JP5233227B2 - 表示体及びラベル付き物品 - Google Patents

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Description

本発明は、回折構造を利用した表示技術に関する。
特許文献1に記載されているように回折格子及びホログラムなどの回折構造を凹凸パターンで構成する場合、線幅がマイクロメートル又はナノメートルオーダーのパターンを形成する必要がある。そして、凹凸パターンの平面形状及び断面形状は、回折構造の性能に大きな影響を及ぼす。従って、凹凸パターンの形成には、高い精度が要求される。
回折構造として凹凸パターンを含んだ表示体の製造では、一般に、金型を製造し、この金型の凹凸パターンを樹脂層に転写している。具体的には、まず、レジスト層への電子線描画を行って、樹脂からなる凹凸パターンを含んだ原版を得る。次いで、電鋳によって、原版に設けられた凹凸パターンの反転パターンを含んだ金型を得る。その後、この金型のパターンを熱可塑性樹脂又は電離放射線硬化性樹脂層に転写して複数の版を製造し、これら版から電鋳によって複数の金型を製造する。このようにして得られた金型の凹凸パターンを樹脂層に転写することにより、一方の主面に凹凸パターンが設けられた樹脂層を得ることができる。
電子線描画は、微細なパターンを形成するのに適している。しかしながら、電子線描画では、パターンの面積が大きくなると、描画により多くの時間が必要となる。それゆえ、電子線描画によると、表示領域が大きな表示体を高い生産性で製造することは難しい。
加えて、電子線描画では、描画開始から終了まで、装置の動作及びその周辺環境を安定させる必要がある。装置の動作及び周辺環境を長時間に亘って安定させることは非常に困難である。即ち、表示領域が大きくなるほど、パターンの形状精度が不十分となる可能性が高くなる。
また、表示領域が大きいと、原版から金型へのパターン転写や金型から樹脂層へのパターン転写の際に、パターンに欠落部を生じる可能性が高くなると共に、樹脂層の金型からの離型性が不十分となる傾向にある。この問題は、線幅がナノメートルオーダーのパターンを形成する場合や、高アスペクト比の断面形状を有するパターンを形成する場合に特に顕著である。
このように、表示体の表示領域を大きくすると、高い生産性を実現すること、及び、凹凸パターンを高い形状精度で形成することが難しくなる。凹凸パターンの形状精度が不十分であると、表示体に設計通りの回折像を表示させることができない。
特開平10−123919号公報
本発明の目的は、表示領域が大きい場合であっても、高い生産性と設計通りの表示とを容易に達成可能とすることにある。
本発明の第1側面によると、偽造又は不正使用を防止するための表示体であって、規則的に配列した複数の単位領域を一方の主面が含み、前記複数の単位領域の各々の一部には回折構造を構成している凹凸パターンが設けられており、前記複数の単位領域は前記凹凸パターンの構造が互いに等しい回折構造層と、規則的に配列した複数のレンズを含み、前記回折構造層と向き合ったレンズアレイとを具備し、前記レンズアレイは、前記回折構造層の前記一方の主面若しくは他方の主面上に形成されているか、又は、前記レンズアレイは、一方の主面が前記レンズアレイを支持した透明基材とともに、透明な接着剤層を介して前記回折構造層に貼り合わせられているか若しくは固定具を用いて前記回折構造層と一体化されたレンズ層を構成しており、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンと前記複数のレンズとは、それらの配列の重ね合わせによって生じるモアレ効果により、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンがそれぞれ表示する複数の回折像を合成してなる合成像として、この回折像の拡大像を1つ以上表示するように配置されていることを特徴とする表示体が提供される。
本発明の第3側面によると、第1又は第2側面に係る表示体と、これを支持した物品とを含んだことを特徴とするラベル付き物品が提供される。
本発明によると、表示領域が大きい場合であっても、高い生産性と設計通りの表示とを容易に達成することができる。
以下、本発明の態様について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、全ての図面を通じて同様又は類似した機能を発揮する構成要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の一態様に係る表示体を示す斜視図である。図2は、図1に示す表示体の分解斜視図である。図3は、図1に示す表示体を概略的に示す平面図である。図4は、図1に示す表示体のIV−IV線に沿った断面図である。図5は、図1に示す表示体の回折構造層を概略的に示す平面図である。
なお、これらの図面において、X方向は表示体の主面に平行な方向であり、Y方向は表示体の主面に平行であり且つX方向と交差する方向であり、Z方向はX方向及びY方向に対して垂直な方向である。ここでは、X方向とY方向とを略直交させているが、それらは斜めに交差していてもよい。
この表示体10は、図1、図2及び図4に示すように、回折構造層11とレンズ層12とを含んでいる。回折構造層11とレンズ層12とは、向き合っており、図1及び図4に示すように、接着剤層13を介して貼り合わされている。この表示体10の前面側はレンズ層12側であり、背面側は回折構造層11側である。
回折構造層11は、図4に示すように、基材111と凹凸形成層112との積層体を含んでいる。回折構造層11は、単層構造を有していてもよく、多層構造を有していてもよい。
基材111は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリカーボネート(PC)などの樹脂からなるフィルム又はシートである。基材111の材料として、ガラスなどの無機材料を使用してもよい。基材111は、透明であってもよく、不透明であってもよい。基材111は、単層構造を有していてもよく、多層構造を有していてもよい。基材111には、反射防止処理、低反射防止処理、ハードコート処理、帯電防止処理及び防汚処理などの処理を施してもよい。基材111は、省略することができる。
凹凸形成層112は、基材111の一方の主面を被覆している。凹凸形成層112は、透明であってもよく、不透明であってもよい。
回折構造層11の一方の主面、ここでは、凹凸形成層112側の主面は、規則的に配列した複数の単位領域を含んでいる。図2、図3及び図5には、破線BLは、これら単位領域の境界を表している。
これら単位領域は、例えば、正方格子、矩形格子及び三角格子などの格子状に配列させることができる。ここでは、一例として、単位領域は略正方格子状に配列していることとする。
各単位領域の一部には、図3乃至図5に示す凹凸パターンDPが設けられている。各凹凸パターンDPは、回折格子及びホログラムなどの回折構造を構成している。これら凹凸パターンDPは、構造が互いに等しく、方位も互いに等しい。
回折構造は、照明光の入射方向や観察方向に応じた色変化を生じる回折像を表示する。この回折像の色は、回折構造を構成している溝の空間周波数によって制御することができ、その設計に際しては以下の等式を考慮する。
mλ=d(sinθi±sinθ)
ここで、mは回折次数を示し、λは照明光の波長を示し、θiは照明光の入射角を示し、θはm次回折光の射出角又は回折角を示している。
なお、この表示体10では、回折構造の配列とレンズアレイとを向かい合わせるので、レンズ122による光路の変化を考慮する必要がある。即ち、表示体10は、上記等式に加え、レンズ122による光路の変化を更に考慮して設計する。
凹凸パターンDPは、単位領域に対応して規則的に配列していている。ここでは、一例として、図5に示すように、各凹凸パターンDPは、単位領域の略中央に位置している。
凹凸形成層112は、例えば、表面レリーフ型ホログラムの製造で行われているように、微細な線状の凸部を設けた金型を樹脂に押し付けることにより形成することができる。例えば、凹凸形成層112は、基材111上に形成された熱可塑性樹脂層に、線状の凸部が設けられた金型を、熱を印加しながら押し当てる方法、即ち、熱エンボス加工法により得られる。或いは、凹凸形成層112は、基材111上に紫外線硬化樹脂を塗布し、これに金型を押し当てながら基材111側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させ、その後、金型を取り除く方法により形成することも可能である。
この金型は、例えば、電子線描画装置を用いて製造する。例えば、まず、レジスト層への電子線描画を行って、樹脂からなる凹凸パターンを含んだ原版を得る。次いで、電鋳によって、原版に設けられた凹凸パターンの反転パターンを含んだ金型を得る。その後、この金型のパターンを熱可塑性樹脂又は電離放射線硬化性樹脂層に転写して複数の版を製造し、これら版から電鋳によって複数の金型を製造する。このようにして得られた金型の凹凸パターンを樹脂層に転写することにより、一方の主面に凹凸パターンDPが設けられた凹凸形成層112を得ることができる。
凹凸形成層112の材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂及びアクリル系/スチレン系共重合樹脂等の熱可塑性樹脂材料又は紫外線硬化樹脂を使用することができる。凹凸形成層112の材料として、樹脂を使用する代わりに、珪酸塩を含んだ無機系材料を使用してもよい。
回折構造層11の凹凸パターンDPが設けられた面は、図4に示すように反射層14で被覆してもよい。反射層14は、凹凸パターンDPの回折効率を高める。反射層14は、パターニングされていてもよい。例えば、凹凸パターンDPのみを被覆していてもよい。反射層14は、省略することができる。
反射層14は、例えば、金属層である。金属層の材料としては、例えば、アルミニウム、銀又はそれらの合金を使用することができる。金属層は、例えば、真空蒸着法やスパッタリング法などの気相堆積法により形成することができる。金属又は合金からなる反射層14を気相堆積法により形成する場合、その厚さは、例えば30乃至100nm程度で十分である。
反射層14は、1層又は多層の誘電体膜であってもよい。反射層14として、例えば、透明な単層の誘電体膜を使用した場合、肉眼で表示体10を観察したときに表示体10の背面側にある物体を視認できる可能性がある。反射層14として多層誘電体膜を使用した場合には、表示体10に波長選択性を与えることができる。従って、反射層14として金属蒸着層や単層の誘電体膜を使用した場合とは異なる視覚効果を得ることができる。多層誘電体膜は、基材11上に、例えば、硫化亜鉛などの高屈折率材料とフッ化マグネシウムなどの低屈折率の材料とを交互に蒸着することによって得られる。
レンズ層12は、図1、図2及び図4に示すように、透明基材121と、複数のレンズ122とを含んでいる。
透明基材121は、例えば、PET及びPCなどの樹脂からなるフィルム又はシートである。基材121の材料として、ガラスなどの無機材料を使用してもよい。透明基材121は、単層構造を有していてもよく、多層構造を有していてもよい。基材121には、反射防止処理、低反射防止処理、ハードコート処理、帯電防止処理及び防汚処理などの処理を施してもよい。基材121は、省略することができる。
レンズ122は、透明基材121の一方の主面上で規則的に配列している。レンズ122は、例えば、正方格子、矩形格子及び三角格子などの格子状に配列させることができる。ここでは、一例として、レンズ122は略正方格子状に配列していることとする。
レンズ122は、例えば球面レンズである。レンズ122は、非球面レンズ又は矩形状レンズであってもよい。なお、球面レンズは、球面の一部分からなる面を持つレンズである。非球面レンズは、形状を若干ずらした球面の一部分からなる面を持つレンズである。矩形状レンズは、Z方向に平行な断面が矩形状又は正方形状のレンズであって、Z方向に平行な方向から観察した場合に例えば格子状又は縞状のレンズアレイを構成する。
レンズ122が球面レンズ及び比球面レンズなどの凸レンズである場合、レンズ122の焦点から凹凸パターンDPまでの距離を短くすると、表示体10に、より鮮明な像を表示させることができる。レンズ122の焦点から凹凸パターンDPまでの距離は、例えば、レンズ122の焦点距離及び/又は基材121などの厚さによって制御できる。なお、レンズ122の焦点に凹凸パターンDPを位置させ、焦点から外れた位置に他のパターンを設けると、表示体10に、奥行き感のある像を表示させることができる。
レンズ122が矩形状レンズであって、これらがZ方向に平行な方向から観察したときに格子状又は縞状のレンズアレイを構成している場合、焦点は存在しない。従って、この場合、レンズアレイから凹凸パターンDPまでの距離を厳密に制御する必要がない。
レンズアレイは、例えば、複数の凹部を設けた金型を樹脂に押し付けることにより形成することができる。例えば、レンズアレイは、基材121上に形成された熱可塑性樹脂層に、レンズ122に対応した形状の凹部が設けられた金型を、熱を印加しながら押し当てる方法、即ち、熱エンボス加工法により得られる。或いは、レンズアレイは、基材121上に紫外線硬化樹脂を塗布し、これに金型を押し当てながら基材121側から紫外線を照射して紫外線硬化樹脂を硬化させ、その後、金型を取り除く方法により形成することも可能である。
レンズアレイの材料としては、例えば、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂及びアクリル系/スチレン系共重合樹脂等の熱可塑性樹脂材料又は紫外線硬化樹脂を使用することができる。レンズアレイの材料として、樹脂を使用する代わりに、珪酸塩を含んだ無機系材料を使用してもよい。レンズアレイの材料は、凹凸形成層112の材料と比較して粘性が高くてもかまわない。
接着剤層13は、透明であり、回折構造層11とレンズ層12とを貼り合わせている。接着剤層13の材料としては、例えば紫外線硬化樹脂を使用することができる。
接着剤層13は、省略することができる。この場合、回折構造層11とレンズ層12とは、固定具を用いて一体化してもよい。なお、接着剤層13を省略した場合、回折構造層11とレンズ層12との間に空気層が生じるため、反射層14を省略しても高い回折効率を容易に達成できる。
この表示体10では、図3に示すように、凹凸パターンDPを単位領域に対応して規則的に配置し、レンズ122を凹凸パターンDPの配列と同じ周期で規則的に配置している。そして、凹凸パターンDPの配列と、レンズ122の配列との方位を僅かに異ならしめている。このように、凹凸パターンDPの配列とレンズ122の配列とをずらして重ね合わせることによりモアレ効果を生じさせ、複数の凹凸パターンDPがそれぞれ表示する複数の回折像を合成してなる合成像として、この回折像の拡大像を1つ以上表示するようにしている。
図6は、レンズアレイを省略した場合に図1に示す表示体が表示する像の一例を概略的に示す平面図である。図7は、図1に示す表示体が表示する像の一例を概略的に示す平面図である。図8は、図1に示す表示体が表示する像の他の例を概略的に示す平面図である。なお、図6には、表示体の一部のみを描いており、図7及び図8には表示体の全体を描いている。
表示体10からレンズアレイを省略した場合、モアレ効果は生じない。そのため、各凹凸パターンDPが表示する回折像は合成されず、表示体10は、図6に示すように、複数の単位領域に対応して複数の回折像IDを表示する。
レンズアレイを省略せずに、図3を参照しながら説明したように凹凸パターンDPの配列とレンズ122の配列とをずらして重ね合わせると、モアレ効果を生じ、表示体10は、図6に示す複数の回折像IDを合成してなる合成像として、回折像IDの拡大像を表示する。例えば、表示体10は、図7に示すように1つの拡大像ID’を表示するか、図8に示すように2つの拡大像ID’を表示するか、又は、それより多くの拡大像ID’を表示する。
このように、この表示体10は、小さな回折像IDを拡大してなる拡大像ID’を表示する。そして、この拡大像ID’は複数の回折像IDを合成してなる合成像であるので、一部の凹凸パターンDPに欠落部が生じていたとしても、この欠落部が拡大像ID’に知覚できるほどの影響を及ぼすことは殆どない。また、電子線描画装置の動作及び/又はその周辺の環境が描画開始から終了までの間に変動し、これに起因して、描画開始直後のパターンと描画終了直前のパターンとで形状に不一致を生じたとしても、この不一致が拡大像ID’に知覚できるほどの影響を及ぼすことは殆どない。
加えて、この表示体10では、凹凸パターンDPを単位領域の全体に設けずに、単位領域の一部にのみ設けている。それゆえ、凹凸パターンDPを単位領域の全体に設けた場合と比較して、原版を製造するための電子線描画に要する時間を短縮でき、描画開始直後のパターンと描画終了直前のパターンとで生じる形状の不一致を小さくすることができる。加えて、描画時間を短縮できるので、描画条件の変動が小さくなり、それゆえ、その制御が容易になる。
また、凹凸パターンDPを単位領域の一部にのみ設けた場合、凹凸パターンDPを単位領域の全体に設けた場合と比較して、凹凸形成層112の金型からの離型性が不十分となるのを容易に防止できる。即ち、原版からの金型の剥離や金型からの樹脂層の剥離を小さな力で行うことが、並びに、原版からの金型の剥離時や金型からの樹脂層の剥離時におけるジッピングなどに起因した剥離ムラ及びパターンの欠落を抑制することが容易である。従って、スループットの低減や離型性向上のための対策を必要とすることなしに、形状精度に優れた凹凸パターンDPを形成することができる。また、これと同じ理由により、この金型の製造プロセスにおいても同様の効果を得ることができる。
従って、この表示体10は、表示領域が大きい場合であっても、高い生産性で製造することと、設計通りの像を表示させることとが容易である。
回折像IDの寸法に対する拡大像ID’の比、即ち拡大率は、図3に示す角度αに応じて変化する。なお、角度αは、単位領域の列とレンズ122の列とが為す角度である。角度αを小さくするほど、拡大率は大きくなる。但し、角度αを0°にすると、拡大像ID’は無限大の大きさになるため、その全体を観察することはできない。角度αは、例えば数度、典型的には2°程度とする。
この表示体10では、図3を参照しながら説明した構造によってモアレ効果を生じさせているが、モアレ効果は、他の構造を採用した場合にも生じさせることができる。例えば、単位領域の配列とレンズ122の配列とで方位を一致させ、それら配列のX方向及びY方向の各々に関するピッチを異ならしめてもよい。或いは、単位領域の配列とレンズ122の配列とで方位及びピッチを一致させ、単位領域に対する凹凸パターンDPの相対位置を、単位領域間で異ならしめてもよい。例えば、略中央の単位領域では凹凸パターンDPをその単位領域の中央に位置させ、先の単位領域から離れるに応じて凹凸パターンDPの位置を単位領域の中央から外側にずらしてもよい。
この表示体10は、複数の単位領域とそれぞれ向き合った複数の印刷パターンを更に含んでいてもよい。
図9は、一変形例に係る表示体を概略的に示す平面図である。図10は、図9に示す表示体が表示する像の一例を概略的に示す平面図である。なお、図9には、凹凸パターンDPの代わりに、それらが表示する回折像IDを描いている。
この表示体10は、各々が印刷像IPを形成している複数の印刷パターンを更に含んでいること以外は、図1乃至図5を参照しながら説明した表示体10と同様の構造を有している。これら印刷パターンは、複数の単位領域とそれぞれ向き合っている。そして、或る位領域内の凹凸パターンDPとその単位領域と向き合った印刷パターンとの相対位置は、表示体10の全体で一定である。
この表示体10は、顕微鏡を用いて観察したときに、図9に示すように、回折像IDと印刷像IPとの組み合わせが単位領域に対応して配列した像を表示する。そして、この表示体10は、肉眼で観察すると、図10に示すように、上述した拡大像ID’に加え、モアレ効果により、印刷像IPの拡大像IP’を表示する。従って、印刷パターンを設けると、より複雑な表示が可能となる。
印刷パターンは、例えば、反射層14と接着剤層13との間に配置する。反射層14が光透過性を有している場合、印刷パターンは、反射層14と凹凸形成層112との間に、又は、凹凸形成層112と基材111との間に配置してもよい。
この表示体10には、図4に示す積層構造の代わりに、他の積層構造を採用することができる。
図11乃至図15は、他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図である。
図11に示す表示体10は、基材111がレンズ層12と向き合うように回折構造層11をレンズ層12に貼り合わせていること以外は、図4に示す表示体10と同様の構造を有している。この構造では平坦面同士を接着しているため、貼り合わせが容易である。また、この表示体10から接着剤層13を省略した構造は、レンズ層12との摩擦によって凹凸パターンDP又は反射層14が損傷を受けることがない。
図12に示す表示体10は、レンズ122が回折構造層11と向き合うようにレンズ層12を回折構造層11に貼り合わせていること以外は、図4に示す表示体10と同様の構造を有している。この構造では、基材111及び121を最外層としているので、それらの間に介在したレンズ122等の部材の損傷を生じ難い。
図13に示す表示体10は、レンズ122が回折構造層11と向き合うようにレンズ層12を回折構造層11に貼り合わせていること以外は、図11に示す表示体10と同様の構造を有している。この構造では、レンズ122の損傷を生じ難い。また、この表示体10から接着剤層13を省略した構造は、レンズ層12との摩擦によって凹凸パターンDP又は反射層14が損傷を受けることがない。
図14に示す表示体10は、基材121及び接着剤層13を省略したこと以外は、図4に示す表示体10と同様の構造を有している。即ち、この表示体10では、反射層14上にレンズ122が形成されている。この表示体10は、図4に示す表示体10と比較して部品点数が少ないため、より少ない工程数で製造することができる。また、この表示体10は、図4に示す表示体10と比較して、より薄く形成できるのに加え、レンズ122の焦点と凹凸パターンDPとの距離の制御が容易である。
図15に示す表示体10は、基材121及び接着剤層13を省略したこと以外は、図11に示す表示体10と同様の構造を有している。即ち、この表示体10では、基材111上にレンズ122が形成されている。この表示体10は、図11に示す表示体10と比較して部品点数が少ないため、より少ない工程数で製造することができる。また、この表示体10は、図11に示す表示体10と比較してより薄く形成できるのに加え、レンズ122の焦点と凹凸パターンDPとの距離の制御が容易である。
上述した表示体10には、レンズ122の形状及び凹凸パターンDPの配置などを工夫することにより、3次元像を表示させることができる。また、レンズ122のピッチを一定とする代わりに、これを変調させると、視覚効果を変化させることができる。
表示体10は、例えば、偽造又は不正使用等が抑制されるべき物品に支持させる。例えば、この表示体10とこれを支持した物品とを含んだラベル付き物品を真正品とした場合、真正であるか否かが未知の物品が上述した特徴の1つ以上を示さないときには、その物品は非真正品であると判断することができる。即ち、真正であるか否かが未知の物品を真正品と非真正品との間で判別することができる。従って、例えば、有価証券、銀行券、身分証明書などの証明書、及びクレジットカードなどの印刷物や美術品及び工芸品などの高級品の偽造を防止又は抑制することができる。
なお、表示体をラベルとして利用する場合、表示体10は物品に様々な方法で支持させることができる。例えば、表示体10に粘着剤層を設け、この粘着剤層を介して表示体10を物品に貼り付けてもよい。或いは、表示体10と熱可塑性樹脂からなる接着層とを含んだ転写箔を製造し、熱及び圧力を利用した転写により、表示体10を物品に貼り付けてもよい。或いは、表示体10を含んだタグを製造し、これを紐及び鎖などの取付具を介して物品に支持させてもよい。或いは、表示体10を含んだ包装材料を製造し、この包装材料で物品を包装してもよい。
この表示体10は、偽造防止以外の目的で使用することも可能である。例えば、表示体10と拡大鏡などの検証具とを含んだ光学キットは、先の真偽判定に利用可能であるのに加え、玩具、学習教材又は装飾品等としても利用することができる。即ち、この表示体10は、偽造防止効果、装飾効果及び/又は美的効果を提供する。
(例1)
本例では、接着剤層13を省略したこと以外は図1乃至図5を参照しながら説明したのとほぼ同様の構造を有する表示体10を製造した。
具体的には、回折構造層11は、以下の方法により作製した。まず、電子描画装置を用いて樹脂からなる原版を製造し、電鋳によりこの原版から金型を製造した。次に、この金型に紫外線硬化樹脂としてアクリル系樹脂を注入し、この樹脂層と厚さが50μmのPETフィルム111とをラミネートした。PETフィルム111側から紫外線を照射して樹脂を硬化させ、その後、PETフィルム111を硬化させた樹脂層と共に金型から剥離した。これにより、PETフィルム111と凹凸形成層112とを含んだ回折構造シート11を得た。
なお、金型は、凹凸形成層112の表面のうち、一辺が100mmの正方形の領域内で、各々が20μmの直径を有している円形の凹凸パターンDPが、100μmのピッチで正方格子状に配列するように設計した。凹凸パターンDPの溝の空間周波数は、約1500乃至約2400本/mmの範囲内で変化させた。
また、ここでは、金型に離型処理は施さなかった。そして、ラミネート圧は、凹凸形成層112の厚さが約15μmとなるように軽めに設定した。この金型と凹凸形成層112とを調べたところ、成形時の剥離ムラはなく、樹脂層を金型から綺麗に剥離できたことを確認することができた。
凹凸形成層112上には、蒸着法によりアルミニウムからなる反射層14を形成した。反射層14の厚さは、約40乃至約60nmとした。
レンズ層12は、以下の方法により作製した。まず、金型に紫外線硬化樹脂としてアクリル系/スチレン系共重合樹脂を注入し、この樹脂層と厚さが75μmのPETフィルム121とをラミネートした。PETフィルム121側から紫外線を照射して樹脂を硬化させ、その後、PETフィルム121を硬化させた樹脂層と共に金型から剥離した。これにより、PETフィルム121上に、ピッチが100μmであり、高さが約26μmであり、焦点距離が約90μmであるレンズ122を正方格子状に配列させてなるマイクロレンズシート12を得た。
このようにして得られた回折構造シート11とマイクロレンズシート12とを、それらの間に反射層14が介在するように重ね合わせた。以上のようにして、表示体10を完成した。
この表示体10が表示する拡大像ID’を観察したところ、電子線描画時のムラや蒸着ムラなどに起因した表示ムラは見られず、回折光もはっきりと知覚できた。また、回折構造シート11を固定し、マイクロレンズシート12をその法線の周りで回転させたところ、表示体10が表示する拡大像ID’の寸法に変化を生じた。拡大像ID’の最大寸法は、100mm角であった。
(例2)
本例では、図15を参照しながら説明したのとほぼ同様の構造を有する表示体10を製造した。
具体的には、厚さが90μmのPETフィルム111を使用し、凹凸パターンDPのピッチを85μmとしたこと以外は例1で説明したのと同様の方法により、回折構造シート11を作製した。本例でも、例1と同様に、成形時の剥離ムラはなく、樹脂層を金型から綺麗に剥離できた。
次に、基材111の凹凸形成層112を形成した面の裏面に、以下の方法によりレンズ122を形成した。まず、金型に紫外線硬化樹脂としてアクリル系/スチレン系共重合樹脂を注入し、この樹脂層と回折構造シート11とを、紫外線硬化樹脂層が基材111と向き合うようにラミネートした。
凹凸形成層112側から紫外線を照射して樹脂を硬化させ、その後、回折構造シート11を硬化させた樹脂層と共に金型から剥離した。これにより、PETフィルム111上に、レンズ122を正方格子状に配列させてなるマイクロレンズシート12を得た。
なお、レンズ122のピッチ、高さ及び焦点距離は、例1と同様とした。また、レンズ122の配列方向、即ちレンズアレイの方位は、凹凸パターンDPの配列方向と一致させた。
その後、凹凸形成層112上に、例1で説明したのと同様の反射層14を形成した。以上のようにして、表示体10を完成した。
この表示体10が表示する拡大像ID’を観察したところ、電子線描画時のムラや蒸着ムラなどに起因した表示ムラは見られず、回折光もはっきりと知覚できた。
(例3)
本例では、凹凸パターンの寸法が表示体10の製造に及ぼす影響を調べた。
具体的には、まず、電子線描画装置を用いて、一辺が100mmの正方形状の領域内に2000本/mmの空間周波数で配列した溝が設けられた原版を製造した。そして、電鋳によりこの原版から金型を製造した。この金型を目視で検査したところ、凹凸パターンに、均一性が不十分な箇所が存在していることを確認できた。
次に、この金型に紫外線硬化樹脂としてアクリル系樹脂を注入し、この樹脂層と厚さが50μmのPETフィルムとをラミネートした。PETフィルム側から紫外線を照射して樹脂を硬化させ、その後、PETフィルムを硬化させた樹脂層と共に金型から剥離した。
この剥離には、大きな力を必要とした。また、この剥離の際に、ジッピングが発生し、成形を3回繰り返したときに剥離不良を生じ、金型から樹脂層を剥離できなくなった。
以上から、凹凸パターンの寸法を大きくすると、表示体10の生産性が低下すると共に、高品質の表示体10の製造が難しくなることを確認できた。
以下に、当初の特許請求の範囲に記載していた発明を付記する。
[1]規則的に配列した複数の単位領域を一方の主面が含み、前記複数の単位領域の各々の一部には回折構造を構成している凹凸パターンが設けられており、前記複数の単位領域は前記凹凸パターンの構造が互いに等しい回折構造層と、規則的に配列した複数のレンズを含み、前記回折構造層と向き合ったレンズアレイとを具備し、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンと前記複数のレンズとは、それらの配列の重ね合わせによって生じるモアレ効果により、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンがそれぞれ表示する複数の回折像を合成してなる合成像として、この回折像の拡大像を1つ以上表示するように配置されていることを特徴とする表示体。
[2]規則的に配列した複数の単位領域を一方の主面が含み、前記複数の単位領域の各々の一部には回折構造を構成している凹凸パターンが設けられており、前記複数の単位領域は前記凹凸パターンの構造が互いに等しい回折構造層と、規則的に配列した複数のレンズを含み、前記回折構造層と向き合ったレンズアレイとを具備し、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンは規則的に配列し且つこの配列は前記複数のレンズの配列に対して方位及び/又はピッチがずれているか、又は、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンは不規則に配列していることを特徴とする表示体。
[3]前記複数の単位領域とそれぞれ向き合った複数の印刷パターンを更に具備したことを特徴とする項1又は2に記載の表示体。
[4]前記凹凸パターンを被覆した反射層を更に具備したことを特徴とする項1乃至3の何れか1項に記載の表示体。
[5]前記レンズアレイは前記回折構造層の前記一方の主面又は他方の主面上に形成されていることを特徴とする項1乃至4の何れか1項に記載の表示体。
[6]一方の主面が前記レンズアレイを支持し、他方の主面が前記回折構造層の他方の主面と向き合った透明基材を更に具備したことを特徴とする項1乃至4の何れか1項に記載の表示体。
[7]一方の主面が前記レンズアレイを支持し、前記レンズアレイを間に挟んで前記回折構造層の他方の主面と向き合った透明基材を更に具備したことを特徴とする項1乃至4の何れか1項に記載の表示体。
[8]一方の主面が前記レンズアレイを支持し、他方の主面が前記回折構造層の前記一方の主面と向き合った透明基材を更に具備したことを特徴とする項1乃至4の何れか1項に記載の表示体。
[9]一方の主面が前記レンズアレイを支持し、前記レンズアレイを間に挟んで前記回折構造層の前記一方の主面と向き合った透明基材を更に具備したことを特徴とする項1乃至4の何れか1項に記載の表示体。
[10]項1乃至9の何れか1項に記載の表示体と、これを支持した物品とを含んだことを特徴とするラベル付き物品。

本発明の一態様に係る表示体を示す斜視図。 図1に示す表示体の分解斜視図。 図1に示す表示体を概略的に示す平面図。 図1に示す表示体のIV−IV線に沿った断面図。 図1に示す表示体の回折構造層を概略的に示す平面図。 レンズアレイを省略した場合に図1に示す表示体が表示する像の一例を概略的に示す平面図。 図1に示す表示体が表示する像の一例を概略的に示す平面図。 図1に示す表示体が表示する像の他の例を概略的に示す平面図。 一変形例に係る表示体を概略的に示す平面図。 図9に示す表示体が表示する像の一例を概略的に示す平面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。 他の変形例に係る表示体を概略的に示す断面図。
符号の説明
10…表示体、11…回折構造層、12…レンズ層、13…接着剤層、14…反射層、111…基材、112…凹凸形成層、121…基材、122…レンズ、BL…単位領域の境界、DP…凹凸パターン、ID…回折像、ID’…拡大像、IP…印刷像、IP’…拡大像。

Claims (9)

  1. 偽造又は不正使用を防止するための表示体であって、規則的に配列した複数の単位領域を一方の主面が含み、前記複数の単位領域の各々の一部には回折構造を構成している凹凸パターンが設けられており、前記複数の単位領域は前記凹凸パターンの構造が互いに等しい回折構造層と、規則的に配列した複数のレンズを含み、前記回折構造層と向き合ったレンズアレイとを具備し、前記レンズアレイは、前記回折構造層の前記一方の主面若しくは他方の主面上に形成されているか、又は、前記レンズアレイは、一方の主面が前記レンズアレイを支持した透明基材とともに、透明な接着剤層を介して前記回折構造層に貼り合わせられているか若しくは固定具を用いて前記回折構造層と一体化されたレンズ層を構成しており、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンと前記複数のレンズとは、それらの配列の重ね合わせによって生じるモアレ効果により、前記複数の単位領域に設けられた前記凹凸パターンがそれぞれ表示する複数の回折像を合成してなる合成像として、この回折像の拡大像を1つ以上表示するように配置されていることを特徴とする表示体。
  2. 前記複数の単位領域とそれぞれ向き合った複数の印刷パターンを更に具備したことを特徴とする請求項1に記載の表示体。
  3. 前記凹凸パターンを被覆した反射層を更に具備したことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示体。
  4. 前記レンズアレイは前記回折構造層の前記一方の主面又は前記他方の主面上に形成されていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示体。
  5. 前記レンズアレイは、一方の主面が前記レンズアレイを支持した前記透明基材とともに、前記接着剤層を介して前記回折構造層に貼り合わせられているか又は前記固定具を用いて前記回折構造層と一体化された前記レンズ層を構成しており、前記透明基材の他方の主面は前記回折構造層の前記他方の主面と向き合ったことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示体。
  6. 前記レンズアレイは、一方の主面が前記レンズアレイを支持した前記透明基材とともに、前記接着剤層を介して前記回折構造層に貼り合わせられているか又は前記固定具を用いて前記回折構造層と一体化された前記レンズ層を構成しており、前記透明基材は、前記レンズアレイを間に挟んで前記回折構造層の前記他方の主面と向き合ったことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示体。
  7. 前記レンズアレイは、一方の主面が前記レンズアレイを支持した前記透明基材とともに、前記接着剤層を介して前記回折構造層に貼り合わせられているか又は前記固定具を用いて前記回折構造層と一体化された前記レンズ層を構成しており、前記透明基材の他方の主面は前記回折構造層の前記一方の主面と向き合ったことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示体。
  8. 前記レンズアレイは、一方の主面が前記レンズアレイを支持した前記透明基材とともに、前記接着剤層を介して前記回折構造層に貼り合わせられているか又は前記固定具を用いて前記回折構造層と一体化された前記レンズ層を構成しており、前記透明基材は、前記レンズアレイを間に挟んで前記回折構造層の前記一方の主面と向き合ったことを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の表示体。
  9. 請求項1乃至の何れか1項に記載の表示体と、これを支持した物品とを含んだことを特徴とするラベル付き物品。
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