JP5231002B2 - 蒸気圧縮装置およびそれに関連する遷臨界サイクルを実施する方法 - Google Patents

蒸気圧縮装置およびそれに関連する遷臨界サイクルを実施する方法 Download PDF

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Description

本発明は、遷臨界流体サイクル用の蒸気圧縮装置において、
内部熱交換器と、
前記内部熱交換器の出口に接続された第1蒸気圧縮システムと、
前記蒸気圧縮システムの出口に接続された第1等圧冷却システムと、
第1等圧冷却システムの出口に配置され、前記流体を、前記サイクルの主回路および前記サイクルの補助冷却回路に分割する流体分配器と、
前記補助冷却回路において前記流体分配器と前記内部熱交換器の入口の間に配置された補助膨張システムと、
前記主回路に配置され、前記内部熱交換器の出口に接続された主膨張システムと、
前記主膨張システムの出口と前記内部熱交換器の入口の間に配置された低圧で動作する蒸発器とを少なくとも備える蒸気圧縮装置に関する。
本発明はさらに、そのような蒸気圧縮装置によって高温源温度と低温源温度の間で遷臨界流体サイクルを実施する方法において、
前記内部熱交換器内で前記流体を前記高温源温度に達するまで加熱するステップと、
中程度の圧力に達し、かつ、前記高温源温度に達するように前記流体を圧縮するステップと、
前記流体分配器によって前記流体を前記サイクルの主回路および前記サイクルの補助冷却回路に分割するステップと、
前記補助冷却回路において、前記補助膨張システムによって前記流体を前記低温源温度に達するまで膨張させるステップと、
前記主回路において、前記主膨張システムによって前記流体を前記低温源温度に達するまで膨張させるステップと、
前記主回路において前記流体を等圧蒸発させるステップと、を含む方法に関する。
従来、冷媒として二酸化炭素COを使用する熱力学的な冷却サイクルまたは蒸気圧縮サイクルは、高温源温度Tと低温源温度Tの間で動作する。高温源温度は、冷媒が熱を放出し得る最低温度であり、低温源温度は、冷媒が熱を吸収し得る最高温度である。COの臨界温度Tcritは31.1℃である。この温度よりも高いと、COは液体の状態にも気体の状態にもならず、密度の高い気体の形態で遷臨界状態になる。
しかし、ほとんどの低温生成(冷凍器モード)または高温生成(ヒート・ポンプ・モード)の応用例では、熱放出温度は、COの臨界温度よりも高い。したがって、CO蒸気圧縮サイクルは、一般に、「亜臨界」低温源温度と「超臨界」高温源温度の間で動作することになる。このようなサイクルは通常「遷臨界」と呼ばれる。
例として、図1に、Evans−Perkinsバージョンと呼ばれる従来バージョンの、従来技術による遷臨界蒸気圧縮サイクルの圧力Pとエンタルピhの関係を示すエンタルピ図を示す(エンタルピ図はエンタルピ・チャートとも呼ばれる)。このサイクルでは二酸化炭素COを使用するので、内部熱交換器を伴う場合も伴わない場合も、温度条件は、高温源温度Tが35℃であり、低温源温度Tが0℃である。
図1の点1〜点4を通る連続線で概略的に表すEvans−Perkinsによる遷臨界蒸気圧縮サイクルは、以下の4つの変化に従って動作する。
点1と点2の間で、このサイクルは、流体を等エントロピで、すなわち無損失で圧縮する第1ステップ1−2を含む。この変化の間に、飽和蒸気状態(点1)のCOは、例えば圧縮器によって低圧(LP)レベルから高圧(HP)レベルに圧縮される。図1では、Wは圧縮質量仕事を表す。
点2と点3の間で、このサイクルは、流体を等圧冷却する第2ステップ2−3を含む。この変化の間に、圧縮器(点2)から排出されるCOは、ほぼ高温源温度T(点3)まで冷却される。この流体は単相であるため、すなわち、結露しないため、温度は滑らかに変化する。ステップ2−3は、例えば、ガス冷却器を使用して実施される。
点3と点4の間で、このサイクルは、流体を等エンタルピで、すなわち、仕事交換または熱交換を伴わないで膨張させるステップ3−4を含む。この変化の間に、超臨界COの圧力は、例えば膨張弁によって低圧レベルに下がり、COは液体−蒸気混合物(点4)の形態をとる。
点4と点1の間で、このサイクルは、例えば蒸発器による蒸発ステップ4−1を経由し、一巡して戻る。この変化の間に、COの液相部分は完全に蒸発し、この蒸発は熱吸収に相当する。図1では、qは、冷却質量容量を表す。
COがこのようなサイクルで使用される場合、COの効率は、同じ高温源温度Tcと低温源温度Tの間で動作する「亜臨界」サイクルで使用されるフレオン・タイプの従来の冷媒の効率よりも低い。これについては、主に2つの理由が挙げられる。第1の理由は、所与の高温源温度Tcについて平均熱放出温度が高いことであり、これは、この放出が定温で行われないからである。第2の理由は、等エンタルピ膨張(ステップ3−4)中に、大きな不可逆性、すなわち、回収されない仕事および冷却容量の等価な減少δ(図1)の形態の膨張損失が観察されることである。
COの性能を向上させるには、熱力学的な冷却サイクルを適応させなければならない。そのために一般には、3種類の改変が提案されている。第1の改変は、ステップ1−2の圧縮を、圧縮質量仕事Wを小さくするために等エントロピではなく等温で行うことである。これは、圧縮を段階的に、とりわけ中間ガス冷却器を追加して行うことによって実現されてもよい。
第2の改変は、このサイクルの点3と点4の間で、膨張仕事を回収して等エンタルピではなく等エントロピで膨張を行うことである。例えば、らせん軌道システムやピストン、ねじ、排出装置を使用するシステム、その他のシステムが使用されてもよい。
第3の改変は、ガス冷却器から排出されるCO(図1の点3)を冷却して、特に膨張損失を小さくすることである。この改変を行うのに、内部熱交換器が使用されてもよい。図1では、このような改変は、点1’〜点4’を通るサイクルに相当する。高圧COは、蒸発終了時に、すなわち、点1と点1’の間で回収された飽和蒸気を過熱させることによって、点3と点3’の間で冷却されなければならない。この場合、点1’と点2’の間の圧縮仕事の増加は、点4’と点1の間の冷却容量の増加がより大きくなることによって補償される。
しかし、この熱交換は、高圧のCOと低圧のCOの質量熱の差によって制限される。言い換えると、内部熱交換器が完全に動作すると仮定しても、すなわち、点1’での温度を点3での温度に等しくしても(図1)、COは、最低温度、すなわち低温源温度Tまたは蒸発温度まで冷却されない。
したがって、図1の点3’と点3”の間および点4’と点4”の間の矢印で概略的に示すように、等エンタルピ膨張ステップ3−4の前にCOの温度が低温源温度Tに近づくとすれば、膨張損失はさらに小さくなり得る。
第1の解決策が、とりわけ、G.Lorentzenによる文献「Revival of carbon dioxide as a refrigerant」(International Journal of Refrigeration、17(5)、292〜310頁、1994年)に提案されており、ここでは、圧力降下前に、COをそれ自体の冷媒として使用してCOを冷却することが記載されている。そのために、分割流体によるサイクルが用いられ、それによって段階的な圧縮が得られる。
Lorentzenによって提案された解決策による熱力学サイクルを示す図2のエンタルピ・チャートに示すように、この原理は、ガス冷却器、すなわち図2の点6から排出されるCOの質量分率yの部分を、補助冷却回路において使用し、残りの質量分率1−yのCOの冷却を、それが循環するこのサイクルの主回路で実施するというものである。
図2では、このサイクルは、CO加熱ステップ1−2、次いで、等エントロピ圧縮ステップ2−3、および等圧冷却ステップ3−4を含む。次いで、Lorentzenのサイクルによれば、新たな等エントロピ圧縮ステップ4−5が実施され、次いで、新たな等圧冷却ステップ5−6が実施され、高温源温度Tに達する。その後、この流体は2つに分割され、図2の破線で表す補助冷却回路を辿る上記質量分率の流体の圧力が、このサイクルの点6と点10の間で中間圧力Pintに達するまで下がる。
ここでこの2相混合物は蒸発し、次いで、このサイクルの点10と点4の間で、ガス冷却器から高圧のCOが排出される温度である高温源温度Tに達するまで過熱される。上記質量分率は、具体的には、冷却器から排出される高圧の残りの質量分率1−yのCOが、中間圧力での飽和温度Tsat、すなわち、点7および点10における温度である約17.83℃に達するように内部で決定される。冷却器から排出される高圧の質量分率1−yのCOは、内部熱交換器に入り、その温度は、このサイクルの点7と点8の間でさらに下がる。次いで、質量分率1−yのCOの圧力は、このサイクルの点8と点9の間でこのCOが温度Tに達するまで減少する。
しかし、上記で説明したこのような解決策には2つの制限がある。第1に、中間圧力Pintでの、すなわち、図2の点10と点4の間のCOは2相状態であり、その温度は一定であるため、冷却器内で、高圧のCOとの温度差が生じ、したがって不可逆性が生じる。第2に、このサイクルの主回路において膨張ステップを実施するように設計された膨張弁(図2のサイクルの点8)に流入する流体は、低温源温度Tに達することができない。
また、液化サイクルで流体をそれ自体の冷媒として使用する別の解決策が、F.Meunierによる文献「Refrigeration Carnot−type cycle based on isothermal vapour compression」(International Journal of Refrigeration、29、155〜158頁、2006年)で提案されている。この文献は、遷臨界冷凍サイクルとして使用するためにクロード(Claude)液化サイクルを適応させることを記載している。図3に、Meunierによるサイクルを実施するための蒸気圧縮装置11の具体的な実施形態が概略的に示されている。
図3では、蒸気圧縮装置11は、内部熱交換器12、熱交換器12の出口に接続された圧縮器13、圧縮器13の出口に接続されたガス冷却器14、およびサイクルを主回路1−yと補助冷却回路yに分離する流体分配器(図3の点4)を備える。補助冷却回路yは、冷却ループを形成するように内部熱交換器12の入口に接続された補助膨張システム15、例えばタービンを備え、流体分配器の出口に接続された熱交換器12を好ましくは通過する主回路1−yは、熱交換器12の出口に接続された主膨張システム16、例えば膨張弁を備える。
図3の具体的な実施形態では、主回路1−yにおける熱交換器12内の流体の流れにより、特に、高圧COの温度が、高圧COが主膨張システム16を通過する前に可能な限り下げられ、それによって、圧力降下に関連して生じる不可逆性が小さくなる。主回路1−yはさらに、低圧で動作する蒸発器17も備え、蒸発器17は、主膨張システム16の出口および内部熱交換器12の入口に接続され、その結果、補助膨張システム15の出口(図3の点1)に接続される。
図4は、上記で説明した蒸気圧縮装置11によるMeunierの原理に従うサイクルを示すエンタルピ・チャートを示しており、そこでは、高圧の流体(CO)と低圧の流体の質量熱の差は、内部熱交換器における質量流量の差によって補償される。
従来、このサイクルは、このサイクルの点1と点2の間(図3および図4)に内部熱交換器12(図3)によって高温源温度Tに達するまで行われる加熱ステップ1−2と、低圧で動作する圧縮器13(図3)による後続の等エントロピ圧縮ステップ2−3とを含む。次いで、このサイクルの点3と点4の間で等圧冷却ステップ3−4が、等圧ガス冷却器14によってこの場合も高温源温度Tに達するまで(図3)実施される。高圧の流体は、ガス冷却器14を通過した後で、流体分配器(図4の点4)によって2つの部分に分割される。第1の主回路では、質量分率1−yの流体が、内部熱交換器12による等圧冷却ステップ4−5で、低温源温度Tに近い温度に達するまで(図4)冷却される。
残りの質量分率yの流体は、補助の第2冷却回路、すなわち、点1〜点4を通過する一般に逆ブレイトン(Brayton)サイクルと呼ばれる冷凍「サブサイクル」で使用される。このとき、図4では、質量分率yは、(1−y)(h−h)=h−hの要件を満たさなければならない。
まず、Meunierによって提案されたサイクルは、(熱放出を伴う)等温圧縮および(熱吸収を伴う)等温膨張からなる理想サイクルである。図4では、このサイクルの点2と点3の間の等エントロピ圧縮およびこのサイクルの点5と点6の間の等エンタルピ膨張が示されており、これらのステップは、ここで実施されるこのサイクルの技術的な現実により近い。このサイクルの点4と点1の間の質量分率yの流体は等エントロピ膨張し、すなわち、仕事が回収される。そうでないと動作係数(COP)は不利になり、とりわけ、先に述べたEvans−Perkinsサイクルで得られる動作係数よりも小さくなる。
このサイクルが動作し得るには、図3の熱交換器12に入る低圧の流体蒸気、とりわけCOは過熱されてはならず、そうでないと、高圧のCOは、蒸発器17の温度である最低温度、すなわち、低温源温度Tに達することができない。したがって、このサイクルの点4と点1の間で膨張が行われる前の圧力、すなわち高圧PHPは、最低圧力Pminと呼ばれるある種の閾値よりも下に下がることができない。以上が図4の構成であり、そこでは、高圧PHPは最低圧力Pminに等しい。
しかし、このような条件下では、高圧PHPが増加すると、効率が減少することがある。というのは、一方では、圧縮仕事が大きくなり、他方では、このサイクルの点1が飽和ベル形(saturator bell)の下に、すなわち、COの異なる状態(固体、液体、気体)を図にしたCO相図を表す放物線の下に移動するからである。その結果、COは、このサイクルの点1と点2の間で2相になり、そのため、内部熱交換器12における不可逆性が増加する。
さらに、一般に10℃〜50℃の間である高温源温度Tをできるだけ低くする場合、上記で説明したMeunierサイクルは適切でなくなり、このサイクルのある部分では、具体的には、熱交換器12において、流体の2つの相(液体および蒸気)が現れる。したがって、熱交換器12全体において、この流体を単相状態にすることはできず、これは、高温源温度Tが56℃未満では特にそうである。56℃よりも高いと、この流体は、実際、熱交換器12内で単相のみになるが、エネルギー消費が過剰になり、サイクル効率が低くなるという欠点があり、排出物の温度は、COにとっては許容できないほど高く、すなわち、典型的には約56℃になる。
G.Lorentzen、「Revival of carbon dioxide as a refrigerant」、International Journal of Refrigeration、17(5)、292〜310頁、1994年 F.Meunier、「Refrigeration Carnot−type cycle based on isothermal vapour compression」、International Journal of Refrigeration、29、155〜158頁、2006年
本発明の1つの目的は、上記で述べた欠点をすべて解消することであり、遷臨界流体サイクル用の蒸気圧縮装置を提供することである。この装置によれば、内部熱交換器における不可逆性が低減され、それによってサイクル効率が改善され、同時に、冷媒、とりわけ二酸化炭素が、内部熱交換器全体の中で単相のままであることが保証される。
本発明のこの目的は、添付の特許請求の範囲によって実現される。
他の利点および特徴は、本発明の具体的な実施形態の以下の説明からより明らかになるであろう。添付の図面で示すこれらの実施形態は、非限定的な例にすぎない。
図5〜図7を参照すると、本発明による蒸気圧縮装置11(図5)は、新規の冷凍熱力学サイクル、すなわち、蒸気圧縮サイクルに関するものである。このサイクルは、冷媒として二酸化炭素COを使用するのに特に適している。COに関心が示されるのは、その環境への影響が、通常使用されるフッ化合成冷媒であるフレオンよりも低いからである。フッ化合成冷媒の一部はオゾン層を破壊するし、その他のものも温室効果ガスである(一般に、COよりも千倍以上も強力である)。COはさらに、毒性もなく、可燃性でもない。
図5に、蒸気圧縮装置11の具体的な実施形態を概略的に示す。装置11は、Meunierサイクルによる装置(図3)と異なり、サイクルの主回路1−yに高圧で動作する圧縮器18が追加されている。ここで、高圧圧縮器18による新たな圧縮段階には、それに関連する等圧の第2ガス冷却器19を主流体回路1−yに追加することが必要であり、第2ガス冷却器19は、流体分配器(図5の点4)の後、高圧圧縮器18の出口と内部熱交換器12の入口の間に配置される。
蒸気圧縮装置11は、Meunierサイクルによる装置と同じ要素を備え、内部熱交換器12と、低圧圧縮器13と、それに関連する等圧ガス冷却器14と、このサイクルの補助冷却回路yにおける(補助減圧システムとも呼ばれる)補助膨張システム15と、このサイクルの主回路1−yにおける(主減圧システムとも呼ばれる)主膨張システム16と、低圧で動作する蒸発器17とを備える。この装置の動作は、このサイクルの点4(図5)に配置された流体分配器、より具体的にはCO分配器では同じであり、この分配器は、流体の質量分率yの部分が、補助冷却サイクルを辿り、特に、内部熱交換器12の入口のところで主回路1−yの流体を冷却し得るように流体を分割する。
図5では、補助膨張システム15および主膨張システム16は、単純なシステム、例えば、弁または細管のタイプのものとされてもよい。図示しない代替実施形態では、補助膨張システム15および主膨張システム16はそれぞれ、補助仕事回収システムおよび主仕事回収システム、より具体的には、膨張仕事回収システムに付随してもよいし、これら仕事回収システムで置き換えられることさえある。例えば、補助仕事回収システムおよび主仕事回収システムは、ピストン・タイプの押込み型の運動機械とされてもよいし、タービン・タイプの非押込み型の運動機械とされてもよい。補助仕事回収システムと主仕事回収システムは互いに独立しており、仕事は、これらのシステムの一方またはその両方で回収されてもよい。
さらに、このような補助仕事回収システムおよび主仕事回収システムは、特に蒸気圧縮装置11のエネルギー消費を少なくするために、有利には、機械的かつ/または電気的に、低圧圧縮器13および高圧圧縮器18(図5)の一方またはその両方と結合されてもよい。
図5および図6では、高圧圧縮器18は、特に、熱交換器12内を流れるCOの圧力を増加させるように働き、それによって、COは超臨界になり、すなわち、COの温度は、約31.1℃の臨界温度Tcritよりも高くなる(図6)。
Meunierサイクル(図4)と異なり、この装置により、高圧圧縮器18の出口のところでCOの圧力は増加し、それによって、点6と点7の間で、対応する等圧冷却が、以下で説明するように超臨界条件下で行われる。すなわち、COは単相である。すなわち、COは、COの異なる状態(固体、液体、気体)を図にした飽和ベル形を表すCO相図を表す放物線(図4)の上を通過する。
図5に示す蒸気圧縮装置11によって、遷臨界流体サイクルを、より具体的にはCOを使用して実施する方法を、35℃の高温源温度Tと0℃の低温源温度Tの間の圧力とエンタルピの関係を示すエンタルピ・チャートを表す図6を参照してより詳細に説明する。このサイクルは、このサイクルの点1と点2の間で内部熱交換器12(図5)によって高温源温度Tに達するまで加熱するステップ1−2と、次いで、低圧圧縮器13(図5)によって、好ましくは等エントロピで圧縮するステップ2−3とを含む。次いで、等圧ガス冷却器14(図5)によって、このサイクルの点3と点4の間で、好ましくは等圧でCOを冷却するステップ3−4が、このサイクルの点4においてこの場合も高温源温度Tに達するまで実施される。
次いで、このCOは、装置11の点4(図5)のところで流体分配器によって2つに分割されて、第1の主回路において質量分率1−yのCOが得られ、第2の補助冷却回路において質量分率yのCOが得られ、後者の部分は、このサイクルの点1〜点4の冷却「サブサイクル」で使用される。Meunierサイクルについて先に述べたように、質量分率yは、(1−y)(h−h)=h−hの要件を満たす。
等圧冷却ステップ3−4の後で、COは中程度の圧力PMP、すなわち中間圧力になり、かつ、高温源温度Tになっている。中程度の圧力PMPの選択は、質量分率yのCOが、このサイクルの内部熱交換器12の低圧の入口に接続された補助膨張システム15を通過した後で(図5)、すなわち、質量分率yのCOの膨張ステップ4−1の後で、蒸発器17から排出された残りの質量分率1−yのCOと混合されて、飽和蒸気状態に可能な限り近い過熱蒸気状態(図5)に達するようになされる。このとき、図6に示すこのサイクルの点1は、有利には、COの異なる状態(固体、液体、気体)を図にした飽和曲線を表すCO相図を表す放物線上にある。
補助冷却回路yにおける上述の膨張ステップ4−1は、等エンタルピまたは等エントロピとし得る。さらに、このサイクルは途切れなく動作するので、このサイクルの主回路1−yに関係する以下のステップは、補助冷却回路yにおいて実施される膨張ステップ4−1と同時に実施される。
主回路では、質量分率1−yのCOは、高圧圧縮器18を通過して、このサイクルの点4と点5の間で(図5および図6)、好ましくは等エントロピの圧縮ステップ4−5を受ける。特に、高圧圧縮器18により、COは、COの臨界圧力Pcritよりも高い超臨界最高圧力PHPで排出され、この圧力では、COの温度は極めて高くなり、典型的には、60℃よりも高くなる(このサイクルの点5)。ここで、COは、超臨界状態になり、すなわち、COの異なる状態(固体、液体、気体)を図にしたCOの飽和ベル形を表す、臨界温度Tcritに関連するCO相図を表す放物線の上を通過する。
次いで、このサイクルの点5と点6の間で、COは、好ましくは等圧の冷却ステップ5−6を受ける。この冷却ステップは、高圧圧縮器18の出口に接続された、この冷却ステップに関連するガス冷却器19によって、このサイクルの点6においてこの場合も高温源温度Tに達するまで行われる。
その後、このサイクルの点6と点7の間で(図5および図6)、COは、再度、このサイクルの主回路1−yにおける内部熱交換器12を通過し、ここで、内部熱交換器12は、高圧圧縮器18およびそれに関連するガス冷却器19から排出された高圧の質量分率1−yのCOを好ましくは等圧で冷却するステップ6−7を実施する。このようなステップにより、COの温度は、高温源温度Tよりも低く下がり、最後には低温源温度T、すなわち0℃に実質的に達する。
次いで、このサイクルの主回路1−yにおける主膨張システム16によって、等エンタルピまたは等エントロピの膨張ステップ7−8が実施され、それによって、COが高圧値PHPから低圧値PBPに移行する。
最終的に、この流体は、低圧で動作する蒸発器17を通過して、等圧蒸発ステップ8−1によってこのサイクルが完了し、最後には、このサイクルの出発点である点1は、低温源温度Tに達する。
したがって、この流体は、主回路1−yの蒸発器17から排出された低圧のCOと、低圧圧縮器13に送られる前にこのサイクルの開始時に内部熱交換器12内で加熱され、補助冷却回路yの補助膨張システム15から排出された低圧のCOとの混合物である。
例として、約0℃の低温源温度T、35℃の高温源温度T、および約7.5MPaの臨界圧力Pcritでは、中程度の圧力PMPは約5.5MPaであり、高圧PHPは約8.4MPaである(図6および図7)。
したがって、このような蒸気圧縮装置11(図5)によって遷臨界COサイクルを実施するこのような方法では、主冷却サイクルを、臨界圧力Pcritよりも高い高圧PHPで動作させることができ、補助冷却回路は、高圧PHPよりも低い中程度の圧力PMPで動作する。
さらに、低圧圧縮器13および高圧圧縮器18によって形成される段階的圧縮システムを伴うこのような蒸気圧縮装置11は、このサイクルの主回路1−yに2つの要素(高圧で動作する圧縮器およびガス冷却器)を追加するだけで実施するのが極めて簡単である。したがって、このような蒸気圧縮装置11により、遷臨界流体サイクルが、より具体的にはCOを使用して、とりわけ単相流体を使用することによって内部熱交換器12の効率が強化された状態で得られ、その結果、本発明による蒸気圧縮装置11の低圧側と高圧側の間の温度差が最小になる。
この点で、図7に、Evans−Perkins(単純連続曲線)、Lorentzen(三角形を伴う曲線)、Meunier(正方形を伴う曲線)、および本発明(円を伴う曲線)による様々な遷臨界サイクルについて、動作係数COPと高圧値PHPの関係の変化を示すグラフを示す。図7から、高圧PHPに応じた遷臨界サイクルの性能は、35℃の高温源温度の値Tおよび0℃の低温源温度の値Tについて最適化が可能であることがわかる。
本発明によるサイクルに対応する曲線(円を伴う曲線)を見ると、COPは、約8.4MPaの圧力PHPのところで最大値(黒丸)に達し、そのため、基本的なEvans−Perkinsサイクル(単純連続曲線)と比較して相対的に約34.4%、Lorentzenサイクル(三角形を伴う曲線)と比較して相対的に約3.9%の改善が得られる。
本発明は、上記で説明したいくつかの異なる実施形態に限定されるものではない。一般に、本発明による遷臨界サイクルの1つの点から別の点に移行するのにいくつかの可能な経路が存在し、流体は、図6に示すエンタルピ図において、等圧曲線、等温曲線、等エンタルピ曲線、または等エントロピ曲線を辿ることができる。一般的なやり方では、この方法は、とりわけ、中程度の圧力PMPに達し、かつ高温源温度Tに達するための単一流体圧縮ステップ2−4と、この流体の臨界圧力Pcritよりも高い最高圧力PHPに達し、かつ高温源温度Tに達するための単一流体圧縮ステップ4−6とを含み得る。
低圧圧縮器13および高圧圧縮器18ならびに低圧ガス冷却器14および高圧ガス冷却器19は、蒸気圧縮装置11に付随する回路におけるこれら圧縮機および冷却器の場所に応じて、高圧および/または低圧で動作し得る任意の蒸気圧縮システムおよび任意のガス冷却システムとし得る。
本発明による蒸気圧縮装置11は、この蒸気圧縮装置により、特に、内部熱交換器12内での不可逆性を小さくするために内部熱交換器12の両側に単相流体が配され、それと同時に、熱交換器12から排出される高圧の流体の温度が低温源温度Tにできるだけ近く保持される限り、とりわけ、任意のタイプの蒸気圧縮システム、任意のタイプの等圧冷却システム、任意のタイプの冷却と同時に圧縮を行うシステム、任意のタイプの流体分配器、補助冷却回路用の任意の補助膨張システム、および主回路用の任意の主膨張システムを備えることができる。
従来技術によるエンタルピ・チャートを示す図であり、Evans−Perkinsによる遷臨界流体サイクルを示す図である。 従来技術によるエンタルピ・チャートを示す図であり、Lorentzenによる遷臨界流体サイクルを示す図である。 Meunierによる遷臨界流体サイクルを実施するための従来技術による蒸気圧縮装置を概略的に示す図である。 従来技術によるエンタルピ・チャートを示す図であり、図3による蒸気圧縮装置によって実施されるMeunierによる遷臨界流体サイクルを示す図である。 本発明による遷臨界流体サイクルを実施するための本発明による蒸気圧縮装置を概略的に示す図である。 図5による蒸気圧縮装置によって実施される本発明による遷臨界流体サイクルを示すエンタルピ・チャートを示す図である。 図5および図6による遷臨界流体サイクルについての動作係数と高圧の関係を示す図である。

Claims (15)

  1. 遷臨界流体サイクル用の蒸気圧縮装置において、
    内部熱交換器と、
    前記内部熱交換器の出口に接続された第1蒸気圧縮システムと、
    前記蒸気圧縮システムの出口に接続された第1等圧冷却システムと、
    第1等圧冷却システムの出口に配置され、前記流体を、前記サイクルの主回路および前記サイクルの補助冷却回路に分割する流体分配器と、
    前記補助冷却回路において前記流体分配器と前記内部熱交換器の入口の間に配置された補助膨張システムと、
    前記主回路に配置され、前記内部熱交換器の出口に接続された主膨張システムと、
    前記主膨張システムの出口と前記内部熱交換器の入口の間に配置された低圧で動作する蒸発器とを少なくとも備える蒸気圧縮装置であって、
    第2蒸気圧縮システムと、前記第2蒸気圧縮システムの出口に接続された第2等圧冷却システムとを備え、前記第2蒸気圧縮システムおよび前記第2等圧冷却システムは、前記サイクルの主回路において、前記流体分配器の後、前記内部熱交換器の入口の前に配置されることを特徴とする、蒸気圧縮装置。
  2. 前記流体は二酸化炭素であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 前記等圧冷却システムはガス冷却器であることを特徴とする、請求項1および2の一項に記載の装置。
  4. 前記主膨張システムは主仕事回収システムに付随することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記主仕事回収システムは、前記蒸気圧縮装置のエネルギー消費を少なくするように前記第1蒸気圧縮システムおよび/または前記第2蒸気圧縮システム機械的かつ/または電気的に結合されることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
  6. 前記補助膨張システムは補助仕事回収システムに付随することを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記補助仕事回収システムは、前記蒸気圧縮装置のエネルギー消費を少なくするように前記第1蒸気圧縮システムおよび/または前記第2蒸気圧縮システム機械的かつ/または電気的に結合されることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
  8. 前記内部熱交換器は、前記サイクルの前記主回路において、前記第2等圧冷却システムの出口および前記主膨張システムの入口に接続されることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 前記サイクルの前記主回路における圧力は、前記流体の臨界圧力よりも高い最高圧力であることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記サイクルの前記 補助冷却回路における圧力は、前記最高圧力よりも低い前記流体の中程度の圧力であることを特徴とする、請求項9に記載の装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の蒸気圧縮装置によって高温源温度と低温源温度の間で遷臨界流体サイクルを実施する方法において、
    前記内部熱交換器内で前記流体を前記高温源温度に達するまで加熱するステップと、
    中程度の圧力に達し、かつ、前記高温源温度に達するように前記流体を圧縮するステップと、
    前記流体分配器によって前記流体を前記サイクルの主回路および前記サイクルの補助冷却回路に分割するステップと、
    前記補助冷却回路において、前記補助膨張システムによって前記流体を前記低温源温度に達するまで膨張させるステップと、
    前記主回路において、前記主膨張システムによって前記流体を前記低温源温度に達するまで膨張させるステップと、
    前記主回路において前記流体を等圧蒸発させるステップとを含む方法であって、
    前記流体分割ステップの後で、かつ、前記関連する膨張ステップの前に、前記流体の臨界圧力よりも高い最高圧力に達し、かつ、前記高温源温度に実質的に達するように、前記サイクルの前記主回路(1−y)において前記流体を圧縮するステップと、前記低温源温度に実質的に達するように前記流体を冷却するステップとを含むことを特徴とする、方法。
  12. 中程度の圧力に達し、かつ、前記高温源温度に達するように前記流体を圧縮する前記ステップは、
    前記第1蒸気圧縮システムによって前記中程度の圧力に達するように前記流体を等エントロピ圧縮するステップと、
    前記第1等圧冷却システムによって前記高温源温度に達するように前記流体を等圧冷却するステップとを含むことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記サイクルの前記補助冷却回路において前記流体を膨張させる前記ステップは、等エンタルピまたは等エントロピで行われることを特徴とする、請求項11および12の一項に記載の方法。
  14. 前記サイクルの前記主回路において前記流体を膨張させる前記ステップは、等エンタルピまたは等エントロピで行われることを特徴とする、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記流体の臨界圧力よりも高い最高圧力に達し、かつ、前記高温源温度に実質的に達するように前記流体を圧縮する前記ステップは、前記流体を等エントロピ圧縮するステップと、前記流体を等圧冷却する後続のステップとを含むことを特徴とする、請求項11から14のいずれか一項に記載の方法。
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