JP5229035B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置に関する。
従来から、モータとエンジンとを動力源としたハイブリッド車両が知られている。この種のハイブリッド車両は、所定の場合にモータを発電機として機能させ、発電した電力をバッテリ(二次電池)に充電する回生制御を実行する。例えば特許文献1には、ハイブリッド車両の極低温時での過充電防止策として、充電前に吸入空気量の補正を行う技術が開示されている。
特開2006−327270号公報
スロットルバルブによる自立運転時のエンジン回転数のフィードバック制御(ISCフィードバック制御)と、スロットルバルブによるエンジントルクのフィードバック制御(Peフィードバック制御)とをそれぞれ適切に実行することにより、ハイブリッド車両は、吸入空気量を適切に調整し極低温時のバッテリの過充電等を抑制することが可能である。一方、ISCフィードバック制御とPeフィードバック制御のいずれの学習値もない状態でエンジン始動後直ちに負荷運転へ移行した場合には、スロットル開度が適切に補正されない可能性がある。従って、この場合、エンジンの出力が過多となり、バッテリの過充電が発生するおそれがある。特許文献1には、上記の問題は、何ら検討されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ハイブリッド車両に搭載されるバッテリの過充電を抑制可能な車両の制御装置を提供することを課題とする。
本発明の1つの観点では、エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置であって、前記モータと電力の授受を行うバッテリと、前記エンジンへ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブと、前記スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する第1のフィードバック制御手段と、前記スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する第2のフィードバック制御手段と、前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、前記エンジンの始動後、前記フィードバック量が学習されるまでアイドリング運転を継続する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合に限り前記制御を実行する
上記の車両の制御装置は、ハイブリッド車両に搭載され、バッテリと、スロットルバルブと、第1のフィードバック制御手段と、第2のフィードバック制御手段と、制御手段とを備える。バッテリは、モータと電力の授受を行う二次電池である。第1のフィードバック制御手段は、例えばECU(Electronic Control Unit)であり、スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する。第2のフィードバック制御手段は、例えばECUであり、スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する。制御手段は、バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、エンジンの始動後、フィードバック量が学習されるまでアイドリング運転を継続する。所定幅は、例えば、過充電が発生するおそれがない充電許容電力の幅の下限値に実験等に基づき設定される。このように、車両の制御装置は、第1のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合には、スロットル開度が適切に補正されず負荷運転時に過充電が生じる可能性があると判断し、アイドリング運転を継続して第1のフィードバック制御のフィードバック量を学習する。即ち、車両の制御装置は、第1のフィードバック制御のフィードバック量が学習され、当該フィードバック量がスロットル開度に反映されるまで負荷運転を禁止する。このようにすることで、車両の制御装置は、充電許容電力の幅が狭いときのエンジンの出力過多を抑制し、確実にバッテリの過充電を防ぐことができる。
さらに、前記制御手段は、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合に限り前記制御を実行する。第2のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合、負荷運転時に第2のフィードバック制御に基づきスロットル開度が補正されるまでに時間がかかる可能性がある。従って、車両の制御装置は、特に第2のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合に上述の制御手段を実行することによって、バッテリの過充電を抑制することができる。
上記の車両の制御装置の他の観点では、エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置であって、前記モータと電力の授受を行うバッテリと、前記エンジンへ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブと、前記スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する第1のフィードバック制御手段と、前記スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する第2のフィードバック制御手段と、前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、前記エンジンの始動後、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量を、前記開度を小さくする値に設定する制御を行う制御手段と、を備える。
上記の車両の制御装置は、ハイブリッド車両に搭載され、バッテリと、スロットルバルブと、第1のフィードバック制御手段と、第2のフィードバック制御手段と、制御手段とを備える。バッテリは、モータと電力の授受を行う二次電池である。第1のフィードバック制御手段は、例えばECUであり、スロットルバルブの開度を補正することにより、自立運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する。第2のフィードバック制御手段は、例えばECUであり、スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する。制御手段は、前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、エンジンの始動後、第2のフィードバック制御のフィードバック量を、スロットルバルブの開度を小さくする値に設定する。このように、車両の制御装置は、第1のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合には、スロットル開度が適切に補正されず負荷運転時に過充電が生じる可能性があると判断し、第2のフィードバック制御のフィードバック量を調整してスロットル開度を小さくする。このようにすることで、車両の制御装置は、エンジン始動後直ちに負荷運転に移行した場合であっても、エンジン出力の過多によるバッテリの過充電を抑制することができる。
本発明の他の観点では、エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置であって、前記モータと電力の授受を行うバッテリと、前記エンジンへ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブと、前記スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する第1のフィードバック制御手段と、前記スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する第2のフィードバック制御手段と、前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、前記エンジンの始動後、前記フィードバック量が学習されるまでアイドリング運転を継続する制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量と前記第2のフィードバック制御のフィードバック量とが共に前記開度を小さくする値に設定されていた場合、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量を初期化する。ここで、第2のフィードバック制御のフィードバック量の初期化とは、学習されていない場合に設定される第2のフィードバック制御のフィードバック量であり、例えばゼロ、即ち、スロットル開度を補正しない値に設定される。このようにすることで、車両の制御装置は、第1のフィードバック制御及び第2のフィードバック制御により過剰にスロットル開度を小さくするのを抑制し、エンジン出力が過剰に小さくなるのを抑制することができる。
ハイブリッド車両の構成の一例を示す図である。 エンジン(内燃機関)の概略構成を示す図の一例である。 第1実施形態の処理手順を示すフローチャートの一例である。 第2実施形態の処理手順を示すフローチャートの一例である。 第3実施形態の処理手順を示すフローチャートの一例である。 第4実施形態の処理手順を示すフローチャートの一例である。 第5実施形態の処理手順を示すフローチャートの一例である。 第6実施形態の処理手順を示すフローチャートの一例である。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態について説明する。
[車両の構成]
まず、本発明の各実施形態に係る車両の制御装置を適用したハイブリッド車両について説明する。
図1は、車両100の概略構成を示す図である。車両100は、主に、エンジン1と、車軸2と、車輪3と、モータ(モータジェネレータ)MG1、MG2と、プラネタリギヤ4と、インバータ5と、バッテリ6と、ECU50と、を備える。
エンジン1は、供給される燃料と空気との混合気を燃焼させることによって動力を発生する装置である。例えば、エンジン1は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどによって構成される。エンジン1は、ハイブリッド車両100の主たる推進力を出力する動力源として機能する。エンジン1は、ECU50によって種々の制御が行われる。エンジン1の具体的な構成については、後述する。
車軸2は、エンジン1及びモータMG2の動力を車輪3に伝達する動力伝達系の一部である。車輪3は、車両100の車輪であり、説明の簡略化のため、図1では特に左右前輪のみが表示されている。
モータMG1は、主としてバッテリ6を充電するための発電機、或いはモータMG2に電力を供給するための発電機として機能するように構成されている。また、モータMG2は、主としてエンジン1の出力をアシスト(補助)する電動機として機能するように構成され、車軸2に動力を伝達することができるように構成されている。モータMG2の回転数は、ECU50によって制御される。
これらのモータMG1及びモータMG2は、例えば同期電動発電機として構成され、外周面に複数個の永久磁石を有するロータと、回転磁界を形成する三相コイルが巻回されたステータとを備える。
プラネタリギヤ(遊星歯車機構)4は、エンジン1の出力をモータMG1及び車軸2へ分配することが可能に構成され、動力分割機構として機能する。
インバータ5は、バッテリ6と、モータMG1及びモータMG2との間の電力の入出力を制御する直流交流変換機である。例えば、インバータ5は、バッテリ6から取り出した直流電力を交流電力に変換して、或いはモータMG1によって発電された交流電力をそれぞれモータMG2に供給すると共に、モータMG1によって発電された交流電力を直流電力に変換してバッテリ6に供給することが可能に構成されている。
バッテリ6は、モータMG1及びモータMG2を駆動するための電源として機能することが可能に構成された充電可能な蓄電池である。
ECU50は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)などを備え、ハイブリッド車両100内の各構成要素に対して種々の制御を行う。また、後述するように、ECU50は、本発明における第1のフィードバック制御手段、第2のフィードバック制御手段、及び制御手段として機能する。
なお、上述の車両の構成は一例であり、本発明が適用可能な構成はこれに限定されない。例えば、車両100は、上述の構成に加えて、外部電源からの電力をバッテリ6に充電可能な外部充電装置を備えてもよい。さらに、車両100は、上述の構成に代えて、モータMG1とモータMG2とが一体のモータにより構成されてもよい。以後では、モータMG1とモータMG2とを特に区別せず、単に「モータ」と呼ぶ。
[エンジンの概略構成]
次に、エンジン1の構成について図2を用いて説明する。図2は、図1に示したエンジン1の概略構成図の一例を示す。図中の実線矢印はガスの流れの一例を示している。
エンジン1は、主に、吸気通路11と、スロットルバルブ12と、燃料噴射弁14aと、吸気弁14bと、点火プラグ14cと、排気弁14dと、気筒15aと、ピストン15cと、コンロッド15dと、排気通路16と、触媒20と、を有する。なお、図2においては、説明の便宜上、1つの気筒15aのみを示しているが、実際にはエンジン1は複数の気筒15aを有する。
吸気通路11には外部から導入された吸気(空気)が通過し、スロットルバルブ12は吸気通路11を通過する吸気の流量を調整する。スロットルバルブ12は、ECU50から供給される制御信号S12によって開度(以後、「スロットル開度D」と呼ぶ。)が制御される。
吸気通路11を通過した吸気は、燃焼室15bに供給される。また、燃焼室15bには、燃料噴射弁(インジェクタ)14aによって噴射された燃料が供給される。
更に、燃焼室15bには、吸気弁14bと排気弁14dとが設けられている。吸気弁14bは、開閉することによって、吸気通路11と燃焼室15bとの連通/遮断を制御する。
燃焼室15b内では、上記のように供給された吸気と燃料との混合気が、点火プラグ14cによって点火されることで燃焼される。この場合、燃焼によってピストン15cが往復運動し、当該往復運動がコンロッド15dを介してクランク軸(不図示)に伝達され、クランク軸が回転する。燃焼室15bでの燃焼により発生した排気ガスは、排気通路16より排出される。
排気通路16上には、触媒20が設置されている。触媒20は、エンジン1の排気ガスの浄化を行う。触媒20は、例えば、酸化触媒、DPF(Diesel Particulate Filter)やNOx吸蔵還元触媒である。
アクセル開度センサ21は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量、即ちアクセル開度を検出する。アクセル開度センサ21は、検出値を検出信号S21によりECU50へ供給する。
回転数センサ22は、エンジン回転数を示す出力パルスを発生する。回転数センサ22は、出力パルスを検出信号S22によりECU50へ供給する。
なお、上述のエンジン1の構成は一例であり、本発明が適用可能な構成は、必ずしもこれに限定されない。例えば、燃料噴射弁14aは、気筒15a内へ直接噴射可能な位置に設置されてもよい。また、ピストン15cの頭部の形状は、必ずしも図2に示されるように平坦な形状に限定されず、凹み形状を有してもよい。
次に、本発明の各実施形態で共通してECU50が実行する制御について図2を用いて引き続き説明する。
ECU50は、図示しないトルクセンサ等の検出値に基づき、エンジン1のトルク(エンジントルク)を検出する。また、ECU50は、アクセル開度センサ21から供給される検出信号S21に基づき、エンジントルクの指令値を決定する。また、ECU50は、アイドルスピードコントロール(ISC:Idle Speed Control)に基づく要求開度と、エンジントルクの指令値及びエンジン回転数に基づき決定された要求開度と、の和をスロットル開度Dとして決定すると共に、制御信号S12により決定したスロットル開度Dに基づきスロットルバルブ12を制御する。
また、ECU50は、検出したエンジントルクと、エンジントルクの指令値とに基づき、スロットル開度Dをフィードバック制御する。以後、このフィードバック制御を、「Peフィードバック制御」と呼ぶ。また、Peフィードバック制御により学習したスロットル開度Dのフィードバック量、即ちPeフィードバック制御により学習したスロットル開度Dの補正量を、以後では「PeFB学習値」と呼ぶ。PeFB学習値は、エンジン1への出力要求があった場合に、スロットル開度Dに反映される。また、ECU50は、Peフィードバック制御実行開始時に、PeFB学習値がメモリ等に保持されていない場合には、予め定められた初期設定値(以後、「PeFB非学習初期値」と呼ぶ。)をPeフィードバック制御の初期値とする。以後の説明では、PeFB非学習初期値は、特に言及がない限り、一例として0に設定されているものとする。
さらに、ECU50は、自立運転(即ち、アイドリング運転)時のエンジン回転数(アイドリング回転数)に対するフィードバック制御を、スロットル開度Dを調整することで実行する。このフィードバック制御を、以後「ISCフィードバック制御」と呼ぶ。また、ISCフィードバック制御により学習したスロットル開度Dのフィードバック量、即ちISCフィードバック制御により学習したスロットル開度Dの補正量を、以後では「ISC−FB学習値」と呼ぶ。ISC−FB学習値は、常時スロットル開度Dに反映される。また、ECU50は、ISCフィードバック制御の実行開始時に、ISC−FB学習値がメモリ等に保持されていない場合には、予め定められた初期設定値(以後、「ISC−FB非学習初期値」と呼ぶ。)をISCフィードバック制御の初期値とする。以後の説明では、ISC−FB非学習初期値は、特に言及がない限り、一例として0に設定されているものとする。
なお、後述する説明の前提として、ISC−FB学習値が正に大きい場合、ECU50は、スロットル開度Dを大きくする方向(開き側)に作用させるものとする。そして、ISC−FB学習値が負に大きい場合、ECU50は、スロットル開度Dを小さくする方向(閉じ側)に作用させるものとする。PeFB学習値についても同様とする。
以下の第1実施形態乃至第6実施形態では、本発明においてECU50が実行する制御について具体的に説明する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態におけるECU50の制御について説明する。第1実施形態では、ECU50は、所定の場合、エンジン1の始動後すぐに負荷運転に移行するのを禁止し、ISC−FB学習値が生成されるまで自立運転を継続する。これにより、ECU50は、負荷運転移行時に発生する過充電を確実に抑制する。
これについて具体的に説明する。まず、ECU50は、エンジン1の始動時に、外気温が極低温であることに起因してバッテリ6の充電許容電力(以後、「入力制限Win」と呼ぶ。)の幅が狭いか否か判定する。具体的には、まず、ECU50は、入力制限Winの幅を算出する。ECU50は、例えばバッテリ6に設置された図示しない温度センサの検出値に基づき所定のマップ等を参照することで入力制限Winの幅を算出する。そして、ECU50は、入力制限Winの幅が所定幅(以後、「所定幅TH0」と呼ぶ。)より狭いか否かを判定する。この場合、所定幅TH0は、例えば実験等に基づき適切な値に設定される。具体的には、所定幅TH0は、例えばハイブリッド車両100がエンジン1の始動後直ちに充電負荷運転(単に「負荷運転」とも呼ぶ。)へ移行した場合に、バッテリ6の過充電が発生する恐れがない値の下限値に設定される。ここで、負荷運転とは、エンジン1を所定の出力で作動させると共に、エンジン1による動力の一部を利用してモータにより発電を行う運転状態を指す。
そして、入力制限Winの幅が狭いと判断した場合、ECU50は、次に、バッテリ6の残容量(SOC:State of Charge)が所定値(以後、「所定値TH1」と呼ぶ。)以下であるか否か判定する。ここで、所定値TH1は、実験等により適切な値に設定される。例えば、所定値TH1は、エンジン1の始動後直ちに負荷運転を実行する必要がある値の上限値に設定される。これにより、ECU50は、エンジン1の始動後直ちに負荷運転が実行されるか否かを予測することができる。
次に、ECU50は、ISC―FB学習値がECU50のメモリ等に保持されているか否か判定する。言い換えると、ECU50は、バッテリ6のクリア等に起因してISC―FB学習値が消去されていないか否か判定する。これにより、ECU50は、ISCフィードバック制御によりスロットル開度Dが適切に補正されるか否か判断する。以後では、ISCフィードバック制御により生成されたISC−FB学習値がメモリ等に存在することを、「ISCフィードバック制御の学習履歴がある」と表現する。また、ISCフィードバック制御により生成されたISC−FB学習値がメモリ等に存在しないことを、「ISCフィードバック制御の学習履歴がない」と表現する。
これに加え、ECU50は、PeFB学習値がECU50のメモリ等に保持されているか否か判定する。言い換えると、ECU50は、バッテリ6のクリア等に起因してPeFB学習値が消去されていないか否か判定する。これにより、ECU50は、Peフィードバック制御によりスロットル開度Dが適切に補正されるか否か判定する。
そして、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合、負荷運転を禁止し、ISC−FB学習値が生成されるまで自立運転を継続する。ここで、「自立運転」とは、エンジン1がアイドリング回転数で作動すると共に、負荷運転が行われていないエンジン1の運転状態を指す。そして、ECU50は、ISC−FB学習値が生成された場合、負荷運転を開始する。そして、ECU50は、負荷運転時のスロットル開度DにISC−FB学習値を反映する。これにより、ECU50は、負荷運転時のスロットル開度Dを適切に調整することができ、エンジン1の出力過多に基づく過充電を確実に抑制することができる。
この処理について補足説明する。極低温時で入力制限Winの幅が狭く、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合、ECU50は、ISC−FB非学習初期値(通常は0)に基づきスロットル開度Dを補正する。しかし、一般に、ECU50は、ISC−FB学習値を負荷運転時には生成することができない。従って、この状態でエンジン1の始動後直ちに負荷運転に移行した場合、当該負荷運転中では、スロットル開度Dは、ISCフィードバック制御により適切に調整されない。言い換えると、スロットル開度Dは、Peフィードバック制御により調整されるまで、適切に補正されない。この結果、負荷運転中に吸入空気量が大きいことに起因してエンジン1の出力が過多となり、バッテリ6に過充電が発生する可能性がある。
以上を考慮し、極低温時でISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合には、始動直後の負荷運転を禁止し、ISCフィードバック制御が実行されるまで自立運転を行う。これにより、ECU50は、バッテリ6の過充電を抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第1実施形態における処理の手順について説明する。図3は、第1実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図3に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、極低温時で入力制限Winの幅が狭いか否か判定する(ステップS101)。具体的には、ECU50は、入力制限Winの幅が所定幅TH0より狭いか否か判定する。そして、極低温時で入力制限Winの幅が狭いと判断した場合(ステップS101;Yes)、即ち、入力制限Winの幅が所定幅TH0より狭い場合、ECU50はステップS102へ処理を進める。一方、極低温時ではなく、入力制限Winの幅が狭くないと判断した場合(ステップS101;No)、即ち、入力制限Winの幅が所定幅以上の場合、ECU50は、バッテリ6の過充電のおそれはないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、SOCが所定値TH1以下か否か判定する(ステップS102)。これにより、ECU50は、ハイブリッド車両100がエンジン1の始動直後に強制的に負荷運転に移行するか否か判定する。そして、SOCが所定値TH1以下の場合(ステップS102;Yes)、ECU50は、ハイブリッド車両100の始動後、負荷運転が実行されると判断し、ステップS103に処理を進める。一方、SOCが所定値TH1より大きい場合(ステップS102;No)、ECU50は、負荷運転に移行されないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がないか否か判定する(ステップS103)。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合(ステップS103;Yes)、ECU50は、ステップS104へ処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴またはPeフィードバック制御の学習履歴のいずれかが存在する場合(ステップS103;No)、ECU50は、負荷運転中にスロットル開度Dが適切に設定され、バッテリ6の過充電のおそれはないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、エンジン始動要求があるか否かについて判定する(ステップS104)。そして、エンジン始動要求がある場合(ステップS104;Yes)、ECU50は、ステップS105に処理を進める。一方、エンジン始動要求がない場合(ステップS104;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は負荷運転を禁止し、自立運転によりエンジン1を始動させる(ステップS105)。これにより、ECU50は、ISCフィードバック制御を作動させてISC−FB学習値を生成する。
そして、ECU50は、エンジン始動後一定時間幅経過したか否か判定する(ステップS106)。即ち、ECU50は、ISCフィードバック制御実施後一定時間幅経過したか否か判定する。このとき、一定時間幅は、実験等により適切な値に設定される。これにより、ECU50は、ISC−FB学習値が生成されたか否か判定する。そして、エンジン始動後一定時間幅が経過したと判断した場合(ステップS106;Yes)、ECU50は、ISC−FB学習値が生成されたと判断し、負荷運転の禁止を解除する(ステップS107)。その後、ECU50は、負荷運転を開始し、バッテリ6の充電を行う。この場合、ECU50は、適切なISC−FB学習値に基づきスロットル開度Dを決定する。従って、ECU50は、吸入空気量を適切に調整し、過充電を抑制することができる。
一方、エンジン始動後一定時間幅が経過していないと判断した場合(ステップS106;No)、ECU50は、ISC−FB学習値が生成されていないと判断し、引き続き自立運転を継続することで、ISC−FB学習値を生成する。
(変形例)
上述の説明では、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴のいずれも存在しない場合のみ、始動直後の負荷運転を禁止した。しかし、本発明が適用可能な構成はこれに限定されない。例えば、これに代えて、ECU50は、Peフィードバック制御の学習履歴が存在してもISCフィードバック制御の学習履歴がない場合には、エンジン1の始動直後の負荷運転を禁止してもよい。
具体的には、ECU50は、入力制限Winの幅が所定幅TH0よりも狭く、かつ、SOCが所定値TH1よりも小さく、かつ、ISCフィードバック制御の学習履歴がない場合には、始動直後の負荷運転を禁止する。そして、ECU50は、ISC−FB学習値が生成されるまで自立運転を継続する。即ち、ECU50は、ISC−FB学習値が生成された後、負荷運転へ移行する。
これにより、ECU50は、エンジン1の始動直後に負荷運転へ移行した場合であっても、負荷運転時の過充電をより確実に抑制することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態では、第1実施形態の制御に代えて、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合、Peフィードバック制御の初期値(PeFB非学習初期値)に所定の負値を設定する。これにより、ECU50は、バッテリ6の過充電を防ぐ。
これについて具体的に説明する。ECU50は、まず、第1実施形態と同様に、入力制限Winの幅が狭いか否か判定すると共に、負荷運転が実行されるか否かSOCに基づき判定する。さらに、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がないか否か判定する。
そして、入力制限Winの幅が狭く、負荷運転が実行されることが予測され、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合、ECU50は、PeFB非学習初期値をゼロではなく所定の負値「Nf」に設定する。負値Nfは、実験等により適切な値に設定される。具体的には、負値Nfは、エンジン1の始動後負荷運転が開始された場合に、バッテリ6の過充電を抑制可能な初期値に設定される。従って、この場合、ECU50は、PeFB学習値が学習されるまで、負値Nfに基づきスロットル開度Dを調整する。この結果、スロットル開度Dは、閉じ側に補正される。
このようにすることで、ECU50は、エンジン1の始動後直ちに負荷運転に移行された場合であっても、エンジン1の過度な出力を抑制し、確実にバッテリ6の過充電を抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第2実施形態における処理の手順について説明する。図4は、第2実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図4に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、極低温時で入力制限Winの幅が狭いか否か判定する(ステップS201)。そして、極低温時で入力制限Winの幅が狭いと判断した場合(ステップS201;Yes)、ECU50はステップS202へ処理を進める。一方、極低温時ではなく、入力制限Winの幅が狭くないと判断した場合(ステップS201;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、SOCが所定値TH1以下か否か判定する(ステップS202)。そして、SOCが所定値TH1以下の場合(ステップS202;Yes)、ECU50は、ステップS203に処理を進める。一方、SOCが所定値TH1より大きい場合(ステップS202;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がないか否か判定する(ステップS203)。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴がない場合(ステップS203;Yes)、ECU50は、ステップS204に処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴またはPeフィードバック制御の学習履歴のいずれかが存在する場合(ステップS203;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、エンジン始動要求があるか否かについて判定する(ステップS204)。そして、エンジン始動要求がある場合(ステップS204;Yes)、ECU50は、ステップS205に処理を進める。一方、エンジン始動要求がない場合(ステップS204;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
そして、ECU50は、エンジン始動要求がある場合、PeFB非学習初期値を負値Nfに設定し、エンジン1を始動させる(ステップS205)。このようにすることで、ECU50は、エンジン1の始動直後に負荷運転に移行した場合であっても、エンジン1の出力が過多とならないようにスロットル開度Dを閉じ側に調整することができる。従って、ECU50は、バッテリ6の過充電を抑制することができる。
(変形例)
上述の説明では、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴及びPeフィードバック制御の学習履歴のいずれも存在しない場合のみ、Peフィードバック量の初期値を負値Nfに設定した。しかし、本発明が適用可能な方法はこれに限定されない。例えば、ECU50は、これに代えて、Peフィードバック制御の学習履歴が存在し、かつ、ISCフィードバック制御の学習履歴が存在しない場合であっても、Peフィードバック制御のフィードバック量(PeFB学習値)を負値Nfに設定してもよい。これによっても、ECU50は、始動直後の負荷運転への移行に起因した過充電をより確実に抑制することができる。
[第3実施形態]
第3実施形態では、第1及び第2実施形態に代えて、またはこれに加えて、ECU50は、負荷運転実行中かつISCフィードバック制御の学習履歴がない場合で所定の場合、負荷運転を禁止し自立運転を実行することでISC−FB学習値を生成する。
これについて具体的に説明する。ECU50は、負荷運転実行中かつISCフィードバック制御の学習履歴がない場合、自立運転へ移行してISC−FB学習値を学習可能か否か判定する。この場合、ECU50は、例えばSOCの残量やエンジン1の冷却水温等の状態を考慮し、ISC−FB学習値を学習するために自立運転へ移行可能か否か判定する。
そして、ISC−FB学習値を学習可能であると判断した場合、ECU50は、自立運転に移行し、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成する。このとき、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成されるまで自立運転を継続する。そして、ISC−FB学習値を生成した後、ECU50は、必要に応じて負荷運転へ再び移行する。
このようにすることで、ECU50は、ISC−FB学習値を早期に生成することができる。従って、例えば、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴がない状態で自立運転と負荷運転とを繰り返すのを抑制することができる。即ち、ECU50は、自立運転への移行時にISC−FB学習値がないことに起因した騒音及び振動が繰り返し発生するのを抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第3実施形態における処理の手順について説明する。図5は、第3実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図5に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、極低温で入力制限Winの幅が狭いか否か判定する(ステップS301)。そして、極低温で入力制限Winの幅が狭いと判断した場合(ステップS301;Yes)、ECU50はステップS302へ処理を進める。一方、極低温時でなく入力制限Winの幅が狭くないと判断した場合(ステップS301;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、充電負荷運転を実行中であるか否か判定する(ステップS302)。そして、充電負荷運転を実行中の場合(ステップS302;Yes)、ECU50はステップS303へ処理を進める。一方、充電負荷運転を実行中でない場合(ステップS302;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成可能か否か判定する(ステップS303)。具体的には、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成する期間自立運転を実行可能か否か判定する。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成可能な場合(ステップS303;Yes)、ECU50はステップS304へ処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成可能でないと判断した場合(ステップS303;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成可能と判断した場合、負荷運転を禁止し、自立運転へ移行する。そして、ECU50は、ISCフィードバック制御を開始する(ステップS304)。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成されたか否か判定する(ステップS305)。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成された場合(ステップS305;Yes)、ECU50は負荷運転の禁止を解除する(ステップS306)。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成されていない場合(ステップS305;No)、ECU50は、引き続きISCフィードバック制御を実行し、ISCフィードバック制御の学習履歴を生成する。
[第4実施形態]
第4実施形態では、ECU50は、第3実施形態の制御に代えて、Peフィードバック制御実行中の負荷運転から自立運転への移行時に、ISCフィードバック制御の学習履歴がない場合には、PeFB学習値に基づきISCフィードバック制御のフィードバック量の初期値、即ち、ISC−FB非学習初期値を決定する。これにより、ECU50は、自立運転移行時に発生するエンジン1の吹けあがりを確実に防止する。
これについて具体的に説明する。まず、ECU50は、極低温時により入力制限Winの幅が狭く、負荷運転が実行されているか判定する。また、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴がないか否か判定すると共に、Peフィードバック制御が実行されているか否か判定する。また、ECU50は、自立運転に移行するか否か判定する。
そして、ECU50は、極低温時にISCフィードバック制御の学習履歴がなく、かつ、Peフィードバック制御が実行中であり、さらに、負荷運転から自立運転に移行すると判断した場合、PeFB学習値に基づきISC−FB非学習初期値を決定する。
次に、PeFB学習値に基づきISC−FB非学習初期値を決定する方法の具体例について説明する。例えば、ECU50は、現在のPeFB学習値に所定の係数を乗じた値を、ISC−FB非学習初期値として設定する。上述の係数は、例えば実験等に基づき予め適切な設定される。他の例として、ECU50は、現在のPeFB学習値から所定のマップを参照することで、ISC−FB非学習初期値を設定する。上述のマップは、例えば実験等に基づき適切な値に設定される。さらに他の例として、ECU50は、PeFB学習値の絶対値が所定値以上の場合にISC−FB非学習初期値を所定値に設定する。これらの所定値は、実験等に基づき適切な値に設定される。このとき、ECU50は、例えばPeFB学習値が負値の場合にはISC−FB非学習初期値を所定の負値に設定し、PeFB学習値が正値の場合にはISC−FB非学習初期値を所定の正値に設定する。
以上のように、ECU50は、ISC−FB学習値がない状態でハイブリッド車両100が負荷運転から自立運転に移行した場合であっても、ISC−FB非学習初期値を適切に設定することができる。従って、ECU50は、負荷運転から自立運転への移行時に生じるエンジン1の吹けあがりを抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第4実施形態における処理の手順について説明する。図6は、第4実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図6に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、極低温で入力制限Winの幅が狭いか否か判定する(ステップS401)。そして、極低温で入力制限Winの幅が狭いと判断した場合(ステップS401;Yes)、ECU50は、ステップS402へ処理を進める。一方、極低温ではなく入力制限Winの幅が狭くないと判断した場合(ステップS401;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、充電負荷運転中であるか否か判断する(ステップS402)。そして、充電負荷運転中である場合(ステップS402;Yes)、ECU50はステップS403へ処理を進める。一方、充電負荷運転中でない場合(ステップS402;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、Peフィードバック制御実行中であるか否か判断する(ステップS403)。そして、Peフィードバック制御実行中の場合(ステップS403;Yes)、ECU50は、ステップS404へ処理を進める。一方、Peフィードバック制御実行中でない場合(ステップS403;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴がないか否か判定する(ステップS404)。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴がない場合(ステップS404;Yes)、ECU50はステップS405へ処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴がある場合(ステップS404;No)、ECU50はフローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、自立運転に移行するか否か判定する(ステップS405)。そして、自立運転に移行すると判断した場合(ステップS405;Yes)、ECU50は、ステップS406及びステップS407の処理を実行する。即ち、ECU50は、PeFB学習値に基づきISC−FB非学習初期値を設定する(ステップS406)。そして、ECU50は、自立運転に移行する(ステップS407)。この自立運転では、スロットル開度Dは、ISC−FB非学習初期値により適切に調整される。従って、ECU50は、自立運転移行時にスロットル開度Dが大きいことに起因して吸入空気量が過剰に多くなるのを抑制し、エンジン1の吹けあがりを抑制することができる。
一方、自立運転に移行しない場合(ステップS405;No)、即ち、充電負荷運転を継続する場合、ECU50は、ISCフィードバック制御は実行されないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
[第5実施形態]
第5実施形態では、第1実施形態乃至第4実施形態に加えて、または代えて、ECU50は、所定の場合、ISCフィードバック制御の学習完了時にPeFB学習値を消去する。このようにすることで、ECU50は、スロットル開度Dが過剰に閉じ側に補正されるのを抑制する。
これについて具体的に説明する。まず、ECU50は、Peフィードバック制御の学習履歴があり、かつ、ISCフィードバック制御の学習履歴がないことを確認する。そして、この条件が満たされた場合、ECU50は、次に、ISCフィードバック制御の学習が開始されるか否か監視する。そして、自立運転になりISCフィードバック制御が開始された場合、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習が完了するまで、即ちISC−FB学習値が生成されるまで待機する。
そして、ISCフィードバック制御の学習が完了した場合、ECU50は、PeFB学習値と、ISC−FB学習値とが共に負値であるか否か判定する。そして、PeFB学習値とISC−FB学習値とが共に負値である場合、ECU50は、PeFB学習値を消去する。これにより、ECU50は、Peフィードバック制御では、PeFB学習値が新たに生成されるまで、PeFB非学習初期値(通常0)を用いてスロットル開度Dを補正する。
以上のように、ECU50は、Peフィードバック制御とISCフィードバック制御とを同時に実行することに起因してスロットル開度Dが過剰に閉じ側に補正されるのを抑制することができる。従って、ECU50は、エンジン1の出力が過剰に低下するのを抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第5実施形態における処理の手順について説明する。図7は、第5実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図7に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、極低温で入力制限Winの幅が狭いか否か判定する(ステップS501)。そして、極低温で入力制限Winの幅が狭いと判断した場合(ステップS501;Yes)、ECU50は、ステップS502へ処理を進める。一方、極低温ではなく入力制限Winの幅が狭くないと判断した場合(ステップS501;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、Peフィードバック制御の学習履歴があるか否か判定する(ステップS502)。そして、Peフィードバック制御の学習履歴がある場合(ステップS502;Yes)、ECU50は、ステップS503へ処理を進める。一方、Peフィードバック制御の学習履歴がない場合(ステップS502;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴がないか否か判定する(ステップS503)。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴がない場合(ステップS503;Yes)、ECU50は、ステップS504へ処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴がある場合(ステップS503;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
そして、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習が開始されるか否か判定する(ステップS504)。そして、ISCフィードバック制御の学習が開始される場合(ステップS504;Yes)、ECU50は、ステップS505へ処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習が開始されない場合(ステップS504;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成されたか否か判定する(ステップS505)。そして、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成された場合(ステップS505;Yes)、ECU50は、ステップS506へ処理を進める。一方、ISCフィードバック制御の学習履歴が生成されない場合(ステップS505;No)、ECU50は、引き続きISCフィードバック制御の学習履歴が生成されるか否か監視を継続する。
そして、ECU50は、ISCフィードバック制御の学習履歴の生成後、ISC−FB学習値とPeFB学習値とが共に負値であるか否か判定する(ステップS506)。
そして、ISC−FB学習値とPeFB学習値とが共に負値の場合(ステップS506;Yes)、ECU50は、PeFB学習値を消去する(ステップS507)。これにより、ECU50は、スロットル開度Dが過剰に閉じ側に補正されるのを抑制することができる。
一方、ISC−FB学習値とPeFB学習値とのいずれかが正値の場合(ステップS506;No)、ECU50は、スロットル開度Dが過剰に閉じ側に制御されるおそれはないと判断し、フローチャートの処理を終了する。
[第6実施形態]
第6実施形態では、ECU50は、モータによる負荷運転を利用した触媒20の暖機制御を実施する際、Peフィードバック制御を禁止する。これにより、Peフィードバック制御に起因したスロットル開度Dの変化を防止し、エミッション悪化を抑制する。
これについて具体的に説明する。ECU50は、触媒20が所定の活性温度に達していない場合、吸入空気量を抑えて排気ガスの生成を抑制すると共に、モータを負荷運転させることでアクセル開度に基づく要求トルクを補う。これにより、ECU50は、触媒20を活性温度まで暖機させる。このとき、ECU50は、Peフィードバック制御を禁止し、PeFB学習値をスロットル開度Dに反映させない。
これについて補足説明する。PeFB学習値が正の場合、スロットル開度Dが開き側へ補正されるため、吸入空気量が増える。従って、この場合、吸入空気量が増加すると共に触媒20で浄化可能な量を超える排気ガスが排出され、エミッションが悪化する可能性がある。
以上を考慮し、ECU50は、モータによる負荷運転を利用した触媒20の暖機制御を実施する際にはPeフィードバック制御を禁止する。これにより、ECU50は、エミッション悪化を確実に抑制することができる。
(処理フロー)
次に、第6実施形態における処理の手順について説明する。図8は、第6実施形態でECU50が実行する処理の手順を表すフローチャートの一例である。ECU50は、図8に示すフローチャートの処理を、例えば車両の走行時に所定の周期に従い繰り返し実行する。
まず、ECU50は、極低温で入力制限Winの幅が狭いか否か判定する(ステップS601)。そして、極低温で入力制限Winの幅が狭いと判断した場合(ステップS601;Yes)、ECU50は、ステップS602へ処理を進める。一方、極低温ではなく入力制限Winの幅が狭くないと判断した場合(ステップS601;No)、ECU50は、フローチャートの処理を終了する。
次に、ECU50は、モータによる負荷運転を利用した触媒暖機制御を実行中であるか否か判定する(ステップS602)。そして、モータによる負荷運転を利用した触媒暖機制御を実行中の場合(ステップS602;Yes)、ECU50は、Peフィードバック制御を禁止する(ステップS603)。これにより、ECU50は、触媒20が十分に暖機されていない場合に、過剰に吸入空気量が増加するのを抑制し、エミッション悪化を抑制する。一方、モータによる負荷運転を利用した触媒暖機制御が実行中でない場合(ステップS602;No)、ECU50はフローチャートの処理を終了する。
(変形例)
ECU50は、第6実施形態の制御に加え、PeFB学習値が正値の場合にのみPeフィードバック制御を禁止してもよい。即ち、ECU50は、モータによる負荷運転を利用した触媒暖機制御を実行し、かつ、PeFB学習値が正値の場合、Peフィードバック制御を禁止する。これによっても、ECU50は、過剰に吸入空気量が増えるのを防止し、エミッション悪化を抑制することができる。
1 エンジン
2 車軸
3 車輪
4 プラネタリギヤ
5 インバータ
6 バッテリ
11 吸気通路
12 スロットルバルブ
14a 燃料噴射弁
14b 吸気弁
14c 点火プラグ
14d 排気弁
15a 気筒
15c ピストン
15d コンロッド
16 排気通路
20 触媒
50 ECU
MG1、MG2 モータ

Claims (3)

  1. エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置であって、
    前記モータと電力の授受を行うバッテリと、
    前記エンジンへ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブと、
    前記スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する第1のフィードバック制御手段と、
    前記スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する第2のフィードバック制御手段と、
    前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、前記エンジンの始動後、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量を、前記開度を小さくする値に設定する制御を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両の制御装置。
  2. エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置であって、
    前記モータと電力の授受を行うバッテリと、
    前記エンジンへ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブと、
    前記スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する第1のフィードバック制御手段と、
    前記スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する第2のフィードバック制御手段と、
    前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、前記エンジンの始動後、前記フィードバック量が学習されるまでアイドリング運転を継続する制御を行う制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量が学習されていない場合に限り前記制御を実行することを特徴とする車両の制御装置。
  3. エンジンとモータとを動力源とするハイブリッド車両に搭載される車両の制御装置であって、
    前記モータと電力の授受を行うバッテリと、
    前記エンジンへ供給される吸入空気量を調整するスロットルバルブと、
    前記スロットルバルブの開度を補正することにより、アイドリング運転時のエンジン回転数のフィードバック制御を実行する第1のフィードバック制御手段と、
    前記スロットルバルブの開度を補正することにより、エンジントルクのフィードバック制御を実行する第2のフィードバック制御手段と、
    前記バッテリの充電許容電力の幅が所定幅よりも狭く、かつ、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量が学習されていない場合、前記エンジンの始動後、前記フィードバック量が学習されるまでアイドリング運転を継続する制御を行う制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記第1のフィードバック制御手段のフィードバック量と前記第2のフィードバック制御のフィードバック量とが共に前記開度を小さくする値に設定されていた場合、前記第2のフィードバック制御のフィードバック量を初期化することを特徴とする車両の制御装置。
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