画像形成装置の維持回復機構の模式的説明図である。 同画像形成装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 同制御部の印刷制御部及びヘッド駆動部の一例を示すブロック図である。 本発明における回復動作の説明に供する説明図である。 メンテナンス用駆動波形の一例を示す説明図である。 印字用駆動波形の一例を示す説明図である。 キャップ内負圧変化とメンテナンス用駆動波形を用いるタイミングとの関係の説明に供する説明図である。 メンテナンス用駆動波形の環境温度に対する異なる例を説明する説明図である。 メンテナンス用駆動波形の他の例を説明する説明図である。 回復動作制御の一例を説明するフロー図である。 回復動作制御の一例を説明するフロー図である。
符号の説明
10…インクカートリッジ
33…キャリッジ
34、34a、34b…記録ヘッド(液体吐出ヘッド)
81…維持回復機構
82a…キャップ
508…印刷制御部
701…駆動波形生成部

Claims (8)

  1. インクの液滴を吐出するノズル、ノズルが連通する液室、液室内に圧力を発生させる圧力発生手段を有する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドのノズル面をキャップ部材でキャッピングして前記ノズルからインクを吸引する維持回復機構と、
    前記キャップ部材でキャッピングして前記ノズルからインクを吸引している間、前記記録ヘッドの圧力発生手段を駆動して前記液室内に圧力変化を生じさせる第1の動作と、前記第1の動作の後に前記第1の動作における圧力変化よりも小さい圧力変化を生じさせる第2の動作を行う回復動作制御手段と、を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の動作と前記第2の動作とを共に実施する第1の回復モードと、前記第1の動作と前記第2の動作のうち少なくとも1つの動作を実施する第2の回復モードとを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の動作を複数回実施した後に前記第2の動作を実施することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1の動作における前記圧力発生手段の駆動回数よりも前記第2の動作における前記圧力発生手段の駆動回数が少ないことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の動作及び前記第2の動作における圧力変化を段階的に小さくすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の動作及び前記第2の動作では前記記録ヘッドの液室内の固有振動周期と略同じ周期の駆動波形を前記圧力発生手段に与えることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の駆動波形及び第2の駆動波形は画像形成で使用する駆動波形と異なることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 印刷枚数に応じて前記第1の回復モードと前記第2の回復モードのうちから選択することを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
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